April 10, 2011

たくさんのイベントが用意され、せっかく盛り上がるはずだった開幕ゲームのハッピーなムードをぶち壊しにした2人の出来損ないのジャック、すなわち、ジャック・ウィルソンジャック・ズレンシックに対して、開幕を楽しみにしてきたファンと、監督エリック・ウェッジ、チームメイトに対する、きちんとした謝罪のステートメントを要求する。


ブログ主が聞きたいのは、「今後はチームに貢献できるように努力する」だのなんだのという、よくある軽いエクスキューズではない。
必要なのは、明確な「アイム・ソーリー」だ。
欧米人は謝らないのが普通だ、だの、なんだの、そういう屁理屈はまったく必要ない。

もし、ジャック・ウィルソンが謝罪できない、謝罪したくないというのなら、もはやゲームで使う必要はまったくない。
もちろん、たとえ謝罪したとしても、ジャック・ウィルソンを即時トレードしても、なんら、さしつかえない。まったく問題ない。

自分が重大なミスをしてゲームを壊しておいて、しかも、ミスをした自分のほうからゲームを離脱するなど、もってのほかだ。さらに、経緯に関して嘘をついた挙句に、ゲームに出たいだのなんだの、言語道断、もってのほか。ファンを馬鹿にするのも、たいがいにしてもらいたい。

まず謝罪。話はそれからだ。



この不祥事が起こる原因を作ったのは、はっきり、
GMズレンシックだ。



理由は、2つ。

第一の理由は、ズレンシックが、あらゆる点で期待はずれだったジャック・ウィルソンを、獲得に責任のあるGMとしてきちんと処分しようとしないどころか、むしろ、セカンドへのコンバートなどという中途半端な形でスターターに温存して、ジャック・ウィルソンを甘やかし、慢心させたことだ。

ジャック・ウィルソンはこれまで、ケガばかりのスペランカーであり、ロクにゲームに出ていない。ショートの守備は平凡だし、打撃面も期待できない。
にもかかわらず、ズレンシックは、2010年冬にまったく同じショートのポジションに、まったく同タイプ、守備専ショートのブレンダン・ライアンを獲得してきた。
このことにより、マリナーズのペイロールの無駄遣いはさらに加速した。同じポジションに同タイプのプレーヤーは2人いらないのは当然だ。だから、ライアンを獲得したのならジャック・ウィルソンのほうはスタメンから干して追い出すか、トレードの駒にするか、なんらかの手段で処分するしかなかったはずだ。

一方、2010年には既に、フィギンズが二塁手としては並以下の守備しかできないことはわかっていた。
にもかかわらず2010シーズンは、セカンドからサードにコンバートされていたホセ・ロペスと、二塁手のつとまらないフィギンズの守備位置を、2人とも元に戻すアイデアも実行することなく、ズレンシックは頑固にフィギンズを二塁手に固定したまま、シーズン100敗を喫した。
なのに、2010年のシーズン終了後にズレンシックのやったことといえば、セカンド守備をやるという前提で自分が獲得してきたショーン・フィギンズの「本職である三塁手に戻りたい」というわがままを聞いてやるという愚策だった。
その結果、セカンドをフィギンズに譲ったホセ・ロペスの最後の砦となっていたサードのポジションは、あっけなく、わがままし放題のフィギンズのものになってしまうことになる。
ホセ・ロペスは、もともと二塁手だっただけに、彼をセカンドに戻して使うアイデアも可能だったが、なんとズレンシックのやったことといえば、もともと二塁手だったロペスの放出だった。

こうして、GMジャック・ズレンシックは、ショーン・フィギンズとジャック・ウィルソン、この高給取りの2人に馬鹿げた処遇を与え続け、甘やかし続けた。
ズレンシックが多くのペイロールと選手を犠牲にして獲得してきた2人が、2人して、守備も、打撃も、両方が度をこして期待はずれだったことにあるのは明白だったにもかかわらず、ズレンシックは問題の核心をわざと避けて通るように、とことん彼らのわがままを聞いてやるような馬鹿な真似をしたのである。

結果、セカンドのポジションは、結局、控えのユーティリティプレーヤーとしてズレンシックが獲得してきた二塁手のできるピークが過ぎたアダム・ケネディでも、期待の若手のダスティン・アックリーの育成に使うでもなく、なんとショートの守備しか実績のないジャック・ウィルソンにくれてやることになった。
馬鹿としか、言いようがない。ジャック・ウィルソンには、セカンドをやることで不平不満を言う権利そものがないことは、こうした経緯から誰の目にも明らかだ。


