キャッチング、パスボール、捕球ミス

2014年11月19日、面白い視点だが、まだちょっと怪しい「フレーミング」というキャッチャーの守備指標の「これから」。
2011年5月25日、明らかにボールの投球さえ、ミットを大きく動かしてストライクにみせかけようとするジメネスの最悪のキャッチング。今すぐにでもロスターからはずすべき。
2011年4月21日、阪神ファンから罵声を浴びつつある城島の「パスボール癖」。後逸の責任回避のための「ストレートのみの勝負強要」でタイムリー多発。そして、マリナーズ時代同様の城島スタメン落ちへ。
2009年9月15日、城島マスク5連敗。4回無死1、2塁、8回二死1、3塁、城島の「2度のパスボール」で3失点。今日の城島の配球パターンは「ストレートでカウントを整え、あとは外にチェンジアップかスライダー連投」のクソワンパターン(笑)
2009年9月10日、ローランド・スミス撃沈で完璧なまでの完封負け。8イニングで10安打を浴びたニセ正捕手、LAAに3連敗スイープ。チームは9月恒例の大連敗で、貯金はこれでとうとう、たったの「3」。ロブ・ジョンソンの積み立て貯金を、チームみずからが食い潰した。
2009年8月4日、4回裏のタッチアッププレーでの失点では、城島が「何重ものミス」を犯して失点していたことが判明。最終回を終えたアーズマは苦虫を噛み潰した。
2009年7月16日、城島は試合序盤、投手オルソン、ジャクバスカスがモーションに入ってもミットを構えず、ゲームのリズムを壊した。(サイ・ヤング賞投手クリフ・リーがなぜショパックを指名捕手にしたか 解説つき)
2009年7月5日、「永遠のお調子者」城島は相手エラーに助けられた併殺打に飽き足りず、気の緩みからホームランを打たれまくり、最後はパスボールでゲームを壊した。
2009年5月13日、先発ウオッシュバーンで4失点。城島パスボール、最後は二盗されてのサヨナラ負けで、城島先発ゲーム6連敗。
2008年9月11日、城島は2失策と一方的なリードでモローの投球リズムを破壊した。
2008年8月17日、帳尻打撃しか頭にない城島はさっそくフィアベントを破壊した。
2008年7月22日、城島はナックルを後逸、記録に残らないパスボールで敗北を決定づけた。
2008年6月9日、気の抜けた守備の城島、3度目のパスボール。
2008年6月7日、パスボール城島は責任感ゼロのコメントを出した。
2008年6月4日、 城島の「ポロリ」 で4連敗。この選手は、もともとマリナーズに来るべきではなかった。
2008年5月、突如、城島は投手に対してミットを構えるのをやめた。

November 20, 2014

ブログ主はアンパイア好きということもあって(笑)、アンパイアがストライク/ボールを判定するファクターとして、framing(フレーミング)が最も重要とまでは思わない。またキャッチャーの資質としても、フレーミングが上手いほうがいいに決まっているにしても、絶対不可欠な資質だ、とまでは思わない。以下にその理由の一端を書いてみる。

2010ALCS Game1 でボール判定をするGerry Davis


Baseball ProspectusでMike Fastという人がやたら推しまくっているせいか、このところMLBのキャッチャーの評価や能力比較について、フレーミングという指標をもとに話す人を見かける。
「フレーム」とは、この場合「ストライクゾーンの四角い仮想的な枠」のことで、要するに「ピッチャーが非常にきわどい球を投げたときに、キャッチャーがアンパイアの判定を『ストライク』に傾かせるキャッチング技術」を指している。(誰がみても明らかなボールをストライクにみせかけるためにミットをこれみよがしに大きく動かすテクニック、という意味ではない。そんなのはアンパイアの判断を惑わせようとする下劣な行為として、MLBアンパイアの心象を悪くするだけだ)

いうまでもなくフレーミングという技術そのものは昔からある。新しいのは技術そのものではなく、「ただでさえ数値化しにくかったキャッチャーの守備技術の一部を、可視化させたこと」だ。


この新しいアイデアをどう評価するかは、
まだそれぞれの判断にまかされている。

例えば、データサイトとして有名なFangraphは、今のところ「フレーミングについて詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ」と、Mike Fastの記事へのリンクなどを貼りつける程度で済ませている。つまり、いまのところFangraphとしては「まだマトモには扱うわけにはいかんけんね」的な立場なので、どこかよそよそしいのだ(笑)
Catcher Defense | FanGraphs Sabermetrics Library


最初に挙げた写真は、Mike Fast自身がBaseball Prospectusに書いた記事の冒頭に挙げているもの。出典:Baseball Prospectus | Spinning Yarn: How Accurate is PitchTrax?

