July 04, 2011
正直、人に負けるのが死ぬほど嫌いだ。
だから、10年MLBのトップを張ってきたイチローが今年のオールスターに出ないことについては、色々と書きたいことがある。
だが、まぁ、わかりやすいことから書いていかないと、時間もないことだし、整理している暇はない。思いつくことから書いていくことにする。
世間の反応を見ていると、「イチローが衰えて成績が下降したので、なんたら、かんたら」とか、「イチローの動態視力がどうたら、こーたら」とか、そういう、根拠もソースも無いことを言っては悦にいっている、ちょっとおかしな人間と、彼らの戯言(ざれごと)に影響されている気の弱い人間だらけなことに驚く。
正直、その程度の話では、ブログ主がへこたれる理由には、まるでならない。
もしかすると、どっかの誰かが今回のオールスター投票について、よほどシャープな意見でも書いてくれて、ブログ主をへこたれさせてくれるのかと思えば、誰もそんなこと書いてもくれない。
なんだか、世間のレベルの低さには、
いつもガッカリさせられる。
まぁ、まずは、このグラフでも見てもらおう。
いつものようにグラフをクリックすると別の窓が開いて、もっと大きくて鮮明にわかるグラフが現われるようになっているので、あらかじめ大きなグラフを開いておいてから記事を読むことをおススメする。
2001年〜2011年のMLBオールスター投票数の推移
グラフで
赤色が、イチローの得票数。
緑色が、ア・リーグでトップなったの外野手の得票数。
青色が、ナ・リーグでトップになった外野手の得票数。
まず、イチローの得票数を、よく見てもらいたい。、
「例年と比べて大きく減っている事実は、どこにもない」。
減るどころか、2011年の得票数は、イチローがMLBオールスターに連続出場してきたこの10年間と比べても、むしろ「やや高い得票数」に属している。
2011年の得票数を越えているのは、メジャーデビューしてセンセーションを巻き起こした2001年、シーズン最多安打記録を更新して感動を呼んだ翌年の2005年、そして2009年の、わずか3回しかない。
めんどくさいので計算してはいないが、おそらく2001年〜2011年のオールスター投票の平均値を計算すると、たぶん今年2011年くらいの数字になると思われる。
もう一度、きちんと書く。
イチローがファン投票で落選した最大の理由は簡単だ。
グラフをみてもらえばわかる。
「ア・リーグの外野手への投票数が異常だった」からだ。
外野手トップの得票数に関していえば、2001年以降の10年間、MLBオールスターの投票数は、最高得票数は400万票を少し越えたあたりまでしかいったことがない。
加えて、
ア・リーグとナ・リーグの外野手のトップの得票数に、数百万もの大差がついたことなど、一度もない。
この10年で、両リーグの外野手の得票数に最大差がついたのは、イチローがデビューしていきなりその有り余る才能を見せつけてMLBを驚かせた2001年で、このときはナ・リーグ1位のバリー・ボンズに126万票もの差をつけたわけだが、これは当時のイチローデビューの衝撃の大きさを物語っているだけの数字で、なんの問題もない。
他には、2006年に、ボストンのマニー・ラミレスが、当時はピッツバーグの外野手だったジェイソン・ベイを36万票だか引き離したことがあるくらいだ。ボストンの選手がオールスターで異様に高い得票があるのはいつものことだ。
それが、今年に限っては、ハッキリ異常な投票結果になっている。
1位になったトロントのバティースタの数字は、700数十万票を越え、ナ・リーグとの差も、数百万票もの大差がついている。
ブログ主は、誰かに遠慮する気はさらさらない。遠慮しなければいけない理由もどこにもない。なので、何のためらいもなく「異常な投票結果」と言わせてもらう(笑)
こと、ア・リーグに関してだけ、こういう「異常な投票結果」が出たところを見ると、原因は、まぁ、おそらく、ア・リーグのどこか特定のチームの「組織票」だろう(笑)
たぶん、ホームランを量産しているバティースタを除外してまで、投票用紙を応援するチームの外野手だけで埋め尽くすと「なんか感じ悪いし、バレたときに困るような気もする」ので(笑)、「今年はどうみても選出されるはずで、はずそうにもはずせないバティースタをまず選び、外野手の残り2枠を、自分の応援するチームの外野手で埋める」とかいう小心者のチョイス(笑)で、何百万もの票が(たぶんオンラインで)投じられたとしか思えない。(もちろん、特定球団の外野手の票があまりに伸びるので、あわてて必死にバティースタの票を伸ばした心配症の北国のファンもいるだろう 笑)
