July 17, 2013
まぁ、熱心なスポーツファンの間では、このテレビ局にスポーツ中継をやる資格などあるわけもないことは、前々から繰り返し言われ続けてきているわけだが、本当にこの「フジテレビ」というところは、どこまで性根が腐ってるんだと、心の底から思わせる野球中継が、7月14日にあったらしい。
7月14日(日本時間7月15日)のヤンキース対ツインズ戦は、2013シーズン前半の最終戦だったが、どうやら珍しいことに地上波のフジテレビで放送したらしく、ネット検索してみると、「2013年7月15日放送 2:20 - 4:00 フジテレビ」という「摩訶不思議」な文字列がみつかる。
あいかわらずスポーツを馬鹿にしてんのね。
さすが、フジテレビ(笑)
系列新聞社も含めて常にイチローを軽んじることに必死になってきた歴史があるクセに、いざプロモーションとなると注目度の利用しようとするその最低な姿勢は、「寄生」としか表現のしようがない。
あまりに馬鹿馬鹿し過ぎて、本当は文字にする価値すらない話題なわけだが、あまりMLB中継に詳しくないせいで、この放送時間設定の「意味するところ」「くだらなさ」が理解できない人もいるだろうから、説明だけ残しておくことにした。
以下を読めば、最初からこのテレビ局が、マトモに「MLB」「野球」というスポーツを中継しようなんて気がサラサラないこと、また、MLBの日本人プレーヤーの現役レジェンド、イチローのヤンキースでの雄姿を真摯に伝えようなんて気がまるで無いことは、この意味不明な中継時間設定だけでもわかるというものだ。
1回裏イチローの打席が終わってから放送開始
なんとイチロー第1打席は「録画」で、しかも「ハイライト」
MLBのゲームで、「日本時間2時過ぎ」のプレーボールの場合、ふだんNHKのBS1で視ているタイプのMLBファンなら、中継が「2時5分」あたりに始まることはよく心得ているはずだ。つまり、例えばヤンキースタジアムのゲームなら、相手チームの先頭打者がちょうど打席に入る直前に放送が始まるわけだ。まぁ、無駄のない中継ぶりが、いかにもNHKらしい。
フジテレビが今回やった「2時20分から中継開始」という意味不明な行為の意味は、「1回表を中継するつもりは、最初からまったく無い」という意味なのはもちろん、それどころかこれは「もしも1回裏ヤンキースの攻撃で、1番か2番で打つはずのイチローの打席がリアルタイムで放送できなくても、別に気にしない」という意味だ。
実際、某巨大掲示板の過去ログや資料サイトの記録などからみて、放送が開始されたのは、1回裏のイチローの打席が終わってしまった後のようだ。
しかも彼らは、NHK・BS1がやっているように、すぐにスタジアム映像を放送し始めたわけではなくて、まず「スタジオでのグダグダした、MLBファンなら誰でもわかっているレベルのくだらない会話」を流した後、ようやくスタジアムの映像に切り替えたらしい。
当然ながら、スタジアム映像にきりかわった時に、すで1番イチローの打席は終わっている。この、スポーツってものを小馬鹿にした、ろくでなしのテレビ局がイチローの第1打席を流したのは、それからさらに後のCM明けで、「録画」で、しかも、「ハイライト」で流したというのだから、見下げた根性の持ち主だ。
資料例:MLB2013|2013/07/15(月)放送 | TVでた蔵
この人たちの性根が腐りきってるとつくづく思うのは、後から第1打席のハイライトを流したことだ。後でイヤイヤ録画を流すくらいだから、フジテレビ側は「『この放送を見ているのは、ほとんどがイチローファンなのだ』ということを認識している」わけである。まったく往生際の悪い話だが、まだまだこの程度で話は終わらない。
試合そのものを放送せず、延々と対談シーン挿入
そして5回裏を待たずに中継終了