NYY対TEXというカードで行われた2010年ALCS Game 1、NYYが1点リードで迎えた9回裏に、左投手マリアーノ・リベラが先頭の左打者ミッチ・モアランドのインコース低めに投げた初球を、球審Gerry Davisが「ボール」とコールした場面だ。
キャッチャーは、「フレーミングが下手」なことでで有名だったキャッチャーのひとり、ホルヘ・ポサダ
October 15, 2010 American League Championship Series (ALCS) Game 1, Yankees at Rangers | Baseball-Reference.com

この球、画面上では「きわどいコース」だったように「見える」。

まず先に、結論を書こう。
おそらくこの球は、「多くのアンパイアがボールとコールする、明らかなボール」であり、判定にキャッチャーのフレーミングはほとんど無関係だっただろう。そもそもこのゲームの球審は、ストライクゾーンがMLBで最も狭いことで有名なGerry Davisなのだから、ストライク判定になりようがない。他にも、初球というカウント、左バッターのインロー、あらゆる要素が、このボールをストライクとコールさせにくくしてもいる。

では、なぜ「ボール」とコールされたのか
以下に「とりあえず考えられる理由の候補」を10個ほど挙げてみる。

候補1)ポサダがフレーミングが下手だから。
候補2)ポサダがミットを動かし過ぎて、球審の反感を買った。
候補3)「初球」というカウントでは、フレーミングは効果がない。
候補4)よく見るとコースが低すぎる。フレーミングでなんとかなるような球ではなく、もともとボールとしか判定しようがない球だ。
候補5)MLBアンパイアは、普通あまり「左バッターのインローのきわどい球」をストライクコールしない。
候補6)MLBアンパイアは、「コーナーぎりぎりの球」をストライクコールしない。
候補7)球審Gerry Davisのストライクゾーンは、もともと「非常に狭い」。
候補8)このゲームに限って、Gerry Davisが低めをとらなかった。
候補9)このゲームに限って、Gerry Davisの左打者のゾーンが狭い。
候補10)投手不利のカウント、例えば3-0では、球審が投手寄りのコールをすることもある。だが初球ではそういうことは起こらない。
候補11)単にGerry Davisが正確に判定しただけ。


以上のどれが最も適切な解答だろうか。

なにより、まず最初に確認しておきたいのは、球審がGerry Davisであることだ。このブログで何度となく書いてきたことだが、Gerry DavisはMLBで最もストライクゾーンの狭いアンパイアのひとりであり、その事実を抜きに、この判定の是非について語ることはできないし、意味がない。

この日の球審Gerry Davisの判定ゾーンを見てみると、このゲームでのGerry Davisのゾーンは、彼にしては「低めをとり、アウトコースもとり、珍しく広め」になっている。(以下は左打者のデータだが、右も同じく広い)
BrooksBaseball.net: PITCHf/x Tool | Strikezone Maps
2010年ALCS Game1 球審Gerry Davisの左打者判定傾向


続いて、ミッチ・モアランドの打席データをPitchF/Xで調べてみる。
Mike Fastの挙げた画像では、初球のインコース低めの球は「ストライクゾーンに入っている」ように「見える」。
だが、これは、地上波のテレビ画面によくある精度のよくないマトリクスであり、Gamedayでみると「ストライクゾーン内」でも、実際には「ボール」だったりするのと同じ現象だ。実際、この球はPitchF/Xでみると、「明らかに低い」
BrooksBaseball.net: PITCHf/x Tool
2010 ALCS Game1 9回裏 モアランド初球判定 球審Gerry Davis


