March 2009

March 31, 2009

第2回WBCの優勝に至るプロセスで、キーポイントはもちろんトーナメントの要所要所で5回も戦った韓国戦にあるのは言うまでもない。

あれだけ日本が優れた投手陣を揃えながら、けして楽勝ばかりとはいかなかった理由は、ひとえに韓国戦での意味不明な苦戦にある。
決勝で打撃面でも11ものLOBを記録した日本のヘボ捕手さんは、守備面でもやらかしており、呆れかえるほどの単調なリードに、そうした苦戦の原因の大半がある。韓国側の粘りづよいが、わかりやすい戦略にきちんと対応さえしていれば、というか、あまりに敵に読まれやすい捕手さえいなければ、苦手とはいえ戦いはもっと楽なものになった。あれほど韓国打線への対応が後手後手に回っていては、楽勝などできない。

決勝・韓国戦を例に見てみよう。

韓国監督は9回裏に勝てると考えていた
WBCが終わってだいぶ経つが、韓国代表・金寅植監督は9回裏に同点に追いついた時点での戦況を「高永民(コ・ヨンミン=7番の右打者)が決めてくれると期待した。延長に入れば苦しいとみていた」と語っている。
「もう代表監督は引き受けない」(中)
http://www.chosunonline.com/news/20090330000066

なぜこの監督は、チャンスとはいえ「この大事な試合を決めてくれる」とまで下位打線に過ぎない7番打者に期待できたのか。すでに1本ヒットを打っているから、というのではあきらかに説明不足だ。
下に挙げる諸点からみて「下位打線にはあらかじめ右を並べておいてある。試合後半に狙い打つ球種もスライダーと絞れていた。その狙い通りの球を打ち崩して、同点に追いつき、なおも1、2塁。そして、再びスライダーが来た。だが・・・、まさかあの場面、予想どおりのスライダーで三振に終わるとは思わなかった・・・」というような意味あいで「決めてくれると思った」と言っているのではないか。

(検証1)
試合後半、下位打者にスライダーを叩かれた

バットに当てた球が、すなわちその打者の狙い球、という単純な話ではないし、思わず手の出ただけの打球、ファウルにするつもりのゴロやフライ、いろいろある。だがまぁ、とりあえず韓国の打者が打席での最後の球となった球種を並べてみると、かなりわかることがある。

韓国の左打者を並べた上位打線は主にストレートで勝負し、右打者を並べた下位打線は主にスライダーをバットに当てている。結果を出したのは下位打線のほうだ。
また、試合終盤にストレートで四球が多く出て失点につながった。ゲーム前半にはに岩隈のストレート、フォークが効いていたが、ランナーの出たイニングの多い試合後半には決め球のフォークのコントロールが甘くなる一方で、スライダーがビシビシ狙い打たれだしたのである。

試合終盤に韓国が日本に追いつけた理由は、四球やヒットでランナーが出た後の場面でのスライダー狙いにあることは、ファンの誰もが気づいている。

(途中代打が出ているが、見づらくなるので詳細省略。太字はヒット、四球などの出塁。フォ=フォークボール スラ=スライダー シュ=シュート)
1:李容圭 左 直球/三振 フォ 直球 直球/四球 スラ
2:李晋映 左 直球 直球/三振 フォ/三振 スラ/三振
3:金賢洙 左 スラ フォ/シングル シュ 直球/四球
4:金泰均 右 直球 シュ 直球 ?/四球
5:秋信守 左 フォ/三振 スラ/HR 直球 スラ/三振
6:李机浩 右 直球 フォ/三振 スラ/タイムリー スラ/2塁打
7:高永民 右 スラ 直球/シングル スラ スラ/三振
8:朴勍完 右 シュ/三振 スラ スラ/犠牲フライ 直球
9:朴基赫 右 スラ ?  直球/四球 直球

(検証2)
失点場面で打たれたのはすべてスライダー。
カウントも似ており、主に右打者のアウトコース。


1点目 1−1からのスライダーをホームラン(5番 左打者)
2点目 1ボールからのスライダーを2塁打(6番 右打者)
  →初球のスライダーを犠牲フライ(8番代打 右打者)
3点目 2死1,2塁、1−1からのスライダーをタイムリー(6番 右打者)

(検証3)
8回9回に下位打線が当ててきたボールはほとんどがスライダー

8回裏
6:李机浩    右 スライダー 右中間二塁打
7:高永民    右 スライダー ショートゴロ・ランナー進塁
8:代打:李大浩 右 スライダー 初球をセンター犠牲フライ
9:朴基赫    右 ストレート 四球
1:李容圭    左 ストレート レフトライナー

9回裏
2:代打:鄭根宇 左 スライダー 空振り三振
3:金賢洙    左 四球
4:金泰均    右 四球
5:秋信守    左 スライダー 空振り三振
6:李机浩    右 スライダー 三遊間を破る同点タイムリー
7:高永民    右 スライダー(外角高め) 空振り三振


かくしてWBCでも、いつもの城島のひとり相撲
何度も言っているように、韓国というチームは試合の後半では違う戦い方をするチームだ。
2009年3月23日、第2回WBC決勝を前に岩隈の変化球連投を考える。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/852644.html

その韓国という分析型のチームにとって、城島というキャッチャーはさして分析する必要がない捕手だったに違いない。ランナーが出さえすれば、右打者ならアウトローにスライダー、左打者ならインコース、など、ひどく単調なリードしかできないからだ。
そんな単調なリードを称して「日本式」などと自称してもらっては困る。

城島が退場して韓国に敗れた試合でも、「左打者にはすべてインコースを投げ、右打者にはアウトコースだけ」という、なんともお寒いリードをして、解説の投手出身の槙原氏にも「球が揃いすぎ」と即座に批判されるなど、そのリードにはさまざまな批判が噴出した。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年3月17日、韓国戦、槙原は「球が揃いすぎ。コーナーを狙いすぎ」と批判した。そして城島退場。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年3月10日、楽天・野村監督は9日韓国戦の城島のダメ・リードを批判した。

WBCについては、杉内のチェンジアップの扱いの失敗にはじまって、松坂のスライダーの扱いの失敗岩隈のシュート連投要求での韓国敗戦、ダルビッシュにスライダーを押し付けての数々の失敗、もう書くのも飽きるほどだが、「スライダー」というボールの扱いがキーポイントになると初めから言ってきた。
結局、このガラクタ捕手さんのリードはリードとも呼べない代物のまま、大会が終わってしまったのである。ほんとうによくもまぁプロを名乗れるものだ。

退場した韓国戦といい、決勝といい、もし9回裏に7番打者に投げたスライダーで韓国にサヨナラ勝ちを許して優勝を逃していれば、戦犯はまちがいなく、このプレーヤーだっただろう。



March 25, 2009

(カッコ内は城島打席時の、日本-韓国の得点経過)
1回表 2死2塁。四球(0-0)
3回表 無死1,2塁。サードゴロ
バント2度失敗の後、凡退。二塁封殺。先制機を逃す(0-0)
5回表 無死1,3塁。空振り三振
追加点ならず。この裏、同点に追いつかれる(1-0)
7回表 1死1,3塁。サードゴロ併殺。チェンジ
中島タイムリーの1点止まりで終わる(2-1)
9回表 1死1,2塁。センターへ浅いフライ
ランナー動けず、この裏、同点に追いつかれる(3-2)
10回表 2死満塁。見逃し三振。チェンジ
ダメ押しならず(5-3)
参考資料:スポーツナビWBC特集 決勝 日本対韓国
http://live.sports.yahoo.co.jp/sportsnavi/241_wbc.htm

この11LOBという数字の凄さ、どう説明するとわかってもらえるだろうか。あまりにすざまじい数字なので、かえって悩む。
長い手順を踏んで説明してみるしかない。

●LOBって何?
LOBは、Left On Base。つまり残塁。
日本のプロ野球中継ではチームでの残塁総数しか気にしてないわけだが、メジャーではMLB公式のゲームログに個人LOBが残る。例えば満塁で三振すれば、塁上には進塁できなかった3人のランナーが残される。だからバッター個人に3つの個人LOBが記録される。
もし三振した次のバッターが満塁ホームランを打ってイニングが終わったらどうか。ランナーは一掃されて3アウトだから、チームLOBはゼロになってしまう。だからチームLOBだけしか見ていないと、打線の中の誰がランナーを無駄にしているか、わからないのである。
だがメジャーのゲームログには毎試合個人LOBが残るから、三振したバッターの3LOBは消えない。ここが面白い。つまり、個人のチャンスでの凡退ぶりが後でしっかり眺められるわけだ。

