July 27, 2011

夕刊フジとかいうメディアが、こんなことを書いてくれたらしい。ありがたい。
「イチローを中心に進められてきた最近10年のマリナーズのチーム編成は、結果的に失敗といわざるをえない。」
イチロー怒られた!マ軍崩壊で強まる「放出論」 (夕刊フジ) - Yahoo!ニュース

「自分はマリナーズのことを何も知らないで書いています」という事実を、これだけハッキリとわからせてくれる記事というのも、そうはない(笑)

ありがたいねぇ(笑) こんなクチの悪いブログでも、今まで遠慮してあげてきたのに(笑)。まぁ、これをきっかけに、年がら年中よその国のドラマばかり垂れ流し続けている、他国の資本ばかり入ったおかしな某テレビ系列のメディアを、これからは心おきなく「名指し」で批判させてもらおう(笑)無能な記者さん、ありがとう。アンタはとても使える記者だ(笑)



あのチーム破壊王、ビル・バベシがシアトルのGMだった時代のチームコンセプトは、「右のフリースインガーを集める」というもので、日本から城島、キューバからベタンコート、そしてFA選手からセクソン、エイドリアン・ベルトレ、はえぬきからロペスを、スタメンに並べた。
守備マニア、ズレンシックがGMの現在のチームコンセプトは、「超守備重視と称して、守りに湯水のごとく金を注ぎ込む」というものだ。



右のフリースインガーを集める
守備に湯水のように金を注ぎ込む


バカかよ、2人とも(笑)


イチローは左バッターだ。バベシが来るよりずっと前、2001年からシアトルのスピードスターだったイチローには、2003年11月にシアトルGMになったバベシの敷いた「右のフリースインガー路線」は、まったく何の関係もない。

また、ズレンシックがシアトルに来たのは2009年だから、2008年から5年契約を結んでいるイチローは、ズレンシックの「投手を含め、守備にムダに金を注ぎ込こめるだけ注ぎ込む超守備的路線」とは、まったく何の関係もない。
もっと詳しくいえば、ズレンシックが、ジャック・ウィルソンやフランクリン・グティエレス、フェリックス・ヘルナンデス、ショーン・フィギンズに金を湯水のように注ぎこんだチーム編成戦略の破滅的崩壊は、2001年以来持続してきた高い実績により、たとえどこのチームと契約しようと長期高額契約が約束されていたイチローとは、まったくなんの関係もない。


今まで言わなかったが、
この際だから、ハッキリしておこう。


バベシとズレンシックの掲げた2つのチームコンセプトは、方向性が違うように見えるだけで、実は、まったく同じ性格のものだ
なぜなら、この2人が提案した2種類のチーム編成コンセプトはどちらも、「セーフコというホームスタジアムのパークファクター」はじめ、チーム編成の前提条件あるいは制約条件に、最初からまるでフィットしておらず、チームの問題点を、助長させるだけで何も解決しない「超ダメ・コンセプト」だからだ。

ビル・バベシは、「右打者に圧倒的不利で、ホームランの出にくい広いホームパークなのに、大金を大量の右打者を雇い入れることに投じる」という矛盾した投資戦略をとって大失敗し、クビになった。
ズレンシックは、フランクリン・グティエレスやジャック・ウェルソンに複数年契約をくれてやって、守備に大金を投資し、加えて「価格の安い投手でも、手の内がバレないうちなら、他のスタジアムよりもいいコストパフォーマンスが見込める投手に有利なスタジアム」なのに、フェリックス・ヘルナンデスに長期契約の大金をくれてやり、結果的に「守りに、金を湯水のように使った」ことで、貧打をより助長し、ペイロールの硬直化をまねいた。
それだけでなく、ズレンシックは、自分の発案したチームコンセプトの政策的破綻によって2年連続でチーム・バッティングの破滅的破綻を招いた責任があるにもかかわらず、破綻を糊塗する若手起用に走り、歴史的貧打と2年連続のチーム大破綻を引き起こした。


こうしてみると、誰でもわかるだろう。
フリースインガー右打者マニア、ビル・バベシ就任の2003年から、守りに金を湯水のように使う守備マニア、ズレンシックが2年連続で大崩壊した2011年まで、この「9年間」というもの、シアトル・マリナーズという、金はあるが肝心の球団経営は素人のチームがとってきたチーム編成戦略は「9年もの間、ずっと間違い続けている」


何度も言わないとわからない人もいるだろう。
もう一度言っておく。

この9年間というもの、シアトル・マリナーズというチームがとってきたチーム編成戦略は、イチローと無関係に、ずっと間違い続けてきている。


「コンセプトレベルから9年間ずっと間違え続けてきた」シアトル・マリナーズという野球チームは、「イチローと無縁のチーム編成ばかりしてきた球団」であると、何の迷いも無く断言できる。
イチローはシアトル・マリナーズにおいて、ともすると周囲の「パークファクターにあわない、間違った編成コンセプトで集められた 大勢の『本来、彼らのほうが場違いな選手たち』」から孤立し、その選手たちがやがて例外なく全滅していく中で、プライドと個人記録達成を心の支えにしながら、ひとりだけ違うレベルでプレーし続けてきて、その結果、毎年のようにゴールドグラブを受賞し、毎年200本のヒットを打ち、毎年オールスターに出場してきた。
こんな基本的なことすら、某フジ系列の、知識の欠けたマスメディアの記者は理解していない。


きちんとしておかないと、今後も間違える人が出てくるだろう。もう一度ハッキリ言っておく。

イチローはシアトル・マリナーズにおいて、多くのシーズンを「パークファクターや貧打など球団の課題を解決するどころか、まったく間違った編成コンセプトで集められた 大勢の『場違いな選手たち』」に囲まれたまま、野球してきた。「城島問題」は、その一角に過ぎない。


この際、断言させてもらっておく。

9年もの長きにわたって、チームづくりをコンセプト段階からして間違え続けながら、ミスばかりしてきたこの素人経営球団が、メジャー球団としての「メンツ」をどうにかかろうじて保ってこれたのは、イチローの存在があったおかげだ。

イチローという存在は、もともとこのチームの9年間のチームづくりの失敗とは何の関係もなく、高い実績を残してきたレジェンドであり、どこの国の、誰であろうと、そしりを受けるいわれなど、どこにもない。


イチローの2008年の契約更新にあたっての条件は、金額ではなく、むしろ「勝てるチームづくり」だったはずだ。
本来、メジャーのさまざまな記録更新がかかった記念すべきシーズンになるはずの2011年のシーズンを、チームにあわない編成コンセプトで2年も続けて破綻させ、果ては連敗記録まで作って意気消沈させるチームにして、レジェンドの記録達成の邪魔ばかりしている球団サイドのほうこそ、イチローと日本のファンに謝罪すべきだ。







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