July 03, 2013

先日、MLBアンパイアとしては若い50歳代のTim Tchidaが引退を決意した理由のひとつが、バッターのファウルチップがアンパイアのマスクを直撃する衝撃が長年積み重なったことによる首などの慢性的な怪我だった、という記事を書いたが、膝の怪我で休養している別のアンパイア、43歳のBrian Rungeにも怪我による引退の噂がある、と書いた。
Damejima's HARDBALL:2013年6月12日、アンパイア寿命を脅かす 「ファウルチップの脅威」。近年のデータ主義野球の浸透による「ピッチャーの平均投球数の増加」と、アンパイアの疲労。

ところが、そのBrian RungeがMLBがアンパイアに対してランダムに行う薬物検査に落ち、その結果トリプルAのアンパイアに降格処分になったと、MLBが発表した。
てっきり膝の怪我が周囲の同情を集めているものとばかり思っていただけに驚いた。(かわりにChris Conroyがメジャーのアンパイアに昇格)
AP NewsBreak: People familiar with situation say MLB umpire Runge let go after drug violation | Fox News

MLB dismisses umpire for drug violation - MLB - SI.com

彼の薬物検査からどんな薬物が発見されたのかは公表されていないが、MLBアンパイアのトリプルA降格がかなり重い処分なのは間違いない。World Umpires Association代表をつとめるJoe Westもコメントを拒否しているほどだ。(シーズン途中の降格は2000年以来らしいが、そのときの降格理由は「怪我」であり、やむをえない理由だから、今回とは意味が違う)

憶測でモノを言ってもはじまらないが、Rungeは、祖父から親子3代にわたってMLBアンパイアをつとめてきた家系で、よほどのことがなければ職を失うとは考えられない。その彼が公表できない理由で、しかもシーズン途中で降格処分になったのだから、ただごとでない理由による降格なのは、おそらく間違いない。


イチロー線引き退場事件

Brian Rungeは、イチローがアウトコースの判定に怒ってベース脇にバットで線を引いて、MLBでは初の退場処分にさせられたときの球審であることは何度も書いてきたが、彼はさらに、2012年4月21日ホワイトソックスのPhillp Humberがシアトル戦で完全試合を達成したゲーム、そして同年6月8日こんどはそのシアトルが複数投手によるノーヒット・ノーラン、combined no-hitterを達成したゲームの、両方の球審でもあった。
参考記事:Damejima's HARDBALL:2012年6月8日、複数投手によるノーヒット・ノーラン、combined no-hitter達成!記念すべき試合の決勝点はイチロー!

完全試合とcombined no-hitterの両方で球審だったBrian Runge



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