August 2008

August 31, 2008

「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」 および、3人捕手制について、公式サイトさえ記事を書かなくてはしょうがない時期にいたったようだ。公式サイトは、現地の生っぽいファンの声を直接代弁しているというより、あれやこれや、たくさんある声の「中庸あたり」をいくのが普通ではある。
だが、以前「城島問題」についても記事にした公式サイトに、相手チームの投手が左か右かで捕手を選ぶようなおかしなシステムについて記事にせざるをえなくなるほど、ファンからの圧力が高まっているのは間違いないだろう。

下記の文章の和訳はあとで掲載するつもりだが、要所要所で、たいへんに遠まわしな表現がちりばめられて、95%文意がわかるのに、残り5%がわからなくて困っている。

たとえば、冒頭で、「ペイロールが高いのに最下位であるシアトル」を皮肉っている割には、そのことを受けて3人の捕手にからめていく文章が、その後の文章にない。もちろん、それは書き忘れではなさそうだ。城島をさして、わざわざ「32歳の日本人捕手」と書いていることが、その「受け」のひとつにあたる。つまり「城島のように、年齢もかなり行っていて、チカラが発揮できていないのにサラリーの高すぎる選手がいる。なのにチームが最下位。これじゃ、意味がなかろうに。」という意味の皮肉なのである。

だが、公式サイトとして自軍の選手に直接皮肉を書くわけにもいかないのだろう。そのために普段よりもずっと表現が遠まわしになっていて、わかりにくい。
例えば、「皮肉のごまかし」はespecially if he has previous success against the starting pitcher. という部分にも影響している。この文章の受けは、どうみてもMLB関連の文章ではよくある仮定法過去にすべきなのだが、どうも故意に現在形にしてあるために、文意が妙にゆるゆるになっていて訳しにくい。あまりにも文意があからさまになるのを避けたいのだろうと思う。

用語もなにか、すごく文語っぽい。nodというのは直接には「あごで示す」ことで、ここでは「決定する」という意味で使われているのだが、野球のための文章としてはあまりにも回りくどい。この文章、どうもスポーツライターの文章らしさが全体に欠けすぎているように思えるが、のちのちの証拠とするためもあって、全文を掲載する。

http://seattle.mariners.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20080829&content_id=3386224&vkey=news_sea&fext=.jsp&c_id=sea
Not many teams in the Major Leagues carry three catchers on their active roster before September

Not many teams in the Major Leagues carry three catchers on their active roster before September callups.
Then again, not many teams with a $116 million payroll get mathematically eliminated from playoff contention with more than a month left in the season. Just consider the Mariners unique in a number of areas this season.

With Kenji Johjima, Jeff Clement and Jamie Burke all splitting time behind the plate, manager Jim Riggleman has been forced to implement a three-pronged strategy in determining who will catch, who will be the designated hitter and who will sit.

None of the players have particularly made a case to stay in the lineup with their ability to consistently hit, so Riggleman has been forced to take into account other factors before he makes his decision.

"There's a lot of variables in there," Riggleman said.

When a left-hander is on the mound -- which has been the case more often than not against the Mariners over the past few weeks -- the nod will likely go to Johjima, especially if he has previous success against the starting pitcher. Though Johjima was 0-for-3 lifetime against the Indians' Jeremy Sowers heading into Friday night's game at Progressive Field, the 32-year-old Japanese catcher was penciled in behind the plate while Clement was at designated hitter.

Clement's hot bat of late has made it tough for Riggleman to leave the 25-year-old rookie on the bench. Since Clement finally cracked the Mendoza line (a .200 batting average) Aug. 8, he is batting .341 with six doubles and nine RBIs, which has helped lift his average to .229. Expect Clement to be in the lineup more as a DH in the next few days, as "his knees have been barking a little bit," Riggleman said.

When the Mariners face a right-hander, it's almost guaranteed that Clement, the only left-handed batter of the trio, will be in the lineup in some fashion, leaving the other spot up for grabs.

"It's about taking those three things into consideration and making a choice," Riggleman said.


August 30, 2008

あいもかわらず「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」が続いていて、ダメ捕手城島の先発マスクである。これでは試合を見る気も失せる。クリーブランドの先発投手が右のSowersだから、ということなのだろうが、馬鹿馬鹿しいにも、ほどがある。

クリーブランドは、オークランドデトロイトボルチモア同様に、城島の最も苦手とする対戦相手のひとつだ。
今シーズン、プログレッシブ・フィールド(旧ジェイコブズ・フィールド)では9打数で一度もヒットを打ったことがない。セーフコでのゲームとあわせても、17打数1安打、OPS.118、まさに壊滅的。
http://www.baseball-reference.com/pi/bsplit.cgi?n1=johjike01&year=2008

キャリアスタッツでもクリーブランド相手の酷さは変わらない。打率.194 OPS.491と、酷い。ちなみに、
デトロイト  打率.185 OPS.485
ボルチモア  打率.203 OPS.545
オークランド 打率.248 OPS.617
これらのチーム対策に、城島はまったく役に立たない。
と、いうか、シアトルには全く役にたたないタイプの打者の代表。
http://www.baseball-reference.com/pi/bsplit.cgi?n1=johjike01&year=c
タイムズのベイカーがよそのブログを見てdisappointing "sabermetric teams"なんてコラムを書いているようだが、しっかりしたスカウティングにまったく弱い城島こそ、disappointing "Big-Mouth player"といえる。
http://blog.seattletimes.nwsource.com/mariners/2008/08/29/the_indians_and_other_bad_sabe.html

ベーカーのリンク先のコラムがdisappointingとして名指ししているチームは、クリーブランドワシントンオークランドトロントデトロイト、サンディエゴ、カンザスといったチームのようだ。

シアトルのゲームを対戦相手をアタマに入れて年間通じて追っかけいる人なら、5連敗、7連敗といったシアトルの大きな連敗というものが、どれだけエンゼルスクリーブランドオークランドボルチモアトロント、このあたりの特定チームに対する連敗がからんだ連敗か、よーくわかっているはずだ。

2007は、トロントがらみの4連敗、クリーブランドトロントがらみの8連敗、デトロイトがらみでの4連敗のあと1勝はさんでオークランドに連敗などで、ポストシーズン進出を断たれた。
2008も、最初の連敗である4月の4連敗はボルチモア、そのあとの3連敗もボルチモア、そのあとの5連敗はクリーブランド、ほかにもデトロイトがらみの連敗が5連敗、4連敗と2つ、ワシントン3連敗、デトロイトからオークランド連戦での3連敗など、数知れず。


相手投手が右だからといって城島を使っているようでは、チームの再建など、遠い。選手をトレードしたりすることだけがチーム再建策なわけがない。きちんと苦手チームに対する対策を立てないとだめなのだ。
ジェイコブズ・フィールドで城島などを使っている場合ではない。


この記事、試合後に更新予定。

やはり予想通りの結果である。城島4打数ノーヒット、完璧に抑えられた。
これで、プログレッシブ・フィールドでは13打数ノーヒット。セーフコでのゲームとあわせても、21打数1安打。打率・OPSともに.048で、まさに城島をこのカードで使うことは、打線的には自殺行為なのがあらためてわかった。
SCORE

馬鹿捕手さん、リードを自画自賛して喜んだようだが、この日のクリーブランド先発は、メジャー3年目でローテの谷間。今季2勝6敗で、ERA5.95と、ちょっと酷い成績のソワーズ。
対してシアトルのつぎ込んだ投手はヘルナンデス、コーコラン、プッツで、つまり、シアトルは今考えられるベストの投手を全て注ぎ込んだゲームで、城島にしてみればボーナスゲーム、チームは楽勝するのが当然というゲームのはずだ。それがわずか1点差の接戦にしてしまったというのに、馬鹿捕手さんは何を自画自賛したいのか、まったくこの男の脳の構造は不思議でならない。
クリーブランド打線の個人の残塁合計は18LOB(チームLOBではない)、3併殺と、拙攻を繰り返しただけのこと。特にクリーブランド4番ペラルタが2併殺6LOBと、大ブレーキになったことがシアトルに幸いしただけで、シアトルの投手陣がクリーブランドの打者を抑え込んだためとは、とてもいえない。
シアトルの現地メディアすら、自軍がよかったなどという記事など書いてすらいない。そのかわりに、クリーブランドの監督のウェッジがUSA Todayに「今日はもう1本が出なかっただけだね」と語った記事を引用しているくらいなのだ。
http://www.usatoday.com/sports/scores108/108243/MLB798222.htm
''We were one hit away too many times,'' said Indians manager Eric Wedge, whose team lost for the first time since falling 4-3 to the Los Angeles Angels on Aug. 16. ''We definitely had our opportunities.''

