April 2009

April 27, 2009

どうもこのゲーム、ベンチから大半の配球のサインが出ていたとしか思えない。馬鹿なゲームをやったものだ。このところのウオッシュバーンの好調さがどこかに消し飛んでしまうような、とんでもないゲームだ。
Seattle vs. LA Angels - April 26, 2009 | MLB.com


ウオッシュバーンが潰された(または潰れた)わけだが、理由は明快。はっきりしている。
結論から先に言うと、ウオッシュバーンのほとんどの右打者への最初の2球が「内ストレート(またはカットボール、ストレート系のボール)→外の曲がる球(チェンジアップ、シンカー)」という馬鹿げたワンパターンさだったせいだ。この馬鹿のひとつ覚えの配球パターンを嫌というほど繰り返しているうち、LAAの打者に、球種どころか、投げるコースまで読まれたのである。
LAAのハンターやアブレイユといったベテランがゲーム中に配球パターンに対応した可能性は高いが、LAAの優秀なスコアラーにでも配球パターンを読まれた可能性もある。よく知られているように、LAAというチームは分析の得意なチームだし、このくらいの分析は試合中にでもできるだろう。
LAAとの連戦でロブ・ジョンソンがマスクのゲームでシルバにさえ勝ちをつけたようにLAA打線を押さえ込むことに成功していたのは、この数試合の個人LOBをみてみていればわかるように、ハンターのバットを抑え込んだことが大きかった。
アブレイユ、ハンターといった中軸に次の球の球種もコースも読まれるようなワンパターンな配球では、とてもとてもゲームにはならない。

(A)ウオッシュバーンの対戦した打者のうち
  初球にストレート、2球目に曲がる球を投げた11例

(5.1イニング)

STR ストレート
CUT カットボール
CRV カーブ
CHA チェンジアップ
SKR シンカー

1回 アイバー   CUT(内)→CHA(真ん中低め)
   アブレイユ  STR(外)→CHA(真ん中低め)
2回 ハンター   STR(内)→CRV(外)
    4球目 内カットボール先頭打者ヒット 生還
   リベラ    STR(外)→CHA(外)
    4球目 外チェンジアップ ヒット
3回 アブレイユ  STR(内)→CHA(真ん中)
    2球目タイムリーヒット
4回 マシス    STR(内)→SKR(外)  四球
   アイバー   STR(内)→SKR(真ん中)
5回 ハンター   STR(内)→STR(外)→CUT(外)
    3球目のカッターを二塁打
   ケンドリック CUT(内)    初球をタイムリー
   リベラ    STR(外)→SKR(外)  四球
6回 ウッド    CUT (内)→SKR(真ん中)
    2球目を先頭打者ヒット 生還

このどうしようもない、配球のワンパターンさ。
あの、連勝を積み重ねていた好調なウオッシュバーンはここにはいないことがわかるだろう。

最も大きな問題は、同じ打者に、同じ入り方を何度もして打たれていることだ。
この11人のケースのうち、多くは右打者で、同じ打者名が何度も出てくることで、意味はおわかりだろう。同じ打者に同じ配球を繰り返した馬鹿リードだ、ということだ。

特に問題なのが、長打やタイムリーでこのゲームをつくったアブレイユとハンターへの配球のワンパターンさである。

今絶好調のアブレイユには、このゲームの典型的な「内のストレート→外のチェンジアップ」という入り方を二度繰り返して打たれた。初回こそうちとったものの、なんと、まったく同じ入り方の攻めを3回にも繰り返して、モロに2球目のチェンジアップをタイムリーされたのである。

ハンターには、内側のカットボールを、一度ならず2度ヒットされ、どちらのケースでもハンター自身が後続のタイムリーで生還している。
ハンターに対しては、シアトルの側が「内ストレート→外曲がる球」という入りかたに多少バリエーションをつけてはみたものの、ハンターは「内→外」というパターンの外への見せ球のあとにインサイドの球を予想して、それもストレート系を狙い待っていた。
2回にインサイドのカットボールをヒットされているにもかかわらず、5回にも同じパターンで入って同じ内側のカットボールを二塁打されているのだから、馬鹿げているとしかいいようがない。

第二の問題は、2球目の変化球のコントロール。右打者への2球目がどれもこれも打ちごろの真ん中寄りに入ってきていることは一目瞭然。初回0点で済んだのは、ひとえに初回だったからまだ目が慣れていなかったから、としかいいようがない。


(B)Aのうち、初球または2球目を打ってヒットにした3例
3回 アブレイユ  ストレート(内)→チェンジアップ(真ん中)
   2球目のストレートをタイムリー
5回 ケンドリック カッター (内)
   初球のカットボールをタイムリー
6回 ウッド    カッター (内)→シンカー(真ん中) 
   2球目シンカーを先頭打者ヒット 生還

イニングを重ねて2巡目になってくると、同じ配球がバレてくる。要所の3本のヒットがどれもこれも2巡目以降で、初球のストレートか、2球目の変化球。狙い打ちされていることは明らかだ。

3回アブレイユタイムリー.jpg3回アブレイユタイムリー
初球ストレート(内)
2球目チェンジアップ(外)
タイムリーヒット

5回ハンター ダブル.jpg5回ハンターの二塁打
初球ストレート(内)
2球目ストレート(外)
3球目カットボール(内)

5回ケンドリック タイムリー.jpg5回ケンドリック タイムリー
初球カットボール(内)

6回ウッド 先頭ヒット.jpg6回ウッド 先頭ヒット
初球カットボール(内)
2球目シンカー(外)

(C)投手交代後の6回のマシスの打席
初球 外ストレート→2球目 外チェンジアップ

6回にワンナウトをとったウオッシュバーンが降板した後のマシスの打席でも、同じような配球が見られた。マシスはやはりというか、手を出してきて、ファウルしていた。
このことでもわかるように、今回の批判の対象にしている「初球ストレート→2球目変化球」という入り方は、ウオッシュバーンが捕手に強制したものではない可能性が高いのである。


あれほど切れ味のあるゲームをみせていたウオッシュバーンがこうなるとは、まったく不可解だ。

と、言いたいところだが、まぁ、想像がつかないでもない。
ロブ・ジョンソンがマスクのゲームでよくあるわけだが、まだ1回だというのにランナーが出たケースで、次の打者に投げる全部の球についてベンチから送られてくる配球のサインを見ていることがよくある。この試合でマスクをかぶったのは、ひさしぶりに捕手を務めたバークだが、あまりにもひさしぶりなマスクなだけに、ベンチからの指示はかなりでていたのではないかと想像する。

そのベンチでサインを出していたのが監督なのか、それとも、いつもベンチで苦虫を噛み潰したような顔で味方の勝ちゲームをいつも冷ややかに眺めている城島なのか。そのへんが明らかになれば、このブログも一層盛り上がれるというものだ。



April 26, 2009

LAA相手のこの日のゲーム、最終スコアは9-8だから、いかにも先発のシルバが打たれたが打線の援護でギリギリ勝ったように思うかもしれないが、そうではない。エンゼルスに追加点を5点も与えたのはブルペンのバティスタ、ロウ、アーズマなのだ。
5回にシルバがマウンドを降りた時点では、5-3と、ごく普通に勝っていた。5回3失点なら、QSではないが、まずまずというところだろう。なにより、いくら昨シーズンから力が落ちているとはいえ、あのエンゼルスから勝利を挙げたのだから価値は高い。

Seattle vs. LA Angels - April 25, 2009 | MLB.com: Gameday
http://mlb.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2009_04_25_seamlb_anamlb_1&mode=gameday

公式サイトも伝えているように、シルバの勝利は本当に久しぶりのものだ。302日前にパドレスに勝って以来、なんと14ゲームを要したことになる。
2008年シルバの全登板ゲーム〜CBS Sports
2009年シルバの全登板ゲーム〜CBS Sports

最後に勝ったのは2008年6月28日のインターリーグのパドレス戦で、約300日前の話になる。この時点での彼の勝ち負けは、とっくに4勝9敗になっており、ERA(防御率)は5.69になっていた。
このシルバの数少ない勝ちゲームでマスクをかぶったのは、もちろん城島ではない。クレメントである。
2008年6月28日、クレメント先発のこの日、シルバは7連敗を脱出した。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/385715.html

思い出せる人は思い出してもらいたいものだが、2008年6月といえば、シアトルで「城島問題」が明らかになりつつ、GMバベジが首になり、監督マクラーレンが首になった時期である。6月17日に監督マクラーレンが今後は正捕手をクレメントでいくぞと宣言し、19日にはマクラーレンが首になり、6月22日には後継監督のリグルマンもクレメントが正捕手と宣言した。
だから、この6月20日を過ぎたあたりのゲームはクレメントがマスクをかぶっているケースが多いわけで、6月28日のシルバの勝ちゲームも、クレメントが捕手、というわけなのだ。

2008年6月のシアトルのゲームスケジュールと勝敗
2008 Mariners Schedule | Mariners.com: Schedule http://seattle.mariners.mlb.com/schedule/index.jsp?c_id=sea&m=4&y=2008

