February 17, 2013

ソフトボール日本代表 北京五輪金メダル

今回明るみになったレスリングのオリンピックからの除外騒動では、日本でもかなりの人たちがオリンピックそのものになにか幻滅に近いものを感じたようだ。ブログ主も、オリンピックで日本が支払わされている放映権料の他国と比べた異常な高さといい、オリンピック憲章違反を犯した韓国サッカー選手へのメダル授与といい、なにか「シラけたもの」を感じさせられた。
こんなにスゴイ ロビー活動の実態(ゲンダイネット) - livedoor スポーツ

【サッカー竹島問題】保留の五輪銅メダルを授与 領有主張の韓国選手に - MSN産経ニュース

オリンピックというのは、なにか世界を代表するスポーツ大会のように見えているが、実のところ、ヨーロッパ中心のリージョナルなスポーツ競技大会にすぎないのではないか、という意見すら聞こえてくる。(なのにロビー活動という名の利益供与を受ければヨーロッパで誕生した伝統あるレスリングの除外に傾いたりするのだから支離滅裂でもある)
西欧中心という意味だけでいうと、IOCというのは、FIFAやUCI(=国際自転車競技連合)や、F1の競技団体などと似た利権集中組織をもっている。
そこにアジアの一部やアフリカなどから、「利権のおすそわけ」を求めてロビー活動と称する「利権家」が集まってくる。


この先の展開の可能性のひとつとして、アメリカやロシアなどといったレスリングの盛んな国から、レスリング除外批判が集まることで、批判をかわそうとか考えそうな接待まみれ団体、IOCが、2013年9月に決まる2020年五輪の残り1枠の競技種目決定にあたって、レスリングを「故意に」選ぶことは、十分に考えられる。
レスリング五輪存続に光 IOC理事会で有力3候補案浮上 (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

だが、関係者はたぶん言いづらいだろうが、ハッキリ言っておけば、もしレスリングが選ばれ直しても、それで「やれやれ。よかったね」などとは、まったく思わない。


というのは、9月に決まる「残り1枠」を争っているのは、なにもレスリングだけではないからだ。

「野球・ソフトボール」や「空手」など、日本が得意とするスポーツは他にもある。五輪競技に選ばれるのを首を長くして待ってきた関係者にしてみれば、レスリングを一度除外しておいて、批判されたら選び直すなどという茶番に巻き込まれたのでは、たまらないだろう。
だが、だからといって、「レスリングを五輪に戻せ」的な空気の中で、「ウチだって、オリンピックに選ばれたいんだ」などとは大声では言いづらいだろうし、困った話だ。


なにも、野球が五輪種目に復帰してほしいから言うのではない。

むしろ個人的には、今回の騒動で、野球という歴史的にもう十分商業的に確立してきた競技にとっては、オリンピックなんていう利権にふりまわされるアマチュアの祭典は、もはやどうでもいい、という気さえする。あくまで個人的には、もし9月に「野球・ソフトボール」が選ばれなくても、別に何の感想も持たないだろう。「ああ、そう」で、おしまいだ。

もちろん、野球が五輪競技にふさわくない、とは、まったく思わない。MLB、それに個人レベルでも、野球を国際的に普及させる施策が、あちらこちらで始まっている。

だが、野球というのは幸いにして、もともとオリンピックや国際大会に頼りきってようやく成り立っているスポーツではない。野球は、国内ではまるで人気がないのに、ワールドカップ的な国際大会や海外でのわずかな活躍を虫メガネで拡大して報道することで、かろうじて「盛りあがっている印象」をもたせているような、マイナーなスポーツではない。


だが、ソフトボール
これは別だ。

あれだけ日本中を沸かせてくれた北京オリンピックの上野由岐子投手以下、日本代表の熱い頑張りは、忘れるどころか、いつも頭にある。ソフトボールという面白い競技をオリンピックという大舞台に早く復帰させてやれないものか、つねづね願ってもきた。

そこへ今回のレスリング騒動だ。冷遇されているソフトボール、野球、レスリング、(ついでに言えば、採点に首を傾げることの多かったフィギュアスケート、ルール変更に泣き続けてきたスキー複合や柔道)どれもこれも日本やアメリカでさかんなスポーツである。このおかしな状況に、ちょっとは気づけよといいたくなる。



とりあえず今は、自立が進んでいる野球はともかく、ソフトボールのために言っておきたいと思うのだ。

9月に五輪競技に選んでほしいのは、ソフトボールも同じだ。と。


頑張れ、ソフトボール。







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