またこの試合、クリーブランド打線はシュアに4四球を選んだ一方で、シアトル打線の四球はクレメントの1四球。ほんの一時期だが、来期への希望といえる「打線を繋いで、ローリングしていく意識」は、最近の馬鹿げた「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」によって、すっかり破壊されつつあり、そのうちにまたバッターそれぞれが勝手にバットを振り回すだけの打線に逆戻りすることは、嫌な話だが、確実になった。

August 28, 2008

U.S.S.Marinerは、新聞社の電子版ではなく、ファンサイトという性格のものだが、27日から今年のワースト・パフォーマンス・プレーヤー5人をあげて、投票を始めた。

リストに上がっているのは5人。トップが城島で、ビドロ、バティスタ、シルバ、オフラハティと続く。この記事を書いている時点ではシルバ32%、ビドロ31%で、それに続くのが城島の19%。トータルの投票数は1594.
もちろんこうしたリンクが張られた時点でこういう投票の中身は歪んでいくものだから、たいして投票の中身は問題にならないといえば、そうだが、5人の候補者に城島が選ばれていることは、アメリカでの城島の「不人気度」を表すものといえる。
http://ussmariner.com/2008/08/27/out-of-curiosity/

August 27, 2008

クレメントが捕手先発。2点タイムリーを放って、公式サイトも祝っているように、QSを達成したローランドスミスに先発初勝利をプレゼントした。投球内容も良く、107球5安打2失点にミネソタ打線を押さえ込んだ。メジャーのサイトでよくいう、solidなゲームで、チームに3連勝をもたらした。
チームの3連勝は6月末に1度、8月に2度だが、もちろん3度ともクレメントが達成時の捕手だ。相手投手の左右で捕手やスタメンの方向をガラリと変えるおかしな「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」など、早くやめてしまえばいいのだ。
BOX SCORE

ローランドスミスの今期の先発試合の勝敗を挙げておく。
7月1日 捕手クレメント TOR 7-6 ○モロー
7月6日 捕手城島 DET 1-2 ●投手バーク
8月9日 捕手城島 TB 8-7 ●バティスタ
    城島に代打クレメント→ヒット→代走→捕手バーク
8月16日 捕手クレメント MIN 6-7 ●ヒメネス
    クレメント2-2→代打カイロ→捕手バーク

8月21日 捕手城島 OAK 0-2 ●ローランドスミス
     DHクレメント3-0

わかるとおり、ここまでローランドスミスの先発試合は終盤もつれる僅差のゲームばかりで、今日のように投手2人でスッパリ終わったためしなどなかったが、モヤモヤとした流れをクレメントが攻守でスッパリ断ち切る、いつもどおりの展開。
今日の先発初勝利で、ローランドスミスはクレメントマスクで2勝1敗、城島マスク3敗で、城島がからむとロクなことはないが、これも、いつものことだ。

7月1日の試合についての記事で、ローランドスミスにクレメントが非常にたくさんのストライクを投げさせて成功した、という意味の記事を書いたことがあった。投球内容を見ると、やはりストライクをどんどん投げ込むほうがいいようだ。メリハリのないリードをする城島にローランドスミスをまかせるべきではない。もっと勝負していい投手だ。
ローランドスミスの先発時投球数とストライク率
ローランドスミスのゲーム別スタッツ
7月1日 62-46(74.2クレメント 
7月6日 87-56(64.4) 城島
8月9日 105-65(61.9) 城島
8月16日 89-53(53.6) クレメント メトロドーム
8月21日 114-74(64.9) 城島
8月26日 107-72(67.3) クレメント


それにしても、今日のスタメンはフレッシュマンだらけのオーダーだった。
イチロー
リード
ベルトレ
イバニェス
ロペス
クレメント
ベタンコート
ラヘア
ヒューレット

4人のフレッシュマンの中でクレメントが抜け出しつつあることはいうまでもない。
先制の2点タイムリーを打ったクレメントの打順を見てほしい。8番あたりでヒットをコツコツ稼いでいた6月などからワンステップ上がり、クリーンアップのうしろで、たまったランナーを帰す位置に上がってきた。堂々たる活躍ぶりになってきたのが頼もしい。
シアトルの6番7番という打順は、長いことセクソンや城島で、死に体状態が続いてきた。クレメントの6番での活躍はチームにとって、ずいぶんな有益なのはいうまでもない。1,2番がヒットのない日でも勝てるパターンもないと、長いシーズン、勝率は上がってこない。
今日のタコマの新人君たちは4人あわせて11打数2安打と、クレメント以外はまだ打撃に難があるが、ヒューレットは最終回に好守備をみせたし、もっとゲームに使ってやるべきだろう。
もう一度言うが、「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」など、早くやめてしまえばいいのだ。

August 25, 2008

先日、打率でも城島を軽々と追い抜き、打撃データのすべてにおいて城島を上回ったクレメントだが、この日はオークランドの左投手2人から2本の二塁打を放って、3打点を稼ぎ出し、チームの連敗を7で止めた。8月の打率は22日までに、60打数21安打、.351を記録している。
4回の2打点は、表に先取点を取られた直後に同点としてさらに続く無死1、3塁の絶好機からのもので、勝ち越し点で、これはこれで価値がある。だが7回の打点は、2死1塁というあまり期待しづらいシチュエーションからリードを2点に広げて試合を決めたもので、こちらのほうがむしろ価値があるかもしれない。
SCORE


この22日のオークランド戦までに8月は、2連敗で始まり、クレメントの活躍でひさびさの3連勝を果たしたかと思えば、4連敗、1勝を挟んで、また7連敗で、月間6勝14敗と、酷い成績に逆戻りしつつある。8月4日の試合は実質クレメントで勝った試合だから、8月は22日までに城島は先発捕手として1試合も勝っていない。

8月に既に3度あった連敗を止めた勝ち試合の先発捕手は、全てクレメント。対戦相手は、いずれも苦手の相手や強豪相手で、バッターとしても活躍して大きな貢献をみせている。
8月3日はシアトルの苦手のボルチモア戦で、先発はなかなか調子の上がらないシルバだったが、クレメントが捕手としてなんとかシルバをもたせて白星をもぎとって2連敗を止めた。8月13日の強豪の地区首位エンゼルス戦ではヘルナンデス先発、2安打して4連敗を止め、そして22日のオークランド戦でも城島が壊しかけたフィアベントを5イニング1失点と好投させ、左投手から2本の二塁打3打点で、7連敗を食い止めてみせた。

監督リグルマンも、22日オークランド戦のクレメントについて「いい仕事。最近は左投手との対戦も多くなってるけど、困難をおしのけて進みつつあるね。いくつかステップアップし、たまに後退もあるが、今夜は大きな前進だった」と高く評価している。
野球の監督が活躍した選手を褒めるのはよくある話なわけだが、この日のクレメントにはわざわざ引用するだけの、ちゃんとわけがある。読んでも何の役にも立たないMajor.jpはじめ、日本のメディアはそのあたり、きちんと書きもしないので、あらましを書き残しておく。
http://mlb.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20080822&content_id=3350841&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=sea
"Clement is doing a good job," Riggleman said. "He's been facing a lot of left-handed pitchers here lately and he's battling. He's taking some steps forward and an occasional step back. He took a big step forward tonight."


このところのシアトルの捕手は、対戦チームの先発投手が、右の場合クレメントが、左の場合は城島が、先発マスクをかぶるという、わけのわからない「相手チーム先発の左右で捕手を決めるシステム」になっている。

マクラーレンがクビになった6月中旬直後の1ヶ月あたりと比較してみれば、この激変ぶりはすぐにわかる。あたりまえといえば当たり前だがあの頃は、自軍の先発投手にあわせて捕手を選んでいた。だからベダードにはバークとか、シルバにはクレメントとか、そういう相性のベターなバッテリーの組み合わせがキープされ、相性の最悪な組み合わせを回避することができた。
と、いうか、もっとぶっちゃけて言ったほうがわかりやすい。柱になる先発投手が最悪捕手である城島と組むのをチームとして回避させることができ、結果、チームの勝率は5割を超えてすらいたのである。

それが、である。

真夏にかけて、どこから圧力があったのだろう、いつのまにか、こんなわけのわからないシステムにされてしまっている。
シアトルはいま、自分のチームの先発投手との相性にあわせて捕手を選んでいるわけではないのである。だから、投手捕手の組み合わせは、相性も感性も、言葉の壁も、データも、なにもかもまったく関係なく、ドンドンずれまくって、無造作に決まっていく。

