April 29, 2012

無能GMズレンシックがブランドン・リーグとトレードし、その後トロントの主力先発投手に成長したブランドン・モローとの今シーズン初対戦は、シアトルがトロントに完封負け。
ブランドン・モローはこれで今シーズン2勝目。珍しく打線が下降していたデトロイトをスイープして天狗になっていたシアトルの鼻を、ローテ投手として風格の出てきたモローが見事にへし折った。
Seattle Mariners at Toronto Blue Jays - April 28, 2012 | MLB.com Classic

Brooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Strikezone Map Tool

シアトル時代、ストレートばかりで押しては打たれまくっていたモローも、トロントで先発に定着して以降は、要所要所でスプリット、カーブ、スライダーを交え、またゲーム序盤とゲーム中盤で中心球種をかえるような配慮のできる懐の深いピッチャーになってきた。

それもそのはず、数字が裏付けている。
シアトル戦の前まで、今シーズンのモローは、「わずか50数%」しかストレートを投げていない。かつてのモローを知っているファンには驚きの数字だろう。(資料:Brandon Morrow » Statistics » Pitching | FanGraphs Baseball
シアトル時代のモローは、配球の70%以上をストレートばかり投げては狙い打たれたが、トロントに移籍してからのモローの配球、特に今シーズンの配球は、まったく「別モノ」なのであって、シアトル打線はかつてのモローとは別のピッチャーと考えて対戦すべきだった。(実際、ゲーム中盤にヒットを打てたイチローシーガーの打ったのは、いずれも変化球。特にイチローの2本目のヒットは、低めのスプリットを読み切っていた)

だが、いつものように、たいしてスカウティングもせずにゲームに臨み、自分の好きな球だけを好きなように打つだけなのが常のシアトルは、無策に変化球をひっかけて凡退を繰り返して完封負けを食らった。(代表例はブランダン・ライアン。全打席、変化球で凡退)
当然の結果だ。


ちなみに、シアトル時代のモローがストレート一辺倒の配球だったのは、彼自身の意志ではない。当時モローとバッテリーを組んでいたダメ捕手城島が、モローに単調な配球を押し付けていたためだ。(というか、他の投手全員にもアウトローのストレート、スライダーばかり連投させるようなたぐいの単調な配球を押し付けていた。このことは、現在の阪神ファンも、嫌というほどわかる話だろう)
これは、日本のシアトルファンにも、シアトル地元のメディアでも有名な事実で、当事者の証言も記事化されている話だが、当時あまりにストレートばかり投げるモローが狙い打たれるので、業を煮やした当時の投手コーチ リック・アデアがバッテリー・ミーティングを行って、コーチ側から「モローの配球にもっとカーブを多用する」との指示が出されていたにもかかわらず、なんとダメ捕手城島がその指示を全く無視して、モローにカーブのサインを一切出さなかったなどという、あり得ない事実があったのである。

だからシアトルの硬直した環境では、ブランドン・モローも実力の発揮のしようもなかったのは当然の話だ。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年12月22日、「投手コーチ・アデアとの打ち合わせを無視し、モローにカーブのサインを一切出さなかった城島」に関する記録。投手たち自身の「維新」による城島追放劇の舞台裏。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年6月19日、意味なくダメ捕手城島が阻害していた「カーブ」を自由に使えるようになってピッチングの幅を広げ始めたブランドン・モロー。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年8月8日、トロントに移籍したブランドン・モロー、東地区2位のタンパベイ相手に9回2アウトまでノーヒット・ノーラン。17三振を奪う。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年8月8日、ブランドン・リーグとの交換でトロントに移籍したブランドン・モローのここまでの好成績と、ダメ捕手城島のモローに対する配球の無能ぶりをあらためて振り返る。



それにしても、岩隈が満塁で、(そのサインが岩隈主導か、キャッチャーのミゲル・オリーボ主導かは不明)逆球であるにしても、初球アウトコース低めいっぱいの4シームを、右バッターエドウィン・エンカルナシオンに狙い打たれた満塁ホームランはとんでもなく不用意な配球だった。


なぜって、簡単。
エンカルナシオンは、「アウトコース、特に低めが滅茶苦茶に得意なバッター」だからだ。
(逆にいうと、彼の不得意コースは、このブログで何度も書いてきたロブ・ジョンソン風の「インロー、アウトハイ」である)
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:メジャーと日本の配球論の差異から考える「城島問題」 『damejimaノート』(2)「外角低め」「ストレート」という迷信 実例:「アウトハイ・インロー」の対角を使うメジャーのバッテリー

