September 2009

September 30, 2009

サイ・ヤング賞獲得のためには、今は残りゲームをとにもかくにも勝利する必要があるヘルナンデスだったが、なんとか18勝目をおさめることができた。めでたい。

今日の登板の動画
Baseball Video Highlights & Clips | OAK@SEA: Hernandez hurls 7 2/3 strong frames - Video | Mariners.com: Multimedia


恒例のストライク率だが、前の登板からうってかわって60%を切って、4四球を与えた。ストライク率57.5%は夏以降の登板としては2番目に悪い。
たしかに、この数字が示すようにヘルナンデスはけして調子がよくはなかったが、大量失点にはつながらないのが、このバッテリーのいつもの持ち味。けして球威だけに頼っているわけではない。
投手の調子の良くないときも悪いなりにゲームを作れることが、ヘルナンデスがロブ・ジョンソンとバッテリーを組む理由のひとつになっていることだろう。
今日大量失点せずに済んだ理由はもちろん、長打をまったく許していないことが大きい。それと、2、3、4回と2人以上ランナーを出してたイニングでも、ロブ・ジョンソンが慌てず後続打者のアウトカウントを冷静に増やしてタイムリーヒット連発で傷を大きくしなかったことが大きい。(4回の失点はワイルドピッチがらみ。8回の失点も犠牲フライでタイムリーではない)

オークランドの24残塁(プレーヤーLOBの総計)が、今日のバッテリーのピッチングの答え。これで9月のア・リーグ月間最優秀投手が近づいた。

ロブ・ジョンソンは今日のゲームで5連勝。今月6勝2敗だが、ロブ・ジョンソンにヘルナンデスの登板ゲームだけ先発させているチームは何を考えているのか。コネ捕手城島の先発ゲームを真っ先に減らすべきだ。
だが、結局そういうマトモなことをしないチームは、かえってコネ捕手先発ゲームの負けばかりをファンに見せつけて、晒し者にしている。だから、どうせ結局はコネ捕手の醜態を腹を抱えて笑うだけだが。ざまあみろ、というところだ(笑)


2009 ロブ・ジョンソン出場ゲーム (9月29日まで)
あらゆる月で貯金を達成。
いまや貯金の合計は22


4月 8勝5敗 貯金3
5月 8勝5敗 貯金3
6月 8勝4敗 貯金4
7月 11勝5敗 貯金6
8月 8勝6敗 貯金2
9月 6勝2敗 貯金4

シーズン通算 49勝27敗(貯金22)
シーズン勝率 .645
Rob Johnson Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

ヘルナンデスのストライク率

8月1日  104球58ストライク 55.8% 四球4
8月7日  113球70ストライク 61.9% 四球6
8月12日 105球67ストライク 63.8% 四球4
8月18日 106球69ストライク 65.1% 四球1
8月23日 101球67ストライク 66.3% 四球0
8月28日 104球63ストライク 60.6% 四球1
9月2日  114球67ストライク 58.9% 四球3
9月8日  113球69ストライク 61.1% 四球4
9月13日 109球65ストライク 59.6% 四球1
9月18日 104球65ストライク 62.5% 四球1
9月24日 108球77ストライク 71.3% 四球2 11三振
9月29日 120球69ストライク 57.5% 四球4

Oakland vs. Seattle - September 29, 2009 | MLB.com: Gameday

さて、問題のサイ・ヤング賞だが、とりあえず、今月ヘルナンデスは5勝0敗、防御率1.15だから、月間最優秀投手が獲得できればたいへん大きな後押しになる。
何度も言うようだが、かえすがえすも、9月8日のコネ捕手城島のサヨナラ負けがもったいなさすぎる。チームは疫病神からヘルナンデスから遠ざけておくべき。

ヘルナンデスの全登板
4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS 9三振
5月4日  6回自責点6  城島 負け  9三振
5月9日  4回自責点5  城島 負け
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 負け
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
6月10日 7回自責点1    バーク QS
6月16日 9回自責点0    バーク QS
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS 8三振
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS
7月9日  8回自責点1    ジョンソン QS
7月17日 8回自責点2    ジョンソン QS 8三振
7月22日 7回自責点1    ジョンソン QS 8三振
7月27日 5回2/3自責点7 ジョンソン
8月1日  7回自責点2    ジョンソン QS
8月7日  6回自責点3    ジョンソン QS
8月12日 7回自責点0    ジョンソン QS 10三振
8月18日 7回自責点1    ジョンソン QS 9三振
8月23日 6回自責点3    ジョンソン QS
8月28日 7回自責点3    ジョンソン QS
9月2日  8回自責点0    ジョンソン QS
9月8日  7回自責点1 ジョンソン→城島 QSサヨナラ負け
9月13日 7回自責点0    ジョンソン QS
9月18日 9回自責点1    ジョンソン QS
9月24日 8回自責点3    ジョンソン QS 11三振
9月29日 7回2/3自責点2 ジョンソン QS






September 28, 2009

いや。もうね(笑)
笑い止まんないわ、これ(笑)

2009年9月27日 ミットを構えない城島投手がモーションに入っていて足も降りかかっているのに、ミットを構えようとしないコネ捕手城島(8回バラハス決勝タイムリー)


ブルージェイズは、ついこの間ゲームがあったホワイトソックスとまるで同じで、「ワンパターンなリードに何度でもひっかっかって、気がつくのがとても遅いチーム」だからね。だからこの地区順位なんだよな。それはもう第1戦見て、わかってた。
だから今日の勝負はどうみても先発のローランド・スミスがへばってきて、エンジンのかかりの遅いトロント打線でさえ、城島のクソ・ワンパターンに気がつくゲーム終盤からだと思ってたら、案の定だったからねぇ(笑)笑うしかないでしょ。
もちろんローランド・スミスを8回まで引っ張った継投は、ワカマツの大失態さ。当たり前。だけど、だからこそ、8回のリードが単調になっちゃ、ダメなわけでね。根こそぎ批判されて当然。

2009年9月15日、城島マスク5連敗。4回無死1、2塁、8回二死1、3塁、城島の「2度のパスボール」で3失点。今日の城島の配球パターンは「ストレートでカウントを整え、あとは外にチェンジアップかスライダー連投」のクソワンパターン(笑)

2009年9月16日、今日のコネ捕手、リードは「ストレートは基本インコース、変化球はアウトコース」 たった、それだけ(笑)被安打9、8回にはホームラン被弾。ホワイトソックス打線の知恵の無さに助けられただけのゲーム。

2009年9月23日、打てば三振ばかりのコネ捕手城島のワンパターンリードで四球連発。先発モローのリードもままならず、ブルペン投手を大量消費した挙句に、BJアップトンに同じ外角スライダーで2打席連続レフト前タイムリーを浴び、8回裏の逆転2点タイムリーで逆転負け。

8回裏のアーロン・ヒルの四球といい、代打のアダム・リンドのタイムリーといい、下に画像あげとくからさ。よくみとくといいよ。パターンは2つっきゃないからさ(笑)

パターン(1)
まず、アウトコース高め一杯にストレートを投げる。
そこからは選択肢は2つ。
ほとんどの場合、2球目はインコースにストレート。で、3球目は、またアウトコース。
つまり、外、内、外。「左右に投げ分けるだけ」なわけね。

ほとんどは、これ。

パターン(2)
2つめは(1)ほど多くはないパターン。
アウトコース高めに初球投げたら、2球目には、インコースではなくて、アウトコースの低めいっぱいにストレートを投げるパターン。で、3球目は、アウトコース高めいっぱいにストレート。
要するに、高、低、高。こっちは「高さを投げ分けるだけ」なわけ。単純だ(笑)


分析力のある強いチーム相手ならね、ゲーム前半でつかまってるんだぜ、こんなワンパターン・リード(笑)ローランド・スミスが好投しただなんて思って見てるやつは、野球がわかってないだけ(冷笑)
Seattle vs. Toronto - September 27, 2009 | MLB.com: Gameday

2009年9月27日 4回 バティスタ シングル4回 先頭バティスタ
今日のゲーム終盤を暗示する初ヒット(笑)

初球  内角低め一杯
2球目 外角高め一杯
3球目 外角低め一杯
最初の3球すべてストライクゾーンの隅だけを狙っていることに注目。だけど判定は、全部ボールなんだわな(爆笑)それで、あわててストライク取りにいったら、結局、初ヒット食らった(笑)この窮屈な配球ぶりで今日のゲームの終盤は決まったと思ったね。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:「サンデー・フェリックス」byアーズマ

2009年9月27日 8回 アーロン・ヒル 四球8回 無死1塁
アーロン・ヒル 四球

初球  外高 一杯ストレート
2球目 外低 シンカー
3球目 外高 一杯ストレート
4球目 外低 一杯ストレート
5球目 外低 ストレート
誰が見てもわかる「高低の投げ分け」パターン(笑)8回先頭のマクドナルドに二塁打、次のバティスタにタイムリーを打たれた後の打者だからね、ヒルを抑えておけば逆転まではされなかったわけ。だけど結局、四球でこの走者が決勝点になった「傷口を四球で広げる」典型的なコネ捕手パターン。


2009年9月27日 8回 バーノン・ウェルズ 三振8回 1死1、2塁
バーノン・ウェルズ 三振

初球  外 一杯ストレート
2球目 内 低め一杯ストレート
3球目 外 ストレート(ボール)
4球目 内 ストレート(三振)
これも誰がみてもわかる「内外に投げ分けるパターン」(笑)こんな単純パターンが読めずに逆転チャンスで三振するから、バーノン・ウェルズって、たいしたことない成績に終わってしまうんだよな(苦笑)


2009年9月27日 8回 アダム・リンド タイムリー8回 2死1,2塁
アダム・リンド タイムリー


前の打者のウェルズに使って通用したのと同じ「内と外に投げ分けるパターン」初球から6球目までが全部同じパターンで、「インコースをえぐるボール球」の次は「真ん中よりのストライク」、ただその繰り返しを、3度もやった(失笑)で、タイムリー浴びて、死亡(大爆笑)


以下、動画。どのタイムリーも、ピッチャーはコネ捕手の構えたミットそのものの位置に投げてタイムリーされたのがよくわかる(失笑)
ミラーのタイムリー(動画)
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@TOR: Millar grounds an RBI single to left field - Video | MLB.com: Multimedia
バティスタのタイムリー(動画)
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@TOR: Bautista grounds an RBI single to center - Video | MLB.com: Multimedia
アダム・リンドのタイムリー(動画)
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@TOR: Lind lines an RBI single to knot the score - Video | bluejays.com: Multimedia






September 26, 2009

いよいよコネ捕手城島マスクのゲーム(=キャッチャーとして先発したゲーム、および、9月8日LAA戦のサヨナラ負けの例のように、試合途中でキャッチャーが城島に代わってから勝敗が決したゲーム、両者の総計を指す)の勝率が4割を割り込むときが目前にやってきている。

今年のシアトルを評して「100敗したシーズンの翌年にしては、よくやっている」とか、「防御率はリーグトップで安定している」などと、「城島問題」を無視した気楽なことを言う馬鹿がいるが、チームに毎年勝率4割の捕手がいる、ということの意味がまったくわかってない。

この「勝率4割」という数字の意味や重さが、ほんとうにはわかってない人が多い。
「勝率4割」
というのは、仮に160試合すべてをコネ捕手マスクでいったとすると、64勝96敗、借金32となり、ただそれだけで「屈辱のシーズン100敗」が決まってしまうという、めちゃくちゃに最悪な勝率なのだ。


結論を先にいうなら、城島がチームにいて、たとえシーズンの半分でも出場をし、この「勝率4割」をダラダラとやり続けるのを許しているかぎり、ポストシーズン進出は「絶対に」ありえない。
城島との契約におもんばかってスタメンに残し続けることは、チームのプレイオフ進出の日を待ちわびるファンに対する背任行為そのものだ。
選手との契約に汲々とするばかりで、ファンとの信頼関係を大事にしないチームは、最低のチームだ。




たとえば仮の計算として、コネ捕手城島の先発マスクを、2008年レベルの130試合としよう。
「勝率4割」で計算すると、130試合52勝78敗となり、借金は26にもなる。ポストシーズン出場のためには貯金はどんなに最悪でも20程度は必要だから(今年ワイルドカードがほぼ決定のボストンは貯金30。20でも足りない)、残り30試合を全勝したとしてさえ、貯金は4で、「絶対に」ポストシーズンには進出できない。
つまり、コネ捕手に「絶対に」正捕手をやらせてはならないのだ。

言葉でわからなければ、数字で見るといい。
「勝率4割」のコネ捕手の出場ゲーム数をどのくらい減らせばポストシーズン進出の可能性が出てくるか。数字で見れば、チームに「勝率4割」のコネ捕手が存在してはならないことなど、ひと目でわかるはずだ。

「勝率4割」のコネ捕手の出場ゲーム数別の
ポストシーズン進出の可能性
(貯金20を仮目標にした場合)

忘れてもらっては困ることはもちろん、貯金20という仮の目標数値は、けしてポストシーズン進出が絶対になる数字ではない、ということだ。今年のボストンのワイルドカード進出は貯金30であることを忘れずに読んでもらいたい。貯金20は、「ワイルドカード争いの上位にはいられる」という程度の意味であって、ポストシーズン争いとしては最低限の数字でしかない。

(1)コネ捕手城島出場 130試合 52勝78敗 借金26
→残り30試合 30勝0敗で貯金4 不可能

(2)100試合 40勝60敗 借金20
→残り60試合 50勝10敗で貯金20 不可能

(3)80試合 32勝48敗 借金16
→残り80試合 58勝22敗で貯金20 勝率.725 非現実的

(4)60試合 24勝36敗 借金12
→残り100試合 66勝34敗で貯金20 勝率.660 非常に負担が大きい。戦力、特に先発投手が揃わないと絶対に無理

(5)40試合 16勝24敗 借金8
→残り120試合 74勝46敗で貯金20 勝率.617 やや現実的

(1)および(2)城島を「正捕手」としたケース
ポストシーズンは、完全に不可能。
コネ捕手出場試合数を、130、100とした2つの計算では、試合数からして「勝率4割のコネ捕手城島」が「正捕手」という話になるわけだが、この仮定だと、ポストシーズン進出は永久に無い。
だが、そんなありえない出場ゲーム数をコネ捕手に与えたのが2008シーズンだ。2008年が、どれだけ馬鹿馬鹿しい、どれだけ無意味なシーズンだったか、これでわかるだろう。シーズン100敗したのは必然だった。
「勝率4割」のコネ捕手城島は「絶対に」正捕手にしてはならない。こんな単純なことが理解されないうちは、シアトルは永遠に闇の中。