このブログでは1試合ずつゲームログを読んでいるが、年間LOB数を合計するのに、160試合のゲームログを手で足し算していく作業は、死ぬほどめんどくさい。実際には打席のシチュエーションごとに電卓で計算して合算して概数を出したほうが早い。例えば、1,2塁で3打席、満塁で4打席凡退すれば(2走者×3打席)+(3走者×4打席)=18LOBというふうなやり方だ。ちなみに日本のプロ野球でも最近はデータ整備が進んでいるので調べるつもりになりさえすれば個人LOBも調べられる。

●日本時代の城島のLOB
日本時代の数字だが、「1ゲームあたり1LOBあるかないかだ」という程度を頭に入れておけばいいと思う。
だが、それにしてもちょっと数字が少なすぎるようにも思える。元データを見てもらうとわかるとおり、2001年以前のLOBデータがない。つまり、そのくらい、日本での野球のデータ整備が遅れていたということだろう。この元データ自体も、どのくらい正確なのか、正直なところわからない。
年/LOB数/ゲーム数
2002 87(115)
2003 120(140)
2004 99(116)
2005 87(116)

資料 Japanese Baseball.com
http://www.japanesebaseball.com/players/player.jsp?PlayerID=102&Year=1996&Part=1

●メジャーでの城島のLOB
シアトルの三振王で2008年にクビになったダメダメ4番打者セクソンと、ダメ捕手城島のLOB数を、2007年で並べてみた。案外データの豊富なメジャーでも、月別LOBというのはあまりみかけない。計算にひどく手間がかかるせいかもしれない。手作業のため、多少の計算間違いはご容赦。(カッコ内はゲーム数)
4月 セクソン41(20) 城島27(16)
5月 セクソン55(27) 城島45(26)
6月 セクソン48(25) 城島37(21)
7月 セクソン36(24) 城島46(25)
4月〜7月LOB合計 セクソン180(96)城島155(88)

この2人を比べたのには理由がある。
元シアトルの1塁手で、去年ようやくクビになったセクソンは、あまりにも三振するクセに、ずっと4番を打っていた有名なダメ打者。当然ランナーがいる打席が非常に多く回ってきて、しかも、よく三振する。だからLOB数がバカみたいに多く、チームのLOBキングだったダメ男だ。
そのLOBキング、セクソンと、城島のLOBは、率で見ると、ほぼ匹敵するのである。
1試合あたりLOB セクソン 1.875 城島 1.761

メジャーの正捕手は全試合出場することはなく、デーゲームなどで休養をとる。そのためセクソンに比べて城島の出場ゲームがやや少ないから、セクソンと城島のLOBを比べるにあたっては、1ゲームあたり、ランナーのいる打席あたりといった補正をするわけだが、どれをとっても、セクソンと城島は率ではたいしてかわりないのである。
また城島の月別LOBを、実数だけで見ると変動が激しいように思うかもしれないが、打数で補正すれば、ほぼ毎月のように1打席あたり0.45から0.55にキッチリおさまっている。打撃の好不調の波、打順、チーム状態とはほとんど関係がない。
ちなみに、7月までのデータしかあげてないのにも意味がある。最下位に沈むような弱いチームにとって、ポストシーズン進出がなくなったシーズン終盤の帳尻データなど、たいした意味はないからである。頑張るなら、まだチームの順位が下位に確定しない春から夏にかけて頑張らないと意味がない。(もちろん、8月に城島のLOBが急激に減少した、などということは全くない)

チームに2人のLOBキング。これではチームは勝てるわけがない。

●2007ですら、セクソン・城島の1日の最高LOBは「7」

2007シーズンの4ヶ月間で、LOBキング、セクソンと城島のLOBの1試合での最高数は7LOBで、セクソンが2度、城島が1度、それぞれ記録している。
試合を見ているとわかるが、1試合3LOBあたりまでなら、まぁ、許せなくはないが、4とか5以上になってくると「こいつは馬鹿か」という感じが出てくる。6だの7だのは、ちょっと異常とも言える数値になる。
1番打者でもないかぎり、弱小チームの下位を打つ城島なら打席に入るのは5打席あれば多いほうで、4打席の試合が多い。だから仮に4打席で4LOBともなれば、どの打席でもランナーを無駄にして凡退し続けるのとかわりないことになる。見ていてイライラしないわけがない。現実に地元ファンからのブーイングも一度や二度ではない。

ちなみに、2007シーズンの4月〜7月に、城島が4LOB以上を記録したのは10回、セクソン20回と差があるのだが、両者の1ゲームあたりのLOBはほぼ互角。
このことはちょっと意外に思われるかもしれないが、これも理由がある。
2人の出場ゲーム数は大差があるわけではない。違うのは「四球数」だ。セクソンはランナーのいるケースで打席に入って、よくフォアボールを選ぶ。一方で城島は、ただでさえ四球を選ばないシアトルにあって、さらにスタメン最低の四球率で、シーズン中、ほとんど四球を期待できない。2008シーズンの5月など、1ヶ月間もフォアボールが全く無かったくらいだ。
したがって、ランナーのいる場面で城島は四球を選ぶことはなく、またバントもしない。必ずヒッティングしてくる。だから凡退でLOBの山を築くのである。
ランナーのいるケースで四球を選ぶことがないから、当然のことながらダブルプレーも多い。2007シーズンの夏あたりに、城島が一時ア・リーグの併殺打数ナンバーワン打者だったのも、そのためだ。

●「11」ものLOBの異常さ
こうして2007シーズンのチームLOBキングだったセクソンと城島という2人のダメ打者をデータで追ってはみたが、とてもとても11LOBなどという偉業を説明しきれた感じはない。
上で説明した通り、7LOBですら、かなりすざまじい数値なのである。

まぁ、説明などしきれないほどの、異常さなのだ、ということさえわかってもらえれば幸いではある。


まさに、WBCの2連覇が海の藻屑と消えそうな9回裏のピンチを招いた原因は、城島の偏重したリードの下手さと、城島のランナーがいるときの打率の低さにある。2007年のランナーズ・オン打率、つまり、ランナーのいるときの打率のあまりの酷さを知っている身としては、別にあらためて驚きはしないのだが、アメリカでの城島を知らない方々はきっと、この「11LOB」という異常なデータでビックリしたことと思う。
次回の記事では守備面でのまとめをしてみる予定。



March 24, 2009

やれやれ。
日本はキューバ・韓国とゲームを繰り返している間に、いつのまにか決勝になってしまった。投打のバランスの普通にとれた中南米チームとの白熱の対戦など、もっと違うゲームバリエーションを見てみたかった。


今回のWBC、結局のところ、対応力の高い韓国に負けては、パターンを修正して、こんどはスカウティングをしないキューバに勝つ。これの繰り返しばかりだった気もする。
正直、見ていてパターンがわかりやすすぎて、多少飽きた。

決勝のポイントも、なぜ日本チームはキューバには完勝できて、宿敵韓国には何度もやられているのか、という点にある。
一般の野球ファンなら誰もが、キューバと韓国の差が、チーム力の差というより、「分析力」や「対応力」にあることはわかっているというのに、メディアのほうは、そんな基本事項にキチンと触れないまま決勝を煽っている。キューバ野球と韓国野球の質的な違いに言及しもしないでゲームを語って、何が面白いのだ。

決勝はお互いの分析力、即応力の勝負になる。キューバに欠けていて、韓国にあるのは「対戦相手を分析するチカラ、それと、分析に基づいてゲームの中で即応するチカラ」だが、それを上回るゲームを岩隈が作れるなら、日本が余裕で勝てるはずだ。


キューバは、試合相手をほとんどスカウティング(分析)しないらしい。そういう素朴な野球スピリットを指して、すべて間違いだとは言い切れない。むしろそれは野球の変わらぬ魅力のひとつでもある。。
ただ、そうはいっても、何の戦略もなしにやたらとバットを振り回してばかりでは、もはや現代野球では勝てなくなってきている。(アメリカにもキューバと似たような部分がある)
今の時代にしてはあまりに相手を研究しなさすぎるキューバ打線は、打線に「中南米系の選手+城島+セクソン」と、振り回すしか能ない打者ばかり並べ、負けに負け続けたシアトルマリナーズ打線のようなものだ。

