June 23, 2011

シアトル時代のMLB最低レベルの成績とはまるで無関係に、高額長期契約が、それも契約満了年の5月に結ばれるという、異常な「コネ」の存在。MLBらしからぬプレーぶりを長年放置したチームの生温さに耐えかねて、最後には先発投手陣みずからが一斉拒否して反乱を起こしたことで、ようやく決着を見たシアトル・マリナーズにおける「城島問題」。
この選手の抱え込んでいる無意味で異常な「コネ」が、チームの長期的低迷や有力選手の流出にどれほど巨大なマイナスファクターとして働いていたことか。
と、まぁ、これくらいの話は、ようやく日本でも、阪神における「第二の城島問題」によって、その意味は知れ渡ったことだろう。

クチでいくら言っても、つまり、ブログの文字を読む程度では、シアトルの先発投手陣にどんな「異常事態」が起こっていたのか、頭が回らなかった人たちも多いだろう。
だが「身近な球団、阪神で似たような事件を味わった」ことで、ようやく「ああ、『城島問題』とかいうやつはそういう意味だったのか・・・」とわかった、ということだろう。やれやれ。

なにはともあれ、このブログで書いてきたことの大半の意味が、MLBやシアトル・マリナーズに関心の無い人にも、十分すぎるほど知れ渡ったはずと、最近は考えている。
どう考えても半月板損傷からプレーヤーとしての能力が100%回復することなどありえないポンコツ捕手さんについては、積極的に書く理由は、もうどこにもない。適度かつ適当にデータを収集しておく程度で十分だ。


そんなところに、突然
ロジャー・ハンセンが日本に現れたという。
これについては、メモを残さないわけにもいかない。

ロジャー・ハンセンという、わけのわからない人物が、いったいどういう人物で、どういう理由があってわざわざ阪神のマイナーを訪問したりするのか。
本人に聞いてみたわけでもないからロジャー・ハンセン来日の正確な理由はブログ主にだってわかるはずもないが、ロジャー・ハンセンなる人間がどこの誰だかわからない日本の野球ファンにしてみれば、このニュース、チンプンカンプンだろう。

少なくとも、ロジャー・ハンセンがどういう人物か、知ることで、この「城島がらみで日本にも知られるようになっただけの、特殊な人物」が、こともあろうに「阪神のマイナー」に、それも「シーズン中にわざわざやってくる」ことが、いかに「ありえないことか」、ニュアンスを理解してもらえたら幸いだ。
記事には「城島と接触はしてない」なんていう記述があるが、これまでの経緯を少しは知ってもらうと、「城島と接触はしてない」なんて与太話が「どのくらい嘘くさい」か、少しは理解してもらえるはずだ。
阪神・城島にマリナーズ時代の恩師エール (サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース

まずは事実から。
6月23日、登録抹消され阪神のマイナーにいるらしいダメ捕手城島のもとに、「あの」シアトルのマイナーのキャッチング・コーディネーターロジャー・ハンセンが、まったく何の前触れもなく、いきなり訪問した、というニュースである。


いっておくと、MLBは、マイナーも含めて、シーズンオフでもなんでもない。なのに、いくらマイナーとはいえ、現場の人間、それも他球団の関係者がわざわざ何時間もかけて飛行機に乗り、アメリカから日本にやってきて、しかも違う国の球団とはいえ、他球団に接触しているのだ。

異常でないわけがない


記事には「城島と対面はならなかった」とある。
そんなゴマカシ、誰が信じるのだ(爆笑)馬鹿な記者だ。

ロジャー・ハンセンと城島が、対面(あるいは連絡)しないわけがない(笑)子供だましにも程がある(笑)


わけがわかっていない人にも、わかるように言うと、例えばMLBのルールとして、「タンパリング」というルールがある。
たとえばフリー・エージェントになっていない選手、つまり、「契約交渉可能状態に至っていない」選手に、具体的に契約を提示して移籍を勧誘したり、人的に接触したりするような「交渉期間を決めた全体ルールにそむいて、人を出し抜くような選手獲得のための交渉行為」を、「タンパリング」といい、厳格に禁止されている。このルールについては一度書いたことがある。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年10月22日、元阪神監督岡田氏の指摘する「城島事前交渉契約疑惑」簡単まとめ(結果:まさにスポニチの「事前」報道と岡田氏の指摘どおり、城島、阪神に入団決定)

上の記事があえて「城島と対面はならなかった」と、わざわざ聞いてもいないのにわざわざ「ただし書き」するのは、タンパリングに抵触するようなことがあるのではないか?と外部の人間に詮索されるのを恐れてのことだろうと想像する。