(3)シーズンの半分、80ゲームに減らしたケース
ポストシーズンは、非現実的。
コネ捕手城島がシーズンの半分のゲームに出場したと仮定する出場80試合の場合ですら、城島でないほうのキャッチャーの勝率は、7割を越えなければいけない計算になる。
そんな馬鹿な話が非現実的であることくらい、まだ野球のルールのよくわからない小学生でもわかる。

(4)60ゲームに限定したケース
これでもハードルは相当高い。ポストシーズンはほぼ無理。
この計算ですら、城島でないほうの捕手は地区優勝するチームの中でも、高い勝率といえる.660を、シーズン通じて一度も勝率を落とさず、連綿とキープしなければならない。そんなことはシアトルの現状のチーム力を考えれば、かなりハードルが高い。
だが、これを2009年に、シアトルのこの低いチーム力の中でほぼ達成しかかったのが「ロブ・ジョンソン」である。彼の大仕事を誉めないヤツはどうかしている。

(4の別バージョン)
ローテ投手5人のうち、2人をコネ捕手が受ける
=結果的には、シーズン64ゲームとなるケース

5人のローテ投手のうち、2人の球をコネ捕手が受けると仮定すると、160試合のうちの5分の2だから、出場試合数は64になる。
この場合(3)のケースで既に計算したのと同じように、城島でないほうの正捕手は、勝率を今年のヤンキース並みの高率にキープしていなければならなくなる。
だから、2009シーズン6月以降のシアトルがやった「5人の先発投手のうち、2人をコネ捕手城島にまかせる」という方策そのものが、もともと根本的に間違っていた、ということがわかる。そんなおかしなことをやっているから、ポストシーズンに進出できないのである。

(5)40ゲームに限定したケース
=出場城島を「デーゲーム専用の控え捕手」にするケース

ようやく話が現実的になってくる。
「勝率4割」のコネ捕手がいてもポストシーズンを現実的なものにするためには、どんなに多くても、コネ捕手の出場を40ゲーム以下にしないかぎり、無理だ。出場が40ゲーム以下の捕手、というと、「デーゲームのみの出場」、つまり、本来の意味の「控え捕手」としての起用にでも追いやらないかぎり、ポストシーズン進出は無いということだ。
だが、それはもちろん、貯金20を前提にした話だ。今年のように、ワイルドカード争いに勝てるラインが貯金30になれば、コネ捕手の出場ゲームを「デーゲームのみに出る捕手」どころか、もっともっと減らさなければ無理だ。
この点で、2009年の夏、シアトルは大失敗を犯したことは、言うまでもない。観客はそのことをよく知っていて、スタジアムを離れた。



ここまで丁寧に説明すれば、
いくら馬鹿でもわかるだろう。

チームに「勝率4割」が当たり前の捕手など、いてはならない、のである。
現実的にみて、ポストシーズン進出に必要な貯金20(本当はそれ以上の貯金が必要)を達成しようと思えば、コネ捕手を、「デーゲームに正捕手が休むときのバックアッパー」、つまり「完全な控え捕手」としての出場試合数以下に抑える必要がある。
もちろん、日本にお帰りいただくのが最も適切な対策であることは、言葉にするまでもない。



2009シーズンの意味は、単にコネ捕手城島が怪我をしてくれたおかげで、出場ゲーム数が自動的に大きく減り、コネ捕手の作る借金を「偶然に」減らすことができただけの話。それでも10いくつだか借金を作ってくるのが、「勝率4割」のコネ捕手城島という不良債権だ。

ポストシーズン進出に失敗したのは、「城島問題」を軽視し、城島に出場ゲームを与えたチーム・マネジメントの大失態である。借金まみれの「城島問題」は今もほとんど改善されていない。



2009 ロブ・ジョンソン出場ゲーム (9月24日まで)
あらゆる月で貯金を達成。いまや貯金の合計は21
4月 8勝5敗 貯金3
5月 8勝5敗 貯金3
6月 8勝4敗 貯金4
7月 11勝5敗 貯金6
8月 8勝6敗 貯金2
9月 5勝2敗 貯金3

シーズン通算 48勝27敗(貯金21)
シーズン勝率 .640
Rob Johnson Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN


2009 城島出場ゲーム(9月24日まで)
無理矢理出場機会を増やしてもらって、このザマ(笑)
いまや借金の総計は「12」。天下の笑い者(笑)
4月 5勝2敗 貯金3
5月 5勝12敗 借金7
6月 1勝2敗 借金1
7月 3勝8敗 借金5
8月 7勝6敗 貯金1
9月 5勝8敗 借金3

シーズン通算 26勝38敗(借金12)
シーズン勝率 .406
(=2008年の城島先発ゲームの勝率と大差なし)
Kenji Johjima Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

2009年の捕手別の勝敗は下記の記事等を参照。

2009年8月26日、8月のロブ・ジョンソン先発ゲームはチーム勝率同等程度をキープ、「負け続け」だのは、ただの錯覚。むしろロブ・ジョンソン、ウオッシュバーンの奮闘がチームに最多の貯金を作った7月に、城島先発の借金が足を引っ張りポストシーズンへの道が断たれた。

2009年8月30日、シーズン勝率.632貯金18のロブ・ジョンソンに対し、シーズン勝率.412借金9のコネ捕手城島。7月末にウオッシュバーンを無理矢理放出し、8月以降城島の先発機会を無理矢理増やさせても、結果は何も変わらなかった。

2009年9月17日、9月に貯金を2つ増やし、勝率.639 貯金20のロブ・ジョンソン。借金を2つ増やし、勝率.410 借金11、借金まみれのコネ捕手城島。8月以降、城島先発を無理矢理増やさせ、9月にはスネルも加えたが、事態はただ悪化しただけに終わった。






2009年6月30日 8回Aロッド 2ラン.jpg6月30日 NYY戦
7回裏 Aロッド
2ランホームラン


この画像は、忘れもしない6月30日のNYY戦。
Seattle vs. NY Yankees - June 30, 2009 | MLB.com: Gameday
7回裏、ランナー2塁で、打者はAロッド。1塁があいているにもかかわらず、インコースにストレートを6連投だが投げて、勝ち越しの2ランを浴びて負けたシーン。

投げたジャクバスカスは、ゲーム後にこんなことを言って、キャッチャー城島のリードを公然と批判した。

Jakubauskas said if he had it to do over, he probably would not have thrown Rodriguez all fastballs.
"It was a good pitch, up and in," Jakubauskas said, "but you can't throw a hitter of that caliber the same pitch in basically the same location. I think we went one [fastball] too many. In hindsight, we probably should have gone with something offspeed right there."

ジャクバスカスは、もしやりなおせるものなら、Aロッドに全球ストレートを投げたりはしない、と言った。
「(ホームランを打たれた球そのものは)いい球だったんだ。内角高めのね」とジャクバスカス。「でもね。あれほど能力のあるヒッターに、同じ場所に同じ球を投げちゃあいけない。速球をあまりにも投げすぎだよ。結果論になるけど、あそこはたぶん、スピードを抑えた球で打ち取りにいくべきだったんだ」
Rare bullpen hiccup costly for Mariners | Mariners.com: News

ウオッシュバーンの移籍前の発言について、ジャクバスカスも同調する発言をしていたが、彼は本音で言えば、城島とは絶対にバッテリーを組みたくないと思っていると思う。
2009年7月23日、ウオッシュバーンは「移籍したくない」といい、「プレーヤーが売り払われないために、頑張るしかない」と語った。
2009年7月25日、ジャクバスカスは、23日に「チームに残りたい」と語ったウオッシュバーンの言葉を引き継いで、「今シーズンに希望を失っていない」と強く語った。



そして今日のトロント戦。先発はコネ捕手と組まされ続けている、哀れなフィスター。
6回裏、ランナー1塁。バッターは、前日11奪三振を奪ったヘルナンデスからさえ2本ヒットを打って、明らかに好調の2番アーロン・ヒル。
2球目からチェンジアップを投げ続けて、3球目と4球目は、ほぼまったく同じ球。2ランホームラン。まったく、哀れなもんだ。

初球  インコース ストレート
2球目 チェンジアップ
3球目 チェンジアップ
4球目 チェンジアップ
4球目は3球目とほぼ同じコースで、同じ球速。つまり、2球続けてほぼまったく同じ球を投げたわけ(笑)馬鹿か(笑)

2ランホームラン

2009年9月25日 6回 アーロン・ヒル 2ラン6回 アーロン・ヒル 先制2ラン



こちらは、まぁ、おまけ。
7回裏、トロントの1番バティスタの2点タイムリー。
3、4、6球目がカーブ。問題は、アーロン・ヒルに投げたチェンジアップ同様、4球目と6球目がほぼ同じコースのカーブであること。投手はまたもやジャクバスカス。哀れなもんだ。

キング・オブ・グラウンドボール・ピッチャー、ハラデイに完封負け。

2009年9月25日 7回 バティスタ 2点タイムリー7回 バティスタ
2点タイムリー







September 25, 2009

今日のヘルナンデスは8回108球、77ストライク、31ボール。ストライク率71.3%は、この2ヶ月では8月23日の66.3%を抜いて最高値。(調べていないが、シーズンでも、もしかするとストライク率は最高値かもしれない)

8月1日  104球58ストライク 55.8% 四球4
8月7日  113球70ストライク 61.9% 四球6
8月12日 105球67ストライク 63.8% 四球4
8月18日 106球69ストライク 65.1% 四球1
8月23日 101球67ストライク 66.3% 四球0
8月28日 104球63ストライク 60.6% 四球1
9月2日  114球67ストライク 58.9% 四球3
9月8日  113球69ストライク 61.1% 四球4
9月13日 109球65ストライク 59.6% 四球1
9月18日 104球65ストライク 62.5% 四球1
9月24日 108球77ストライク 71.3% 四球2 11三振 

ひさびさに楽にストライクをとれるピッチングにはなったわけだが、「3球に2球ストライクを投げる」、つまり、メジャーの配球術として一般的な67%程度という数値からいうなら、今日のヘルナンデスはかなりストライクが多すぎる。

それだけ、今日のヘルナンデスは三振を意識して取りにいった、といえるだろう。
そのために、一時の不調時によくやっていたシンカーを多用する組み立てではなく、ストライクの多さからわかるように、今日のヘルナンデスはストレートを投げたがった。
その結果、今シーズン最多の11三振をとれたわけだが、その一方ではバーノン・ウェルズに3ランを許した。三振を故意に狙いにいくピッチングというのは、こういう怖さがある。

9月24日のGameDay
Seattle vs. Toronto - September 24, 2009 | MLB.com: Gameday


9月、ヘルナンデスはこれで4勝0敗、防御率0.58。
月間最優秀投手を初受賞した今年6月が「3勝0敗、防御率0.94」だから、遥かに9月のほうが数字がいい。
9月最初の登板のストライク率を見ればわかるように、8月末から9月にかけてのヘルナンデスは、けして調子がいいとは言えないゲームが多かった。もし9月の月間最優秀投手を受賞できれば、それはロブ・ジョンソンの功績でもある。
もし、9月8日のLAA戦でキャッチャーを城島に代えてサヨナラ負けしたりするような馬鹿な真似をしていなければ、2009年9月のア・リーグ月間最優秀投手賞は、間違いなく、今の時点でとっくに、9月5勝のヘルナンデスに決定していた。

コネ捕手城島は、まさに
ヘルナンデスの疫病神である。


2009年9月8日、それまで安定していたローテを壊滅させてまで出場機会増を強行したコネ捕手、再びヘルナンデス登板ゲームに触手。結果、「延長10回裏サヨナラ負け」で、サイ・ヤング賞レースに、ヘルナンデスにとりつきたくてしかたがない厄病神の暗雲が再来。

ヘルナンデスのスタッツ
Felix Hernandez Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

とにもかくにも、8回3失点、17勝目。
防御率はわずかに下がってしまったが、勝ったことでサイ・ヤング賞レースに生き残ることができただろう。

ちなみに、グレインキーとヘルナンデスの比較で面白いデータがある。
2009ア・リーグで200イニング投げている投手のうち、グレインキーは、LAAのウィーバー弟や、DETのバーランダーほど極端ではないにしても、指折りのフライボール・ピッチャーのひとりである。(グレインキーのGround ball/Fly Ballの数値は、ウオッシュバーンと同等程度)
対してヘルナンデスは、ハラデイと並んで、ア・リーグで最も極端なグラウンドボール・ピッチャー。2人はア・リーグで最も極端なグラウンドボール・ピッチャーで、シーズンのダブルプレー獲得数も上位にいる。

Ground Ball/Fly Ball
およびダブルプレー獲得数
(2009年9月24日現在)
ヘルナンデスも、キング・オブ・グラウンドボールピッチャー、ハラデイ同様、ダブルプレー獲得数が多く、また、典型的なフライボールピッチャーのウィーバー弟はダブルプレー獲得数がシーズンで5つしかない。
だが、もちろん、フライボール・ピッチャーのグレインキーの併殺数が16であるように、フライボール・ピッチャー全部がダブルプレーが少ないわけではない。
フライボール・ピッチャーだらけのシアトルの投手だが、下記のデータにあげたように、ダブルプレーに仕留めるのが上手くない。
よくウオッシュバーンをフライボール・ピッチャーだからという理由で、セーフコでしか通用しないだのなんだの、とやかく言いたがる馬鹿がいるが、彼はダブルプレーが必要な場面ではきちんとゴロを打たせているように、単なるフライボール・ピッチャーに留まらない投球術をもつ素晴らしい投手である。
また、グラウンドボール・ピッチャーのヘルナンデスと、ズレンシックが無駄にトレードで獲ってきたスネルやフレンチを比較しれみればわかるように、セーフコは球場が広いからフライボール・ピッチャーを獲ってくれば活躍するなどという迷信ほど、内容の無い馬鹿げた話もない。
そんな単純な話が野球で通用するわけがない。

アーズマ     0.36  2
フレンチ      0.44  4
ケリー       0.49  4
オルソン      0.52  9
モロー       0.58  5
バルガス      0.61  11
ウオッシュバーン 0.64  16(DET含む)
スネル       0.66  4
メッセンジャー   0.67  1
ロウ         0.73  5
ローランド・スミス 0.73  5
フィスター     0.76  6
ベダード      0.80  2
ジャクバスカス   0.85  7
シルバ       0.92  4
バティスタ     0.93  9
ホワイト       0.99  5
ヘルナンデス   1.17  19

