April 22, 2011

ひさびさにダメ捕手のダメ捕手たる真髄のみれたゲーム(笑)をネット観戦できたので、ちょっとメモに残しておこう。
このカードの各ゲームをふりかえってみて、ゲームを失う決定的な失点のいくつの原因がダメ捕手城島にあることがわからないようなら、野球を見るのはやめたほうがいいと思う。それくらいハッキリしている。


まず2011年4月21日の阪神対巨人3回戦。
6回表、8回表、2つの失点シチュエーションのデータを見てもらいたい。

上は、6回表1死1塁、バッターは2番脇谷、ランナーは坂本。
阪神の投手は、左投手・岩田。(アウトコースに連続3球ストレート系。3球目のカットボールをヒット)
下は、8回表1死1塁、バッターは5番代打高橋由伸、ランナーは代走鈴木。
阪神の投手は、右投手・渡辺亮。(アウトコースに4球連続ストレート。すべてボール判定で、ストレートの四球)

2つのシーンには「ある共通点がある」のだが、
これがわからないようでは、野球を見ている価値がない。なにか別の趣味でも探したほうがいい。

2011年4月21日 阪神vs.巨人6回表脇谷レフト前ヒット

2011年4月21日 阪神vs.巨人8回表高橋由伸フォアボール

そう。
両方とも、1塁に足の速いランナーがいて、打者が左バッターなのである。

日本のプロ野球しか見ない人は知らないだろうが、シアトル時代にさんざんこのキャッチャーの配球を見させられ続けた立場からいうと、ここで「キャッチャー城島は、左打者のアウトコースに、馬鹿みたいにストレート系連投のワンパターン配球をしてくる」可能性が高いことは、容易に想像がつく。


なぜって?

ひとつには、城島が「右利きのキャッチャー」だからだ。


1)ランナー1塁で、左打者
  → アウトコース攻め
もしランナーが盗塁を試みた場合、左打者のインコースに配球していたのでは、右利きの城島のスローイングにとっては、左バッターボックスにいる打者が邪魔になり、セカンドに送球するためにボールを捕球してからサード側にステップアウトしなければならない。
最初に挙げた脇谷と高橋由伸の2つのシチュエーションは、まさにこの「ランナー1塁で、左打者」のケースにあたる。

2)ランナー1塁で、右打者
  → 往々にしてインコース攻め
打者が左の場合と違って、右バッターボックスにいる打者は、右利きの城島のスローイングの邪魔にはならない。
そこで、ランナー1塁で打者が右ならば、インコース攻めをする確率が高くなる(ランナー1塁で打者が左のときにアウトコース攻めをする確率よりは多少ながら低いかもしれない)
いつぞや、城島がシアトル在籍時に、右打者であるアレックス・ロドリゲスに6球連続でインコースにストレートを要求して3ランだかを打たれて負けたことがあったが、あのケースも基本的には「右打者ならインコース」という、このパターンに準じている。

3)走者パターンの変化からくる配球パターン終了
ランナー1塁というシチュエーションが、1・2塁、2・3塁、満塁などに変わると、1)2)の配球パターンは消滅する。なぜなら、スチールを刺したくてしかたがないキャッチャー城島が、1塁走者のスチールを警戒する必要度が下がるからだ。

言っておくが、こうしたスチール阻止のためにあるような、意味不明の単調な配球パターンを無理矢理とったからといって、チームの失点を下げることができるわけでもなんでもない。このことは、ダメ捕手城島のシアトル時代の酷いCERAや、酷いチーム防御率を見れば十分すぎるくらい証明されている。
メジャーの先発投手たちからことごとく総スカンを食らったのに、日本に帰ってまた同じことをやっているのだから、本当にどうしようもないキャッチャーだ。



さて、上に挙げた6回表の脇谷、8回表の高橋由伸、2つの例は「走者1塁、左バッターのケース」にあたるのだが、「走者1塁、右バッターのケース」にあたるのが、下の2つのシチュエーションだ。
6回表・1死満塁 右バッター、ラミレス(2点タイムリー
8回表・1死1,2塁 右バッター、長野(タイムリー

2011年4月21日 阪神vs.巨人6回表ラミレス2点タイムリー

2011年4月21日 阪神vs.巨人8回表長野タイムリー

8回のタイムリーヒットについて、ラミレスは
「高めの球を待っていた」と、待ち球が的中したと発言
している。(ラミレス「沢村のために」V打! (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

この発言には、背景に2つの要因がある。

ひとつ目は、この日の球審が、ゲーム後半になって、びっくりするほど、低めいっぱいのストライクや、内外角いっぱいのボールをストライクとコールしなくなったこと。これは、阪神の投手だけが被害にあったわけではなく、巨人の投手も同じように被害にあった。
だが、ゲームを見ていた人はわかると思うが、ダメ捕手城島はそれでも「低めのスライダー系をしつこく投手に要求して、カウントを悪くして、ランナーがたまる原因を作っていた。(例:6回表1死1、2塁フルカウントでの小笠原への6球目、6回表1死満塁でのラミレスへの2球目、3球目。いずれも低めスライダー)
まったく能の無いことをするものだ。

ふたつ目の理由は、5回まで素晴らしいピッチングを続けていた阪神先発の岩田投手の「カーブ」が、6回になって突然高めに浮くようになってしまい、まったくストライクが入らなくなって、使い物にならなくなったこと。(城島はそれでも岩田にしつこく変化球を要求してコマンドの修正を図ったが、修正不能であることに気づく前に失点して、ゲームを失った)

これら2つの要因と、このブログが常に指摘してきた「城島の単調なリード癖」、つまり「ランナーを刺すための配球をする」「同じ球種を続けたがる」ことからすれば、6回の満塁の場面で、ラミレスが「低め」と「カーブ」を徹底的に捨てる、「高め」「インコース」「ストレート系」を待つ、という絞りこみをすることは、いともたやすかった


この「絞りこみ」は、実は、阪神と対戦する、どこのチームの、どの打者にも可能だ。
だが、ダメ捕手城島のバッティングのように、来た球をただブンブン、ブンブン振り回して凡打の山を築くような、「頭を使わない打者」にはできない。以前にも一度触れたことがあるが、巨人というチームは対戦相手を結構しっかりスカウティングしている。

セ・リーグの他チームも、こんな「オツムの単細胞なキャッチャー」を、なぜ研究しないのかと思うし、また、こういうキャッチャーとしての決定的な欠陥に気づきもしないで、阪神ファンはよく城島を応援できるものだと思う。









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