November 12, 2012

2011ア・リーグ 打率と出塁率の比例関係(ホーム)
2011ア・リーグ 打率と出塁率の比例関係(ビジター)

2011ア・リーグ 打率と出塁率の比例関係(ビジター)
2011ア・リーグ 打率と出塁率の比例関係(ホーム)

これは2012年4月に書いた以下の記事に挙げたデータである。
Damejima's HARDBALL:2012年4月8日、チームの「総得点」と「総四球数」の相関係数を調べた程度で、「四球は得点との相関が強い」とか断言する馬鹿げた笑い話。


これらのデータが意味するところは、こうだ。
そのチームが稼ぎ出す「総四球数」というものは、それが得点の多い強豪チームであれ、得点の少ない貧打のチームであれ、ほとんど変わらない。

このことから、チームデータを観るかぎりにおいて、
次の事実が確定する。

チームという視点で見るとき、「四球数」は、チームの総得点数にまったく影響しない



一方、打撃指標において「四球」が、いかに「誇大」に扱われてきたかについて、既に大量に書いてきた。
いまやMLBのいくつかのチームでは、OPSとかいうデタラメな基準を信じ込み、大金を注ぎ込んでフリースインガーを集めてきてしまい、ホームランと四球だけで点を取ろうとした結果、「深刻な得点力不足に悩むハメになっている」のだから、これはもう、腹を抱えて笑うしかない(笑)

「四球」を無理矢理にまぎれこませるどころか、二重にカウントしたり、どこかの国の自動車の燃費のように、水増しされてカウントされているOPSだの、SLGだのという指標は、ただのデタラメでしかない。

出典:Damejima's HARDBALL:指標のデタラメさ(OPS、SLG、パークファクターなど)など



最初に挙げたデータは、誰でも作れるグラフだ。当時さりげなく挙げておいたわけだが、大袈裟でなく、こうした簡単な指摘でも、「数字で野球を語っている『つもり』になっていた日本のウェブサイト」の90パーセント程度は死ぬ(つまり、その存在意味を失う)と、当時から考えていた
なぜって、多くの野球サイトは、「どこかで聞きかじってきた『モノゴトを見る視点』」を使って、その視点そのものの根底にある間違いにまるで気づかないまま、あれやこれや語っているに過ぎないからだ。

実際、数字で野球を語っていたあるウェブサイトが閉鎖したことを知っている。そのサイトは一時セイバー的視点からコラムをさかんに連載していたが、やがて更新が滞るようになり、停止し、今では某選手のファンサイトに鞍替えしてしまい、とっくにセイバーの影もカタチもない。

その一方で、いまだに「自分がすでに死んでいること」に気づいていないサイトもある。こんな単純な、小学生でもわかることを、あれだけわかりやすく説明したというのに、「自分の主張の根底がすでに死んだこと」をいまだに理解できない人がいる、というわけだ。


こうしたことから常々思っているのは、頭の悪い世間というものを相手するのは、最終的には無駄だということだ。

根底的な間違いが修正できにくい理由は、簡単だ。自分が「受け入れたくない」、だから「理解したくない」し、「理解できない」、たったそれだけだ。彼らは、根底では、正しいとか正しくないとかいうことに、まったく関心がない。
日本のどこかの不振にあえぐ大手電機メーカーではないが、周囲からいくら正しいことを言われても、それを受け入れ、「カイゼン」して自分を作り直し、進路を修正することなど到底できずに、たいていは間違ったプライドを死守して自分から滅ぶ。

まぁ、モノゴト間違えたまま死んでいくのも、その人間自身の責任だ。「根底にある間違い」だけ指摘しておけば、十分だろう。あとはそういう人々が勝手に滅びていくのを遠く眺めるのみだ。「根底の間違い」を最初に指摘するのは多少骨が折れるが、しかたがない。間違いに気づけない人間は、最後は無視するしかない。
誰が引退しようと、アホなチームが身売り、移転、縮小に追い込まれようと、なんの関係も関心もない。


最初に挙げた2つのグラフは、実は、そういう「ヒトの気づきたがらない『認識の根底にある間違い』の指摘」のひとつなのだが、そういうことをわざわざ指摘するようなムダな行為も、そろそろ最後にしたいと思っている。

OPSだの、四球だの、ここに書いたことの大半は、自分の中では、とっくの昔に「理由と証明つきの決着」がついている。


ロックが死んだって? ジャズも死んだって?
いやいや。死んでるのは、音楽じゃなく
「おまえ自身」さ。

damejima

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