グレインキーとのQS数、QS%比較
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN


今日のアンパイアは、もともと際どい球をとらないタイプ。
打たれた6回は、今日ヘルナンデスから2安打しているイヤな先頭打者アーロン・ヒルをサードゴロにうちとって「ヤレヤレ」と思ったら、サードのベルトレのエラーで出塁させてしまった。
さらに追い討ちをかけるように、次打者のアダム・リンドに投げた初球、アウトローのカーブが低め一杯にズバっと決まった見事なストライクを、アンパイアがボール判定された。
さすがに大人になったと評判のヘルナンデスも、これにはさすがに多少イライラしたのだろう、リズムが狂って、バーノン・ウェルズへの初球スライダーが真ん中に入ってしまった。

やはりノーアウトで味方のエラーで出塁されるのは、精神的にこたえる。



ロブ・ジョンソンの打撃はコネ捕手に出場機会を与えすぎている9月のゲーム数が少ないために本来のバッティングの集中力を欠いている心配はあったが、杞憂に終わった。
ツーベースを打ったこともさることながら、なにより2つの四球が素晴らしい。
彼の選球眼の良さのポイントのひとつは、今日のような左投手の投げてくる、きわどい所に来るが最後はボールになり、打っても凡打にしかならないアウトコースのスライダーの見極めができて、しかも、手を出さないこと。だからストレート系をミスショットしてファウルしていても、四球につながる。

ヘルナンデスの全登板

4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS 9三振
5月4日  6回自責点6  城島 負け  9三振
5月9日  4回自責点5  城島 負け
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 負け
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
6月10日 7回自責点1    バーク QS
6月16日 9回自責点0    バーク QS
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS 8三振
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS
7月9日  8回自責点1    ジョンソン QS
7月17日 8回自責点2    ジョンソン QS 8三振
7月22日 7回自責点1    ジョンソン QS 8三振
7月27日 5回2/3自責点7 ジョンソン
8月1日  7回自責点2    ジョンソン QS
8月7日  6回自責点3    ジョンソン QS
8月12日 7回自責点0    ジョンソン QS 10三振
8月18日 7回自責点1    ジョンソン QS 9三振
8月23日 6回自責点3    ジョンソン QS
8月28日 7回自責点3    ジョンソン QS
9月2日  8回自責点0    ジョンソン QS
9月8日  7回自責点1 ジョンソン→城島 QSサヨナラ負け
9月13日 7回自責点0    ジョンソン QS
9月18日 9回自責点1    ジョンソン QS
9月24日 8回自責点3    ジョンソン QS 11三振






September 24, 2009

この捕手、どこまで馬鹿なのだろう。


6回は投手バティスタ、8回は投手ロウ。違う2投手でアップトンに2連続タイムリーされて負けたわけだから、明らかにキャッチャー城島の責任。

証拠もある。

打たれた
のは、どちらも「アウトコース低めのスライダー」。この馬鹿捕手が、カウントを追いこんだ後で非常によく使うワンパターンな球だ。

最も失笑するのは、8回に逆転2点タイムリーを浴びた配球。
インコース高めには、ストレート
アウトコース低めには、スライダー


「コースと球種を最初から決めつけて、対角に投げさせる」などというリードの馬鹿さ加減がわからないヤツは、野球を見るのをやめたほうがいい。ロウがこんな単調な配球するのを、ロブ・ジョンソンのゲームでは見たことがない。テレビゲームで野球をやる小学生以下だ。

この日のGameDay全体を見ればわかるが、今日のコネ捕手の配球は「ストレートを高めに、変化球を低め(特にアウトコース)に配して、全体として対角に球を散らす」という、いかにもアタマの悪い人間の考えつきそうな、単細胞丸出しリード。子供向けの野球の教則本レベル。

一度タイムリーを打たれている同じ打者に、同じコース同じ球種で攻めることも馬鹿だが、問題はほかにもある。例えば、カウントを追い込んだ後の打者への配球。

2ストライクをとって追い込んでから、いわゆる日本の野球でいう「遊び」とか、「釣りダマ」とかいう馬鹿馬鹿しいルールを、メジャーの速球派のモローやロウに要求することで、かえってカウントを悪くして、打者有利なカウントにかえてしまっている。
さらに悪いことに、平行カウントにしてしまった後は、打たれるのを怖がってきわどいコースをつこうとしてはボール連発。しかも投手がモーションを始めているのにミットを構えない。
結果、どうなるかといえば、0-2という追い込んだカウントからでさえ四球を出すようなアホなリードに終始して、ランナーを貯める結果を招いているのだ。


城島マスクのゲームでは非常に四球が多い。このことはもう何年もの間、何度も繰り返し言ってきたことだ。モロー先発のゲームも例外ではなく、城島マスクの場合に限って四球が多いことも、既に指摘してある。

2009年9月13日、モロー先発で四球とホームランが多発するのは、「城島マスク」の場合と判明。ノーコンの速球投手の「三振、四球、ホームラン」の3点セットで惨敗パターンは、まるで「悪いときの松阪」そっくり。

Seattle vs. Tampa Bay - September 23, 2009 | MLB.com: Gameday


以下はBJアップトンに2連続タイムリーを浴びた
2つの「外角低めのスライダー」
第2回WBC時そっくりの逃げリード


2009年9月23日 6回 BJアップトン タイムリー6回 BJアップトン
外角低めスライダーを
レフト前タイムリー


投手 バティスタ


2009年9月24日 8回アップトン 2点タイムリー8回 BJアップトン
前の打席で打たれたのと全く同じ、外角低めスライダーを、逆転の決勝2点タイムリー

投手 ロウ
ストレートは全てインハイ、スライダーは全てアウトローという馬鹿リード



それにしても、この馬鹿監督、最終回に、今日3安打しているソーンダースの打席に、代打ビル・ホールを送った。

もう馬鹿としかいいようがない。

ビル・ホールの元のチームがズレンシックのいたミルウォーキーだから特別扱いなのかなにか知らないが、こんな意味の選手起用をしてどうする。
おまけにまたしても、ブルペン投手の無駄使いから、結局ロウまで投入してコネ捕手城島に潰させるのだから、始末が悪い。

2009年9月15日、虚弱スネルを84球で降板させ、「城島リスク」を無視した「タラレバ継投」に失敗、好調ロウを無駄使いするだけでは飽き足らず、負けゲームに投手3人を無駄使いする無能監督の「自殺行為」と、試合後の泣き言&言い訳インタビューを笑う。



それにしても、コネ捕手のバッティングはお笑いそのもの。
ノースリーからキャッチャー・フライだの、お決まりの三振だの、打率が.240を切るのも、目前だ。最も得意なはずの9月の帳尻すら出来ないのだから、失笑する。






September 18, 2009

アダム・ムーアをデビューさせるにあたって、シーズンに10を越える借金をしたままの戦犯城島の先発マスクを減らすのではなく、チームに20もの貯金を作ったロブ・ジョンソンが先日受けて先発初勝利をプレゼントしたばかりのモローの登板をわざわざ選ぶのだから、このチームが城島保護のためにやることの陰湿さは念が入りすぎだ。
2008シーズンとGMも監督も代わっている。だが、2008年にクレメントが受けた扱いと、2009年のロブ・ジョンソンの酷い扱われようは、全く同じ。これは、チーム側の経営サイドからまったく同じ指示が出ていることを暗示するものだ。

そんなわけで、今後はなんのためらいもなく言わせてもらうことができる。

「2008年のクレメントのときと同様に、2009年シーズンも大戦犯の城島を理由なく保護する目的だけのために、ロブ・ジョンソンから理由なく故意に大量の出場機会を奪い去り、一方でクレメントを目的もなく放出し、城島を拒否したウオッシュバーンは懲罰トレードした」と。

こんなことまでして、よく人権にうるさいアメリカで、メジャー選手会の調査が入らないものだ。

このチームは本気で若手を育てるつもりなど、一切ない。
ただの「ポーズ」だ。

減り続けるホワイトソックス戦の観客動員
17,153人
16,596人
16,336人

時系列にそって読む。裏口入学のコネ捕手城島による「2009年チーム再崩壊」(9月改訂版)

Chi White Sox vs. Seattle - September 17, 2009 | MLB.com: Gameday



モローは、まちがいなくノーコン投手だが、先日のロブ・ジョンソンのゲームでは、2四球。
9月13日の記事で書いたことだが、四球とホームランをいつも多発させているわけではなく、キャッチャーによることが今日のアダム・ムーアとモローを無理矢理組ませたバッテリーでも、かえって証明された。
ロブ・ジョンソンの先発ゲームでは、四球はそれほど多くはない。「四球とホームランと三振」の3点セットは、城島の先発したゲームの話だ。

2009年9月13日、モロー先発で四球とホームランが多発するのは、「城島マスク」の場合と判明。ノーコンの速球投手の「三振、四球、ホームラン」の3点セットで惨敗パターンは、まるで「悪いときの松阪」そっくり。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年9月12日、ロブ・ジョンソンはまったくコントロールの無いモローを四苦八苦してリード、チームの6連敗を阻止して、ついにモローに「2009シーズン先発初勝利」をプレゼントした。


また、今日のモローはなんと5回2/3を、6安打6四球のボロボロのピッチング。
しかし、この毎回2人ずつランナーを出す混乱した内容でも、失点2ですんでしまうのだから、9月16日のゲームについて、「ホワイトソックス打線の知恵の無さに助けられただけのゲーム」と書いたことは、まったくもって、このブログが正しい。

というか、当然のことだ。見てわからない馬鹿は目が腐っている。


怒りのおさまらないホワイトソックスの監督
オジー・ギーエン
"Go and ask [the players]. I don't have any more quotes, seriously. What am I going to say? They [are bad]? Yes, they are."
「(クラブハウスでうなだれている選手のところにでも行って)ほかで聞いてくれ。俺からは話すことなど、何もないね、マジ。オレがなに言いたいかって?選手(のせい)かって? そうさ。やつらさ。」
Ichiro's walk-off hit ends 14-inning thriller | MLB.com: News

まぁ、たしかに、工夫のない打者ばかりのホワイトソックスではある。あれでは投手が報われない。
だが、ピアジンスキー、ポドセドニック、コネルコあたりは素晴らしい打者だし、ベッカム、ジャーメイン・ダイ、クエンティンの打撃の酷さを早めに見抜けないでスタメンにおいてLOBを大量に生産しているのは、ほかならぬ、監督のオジー・ギーエンでもある。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年9月16日、今日のコネ捕手、リードは「ストレートは基本インコース、変化球はアウトコース」 たった、それだけ(笑)被安打9、8回にはホームラン被弾。ホワイトソックス打線の知恵の無さに助けられただけのゲーム。

9月のコネ捕手城島はここまで、ヘルナンデスのサイ・ヤング賞に黄信号をともした9月8日のサヨナラ負けを含め、5連敗を含む4勝6敗と、またしてもチームの借金を増やしはじめた。

2009年城島マスクのゲームの勝率は、わずか4割しかない
これはシーズン100敗した2008シーズンの数字からほとんど改善されてない。つまり2008シーズンの中身のまま、給料だけ跳ね上がっただけということ。たいしたもんだ(失笑)

7月、ロブ・ジョンソンの作る貯金を城島の借金が片っ端から食いつぶしてチームのポストシーズンへの道が断たれた大戦犯にもかかわらず、8月にはなんの正当な理由もなくコネ捕手の出場機会を無理矢理増やし、9月はさらにスネルをコネ捕手の出場ゲームに加えたわけだが、城島だけがチームの負けを増やす構造は、まったく、なにも変化していない。

9月もロブ・ジョンソンのつくる貯金をコネ捕手が食いつぶすだけ。そんな子供でもわかるペテンの仕組みに愛想を尽かせたシアトルの固定ファンはスタジアムに来なくなってきている。

コネ捕手城島と組みたがらないウオッシュバーンを無理矢理トレードしてまでローテ投手の大半を組み替える一方で、城島先発ゲームを理由もなく無理矢理に増加させてみたところで、結局、保育園捕手城島のだしてくる結果は、まったく何も変わらなかったのである。

2009年の捕手別の勝敗は下記の記事等を参照。
2009年8月26日、8月のロブ・ジョンソン先発ゲームはチーム勝率同等程度をキープ、「負け続け」だのは、ただの錯覚。むしろロブ・ジョンソン、ウオッシュバーンの奮闘がチームに最多の貯金を作った7月に、城島先発の借金が足を引っ張りポストシーズンへの道が断たれた。

2009年8月30日、シーズン勝率.632貯金18のロブ・ジョンソンに対し、シーズン勝率.412借金9のコネ捕手城島。7月末にウオッシュバーンを無理矢理放出し、8月以降城島の先発機会を無理矢理増やさせても、結果は何も変わらなかった。



2009 ロブ・ジョンソン出場ゲーム (9月17日まで)
あらゆる月で貯金を達成。いまや貯金の合計は20
4月 8勝5敗 貯金3
5月 8勝5敗 貯金3
6月 8勝4敗 貯金4
7月 11勝5敗 貯金6
8月 8勝6敗 貯金2
9月 3勝1敗 貯金2

シーズン通算 46勝26敗(貯金20)
シーズン勝率 .639
Rob Johnson Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN


2009 城島出場ゲーム(9月17日まで)
無理矢理出場機会を増やしてもらって、このザマ(笑)
いまや借金の総計は「11」。天下の笑い者(笑)
4月 5勝2敗 貯金3
5月 5勝12敗 借金7
6月 1勝2敗 借金1
7月 3勝8敗 借金5
8月 7勝6敗 貯金1
9月 4勝6敗 借金2

シーズン通算 25勝36敗(借金11)
シーズン勝率 .410
(=2008年の城島先発ゲームの勝率と大差なし)
Kenji Johjima Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN






September 17, 2009

今日も今日とて、高校野球みたいな単細胞リードのコネ捕手城島。

プレイオフがないというのに、ファンに今のチームの目的を明確に示すこともせず、ただただゲームをこなすチームの、漫然としたゲーム。

観客は昨日の17,153人から、さらに減って
わずか16,596人
このチームはファンが望んでもないスタメンと方針で野球をやり、毎日自分で自分の首を絞め続けている。