熱心な野球ファンで知られるキューバのカストロ氏も、キューバの歴史的な敗戦の重さについて「(今後は)より技術的、科学的な方法を適用しなければならない」と、さすがに自国チームの戦略の旧式さ、古臭さを認めている。
【WBC】キューバのカストロ前議長「敗戦から教訓を」
http://sankei.jp.msn.com/sports/mlb/090320/mlb0903201748013-n1.htm

日本戦でのキューバ打線は、何度も何度も同じパターンで凡退し続けてくれた。岩隈の投げたキューバ戦などは、決め球のフォークとシュートを温存して、カーブ、チェンジアップ、スライダーの組み合わせだけで打線をかわすことができたほどだ。
さすがに試合後半には、松阪がヒットを打たれた球種を調べてみればわかるが、キューバ打者もスライダー系を狙い打ちしてきたが、チーム全体で徹底されていたとは言いがたい。そのため打線全体の迫力がなく、連打での得点など期待できるわけがなかった。


だが、韓国は違う。
ねちっこく相手チームの戦略や特徴を分析しつつゲームを進めてくる。

例えば日本が対戦した試合でも、中軸打者は一度は打ち取られてくれても、どこかで対応してくる。同じ球種の連投にその場で対応してきたり(例 3月9日に岩隈が決勝タイムリーを打たれたシュート連投)、2巡目から順応してきたり(例 3月9日に岩隈が決勝タイムリーを打たれた4回表の2人のランナー)、現状のキューバにはない順応力がある。これが打率の低さを補っている。

負けた韓国戦
3月7日 松阪● スライダー系にコントロールのつかない、いわゆる「悪い松阪」。組み立てに煮詰まった城島が苦し紛れにカットボールを要求し、ホームラン浴びて敗戦。古田氏、野村氏が城島を批判。
3月9日 岩隈● 2巡目からボールを見極められた。4回にランナーを貯められ、シュート連投。3塁線に決勝タイムリー浴びる。
3月17日 ダルビッシュ● 初回ランナーが出た場面で、同じコースにスライダー連投で、3失点。城島退場事件。

完勝したキューバ戦
3月16日 松阪○ スライダー系に制球が戻った「いい松坂」。「球を散らした」(松坂談)
3月19日 岩隈○ 2巡目から組み立てをカーブ主体に切り変えつつ、決め球フォークを温存。4回の2死1,3塁ではフォークを3連投、三振に打ち取った。


そんなキューバ・韓国のチームカラーの違いをアタマに入れた上で、あらためて岩隈先発の韓国戦・キューバ戦を比較してみるとどうだろう。
3月9日 岩隈● 2巡目からボールを見極められた。4回にランナーを貯められ、シュート連投。3塁線に決勝タイムリー浴びる。
3月19日 岩隈○ 2巡目から組み立てをカーブ主体に切り変えつつ、決め球フォーク、シュートを温存。4回の2死1,3塁ではフォークを3連投、三振に打ち取った。

韓国戦で打たれた決勝タイムリーは、「シュート」連投。そしてキューバ戦2巡目の2死1,3塁では「フォーク」連投。どちらのゲームもイニングは4回で、つまり打者2巡目のピンチで決め球を連投している点が共通している

0-1で負けた試合の韓国の4番は岩隈のシュート連投を打ち返してきたが、キューバ戦4回の1.3塁でキューバの7番はワンバウンドのフォークを空振りしてくれた。この差が最初に言ったキューバと韓国の「分析力・対応力の差」である。

何が言いたいか、もうおわかりだろう。
2つのゲームで、岩隈自身のピンチでの投球術は特に変わってはいないのである。

松阪の場合は、韓国戦で打たれた後、スライダーのコントロール精度を上げつつシュートを混ぜ、投球内容に手を加えてその後のゲームに臨んでいるわけで、岩隈と同じではない。
岩隈の韓国戦のシュート連投は打たれたから批判して、キューバ戦のフォーク連投は勝ったから批判しないのでは筋が通らない。フォークが打たれないのは、ひとえに岩隈のフォークのコントロールがズバ抜けているからに過ぎない。


だから決勝を見る上で、岩隈の投球術そのものが過去2試合で大きく変わっていたわけではないことをアタマに入れておく必要がある。
2ストライク以降の要所でのシュート、さらにピンチではフォーク連投もいとわない岩隈の必勝パターンが。このまま「不動の必勝パターン」で終わることができるのか、それとも、打率も防御率もたいしたことがないのに決勝まで来た韓国の「対応力」がそれを上回るのか。

以前にも言ったことだが、今の岩隈の絶対的な決め球は韓国戦で多用したシュートでなく、キューバ戦で多用したフォーク(アメリカ風に言うならスプリッター)のほうである。岩隈本人もアメリカ戦後に「フォークには自信がある」と明言している。自信があるから、ランナーがいてもパスボールを怖れることなく、平気でフォークを投げられる。

アメリカ戦終盤、馬原がフォークのスッポ抜けをタイムリーされて2点差まで詰め寄られたが、捕手は馬原と岩隈のフォークには差があることを考慮せずにピンチでバカのひとつ覚えのようにフォークを要求すればいいわけではない。
岩隈の場合はストライクになるフォークと、ボールになるフォークを投げ分けられるほど、フォークのコントロールがいい。馬原のフォークとはレベルに差があるのである。
相手打線は縦の変化に弱い、だから要所でフォークを使えばいい、その程度のリードでは単に絵に書いた餅であり、記録に現れないミスどころか、馬原が2点差に詰め寄られた後の追加点がなかったら、この試合、どうなっていたかわからない。

試合観戦中の追記
3回裏
無死1,2塁、城島はバントを2度失敗。その後サードゴロで二塁封殺。飛んだコースが野手正面なら当然ダブルプレーを食っていた。

4回裏
ちょうど予想どおりのシチュエーションが来た。2死1塁で韓国4番。スライダー スライダー フォーク 直球 フォーク インコースの抜けたストレート。最後の球は本来ならシュートかもしれないが、抜けた球がフラフラとインコースに来たのをレフトフライ。これは明らかに打った側の打ち損じ。うっかりするとホームランだった。これが後々にどう影響するか。打ち取ったと勘違いした判断をすると怪我をする
5回表
ノーアウト1,3塁、城島、外角スライダーを空振り三振。
5回裏
スライダーでカウントをとりにいったところをホームランされた。次打者も内川のファインプレーでセカンドでアウトにはできたが、やはりスライダーを狙い打たれてヒットされている。これが韓国の「対応力」というやつ。試合中盤以降にカウントをとるスライダーに狙いを絞ってくるにしても、キューバは打てないが、韓国は打ってくる。本来ならこのイニングから組み立てを変えているべきだっただろう。
6回裏
打たれた「後」で組み立てを変えてくる、いつもの城島。シュートを多用しはじめた。1イニング遅い。ここからはランナーが出たケースとクリンアップには、シュート、フォークを投げることになる。
7回表
1死1,3塁、城島、フォークをサードゴロ併殺。
8回裏
先頭打者にスライダーを打たれ、無死二塁。1死三塁となって、代打イ・デホに初球のスライダーを狙い打たれて大きなセンター犠牲フライ。1点差に詰め寄られる。
9回表
1死1,2塁、城島センターへの浅いフライ。ランナーは釘付け。ここまで日本ヒット12本、韓国4本。それで3-2なのだから、点の入らない原因は4番城島。
9回裏
スライダーの多投をダルビッシュに要求してはいけないのである。何度も書いたことだ。
そして狙い打たれてタイムリーだ。
言わぬことではない。これでわかったろう?城島は馬鹿だ。
打たれたらいつものようにさっそくストレート主体に切り替えとは。やれやれ。城島。
10回表
2死満塁、城島見逃しの三振。

優勝おめでとう!





