April 21, 2010
ちょっと気になって調べてみて、驚いた。
こんなこともあるんだな。
2010年4月19日、昨日のゲームでダグ・フィスターが6回までノーヒットに抑える好投をしたのだが、相手チームはボルチモアである。
Baltimore Orioles at Seattle Mariners - April 19, 2010 | MLB.com Gameday
そういえば、去年ウオッシュバーンは準パーフェクトをやったなぁと思いつつ、このゲームを見ていたが、試合後に調べて、まずひとつ驚いた。
2009年7月6日に、ウオッシュバーンがセーフコで9イニングを1安打ピッチング、つまり、準パーフェクトゲームを達成して、ESPNの2009年ア・リーグ ベストゲームの第6位にランクインしたりしたのだが、このときの対戦相手もまたボルチモアだったのである。(スタジアムも同じセーフコ)
Baltimore vs. Seattle - July 6, 2009 | MLB.com: Gameday
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年7月6日、ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンの鉄壁バッテリー、「準パーフェクトゲーム」達成!ウオッシュバーン初の「無四球試合」。9回1安打完封。
さらに、まだある。同じボルチモア相手にノーヒッターを達成しかかっただけなら、ボルチモアの打線が毎年湿っているとかなんとか説明されてしまいそうなものだが、実は、両方のゲームでノーヒッターを阻止したのが、同じ打者だったのだ。
ニック・マーケイキス。
ボルチモアの強肩のライトである。
ウオッシュバーンの準パーフェクトゲームでは、4回2死から、5球目の4シームをレフト前ヒット。レフトはランガーハンズ。
また、ダグ・フィスターのゲームでは、7回無死から、4球目のストレートをセンター前ヒット。センターはフランクリン・グティエレスである。
マーケイキスは2003年のドラフト1巡目(全体7位)でボルチモア入りした。アテネ五輪でギリシャ代表として投手も務めているように、元々カレッジ時代には投手と外野手、両方をやっていた。
強肩のライトであり、2008年の補殺数はメジャー1位の17、2009年は2位の13。ボルチモアのファンは、もし同時代にイチローがいなければ、オールスターのア・リーグのライトのスターターは、このマーケイキスになっていたかもしれないと思っているのかもしれない。
MLB 年度別補殺数1位・2位
2000 デイブ・マルチネス 15 アブレイユほか1名 13
2001 ラウル・モンデシー 18 ゲレーロ 14
2002 ロバート・フィック 21 ゲレーロほか1名 14
2003 リチャード・ヒダルゴ 22 ホセ・クルーズJr. 18
2004 リチャード・ヒダルゴ 14 アブレイユほか4人 13
2005 ジェフ・フランコーア 13 イチローほか4人 10
2006 ブラッド・ホープ 16 ジェフ・フランコーア 13
2007 ジェフ・フランコーア、マイケル・カダイアー 19(同数)
2008 マーケイキス 17 ハンター・ペンス 16
2009 ハンター・ペンス 16 マーケイキス 13
2010年 補殺ランキング
MLB Baseball Fielding Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN
捕殺数ランキングに載っているプレーヤーの大半はライトのプレーヤーである。メジャーにおけるライトのポジションが、補殺で観客を魅了する、という意味で、ある意味の守備の花形ポジションであることがよくわかる。守備位置が深く、補殺が容易ではないセンターはキャッチングが命だが、ライトのプレーヤーは、キャッチングに加え、強肩でなければ一流にはなれない。
イチローの名前が上のリストにちょっとしかないが、心配ない。理由はハッキリしている。
補殺12を数えた2003年、2004年には、ランキング3位、4位、2005年には補殺10で2位になっているし、そもそもイチローの強肩がメジャー全体に知れ渡ってしまってからというものは、試合を見ていればわかることだが、ことごとくサードを回るランナーが自重してしまって、ホームに突入してくれなくなってしまった(苦笑)これでは補殺を増やしようがない。イチローの補殺シーンを見たいのに、残念なことである(笑)
また、補殺が多いからといって、そのプレーヤーが全ての守備においてソツがないというわけではない。例えばゲレーロは送球や守備が粗いといわれ、ゴールドグラブをとったことがない。強肩はあくまで守備の一部であって、全てではない。
なにはともあれ、
次にノーヒッターにチャレンジするときは、マーケイキスにだけは注意しなければならない(笑)