昨日の最悪なゲームでワカマツが無駄にロウを使ってしまい、今日のゲームのポイントは、ローランド・スミスが6回で終わるのか、それとも7回までもたせられるか、にあったどちらにしてもロウは今日も使って、明日以降はロウは使えない、と(笑)馬鹿だねぇ。ワカマツ。(注:結局、ロウは使わないかわりに、ローランド・スミスを8回まで投げさせて、ホームランを打たれた(笑)馬鹿だねぇ、ワカマツ)
2009年9月15日、城島マスク5連敗。4回無死1、2塁、8回二死1、3塁、城島の「2度のパスボール」で3失点。今日の城島の配球パターンは「ストレートでカウントを整え、あとは外にチェンジアップかスライダー連投」のクソワンパターン(笑)

昨日のゲームを見てもわかるとおり、ホワイトソックス打線は、LAAのような順応力、即応力は全く無い。ホワイトソックスの打者のポイントは昨日同様、2巡目、3巡目の打順に、「コネ捕手のリードの単調さ」に気がつくかどうかだけ(笑)

クエンティンはやっぱり、昨日のゲームでわかったことだが、相手投手のパターンをまったく考えずにバットを振る打者。ダブルプレー。こういう打者がいるから、みんな城島のヘボいリードに気がつかない(笑)

Chi White Sox vs. Seattle - September 16, 2009 | MLB.com: Gameday

4回表
ピアジンスキーのシングルは、外のスライダー。
次のコネルコが打ちそこなったのは、内高めのストレート。
ラミレスが手を出したクソボールは、外のチェンジアップ。
まったく予測どおりなのに、打線がこれじゃ、な。

5回表
やはり、というか、この2巡目のイニング、本来なら失点しているはずのヒット3本。失点せずに済んだのは、またもクエンティンのミスか(笑)いやはや。
クエンティンのヒットは、インハイのストレート
(セカンドを欲張ってアウト)
リオスのヒットは、インローのスライダー(これは例外だったな)
ニックスのヒットは、インコースのストレート

まったく予測どおり。この時点でホワイトソックス、シアトルより多いヒット7本だからな。なのに、0点(笑)

2009年9月16日 6回 ピアジンスキーへの典型的な攻め6回 ピアジンスキー
ショートゴロ


この日の典型的なコネ捕手城島の配球パターン。こんなのが6回になっても通用するのが、ホワイトソックスのダメなところ(苦笑)
インコースのストレートと、アウトローのスライダーを、ただ交互に投げただけ(笑)


7回表
無死1、2塁でクエンティン、ライトフライ。やれやれ・・(苦笑)
ほんとにしょうがない打者だ。素晴らしい強力打線。

2009年9月16日 8回 ベッカム ソロホームラン8回表 ベッカム
ソロホームラン

すでに100球投げているローランド・スミスを8回にも投げさせたのは、完封狙いというより、投手の節約。偶然無失点に抑えただけの5回、7回を見ても、8回のマウンドにローランド・スミスを送りだす無神経さは、単なる欲張り。昨日ロウを無駄使いしたツケを、こんなところで払うワカマツ。


ダンナの給料日に、給料全部を使い果たして豪勢な夕食を作ってしまい、翌日からはカップ麺を食わせる、なんのヤリクリ能力もない、ガキみたいな主婦。しかも、その豪華なはずの夕食も「塩加減」を間違えていて、食えたものじゃない。

そんな「ヤリクリ」の下手な主婦のダンナだったら、たまったものじゃないが、シアトルの監督のワカマツは、そういう「ガキ主婦」だからしょうがない。



9月15日のホワイトソックス戦後のインタビューは、なにげないセリフではあったが、ハッキリとわかったことは「この新人監督は、ただの新米主婦に過ぎないこと」がよくわかった、ということ。
この監督、正確に先を読み、ヤリクリ上で諦めるしかない部分はスッパリ諦め、使うべき場面では人材を的確に使って、現状戦力を有効に使いきれる手腕など、まったくない。
ただの、慌てモノ。決断力もない割りに、言い訳が多いし、贅沢なことを言う。

この監督では勝率はけして上り詰めることはない。4勝3敗だの、4勝5敗だのを永遠に続けるのが精一杯だろう。

インタビューでは、自分のミスは認めず「7回をまかせられる投手が手元にいないから負けた」と言わんばかりだが、「タラレバ」で監督業は務まらないし、パーツが足りないから補充してくれとか「泣き言」を言えるのは、監督自身がヤリクリの手腕を示してからの話だ。

料理の下手な主婦にフカヒレやフォアグラは全く必要ない。白菜とキャベツでうまい料理を作れるようになってからの話だ。


Mariners Blog | Mariners' loss to White Sox takes a toll | Seattle Times Newspaper

"This game was a lot about the bullpen, obviously,”Mariners manager Don Wakamatsu said. "You win games by getting your closer in the ballgame."
マリナーズの監督ワカマツは「明らかにこのゲームは、ブルペンには荷が重かった。勝利はクローザーを投入してこそ得られる」と言った。

Noting that Aardsma has pitched just once in the last 10 days, he added, "We have to find the guy that's going to step up and give us a solid seventh."
アーズマがこの10日間たった一度しか投げていないことに触れ、ワカマツはこう付け加えた。「ステップアップして、安定した7回を生み出してくれる投手を、我々は見つけなければならない。」


何を言っているのだろう、このアホ。(こんな言い訳話を、これっぽっちも批判しない地元メディアも、まったく機能もしてないとしかいいようがない)
まず、継投をおかしくしたのは、ワカマツ自身の決めた「先発スネルの早すぎる降板」だ。

ワカマツは、クレメントとセデーニョを安売りして獲ってきた虚弱投手スネルを、たったの84球(6イニング)で降板させている。
この過保護投手、シアトルに来てから、一度も7イニング投げたことがない。甘やかすのも、いい加減にしろといいたい。スネルは100球投げられないのではない。実際、8失点した8月11日のヤンキース戦(捕手城島)でさえ109球投げ、直近9月9日のLAA戦でも負けたが、100球投げている。

というのに、ワカマツは1点差のシチュエーションで過保護のコネ捕手同様の「過保護投手」スネルを、84球で降板させてしまったことで、7回、8回、9回と、3イニングもの間、最少得点差をコネ捕手城島マスクで守りきらなければ勝てない「選択」をした。

こんな選択、そもそもありえない。
リスクを抱えすぎ、という程度ではない。
まず成功しない。ただの「自殺行為」だ。
(関係ないが最近ホームの観客が激減した理由の大半は、この「自殺行為」の多さにあるとみている。トレード、采配、城島、選手起用。観衆は馬鹿じゃない。)

まず基本的に「CERA5点のコネ捕手城島マスクのゲームで、1点差をゲーム終盤の3イニング守りきるという選択」それ自体が、「チームの自殺行為」なのはわかりきっている。

ゲーム終盤にロウを投入しようが、アーズマを投入しようが、この「コネ捕手城島リスク」はついてまわる。ついこの間のヘルナンデス登板試合で、キャッチャーを城島に代えてサヨナラ負けしたのを、ワカマツはもう忘れたのか。


「1点差を3イニング絶対に守る選択」が可能になるのは
「キャッチャーが城島ではない」
「ホワイト、ロウ、アーズマの3人がブルペンにいるか、または、ロウが2イニングを投げられる疲労度にある」
「彼らの調子が悪くなく、イニングをまかせきれる」

という特殊な場合のみだ。

おまけに、こんな「贅沢な料理法」は、5人のローテで毎試合使えるわけじゃない。日本のプロ野球阪神のJFKシステムとは違う。

そもそも不完全な継投であっても競った勝ちゲームをモノにできる手腕が監督になければ、勝率を大きく上向かせることなど、できるわけがない。


ワカマツは7回にケリーを投入した。
コネ捕手城島マスクのゲームにケリー投入で無駄にリスクを犯し、さらに、よせばいいのにロウを無駄使いしてまで失敗したのは、「城島問題」の認識の甘いワカマツ自身のミスであり、ワカマツの責任だ。

もしケリーが7回を抑えていたら、ロウ、アーズマと投入して、試合を終わらせられるとでも思ったのだろう。だが、そのケリーが抑えられなかったから、7回をきちんと抑えられる投手がいれば勝てた、と言い訳したわけだ。

だが、そもそもケリー投入にはリスクがあり、そのリスク回避の方法もあったにもかかわらず、その両方をケアせずギャンブルして負けたのは、ワカマツのミスだ。

復帰後のケリーが、理由はわからないが、復帰前のケリー自身や、好調時のホワイトほど、安心できる投手ではなくなったことは、誰でもわかっている。そのケリーを1点差ゲームの終盤で投入する、ということは、今の時点では「リスクを覚悟する」という意味にしかならない。

また最近のゲームを点検すればわかるが、ロウはこのところよく2イニング投げさせられている。スネル先発の1点差ゲームをどうしても勝ちたいのであれば、7回アタマからロウという選択もあったわけだが、ワカマツはあえてそうはしなかった。

また7回にケリーをロウに代えるタイミング自体、おかしい。
ランナー1,2塁のピンチだったが、ケリーが三振をとって1死にしてから交代させている。三振をとれたケリーを続投させてもいいわけだが、ワカマツは急に肩を作ったロウを登板させ、結果、打たれている。


ダメ主婦が、調理法を知りもしない食材をドカスカ鍋に放り込んで、意味のわからないまま煮込んでいるのと、まるで同じ。コネ捕手城島マスクの1点差ゲームが、こんな「タラレバ」で勝てると思っているのか。

この監督、結局「城島問題」を本当に甘く見たままシーズンを過ごし、ミスを犯し続けている。


ホワイトソックス第一戦では、結果的にロウまで無駄使いしてしまい、ロウがこのあとのローテで投げられるゲーム数を限定してしまった。さらには7回に3点とられて負け試合になっているのにもかかわらず、メッセンジャー、オルソン、バティスタと、3人も投手を使ってしまい、これからのゲームで使うセットアッパーがいなくなってしまうような無駄なことをする。

馬鹿としかいいようがない。


プレイオフ進出の可能性など全くないのがわかりきっているのに、セプテンバーコールアップで上げてきた選手(正確にいうと、マイナーにも人材が枯渇しているにしても)が、オルソンだの、バルガスだの、もうメジャーで結果のでてしまった「終わった投手」ばかりで、可能性のある若手を試しもしないクセに、「7回を抑えられる中継ぎが欲しい」?(失笑)笑わせてくれる。

コネ捕手とワカマツはキャベツの千切りでもして料理の練習でもしておけ。話はそれからだ。






September 16, 2009

まだゲームが終わったわけではないのだが、4回の失点について書きたくなった。今日の配球はまだシアトルがリードしてる2イニング目以降くらいからわかってたから、早めに記事を書き出した(笑)予想どおりの逆転負け(笑)こういうのは今までも、春先のLAA戦とか、何度かやってるわけだが、これからは時間があれば、ゲーム途中でコネ捕手の配球パターン、ばんばんバラしてやろうっと(笑)

先発はスネル。9月恒例、コネ捕手城島マスクの大連敗が始まった。5連敗(笑)そしてこれも9月お約束の、帳尻あわせのヒット(笑)

9月、予想どおり、「今シーズン4度目」の城島の「大失態月間」が着々と進行中(失笑)

Chi White Sox vs. Seattle - September 15, 2009 | MLB.com: Gameday

2009年9月9日、スネルまで欲張った厄病神の哀れな6失点連敗。コネ捕手の「ニセ正捕手」復帰で、止まらない減少が再開したシアトルのわずかな貯金。5月、7月、8月に続き、「今季4度目」の城島の「大失態月間」、始まる。

2009年9月10日、2009年版「ニセ正捕手復帰工作」がチームに与えた大打撃、ぞして今季4度にわたるコネ捕手の大失態。

今日のコネ捕手のスネルに対する配球は実に簡単な仕組みだ。
ストレートでカウント作って、最後はアウトコース低めにチェンジアップかスライダーのどちらかを集めて、変化球の連投。

ただそれだけ(笑)


誰が打席に入ろうとまるで同じパターンなんだから、そりゃあ、2巡目以降にはつかまることになる。
1巡目につかまらなかったのは、ホワイトソックス打線が、馬鹿みたいにブンブン振り回すから。例えばベッカム。ジャーメイン・ダイ。クエンティン。LAAの打者のように前の打者の配球をよく見て頭にいれて打席に入っていない。そりゃ、チームのRISPが4-16とかになるわけだ。


今日のコネ捕手城島の配球の攻略パターンは、たった2つ。
「初球か、2球目に必ず投げてくるカウントをとるための甘いストレートをたたく」
「カウントが追い込まれたら、アウトコース低めの変化球を狙う」



つかまったのはやはり2巡目の4回。まず先頭のピアジンスキーに初球のストレートをたたかれた。
コネルコを歩かせてしまい、無死1、2塁。ここで城島が1回目のパスボール。
無死2、3塁。

2009年9月15日 4回ピアジンスキー シングル4回 ピアジンスキー
初球ストレート シングル


左の画像をよく見ると、左上に、return to liveという文字列が見えるはず。これは、ゲーム途中で採取した場合にだけ出る表示。ゲームが終わった後に採取すると出ない。

コッツェイには、1−1からスライダーを打たれた。2点タイムリー。
ジャーメイン・ダイはワンバウンドが2球続いたあと、2-1からストライクカウントを増やしにきたストレートを、センターへ大飛球(アウト)

配球バレバレ(笑)

2009年9月15日 4回コッツェイ 2点タイムリー4回 コッツェイ
2点タイムリー


得意のワンパターン配球だ(笑)初球のストレートでストライクを取るのはいいとして、次のチェンジアップでボールなら、3球目は本来「ストレートで追い込む」のがパターンのはず。なのにスライダーを投げたのは、明らかに「勝負を急いだ」ため。自ら墓穴を掘った。



そして7回。
コネ捕手さん、ランナー貯められた挙句、お得意の「アウトコース低め連投」で、狙い打ちされて逆転(笑)笑いが止まりませんな。下の画像を見て、球がだんだん、だんだん中に寄っていってるのを確認するといい(笑)投手って、同じ球種を同じコースに続けて投げさすと、だいたいこうなるもんだ。
これ、ピッチャー、このところ絶好調のロウですぜ?(笑)とても同じ投手とは思えん(笑)