さらに、かつて2011年7月11日の記事で書いたように、MLBアンパイアは「打者有利なカウント、例えば3-0では、投手有利に判定し、逆に投手有利なカウント、例えば0-2では、打者有利に判定する傾向」がある。
また、「ストライクゾーンは必ずしも四角い形をしておらず、むしろ『下膨れの円形』に近いこと」、したがって、「コーナーぎりぎりの球は、ストライク判定されにくい傾向にあること」が知られている。
したがって、この初球はカウントにしても、コースにしても、ストライク判定されにくい状況にある。
(なお、Mike Fast自身も、2014年3月の記事のカウント別データで、「初球」が「最もフレーミングの効果が期待できないカウントである」ことを書いている Baseball Prospectus | Framing and Blocking Pitches: A Regressed, Probabilistic Model
記事:2011年7月11日、MLBのストライクゾーンの揺らぎ (5)カウント3-0ではゾーンを広げて四球を避け、カウント0-2ではゾーンを狭めて三振を避ける。あらためて明らかになったアンパイアの「故意にゲームをつくる行為」。 | Damejima's HARDBALL
カウント0-3と、カウント0-2の、ストライクゾーンの違い


こうした簡単な検証例でも、わかることは数多くある。
短くいうなら、「球審の判定に影響しているファクター」は、なにもフレーミングだけではなく、非常に多くのファクターがからんでいること、そして、いったい、どの『きわどいストライク』が、フレーミングの効果によってストライクになったのかは、よほど膨大なファクターを仔細に点検しないかぎり、正確にはわからないということだ。

言いかえると、きわどいストライクがストライクになった理由なんてものは、数え上げれば両手では足りないかもしれないというのに、フレーミングの元データの収集自体がそんな簡単な作業なはずはない。


Mike Fastが2010年ALCSの写真を得意気に挙げた記事は、確かにフレーミングについての記事ではないわけだが、ブログ主には、彼がPitchF/X以外にどのくらいの数のファクターを考慮して、フレーミングの効果を調べあげたのかが見えてこない。つまり、球審がGerry Davisだったことや、投球が初球だったことなど、「フレーミング以外のファクター」をどの程度考慮して書いているかも見えてこないこの人を、あまり信用できていないのである。

ひとつひとつの判定には、アンパイアの個人差を中心に、これまでのMLBの慣習など、数多くのファクターが絡みつきあって判定されている。
だからこそ、このブログの意見では、たしかに面白い視点だとは思うが、だからといって数値を鵜呑みにして、フレーミングの数値で「このキャッチャーは、この人より上だ、下だ」と論じてしまうわけにはいかないと思うし、将来的にもそれは無理だろうと考える。

(まぁ、それでも、シアトルの近年の歴代キャッチャーが、ほぼ例外なくフレーミングがマイナスというのには思わず笑った(笑)探せば、2008-2013で最もフレーミング数値が悪いワースト10に城島はじめ、ムーア、ジョンソン、ジェイソ、モンテーロと、5人が入ったとする記事、あるいは城島を2007年のワーストとした記事などがみつかるはず。例:Baseball Prospectus | Spinning Yarn: Removing the Mask Encore Presentation

damejima at 10:37

May 26, 2011

ミネソタ初戦で、今までまったく関心のなかった控えキャッチャーのクリス・ジメネスを初めてじっくり見てみたが、いったいあれは何だ?
怒りがこみあげてくる。
いったい誰が、あんなおかしなMLBらしくないテクニックを教えこんだのだ?
Seattle Mariners at Minnesota Twins - May 23, 2011 | MLB.com Classic


何がいけないって、
どんなクソボールでも、「常に」ミットを大きく動かしてストライクにみせかけようとするキャッチングだ。

マジ最悪
こういうのは技術が高いとか低いとか、そういう問題ですらない。メジャーのキャッチャーとして、ありえない。

たしかにMLBでも、きわどいボールの場合に、判定を有利にしようとミットをほんのわずか動かすキャッチャーは、いる。
だが、ジメネスのキャッチングの酷さはそういうレベルではない。度を越している
なんたって、誰が見てもボールどころか、ゾーンからはるか遠く離れた明白なボールですら、大きくミットを動かして、球審にアピールしようとしているのだ。ありえない。

