May 13, 2009

予想通り、城島先発マスクで7失点。もはや捕手防御率を計算する必要すらなくなった。

ゲームはまだ終わっていないが、この日8LOBと大ブレーキになっていたはずのハミルトンに、ゲーム終盤に2ランを打たれたのが決定的。テキサスは6回の満塁のように、2巡目以降はチャンスを作りだしていたが、追加点をとられずに済んでいたのは、ひとえに、たまたまハミルトンにタイムリーが出なかったことが幸いしていただけのことだった。

あとで詳しく書く。夜にでもまた読んでもらおう。
ぶっちゃけ、城島がダメ捕手かどうか説明する必要など、もうない。わからないやつは、もともと野球を見る目などなく、馬鹿なだけなのだ。


さて。データが出揃ったので一部書く。

某掲示板で「ロウが調子が悪いのがいけない。城島のせいではない」などと馬鹿げたヨタ話をほざいている城島オタを見かけたが、よく恥ずかしくないものだ。何もわかってない。

5月10日に連敗を6で止めミネソタに勝ったゲーム(先発:ベダード)で5回途中から投げたロウと、5月12日のテキサス戦(先発:バルガス)で捕手城島で大炎上したロウは、どちらのゲームでも32球ずつ投げている。比較にちょうどいい。
自分の頭と目で確かめてもらおう。余計な解説など、いらないはずだ。
凡例:スラ=スライダー、チェ=チェンジアップ


5月10日ミネソタ戦無失点のロウ(捕手 ロブ・ジョンソン)
まずは5月10日に連敗を6で止めたロブ・ジョンソンとロウのバッテリーからだ。どうだろう、このシンプルさ。5回途中にベダードをリリーフし、2イニングを無失点に抑えた。
5月10日ミネソタ戦 GameLog | Mariners.com: News
5月10日ミネソタ戦 GameDay | MLB.com: Gameday

全32球 ストライク16球 ボール16球
球種4シーム20 スライダー6 チェンジアップ6 
左打者への第1球 4シーム4 チェンジアップ1
右打者への第1球 4シーム1 スライダー1

右ハリス    スラ スラ 4 スラ 4 スラ(四球)
右レッドモンド 4 4 (インコースに2球続けて)
右ゴメス    4 スラ 4(インコース)
左プント    4 4 チェ
左スパン    4
左トルバート  4 チェ 4 4 スラ 4 チェ 4 4 (四球)
左マウアー   4 チェ 4 チェ
左モーノー   チェ 4 4 4
*プント、トルバートはスイッチヒッター


次に、5月12日テキサス戦で城島を捕手に3失点してノックアウトされたロウの32球を見てもらう。
5月10日のロウと5月12日のロウに、あまりにも多くの違いが見つかることだろう。5つやそこらは即座にみつけてもらいたいものだ。
そして、さらに4月8日のシルバの登板でのチェンジアップについてのワカマツのインタビューなどを重ねあわせて読むとさらに何かわかるかもしれない。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年5月9日、シルバDL送りの背景を1ヶ月前の「城島の小手先の投球術いじり」に関するミネソタ戦記事に見る。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/906015.html


5月12日テキサス戦3失点のロウ(捕手 城島)
こちらは5月12日にノックアウトされたロウ。コンピューターのプログラムやスクリプトでたとえるなら、まさに「汚いプログラミング」という表現がぴったりの右往左往ぶり。
ロウという投手の「アイデンティティ」をどう生かしたいのか、さっぱり伝わってこない。ただただ臆病に逃げ回りながら、投手を自分のいいように振り回しているだけである。
5月12日テキサス戦 GameLog | Mariners.com: News
5月12日テキサス戦 GameDay | MLB.com: Gameday

全32球 ストライク23球 ボール9球
左打者への第1球 全球チェンジアップ
右打者への第1球 スライダー3 チェンジアップ1 4シーム1

右キンスラー  スラ カーブ スラ スラ 4 スラ 4 チェ
右ヤング    スラ   4(シングル)
左ハミルトン  チェ 4(2ラン)
右ジョーンズ チェ カーブ カーブ カーブ 4(シングル)
右バード    4(ダブル)
右クルーズ   スラ スラ  スラ(犠牲フライ) 
左デイビス   チェ(1塁手エラー) 前打席 カーブ ホームラン
左サルタラマキア チェ チェ 4  チェ 4 チェ(ダブル・タイムリー)
*サルタラマキアはスイッチヒッター

なお、ロブ・ジョンソンと城島の違いを際立たせるため、初球から4球目程度の間で、Called Strike(=見逃しのストライク)またはSwing Strike(=空振りのストライク)を、あえて太字に、ボール判定の見逃し球を青色にしてみた。
テキサス戦でのロウが、1ボール2ストライク、ないしは、2ボール2ストライクというシチュエーションに毎度立たされていることがわかる。
城島がロウに対して要求しているカウント・シチュエーション、中心になる球種、遊び球とか称する球の使い方など、あらゆる部分がロブ・ジョンソンと違うことに気がつくことだろう。
ワカマツが4月8日のゲームで苦言を呈したチェンジアップも非常に多投されている。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年5月9日、シルバDL送りの背景を1ヶ月前の「城島の小手先の投球術いじり」に関するミネソタ戦記事に見る。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/906015.html




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