April 10, 2012

 
2012年4月9日 デビュー登板のダルビッシュのフォーム

これは、メジャー初登板時のダルビッシュのピッチングフォーム。初回に2番アックリーを三振に仕留めた場面。
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@TEX: Darvish records his first career strikeout - Video | MLB.com: Multimedia(MLB公式動画)

左から2番目の写真
明らかに、このブログでいう「蹴り出し動作」をやっている。

一番右の写真
ホームプレートに踏み出した左足が「まっすぐホームプレート方向を向くのではなく、サード側に向いたまま」、「横向きに踏み出し」ている。これは「横ステップ」であって、2011年のフォームである「ビッシュ・ツイスト」の特徴のひとつである「前ステップ」ではない。上半身のひねりの効果が薄い。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年3月23日、昔のダルビッシュと、今のダルビッシュ、どこが、どういう意味で違うのか。ノーラン・ライアン、松坂と比べながら、考える。


MLBのレジェンドとして新人に格の違いを見せつけた
イチローの3安打

http://wapc.mlb.com/play?content_id=20494261



今年3月半ばに、ダルビッシュの渡米以降の投球フォームが「ビッシュ・ツイスト」しないフォームであることを指摘したが、あの段階からフォームがほとんど変化していない。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2012年3月16日、上半身と下半身の動きが揃ってしまい、「ビッシュ・ツイスト」しないクリーブランド戦のダルビッシュのフォーム。
松坂投手そっくりの、左足のサード側への「蹴り出し動作」が、ハッキリと見てとれるが、蹴り出し動作の際に、不自然に爪先を曲げているのが、なんとも不恰好だ。
フォームもピッチング内容も、四球を連発してランナーを貯めては、タイムリーを打たれる松坂投手の悪いときにそっくり。これではいけないと思う。


より細かいことで言えば、左バッターへの配球が単調すぎる。アウトコースよりの2シームが来ることは、ほとんどの左バッターがわかって狙っていたはず。
また、ストレート系が得意なカイル・シーガーに2シームをタイムリーされた次の打席でも2シームを打たれるようなことも、いただけない。

ツイッターでも言ったことだが、投手が配球の主導権を握るMLBでは、投手に学習能力や打者のスカウティング能力がないと生き残れない。

せっかく2011年に、日本のプロ野球に在籍していながらメジャー仕様(=「ビッシュツイスト」)に改造することに成功していたダルビッシュの投球フォームは、テキサスに移籍したとたん、なぜか逆に、「MLB仕様に改造する前の、プロ野球風の日本式フォーム」に回帰してしまっている。これでは、逆戻りだ。
なぜこういう「先祖帰り」が起きるのか、理解に苦しむ。まるで、「外国に憧れて海外旅行に行ったにもかかわらず、海外に行ったら、どういうわけか日本食ばかり食べている気弱な旅行者」みたいな感じだ。


日本での蹴り出し動作「あり」のダルビッシュ(下)と、
蹴り出し動作「なし」のダルビッシュ(上)


ダルビッシュ分解写真(改)


松坂投手のフォーム(足をショート側に向ける瞬間)松坂投手の特徴のひとつである
「サード側への蹴り出し動作」


ダルビッシュが日ハム在籍時にメジャー仕様フォームとして開拓したと思われる「ビッシュ・ツイスト」においては、上半身は打者に背番号が向くほどひねっている状態なのに、下半身はホームプレートにまっすぐ「前ステップ」できていた。
以下、一番上の日本ハム時代のMLBスタイルの「ビッシュ・ツイスト」と、残り3枚の写真をよく見比べてもらいたい。今のダルビッシュが、いかに力感とまとまりがないか、わかると思う。


日本ハム時代の「ビッシュ・ツイスト
踏み出した左足のつま先が、綺麗にホームプレート方向を向いている。だが、上半身は後ろにわずかに体重を残しつつ、ひねったままを維持しているため、ここから腕を思い切り振ってボールを投げると、非常に大きなパワーが生み出される。

日本ハム時代の「ビッシュ・ツイスト」


渡米直後のブルペン

「ビッシュ・ツイスト」してないダルビッシュ(ブルペン)


3月13日 スプリング・トレーニング インディアンス戦

「ビッシュ・ツイスト」してないダルビッシュ(インディアンス戦)


4月9日 MLBデビュー登板 シアトル戦 in アーリントン

2012年4月9日 MLBデビュー登板のダルビッシュ



Play Clean
日付表記はすべて
アメリカ現地時間です

Twitterボタン

アドレス短縮 http://bit.ly/
2020TOKYO
think different
 
  • 2014年10月31日、PARADE !
  • 2013年11月28日、『父親とベースボール』 (9)1920年代における古参の白人移民と新参の白人移民との間の軋轢 ヘンリー・フォード所有のThe Dearborn Independent紙によるレッドソックスオーナーHarry Frazeeへの攻撃の新解釈
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年6月1日、あまりにも不活性で地味な旧ヤンキースタジアム跡地利用。「スタジアム周辺の駐車場の採算悪化」は、駐車場の供給過剰と料金の高さの問題であり、観客動員の問題ではない。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年6月29日、『父親とベースボール』 (1)星一徹とケン・バーンズに学ぶ 『ベースボールにおける父親の重み』。
Categories
ブログ内検索 by Google
ブログ内検索 by livedoor
Thank you for visiting
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

free counters

by Month