ジャロッド・ウオッシュバーン

2009年12月14日、ESPNのRob Neyerが選んだ 「この10年のMLBプレーヤー トップ100」
2009年11月2日、ワールドシリーズ終了後にFAになるウオッシュバーン、「移籍希望先のトップは、シアトル」と語る。
2009年10月29日、コヨーテの森のベースボール。
2009年8月25日、ウオッシュバーンは3割打者を6人並べる西地区首位のLAA相手に苦しみながら要所を抑えて6回3失点、QS達成で9勝目。「オクトーバー・ベースボール」がみえてきた。
2009年8月20日、ウオッシュバーン登板のデトロイト戦先発捕手にロブ・ジョンソンを起用しないワカマツに、MLB公式ライターのジム・ストリートは首をひねった。
2009年8月20日、シアトル公式サイトのジム・ストリートはロブ・ジョンソンとウオッシュバーンの「フィールドでの再会」をユーモラスに記事にした。
2009年8月4日、移籍後初戦に負けたウオッシュバーンは素直に失敗を認め、デトロイト地元紙は「いつもの貧打のせい」と嘆いてみせて、彼をかばった。
2009年8月5日、猫がグラウンドを走った日、ロブ・ジョンソンは二塁打、シングル、四球、バッティングと走塁に冴えをみせる一方、カンザスシティに23残塁させ、なんとか投手4人で勝利した。
2009年8月4日、ウオッシュバーン、7月のア・リーグPitcher of Month受賞!ロブ・ジョンソンは6月ヘルナンデスに続き2ヶ月連続で月間最優秀投手を輩出、キャッチャーとしての揺るぎない優秀さを証明した。
2009年8月3日、とあるアメリカ人の描く「トレードに直面した野球選手の旅」
2009年7月28日、The Pitchウオッシュバーンの大試合。102球、7回QS達成!悪い流れを食い止めた後は 「持ってる」イチローのメジャー初サヨナラ打、「パラシュート・ヒット」で劇的勝利!
2009年7月27日、魚釣りの好きな男の父が息子に電話してきて「トレードされたのかい?」と尋ねた。息子は言う。it's not over.「チームはまだ終わってないよ。」そして彼は家族のために魚料理を作った。
2009年7月23日、ウオッシュバーンは「移籍したくない」といい、「プレーヤーが売り払われないために、頑張るしかない」と語った。
2009年7月23日、ウオッシュバーン、ついにWHIPア・リーグトップに立つ。7回QS、4連勝の8勝目でERAは2.71に上昇。ゲーム後、彼は初めて自らハッキリと「チームに残りたい」と強く意思表明した。ロブ・ジョンソンは先発ゲーム8連勝。
2009年7月6日、ウオッシュバーンの準パーフェクトゲーム、ESPNの2009ア・リーグ ベストゲーム第6位にランクイン。ベスト10ゲームの中で最も少ない3三振での偉業。
2009年7月6日、ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンの鉄壁バッテリー、「準パーフェクトゲーム」達成!ウオッシュバーン初の「無四球試合」。9回1安打完封。
2009年6月25日、ロブ・ジョンソンは初回満塁で走者一掃の3点タイムリーを打ち、城島のRISPを大きく引き離した。ウオッシュバーン6回QSで4勝目。
2009年6月19日、ロブ・ジョンソンは決勝3塁打でサンディエゴでのサヨナラ負けの嫌なムードを振り払った。ウオッシュバーン7回QS。
2009年6月6日、キロスの単調なリードを予測する。
2009年5月26日、ウオッシュバーンはロブ・ジョンソンを捕手に6回無失点、QSを達成した。
2009年5月18日、ロブ・ジョンソンの貯金で野球をやっているコネ捕手、15安打3ホーマー3盗塁され、またもや敗戦。月間3勝8敗、他人の貯金を食い潰す。
2009年5月13日(2)、ロブ・ジョンソンと城島の間にある「2点の差」がゲームプランに与える莫大な影響を考える。(ウオッシュバーン版「2点の差」計算つき)
2009年5月13日、先発ウオッシュバーンで4失点。城島パスボール、最後は二盗されてのサヨナラ負けで、城島先発ゲーム6連敗。
2009年4月26日、ウオッシュバーンが潰されたLAA戦、謎の馬鹿リードを解き明かす。
2009年4月23日、ウオッシュバーンはロブ・ジョンソンのリード、コミュニケーション能力、勤勉さを絶賛した。
2009年4月21日、ロブ・ジョンソンは逆転2点タイムリー3ベースでウオッシュバーンに3勝目をプレゼントした。
2009年4月9日、ウオッシュバーンは城島抜きのゲームをエンジョイして完封勝利してみせた。
2008年8月30日、クレメントは今シーズン最高のウオッシュバーンを演出した。
2008年7月7日、城島の悪送球はウオッシュバーンの好投のすべてを無駄にした。
2008年6月21日、ブレーブス第2戦の先発捕手は6月打率わずか2割の城島。
2008年6月9日、気の抜けた守備の城島、3度目のパスボール。
2008年6月2日、エンゼルスと13.5ゲーム差。城島、無安打。
2008年5月25日、城島はウオッシュバーン復活を支えきれずに終わる。
2008年5月21日、ベダードとウオッシュバーンは専属捕手にバーク指名と報道された。
2008年4月15日、ウオッシュバーンは「城島のサイン通り投げた後悔」をクチにした。
2008年4月10日、シーズンが始まったばかりというのにウオッシュバーンはバークをほめちぎった。

December 15, 2009

Rob Neyer: Selecting the top 100 players of the decade - ESPN

順位を全部挙げて転載してしまっては、選んだ本人に失礼というより、リンクページを見る楽しみがなくなってしまうだろうから、あえて挙げない(笑)クリフ・リーも、グレインキーも、リンスカムも、クリス・カーペンターも入ってないんだが、この記者、大丈夫だろか?(笑)

ちなみに、イチローは・・・・・。(笑)

75位に、Jarrod Washburn、ウオッシュバーンが入っているのが、なんだかうれしい限り。






damejima at 15:11

November 03, 2009

シアトルの公式サイトのライターJim Streetによる電話インタビュー(きっとウオッシュバーンは、カルフォルニアで手術した膝のリハリビでもしているか、故郷のウィスコンシンで両親と一緒にいるか、フロリダあたりの暖かい土地で膝をいたわりながらのんびり釣りでもしているか、どれかだろう)によると、近々FAになる予定のウオッシュバーンは、「シアトルが移籍希望先リストのトップ」と明確に語っていて、どうやら古巣シアトルへの帰還に強い希望を持ってくれているらしい。

インタビューでウオッシュバーンは「あと4年もプレーしようとは思わない」と、意味深な発言もしている。これは言外に、次の所属球団が彼の最後のキャリアになる可能性が高いことや、シアトルとの間で3年とか4年とかいう長期の複数年契約がなくとも契約してもいいよ、というような意味のことを暗に示したかったのではないか、と思う。


Washburn, eligible for free agency for the second time in his career, isn't sure where he will pitch next season, but said, "Seattle definitely is toward the top of my list.
キャリア2度目となるFA資格を得るウォッシュバーンは、来シーズンどこで投げるか不明だが、彼自身は「シアトルは確実に僕の移籍リストのトップにある」と語った。(後略)

A healthy Washburn ready for 2010 | Mariners.com: News

記事によれば、ルール上、ワールドシリーズの最終戦が終わってから15日間はデトロイト・タイガースがウオッシュバーンとの優先交渉権を持っているが、デトロイトは契約延長交渉を行わないだろうということなので、ウオッシュバーンはFAになる模様だ。
「城島問題」という、これまでチーム内を歪ませてきた問題が解決した以上、ウオッシュバーンはぜひシアトルに戻って、ロブ・ジョンソンとのバッテリーを復活してもらいたいものだ。
シアトルであれ、どこであれ、ウオッシュバーンとの契約する上での問題のひとつは彼の膝のケガの具合だが、これについて彼自身は何も問題ないし、スプリング・トレーニングには間に合う、というようなことを、このインタビューで言っている。



上の記事を書いたJim Streetは、シアトル公式サイトのライターだが、もともとロブ・ジョンソンとウオッシュバーンの交流を暖かい目線で書いてきた人物のひとり。(「暖かい」というのも、ウオッシュバーンの放出を必死に煽りたてた現地メディアもあったため)
ウオッシュバーンが7月末に突如デトロイトに移籍させられてしまったあと、8月になってデトロイトとシアトルというカードがやってきたわけだが、このときもJim Streetは、「ドルフィン」を投げてもらいたいと語るロブ・ジョンソンと、ウオッシュバーンのユーモラスな対決を期待するハートウォーミングな記事を書いてみせた。
実際には、監督ワカマツが城島を起用して、旧バッテリー対決は実現しなかったわけだが、2人の「再会」が実現しなかったことをいぶかしがる記事すら自分個人のブログに掲載したほど。
今回の記事タイトルも、
A healthy Washburn ready for 2010
Free-agent lefty would welcome return to Mariners
(ウオッシュバーン、2010年に向け体調万全、準備上々)
 FA左腕復帰を歓迎するマリナーズ)

と、あたかも、もうウオッシュバーンのシアトル復帰がほぼ決まっているかのような盛り上げっぷりだ(笑)

ロブ・ジョンソンとウオッシュバーンが共同作業で開発した
「ドルフィン」という球種についてのブログ記事

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:『ドルフィン』 by ウオッシュバーン&ロブ・ジョンソン

Jim Streetの書いた記事についてのブログコンテンツ
2009年8月20日、シアトル公式サイトのジム・ストリートはロブ・ジョンソンとウオッシュバーンの「フィールドでの再会」をユーモラスに記事にした。

2009年8月20日、シアトル公式サイトのジム・ストリートはロブ・ジョンソンとウオッシュバーンの「フィールドでの再会」をユーモラスに記事にした。 →だが無粋なチームの監督さんがスタメンマスクに選んだのは、なぜか「城島」 →最悪の「サヨナラ負け」(失笑)

ウオッシュバーン移籍に関する他のメディアの記事
Mack Avenue Tigers - Detroit Tigers blog - Jarrod Washburn wouldn't mind returning to Seattle






damejima at 15:00

October 31, 2009

Woodsという、カナダのアウトドア用品メーカーがある。(宣伝ではない)
木をそのままデザインした、素朴だが品のいいデザインのロゴマークが昔から好きで、独特の発色のいいウェアや、カモフラージュ柄のバックなどを愛用してきた。Woodsは、カナダのオンタリオ州オタワで1885年創業で、アムンゼンの南極探検に資金や道具の提供するなど、極地を旅する冒険家のサポートもして、100数十年の歴史と信用を築いてきた。

このメーカーのジャケットに、自分は見たことがないが、襟にコヨーテの皮があしらわれたものがあるらしい。

コヨーテは、日本では動物園にしかいない生き物で、なじみがない。北アメリカに生息するイヌ科の動物で、イヌに似ているオオカミの近親。「歌う犬」を意味するアステカの言葉からその名がついた。「歌う」とは「遠吠えする」という意味。遠吠えは、釣りでいう朝夕の「マズメどき」に行われ、一頭が吠えはじめるとやがて他のコヨーテも加わるという。


カナダの国立公園で19歳のカナダ・オンタリオ州出身のシンガーソングライター、テイラー・ミッチェルが、ひとりで散策中、2頭のコヨーテに襲われて亡くなった。悲鳴を聞きつけた通りすがりの人の通報で、彼女はすぐ病院に運び込まれたが、10月28日朝3時30分に亡くなった。森林警備隊は2匹のコヨーテのうち1匹を撃ち殺したが、もう1匹は見つかっていない。
コヨーテは、冬場には弱ったシカを襲うが、人間を襲うことは非常に珍しいらしい。ただ、警察は襲撃したコヨーテが「非常に攻撃的だった」と話す。
19歳の彼女はちょうど10月23日から11月7日にかけてツアー中だったようで、彼女のサイトに掲げられたツアー・スケジュールが非常に哀しみを誘う。ツアー中で忙しい彼女がなぜ散策に出かけたのか記事には書かれていないが、おそらくツアーで疲れた自分を自然の中でリフレッシュしたかったのだろう。
彼女のサイトにはいま世界中からアクセスがあり、北米だけでなく世界中から追悼の言葉が書き込まれ続けている。
Coyotes kill female hiker in Nova Scotia - Canada - Canoe.ca

テイラー・ミッチェルのサイト
Taylor Mitchell :: So sad...

母エミリー・ミッチェルからの言葉
Taylor Mitchell :: From Taylor's Mom

Tragic, fatal coyote attack the exception, not the rule | Editorial | Comment | London Free Press


娘を失ったテイラーさんの母エミリーは、哀しみを堪えつつ、娘を襲ったコヨーテの駆除に反対してこう語っている。

“When the decision had been made to kill the pack of coyotes, I clearly heard Taylor’s voice say, ‘Please don’t, this is their space,”’ Mitchell said.“She wouldn’t have wanted their demise, especially as a result of her own.” She described her daughter as “a seasoned naturalist” who was experienced at wilderness camping.(中略)“She loved the woods and had a deep affinity for their beauty and serenity,” Mitchell said.
「コヨーテの群れを殺す決定がなされたと聞いて私は、『そんなことしないで。ここは彼らの場所よ』と娘が言うのがはっきりと聞こえました。」とミッチェルの母は言う。「もし彼女が生きていたら、自らの死の結果としてコヨーテが駆除されることなど望まないでしょう。」
彼女は娘を、荒野でのキャンプで経験を積んだ「熟練したナチュラリスト」と表現した。「彼女は森を愛していて、森の美しさ、平穏さに、深い親近感を持っていました。」
Coyote victim's mom thanks fans - Canada - Canoe.ca

母エミリーさんはWe take a calculated risk when spending time in nature's fold.(自然の深い懐で過ごすときはリスクをきちんと計算するものだ)とも言っている。彼女の言う「娘の荒野でのキャンプ経験」とは、おそらくコヨーテや熊も出る可能性のある場所でのキャンプ経験、という意味だろうし、日本で考えるよりもずっと高いリスクとキャンパーのスキルが想定されている。
日本ではキャンプというと、ほとんどの人は昆虫しかいない人里のキャンプ場でのバーベキュー程度をイメージする。日本でも、テントの真横に鹿が何頭もやってくるようなキャンプサイトもあることは、彼らは知らないし、夜通し火を焚いていなければ危険な荒野で野営する人々の存在もほとんど知られていない。日本ではコヨーテのいる荒野でのキャンプなど想像できない。
リスクがあるから近寄らないのでは、奥深い自然は体験できない。波は危険だが、乗ることができないのではサーファーになれない。北米で想定する自然は、日本で想定する穏やかな自然とは違い、よりワイルドなものになる。

日本とアメリカの野球の違いは、日本の守られてはいるが自然さのかけらも無いキャンプと、コヨーテの森でキャンプしてワイルドライフの一端を体験する北米キャンプの違いのような部分もある。
コネ契約で不自然にロスターの座を守られたMLBキャリアなど、星も見えない都会のマンションの屋上でやっている安っぽいバーベキューのようなもので、北米のウィルダネスどころか、日本レベルのキャンプ体験にすらなっていない。まして、メジャーのワイルドなベースボール環境で本物の体験をしたといえるわけがない。
リスクをおかす覚悟とそれを計算できる勇気やスキルがなければ、熟練したキャンパーですら命を落とすこともあるコヨーテの森にそもそも来るべきではない。



カナダといえば、シアトルの投手エリック・ベダードをすぐに思い出す。このコヨーテの事件を聞いたときもすぐに思い出した。エリックも、コヨーテの森で亡くなったテイラー・ミッチェルも、五大湖のほとりのオンタリオ州出身である。
釣りを趣味にしていることもよく知られているエリックだが、カナダ出身なだけに、オンタリオで創設されたアウトドアメーカーのWoodsを知らないわけがなく、アウトドアに出かけるときのために、おそらくウェアのひとつやふたつ、Woods製品を持って出かけているに違いない。

エリックは、釣りという共通の趣味があることもあって、同じ投手のウオッシュバーンと仲がよかったわけだが、エリックの出身地オンタリオはカナダ側で五大湖に接し、またウオッシュバーンの出身地ウィスコンシン州はアメリカ側で五大湖に接しているいくつかの州のひとつであり、2人は生まれた場所も近い。2人が仲がいいのについては、共通の趣味だけでなく、きっと生まれ育った環境が似ているせいもあるのだろう。

2人はよく連れ立って釣りに行っていたが、釣りに詳しい人はわかると思うが、北米の釣りのスタイルは、日本での伝統的なエサ釣りとはまったくスタイルが違う。
ウオッシュバーンは狩りも趣味にしているようだが、大掛かりな釣りの場合、釣りというより、むしろハンティングに近い。ターポンなどの大型魚をターゲットにするなら、ガイドを雇い、エンジンつきのボートをチャーターして、あちらのポイント、こちらのポイントと大移動しながら、大魚を狩りしていくことになる。
エリックとウオッシュバーンの2人も、オフに五大湖のどこかでボートを出して釣りを楽しみ、夜は冷えたビールでもしこたま飲んでジョークでも言い合ったに違いない。

そもそもオンタリオと、ウィスコンシンには風土的な共通点がいくつかある。五大湖に接し、コヨーテが住む自然があり、北米のネイティブ・アメリカンであるインディアンたちの「保留地」がある。
コヨーテは、インディアンにとってはただの動物ではなく、象徴的な動物のひとつであり、知性、賢さ、ずる賢さ、ペテンなど、さまざまな象徴的な意味がある。Coyote Tracks(コヨーテの足跡)はインディアン的なデザインモチーフのひとつでもある。


これら北米の土地が、はたしてテイラー・ミッチェルのいう「コヨーテの場所」なのか、インディアンと呼ばれ、いまはカジノで稼いでいる人々の土地なのかは、ブログごときが短文で軽々しく言及していい話題ではない。善悪だけで測ることのできることなど、たかがしれている。
人間はコヨーテの皮を剥いでジャケットの襟にしているが、このリアル・ファーを衣料にすることに対しても、日本でもいろいろと議論したがる人たちがいる。だが、少なくとも、人間は太古の昔から獣の皮を衣料にしてきたのは間違いない。
コヨーテは、普段は人間を襲うことはないようだ。ヒトを見れば逃げ、その性格は英語でも「shy シャイ」と表現されている。ブログ主はロードランナーを追いかけまわすコヨーテのルーニー・チューンを見て育ったが、そういえばあのコヨーテもそこそこシャイな性格だった。
だがシャイな彼らでも、森で人間に前触れなくばったり出くわせば、びっくりして襲うこともある。熊などと同じである。オンタリオでも、ウィスコンシンでも、コヨーテと人間との共存問題をめぐる議論を扱ったウェブサイトがある。

ワールドシリーズの映像をみていればわかるように、10月ともなれば北米の夜はとても冷える。ワールドシリーズが終われば、冬はもうすぐそこまで忍び寄って来ているわけで、コヨーテはワールドシリーズになど、かまってはいられない。北海道よりも厳しい冬の支度をせねばならないのである。
だからこそ冬の到来を前にした野生動物は気が立っている。


コヨーテのいる自然を愛し歌を歌う人が、歌う犬、コヨーテに襲われた。
あるハワイの海を愛するサーファーの少女は、サメに腕を食いちぎられ片腕になったが、サーフィンを引退したりはしなかった。19歳で人生を閉じたテイラー・ミッチェルも、もし今回のケガで命を落とさなかったなら、ケガが癒えた後、ふたたびコヨーテのいる森に散策に行ったことだろう。

少なくともいえるのは、
テイラー・ミッチェルも、彼女の母も、そしてベダードやウオッシュバーンも、
「自分たちの暮らしのすぐそばに森があり、そこにはコヨーテが住んでいる」と意識しながら、生まれ、育ち、歌を歌い、釣りをし、暮らしてきた、ということだ。