例えば8月のシルバでいうなら、たまたま相手先発が右だった3日は捕手クレメントで、チームの連敗が止まったが、相手先発が左だった15日には、シルバとの相性が最悪であることがわかっている城島とバッテリーを組まされ、当然のことながら大敗している。
この試合後シルバはマイナー送りになったが、その理由は成績からでなく、ブチ切れてチームメイトについて暴言を吐いた懲罰といわれ、暴言の対象が誰なのかが論議されたりもしていたようだが、こうした流れを考えるならいわずもがな、明白だ。考えるまでもない。イチローがターゲットなわけがない。

シルバのあとにメジャー上げてきて17日にひさびさ先発したのは若いフィアベントだが、たまたまこの日の相手先発が左だったために城島と組まされてボコボコに打たれ、可哀想に敗戦投手になっている。


こうして8月は、21日までに6勝14敗。あの酷かった5月の状態にまで戻ってしまっている。再建モードとはいえ、勝率も酷ければ、内容も悪い。「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」が明らかに大失敗しているのである。


さて、22日オークランド戦だが、オークランドの先発ゴンザレスは左投手だから、「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」でいうと、2007年から既にフィアベントとの相性がよくない城島が先発マスクのはずだ。
それがなぜかクレメントが先発して、オークランドの左投手を打ち、長打2本でチームに3打点をもたらして、フィアベントも5回1失点の好投、チームは7連敗を止めた。
そういう、この8月の流れを変える試合が、22日オークランド戦だったのである。


話が長くなってしまった。
このくだらない「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」の大失敗をシアトルはいつ修正して、城島をいつクビにするのだろう?
ダメ捕手の先発試合を増やすためのような、このダメシステム、そして9回に捕手を変えるわけのわからないシステム、こういう奇妙なシステム群がいつから、どういう経緯で、誰の発案で始まったのか、日付すら調べてはないが、こんどソースがみつかれば、みっちり記事を書いてみるつもりでいる。


8月のシアトルの勝敗(22日まで)
1日 城島 BAL 5-10 ●ウオッシュバーン ビドロに代打クレメント→ヒット
2日 クレ BAL 1-3 ●ヘルナンデス
3日 クレ BAL 8-4 シルバ(○プッツ)
4日 城島 MIN 11-6 バティスタ(○コーコラン)城島に代打クレメント→ヒット
5日 クレ MIN 8-7 ディッキー(○プッツ)6日 クレ MIN 3-7 ●ウオッシュバーン クレメント4-2
7日 クレ TB 1-2 ヘルナンデス(○プッツ)
8日 クレ TB 5-3 ●シルバ クレメント4-2
9日 城島 TB 8-7 ローランドスミス(●バティスタ)
          城島に代打クレメント→ヒット→代走→捕手バーク
10日 クレ TB 3-11 ●ディッキー
12日 クレ LAA 3-7 ●ウオッシュバーン
13日 クレ LAA 10-7 ヘルナンデス(○コーコラン)
          クレメント4-2→捕手バーク→代打→捕手城島
15日 城島 MIN 3-9 ●シルバ DHクレメント3-0
16日 クレ MIN 6-7 ローランドスミス(●ヒメネス)
          クレメント2-2→代打カイロ→捕手バーク

17日 城島 MIN 8-11 ●フィアベント
           ベタンコートに代打クレメント→ヒット

18日 クレ CWS 5-15 ●ウオッシュバーン DH城島4-1
19日 バー CWS 0-5 ●ヘルナンデス DH城島4-0
20日 クレ CWS 3-15 ●ディッキー 
21日 城島 OAK 0-2 ●ローランドスミス DHクレメント3-0
           城島に代打ヒューレット→ヒット
22日 クレ OAK 7-5 フィアベント(○コーコラン)クレメント4-2 3打点→捕手バーク

代打クレメントの成功率がかなり高い反面で、マルチヒットを打っているクレメントになぜか代打をだして、捕手を交代するなど、最近のこのチームの采配は謎である。どこから圧力がかかっているのだろう、およそ野球らしくない発想の謎のシステムが目立つ。

August 24, 2008

星野ジャパンは、まるでシアトルマリナーズに居座る城島そのものである。
城島は、自らの成績不振で代打を出されたのに不貞腐れてベンチで欠伸している、ゆるみっぱなしの村田であり、身体はデカイくせに肝心なところではビビるだけのGG佐藤であり、打てない上にリードのワンパターンな捕手阿部であり、DHでは結果を残せない捕手里崎でもある。
そのほかにも、繋ぐ意識の無さ、チームプレーの欠如、コミュニケーション能力の欠如、身の程知らずで意味不明な発言の数々、海外ではまるで通用しないクセにプライドだけは捨てられない和製スラッガーの欠点や慢心、スローガンつまり発言と実態とのズレ、早撃ちで引っ張るだけの単調な打撃、ほかにも類似点はそれこそ数え切れない。

まぁ、ある意味、城島という選手がいまの日本野球の悪い部分の集大成のような選手だということが、わかりやすすぎるくらいにわかる、という意味でだけは、北京五輪の星野ジャパンは大きな収穫ではあった。城島のメジャー挑戦が失敗に終わりつつある背景には、近年の日本野球が、メジャーで通用するパワーに欠ける一方で、緻密さやチームプレイに特化するわけでもなく、何がしたいのかわからないという雑さ、構造的な病があるともいえる。男子のサッカー日本代表がゆとりジャパンと批判を受けているが、いわば城島は野球版「ゆとり」である。

それにしても星野はほとほとデータの扱いが苦手なようだ。(追記:25日の報道でノムさんは「データが生かし切れなかったんじゃないか。宝の持ち腐れ」と言っている)間違えてはいけないのは、データで野球するのが間違いなのではない。データの扱いが苦手な星野が幾何学的に、考えもせずに数字に取り組むのがいけないのだ。まぁ、星野などどうでもいいのだが、いちおうひとつだけ例を挙げておく。



星野ジャパン最終戦スタメンの打順と打率がだいたい一致している「打率比例打順」は、ひとつの笑い話だ。ある打者が出塁しても、次打者はほぼ必ず前の打者より打率が低いため、チャンスは必ず先細りになるように打順ができている。
もちろん、普通は打順が下がれば、多少打率は低くてもホームランが打てる打者や、クラッチ度の比重の高い打者などが登場し、走者を返してくれて、それでゲームが成り立つものだが、星野ジャパンでは打順が進むほど、かえって長打率も下がっていったりする。
実際、日本のスタメン中で長打率トップがリードオフマン西岡、というのが象徴的だ。本来1、2番タイプの西岡荒木青木、この3人が要所でホームランや長打も打っているのに、下位打線は振り回すばかりでサッパリ快音がなかったのを、試合を見ていた人はよくご存知と思う。
こんな先細り打線では、「つなぐ野球」もなにもあったものじゃないが、こういうチャンスを生かせない打線の欠陥が、どうにもローリングできないシアトルマリナーズと似ている。不調の選手をいつまでも使い続けるところなども、そっくりだ。
いいかえれば、マリナーズは、オーナーのせいなのか、最近の日本野球の悪い部分に相当感染してしまっている。MLBにはもっと豪快でパワフル野球も、もっと緻密なデータ野球も、両方が存在しているのに、マリナーズというチームは何がしたいのかよくわからないまま、フラフラと迷走している。

http://www.sponichi.co.jp/baseball/gameresult/japan-beijingolympic/2008/08/23/01.html
http://www2.asahi.com/olympic2008/result/BB/BBM030002.html
西岡.455(予選.438)
中島.296(予選.368)
青木.294(予選.250)
荒木.263(予選.340)
新井.257(予選.296)
稲葉.200(予選.250)
佐藤.200(予選.188)
阿部.125(予選.150)
村田.085(予選.095)
→代打森野.111(予選.125)

参考)里崎.071(予選.071)


この、振り回すだけのフリースインガーばかり並べた下位打線が凡退し続けて、いたずらにイニングばかりが進んでいく星野ジャパンのくだらない試合ぶりを見て、あまりにもマリナーズの試合ぶりと似ていると思ったシアトルファンは、きっと多いことと思う。

繋がらない打線、回またぎの後手後手の継投、内野エラーで崩れる投手、不調の選手をいつまでも切れない優柔不断さ、などなど。人によっても異なるだろうが、日頃シアトルの負け試合を見慣れすぎて「負けパターン」が骨の髄までわかっているシアトルファンにしてみれば、星野ジャパンとシアトルの類似点はあまりにも多いと感じるはずだ。「ああ、ここで、これだけはやっちゃいかん」と叫びたくなるプレー、采配が続出する星野ジャパンは、見ていて、思わずチャンネルを変えたくなったにちがいない。
特に村田、佐藤、里崎、阿部などの下位打線の酷さ。あれは日本野球の価値というものを明らかに引き下げてしまっている。そもそも予選でのチーム打率.240は決勝トーナメント進出チーム中で最下位だったのだし、星野は「情に流された」とかなんとか言い訳しているようだが、選手を入れ替えるなり打順を工夫するなり、何か早めに手を打つべきだった。

