August 10, 2010

なんという「行き当たりばったりで、優柔不断で、遅すぎる監督交代」だろう。


シアトル・マリナーズが、監督ワカマツ、ベンチコーチのバンバークレオ(元西武のプレーヤーでワカマツと同時期にオークランドの打撃コーチ)、投手コーチのリック・アデア、コンディショニングコーチのスティーブ・ヘクトをクビにした。
ワカマツの臨時の後任は、マイナーを4年間指導してきたダレン・ブラウン。ベンチコーチの後任は、タコマの捕手コーディネーターだったロジャー・ハンセン(元オリックスの人)。
シアトルはすでに、野球よりフットボールの実績のほうがよほどあるという不可解な打撃コーチのアラン・コックレルを解任して、マイナーの打撃コーチだったアロンゾ・パウエル(90年代に中日で3年連続首位打者)を後任にあてている。
だから、これでシアトルはタコマから指導スタッフをそっくりメジャーに上げてきたような形になる。

Mariners replace Wakamatsu with Brown | Mariners.com: News

最近監督を変えたボルチモアのショーウォルター新監督がエンゼルスを鮮やかに3タテした好例を見たばかりだ。
打撃はいいが投手がダメなことでMLBファンに有名なボルチモアだが、そのボルチモアの3人の先発投手が、3人が3人とも、見違えるような切れのいいピッチングをみせたのだから、野球のようなチームスポーツにおいては選手の発揮する力というものは、オーケストラと同じで「指揮者」によって大きく変わることがあることがよくわかるのである。


なぜシアトルと無能GMズレンシックは「どうせ交代させるとわかっているダメ監督」をクビにするだけの簡単な作業なのに、もう少しマシなやり方、スマートなやり方ができないのだろう、と思う。


先日、たしか先週の火曜日に無能GMズレンシックは現地の記者に
「ワカマツを解任しないのか?」と質問されて
「今は彼が監督だ、ごにょごにょごにょ」とか、あたかも今シーズン中は解任しないふうなナマ返事をしていたはずだ。
それが、誰から「ワカマツをクビにするように言われた」か知らないが、二枚舌の根も乾かないうちに、そして後任もしっかり決めてもないのにワカマツをクビにするのだから、呆れかえってモノがいえない。

どうせマリナーズのことだから、次の監督の目星もつけてないのだろう。ボルチモアのファンに怒られるが、ボルチモアでさえできるのに、なぜシアトルにはできないのだ。
ずっとマイナーの監督だった人間を代理監督にもってくるような、この「慌てふためきぶり」
最初にクビになったのは打撃コーチのアラン・コックレルダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年5月10日、打撃コーチ解雇についてのいろいろな反応。
そして、ワカマツ、バークレオ、アデア。
以前、マイク・ハーグローブが辞任したときは当時のベンチコーチだったマクラーレンが臨時監督になって、翌年の開幕も監督をやったわけだが、今回は監督・ベンチコーチ・投手コーチまとめて解任だから、責任の重さが違う。


なぁ、ズレンシック。
はやく決断力のカケラもないアンタ自身が辞任しろ。

「このチームが向かうべき方向に向かっていなかった」だの解任を説明したらしいが、その元の原因を作ったのは、あなた自身だ。








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