May 19, 2010

某巨大掲示板にこんなデータがあった。

見ていて気が滅入るようなデータでもあるが、マスメディアでは誰も作らないような個性があるデータ、つまり、魅力的なデータだと思う。このまま埋もれさせてしまうには惜しいので、転載し、貴重な記録としてサイト上に残しておくことにした。
今年のシアトルが、いかにアンバランスかということが、哀しいくらいによくわかる。
(書き込みをしたID:nKKUN3Ke氏に感謝を申し上げたい。なお、元の書き込みから、ラベル部分を一部訂正してある。というのも、ブログというのはカラム幅に制約があるからである。左右の幅を少し狭くし、見やすくしてある)


523 名前:名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2010/05/18(火) 15:30:30 ID:nKKUN3Ke

01チーム安打1637(2) イチロー安打242(14.78%)
02チーム安打1531(4) イチロー安打208(13.58%)
03チーム安打1509(9) イチロー安打212(14.04%)
04チーム安打1544(6) イチロー安打262(16.96%)
05チーム安打1408(27) イチロー安打206(14.63%)
06チーム安打1549(10) イチロー安打224(14.46%)
07チーム安打1629(3) イチロー安打238(14.61%)
08チーム安打1498(10) イチロー安打213(14.21%)
09チーム安打1430(20) イチロー安打225(15.73%)
10チーム安打281(28) イチロー安打56(19.92%)←(38試合消化時点)

ブログ側注
左より、チーム総安打数、チーム総安打数の30球団における順位、イチローの総安打数、イチローの安打数がチーム安打数に占めるパーセンテージ


面白いことに、イチローが打つヒット数というのは、ほぼチームの安打数の15%前後という数値におさまっていてきている、ということが、まず面白い。

上のデータでシアトルのチームヒット数のMLBランキングを見てもわかるとおり、シアトルがいつもいつも貧打のチームだったわけではない。どんなチームでもそうだろうが、打てるシーズン、打てないシーズン、いろいろなシーズンがある。
同じように、イチローにも、2004年のような超爆発するシーズンもあれば、ほどほどのシーズン(もちろん、それでも200本打ってしまうわけだが)もあり、いろいろである。

では、チームがものすごく打てるシーズンは、イチローのヒット数も多くなるという傾向にあるか? というと、完全に比例関係にあるとまで言えるほどの関連性はない。シーズンごとのイチローの好不調の波は、けしてチームの好不調とは一致しない。

にもかかわらず、どういうわけかメジャー移籍以降のイチローの安打数はいつも、チームの総安打数の15%前後という範囲におさまってきた。


ところが、だ。

今年2010年にかぎっては、
いまのところイチローがチームの安打数の約20%を占めている。こんなシーズンはこれまでになかった。イチローがチームの安打の5本に1本を打っているのである。

試合サンプル数が少ないという意見もあると思うが、現状の傾向や、打者の調子の推移をおおまかに見る限り、今後、イチロー以外の選手においてヒット数が大きく増えていく傾向が見られるかというと、残念ながら、そんな気配はまるっきりみられないので、いまの傾向、つまり、「イチローがチーム内で例年にない割合のヒット数を記録してしまう可能性」は大きい、と言わざるをえない。

2001年から2009年にかけて、さまざまな選手がやってきて、去っていき、監督もGMも何人か変わったが、これほどアンバランスな状態になったのは、今年2010年が初めてなのである。







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