June 10, 2011

ビジター デトロイト戦初戦、3回表のイチロー第2打席。
3球目が気にいらないので、とりあげてみた。
今日の球審はCory Blaser
Seattle Mariners at Detroit Tigers - June 9, 2011 | MLB.com Classic


2011年6月10日 デトロイト戦3回表 イチロー 3球目2011年6月10日
デトロイト戦3回表
イチロー 3球目

3回表イチロー第2打席終了時の判定マップ
資料:Brooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Strikezone Map Tool
2011年6月10日 球審Cory Blaserの判定マップ(3回表まで)

試合終了時の判定マップ
資料:Brooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Strikezone Map Tool
2011年6月10日 球審Cory Blaserの判定マップ(試合終了時)


ちょっと長い注釈をつけたい。

このゲーム、初回の第1打席で、イチローは初球のアウトコースのストレートを打っている。打ったのはストレートで、かなりゾーンからはずれている
「なぜ、あのイチローが、ここまではずれているストレートを打つのだろう?」と驚く人もいると思う。

初回、第1打席の初球と、3回表、第2打線の3球目は、ほとんど同じコースで、ボールとしかいいようがないストレートだ。
イチローは初回は振ったが、3回表のストレートは振らなかった。振らなかったが、球審の判定は、ボールではなく、「ストライク」だった。

2つの球は似ている。

それだけに、上に挙げた2つ目と3つ目のマップ上での指摘は、もしかすると「初回に打った球」と、「3回の見逃した3球目」を混同しているのではないか? と思う人がいるかもしれない。

だが、それは絶対にない
そういうことを防ぐために、わざわざ2つの判定マップを挙げているのだ。理由を以下に説明する。


2つの判定マップはBrooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Strikezone Map Toolというサイトのツールから借用したものだが、このサイトのマップにプロットされているドットが示しているのは、すべて「球審のコールした球」であって、「ゲームで投じられた全球」ではない。
つまり、記録されるのは「ボール判定された球」、および「打者が見逃したストライク」、この2つのみ、なのである。
もちろん、このことはサイトにきちんと明記されている。
These graphs only plot calls made by the home plate umpire. In other words, they only plot balls and called strikes. No other pitches or results are included. Intuitively, this provides a representation of the strikezone for each game.

3回表の判定マップは、イチローが第2打席を終えた「直後」に採取したものだ。

なぜ、そんなことをするのかというと、このツールのマップは、ゲーム進行につれてどんどん点が書き込まれていく仕組みになっていて、ゲームが終わったときには、3番目に挙げた「試合終了時の判定マップ」のように、たくさんの点が並んでしまっている。
だから普通なら、混みあい、重なりあったドットの中から「どれがイチローのアウトコースに投じられた投球なのか?」を、厳密に判定することが難しくなるのである。

だから、早めにマップをキャプチャーして保存でもしておかないと、後で言いたいことも言えなくなってしまう。
だから、あわてて保存するのだ。


だが、最近あまりにも目に余る「MLBのアンパイアのイチローのアウトコースへの理不尽な判定の数々」の場合、そういう「2段階の保存作業」は、本当は必要ない。

なぜなら、3回表の判定マップで「最もアウトコースにはずれているボール」(=イチロー第3打席の3球目)は、たとえ試合が終わって、マップ上に数多くの点が書き込まれてしまった後でも、つまり、3番目の図の状態で見たとしても、「迷わず、これがイチローのアウトコースの判定だ!」と、簡単に指摘できるほど、あまりにもストライクゾーンからはずれているから、である。

そのくらい、今のイチローのアウトコースの球審の判定は酷いのである。

実際、このごろ、どのピッチャーも、どのピッチャーも、初球は何をさしおいても「アウトコースのストレート」を投げてくる。そして、それをイチローが簡単に見逃すようになっていて、これが、いとも簡単にカウントが追い込まれる原因になり、そして、バッティングスタイルの崩れにも繋がっている。


そんな劣悪な環境におかれているのだ。
アウトコースのボール球であっても、どうせストライクコールされるくらいなら、振ってヒットにしてやる!」と、彼が思ったとしても、なんの不思議もない、と思う。

ブログ主は、イチローが、このゲームの初回、初球のアウトコースの「3回の3球目以上に、とんでもなくはずれているストレート」を強振したのは、彼なりの、野球のルール内での反抗と抗議であり、「球審のコールになんて、負けないぜ。ヒットにしてやるっ」という意思表明だと思って、このゲームを見た。

2011年6月10日 デトロイト戦 1回表 イチロー 初球2011年6月10日
デトロイト戦 1回表
イチロー 初球

ブログ主はイチローの不屈さを絶対的に支持している。
あきらめる? とんでもない。ありえない。
あきらめたら、負けだ。

気にいらないものは、
とことん「気にいらない」と言うつもりだ。
誰にも遠慮なんかしない。







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