July 07, 2009

ロブ・ジョンソン、バークのERAの良さが際立ったこの26ゲーム、貯金6を稼いだことで、コネ捕手城島が5月に作った借金を見事に取り戻した。
ロブ・ジョンソンのゲームというと「接戦」というイメージがある人も多いはずだが、実際にはそうではない。貯金を稼いだのは「相手に3点差以上をつけて勝ったゲーム」であって、むしろ「1点差や2点差のクロスゲーム」の勝率は思ったほど良くない。
それについては理由がある。


26ゲーム 16勝10敗 貯金6
  ホーム9勝3敗 アウェイ7勝7敗
  3連勝2回 3連敗1回
  QS14回
総得点109 平均得点 4.19
総失点84 平均失点 3.23
総自責点74 平均自責点2.85

1点差ゲーム 7勝5敗
2点差ゲーム 1勝4敗
3点差以上  8勝1敗(ロブ・ジョンソン5勝 バーク2勝 キロス1勝)

キロス先発4ゲームを除いた22ゲーム
14勝8敗 貯金6

得点は下がらず、失点だけが下がる
総得点92 平均得点 4.18
総失点55 平均失点 2.50
総自責点54 平均自責点 2.45



この26ゲームの特徴を大雑把にいうと
「貯金6を稼いだ。だが、実はもっと大きな連勝は可能だった。逆転負けしたほんの数ゲームの接戦が、大連勝街道への足を引っ張った」ということになる。
クロスゲームが思ったほど勝てなかった原因は「ブルペン(というより、本当はバティスタなのだが)」や「打線」にあり、これは「2009年6月以降のシアトルが大きな連勝をできないでいる理由」にもつながっている。


クロスゲームの勝率がよくない」原因
「勝っていたのに、7回以降にブルペンが打たれて逆転されるケース」は、ここで勝てば3連勝などというゲームに限って多く、バティスタが代表的。(再逆転して自滅したバティスタが勝ち投手とか、洒落にならないゲームも、たしかあったはず)


もし逆転負けを3つ減らせば、それだけで貯金12だった。
もし、下に例としてあげた6ゲームのうち、せめて半分、3つ勝てていれば、この26ゲームは5連勝を2つくらい記録して、トータル19勝7敗、貯金12だったわけで、貯金6と貯金12、この差はデカい。
もちろん、ホワイトの頑張りで勝ちを拾ったケースや、ロングリリーフのジャクバスカスの好投で勝てたゲームがあるように、ブルペンの貢献で勝ちを拾えたゲームもあるわけだが、それとこれとはまったく話が違う。下にあげたのは、あくまで「勝てるゲームをゲーム終盤にあっさり落とした例」である。(7月5日のゲームでのバティスタやロウの失敗を監督ワカマツが、『彼らブルペンがいなかったら、ロードの勝ち越しはなかった』などと擁護するのも、筋違い。失敗は失敗。そんな甘い考えでは大きな連勝は望めない)
コネ捕手城島のいない6月の26ゲームでは、もっと大きな連勝、もっと大きな貯金を作れる可能性があった。それだけに、逆転負け、サヨナラ負けした、ほんの数ゲームが実に痛い。イチローの言葉を借りれば、「もったいない」。

今後も首位を走るであろうLAAを本気で追い越そうと考えればす、大きな連勝のできる体質に変わらない限りむつかしい。そのことを考えると、勝てたゲームを負けて、「たまにはブルペンで負けることもあるさ」と、のんびり構えているわけにはいかないのである。


いまだにベンチには沢山の不良債権
いまウオッシュバーンやベダードをトレード、などというのは、まったく有り得ない、馬鹿のやること。愚の骨頂。
むしろローテの4番手、5番手投手をフォローできるセットアッパーを補強したいところ。十分金を稼いだであろうバティスタには、DLにでもなってもらって、マイアミでもメキシコでも北極でも、どこかで静かに余生を過ごしてもらったほうがいい。投手交代パターンも、やたらストレートの早い右投手ばかりでは、代えても目先が変わらなさすぎる。
また、不良債権処理という意味では、どうしてもオーナーのコネ捕手をクビにできないのなら、いっそ怪我がちなスウィーニーのかわりにDH専門にして、正捕手をロブ・ジョンソンに変更すべき。