シルバにとって、さぞかし長い302日だっただろう。

ちなみにシルバがアメリカンリーグのチーム相手に勝利をあげた日、ということになると、この6月28日よりさらにさかのぼって、4月17日のアスレチックス戦にまで遡らなければならない。372日という、途方もない前の話だ。
4月17日のゲームログ
Game Wrapup | Mariners.com: News
http://seattle.mariners.mlb.com/news/wrap.jsp?ymd=20080418&content_id=2544986&vkey=wrapup2005&fext=.jsp&team=away&c_id=sea



April 24, 2009

2008シーズン春にバークを誉め、一時は専属捕手制移行かとも言われたウオッシュバーンだが、2009シーズンにバッテリーを組んだロブ・ジョンソンの若さについて絶賛するコメントを出した。彼が強調しているのは、若者らしい常識にとらわれない大胆なリード、スムーズなコミュニケーション能力、そして勤勉な下調べの努力などである。


以下の訳文を読む上では、いくつかのイディオムを知っていなければならないだろう。
second straight
2つの連続した」という意味で、「2球目の直球」という意味ではない。だからsecond straight changeupとは「直球に続けてチェンジアップを投げた」という意味でもなければ、「第二のストレートといえるほどの威力あるチェンジアップ」という意味でもない。
works your tail off
work your socks off | work your tail off
これは、上のサイトの説明にある通り。work hard=懸命に働くという意味。「靴下が脱げるほど激しく働く」とか、「子犬が千切れるほど尻尾を振るように、尻尾が千切れるほど、せかせかと働く」と表現したほうが、その一生懸命さが伝わってくる、というような感じの英語的表現だ。


Johnson a boon to Mariners' pitching
マリナーズのピッチングの恵みとなっているジョンソン

By Doug Miller / MLB.com
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20090423&content_id=4400686&vkey=news_sea&fext=.jsp&c_id=sea&partnerId=rss_sea

Starter Jarrod Washburn, who has started the season 3-0 with a 1.71 ERA, however, said Johnson has something to do with it, too.
Washburn pointed out a specific instance from Tuesday night's win in which Johnson called for a second straight changeup with one out and a runner on third base.
"I would never have even thought to throw that pitch, but once he called for it, I was thinking, 'Yeah, why not?' I threw it, got a soft groundout that held the runner at third, and struck out the next guy to get out of the inning," Washburn said.


防御率1.71、3勝0敗でシーズンをスタートしたスターターのウオッシュバーンは、ジョンソンの存在もそのこと(=今年のシアトルの投手たちの好調ぶり)に関連していると言う。
ウオッシュバーンは的確な例として、火曜の夜の勝利から、1死3塁でジョンソンが2球連続のチェンジアップを要求したケースを挙げた。
「僕ならその球を投げるとは一度も思いさえしないだろうけど、ロブがそれを要求してきてね。考えたんだ。『うん。投げてもいいじゃないか』って。で、投げて、ゆるいゴロのアウトがとれて、ランナーはサードに釘付けさ。次のバッターを三振させてイニングを終われたんだよね。」

Washburn added that Johnson is a quick learner, so the pregame meetings in which pitcher and catcher go over the tendencies of hitters on each opponent have gone smoothly and Johnson is doing his homework well.
"He's so good at communicating during a game," Washburn says. "I'm 100 percent confident in anything he calls. He likes to talk, he likes to ask questions, and he isn't afraid to ask questions. He knows there's lots to learn. It's good to see from a kid like him."

ウオッシュバーンは、ジョンソンは覚えが早いので、試合前に投手と捕手が対戦相手の打者の傾向を調べるゲーム前ミーティングもスムーズにいくし、事前の下調べもよくやってくる、ということも付け加えた。
「彼はゲーム中、コミュニケーションがとてもいいんだ。僕は彼がどんな球をコールしてきても100%信頼してるよ。彼は話好きだし、質問好きだし、質問することを恐れないんだ。彼は学ぶべきことがたくさんあることを知ってる。彼のような若者にとってはいいことだね。」

Mariners manager Don Wakamatsu, a former big league catcher himself, agrees.
"He works his tail off, and that's why he made the club," Wakamatsu says. "He puts a lot into his relationships with the guys on and off the field. He's done a good job."

彼自身メジャーの捕手経験のあるマリナーズ・ワカマツ監督もそれに同意する。「彼はハードワークしてる、それが彼がクラブの仲間になれた理由。彼はフィールドの内でも外でも選手たちと関係をたくさん作ってる。よく働いてくれてるよ」



イチローの先頭打者ホームランでシアトルが完封勝ち。21日に9三振(チームとしては10三振)で勝ったウオッシュバーンに続き、ヘルナンデスが7回を好投。セットアッパーのアーズマも切れの素晴らしい球で1回2三振の快投で、ヘルナンデスの7三振とあわせ、9三振でタンパベイを翻弄した。
Tampa Bay vs. Seattle - April 23, 2009 | MLB.com

なお、シアトルタイムズによれば、先頭打者ホームランの1点だけでゲームが決まる試合は、メジャーの歴史で22ゲーム目の珍しい記録のようだ。マリナーズでは92年のミネソタ戦以来、2度目らしい。
Mariners | Ichiro's home run gives Mariners 1-0 win over Tampa Bay | Seattle Times Newspaper
http://seattletimes.nwsource.com/html/mariners/2009112579_mari24.html

最小点差の状態が最後まで続いてバッテリーが慎重さを要求され続けたせいか、インコースを使うのが上手いロブ・ジョンソンにしてはインコースの球が少ない配球のゲームだった。
これでロブ・ジョンソンのCERAは2.45と、2点台をキープ。今のところ、メジャートップを快走している。このことについて、ロブ・ジョンソンはこの日まで全く知らなかったらしい(下記の記事から)
Johnson a boon to Mariners' pitching | Mariners.com
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20090423&content_id=4400686&vkey=news_sea&fext=.jsp&c_id=sea&partnerId=rss_sea
Rob Johnson Stats, News, Photos - ESPN
http://sports.espn.go.com/mlb/players/stats?playerId=28866&context=fielding


先発投手が7三振奪った、というと、後でデータしか見ない人には、ランナーがほとんど出ない快投だったように思うかもしれないが、チームLOBは7だがタンパベイの個人LOBの合計は15。21日のウオッシュバーンのゲームの17LOB同様、けして少なくない。毎回のようにランナーが出ているのである。
ランナーが出やすい原因のひとつは、昨日のゲーム同様、このところ酷いシアトルの守備。本来は捕手のジェイミー・バークがスウィニーの怪我のフォローで急遽ファーストを守ったのはしかたないにしても、特に内野守備は毎試合のようにエラー、エラー。打撃はいいチャベスも、守備はけして上手いとも思えないし、センターを守るのは無理がある。


21日のウオッシュバーンは1回から5回まではスライダー、6回以降はストレート主体に切り替えて9三振を奪ったが、今日のヘルナンデスはちょうど逆のパターンだった。
速い球のないウオッシュバーンとは違って、ヘルナンデスはストレートで三振がとれる。最初の5イニングはストレート主体で組み立てて、特に最初の3イニングなどは決め球もストレート。
だが、回を追うごとにストレートで追い込んで決め球をシンカーやチェンジアップというパターンに徐々に切り替え、打者に的を絞らせなかった。

特にバッテリーが冴えたのは、同じパターンで2つのダブルプレーを取った6回と7回だろう。これは偶然ではなかった。
6回は変化球連投でペーニャを三振に仕留めると、ランナーを出した後、ストレートが苦手なデータのあるゾブリストを、データどおりのストレートでダブルプレー。7回はランナーが出た後、シンカーが好きというデータのある岩村を、ボールになる外のシンカーで釣って三振、そしてストレートに切り替えてバートレットをダブルプレー。
ネクストバッターズ・サークルにいる打者に、変化球で三振を獲るシーンを印象づけておいてストレートでダブルプレーに仕留める。同じパターンを2度続けたわけだ。

7回無死1塁 岩村三振1点差の7回無死1塁
岩村の打席

3球目から5球目まで全てシンカー。シンカー連投したのはこの打席の岩村くらい。最後は外のボールになるシンカーで三振

ちなみにBS1の解説で武田が「ヘルナンデスが獲った三振はほとんどが変化球ですね」などというような的はずれなことをしゃべっていたが、それはグラウンドに立っていない人間のただの印象にすぎない。
投げた球種全体を眺めれば、実際には大半はストレートを投げ、三振をとるのも要所を締めるのもストレート系(カット、2シーム含む)である。大きく変化する球でピンチを切り抜けた印象が強いのは、試合の中盤以降のポイントで変化球を投げてピンチをしのいだシーンがあまりに印象的だから、解説者のクセに目をくらまされているだけのことである。

ヘルナンデスの7三振の球種
最初の4三振がストレート系 あとの3三振が変化球によるもの
1回 先頭     アップトン 内ストレート
1回 2死走者なし ロンゴリア 内ストレート
2回 1死1,3塁 ナバーロ  外ストレート
3回 先頭    バートレット 内ストレート
3回 2死1塁   ロンゴリア 外低めシンカー
6回 先頭    ペーニャ   真ん中チェンジアップ
7回 無死1塁  岩村     外ボールになるシンカー
 