まぁ、中間投票の推移からみて、ア・リーグ東地区の、「最近球場を建て替えた、あのチーム」か、「昔からある、ちっこいスタジアムをいまだに使っている、あのチーム」か、どちらかだろう(笑)どのチームのことを言っているかは、ご想像におまかせする(笑)各ポジションの選手たちの得票数と照らし合わせて、勝手に想像してくれていい。
そういえば、2005年にイチローがファン投票で4位になったときに、ジョニーなんたらいう選手を無理矢理3位に押し込んできた、赤いユニフォームのチームが、どこかにあったような気もする(笑)
この10年のオールスターで選ばれたア・リーグの外野手を眺めていると、どうしても外野手のスターターのひとり(できたら2人)はどうしても自分の応援チームから出さないと気がすまない、そういう集団が東海岸にいるようだ。
今年のオールスターでは、初めてイチローへの投票を呼びかける、なんていう、ガラにもないことをしてみた。最近イチローの打席でのアウトコースの球審の判定にクレームをつけているのにも、理由はある。
理由は簡単だ。
何か、上に書いたような「異常なこと」が次々に起きるのが、わかっているからだ。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年6月2日、まるで「記録達成」を阻止したいのかとでも疑りたくなるような、今シーズンのイチローに対するアウトコースのストライクゾーン。(1)
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年6月2日、まるで「記録達成」を阻止したいのかとでも疑りたくなるような、今シーズンのイチローに対するアウトコースのストライクゾーン。(2)
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年6月5日、今日も今日とてイチローと球審との戦い。従来と立ち位置を変え、バッターとキャッチャーの間の隙間「スロット」から判定する今の球審の「アウトコース判定の歪み」。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年6月10日、まるで「記録達成」を阻止したいのかとでも疑りたくなるような、今シーズンのイチローに対するアウトコースのストライクゾーン。(3)
端的にいうと、「MLBの『風向き』が変わった」ことが、その背景にある。(というか、もっと深くいえば、本当は「アメリカの風向き」なのだが)
その「変化」が「自然なもの」なら別に文句はつけない。
だが、「意図的なもの」なら、話は別だ。
ほかの人はどうか知らないが、
ブログ主は、そういう「人工の風」に負けるつもりなど、さらさら、ない。
そういえば、アメリカのメディアやファン・サイトでは、今回のオールスターについて、既に様々な「異論」が噴出している。そりゃそうだ。今回のオールスター投票は明らかに「ゆがんでいる」。
たとえばこれ。今回の選出がありえない選手をリスト化しているわけだが、栄えあるナンバーワンは、もちろんヤンキースのデレク・ジーターだ。
2011 MLB All-Star Voting: 5 Worst Selections in 2011 Midsummer Classic | Bleacher Report
こちらは、「選出されるべきだった選手」をリスト化した記事。
この記事にマイケル・ピネダの名前があるが、当然だろう。もしオールスターが、これまでの実績ではなく、シーズン開幕からの短期間の成績を重くみると「本当に言える」ものなら、選ばれるべきなのは今シーズン冴えないフェリックス・ヘルナンデスでなく、ヘルナンデスよりずっと成績のいいマイケル・ピネダが選ばれるべきだ。
なお、ブランドン・リーグも同じ。彼の防御率はオールスターに出るクローザーとしてはあまりにも冴えない。
2011 MLB All Star Game: 10 Notable Snubs and Manager Errors | Bleacher Report
snub : 「冷遇する」
マーケティング的にMLBの新しいスターが欲しいだけなら、若い選手を何人か実力だけで選出しておけばいいものを、ジーターだの、ヘルナンデスだの、あちこち選出の歪みばかり目立つから、おかしなことになる。
たとえば今シーズンのビクター・マルチネスなどは、なかなかクレバーな打撃を披露しているのに、ア・リーグ東地区の某球団から移籍しただけでファン投票から漏れてしまう。
こういうことでは、とても投票結果に納得などできるわけがない。