この星野ジャパンの打線の酷さにはさぞや怒りを覚えたことと思うが、当然、シアトルファンとしては、2007年から2008年初夏までのシアトルのセクソン・城島を中心にした下位打線の酷さを思い出さずにはいられない。
守備と四球出塁率はまぁまぁだが、マグレのホームラン以外まったく打てないセクソン。ランナーズ・オンとRISPが最悪でチャンスは確実に潰し、アリーグ最悪レベルの併殺打数、四球全く関心なし、出塁率最悪で、打率も8月に帳尻しただけの2007城島。
そして、打率はGG佐藤レベル、RC27はアメリカンリーグ最悪レベルの酷さで、正捕手をはずされれば、あれは嫌だこれは嫌だと文句ばかり言い、DHや代打での打率は里崎レベル、さらに、リードは阿部並みの単調さを入団以来続けてとうとう投手から総スカンの、2008年城島。

こんな2人をスタメンで並べていたのだから、下位打線がまったく機能不全だったのは当然だし、チーム側がこの2人に手を打つのは当然だというのに、このところ城島は不満ばかりをクチにしている。それではまるで城島と似た位置にいる村田やGG佐藤がチームに文句をいうようなものだ。不満を言う資格そのものがない。

もし北京五輪でDHをやらされた里崎が、城島のごとく「オレは捕手をやるために代表チームにいるのであって、DHをやりにきたのではない」だの、「DHに慣れたら問題がある」だのと文句を垂れたら、どうなるか。
もし北京五輪で結果の出せない里崎が、再建モードのシアトルをタコマーズと皮肉る城島のごとく「メジャーの選手がいないこんどの五輪メンバーは二軍レベル」とでも皮肉ったら、どうなるか。


袋叩きくらいではすまない。


セクソンはチームをクビになったが、村田やGG佐藤、里崎、阿部はじめとする北京五輪ジャパンの欠陥を全て合わせもっているような城島が、今の日本野球のモロくて雑な部分を全て兼ね備えていることにようやくチームが気づいて、なんとか干そうと努力しているわけだが、このところ、どこから圧力があるのかは知らないが、クレメントの成績が城島を全て上回ったというのに、再建モードのはずが、いつのまにやら「相手投手の左右によって捕手が切り替わる。最終回は別の捕手」などという非常におかしな前代未聞のシステムになってきて、チームはまたしても歪んできている。
いま必要なチーム改造手法はそんな左右で捕手を変えるというようなものではないはずだし、城島がチームに居座ることのできる資格などないはずだ。


クビの切りにくいコネ選手城島が病原菌なのはとっくにわかっているが、このままではチームは健全な再建モードからはずれて再び迷走し、星野ジャパン同様、大きな恥にまみれることになる。

August 21, 2008

九州のとある田舎のクソ不味いラーメン屋。よくある話だが、ノレンには意味不明に「ラーメン、コーヒー、カレー」とか並べ書きしてある、よくある田舎のラーメン店。クビを吊ることも考えなければならないほどの大赤字で、しかたなく副業に喫茶店も兼業しているわけだが、それでも大赤字はまったく減らない。
今日そこに借金取りがやってきた。店主はこう言って胸を張ってみせた。

僕はラーメン屋ですからね。コーヒーに慣れる必要もないし、慣れちゃうと問題になる」借金取りは笑いをこらえて席を立ち、翌日にはブルドーザーでその店を更地にかえた。



http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=16019
http://www.sanspo.com/mlb/news/080820/mla0808201239011-n2.htm
「僕はキャッチャーですからね。それ(指名打者)に慣れる必要もないですし、慣れちゃうと問題になる

もし城島のこのコメントを、理解するとか、批判しようとしてイライラを募らせている人がいるとしたら、やめたほうがいい。
壊れたテレビの前で「なぜこのテレビが映らないのか」考えたとしても、ラチはあかない。それはそうだ。画像がちゃんと出ない理由は簡単なのだ。そのテレビは壊れているのだ。修理しないとマトモにはならないし、むしろ捨てるのが賢明だ。
ラーメン屋のたとえ話でわかるように、このコメントはそもそもロジックとしてちょっと頭がおかしいというレベルで、マトモな日本語の文章になってもない。そんな壊れたものを、ロジックとしてちゃんと理解とする必要などないし、時間の無駄だ。

「僕はDHはやりたくない。だからDH出場はこれからはきっぱり辞退する」とか、「チームのためならDHでも結果を出して、実績を認めさせて、正面から正捕手を奪還する」とか、クリーンでわかりやすいことの言えるマトモなアタマの男でないことは、もうこれで重々わかった。というか、以前からとっくにわかっていた。
おそろしくまわりくどくて、屁理屈が好き、コネに頼ってばかりの九州の田舎モノの言うことなど、マトモに聞いちゃいられない。


まぁ、別に返事など期待していないが、公開質問状でも出しておく。

また、シアトルは球団として、この壊れたテレビをこれ以降、DHとして絶対にプレーさせないよう厳罰することを希望しておく


城島さん。現地19日のコメントの「問題になる」とは、どういう意味ですか?
下記の選択肢からお答えください。


1 オーナーに身分不相応な3年契約に必要な24Mもの大金をポケットマネーから出してもらえる自分は、悪いんだが来期以降、正捕手としてプレーすることは、すでにトップダウンとして決まっている。だから、若手を試す時期であっても、その「偉いオレ」を指名打者として起用するなど、もってのほか。オーナー様に失礼。ショーグンであるオーナー様の意図がわかってないのか、おまえたち

2 捕手というのは「選民」である。メジャーナンバーワン捕手の自分は、選ばれて下等なシアトルと契約してやっているのであって、ある種の「神の使い」だ。だから下等な指名打者などという位置に慣れてしまうなどというのは、捕手神への冒涜であり、神の子である自分への冒涜。そんな穢れる仕事など、できるわけがない。

3 あまりにも自分の周囲が自分を認めてくれなくて寂しいのでちゅ。だから、つい意地になって、こんな馬鹿なことを発言してしまいまちゅた。ちゅみまちぇん・・・・。今では、ほんとはちょっと反省していまちゅが、大人なので、人にはいえまちぇん・・・・。ほんとは、明日試合に出られるかどうか考えるだけで、イライラして、夜も眠れてまちぇん・・・・

August 19, 2008

シアトルで城島相手に投げさせられて酷い成績に終わり、移籍後に急激に成績が回復する投手などいくらもいるが、ホラシオ・ラミレスもその一人になりつつある。

ホラシオは2007年にマリナーズに在籍して、城島がERA7点台と、馬鹿みたいに酷い数値を記録させた投手で、当時「城島問題」の存在にまだ気づきもしないオツムの単純な日本のシアトルファンからは限りない罵声を浴びたものだが、2008年に移籍して疫病神の城島から離れて以降は、セットアッパーとしてスタッツが大幅に改善されている。

この日のホラシオは、大差の勝ち試合とはいえ終盤2イニングを投げ、シアトル打線を0点に抑えたが、打者10人に4安打を打たれた。
こういう、10人4安打0点という内容だけ見ると、かつて「城島問題」に気づきもしなかったファンの一部などは、ホラシオもあいかわらずダメだなと、いまだにその程度のレベルの話で終わらせがちだろうが、最近では、ホラシオのようなタイプの投手についてはそういう決め付けは間違いだ、ということがわかるファンも増えてきたのは多少頼もしい。

もともとホラシオのようなタイプの投手は、ランナーを背負いながら投げるのが当たり前なのだ。スタッツを見ればわかる。アトランタ時代から、1イニングにヒット1本当たり前、四球も与えやすい。ERAが4点で収まっていたのが不思議なくらいだが、こういうタイプの投手はメジャーにいくらでもいるものだ。誰もがヘルナンデスのような豪腕投手なわけはない。

城島のようなワンパターンなキャッチャーは、ホラシオのようなタイプの投手をコントロールする適正がもともとまったく無い。だから様々な投手をシーズン通してコントロールしていく柔軟性を要求されるメジャー正捕手に全く向いていない。そういう意味では、適応力が全くない城島を使い続ける限り、シアトルがロスターに捕手枠を何人も用意するのは当然のことで、批判するに値しない。要は城島を使うのをやめれば捕手は2人ですむのだ。