この中継でフジテレビは、リアルタイムでゲーム進行中だというのに、肝心のゲームそのものをほったらかしにしたまま、ゲームとまるで関係のない対談シーンを延々と挿入した、というのだ。アイドルが歌ばかり歌っているスポーツ中継より、はるかにタチが悪い。
さらには、ゲームがまだ終わってないどころか、まだ5回で、しかも、まだホームのヤンキースの5回裏の攻撃が始まってもないというのに、5回表ミネソタの攻撃を最後に中継を終了した、というのだから呆れるしかない。
このゲームの7回裏にはイチローがホームランを打っているわけだが、説明するまでもなく、この物事の要点ってものをまるで心得ない礼儀知らずなテレビ局は5回表で中継を打ち切っているわけで、ホームランシーンを中継してないどころの騒ぎじゃない。
もちろんブログ主は、あの強烈なライナーをリアルタイムで見ている。Twitterのタイムラインを調べてもらえばわかる。
現役イチローへの注目度を流用し、注目度が低く期待できないコンテンツを無理に現役MLBファンに見せただけの、くだらないフジテレビ
深夜に始まるヤンキースのデーゲームを日本で見るのは、普段から常にイチローのゲームをおっかけているファン、ヤンキースのファンのほかに、「休日だし、珍しくメジャーの試合が地上波でタダで見られるらしいから、たまには見てみるか」という人、いろいろいるだろう。・・・・・・などと、フジテレビ(と、この番組の企画書をフジに押し付けた人間)は考えたのかもしれないが(笑)そんな、ありもしない推測をマーケティングだと思っているのだとしたら、馬鹿馬鹿しいにも程がある。
ふだんから深夜に起きている習慣のない人は、深夜2時にわざわざ起きて、たった1時間半程度しかやらない「ハンパ過ぎる野球中継」など、見るわけがない。また、いつも深夜まで起きているような人にしても、いまどき連休の深夜にテレビで暇つぶししているわけもない。このテレビ離れが叫ばれるインターネット時代に、連休の、それも深夜に、地上波で暇つぶしする人間なんて、そうそういるもんじゃない。
年間100試合以上ゲームを見るブログ主も含めて(笑)、長年MLBで活躍してきたイチローのファンで、「今日はMLBでの2000試合目の出場ゲームだから、記念に見ておこう」というモチベーションでもなければ、この特殊な時間帯に、他に誰が見るというのだ(笑)
食べたくもないものを、食事に何の通告もなく混ぜて無理矢理に試食させる行為は、まさにグロテスクな、ある種の暴力だ。オリンピックの試合でゲーム終了後に政治的なメッセージを書いたボードを掲げてグラウンド内を走り回る行為と、たいしてかわりない。
それは例えば、本来は野球の試合を見るために地下鉄の駅からスタジアムに向かって歩いている人たちに、場違いなサッカーの集客チラシを配っている必死な行為と、まるでかわりない。(実際、今年の第3回WBCでは、「WBC、ぼくらも応援してます」とか、ひきつった笑いを浮かべてテレビの露出を必死にかせぐサッカー選手たちの憐れな姿があったらしいが)
対談とやらに本当に自信があるなら、なにもイチロー人気に(彼らがいつもやっているように)寄生しなくても、もっといい時間帯、ゴールデンでもプライムでもどこでも好きな時間に、放送枠なりCM枠なり好きなだけ確保して、「独自に」プロモーションすればいい。特定の野球ファンしか起きているはずのない深夜2時に、必死になってブザマな姿を晒す必要が、どこにあるというのだ。
普通の人が起きていられるわけでもない時間帯に、わざわざ強行しなければならないほど、最初から注目度の低い、自信のないコンテンツなら、最初から作らなければいい。無理矢理プロモーションするために、必死のフジテレビは、ブザマ、かつ、滑稽としかいいようがない。