ともかくいまのシアトルには、フリースインガーたちの大半が消えたとはいえ、まだまだチームの不良債権がメジャーのベンチに座りすぎ。それらの選手が連勝への道をはばんでいる。
1ゲームで天狗になって自分の欠陥を全て忘れる馬鹿は、このチームには、もういらない。


「ブルペン」で逆転負け、サヨナラ負けしたアウェイゲーム
1)May 26 @OAK L 3-4 ロブ・ジョンソン 8回 自責点4
  バティスタで逆転負け 先発はQS
2)May 31 @LAA L 8-9 キロス 9回 自責点9
  アーズマが9回裏サヨナラ負け
3)Jun 13 @COL L 3-5 バーク 8回 自責点3
  ロウ負け
4)Jun 18 @SD L 3-4 バーク 9回2/3 自責点4点
  バティスタ サヨナラ負
「打線が打てず」先発投手のQSを見殺しにして競り負けたホームゲーム
5)Jun 1 BAL L 0-1 ロブ・ジョンソン 9回 自責点1
  ウオッシュバーンQSしながら負け 打線打てず
6)Jun 5 MIN L 1-2 ロブ・ジョンソン 10回 自責点1
  ヘルナンデスQSしながら負け 打線打てず



ロブ・ジョンソン
9勝5敗(ホーム6勝3敗 アウェイ3勝2敗) 126回 自責点37 CERA 2.64 QS10回
バーク
5勝3敗(ホーム2勝0敗 アウェイ3勝3敗) 70回2/3 自責点18 CERA 2.29 QS3回
キロス
2勝2敗(ホーム1勝0敗 アウェイ1勝2敗) 35回 自責点19 CERA 4.89 QS1回

キロス先発4ゲームを除く22ゲームでは
総得点92 平均得点 4.18
総失点55 平均失点 2.50
総自責点54 平均自責点 2.45

May 26 @OAK L 3-4 ロブ・ジョンソン 8回 4点 QS 逆転負 
May 27 @OAK W 6-1 ロブ・ジョンソン 9回 1点 QS
May 29 @LAA W 5-2 ロブ・ジョンソン 9回 2点 QS
May 30 @LAA W 4-3 ロブ・ジョンソン 10回 2点 QS
May 31 @LAA L 8-9 キロス   9回 9点 アーズマ サヨナラ負
Jun 1 BAL L 0-1 ロブ・ジョンソン 9回 1点 QS負
Jun 2 BAL W 8-2 ロブ・ジョンソン 9回 2点 QS
Jun 3 BAL W 3-2 ロブ・ジョンソン 9回 2点
Jun 5 MIN L 1-2 ロブ・ジョンソン 10回 1点 QS負
Jun 6 MIN W 2-1 キロス      9回 1点 QS
Jun 7 MIN W 4-2 バーク      9回 2点
Jun 9 @BAL L 1-3 バーク      8回 3点
Jun 10 @BAL W 4-1 バーク      9回 1点 QS
Jun 11 @BAL W 6-3 キロス      9回 2点
Jun 12 @COL L 4-6 ロブ・ジョンソン 8回 4点
Jun 13 @COL L 3-5 バーク      8回 3点
Jun 14 @COL L 1-7 キロス      8回 7点
Jun 16 @SD W 5-0 バーク      9回 0点 QS 完封
Jun 17 @SD W 4-3 バーク      9回 3点 QS
Jun 18 @SD L 3-4 バーク 9回2/3 4点 バティスタ サヨナラ負
Jun 19 ARI W 4-3 ロブ・ジョンソン 9回 2点 QS
Jun 20 ARI W 7-3 ロブ・ジョンソン 9回 1点 QS
Jun 21 ARI W 3-2 バーク(8回迄)→ジョンソン 9回 2点
Jun 23 SD L 7-9 ロブ・ジョンソン(8回迄)→バーク 9回 9点
Jun 24 SD W 4-3 ロブ・ジョンソン 9回 3点
Jun 25 SD W 9-3 ロブ・ジョンソン 9回 3点 QS







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