城島の作るゲームはいつも単調だ。投手に合わせてゲームを作ったりなど、できない。日本式リードと本人は自称しているようだが、日本には城島より柔軟な捕手はいる。城島のいう自称日本式の実態は、単なるワンパターンの「城島式」であって、それをさまざまな国籍、さまざまなタイプの選手からなるメジャーの投手たちに一方的に押し付け続けるだけの能しかないくせに、「日本」を自称するのもたいがいにしてもらいたい。日本の捕手がみんなあんなだと思われたのでは名誉毀損というもの。外国旅行している最中に出会う会話相手全員に「俺と同じ日本語を話せ」と押し付ける馬鹿が城島だ。

この「城島式」を継続して、結果、どうなるか。
城島に合わない投手は何人獲得してこようが毎試合ゲームを壊して破滅的なシーズン成績を残したあと、翌年にはチームを去っていく。当然チーム成績には越えられない天井ができてしまい、選手獲得予算は毎年のように無駄になる。また有力投手獲得のためには若手・有望選手をどんどん放出しなければならないからプロスペクト、ブルペンは毎年のように弱体化し、枯渇していく。選手がいれかわってばかりで、チーム弱体化の真の原因である城島が居座ったままだから、チーム内の雰囲気も当然まとまりがなくなっていく。
「城島式」のゆくえは、こうした永遠に続く悪循環である。


2008年とて、シーズンが始まる前はSPにベダード、シルバを獲得して、今シーズンはいけるぞ、などと「城島問題」を知らないファンは意気込んだことだろう。
だが、実際には、ベダードは最初から城島を拒否していたし、シルバは城島相手に9連敗だ。この2人のSP投手獲得というプロジェクトにとって、城島はなんのプラス要因にもなっていない。これが問題でなくて、なんだろう。
今後も何人もの投手が獲得されてくることだろうが、城島がいるかぎり、ここで述べたことが何度でも、永遠に繰り返される。これが本当の「城島問題」であって、3年の契約延長が問題なわけがない。問題の本質に気がつかない人が、問題の本質である城島を居座らせる契約をするから、このままでは問題は永遠に片付かないことが問題なだけだ。


投手が打たれればマウンドに来た監督と同じ角度から城島が「おまえのせいだ」と言わんばかりに眼光鋭く投手を睨みつけ、投手交代を待つ、そんな馬鹿馬鹿しい「城島式責任回避」のシーンを何十回と見ては、2007年は大いに笑わせてもらったものだ。
こんなシーンも、城島がチームからいなくならないかぎり、何度でも、何十回でも繰り返される。このことは2007年の春から確信していたが、いまから2009年のシーズンが楽しみだ。
シアトルが問題の本質である城島をどう処遇するか。オーナーの意向に逆らってでも干し続けることができないと、このチームはチームとして終わる。

H.ラミレスのスタッツ

2003 ATL ERA4.00 被打率0.99 与四球率0.40
2004 ATL ERA2.39 被打率0.85 与四球率0.50
2005 ATL ERA4.63 被打率1.06 与四球率0.33
2006 ATL ERA4.48 被打率1.11 与四球率0.41

2007 SEA ERA7.16 98回 四球42
被打率1.42 与四球率0.43
2008 KC  ERA2.59 24回1/3 四球1
被打率0.86 与四球率0.04
2008 CWS ERA2.84 25回1/3 四球1
被打率0.95 与四球率0.04

2007年のラミレスが問題だったのは四球の多さではなく、被打率の高さ。アトランタでも、カンザスでも、シカゴでも、ランナーを出し続けてもなんとかERAがそこそこの数値に収まったが、城島相手に投げるシアトルではラミレス、そしてシルバのようなタイプの投手は破綻する。

August 18, 2008

城島を捕手に20人の打者に9本のヒットを打たれたシルバ(8月15日)だが、そのシルバを強制DLして代わりにマイナーから上げてきたフィアベントは、城島を捕手に18人の打者に10本ものヒットを打たれた。まったくそっくりの失点パターンが失笑を誘う。
BOX SCORE

シルバ強制DLはいいが、かわりに上がってきたフィアベントを、なぜまたこのヘボ捕手にまかせるのだろう?この試合でミネソタに与えた四球は10。いいだろうか。10四球である。こんな馬鹿捕手が、メジャーのどこにいるというのだ。

今、このダメ捕手の頭にあることは、自分のシーズン打撃成績を帳尻あわせすること、そして、なんとかクレメントを追い越すこと、この2つしかない。この試合では城島はパスボールも記録し、盗塁もされているが、帳尻打撃に頭がいっぱいでは、守備に頭が回るわけもない。城島が長打を打った試合というのが、えてして負けていることは、城島ウオッチャーなら誰しもわかっていることだ。

今日のような試合が典型的な城島のゲームだ。投手のことも、チームのこともおかまいなしにバットを振りたいなら、日本のバッティングセンターでやってもらいたいものだ。

2008シーズン城島マルチヒットの試合
20試合 8勝12敗 勝率.400
NYY、TEX、KC、TORとだいたい決まっている。
4月1日 4-5TEX●
4月14日 1-5KC●
4月15日 11-6KC○
4月16日 4-2OAK○
5月3日 1-6NYY●
5月5日 7-3TEX○
5月10日 4-8CWS●
5月11日 6-3CWS○
5月12日 12-13TEX●
5月16日 4-6SD●
5月25日 5-6NYY●
5月26日 3-5NYY●
5月31日 5-0DET○
6月9日 3-2TOR○
6月13日 6-7WAS●
6月24日 11-0NYM○
6月27日 5-2SD○
7月25日 4-5TOR●
8月9日 7-8TB●
8月17日 8-11MIN●

ミネソタ戦の2安打によってクレメントの打率が城島を上回ったことで、打撃成績の主要データ全てが城島を上回った。近いうちにこうなること自体、とっくに誰もがわかっていたことで、別に驚くようなことでもないが、いちおう記事にしておく。
       AVE OBP SLG OPS
クレメント  .215 .283 .356 .639
2008城島 .213 .253 .297 .550

もちろんクレメントの打率がようやく上がってきたについては、コンスタントに使われるようになってきてメジャーの球に慣れてきたことがあるだろう。クレメントの8月の打率は.357。これは2007年城島が最も良かった8月の月間打撃成績に比べても、内容的に肩を並べつつある。
              AVE OBP SLG OPS
2008年8月クレメント .357 .386 .429 .815
2007年8月城島    .375 .402 .568 .970

しかし、そんな想定内のことより、今年のクレメントの、捕手出場時に限定した打撃スタッツをみてもらいたい。
http://www.baseball-reference.com/pi/bsplit.cgi?n1=clemeje01&year=2008
クレメントの打撃成績は、DHとしての成績がよくないために、いまだ2割ちょっとの打率のようにみられがちだが、捕手時のバッティングはすでに、2006年、2007年の城島のシーズン打撃と肩を並べているのである。
すでに城島のバットは、このチームに必要ない。

          AVE OBP SLG OPS
2008クレメント.269 .330 .471 .802(捕手時のみ
2007城島   .287 .322 .433 .755
2006城島   .291 .332 .451 .783


クレメントの月別打撃成績
城島の月別打撃成績

クレメントのゲーム別打撃成績
城島のゲーム別打撃成績

このクレメントはじめとする若手の活躍について、リグルマンはこんなことをいっている。
Youngsters shine in Seattle loss
http://mlb.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20080808&content_id=3277489&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=sea
"Pretty good at-bats," Riggleman said. "Balentien, Clement and LaHair each saw a number of pitches, went deep into counts and got on base. "

Mariners waste big rally in loss to Twins
http://mlb.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20080816&content_id=3318804&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=sea
MLB公式サイトの記事ではこのミネソタ戦の記事に、waste、つまり浪費という単語を使っている。
シルバに城島を組ませるなど、ただの時間の浪費、チャンスの無駄遣いであることは、とっくにわかりきっている。この試合の後でシルバは15日間の強制DLになったわけだが、仮に強制DLにする口実を作るために、相性が最悪な城島をシルバと組ませたのだとしたとしても、そんなの無駄なことをする必要がどこにあるのだ。そんな暇があるなら、もっと若手にチャンスを開放すべきだ。
城島シルバのバッテリーの試合結果などわかりきっている。ブログを更新する作業すら、面倒になってくる。こんな無駄な試合でエネルギーを浪費したくないのである。