コヨーテの森は、アメリカ文化の精神的な源泉のひとつである。インディアン・カルチャーだけでなく、アメリカのカントリーミュージック、釣りや狩猟といったレジャー、フットボールなどの激しいアメリカンスポーツなど、さまざまな文化のバックグラウンドやシンボルになっている。

damejima at 07:48

August 26, 2009

アウェイのアナハイム戦に先発したウオッシュバーンだが、1番から6番まで、6人もの「3割打者」が並ぶLAA相手だけに苦しんだが、なんとか6回を3失点に抑えきって、同点のままマウンドを降りることができた。キャッチャーは、先日のシアトル戦のウオッシュ登板ゲームで、終盤代打で出てきて2ランタイムリーを打った、ゲンのいいルーキーキャッチャー、アビラ。
7回満塁でのワイルドピッチ
アブレイユのホーム突入を阻止するアビラの好プレー

(投手はウオッシュバーンではない)
Baseball Video Highlights & Clips | DET@LAA: Avila corrals a wild pitch and throws home - Video | MLB.com: Multimedia

グランダーソンのファインキャッチ
イリノイ大学のエンブレムカーティス・グランダーソンはイリノイ州ブルーアイランド生まれで、シカゴ郊外イリノイ州リンウッド育ち。高校もイリノイ州内なら、大学もイリノイ大学シカゴ校。まさにデトロイト・タイガースで野球をやるために生まれてきたセンタープレーヤー。
Baseball Video Highlights & Clips | DET@LAA: Granderson chases down a fly at the track - Video | MLB.com: Multimedia

デトロイトはまだ優勝が決まったわけではないが、対LAAというカードは、今シーズンのプレーオフに予想されるカードのひとつなわけで、ポストシーズンのプレマッチとしても、今日のゲームで勝った意義は大きい。

107球を投げてストライク59、ボール48。特にストレートのコントロールがよくなく、ストライクボールがはっきりした投球ぶりで、ほぼ毎回のように走者を出したが、シンカーなどで要所を抑えきった。
ここまでボールだらけの投球内容だと、普通はもっと四球を乱発するものだ。だがウオッシュバーンの四球は結局2というのだから、いかにもウオッシュバーンらしい。

唯一の失点イニングの2回、ストレート系に強いケンドリックに打たれた3ランは、インコース低めのストレート。けしてコースが甘くなったわけではない。2-0からのバッティングカウントだったことが大きい。
そこでウオッシュバーンはケンドリックの次の打席で、最初の2球、珍しく続けてスプリッターを投げた。そのあと、ホームランを打たれた「インコース低め」に、こんどはストレートではなくシンカーを投げてゴロアウトにしとめたあたり、二度同じ失敗をしなかったのは、ウオッシュバーンのベテランらしい味。(第3打席では、またもやストレートを投げてシングルを打たれたが、それも勝てばご愛嬌)

最終回は1,3塁のピンチだったが、100マイルストレートを投げるロドニーが、LAAの主軸ハンター、ゲレーロ、リベラを、100マイルストレートとチェンジアップでかわし、ウオッシュバーンに移籍後2つめの勝利となる9勝目がついた。

Detroit vs. LA Angels - August 25, 2009 | MLB.com: Gameday

今日、フライPのウオッシュバーンがなんとかホームラン1発ですましてチームを勝利に導くことができた理由は、このゲームで3度もあった1死1、2塁で、ランナーを一度も進塁させなかった粘り強さ。この粘り強さこそ、ウオッシュバーンのウオッシュバーンらしさ。シンカーが要所で効いた。

2009年8月25日 DETvsLAA 1回1死1、2塁ゲレーロ ダブルプレー初回1死1、2塁
ゲレーロ ダブルプレー


見逃した初球と打った3球目はウオッシュバーンの決め球のひとつ、シンカー。初球は低すぎて見逃されたが、いわゆるストライクゾーンからボールになった3球目のシンカーは、注文どおり引っ掛けてくれて、ダブルプレー。

2009年8月25日 DETvsLAA 3回1死1、2塁リベラ ファウルフライ.jpg3回1死1、2塁
リベラ ファウルフライ


2球目にインコースに落とした71マイルの超スローカーブが「ドルフィン」。最後の4球目はちょうどケンドリックに打たれたホームランと同じコースのストレートだったが、「ドルフィン」がイメージに残ったリベラは、4球目のインサイドのストレートを下からすくい上げた。組み立ての妙。

2009年8月25日 DETvsLAA 5回1死1、2塁ゲレーロ 三振.jpg5回1死1、2塁
ゲレーロ 三振


初回ダブルプレーのゲレーロ同様、2球目と5球目にシンカーを投げて、これが再び効いた。ホームラン後の打席のケンドリックを4回に仕留めたのもシンカー。

もともとストレートに球威があるタイプではないが、それでもここまでストレートにコントロールのない今日のようなウオッシュバーンが、3割バッターを6人並べるチームと対戦するのはつらいが、それでも、シンカーをメインに、スプリッター、「ドルフィン」などで打者ごとに味付けをかえながら、変化球で打者を切り取っていく味があるために、なんとか乗り切れる。

今自動車産業の崩壊に瀕しているアメリカ社会にとって、デトロイトという街がどういう意味をもつかは、誰よりもデトロイト・タイガースの選手たちがよくわかっていることだろう。
デトロイトとウオッシュバーンに「オクトーバー・ベースボール」の灯りが見えてきた。
Tigers a big source of pride in Motown | MLB.com: News
"It would be extra special to have October baseball here," Laird said.








damejima at 14:29

August 21, 2009

当然、ウオッシュバーンが先発するデトロイト戦に、シアトル側のキャッチャーはロブ・ジョンソンだと思って、ハートウオーミングな記事を書いたMLBのシアトル公式サイトのライター、ジム・ストリートは、こんな記事を彼のブログに書いて、ワカマツ監督の行為にクビを傾げた。


Street's Corner: Hall in Motown, Kenji behind the plate

While it wasn't a big surprise that Hall isn't in today's lineup against former Mariners left-hander Jarrod Washburn, catcher Rob Johnson was not in the lineup as expected. Manager Don Wakamatsu said he liked the matchup "both offensively and defensively" with Joh behind the plate. That puts a major crimp on his plans to face his former batterymate, Jarrod Washburn, for the first time and get a different perspective of the "dolphin" pitch Washburn throws.

(トレードで獲得したばかりの内野手)ホールが元マリナーズの左投手ウオッシュバーンと対戦する今日の先発メンバーにいないことは、さして大きな驚きではないものの、キャッチャーのロブ・ジョンソンは期待どおり先発しなかったことには驚いた。ワカマツ監督は、城島マスクにすることについて、(ウオッシュバーンとの)「攻守両面での」マッチアップが気にいっているらしい。それは初めてかつてのバッテリーメイトのウオッシュバーンと対戦し、ウオッシュバーンの投げる『ドルフィン』の違った視点を得ようとするロブ・ジョンソンの計画をひどく妨げることになる、ということだ。






damejima at 16:59
7月末のトレード期限ギリギリになってデトロイトにトレードされたウオッシュバーンが、8月20日のデトロイト対シアトルの対戦で登板することになって、シアトルの公式サイトのジム・ストリートが心温まる記事を書いてくれたので、紹介しておく。


:このゲームの実際の顛末は失笑もののエンディングを迎えることになる。実際のゲームについての記事は既に書いたが、あまりにも記事が長いのと、いい話あまりにも馬鹿らしい話を共存させておくのも気分が悪いので、記事をできるだけ分割してみることにした。
8月20日のデトロイト戦の失笑ものの幕切れについて読みたい人は、こちらの記事を読んでほしい。
2009年8月20日、MLB公式のジム・ストリートはロブ・ジョンソンとウオッシュバーンの対決をユーモラスに記事にした。 →だが無粋なチームの監督さんがスタメンマスクに選んだのは、なぜか城島 →最悪の「サヨナラ負け」(失笑)



イルカ

Johnson to face former batterymate | Mariners.com: News
written by Jim Street

Mariners catcher Rob Johnson said Wednesday that he was looking forward to seeing the "dolphin" from a different angle.
マリナーズのキャッチャー、ロブ・ジョンソンは「ドルフィン」を違った角度から見られる水曜を楽しみにしているという。(中略 ウオッシュバーンがフリッパーと呼んだ球を、ロブ・ジョンソンが「ドルフィン」と呼び変えたことの説明)
Washburn and Johnson meet again on the field on Thursday afternoon in the final game of the three-game series between the Mariners and Tigers.
ウオッシュバーンとジョンソンは、マリナーズとタイガースの3連戦の最終戦のある木曜の午後にフィールドで再会する。

"It will be really fun," Johnson said. "I know what he throws, and he knows I know what he throws, so it's definitely going to be a battle. We're both very competitive.
「すごい楽しみ」とジョンソンは言う。「僕は彼が投げる球を知っているし、彼も僕が彼の球を知っていることはわかってるわけだから、もちろんバトルになるろうね。僕らは2人とも負けず嫌いなんだ。」

"It is going to be awfully weird pitching against them," Washburn said. "It is strange. Just two weeks ago I was a member of that team, and now I have to go out and try to beat them."
「マリナーズ相手に投げるのは恐ろしく変な感じだよ」とウオッシュバーン。「奇妙な感じだよ。たった2週間前には、チームの一員だったのに、今は僕は外部にいて、彼らを負かそうとしているんだからね」(この後の一部略 トレードの経緯など)

"I spent the whole season rooting for every one of those guys to get a hit and do well every time they stepped into the box," Washburn said. "Now, I'm going to have to go out there, knowing every guy's weakness better than any other team. But at the same time, everyone who steps into that batter's box knows exactly what I have to offer on the mound."
「シーズン全体を費やして僕は、彼らが打席に入るときは、ヒットを打って、いい結果を得られるようにいつも応援してきた。」とウオッシュバーンは言う。「でも、今はデトロイトに行かなければならなくなって、シアトルの打者がどんな弱点をもってるか、ほかのどのチームよりもよく知っている。でも同時に、打席に入るシアトルの誰もが、マウンドの僕がどんな球を投げるのか、正確にわかってるわけだね」

Washburn said the transition from being a Mariner to a Tiger has been a challenge.
ウオッシュバーンはタイガースからマリナーズへの移籍はひとつのチャレンジになっている、という。
"I guess I probably am not totally adjusted," Washburn said. "It will help when the Mariners leave town, I suppose."
「思うに、僕はたぶんまだ十分適応できたとはいえないと思う」とウオッシュバーンは言う。「マリナーズがデトロイトを去るにあたってヘルプになるとしたら、そこだと思うね」
ブログ注:ここでウオッシュバーンが「まだ自分がデトロイトに適応しきってない」と言っているのは、明らかにデトロイトのキャッチャー、レアードとのバッテリーの呼吸のことだろう。つまり、だからこそ、シアトル時代のロブ・ジョンソンとのバッテリーのように、十二分に力を出せるかどうかまだ確信はない、と言っているわけだ。

Asked who he is looking forward the most to face, he paused for a few seconds and said: "Rob Johnson. I just love that kid. Having had a better view of any of my pitches than anyone on that team, there will be absolutely no surprises for him."
彼に誰と対戦したい?と尋ねると、ウオッシュバーンは数秒おいて、こう答えた「ロブ・ジョンソンだね。僕はとにかくあの小僧っ子が気にいってたからさ。チームの誰よりも、僕の投球をしっかり見守り続けてくれた。彼がそういうことをすることには、なんの驚きもないけどね、そういう子だし。」

On that day in Arlington when Washburn bid his former teammates adieu, Johnson had one request.
アーリントン・パークでウオッシュバーンが前のチームメイトとお別れをした日に、ジョンソンはひとつのリクエストをした。
"He told me I had to throw him a dolphin at least once because he wants to see what it looks like from the batter's box," Washburn said.
「ロブは僕に、打席からどんな風に見えるかどうしても知りたいから、最低1球は『ドルフィン』を投げてくれって言うんだ」

Will he?
投げるつもり?
"We'll see," Washburn quipped.
「試合になればわかるさ(笑)」と、ウオッシュバーンはすかさず言った。

"But if I do and he hits it out, I told him that I would get another ball from the umpire immediately and drill him as he's rounding the bases."
「でも、もし僕がドルフィンを投げて彼がヒットなんか打ちやがったら、僕は彼がベースを一周してるとき、すぐに、アンパイアから別のボールを手に入れて、奴にぶつけてやるけどね(笑)」

ルアー






damejima at 14:27

August 06, 2009

新しい街に暖かく迎えてもらったようで、よかった。
次の登板で頑張れウオッシュ。

イルカ



デトロイトに移籍したウオッシュバーンは、2009年8月4日の火曜日に、さっそくボルチモアとの第2戦に登板したのだが、5回1/3を投げて自責点6で、7敗目を喫してしまった(8勝7敗)。
試合後ウオッシュバーンは、アメリカのスポーツ選手としてはこれ以上ないくらいに素直にふがいないスタートを認めて、移籍後にこれからも続くスターターとしての自分の責任を改めて確認するかのように、自分の言葉でファンとチームにこんなふうに話した。
"There's no excuse. I didn't do my job. I didn't have command," Washburn said. "I wanted to start out on the right foot and give everyone a good first impression. But what happened was the exact opposite of that."
「言い訳のしようがない・・。自分の仕事ができなかった。コントロールがなかった。」とウオッシュバーン。「好スタートを切って、みんなにいい第一印象を与えたかった。でも起こったのは、その正反対のことだった。」
Game Wrapup | tigers.com: News

Washburn struggles in Tigers debut | tigers.com: News
イディオム
get off on the right foot
start out on the right foot
好スタートを切る。幸先良いスタートを切る。


デトロイトには日刊紙として、Detroit Free Pressと、Detroit Newsがあり、それぞれにデトロイト・タイガースのページを持っている。

Detroit Free Press タイガースページ
Freep.com | Detroit Tigers | Detroit Free Press

Detroit News タイガースページ
detnews.com | The Detroit News | Tigers-MLB | The Detroit News Online -- Your source for Detroit Tigers news, analysis and commentary.


今回のウオッシュバーンのデビュー戦について両紙は共通して、「毎度のことだが、投手へのRS(ラン・サポート)つまり、打線の援護がないタイガース」というトーンでチームの基本的問題点を嘆いてみせる記事を書いて、やってきたばかりの投手をかばい、慰めてくれた。

各紙が書いているように、ウオッシュバーンの調子がまだ本来のものでなかったのはたしかだが、一方で監督リーランドが厳しい口調で指摘しているように、打線の援護がないゲームが多いのもまた事実。
僅差で優勝争いが続いているア・リーグ中地区だが、デトロイトは7月に1点差で負けたゲームが8試合もあった。
その1点差巻けの8試合うち、4試合のスコアは1-2だったが、その4試合のうちの2試合はシアトルとのゲームで、ウオッシュバーン自身がトレード相手のフレンチと投げ合ってデトロイト打線を翻弄した7月23日のゲームも含まれる。

記事中にあるエドウィン・ジャクソンは、防御率はよくなかったものの14勝したタンパベイから2008年の暮れ放出されて、、12月10日に移籍してきたデトロイト1年目の投手。要は、ウオッシュバーンと同様に移籍してきた、似たような境遇の選手で、彼もまたRSが少ないという悩みを抱えている。


New pitcher, same old lack of support for Tigers | Freep.com | Detroit Free Press

Drew Sharp / FREE PRESS COLUMNIST
Welcome to Detroit, Mr. Washburn.(中略)
ようこそデトロイトへ、ウオッシュバーン。(中略)

Washburn was accustomed to rampant run-scoring droughts before he arrived. According to STATS LLC, Washburn was third in the American League in poorest run support entering Tuesday, getting only 3.65 runs per nine innings.
デトロイトに来る前もウォッシュバーンはひどい援護不足には慣れっこだった。STATS LLCによると、ウォッシュバーンは火曜のゲームの前、ア・リーグで最もラン・サポートの少ない投手の第3位で、9イニングあたり3.65点の援護しかもらっていなかった。

Guess who's first on that list? It's Washburn's new teammate, Edwin Jackson (3.42 runs per nine innings).
このリストの最初にある名前は、誰か?ウオッシュバーンの新しいチームメイトになったエドウィン・ジャクソンだ(9イニングで3.42点のRS)

It took one game, but Washburn feels like a Tiger already.
1試合終えただけだが、(ブログ補足:デトロイト名物の援護射撃のないゲームを経験した)ウオッシュバーンはもうタイガースの一員らしくなった。


Jarrod Washburn buried in Tigers debut | detnews.com | The Detroit News

タイガース監督 ジム・リーランド
"I'm not talking about anybody in particular, but guys are taking a ton of bad swings. I'm an optimist.
「特定の誰かのことを言っているわけじゃないけど、みんな酷いスイングばかりしてる。」

Tom Gage / The Detroit News
Washburn also wasn't right. That was obvious. But he's been right for most of the season, so one can only think he'll quickly get right. It was clear,
ウオッシュバーンの調子もよくはなかった。それは明らか。しかし彼はシーズン中ずっと調子よかったわけだし、すぐに調子が戻るだろうだけは言える。それは間違いない。

ルアー






damejima at 15:40
猫がグラウンドを走りぬけた日、
ロイヤルズ、23残塁。
MLB公式サイトの猫の走る動画
Cat frolicks on field in fifth inning in KC | MLB.com: News


たった1試合見ただけでどうこう言うのも、どうか。とは思う。
だが、フレンチは正直、こんなレベルの低い投手がア・リーグ屈指の投手のひとり、ウオッシュバーンと交換というのだから、悲しくなる。安売りにも程がある。スネルがフレンチよりかなりマシなのがわかった感じ。
と、いうのも、オルソンについて、シアトルに来てから何度も「基本的に球の高い投手」と指摘してきたが、このフレンチは球の高さはオルソン以上かもしれないのがどうも気になるのだ。
おまけに球種が少なく遅い球がないので、緩急がつけづらい。
打線の援護のないゲームなら間違いなく負けそうだし、次回以降のゲームでは落ち着いて性根をすえて頑張ってもらいたい。

次回以降の登板をよりよいものにするために、フレンチはコミュニケーション能力やリード能力の高いロブ・ジョンソンとよく話し合って、ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンが一緒に時間を共有しつつ、ピッチング改善や、新しい持ち球の開発に取り組んだように、今後のピッチングをどう改善するか、言葉にして話しあうべきだ。

2009年7月6日、ロブ・ジョンソンが準完全試合を達成したウオッシュバーンの新しい魔球「ドルフィン」と、その開発にいたるコラボレーションについて大いに語った。

Lucas French Career Statistics | Mariners.com: Stats

終わってみれば今日のゲームは、フレンチ、バティスタ、ホワイト、オルソン、4人の投手で終ったが、よく4人で追われたもんだと思う。実際ブルペンではジャクバスカス、ケリー、ロウ、次々に肩をつくった。
こんな無駄なことに早めに対策を打つためにも、誰かがよほど投手を指導しないとダメだろう。フレンチでいえば、オルソンがそうだったように、移籍したばかりで調子がよくないとか、そういう問題ではなさそうに思う。きちんと指導して、フォームなり、リリースポイントなり、かえないことにはどうにもならない部分のある投手だと思う。
Seattle vs. Kansas City - August 5, 2009 | MLB.com: Gameday


今日のロブ・ジョンソンは、四苦八苦しながらカンザスシティに23残塁させ、投手をなんとか4人ですませたわけだが、攻撃面もとてもよかった。2安打1四球3出塁で、打率.224。長打も出た。

第1打席 先頭でダブル。大量点のきっかけを作る。得点
第2打席 1死1、3塁 内野フライ
第3打席 先頭。四球
第4打席 1死2塁 シングル
第5打席 ヒット性の当たりだが、ファインプレーに阻まれる