第二の理由は、2010年のショーン・フィギンズ打順降格事件で、まったく毅然とした対応をとらず、むしろ、悪しき前例を作ったことである。
当時のショーン・フィギンズは(今年もそうだが)、あまりにも打撃が酷いために、9番に打順を降格させられ、それが不満で、ゲーム中のダグアウトで監督と揉め、2人して揉めている様子がテレビカメラを通じて放映される、などという馬鹿なことをしたプレーヤーだが、この不祥事をきちんととがめて処罰しておかないから、こういうことになる。

そのフィギンズ、今年も既に「あるまじき最悪の打撃成績」になっている。フィギンズの今後の処遇についても、来るべきときが来たら、つまり、あまりに結果が出せないようなら、打順を降格させるなり、スターターからはずすなりという降格処分を、今度こそ、躊躇なく実行すべきだ。

監督ワカマツがクビになったこと自体は指導力や経験の不足からくるもので、それ自体はしかたがない。だが、いくら経験不足の監督であっても、監督という管理職をまかせた以上、GMの役職にある人間は、監督としての立場とプライドを守ってやる責任と義務がある。

今回のジャック・ウィルソン事件でも、ズレンシックは"Eric is the manager, and he's in charge,'' (Chuck Stark: Wilson, Wedge add controversy to Opening Day » Kitsap Sun)と、去年のショーン・フィギンズ事件のときに、監督ワカマツについて言っていたのとまったく同じことを言っているが、ズレンシックのこういう言葉がまったく信用ならないものであることは、彼がフィギンズを全く処罰しない一方で、監督ワカマツは、自分のチームコンセプト大失敗の責任をおっかぶせるようにクビにしたことで明らかだ。

監督キャリアのないワカマツは、監督を大事にしないチームの酷い扱いに膝を屈したが、エリック・ウェッジは違う。次のゲームでラインナップ・カードにジャック・ウィルソンの名前を書かないかったのである。
ウェッジがスターターからジャック・ウィルソンをはずすことで、明確に処罰の姿勢を示したことを、このブログは強く支持する。スターターに絶対に戻すべきではない。


もし、今回のジャック・ウィルソン事件がきちんと処理できなかったときは、GMジャック・ズレンシックは即時辞任すべきだと考える。



Mariners' Eric Wedge: Jack Wilson's actions 'unspeakable' | Mariners.com: News
エリック・ウェッジ「ジャック・ウィルソンの振る舞いには、呆れてモノが言えない」(マリナーズ公式サイト)

Seattle Mariners Blog with Shannon Drayer - Mariners Blog - MyNorthwest.com
(ブログ注)このシャノン・ドライアーの記事は、まず、ジャック・ウィルソンが自らゲームを降りた4月6日の水曜に一度書かれ、2日後の4月8日金曜にジャック・ウィルソンのほうから事態の収拾を狙って少数の記者だけを集めて、自ら語ったインタビューについての部分を追加する形になっている。ジャック・ウィルソンの態度が、この数日でどう豹変したかを読み取るには非常に都合がいい。

Mariners Blog | Mariners had better get this Jack Wilson thing under control fast | Seattle Times Newspaper
「マリナーズはジャック・ウィルソンの事態を早急に収拾すべき」(シアトル・タイムズ)

Mariners must rid themselves of Wilson | MORE TOP SPORTS - The News Tribune
「マリナーズはウィルソン事件を克服すべき」
(The News Tribune)

Mariners can't keep Jack Wilson; Eric Wedge shows he's in charge - Blog - MyNorthwest.com
「マリナーズはウィルソンをチームに置いてはおけないだろう。エリック・ウェッジは指揮官が自分であることを示した」
(MyNorthwest.com)

Jack Wilson situation takes another turn following Mariners loss | Seattle Mariners blog - seattlepi.com
(Seattle Post Intelligencer)
「マリナーズ敗戦後、ジャック・ウィルソンの件で急展開」
(ブログ注)「急展開」というのは、最初は「水曜のゲームでは、監督のウェッジに交代させられた」と嘘の発言をしていたジャック・ウィルソンが「実は、監督にではなく、自分からゲームを降りた」と事実を語ったことをさす。この発言を受けて、地元メディアは大慌てでこの事件についての記事のトーンを一斉に変えた。









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