だから、10年MLBのトップを張ってきたイチローが今年のオールスターに出ないことについては、色々と書きたいことがある。
だが、まぁ、わかりやすいことから書いていかないと、時間もないことだし、整理している暇はない。思いつくことから書いていくことにする。
世間の反応を見ていると、「イチローが衰えて成績が下降したので、なんたら、かんたら」とか、「イチローの動態視力がどうたら、こーたら」とか、そういう、根拠もソースも無いことを言っては悦にいっている、ちょっとおかしな人間と、彼らの戯言(ざれごと)に影響されている気の弱い人間だらけなことに驚く。
正直、その程度の話では、ブログ主がへこたれる理由には、まるでならない。
もしかすると、どっかの誰かが今回のオールスター投票について、よほどシャープな意見でも書いてくれて、ブログ主をへこたれさせてくれるのかと思えば、誰もそんなこと書いてもくれない。
なんだか、世間のレベルの低さには、
いつもガッカリさせられる。
まぁ、まずは、このグラフでも見てもらおう。
いつものようにグラフをクリックすると別の窓が開いて、もっと大きくて鮮明にわかるグラフが現われるようになっているので、あらかじめ大きなグラフを開いておいてから記事を読むことをおススメする。
2001年〜2011年のMLBオールスター投票数の推移
グラフで
赤色が、イチローの得票数。
緑色が、ア・リーグでトップなったの外野手の得票数。
青色が、ナ・リーグでトップになった外野手の得票数。
まず、イチローの得票数を、よく見てもらいたい。、
「例年と比べて大きく減っている事実は、どこにもない」。
減るどころか、2011年の得票数は、イチローがMLBオールスターに連続出場してきたこの10年間と比べても、むしろ「やや高い得票数」に属している。
2011年の得票数を越えているのは、メジャーデビューしてセンセーションを巻き起こした2001年、シーズン最多安打記録を更新して感動を呼んだ翌年の2005年、そして2009年の、わずか3回しかない。
めんどくさいので計算してはいないが、おそらく2001年〜2011年のオールスター投票の平均値を計算すると、たぶん今年2011年くらいの数字になると思われる。
もう一度、きちんと書く。
2011年オールスター投票でのイチローの得票数は
まさに「例年並み」である。
イチローがファン投票で落選した最大の理由は簡単だ。
グラフをみてもらえばわかる。
「ア・リーグの外野手への投票数が異常だった」からだ。
外野手トップの得票数に関していえば、2001年以降の10年間、MLBオールスターの投票数は、最高得票数は400万票を少し越えたあたりまでしかいったことがない。
加えて、
ア・リーグとナ・リーグの外野手のトップの得票数に、数百万もの大差がついたことなど、一度もない。
この10年で、両リーグの外野手の得票数に最大差がついたのは、イチローがデビューしていきなりその有り余る才能を見せつけてMLBを驚かせた2001年で、このときはナ・リーグ1位のバリー・ボンズに126万票もの差をつけたわけだが、これは当時のイチローデビューの衝撃の大きさを物語っているだけの数字で、なんの問題もない。
他には、2006年に、ボストンのマニー・ラミレスが、当時はピッツバーグの外野手だったジェイソン・ベイを36万票だか引き離したことがあるくらいだ。ボストンの選手がオールスターで異様に高い得票があるのはいつものことだ。
それが、今年に限っては、ハッキリ異常な投票結果になっている。
1位になったトロントのバティースタの数字は、700数十万票を越え、ナ・リーグとの差も、数百万票もの大差がついている。
ブログ主は、誰かに遠慮する気はさらさらない。遠慮しなければいけない理由もどこにもない。なので、何のためらいもなく「異常な投票結果」と言わせてもらう(笑)
こと、ア・リーグに関してだけ、こういう「異常な投票結果」が出たところを見ると、原因は、まぁ、おそらく、ア・リーグのどこか特定のチームの「組織票」だろう(笑)
たぶん、ホームランを量産しているバティースタを除外してまで、投票用紙を応援するチームの外野手だけで埋め尽くすと「なんか感じ悪いし、バレたときに困るような気もする」ので(笑)、「今年はどうみても選出されるはずで、はずそうにもはずせないバティースタをまず選び、外野手の残り2枠を、自分の応援するチームの外野手で埋める」とかいう小心者のチョイス(笑)で、何百万もの票が(たぶんオンラインで)投じられたとしか思えない。(もちろん、特定球団の外野手の票があまりに伸びるので、あわてて必死にバティースタの票を伸ばした心配症の北国のファンもいるだろう 笑)