面白かったのは、ランナーのウィルソンとのコンビで、カンザスシティをかき回した7回の第4打席の走塁。なかなか見られない面白プレーだし、ぜひ動画で見ておいてほしいものだ(笑)
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@KC: Wilson scores on Johnson's base hit - Video | MLB.com: Multimedia

(1)1死から、ウィルソン二塁打
(2)ロブ・ジョンソンがセンターに抜けるシングル
(3)センターがバックホーム。ノーバウンド
(4)サードを回りかけていたウィルソンが急ブレーキで停止
(5)ロブ・ジョンソンがセカンドへ
(6)キャッチャー、セカンド送球。だが、セカンドセーフ
(7)ウィルソンが本塁突入。ホーム送球も、セーフ
(8)捕手が両膝をつくのを見てロブ・ジョンソンがサードへ
(9)キャッチャー、あわててサード送球。セーフ

カンザスシティ側からみると、ボールを
センター → キャッチャー → セカンド → キャッチャー → サード と転送している間に、「ひとつもエラーしてない」のに、1点とられたことになる。
シアトル側からみると、本来なら1死1、3塁のところを、走塁だけで、1点とり、1死3塁にかえたわけだ。文字だけでわかるか、どうか(笑)→ 動画があった。やっぱりメジャーの人もこれは珍しいと思ったようだ(笑)






damejima at 13:19

August 05, 2009

本当におめでとう、ウオッシュバーン
2009年7月のア・リーグ月間最優秀投手受賞
心から祝福したい。準パーフェクトゲームが評価されないわけはないと思っていた。7月 4勝1敗 ERA1.44 43回2/3。
素晴らしい成績だ。
相棒のロブ・ジョンソンは、これで6月のヘルナンデス受賞に続いて、2ヶ月連続で月間最優秀投手を輩出させた。素晴らしい仕事だ。
Players of the Month | MLB.com: News

Washburn July's Pitcher of the Month for AL | Mariners.com: News

イルカ


ウオッシュバーン全登板ゲーム
Jarrod Washburn Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

2009年7月23日 ア・リーグWHIPランキング by ESPN2009年7月23日 ア・リーグWHIPランキング by ESPN
1位 ウオッシュバーン

ア・リーグWHIPランキング
グレインキーの調子が落ちてきて、予測どおりWHIPランキング争いはハラデーとの一騎打ちになりそうだ。ほんとうに頑張ってほしい。
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN

ESPNのシーズンベストゲーム6位に選ばれた7月6日の準パーフェクトゲーム、ロブ・ジョンソンの決勝2ランで勝った7月11日のゲーム、WHIPランキングでリーグトップに立った7月23日のゲーム、移籍直前のあの不安の中でチームの連敗を食い止めた7月29日のベテランらしい熱投。
どれもこれも本当に素晴らしいゲームばかりだ。

9回完封準パーフェクトゲームに続いて、7回QS、6回2/3QS、7回QS、7回QS。合計5登板連続QS。本当に素晴らしい7月を、ウオッシュバーンは過ごした。

2009年7月6日、ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンの鉄壁バッテリー、「準パーフェクトゲーム」達成!ウオッシュバーン初の「無四球試合」。9回1安打完封。

2009年7月6日、ウオッシュバーンの準パーフェクトゲーム、ESPNの2009ア・リーグ ベストゲーム第6位にランクイン。ベスト10ゲームの中で最も少ない3三振での偉業。

2009年7月6日、ロブ・ジョンソンが準完全試合を達成したウオッシュバーンの新しい魔球「ドルフィン」と、その開発にいたるコラボレーションについて大いに語った。

2009年7月11日、ロブ・ジョンソン値千金の決勝2ラン、The Pitchウオッシュバーンは7回QSで6勝目、ついにERA2点台に突入した。(マイケル・ヤングをうちとった「ドルフィン」解説つき)

2009年7月23日、ウオッシュバーン、ついにWHIPア・リーグトップに立つ。7回QS、4連勝の8勝目でERAは2.71に上昇。ゲーム後、彼は初めて自らハッキリと「チームに残りたい」と強く意思表明した。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年7月23日、ウオッシュバーンは「移籍したくない」といい、「プレーヤーが売り払われないために、頑張るしかない」と語った。

2009年7月27日、魚釣りの好きな男の父が息子に電話してきて「トレードされたのかい?」と尋ねた。息子は言う。it's not over.「チームはまだ終わってないよ。」そして彼は家族のために魚料理を作った。

2009年7月29日、The Pitchウオッシュバーンの大試合。102球、7回QS達成!悪い流れを食い止めた後は 「持ってる」イチローのメジャー初サヨナラ打、「パラシュート・ヒット」で劇的勝利!



ロブ・ジョンソンにとっては、これで6月のヘルナンデスに続いて、2ヶ月連続のア・リーグ月間最優秀投手の輩出、ということになる。受けたキャッチャーにとっても、最高の栄誉となった。まさしく快挙である。

Felix named Pitcher of Month for June | Mariners.com: News

2009年7月3日、ヘルナンデス、6月のア・リーグPitcher of Monthを受賞。6月に彼の球を受けたバーク&ロブ・ジョンソンにとっても名誉の受賞となる。

2009年7月5日、城島のいない6月を過ごすことができたフェリックス・ヘルナンデスは、6月の3勝ERA0.94で月間最優秀投手を獲得、ようやくオールスター出場を手にいれた。



今日はデトロイトでのウオッシュバーン初の登板ゲームでもある。不思議な縁だ。
Baltimore vs. Detroit - August 4, 2009 | MLB.com: Gameday


4月9日  8回自責点0 ジョンソン QS 完封勝ち 
4月15日 6回自責点2 城島(4回自責点0 怪我による交代)→ジョンソン(2回自責点2) QS 勝ち
4月21日 7回自責点2 ジョンソン QS 勝ち
4月26日 5回1/3自責点6 バーク
5月2日  7回自責点1 ジョンソン QS
5月7日  7回自責点1 ジョンソン QS
5月13日 6回自責点4 城島
5月18日 5回自責点6 城島
5月26日 6回自責点0 ジョンソン QS
6月1日  7回自責点1 ジョンソン QS
6月6日  6回自責点1 キロス QS
6月12日 6回自責点4 ジョンソン
6月19日 7回自責点2 ジョンソン QS
6月25日 6回自責点2 ジョンソン QS 勝ち
7月1日  7回自責点4 ジョンソン
7月6日  9回自責点0 ジョンソン 準完全試合QS勝ち
7月11日 7回自責点1 ジョンソン QS 勝ち
7月18日 6回2/3自責点1 ジョンソン QS 勝ち
7月23日 7回自責点0 ジョンソン QS 勝ち
7月28日 7回自責点1 ジョンソン QS

CERA
ジョンソン 108回2/3 自責点25 ERA 2.07
バーク   5回1/3自責点6  ERA 10.13
城島    15回自責点10 ERA 6.00
キロス   6回自責点1   ERA 1.50

被打率
ジョンソン .208
バーク   .333
城島    .246
キロス   .304

ルアー






damejima at 18:35
ある日本人作家の言葉をもじって言うなら
人生も野球と同じように、上手な人と下手な人がいる。
だが問題は人生の下手な人にも明日はやってくるが、
野球の下手な選手には明日がない、ということだ。



下の文章はBaseball Referenceという、有名なMLBのデータベースサイトでみかけた記事にリンクとしてあったもの。引用した人は、日頃データとばかり向き合っているせいか「考えさせられるものがあった」と話した。
アメリカは広くいろいろな人が住んでいる。投手のスライダーにもいろいろあるように、あながちドライな人ばかりでもない。いろんな考えの人がいる。

struggle、という言葉は野球記事に頻繁にでてくる単語で、「不調の」という意味で使われ、訳されることが多い。
だがstruggleは「もがき苦しみながらも、努力する」という意味でもあり、けして悪い意味ばかりでもなく、struggleという単語にもいろいろ意味がある。

僕は野球記事にでてくるstruggleという単語を見かけるたび、いつも「不調の」という意味で読むより、むしろついつい「もがいているが、なかなか調子が上がってこない」とか、「不調だが、なんとかしようと頑張っている」という意味で読んでしまう。辻褄が合わなくなると、もう一度読み直す。

どんな状況におかれたとしても、結局ベースボールプレーヤーも我々も、不調さを悩む暇があればstruggleすることで道を開くわけだが、野球選手のstruggleする姿はあまり目にすることがない。目にすることがないから、人が気にかけなくなる、という面もある。

下の記事は、そんな忘れられがちな他人のstruggleに気づいて、光をあてた人の書いた話だ。訳してみたくなった最初の頃はウオッシュバーンやクレメントのトレードでセンチメンタルな気分があったことは認めるが、いまはこう思ってもいる。

どこにいてもウオッシュバーンはウオッシュバーン。クレメントはクレメント。
さよならのない人生だけが人生なら、旅をする意味はない。
旅しない人生だけが良い人生ならば、そんな人生はつまらない。


Life is like a baseball game. When you think a fastball is coming, You gotta be ready to hit the curve. - The Path of Thorns
人の一生は野球の試合に似ている。
速球が来ると思うなら、
カーブを打つ準備もしていなくてはならない。


To the vast majority of the fans, players are simply components that affect the representation and winning capabilities of their hometown teams. If they under-produce, most don’t care if they’re dumped just like that. If they’re expendable, who cares if they’re gone, so long as they fill in a hole in the roster? Few of us stop to think what that means to the player. How it determines the rest of his season, his career, and the life of his family is rarely fathomed.
大半のファンにとって「野球のプレーヤー」は、地元球団の見栄えの良さや勝つ可能性に影響してくる「パーツ」にすぎない。大部分のファンは、もし結果に満足がいかなければ、プレーヤーがなんの前触れもなく放り出されようと気にかけない。使い捨てプレーヤーならば、たとえいなくなっても、だれかがスタメンの穴をふさいでくれる限り気にとめることもない。それ(=トレード:ブログ注)がプレーヤーにとってどんなことを意味するか、私たちはほとんど立ち止まって考えたりはしない。選手の残りシーズンやキャリア、彼の家族の人生にどんな風にケリがつけられてしまうか、滅多に考慮されることはない。

I got a chance to talk about this topic with a former Major League Baseball player. I did not get a chance to ask his permission to use his name, but I will say he was once a member I valued on my beloved Cubs, and someone who has gone through this very thing.
私はこの話について、ある元メジャーリーガーと話す機会を得た。私は彼の名を明かす許しを得ることはできなかったが、彼がかつていとしいシカゴ・カブスに在籍し、まさにこういう目にあった人物だということくらいは言っておきたい。

He mentioned a few things I did not think of – the idea that if you’re performing well and get dealt, you feel secure because there’s a better chance you’ll stay with that team, and find yourself a new home and a new exciting fan-base. But if you get traded for under-producing, as I mentioned above, you stress more because of the new equation you’re brought into; that is to say, your new role with the team. You may have been a beloved member of team A, but to team B, you sit on their bench and watch a team you may hardly know play without needing you as much. I can’t imagine the loneliness, or the uneasiness. Yes, ballplayers are millionaires these days, who will be financially stable anywhere once they hit this level, but they’re also human beings who may find job relocation following a business lunch or a thirty-second phone conversation. And all a player can do is wait.
彼は私は思いがけないことを言った。
もし、好調時のトレードなら、トレード先で腰を落ち着けてプレーが続けられるチャンスがより大きくなること、、新しいホームチーム、新しい熱心なファン層が得られる期待で、選手は心強い気持ちになれる。
しかし、すでに話したように、結果が伴わない状態でのトレードだと、自分が新しく組み込まれるチームの戦略、つまり、新チームでの新しい役割の中で、プレーヤーは強いストレスを感じる。Aというチームではチームの一員として愛されたかもしれない。だが移籍先のBというチームでは、そうならないかもしれない。あまり自分を必要としてないチームでプレーをベンチに座って眺めることになるかもしれない。

私はそういう孤独や、居心地の悪さを想像できない。なにせ最近の野球選手はみんな金持ちだ。どこのチームであれ、そこそこのレベルで一度活躍できたら、経済的には安定するだろう。
しかし彼らは、ビジネスランチの後や30秒かそこらの電話で自分のトレードを知らされる、そういうたぐいの人種でもある。プレーヤーにできることは、待つこだけだ。

The player I interviewed made another mention – how their children have to say goodbye to their friends, how their wives are left behind to figure out their mandatory new living situation. Some players who are traded still have several years left under their current contract, and may not see many warm days at their current home again. New schools, new estate, new ways of life – including a new dreary apartment or shared house to those players still unproven. Many wives have to say goodbye to the house they made their own with the player they wedded, to the friends they’ve grown attached to, to the happy life they had where they were. As much as a player is a mere soldier in a battalion, trudging through a million-mile season, they have to be nomadic and well-prepared if they’re to make it through a long and hard career.
私がインタビューした元選手はこんな話もしてくれた。
友達に別れを告げなければならない子供たち。強制的に新しくなってしまう生活環境に馴染めずに取り残される奥さん。トレードされる選手の中には、数年の契約を残している選手もいる。だが、彼らは今住んでいる家ではもう暖かい暮らし味わえないかもしれない。新しい学校、新しい家、新しい生活スタイル・・・。まだ行く末の定まらない選手たちに貸し出される物寂しいアパートや借家での生活を強いられる、というケースもある。多くの妻たちは、結婚して自分たちで建てた家、親密さを育くんできた友人、彼らがいた場所での幸福な人生に、別れを告げなくてはならない。
野球選手は、100万マイルもの果てしないシーズンを、重い足取りで歩き通す単なる軍隊の一兵卒ではあるだけに、長くて困難なキャリアをなんとか切り抜けていくつもりなら、遊牧民的かつ用意周到でなければならないのだ。

For every game that has to be won, a birthday is missed. For every RBI scored, and anniversary is missed. For every loss taken, a player’s lover says goodnight to an empty pillow. These players, these soldiers, these pawns, have a job to do, a talent to use, a unilateral skill to answer to, and each of the thirty teams has a vast game of chess to play without getting a checkmate. For each piece lost, one step forward needs to be taken. Each piece on the board needs to be in a certain place in order to win. Only the chess you and I play have tangible and unfeeling pieces…to thirty front offices right now, they change lifelines. And business in this old game never feels colder, or more surreal, in the heated Summer than it does today.
勝たなければならないゲームのために誕生日は忘れられ、挙げなくてはならない打点のためには記念日も忘れられてしまう。負けが刻まれるたび、そのプレーヤーの恋人は、からっぽの枕に向かって「おやすみ」を言う羽目になる。
兵士であり、チェスの「歩」であるプレーヤーたちには、やらなければならない仕事があり、使うべき才能と、期待に応えるための一方的な技能をもっていて、そして、30チームすべては、チェックメイトのない巨大なチェスゲームである。部品がひとつが失われるごとに、必ずひとつの前進が要求される。 ゲームボード上の各部品は、勝利のために一定の場所にいることを要求される。われわれがプレーするこのチェスゲームは唯一、触れることはできるが感情をもたない部品で行われている。
30ものフロントオフィスがたった今、彼らの生命線に変更を加えようとしている。 夏真っ盛りの今日(=トレード・デッドライン:ブログ注)ほど、この伝統のゲームにおけるビジネスが、よりクールに、そしてよりシュールに感じられる日はない。

New friends are made, old friends hug or shake hands, promises to keep in touch are made briefly, and a bus, or plane, awaits their fate. The fate of the player, their wives and lovers, their children, their family, their friends. Bags are hurriedly packed, goodbye kisses are known to be salty with the tears breaking between lips, retrospect is administered, and a fresh new start shows itself as a sharp right turn. Whether a player is meant to stay with the team for three months or three years, depending on their contract, a new significant chapter must begin. Even if they wanted to go, they leave a whole life behind them – and maybe a teammate, wife or lover that just doesn’t want to see them go.
新しくできる友人。旧友と交わすハグや握手。これからも連絡を取り続けようと、そそくさと交わされる約束。バスや飛行機が運命を待ちうけている。プレーヤーの運命、そして妻や恋人、子供、家族、彼らの友人の運命も。大急ぎで梱包される鞄。別れのキスの塩辛さ。頬の涙が唇と唇の間で流れを変えるように、新鮮なはずの再スタートは、急なカーブとして本性を露わにしていく。プレーヤーが3カ月、あるいは3年、チームと一緒に帯同できることになっていようと、いまいと、契約にそってプレーヤーは新しい重いページをめくらなければならない。たとえ誰かが一緒に行くのを望んでいようと、プレーヤーたちは去っていく。人生のすべて、チームメートや、彼の旅立ちをとても見ていられない妻や恋人などをあとにして。






damejima at 01:38

July 29, 2009

イルカイルカよ、
ウオッシュバーンを守りたまえ。

今日のビッグゲームを、どう説明しろというのだ。無理だ(笑)今日の勝利はウオッシュバーン、チームにとって、不安の暗闇を抜け出す大きな意味があるのはもちろんだが(このゲームをきっかけにしたように、トレードの話が流れている)、このブログにとっても大きな意味があった。

これまで、このブログでいろんなことを言ってきた。常に確信をもってはいる。
だが、それでも、ウオッシュバーンとジャクバスカスの言うcontrollという言葉を借りるなら、「目の前で行われているゲームは、自分ではコントロールできない」。つまり、ゲームとプレーヤーの出す結果が、ブログでの発言に沿ったものになるかどうかは、けしてわからないのだ。
もし、今日のウオッシュバーンが滅多打ちになるようなことがあれば、考えたのは、「自分の発言に確信はある。それは、これからも変わらない。だが、今日惨敗することがあれば、数%の真実味は『意味』として『死ぬ』ことになるかもしれない。それは、今日負ければ、シーズン前半の努力のかなりの部分が無になってしまうのと同じだ。」と、そういう気持ちがあった。
しかし、それでも、数%程度が死ぬことになったとしても、ウオッシュバーンにbet、賭けてみようと思った。人生は賭けでもあるのだ。不安がっていては前にすすめない。

2009年7月23日、ウオッシュバーンは「移籍したくない」といい、「プレーヤーが売り払われないために、頑張るしかない」と語った。

2009年7月25日、ジャクバスカスは、23日に「チームに残りたい」と語ったウオッシュバーンの言葉を引き継いで、「今シーズンに希望を失っていない」と強く語った。

2009年7月27日、魚釣りの好きな男の父が息子に電話してきて「トレードされたのかい?」と尋ねた。息子は言う。it's not over.「チームはまだ終わってないよ。」そして彼は家族のために魚料理を作った。


おめでとう。魚釣りの好きなウオッシュバーン。
おめでとう。ウオッシュバーンの父さん。奥さん。お子さん。
あなたたちの息子、夫、父さんは、
やはり、たいした男でしたよ。
Toronto vs. Seattle - July 28, 2009 | MLB.com: Gameday

1回表
レフトのソーンダースがホームラン性の当たりをフェンス際で神キャッチ!
Saunders makes a leaping grab to rob Wells - Video | Mariners.com: Multimedia
1回裏
イチロー 貫禄の先頭打者ヒット → 生還!
1−0とリード

2回表
先頭打者にヒットを許すも、オーバーベイをダブルプレーに。
さすがベテラン、ウオッシュバーン。
as for right now シアトルのエース
2回裏
1死1、2塁 → ワイルドピッチ 2、3塁
無得点。だが、がっかりしている暇はない。

3回表 2死1塁 スクータロの2球目はドルフィンか
    1塁ランナー走り、ロブ・ジョンソンがCS!チェンジ!
3回裏 トップからだが、三者凡退。

4回表 わずか5球で三者凡退! ウオッシュバーン!
4回裏 三者凡退。変化球にやられてる。

5回表 少し球数がかかったが、無得点におさえた。
     さすがウオッシュ。オーバーベイの三振が大きい
5回裏 下位打線。いわゆる三者凡退。

6回表 球審きわどいコースをまったくとらない。
    1死1、2塁をそれでもおさえきった。
    ウオッシュバーンQS成立!
6回裏 1死1、3塁からシェルトン タイムリー2ベース!
     2−0で2、3塁 → ハナハン タイムリー!
     3−0で1、3塁 → ロブ・ジョンソンDP・・・

7回表 1死満塁から犠牲フライ → 3−1
     2死1、3塁 → レフトライナーをソーンダースが好捕
     それにしても球審が低目をまったくとらない。イライラ。
Saunders snares the liner to end the inning - Video | MLB.com: Multimedia
7回裏 下位打線。三者凡退

8回表 ロウが二塁打を3本打たれ、3−3
8回裏 先頭イチロー、ヒット!
     それにしてもイチローへの初球は
     いくらなんでもボールだ。その後、三者凡退。

9回表 アーズマ登場
     2死2塁から、いやなスクータロ
     シェルトンがファウルフライを神キャッチ!
Shelton reaches into the stands to make grab - Video | MLB.com: Multimedia

9回裏 ハナハン ヒット! ロブ・ジョンソン四球!
     ウッドウォード バントヒット!
     ノーアウト満塁!!!!
     2死から イチロー登場!
     サヨナラタイムリーヒット!!!!!!
     ぐおおおおお。連敗断ち切ったぜ、
     ウオッシュバーン、最高!!