いらぬことをするな。と、言いたい。

いまや知っての通り、MLBのアンパイアは(個々の技術はともかく)プライドが非常に高い。
キャッチャーが、日本のプロ野球でやるように「あからさまにミットを動かして捕球する」ことで、「アンパイアのコールを自分たちに有利に誘導しようとしている」と球審に思われれば、そのアンパイアはもう、ピッチャーに有利な判定などしてくれなくなる。当然の話だ。

実際、データを調べてみると、5月23日の球審Ed Rapuanoは、シアトルの投手の低めのボールに辛くなっていて、特にバッターが左の場合に、低目をほとんどストライクコールしていない。(この日のミネソタの左打者というと、当たっているトップバッターのディナルド・スパン、2本ホームランを打たれたジム・トーミがそれにあたる)

2011年5月23日 球審Ed Rapuanoの判定(補正後 左打者)左マップ内、三角形のマーキングがシアトルの投手。
低めのストライクがほとんどボールとコールされている。
出展:Brooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Strikezone Map Tool

2011年5月23日 ミネソタ初戦 3回裏 スパン 四球5月23日 3回裏
スパン 四球

2球目、3球目と続けて投じたアウトコース低めの釣りっぽいストレートがボール判定。フルカウントからの7球目、インコースをえぐる絶好のカットボールもボール判定。

控えキャッチャーのクリス・ジメネスになんの関心もなかったので、いままでたいして調べてもなかったのだが、5月23日のバルガス先発ゲームがあまりにも酷かったので、ちょっと調べてみて、呆れた。

ジメネスは2004年ドラフト19巡目(全体557番目)でクリーブランドの選手になり、それから5年目の2009年にようやくメジャーデビューしている。それから2010年10月にはFAになり、12月にシアトルと契約したわけだが、2009年デビュー時は外野手としての起用が中心のユーティリティとしてのデビューであって、メジャーでのキャッチャーとしてのキャリアがほとんどない。
これはもう、CERAがどうの、配球がどうのとか、そういうレベルじゃない。
Chris Gimenez Fielding Statistics and History - Baseball-Reference.com

CERA
2009年 4.18(45ゲーム中8ゲームがキャッチャー ライト7、レフト14)
2010年 4.54(28ゲーム中24ゲームがキャッチャー)
2011年 5.75(10ゲーム中9ゲーム)
通算   4.78


キャッチャーで先発したゲームほぼ全敗のジメネスとばかり組まされている、不幸なジェイソン・バルガス
負 4-6 ベダード
負 3-8 バルガス
負 0-7 ヘルナンデス
負 2-3 ベダード
負 1-9 バルガス
負 0-6 フィスター
勝 2-1 フィスター  ←オリーボと途中交代
勝 8-7 バルガス  ←オリーボ途中交代


ここ最近のジェイソン・バルガスのピッチングは、シアトルに来たばかりの頃のように、チェンジアップのキレと緩急だけに頼っているのではなくて、ストレート、チェンジアップ、カットボールの3つの球種を、相手に読まれないような意外性のある配球をし、しかも、きわどいコースにビシリ、ビシリと決めていくピッチングに変化している。
とりわけ最近のバルガスにとって重要なのは、低めにビシビシ決めていく「コントロールの良さ」だ。
これがたとえば「低目をまったくとらない、バルガスと相性の悪いアンパイア」にあたるとどうなってしまうか、については、再三再四書いてきた。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年4月15日、Sam Holbrookの特殊なストライクゾーンに手こずったジェイソン・バルガス。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年4月29日、4月8日にてこずったアンパイア Sam Holbrookにまたしても遭遇したジェイソン・バルガスの初勝利。

微細なコントロールが命になってきたバルガスにしてみれば、ジメネスのような「キャッチングの酷さで、アンパイアを敵に回してしまうようなキャッチャー」と組むことは、まさに死活問題。かつてダメ捕手キロスと組まされていた不幸な時代が復活しかねない。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年5月20日、インターリーグで2年ぶりにシアトルの投手が打ったヒットで、2009年当時のジェイソン・バルガスの苦境を思い出す。