March 19, 2009

まずは、3つの資料を読み比べてもらおう。

資料1と、資料2の間には、およそ30分の小さなズレしかないこと、そして(資料1+資料2)の2つと、資料3の間には約半日の大きなギャップがあることを、あらかじめアタマに入れておくといい。(掲載時間はすべて当該ウェブサイトからコピーしたもの)

日本時間18日18時の段階で関係者には城島の退場理由がペーパーで配布され、おそらく「退場理由は審判への侮辱行為」と判明していた。にもかかわらず、最初一部メディアはあたかも退場が「わざとではないバットの置き忘れ」で「審判への侮辱」とは関係がないような書き方をし、さらに「城島は困惑している」などというトボケた印象操作記事を配信したりしていた。

だが、メジャーの野球を少しかじっていれば、「バットを置き去りにする」という行為が、例えば「ホームベースに足で砂をかけて見えなくする」「汚い言葉でののしる」「ベースをはずす」といった行為と同じで、メジャーでは退場処分になる悪質な行動のひとつであることは、誰にでもわかる。(実際、当ブログ主筆もメジャーのゲームでホームベース脇にわざとバットを置き去りにして退場になるシーンを何度か目撃したことがある。「バット置き」は故意の行動なのだ)

当ブログでは、試合進行中から記事を更新し、その時点で既に、城島の退場理由を「審判への侮辱行為」としていたことをあらためて明記しておく。
ペーパーなど見なくとも、あんなことをすれば退場だ。アンパイアは最初から怒り心頭だっただろう。当然のことだ。

資料1●共同の配信記事を元ソースにした各社共通記事
日本時間3月18日18時前後
試合後の記者室では、2死以外のアウトカウントで用具を置き去りにする行為が退場に該当する規則が用紙で配布された。」(各記事より引用)
掲載例 1-A/サンスポ 2009.3.18 18:20
退場の城島、“冷静”に振り返る/WBC
http://www.sanspo.com/baseball/news/090318/bsr0903181820026-n1.htm
掲載例 1-B/スポニチ 2009年03月18日 17:57
痛かった正捕手の退場 城島「反省しています」
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20090318066.html

資料2●城島本人の談話
日本時間3月18日18時30分前後以降
本人は『なぜそうなったか分からない。何も言っていないし、バットをたたきつけたわけでもない』と困惑を隠せない。」(資料2-Aより引用)
掲載例 2-A/時事通信 2009/03/18-18:24
城島、退場処分に困惑【WBC】
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2009031800865
掲載例 2-B/日刊スポーツ[2009年3月18日18時46分]
城島退場「なぜか分からない」/WBC
http://www.nikkansports.com/baseball/wbc/2009/news/f-bb-tp0-20090318-472670.html

資料3●日本時間19日早朝以降の記事
城島の退場はMLBの「審判マニュアル」が適用された。「審判を侮辱するような行為があった場合、退場処分にすることができる。例えば、ボールが通った軌道を地面にバットで書いたり、道具をその場に置いた場合。二死のときはいいが、無死と一死のときは侮辱行為にあたる」とされる。またWBCではマナー重視を徹底。審判員に触れることや、ヘルメットの投げつけなどの侮辱行為のほか、中断中に走者がベースに座ることの禁止も通達された。』(資料3-Aより引用)
▽城島の退場処分 「アンパイア・マニュアル」セクション4には、「投球の軌道を土に描いての抗議や、2死の場合を除き、打席に用具を置いてベンチに戻ることは球審への侮辱とみなし退場処分とする」と明文化されている。城島は見逃し三振の際に、バットを打席に置いていったため退場となった。大会規定には退場処分への具体的な罰則などは記されていないが、場合によっては罰金や数試合の出場停止が科される可能性がある。』(資料3-Bより引用)
掲載例 3-A サンスポ 2009.3.19 05:03
「人間形成しないと」ノムさん城島を一喝
http://www.sanspo.com/baseball/news/090319/bsr0903190505005-n1.htm
掲載例 3-B スポニチ 最終更新:3月19日7時0分
城島退場処分!キューバ戦出場停止も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090319-00000003-spn-spo


もうおわかりだろう。
報道を時系列で並べてわかることはいくつもある。

資料1資料3から、試合終了直後には、城島が審判への侮辱行為で退場処分になったことが大会側から日本の関係者に紙の資料(以下、ペーパーと略す)で配布されていた。
大会側がペーパーを配布した理由は、もちろん「今後は二度とするな。許さないぞ」と厳しく釘を刺すためなのは言うまでもない。わざわざ配布するからには、大会規約の何条にのっとって退場にしました、と、おそらく根拠が明記されていたに違いない。小学校ではあるまいし、『打席へのちょっとした忘れ物』を警告するためにわざわざペーパーを回すなど、やるわけがない。
(全員がそうとも限らないが)ペーパーを目にしていた報道関係者(もしくはチーム関係者)は、試合終了直後から城島の退場理由が「審判への侮辱行為」と既にわかっていた。
ところが、だ。
資料1の共同通信の配信した短い文章だけを読むと、あたかも『バットの置き忘れ』が理由で退場とも受け取れる幼稚な書き方が故意になされている。このために、某巨大掲示板などでは「これは『忘れ物』であって、審判への侮辱行為からの退場ではない」などという、失笑以下の馬鹿げた書き込みが続出して無駄に議論がかわされる原因になった。

しかし、日本時間19日早朝になって、各社から資料3のたぐいの記事が続出して、城島の退場理由が「審判への侮辱行為」であると確定と、当たり前すぎるオチがついた。
この馬鹿げた混乱の原因は、資料1の段階でわかっていた退場理由を、メディアがわざとボカしたことにある。ペーパーを読む時間さえなかった、というような言い訳など通用しない。

●資料2から、試合終了直後の城島とメディアは、共同でひとつのストーリーを作りあげようとした
18時30分の段階で既にペーパーを見ていた関係者は、退場理由が「審判への侮辱行為」であると知っていた。なのに、資料1に続いて世間に流れたのは、資料2のような「城島は困惑している」というような、甘ったれた記事だ。資料1、続く資料2と、印象操作のような代物を続け様に世間に流すのは、いかにメディアが18日午後の段階で既に「火消し」の意図をもっていたか、ということにほかならない。
まったく舐めた話だ。三振直後の城島が大声でわめいたか、わめかないか。そんなことは、目と耳で知っている。録画もされている。
なにより、テレビで観戦している視聴者全員が、城島が大声で怒鳴りちらしたのを見ていたのだ。それを「困惑する城島。何も言ってない」などというような稚拙な記事で誤魔化そうとは。
笑うしかない。



March 18, 2009

MLBが、このダメプレーヤーにどうして最低の評価しか下さないか、どうしてまたこんなブログが存在しているのか、これで日本中がわかったことだろう。


退場処分になった直接の理由は、アウトコース低めのきわどい変化球をセルフジャッジして三振した城島が、ストライク判定に腹を立てて、バッターボックスの中にワザとバットを置いて帰ったことだ。さらに加えて、三振した直後に大きな声で、アンパイアに背を向けたまま、何かを怒鳴ってもいる。アンパイアは即座に臨戦態勢に入っていた。

アンパイアはすぐに城島を退場にしたわけではない。
アンパイアはしきりに、「おまえ、プレートに戻って、バットを取りにこい」と、両手を使った大きな身振りで城島にゼスチャーしていた。

JPN@KOR: Kenji Johjima is ejected in the seventh - Video | MLB.com: Multimedia
http://mlb.mlb.com/media/video.jsp?mid=200903183981147
YouTube - WBC 日本vs韓国 城島退場シーン
http://www.youtube.com/watch?v=U2SlsxAuk74

だが、城島はまったく振り返りもせず、戻ってもこずに、ベンチに帰り無視した。それで一時的に退場処分を猶予していたアンパイアは、スッパリと城島を退場処分にした。城島には退場処分に対する抗議する様子はまったくなく、処分が意外そうな表情もなかった。意図的な行為だったのだろう。

アンパイアはメジャーのアンパイアだったが、アンパイアの判断への抗議はありうるとしても、侮蔑的な態度をとることは全く許されていない。当然の処分だが、メジャーの野球を知らない選手が退場ならともかく、城島はメジャーの現役控え捕手である。

スポーツはときとして腹のたつこともある。
だが抗議するのなら、野球の場合なら、アンパイアの目を正面から見て抗議するのが常識だ。抗議の場面など、よくある話であり、抗議するだけならアンパイアは、心証を悪くする可能性はあるものの、退場処分になど、するわけがない。
背を向けたまま、汚い言葉を吐いたり、バッターボックスにバットをわざと置いてきたり。根性のねじまがった子供のような態度をとることはグラウンドでは許されない。