     (ロウは30分正座してなさい)
Ichiro drops a walk-off single into center - Video | MLB.com: Multimedia

トロントのガストン監督の談話
"You throw that pitch to just about anybody else in this league and they'll strike out on it. They won't hit it."
「リーグの誰だって三振するとこにビシッと投げてるんだぜ?ヒットを打てるわけがないんだ・・。」
"You're trying to get a guy out there that averages 200 hits a year," Gaston said, "and is probably a Hall of Famer, as far as I'm concerned. Downs made two good pitches on him, and he hit a little flare over the shortstop's head. There's not much you can do about that."
「年に200本もヒットを打つ選手を討ち取ろうっていうんだからねぇ・・・」とガストン。「彼は僕の知るかぎりの範囲で、たぶん野球の殿堂入りする選手なわけさ。ダウンズ(=トロントのクローザー)もさ、2つ、いい球を投げてんだけど、彼はショート頭上にテキサスヒットを打っちまう。これ以上、何をしろって?どうしようもないよ・・」
相手先発ゼプチンスキー投手の談話
"That's what makes him a good hitter. That's why he's going to hit .350 to .380 every year. Plus, the speed helps. He's a battler. You've got to make really good pitches, and he hits really good pitches."
「あれが、彼をいいバッターにしてる部分であり、毎年3割5分から3割8分もの高打率をマークできる理由だよ。加えてスピードもあるしね。彼はいつもバトルしてくる。投手側はさ、『本当にいい球』を投げてるんだ。だけど彼は、その『本当にいい球』こそ、ヒットしてきちゃうんだよな
Blue Jays' loss hits Gaston hard | bluejays.com: News

イチロー メジャー初サヨナラタイムリー

2009年7月28日 イチローサヨナラヒット 別アングル

2009年7月28日 イチローメジャー初サヨナラヒット「パラシュート・ヒット」は
こんなクソボール(笑)

まさに、「生きている岩鬼」(笑)
よくこんな、とんでもないボール球をヒットにするものだ。だが、これを打つ理由はある。球審がアウトコースにはずれるボールをストライクコールしまくっているから、手を出さざるをえないのである。
その逆境の中で、ボール球をサヨナラにしてしまうのだ。天才としか、いいようがない。

10万ヒット ありがとうございましたなんか10万ヒットをこえてました。見てくださる方、全員に感謝を。ありがとうございました。






damejima at 11:14

July 28, 2009

いま、チームの誰もが不安を抱えている。
不安になる、とは、不安を持たないことではない。自分の抱えた不安の大きさに気づいてしまうこと、そして、不安に支配されてしまうことだ。

生きていく、ということは、もともと不安との永遠の戦いだ。不安がなくなる、などということは、おそらくない。

だからこそ、マウンドに上がらなくては。

僕は明日、父の子として生まれ、ひとりの女の伴侶となり、子の親となり、そして、それら全部をひっくるめて抱えこんだひとりの男としてマウンドに上がる、釣り好きの男を応援しようと思っている。
 
ルアー


Mariners Blog | Washburn: "I wouldn't be disappointed to stay a Seattle Mariner" | Seattle Times Newspaper

この記事によれば、ウオッシュバーンの田舎に住む父が息子に電話してきたようだ。父は息子に、Did you get traded to the Brewers? ブリューワーズにトレードされたのかい? と、尋ねた。

息子はこう答えた。
"Dad, don't you think I would have called you if something had happened,' and followed up with, 'Don't you remember what happened last year? All the times I supposedly got traded and nothing happened.' You get a lot of calls and text messages from people wondering what's going on and what do I hear. I tell them all the same tthing...you hear as much as I do and I will let you know if something happens."
「父さん・・。もし何かあったら僕から父さんに電話しただろうって、思わなかったのかい。去年あったことを覚えてる?ずっと僕はトレードされるのかなと思ってたけど、何も起きなかった。父さんはたくさん電話をくれたし、たくさんの人から何が起こってるのか、そして、僕が何か聞いていないか、メールで聞かれたりした。僕が言うことはいつも同じさ・・。父さんが聞いていることと同じことしか、僕は知らないんだ。もし何かあったら、僕が父さんに知らせるから。」


父との会話を披露したあと、男はこんな話をした。
"It was different last year because we were definitely out of contention. This year, I don't think the season is over with here. We had a tough weekend but it's not over. I wouldn't be disappointed to stay a Seattle Mariner. I would be happy to be a part of this group of guys, forget about last weekend and return to playing to good baseball like we did before those three games."
「チームが首位争いから完全に脱落してしまっていた去年とは違うんだ。今年、僕はチームにいて、シーズンが終わってしまったとは思ってない。僕らにはつらい週末だったけどね。僕はチームに残ることになったとしても、それでガッカリするようなことはないんだ。僕はほかのやつらと一緒にこのチームの一員として幸せにやってける。先週のことは忘れよう。そして、この3ゲームの前に僕らがしていたような、いいベースボールに戻るんだ。」


このインタビューで彼は、シーズン中の野球選手としてはとても珍しく、家族のことをかなり喋っている。(本当は元記事にはこの部分が先に記述されているが、順番など、どうでもいい)
"I don't think the kids really understand what's going on, but my wife does. She is taking it pretty good. She made me cook fish today. She said I might not be around to cook it later, and fish is my specialty. But other than that, she has been around a long time, too, so she knows the ups and downs and all the rumors and that stuff.
「子供たちは、何が起こっているのか、本当にはわかってないと思う。でも、妻はわかってくれてる。彼女はほんとうによくやってくれている。彼女は僕に今日、魚料理を作らせた。彼女が言うには、『魚を後で料理することになって、あなたがいないと困るから』なんて言うんだ。魚料理は僕の専門だからね。でも魚を料理しなくちゃってことだけじゃなく、彼女は長いこと一緒にいるからということもあって、気持ちの浮き沈みや、トレードの噂とかなんとか、全てをわかって接してくれてるんだ。」




魚を料理しながら、魚釣りの好きな男は彼の奥さんにトレードについて何か気持ちを打ち明けたかもしれないし、何も言わず料理したのかもしれない。それはわからない。
でも、たぶん、男は、彼のことだからおいしい魚料理を作ったことだろうし、彼と奥さんは「おいしいね、これ」とか、いつもどおりの言葉を発したのではないか、と思う。夫婦って、そういうものだ。



今日、自分の肩にかかった責任の重さが、わかっていながら負けた自分の若さを、ヘルナンデスは誰よりも早く大人になりたい子供のように悔しがって眠れないかもしれない。
今日打ったいくつかのヒットの数より、パスボールしてしまったことの重さを噛み締めながら、ロブ・ジョンソンはボールの軌道を何度も思い出しては、ミットを動かすように左手を動かしているかもしれない。

今日、グティエレスは、壁が気になって捕球できなかったトリプルのことを、「もしかしたら、自分は壁を怖くなっているんじゃないか」と不安に思っているかもしれない。
今日ゲームからはずれていたラッセル・ブラニアンは、「もしかしたら、これでまた、このまま、ゲームにときどきしか出られない『昔の自分』に逆戻りしてしまうのではないか」と、不安にかられているかもしれない。

最近チームに加入した選手たちは、そのブラニアンを見て、「自分たちがゲームに出られるのがあと何試合あるのだろう」と、不安に思っているかもしれない。
投手たちは、一番頼りになるはずのヘルナンデスが打ちこまれてしまったのを見て、「自分もああなるかもしれない」と、不安に思ったかもしれない。


でも、そんな中で、
できるだけ何事もないような、知らん顔をわざとして明日のマウンドに立とうとしているウオッシュバーンを、
僕は応援しないわけにはいかない。

なぜなら、最近のウオッシュバーンの発言を読んでいると、彼が自分のプライバシーにまで踏み込んでいろいろと発言をしているのは「頑張ろう」「まだ終わってない」と、周囲を励まそうとしていることが、よくわかるからだ。

スウィニー。グリフィー。チームにベテランは何人もいる。

だが、ウオッシュバーンの言葉を借りれば、as for right now、いまのいま、ベテランとしてチームを背に支えようとしているのは、父の息子であり、いまは子供の父でもある、ベテラン投手、ウオッシュバーンだと真剣に思っている。

周囲とは、自分の仕事場である、チームの同僚。
経験の浅い若い選手たち。投手陣。
父。妻。そして子供。
自分。
すべて。

頑張れ。そして勝て。
ウオッシュバーン。
父として、子として、夫として。あらゆるものに勝て。

イルカ






damejima at 18:45

July 25, 2009

このインタビューについては、まだまだ語りたいことがある。
後で続きを書くが
とりあえず、訳の部分をあげておく。

この時期の勝ちは、チームのポスト・シーズンにとってだけでなく、選手の移籍問題にとっても意味があることを、彼ウオッシュバーンのインタビューからくみとってほしい。



Washburn wants to stay, says he's open to contract extension
移籍したくないウオッシュバーン、契約更新に前向き

Posted by Larry Stone
Mariners Blog | Washburn wants to stay, says he's open to contract extension | Seattle Times Newspaper


Washburn can be a free agent after the season when his four-year, $37.5 million contract expires. I asked him if he'd be open to working on a contract extension right now, which would obviously take him off the trade market. Washburn's seven shutout innings on Thursday lowered his earned-run-average to 2.71..
ウオッシュバーンは4年37.5Mの契約が満了になった後、FAになることができる。私は彼に、現在の契約延長への取り組みについて何か公開するつもりがあるかどうか尋ねてみた。彼のトレードバリューは明らかにトレード市場で上がってきている。ウオッシュバーンは木曜のゲームで7回をシャットアウトし、ERAを2,71に押し上げた。

"I'd definitely be interested in talking about that," he said.
「当然、それについて話すことに興味があるよ」と彼は言った。

When I talked to GM Jack Zduriencik last week, he had alluded to the possibility that a potential free agent could re-sign with the team. Many players choose to table contract talks until after the season, but Washburn said he didn't believe it would be a distraction.
私(=ラリー・ストーン)が先週話した時には、ズレンシックもFA予定の選手との再契約の可能性があることをそれとなく示唆していた。たいていの選手は契約のテーブルにつくのはシーズン終了後にしたいと思うものだが、ウォッシュバーンはもしそうならなくても別に気にならない、と言った。

"I'm not easily distracted,'' he said. "I don't think it would be something that would be a detriment and distract me to where I couldn't do my job like I'm doing it now. Off the field stuff is just that, off the field stuff. When you get between the lines, your job is making pitches. I'm real good about being able to separate the two."
「僕は簡単に気が散ったりはしない。」と彼はいう。「今やっているように仕事ができなくなるほど、何かさしつかえるとか、気が散るというようなことにはならないと思う。グランド外のことは、単に、グランド外のことでしかない。グランドに出たら、投げるのが仕事。この二つの切りかえが、僕はすごく上手だから。」

I noted that his agent, Scott Boras, has a reputation for advising his clients who are headed into free agency to go into the free-agent market.
彼の代理人スコット・ボラスは、FAを控えた彼の依頼人に(ブログ補足:契約更新をシーズン中ではなくシーズン後)FA市場が開くまで待つようアドバイスすることで有名なことを指摘してみた。

"My agent works for me,'' he said with a smile.
「代理人は僕のために働くんだよ」と彼は笑顔で言う。

So far, however, no serious extension talks are underway, Washburn said. "Jack and I have talked a little bit. Nothing has gotten any further than talking.
しかし、今のところ「本格的な契約延長交渉は全くない」とウォッシュバーンはいう。「ジャックと僕は少し話はしたけど、話以上の段階には全く進んでない。」

Here's what else Washburn said after the game about the trade deadline hanging over the team:
ゲーム後、チームに迫ってきているトレード期限についてウオッシュバーンが語った別のコメントを挙げておく。

"We know the only way we can control what's going to happen is at least try to make the decisions hard for Jack. Hopefully, we won't be in a position we're going to be selling the whole team off. I think we're making it hard on him. Let's see what he ends up doing, but we're happy with the way we're playing. We definitely need to come out and start the second half strong to continue the momentum we had at the end of the first half."
起きる可能性のある事態を防ぐのに僕らがたったひとつできること、といえば、とにかくジャックの決断を難しいものにすること(=選手がいいプレーをし続け、チームをそれなりの順位にいさせること:ブログ補足)くらいしかないのはわかっている。うまくいけば、チーム全体を売り飛ばす羽目になる順位にはならないと思うんだ。だって僕らのプレーぶりはズレンシックがそういうこと(=チーム全体のバーゲンセール:ブログ補足)をしにくくさせていると思うからね。どういう成り行きになるかは見てみようと思うけど、僕らはいま、プレーしていてハッピーだ。僕らはとにかく結果を出し力強いスタートを切って、前半戦の最後にあった勢いを後半戦でもキープしなくては。」

He admitted that it's a "day to day feeling,'' with emotions ebbing and flowing with each day's result.
彼は、毎日のゲーム結果によって興奮が引いたり満ちたり、1日ごとに気分が違うことを認めた。

"A lot can happen in a day. Guti (Franklin Gutierrez) hitting the wall -- luckily, he didn't hurt anything serious,and he'll only be out a couple of days. But if he was going to be out a long time, that might make some decisions easier for Jack. That would be a tough guy to replace. But we've had a few tough guys to replace go down this year, but it seems like someone steps up and fills that role. I don't doubt anything we can accomplish here."
「一日にはいろんなことが起こるものだ。グティ(フランクリン・グティエレス)が壁に激突したりね。運がいいことに、彼は大怪我に至らず、数日休むだけで済むらしい。でも、もし彼が長期に戦線離脱してたら、ジャックの決断のいくつかは、たぶんもっと簡単になっていたと思う。もし代役をみつけなければいけなくなったら、グティはそれが無理な選手だから。でもね、今年僕らはいままで何人もの代えのきかない選手を離脱で失ってきたよ。だけど、誰かがステップアップしてきて、欠けた役割を埋めてきたんだ。僕はこのチームで、どんなことが成し遂げられてもおかしくない、そう思っている。」


When it was noted to him that most players don't even acknowledge that they pay attention to the trade deadline, he said, "Everybody lies. I've always said what's on my mind and don't sugar-coat anything. I think the guys that say they don't are lying. It's just natural, I think, to pay attention."
たいていの選手はトレード期限が気になるのを認めることさえしないものだということを、彼に指摘すると、彼はこんなことを言った。「みんな嘘をつくのさ。僕はいつも思ってることを発言してきたし、遠まわしなことを言ったりしない。自分は嘘なんかついてない、なんていう奴こそ、嘘をついていると思うよ。気になるのがとにかく自然ってもんだよ。」

Here's how Washburn compared last year at the trade deadline to this year: "In hindsight, it looks like it was a good thing for me not to get traded. I'm real happy here where I'm at. And I'm pitching well, and we've got a shot. We've got a good team. I'm happy I wasn't traded so I could stick around and help turn it around."
去年のトレード期限の状況と、今年の違いをウォッシュバーンはどう比較しているのだろう。
「後付けの話で言えば、僕は去年トレードされなかったことは良い事だったようだ。僕のいるこの場所、ここにいることが本当にハッピーなんだ。自分のピッチングは調子いいし、チームは勝つ見込みがある。今のチームはいいチームだよ。トレードされなかったおかげで、ここにいられて、悪い状態を抜け出すのを手伝えるのはハッピーだよ。」

I asked him, bottom line, if he wants to stay in Seattle.
最後に、シアトルにとどまりたいかどうか、聞いてみた。

"If I'm traded, it means something bad happened in the next 10 days. That's the last thing I want to happen. I love winning, and we're winning here. We have maybe the best group of guys I've ever been a part of, and that's saying a lot. That '02 team in Anaheim (that won the World Series), we were a great team. Everybody loved each other. We had fun. We did whatever it took to win. That's the exact same feel I have with this ballclub. I'm very happy to be a part of it, and yeah, I want to continue to be a part of it."
「もし僕がトレードされるなら、それはこれからの10日間に何か悪いことが起こった、という意味になる。それは、僕が最も望まないことだ。僕は勝ちたいし、チームは勝ちを続けている。僕がいままで所属した中ではおそらくベストプレーヤーが集まっていると思うし、それは大きな意味あいがある。02年のアナハイム(ワールドシリーズ優勝)も素晴らしいチームだった。お互いみんな大好きだった。楽しかったし、勝つためにできることはなんでもした。僕がいまのチームに感じるのは、まったく同じ感覚なんだ。このチームの一員でいられて僕はとても嬉しいし、ずっとこのチームの一員でいたいと思う。






damejima at 13:09

July 24, 2009

ロブ・ジョンソンはこれで7月、先発マスク8連勝。


今日は書かなければならないことがたくさんある日だ。
ついにウオッシュバーンがア・リーグのWHIPランキングで、ハラデーを抑えてトップに立ったこと。そしてさらにERAランキングでも、ハラデーをかわして第4位に上昇したこと。
また、彼が今日カブレラなどに投げた「ドルフィン」について。打ち取られたカブレラの感想。バーリーが完全試合を達成し11勝したことによる、サイ・ヤング賞レースの新たな展開。ヘルナンデス、ハラデー、バーリー、グレインキーの比較。

2009年7月23日 ア・リーグWHIPランキング by ESPN
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN
2009年7月23日 ア・リーグWHIPランキング by ESPN

2009年7月23日 ア・リーグERAランキング by ESPN
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN
2009年7月24日 ア・リーグERAランキング by ESPN


しかし、だ。
今日の最大のニュースは、そこではない。
バーリーの完全試合ですら、最大のニュースではない。

今日最大のニュースは、
われらがウオッシュバーンが、人前で始めて
「このチームにいたい」と話したこと、だ。


これが、このブログにとって
完全試合よりも嬉しいビッグニュースだ。


細かいことはとにかく、まず、The Pitch ウオッシュバーンの、今日の素晴らしいピッチングに拍手を送りたい。7回93球投げてデトロイト打線に得点をゆるさなかったが、「わずか2安打に抑えながらも、三振はわずかに3つ」というあたりが素晴らしい。シアトルの右のエース、ヘルナンデスと好対照のベテラン左腕ウオッシュバーンの、「打たせてとるピッチング」の真骨頂がまたしても発揮された。
彼がLAA在籍時にキャリアハイの18勝をマークしたのは2002年だが、ERA、WHIPだけでなく、あらゆるデータで彼はキャリアハイのシーズンを迎えている。
今日のゲームで4連勝だが、この4ゲームの29イニング2/3で、自責点はわずか2点。出した四球わずか4つで、ホームランを一度も打たれていない。この4ゲームに限れば、ERAはなんと、0.61を記録した。
またシーズンBB/9は2,1でキャリアハイ、シーズンHR/9も0.8でキャリアハイ・タイと、細かいデータでも2002年をしのぐ内容になってきている。
Jarrod Washburn Statistics and History - Baseball-Reference.com
Seattle vs. Detroit - July 23, 2009 | MLB.com: Gameday
ウオッシュバーン全登板ゲーム
Jarrod Washburn Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN
ア・リーグWHIPランキング
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN

もうすぐトレード期限がやってくるわけだが、ウオッシュバーンも、一緒に釣りにでかけたりしてとても仲がよく、既に「チームに残りたい」と発言している同僚ベダードのように、「トレードされたくない」ことを、メディアのインタビューでハッキリと表明した。
詳しくは公式サイトや現地メディアをいますぐに原文で読んでもらいたい。(訳は今用意している最中。後でのせてみる)
2009年6月、城島がいなくなったことで生まれつつあるシアトル先発投手陣のアットホームな雰囲気の中、ベダードは「シアトル残留希望発言」をした。


ウオッシュバーンは契約にまつわる難しい言葉や、お金にまつわる言葉などを一切使わず、シンプルに、「ここに残りたいんだ」ということを言っている。

当ブログとしても、何度も言ってきたことだが、今回のウオッシュバーンの言葉に応える形で、改めてハッキリ書いておこう。

尊敬すべきベテラン投手ジャロッド・ウオッシュバーン、
貴方は安心してシアトル・マリナーズにいられるよう
もっと大事に扱われるべきだ。


(↓シアトルタイムズのリンクのほうが、よりわかりやすい。公式サイトの記事は紙幅の制約からラリー・ストーン氏にしてはちょっと切れ切れの中身で意味をつかむのは難しい。)
Mariners Blog | Washburn wants to stay, says he's open to contract extension | Seattle Times Newspaper

Washburn lifts Mariners to series win | Mariners.com: News


なお、こちらは、今日ホワイトソックスのバーリーをメジャー18試合目の完全試合に導いたキャッチャー、ラモン・カストロのプロフィール
CERAだけでみれば5点台をほとんど記録したことがなく、キャリア4.10。3点台のシーズンもたくさんある。
Ramon Castro Stats, News, Photos - Chicago White Sox - ESPN






damejima at 10:50

July 08, 2009

ESPNのMLBベストゲームで、ア・リーグ第6位に、ウオッシュバーンの準完全試合がランクインした。
MLB Best Games - Major League Baseball - ESPN

2009年7月6日MLBア・リーグ ベストゲーム第6位ウオッシュバーン

ランキング上位のゲームの大半が、三振の多さでポイントを稼いでいるのと比べ、ウオッシュバーンのゲームは著しく異なる内容。
それだけに、ある意味、身贔屓が過ぎるかもしれないが、「打たせてとるピッチング内容で準完全試合を達成した」このゲームは、歴史に残るゲームであり、グレインキーやバーランダーとはまた違う方向で、ある意味の今シーズンのベストゲームといってさしつかえないと思う。

もちろん、それだけの工夫を、ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンのバッテリーがしていた、という意味でもある。



このESPNのベストゲームの順位を決めているスコアのルールを説明しておこう。ただのアウトより、三振でアウトにしていくほうがポイントがつく。ただのアウトは1ポイントだが、三振なら2ポイントになる。

Game Score: Start with 50 points. Add 1 point for each out recorded, (3 points per inning). Add 2 points for each inning completed after the 4th. Add 1 point for each strikeout. Subtract 2 points for each hit allowed. Subtract 4 points for each earned run allowed. Subtract 2 points for each unearned run allowed. Subtract 1 point for each walk.
ゲーム・スコアのカウントルール
持ち点 :最初は50ポイントから開始。
アウト :1人のアウトにつき、+1ポイント(1イニング3ポイント)
イニング:4回以降、イニングを終わらせるごとに、+2ポイント
三振  :+1ポイント
ヒット :−2ポイント
失点  :自責点1失点につき、−4ポイント。
     非自責点1失点につき、−2ポイント
四球  :−1ポイント


2009年7月7日現在のランキングを見てみると、ランキング上位のゲームの大半が8三振以上を記録したゲームがランクインしている。

だからこそ。

わずか3三振で、88ポイントを挙げたウオッシュバーンの準パーフェクトゲームの内容の凄さがヒシヒシとわかるというものだ。
ヒット1本という、準ノーヒットノーランは何度か記録されているが、四球はいくつか出しており、四球ゼロで準完全試合まで行ったというのは、今シーズン、ウオッシュバーンただひとり。まして、そのゲームの内容は、三振をビシビシとりまくったゲームではなく、「打たせてとる内容」なのなのだから、本当に凄い。

何度も繰り返す。、
ウオッシュバーンは、わずか3三振で、「打たせてとるピッチング」で、準完全試合を達成したのだ。ほんとうに、凄い。

3三振での準完全試合という彼の偉業を称えるために、
このブログから彼のこの登板に

The Pitch

という称号を贈ることにする。

damejima at 03:28

July 07, 2009

正直、書くことがない。
それくらい完璧。
準パーフェクト達成おめでとう、ウオッシュバーン。
本当に美しいゲームだった。



GameDay
Baltimore vs. Seattle - July 6, 2009 | MLB.com: Gameday

いちおう記録の確認だけはしておこう。
ウオッシュバーン自身にとって完封は4度目。セーフコでの準パーフェクトゲームは10回目。110球、ストライク75球。三振3。Groundouts-flyouts:11-13。「打たせてとるピッチング」として、完璧な内容。
ゲーム終了直後、オールスター出場が決まったヘルナンデスが、ウオッシュバーンとハグしてとても喜んでいたのが印象的。ベンチに戻るウオッシュバーンは選手・監督コーチ全員とハグ。
試合終了時の動画(MLB)
Baseball Video Highlights & Clips | BAL@SEA: Washburn tosses a complete-game beauty - Video | MLB.com: Multimedia


ゲーム後のクラブハウスにはウオッシュバーンの敬愛する父、マイクの姿があった。オールスター休みを利用して、ウオッシュがウィスコンシンから呼んでいたのだ。「テキサス相手にまた完封するようなことになったら、僕は父にもう少し旅をしててもらわなきゃいけなくなるかもね」とウオッシュバーン。

もしかするとウオッシュバーンは彼の父にいいところを見せようと頑張ったのかもしれない。
Mariners Blog | What a night for Jarrod Washburn, one-hit wonder | Seattle Times Newspaper
Washburn allows 1 hit as Seattle beats Baltimore

Jarrod Washburn Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

4月9日  8回自責点0 ジョンソン QS 完封勝ち 
4月15日 6回自責点2 城島(4回自責点0 怪我による交代)→ジョンソン(2回自責点2) QS 勝ち
4月21日 7回自責点2 ジョンソン QS 勝ち
4月26日 5回1/3自責点6 バーク
5月2日  7回自責点1 ジョンソン QS
5月7日  7回自責点1 ジョンソン QS
5月13日 6回自責点4 城島
5月18日 5回自責点6 城島
5月26日 6回自責点0 ジョンソン QS
6月1日  7回自責点1 ジョンソン QS
6月6日  6回自責点1 キロス QS
6月12日 6回自責点4 ジョンソン
6月19日 7回自責点2 ジョンソン QS
6月25日 6回自責点2 ジョンソン QS 勝ち
7月1日  7回自責点4 ジョンソン
7月6日  9回自責点0 ジョンソン 準完全試合QS勝ち

ジョンソン 79回自責点19 ERA 2.16
バーク   5回1/3自責点6  ERA 10.13
城島    15回自責点10 ERA 6.00
キロス   6回自責点1 ERA 1.50

damejima at 13:20

June 26, 2009

湿ってばかりだった打線が上位から下位までようやく火がついた。気持ちよく勝てた。これでとうとう貯金2。行ったり来たりの5割のラインをとうとう抜け出すときが来た。
San Diego vs. Seattle - June 25, 2009 | MLB.com: Gameday

今日3点タイムリーを打ったロブ・ジョンソンだが、打撃スタッツは見た目こそたいしたことないが、得点圏の打席の中身はほとんど全てにおいて城島を上回っている。
ロブ・ジョンソンの強みはチャンスで長打が打てること。得点圏でのスタッツは全てにおいてロブ・ジョンソンが城島を上回り、ロブ・ジョンソンが26打数で12打点を挙げているのに対して、城島はわずか6打点しかあげていない。

ジョンソン得点圏
26打数7安打 12打点
打率.259 2二塁打 2三塁打 5四球
出塁率.364 長打率.481


参考1)城島2009年得点圏
17打数5安打 6打点 1二塁打 1四球
打率.294 OBP.333 SLG.353
打数が少ないために打率で誤魔化されてはいけない。打てても単打で、長打率はロブ・ジョンソンに遠く及ばない。

参考2)城島2007年得点圏(8月18日まで)
105打数23安打 33打点
打率.219 OBP.265 SLG.371 OPS.636
シアトルが2位になった2007年だが、城島のバッティングは完全にチームのお荷物。優勝の行方、ポストシーズンの行方が決まる8月中旬まで、得点圏では打率が.219しかなく、出塁率、超打率とも酷い。


イチロー、先頭打者ホームランを含む4安打、スウィーニーが8回の満塁での2点タイムリーを含む4安打。肩痛を抱えながら頑張るベルトレが19本目の2塁打含む3安打。
今日の大量点の源泉は上位打線の爆発はもちろんだが、打撃の冴えなかった下位打線の頑張りが大きかった。ロブ・ジョンソンは初回の満塁で3点タイムリー。バレンティンがレフトのアッパーデッキに放り込む特大ソロ。セデーニョもスクイズバントで貢献。
今日の9得点のうち5得点を下位打線がたたき出したのだから、たいしたものだ。


9LOBとひとり元気がないのが、この日忌引から復帰したロペス。やはりゲーム勘が失われているのだろう。悲しい出来事からの帰還だが、早く元気を出してもらいたい。
イチロー先頭打者ホームラン
スウィーニーの2点タイムリー
ロブジョンソンの3点タイムリーツーベース
セデーニョのスクイズ
バレンティンのソロホーマー


イチローはあと3塁打が出ればサイクルだったが、3塁打を残したケースではなかなかサイクルヒットは達成できないので、これはいたしかたない。今年サイクルヒットにリーチがかかるのは、これで2度目だったと思うが、今年はまだまだチャンスがあると思う。


なにより今日のゲームでうれしいのは、ひさしぶりにウオッシュバーンに勝ちがついたこと。何度も何度もQSしながらなかなかラン・サポートがなく、ブルペン投手に勝ちがついてしまったりしていたから、ウオッシュバーンもうれしいだろう。ウオッシュバーンはほんとうにロブ・ジョンソンと相性がいい。
パドレスは得点圏ランナーがいる打席が12回もあったが、ロブ・ジョンソンがいつものようにのらりくらいとかわしていき、終わってみれば、ウオッシュバーン、ロブジョンソンのバッテリーはパドレスに12回の得点圏の打席で一度も得点させなかった。

ただ、残念だったのは6回に浴びた2ラン。

なぜかというと、あの時点ですでにウオッシュバーンのERA防御率は3.00台まで下がっており、あと少しでERA2点台突入を達成できそうだったからだ。
規定投球回数に達している投手でも、2点台の投手というのは滅多にいるものじゃない。アメリカンリーグで、シアトルの同僚フェリックス・ヘルナンデスを含め、7人しかいない。
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN

彼自身の勝ち負けそのものは今日の勝ちで4勝5敗だが、防御率3.22は先発として非常に立派な成績。バーランダーや、シールズ、ソーンダースといった投手たちのERAを上まわる数値なのだから、たいしたものだ。
この数字で4勝5敗なのは、まったくもってウオッシュバーンのせいではない。

いいローテ投手獲得がどんどん難しくなるこのご時勢、彼をトレードなどしないで、長くシアトルの先発陣を支えてもらいたいと思う。城島やシルバはじめ、チーム財政を圧迫して成績もどうしようもない選手たちこそ、契約の関係でトレードできなければ、ロスター枠がもったいないのだからDLでもなんでもさせるべきだ。






damejima at 10:29

June 22, 2009

ひさびさにホームに帰ってきたシアトルだが、27,319人の観客の前でなかなか波乱に溢れたゲームを見せた。ある意味、シアトルらしいといえば、らしい(苦笑)
0-3、明らかに負けゲームという感じで迎えた8回裏。ブラニヤンのソロ、代打グリフィーJr.の2ラン。そしてロブ・ジョンソンの決勝のレフト線スリーベース。8回裏までエンジンがかからない打線というのも、かかりの悪すぎるエンジンだが、勝たないよりはいい。
グリフィーは代打で出てきて初球を放り込んでしまうのだからさすが役者だが、おいしいところをもっていくばかりでなく、普段の打率はもう少しなんとかしてはもらいたい。
Arizona vs. Seattle - June 19, 2009 | MLB.com: Gameday


それにしてもウオッシュバーンはよくよくツキがない。もともとRS(Run Support)のない投手として有名ではあるが、バティスタなどに勝ち星をさらわれてしまった。
3回表、無死1、2塁からバントされて、ウオッシュバーンの送球が打者走者の背中に当たってしまい、転々とする間に1点。さらに2.3塁で内野ゴロの間に1点。
3球目のカットボールがど真ん中にいってしまい、モンテーロにホームランされた4回表の1点以外は、とられた気がしないことだろう。

実際ゲームを見ていた人はわかると思うが、3回あたりのウオッシュバーンは顔がイライラしていて、目が三角になっていた。打者走者の守備妨害ではないかと球審に詰め寄りそうになって、監督ワカマツが無言でウオッシュバーンのユニフォームをわしづかみにひっつかんで、引きずるように押し戻さなければならないくらい興奮していた。
そして、そのくらい高ぶって興奮している投手をなだめすかすのも、ロブ・ジョンソンのいいところ。
5回から7回は、違う人のようにピッチングが変わり、3イニング続けて三者凡退、3三振を奪うのだから、投手は水物である。

とにかくいえるのは、
城島のような投手よりも興奮しがちな捕手など、捕手に向いていないということだ。

4月9日  8回自責点0 ジョンソン QS 完封勝ち 
4月15日 6回自責点2 城島(4回自責点0 怪我による交代)→ジョンソン(2回自責点2) QS 勝ち
4月21日 7回自責点2 ジョンソン QS 勝ち
4月26日 5回1/3自責点6 バーク 負け
5月2日  7回自責点1 ジョンソン QS
5月7日  7回自責点1 ジョンソン QS 負け
5月13日 6回自責点4    城島
5月18日 5回自責点6    城島 負け
5月26日 6回自責点0 ジョンソン QS
6月1日  7回自責点1 ジョンソン QS
6月6日  6回自責点1 キロス QS
6月12日 6回自責点4  ジョンソン
6月19日 7回自責点2 ジョンソン QS
Jarrod Washburn Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

ジョンソン 57回自責点13 ERA 2.05
バーク   5回1/3自責点6  ERA 10.13
城島    15回自責点10 ERA 6.00
キロス   6回自責点1 ERA 1.50


ポップフライを深追いしたベタンコートと激突したチャベスだが、その後の検査で十字靱帯断裂など重傷が判明。今シーズン絶望となってしまった。レフトをグリフィーにまかせられるわけではないし、岩村同様、たいへん心配である。来期以降の選手生命にもかかわるだけに、なんとか彼本来のプレーができる走力が戻るといいのだが。

ただ不幸中の幸いというか、ロペスの代役で出てきたウッドワードがなかなかいい攻守をみせた。
シアトルは一度ロスターを決めてしまうとなかなか変えないという悪癖があるために城島やセクソンといったチームの不良債権をいつまでも先発させて、最下位になってもそれをやめない。
怪我だらけのスタメンを喜ぶわけではないが、怪我もひとつのチーム改造の機会とポジティブに考えるのは悪いことではないはず。
若い選手にもチャンスを与え輝きを放つように育てるのが、再建チーム本来の仕事でもあるし、ダメな選手はどんどん落としていくべきだ。






damejima at 20:26

June 07, 2009

土曜というのにデーゲームでロブ・ジョンソンでなくキロスというので、すっかり気が抜けている。記事も気が抜けたまま書く。今日はかなり適当。まぁ、ゲームを見ながらタラタラ書く。

このキロスという捕手は初めてゲームを見たとき以来、どうも単調さばかりが目についてしかたがない。マウンドのウオッシュバーンとサインがあわずに、もう3度くらいマウンドに行っている。今日はウオッシュバーンはQSできそうにない。

2009年5月31日、通算CERA5.51のキロスは6回裏以降「城島そっくり」の大炎上ぶりで、LAAスイープを逃した。

このあいだ大炎上したゲームで書いたことは、「ランナーを出した直後の初球にストレートでストライクをとりにいったところを連続的に狙われ続けているのに、何を狙われてヒットされ続けているのか気がつかない」という点。

今日はその点は入り(はいり)の球種をバラつかせるようになって多少はマシにはなったが、それでもストライクで入りたがる部分は強い。
2回のハリスのシングル
3回のカシーヤのシングル
4回のクリーディのシングル
どれも、イニング初球や、ランナーが出た直後の初球、四球後の初球、そういうキリのいい場面に、必ずといっていいほどストライクを投げ込んでくることはバッター側がわかっている。そこを狙い打たれている。

要は、もしバッター側に立って言うなら、キロスがキャッチャーのときには「とにも、かくにも、早いカウントで打て。で、ランナーが出たらアウトコースのストレート系1本」と、もし自分が監督なら、そう言う。、

例えば、3回の満塁でのモーノーの初球だが、彼はボールになるスライダーを空振りしてくれたのだが、明らかに初球を狙っていた。スイングのタイミングも、スライダーというよりカッターでも振るようなタイミングでスイングしてくる。やはり、こういう部分はメジャーのスカウティングは早いね。明らかなクセは見逃してくれない。
たまたまモーノーは打ち取られてくれたが、モーノーの狙いはかなり初球、しかもストレート系に集中していた。ボールになるスライダーではなく、もし高めか、内側のストレートだったら大きいのを打たれていたと思う。

とか、書いている間に、レドモンドにタイムリーを打たれた。これだからな。

いくつか特徴をあげれば
・カウントが悪くなると、ストレート系を真ん中に投げさせる
・イニングの初球、ランナーが出た後の初球はストライク
・ランナーが出たらアウトロー一辺倒
こんなところか。前回も書いたが、城島そっくりな部分が多い。

5回先頭には珍しくスプリッターから入った。さすがにイニングに入る球を変えてきたのである。だが、まぁ、ストライクから入るクセはあるようだ。
強打者マウアーは結局インコースのスライダーで仕留めた。城島のゲームを見ているとわかるが、左対左の対戦で、インコースにえぐるスライダーを投げ込むようなことはまず少ない。投げるならアウトローだ。この点では、キロスはまだ城島よりはマシなようだ。
だが、インコースにえぐるスライダーなんていうマネも、ランナーがいないからできるだけのことで、キロスに、ランナーズ・オンで、この芸当ができるとは到底思えない。

おお。イチロー、さすがのタイムリー。同点である。
クロスゲームでの2アウトからのRBIだから、非常に価値がある。

7回表は前の打席でストレート系を狙っているのが明らかなモーノーからの打順。案の定、2球目真ん中高めをセンターの一番深いところまでもってきた。アウトにはなったが、コースといい、調子落ちしてきていないモーノーならスタンドインだったろう。あぶない球だった。いまの得点力のないシアトルでは1点でも失点はきつい。
モーノーにストレート系を大飛球打たれて、ヒヤリとしたのだろう、さすがに次のカダイヤーには変化球ばかり投げている。で、スプリッターをすくいあげられてシングル。世話がない。

