May 22, 2011

エリック・ベダードがたった92球でサンディエゴから9三振を奪い、もう誰にも文句は言わせないとばかりに8回無失点の快投で2勝目。やはり調子が戻れば彼本来のカーブを主体にしたピッチングは本当に素晴らしいものがある。
これでチームは3連勝。ピネダ、ヘルナンデス以外の先発での3連勝には本当に高い価値がある。
Seattle Mariners at San Diego Padres - May 20, 2011 | MLB.com Classic

このゲームの2回表、ベダードはフルカウントからショート脇にシングルヒットを打った。このヒット、なんでもインターリーグだけしか打席に立たないシアトルの投手としては、2009年以来、2年ぶりのヒットらしい。


ちょっと調べてみると、案の定、2009年にヒットを打ったのは、Long Beach Stateでの大学時代に投手兼DHだった経歴をもつ、バッティングのいい投手ジェイソン・バルガスだった。
June 14, 2009 Seattle Mariners at Colorado Rockies Box Score and Play by Play - Baseball-Reference.com

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年5月17日、The News TribuneのRyanDivishによると、大学時代のジェイソン・バルガスはDH兼ピッチャーで、相当バッティングがうまかったらしい。


この頃に書いたブログ記事をみてみると、バルガスがこの時期、いかに苦境にあったかがわかる。
当時のバルガスは、自分のピッチングスタイルをまるで理解しないダメ捕手城島にかわって、こんどは城島のコピーロボットとでもいうべき、キロスをキャッチャーとしてあてがわれていた。
キロスもまた、城島と同じように、バルガスのピッチングスタイルをまったく理解しないまま漫然とゲームをして、6月14日のコロラド戦も1-7と大敗した。
そのためバルガスは試合後に、「キロスのサインどおりに投げてしまったことを後悔している」と、見た目には自分を責める形で、実際にはキロスのリードを批判する発言をしたのだが、当時、監督経験の無い新人監督のワカマツはバルガスの置かれた苦境をまるで理解しなかった。

当時、自分の自由にならない状況でばかりピッチングさせられていたバルガスにしてみれば、インターリーグで、大学時代に非常に得意としていたバッティングの技術を披露することは、せめてものストレス解消だったのかもしれない。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年6月14日、城島・セクソンがゴーストとして復活したシアトルは、コロラドでスイープされた。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年6月14日、新加入投手バルガスは、「城島コピー捕手」キロスが出したサイン通り投げ、打たれまくったことを心から後悔した。(1)

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年6月14日、新加入投手バルガスは、「城島コピー捕手」キロスが出したサイン通り投げ、打たれまくったことを心から後悔した。(2)









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