2009年9月15日 7回コネルコ タイムリーツーベース7回 コネルコ
タイムリーツーベース



いま絶好調のロウを7回途中で無駄に使って、すぐに交代。

コネ捕手じゃ、投手が何人いても足りるわけがない。たぶん1ゲームあたり、ロブ・ジョンソンのゲームより使う投手が1人か2人多いんじゃないか。

と・・・思ってたら、8回はメッセンジャーにオルソン???
負けてる試合に何人投手をつぎこむつもりだ、ワカマツ。馬鹿か。過保護もほどほどにしろ。

と。そこで、コネ捕手城島、8回二死1、3塁の場面で、「本日2度目のパスボール」、追加点献上(失笑)

とことん使えないな・・。おまえは(爆笑)

で、最終回はバティスタまで投入。
ほんと、ワカマツ、馬鹿。

こんな馬鹿捕手の負けゲームに投手を注ぎ込んでるから、勝てるロブ・ジョンソンの先発マスクのゲームで中継ぎが足りなくなるんだ。






クリフ・リーがナッツ、ワシントン・ナショナルズを124球で完封して、14勝目。
124球のうち、ストライク84、ボール40。ゲームは見ていないのだが、ストライク率の高さから、抜群の安定感だったことはわかる。ナッツは散発の6安打。

Washington vs. Philadelphia - September 15, 2009 | MLB.com: Gameday

クリフ・リーの勝敗はこうなった。
移籍前 7勝9敗
移籍後 7勝2敗

Cliff Lee Career Statistics | phillies.com: Stats

今シーズンのナ・リーグのサイ・ヤング賞は、リンスカムで決まりだろうけれども、来シーズンには(防御率をもうすこし改善できるなら)クリフ・リーにもチャンスが巡ってくるのではないだろうか。






September 15, 2009

前回の記事を読んでいない人もいるだろうし、まずデータをその記事からいくつか転載しておく。
問題にしたのはホーム/セーフコでの「平日、それも月曜から木曜の、1日あたりの観客数が、8月に異常に激減した」こと。まずは下の数字を見て、この「異常さ」を頭に入れておくといい。(元データはMLB公式およびBaseball Reference。以下、特に注釈を加えず『数字』という場合、この『平日月曜から木曜の、1日あたりの観客数』をさす。)
2009年8月27日、平日月曜から木曜のスタジアムに陣取るコアな観客層が落胆し、拒絶した「2009年8月のシアトル野球」。(1)

4月 18,154人
5月 17,777 (前月比 − 377
6月 21,370 (前月比 +3,563
7月 26,102 (前月比 +4,732
8月 20,231 (前月比 −5,871

平日月曜から木曜の観客動員に限った理由はもちろん、「週末でない平日でもスタジアムに足を運んでくれるようなコアな観客層が、2009年夏以降のシアトルの野球にどういう反応をしているか?」を見るため。
数字から8月になって、コア層の観客たちがバッタリとスタジアムに来なくなったという異常事態がよくわかる。

次の数字は、この数シーズンの7月から8月にかけてのデータ。8月というのに観客が激減するというのが、いかに異常な事態か、見ておくべき。

2006年7月 30,120
2006年8月 32,104

2007年7月 26,861
2007年8月 40,786

2008年7月 23,464
2008年8月 26,123

2009年7月 26,102
2009年8月 20,231

2009年8月の観客動員の詳細
第3週ホワイトソックス戦 21,049、19,385、24,427
第5週オークランド戦   21,056、17,661、18,695
第6週ロイヤルズ戦    19,345

参考:
2009年9月のLAA3連戦の観客動員
18,959 先発フレンチ
18,542 先発フィスター
22,130 先発ヘルナンデス 相手先発カズミア

2009年8月に例外的に24,427人を集めたWソックス第3戦は、ヘルナンデスと、ホワイトソックスの完全試合男バーリーとのマッチアップ。
2009年9月のLAA3連戦は、2試合は観客が1万8千しか入らなかったが、第3戦のヘルナンデス、カズミアのマッチアップは22,130人はいった。
過去の数字を見ても、首位のLAA戦だから観客が増える、という現象はほとんどない。だから、集客ファクターになったのは「ヘルナンデスと有名投手のマッチアップ」だ。


これらの単純な数字の羅列からでさえ、コア層の観客の関心事には、「序列のある集客ファクターがある」こと、そして観客がより多くスタジアムに集まるのは、「集客ファクターが、単一ではなく、複数重なった場合」であることは子供でもわかる。

では、その「集客ファクター」の序列はどうなっているだろう。


仮にだが、シアトルのコア層がスタジアムに来る動機づけになる「関心」の優先順位を次のようにつけておいてみる。(どの球団でもア・リーグ人気球団(NYYやBOS)との対戦は動員が増えるはずだから除外しておく)

1 チームのプレイオフ進出の可能性
2 ヘルナンデスと対戦チームの有力投手のマッチアップ 
3 ヘルナンデス登板、LAA(同地区上位球団)との対戦
4 その他のゲーム

仮説の検証 1
「2009年の8月の観客激減」は、「チームのプレイオフ進出が事実上なくなったことが大きな原因」かどうか

チームにプレイオフ進出の可能性があった2007年には、7月から8月にかけて観客の大幅な増加がみられたことから、「プレイオフ進出の可能性」が観客の高い関心事のひとつなのはたしかだ。
しかし、プレイオフもへったくれもなかったシーズン100敗の2008年ですら、7月から8月にかけては観客数は増えている。8月という月は、たとえチームが最下位だろうと、プレイオフ進出の可能性が皆無だろうが、観客は増えるものなのだ。
それが2009年に限っては大幅に減少した、そこが問題なのだ。

これらのことから、2009年8月の異常な観客減は、「プレイオフ進出の可能性がほぼ無くなったこと」だけでは、説明できない。

そもそも、月曜日から木曜日にかけてスタジアムに来てくれるようなコアな観客がありがたいのは、プレイオフ進出が無くなろうが、なんだろうが、応援してくれるところに大きな価値がある。
そして、この記事の最も大きな関心は、そうした、「プレイオフ進出の可能性が無くても球場に来て応援してくれていた忍耐づよい観客ですら、2009年8月のシアトルには愛想をつかした」という点にある。
「プレイオフ進出」はこの話にあまり関係がない。

仮説の検証 2
「観客動員」と「ヘルナンデス」の関連性からわかること

「ホームのヘルナンデス登板ゲーム」というのは、ホームのシアトルが勝つ確立が最も高いゲームだから、ホームチームが勝つのを見たい観客が集まるのは自然なことだ、と思うかもしれない。
だが、4月以降をずっと追いかけてみても、平日のゲームでヘルナンデスが投げて、観客が18,000しかはいらなかったゲームもちらほらある。
ヘルナンデス登板ゲームだけが特別で、他の先発投手と比べて観客がより多く集められるとはいえないのである。数字でいうと、ヘルナンデスが投げるというファクターのみでは、2万人すら越えられないことが往々にある
便宜的に、18,000人の、ほぼ固定ともいえる観客動員数、つまり「チームの順位と関係なく、誰が先発でも関係なく、とにかくスタジアムに来る客」を「1次ベース客」と呼んでみる。
ヘルナンデスが人気投手なのは間違いない。だが、「ヘルナンデス」という集客ファクターだけで呼べるのは、「1次ベース客」までである。


仮説の検証 3
「観客動員」と「投手のマッチアップ」の関連性からわかること

観客が2万人を越えるのは、いくつか例をあげておいたが、ヘルナンデスとバーリー、ヘルナンデスとカズミア、という風に、エース、ヘルナンデスと、相手チームの有名投手の投げあいというケースだ。
この「先発投手やカードによっては、スタジアムに来てくれる客」を「2次ベース客」と呼んでみることにする。


シアトルの場合、コアな観客層の「2次ベース客」は、ホームチームが勝つとか、ヘルナンデス登板とかだけを楽しみに、のんべんだらりと球場に来てくれるわけではない。
むしろ「2次ベース客」が望むゲームは、「熱くなるカード」「いいゲーム」だ。

これは同じ野球ファンとして、気持ちはよくわかる。彼らは、せっかくスタジアムに行くなら「いい試合」が見たいと望んでいるのである。
ただ、この「2次ベース客」、2009までのシーズンでは「1次ベース客」とそれほど行動様式に差異があったわけではないように思える。2009年までは「2次ベース客」も、8月になれば自然とスタジアムに足を運んでくれていたのではないか。


仮説の検証 4
2009年8月に、シアトルは「2次ベース客」を大量に失った

「2次ベース客」にとって、「プレイオフ進出」というファクターは「セーフコで野球を見て熱くなれる」大きな要因のひとつではあるが、それがスタジアムに足を運ぶ動機の全てか、というと、そうではない。

かつて「2次ベース客」は、たとえチームは最下位でも、「1次ベース客」と同程度ではないにしても、かなりの数がスタジアムに来てくれていた。
2009シーズンは彼らのパフォーマンスが多少変化したが、夏までの時点では、いいゲームになりそうな投手マッチアップや対戦カードなら、たくさんの「2次ベース客」がスタジアムに来てくれていた。

ところが、2009年の7月から8月にかけてシアトルは「プレイオフ進出だけが理由ではない、何かほかの理由を含めた大きなチームマネジメント上のミス」を犯して、「『2次ベース客』を大量に失った」、そう考えると、矛盾だらけの仮説1と仮説2を多少は包含して考えていくことが可能になる。

そして、パーク・ファクターとしても「投手」が重要な位置を占めるセーフコの「2次ベース客」にとって、「投手」というのはスタジアムで見るゲームをチョイスする上で、たいへん大事なファクターであるのは間違いない、と考える。






September 14, 2009

イチローがとうとう世紀を代表する大記録に到達した。9年連続200本安打。
正直、ファンとしても当のイチローと同じで肩の荷が降り、ホッとした。これで、これからやっと楽な気持ちでゲームを見ることができる。有難い。毎年同じことを言っている自分も工夫がなさすぎると思うが、毎年思うことだからしかたない。
Ichiro sets MLB record on infield grounder | MLB.com: News(動画あり)

それにしても、胃潰瘍、ふくらはぎの怪我。壁の多いシーズンだった。
4月の一時欠場を知ったときは、正直「今年とうとう大記録も途切れてしまうのか・・・」と、内心不安にかられたものだ。
しかしイチローは、それが記録達成であれ、WBCであれ、いつも最後には「主役」として立派に仕事を達成してくれる。ファンが心配するようなことは、毎度毎度、結局ほとんど必要ないのである。

もちろん、そういう選手なのだとわかっている。わかっていても、やはりハラハラして一挙手一投足、見ずにはいられない。こんなブログをやっているとよほどの変人に思われていることだろうが、日本中どこにでもいる、ごく平凡なイチローファンである。

ある場所で、「今シーズンの欠場で、イチローは休みながらシーズンを過ごしたほうが、結果的に記録達成も早いし、成績も良いことがわかった。年齢のこともある。これからは休みながらシーズンを過ごしてほしい」という意味のことを書いている人がいた。まったく同感である。
だが、野球をするために生まれてきた永遠の野球小僧イチローを、誰がそんな屁理屈で休ませることができるだろうか?到底無理に決まっている。
イチローに「休め」、などと正面きって従わせられる人は、かの仰木さんしか思いつかない。

仰木さん。イチロー、今年もやりましたよ。
だから、これからは少しは休みもとりながら野球するように、どうか仰木さんからきつく言ってやってください。
仰木彬 - Wikipedia



今日のよき日を祝うように、ヘルナンデス15勝目。サイ・ヤング賞レースに首の皮一枚残っている。これからも負けることはできない。
9月8日の登板ではロブ・ジョンソンに代打を出してしまい、最後には城島マスクでサヨナラ負けした。あのゲームが、ヘルナンデスのサイ・ヤング賞レースにどれだけ悪い影響があることか。ヘルナンデスの邪魔をしたくないなら、「城島問題」がよくわかってない監督ワカマツもちょっとは頭を使うべきだ。

Seattle vs. Texas - July 30, 2009 | MLB.com: Gameday

ヘルナンデスがグレインキーとア・リーグ首位を争っている指標に、QS数QS%がある。この日の勝利で、ヘルナンデスのQS数は25になって、グレインキーを1つ上回ったが、QS%はグレインキーと同じだ。ひとつQS数が多いのに、QS%は同じというのでは、正直印象はもちろんグレインキーのほうがいい。もちろんグレインキーの一番の強みは防御率の良さだ。
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN



今日のフェリックスのストライク率は59.6%。(109球。65ストライク、44ボール)けして絶好調という感じではない。
前の登板よりも四球がだいぶ減ったのはいい。四球で崩れる脆弱な投手ではないが、無駄な四球は出さないにこしたことはない。


8月1日  104球58ストライク 55.8% 四球4
8月7日  113球70ストライク 61.9% 四球6
8月12日 105球67ストライク 63.8% 四球4
8月18日 106球69ストライク 65.1% 四球1
8月23日 101球67ストライク 66.3% 四球0
8月28日 104球63ストライク 60.6% 四球1
9月2日  114球67ストライク 58.9% 四球3
9月8日  113球69ストライク 61.1% 四球4
9月13日 109球65ストライク 59.6% 四球1

テキサス先発のホランドは7勝10敗とさえない成績にみえるが、シアトルは相性がよくない。
デレク・ホランド投手の全ゲームログ
Derek Holland Stats, News, Photos - Texas Rangers - ESPN
覚えている人も多いだろう。忘れもしない7月30日だ。9回2アウトまで1安打に抑え込まれて、あわや完封+準完全試合というところまで追い込まれた。最終回に1点だけはどうにか取って、1-7でボロ敗けしたわけだが、1ヶ月半ぶりに借りを返すことができた。



ヘルナンデス2009全登板ゲーム
Felix Hernandez Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS 9三振
5月4日  6回自責点6  城島 負け  9三振
5月9日  4回自責点5  城島 負け
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 負け
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
6月10日 7回自責点1    バーク QS
6月16日 9回自責点0    バーク QS
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS 8三振
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS
7月9日  8回自責点1    ジョンソン QS
7月17日 8回自責点2    ジョンソン QS 8三振
7月22日 7回自責点1    ジョンソン QS 8三振
7月27日 5回2/3自責点7 ジョンソン
8月1日  7回自責点2    ジョンソン QS
8月7日  6回自責点3    ジョンソン QS
8月12日 7回自責点0    ジョンソン QS 10三振
8月18日 7回自責点1    ジョンソン QS 9三振
8月23日 6回自責点3    ジョンソン QS
8月28日 7回自責点3    ジョンソン QS
9月2日  8回自責点0    ジョンソン QS
9月8日  7回自責点1 ジョンソン→城島 QSサヨナラ負け
9月13日 7回自責点0    ジョンソン QS