そもそも、この試合、アウトコースの低めに変化球ばかりを集めてストライク判定を要求し続けていたのは、ほかでもない、城島自身だろう。どこまで礼儀を知らないのだ、このダメプレーヤーは。

たったの1試合、それもスライダーの制球を取り戻していた松阪のおかげで勝っただけのキューバ戦で、城島は勘違いしたマスコミに持ち上げられ、天狗になっていた。

試合の流れはもう帰ってきはしない。
もちろん、8回以降、きわどいボールはストライクにはならないし、きわどいスイングはストライクにされる。


城島退場「何も言ってない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090318-00000014-nks_fl-base
この記事の前半部分に引用した2つのビデオを見ればいい。その一言だけで十分だ。馬鹿馬鹿しい。言い訳にも程がある。



2次予選の韓国戦である。ちょっとリアルタイム実況中継風に書いてみよう。

1回裏 ダルビッシュ3点を失う
ランナーが出て初球を盗塁された。城島の送球が高い。意表を突かれたのである。(注:試合直後、解説の佐々木は敗戦要因のひとつとして「この盗塁が大きかった」と語った)そのあと、たたみかけられて3失点。解説の槙原は「球が揃いすぎ。コーナーを狙いすぎ」と語る。ストレートの連投から入ったのはいいが、ランナーが出てからは、同じ変化球、同じコースを連投、連投。例によってスライダーである。

2回表 2死1塁で城島ライトフライ
前のキューバの後半の2打席で既に予兆が出ていたが、あえて書かなかった。要はバットでボールをすくい上げにかかっているのである。わかるだろうか。もうコツンコツン当てているバッティングではないのである。「日本では今、一番当たっている」などとアナウンサーは言っているが、どこを見ているのか。右の腕の使い方が全く1次予選とは違ってきている。

2回裏 3者三振
3人とも三振に切り取ったダルビッシュの行動が傑作だった。最後の三振の球を落球して慌てている城島を、まったく振り向きもせずにベンチに帰るダルビッシュ。よほど、リードが合わないのだろう。
トップバッターの8番をストレートで三振にとったが、城島の球の捕り方がいかにもおかしい。捕手の構えた位置にズバリと来たストレートなのに、ミットをやや上に上げ、それからまた降ろして捕球している。要はダルビッシュの球の回転と球筋、特にストレート系がキャッチャーの城島は実は見えていないのである。どうりでポロポロとこぼすわけだし、ストレート系をしっかりと要求しないわけだ。
失点してはじめて、最初に本来やるべきだったこと、今日の先発投手の持ち球の、どれが一番キレがあるかに気がついて、遅まきながらパターンを変える。いつもの失敗しないとわからない城島だ。

3回裏 1塁ゴロ3つ

2番右打者 すべてアウトロー 1塁ゴロ
3番左打者 すべてインコース 1塁ゴロ
4番右打者 4球目の抜け球を除いて全部アウトコース レフト前ヒット
5番左打者 すべてインコース 1塁ゴロ
なんだこれ(失笑)左打者にはすべてインコースを投げ、右打者にはアウトコースだけ。4番にはあいかわらずスライダー連投でヒットを打たれた。1塁ゴロを3つとったのが予定どおりとでも言いたいのか何か知らないが、こんな馬鹿馬鹿しい組み立てがどこにあるというのだ。球が揃いすぎも何も、自ら「揃えて」いるのである。シアトルでのシーズン中に本当によく見る光景である。

4回裏 3者凡退
3人目のバッターが初球のカットボールを振ってきたのには理由がある。前の2人の打者に対して初球から2球続けてスライダーを続けたからである。だからこそ、3人目のバッターは初球の変化球を狙っていたわけだ。半分は読まれていたが、スライダーではなく、カットボールだったためにヒットされずに済んだ。
アウトコースに変化球、糞ワンパターンな城島ならではの入り方である。

6回裏 渡辺俊、連続フォアボール
投手がかわっても、要求するものが変わらなければ、ゲームの流れは変わりようがない。アウトローのコーナーをつく変化球ばかりを渡辺俊に要求し続けて、連続フォアボール。この捕手ときたら、つける薬がない(笑)2死1,2塁の後、ストライクをとりにいった2球目は、打ち損じてくれたものの、ホームランボールだった。

7回表 城島、退場処分
もう、ね(笑)馬鹿だな、こいつ。もう言わせてもらおうか。
馬鹿か。
ひとりで野球をしているつもりか?


8回裏 フォアボール連発、そして押し出し
城島退場の後、当然のことだが、アンパイアはきわどいコースをとってはくれない。韓国は待球に出た。
城島は試合、ひいては、この大会での日本チームを壊したことはわかっているのか。
2死満塁から、韓国、押し出しで得点。

9回表 無死1塁から一塁線のライナーを好捕され、
    最後は岩村ハーフスイングに三振判定。

この回、2点差なら牽制球への対応のために一塁手はベースに張り付いている。しかし3点差になって、一塁手はラインぎわを締めていた。そこへ福留のライナー性のゴロ。流れの悪いゲームとはこんなものだ。前のイニングの押し出しの1点が大きいのである。
最後の岩村もよく粘ったが、ハーフスイングをストライク判定、ゲームセット。もちろん、岩村の三振判定にも、城島の意味のない退場が響いたことは言うまでもない。



March 11, 2009

野村監督が先日の完封負けした韓国戦の失点について口を開いた。その内容はまさにこのブログで試合中に述べた通りのもの。我が意を得たり、である。

2球続けてシュートを放らせ、タイムリーを打たれた城島の責任は重い。
前の記事でも言ったことだが、打者の1巡目で決め球のシュートを見せて打ち取った、ということは、次の打席ではその球種はもう100%は通用しはしない。プロの打者とはそういうものだ。まして2球続けて投げさせるなど意味がない。
岩隈にとってシュートは決め球のひとつだが、こうしたくだらないプロセスで好投手の決め球が壊されていくのでは、投手はたまったものではない。決め球を打たれれば、投手は気分が悪いし、チームに試合の流れが来るはずもない。メジャーの投手たちが城島を信用などしない理由がよくわかる。たまさか打ったヒットくらいで、取り返しなどつかない。
城島のヒットはほんのマグレだが、岩隈のシュートやフォーク、松坂のスライダー、ダルビッシュのスライダー、渡辺のカーブなど、主力投手の決め球の使い方、相手チームへの見せ方は、WBCの結果を左右する大事なファクターだからだ。
決め球を次々に潰していく城島は代表捕手失格である。

ノムさん、侍ジャパンに愛の大ボヤキ
http://www.sanspo.com/baseball/news/090311/bsh0903110503000-n1.htm
四回のタイムリー、あれは城島が悪い」。四回一死一、二塁で迎えた4番・金泰均に、初球のシュートをファウルされたあと、2球目のシュートを打たれ「外のスライダーでも放っておけばよかった。前の打席はシュートで打ち取ってんだから。大ヤマを張られて待ち構えているところにシュートか…」とぼやいた。
(太字は当ブログで添付。記事は3月11日付けだが、野村監督がインタビューに答えたのは10日であるため、表題を10日表記とした)

参考
2009年3月9日、1巡目で手の内を全て晒してしまった城島は4回ランナーを貯められタイムリーを打たれた。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/836550.html



damejima at 11:11
野村克也 | WBC

March 09, 2009

何が偶然で、何が偶然でないか。大事なのは、これだ。
解説者もファンもだが、それを見極めずにあれこれ言っても始まらない。これを書いているのはまだ4回だが、重いのは、偶然転がり込むひとつの牽制死などではなく、偶然ではない要素から起きる「1点の失点」である。

韓国打線2巡目、ランナーを貯められて4番にタイムリーを打たれた。結局、韓国の得点のキーマンはこの4番打者らしい。
初球に、第1打席では通用していたインコースへの食い込むシュート。そして同じ球種を続けて、やや甘く入ったところを三塁線を抜かれたのである。

この場面がまったくの偶然なら別に文句はつけない。
だが、そうではないものは書かざるをえない。

ひとつ目の理由。野球でよく言われることだが、同じ球を続けると甘くなるという言葉がある。同じコースに同じ球種を続ける、というのはそういうリスクを伴うということだ。それはそうだ。プロでも全く同じコースに続けて2球投げるのは簡単ではない。必ず甘くなる。

