August 30, 2010

今シーズンはもう新監督バック・ショーウォルター率いる新生ボルチモアの記事を何度も書いてきたわけだが、8月のボルチモアはとうとうあと2試合(エンゼルス最終戦とボストン初戦)を残して、15勝11敗と、4つも勝ち越している。
2010 Orioles Schedule | orioles.com: Schedule

地元紙ボルチモア・サンによると、もしオリオールズがエンゼルスとの第3戦に勝って月間の貯金を5とすると、「2008年6月以来の月間5勝以上の勝ち越し」になるらしい。
Orioles claim winning August with 5-0 victory over Angels - baltimoresun.com

ちなみに、シアトルはエンゼルスをビジターでスイープしたことが一度もないと思う。たしか2009年5月に先発オルソン、捕手キロスの相性最悪バッテリーで、せっかくの「敵地スイープのチャンス」を逃した苦い記憶があるのだが、当時シアトルの地元紙で「敵地スイープはしたことがない」という報道があったような記憶がある。
今日のアナハイムでは、エンゼルスと同地区のシアトルですら一度も達成してない「アナハイムでのエンゼルスのスイープ」にボルチモアがチャレンジするのだから、もし達成しようものなら、これはシアトルファンにとっても、ちょっとした「事件」である。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年5月31日、通算CERA5.51のキロスは6回裏以降「城島そっくり」の大炎上ぶりで、LAAスイープを逃した。

2009年5月31日のシアトル対エンゼルス戦の公式記事
Game Wrapup | Mariners.com: News

2009年5月のシアトルのスケジュール
2009 Mariners Schedule | Mariners.com: Schedule


昨日8月28日のボルチモアとアナハイムの第2戦では、あろうことか、ここまで2勝13敗と最悪の成績で、今シーズンの大戦犯である元テキサスのヴェテラン投手ケビン・ミルウッドが、なんと右打者を並べたエンゼルス打線を8回無失点に抑えて勝ち投手になった。
昨日までの彼の登板ゲームは8連敗で、全部がミルウッドに負けがついたわけではないが、それでも8試合のうち6ゲームで彼に負けがついていて、8ゲーム合計の失点は31点もある。
地元紙ボルチモア・サンは、その大戦犯ミルウッドが「これまで先発登板した16ゲームのうち、12ものゲームで、初回に複数の失点をしていた」ことを紹介した上で、ミルウッドが「エンゼルスを初回無失点に抑えた」どころか、「8回まで無失点に抑えて、無事にマウンドを降りた」そのことに、かえって驚いていた。

地元紙さえ驚くのも無理もない。

シーズン前にボルチモアがミルウッド獲得を発表したときメディアでは「打者有利のアーリントンで投げてまずまずの成績をおさめていたヴェテラン投手だけに、カムデンヤーズでならそこそこの好成績をおさめてくれるに違いない」なんていう甘い論評が多かった。
だが、実際にフタを開けてみれば、ミルウッドは防御率5.34で、2勝13敗と最悪。既に26本もホームランを打たれて、これは既に彼自身のキャリアワースト・タイ記録になっている。
期待を裏切ったミルウッドのこの酷い成績が今シーズンのボルチモアの低迷の大きな要因のひとつになったわけだが、このミルウッドにさえもひと仕事させるとは、ショーウォルターはどんな魔法を使ったのだろう。それとも今シーズンのエンゼルス打線がよほど酷いだけなのだろうか。
Kevin Millwood Stats, News, Photos - Baltimore Orioles - ESPN


いずれにしても今日のボルチモアのゲームは、ちょっとした「記録のかかったゲーム」なのだ。


ちなみに。

監督ワカマツのクビを切ったシアトルは、9日にワカマツ解任した後は8勝9敗と、勝率は5割を越えていない。(8月はここまで11勝13敗)
また、8月21日からの8ゲームは特に1勝7敗と、わずか1勝しかしていない。
2010 Mariners Schedule | Mariners.com: Schedule

監督を変えて成績が向上したボルチモアに対して、監督をクビにしても新監督が決まらず、臨時の代行監督でお茶を濁して、しかも成績低迷に変化の少ないシアトル。
もちろんワカマツは解任されるのが当然の能力不足の監督だと思う。だが、その後の成績をみればわかるように、シアトルの病巣がワカマツだけなわけがないのは、火を見るより明らかである。






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