June 12, 2011
いまMLBで規定イニング数こなしているキャッチャーのCERAランキングは以下のようになっている。
ミゲル・オリーボがトップ。これは、なにも投手陣が優秀なためだけではなく、安定感のあるリードをみせる彼自身が誇っていい数字だと思う。なんせ、3点を切っているのは彼だけだし。
先月ちょっと書いたミルウォーキーの若い1986年生まれのキャッチャー、ジョナサン・ルクロイもいい位置につけている。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年5月15日、例によってベタンコートの低出塁率に手を焼くミルウォーキー。
いまテキサスと対戦するたび、元シアトルの2人のキャッチャーであるオリーボと、コロラドでワールドシリーズも経験したヨービット・トレアルバが、2つのチームのビハインド・ザ・プレートに座っているのを見ることになるわけだが、ダメ捕手城島がMLBに来た当時のファンの数々の発言の無意味さが可笑しくてならない(笑)
2011年6月10日のCERAランキング
(太字で示した年齢は、すべて「1983年生まれのキャッチャー」。ラッセル・マーティンは早生まれで、1983年2月生まれの28歳。順位はチームの地区順位)
Miguel Olivo SEA 2.92 32歳 2位
Carlos Ruiz PHI 3.22 32歳 首位
Brian McCann ATL 3.26 27歳 2位
Jonathan Lucroy MIL 3.52 24歳 2位
John Jaso TB 3.55 27歳 3位
John Buck FLA 3.57 30歳 3位
Kurt Suzuki OAK 3.66 27歳
Russell Martin NYY 3.70 28歳 2位
Matt Wieters BAL 3.73 25歳
Miguel Montero ARI 3.77 27歳 2位
2011 Regular Season MLB Baseball C Fielding Statistics - Major League Baseball - ESPN
たまたま手元に、ほぼ4年前、同じESPNの2007年6月30日現在のCERAランキングがあるので、久しぶりに並べてみた。(規定回数出場かどうかがわからないデータなので、とりあえず当時の正捕手のみ)
2007年6月30日のCERAランキング
ジョシュ・バード 2.56 SD →SEAマイナー
ジェイソン・ケンドール 3.21 OAK →KC DL中
クリス・スナイダー 3.47 ARI →PIT
ラッセル・マーティン 3.56 LAD →NYY
ジョー・マウアー 3.60 MIN →DL中
ポール・ロ・デューカ 3.67 NYM →2008年引退
ジェイソン・バリテック 3.72 BOS
ブライアン・マッキャン 3.77 ATL
マイク・ナポリ 3.87 LAA →TEXでコンバート
ベンジー・モリーナ 3.92 SFG →2010年引退
カイル・フィリップス 3.99 TOR →SD
この4年で、MLBのキャッチャー地図は一斉に書き換わった。
サンフランシスコでは、ヴェテランのベンジー・モリーナが引退し、今年24歳のバスター・ポージーが正捕手デビューしてワールドシリーズに勝ち、ヤンキースを支えてきたホルヘ・ポサダがマスクをかぶることはなくなって、ドジャースからラッセル・マーティンがやってきた。
シアトルが対戦中のデトロイトでいえば、ウオッシュバーンが2009年にデトロイトに移籍した当時バッテリーを組んでいた若いアレックス・アビラは、当時ジェラルド・レアードと正捕手争いをしていた。アビラは1987年生まれで、ここでいう「1983年世代」ではないのだが、いまは正捕手になり、打率.292、OPS.907打っている(レアードはセントルイスで1982年生まれのヤディア・モリーナの控えになった)
オークランドのカート・スズキはいまやア・リーグを代表するキャッチャーのひとりだし、モノにならないと言われ続けていたボルチモアのマット・ウィータースもサマになってきた。
この4年でCERAランキングのトップクラスに生き残れたのは、ケガをしているジョー・マウアーを一応入れたとしても、ブライアン・マッキャン、ラッセル・マーティンくらいだ。この3人全員が1983年生まれである。よくラッセル・マーティンを貧打貧打とけなす人が多かったものだが、ヤンキースではホームランを量産しだしているから、わからないものだ。
(シアトルのロスターでいうと、1983年生まれは、デビッド・ポーリー、ブランドン・リーグ、ジェイソン・バルガスなど)
1983年生まれ世代の活躍と、それによるMLBの世代交代は、キャッチャー分野においても起こると、ずっと言ってきた。
それは、いってみれば、いま目の前で微細な霧状の雨が降り出しているのを見て「これから雨が降りますよ」と予報するくらい、単純でわかりやすい話だった。
ほんの数年前は、ダメ捕手城島の提灯持ちライターはじめ、誰もこの「MLBにおけるキャッチャーの世代交代」をきちんと意識に織り込むこともせず無邪気な発言を繰り返していたわけで、あれはいま思い出しても滑稽だ(笑)
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年11月12日、2009年の攻守あらゆるポジションと賞を席捲し、これからのメジャーを担う「1983年世代」。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年4月9日、ア・リーグ西地区4チームすべてに「1983年世代」の捕手が顔を揃えた2010シーズン。
まぁ、「これから雨が降るんだぜ。おまえ馬鹿なのか?」と顔の前、5センチの距離で言われていても、得意げな顔で洗濯物を外に干して、なにもかも泥まみれにしてしまい、晴れたら晴れたで、いちど洗濯しなおすべきなのに、泥だらけの洗濯物を干しっぱなしにして、こんどはカビカビの使い物にならないゴミにしてしまうような「なにも見えてないのに得意げだった哀れな人たち」がやっていることだ。