いったい誰がジメネスにあんな、まるでMLBらしくないキャッチングを教えこんだのだ。(まさか、シアトルのマイナーの、あの無能なバッテリー・コーディネーター、ロジャー・ハンセンか?)
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月14日、過去に城島擁護者だったベンチコーチ、ロジャー・ハンセンが現在も続けている無意味な捕手トレーニング手法。マイナーコーチ時代から続けてきた「手抜きのスパルタ方式」でプロスペクトを壊し続けてきた責任を徹底批判する。


バルガスやフィスターがローテーション・ピッチャーとして大成しようとしている矢先に、ジメネスのような酷いキャッチャーと組ませるべきではない。
すぐさまこんな最悪のキャッチャーはマイナーに落とすべきだ。








damejima at 11:11

April 22, 2011

プロ野球の2011シーズン開幕が東日本大震災の影響でズレこんだために、半月板損傷の手術をしたダメ捕手城島が(うわべでは)開幕に間に合って、これまで9試合を消化しているらしいが、たったこれだけのゲーム数で、すでにあまりにも多いパスボールについてのサンプルが揃いすぎるほどたまってきた。いちおうメモに残しておく。


とあるサイトの記述によると、4月14日(日本時間)のゲームで解説をしていた2人の捕手出身の解説者、元阪神の矢野氏、元広島の達川氏が、両膝を同時ついて捕球しようとしない城島のキャッチングの欠陥を指摘したらしい。
資料:和泉式日記: 唐実桜〜矢野っちデビュー〜
矢野「前から気になってたんですけど、もともと城島のくせだと思うんですが両膝が同時に降りないんですね。一緒に降りないとワンバンってのはなかなか捕れないんです。」

阪神入団後の城島のプレーについて解説者などが発言するのは、なにもこの2人が最初ではなく、例えば4月2日のプレシーズンマッチではかつて阪神の投手だった湯舟氏も、パスボールを危惧していろいろと指摘したらしい。


阪神入団1年目の2010シーズン後に城島が、明らかに分不相応なゴールデングラブ賞を受賞したために、あたかも「城島はキャッチングを含めて、守備がいい」などと誤解した人もいるかもしれない。
だが、そもそも経済紙の記者すら賞の選考にかかわる日本のゴールデングラブ賞は、MLBのゴールドグラブ賞、あるいはFielding Bible賞などとは、そもそも賞の性格も権威も、まったく異なっていることくらいは頭に入れておいてもらいたいものだ。
また、それ以上に知っておくべきことは、2010シーズンの城島のパスボールは4で、これが両リーグ最少タイの数字だったにしても、実はその一方で、城島のエラー数9は最多であり、また、阪神投手陣のワイルドピッチ数が、なんと「12球団ワースト」の52だったことだ。

こういう基本的なことを知らないで、盲目的な擁護発言を繰り返しているだけでは恥をかくだけだ。あのゴールデンなんたらいう賞の受賞には、ほとんど何の価値もない。
チームの投手陣が12球団最多のワイルドピッチを犯しているというのに、その球団のキャッチャーのパスボール数がリーグ最少、なんていう意味のわからない笑い話は、ひとつのプレーをワイルドピッチとみなすか、それともパスボールとみなすかという、単なる数字上のギミックに過ぎない。

投手が12球団最多のワイルドピッチを犯すチームのキャッチャーが、上手いわけがない。


実際調べてみると、今年の城島についても、既に「あきらかにキャッチャーのパスボールなのに、投手のワイルドピッチとして記録されてしまっているケース」が多々発生している

たとえば、2011年4月16日の中日対阪神戦。
この日に記録された4つの暴投はセ・リーグ新記録になったが、このうち、ボールがキャッチャー城島の股間を抜けて後逸したケースなどは明らかにキャッチャー城島のパスボールであることは、多くのプロ野球ファンがブログなどで指摘している。
矢野氏が指摘するように、キャッチャーが素早く膝をつくことによって後逸を防止し、ランナーの進塁を阻止すべきだったプレーだろう。


