July 08, 2008

5回裏の城島の悪送球がゲームを壊し、チームは城島マスクで連敗した。どうしようもない男である。
BOX SCORE

3-0でリードしていて、先発のウオッシュバーンも好投、チャンスのつくれないオークランドがなんとかしようと初球にセフティバントしてきた。映像を見ればわかるが、これは投げても間に合わないバントだった。
なのに、城島が無理矢理にファーストに悪送球、それも打者走者がセカンドどころか、サードにまで達するような大暴投だ。ノーアウト3塁。そしていつものように、ピンチや自分のミスの後は脳内が真っ白になっている城島が次の打者に初球からストライクをとりにいって、あっさり2ラン。さらに脳内蒼白のまま、2ベース、タイムリーとたたみかけられて逆転され、試合はあっさり壊れてしまった。

この馬鹿馬鹿しい悪送球には、実は、その前のイニングに伏線がある。

初回セクソンのマグレの3ランの後、なかなかシアトルは追加点がとれなかった。5回表も1死ランナー1,2塁のチャンスがあって、城島に打席が回ってきた。

このシーン、夜のMLBハイライトやスポーツニュースなどで細切れのハイライト映像しか見ない人には、城島が単にポップフライを打ち上げて凡退しただけに見えるだろうが、そうではない。エンドランがかかっていたのだ。

エンドランのかかった場面で、あっさりレフトにポップフライを打つ城島のダメ打者ぶりもたいがい酷い。そして既にサードより先まで飛び出していたセカンドランナーのベルトレが、サードを踏み忘れて帰塁し、アピールアウト。だから記録上「ダブルプレー」になっているのである。ただのポップフライならダブルプレーにはならない。エンドランでライト方向に転がす技術すらない城島の打撃のダメっぷりは、試合のハイライトだけ見てるようではわからないのだ。

このダメ選手、気分の切り替えが絶望的に下手なのは旧知の事実。次のイニングに守備について、初球をセフティバントされたものだから、慌てまくった。前のイニングの自分のあまりに下手クソなバッティングのことでもボンヤリ考えてでもいたのだろう。
こんな伏線があって、ファーストに大暴投したのである。

城島なんぞに連続でマスクをかぶらせたりするものだから、結局連敗。ローテの組み方がこれからも5人の先発のうち2人を続けて城島に捕手をまかせたりしようものなら、こういう連敗シーン、逆転シーンがオールスター明けの後半戦も2試合ずつ続くことになる。

この試合、BSで解説していたのは城島の元の同僚の武田だが、5回裏の失点を、城島のミスを棚に上げ、しきりにウオッシュバーンのせいにしていたが、いくら身内の贔屓だけでもっている捕手とはいえ、贔屓の引き倒しも、本当にたいがいにしないと鼻で笑われるだけだ。


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