マリナーズ、リーグ最多敗戦右腕が戦線離脱
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=15944
シルバがマイナー送りになったのはもちろん、いわゆる強制DLというやつだが、この程度のことはメジャーファンなら誰でもわかっている。日本のゆるーいライセンス記事程度では「戦線離脱」などとネジのゆるい記事でお茶を濁しているが、MLBについてはそろそろ、もうちょっと切れ味のある、きつい記事を書けるサイトが必要だろう。Major.jpはいつも大甘な、かったるい記事ばかりで、ほとんどソースとしては根本の参考にはならない。
シアトルの公式サイトですら「浪費」という単語で辛辣に書いているのと比べてみるといい。公式サイトだからあまりハッキリとモノを書けないとか、そういうのは、なんの言い訳にもならない。



それにしてもこの日のシルバはひどかった。
対戦した打者は20人だが、そのうち9人にヒットを打たれた。20人のうちの9人である。この日の対戦相手のミネソタはトータル12安打だが、そのうちの9本を集中されたわけで、これはもう調子がいいとか悪いとか、そういうレベルではない。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/507975.html
このブログ記事ですでにデータをあげてあるが、城島とシルバの相性が最悪なのはとっくにわかっている。今シーズンの負け越し数のかなりのパーセンテージの責任がこのバッテリーの組み合わせにある。
と、いうか、城島は投手との相性を改善する能力に欠けている。そんなことも、とっくにわかっている。わかっていることだらけだ、といっていい。出て行った投手が城島と縁が切れて活躍するのを見ても、いまさら誰も驚かない。

シルバにとって、城島と組ませられるのは、もはや強烈な「罰ゲーム」である。

マクラーレンが辞任して以降のシルバの勝ち負けと捕手の関係と、スコアの全リンクをあげておく。
シルバの今シーズンの全登板成績
http://mlb.mlb.com/stats/individual_player_gamebygamelog.jsp?c_id=sea&playerID=400067&statType=2
シルバは5月から7月にかけ9連敗した。もちろんメイン捕手は城島である。
そのシルバが2ヶ月ぶりに勝利したのは、マクラーレンがクビになって以降の6月28日だが、捕手はクレメントだ。マクラーレン辞任以降、シルバが5イニング以上もった試合は、すべて、先発マスクはクレメントであり、勝利した3試合も、すべてクレメントである。
そこからシルバのERAが最もよくなったのが、7月13日の5.46(リンク)。だが、そこから相性最悪の城島との2試合13失点などを経てERAはついに6点を越え、あげくには強制DLとなった。

全試合にデータのリンク張る手間をかけるのも、ほんとうに面倒な作業だ。なぜって、シルバが城島に潰された過程など、データを見るまでもなくはっきりしているからだ。城島とシルバがバッテリーを組むことなど、公式サイトがいうように、まったくwasteそのもの。
以下、全試合wrap scoreへのリンクあり。またそれぞれの試合について、このブログの記事があるが、リンクは右サイドのリンクの日付を頼りにたどってもらいたい)

6月16日 ●城島 FLO 1-6
6月22日 ●城島 ATL 3-8 9連敗
6月28日 ○クレメント SD 4-2 2ヶ月ぶりに勝ち QS
7月3日 ●クレメント DET 4-8
7月8日 ●クレメント OAK 0-2 QS
7月13日 ○クレメント KC 4-3(○グリーン)
7月20日 ●城島 CLE 2-6
7月29日 ●バーク TEX 10-11(●プッツ)
8月3日 ○クレメント BAL 8-4
8月8日 ●クレメント TB 3-5
8月15日 ●城島 MIN 3-9

ベダードが捕手をバークに指名したが、来シーズン以降、捕手を城島以外に指名しないことにはどうにもならないのは、ベダードではなく、むしろ、シルバだ。チームはシルバを強制DLしたはいいが、来シーズン以降のことを考えると、なぜシアトルはシルバと城島をきっぱりと縁を切らせないのか、理解に苦しむ。

August 14, 2008

某巨大掲示板でみかけたシアトルの捕手別、投手別の被打率と与四球率のネタなのだが、なかなかに興味深い。
青色の地で示した部分が、その投手に関してもっともいいデータなのだが、みてもらえばわかるように、城島には青色の部分がひとつもない。

シアトルの投手たちがことごとく城島相手には投げたくないと言い出す理由が、数字になって表現されている。オリジナルサイトのデータ作成者に敬意を表したい。

http://www.bleedingblueandteal.com/08-2008/johjimas-gamecalling-revisited/
このサイトタイトルにあるtealとは、コガモのこと。teal blueは、暗い緑がかった青色のことだが、サイトタイトルのBleeding Blue And Tealはマリナーズのチームカラーにひっかけているのである。
2007 城島とバークの被打率の比較
 
城島
バーク
Hernandez
.272
.243
Washburn
.278
.240
Batista
.283
.240
Morrow
.270
.161
Ramirez
.350
.233

2008 城島、クレメント、バークの被打率の比較
 
城島
クレメント
バーク
Hernandez
.253(459)
.220 (88)
.184 (53)
Bedard
.283 (67)
.179 (32)
.225 (248)
Silva
.323 (317)
.310 (242)
.381 (43)
Washburn
.277 (439)
.267 (51)
.389 (77)
Batista
.319 (371)
.280 (89)
.111 (13)
Dickey
.288 (195)
.300 (133)
.256 (90)
 
Morrow
.151 (82)
.087 (27)
.167 (33)
Putz
.288 (76)
.286 (15)
.279 (57)

2008 城島、クレメント、バークの与四球率の比較
 
城島
クレメント
バーク
Hernandez
9.8
6.8
7.5
Bedard
22.6
10.7
9.9
Silva
5.1
3.9
2.3
Washburn
8.6
11.1
2.7
Batista
16.6
14.6
23.0

 



August 06, 2008

クレメントがメジャーに上がってきたばかりの頃を思い出すと、豪快に三振ばかりしていた記憶があるが、だいぶメジャーの球に慣れてきた。この日は5打席で29球、1打席あたり6球をほうらせた。ファウルで逃げることができる心のゆとりが出てきているのだろう。結果も、ヒットと四球、2出塁。悪くない。
リード面も、このごろナックルでストライクのとれないディッキーをもちこたえさせて7回3失点、QS(クオリティ・スタート)を達成した。7月初めの頃に投手にストライクを投げさせすぎてかえって狙い打ちされる失点がいくつかあったが、その点についても多少神経を配るようにしているようだ。ディッキーのナックルを受けるキャッチングにも、なんの問題もない。
バレンティンも、ビドロがDFAになって上がってきたばかりで、メジャーの感覚に戻す時間も必要だろうが、犠牲フライ、進塁打、ヒット。正直荒削りなタイプだが、自分なりにロールroleをこなそうという必死さが形になってみえる。
これでひさびさ3連勝。若手のこれからのローリングぶりがますます楽しみだ。


だが。今日の試合は本来楽勝していい試合だと思うし、なにより好投ディッキーに白星がつくべきだ。8回裏に1イニング早く出てきたミネソタのクローザー、ネイサンが崩れてくれたからいいようなものの、全体としてゲームメイキングには失敗したと考える。向上のため、反省を求めたい。チーム再建といっても、なにもかもがすぐにうまくいくわけがない。王者エンゼルスを越える日もまだまだ遠い。

さっぱりローリングしない2回
ロペス    ヒット
クレメント  四球(無死1、2塁)←7球ねばる
バレンティン ライトフライ(1死1、3塁)進塁打
ラヘア    三振(2死1、3塁)
ベタンコート レフトフライ

4回は、イバニェスの3ランの後、昨日ほどではないが、少しローリングできた。というのも、いままでなら、誰かがホームランを打とうものなら、誰も彼も気がゆるんでしまい、意味もなくバットを振り回して凡退するだけだったからだ。こういう、ホームランの後でも追加点がとれるイニングが作れるようになってきたことを、まずは喜んでおくべきかもしれない。

少しローリングした3回
イチロー   ヒット
リード    ヒット(1、2塁)
イバニェス  ホームラン(3RBI) 2試合で驚異の13打点
ベルトレ   ショートゴロ
ロペス    内野安打
クレメント  ヒット(1、3塁)
バレンティン 犠牲フライ(RBI)
ラヘア    三振

なお、上にあげた2回、3回の攻撃でラヘアが2度三振して、攻撃の流れを止めている。ほかのイニングでもベタンコート、ベルトレあたりが打線のローリングを止めている。接戦を呼び込んでしまった原因は、うまくローリングできなかったイニングの拙攻と、クローザーに復帰したプッツのゆるみだ。特に今日のディッキーに勝ちがつかなかった原因は、プッツの漫然とした投球ぶり。モローが先発修行のためにマイナーに落ちた現在、クローザーとしては信頼度が低すぎると考える。