なんとか96球で6回が終わった。なんとかQSというわけだ。やれやれ。

シアトルの投手陣というのは、概してストレート系を投げたい投手が揃っている。だからこそ、真っ直ぐ系の球をどう使うか、打者に狙われないですますか、は、シアトルの捕手に求められる重要な課題のひとつだ。
城島を見ていると何年たっても、そこらへんの課題がきちんと整理されたり、相手チームのスカウティングを乗り越えられたりしてない。いつまでたっても同じミスをしては打たれ、投手とギクシャクし、同じことの繰り返しを見せられて、うんざりする。

おやおや・・GameDayこわれやがった。

またもやロペスのエラーからピンチだが、マウアーが討ち取られてくれた。彼をうちとれているひとつの理由は、ストライクから入らないことのような気がする。
イチローなどを攻めるときのオークランドなども、たまにこの「わざと2つボール投げておいてから勝負する」なんてことをやる。打率のいい打者は打つことを優先してくるから、けっこう効くわけだ。

モーノーからの8回。全球スライダー。これは素晴らしい。彼は変化球にいまタイミングあってないからね。ストレートを捨てて勝負したね。ベンチで誰かメモでもとってんな。

9回2アウトからパスボール。内野安打で1,3塁。いかんですな。こういうの。

やれやれ。何とか勝ったが、あの緊迫した時点でサインミスっぽいパスボールとはね。どうもサインが投手ときちんと確認できてないんじゃないか。そんな感じ。疲れるゲームだった。

ただまぁ、ゲーム後半に配球の単調さは多少改善されてたのが収穫。
Minnesota vs. Seattle - June 6, 2009 | MLB.com: Gameday



damejima at 06:17

May 27, 2009

5月18日のLAA戦で、ベダードの登板回避でローテが変更になって城島の先発ゲームにあたってしまい、5回で6失点と実力を発揮できなかったウオッシュバーンだったが、この日のゲームではロブ・ジョンソンを捕手に6回を無失点と好投を見せた。
ロブ・ジョンソンは膠着したゲームの中、7回にスタンディング・ダブル、イチローのタイムリーで生還した。イチローのヒットストリークは、これで20。キャリア・ハイが見えてきた。
Seattle vs. Oakland - May 26, 2009 | MLB.com: Gameday

4月9日  8回自責点0 QS  ジョンソン 完封勝ち
4月15日 6回自責点2 QS  城島(4回自責点0 怪我による交代)→ジョンソン(2回自責点2)勝ち
4月21日 7回自責点2 QS  ジョンソン 勝ち
4月26日 5回1/3自責点6   バーク   負け
5月2日  7回自責点1 QS  ジョンソン
5月7日  7回自責点1 QS  ジョンソン 負け
5月13日 6回自責点4    城島
5月18日 5回自責点6    城島 負け
5月27日 6回自責点0 QS  ジョンソン
Jarrod Washburn Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

ジョンソン 37回自責点6  ERA 1.46
城島    15回自責点10 ERA 6.00
バーク   5回1/3自責点6  ERA 10.13



damejima at 14:32

May 19, 2009

またもやコネ捕手先発で大量失点。
15安打3ホーマーを打たれ、5四球、10失点。盗塁を3つも決められ(アブレイユ、ハンター、アイバー)、打っては6回の無死2塁、8回の1死1,2塁、2つの得点圏で凡退。強肩もへったくれもない。
今シーズンのランナーズ・オン打率も、2007年同様に酷い。
1塁 16打数3安打 .188 OPS.625 四球なし
2塁 7打数1安打 .143 OPS.429 四球なし

スポンサーから出してもらったカネでメジャーのゲームに裏口入学で出させてもらえている立場で、しかも、本来なら他人のものであるポジションを横から奪っておいて、さらには、他人のつくった貯金まで食い潰すとは。よく恥ずかしくないもんだ。

ワークビザ取得にうるさい国、例えば英国のプロスポーツなら、こういう実力以外の部分で自国プレーヤーのポジションを侵害する行為は絶対にありえない。欧米でのタブーのひとつみたいなもんだが、どうせコネジマや提灯持ちライターには意味すらわからない。オールスター? ゴールドグラブ? ありえるわけがない。
5月この裏口入学捕手が復帰してからの失点を並べてみせようか。

7 7 6 9 11 9 7 6 5 5 10

どうだ。
5月11ゲームで、82失点だ。さすが裏口入学は違う。1試合平均 7.45失点、ときた。(笑)
これ見て理屈こねる馬鹿は思考能力ゼロだからもう相手しない。

なになに全ゲームで8点以上とって勝てってか?(笑)これで勝てる打線なんか、あるわけない。

コネジマ。おまえ、な。すべての打席、ホームラン打って責任とれ。いや、マジに。
馬鹿もほどほどにな。

LA Angels vs. Seattle - May 18, 2009 | MLB.com: Gameday

5月に入ってこんな欠陥品を押し付けられだしたウオッシュバーンの防御率は急降下するばかりになった。かわいそうなもんだ。防御率が4点台になるのも時間の問題だろうが、本人の弱気な性格もいけない。

2008年4月にもあれだけ専属捕手にするとか主張していたのに、コネ島を押し付けてくる勢力に負け、負けてばかりいたウオッシュバーンも、今シーズンの4月はロブ・ジョンソンにばかり捕手をまかせていたのを見て、さすがに2009年こそは懲りたのかとばかり思っていたのだが、城島ともバッテリーを組めと、どこぞのオーナーサイドから圧力でもあるのか、5月に入ってから2度も城島と組みはじめて、ウオッシュバーンの防御率もチームの勝率も暴落する一方だ。

ウオッシュバーンよ。
いいかげんに、その、ヒトのいい性格を改めたほうがいい。

誰に頼まれようと、誰から圧力がかかろうと。
断固、城島とのバッテリーを拒否すべきだ。
まったく、君自身のためにも、チームのためにもなってない。

断固、拒否だ。


2009年5月18日 LAAモラレス2ラン

LA Angels vs. Seattle - May 18, 2009 | MLB.com: Gameday
上は試合の大勢を動かしたモラレスのホームランの場面である。

しかし。それにしても、なによ、このホームラン配球は(笑)
馬鹿なの? ねぇ、馬鹿なの? 九州のイモ男。

初球、インコースの4シーム。
モラレス、ふってきてファウル。

2球目、外のボール球の「チェンジアップ」。打者は振ってこない。釣られてない。
ああ・・・ほんとに、腹が痛いわね(笑)コネジマさん。打者の目を「そらしたつもり」?(笑)声出して笑う。
外の、チェンジアップ、ときたよ(笑)まーた2009年大流行のチェンジアップ病(笑)見せ球の「つもり」のコネジマ(笑)インコースを使う布石の「つもり」(笑)場末の芸人のすべりまくりのギャグかよ。

そこで、運命の3球目。まーたインコースに「打者の待ちかまえていた4シーム」。
初球から打者が振ってきてて「最初から待ち構えていたコースと球種」に、ぴったり同じ「振ってきたコース、振ってきた球種を、サービス」(笑)ホームラン・サービス(笑)

そのコースをモラレスは初球から待ってるんだっつーの(爆笑) 
馬鹿か、イモ男。

で。ホームラン。
もはや、これ「チェンジアップ病」。自分のリードに酔いまくりの、馬鹿リード。小手先リード。

ここからは、おまけ。

2009年5月18日LAAモラレス2本目のホームラン8回モラレスの
2本目のホームラン

アウトコースにタイミングあわず、2つ空振りしてくれて、追い込んだ。ところが、ここで城島は調子こいた。
既にホームランを打たれているインコースに、既にホームランを打たれている4シーム。そして、また、ホームラン(笑)
笑えるだろう?同じ球を打たれたんだぜ?(笑)

2009年5月18日 5回LAAリベラのホームラン5回リベラのホームラン
6回モラレスの1本目と、配球をよく見比べるべし。共通点みつけるのは簡単。「アウトコースにチェンジアップを見せて、直後にインコースのまっすぐ勝負」。簡単だろ?(笑)
問題はリベラもモラレス同様。チェンジアップには反応していない。反応してないのにインコースにストレート。で、ホームラン。(笑)

もう一度言う。モラレスもリベラもチェンジアップになど反応していない。なのに、攻めを最初に決めている馬鹿は切り変えない。打者を見ず自分のノートしか見てない馬鹿(笑)つまり付け焼刃、ひとさまのパクリ、ということ。
ちなみに、モラレスはリベラの直後の打順。つまり、前の打順のリベラへの配球を見ていれば、モラレスは余裕で打席に立てるわけ。この関係はアブレイユとハンターの関係ですでに一度書いた。
当時から予感があったが、まず間違いない。4月26日のLAA戦のサインはベンチから城島が出していたはず。4月26日のLAA戦のリード癖が、今日のゲームでそっくりそのまま出てきているからだ。
2009年4月26日、ウオッシュバーンが潰されたLAA戦、謎の馬鹿リードを解き明かす。


馬鹿すぎて、話にならない。
特にモラレスの2本のホームラン。
本来なら分析すら必要ない。


監督ワカマツは、とっくにハーシュハイザーの金言を引用して、城島にこう忠告してる。
"Orel used to say, 'Give them the pitch they are looking for, but put it in a place they can't hit it."
「オーレル(=ハーシュハイザー)はよく言ってたもんさ。『打者には欲しがってる球をくれてやれ。ただし、彼らがそれをヒットにすることができない場所に投げておけ』とね」

でもね。ワカマツさん。
城島にそれ言っても無理。意味が理解できないから。

ハーシュハイザーの言葉の意味がわからないヤツは、これを読め。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.
2009年5月9日、シルバDL送りの背景を1ヶ月前の「城島の小手先の投球術いじり」に関するミネソタ戦記事に見る。




damejima at 15:58

May 14, 2009

この何年もの間、「城島のゲームでばかり大量失点が起きるのだが、理由がわからない」という話をよく掲示板で目にする。ふーん、馬鹿なんだ。と、しか思わない。これほどわかりやすい話などない。


シアトルのゲームで城島先発ゲームを見るときは、常にロブ・ジョンソンの先発ゲームより2点多く失点するのがあたりまえだ、ということをまずアタマに入れて観戦すべきである。

もし、覚えておくのがめんどくさければ、本来は間違った意味になってしまうが、「あぁ城島マスクか。普通に0対0のスコアでゲームが始まるのではなくて、0対2、いつもより2点負けた状態からゲームが始まるのだな」くらいにでも、覚えておくといい。


今日はこの話を、ウオッシュバーン登板ゲームを例に、少しおっかけてみる。
下記のウオッシュバーン登板ゲームにみられるように、ロブ・ジョンソンと城島とでは、1試合の失点のすべての面に、常に「2点の差」がある。このことは城島がメジャーに来てからというもの、シアトルのゲームマネジメント、さらには選手起用からトレードにいたるまで、あらゆる面ではかりしれない悪影響を与えてきている。


5月13日までのウオッシュバーンの登板試合と捕手の関係はこうなっていた。
ロブ・ジョンソンとウオッシュバーンのバッテリーのゲームは、全ゲームでQS(クオリティ・スタート)を達成。相性の良さなど、説明するまでもない。

4月9日  8回無失点 QS  ジョンソン 完封
4月15日 6回自責点2 QS   城島(4回自責点0 怪我による交代)→ジョンソン(2回自責点2)
4月21日 7回自責点2 QS   ジョンソン
4月26日 5回1/3自責点6   バーク 負け
5月2日  7回自責点1 QS   ジョンソン 勝ち負けなし
5月7日  7回自責点1 QS   ジョンソン
5月13日 6回自責点4    城島


ウオッシュバーン登板時の捕手別の防御率を計算してみる。当然、ロブ・ジョンソンの数字が際立つわけだが、ロブ・ジョンソンと城島との間に、「2点の差」がある。このことをよく覚えておくといい。
この差はウオッシュバーンに限らず、大半の先発投手で成り立つ。
(この計算は5月13日のもので、5月18日には捕手城島で5回6失点でノックアウトだから、実際には5月18日には城島の数値は6.00にまで悪化いる)

ジョンソン 31回自責点6   1.74
城島    10回自責点4   3.60
(5月18日時点では、城島は 15回自責点10 6.00)
防御率=(自責点×9×3)÷(投球回×3)で、計算

ジョンソンの場合、5月13日までのCERAが3.20程度で、RAve(平均失点)も3.53程度と優秀だ。
ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンのバッテリーなら、7回を投げたウオッシュバーンが自責点1から2でマウンドを降り、その後、ブルペン投手が0点から1点の失点。トータルでは、最良で1点、最悪でも3点までの失点でゲームが終わる計算になる。
これはだいたい実際のゲームにもそっている。たとえばロブ・ジョンソンの不運な負けパターンというのは、たいていの場合、先発が2失点以内で6回以上投げて好投したにもかかわらず打線の援護がなく、試合終盤に1点とられ、3−2、あるいは3−1とかいうロースコアの負けがついているだけのことだ。

城島の場合、CERAが5.31(5月18日)、RAveが5.87(5月18日)と5点台だから、まったく話が違ってくる。
ウオッシュバーンと城島のバッテリーの場合、ウオッシュバーンは5回しかもたない計算になる。自責点は計算上では2点(だが実際にはもっと多くなる)。その後、4人ものブルペン投手を使う(またはバティスタがロングリリーフする)ことになり、ブルペンの失点をどう少なく見積もっても、3点から4点程度覚悟しなければならない。トータルの失点は確実に5点から6点の失点になる。
実際のゲームでいうと、5回までハラハラの展開、6回以降、ガタガタと投手が崩れて、終わってみれば相手に5点以上の点をとられて負ける、という感覚のゲームになる。これも、実際のゲームにそこそこ沿っている話だ。



もう一度言うが、「2点の差」は、ウオッシュバーン先発のゲームだけではなく、どの先発投手のケースでも、差の大小はあれども、成立していることは誰にでもわかるだろう。
この「2点の差」は、チームがゲームをどうマネジメントして、どう勝ちに結びつけるか、というディレクションの深部に、大きすぎる影響を与え続けている。あたりまえのことだ。捕手で「2点の差」が出れば、ゲームプランがぜんぜん違ってくる。

この事実はわかっている人には何年も昔からわかっていることだが、実際にはこんなこともアタマに入れないで発言している馬鹿が、ファンにも、BSのようなメディアにも、いまだに多いのはあきれかえる。

たとえば「リーグランキングでERAの非常に良いシアトルがこれほど勝てない原因は、すべて打線にある」などという、たわいない意見を意気揚々と書く馬鹿なファンがいる。城島の投打両面の責任をベルトレやグリフィーの打撃不振にでもすり替えたいのか知らないが、これほど大雑把すぎる意見をよく恥ずかしげもなく披露できるものだ。当人は得意げに喋っているつもりかもしれないが、シアトルの現状について、なんの説明にもなってない。
「アリーグでシアトルのERAが非常に良い」のは、ひとえに4月に城島が怪我をしてくれたおかげでロブ・ジョンソン先発試合が続き、そこで驚異的なCERAを残したジョンソンの大仕事の余波が、これほど負け続ける5月になっても統計に好影響を残し続けている、それだけのことだ。

もちろん城島の功績など、何もない。何もないどころか、城島の存在は日に日に4月には3点台以下だったチームのERAを悪化させ続け、もはや5点台に近づけようとしている。

この日に日に悪化していくERAが、チームのゲームプランにどう悪影響を及ぼすか。考えないやつは馬鹿だ。

たとえばボストン戦でBS1のアナウンサーなどは、自分でモノを考える能力が根本的に欠けているのだろうが、馬鹿のひとつ覚えのように
「4月当初のマリナーズは細かい野球ができていて、今年はひと味違うぞ、と思わせたものですが、5月に入って、どうもそういう部分が見られなくなってきた」
などと出来の悪い解説者以下のアタマの悪い自説を、何度もクチにして、暗にチームのマネジメントを批判していた。

おまえたちは馬鹿か。と、思う。
ウオッシュバーンの登板ゲームに限らず、ロブ・ジョンソンと城島の先発ゲームの大きな違いである、「2点の失点の差」がどれだけ大きい意味があるか、わからないか。

以下に、多少理由を概説するために、ウオッシュバーンの今シーズンの例をあげてみる。

例1)ロブ・ジョンソン先発マスクで、失点が2から3に抑えられるケースのゲーム構成

5月2日オークランド戦でウオッシュバーンは7回を自責点1に抑え、勝ち投手の権利をもったままマウンドを降りた。また5月7日ロイヤルズ戦でも、彼は7回を自責点1と、十分な働きをみせた。
もともと得点力の低いのはわかりきっているシアトルだが、この2例のように先発の失点が2点程度、また、ゲーム全体の失点が3から4程度でおさまるロブ・ジョンソン先発試合なら、シアトル側は1回から6回の間のどこかで得点をなんとか3点程度とっておけば、リードしたまま、あるいは同点に近い僅差の展開でゲーム終盤を迎えることができる。
リードして終盤を迎えるのだから、当然、投入するセットアッパーも、アーズマ、ケリーといった、勝ちゲームに登板する、信頼に足る質のいいブルペンを投入することもできる。
また、こういったゲームでは打線へのディレクションが違ってくる。
僅差ゲームだけに、細かい戦術を駆使しても意味はあるわけで、バント、盗塁、進塁打、エンドラン、四球、監督の試みるさまざまな戦術に意味がでてくる。観戦者もゲームを楽しむことができる。

「4月には細かい野球ができた」という背景には、このロブ・ジョンソン先発ゲームの存在は欠かせなかった。
2009年4月、ロブ・ジョンソンは先発投手の防御率2.85で4月を乗り切った。

5月2日にウオッシュバーンの勝ちが消えたのは、頼りになったセットアッパー・ケリーがDLで不在で、リリーフしたロウとアーズマが揃って1失点ずつ失点したための逆転負け。5月7日に負けがついたのは、打線の援護がなかっただけのことだ。先発としてのウオッシュバーンのピッチングにはなんの問題もなく、ゲームは作れている。
また4月末のロブ・ジョンソン先発ゲームでも、5月2日のウオッシュバーン同様、先発がQSしたのに負けたゲームはいくつかある。

例2)城島先発マスクで、ゲーム失点が5を越えるケースのグダグダゲーム
例1であげたようなロブ・ジョンソン先発ゲームのようなゲームディレクションは、試合前半でたいてい4点程度失点する城島先発マスクのゲームでは、まったく違ってくる。ゲーム自体がかなり大雑把で、大味なものになってくる。

失点もさることながら、城島の先発ゲームでは、失点の有る無しにかかわらず、四球が多い。そのため先発投手は、大量失点で降板が早まるだけでなく、四球乱発でタマ数が増え、100球制限に達するイニングがロブ・ジョンソンのゲームより1イニング、2イニング、早くやってくる。

このため城島先発ゲームでは、先発投手が7回までマウンドにいることなど、ほとんど無い。よくあるパターンは、1回から3回の間の失点でノックアウトか、5回までのイニングで4失点以上してマウンドを降りるケース。当然ながら、QS(クオリティ・スタート)する投手は滅多にいない。

また、どの投手交代のケースでも、投手をかえる理由は相手チームにリードを許したためだから、当然、良いピッチャーはあまり登板させられない。リリーフが打ち込まれる確率は当然高くなり、さらにリードを広げられ、最終回を待たずに大量点差でゲームが決まって、ゲームがしらける、ということになる。

打撃面の影響も大きい。ある意味では投手よりもずっと大きいかもしれない。

失点が多く、失点しなくても四球が多いため、シアトルの野手の守備時間が長くなりすぎる。ただでさえ集中力がないシアトルのプレーヤーたちは、モチベーションが大きく損なわれる。