知ったこっちゃない。
ミゲル・オリーボがトップ。これは、なにも投手陣が優秀なためだけではなく、安定感のあるリードをみせる彼自身が誇っていい数字だと思う。なんせ、3点を切っているのは彼だけだし。
先月ちょっと書いたミルウォーキーの若い1986年生まれのキャッチャー、ジョナサン・ルクロイもいい位置につけている。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年5月15日、例によってベタンコートの低出塁率に手を焼くミルウォーキー。
いまテキサスと対戦するたび、元シアトルの2人のキャッチャーであるオリーボと、コロラドでワールドシリーズも経験したヨービット・トレアルバが、2つのチームのビハインド・ザ・プレートに座っているのを見ることになるわけだが、ダメ捕手城島がMLBに来た当時のファンの数々の発言の無意味さが可笑しくてならない(笑)
2011年6月10日のCERAランキング
(太字で示した年齢は、すべて「1983年生まれのキャッチャー」。ラッセル・マーティンは早生まれで、1983年2月生まれの28歳。順位はチームの地区順位)
Miguel Olivo SEA 2.92 32歳 2位
Carlos Ruiz PHI 3.22 32歳 首位
Brian McCann ATL 3.26 27歳 2位
Jonathan Lucroy MIL 3.52 24歳 2位
John Jaso TB 3.55 27歳 3位
John Buck FLA 3.57 30歳 3位
Kurt Suzuki OAK 3.66 27歳
Russell Martin NYY 3.70 28歳 2位
Matt Wieters BAL 3.73 25歳
Miguel Montero ARI 3.77 27歳 2位
2011 Regular Season MLB Baseball C Fielding Statistics - Major League Baseball - ESPN
たまたま手元に、ほぼ4年前、同じESPNの2007年6月30日現在のCERAランキングがあるので、久しぶりに並べてみた。(規定回数出場かどうかがわからないデータなので、とりあえず当時の正捕手のみ)
2007年6月30日のCERAランキング
ジョシュ・バード 2.56 SD →SEAマイナー
ジェイソン・ケンドール 3.21 OAK →KC DL中
クリス・スナイダー 3.47 ARI →PIT
ラッセル・マーティン 3.56 LAD →NYY
ジョー・マウアー 3.60 MIN →DL中
ポール・ロ・デューカ 3.67 NYM →2008年引退
ジェイソン・バリテック 3.72 BOS
ブライアン・マッキャン 3.77 ATL
マイク・ナポリ 3.87 LAA →TEXでコンバート
ベンジー・モリーナ 3.92 SFG →2010年引退
カイル・フィリップス 3.99 TOR →SD
この4年で、MLBのキャッチャー地図は一斉に書き換わった。
サンフランシスコでは、ヴェテランのベンジー・モリーナが引退し、今年24歳のバスター・ポージーが正捕手デビューしてワールドシリーズに勝ち、ヤンキースを支えてきたホルヘ・ポサダがマスクをかぶることはなくなって、ドジャースからラッセル・マーティンがやってきた。
シアトルが対戦中のデトロイトでいえば、ウオッシュバーンが2009年にデトロイトに移籍した当時バッテリーを組んでいた若いアレックス・アビラは、当時ジェラルド・レアードと正捕手争いをしていた。アビラは1987年生まれで、ここでいう「1983年世代」ではないのだが、いまは正捕手になり、打率.292、OPS.907打っている(レアードはセントルイスで1982年生まれのヤディア・モリーナの控えになった)
オークランドのカート・スズキはいまやア・リーグを代表するキャッチャーのひとりだし、モノにならないと言われ続けていたボルチモアのマット・ウィータースもサマになってきた。
この4年でCERAランキングのトップクラスに生き残れたのは、ケガをしているジョー・マウアーを一応入れたとしても、ブライアン・マッキャン、ラッセル・マーティンくらいだ。この3人全員が1983年生まれである。よくラッセル・マーティンを貧打貧打とけなす人が多かったものだが、ヤンキースではホームランを量産しだしているから、わからないものだ。
(シアトルのロスターでいうと、1983年生まれは、デビッド・ポーリー、ブランドン・リーグ、ジェイソン・バルガスなど)
1983年生まれ世代の活躍と、それによるMLBの世代交代は、キャッチャー分野においても起こると、ずっと言ってきた。
それは、いってみれば、いま目の前で微細な霧状の雨が降り出しているのを見て「これから雨が降りますよ」と予報するくらい、単純でわかりやすい話だった。
ほんの数年前は、ダメ捕手城島の提灯持ちライターはじめ、誰もこの「MLBにおけるキャッチャーの世代交代」をきちんと意識に織り込むこともせず無邪気な発言を繰り返していたわけで、あれはいま思い出しても滑稽だ(笑)
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年11月12日、2009年の攻守あらゆるポジションと賞を席捲し、これからのメジャーを担う「1983年世代」。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年4月9日、ア・リーグ西地区4チームすべてに「1983年世代」の捕手が顔を揃えた2010シーズン。
まぁ、「これから雨が降るんだぜ。おまえ馬鹿なのか?」と顔の前、5センチの距離で言われていても、得意げな顔で洗濯物を外に干して、なにもかも泥まみれにしてしまい、晴れたら晴れたで、いちど洗濯しなおすべきなのに、泥だらけの洗濯物を干しっぱなしにして、こんどはカビカビの使い物にならないゴミにしてしまうような「なにも見えてないのに得意げだった哀れな人たち」がやっていることだ。
知ったこっちゃない。