ランナーズ・オンで打ち取った球種/ヘルナンデス
2回 1死1、3塁 ナバーロ  三振      外ストレート
2回 2死1、3塁 岩村    レフトフライ  外ストレート
3回 2死1塁    ロンゴリア 三振     外低めシンカー
4回 1死1、2塁 ナバーロ センターフライ 中低めストレート
4回 2死1、2塁  岩村    セカンドゴロ 外ストレート
5回 2死1塁    ロンゴリア ショートフライ ストレート
6回 1死1塁    ゾブリスト 外ストレート  ダブルプレー
7回 無死1塁  岩村 三振     外ボールになるシンカー
7回 1死1塁 バートレット 3ゴロ 内ストレート ダブルプレー



April 22, 2009

10三振。個人LOBの合計が17。
この数字がこの試合のすべてを物語っている。
Tampa Bay vs. Seattle - April 21, 2009 | MLB.com

先発ウオッシュバーン、ロブ・ジョンソンのバッテリーはそれなりにランナーは出したが、要所要所の打者を仕留め、9三振を奪った。特に岩村、ペーニャからは5三振を奪った。フルカウントから2つの三振というのも、四球で崩れる投手の多いシアトルにあって、立派すぎる内容。
追記:Timesの記事によれば、ウオッシュバーンの9奪三振はキャリア・ハイである模様。
また4回2死2,3塁の場面で、打者ケプラーに珍しく2連投したフォークボールは、ウオッシュバーンからの提案で、意図的なものだった。
「捕手のロブを呼んで言ったんだ。2つ、フォークを投げるぞって。釣られてくれればグレイトだが、ここは四球でもいい。次の左打者のイワムラで仕留めようぜ」
どうやらこの日の岩村はウオッシュバーンの安全パイだったようだ。
Mariners Blog | Baseball "fun'' again for Washburn | Seattle Times Newspaper Blog
"I called (catcher) Rob (Johnson) out there and said 'I'm going to throw two splits right here, if he chases it, great, if not, we've got Iwamura coming up. So, just block them','' Washburn said.

開幕当初のゲームで既に予告しておいたように、やはりロブ・ジョンソンはインコースを使うのが上手い。
2009年4月9日、ウオッシュバーンは城島抜きのゲームをエンジョイして完封勝利してみせた。 http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/871011.html
ストレートとスライダーだけでのらくらとかわしていく粘りがウオッシュバーンの投球術で、球威はないのだから、城島のように、ランナーが出たらアウトコース低め一辺倒とか、スライダー一辺倒とか、相手に読まれるようなリードではとても長いイニングもたない。
その点、今日のロブ・ジョンソンはリード面でも余裕があった。ワンバウンドの球が来ても、城島のように顔に出すこともなく平然としてゲームを淡々と進め、要所で三振の山を築いた。

下に挙げたのは全三振シーン。見てわかるように序盤の決め球は内角をえぐるスライダーだ。そして中盤からストレートに切り替え、それがピタリとはまって6回7回に2つずつ三振をとった。昨年まで、中盤で必ず崩れるウオッシュバーンとは大きな違いをみせた。
特に2点差の7回は、先頭打者に2塁打を打たれたが、2三振を奪って塁を進ませなかったのだから、これは大きかった。7回最後の打者クロフォードを三振に切って落としたウオッシュバーンが拳を握って大きく吼えたのも気持ちはわかる。

それにしても、1回表は、先頭打者の時点ですでにベンチから投手に投げさせる全ての球のサインが出ていたのは、いくらなんでもやりすぎ。案の定、バッテリーのリズムが壊れ、失点した。キャッチャーのロブ・ジョンソンは1球ごとに常にベンチのほうを見ているわけだから、ピッチングのリズムが間延びして、明らかに影響が出ていた。
ベンチがあれではちょっとサインを出し過ぎだと気づいたのか、2回以降はベンチからのサインが自粛された模様で、ロブ・ジョンソンがベンチのほうを見ることはほとんどなくなり、ウオッシュバーンも安定した。
ピンチでもないのに何もかもベンチからサインを出す、というのでは、プレーヤーはやりにくい。監督のワカマツも、この試合の1回表はさすがにやりすぎたと反省しているのではないだろうか。

スライダーで三振をとった序盤

1回ペーニャ2-2からスライダー1回1死2塁ペーニャ
2-2から
アウトコース
逃げていくスライダー
空振り

1回ゾブリスト1-2からスライダー1回2死1塁ゾブリスト
1-2から
外から入ってくるスライダー
見逃し

2回岩村2-2からスライダー2回2死走者なし岩村
2-2から
内をえぐるスライダー
見逃し

4回ペーニャ3-2からスライダー4回先頭ペーニャ
3-2から
内をえぐるスライダー
見逃し

5回ペーニャ2-2からカーヴ5回2死1塁ペーニャ
2-2から
真ん中に落ちるカーヴ
空振り

ストレートで三振をとった6回以降

6回ゾブリスト1-2からストレート6回1死走者なしゾブリスト
1-2から
外高めのストレート
空振り

6回ナバーロ0-2からストレート6回2死走者なし ナバーロ
0-2から
アウトコース低めのストレート
見逃し

7回岩村3-2からストレート7回無死2塁岩村
3-2から
アウトコース低めのストレート
見逃し

7回クロフォード1-2からスライダー7回2死2塁クロフォード
1-2から
内から中へのスライダー
見逃し

ストレートでつづけざまに三振を奪って狙いをそらせておいて、7回最後はスライダーでクロフォードから三振を奪ったウオッシュバーンは、ガッツポーズでマウンドを譲った。



April 16, 2009

ジャッキー・ロビンソン - Wikipedia

ジャッキー・ロビンソン・デイNYYのクローザー、リベラのように1997年以前から背番号42をつけていた選手を例外として、ジャッキー・ロビンソンの背番号42はMLB全チームで永久欠番となっている。そのためリベラがメジャー全球団で最後の背番号42をつけたプレーヤーとなる。

ICHI SALAMI!!! イチ・サラミ!
phrazed by Larry Stone
このフレーズは、今回のイチローの満塁ホームランの出た4月15日のゲームでシアトルタイムズにゲームログを書いていたラリー・ストーンLarry Stoneが書いた。もちろん、MLBで満塁ホームランが出たときによく使われる「グランドサラミ!」というフレーズをもじったもの。

Grand Salami Time!! グランドサラミ!
phrazed by Dave Niehaus
長年シアトルの実況中継を担当し、2008年にはフォード・C・フリック賞を受賞した名物アナウンサー、デイブ・ニーハウス氏の手になる造語。「グランドスラム」と「グラン・サラミ(というデカいサラミ・サンドイッチ)」をかけており、グランドサラミなる雑誌まである。このフレーズ、現在ではMLB全体で使われるようになっている。
ちなみに彼は1999年発売のニンテンドー64のKen Griffey, Jr.'s Slugfestという野球ゲームにも登場している。
用例 "Get out the rye bread and mustard, Grandma, it is grand salami time!""

See You Later!!! シー・ユー・レラ!
phrazed by Dave Niehaus, perhaps.
なお、今回のイチロー満塁ホームランの英語実況で実況アナ氏は、"See You Later!!!"と絶叫している。
彼らはよくホームランが出たときに"Good-by Baseball !!!!"グッバイ・ベースボー!!!と叫ぶが、See You Later!はそれをさらにひねったものだろう。つまり「ボールよっ、またなぁぁぁぁっ!!!」という感じ。
ちなみに、グッバイ・ベースボー!!! は「さらばっ!ボールよっ!」という意味で、別に「さらば、野球よ」という意味ではないので勘違いしないように。

イチロー日米通算タイ記録満塁ホームランイチローの日本プロ野球最多安打タイ記録の3085本は
満塁ホームラン

イチロー満塁ホームラン 別角度日本の満塁ホームラン記録は王さんの15本。イチローはこの日のグランドスラムで野村氏、小久保に並んで12本で、4位タイ(日米通算)。

イチロー満塁ホームラン 3日本のスポーツ紙によれば、イチローの場合、ホームランのうちにしめる満塁ホームランの占める割合は約16本に1本と超高率だという。これはかつて満塁男といわれた駒田徳広氏に匹敵する確率だそうだ。
実は満塁男?イチローの驚異的確率!(野球) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

イチロー満塁ホームラン 6

イチロー満塁ホームラン 7

イチロー満塁ホームラン 4マッハGoGoGoは日本の1960年代のアニメだが、アメリカでもSpeed Racerというタイトルで吹き替え版があり人気があった。2008年夏には、あのマトリクスのウオシャウスキー兄弟が監督をして映画にもなった。もちろん、イチローのスピードとひっかけているのだろう。

イチロー満塁ホームラン 5

http://www.youtube.com/watch?v=PMJdRBryHIA&fmt=18


英語実況動画(公式サイト)
http://seattle.mariners.mlb.com/media/video.jsp?content_id=4161017



April 15, 2009

Betancourt, Silva: early redemption | Seattle Times Newspaper Blog
この記事はシルバの試合後のインタビューだが、読めばどれくらいシルバが神経質で気の小さい男かがわかる。ただでさえ神経質で気の小さい城島とそっくりな投手なのだから、このバッテリーがピンチに強いわけがない。