ブーイングの原因は、コネ捕手城島の出すサインがフィスターにあまりにもクビを振られ続けるために、何度もマウンドに行くため。

投手とサインが合わなさ過ぎて相手チームの観客にブーイングを受けるキャッチャーを、生まれて初めて見た


アウェイのスタジアムの観客は、対戦相手のキャッチャーがピンチでマウンドにいくのなら、文句は言わない。彼らのホームチーム自軍にとってはチャンスの場面だからだ。
そうではなく、ただ「ピッチャーとサインがあわない」ことを理由に、それもたいしたピンチではない場面で、キャッチャーが何度も何度もマウンドに行くのを黙って許してくれるわけがない。



ダブルヘッダーは、もしゲームに遅延がなく定刻に開始されていても、普段のゲームより以上にお互いにサクサクとゲームを進めるのが常識。対戦するどちらのチームの選手も「無駄を省き、スピーディーにゲームを進める」のが暗黙の了解だ。
ましてこのゲームは、ただでさえ時間が限られるダブルヘッダー第一試合というのに、雨でゲーム開始時点で5時間以上もズレこんで始まっている
さらには、このダブルヘッダーの翌日は、シアトルはゲームがなく休めるが、テキサスはオークランド戦があって、休めない

ただでさえ時間がない。そのことは、スタジアムで何時間も耐えに耐えてゲーム開始を待ってきた観客が一番よくわかっているのである。

なのに、コネ捕手ときたら、サインがあわないといっては、何度も続けてマウンドに行く、きわどいスイングのほとんど全てを塁審に確認したがるで、本当にどうしようもない。メジャーのシステム、自分の置かれた状況をまったく理解していない。

ブーイングされて当然。

雨の影響で5時間も遅れたゲームを待ってくれていた観客は、イチローの歴史的な瞬間は見たくても、「バッテリー間のサインの調整」を見るために、悪天候の中、屋根のない球場でひたすら耐え続けたのではない。

そんなことは楽屋(がくや)でやっておけ、できないのならゲームに出るな、と言いたくなるのが当たり前。


またひとり、シアトルの若者が厄病神、コネ捕手城島に潰されることになった。コネ捕手とサインがあわないイライラを抱えて、フィスターは顔が紅潮したままゲームを終えた。

研究されはじめたフィスター、大炎上で終了。

Seattle vs. Texas - September 13, 2009 | MLB.com: Gameday


イチローの記録達成のかかったゲームというのに、これほど酷いゲームをするとは呆れかえる。

4回裏の守備でのダブルプレー機会では、クレメントとセデーニョを安売りして獲ったジャック・ウィルソンの悪送球で、ダブルプレーに失敗。ジャック・ウィルソンがダブルプレーに失敗するのは昨日に続いて、2日連続。いい加減にしてもらいたい。


5回表の攻撃では、無死1塁でコネ捕手城島はダブルプレーになるのが当たり前の平凡なサードゴロ(結果はキンズラーが1塁に投げず不成立)

この打席の前後、BS1解説の普段無口でクチベタの金森には、何度もくりかえし「バットのヘッドを回しすぎ。(理由は)強い当たりを打とうとしすぎるため」と、帳尻バッティングの欠陥をハッキリ言われる始末。
7回の1死1塁では、泳いでキャッチャーフライ。


5回終わらないうちに100球投げてしまったフィスターは、ホームラン打たれまくって、10安打5失点の大炎上。5イニングの登板で、失点しなかったのは3回のみ。

ローランド・スミスに続いて、フィスター大炎上。

どうぞ、ニセ正捕手のコネ捕手がこれからもフィスターを担当するといい(笑)そのうちこうなることは、最初からわかっていたのだ。


ローテを無理矢理いじった結果が、これだ。

2009年9月10日、ローランド・スミス撃沈で完璧なまでの完封負け。8イニングで10安打を浴びたニセ正捕手、LAAに3連敗スイープ。チームは9月恒例の大連敗で、貯金はこれでとうとう、たったの「3」。ロブ・ジョンソンの積み立て貯金を、チームみずからが食い潰した。






2009シーズン先発時のノーコン投手モローのデータは、なかなか面白い。
ノーコンだから四球乱発か?と思うと、そうでもない。受けるキャッチャーによるのである。
Brandon Morrow Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

Brandon Morrow 2009 Pitching Splits - Baseball-Reference.com

要点を先に言うなら、
1 モローは先発投手としてたしかにノーコンだが、常に四球乱発でもなく、また、常にカウントを悪くしてストライクを置きにいってホームランを乱打されているわけでもない

2 モローにホームランと四球が異常発生するのは、城島とバッテリーを組んだ場合

3 モローが7月10日以降、2ヶ月もかけて調整をしなければならなくなったのは、7月に先発した2ゲームで、5本ものホームランを滅多打ちされたのが原因

4 その2試合は、2試合ともキャッチャーは城島

5 7月にモローが相性の良くない城島とバッテリーを組まされた主な原因は、城島が骨折から復帰した後、先発3本柱からバッテリーを組むのを拒否されたが、城島の出場機会を無理矢理に確保する目的で、城島とローテの4番手以降の投手たちとのバッテリーをローテに無理矢理組みこんだため。その結果、チームは無駄に負け数を増やした。


不幸なことよ。
7月に疫病神にとりつかれて2ヶ月もマイナー送りになった、
ノーコン・モロー。

捕手別に、登板時の数字を並べておくので勝手に見ておいてもらいたい。

抑えておきたい点が、ひとつ。
ゲーム・ログを見るとわかることだが、ロブ・ジョンソンだけがモロー先発ゲームを2つとも勝っている。(バークですら2敗。城島3敗)これはけして偶然ではない。
理由は簡単。モローがマウンドを降りた後は、扱いづらいモローに四苦八苦して疲労とストレスがたまることだろう。だが、ロブ・ジョンソンは淡々と変わらぬプレーをして、気持ちを腐らせず、かつ、気を抜かず、「後のイニングをゼロに抑えている」から、結果的にいくらもローが5イニング3点でマウンドを降りても、最後には粘り強く勝てるのである。

この点は、モローの登板ゲームに限らない。あらゆる先発投手のケースで、ロブ・ジョンソンとコネ捕手城島が全く違う、ロブ・ジョンソンの美点のひとつだ。

モローと城島バッテリーを組むと、ホームランと四球で大量失点する。「城島とバッテリーを組む投手」によくある現象のひとつだ。
ホームランと四球を多発させておいて、さらに城島が始末に終えないのは、モローがホームランと四球で大量失点した後は、城島のメンタル面のテンションがすっかり切れてしまうこと。モローの先発3ゲームで城島は22失点もして、チームの大事な時期に3連敗している。
これも、城島について、シアトルファンが何年も、何度も指摘してきた欠陥のひとつ。
「城島は失点しはじめると、気持ちが切れて、失点が止まらない」


ロブ・ジョンソン
2勝0敗 10回自責点6 ERA5.40
6月24日 5回 自責点3 被ホームラン1 四球1
9月12日 5回 自責点3 被ホームラン1 四球2

バーク
0勝2敗
      7回自責点3 ERA3.86
6月13日 3回 自責点1 被ホームラン0 四球4 
6月18日 4回 自責点2 被ホームラン0 四球1

城島
0勝3敗
 15回2/3自責点8 ERA4.60
6月30日 4回2/3 自責点1 ホームラン0 四球5
7月5日  6回    自責点3 ホームラン3 四球2
7月10日 5回    自責点4 ホームラン2 四球4

四球率 BB/9(先発時)
これだけコントロールのよくない投手に四球を減らせるのだから、ロブ・ジョンソンは立派と言って憚らない。
ロブ・ジョンソン 2.70
バーク      6.43
城島       6.32

ホームラン率 HR/9(先発時)
バークがモローとバッテリーを組んだときに防御率がいいのは、ひとえに、これが理由。さすが年の功というところ。
バーク      0.00
ロブ・ジョンソン 1.80
城島       2.87


こういった現象は、必ずしもこの6月以降モローが先発登板するようになった時期にだけ、あるいは、モロー登板時にだけ起きる現象ではないのは、言うまでもない。城島先発マスクのボロ負け惨敗ゲームのパターンをよく知る人、あるいは、ボストンの松坂投手の調子の悪いときの四球乱発・ホームラン被弾パターンを数多く見ている人なら、下記の言葉の意味はよくわかるはず。

城島先発ゲームは、基本的に
自軍投手のコントロールが良かろうと悪かろうと、それを無視して
三振をとりたがってきわどいコースをつきたがり、
その結果、四球が多発、ホームランも打たれやすい



シアトルには、モローに似たコントロールのよくない速球主体の投手、球種が少なく緩急のないタイプ投手は、多い。どうも似たようなタイプの投手を集めたがる傾向がいつまでたっても無くならないのにも、それはそれで困ったものだ。
そういう投手だらけのシアトルにおいて、城島のような「打者から常に三振をとりたがるクセに、四球を多発させては、ホームランを打たれて、惨敗するキャッチャー」がいかに必要ないか、いい加減シアトルのチーム・マネジメントも気づいてよさそうなものだ。

シーズンが始まって終わるまで「調子の悪いときの松坂」を生産し続けるマシーンを、高額の給料払って雇う馬鹿がどこにいる。


モロー全登板時
SO/BB

バーク      2.20(42回 11三振 5四球 0HR)
ロブ・ジョンソン 1.40(82回 14三振 10四球 4HR)
城島       1.11(109回 20三振 18四球 6HR)






September 13, 2009

やれやれ。城島マスクでの3連敗の後、ロブ・ジョンソンが連敗を止めた。
9回裏に無死1、2塁で大雨。テキサスが明日のダブルヘッダーと5点差を考えて、無死1,2塁を諦めてくれて、9回裏コールド。

これでモローは2009シーズン先発初勝利。やはり捕手はロブ・ジョンソンだ。


ただでさえ勝率の悪いアウェーのテキサス戦。
モローのノーコン。
酷い雨。
最後は打たれまくるメッセンジャー。
9回裏ジャック・ウィルソンのダブル・プレーにできるゴロのエラー。
無死1、2塁。
大雨で長々と試合中断。

これだけ悪い条件が重なっていて、よく強打のテキサスを3点に抑えて勝てたものだ。

とてもとても2ヶ月もマイナーで調整してきたとは思えないモローのコントロールの酷さ。
だが、それでもロブ・ジョンソンはなんとか2シームなどの変化球を交えて誤魔化し誤魔化し5イニングを投げさせて、モローに今シーズンの初勝利をつけた。

今シーズンのモローの全登板
Brandon Morrow Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN


育成下手のクセにシアトルがいまだに使い続けようと画策するモローをどう安定させられるか。もう何度調整させていることか。簡単な話ではない。

持ち前の速球に、スピードを大きく変化させる意味で、チェンジアップやカーブを混ぜ、緩急を大きくつける速球投手もいるわけだが、モローにしてみれば、普段力をこめまくった腕の振りで速球ばかり投げていて、急に腕の振りを遅くするのは、器用さの無いモローにしてみれば、それは最も苦手なことかもしれない。

もしそうだとすれば、今後のモローに活路があるとすれば、2シームやカットボール、つまりストレートに近い腕の振りで投げられる変化球で、わずかに球道をずらして打者に打ち損じさせることに専念したほうが、彼のためになるかもしれない。
そういう意味では4回5回の2シームだけは通用した今日のゲームはモローの今後の活路に多少なりとも光が見えた部分もないわけではない。


ひとつだけ不思議に思ったこともある。
中盤のホームランのビデオ判定(結果は二塁打に変更)で一時ゲームが中断したときに、判定を待つ間、モローは肩が冷えないようにピッチング練習をしていたわけだが、その後のモローのピッチングは、ほんの少し安定していたように見えたことだ。
モローは、今日のように味方の攻撃時間が長いとカラダが冷えてしまうような代謝の悪さでも体質的にあるのか、すぐに弱気になるメンタル面の問題があるか、もしくはブルペンでの投球数が少なすぎるか。
ブルペンでもう少し投げさせてウオームアップに工夫したほうがいいのかもしれない。なにか解決策は無くもないような感じに見えた。


一方で、2イニング投げたロウが、8月1日を思わせるロブ・ジョンソンとの相性の良さをみせ、非常に良い出来だった。

ビジターのテキサス戦というのは、マリナーズにとって鬼門のカードで、ほとんど勝てていないシチュエーションなわけだが、8月1日にも、ロウが非常にいいピッチングをして、ビジターのテキサス戦の今シーズン初勝利を手にしている。
ロウにとって、たいへんにゲンのいい球場、ということになった。

また、ロウとロブ・ジョンソンの呼吸がいい。
マイナー時代からお互いによく知っている仲だから、当然ではあるが、三振をとりにいく球のチョイスがピタリとはまる、その「スポンとはまる感じ」が、バッテリーにはとても重要だ。
だから三振をとった瞬間にロブ・ジョンソンが立ち上がってサードに送球するまでのリズムが、なんともすんなりとはまって見える。

2009年8月1日、ロブ・ジョンソン、ロウを好投させて終盤を締め、超苦手の『ビジターTEX戦、2009年初勝利』達成。数々のファインプレーにも助けられたヘルナンデスは、粘りの12勝目、ERA2.78、QSも達成。






September 11, 2009

10日のカブス戦で、ピッツバーグのロニー・セデーニョが移籍後5本目(シーズン通算では10号)となる3ランを放ち、3安打3打点。
Ronny Cedeno Stats, News, Photos - Pittsburgh Pirates - ESPN


これで移籍後の成績はこうなった。

移籍後のセデーニョ
34ゲーム出場 109打数31安打 ホームラン5本 18打点
打率.284 OBP.339 SLG.459 OPS.798
シアトル時代含む得点圏
60打数15安打 三塁打2 ホームラン4 26打点(シアトル時代含む)
打率.250 OBP.318 SLG.517 OPS.835

ちなみに、こちらは「スラッガーと噂」の(失笑)コネ捕手城島
ほぼ倍の打数で、この程度(笑)ランナーがいると、2007年同様、まったく役立たずな800万ドルのみすぼらしい粗大ゴミ(笑)