まぁ、中間投票の推移からみて、ア・リーグ東地区の、「最近球場を建て替えた、あのチーム」か、「昔からある、ちっこいスタジアムをいまだに使っている、あのチーム」か、どちらかだろう(笑)どのチームのことを言っているかは、ご想像におまかせする(笑)各ポジションの選手たちの得票数と照らし合わせて、勝手に想像してくれていい。
そういえば、2005年にイチローがファン投票で4位になったときに、ジョニーなんたらいう選手を無理矢理3位に押し込んできた、赤いユニフォームのチームが、どこかにあったような気もする(笑)
この10年のオールスターで選ばれたア・リーグの外野手を眺めていると、どうしても外野手のスターターのひとり(できたら2人)はどうしても自分の応援チームから出さないと気がすまない、そういう集団が東海岸にいるようだ。
今年のオールスターでは、初めてイチローへの投票を呼びかける、なんていう、ガラにもないことをしてみた。最近イチローの打席でのアウトコースの球審の判定にクレームをつけているのにも、理由はある。
理由は簡単だ。
何か、上に書いたような「異常なこと」が次々に起きるのが、わかっているからだ。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年6月2日、まるで「記録達成」を阻止したいのかとでも疑りたくなるような、今シーズンのイチローに対するアウトコースのストライクゾーン。(1)
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年6月2日、まるで「記録達成」を阻止したいのかとでも疑りたくなるような、今シーズンのイチローに対するアウトコースのストライクゾーン。(2)
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年6月5日、今日も今日とてイチローと球審との戦い。従来と立ち位置を変え、バッターとキャッチャーの間の隙間「スロット」から判定する今の球審の「アウトコース判定の歪み」。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年6月10日、まるで「記録達成」を阻止したいのかとでも疑りたくなるような、今シーズンのイチローに対するアウトコースのストライクゾーン。(3)
端的にいうと、「MLBの『風向き』が変わった」ことが、その背景にある。(というか、もっと深くいえば、本当は「アメリカの風向き」なのだが)
その「変化」が「自然なもの」なら別に文句はつけない。
だが、「意図的なもの」なら、話は別だ。
ほかの人はどうか知らないが、
ブログ主は、そういう「人工の風」に負けるつもりなど、さらさら、ない。
そういえば、アメリカのメディアやファン・サイトでは、今回のオールスターについて、既に様々な「異論」が噴出している。そりゃそうだ。今回のオールスター投票は明らかに「ゆがんでいる」。
たとえばこれ。今回の選出がありえない選手をリスト化しているわけだが、栄えあるナンバーワンは、もちろんヤンキースのデレク・ジーターだ。
2011 MLB All-Star Voting: 5 Worst Selections in 2011 Midsummer Classic | Bleacher Report
こちらは、「選出されるべきだった選手」をリスト化した記事。
この記事にマイケル・ピネダの名前があるが、当然だろう。もしオールスターが、これまでの実績ではなく、シーズン開幕からの短期間の成績を重くみると「本当に言える」ものなら、選ばれるべきなのは今シーズン冴えないフェリックス・ヘルナンデスでなく、ヘルナンデスよりずっと成績のいいマイケル・ピネダが選ばれるべきだ。
なお、ブランドン・リーグも同じ。彼の防御率はオールスターに出るクローザーとしてはあまりにも冴えない。
2011 MLB All Star Game: 10 Notable Snubs and Manager Errors | Bleacher Report
snub : 「冷遇する」
マーケティング的にMLBの新しいスターが欲しいだけなら、若い選手を何人か実力だけで選出しておけばいいものを、ジーターだの、ヘルナンデスだの、あちこち選出の歪みばかり目立つから、おかしなことになる。
たとえば今シーズンのビクター・マルチネスなどは、なかなかクレバーな打撃を披露しているのに、ア・リーグ東地区の某球団から移籍しただけでファン投票から漏れてしまう。
こういうことでは、とても投票結果に納得などできるわけがない。