January 26, 2013

このあいだ、(たしかHardball Talkというアカウントのツイッターだったと思うが)、「今年のヤンキースは、まるでジュニア・ハイスクールみたいだぜ」と皮肉っているツイートだか記事だかを見た記憶がある。
ああいう論調自体はよくあるものだし、たわいない世間話だから、別に気にもしないし、記事まで読んで時間をムダにするような馬鹿なことはしない。一部の人たちにしてみると、「本来のヤンキースは、こんな小粒なチームじゃない」、とでも言いたいのだろう(笑)

「本来のヤンキース」ねぇ・・・(笑) ぷっ(笑) 
追記この記事を書いた数日後に、アレックス・ロドリゲス、ジオ・ゴンザレスなどが関与したとみられるPED事件が報道された 90年代中期の「大粒な」ヤンキース(笑)はステロイダーばかりだったわけだ


よほどWBCが気にいらないとみえるCBSあたりも、たぶん似たようなことを考えているに違いない(笑) そんな無駄なことを考えていて時間が惜しくないのかね、とも思うが、そういう的外れな行為が好きでしかたないのなら、無理に止めはしない(笑) 中古のホームランバッターを並べた時代遅れの野球について論文でも書きたいのなら、好きなだけ考えたらいい。
(アメリカのスポーツメディアの中には、野球殿堂入り投票の件についての意見でもわかるとおり、ステロイド時代のMLBを是認する考え方も、一部にではあるにしても、根強く残っている)


こんどの第3回WBCの各国メンバーについても、やれ「小粒」だの、やれ「アメリカは本気じゃない」だの、「WBCは消滅する」だの、もう、無意味なことを書きたくて書きたくてしかたない「小粒な」書き手が、メディアやネットに掃いて捨てるほどいる(笑) 
まぁ、たぶん、つい先日引退した某選手や某選手を徹底的に贔屓しまくっていた記者さんたちとファンが、変わっていく時代に能力的についていけずに「終わって」しまい、そういう「もう居場所の無い人たち」がイライラしながら必死に書いているんだろうけども(笑)、そんな「終わった人たち」がこの先どうなろうと、どうでもいい。

そもそも「時代とズレているのが、自分のほうであること」に気づきもしないで、よく、ああもうるさいことを書き続けられるものだ。

それぞれの記事や書き込みのトーンをちょっとながめればわかることだが、たいていの場合 「そもそもMLBが、この2年で大きく世代交代しつつあったこと」を全く知らないか、まるで意識に入れないままモノを書いている。

例えばこんどWBCアメリカ代表になったと聞くジャンカルロ・スタントンだが、「ジャンカルロ・スタントン? 誰だ、それ? 23歳? 若いな」なんて言ってるようなレベル(笑)で日頃MLBを見ている(と自称している)ような人間に、いまのアメリカ代表の外野手のレベルが語れる訳もない。(マイク・トラウトが出ないなら、アメリカ代表は本気じゃない、小粒だ、なんてのも実に些細な話でしかない)

まぁ、ロクにゲームも見てないクセに、「記事を書くのが仕事だから、イヤだけど、しかたなく、自分の頭の中にある古い情報だけを頼りに、紙面を埋めるだけ」なのが、日本のスポーツ記者とその郎党だから、しかたないといえば、しかたない。そんなモノを語るに値しないレベルの人間でも、メディアでライターがやれたり、ネット掲示板で大きな顔して書き込みできたり、起業できたりするのが、今という時代なのだ。

そりゃ、ソニーもパナソニックも、ダメになるわけだ。



23歳でとっくにスターになっているジャンカルロ・スタントンの迫力あるプレーすらほとんど見たことが無い人間は、MLBでアフリカ系アメリカ人が減少しつつある問題と、その問題がMLBにおけるアメリカ人プレーヤー全体のレベル低下をもたらしつつある問題など、知りもしないし、また、アフリカ系アメリカ人選手減少の背景のひとつともなっている「サラリーの安いドミニカやヴェネズエラの選手たちの、プレーレベルのめざましい向上ぶりや、選手数の爆発的増加という現状」を、WBCアメリカ代表に関する議論の素材にしたりもしない。
また、去年のドラフトでかなりの数のチームが、例年指名が集まるはずの「アメリカの大学生プレーヤー」をスルーしたことの意味にも気がつかつこうともしない。
(さらにいうなら、MLBのアメリカ人選手とMLBの観客動員が抱える諸問題は、なにもMLBだけの問題ではなくて、ひいてはアメリカ社会、特に中間層の抱える社会問題が背景にあって直結しているわけだが、ここで論じる話でもない)
Damejima's HARDBALL:2012年5月18日、「アメリカでの非白人比率の増大傾向」と、「MLBプレーヤー、ファン両面の人種構成の変化」との複雑な関係。