こんなこともあるんだな。
2010年4月19日、昨日のゲームでダグ・フィスターが6回までノーヒットに抑える好投をしたのだが、相手チームはボルチモアである。
Baltimore Orioles at Seattle Mariners - April 19, 2010 | MLB.com Gameday
そういえば、去年ウオッシュバーンは準パーフェクトをやったなぁと思いつつ、このゲームを見ていたが、試合後に調べて、まずひとつ驚いた。
2009年7月6日に、ウオッシュバーンがセーフコで9イニングを1安打ピッチング、つまり、準パーフェクトゲームを達成して、ESPNの2009年ア・リーグ ベストゲームの第6位にランクインしたりしたのだが、このときの対戦相手もまたボルチモアだったのである。(スタジアムも同じセーフコ)
Baltimore vs. Seattle - July 6, 2009 | MLB.com: Gameday
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年7月6日、ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンの鉄壁バッテリー、「準パーフェクトゲーム」達成!ウオッシュバーン初の「無四球試合」。9回1安打完封。
さらに、まだある。同じボルチモア相手にノーヒッターを達成しかかっただけなら、ボルチモアの打線が毎年湿っているとかなんとか説明されてしまいそうなものだが、実は、両方のゲームでノーヒッターを阻止したのが、同じ打者だったのだ。
ニック・マーケイキス。
ボルチモアの強肩のライトである。
ウオッシュバーンの準パーフェクトゲームでは、4回2死から、5球目の4シームをレフト前ヒット。レフトはランガーハンズ。
また、ダグ・フィスターのゲームでは、7回無死から、4球目のストレートをセンター前ヒット。センターはフランクリン・グティエレスである。
マーケイキスは2003年のドラフト1巡目(全体7位)でボルチモア入りした。アテネ五輪でギリシャ代表として投手も務めているように、元々カレッジ時代には投手と外野手、両方をやっていた。
強肩のライトであり、2008年の補殺数はメジャー1位の17、2009年は2位の13。ボルチモアのファンは、もし同時代にイチローがいなければ、オールスターのア・リーグのライトのスターターは、このマーケイキスになっていたかもしれないと思っているのかもしれない。
MLB 年度別補殺数1位・2位
2000 デイブ・マルチネス 15 アブレイユほか1名 13
2001 ラウル・モンデシー 18 ゲレーロ 14
2002 ロバート・フィック 21 ゲレーロほか1名 14
2003 リチャード・ヒダルゴ 22 ホセ・クルーズJr. 18
2004 リチャード・ヒダルゴ 14 アブレイユほか4人 13
2005 ジェフ・フランコーア 13 イチローほか4人 10
2006 ブラッド・ホープ 16 ジェフ・フランコーア 13
2007 ジェフ・フランコーア、マイケル・カダイアー 19(同数)
2008 マーケイキス 17 ハンター・ペンス 16
2009 ハンター・ペンス 16 マーケイキス 13
2010年 補殺ランキング
MLB Baseball Fielding Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN
捕殺数ランキングに載っているプレーヤーの大半はライトのプレーヤーである。メジャーにおけるライトのポジションが、補殺で観客を魅了する、という意味で、ある意味の守備の花形ポジションであることがよくわかる。守備位置が深く、補殺が容易ではないセンターはキャッチングが命だが、ライトのプレーヤーは、キャッチングに加え、強肩でなければ一流にはなれない。
イチローの名前が上のリストにちょっとしかないが、心配ない。理由はハッキリしている。
補殺12を数えた2003年、2004年には、ランキング3位、4位、2005年には補殺10で2位になっているし、そもそもイチローの強肩がメジャー全体に知れ渡ってしまってからというものは、試合を見ていればわかることだが、ことごとくサードを回るランナーが自重してしまって、ホームに突入してくれなくなってしまった(苦笑)これでは補殺を増やしようがない。イチローの補殺シーンを見たいのに、残念なことである(笑)
また、補殺が多いからといって、そのプレーヤーが全ての守備においてソツがないというわけではない。例えばゲレーロは送球や守備が粗いといわれ、ゴールドグラブをとったことがない。強肩はあくまで守備の一部であって、全てではない。
なにはともあれ、
次にノーヒッターにチャレンジするときは、マーケイキスにだけは注意しなければならない(笑)