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:メジャーと日本の配球論の差異から考える「城島問題」damejimaノート


以下は、エドウィン・エンカルナシオンの今シーズンのホットゾーン、いわゆる得意コースだ。アウトコース低めが1.000、つまり「10割」なのがわかる(笑)

Edwin Encarnacion Hot Zone | Toronto Blue Jays | Player Hot Zone | MLB Baseball | FOX Sports on MSN

エドウィン・エンカルナシオンのホットゾーン 2012/04/28

今シーズンのエンカルナシオンのホームランは、これで6本目だが、今日の満塁ホームランを含め、その半数は「アウトコース一杯の球」である。
シアトルは前日のゲームでも、2回に先発ベバンが同じエンカルナシオンに、同じアウトコースをソロホームランされているクセして、なぜ、こんな簡単なことを、満塁策を指示するベンチ、指示されたバッテリーが、頭に入れて勝負に臨まないのか。

馬鹿としか言いようがない。

2012年4月15日のエンカルナシオンのホームラン2012年4月15日
ボルチモア戦
3号ホームラン


2012年4月27日のエンカルナシオンのホームラン2012年4月27日
シアトル戦
5号ホームラン


2012年4月28日 マリナーズ戦のエンカルナシオンの満塁ホームラン2012年4月28日
シアトル戦
エンカルナシオンの
6号満塁ホームラン

追記:4月29日にもやっぱりアウトコースの球をホームランされた。これで3戦連発。わけがわからん。ちっとは用心すりゃいいのに。

2012年4月29日 マリナーズ戦のエンカルナシオンのホームラン2012年4月29日
シアトル戦
7号ホームラン
Seattle Mariners at Toronto Blue Jays - April 29, 2012 | MLB.com Classic



岩隈が満塁ホームランを浴びたのは、打てもしないジャスティン・スモークという「置き物」を4番に据え続ける左右病の無能監督エリック・ウェッジが、3点リードされた無死1、3塁で満塁策をとり、前日にホームランを浴びているエンカルナシオンとの勝負を選んだからでもあるが、アウトコース低めが死ぬほど大好きなエンカルナシオンとの勝負というのに、満塁だからどうしても初球にストライクが欲しいとはいえ、アウトコース低めいっぱいの球なら、安全にストライクがとれると何の根拠もデータもなく思いこんでしまう単調な配球センスでストライクを取りにいってしまう「ダメ捕手城島的な、古臭い配球センス」は、完全に間違っている。

中には、エンカルナシオンのように、「アウトコース低めいっぱいが死ぬほど得意」というバッターもいるのである。相手にあわせて配球しないで、どうやって厳しいMLBで生き残っていくというのだ。甘いにも程がある。

わざわざ満塁にしてホームランバッターと勝負にいくのだから、せめて、相手の得意コースや得意球種くらい、頭に入れて勝負できないのか。
ベンチもバッテリーも、不勉強すぎる。



ダメ捕手城島について、数限りない回数指摘してきたことだが、もういちど書いておこう。
「アウトコース低めなら安全」という安易な発想は、日本の野球の一部にはびこる、単なる迷信に過ぎない。


いつになったら、この迷信を止めるのだろう。


Play Clean
日付表記はすべて
アメリカ現地時間です

Twitterボタン

アドレス短縮 http://bit.ly/
2020TOKYO
think different
 
  • 2014年10月31日、PARADE !
  • 2013年11月28日、『父親とベースボール』 (9)1920年代における古参の白人移民と新参の白人移民との間の軋轢 ヘンリー・フォード所有のThe Dearborn Independent紙によるレッドソックスオーナーHarry Frazeeへの攻撃の新解釈
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年6月1日、あまりにも不活性で地味な旧ヤンキースタジアム跡地利用。「スタジアム周辺の駐車場の採算悪化」は、駐車場の供給過剰と料金の高さの問題であり、観客動員の問題ではない。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年6月29日、『父親とベースボール』 (1)星一徹とケン・バーンズに学ぶ 『ベースボールにおける父親の重み』。
Categories
ブログ内検索 by Google
ブログ内検索 by livedoor
Thank you for visiting
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

free counters

by Month