(笑)

馬鹿だねぇ(笑)

そもそもタンパリングが怖いなら、記事になどしなければいいし、ロジャー・ハンセンも疑われるような行動をしなければいいのだ。
ロジャー・ハンセンが、城島との接触以外に、どんな用件があってわざわざシーズン中に阪神のマイナーに出向くというのか(笑)なにか「選手の契約にまつわる用件」以外に、どんな用件があって日本の球団のマイナーを訪れるというのだ。
だいたい、シーズン中にチームを離れるのが許されるコーチに、そもそもシアトルのマイナーで「するべき仕事」があるとは思えない。まぁ、阪神の先発投手陣の中に「もう城島とのバッテリーは投手陣の総意として拒否しようぜ」という空気があって、シアトル時代のバッテリー拒否と同じようなことが起こりつつあるのを、「仲介」するために、シアトル時代に同じ任にあたったロジャー・ハンセンに依頼があった、とでもいうのなら、話は少しはわかりやすくなるが(笑)


少なくともいえるのは、やはりかねてからこのブログで予測してきたとおり、ロジャー・ハンセンと城島の「関係」が、「普通ではないコネ関係」にあることが明白になった。さすが「コネ島」と言われた男なだけはある(笑) 
一選手とチームのコーチが「特殊なコネ関係」にあるのでは、チームのスタメン選びがマトモに機能するはずがない。


そもそも、ロジャー・ハンセンという人物は、MLBでコーチ経験を積み、シアトルのマイナーに昔からコーチとして在籍していたわけでもなんでもない。
単に「城島とのバッテリーを拒絶反応を起こしている投手陣と、城島の間をとりもつためだけに雇われた」、ただの「人間関係コーディネーター」に過ぎない。以下の記述を参照。

結論的にいえば、ロジャー・ハンセンは、「城島問題」が発覚しつつあった2008年前後に、城島とバッテリーを組むのを嫌う投手陣グループに対して、城島をとりなすためにチームが使った仲介者だったのである。(もちろん、その試みは大失敗し、2009年には主力先発投手の大部分が城島とバッテリーを組むのを拒否することになる)
Mariners | Part I: M's puzzle tougher to reshape with big contracts | Seattle Times Newspaper
Carlos Silva was another pitcher who got signals crossed with Johjima early in the season and was frustrated. The Mariners later brought in catching consultant Roger Hansen to get pitchers and Johjima on the same page.

出典:ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月14日、過去に城島擁護者だったベンチコーチ、ロジャー・ハンセンが現在も続けている無意味な捕手トレーニング手法。マイナーコーチ時代から続けてきた「手抜きのスパルタ方式」でプロスペクトを壊し続けてきた責任を徹底批判する。



そういう、ただの「とりなし役」似すぎなかった人物が、どうしてシアトルのマイナーに居座っているかというと、1軍にあたるマリナーズでは成績不振から監督の解任劇が何度か起きているが、マイナーのスタッフのほうはその間も一新されていない、という問題点がある。
特に、2010年の秋に、一時的にマリナーズが指揮を自軍のマイナーの監督・コーチに任せたときに、ロジャー・ハンセンは、かつての城島のライバルで、2010年にようやく正捕手におさまったロブ・ジョンソンを正捕手の座から引きずり下ろして、自分の推すアダム・ムーアを正捕手に無理矢理押し込んでいる。
いかに「城島とロジャー・ハンセンの関係」が異常かがわかる。

ただの人間関係コーディネーターにすぎないロジャー・ハンセンがこれまで、いかにシアトルのマイナーのキャッチャー候補選手たちに無意味な練習を強いて、「壊し続けてきたか」を示す記事は、以下を参照。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月21日、ダグアウト前の「捕れるフライ」を、ダグアウトにフライが入るわけでもないのに「ビビッて捕らない」アダム・ムーア。ロジャー・ハンセンのアホ練習がつくりだしたのは、「フライ・イップス」で使い物にならない、ただの臆病者。


こうした経緯などは、日本のメディアの流す情報ではほとんどわからない。
ロジャー・ハンセンがどういう人物で、ダメ捕手城島といかに「特殊なコネ関係」にあるか。タンパリングとはどういう制度か。もし、今後、ダメ捕手城島自身の移籍も含めて阪神とMLBの間で選手の移動があるとか、阪神の投手陣にバッテリー拒否の動きがあるとかしたら、この記事を思い出してもらいたいものだ。







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