珍しくLAAを3回までノーヒットに抑えていたシルバ城島のバッテリーだが、これはランナーがいなかったため。2巡目になってケンドリックをデッドボールで出した後にピッチングリズムはあっさり崩れ、あとはいつもの城島だった。

4回のアブレイユのタイムリー
4回表_アブレイユ_2塁打アブレイユ
初球、2球目がシンカー。
3球目チェンジアップをタイムリー

5回の満塁の場面
5回表_マシューズ_シングルマシューズ
初球のシンカーを狙い打ち

5回表_アイバー_2塁打アイバー
全球シンカー
2塁打を打たれ、2、3塁に


いまシアトルには打率1割台のプレーヤーが4人スターターになっている。グリフィーJr.、セデーノ、城島、グティエレスである。この4人を打率だけでしか見てない人は、4人全員がだいたい同じ成績のように思うかもしれないが、それは違う。

数字は順に OBP SLG OPS
城島      .167 .167 .333
セデーノ    .200 .143 .343
グティエレス  .214 .370 .585
グリフィーJr.  .381 .333 .714

これほど打率が酷いグリフィーだが出塁率がいいのは四球数が多い、という理由がある。また、同じようにグティエレスは長打があるために、その分くらいは長打率が改善される。だが、2007年の城島のごとく、グティエレスは併殺打が既に4つもあるのが全くいただけない。
同じような打率にみえても本当に中身が酷いのはセデーノと城島である。OPSが.300台などという選手など、そう滅多にいるものじゃあない。

追記
関係ないゲームではあるが、6回までノーヒットピッチングを続けていたヤンキースのバーネットが7回にクロフォードにレフト前にヒットを打たれてノーヒッターを逃したのも、ランナーズ・オンでシルバにシンカーばかり要求する城島同様に、キャッチャーのモリーナがあまりにもスライダーを続け過ぎたため。



だいぶ前のことで、書いた自分も、ついつい忘れていた。
このブログが始まったばかりの1年くらい前に城島はシルバのシンカーについてこんなコメントをしている。2008年5月の対ヤンキース第2戦で大敗したときのものだ。
「左打者がシンカーを引っかけてくれない。」
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/203867.html
ソースはhttp://hochi.yomiuri.co.jp/mlb/news/20080525-OHT1T00087.htm(ただし、こちらはリンク切れ)

このアホウなコメントについては、かつて自分はこのブログにこう書いていた。

「今シーズンからマリナーズにやってきたシルバという投手は、シンカーを得意球とする。だが、左打者には外角へのシンカーだけではなかなか通用しない傾向があるために、内角をえぐる新しい変化球として、ピッチングコーチのストットルマイヤーが新しい変化球を教えた。ところが、問題は、その流れを全く無視するかのように、ヤンキース戦では重要なポイント、ポイントで、シルバは左打者にシンカーを繰り返し狙い打たれた。」
要はシンカーだけで抑えられるものでもないから内角もエグれ、ということだ。
(この文で、クビになったストットルマイヤー氏が有能かどうか議論しているという意味にしか読めない方は、単に日本語の苦手な方です。あしからず)


あれから1年。


「彼の場合は抑えるのも打たれるのもシンカー」
http://hochi.yomiuri.co.jp/mlb/news/20090403-OHT1T00099.htm
このコメントは2009年4月2日(現地時間)のオープン戦の城島である。以下は記事全文。いかに城島が2008年春の失敗を分析・反省していないかがわかる。

城島、シルバに安心
◆パドレス3―18マリナーズ(2日・アリゾナ州ピオリア)
ツインズとの開幕シリーズ3戦目に登板予定のマリナーズのシルバが5回を2失点にまとめた。「ピッチャーとしては気持ちよく(開幕を)迎えられるでしょう」と城島も安心した様子だ。城島によると好、不調の鍵は「シンカーの動き次第。彼の場合は抑えるのも打たれるのもシンカーだから」と話した。



そして。迎えたのが、4月8日のツインズ戦である。

2009年4月8日、4番モーノーの外角低めにシンカーを6球投げ逆転負けした。

どうだろう。この単細胞ぶり。
1年たっても全く学習するそぶりすらみえない。
いつものことだが、過去書いたものが間違っていたなどという感想を持ったことは、このブログについてだけいうならほとんどない。



April 14, 2009

Seattle vs. Oakland - April 12, 2009 | MLB.com: Gameday

本当のことを言えと、「城島不要を印象づけた」などというタイトルは、あまりにも当たり前すぎて、出来がよくない。
城島がいないほうがゲームがスムーズなチームであることくらい誰でもわかっているし、過去3シーズン、シアトルでは控え捕手のほうが勝率がいいくらいのことも、シアトルのゲームを見る上では全く知っていて当たり前のことで、いまに始まったことではないからだ。

勝率だけでなく、控え捕手のほうが、CERA(捕手防御率)、あるいはバッティング、走塁、リードキャッチング、このうちの2つ以上、あるいは、その全てが優れている、などという程度のことは頭に入れているのが当然のことだし、投手陣全体が城島を捕手に投げたがっていないだの、先発投手5人のうち2人までもが城島でない専属捕手を望んでいただの、そういうことも、公式サイトから地元メディアFOXなどの全米メディアなど、さまざまな場所で繰り返し報道されてきただけに周知の事実。わかってないのは、国内のスポーツニュースや、あのあまりにも出来そこないだったMajor.JPだけからだけ情報を得ている人だろう。わからない人は、もし関心があったら、このブログの過去の記事や現地記事などを照らし合わせるカタチで時系列的に読んでもらいたい。
だからこそロブ・ジョンソンが先発マスクで2試合続けて完封勝ちしてみせても、それが城島をしのぐ成績を控え捕手があげた、という意味で言っているのなら、いまさら驚くようなことではないのである。

今までそういう場面など何度あったことか

どうせ、このチームは嫌というほど城島で失敗しても改善などしない。それどころか、ダメ捕手に正捕手の座と大金を与え続けて2010シーズンを迎えることだろう。


まぁ、このゲームの影響で関心があるとしたら、次の2点だ。

1点目は、ウオッシュバーンとベダードの今後の捕手選択だ。デーゲームでロブ・ジョンソンを捕手に完封してみせ2人のベテランだが、これがたまたまデーゲームだからジョンソンを捕手に投げただけなのか、今後また専属捕手制にしようという話になっていくのか、という点である。連続完封したのが豪腕ヘルナンデスなら話は違うが、昨シーズンも捕手選びが流動的だった技巧派のウオッシュバーンとベダードだから、ちょっと関心事にはなってくる。
ベダードは昨シーズン専属捕手としてバークを指名して、それを実行した。シーズン終盤には故障でほとんどゲームに出場しなかったから、シーズン終了まで専属捕手制を貫くつもりがあったのかどうか、さすがに定かではないが、今シーズンはどうするつもりなのか。
悲惨だったウオッシュバーンはどうだろう。地元メディアも一度は、ウオッシュバーンもベダード同様に専属捕手制、と報道したにもかかわらず、人のいいウオッシュバーンは訂正会見までさせられた挙句、城島とのコンビを継続してしまい、5勝14敗などという最悪の結果を招くことになった。去年の城島先発マスクだったゲームの勝率を計算したときに4割を切るような酷さだったわけだから、当然のことではある。2008シーズン終了後のストーブリーグでは何度もウオッシュバーンのトレード話が出たが、すったもんだした割には残留が決まった経緯がある。今シーズンはウオッシュバーンはまた人のいい男を演じるつもりなのだろうか。

2点目は、ジェフ・クレメントの今後の扱いだ。
ロブ・ジョンソンが活躍するということは、ジェフ・クレメントはトレードでいい、という馬鹿げた意見がでてくるきっかけになるだろう。なにせ「野球とは関係ないところで物事が決まってしまう球団」であり、年間100敗を達成した正捕手にほとんど何も責任をとらせないシアトルだ。自軍のマイナーが大事に育ててきたトッププロスペクトであるジェフ・クレメントでも、アダム・ジョーンズなどと同様、トレードに出しかねない。



あまりにも破滅的なシーズンの終盤には普通、残したい選手だけ残し、売れる選手は全て売り払う、という再建モードにチーム全体が進むものだ。ところが、SI.comが今年のスカウティングで「やるべきことをやってない」と指摘したように、シアトルは何をやるにしても遅れてばかりだ。あのセクソンに見切りをつけるのに膨大な負けゲームを無駄に量産したように、このチームには常に、メジャートップクラスの見る目の無さ、見切りの悪さがつきまとう。
実際シアトルがやったことといえば、シーズン終盤には(クレメントの手術もあったがまったく前途のない城島を再び正捕手扱いして12連敗し、みすみすシーズン100敗を達成し、シーズンが終わるとこんどは打線の主軸のイバニェスやプロスペクトのアダム・ジョーンズを売りはらって、昨シーズンに輝きをみせたクレメントはマイナーに送り返し、2009シーズンは城島、シルバをはじめとする不良債権たちに高額ギャラを払い続けている。
しまいには契約から不良債権を売ることができず、逆に有望株をを安売りするような、再建モードとは真逆のことをするハメに陥る。
ボルチモアに行ったアダム・ジョーンズなどは、この記事を書いている時点では6試合で9安打4打点、.409と活躍している。結局のところAJに素養があるかないかより、シアトルの場当たり的な環境では育てきれない、というのが、より真実に近いだろう。いくら素質ある選手をドラフトで獲ったにしても「野球のわからない経営陣とチームマネジメントが災いして、チームに不調を招き、その不調を理由に、こんどは、チームの有望な部分から先に先に他チームに安売りしてしまう」という悪循環がいつまでも続くからだ。
この日のロブ・ジョンソンの2つ目の完封試合を生み出すために払った犠牲が、セクソンや城島、シルバ、バティスタの一斉解雇だったなら理解もできるが、イバニェスやアダム・ジョーンズを売って得た金で体質改善というのだから、開いたクチがふさがらない。