2つ目に、その「インコースにシュートを連投する」というリスクを犯すなら、サード村田をライン際に寄せるだけのコミュニケーションがとれていないと困る。これは古田も言っている。

3つ目に、ランナーが出たときの城島のリードのクセ。シアトルの試合を年間100試合くらいみればわかる。ランナーが出ると、同じコースを続けてついたり、同じ球種を続けて使う。つまり、ランナーズ・オンで城島はリードが急に単調になり、相手打者に読まれやすい。これは、このダメ捕手さんのもともと持っている特徴である。このクセのおかげで、メジャーでどれだけ打たれていることか。


そして、そもそも、なぜ韓国は2巡目にランナーを貯められたのか。
簡単に言うなら「韓国の打者は1巡目で岩隈の球筋の大部分を見ることができたから」である。

このゲームでの岩隈の本当の決め球はフォークである。なぜならランナーがセカンドに進んだ場面でもフォークを余裕で投げられている。これは、よほどコントロールに自信があるからである。そしてシュート。
だが、その2つの球種の組み立てを、城島は全て1巡目で使い切って、見せてしまった。だからこそ2巡目になったとたんに、いきなりランナーが2人出ているわけだ。


加えて、タイムリーを打たれたあとの5番打者との対戦だが、城島はコントロールはつかないと何度もこのブログで指摘してきた「スライダー」を何度も岩隈に要求して、フォアボールを与え、ピンチを拡大してしまっている。
これもシアトルではよくみる光景。打たれた直後にあわてて組み立てを変える、というやつだ。

WBCでのスライダーの危険性については何度も指摘してきた。
2009年3月1日、杉内にチェンジアップを要求し続けた城島は先制の一発を食らった。
2009年3月9日、「用意してこないプレーヤー」城島はふたたび初回ホームランを食らう。
なぜタイムリーを打たれた直後、塁上にランナーがいる場面で岩隈にとってはコントロールのつかないスライダーでフォアボールなのか。理解に苦しむ。

たまたま韓国のセカンド走者が牽制死してくれたが、これこそが「偶然」というものだ。あのままイニングが続いていたら、混乱したままのバッテリーはもっと失点していただろう。


もう一度言う。
何が偶然で、何が偶然でないか。
それを見極めずにあれこれ言っても始まらない。


追記
ここまで書き終えて7回だが、またランナーズ・オンで韓国4番にインコースのストレート。懲りない捕手である。ツーベースを打たれた。この試合を左右しかねない。またしても韓国の走塁ミスで助かる。4回の牽制死も走塁ミス。

追記2
試合は予想どおり、重い1点で負けた。
楽観的な解説を披露して城島を褒めてばかりいた古田は名捕手野村氏の弟子ではある。だが、今日の試合でよくわかることは、この2人の捕手は全く思考方法が異なることだ。
野村さんは選手への指導が細かい。それはなぜか。「偶然と、そうでない出来事の区別に厳しい」からだ。一見偶然に見えても、プレーは細かい事象の連鎖で起こる。連鎖しやすいプレーの関係がわかっているからこそ、細かい指導で連鎖を断ち切って、失点を防ごうとする。
だが、古田はそうではない。「偶然でないこと」に対する線引きがひどく甘い。そのために発言のポリシーが緩い。
この2人の監督としての実績に大差がある理由がわかる気がする。



March 08, 2009

原因は「変化しすぎるボール」だ。
予想どおり、ダメ捕手さんは対応しないままゲームに入って、またしても、初回からホームランを打たれた。3対0で1回裏を迎えることができた浮かれたムードが一瞬で冷え、脇の下に気分のよくない、嫌な汗を書いた。
イチローが大事な試合でキッチリと打線を引っ張ったからいいようなものの、あれで2回の大量得点がなかったら、試合は3月1日の試合同様、とても重苦しいものになったはずだ。


2009年3月1日、杉内にチェンジアップを要求し続けた城島は先制の一発を食らった。

初回に先発松坂が打たれたホームランは、上の記事で書いたことと同じ現象である。

杉内のケースでは、チェンジアップ主体の組み立てで入って、修正することもなくチェンジアップばかりを要求して、結果的に高めに浮いたところをホームランされた。
昨夜の韓国戦では、コントロールがつかないスライダー系主体の組み立てでゲームに入った。パスボールしまくり、ついでにポロポロとボールをこぼしつつ、スライダー系の組み立てに煮詰まったあげく、苦し紛れに城島が、まだ今日の松坂がコントロールできそうかどうかわからない球種(おそらくはカットボールかなにか)を突然要求して、これがコントロールできず、高めにフワリと抜けてスタンドに放り込まれたのである。


よく言われることだが、WBC球は変化しやすい。
本番の対韓国戦の両先発を見てもわかる。

先発松坂も、3月1日の杉内同様、スライダーは使い物にならなかった。また韓国先発のキム・ガンヒョンも同じで、スライダーの制球は全くダメだった。もちろん試合当初のスライダー系の組み立てを、松坂のイニング終盤になってようやくスライダーを捨てて、ストレート系のカットボール主体の組み立てに切り替えたのも、その対策のためだ。

WBC球は、捻って投げるスライダー系の変化球は、特に力んでボールを強く握りすぎると、曲がりが大きくなり過ぎる。コントロールという点だけでみると、圧倒的にストレート系のほうがコントロールがつきやすい。

そんなことは、杉内登板の時点で既にハッキリしつつあった。
だが、それに対する城島の対応は、予想どおり遅れ、スライダー系の組み立てにさっそく行き詰まり、初回にホームランを打たれた、というわけだ。



打線のほうでみても、今日活躍した打者と、そうでない打者に大きく分かれたのも同じような理由があった。

第一打席のイチローが内角低めの変化球を狙い打ったように、1番イチローから3番青木までのバッターは、試合当初から徹底して変化球系を狙い打ちしていた。これは、初回から徹底されていたことで、試合が進む中で急遽対応したのではない。
WBC球で投手がコントロールをつけにくい変化球が甘く入るのを、狙い打ちできていたわけだ。

ところがその一方で、小笠原、福留といったフリースインガーたちは、最初の打席からストレート系もスライダー系も来た球をかまわず振りまわしていて、狙いが絞れてはいなかったし、最後まで対応ができずに流れに乗れず、終わってしまった。いわゆる「ゲームへの入りかたを間違えた」というヤツだ。まるでシアトルでの城島そのものである。
初回の村田には、キム・ガンヒョンが3番までの打者に変化球を打たれたことからストレート勝負に切り替えており、それに対応できなかった村田は三振をとられた。村田が結果を残せたのは、2打席目途中から切り替えたため。

だから今日の試合は「用意してきてゲームに入れた選手」と「用意してこなかった選手」の差が出た試合なのだ。

「最初から用意してきていた選手」がイチロー、中島、青木なら、「用意せず、試合途中での対応もしなかった」のが小笠原、福留である。捕手としての城島がどちら側のプレーヤーかは、いうまでもない。

不用意なままゲームに入って、不用意な球を投げさせ、打者の意図通りにホームランを打たれた。杉内のケースと全く同じである。


メジャーの試合をあまり見ない人はわからないだろうが、大差がついた試合でホームラン程度のことはシアトルでのシーズンでは日常茶飯事。シーズンでのホームラン数しかわからない人は、2007年や2008年の数少ないホームランが、どういうシチュエーションで生まれたか調べてみるといい。
このダメ捕手さんがスタンドインするのは、一方的な勝ちゲームの7,8回、つまり100球制限のあるメジャーで相手先発がとっくにマウンドから降りていて、敗戦処理投手から打ったホームランが大半。
ついでに言えば、2007年2008年、打率を稼いだのも、ポストシーズン進出がなくった消化試合の9月。ダメ捕手さんがバットを振り回せるのは、そんな時くらいなのだから、ご愛嬌、ご愛嬌。

1回、金泰均に許した2ランは「真っすぐ系の球。(時事ドットコム 本人談)
超スローがすぐにテレビで見られるこのご時勢。松坂の指が横を向いてリリースしていることくらいは、誰でも見られるのである。あまりにスライダーが入らないので、泡を食ってカットボール要求したらホームランされました、すみません、くらいのことが言えないものか。

