August 27, 2009

なにか最近、いかにも8月にロブ・ジョンソン先発マスクのゲームで負けてばかりいるだの、コネ捕手城島が馬鹿みたいに勝ちばかり続けているだの、思い込みでそんなことを言い散らかすアホな人が多いようだが、それは「ただの錯覚」である。
そういう明らかなウソを吹聴しては印象操作してまわっている、性格の歪みきった馬鹿もいるようだし、今シーズンの月別の勝ち負けのおおざっぱなところを数字にしておく。

結論から先に言っておく。

「5月、シーズン最大の借金を作ったのは、城島」
「7月、シーズン最大の貯金をしたのは、ロブ・ジョンソン」
「7月、城島がシーズン2番目の規模で借金をつくり、7月のロブ・ジョンソンのゲームの貯金を食いつぶした」
「8月にロブ・ジョンソンが負け続けているように思うのは、ただの錯覚。チーム勝率である5割をキープ」
「8月に城島が勝ちばかり続けているように思うのは、ただの錯覚。貯金数はそれほどでもない」

こんな当たり前のことすら、数字にしないとわからない馬鹿だらけなのだから、シアトルは困る。
またこれだけ毎年酷い成績を残しておいて、「城島の出場数が少ないのはおかしい」などと自前のブログでチーム批判を繰り広げたコネ捕手の身内らしい人物(トレーナーで、しかもチーム関係者らしい。アメリカでチーム批判がご法度なのも知らないのか。松阪の例を見よ)は、筋違いも甚だしい。プロなら成績が酷ければ出場機会が失われるのは当然だし、むしろ、城島の場合、普通ならとっくにチームをクビになる成績なのに、オーナーのコネで守られて、マイナー送りにさえならないシアトルがぬるま湯なのだ。何を馬鹿なことを言っているのか。


さて、2009シーズンの捕手別の勝ち負けだが、念のため言っておくと、以下の数字ははあくまで先発マスクの勝ち負けではなく、出場ゲームの勝ち負け数である。
なぜそんなことをしても結論が変わらないか、というと、2009シーズンは、2008年のように「キャッチャーがやたらとDHとして先発」したり、「やたらと複数のキャッチャーがゲームに出たりする」ことがほとんどないからだ。(2008シーズンの終盤は、だからこそ、責任が曖昧になっているわけだし、また2009シーズンはそれほどDHが選手の休養に使われていない、ということの証)
シアトルの2009シーズンにかぎっては、捕手の出場ゲームのほとんどを先発マスク数とイコールにして計算できる。全ゲームの交代状況を調べるのは手間がかかりすぎるので時間節約もしたいわけだが、2009年に限っては、先発マスク数を出場ゲームで代用しても、たいした誤差はでない。
例外は、例えば、代打や代走の関係で城島からロブ・ジョンソンに代わってから勝った4月15日、5月3日、5月22日、城島の怪我でロブにかわった5月25日(負け)、バークからロブに代わった6月21日(勝ち)、などがあるのはわかっているが、これらの例外を考慮して数字を訂正しても、しなくても、ここでの結論に何も影響はない。

ロブ・ジョンソン出場ゲーム (8月26日まで)
4月 8勝5敗 貯金3
5月 8勝5敗 貯金3
6月 8勝4敗 貯金4
7月 11勝5敗 貯金6
8月 5勝6敗 借金1 6勝6敗 イーブン

シーズン通算 40勝25敗(貯金15
          41勝25敗(貯金16
シーズン勝率 .615 .621
Rob Johnson Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN
8月のロブ・ジョンソンの負けゲームの詳細を知らない人が多い。
ショートのジョシュ・ウィルソンのエラーでの失点で負けたゲーム、センターのグティエレスがフライを落球して自責点ゼロのフレンチが負け投手になったゲーム、ダブルプレーでチェンジのはずがロペスがボールを握り直してダブルプレーに失敗して失点し負けたゲーム、同じくロペスのエラーから連続失点してヘルナンデスが負けたゲーム、いろいろある。それぞれ、別のゲームの話であり、記録に残らないエラーがあるので見てない人にはわからない。負けゲームの大半に味方のエラーが絡んでいる。

城島出場ゲーム
4月 5勝2敗 貯金3
5月 5勝12敗 借金7
6月 1勝2敗 借金1
7月 3勝8敗 借金5
8月 7勝4敗 貯金3

シーズン通算 21勝28敗(借金7
シーズン勝率 .429(=西地区最下位のオークランドの勝率と、ほぼ同じ)
Kenji Johjima Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

ロブ・ジョンソンと城島の貯金・借金を月ごとに相殺した
チームの貯金勘定
 (8月26日まで)
4月 プラス6
5月 マイナス4
6月 プラス3
7月 プラス1
8月 プラス2 プラス3
ブログ注:これはあくまで概算。また、ここにキロス先発ゲームや、バーク先発ゲームの結果を加味していかなければ、リアルな数字には近づかない。


ロブ・ジョンソンの出場ゲームが最も勝利を貯めこんだのは、印象だけで言うと、城島の大借金による2シーズン連続の月間20敗を救った5月や、ヘルナンデスが月間最優秀投手に輝いた6月であるかのように感じる人が多いかもしれない。
だが、実際にはそうではなく、ウオッシュバーンが4勝をあげ月間最優秀投手に輝いた「7月」が、ロブ・ジョンソン先発マスクで最多の貯金を作れた月なのである。

では、ロブ・ジョンソン側からみて最多の貯金ができたこの月、チームは快進撃をして、ワイルドカード争いについに肉薄したか、といえば、そうではない。

むしろ、ワイルドカード争いから実質脱落した。ロブ・ジョンソン先発ゲームで最多の貯金を作りながらの、脱落である。

城島の先発マスクゲームの5つもの借金が完全にチームの足を引っ張り、それによって、首位チームなどが快調に貯金を増やす一方で、シアトルは取り残されて勝率5割程度に低迷し、ワイルドカード獲得への道をほぼ断たれた、のである。


それで8月にコネ捕手の先発数を増やすとは、厚顔無恥にもほどがある。






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