July 27, 2009

なんだろう、この醜悪な空気は。
このカード、城島先発2ゲームだけで20失点。CERA5.34。


シアトルに今年5月(あるいは2008年)の、あの「正視に堪えない城島正捕手時代」の嫌な空気が戻ってきた。この空気、2008年にはシーズンを通して流れていた、あのイヤな空気だ。
城島というプレーヤーの漂わせる腐臭は疫病神とかいう形容詞をすでに通り越している。登板間隔の調整のためだろうが、大敗ゲームに出してきたロウ、ホワイトといった勝ちゲームのセットアッパーたちを、城島の毒を味わわせるべきではない。


コネ捕手城島が2ゲームのマスクをかぶる形で臨んだクリーブランド3連戦。アウェイで勝ち越しているこのカードだったが、24日の初戦でコネ捕手城島の甘えたゲーム運びでクリーブランド打線に火をつけてしまい、3連続炎上スイープを食らった。

前回の危機、つまり今年5月の「月間20敗」の危機は、城島DL入りによってチームの雰囲気が劇的にガラリと一変し、乗り切ることができた。
だが、城島がコンスタントにゲームに出るようになると途端に、「醜悪な空気」の漂うチーム崩壊が襲ってくる。
何度も城島をベンチに座らせたままにさせ、ローテ5人全員を受けさせるべきではないと書いたが、裏ローテを城島にまかせてしまうような中途半端なことをするものだから、かえって、城島のもつ悪影響の大きさは控え捕手になった現在かえって大きくなっていることが、このクリーブランド3連戦でわかった。

コネ捕手城島の大炎上を招く「放火行為」ともいうべき所業は、過去にも何度も見られた行為で、城島の常套行為。いわば我慢の結界が破れるような感覚とともに、人間なら誰でも本来もっているはずの「粘りの感覚」というものが、徹底的に失なわれていく。

Cleveland vs. Seattle - July 26, 2009 | MLB.com: Gameday

ゲーム序盤「ストレート狙い」のクリーブランドに、
88マイルのストレートで勝負をしかけた馬鹿捕手


ゲームを決定した投手交代後のペラルタの満塁ホームランに至るまでの道のりは、けして偶然ではない。5回までの間のクリーブランドのヒット場面の狙い球を検証してみるとわかる。
投手が先発バルガスからケリーに交代するまでの間、(スライダー好きのチョ・シンスを除いて)打線全員が「ストレート狙い」に徹してきているのがわかることだろう。

特に、わかりやすいのはサイズモア。後述して、詳しく見てみるが、彼は先頭打者ホームランの第1打席以降、一貫して「ストレート狙い」だ。
その「ストレートに狙いを絞った」チームの先頭打者に対して、馬鹿捕手城島が、真っ直ぐのスピードが87から89マイル程度しかなく、ストレート系だけで抑えこめるタイプの投手ではないバルガスに「ストレートのみでの真っ向勝負」を要求するのだから、あえなく玉砕するのは当たり前だ。
先頭打者ホームランという現象は、なにがしか理由があって起きるのだ。

ストレート系で押す投手の多いシアトルに対して「初回からストレート系をチーム全体で叩いていこう」という打撃戦略の展開は、今日のゲームだけに限らず、シアトル投手陣の防御率の良さをよく知るア・リーグの対戦相手に、このところ頻繁にみられるようになってきている。
記憶に新しいところでは、先日7月22日のヘルナンデス登板ゲーム。あのときはロブ・ジョンソンがすぐに変化球(とくにシンカー)主体のピッチングに切り替えることでことなきを得た。
7月22日、ロブ・ジョンソン先発マスク7連勝、11三振で投手戦を制す。サイ・ヤング賞をめざすヘルナンデスは11勝目、ERA2.45とア・リーグ2位をキープした。(「2つのシアトル」)

もちろん、コネ捕手城島の単調な捕手ぶりでは、「相手の狙いに気づくのが遅すぎる」、仮に気づいたとしても「頭の切り替え速度」が致命的に遅いため、気づいたときにはもう手遅れなほど点数を失って、自軍のバッターは誰も彼も細かいバッティングなどしなくなる。
城島の頭の悪さ、柔軟性の無さが、チーム全体から柔軟性を奪っていく大きな原因になることを、このゲームをサンプルには見ておくといい。