攻撃面でのディレクションにも、多大な影響がでてくる。

1点差なら「細かい野球」をしていても意味はある。だが、城島先発ゲームでは点差が開く。だから1塁にランナーが出たからといってバントするような細かい指示をするわけにはいかない。監督は打者にヒッティングさせざるを得ない。
もともと進塁打を打ったり、四球でランナーをためたり、バントをしたり、何人かで1点を獲りに行く野球が苦手な大雑把なチームカラーだが、その雑なカラーが相手チームの大量リードでさらに助長され、ランナーがいるのに、だらけた大雑把なバッティングばかりが増えていく。ダブルプレーが増え、打撃の効率がガクンと下がる一方、何も考えずにバットを振り回すだけのフリースインガープレーヤーがゲームで単発の長打をマグレで打って、ハバをきかすようになる。

5月の城島先発ゲームは、終盤に点差があるゲームばかりで、細かい野球ができにくくなる一方、ヒッティング指示が多くなることでマグレのホームランを狙いたいタイプの打者が、ここぞとばかりにバットを振り回しはじめて、ほんのたまにマグレでホームランを打つかと思うと、三振やダブルプレー、ポップフライの山を築きながら、チーム打率とチーム出塁率が異常に低下していく、という、そんな図式だ。

なにか言葉で言うと、むつかしく聞こえるが、こんなこと、城島が入団以来ずっと続いてきたシアトルの構造的欠陥であって、わかる人はとっくにわかっている。わかっていないのはBS1のアナウンサーや解説者、役にもたたないブログや記事を書く程度の能力しかない丹羽のような提灯持ちのライター、城島オタくらいのものだ。


途中いくつか大雑把な計算に終始した部分もあるが、トータルにみれば、シーズンの大半のゲーム展開が説明できるはずだ。

城島を抱え込んだことでシアトルが負債として背負ったのは、なにも金銭的な負担ばかりではない。
守備面でもっとも重要な負債のひとつは、この「2点」という負債だ。



damejima at 13:39
今日のゲーム、結局、スコアだけ見れば6失点だが、とてもとても6失点で終われるような、そんなゲームではなかった。中盤以降、何度、無死や1死で得点圏にランナーが出たことか。
テキサスが個人LOB総計28もの残塁をしてくれたおかげで延長に突入できただけのことだ。そのなかには8回裏に城島のパスボールから招いた2死2、3塁のピンチなども含まれる。
11回裏のサヨナラ負けの発端は無死でシングルを打ったマイケル・ヤングの2盗。ジョシュ・ハミルトンが歩いて、無死1、2塁。あとはもうどうしようもない。

城島のスタメンゲームはホームランが出れば手を叩いて喜ぶだけの2008年までの草野球にどんどん逆戻りしていく。そのことを、ちょっとまわりくどく説明してみる。

Seattle vs. Texas - May 13, 2009 | MLB.com: Gameday

(2)に続く。
2009年5月13日(2)、ロブ・ジョンソンと城島の間にある「2点の差」がゲームプランに与える莫大な影響を考える。




damejima at 12:43

April 27, 2009

どうもこのゲーム、ベンチから大半の配球のサインが出ていたとしか思えない。馬鹿なゲームをやったものだ。このところのウオッシュバーンの好調さがどこかに消し飛んでしまうような、とんでもないゲームだ。
Seattle vs. LA Angels - April 26, 2009 | MLB.com


ウオッシュバーンが潰された(または潰れた)わけだが、理由は明快。はっきりしている。
結論から先に言うと、ウオッシュバーンのほとんどの右打者への最初の2球が「内ストレート(またはカットボール、ストレート系のボール)→外の曲がる球(チェンジアップ、シンカー)」という馬鹿げたワンパターンさだったせいだ。この馬鹿のひとつ覚えの配球パターンを嫌というほど繰り返しているうち、LAAの打者に、球種どころか、投げるコースまで読まれたのである。
LAAのハンターやアブレイユといったベテランがゲーム中に配球パターンに対応した可能性は高いが、LAAの優秀なスコアラーにでも配球パターンを読まれた可能性もある。よく知られているように、LAAというチームは分析の得意なチームだし、このくらいの分析は試合中にでもできるだろう。
LAAとの連戦でロブ・ジョンソンがマスクのゲームでシルバにさえ勝ちをつけたようにLAA打線を押さえ込むことに成功していたのは、この数試合の個人LOBをみてみていればわかるように、ハンターのバットを抑え込んだことが大きかった。
アブレイユ、ハンターといった中軸に次の球の球種もコースも読まれるようなワンパターンな配球では、とてもとてもゲームにはならない。

(A)ウオッシュバーンの対戦した打者のうち
  初球にストレート、2球目に曲がる球を投げた11例

(5.1イニング)

STR ストレート
CUT カットボール
CRV カーブ
CHA チェンジアップ
SKR シンカー

1回 アイバー   CUT(内)→CHA(真ん中低め)
   アブレイユ  STR(外)→CHA(真ん中低め)
2回 ハンター   STR(内)→CRV(外)
    4球目 内カットボール先頭打者ヒット 生還
   リベラ    STR(外)→CHA(外)
    4球目 外チェンジアップ ヒット
3回 アブレイユ  STR(内)→CHA(真ん中)
    2球目タイムリーヒット
4回 マシス    STR(内)→SKR(外)  四球
   アイバー   STR(内)→SKR(真ん中)
5回 ハンター   STR(内)→STR(外)→CUT(外)
    3球目のカッターを二塁打
   ケンドリック CUT(内)    初球をタイムリー
   リベラ    STR(外)→SKR(外)  四球
6回 ウッド    CUT (内)→SKR(真ん中)
    2球目を先頭打者ヒット 生還

このどうしようもない、配球のワンパターンさ。
あの、連勝を積み重ねていた好調なウオッシュバーンはここにはいないことがわかるだろう。

最も大きな問題は、同じ打者に、同じ入り方を何度もして打たれていることだ。
この11人のケースのうち、多くは右打者で、同じ打者名が何度も出てくることで、意味はおわかりだろう。同じ打者に同じ配球を繰り返した馬鹿リードだ、ということだ。

特に問題なのが、長打やタイムリーでこのゲームをつくったアブレイユとハンターへの配球のワンパターンさである。

今絶好調のアブレイユには、このゲームの典型的な「内のストレート→外のチェンジアップ」という入り方を二度繰り返して打たれた。初回こそうちとったものの、なんと、まったく同じ入り方の攻めを3回にも繰り返して、モロに2球目のチェンジアップをタイムリーされたのである。

ハンターには、内側のカットボールを、一度ならず2度ヒットされ、どちらのケースでもハンター自身が後続のタイムリーで生還している。
ハンターに対しては、シアトルの側が「内ストレート→外曲がる球」という入りかたに多少バリエーションをつけてはみたものの、ハンターは「内→外」というパターンの外への見せ球のあとにインサイドの球を予想して、それもストレート系を狙い待っていた。
2回にインサイドのカットボールをヒットされているにもかかわらず、5回にも同じパターンで入って同じ内側のカットボールを二塁打されているのだから、馬鹿げているとしかいいようがない。

第二の問題は、2球目の変化球のコントロール。右打者への2球目がどれもこれも打ちごろの真ん中寄りに入ってきていることは一目瞭然。初回0点で済んだのは、ひとえに初回だったからまだ目が慣れていなかったから、としかいいようがない。


(B)Aのうち、初球または2球目を打ってヒットにした3例
3回 アブレイユ  ストレート(内)→チェンジアップ(真ん中)
   2球目のストレートをタイムリー
5回 ケンドリック カッター (内)
   初球のカットボールをタイムリー
6回 ウッド    カッター (内)→シンカー(真ん中) 
   2球目シンカーを先頭打者ヒット 生還

イニングを重ねて2巡目になってくると、同じ配球がバレてくる。要所の3本のヒットがどれもこれも2巡目以降で、初球のストレートか、2球目の変化球。狙い打ちされていることは明らかだ。

3回アブレイユタイムリー.jpg3回アブレイユタイムリー
初球ストレート(内)
2球目チェンジアップ(外)
タイムリーヒット

5回ハンター ダブル.jpg5回ハンターの二塁打
初球ストレート(内)
2球目ストレート(外)
3球目カットボール(内)

5回ケンドリック タイムリー.jpg5回ケンドリック タイムリー
初球カットボール(内)

6回ウッド 先頭ヒット.jpg6回ウッド 先頭ヒット
初球カットボール(内)
2球目シンカー(外)

(C)投手交代後の6回のマシスの打席
初球 外ストレート→2球目 外チェンジアップ

6回にワンナウトをとったウオッシュバーンが降板した後のマシスの打席でも、同じような配球が見られた。マシスはやはりというか、手を出してきて、ファウルしていた。
このことでもわかるように、今回の批判の対象にしている「初球ストレート→2球目変化球」という入り方は、ウオッシュバーンが捕手に強制したものではない可能性が高いのである。


あれほど切れ味のあるゲームをみせていたウオッシュバーンがこうなるとは、まったく不可解だ。

と、言いたいところだが、まぁ、想像がつかないでもない。
ロブ・ジョンソンがマスクのゲームでよくあるわけだが、まだ1回だというのにランナーが出たケースで、次の打者に投げる全部の球についてベンチから送られてくる配球のサインを見ていることがよくある。この試合でマスクをかぶったのは、ひさしぶりに捕手を務めたバークだが、あまりにもひさしぶりなマスクなだけに、ベンチからの指示はかなりでていたのではないかと想像する。

そのベンチでサインを出していたのが監督なのか、それとも、いつもベンチで苦虫を噛み潰したような顔で味方の勝ちゲームをいつも冷ややかに眺めている城島なのか。そのへんが明らかになれば、このブログも一層盛り上がれるというものだ。



damejima at 20:08

April 24, 2009

2008シーズン春にバークを誉め、一時は専属捕手制移行かとも言われたウオッシュバーンだが、2009シーズンにバッテリーを組んだロブ・ジョンソンの若さについて絶賛するコメントを出した。彼が強調しているのは、若者らしい常識にとらわれない大胆なリード、スムーズなコミュニケーション能力、そして勤勉な下調べの努力などである。


以下の訳文を読む上では、いくつかのイディオムを知っていなければならないだろう。
second straight
2つの連続した」という意味で、「2球目の直球」という意味ではない。だからsecond straight changeupとは「直球に続けてチェンジアップを投げた」という意味でもなければ、「第二のストレートといえるほどの威力あるチェンジアップ」という意味でもない。
works your tail off
work your socks off | work your tail off
これは、上のサイトの説明にある通り。work hard=懸命に働くという意味。「靴下が脱げるほど激しく働く」とか、「子犬が千切れるほど尻尾を振るように、尻尾が千切れるほど、せかせかと働く」と表現したほうが、その一生懸命さが伝わってくる、というような感じの英語的表現だ。


Johnson a boon to Mariners' pitching
マリナーズのピッチングの恵みとなっているジョンソン

By Doug Miller / MLB.com
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20090423&content_id=4400686&vkey=news_sea&fext=.jsp&c_id=sea&partnerId=rss_sea

Starter Jarrod Washburn, who has started the season 3-0 with a 1.71 ERA, however, said Johnson has something to do with it, too.
Washburn pointed out a specific instance from Tuesday night's win in which Johnson called for a second straight changeup with one out and a runner on third base.
"I would never have even thought to throw that pitch, but once he called for it, I was thinking, 'Yeah, why not?' I threw it, got a soft groundout that held the runner at third, and struck out the next guy to get out of the inning," Washburn said.


防御率1.71、3勝0敗でシーズンをスタートしたスターターのウオッシュバーンは、ジョンソンの存在もそのこと(=今年のシアトルの投手たちの好調ぶり)に関連していると言う。
ウオッシュバーンは的確な例として、火曜の夜の勝利から、1死3塁でジョンソンが2球連続のチェンジアップを要求したケースを挙げた。
「僕ならその球を投げるとは一度も思いさえしないだろうけど、ロブがそれを要求してきてね。考えたんだ。『うん。投げてもいいじゃないか』って。で、投げて、ゆるいゴロのアウトがとれて、ランナーはサードに釘付けさ。次のバッターを三振させてイニングを終われたんだよね。」

Washburn added that Johnson is a quick learner, so the pregame meetings in which pitcher and catcher go over the tendencies of hitters on each opponent have gone smoothly and Johnson is doing his homework well.
"He's so good at communicating during a game," Washburn says. "I'm 100 percent confident in anything he calls. He likes to talk, he likes to ask questions, and he isn't afraid to ask questions. He knows there's lots to learn. It's good to see from a kid like him."

ウオッシュバーンは、ジョンソンは覚えが早いので、試合前に投手と捕手が対戦相手の打者の傾向を調べるゲーム前ミーティングもスムーズにいくし、事前の下調べもよくやってくる、ということも付け加えた。
「彼はゲーム中、コミュニケーションがとてもいいんだ。僕は彼がどんな球をコールしてきても100%信頼してるよ。彼は話好きだし、質問好きだし、質問することを恐れないんだ。彼は学ぶべきことがたくさんあることを知ってる。彼のような若者にとってはいいことだね。」

Mariners manager Don Wakamatsu, a former big league catcher himself, agrees.
"He works his tail off, and that's why he made the club," Wakamatsu says. "He puts a lot into his relationships with the guys on and off the field. He's done a good job."

彼自身メジャーの捕手経験のあるマリナーズ・ワカマツ監督もそれに同意する。「彼はハードワークしてる、それが彼がクラブの仲間になれた理由。彼はフィールドの内でも外でも選手たちと関係をたくさん作ってる。よく働いてくれてるよ」



damejima at 14:52

April 22, 2009

10三振。個人LOBの合計が17。
この数字がこの試合のすべてを物語っている。
Tampa Bay vs. Seattle - April 21, 2009 | MLB.com

先発ウオッシュバーン、ロブ・ジョンソンのバッテリーはそれなりにランナーは出したが、要所要所の打者を仕留め、9三振を奪った。特に岩村、ペーニャからは5三振を奪った。フルカウントから2つの三振というのも、四球で崩れる投手の多いシアトルにあって、立派すぎる内容。
追記:Timesの記事によれば、ウオッシュバーンの9奪三振はキャリア・ハイである模様。
また4回2死2,3塁の場面で、打者ケプラーに珍しく2連投したフォークボールは、ウオッシュバーンからの提案で、意図的なものだった。
「捕手のロブを呼んで言ったんだ。2つ、フォークを投げるぞって。釣られてくれればグレイトだが、ここは四球でもいい。次の左打者のイワムラで仕留めようぜ」
どうやらこの日の岩村はウオッシュバーンの安全パイだったようだ。
Mariners Blog | Baseball "fun'' again for Washburn | Seattle Times Newspaper Blog
"I called (catcher) Rob (Johnson) out there and said 'I'm going to throw two splits right here, if he chases it, great, if not, we've got Iwamura coming up. So, just block them','' Washburn said.

開幕当初のゲームで既に予告しておいたように、やはりロブ・ジョンソンはインコースを使うのが上手い。
2009年4月9日、ウオッシュバーンは城島抜きのゲームをエンジョイして完封勝利してみせた。 http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/871011.html
ストレートとスライダーだけでのらくらとかわしていく粘りがウオッシュバーンの投球術で、球威はないのだから、城島のように、ランナーが出たらアウトコース低め一辺倒とか、スライダー一辺倒とか、相手に読まれるようなリードではとても長いイニングもたない。
その点、今日のロブ・ジョンソンはリード面でも余裕があった。ワンバウンドの球が来ても、城島のように顔に出すこともなく平然としてゲームを淡々と進め、要所で三振の山を築いた。

下に挙げたのは全三振シーン。見てわかるように序盤の決め球は内角をえぐるスライダーだ。そして中盤からストレートに切り替え、それがピタリとはまって6回7回に2つずつ三振をとった。昨年まで、中盤で必ず崩れるウオッシュバーンとは大きな違いをみせた。
特に2点差の7回は、先頭打者に2塁打を打たれたが、2三振を奪って塁を進ませなかったのだから、これは大きかった。7回最後の打者クロフォードを三振に切って落としたウオッシュバーンが拳を握って大きく吼えたのも気持ちはわかる。

それにしても、1回表は、先頭打者の時点ですでにベンチから投手に投げさせる全ての球のサインが出ていたのは、いくらなんでもやりすぎ。案の定、バッテリーのリズムが壊れ、失点した。キャッチャーのロブ・ジョンソンは1球ごとに常にベンチのほうを見ているわけだから、ピッチングのリズムが間延びして、明らかに影響が出ていた。
ベンチがあれではちょっとサインを出し過ぎだと気づいたのか、2回以降はベンチからのサインが自粛された模様で、ロブ・ジョンソンがベンチのほうを見ることはほとんどなくなり、ウオッシュバーンも安定した。
ピンチでもないのに何もかもベンチからサインを出す、というのでは、プレーヤーはやりにくい。監督のワカマツも、この試合の1回表はさすがにやりすぎたと反省しているのではないだろうか。

スライダーで三振をとった序盤

1回ペーニャ2-2からスライダー1回1死2塁ペーニャ
2-2から
アウトコース
逃げていくスライダー
空振り

1回ゾブリスト1-2からスライダー1回2死1塁ゾブリスト
1-2から
外から入ってくるスライダー
見逃し

2回岩村2-2からスライダー2回2死走者なし岩村
2-2から
内をえぐるスライダー
見逃し

4回ペーニャ3-2からスライダー4回先頭ペーニャ
3-2から
内をえぐるスライダー
見逃し

5回ペーニャ2-2からカーヴ5回2死1塁ペーニャ
2-2から
真ん中に落ちるカーヴ
空振り

ストレートで三振をとった6回以降

6回ゾブリスト1-2からストレート6回1死走者なしゾブリスト
1-2から
外高めのストレート
空振り

6回ナバーロ0-2からストレート6回2死走者なし ナバーロ
0-2から
アウトコース低めのストレート
見逃し

7回岩村3-2からストレート7回無死2塁岩村
3-2から
アウトコース低めのストレート
見逃し

7回クロフォード1-2からスライダー7回2死2塁クロフォード
1-2から
内から中へのスライダー
見逃し

ストレートでつづけざまに三振を奪って狙いをそらせておいて、7回最後はスライダーでクロフォードから三振を奪ったウオッシュバーンは、ガッツポーズでマウンドを譲った。



damejima at 17:27

April 11, 2009

2007年はシアトルがマグレでチーム順位が2位になってしまい、あらゆるプレーヤーの戦力判断について誤りを犯した年である。
捕手についても、この年に貯金を量産して勝率の向上に貢献した捕手はバークであって、城島ではない。城島先発マスクのゲームの勝率をローテ投手ごとに調べてみればすぐにわかる。

ウオッシュバーンについては2007年にたしかこんなような数字が残っている。ほんとうはあと1勝がどちらかのケースにつくのだが、エイデンハート投手の事故のブログ記事づくりに熱中して疲れてしまい、正確な数字を調べる気力がないので、後で数字は訂正するかもしれないが、ひとまず勘弁してもらいたい。

城島が先発捕手のゲーム
おおよそ5勝11敗 勝率 約3割ちょっと

控え捕手のバークが先発のゲーム
おおよそ4勝4敗 勝率 約5割



ウオッシュバーンという投手の特徴は「軟投派」だということだ。彼には、ヘルナンデスやモローのような100マイル近いスピードボールがない。アナハイム時代の彼のキャリアスタッツを見ても、めちゃくちゃに勝ち星を積み重ねるというタイプではなく、むしろ勝ったり負けたりしながら、粘り強く、まぁまぁの成績を残すタイプ。こういう投手は、かつてシアトルにいたモイヤーなど、メジャーにもたくさんいる。

にしてもミネソタ第4戦は、そんな軟投派のウオッシュにしてはまったくもって完璧な内容だった。8回を除けば、ほとんどピンチらしいピンチはなし。まったく連打されなかったことが勝因になった。

ちなみに、この日のウオッシュバーンのストレートの球速は87マイル程度しかでていない。軟投派のウオッシュらしいデータである。
クビになった連敗キングのウィーバー兄がだいたい88マイル、あのどうしようもない気分屋のバティスタがだいたい92マイル近辺のストレートを投げるのだが、誰もがモローのように97マイルのスピードボールを連投できなければ楽勝できない、というものでもないのが野球という競技の面白いところである。


