October 18, 2010

長い文章を読む根気の無い人のために、「結論」を先に書いておく。

こんな、誰でもわかって当たり前、起きて当たり前の「人災」など、時間をかけて書いても疲れるだけだが、こんなブログを始めた行きがかり上、しょうがない。
こんなわかりきった話より、ロイ・ハラデイリンスカムの投げ合いとか、ロン・ワシントンがGame 1の逆転負けから自分らしさを取り戻してヤンキースを叩いたGame 2の話、フィラデルフィアのGame 2、9回のラウル・イバニェスの見事なダイビング・キャッチの話でもしていたいものだ。
城島のような捕手がメジャーでまったく通用しなかった理由くらい、こういう逆転負けでCS敗退が決まった最悪のゲーム(またはレギュラーシーズンの優勝の可能性が無くなった横浜・村田の逆転3ランとか)を見れば、誰でも理解できるのが当たり前であって、議論などまったく必要ない。
横浜・村田の逆転3ランについてのブログ記事
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月30日、逆転3ランを打った村田が「なぜ、あれほど勝負のかかった場面で、高めのクソボールを強振できるのか?」についてさえ、何も書かない日本のプロ野球メディア、野球ファンの低レベルぶり。

セ・リーグのポストシーズンの最初の行方を決したゲームだが、次の(2)実戦編で詳しく書くが、イニングに入る前からダメ捕手城島の配球パターンは決まっていた
昔なら腹を抱えて笑うところだが、今は、ただ冷ややかに笑うだけだ。まるでオセロの駒か座布団でも裏返すように、8回と9回で、単にパターンを裏返しただけの「お好み焼き配球」(笑)。キャッチャーがこんなボーンヘッドをしでかしているのに、「打たれるのは投手のせい」とか言い続けている人がいたら、それはただの印象操作か、ただの馬鹿だ。


まず8回の配球はこうだ。
まず、ストレートを1球だけ見せておく。で、2球目以降、ひたすら、アウトコース低めのフォーク、フォーク、フォーク(笑)」たったこれだけ(笑)

ラミレスに対する配球「だけ」がコレだと思っている人だらけだが、巷の野球ファンは見る目がないねぇ(笑)
甘い、甘い(笑)この配球は、このイニングの先頭打者脇谷、2人目の坂本から始まって、挙句の果てに、ラミレスに逆転タイムリーを浴びたにもかかわらず、すぐ次の打者阿部に至るまで、「このイニングの6人の打者全員にまるで同じ配球」をしてる(爆笑)
この話、信じられない人は、一度この合計6人分の配球を「自分の目」でデータを確かめてくるといい。5分もかからずに、このブログの言ってることがわかるし、また、いかに「自分がいかにゲームを見てないか」もわかる。

9回は、8回と逆。
まずフォークを2球ほどみせておく。それからストレート、ストレート、ストレート」(笑)
いや、もうね(笑)何も言う言葉がみつからない。


チリの落盤事故から生還した人たちの歓喜の歌は、「チ!チ!チ! レ!レ!レ!」だったが、城島のは「フォーク!フォーク!フォーク!(8回)、ストレート!ストレート!ストレート!(9回)」だ(失笑)

ゲームログ
Yahoo!プロ野球 - 2010年10月17日 阪神vs.巨人 一球速報


仮に、あなたが野球で金を稼ぐプロの打者だとする。

もし、大事なゲームの、あるイニングで、相手チームのキャッチャーが「そのイニングの打者全員に、まったく同じ配球をしてくる」とわかっているとしたら、あなたなら、どうする。
まして、それが、ポストシーズンのあるステージの勝ち負けを決定するゲームの、それもゲーム終盤の8回、9回だとしたら?

ブログ主なら、絶対にスタンドにホームランを放り込んで、ヒーローになる。野球がメシの種なのだ。当然である。わかっている球が打てないくらいなら、野球など辞めたほうがいい。



このゲームの細かい点は(2)実戦編にゆずるとして、その前に、2つ、頭にいれておくべきことがある。
1)阪神のポストシーズンのチーム打率が、レギュラーシーズンより大きく降下したこと。一方で、巨人のチーム打率が上がったこと
2)阪神・藤川球児の持ち球は、ストレートとフォークしかないこと

1)の事態が予想された理由は、関連する現、関連する現象(セ・リーグの上位球団と下位球団の格差)なども含め、このブログで既に何度も書いている。
阪神のレギュラーシーズンの異常に高すぎるチーム打率が「ロクにスカウティングしない下位球団」を打ちこんだだけのものなので(打者によって得意とする下位球団は多少違う。城島、ブラゼルなら横浜、マートンならヤクルトだ)、強豪同士の対戦になるポストシーズンになれば阪神の打撃は急激に低迷することは簡単に予測できる。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年10月3日、格差社会そのもののセ・リーグの球団格差と、まやかしの打力を生み出す、遅れた日本のスカウティング・システム。