このゲームでは要所要所でサイズモアチョ・シンスのバットがクリーブランドの得点のポイントになった。後でこの2人のバッティングの狙いの違いと、それに気づかない城島の失点ぶりをたどってみる。まずは5回までにヒットを打った選手の打った球種を羅列してみる。

1回表
サイズモア 全球ストレート→先頭打者ホームラン
カブレラ  4シーム  シングル
ガーコ   ストレート シングル
ペラルタ  4シーム  シングル

4回表
フランシスコ 4シーム ダブル
キャロル   4シーム タイムリー

5回表
サイズモア 全球ストレート 四球
カブレラ  4シームをセフティバント 1、3塁
秋     スライダー タイムリー
ガーコ   4シーム 死球 満塁
 (投手交代 バルガス→ケリー)
ペラルタ  80マイル付近の変化球3連投→満塁ホームラン
投手交代をきっかけに、ようやく配球の組み立てを変更した。それはいいが、こんどは変化球を連投しまくって、満塁ホームランを浴びた。馬鹿としかいいようがない。


「ストレート狙い」のサイズモア
馬鹿捕手は初回に一度「全球ストレート勝負」して先頭打者サイズモアにホームランされているにもかかわらず、クリーブランド全体の「ストレート狙い」を感じとることができていない。そのために5回表にもサイズモアと「再び全球ストレート勝負」してフォアボール、さらに、「四球直後のストライク」を鉄則通り叩かれ、タイムリーを浴びた。

コネ捕手城島は、大量失点の5回表、打者一巡で2度打席に立ったサイズモアに、「2打席連続の、とんでもない馬鹿勝負」を挑んでいる。

「1回目の馬鹿勝負」は、先頭のサイズモアへの「全球ストレート勝負」だ。初回に馬鹿捕手が、球速のもともとないバルガスに全球ストレート勝負させて先頭打者ホームランされているわけだが、そのサイズモアに、またしても全球ストレート勝負だから、呆れて開いた口がふさがらない。
見切られて四球を出したわけだが、これが大量失点が始まるきっかけを作った。それなのに、投手がバルガスからホワイトに代わるまで、馬鹿捕手はストレート系主体のピッチングをやめなかった。
本当にどうかしている。

「2度目のサイズモアとの馬鹿勝負」は、投手が代わったあと、打者一巡で再びサイズモアに回ってきた二回目の打席だ。

バルガスにさんざんストレート勝負をやらせて失敗しながら、満塁にしてしまったことで、いつものようにビビりまくった城島は、こんどは投手が代わったのをきっかけに「変化球一辺倒」になる。
そしてペラルタに変化球を3連投。そして満塁ホームラン。

馬鹿か。こいつ。

変化球に切り替えたことくらいバレバレなのに、この馬鹿捕手にはもう「ストレート勝負する気力」など、どこにもなくなってしまい、たいした打率も残していないクリフ・リー専用キャッチャーのショパックに対して「6球中、5球スライダー」という、「スライダー馬鹿連投」。
だがここでも、四球。サイズモアを迎えてしまう。


そしてこのイニング2度目の登場となったサイズモアに何を投げるかと思えば、よせばいいのに初球にまたもや「スライダー」でストライクをとりにいった。
「四球直後、投手がストライクをとりにくる初球を狙い打て」という鉄則どおり、本来はストレート狙いのサイズモアに初球スライダーを強振され、タイムリーを打たれたのである。

ちなみに、6回にフランシスコに打たれたソロ・ホームランも、バルガス降板後の「スライダー」である。


どうだろう。
WBCでの城島の馬鹿っぷりを思い出す、この単細胞ぶり。


サイズモアの全打席
1回表 全球ストレート  先頭打者ホームラン
2回表 4シーム     フライアウト
5回表 全球ストレート系 四球
5回表 (打者一巡)四球直後の初球スライダー →タイムリー
7回表 全球変化球   一度もバット振らず、三振
9回表 全球ストレート レフトライナー

ヒットやタイムリーの場面ばかり見ていては、サイズモアの「ストレート狙い」はわかりにくい。打線が爆発した5回より、むしろ本当は、凡退した2回と7回の場面にハッキリした兆候が見てとれる。
フライアウトになった2回表の第2打席の対応ぶりからは、サイズモアがこの日、「変化球をほとんど自分からは振ってこない」という匂いが濃厚に漂っている。
サイズモア自身の「ストレート狙い」の徹底ぶりは、7回の第5打席で変化球をすべて見逃し、4球で三振したことからわかるように、最後までまったくブレてはいない。