以下に今シーズンのパスボール及びワイルドピッチに関するいくつかのメモを残しておく。もちろん以下が全てではない。もっと数多くの「ポロリ」がある。多すぎて資料を集めきれない。


4月12日 広島戦
7回表 ワイルドピッチ 打者・廣瀬 投手・能見


4月13日 広島戦
4回表 パスボール、ワイルドピッチ2 投手・スタンリッジ
ファウルチップを追わず、球審にパスボールと判定された城島は「バットに当たった」と抗議。前年に引退し、この日解説者としてデビューした元阪神の矢野氏、キャッチャー出身の元・広島の達川氏が、城島のキャッチングを批判。
【阪神】開幕連勝も目立つバッテリー失策 - 再チャレンジ日記〜道一筋
達川と、昨日「解説者公式戦デビュー」を果たした矢野の共通した意見。
城島が低い球、ワンバウンドを捕りに行く時の膝の動き。両膝揃って腰を下ろすべきところを、左→右、右→左と片足ずつ少しずれて下りると言う事です。
阪神が開幕2連勝!スタン7回1失点の快投 (2/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM
城島(バッテリーミスが相次ぎ)
「低めに投げるのは当たり前のこと。それを止めるのがキャッチャーの仕事。スタン(スタンリッジ)に申し訳ないことをした」
阪神2-1広島@現地観戦|阪神ファンの独り言
4回のパスボールの連続。あれ何だったんでしょう。スタンがめちゃくちゃな球を投げていたのか、城島が逸らしすぎなのか。これも勿体無い失点でした
でんでん雑記II(2011-04-13)
「今日のスタンリッジは失点した4回以外は素晴らしい出来だったな。
4回も城島のパスボール(城島は廣瀬のファウルとアピール)の判定のごたごたがなければ失点はしてないわけだし。」


4月16日 中日戦
4回裏 打者・森野、ブランコ 投手・メッセンジャー
8回裏 打者・ブランコ 投手・久保田
9回裏 打者・荒木 投手・小林宏
11回裏 打者・谷繁 投手・福原 
時事ドットコム:阪神、セ最多タイの4暴投=プロ野球
阪神は16日の中日2回戦(ナゴヤドーム)で九回までにセ・リーグのチームゲーム最多の4暴投を記録した。過去4度はいずれもヤクルトで、パの最多は日本ハムとソフトバンクの5。 

73 :名無しさん@恐縮です:2011/04/17(日) 09:55:31.56 ID:ZTLLRgLN0
その4つのうち、どうみてもパスボールってのがあったな。
城島の股間を抜けて後逸するやつ。
股を閉めて腹に当たってまで制しようって気はなかったのかな?

95 :名無しさん@恐縮です:2011/04/17(日) 14:12:42.33 ID:VJJx5gX80
城島はもう限界だろ
ワンバン全然止められない
てか全部股間を抜けちゃうんだよね プロの捕手として相当恥ずかしい事
腰を浮かせてしまうのは癖なんだろうな
逆に腰沈めて体全体で止めないといけないのに
打撃も糞だし、もう早いとこ藤井に代えた方が断然いい

100 :名無しさん@恐縮です:2011/04/17(日) 22:43:44.38 ID:NXFlO6It0
城島、ワンバンの捕球が腰高というか膝を落とさないから股間ががら空き。

ふーむ、、、|はんしんにっき@宮城猛虎魂
「終盤についてはさっき書いたから良いとして(内容については福原以外全く良くないが)、、、やっぱりパスボールが多い。あれでは投手が安心して投げられない。城島使い続けるのもどうなの?って思う。特別扱いはやめて守備力重視で行くなら藤井と併用って選択肢は十分あると思いますしそうしないといけないんじゃ無いのかな?」

ボードルーム|エンタメ|阪神タイガース公式サイト
「昨日のパスボール見てたら動けてないような感じがしましたね」

ホタログ ―紅白
「城島パスボール多すぎだと思う。っていうかパスボールなのに
ワイルドピッチ扱いになってるのが納得いかん!ピッチャーは悪くないのに!
ワンバンボールは体で抑えるんやで!」