先シーズンの6月だかに先発ゲームを数試合与えられて捕手として好ゲームを演出したクレメントが、どういうわけか、不可解にも、その後しばらくマイナーに落とされていたことがあった。同じことが今後ロブ・ジョンソンに起こらないとは誰も言えない。プレー上では何の問題もなくても、この先、何か不可解な理由でジョンソンがマイナーに落とされたりしないとは限らない。2007シーズンのバークもいい勝率を挙げた時期があったが、特に優遇などされなかった
将来性が無いことがスカウティングされていたプレーヤーが正捕手として大失敗した翌シーズンに、何の責任もとらせずに正捕手の座と大金を約束してしまうような、「野球とは関係ないところで物事が決まってしまう球団」では、野球の上では考えられないようなことが何でも起こりうるのである。
たしか去年めちゃくちゃに調子が悪いクセに、デーゲームも自分を使えとゴネたのは、ほかならぬ、このダメ捕手さんだったわけだから。



April 12, 2009

ニック・エイデンハートの不幸な自動車事故の翌日、とてもゲームにならないとゲームをキャンセルしたエンジェルスは、つらい追悼ゲームとなったボストン戦に強い気持ちで臨み、勝利をおさめた。
Boxscore: Boston vs. LA Angels - April 10, 2009 | MLB.com 記事+動画

Nick_Adenhart_Forever
Nick Adenhart, 1986-2009 | MLB.com: History

試合前エンゼルスはクラブハウスをクローズアウトし、つらいゲームの開始に備えたが、監督マイク・ソーシアと投手コーチのマイク・ブッチャー、そして投手陣からジョー・ソーンダースとダスティン・モズリーがインタビューに応じた。
ソーシアは何度も「tough(タフ=きつい)」という単語を使って不幸な出来事の悲しみを抱きながらゲームに臨まなければならない精神的なつらさを語り、また、高校時代からエイデンハートをよく知っていて彼の成長を見守ってきた投手コーチ、マイク・ブッチャーは常に言葉を詰まらせては単語を搾り出しつつ、悲壮な表情で長時間のインタビューに耐えてみせた。
Angels get refuge on the diamond | angelsbaseball.com 記事+動画

ソーンダース投手とモズリー投手
Joe Saunders and Dustin Moseley on Nick Adenhart - Video | MLB.com


2人のマイク。マイク・ソーシア。マイク・ブッチャー
Mike Scioscia and Mike Butcher discuss Nick Adenhart - Video | MLB.com


ゲーム前には、マウンドでエンゼルスのローテーション・ピッチャー、ジョン・ラッキーと、センターのトリー・ハンターの2人が34番のユニフォームを掲げるなか、両軍選手が向かい合わせに2列に並び、帽子をとってエイデンハート投手を追悼する黙祷を捧げた。マウンド後方には彼の背番号「34」が記され、外野フェンスには彼の写真と背番号が大きくプリントされた。
不幸な事故の当日、つらい気持ちの中で電話取材に応えたトリー・ハンターは、守備位置からフェンスまで走り寄っていき、気を許しあった友人同士がするようにエイデンハートの遺影にヒジを軽く押しあてるようにして触れ、それから定位置に走って戻り、メモリアルゲームがはじまった。

試合前の黙祷
The Angels remember Nick Adenhart before their game - Video | MLB.com


Adenhart honored in pregame ceremony | angelsbaseball.com 記事+動画

試合はシアトルにいたジェフ・ウィーバーの弟でもあるローテーション投手ジェレド・ウィーバーが、兄そっくりの長い腕をよく振って非常にキレのあるスライダー系の変化球と、糸を引くような伸びのあるストレートでボストン打線を完全に封じ込み、6回3分の2をシャッタアウトする素晴らしいピッチングを見せた。ウィーバー弟も、ハンターと同様、ゲーム前にフェンスのエイデンハートのメモリアルフォトのところに行き、手で彼の背番号に触れてからゲームに臨んでいた。
Weaver shuts down Sox for emotional win | MLB.com 記事+動画

ゲームでは打線も奮起した。大きなホームランこそないが、必要なときにタイムリーがきちんと打てるソーシア流スモールベースボールらしいスタイルで得点を積み上げていき、一度もボストンにリードを許すことなく勝利した。
フィギンズのタイムリーツーベース
BOS@LAA: Figgins' double gets the Angels on the board - Video | MLB.com 動画
マシスの2点タイムリー
BOS@LAA: Mathis hits a two-run single in the seventh - Video | MLB.com 動画
ハンターの犠牲フライ
BOS@LAA: Hunter drives in Abreu with a sacrifice fly - Video | MLB.com 動画
ケンドリックの2点タイムリー
BOS@LAA: Kendrick hits a two-run single in the second - Video | MLB.com 動画

エイデンハート投手の両親は金曜に彼のロッカーで時間を過ごし、いくつかの遺品を持ち帰った。父のジム・エイデンハートは彼のクラブジャージを。そして母ジャネットは彼の帽子を。そして彼らはマウンドの土も集めて持ち帰った。
今シーズン、エンゼルスのプレーヤーはホーム・アウェイ両方のゲームでユニフォームの胸にエイデンハートの背番号34をあしらった喪章をつけてゲームに臨む。またエンゼルスのクラブハウスのエイデンハート投手のロッカーは彼が生きていたときの状態で残され、これはアウェイゲームでも、同じようにエイデンハート投手のロッカーが再現される。
Adenhart honored in pregame ceremony | angelsbaseball.com
Adenhart's parents spent time at Adenhart's locker on Friday and removed some belongings. His father, Jim, kept Adenhart's game jersey from Wednesday, and his mother, Janet, kept his game-worn cap. The two also gathered dirt from the mound.

Adenhart's locker will also remain in the clubhouse with his jersey and belongings. The Angels will also maintain a locker for Adenhart on the road.


April 11, 2009

2007年はシアトルがマグレでチーム順位が2位になってしまい、あらゆるプレーヤーの戦力判断について誤りを犯した年である。
捕手についても、この年に貯金を量産して勝率の向上に貢献した捕手はバークであって、城島ではない。城島先発マスクのゲームの勝率をローテ投手ごとに調べてみればすぐにわかる。

ウオッシュバーンについては2007年にたしかこんなような数字が残っている。ほんとうはあと1勝がどちらかのケースにつくのだが、エイデンハート投手の事故のブログ記事づくりに熱中して疲れてしまい、正確な数字を調べる気力がないので、後で数字は訂正するかもしれないが、ひとまず勘弁してもらいたい。

城島が先発捕手のゲーム
おおよそ5勝11敗 勝率 約3割ちょっと

控え捕手のバークが先発のゲーム
おおよそ4勝4敗 勝率 約5割



ウオッシュバーンという投手の特徴は「軟投派」だということだ。彼には、ヘルナンデスやモローのような100マイル近いスピードボールがない。アナハイム時代の彼のキャリアスタッツを見ても、めちゃくちゃに勝ち星を積み重ねるというタイプではなく、むしろ勝ったり負けたりしながら、粘り強く、まぁまぁの成績を残すタイプ。こういう投手は、かつてシアトルにいたモイヤーなど、メジャーにもたくさんいる。

にしてもミネソタ第4戦は、そんな軟投派のウオッシュにしてはまったくもって完璧な内容だった。8回を除けば、ほとんどピンチらしいピンチはなし。まったく連打されなかったことが勝因になった。

ちなみに、この日のウオッシュバーンのストレートの球速は87マイル程度しかでていない。軟投派のウオッシュらしいデータである。
クビになった連敗キングのウィーバー兄がだいたい88マイル、あのどうしようもない気分屋のバティスタがだいたい92マイル近辺のストレートを投げるのだが、誰もがモローのように97マイルのスピードボールを連投できなければ楽勝できない、というものでもないのが野球という競技の面白いところである。


ほんとうはランナーが出た直後の打者の攻め方を、画像を使いながら解説したいところだが、ちょっと疲れているのでやめる。GAMEDAYでイニングを追いかけて自分の目で確かめてみてもらいたい。

何がこのゲームと、城島のケースと違うのかといえば、ランナーが出た直後の打者に対する対処法である。
GAMEDAYでみればわかるが、ほとんどの場合に打者のインコース、特に、左打者についてインコースを攻めて討ち取っている。ここがこのゲームと前日、前々日のゲームと決定的に違った。

2009/04/09_3回2アウト1塁3回2アウト1塁

2009/04/09_5回無死1塁5回無死1塁

2009/04/09_6回1死1塁6回1死1塁

2009/04/09_7回1死1塁7回1死1塁

馬鹿のひとつ覚えの城島なら、左打者のアウトコースの低めに同じ球種、同じ速さの球を何度も何度も連投させたりするから、ウオッシュバーンのような軟投系の投手はまったく使い物にならない試合が続出してしまう。早い球がないばかりに緩い変化球が生きずに、早いイニングでつかまってしまうのがオチだ。それが最初に挙げた2007年の、城島とバークの差などに現れている。モイヤーやウオッシュのようなタイプには向いていない捕手が単細胞の城島である。


そんなわけで今シーズンはロブ・ジョンソンがマスクがマスクをかぶるゲームでのひとつの楽しみとして、「走者がいるときにインコースの球をどう使っているか」に注目して試合を観戦してみると面白いと思う。



April 10, 2009

Nick_Adenhart_Forevertremendous talent,
terrific potential
-Mike Bauman,MLB.com

不慮の交通事故死とのこと。
22歳の高い才能が散りました。
関係者の方の落胆を想いつつ、黙祷を捧げます。
Angels top prospect Nick Adenhart killed in car accident.
A exellent talent 22-year-old has scattered.
It pays silent tribute thinking of disappointment in parties concerned.


