July 24, 2008

なんとも皮肉っぽい文章だ。
いつものように仮定法過去が何度も使われ、いつものように見た目ほどは、わかりやすくない。ただ、それを頭に入れて読まないと、リグルマンとライターのうわっつらしか見えない。

例えば、最後のBut nobody enjoysから始まるセンテンスだが、けして城島に同情的に書いているわけではない。
むしろ「ヒトが苦しむ姿をみせられても、それを見てファンが楽しいと思うかい?そんなわけないだろ?」「1週間程度の好調期すらないのなら、契約延長を返上したらどうなんだ?」というキツイ本音を、わざとダブルミーニングで読めるように書いている。
もちろん、冒頭の7月の連敗についての城島の責任についても軽いものだ、なんてことはライターは露ほども思ってなどいない。そこを読みこまないと、原文を読む意味がない。

それはリグルマンのコメント部分にしても同じだ。言外に「やけに城島の不調をクレメントのせいにしたがってるヤツがいるようだけど、何を勘違いしてる?クレメントが上がってくる前から、城島は不調だったろ?これからもクレメントでいくよ」と、歯に絹をきせぬ言葉づかいに直して読めば、どういう意図で言ってるかくらい、いくら馬鹿な城島オタでもわかるだろう。

両者とも、言いたいことは同じだ。
城島の不調へのイラだち、それと、いつまで不調でいるんだ、自分のことくらい自分でなんとかしろよ、プロだろ?と苦言を呈しているのである。

Mariners squander chances
http://seattlepi.nwsource.com/baseball/371987_mari24.html
Johjima wasn't the only reason the Mariners dropped a 6-3 heartbreaker to the Red Sox in 12 innings. But he was a significant factor in their fifth consecutive loss and 12th loss in 19 July games.
(中略)
"He has struggled," Riggleman said. "If I rationalized it by saying his playing time has suffered since Clement has come up, that would be part of it. But he was struggling before Clement was called up.

"He's got a lot of pride and he's agonizing over what's happening, but the fact is he's just struggled with the bat."
Johjima, in fact, is in the deepest funk of his career. A .299 career hitter in Japan and a .289 career hitter in the U.S., Johjima is down to .203 for the season after his hitless Wednesday.

It's not making it any easier for him to come to the ballpark each day.

"Baseball is my job, so I'm here every day," he said. "But I never thought of it as fun. When I'm doing well, I enjoy doing this job."

But nobody enjoys a constant bitter struggle, which is what Johjima is locked in now. He signed a three-year contract extension back in April, but he'd probably give that back for a week in which his old offensive game reasserted itself.


城島だけが、12イニングにも及んだレッドソックスとのゲームを、6−3で落とすという痛恨の敗北の原因ではない。だが7月の19ゲームで、5回目の連敗、そして12回目の負けを喫するに至ったについては、際立った原因となっている。(中略)

「城島はずっともがき続けてきてるよ」とリグルマンは言う。 「もし私がそれを、クレメントのメジャー昇格で城島のプレー時間が影響を受けた、そういう理屈づけで説明するなら、いくらか解説になると思うかもしれない。でもね、マイナーからクレメントが呼ばれる前からすでに、彼は苦しんでたんだよ。」
「彼はプライドが高いから突然の出来事に苦しんでる。でもね実際は、彼はバッティングについて四苦八苦してるだけなんだ。」

実際、城島はキャリアで最も深い落ち込みの中にある。城島は日本での通産打率.299、そしてメジャーでの通産打率.289の打者だが、水曜のノーヒットのあと、シーズン打率は.203にまで落ちている。

いまの彼は、毎日球場に来ることで気楽な気分にはなれないだろう。

「野球は僕の仕事。だから毎日球場にいる。」と彼は言う。「野球を楽しみと考えたことはないけど、プレーが順調なら、仕事でも楽しめるんだろうけどね。」

しかしだ。城島が今とらわれているような、終わることのない苦闘を楽める者などいない。城島は4月に3年の契約延長にサインしたが、もし1週間でも、昔のような攻撃的なゲームぶりを取り戻せるなら、契約延長を返上しさえするだろう。


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