どうも、ログを見るかぎり、今日の日本でのテレビ中継って、フジテレビがなんか相当酷い中継やらかしたっぽいな。ゲーム途中でインタビュー場面を長々挿入した挙句に、ゲーム終わってもないのに途中で打ち切り?(笑) いわせてもらうよ。「この、クズ・テレビが」とね(笑)
— damejima (@damejima) July 14, 2013
7月14日(日本時間7月15日)のヤンキース対ツインズ戦は、2013シーズン前半の最終戦だったが、どうやら珍しいことに地上波のフジテレビで放送したらしく、ネット検索してみると、「2013年7月15日放送 2:20 - 4:00 フジテレビ」という「摩訶不思議」な文字列がみつかる。
開始時間が「2:20」
終了時間が「4:00」
あいかわらずスポーツを馬鹿にしてんのね。
さすが、フジテレビ(笑)
系列新聞社も含めて常にイチローを軽んじることに必死になってきた歴史があるクセに、いざプロモーションとなると注目度の利用しようとするその最低な姿勢は、「寄生」としか表現のしようがない。
あまりに馬鹿馬鹿し過ぎて、本当は文字にする価値すらない話題なわけだが、あまりMLB中継に詳しくないせいで、この放送時間設定の「意味するところ」「くだらなさ」が理解できない人もいるだろうから、説明だけ残しておくことにした。
以下を読めば、最初からこのテレビ局が、マトモに「MLB」「野球」というスポーツを中継しようなんて気がサラサラないこと、また、MLBの日本人プレーヤーの現役レジェンド、イチローのヤンキースでの雄姿を真摯に伝えようなんて気がまるで無いことは、この意味不明な中継時間設定だけでもわかるというものだ。
1回裏イチローの打席が終わってから放送開始
なんとイチロー第1打席は「録画」で、しかも「ハイライト」
MLBのゲームで、「日本時間2時過ぎ」のプレーボールの場合、ふだんNHKのBS1で視ているタイプのMLBファンなら、中継が「2時5分」あたりに始まることはよく心得ているはずだ。つまり、例えばヤンキースタジアムのゲームなら、相手チームの先頭打者がちょうど打席に入る直前に放送が始まるわけだ。まぁ、無駄のない中継ぶりが、いかにもNHKらしい。
フジテレビが今回やった「2時20分から中継開始」という意味不明な行為の意味は、「1回表を中継するつもりは、最初からまったく無い」という意味なのはもちろん、それどころかこれは「もしも1回裏ヤンキースの攻撃で、1番か2番で打つはずのイチローの打席がリアルタイムで放送できなくても、別に気にしない」という意味だ。
実際、某巨大掲示板の過去ログや資料サイトの記録などからみて、放送が開始されたのは、1回裏のイチローの打席が終わってしまった後のようだ。
しかも彼らは、NHK・BS1がやっているように、すぐにスタジアム映像を放送し始めたわけではなくて、まず「スタジオでのグダグダした、MLBファンなら誰でもわかっているレベルのくだらない会話」を流した後、ようやくスタジアムの映像に切り替えたらしい。
当然ながら、スタジアム映像にきりかわった時に、すで1番イチローの打席は終わっている。この、スポーツってものを小馬鹿にした、ろくでなしのテレビ局がイチローの第1打席を流したのは、それからさらに後のCM明けで、「録画」で、しかも、「ハイライト」で流したというのだから、見下げた根性の持ち主だ。
資料例:MLB2013|2013/07/15(月)放送 | TVでた蔵
この人たちの性根が腐りきってるとつくづく思うのは、後から第1打席のハイライトを流したことだ。後でイヤイヤ録画を流すくらいだから、フジテレビ側は「『この放送を見ているのは、ほとんどがイチローファンなのだ』ということを認識している」わけである。まったく往生際の悪い話だが、まだまだこの程度で話は終わらない。
試合そのものを放送せず、延々と対談シーン挿入
そして5回裏を待たずに中継終了