なお、今日行われる予定だったエンゼルスとアスレチックスのゲームは中止になりました。
The Angels have canceled today's game against Oakland at Angel Stadium after the death of pitcher Nick Adenhart in a car accident after Wednesday's game.
Adenhart mourned; game postponed | angelsbaseball.com

Click His Game アスレチックスを6回無失点に抑えた
Game_of_Nick_Adenhart
Boxscore: Oakland vs. LA Angels - April 8, 2009

キャリア・スタッツ
Nick Adenhart Statistics and History - Baseball-Reference.com

ESPN
(追悼ムービー+ソーシア監督+ボラス氏インタビュー動画)
Nick Adenhart of Los Angeles Angels killed in car crash in Fullerton
Angelsbaseball.com
Angels to play ball with heavy hearts
ソーシア監督"We'll move forward with it the best that we can."

Sadness_in_LA
Los Angeles Times
Nick Adenhart, Angels pitcher, killed in Fullerton crash
MLB.com
Angels' Adenhart killed in accident

weeping_Mikeインタビューで
嗚咽を漏らすマイク(右)
FOX Sports on MSN
Angels pitcher Adenhart, 22, killed in car crash
CBSSports.com
Fallen Angel: Adenhart so young, gone so quickly


某掲示板から拾い物。

エイデンハート投手と同じ1986年生まれは
有力投手だらけ

野球史上屈指の投手の当たり年になる可能性あり
(以下はコピペ)
フェリックス・ヘルナンデス (SEA)
ジェアー・ジャージェンス (ATL)
ヨバニ・ガラルド (MIN)
フィル・ヒューズ (NYY)
ジョン・ニース (NYM)
クリス・ボルスタッド (FLA)
ホーマー・ベイリー (CIN)
ジョニー・クエト (CIN)
ロス・デトワイラー (WSH)
マイケル・ボウデン (BOS)
田澤純一 (BOS)
ダルビッシュ有 (北海道日本ハム)
涌井秀章 (埼玉西武)

From This Blog
Adenhartの死はとても痛ましい。だからこそ多くの人が彼について語るだけでなく、両親、家族、友人、自分の大切だった人々の死を思い出し、そして再び胸にしまいこむきっかけになった。多くのMLBサイトで過去に亡くなった他のプレーヤーの思い出などが書かれている。また文字になど書かなくとも多くの人々が、自分とかかわりのあった人々の死について想起し、身近な誰かとそれを語りあった。
だからAdenhartの死は、これからも生きてゆく者によって弔われるのはもちろん、彼のことがきっかけで思い出してもらうことのできた、たくさんの亡くなった人たちによっても弔われるだろう。
The death of Adenhart is so painful that a lot of people have a chance to recall the other death of their important people. Such as parents, families, and friend. We all will refresh it and put in the chest importantly again. Memories etc. about other unforgettable players who have died in the past are written on a lot of MLB sites. Moreover, the death of people who had dividing was recalled and we talked with someone familiarity though we do not make to the character. A lot of people do it inside the mind.
Therefore, it will be held a funeral also by a lot of died people who were able to be recalled because of the death of Adenhart, of course by the people of us who will live strongly in the future.


試合前に黙祷するレンジャーズナイン試合前に黙祷する
レンジャーズナイン



April 09, 2009

4/8vsMinnesota_モーノータイムリー逆転負けこれは5回裏の2死2、3塁の場面。投じた7球のうち6球が「アウトコース低めを狙ったシンカー」。これではモーノーのシンカー打ちのバッティング練習のようなものだ。
昨日の対ミネソタ第2戦の9回裏、モローの連続フォアボールからバティスタの連続タイムリーの場面と見比べると馬鹿さ加減がわかっていいと思う。そちらのほうは後でアップする。
2009年4月8日のGAMEDAY

ここまで城島の打撃は.091。4月開幕からこの低迷ぶり。まさにSI.comのスカウティング通り。

11打席のうち、9打席が右投手。右投手に対して9打数わずかに1安打。それはそうだろう、これだけ右打者ばかり並べてきたシアトルの打線だから、相手チームが右投手を多く使ってくるのは最初からわかっている。右投手だから打てないという言い訳など、まったく通用しない。

2009年3月23日、WBC決勝で捕手城島は下位打線にスライダーを狙い打たれ続けた。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/859907.html
2009年3月23日、WBC決勝で4番城島は「11」というありえない数のLOBで優勝を阻害し続けた。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/853887.html




まるで第二回WBCの決勝韓国戦の悪夢の9回裏同点の場面のリプレイを見ているかのような、この馬鹿なゲームぶり。投手が変わってもまったくリードを変えないどころか、この日3安打の好調のトップバッター、スパンのアウトコース高めに、まったく同じコース、まったく同じスピードのストレートを2球続け、同点タイムリーを打たれ、その後サヨナラ負けした。
Seattle vs. Minnesota - April 7, 2009
http://mlb.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2009_04_07_seamlb_minmlb_1

2009年3月23日、WBC決勝で捕手城島は下位打線にスライダーを狙い打たれ続けた。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/859907.html

2009/04/07_9回裏_最初の四球まず7番ゴメスに2球目からストレートをインコース目に7連投して最初のフォアボール。2死1塁。

2009/04/07_9回裏_2つ目の四球代打に左のクーベル。1塁ランナーのゴメスがセカンドに盗塁。ディフェンシブ・インディファレンス(守備側が故意に盗塁を見逃すこと)で盗塁としての記録は残らないが、2死2塁。アウトコース高めにストレート4連投で1、2塁。

2009/04/07_9回裏_3つ目の四球代打に左のブッシャー。またしても7球中6球のストレートをアウトコース高めに集めて、フルカウントからフォアボール。満塁。

ここでこの日2安打しているミネソタのリードオフマン、スパン登場。シアトルはピッチャーを右のモローから、同じ右のバティスタに意味不明に交代。

2009/04/07_9回裏_満塁からのタイムリー2球目をスパンがこの日3本目のヒット。サードランナーが還り、同点。投げた2球はコースもスピードも全く同じ、92マイルの平凡すぎるストレート。スパンにとってはバッティング練習のような打席翌日のモーノーの打席も参照。

2009/04/07_9回裏_2本目のタイムリーカシーアのサヨナラタイムリー。92マイルの高めのストレートで、スパンに打たれたのと全く同じ。ジ・エンド。



April 07, 2009

LF Endy Chavez 6 L
CF Franklin Gutierrez 9 R
DH Mike Sweeney 0 R
3B Adrian Beltre 8 R
RF Ken Griffery Jr. 0 L
2B Jose Lopez 6 R
1B Russell Branyan 1 L
C Kenji Johjima 2 R
SS Yuniesky Betancourt 4 R

名前の後の数字はなんだかわかるだろうか?
2008シーズンに、この9人の打者の記録した盗塁数である。

合計は、たったの36

もちろん、昨年43盗塁しているイチロー1人の年間盗塁数にも及ばない。たったこれだけの数値を見ても、2009年の春から夏にかけてシアトルが機動力の全くない、超鈍足振り回し野球をまたしても繰り返すのが透けて見えてくる。

相手チームの投手も捕手もさぞかし楽にゲームできることだろう。なぜって、ほぼ絶対に盗塁してこないとわかっている打者が打線の半分以上を占めるのだから、クイックの上手くないメジャーの投手でも十分通用する。また内野安打も心配する必要がない。これだけ右打者だらけで盗塁のできない、鈍足・低打率の打線だから。
きっと各チームとも、クイックの得意でない若手の右投手あたりでも平気でバンバンぶつけてくるに違いない。



この数年のシアトル最下位の原因のひとつは、打撃面でいうと、右打者に圧倒的不利でホームランも出にくいというパークファクターをもつセーフコにもかかわらず、セクソン・城島を代表として、バットをむやみと振り回すだけしか能がない低脳右打者を並べていたことにある。