2009年7月26日 2回 サイズモア レフトフライ2回2死1塁 レフトフライ

打ったのは2球目の4シーム。2球とも同じようなコースだが、初球のスライダーには目もくれないサイズモアだが、2球目のややコースの厳しい4シームには飛びついてきたのがわかる。ランナーのいたこの場面でタイムリーにならなかったのは、単なる幸運。

2009年7月26日 7回 サイズモア 見逃し三振
7回1死走者なし サイズモア 見逃し三振
4球目の球審の判定が酷いこともあるが、シンカー、チェンジアップ、スライダー、スライダーと、変化球4連投に対して、サイズモアは一度もバットを振らずに、あっさり三振した。この日のサイズモアがいかに「ストレート系狙い」だったかがよくわかる。


ひとりだけ「スライダー狙い」の
チョ・シンス

クリーブランドの「ストレート狙い」の基本戦略がわかったところで、もう一度、初回以降のクリーブランドの攻撃を見直してみる。そうすると、ちょっと不思議なことがわかる。
チョ・シンスただひとりだけが一貫して、スライダーを中心に変化球を狙い打っているのである。

1回表 クリーブランドの攻撃
サイズモア  全球ストレート ホームラン
カブレラ   4シーム    シングル
チョ・シンス 最初の4シーム2つを見送り0−2 2シーム 三振
ガーコ    ストレート   シングル
ペラルタ   4シーム    シングル
ハフナー   4シーム    フライアウト

上は初回の主なバッターの打った球種だが、これだけクリーブランドがチーム全体で「ストレート系」に狙いを絞って当ててきているのにもかかわらず、チョ・シンスひとりだけは、4シームを2球続けて見送ってまで、変化のある2シームを振ってきている。明らかに「ひとりだけ変化球狙い」なのだ。
全打席、あるいはWBCなどの過去の打席も参照してみればわかるが、これは偶然ではない。
「ストレート狙いのサイズモア」には全球ストレート勝負したコネ捕手さんは、その「スライダー好き」のチョ・シンスに対しては、こんどはなぜか「スライダー」を配球し続け、ヒットやタイムリーを量産させた。

チョ・シンスの打席
1回 4シーム2球を見送り0−2 2シームで三振
3回 スライダー(初球) ゴロアウト
5回 スライダー タイムリー
6回 スライダー ダブル
7回 シンカー3連投後 四球
9回 フルカウントから4シームをレフトライナー


チョ・シンスに「スライダー」をホームランされた今年のWBC決勝
を、ぜひ思い出してもらいたい。
チョ・シンスが打撃面で特にスライダーだけを得意にしているかどうかは調べてないのでわからないが、WBCでやたらとスライダーばかり振っていたことはわかっているし、データとして残してもある。
もしかすると、今日のシアトル・クリーブランド戦に限らず、チョ・シンスの好きな球、というか、打てる球、打ちやすい球は「スライダー」なのかもしれない。

だとすれば、だ。
これだけバルガスにストレート主体で組み立てをさせているゲームで、「ミスター・スライダー好き チョ・シンス」に、なぜ「スライダー」から入ったり、要所で「スライダー」を配球する必要があるのか。

まして、コネ捕手城島にとってのチョ・シンスば、元マリナーズの同僚であり、WBCでもさんざん何度も対戦した経験、打たれた経験もあり、シーズンでも何度も対戦もしていて、誰よりもよく知っている打者のひとりなはずだ。
もし「チョ・シンスが勝負どころではスライダーを狙い打ってくる」程度の単純なスカウティングが成り立っているのなら、そんな程度のことはなにもコーチに聞かなくても、城島はキャッチャーとしてその程度の知識は持っていて当たり前だ。



どれだけ無能なキャッチャーなのか。
このダメ捕手のダメぶりは、本当にもう、徹底したところにまで来ていることは、今日のゲームで本当によくわかる。

相手チームの戦略、打者の狙いを読み取れるか、読み取れないか。そして切り替えができるか。対策をたてられる引き出しがあるか。
頭の悪い城島には状況が見えないまま、対策しないまま、漫然とゲームしているから、打線がゲーム序盤は凡退しながらも、だんだんピントが決まっていき、ゲーム中盤以降に突然爆発するのである。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.
カテゴリー:WBC


2009年3月23日、WBC決勝で捕手城島は下位打線にスライダーを狙い打たれ続けた。






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