August 08, 2010
以下に話をしようとしているのは、日本に逃げ帰ったダメ捕手城島がどうやら今シーズン何度も披露(笑)しているらしい「カウント2-2からのピッチアウト」の話なのだが、
まず「ピッチアウト Pitchout」という野球用語のよくある間違い、という話からしなければならない。
「ピッチアウト」と「ウエスト」は意味が全く違う用語だが、非常にたくさんの野球ファンがこの2つを混同して使っている。
特に多いのは、「ピッチアウト」と表現すべきケースなのに「ウエスト」という言葉を使って表現するたぐいの間違い。
例えば「盗塁を阻止するために、投手にウエストさせた」というのは間違った用法であって、「盗塁を阻止するために、キャッチャーが立ち上がってわざとアウトコース高めにボールをはずす行為」は、「ピッチアウト」で、「ウエスト」ではない。
ピッチアウト Pitchout
ランナーズ・オン、つまり塁上にランナーのいる状況で、投手がバッターのバットの届かないアウトハイなどに意図的に投球し、キャッチャーが捕球後にすぐに送球できる態勢にするプレー。目的は、攻撃側の「走者の足を使って進めるプレー」、例えば盗塁、エンドラン、スクイズなどを阻止することだ。
ちなみに、表記上のささいなことだが、ピッチアウトは、Pitchoutと1語で表現するのが基本の言葉であり、pitch outと2語に分けたり、pitched outと過去分詞の形にするのは、表記バリエーションに過ぎない。
ウェイスト waste a pitch または waste pitches
和製野球英語でいう「ウエスト」は、「ピッチアウト」と意味がまったく違う。
0−2、つまり、ノーボール2ストライクなどの投手有利カウントで「敢えてボール球を投げて、故意にカウントを浪費すること」こと。つまり日本の野球用語でいう「見せ球」とか「捨て球」といわれる投球が、「ウエスト」である。
wasteは「浪費する、無駄にする」という意味の言葉であり、また発音も本当は「ウエスト」ではなく、「ウェイスト」と二重母音であり、例えば「西」を意味するwestと、wasteは発音が異なる。(単語の最後にeがついているからには二重母音になる。日本の高校生でも知っている。)また、waste pitch(ウェイスト ピッチ)と表現されるよりも、waste a pitch または waste pitches と表現されることが多い。
まず「ピッチアウト Pitchout」という野球用語のよくある間違い、という話からしなければならない。
「ピッチアウト」と「ウエスト」は意味が全く違う用語だが、非常にたくさんの野球ファンがこの2つを混同して使っている。
特に多いのは、「ピッチアウト」と表現すべきケースなのに「ウエスト」という言葉を使って表現するたぐいの間違い。
例えば「盗塁を阻止するために、投手にウエストさせた」というのは間違った用法であって、「盗塁を阻止するために、キャッチャーが立ち上がってわざとアウトコース高めにボールをはずす行為」は、「ピッチアウト」で、「ウエスト」ではない。
ピッチアウト Pitchout
ランナーズ・オン、つまり塁上にランナーのいる状況で、投手がバッターのバットの届かないアウトハイなどに意図的に投球し、キャッチャーが捕球後にすぐに送球できる態勢にするプレー。目的は、攻撃側の「走者の足を使って進めるプレー」、例えば盗塁、エンドラン、スクイズなどを阻止することだ。
ちなみに、表記上のささいなことだが、ピッチアウトは、Pitchoutと1語で表現するのが基本の言葉であり、pitch outと2語に分けたり、pitched outと過去分詞の形にするのは、表記バリエーションに過ぎない。
ウェイスト waste a pitch または waste pitches
和製野球英語でいう「ウエスト」は、「ピッチアウト」と意味がまったく違う。
0−2、つまり、ノーボール2ストライクなどの投手有利カウントで「敢えてボール球を投げて、故意にカウントを浪費すること」こと。つまり日本の野球用語でいう「見せ球」とか「捨て球」といわれる投球が、「ウエスト」である。
wasteは「浪費する、無駄にする」という意味の言葉であり、また発音も本当は「ウエスト」ではなく、「ウェイスト」と二重母音であり、例えば「西」を意味するwestと、wasteは発音が異なる。(単語の最後にeがついているからには二重母音になる。日本の高校生でも知っている。)また、waste pitch(ウェイスト ピッチ)と表現されるよりも、waste a pitch または waste pitches と表現されることが多い。