2009城島
59ゲーム出場 201打数50安打 ホームラン8本 21打点
打率.249 OBP.296 SLG.398 OPS.694
ランナーズ・オン
打率.205 OBP.260 SLG.352 OPS.612
得点圏
43打数9安打 二塁打2 ホームラン1 12打点
打率.209 OBP.286 SLG.326 OPS.612


他の数字の比較

ホームラン率 AB/HR
移籍後のセデーニョ 21.8
コネ捕手        33.4
移籍前のジャック・ウィルソン 66.5
移籍後のジャック・ウィルソン 92.0

IsoP
セデーニョ ,174
コネ捕手  .149
移籍前のジャック・ウィルソン .120
移籍後のジャック・ウィルソン .087

SecA
セデーニョ .248
コネ捕手  .204
移籍前のジャック・ウィルソン .180
移籍後のジャック・ウィルソン .163


比較するまでなかったな(笑)哀れなもんだ。
球場の大きさ?(笑)そんなもん、関係ねぇわ。
打てるセデーニョを十分使いもせずに放出して、クレメントを安売りして、代わりに打てもしないジャック・ウィルソンを獲った、そんだけ(失笑)
ズレンシックが神様?(笑)単なるトレードべた(笑)

そして、ビクター・マルチネスやポサダみたいなバッティングができるわけもない、シーズンの半分しか出られないコネ捕手に800万ドル払うんだからな(爆笑)実質シーズンあたりのサラリーに直すなら、倍の1600万ドルの捕手。ぎゃははは。笑える。

半分しかシーズン出なくても800万ドル、1シーズンに直せば1600万ドルもらってるのと同じ「史上最高サラリーのキャッチャー」(爆笑)イチローですら越える高額サラリーのヘボキャッチャー(笑)

なのに、無能な評論家は「もっと城島を出せ」(笑)
あのな。出さないんじゃあないの、オッサン。
「出られない」の。わかった?(笑)

スラッガー気取りの9月のコネ捕手(笑)は、ランナーがいない場面での三遊間まぐれシングルと、消化試合での帳尻ソロ・ホームランのみ(失笑)






城島マスク3連敗、チーム5連敗。
ジョン・ラッキー完封で、首位LAAが形ばかりの3位シアトルを完璧なスイープ。最下位の弱小オークランド4連戦を2勝2敗の貯金ゼロにしてしまうだけではもの足りず、強豪相手にはスイープを献上してくれるコネ捕手様(笑)さすが過ぎる仕事ぶり(笑)

アブレイユの2併殺がなかったら、点差は3点どころか、とっくに開いていた完敗ゲーム。ローランド・スミス好投? 馬鹿を言うなって(笑)10安打を食らい、毎回のように走者を出したが、相手打者が併殺打を繰り返してくれただけの話。
フルカウントは相当数あった。LAA打線は何回もボール球を振ってくれて、またカウントを取りにいった平凡すぎるストライクを何度も凡打してくれた。絶好調時のLAAなら、とても3点じゃ済まなかった。
またコネ捕手のキャッチングも絶好調(笑)アウトコースのきわどい球を捕球するときの「ミット移動」を、アンパイアが気づいて嫌ったために、きわどい球がボール判定くらってたのにも、何度も笑わせてもらった(笑)引っ張りにかかるゲレーロとかLAA中軸打者の打席で、三塁線を締めて守備しないベルトレもたいがいだがな。


これで、ロブ・ジョンソンが1年にわたってコツコツと貯金してきたチームの貯金は、とうとう、たったの「3」だ。

ワイルドカード?
何ですか、それ(爆笑)

9月恒例、チームの自殺とでもいうべき、シーズンの大戦犯コネ捕手城島の「ニセ正捕手復帰」。こんなペテンを毎年やってるチームに
ポストシーズンなんて、永遠にあるわけない(笑)ヘルナンデスのゲームすら、コネ捕手投入で「わざわざ」勝てなくするチームだからな。
おまえら「城島問題」の影響の本当の深刻さ、ほんとはなにーーーーもわかってないだろ?(笑)出れたはずのワイルドカードが無くなっても気がつかないんなら、財布をなくしたことも気がつかないお人好しと同じ。

貯金「3」だぞ?(笑)

Seattle vs. LA Angels - September 10, 2009 | MLB.com: Gameday


馬鹿アナウンサー「今年のマリナーズの投手陣は素晴らしいですね。リーグナンバーワンです。」

まーな。それはそうなんだが
それって、城島のゲームの話でも、城島が受けた投手の話でもないんだが?(笑)今シーズンの投手陣の「数字」を築いたのは、ロブ・ジョンソンで、コネ捕手じゃない。

馬鹿の本西「ヘルナンデスと、ローランド・スミスはいいとして」

ヘルナンデスがシアトルに残るとでも?(笑)


スイープされたのは城島。なのに、某巨大掲示板では、城島が叩かれるのを見越してイチロー叩きにコソコソ便乗し、憂さを晴らす城島オタ。そういう馬鹿を見て笑うのも、9月の恒例行事と化しつつあるな。
バレないと思ってるらしいな(笑)






この2009シーズンは、
「このチームがどれだけ『城島問題』で歪みきっているか」を示した、という意味では、100敗した2008年を軽々と越えた、稀有なシーズンになった。
このチームは「コネ捕手にいいところを見せる場面を作ってやる、そのためだけにチームの全精力を注ぎ込み、なにもかもを平気で無駄にする」、そういう、メジャーにあるまじきチームである。合理性もへったくれもない。


今シーズンのシアトルのワイルドカード脱落は、「ズレンシックのトレードごっこ」の連続的な失敗、本来なら正捕手復帰などありえない城島の「ニセ正捕手復帰工作のための自殺的トレード」による「ローテーション崩壊」が招いた「チームの自殺」のようなものだ。

まぁ、これが企業なら「背任行為」ということにでもなるところだ。洒落にならない。



シアトルは、ヘルナンデスが不調で、ベダードが故障を抱えていたにもかかわらず、7月末にはひとりでローテを支えていたウオッシュバーンのトレードによって、自発的にローテーションを壊した。
また、それにより7月までの「それが出来上がるには城島側に原因のあった、理由のある捕手指名制」によるバッテリーパターンを故意に壊して、強引に解体させた。
だが、8月以降のローテーション再編成には、当然のことながら大失敗をしでかした。場当たり的に獲得したスネル、フレンチといった「最初から能力の無い投手たち」により、結果的にシアトルはある意味「コネ捕手の厚遇を継続するために、自分の手でローテーションを解体し、みずから進んでワイルドカードから脱落した」のである。
8月以降に「理由なき無意味な捕手指名制による」バッテリーパターンを無理矢理人工的につくるも、必要な投手を放出し、かわりに使えない投手ばかり獲得してきたズレンシックのトレード失敗から、ローテーション投手は、枠組みが崩壊してしまい、ワイルドカードから脱落する主原因になった。
野手も、得点力不足といわれながらも守備中心の選手起用とローテ投手の頑張りで、チームの貯金を着々と増やしていたが、途中から、「ズレンシックのトレードごっこ」により、取り替える必要のない駒を何度も取替え続け、結果、まったくほとんど効果は得られず、ダブりまくった選手だけがベンチにたまっていき、また、新人たちの出場機会は損なわれ続けた。
DH起用も大失敗し、イチロー故障の一因をつくるなど、チーム内の故障者続出により、ただでさえ無い打力はますます低下。
セプテンバーコールアップも利用せず、若手起用には無関心。ジョシュ・ウィルソン、ロブ・ジョンソンの例のように、多少結果をみせていた若手もすぐに控えに落としたり、使えないベテランに席を譲らせてしまい、「若手の開花」を故意に妨げ、花がしおれるまでベンチに放置した。



5月のコネ捕手の大失態
ヘルナンデス3連敗はじめ、あわや2度目の5月・月間20敗。今シーズンの行く末は既にここで決まってしまっていた。いうまでもない、大戦犯行為のひとつ。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:「2年連続5月20敗」

7月のコネ捕手の大失態
4番手投手、5番手投手のバルガス、オルソンを担当し、不貞腐れて負け続け、ビッグスリーとロブ・ジョンソンが作るチームの貯金を食いつぶし続けまくって、結果、チームはこの時点ではまだ可能性があったワイルドカードから脱落
コネ捕手は打撃も大不振。本来ならここで、大戦犯城島は、2008年の結果もあわせて、メジャーをクビ、最低でもスタメン落ちが普通の処罰。

のちにバルガス、オルソンはブルペン投手に降格やマイナー落ちさせられたが、城島はロブ・ジョンソンと併用され続けた。

「コネ捕手のニセ正捕手復帰のための闇工作発動」と
「ズレンシックの自殺的トレード」

8月のコネ捕手の大失態

8月のヘルナンデスの不調、ベダードの故障もあって、ビッグスリー崩壊。ひとりで、シアトルのローテの屋台骨を支え、投手陣の中心となっていたウオッシュバーンを無意味に安売りトレード。同時期に2008年にコネ捕手を上回る実績をあげていたクレメントをトレードし、スネル、フレンチなどの使えない投手を獲得。
ローテーションとバッテリー関係はここで完全に中心軸を失い、フラフラと紐の切れた凧のように、迷走。

城島問題隠蔽のためか、こんな無意味というより「有害な」トレードの強行をはじめ、ズレンシックのトレードの数々の失敗により、シアトルのローテは「シアトルマリナーズ自身の手で」崩壊した。

そしてここで、満を持してといわんばかりに「大戦犯城島の『理由なき』ニセ正捕手復帰」
だが、ここまで無意味に「厚遇」されているコネ捕手だったが、強引すぎる「ニセ正捕手復帰工作」によって出場機会を無理矢理増やしてもらったにもかかわらず、チームの8月の貯金はわずか1しか増えず。
シアトルが実質ワイルドカードからの脱落したことを理解できる能力のある古くからのファンの関心はチームから離れた。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年8月27日、平日月曜から木曜のスタジアムに陣取るコアな観客層が落胆し、拒絶した「2009年8月のシアトル野球」。(1)

9月のコネ捕手の大失態
ワイルドカードの可能性がないことを知る現地メジャーファンと地元メディアの誰もが、若手育成の機会であることが常識の9月は、マイナーの期待の捕手ムーアをはじめ、若手選手のメジャー昇格と思いきや。
なんと、ワイルドカードがありえないというのに、シアトルはセプテンバーコールアップでほとんど新人を試合に出すどころか、昇格さえさせず。
むしろシアトルは9月をニセ正捕手を代表格に、「使えないベテラン帳尻グダグダ月間」に決定。
「ニセ正捕手」はヘルナンデスのゲーム、スネルのゲームにまで手を出し、チームは「ニセ正捕手復帰工作によるローテーション崩壊」以降の迷走が本格化し、現在4連敗中。






September 10, 2009

哀れなもんだ。
「コネで返り咲いたニセの正捕手」のクセに、無理矢理スネルまで「ガメて」、しかも連敗(笑)
笑いが止まらない。

「ズレンシックのトレードごっこ」は、本格的に失敗だ。

このGMはグティエレスの活躍というマグレで誤解された。ブラニヤンの前半の好調もまぁ、お疲れさんという程度のマグレ。トレードの才能はありもしない。ローテーションを「みずから」崩壊させ、内外野を混乱させ、ただでさえ薄い選手層はますます薄くなるばかりで、選手起用をグダグダにさせただけだったな。


最下位オークランドとの4連戦で2勝2敗して貯金を増やす能もなければ、こんどは強豪相手にはあっさり連敗してくれて、たいへんおめでたい捕手さんだ。

どうぞ、これからも好きなだけ、ウオッシュバーン、クレメントとセデーニョ、若手選手たちを安売りして、要りもしない、使えもしないジャック・ウィルソンだの、フレンチだのを獲得という、今期の大失敗トレード(と、いうか、トレードの大半は失敗しているわけだが)の産物のひとつ、スネルの球を受けてもらって、せいぜい負け数を増やすといい(笑)
シーズン通算の勝ち負けはどうなっていましたかねぇ(笑)どうぞ、お好きに。コネ捕手(笑)

フィスター?
いままでの全ゲーム、どれだけシャープな当たりが野手の正面をついたと思ってるんだ(失笑)ゲームあたり、3つや4つどころじゃない。
フィスターもニセ正捕手のコネ捕手が好きなだけ受ければいいさ(笑)

来期はどうせまた、よせばいいのに投手補強に無駄な人材とカネ、使い果たすんだろうから、城島にはローランド・スミスとスネルとフィスターで、もう十分だろ(爆笑)ああ、ついでに、バルガスとオルソンと、なんならバティスタもつけてやるよ。
心が広いマリナーズ(笑)で、「ガラクタ集め」が大好きな、コネで正捕手を買い戻した「ニセ」正捕手(失笑)はっはっは(笑)

ワイルドカード?ポストシーズン?
何それ(笑)

Seattle vs. LA Angels - September 9, 2009 | MLB.com: Gameday






September 09, 2009

自分の球を受けるパートナーをロブ・ジョンソンに指名することで、2009年にようやく厄病神から逃れることができ、サイ・ヤング賞を狙える「本来の彼の実力の位置」にまで昇ってこれた先発ヘルナンデスだが、またしても彼のもとに疫病神が再来した。

ダメ監督ワカマツは、まるで意味のない9回表の代打攻勢から、9回裏にキャッチャーをコネ捕手城島に代えてしまい、9回裏はアップアップ。

そして延長10回裏には、このシーズンオフにはクビになってチームに存在するはずのないバティスタをわざわざ登板させ「予定どおりのサヨナラ負け」。

バティスター城島、このクズ・バッテリーで、この3年間、どれだけ、何ゲーム負け続けてきたと思っているんだ。


バティスタの被打率その他
ロブ・ジョンソン 被打率.241
          OBP.353 SLG.333 OPS.686 HR1
城島       被打率.310
          OBP.413 SLG.492 OPS.905 HR6
Miguel Batista 2009 Pitching Splits - Baseball-Reference.com



ヘルナンデスにしてみれば(そしてファンも同じ気持ちだが)、「疫病神」とはもう関わりたくない、そういう気分だろうが、9回表の逃げ切りのチャンスに、グティエレスと並んで今年の最大の収穫の一部であるジョシュ・ウィルソンやロブ・ジョンソンに変えて、打てもしないグリフィーや、ついこの間メジャーに上げてきたばかりのカープを代打に出してチャンスを潰すのだから、ワカマツは本当にどうかしている。

