June 20, 2013

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あまりにも見所の多すぎるダブルヘッダー第1戦で、どこから語ったものかわからないが(笑)、打棒炸裂のイチローがドジャースの期待の新人投手リュ・ヒョンジンの膝元の難しい速球をライトスタンドに放り込めば、マリアーノ・リベラが同じくドジャースの新人で、イチローと同じライトを守るヤシエル・プイグを得意のカットボールで三振に切って、(先日プイグが鼻に受けたデッドボールとは別の意味で)スーパールーキーの天狗の鼻をへし折って(笑)ゲームセット。
ヤンキースとドジャースが歴史上初めてレギュラーシーズンにヤンキースタジアムで対戦した歴史的なダブルヘッダーは、まずヤンクスのレジェンドたちがドジャースの新人君たちをあしらったゲームとなって終わった。
Ichiro powers Yankees to Game 1 win | YES Network

Video: Ichiro's huge game | MLB.com Multimedia

史上初ヤンキースタジアムレギュラーシーズンのLADvsNYY イチロー3号

イチロー3号ソロ・ホームラン
動画:Video: Ichiro's solo shot | MLB.com Multimedia

マトリクス風動画:GAMEREAX - Animated Sports Gifs and MLB Analysis – YES Camera Angle On Ichiro Homer

ホームランを打たれたリュ・ヒョンジンのコメント

"I put the ball exactly where I wanted it -- and he got it in the air and hit it out."
「まさに投げたいと思ったところに正確に投げた。そしたら彼に吸い込まれるような打球でスタンドに運ばれてしまった。」
Lyle Spencer: Shades of graceful star Ichiro Suzuki in electric Dodgers rookie Yasiel Puig | yankees.com: News


2点タイムリー
動画:Video: Ichiro's two-run single | MLB.com Multimedia

2013年6月19日ドジャース戦2点タイムリー

自身も2点タイムリーを打ったライル・オーバーベイの、イチローのレフト前2点タイムリーに関するコメント

He puts the bat on the ball, and he puts it in the perfect spot. It's an art.Two RBIs late in the game were big. He's Ichiro.
「彼はバットをボールに正確にコントロールして、パーフェクトな場所に打てる。それはひとつの『芸術』なんだ。ゲーム終盤の2打点は大きいよ。彼はやっぱり『イチロー』なんだ。」
Ageless Ichiro still has batting eye, speed


8回表のファインプレー
動画:Video: Ichiro's leaping grab | MLB.com Multimedia

2013年6月19日ドジャース戦8回ファインプレー

監督ジョー・ジラルディのコメント

"Let's not forget that he had a big defensive play in the eighth inning. That's a heck of a play,"
「(ホームランもいいけど)8回の守備のビッグプレーも忘れないでほしいね。あれは凄いプレーだった。」
Ichiro Suzuki's big day carries New York Yankees - ESPN New York

ESPN New York

With his bat, he propelled the Yankees offensively.With this glove, he robbed the Dodgers of a big inning.
「彼はバットでヤンキースを前進させ、グラブでドジャースのビッグ・イニングをもぎとった」
Ichiro Suzuki's big day carries New York Yankees - ESPN New York



「もってる」って、こういうことを言うのだ。

今日のイチローのホームランは、MLBでイチローの打ったホームランの中でも、最も美しいホームランのひとつだと思う。
Los Angeles Dodgers at New York Yankees - June 19, 2013 | MLB.com NYY Recap

歴史的な対ドジャース戦が行われた2013年6月19日

鮮烈なMLBデビューで週間MVPを受賞したばかりのスーパールーキーヤシエル・プイグだが、足の速さや打撃だけでなく、その強肩についても、イチローを引き合いに出したり、比較したりする記事やツイートはたくさんある。
イチローとプイグの「競演」に関する記事の例
Lyle Spencer: Shades of graceful star Ichiro Suzuki in electric Dodgers rookie Yasiel Puig | yankees.com: News
というのも、プイグがMLBデビューしてすぐのブレーブス戦で、ライトからの強肩で1塁ランナーをサードで刺したプレーが、イチローがMLBデビューしてわずか8戦目のオークランド戦で、サード手前でテレンス・ロングを刺してみせた、あの伝説の「レーザービーム」と似ていたからだ。

イチロー「レーザービーム」(2001年4月オークランド戦)
公式サイト動画:http://wapc.mlb.com/play?content_id=16865121



プイグの強肩(2013年6月8日ブレーブス戦)





これまで「1958年」という年がいかに特別な年だったか、ということについて、沢山の記事を書いてきた。MLBでは、ドジャースとジャイアンツが西海岸に移転した年であり、またそれはアメリカ社会が大きく変わっていくターニングポイントでもあった。
Damejima's HARDBALL:「1958年の西海岸」 特別な年、特別な場所。
かつてニューヨークのブルックリンにあったドジャースが西海岸に移転したのは1958年だが、その前後、1941年以降1981年まで、ワールドシリーズでヤンキースとドジャースは11回も戦い、その回数がワールドシリーズの対戦レコードとなるほど覇権を競いあった。サンディー・コーファクスドン・ドライスデールが投げ、ミッキー・マントルレジー・ジャクソンが打ち返す。それがこの黄金カードの歴史を作ってきた。

しかし、こと、レギュラーシーズンの記録となると、1997年にインターリーグ制が導入されて以降も、2004年と2010年にドジャースタジアムでの3連戦が2度、計6ゲームが行われただけで、ヤンキースタジアムでのゲームは一度も行われていない。(さくっと調べたところ、ネット上に、「2連戦が3度」という記述、「2003年と2010年」という記述があるが、いずれも間違っている)
2004年のゲーム結果
2004 New York Yankees Schedule, Box Scores and Splits - Baseball-Reference.com
2010年のゲーム結果
2010 New York Yankees Schedule, Box Scores and Splits - Baseball-Reference.com

つまり、今日の第1試合は、かつてブルックリンにあったドジャースがレギュラーシーズンの試合で初めてニューヨークに帰ってきた歴史的なゲームなのだ。

どうもわけがわからないのは、地元メディアや古くからのヤンキースファンと称する人たちが、ドジャースのニューヨーク帰還よりも、元ヤンキースのドン・マッティングリーが監督としてニューヨークに凱旋してきたことを優先するかのごとく騒いでいたことだ。
彼らには悪いのだが、マッティングリーがニューヨークに戻ったのは、単純に彼がドジャース監督だからなだけであって、それ以上の意味はない。それより「あのブルックリン・ドジャースがニューヨークに帰ってきたこと」のほうが、MLB史にとって遥かに重要なのは、言うまでもない。


もちろん、このゲームがドジャースにとってレギュラーシーズンでは初めてのヤンキースタジアムでのゲームであることを報じる記事は、もう掃いて捨てるほどあるわけだが、ブログ主に言わせれば、そんな誰でも書けることは、誰かが書くわけで、本当に知りたいと思うのは、「かつてニューヨークを本拠地にしていたドジャースが、なぜこれまでヤンキースタジアムでゲームをやらなかったのか、そして、なぜ初めてヤンキースタジアムに来ることになったのか、その理由」だ。

そこには、よほどなにか秘めたドラマというか、「ワケあり」な話があるに違いないと思うのだが、どうだろう。

ダブるヘッダー第1戦のWrapページ20130619
Los Angeles Dodgers at New York Yankees - June 19, 2013 | MLB.com Wrap



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