November 02, 2010

The 2010 Fielding Bible Awardsが決まった。栄えある受賞者は以下の9人。カール・クロフォード(86ポイント/2位)、アルバート・プーホールズ(76ポイント/2位)が落選したりで、去年とは6人が入れ替わり、顔ぶれが変わった。

1B Daric Barton, Oakland
2B Chase Utley, Philadelphia
3B Evan Longoria, Tampa Bay
SS Troy Tulowitzki, Colorado
LF Brett Gardner, New York
CF Michael Bourn, Houston
RF Ichiro Suzuki, Seattle
C  Yadier Molina, St. Louis
P  Mark Buehrle, Chicago White Sox


Fielding Bible Award 2010 受賞者リスト

Fielding Bible Award 2010 全投票者と、その投票内容


参考までに、これが2009年の受賞者。
太字の3人が2010年の連続受賞

The 2009 Fielding Bible Awards

1B Albert Pujols, St. Louis
2B Aaron Hill, Toronto
3B Ryan Zimmerman, Washington
SS Jack Wilson, Pittsburgh and Seattle
LF Carl Crawford, Tampa Bay
CF Franklin Gutierrez, Seattle
RF Ichiro Suzuki, Seattle(93ポイント)
C  Yadier Molina, St. Louis
P  Mark Buehrle, Chicago


ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年10月31日、2009年Fielding Bible賞にみる「キャッチャーに必要な能力の新スタンダード」。ロブ・ジョンソン、キャッチャー部門9位にランクイン。


イチローの受賞は、2006年、2009年に続き、今年2010年の受賞で、2年連続3度目
調べてないが、たぶん3回受賞しているのは、受賞が当たり前のようになっているヤディア・モリーナ以外に、クロフォード、プーホールズ、イチローくらいだと思う。
この賞は、各リーグから一人ずつ選ばれるゴールドグラブと違って、ひとつのポジションについて両リーグで1人しか選ばれないだけに、価値ある受賞である。基本的に前年受賞したからといって翌年の受賞が保証されるわけでもなんでもないから、3度受賞するのは容易なことではない。この賞が創設されて今年で5年。その5年間で3回受賞しているのが、イチローである。
この賞は毎年10票の投票(=9人の投票者とデータ)で決められるが、2009年にイチローが獲得した1位票は5票だったが、今年は6人がイチローに1位票を入れており、1人増えた。
Winning his second consecutive Fielding Bible Award, third career win, Suzuki made three home-run-saving catches last year, saving five runs for the Mariners.(受賞者へのコメントより)


それにしても、去年受賞したシアトルのジャック・ウィルソンが、今年あれだけケガで休んでばかりいたにもかかわらず、今年もショート部門5位(39ポイント)に入っているのが、まったくもって意味不明だと思う。
例えばセイバー親父の大御所Bill Jamesなどは、ジャック・ウィルソンをショートの2位に、守備に関してはセイバー親父の親玉といえるJohn Dewanも3位に挙げているが、どうも何か勘違いしているとしか思えない。(他の投票者は全員が6位以下か、下手をすると10位以下の圏外)

Fielding Bible派がゴールドグラブを批判する場合に、よく「毎年のように同じようなメンバーが慣例で選ばれがち」というような意味の批判をするわけだが、ゲームにたいして出てもいないジャック・ウィルソンに高評価を与えているようでは、そういう批判は絵空事になるし、Fielding Bible Awardの名も上がらない。
賞の創設時の意義からいって、この賞は過去の実績の年功より、それぞれの年の守備貢献度だけをデータ的に計測などして目に見えやすい形で選ばれるべき賞であって、「お年寄りが、長年の自分のお気に入りプレーヤーに自分で投票して、その結果を人に見せて喜ぶ自己満足の見せびらかし、ではない」はずである。賞を創設してたった5年で腐るようなことでは彼らの批判するゴールドグラブと変わりない。
同じような意味で、フランクリン・グティエレスも、今年はセンター部門の2位(75ポイント)だったが、あの2010年の並以下のバッティング内容で受賞していたら、「Fielding Bible Awardも、ちょっと、な」、と考えただろう。


これからのFielding Bibleは、出場試合数が多くなく、バッティングが最悪な守備要員でも、ただ守備さえよければ賞の上位に選出してしまうつもりなのか。賞として、選考基準にちょっと今後に課題を残した感じがしないではない。






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