この中継でフジテレビは、リアルタイムでゲーム進行中だというのに、肝心のゲームそのものをほったらかしにしたまま、ゲームとまるで関係のない対談シーンを延々と挿入した、というのだ。アイドルが歌ばかり歌っているスポーツ中継より、はるかにタチが悪い。
さらには、ゲームがまだ終わってないどころか、まだ5回で、しかも、まだホームのヤンキースの5回裏の攻撃が始まってもないというのに、5回表ミネソタの攻撃を最後に中継を終了した、というのだから呆れるしかない。
このゲームの7回裏にはイチローがホームランを打っているわけだが、説明するまでもなく、この物事の要点ってものをまるで心得ない礼儀知らずなテレビ局は5回表で中継を打ち切っているわけで、ホームランシーンを中継してないどころの騒ぎじゃない。
もちろんブログ主は、あの強烈なライナーをリアルタイムで見ている。Twitterのタイムラインを調べてもらえばわかる。
9球粘って、そこからスタンドに放り込んだ。さすが。
— damejima (@damejima) July 14, 2013
現役イチローへの注目度を流用し、注目度が低く期待できないコンテンツを無理に現役MLBファンに見せただけの、くだらないフジテレビ
深夜に始まるヤンキースのデーゲームを日本で見るのは、普段から常にイチローのゲームをおっかけているファン、ヤンキースのファンのほかに、「休日だし、珍しくメジャーの試合が地上波でタダで見られるらしいから、たまには見てみるか」という人、いろいろいるだろう。・・・・・・などと、フジテレビ(と、この番組の企画書をフジに押し付けた人間)は考えたのかもしれないが(笑)そんな、ありもしない推測をマーケティングだと思っているのだとしたら、馬鹿馬鹿しいにも程がある。
ふだんから深夜に起きている習慣のない人は、深夜2時にわざわざ起きて、たった1時間半程度しかやらない「ハンパ過ぎる野球中継」など、見るわけがない。また、いつも深夜まで起きているような人にしても、いまどき連休の深夜にテレビで暇つぶししているわけもない。このテレビ離れが叫ばれるインターネット時代に、連休の、それも深夜に、地上波で暇つぶしする人間なんて、そうそういるもんじゃない。
年間100試合以上ゲームを見るブログ主も含めて(笑)、長年MLBで活躍してきたイチローのファンで、「今日はMLBでの2000試合目の出場ゲームだから、記念に見ておこう」というモチベーションでもなければ、この特殊な時間帯に、他に誰が見るというのだ(笑)
食べたくもないものを、食事に何の通告もなく混ぜて無理矢理に試食させる行為は、まさにグロテスクな、ある種の暴力だ。オリンピックの試合でゲーム終了後に政治的なメッセージを書いたボードを掲げてグラウンド内を走り回る行為と、たいしてかわりない。
それは例えば、本来は野球の試合を見るために地下鉄の駅からスタジアムに向かって歩いている人たちに、場違いなサッカーの集客チラシを配っている必死な行為と、まるでかわりない。(実際、今年の第3回WBCでは、「WBC、ぼくらも応援してます」とか、ひきつった笑いを浮かべてテレビの露出を必死にかせぐサッカー選手たちの憐れな姿があったらしいが)
対談とやらに本当に自信があるなら、なにもイチロー人気に(彼らがいつもやっているように)寄生しなくても、もっといい時間帯、ゴールデンでもプライムでもどこでも好きな時間に、放送枠なりCM枠なり好きなだけ確保して、「独自に」プロモーションすればいい。特定の野球ファンしか起きているはずのない深夜2時に、必死になってブザマな姿を晒す必要が、どこにあるというのだ。
普通の人が起きていられるわけでもない時間帯に、わざわざ強行しなければならないほど、最初から注目度の低い、自信のないコンテンツなら、最初から作らなければいい。無理矢理プロモーションするために、必死のフジテレビは、ブザマ、かつ、滑稽としかいいようがない。