それがどうだ。仮のロスターとはいえ、2009シーズンまたしても右の、走れもしない鈍足タイプばかり、6人も並べて開幕とか言い出した。
本当に呆れたGMである。
SI.comのスカウンティングレポートによれば、シアトルの新GMズレンシックはグリフィー.Jrについて、"Ken will really help us [at Safeco Field], where lefthanded power plays well." と左打者有利のセーフコを理由にあげて活躍への期待を語ったようだが、当ブログとしては左打者有利と本当にわかっているのなら、そもそもグリフィー以外にも左打者を並べればいいのである、馬鹿か、と言っておきたい。
ただ右打者というばかりでなく、走れもしない。そういうタイプばかり6人も開幕ロスターに並べたのだから、シアトルの試合では盗塁という野球で最もスリリングな瞬間など全く期待できるわけもないし、といってホームランが期待できるわけでもない。

SI.comはこの点についてすでに指摘していて、グリフィーについては、左打者有利のセーフコでならグリフィーが働いてくれるだろうというズレンシックの意味不明な楽観論に呆れて、こう反論している。
「打者有利といわれるセルラー・フィールドを本拠地にするホワイトソックスに移籍してからの113打席ですら、グリフィーの長打はわずか13本しかないじゃないか」
と、データを挙げつつ、39歳のグリフィーに何か期待するのは楽観的すぎると厳しく結論している。
SI's 2009 MLB Scouting Reports: Seattle Mariners - MLB - Spring Training - 2009 - SI.com

2009スカウティングレポート SI.com

以下のリストの名前の後の数字は、ホームラン数打率である。昨年.270を越える打率をマークできた打者すら、わずか3人しかいない。そのかわり9月に帳尻ヒットを打ってようやく打率.220台にのせただけの城島はじめ、打率.250以下、つまり、4打席でノーヒットの確率の高い打者が、合計4人もいる。
彼らのすることといったらヒットが打てないかわりに俺はホームランは打てるぞとばかりバットを振り回して三振することくらいだろう。

LF Endy Chavez 1 .267 L
CF Franklin Gutierrez 8 .248 R
DH Mike Sweeney 2 .286 R
3B Adrian Beltre 25 .266 R
RF Ken Griffery Jr. 18 .249 L
2B Jose Lopez 17 .297 R
1B Russell Branyan 12 .250 L
C Kenji Johjima 7 .227 R
SS Yuniesky Betancourt 7 .279 R

やれやれ。
今年のシアトルときたら。



April 02, 2009

PECOTA(Player Empirical Comparison and Optimization Test Algorithm)」は、SI.comのスカウンティングリポートの記事で紹介したように、野球シンクタンク「ベースボール・プロスペクタス」が開発した選手の活躍などについての予測システムで、プロでも活用されている。

SI.comのスカウティング同様に、PECOTAにおける2009シーズンの城島の予測が発表になった。詳しくは該当ページを詳しく読み込んでもらうとして、一部だけを紹介しておく。なかなか今年の予測も辛らつで面白い内容になっている。

城島の価値は、もらう年俸のおよそ6分の1
140万ドルの価値の選手に800万ドル支払うシアトル

Valuationという項目は、要はその選手のバリュー、すなわち、金銭的な価値のことだが、2009年の城島の価値はわずか140万ドルと明記されている。140万ドルとは笑える。
城島のValuation
http://www.baseballprospectus.com/pecota/johjike01.php
去年の4月に突如として城島の異常な3年契約が発表になったが、いくらの契約だったか覚えているだろうか?3年2400万ドル(約24億9600万円)。1年単位でいうなら、1年800万ドルである。

ところが、だ。メジャー球団もこぞって利用しているシンクタンクのはじき出した城島の価値はわずかに140万ドル。実際にもらう金額のおおよそ6分の1程度しかない。140万ドルの価値の選手に800万ドル払うのである。

加えて、2013年のところの数値も注目だ。
out of baseball。つまり、野球をやっている価値なし、という判定で、これ以降、数値すら載っていない。


城島の価値140万ドルは、
MLB新人の給料に毛がはえた程度
チームの平均年俸の約3分の1

140万ドルの価値、といえばどんな数字か。
メジャー最低年俸は2006年の32万7,000ドルから2007年は38万ドルに変更され、以降1年ごとに1万ドルずつ増える。だから2009シーズンの最低年俸は40万ドル、ということになる。これが最低ラインだ。
次にメジャー全体の平均年俸だが、年々増加しているが、2001年に初めて200万ドルを超え、2008年の平均年俸は315万4,845ドルとなっている。140万ドルというと、98年ごろのメジャー平均年俸にあたる。10年でおよそ2倍になったわけだ。
MLB Salaries - CBSSports.com
http://www.cbssports.com/mlb/salaries/avgsalaries
140万ドルというと、この最低年俸40万ドルと、2008年平均年俸の315万ドルのちょうど中間よりずっと低い。もう新人の給料並み

ただでさえ高いチーム平均年俸435万ドルの
城島の年俸は、そのさらに2倍

シアトルの平均年俸は453万8,230ドルで、メジャー全体の9位にあたる。この高額ペイロールの球団の勝率がいったいメジャー全体の何位あたりなのか、言わなくてもわかるだろう。城島のサラリーは、ただでさえバカ高いシアトルの平均年俸の、さらに2倍という馬鹿馬鹿しさ。
MLB Salaries - CBSSports.com http://www.cbssports.com/mlb/salaries/teams

城島の価値は新人クレメントのわずか3分の1
ちなみに城島のチーム内のライバル、クレメントのValuationはいくらだろう。
クレメントのValuation
クレメントの2009年のValuationは437万5000ドル。城島の価値のおよそ3倍で、しかも、今後ともさほど変化しない。クレメントの437万5000ドルというValuationは、ほぼシアトルの実際の平均年俸にあたる。サラリーは高額年俸のプレーヤーに偏っているから、価値だけ見れば、クレメントはシアトルではすでに平均をかなり超えた価値のある選手ということができる。
http://www.baseballprospectus.com/pecota/clemeje01.php


Pecota 2009 for Johjima




SI.comのスカウティングレポートについては、一度とりあげたことがあるので、知っている人も多いことだろう。2008年シーズンが始まる前から既に、今後の城島の打撃成績の下降傾向を予測して、トレードすべきと断定していた。
2008年3月31日、SI.comは2008スカウティングレポートで「城島をトレードすべき」と発表していた。(1)
2008年3月31日、SI.comは2008スカウティングレポートで「城島をトレードすべき」と発表していた。(2)
2008年3月31日、SI.comは2008スカウティングレポートで「城島をトレードすべき」と発表していた。(3)

このSI.comのスカウティングレポートの2009年版が届いた。さっそく「負けが続くようなら城島以下、不良債権全員をクビにせよ」と、SI.comは結論がスピーディかつシンプルだ。

SI's 2009 MLB Scouting Reports:
Seattle Mariners - MLB - Spring Training - 2009 - SI.com
http://sportsillustrated.cnn.com/2009/baseball/mlb/03/30/mariners/

2009スカウティングレポート SI.com

If the losses start piling up early and often, a raft of players could leave town at the trade deadline, with Bedard, Carlos Silva, Kenji Johjima, Jarrod Washburn, Adrian Beltre and Miguel Batista all candidates to go. (Former G.M. Bill Bavasi committed $97 million to Silva, Batista and Johjima alone.) At that point, Zduriencik will be forced to do what he didn't this winter: tear down and rebuild.
(粗訳)
負けがいち早く、しかも、うず高く積もり始めるなら、多くのプレーヤーがトレード期限には街を去ることになる。ベダード、シルバ、城島、ウォッシュバーン、ベルトレ、バティスタ、すべてのトレード候補者が去るべきだ。 (前GMのBavasiはシルバ、バティスタ、城島だけで9700万ドルもの大金を使うという大罪を犯した) その時になったら現GMのズレンシックは、彼が今年の冬にしなかったことの実行を迫られる: (チームの)取り壊しと再建、である。


この文章のキーポイントのひとつは現GMズレンシックの手腕の無さ、ひいいては何事につけても対策の遅すぎるチーム体制についての痛烈な批判である。

SI.comの予測する2009シーズンのシアトルの予想順位はもちろん「最下位」だが、その勝敗は69勝93敗という、なかなかの負けっぷりである。ちょっと間違うと再び100敗シーズンになるぞ、と警告しているわけだ。
Sports Illustrated's 2009 MLB Scouting Reports - MLB - Spring Training - 2009 - SI.com

Former G.M. Bill Bavasi committed $97 million to Silva, Batista and Johjima alone.
「前GMのBavasiはシルバ、バティスタ、城島だけで9700万ドルもの大金を使うという大罪を犯した」という部分のcommitという単語は注目だ。
もちろん、城島の3年契約にチームの大金を使わせたのは実際にはチームのGMではなく、日本のとあるお方なわけだが
commitというのは、キリスト教英語圏では「道義の根本に反する、かなり重い大罪を犯す」という意味の言葉で、城島以下3人のプレーヤーがシーズンが始まってもないうちから罪人として名指しされているのである。
これはドストエフスキーの『罪と罰』ではないけれど、「大きな罪には必ず罰を与えるべきだ」というニュアンスがあることを暗黙のうちに示す。