また、巨人というチームは、プロ野球セ・リーグで阪神・ブラゼルの弱点の洗い出しに最初に成功したチームであり、ポストシーズンでの対阪神戦でも、巨人のスカウティング能力の高さ(と、いっても「日本のチームにしては高い」という程度のレベルだが)をいかんなく発揮して、阪神打線を沈黙させる、という予測もできた。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月30日、逆転3ランを打った村田が「なぜ、あれほど勝負のかかった場面で、高めのクソボールを強振できるのか?」についてさえ、何も書かない日本のプロ野球メディア、野球ファンの低レベルぶり。


また、2)の藤川球児の持ち球についてだが、ボストン・レッドソックスの優秀なクローザー、ジョナサン・パペルボンの最近の権威の失墜ぶりと非常によく似た現象が、藤川球児にもあると考えている。

メジャーのゲームを見ない人にはわからないかもしれないが、ジョナサン・パペルボンは最近ストレートを狙い打ちされ、長打されるようになってきて、スプリット(日本でいうフォーク)を多投するようになりはじめた。
パペルボンは、いわゆる「打者、特に弱いチームの打者を見下ろす(みおろす)ような雰囲気で自慢の速球を投げこんでくるタイプ」の強気なクローザーだったが、よくよく見ると、今までも速球のコントロールは別にそれほど良いわけでもなかった。
だが、ボストンの強力打線にバカスカ打たれまくって、守備ばかりさせられて心の折れかかった負けチームの最終回の打者は、どうしても投げやりなフリースインガーだらけになりがちだ。彼らは、パペルボンの速球にまるで目が追いついていってないクセに、ボール球でもなんでも、やたらと強振してくれる。
だから、ちょっと前のパペルボンは、面白いように三振をとれた。

それが、どういうものか最近、事情が違ってきた。各チームの打者がパペルボンのボールになる速球を見切れるようになりはじめ、また、ストレートを打ち返せる打者が増えてきた

きっかけを作ったのがどのゲームか、ハッキリ思い出せないのだが、ボストンを大の苦手にしてきたボルチモアがバック・ショーウォルターを新しい監督にしたばかりの頃、9回にパペルボンを打ち崩して逆転勝ちしたゲームがきかっけだったように思う。あのゲームを境に、「パペルボン神話」というか、彼のクローザーとしてのカリスマ感は失墜していった

こうなると、変化球の持ち球の種類が少ないパペルボンは追い込まれていく。
最近のパペルボンは「打者にストレートを狙われている。投げる球がない」と感じると、スプリットを投げてくるようになった。ああなっては、やはり「クローザーとしての権威」は何ランクも落ちる。

最近のパペルボンの弱気さは、ヤンキースのマリアーノ・リベラと比べると、よくわかる。
リベラは、たとえイチローにサヨナラ2ランを浴びようが何をしようが、結局は、平然と自分の得意球カットボールをインコースに投げこんでくる。(ただ、もっと詳しいことをつけ加えておくと、最近のリベラは「ここは絶対カットボールだろう」という場面で、わざと4シームを投げたりするようにはなっている。けして昔と同じように自信満々たっぷりで投げているわけではない)
クローザーは「打者に舐められだしたらオシマイ」。そのことをパペルボン以上によくわかっているのが、リベラだ。


もし、パペルボンが、キャッチャーから、「あっさりポストシーズン敗退する阪神の正捕手さん」のような「全部の打者に、まったく同じ配球をするように要求」されたら、どうなるだろうか。


まず打者は、いくらピッチャーがパペルボンでも、バカスカ打つ。それがいくら弱小球団の下位打線の打率2割しかないような打者であっても、打つ。それがメジャーという場所の、日本のプロ野球にない怖さ、レベルの高さだからだ。
また、パペルボンはパペルボンで、「おまえ、クローザーの俺を舐めてるのか?」と怒りまくるだろう。クローザーはセットアッパーとは違う。
クローザーは抑えて大金をとっている。「どう考えてもプロのバッターを抑えられっこない、酷い配球」をしつこく要求してくるキャッチャーなど、あきらかにクローザーにとっては営業妨害だ。「全部の打者に同じ配球をするような手抜きキャッチャー」は、「クローザーの邪魔なだけ」だ。
もしそんなキャッチャーと組まされ続ければ、パペルボンも、フェリックス・ヘルナンデスや、エリック・ベダードや、ジャロッド・ウオッシュバーンのように、「自分の営業を邪魔しないキャッチャー。手助けてくれるキャッチャー」を指名するようになるかもしれない。


と。いうか、だ。

ひとつのイニングで、
6人も7人もの打者にまったく同じ配球?

そういう馬鹿馬鹿しすぎる話題について
「ありえる」とか、「ありえない」とか、
そういう議論自体、ありえない。



「ありえなさすぎる」レベルの馬鹿。
まさに地球サイズ
まさにプライスレス人災だ。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年10月17日、イニングに入る前から「そのイニングの全打者に対する配球をあらかじめ『ひとつ』に決めきって」、結果、ボコボコに打たれて逆転負け、ポストシーズン敗退というダメ捕手城島の想像をはるかに越えたダメリード。(2)実戦編 に続く。







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