日本キラー金広鉉 プロ最悪の8失点KO…
金寅植監督は「日本は金広鉉を徹底的に分析していた」と振り返った。「スライダーを狙い打たれた。



March 06, 2009

(以下、日付は現地時間)
シーズン前
スカウティングレポートは「城島に未来なし」と断定

SI.comはスカウンティングレポートでマリナーズ城島の能力は今後、低下するばかりと明確に予測していた。
2008年3月31日、SI.comは2008スカウティングレポートで「城島をトレードすべき」と発表していた。(1)
2008年3月31日、SI.comは2008スカウティングレポートで「城島をトレードすべき」と発表していた。(2)
2008年3月31日、SI.comは2008スカウティングレポートで「城島をトレードすべき」と発表していた。(3)

シーズン開始
2008年4月4日以降、チーム4連敗
2008年4月10日、シーズンが始まったばかりというのにウオッシュバーンはバークをほめちぎった。
2008年4月15日、ウオッシュバーンは「城島のサイン通り投げた後悔」をクチにした。
2008年4月19日、新人投手ディッキーすら後悔をクチにした。
2008年某日、ウオッシュバーンは一度出した公式コメントの修正を強要された。
2008年4月23日以降、チーム3連敗
2008年4月25日、あまりにも唐突な城島3年契約の発表。3年24M。城島契約延長問題の勃発。
2008年4月30日、クレメントメジャー昇格(=捕手3人体制のはじまり)
2008年4月30日以降、チーム5連敗
2008年5月1日、クレメント初の先発マスクで惜敗
2008年5月6日以降、チーム5連敗
2008年5月8日、ベダードはバークを選んだ。
2008年5月10日、クレメント2度目の先発マスクでまたも惜敗
2008年5月13日、地元記者ベイカーは長い重要な記事を書いた。地元紙では実質初の「城島問題」の発見
2008年5月14日、クレメント3度目の先発マスク、2本の長打、チームの連敗を止める
2008年5月17日、バークが先発ベダード、プッツと2人のみの継投で勝利を収める
2008年5月17日、地元記者はすでに城島とベダードの相性の悪さを指摘していた。
2008年5月18日、連敗止める活躍したクレメント、不可解な3A降格
2008年5月20日、城島マスクのタイガース戦初戦。不振を極めていたDET打線を眠りから起こして、スイープをくらう
2008年5月20日以降、チームは完全に攻守崩壊。大差負けの連敗を喫しはじめた。
2008年5月21日、ベダードとウオッシュバーンは専属捕手にバーク指名と報道された。
2008年5月21日、マクラーレンは地元記者に「城島問題」について話をした。
2008年5月23日、城島マスクのヤンキース戦初戦。タイガース同様、不振を極めていたヤンキース打線を眠りから起こし、スイープをくらう
2008年5月24日、城島はシルバについての認識不足を露呈した。
2008年5月25日、専属捕手制移行と報じられたウオッシュバーン、なぜか城島とバッテリー
2008年5月25日、城島はウオッシュバーン復活を支えきれずに終わる。6連敗
2008年5月26日、「城島が次に何を投げさせるか、相手の打者は常に知っている」7連敗
2008年5月28日、城島・セクソンをようやくはずしたシアトルはレッドソックス相手に記念すべき完封勝利。
城島・セクソンはずしの動き、ようやく活発化
2008年5月29日、城島の「球団創設以来、最もダメな正捕手の記録」。
2008年5月30日、城島はあっさりと「球団史上ワースト正捕手」になった。
2008年6月12日、FOXのローゼンタールはシアトル先発投手陣の不満を記事にした。
2008年6月15日現在、CERA、CSの2部門メジャーワースト1位を記録。
2008年6月15日現在、城島の打撃は180打席を越えるメジャー捕手でワースト1位。
2008年6月16日、GMバベジ解任。
2008年6月16日、城島契約延長問題、オーナーサイドのトップダウンによる契約と判明。地元紙リンクに球団社長の明言したヴォイスあり
2008年6月17日、マクラーレンはクレメントへの正捕手変更を公言した。
2008年6月19日、監督マクラーレン、突然の解任。
城島契約延長問題、監督解任問題へと拡大。
2008年6月19日、「マクラーレン解任の本当の理由はなにか?」ベイカーは誰もが抱く疑問を胸中に隠しフロントを取材した。
2008年6月19日、地元メディアは一斉に「監督解任の不自然さ」に異議を突きつける。
2008年6月20日、チーム公式サイトが「城島問題」の存在を認め、先発投手陣の城島への嫌悪感が確定した。「城島問題」が実在することをチームが公式に認定
2008年6月20日、ブレーブス戦、先発捕手クレメントは4併殺で圧勝を演出した。
2008年6月22日、新監督リグルマンは城島にクレメント先発起用を直接通達、チーム方針が確定した。
2008年6月28日、クレメント先発のこの日、シルバは7連敗を脱出した。
2008年6月29日、クレメント先発で今シーズン初のスイープ達成。
2008年6月29日、リグルマンは今後もクレメントが多くマスクをかぶると明言した。
2008年6月30日現在、城島はメジャー最悪のCERA(規定イニング到達)。
2008年7月4日、ベダードはバークとのコンビを復活させた。
2008年7月5日、クレメントはわずか1週間で城島のホームラン数を追い抜いた。
2008年7月10日、マリナーズはセクソンを解雇
2008年7月10日、リグルマンは今後のクレメント育成続行をあらためて明言した。
2008年7月12日、城島はESPNのMLB専門記者の選ぶ上半期ワーストプレーヤーに選ばれた。
7月下旬、クレメント、膝の故障のために一時戦列を離れる。復帰以降もDH起用が多くなる。
2008年8月16日、クレメントはあらゆる打撃データで城島の3年のキャリア全てに肩を並べた。
2008年8月22日、クレメントは左投手2人から二塁打2本3打点、チーム7連敗を止め、8月に捕手として白星のない城島の尻拭いをした。
2008年8月26日、クレメントはローランド・スミスに先発初勝利をプレゼント、6番の重責も果たした。
2008年8月27日、U.S.S.Marinerは2008ワーストプレーヤー投票5人のトップに城島をあげた。
2008年8月30日、クレメントは今シーズン最高のウオッシュバーンを演出した。
2008年8月末、マクラーレン解任後の勝率改善に城島は全く貢献していないことが判明した。
クレメント、膝の手術のため戦列を離れる
2008年9月4日現在、2007シーズン夏にCERA最下位争いをしていたキャッチャーたちの行方は、城島の「一人負け」。
2008年9月19日、クレメントが戦列を離れた9月は9連敗で100敗目前、城島マスクで3勝6敗。

9月、チーム12連敗
2008年9月24日、12連敗を経て城島はシーズン100敗捕手となった。
マリナーズ、年間101敗を喫する
2008年9月28日、ESPNは城島をア・リーグ年間ワーストプレーヤーに選んだ。
2008年11月29日、二ューヨーク・デイリーニューズは城島を「がつがつ食うクセに働かない選手」9位に選出。
シーズン前半だけでなく、
MLBにおけるシーズン・ワーストプレーヤー確定


2009年4・5月、Streakデータは「城島がいないほうが勝てる」「城島がいると負ける」ことをハッキリと示した。
シーズンのStreakデータ(Winning, Losing)で、城島が正捕手の時期に最も負け、クレメントが正捕手の時期に最も勝っていることが判明。

シアトルの月別ERA
2008月別ERA



March 05, 2009

この時間、まだ中国戦は終わっていないが、下の記事ですでに予告してあった通りの城島の打撃のヘボっぷりに笑わせてもらっている。

2009年2月25日、城島は素人相手にランナーズ・オン7打席で3つもの内野ゴロを打った。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/826692.html

強化試合4試合で2併殺。本番ですでに1併殺。もちろん、打球の速さや、飛んだ位置の微妙さから、たまたまダブルプレーにならなかった内野ゴロもすでに、強化試合で2つ、本番で1つの、計3つほどある。
トータル5試合で3併殺である。6つものアウトを記録した勘定になるわけだから、打席数よりアウトの数のほうが多い稀有なバッターである。


城島にバントなどどうせできっこないが、5試合で3併殺するような、この能の無さ、野球のプレーヤーとしてのレベルの低さはどうだ。

2回表は、ノーアウト1,2塁だった。それが、あっという間に2死3塁である。先取点をとって、押せ押せで行きたい場面であるのはいうまでもない。
これだけではない。
4回表の打席も無死1塁の場面で、ショートゴロ。2つ目の併殺となってもおかしくないような打撃である。2007年2008年についてのデータを見てもわかるが、この打者は野球という競技で最もよくあるランナー1塁というシチュエーションの打率、あるいは、ランナーのいる場面での打率が極端に悪いし、また、併殺打が異常に多い。