上に挙げた文章でSI.comは「もし負けが早期に、しかも、かなり積み重なるようなら、シルバや城島はじめ不良債権選手たち全員クビにすべき」と言っている一方で、69勝93敗という惨憺たるシーズン予測も既にしている。SI.comにとっての結論がとっくに出ているのは誰にでもわかるだろう。

SI.comがスカウティングレポートの末尾で断定したかったことの最大の点は、今年も予想されるシアトルの不振や最下位を指摘することではなく、「前のシーズンに犯した大きな罪をきちんと罰して処理してない」という怠慢さの指摘なのだ。
前シーズンに大きな過ちを犯した。なのに、この冬にやるべきだった取り壊しと再建をシアトルはやらなかった。だから今年も最下位になるだろう。」それがSI.comのスピーディーでシンプルな結論だ。

もし負けがこんできて現GMのズレンシックが遅すぎる再建にとり掛かったとしても、全米メディアも地元メディアも、もちろん高い評価などするわけがない。それでは遅すぎるのだよと、SI.comは最初から釘をさしている。

やるべきだったのは、この冬だったのだ。
誰もがこのチームに呆れている。



シアトルタイムズのベイカーは、以前にマリナーズの社長リンカーンへのインタビューを通じて、城島の契約延長が野球の実力からではなく日本からの異例のトップダウンで決まったことをスッパ抜いた男だが、WBCからキャンプに合流した城島を「ジョー」と呼んで皮肉る記事をさっそく書いた。地元メディアは城島の正捕手復帰など、まったく望んでいないのである。
Just an average "Joh''
http://blog.seattletimes.nwsource.com/mariners/2009/03/31/just_an_average_joh.html

(資料)城島契約延長問題の発端記事を読むには
2008年5月13日、地元記者ベイカーは長い重要な記事を書いた。
(資料)城島契約問題全体の流れを掴むには
時系列にそって「城島問題」を読む。

日本の英語も読まない城島オタなどが、城島のことを「ジョー」などと呼んでメジャー気分だか、外国気分だかに浸って悦にいっているようだが、とんでもない。きちんとこの記事あたり読めばわかる。シアトルの地元の番記者たちは、FoxESPNといった全米メディアの記者も含め、メジャー最低プレーヤーなのにクビにならず、むしろ高給をとりはじめたコネ捕手のことをハッキリ見下して嫌っている。親しみをこめてJohなどと呼びかけた記事など書いたりはしない。

ただ、この記事、ベイカーが多少2重に読めるように細工している。なので、中学生英語でサラッと読んでしまうと意味はわからない。巧妙な細工の種明かしは後日にでもするとして、ちょっとヒントだけ並べておこう。

(ヒント1)
記事タイトルの、Just an average "Joh"
きちんと全文のはしばしに隠された意味の「つながり」に気がついた上でないと、このタイトルの意味からしてわからないだろう。
例えば、中学生英語で「平均的に英語をこなせるジョー(と、ベイカーが親しみを込めて呼び、城島の努力を誉めたたえた)」などと訳したのでは、ベイカーに陰で腹を抱えて笑われる。anという、数を示す冠詞がついていることで、johという単語を「城島」と直訳してはいけないことくらいの程度のことくらい、いくら中学生英語でも、わからないのでは話にならない。ベイカーがJohという単語に、別のものをかけて書き、読む人間の英語力を、城島の英語同様に、思い切りコケにしているのである。

このブログでは、とりあえずこのタイトルを「まさに、どこにでもいる新参モノ。」とでも訳しておくことにする。理由は以下にあげるヒントにもある。まずは自分の頭を使って原文を読んでもらいたい。

(ヒント2)
下記の部分、読んでいて、ちょっとひっかかる箇所がある。そう。grunted for effectという部分だ。なにも、わざわざ使わなくてもよさそうなgruntという単語を使っている。これが記事タイトルを読み解く最も大きなカギだろう。gruntとは、通常は「豚などの動物がブーブーうなる」というような意味だが、ここではおそらく違う。

This morning was a landmark event of sorts in that I had my first conversation, in English, with catcher Kenji Johjima. He was walking by where Jim Street of MLB.com and I were standing and I said "How are you?''
"I'm very good, thank you,'' he said.
At which point, my brain went "Huh?''
Normally, Johjima would respond to such a greeting with a smile and a well-meaning nodding of his head, usually with a word like "good'' grunted for effect.
"That's the first conversation I've ever had with you in English,'' I told him.

(訳)今朝ちょっと画期的な出来事があった。キャッチャー城島健司と初めて「英語で」会話したのだ。僕がMLB.comのジム・ストリートと立ってたら、脇を彼が通りかかった。「調子どう?」と言ってみた。彼は「まぁまぁだよ。ありがとう」と言った。
そのとき僕の脳は「はぁぁぁぁ???」となった。だって通常、彼はそういう(欧米流の)挨拶には、(あまり反応しないことが多いが、反応したとしても)笑みを浮かべつつ善意の意味でクビをタテに振って(日本式に無言の会釈で)返すのが通例だし、good程度の単語をわざとボソっと言うのも普通にある。「これって、君と僕が話した今までで最初の英語の会話だよね」と、僕は彼に言った。


(おまけ1)
この部分に出てくる「オライリー・ファクター」はアメリカのFOXでトップといわれる人気番組のことで、ビリー・オライリーはその番組のたいへん早口のキャスター。外国人の就労ビザをわざわざたとえ話に持ち出してきたのにも、もちろん意味はある。
この部分、城島を誉めていると読める人はよほどのお人好し。後半の文章など、メジャー4年目だか5年目だかにして挨拶程度しかできない城島の英語をひどく馬鹿にしていて笑える。

Now, I don't want to pretend Johjima is fluent enough to go on The O'Reilly Factor and get in a heated debate with ole' Billy about foreign work visas. But it was clear he understood the questioning and was able to phrase his answer so that we understood.
(訳)Johjimaがオライリー・ファクターに出て、ビリー・オライリーと外国人の就労ビザについて激論するほど(英語が)流暢だと言うつもりはない。しかし彼が質問を理解し、私たちにわかる答えを(初めて)言葉にできたのは明らかだった。


(ヒント3)
この部分にも、(ヒント1)のgrunt for effect同様に、使い方のわざとらしい単語がある。fire backである。べつにfireという単語でなくてもよさそうな部分だ。
Joh、grunt、fire、こうしてつながりのある単語を並べていけば、そろそろ意味もわかることだろう。ちなみに、英語にはfire for effectという言葉もある。
なお、後半部分で「城島は基礎英語は学んだ」と言いながら、すぐに大きくけなしているのはもちろん、「ようやく挨拶程度の英語くらいはできるようになったか」と皮肉った上で、「中南米系のスペイン語圏の野手も投手もたくさんいてスペイン語も飛び交うシアトルで、英語の挨拶程度すらやっとこさ4年も5年もかけて学んでいるようでは、捕手としてはどうしようもないわな?」という意味。

Don't get me wrong. I'm not one of those "Speak English!'' types who demands instant translation from everyone who comes over here. Johjima is a resident of Japan. Try putting yourself in his place and attempting to speak Japanese in a year or two if you went over there to play baseball six months a year. Yes, he has to understand the basics. And he does. He did last year. But as someone who speaks rudimentary Spanish, I can tell you there's a difference between me understanding one word of every three that Jose Lopez says to Yuniesky Betancourt and being able to fire back a thought or two of my own without having to think about it and write it down first.
(訳)誤解しないでもらいたい。僕は、ここに来るプレーヤー全員に簡易通訳を要求するような、「英語の国なんだから英語を話せ!」的なタイプの人間じゃあない。Johjimaは日本の住人である。彼の立場に立ってみたらいいし、そして1年か2年、1年につき6カ月野球をしに日本に行って日本語会話を試してみたらいい。ただ彼は基礎は理解しなければならない。そして彼はそうした。去年彼は基礎は学んだ。
だがしかし、(アメリカ人であってスペイン語ネイティブではない私ベイカーだが、取材に必要なため勉強して)初歩のスペイン語を話す者のひとりとしていわせてもらいたい。
(ベネズエラ出身でスペイン語を話す)ホセ・ロペスが(キューバ出身で、やはりスペイン語を話す)ユニスキー・ベタンコートに話す(スペイン語の会話の)言葉の3分の1しかわからない(=もう何年もアメリカにいて、仕事にどうしても必要なクセに、社交辞令で言ってもその程度の英語力しかない日本語ネイティブの城島の英語会話の能力や努力)と、考えをまとめてから話すだの、まず書きとめてからだのではなく、自分の考えのひとつやふたつ即座に言い返せる能力(=スペイン語ネイティブでなくても、仕事にどうしてもスペイン語が必要なので勉強して実用レベル程度には達している自分ベイカーやメジャーの取材記者たちの外国語会話能力や、スペイン語を話すプレーヤーがたいへんに多いメジャー各球団で、スペイン語が話せるように努力しなければならず、そして会話もかなり当たり前にできるようになっている他チームの英語圏キャッチャーたちの外国語会話能力。つまり、メジャーでごく普通に求められる外国語会話能力の実用レベル)とでは、まるで意味が違う。
(ブログ注:一部誤訳があったため訂正。大意には変更ありません。ご指摘に感謝します。2009年6月6日日本時間)



では、種明かしは、また明日。




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