いまAAA首位のタコマからわざわざ上げてきた若いカープの漫然とした、なんの目的も感じられない起用ぶりを見てもわかるとおり、このチームは、あいもかわらず、「いまだに」ワイルドカードを狙っている「つもり」でいるのか、それとも9月を若手を試して来期に備えて過ごすのか、そんなことすら内外にもまったく表現することもせず、ただただ漫然と、「その日暮らしのゲーム」をこなしている。
セプテンバー・コールアップと、この9月のゲームをどこまで無駄にするつもりか。


馬鹿か。ワカマツ。
コネ捕手は早く日本に帰れ。

Seattle vs. LA Angels - September 8, 2009 | MLB.com: Gameday


このところ、シアトルが最初の監督歴というド素人さんのワカマツも、代打を出すことは手法として覚えだしたようで、彼のこのところの「マイ・ブーム」のようだが、そんな場当たり的な手法が成功することなど、オールスター後ほとんど見たことがない。数字の裏づけもなにもない。そんなものは野球の戦略でもなんでもなく、ただの「ワカマツの思いつき」だ。
ワイルドカードに出る資格も能力も、決断力も何もないダメ監督だということはもうわかったから別にいいが、今日のゲームはまるで「バベジ時代」「シーズン100敗時代」「コネ捕手城島正捕手時代」の野球の再現フィルムのようなゲームだ。


今日のゲームでは2−2の同点にぎりぎり追いついた9回に、1死1,2塁のシチュエーション。
ここでワカマツのやったことといえば、一時打撃のよかった得点圏打率.269ジョシュ・ウェルソンに、打率.218、得点圏打率が.195しかないグリフィーを代打に出すこと。

予想どおり、三振


さらには、ワイルドピッチでの2死2、3塁。

この場面で、ワカマツのやったのは、得点圏打率.281のロブ・ジョンソンに、得点圏打率ゼロ割、ランナーズ・オン打率も.143しかない、9月にメジャーに上がったばかりの新人カープを代打に出すこと。

案の定、ピッチャー・ゴロ。



何がしたいのか。


ワカマツは「信頼」だの「チームのため」だの、そういう言葉をやたらと使いたがるが、選手を最後まで信頼して使いきれていないのは、ほかの誰でもない、アンタだ。ワカマツ。

各バッターの得点権打率
ジョシュ・ウィルソン .269 26打数7安打8打点
グリフィー      .195 82打数16安打26打点
ロブ・ジョンソン   .281 57打数16安打21打点
カープ        .000 3打数0安打0打点


去年までズレンシックのいたミルウォーキーに在籍していた、打撃の全くダメなビル・ホールをどれだけかわいがっているのかなにか知らないが、移籍後の打率が.208しかないビル・ホールをしきりにゲームに出したがる。また、クレメントの安売りで獲った、ジョシュ・ウィルソンに比べて打てるわけでもなく、今日の9回裏には致命傷になりかねないスローイング・エラーまで犯したジャック・ウィルソンも、やたらとゲームに使いたがる。

これらの出来損ない、いつまで使うつもりなのか。


なのに、一時打撃がかなり調子がよかったジョシュ・ウィルソンをスタメンから下げてしまい、たまにスタメンに使う程度にしてしまい、うっかりするとチームで最も好調だったジョシュ・ウィルソンの打撃はすっかり「冷めたスープ」のようになってしまった。
そのジョシュ・ウィルソンに出した代打というのが、打率.217しかないグリフィーだから、ワカマツの才能の無さにはほとほと呆れ返る。

どこのチームに「打率2割の打者」を代打で送り出すチームがある。

まぁ、まだ、グリフィーなら前半戦のような「マグレ」もあるかもしれない。
だが、得点圏打率が2割8分あって、ここぞというときに強いバッターなのがわかっているロブ・ジョンソンに、得点圏では一度もヒットを打ったことがなく、ランナーのいる打席での打率も2割ないカープを代打、ときた。

馬鹿も、ほどほどにしろ。




そして
9回裏以降、ワカマツはキャッチャーをコネ捕手城島にかえた。


結果はローテをチームに破滅的にいじってもらい、出場機会を強引に増やしてもらったコネ捕手城島のサヨナラ負けだ。


この「ゲーム終盤にキャッチャーを変える」という馬鹿げた手法で、2008年9月にどれだけ負け数を増やし、シーズン100敗につながったか、ワカマツは記録をなにも見ていないか、分析能力が無いか、どちらかだろう。

結局、このダメ監督は「城島問題」を含め、このチームの問題がどこにあるかを理解することもなく、漫然と戦い続けている。
おそらく地元メディアも、日本のメディアやファンも含め、2位という結果を誤解したまま終わって翌年にシーズン100敗した2007シーズン同様に、今シーズンの結果を、監督の能力、またコネ捕手城島の「5月」「7月」の2度にわたって犯した犯罪的ともいえる大失態を、大きな誤解をしたまま終わることだろう。


ついにはヘルナンデス登板ゲームにまで手を出したコネ捕手城島。シアトルというチームの馬鹿さ加減、そして
コネ捕手城島の、果てしないまでの強欲さ、貧乏神ぶりを
このゲームに見た。







September 05, 2009

さすが、コネ捕手。笑いのツボを心得ている。
腹が痛い(笑)

2009年 今年たった7本しか打っていないホームランの約半数、「3本」
2009年 たった19しか挙げていない打点の約3分の1強、「7打点」
これら全て最下位のオークランドとの対戦での打撃成績というのだから、おそれいった8Mの「強打者様」だ。たまらなく、おかしい(笑)

シーズン100敗した2008年も、今年とそっくり。ただの「オークランド戦専用帳尻打者」とはな(笑)さすが、高給取り(笑)
2008年 ホームラン7本中、3本がオークランド戦(カード別最高)
2008年 39打点中、9打点がオークランド戦(カード別最高)
2008年 19四球のうち、4四球がオークランド(カード別最高)


今年192打数47安打、打率.245、7ホームラン19打点の、このただでさえ中身の無いヘボ打者の成績から、オークランド戦を除いてみれば、この打者の実態がわかる。

165打数40安打、打率.242、4ホームラン12打点。

なんだこれ。なに、このショボさ(笑)
まやかしもいいところだろ。


9月3日現在のコネ捕手城島の今シーズンの各打撃数字を見てみろ。笑えるから。


ホームグラウンド セーフコでの打撃
ロブ・ジョンソン AVG.190 OBP.271 SLG.310 OPS.581
コネ捕手城島 AVG.216 OBP.259 SLG.343 OPS.602

ランナーズ・オン
ロブ・ジョンソン AVG.222 OBP.328 SLG.394 OPS.722
コネ捕手城島 AVG.209 OBP.261 SLG.360 OPS.621

得点圏
ロブ・ジョンソン 56打数15安打 AVG.268 OBP.391 SLG.411 OPS.802
コネ捕手城島 41打数9安打 AVG.220 OBP.289 SLG.341 OPS.630

打順6番
ロブ・ジョンソン 15打数4安打 AVG.267 OBP.476 SLG.267 OPS.743
コネ捕手城島 44打数6安打 AVG.136 OBP.191 SLG.205 OPS.396


勝負強さ、という点で、あらゆる面でロブ・ジョンソンの勝ち。
セーフコランナーズ・オン得点圏6番、ではコネ捕手はまったく必要ない、
つまり、「肝心なところ」では、全く必要ない打者、コネ捕手城島(激笑)


せいぜい、9月に、オークランド戦の8番あたりで勝手にバット振り回して、帳尻しまくるといい。
こちらはなにーーも、気にならない(笑)
まったくなんの評価もするつもりにならない。かえってオークランド戦で打てば打つほど笑わせてもらっている(笑)

September 03, 2009

初回にヒットを打ったLAAの先頭打者フィギンズは二盗を試みたが、ロブ・ジョンソンが素晴らしいコンロトールで盗塁を刺し、ビル・ホールのファインプレーなどもあってバックがヘルナンデスの立ち上がりを支え、ヘルナンデス8回無失点、14勝目。サイ・ヤング賞に一歩近づく大きな勝利と防御率アップとなった。

He and catcher Rob Johnson were on the same page the entire game.
Jim Street ,MLB.
Felix baffles Angels, outduels Kazmir | Mariners.com: News

LA Angels vs. Seattle - September 2, 2009 | MLB.com: Gameday

それにしてもわからないのは、あいもかわらずの「ロートル優先の選手起用」だ。
今シーズン残り一ヶ月しかないのに、サードのポジションを怪我明けのベルトレの打撃復調のために消費してしまい、DH枠は、チャンスを潰してばかりで打てもしないスウィニーに与え続けて終わってしまうつもりなのか。(コネ捕手城島やグリフィーは論外)
移籍後の打率が2割しかないジャック・ウェルソン起用もまったく意味がない。もし2人のウェルソンの守備力が同程度なら、打撃が良くサラリーも安いジョシュ・ウィルソンのほうをなぜ使わないのか。
打てないビル・ホールもそうだ。たしかに今日は活躍した。だが、それはたまたまそういう日もある、という程度の話。基本的にビル・ホールのスイングは酷い。いちいち大きく反動をとってからでないと振れない。あんな酷いリズムの取り方で、手元で変化するメジャーの球を、カラダに近いポイントで人並みにバッティングできるわけがない。

こういう若手軽視で「不良債権を貯め続ける」選手起用は、ここ何年もシアトルでやり続けている。セプテンバー・コールアップも、毎年毎年チーム順位がたいしたことがないクセに、懲りもせずに、老人たちの帳尻打撃ために無駄にし続けている。
例えば打撃が同じ程度なら、サラリーが安く、今後の伸びしろが期待できる若い選手を使うほうが予算が節約できるし、また、もし守備が同程度なら打てる選手のほうを使ったほうがチームは勝てる。それなのにサラリーが高いのに成績は若手とかわりばえしない老人ばかりをスタメンに使い続けてきた。ロブ・ジョンソンと城島のチョイスにも同じようなシアトル独特の若手軽視は表れている。

なぜそんな単純な選択すらできないのか。
こういう起用の間違いで、何人有望選手を外にほうりだしてきたか。

2009のセプテンバー・コールアップでも、ウオッシュバーンを安売りしてしまったせいでワイルドカード絶望のクセに、チームの方針転換もたいしてしていない。若手を上げて経験を積ませることもせず、9月というのに、老人たちばかりスタメンに留まっている。

これで来年のチームが良くなるわけがない。
コアな観客層は既に8月以降、とっくに今年のチームマネジメントの無理なローテ投手陣改造失敗によるワイルドカード争い脱落に呆れてスタジアムを離れている。



今日のフェリックスは114球で、ストライク67、ボール47で、ストライク率は58.9%で、彼の数字としてはよくない。8月上旬に一時改善されてきていたストライク率だが、8月下旬以降、また下がってきたのが、なんとも気になる。
四球3個は、このところのヘルナンデスにしては多い(ヘルナンデスは自分の出した四球にイライラして崩れる部分もあるから注意が必要だ)打者に対して初球がボールになると、ボール先行してカウントを悪くしやすい。
ただ、強打者ぞろいのLAAに、「初球は絶対にストライクを投げる」と決めてかかると、狙い打ちされて自滅する、ということもある。兼ね合いが難しいが、今日はそこはうまくいっていた。
8回無失点に抑えられたのは、ボール3カウントから投げるストレートにバットをへし折る球威があったことや、ゲーム終盤アウトコースに使ったシンカーでストライクがとれるようになって、球数が一気に節約できたことが大きい。
悪いなりにロブ・ジョンソンがまとめた、というところ。

8月1日  104球58ストライク 55.8% 四球4
8月7日  113球70ストライク 61.9% 四球6
8月12日 105球67ストライク 63.8% 四球4
8月18日 106球69ストライク 65.1% 四球1
8月23日 101球67ストライク 66.3% 四球0
8月28日 104球63ストライク 60.6% 四球1
9月2日  114球67ストライク 58.9% 四球3



今日最も圧巻だったのは、ヘルナンデスがトリー・ハンターから奪った2三振も素晴らしいが、むしろ、9回にアーズマが対戦した2人目の打者モラレスからとった空振り三振が素晴らしい。素晴らしいコントロールと配球だった。
今シーズン急成長したモラレスは長打率なんと6割に迫るLAA期待の若手だが、1−0からlアウトコース一杯に速球で2ストライクをとって、1−2と追い込んだ後に、3球目のストレートとまったく同じ軌道、まったく同じ腕の振りから、スッと落ちる4球目の2シームを投げ、見事に空振り三振させた。
振っても三振、振らなくても三振。完璧な1球だった。

2009年9月2日 9回モラレス三振9回 モラレス 三振


アーズマは誰がキャッチャーでも同じ、と、思い込んでいる人もいるかもしれないが、そんなことはない。アーズマは、かつてのビッグスリー同様、ロブ・ジョンソンが受けたほうがずっと成績がいい。
アーズマがロブ・ジョンソンに投げるときは、
「城島より被打率が1割も優れている」
「城島が受けるより三振が多く、四球が少ない」
「その結果、SO/BBが城島の2倍優れている」

これが事実だ。

      BB SO SO/BB 被打率
ジョンソン 14 43 3.07 .154 (35ゲーム117打席)
城島    13 21 1.62 .250 (22ゲーム84打席)

アーズマの1ゲームあたりの三振と四球
ジョンソン 1.23三振 0.40四球
城島    0.95三振 0.59四球
(2009年9月1日現在)


ヘルナンデス2009全登板ゲームログ

4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS 9三振
5月4日  6回自責点6  城島 負け  9三振
5月9日  4回自責点5  城島 負け
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 負け
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
6月10日 7回自責点1    バーク QS
6月16日 9回自責点0    バーク QS
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS 8三振
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS
7月9日  8回自責点1    ジョンソン QS
7月17日 8回自責点2    ジョンソン QS 8三振
7月22日 7回自責点1    ジョンソン QS 8三振
7月27日 5回2/3自責点7 ジョンソン
8月1日  7回自責点2    ジョンソン QS
8月7日  6回自責点3    ジョンソン QS
8月12日 7回自責点0    ジョンソン QS 10三振
8月18日 7回自責点1    ジョンソン QS 9三振
8月23日 6回自責点3    ジョンソン QS
8月28日 7回自責点3    ジョンソン QS
9月2日  8回自責点0    ジョンソン QS







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