September 19, 2013

前から思ってたんだけど、ニューヨーク・ポストのKen Davidoffって、好きなライターなんだよな(笑)だって、面白いんだもん、この人。いつも「的はずれ」なのに、いつも自信満々だからさ(笑)
Yankees’ woes stem from a wrong winter | New York Post


この御大層な記事の主旨はですね、「2012年冬にヤンキースが次のシーズンのためにやったことで、最も大きなミステイクは何?」って話。まぁ、ブリーチャー・リポートなんかでよくある素人っぽいランキング形式の記事なわけなんだけど(笑)、ケン・ダビドフは以下の4点を挙げてる。

1)ラッセル・マーティンと再契約しなかったこと
2)イチローと再契約したこと
3)ケビン・ユーキリスと契約したこと
4)ジーターの健康問題について備えを怠ったこと

なら、さ。
なにもこんな長ったらしい記事クドクドと書かなくたってさ、「GMキャッシュマンが悪い」って、ひとこと書いとけば済む話じゃん?(笑)だって、全部キャッシュマンが責任もつべきことばっかりなわけだからさ。
外野手をあり余るほど獲得しちまって、レギュラー外野手が5人もいて、誰も彼も休ませながら使わなくちゃいけなくなって、誰も彼もバッティングが「冷えていく」一方で、内野手も、ブルペンも、キャッチャーも、いつまでたっても「マトモ」にならなかったのは、いったい誰のせいか、ちっとはアタマ使って記事書けよと。


まぁ、それはともかくとして、ダビドフがイチローとの再契約が間違いだったと主張するにおいて、彼が何を証拠というか、根拠に挙げてるかというとね、たったこれだけなんだな(笑)
His on-base percentage is now down to .297, the worst of his career.

この人、バーノン・ウェルズの出塁率には触れないで、「ジラルディに打撃成績を冷やされた」イチローのスタッツだけを槍玉に挙げようっていうんだから、こズルいねぇ(笑)でも、すぐに手の内がバレるような、程度の低い記事書いてるから、ケン・ダビドフが、いつ、なに書こうと、いつも笑って見てられるわけだけどね(笑)


ジラルディがやってる「選手のとっかえひっかえ起用」、まぁ、サッカーなんかでいう「ターンオーバー制」みたいな選手起用だけど、こうしたおかしな選手起用の被害が、イチローのバッティングに酷い「悪影響」を及ぼしたことは、もう書いた。
Damejima's HARDBALL:2013年9月9日、イチローのバッティングを常に「冷やし」続けてきたジョー・ジラルディの不合理な起用ぶりを、この際だから図に起こしてみた。

で、その「悪影響」はなにも、イチローだけに留まるわけじゃない。
以下に、2013ヤンキースで、ジラルディの「ターンオーバー制」的選手起用で使われている選手たちを中心に、主な野手の「打率」と「出塁率」を挙げておくから、見ておくとといい。今のヤンキースのバッティングの「冷え方」がひとめでわかるから。
(2013シーズン9月17日までのデータ 2013 New York Yankees Batting, Pitching, & Fielding Statistics - Baseball-Reference.com

数字でみれば、ヤンキースでいい出塁率残しているのなんて、ロビンソン・カノーくらいしかいないことは、マトモなライターなら理解できるはず(笑)特定選手の出塁率なんかあげつらう程度の記事なんか書いたところで、そんなの、なん意味も、価値もない。


出塁率(2013シーズン)
--------------------
Wells .287
Stewart .296
Hafner .296
Ichiro .297(=ジラルディの愚策の結果の数字)
Overbay .299
Soliano .300
Reynolds .301
Nunez .301
Jeter .308
A Rod .316 (Last 7 days)
Granderson .320
Gardner .344
A Rod .362 (2013)
Cano .390

最近の打率
--------------------
レイノルズ
28 days .342
14 days .281
7 days .188
Mark Reynolds 2013 Batting Splits - Baseball-Reference.com

ウェルズ
28days .200
14days .200
7days .091
Vernon Wells 2013 Batting Splits - Baseball-Reference.com

オーバーベイ
28days .188
14days .167
7days .077
Lyle Overbay 2013 Batting Splits - Baseball-Reference.com

イチロー
28days .194
14days .194
7days .133
Ichiro Suzuki 2013 Batting Splits - Baseball-Reference.com

グランダーソン
28days .212
14days .178
7days .211
Curtis Granderson 2013 Batting Splits - Baseball-Reference.com

ヌニェス
28days .278
14days .222
7days .111
Eduardo Nunez 2013 Batting Splits - Baseball-Reference.com


昔からイチロー嫌いなケン・ダビドフは、どうしてもイチローをあげつらいたくてたまらないのはわかるんだけどさぁ(笑)、出塁率が3割を大きく越えてる野手自体なんて、2013ヤンキースには「ほとんどいない」わけでね。それどころか、打率が2割越えたか超えないか程度の野手が打線にズラっと並んでるのが、今のヤンキースなわけ。
キャッシュマンのチーム操縦の下手さと、ジラルディの選手起用の下手さのせいで、野手のバッティングが、カノー以外、誰も彼も「下降線」だってことくらい、エクセル使って、小綺麗にグラフなんかにまとめなくてもわかるでしょ(笑)
左投手に強いイチローを左投手の日に全部休ませてる責任は、イチロー自身には無いよ、そりゃ。当たり前でしょうが(笑)

ブログ主なら、「2013年ヤンキースの失敗を10個挙げる記事」を書くとしたら、必ず、「好調だったイチローを、意味もなく干したこと」と、「ジラルディの選手起用」は必ず入れるよ。マジに(笑)


ほんとの原因をきちんと「えぐりだせない」から、いつまでたっても弱点が直らない。勝てない。それが、今のヤンキース。まぁ、ケン・ダビドフ程度の知見じゃ、無理だろうけどね。まったく浅はかな記事を書くもんだよ。


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