ほんとうはランナーが出た直後の打者の攻め方を、画像を使いながら解説したいところだが、ちょっと疲れているのでやめる。GAMEDAYでイニングを追いかけて自分の目で確かめてみてもらいたい。

何がこのゲームと、城島のケースと違うのかといえば、ランナーが出た直後の打者に対する対処法である。
GAMEDAYでみればわかるが、ほとんどの場合に打者のインコース、特に、左打者についてインコースを攻めて討ち取っている。ここがこのゲームと前日、前々日のゲームと決定的に違った。

2009/04/09_3回2アウト1塁3回2アウト1塁

2009/04/09_5回無死1塁5回無死1塁

2009/04/09_6回1死1塁6回1死1塁

2009/04/09_7回1死1塁7回1死1塁

馬鹿のひとつ覚えの城島なら、左打者のアウトコースの低めに同じ球種、同じ速さの球を何度も何度も連投させたりするから、ウオッシュバーンのような軟投系の投手はまったく使い物にならない試合が続出してしまう。早い球がないばかりに緩い変化球が生きずに、早いイニングでつかまってしまうのがオチだ。それが最初に挙げた2007年の、城島とバークの差などに現れている。モイヤーやウオッシュのようなタイプには向いていない捕手が単細胞の城島である。


そんなわけで今シーズンはロブ・ジョンソンがマスクがマスクをかぶるゲームでのひとつの楽しみとして、「走者がいるときにインコースの球をどう使っているか」に注目して試合を観戦してみると面白いと思う。



damejima at 06:55

September 01, 2008

この日、ウオッシュバーンはもしかすると、クレメントを捕手に今シーズン一番の出来だったかもしれない。シアトルの苦手のクリーブランド、しかもアウェイで8三振を奪い、3安打に抑え込んだのだから。公式サイトも、このところのクレメントの成長ぶりに目を細める記事を出している。
Mariners' Clement learning on the job

ところが、だ。
9回裏にリグルマンが例によって「リードした9回裏にバッテリーごと選手交代」というわけのわからないシステムを発動したために同点に追いつかれて、ウオッシュバーンの勝ちはまたしても消えうせてしまった。
ゲームには最終的に勝つには勝ったが、最後の打席で四球のイチローを1塁に置いて、前の打席でバントさせているリードにヒッティングさせてランナーが入れ替わってしまい、イチローの得点にならなかったことなど、終盤の采配は明らかにちょっと混乱していた。
SCORE

試合後のウオッシュバーンは「ちょっとフラストレーションがあるね」と切り出して、次のようなことを言っている。もちろん彼は、先発投手が好投してリードしたままマウンドを降りたのに、その後の失点で勝ちが消えてしまうというゲームの多さについて嘆いているのだ。
Mariners need extras to outlast Tribe
http://mlb.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20080830&content_id=3391300&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=sea
"If it's just once or twice it happens throughout the year, you can deal with it because it's a part of the game, but I think that's seven now where I've left the game with the lead."
「年に一度か二度なら、それもゲームというものの一部だと理由をつけてすませられるだろ。でもね、僕は、リードしたままマウンドを降りたゲームで、これで7度目なんだよ?」


今年のゲームから先発投手の勝ちが消えたゲームをできるだけピックアップしてみた。意外にたくさんあることに気づくだろう。
これらのゲームにはびっくりするほど、ほんとうに共通点が多い。
「アウェイ・ゲーム」
「ローの失点」
「城島がマスクをかぶっていた」
「捕手を途中で交代した」


ウオッシュバーンのイライラもわかる気がする。
今日の試合もリードした9回裏にクレメントからバークに捕手を変える必要など、なかっただろう。


4月6日 BAL オリオール・パーク
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008040705
捕手バーク。先発ヘルナンデス、8回自責点0
2点リードの9回裏オフラハティ、ローが3失点、サヨナラ負け。

5月2日 CLE プログレッシブ・フィールド
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008050207
捕手クレメント→城島。先発バティスタ、7回自責点1
1点差で負けていた9回表に同点に追いついて延長。この時点では捕手城島
10回表に1点先行したが10回裏に追いつかれ、11回裏にローがサヨナラ負け。

5月25日 NYY ヤンキース・スタジアム
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008052602捕手城島。先発ウオッシュバーン、6回自責点2
3点リードの8回裏、グリーン、ローズ、プッツの継投で4失点。
そのまま逆転負け。

6月15日 WAS セーフコ
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008061613
捕手城島。先発ウオッシュバーン、6回0/3自責点2
1点リードの7回表、ウオッシュバーンの出したランナーを
ローが帰してしまい同点。8回にはローが追加点をとられ、逆転負け。

7月10日 OAK マカフィー・コロシアム
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008071106捕手城島→バーク。先発ディッキー、7回0/3自責点0
2点リードの9回裏モローが同点に追いつかれ、11回裏ヒメネスがサヨナラ負け

7月13日 KC カウフマン・スタジアム
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008071311
捕手城島。先発ウオッシュバーン、6回自責点1
1点リードの9回裏、モローがサヨナラ負け。

7月25日 TOR ロジャース・センター
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008072608
捕手城島。先発バティスタ、5回1/3自責点2
3対3の同点で延長、10回表に1点入れリードするが、10回裏にローがサヨナラ負け

8月31日 CLE プログレッシブ・フィールド
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008083102
捕手クレメント→9回裏バーク。
先発ウオッシュバーン、6回2/3自責点0
2点リードの9回裏、プッツ、バークのバッテリーが同点HR打たれ、延長。
10回表2点入れ、10回裏に反撃を1点に抑えて、勝ったが、
ウオッシュバーンの勝ちは消える。



damejima at 02:43

July 08, 2008

5回裏の城島の悪送球がゲームを壊し、チームは城島マスクで連敗した。どうしようもない男である。
BOX SCORE

3-0でリードしていて、先発のウオッシュバーンも好投、チャンスのつくれないオークランドがなんとかしようと初球にセフティバントしてきた。映像を見ればわかるが、これは投げても間に合わないバントだった。
なのに、城島が無理矢理にファーストに悪送球、それも打者走者がセカンドどころか、サードにまで達するような大暴投だ。ノーアウト3塁。そしていつものように、ピンチや自分のミスの後は脳内が真っ白になっている城島が次の打者に初球からストライクをとりにいって、あっさり2ラン。さらに脳内蒼白のまま、2ベース、タイムリーとたたみかけられて逆転され、試合はあっさり壊れてしまった。

この馬鹿馬鹿しい悪送球には、実は、その前のイニングに伏線がある。

初回セクソンのマグレの3ランの後、なかなかシアトルは追加点がとれなかった。5回表も1死ランナー1,2塁のチャンスがあって、城島に打席が回ってきた。

このシーン、夜のMLBハイライトやスポーツニュースなどで細切れのハイライト映像しか見ない人には、城島が単にポップフライを打ち上げて凡退しただけに見えるだろうが、そうではない。エンドランがかかっていたのだ。

エンドランのかかった場面で、あっさりレフトにポップフライを打つ城島のダメ打者ぶりもたいがい酷い。そして既にサードより先まで飛び出していたセカンドランナーのベルトレが、サードを踏み忘れて帰塁し、アピールアウト。だから記録上「ダブルプレー」になっているのである。ただのポップフライならダブルプレーにはならない。エンドランでライト方向に転がす技術すらない城島の打撃のダメっぷりは、試合のハイライトだけ見てるようではわからないのだ。

このダメ選手、気分の切り替えが絶望的に下手なのは旧知の事実。次のイニングに守備について、初球をセフティバントされたものだから、慌てまくった。前のイニングの自分のあまりに下手クソなバッティングのことでもボンヤリ考えてでもいたのだろう。
こんな伏線があって、ファーストに大暴投したのである。

城島なんぞに連続でマスクをかぶらせたりするものだから、結局連敗。ローテの組み方がこれからも5人の先発のうち2人を続けて城島に捕手をまかせたりしようものなら、こういう連敗シーン、逆転シーンがオールスター明けの後半戦も2試合ずつ続くことになる。

この試合、BSで解説していたのは城島の元の同僚の武田だが、5回裏の失点を、城島のミスを棚に上げ、しきりにウオッシュバーンのせいにしていたが、いくら身内の贔屓だけでもっている捕手とはいえ、贔屓の引き倒しも、本当にたいがいにしないと鼻で笑われるだけだ。

damejima at 14:06

June 22, 2008

さぁアウェイのブレーブス第2戦のスタメンが出た。http://scores.seattletimes.nwsource.com/merge/tsnform.aspx?c=seatimes&page=mlb/scores/live/lineup.aspx?gameid=21493

先発マスクは城島である。ウオッシュバーン先発だから城島なのか、アトランタの先発が右だからなのか、先発させる理由はこの時点では推測できない。

なにせこの打者、対左投手は打率.128という酷さなのだ。相手先発が左の日には全く先発させる必要がない。かといって、右投手相手でも.245、右なら打てるわけでもない。
今日の試合はアウェイだが、アウェイでの城島の打率は、今シーズンわずかに.172。6月の月間打率も、わずかに.200。ひどいものだ。

城島の月別打撃スタッツ

第1戦を快勝したクレメントと、第2戦城島。どういう結果が出るのか、楽しみだ。

http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/348379.html
上のリンクで示した解任前のマクラーレンのアイデアでいうと
今日の第2戦は、だけが守られていることになる。昨日のセクソンの酷い出来を見ても、まだこのチームはセクソンをスタメンに置き、そして城島にマスクをかぶらせているのだから驚きだ。
\喫畆蠅鮠訶腓らクレメントへ
▲戰澄璽匹寮貘以畆蠕は解消する
イチローをセンターからライトへ戻す
ぅ札ソンなど、いらない選手の解雇・放出

damejima at 07:05

June 10, 2008

またしても城島のパスボールである。

これで今シーズンは3つ。いずれも同点などの試合の緊迫したイニングで記録されている。デトロイト、ボストン、そして、このロジャーズセンターでのトロント戦では、なんと同点で迎えた9回裏のパスボールだ。当然、このミスで試合が決まっていても、おかしくはなかった。単に相手の雑な攻めに助けられた、それだけのことで、負けていてもいなくても、戦犯扱いで当然だ。

この数試合の城島の守備の、この酷い気の抜けようはなんだ。チームがポストシーズンの可能性がほとんどなくなった今、自分のあまりにも酷すぎる成績をなんとか人並みにすることで頭が一杯なのだろう。

勘違いしてはいけないのは、メジャーでよくいうチームの「再建モード」というやつに入るためには、ポストシーズンの可能性がほとんどなくなった今となっては、シーズンの一番重要だった時期に2割を切っていた程度の低すぎる打者に帳尻あわせでヒットなど打たれては、かえってチームの行き末が決まらず、チームは右往左往するのである。
まぁ、帳尻といっても、1点を争う僅差のこの試合で、ランナー2、3塁であっさりと凡退するような程度のダメ捕手の帳尻打撃ではある。

7月3日〜9日の打率
2割を切っているロスター
リード.182、城島.182、ビドロ.125、ベルトレ.059
註:城島の打率はシーズン開始から5月中旬までも2割を切っていた。

damejima at 14:22

June 03, 2008

ウオッシュバーンは、そもそも専属捕手制に移行しないのだろうか。それとも、そういうことを2人の投手にさせると、城島のメンツにかかわるのと出場試合が減るので、また城島サイドの恫喝をくらうからか。
今日のNHK-BSの試合解説をやっていた武田は、いつも自慢話ばかりしている元の城島の同僚投手。そのせいか、馬鹿のふたつ覚えのように「逆球」という単語ばかりを連呼していて、解説をしているのか、それとも、城島の弁護をしに来ているのかわからないような話ばかりをしている。

メジャーの投手はそもそも、日本の投手のように、球威はたいしたことはないがコントロールが抜群にいい投手ばかりが揃っているわけではない。
むしろ、ノーコンの投手など、いくらでもいる。むしろ様々なタイプの投手、たとえば、もともと手投げのクセがあってコントロールのよくない投手、スピードはあるがやはりコントロールのよくない投手、球威はないが抜群のコントロールのある投手、それぞれをまとめて牛耳ってこそ、メジャーの捕手というものだ。
どんなタイプの投手でも、まるで同じように、ピンチの場面になると、コーナーのきわどいコースにほうらせて三振とらせようとするような、単細胞、単調な捕手が、メジャーで通用するわけがない。


おまけに、城島は今日も無安打。打率.224。
特に右投手に対しては.147。アウェイゲームでは.154。不得手なシチュエーションがはっきりしていて、おもいきり研究しやすいバッターでしかない。

今日スタメンでひざびざに出場したセクソンが5日間休んで打撃練習したというが、それ以下のバッティングの城島を、なぜチームは休ませないのか?
セクソンともども、この2人がスタメンでのうのうとしているのは、まったくわけがわからない。

damejima at 17:17

May 26, 2008

シアトル地元のメディアが、ウオッシュバーンも専属捕手制と報じたのは、5月21日で、ほんの数日前だ。そして去年のシーズンでさえ、デーゲームは正捕手が休むというメジャーの流儀にならって、城島はマスクをバークに譲っていた。と、いうのに、結局、4月15日のウオッシュバーンのコメントを、直後に彼にコメントの訂正を強要してうやむやに葬り去った件と同様に、どういうわけか専属捕手制は守られることなくうやむやになってしまい、また、メジャー流の休養日の設定も守られることなく、城島が先発マスクをかぶり、シアトルはまたもや敗れた。
今日の負けは、いままでの5連敗とは違い、先発ウオッシュバーンがQSを果たして試合終盤まではリードしていただけに、試合内容は悪くなかった。それを、わざわざ落とすようなゲームをした、という意味で、非常に人為的な災害」ともいうべきゲームである。
逆転されたイニングの代打で登場した松井、ジアンビ、カノーあたりの打者への「単調な」組み立てについて、下記に生ログを記録として残す。とにかく、常に城島の捕手としてのリード面で指摘され続けている組み立ての「単調さ」が、またもや露わになった。
また、0-2、つまり日本風にいうならツーナッシングから、選球眼のいいメジャーの打者にフルカウントまで持ち込まれて、結局、四球でランナーをためてしまう悪いクセも、一向に直る気配はない。追い込んでボール球を振らせる、などという「日本式リード」など通用しないことを、メジャーに来て以来学ぼうとしない。野球とベースボールが異なる文化のスポーツであることを、いつになったらこのダメ捕手は理解するのだろう。

705名前:名無しさん@実況は実況板でメェル:sage投稿日:2008/05/26(月)00:42:00ID:eskmUyK8
アンチじゃなくて、むしろ城島を応援してる俺なんだが、
今日の松井への攻め、あれ、なんだ?
芸スポや総合のアンチ松井の言う様なリード。
「外投げればアンパイですよw」みたいな。
今年の松井は外角打ってるんだぞ・・・。
まさかとは思うけど、イメージだけでリードしてないよね?

707名前:名無しさん@実況は実況板で投稿日:2008/05/26(月)01:13:41ID:6YTKxnYF
松井もだけどジアンビとカノーにも外ばっか投げたのはまずかった
そりゃ狙い打たれるって
マリナーズと違って好き勝手振り回してるわけじゃないんだからさ

damejima at 20:09

May 23, 2008

以下のSeattle Post-Intelligencerの記事は、城島がウオッシュバーンとベダードの担当からはずされ、かわりにバークがこの2人の投手の専属捕手になることを報じた記事。日本でもベダードについて報道されている。
http://mlb.yahoo.co.jp/japanese/headlines/?id=2159639&a=13083

Burke picks up regular work
with Washburn, Bedard

http://blog.seattlepi.nwsource.com/baseball/archives/139405.asp
Posted by John Hickey
at May 21, 2008 2:44 p.m.

After trying to shy away from the thought for the better part of two months, the Mariners are going to a platoon catching system.

Last week starting pitcher Jarrod Washburn suggested that he and starting catcher Kenji Johjima weren't always on the same page.

Wednesday night's game against the Tigers is the first for Washburn since saying that, and Jamie Burke replaced Johjima in the lineup. Washburn is 1-1 with a 3.46 ERA when Burke is his catcher and 1-4 with a 6.40 ERA with Johjima behind the plate.

In addition, starter Erik Bedard, who has had most of his best games with Burke behind the plate, will continue to work with Burke at the expense to Johjima's playing time.

This comes less than two months after the Mariners and Johjima agreed on a three-year contract extension.

''If you have a guy who is successful (catching) one guy,'' manager John McLaren said before Wednesday's game, ''then we've got to go that way.''

Here's the breakdown for Bedard, who is scheduled to pitch Friday in New York, with the two catchers:

Burke (4 games): 1-0, 1.67 ERA, 13.0 IP 17 H,
7 BB, 25 Ks, .169 avg., .229 OB%
Johjima (3 games): 2-2, 6.92 ERA, 28.2 IP 15 H, 12 BB, 12 Ks, .283 avg., .418 OB%


damejima at 12:04
以下の記事はMLBのシアトル・マリナーズの公式サイトの記事。
公式サイトの記事内で、あるチームの投手がバッテリーを組んでいるチームメイトのリードについて具体的にミスを指摘しているわけであり、むしろリップサービスの多くなりがちと考えられる公式サイトでの発言としては、非常に異彩を放っていると考えるのが、ごく普通のセンス。
だが、またしても城島オタやチームの窮状に鈍感なマリナーズファンはこの異常さを見逃して、その後に爆発する「城島問題」の根の深さを想像することができなかった。

http://seattle.mariners.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20080414&content_id=2528171&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=sea

"Really, one bad pitch, the changeup to Olivo," Washburn said. "I don't like second guessing things, but I wish I wouldn't have thrown a changeup in that situation. But I said yes when he [catcher Kenji Johjima] called it. It cost us the game.

"It tends to catch up with you more times than not, if you're not 100 percent confident in throwing a pitch."


「ほんと、オリーボにチェンジアップ投げたのは、よくなかった。
 僕はタラレバは好きじゃないけど、
 あのシチュエーションでチェンジアップを投げなかったらよかったな、と思うよ。
 でも、彼(城島)がそれを要求したとき、イエスつっちゃったんだよね。
 あれでゲームを犠牲にしちゃったよ。

 投げる球にもし100%自信がないなら、多くの場合、悪い結果をもたらしがちだね。」

damejima at 10:01
以下の記事は、4月10日という日付けで、ベダードの5月8日の記事よりも1ヶ月も前のことになる。シーズン始まったばかりというのに、ウオッシュバーンが明らかに熱の入った口調でバークの優秀さを褒めちぎっているのだが、いかんせん、この記事についても、なにごとにも鈍感な城島オタおよびマリナーズの穏健なファン層はあまり問題にしなかった。
5月も終わりになると、彼らもようやく城島がマリナーズの大半の投手からの信頼を失っているらしいことに気づいたようだが、この記事を見るとわかるが、ことウオッシュバーンについては、シーズン当初から城島には信頼を置いてなかったことがわかる。

http://seattlepi.nwsource.com/baseball/358478_mbok10.html?source=rss
By JOHN HICKEY

Burke normally catches only day games after night games. But with starter Kenji Johjima in a 2-for-25 slump to start the season, manager John McLaren made a change. Johjima will catch Thursday's series finale.

Burke didn't find out he was catching until Wednesday morning.

"I try to keep myself prepared all the time," Burke said. "I try not to think of myself as a guy who just catches Sundays and then isn't in there for (six) days."

Winning pitcher Jarrod Washburn said Burke, a much-traveled, little-used catcher until landing in Seattle last year, is one of his favorites.

"I love Burkie," Washburn said. "He busted his butt for a long time to get here. Now that he's here, he works hard. And when he gets a chance, he usually makes something happen."


damejima at 09:50
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