8回表にミネソタに逆転されたことをとがめたのかどうか、理由はわからないが、リグルマンは最終回の捕手をクレメントからバークにかえてきた。だが、これは無駄な交代。それは、捕手が交代した9回にもプッツが乱調だったことで、すぐに判明する。
9回表のプッツは、あまりにもチカラが入りすぎ。2死1塁の場面で、この日2ホーマーのクベルに二塁打を打たれたが、もしこのとき1塁にいたモーノーが生還するか、そのあと敬遠で2死満塁となって、代打レドモンドに打たれた強いライナーがライトを抜けていれば、この日のシアトルの勝利はなく、試合後のベンチはお通夜になっていただろう。8回表のプッツの2失点も、2ボールが先行してしまい、98マイル出せるストレートをわざと90マイルに抑えてストライクを置きにいって痛打された。
クローザーがこういう漫然とした投球をしていたのでは、好打者の多いミネソタは抑えられない。試合終了直後のプッツは、勝ったというのに俯いて地面を見ながらベンチに戻ってきた。内容を考えたら当然だ。まだ確かめてはないが、現地記事も、ディッキーよくやった、プッツ反省しろ、という方向で出ていることと思う。

なお、今日の記事タイトルは、某掲示板にあったリクエストによるもの(笑)

あと、言い忘れたが、Seattle Timesのベイカーがいうように、投手を含めた今日のスターター10人のうち、半分の5人は2008シーズンのスタートのときにはマイナーにいた。野手4人がポジションを失ったわけだが、セクソンが解雇され、ビドロは戦力外通告。この処分対象には、正捕手を剥奪された(本来はクビになっているはずの)城島も当然入っているのである。選手の処分とセールはまだ終わってはいない。

August 05, 2008

クレメントが自分のチカラで城島を越えた。
重要すぎる場面の代打で、見事に勝ち越しタイムリー。大役を果たしただけでなく、その後マスクをかぶって、チームのドラマを危なげなく守り抜いたことも大きい。まさにワンチャンスをモノにした、若者の面目躍如である。
バティスター城島のバッテリーのいつもの大量失点で、いつもなら諦めた試合である。事実、7回、先頭打者として打席に立ったのは城島で、なんの工夫もなく、サードゴロ。このとき日本のファンは「今日もいつものマリナーズか」と、その後に待っているドラマなど予想できない展開だった。


自信をもって言うが、この日の連続得点のパターンは、既にこのブログでは予測していた。7月31日の4回に「来シーズン以降のシアトルの形が見えた」と書き、そして7月31日の4回に再現された、あの「選んで貯める、繋いで返す」という、クレメント先発のここ数試合にみられるシアトルの新しいローリングする野球スタイルだ

選んで貯める」とは、もちろん、ランナーが出たらヒットだけ狙ってファーストストライクをむやみに早打ちして併殺に終わるような淡白な攻撃ではなく(この8月4日も、そういう馬鹿な攻撃は何度もあった。何人もの走者がいつものように見殺しになった)、無策のままアウトカウントを無駄に増やさないで、四球もきちんと評価しつつ、ランナーを丁寧に貯め、進め、試合相手の守備に大きなプレッシャーを与えていくスタイルだ。
繋いで返す」とは、もちろん、出したランナー、貯めたランナーを無駄にしない攻撃のこと。クラッチヒッターの前にランナーを貯めタイムリーやホームランを期待するのはそれは理想だが、そんなケースが試合で何度も訪れるわけはない。たとえ繋がりづらい下位打線の出塁でも無駄にせず、塁を埋めたランナーを返すためにできることはなんでもする。進塁打、バント、代打、代走、相手のエラーや野選。なんでも利用しつつ、フィニッシュの形はたとえ犠牲フライでもいいから、小さいチャンスも無駄にせず、得点として丁寧に収穫していく。
いいかえれば、海でむやみに魚を獲って資源を枯渇させるのではなく、チャンスという卵を、育ててはかえし、育てては返し、何度も収穫する栽培型漁業のような野球、とでもいうような野球だ。

ロールroleとは「役割」のことだが、今日の7回は選手がきちんとロールをこなしつつ、チャンスを先へ先へと転がしていく、つまり、ローリングさせていく、そういうチームの姿勢の変化がもたらした野球が、おもしろいように連鎖的につながって結果的に大量点を産んだ。

ランナーを貯める作業を繰り返す経過でミネソタの守備に大きなプレシャーがかかって、何度もエラーを誘発したが、こうしたエラー誘発も偶然ではない。7月31日の4回、7月31日の4回、いずれの得点シーンも相手のエラーがらみだ。
やはりランナーを貯めていくプレッシャーが相手守備をかなりビビらせ、ミスを誘発させるのである。
BOX SCORE

7回裏
城島       サードゴロ(2球目)
ベタンコート   ヒット
イチロー     四球(1、2塁)
ブルームクイスト ヒット(満塁)
イバニェス    グランドスラム(4RBI)
ベルトレ     2塁打
ロペス      ヒット(RBI 2塁)
ビドロ      サードフライ
代打カイロ    四球
代打クレメント  ヒット+エラー(RBI 2、3塁)←勝ち越し
ベタンコート   ヒット+エラー(RBI 2塁)
イチロー     敬遠四球(1、2塁)
ブルームクイスト 四球(満塁)
イバニェス    ヒット+1塁走者ブルクイ本塁アウト(2RBI)

注 イバニェスの1イニング6RBIは、球団レコードとのこと。これまでの記録は、グリフィーJr.の5打点(1999年4月29日 at old Kingdome)

10得点のイニングの動画(MLB)
http://mlb.mlb.com/media/video.jsp?mid=200808053255236&c_id=sea



ところでこれは、日本のメディアのシアトル番記者として有名なN氏の記事だが、「(存在感を示す)機会さえ奪われて」とはまた、おかしなことを書くものだ。

城島に屈辱の代打 一打勝ち越しのチャンスに
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=15622
「打率が2割1分を前後する。そうした選手が名誉回復するとしたら、今日のような場面で存在感を示すしかないが、その機会さえ奪われては、気持ちの整理がつかなかったのかもしれない。」

7回の先頭打者は誰だったか?
そして、その打席を、気持ちがたるんでいるとしかいいようがない阿呆なバッティングで無駄にした「油断」は誰の責任か。チームか。

すべて、城島自身である。

忘れてはいけない。7回、城島はすでに一度、チャンスをもらっているのだ。無策にサードゴロを打った時点で誰もが「ああ、いつものマリナーズか」と暗澹たる気持ちにさせられた。同じイニングの2度目の打席で代打を出されたことが「チームが機会を奪った」ことになるわけがない。

チャンスの打席だけよこせ、とでもいうのか?
何を甘えたことを言っている。馬鹿を言うのも、ほどほどにしたらどうか。
この7回の大量得点は、チャンスを、それぞれの打者が自分のロールを自覚して、チャンスを作り、育てながら繋いで、収穫して、またチャンスをローリングさせて作りだしたものだ。
だらしなくクチをあけて「チャンスになったら、エサちょうだい」とピーピーと泣き喚いてばかりいる小鳥ではあるまいし、チャンスがもらえるのを待っているだけの選手などに、用はない。代打を出されて当然だ。

そもそも、この2008年シーズンという途方もなく大きなチャンスを与えられてもらっておいて、ぶざまな大失態でそれを逃したのは、ほかならぬ城島自身だろう。

いつまで甘やかしておけば気がすむのだ。
もう一度書こう。7回の先頭打者として打席に立ったのは城島で、打者として、なんの工夫もなくサードゴロ。このヘボ打者がこの後起きたチームのドラマへの参加を許されなかったのは、しごく当然のことだ。

August 04, 2008

やはりシルバには、クレメントだ。
クレメントが指の怪我からようやく捕手に復帰した2試合目、シルバ先発。城島マスクの試合で今年8連敗しているシルバにとって、そしてチームにとっても、待ち遠しかった復帰だろう。シルバとの契約の長さを考えるとシルバにはぜひ多少復権してもらわないと、チームとしても非常に困る。
この試合、防御率6点のシルバがなんとか4失点に抑えてリレーし、打線がそれ以上に点をもぎとってやることで、7月31日の勝利パターンを取り戻した。
なんといっても投手3人で、四球がわずかひとつ、これが大きい。8月1日の城島先発のボルチモア戦では、四球でランナーを貯めては打たれる展開で、5四球を与え、チームは5月の悪夢を思い出す敗戦をしていた。
またクレメントの試合は、ダブルプレーでピンチを切り抜けるケースが多いということは以前も指摘しておいたが、この試合でも、満塁のピンチにダブルプレーをとっている。