まだまだ城島の併殺打ショーは、このあとも1か月続く。
笑わせてもらおうと思っている。

追記
8回裏無死2塁でバント失敗(キャッチャー後方へのポップフライ)→ショートゴロ、2塁走者は3塁封殺

福留がこの日4つめの四球。代走に片岡を出した。もちろんダブルプレー逃れでもあり、盗塁させる意味もある。そこで城島にバントのサインを出した原も原だが、キャッチャー後方にポップフライだからしょうがない。ヒッティングに切り替えたが、ショートゴロで、盗塁までした片岡がサード封殺。
なんの意味で代走片岡が盗塁してまで併殺を逃れたのか。せめてランナーを進める右打ちをすればいいものを、馬鹿としかいいようがない。



damejima at 21:09
併殺打 | WBC

March 02, 2009

よくぞあれでプロのキャッチャーが務まるものだ。感心した。

先発の杉内はチェンジアップがことごとく抜けていて、カウントなど取れそうにない球種だったのは誰の目にも明らかだったが、にもかかわらず、城島はチェンジアップのサインを出し続けて、あげくには巨人の好調の3番アルフォンゾに高めに浮いた球をスタンドに運ばれて先制点を許し、非常に重苦しいゲーム展開になった。
なにも中軸打者に対してだけチェンジアップを投げたわけではない。下位のたいしたことのないバッターにまで投げていたから笑うのだ。フルカウントまで粘られ、あげくに最後に決め球にチェンジアップを投げさせ、当然、はずれて四球を選ばれるとか、どうかしている。
これにはさすがに解説席の捕手出身の古田が「こういうのは4番を相手にした組み立てですねぇ・・・。まぁ、練習ですかね・・」と言い、クビを傾げていた。それはそうだ。1軍半メンバーの巨人の貧打の下位相手に、フルカウントから入らないチェンジアップ要求なのだ。首を傾げないほうがおかしい。

杉内はそのうちに、わずかなイニングしか投げてない強化試合にも関わらず、ランナーを背負った場面では、業を煮やしたのか、サインに首を振っていた。マリナーズで、何十回となく見た風景が再現されている。合宿中には「WBCのボールが合っている」と報道され、好調かと思われていた杉内だったが、これで当分調子は戻ることはないだろう。投手というのは繊細な動物なのだ。
2ストライクをとっては、クサいコースにほうらせるか、明らかなボール球を無駄に投げさせてはカウントを悪くして、あげくにフルカウントにして投球数を増やしてしまうのは、メジャーでもWBCでも、城島の全く変わらない悪癖。
この捕手、投球制限をどう考えているのか。日本の一線級の投手たちが、ことごとく全くわけのわからない投球内容で潰れていこうとしている。どの先発にも、カウントを目一杯使って自滅させていくのだから、呆れた捕手だ。まぁ、少ない球数で打ち取るピッチングの組み立てなど、どだい、この捕手には最初から無理なのだが。

盗塁は許すし、バットのほうも、予想どおりの併殺打ときた。ランナー1塁の場面で内野ゴロを打つのは、もうとっくにWBCでも、お約束である。
ほんのわずかな試合数なのに、すでに2併殺。たぶんWBCが終わるまでには10併殺くらいは打つ予定なのだろう。





March 01, 2009

http://blog.seattletimes.nwsource.com/mariners/2009/02/28/ms_tell_beltre_no_wbc.html

Mariners GM Jack Zduriencik told us moments ago that it's a decision he tried not make, given how badly Beltre wanted to play in the WBC. But in the end, he said, he felt he had to step in and do what was best for the ballclub.

"If it was up to him, he'd be going,'' Zduriencik said. "We need this player and we need this player badly to be a very competitive club this year.''(中略)
Zduriencik has allowed every other M's player wishing to play in the tourney to do so. The M's had stated that it would be totally up to the player, even though some, like Kenji Johjima and Carlos Silva, are coming off horrible seasons and need to re-establish themselves this year.
(簡訳)ほんの少し前のマリナーズGMジャック・ズレンシックは、ベルトレがWBCでのプレーをどれほど渇望しているかという話題を振られて、(彼を行かせるかどうか)自分では決めたくない決断だと(記者である)我々に語っていた。だが結局のところ彼は、その問題に介入し、球団にとっての最善の判断を下すべきと感じたようだ。
「もし彼(ベルトレ)の判断にまかせたなら、WBCに行っただろうね。」とズレンシックは言う。「我々にはこのプレーヤーが必要なんだ。今年非常に競争力があるクラブにするために、どうしても必要なのさ。」(中略)
ズレンシックはトーナメントでプレーしたがっている他のどんなマリナーズのプレーヤーにも、それを許した。たとえそれが城島やシルバのように、最悪のシーズンを過ごし、今年は彼ら自身の手で再起する必要があるプレーヤーであったとしても、マリナーズは、WBC参加はすべてプレーヤー次第だと、ずっとコメントし続けてきた。


短い中で2度も使われているbadlyという単語がキーポイント。センテンスの中で同じ単語を使うことを嫌う英語表現においては、これは珍しいことで、当然故意に使われているはずだ。
needとかwantという動詞と一緒に使われる場合のbadlyは、「bad=悪い」とかいう意味では無く、願望の強さ、それもかなり強い願望を強調するために使われる。つまり、いうなれば「あまりにも熱望しすぎて気分が悪くなる。それくらい、切望している」というような意味である。

badlyが2度使われたのは、「ベルトレがWBCに出たい気持ち、それもbadlyだろう。だが、マリナーズが彼を出したくない気持ちも負けず劣らずbadlyなのだよ」と、球団とベルトレ、両者の異なる強い願望が同等に強い一方で、方向性がまったく逆で矛盾した困った事態を、badlyという単語をわざと両者ともにまたがって使って表現したのである。



メジャーのWBC参加において、故障を抱えている選手の辞退は当然ながら、移籍したばかりの選手のようなケースでも、WBCへの参加は、球団側からではなく選手側から辞退することが多い。

前年GGを獲得したベルトレは「どうしても今シーズンも活躍してもらわないと困る」と明言されて引き止められたが、一方で、あまりにも酷いシーズンを過ごした城島やシルバは「君次第だ」と自主性にまかされた。
もちろん、代わりになる選手のいないプレーヤーと、城島のような、そうでない期待されないプレーヤーの差であることは言うまでもないし、球団の期待度がベルトレと城島では違い過ぎる。

しかし、このベルトレのWBC引きとめの例でもわかるように、「参加はプレーヤー次第」と表向きは言いながら、「行くのは選手の勝手だ。それもアメリカ流の自主性ってやつだろ」と選手側が判断するしたら、それは大間違い、完全な勘違いだ。
オトナの慇懃さ、遠まわしな言い方は、日本でも英語圏でも変わりない。理由は簡単だ。相手を尊重した公式発言をするのが礼儀だからである。だから管理者側は「プレーヤー次第だよ」と言う。
しかし、その言葉を表面だけ真に受けて「じゃ、WBC行きます。よろしく」と簡単に言って許されるプレーヤーと、そうでないプレーヤーがいる、というのは、アメリカでも日本でも、野球でもビジネスでも、同じことなのだ。

頭の悪いダメ選手のためにもう少し言い足すと、オトナは「行くか行かないか、決めるのはプレーヤー次第。全部まかせたから、行きたいなら行ってきなさい」などと言うわけはない。
本来は「自分が行っても許されるプレーヤーか、そうでないプレーヤーか、それくらい自分で判断できるだろう?自分のすべきことを、自分で判断してくれ。それがプレーヤー次第ということだ」というのが、正確な中身である。
実績のない選手が自主性とかいう分不相応な言葉を使って、勘違いしてはいけないのである。

城島のWBC参加自体、シアトルでまったく歓迎などされていないことは言うまでもないが、かといって、今期の戦力として多くの改善を期待されているわけでもない。チームにとって、いまやその程度の存在なのだ、ということが、この記事からわかるのである。
そして、自分がどう行動すべきだったかも、城島はわかっていない。せいぜいお祭りに参加したつもりになって、はしゃいでいるのがお似合いのプレーヤーである。





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