August 01, 2011

フェリックス・ヘルナンデスのGB/FB/LDデータ


フェリックス・ヘルナンデスは、ピッチャーとしての質が大きく変わりつつある。
上のグラフは、ヘルナンデスの打たれた打球を、ゴロ(緑)フライ(赤)ライナー(青)の3つに分け、それを年次で並べたものだ。
Felix Hernandez » Statistics » Pitching | FanGraphs Baseball
デビュー当初、ヘルナンデスは極端なまでのグラウンドボール・ピッチャーだったのは有名な話だが、今は年を追うごとにフライボール・ピッチャーになりつつある。
今年のGB%(ゴロ率)は、49.1 %と、キャリアで初めて50%を切っている。


今のヘルナンデスは、ストレートと変化球をだいたい半々に投げ分けるとピッチングスタイルで、カウントを稼ぐのがストレート、追い込んだらチェンジアップ、シンカーといった、変化球を投げる、というのが基本であることくらい、もうほとんどのチームが知っている。
と、いうより、今のヘルナンデスのピッチングスタイルは、ストレートを痛打されては、アウトコースの変化球で逃げ回りながら、どうにか打者を討ち取っている状態、というのが本当のところだ。


いまMLBで最もストレートを投げる率が高いのは、ヤンキースの元サイ・ヤング賞投手、バートロ・コロンの83.4%だが、今のヘルナンデスのストレート率はいまや、わずか54.9%しかない。ストレートで勝負はしていないし、勝負できもしない。
MLB全体で、ストレートのピッチ・バリューが高いベスト10の投手を挙げてみた。今のヘルナンデスのストレートのピッチ・バリューはわずか-2.8しかなく、マイナスの数値だ。いかにヘルナンデスのストレートに信頼が失われたかがわかる。

ストレートのピッチ・バリューが高い投手ベスト10
Justin Verlander 26.4 
Jered Weaver 25.2
Ian Kennedy 19.5
CC Sabathia 19.5
C.J. Wilson 18.3
Scott Baker 18.3
Josh Beckett 17.3
Cliff Lee  16.9
David Price 16.3
Alexi Ogando 16.0
-----------------
ダグ・フィスター 15.4 (11位)

ストレートのバリューに関してだけ言えば、無能なズレンシックがデトロイトに安売りしてしまったダグ・フィスターのほうが、マイナス数値のヘルナンデスよりずっと数値が高いどころか、なんとMLB全体で11位をキープしている
ダグ・フィスターのストレートのピッチバリューは、4シームの速さでMLBファンを驚かせたマイケル・ピネダの9.9よりも高い。勘違いしている人が多いが、マリナーズの先発投手で規定回数に達している4人の中で、最もバリューが高いストレートを投げていたのは、ピネダでも、ヘルナンデスでもない。ダグ・フィスターだ。
ダグ・フィスターは、今年、チェンジアップとストレートを少し減らして、カーブとスライダーを多投するようにピッチングスタイルを変えているのだが、だからといって、ストレートの価値が下がらなかったのだから、たいしたものだ。
Doug Fister » Statistics » Pitching | FanGraphs Baseball


もったいないことをするものだ。
さすが無能なGM。やることが違う。

シンカーとチェンジアップで逃げ回るだけのピッチャーに、
20ミリオンの価値はない。








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