試合が決まったのは、7回表の満塁からの攻撃。7月31日の4回について指摘しておいた通りの攻撃展開で、誰かひとりが作ったのではなく、チーム全体で作ったチャンスだ。
2つのイニングを比較してみれば、城島のような「出塁率があまりにも悪く、バントできず、走れず、進塁打が打てず、それでいて併殺だらけの打者」がチームにしがみついていることが、セーフコのような右打者不利の広い球場で野球をするシアトルにとって、いかに有害か、わかる。

こんなチームに全く向いていないダメ選手を、よくもまぁ、日本からわざわざ獲ったものだが、セクソンと城島、2人の右の馬鹿打者を並べれてみれば、かつてのチームマネジメントが方針を失敗して選手獲得したことは明らかだ。
この2人の不良債権のうちセクソンがチームを去った以上、城島もチームから早急に去らせて、新しいチーム方針に軌道修正するのが当然なのだが、チーム改革の流れを阻止しているのが、城島がコネのみで獲得した3年契約。不良債権なのが確定したこのダメ捕手だが、意固地になってチームにしがみついてベンチから冷えた視線をグラウンドに送る毎日を送ってでも、これからの若いチームの成長を阻害してでも、コネ契約を守りぬくつもりなのだろうか。

けして打率のよくない下位打線でも、よく見極めてランナーを貯め、そこからバント、犠牲フライ、進塁打、相手のエラーや野選、盗塁と、タイムリー以外のあらゆる方法と相手の守備に与えるプレッシャー、そして運で、なんとか得点できる可能性は広がる。チーム打率がたいしたことがないこのチームの下位打線でも、城島がいないことでどれほどスムーズに機能するか、ファンにはすでにわかっている。

BOX SCORE

1回
イチロー ヒット→盗塁
リード  バント失敗→フルカウントから三塁打(イチロー生還)

3回
ベタンコート 二塁打
イチロー   セカンドゴロ(ベタンコート進塁)
リード    犠牲フライ(ベタンコート生還)

7回 3得点
ラヘア    四球
クレメント  セカンド内野安打
ベタンコート 四球
イチロー   ショートゴロエラー(ラヘア生還)
リード    三振
イバニェス  ライト前タイムリー(クレメント、ベタンコート生還)


参考:7月31日のゲーム
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/478670.html
城島が打線にいる、ということは、どういうことか。
それは打線に「バントできない。四球を選べない。走れない。かといって、長打が打てるわけでもない。だから、ただただ打席でバットを振り回しさせて、運がよければ単打、だが8割以上の確率でアウト、かつ、ダブルプレーになる確率も高い、そういう孤立打者を放置しておく」そういう意味だ。(中略)
シアトルのようなチーム、セーフコのような球場には、下位打線に、ただ馬鹿みたいにバットを振り回すだけで出塁率の稼げない、バントもできない、犠牲フライも打てない、そんな頭の悪い右打者は、全く必要ない。

7月31日の4回 チーム2得点
カイロ  四球
ラヘア  四球(無死1、2塁)
バーク  バント(1死2、3塁)
リード  野選(カイロ生還)
イチロー 犠牲フライ(ラヘア生還)




August 01, 2008

価値ある勝利だった。
昨日と、今日。わずか2試合だが、比べてみれば全く違うゲームになった。昨日までの2試合で散々ミスを犯した城島をはずしただけで、こうも野球が変わるのだから、城島の悪影響の大きさがわかるというものだ。こんなに楽に勝てるというのに、昨日、一昨日と2試合のドタバタ、いったいなんだったのか?
BOX SCORE

シアトルは結局、積極的に2008夏のトレードチャンスを活用することはできなかった。長年の欠陥である選手活用の下手さもある。だが、それ以上に大きいのは
「2007シーズンの評価を大きく間違えたことによる2008シーズンの大失敗でシアトルに向いてないことがわかった大味な野球、向いてない選手をスッパリ切る見切り。そして、来シーズン以降にやるべき野球への脱皮のためにどの選手が必要で、どの選手が必要ないか見切ること」
この2つの見切りが、いまだに果たせないでいることが大きい。

(2007シーズンの評価の間違いについては、この話をするだけでブログがひとつ必要になる長い話なので割愛する。
要は、2007シーズンは2位だから成功と思っている人が多いが、あれはイチローがあまりにも打ちすぎたりで順位が偶然上がってしまっただけで、チームとして見たら失敗したシーズンという前提に語るのが当然だった、という話。そして、この勘違いは、城島問題、つまり城島の勘違いをはじめ、2008シーズンに噴出したあらゆるチームの内部問題の基礎になっている。)




シアトルが目指すべきなのは、打撃面では、もちろん今日のような偶然の長打に頼らないで楽に勝つゲーム展開だが、そのためには的確な人選と配置が急務なのはいうまでもない。

城島が打線にいる、ということは、どういうことか。
それは打線に「バントできない。四球を選べない。走れない。かといって、長打が打てるわけでもない。だから、ただただ打席でバットを振り回しさせて、運がよければ単打、だが8割以上の確率でアウト、かつ、ダブルプレーになる確率も高い、そういう孤立打者を放置しておく」そういう意味だ。

城島を放置してチーム打撃が効率的になるわけがない。城島が孤立した、ただの打線の穴なのは、なにも打率の低さ、長打の無さからだけではない。たとえ打率が人並みになろうと、この他のプレーヤーとの繋がりを築く技術も意思もないダメ打者を使う限り、戦術は限定され、かつ、得点効率の効率化は達成されない。そこが問題なのだ。
簡単な例で言えば、単打のヒット3本打っても点が入らない、そういうゲームだらけになってしまう。これではいくらイチローがヒットを積み重ねても、入る点は限られる。

わかる人にはとっくに結論が出ている。
シアトルのようなチーム、セーフコのような球場には、下位打線に、ただ馬鹿みたいにバットを振り回すだけで出塁率の稼げない、バントもできない、犠牲フライも打てない、そんな頭の悪い右打者は、全く必要ない。
その代表格が、ヤンキースにトレードされたセクソンではなく(彼は四球を選ぶ力があるために出塁率はまぁまぁあった)コネで居座り続ける城島なのは、2007年からすでにわかっていたことだ。


そんな、チームの外にいるのと同じ孤立した捕手に、マウンドに来られて、ああだこうだピッチングを非難されようものなら、投手だとて人間だ、キレるのも当然だろう。投手たちが、今年までよく我慢したものだ。



下記に、2,4回に合計4点をもぎとった場面を挙げておく。四球、エラー、つまり相手のミスにつけこんで、いやらしく点を重ねた。特に4回など、2四球と捕手バークのバントで作った1死2,3塁が綺麗に点になった。
もし、ここにバントのできない城島がいたら、プレーの選択肢は「まぁ、好きに打て」とでも指示するしかなくなり、ダブルプレーにでも終わって、チャンスは瞬時に潰れていたことだろう。

城島を推す馬鹿ファンが「日本式」だのという言葉を使いたがるが、丁寧な野球が必要な今のシアトルに最も似合わない、荒っぽく雑な野球しかできないのが、城島という選手だということ、つまり、これからのシアトルの野球に最も必要ない、いてもらっては困るのが城島だ、ということに、早く気がついたほうがいいだろう。

2回
ラヘア  ヒット
バーク  三塁失(1、3塁)
リード  犠牲フライ(ラヘア生還)
イチロー 二塁打+ライトのエラー(バーク生還)

4回
カイロ  四球
ラヘア  四球(無死1、2塁)
バーク  バント(1死2、3塁)
リード  野選(カイロ生還)
イチロー 犠牲フライ(ラヘア生還)

ハワイ移民150周年
No Ichiro, No watch.

Play Clean
日付表記はすべて
アメリカ現地時間です




Twitterボタン

アドレス短縮 http://bit.ly/
2020TOKYO
think different
 
  • 2014年10月31日、PARADE !
  • 2013年11月28日、『父親とベースボール』 (9)1920年代における古参の白人移民と新参の白人移民との間の軋轢 ヘンリー・フォード所有のThe Dearborn Independent紙によるレッドソックスオーナーHarry Frazeeへの攻撃の新解釈
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年6月1日、あまりにも不活性で地味な旧ヤンキースタジアム跡地利用。「スタジアム周辺の駐車場の採算悪化」は、駐車場の供給過剰と料金の高さの問題であり、観客動員の問題ではない。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年6月29日、『父親とベースボール』 (1)星一徹とケン・バーンズに学ぶ 『ベースボールにおける父親の重み』。



Categories
ブログ内検索 by Google
Google

livedoorブログ内検索
Thank you for visiting
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

free counters

by Month