Damejima's HARDBALL:2012年6月6日、アメリカでアフリカ系アメリカ人の平均寿命が伸び、白人との差が縮小した、というニュースを読む。

Damejima's HARDBALL:2012年6月11日、MLBにおけるアフリカ系アメリカ人プレーヤーの減少について書かれたテキサス大学ロースクールの記事を訳出してみた

Damejima's HARDBALL:2012年6月18日、代理人業として大卒選手の優秀さを声高に叫ばざるをえないスコット・ボラスですらオブラートに包みつつも認めざるをえない「他のスポーツへの流出」の具体的な意味。

Damejima's HARDBALL:「父親とベースボール」 MLBの人種構成の変化

たぶん頭の悪い年寄りと、年寄りに飼われている頭の悪い若造どもは、いまだにMLBではバリー・ボンズとマーク・マグワイアのような「ステロイダーのホームランバッターが並んでいる姿が、本来のアメリカだ」とでも思っているのかもしれない(笑)。ほんと、古臭い (笑) これじゃ、いまも変わらずアメリカ人全員がバカでかいアメ車に乗っていると思っているのと、まったく変わりない(笑) 今は2013年だっつうの(笑)



普段からMLBを追っかけている人なら、あらためて人から指摘されなくとも、2000年からの10年間のMLBと、この2年間のMLBでは、中心選手が変わったことは理解できているはずだ。(もっとも、この2年のMLBの世代交代は、自然に世代交代が進んだだけではなく、オールスターの不自然な選出結果を見てもわかるように、やや強引に人為的、政策的に世代交代が行われたことは明白だが、それはここで論じる話でもない)
Damejima's HARDBALL:2011年7月3日、「ここまでするか」と感じる、2011年オールスター投票の作為。

Damejima's HARDBALL:2011年7月8日、デレク・ジーターのオールスター欠場という事態を招いた「歪んだファン投票結果」に怒りを覚える。

Damejima's HARDBALL:2011年7月10日、600万票以上得票したプレーヤーが何人もいるにもかかわらず、20%以上プレミア価格が下がっても、いまだに4000枚以上売れ残っている今回の「恥ずべき」オールスターのチケット。

Damejima's HARDBALL:2011年7月18日、去年より低かった2011MLBオールスターの視聴率 (2)700万票以上集めた選手すら出現したオールスターの「視聴率が下がる」現象は、どう考えても納得などできない。


例えば、キャッチャーで言うと、2000年のオールスターファン投票で他を圧倒して1位になったのは、イヴァン・ロドリゲスマイク・ピアッツァだったわけだが、その後、ジェイソン・バリテックホルヘ・ポサダラッセル・マーティンなどを経て、ジョー・マウアーブライアン・マッキャンアレックス・アビラなどが登場し、さらに、いま誰もが知っていなければならない名前といえば、バスター・ポージージョナサン・ルクロイなどの若いプレーヤーになっている。
今回の各国WBCメンバーが、これまで2回行われたWBCと比べて小粒になったのかどうか、なんていう「小粒な議論」で、「アメリカ代表どころか、MLBを、どんなタイプの選手が代表するようになったか」を語れるわけがない。(そういう意味では、ステロイダー疑惑のライアン・ブラウンは、WBCに出てほしくないし、出るなら血液検査を受けてからにしてもらいたい)



「時代がまるで見えてないくせに、大上段なだけの意見」なんてものは、円安に為替のトレンドが舵を切ったのさえわからないままFXをやっているようなものだ。そしてそれは、スティーブ・ジョブズの発明品の数々が、どれもこれも「電話ではなく、パソコンの利便性から発生していることの意味」に気づきもしないで産業を牛耳っているつもりになっていたどこかの会社のようなものでもある。


今年のアメリカ代表で、「自分がプレーを見たことがない選手の数」を数えてみてはどうだろう(笑) もしかすると、自分がどのくらいMLBから遠ざかっているかがわかる、かもしれない(笑)


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