ZOZOPEOPLE | ○△□ - 城島どんだけ!!
「城島のかわりに代走だしてほしかったー
アウトなるしー
楽天からきたらキャッチャーを使ってほしかったー」

今年の阪神はやらかす!!11-84 | スポーツ最新情報まとめ
85 名前: 代打名無し@実況は野球ch板で:2011/04/19(火) 22:32:57.36 ID:yZNy34Dg0
「城島のパスボール(コバが投げてた時)が無ければ9回で勝てた試合。
あれは獲れるボール。一番大事なとこで出るから。」

長い試合: 野球人の徒然日記
「中日はまだまだ本調子には程遠くて、阪神勝てる試合やのになあ〜ダッシュ(走り出すさま)
気になるのが城島。
膝の手術で開幕危ぶまれてて間に合ったのはいいけど、
キャッチングも足腰がフットワークもついていけてないんで、
パスボールは目立つし、バッティングは下半身まるで使えてないし、
肩は開いて上体だけで打ってるし…このままだと危険信号やなぁあせあせ(飛び散る汗)」


4月17日 中日戦
パスボール 投手・スタンリッジ
Eさま日記
「城島のパスボールで同点にされるが、俊介の3塁打とマートンのヒットで再びリード。」


4月19日 巨人戦
8回表 ワイルドピッチ 投手・小林宏
【阪神】城島について #231に返答 - 阪神タイガース掲示板|爆サイ.com北陸版

しかし、これで歩が男と確定してしまった… :: すめしの酩酊日記
「今日の試合は先発の能見の調子が良く三振をバッタバッタ取っていたものの7回1失点で代打を出されて降板してその後のコバロリが失点し能見の勝ち星が消えたり、その失点の原因に今年多発の城島のパスボールが絡んでいたりと…もやもやの連発で正直今日も引き分けになるのかな…と半ば諦めていました。」


5月5日 巨人戦
4回表 二死1塁 パスボール 投手・岩田

5月7日 横浜戦
阪神2点リードの8回裏 一死満塁
投手・小林宏のフォークを後逸 打者・内藤
初球から3球目まで、120km/h台の落ちるフォーク3連投。2球目を例によって後逸。まず1失点。
直後に、こんどはインコースのストレートを2連投。毎度おなじみの「同じコースに投げ続けると、ボールは必ず甘くなる法則」発動で、シュート回転の2球目を打たれ、2点タイムリー・ツーベースを浴び、逆転負け


5月14日 中日戦
阪神1点ビハインドの7回表 一死満塁
投手・榎田のスライダーを後逸 打者・森野
堂上剛裕に、アウトコース低めにフォークとストレートばかり連投して失点。さらに森野の打席で、ミットの真下を抜けていく後逸により、さらに1失点。グスマンには、インコースにストレートをミット通りに投げさせて、試合を決めるホームラン被弾。カード連敗。

セ・リーグ暴投数ランキング
(2011年5月11日(日本時間)現在)

1位 小林宏(阪神) 3
1位 今村(広島) 3
2位 スタンリッジ(阪神) 2(与四球ランキング3位タイ 9個)
2位 メッセンジャー(阪神) 2
2位 岩田(阪神) 2(与四球ランキング1位 11個)
2位 能見(阪神) 2


半月板手術から異常に早すぎるゲーム復帰。だがその結果、目もあてられないほど多くの「パスボール多発」という最悪の結果を招いた。特にフォークボール。大きく変化するボールの後逸が多発した。
ダメ捕手が責任逃れに思いついたのは、なんと、パスボールを減らすためにはピッチャーに変化球のサインを出さない「打者とのストレート勝負」。
だが、交流戦に入って以降「ランナーがたまった場面」「得点圏にランナーがいる場面」でのワンパターンすぎる「ストレート勝負」が打者にバレないわけはなかった。


5月22日 西武戦
1-1同点 11回表 一死1塁 投手・小林宏 打者・中村剛
まず小林宏の決め球フォークを後逸。さらにキャッチャー城島のセカンド暴投で 走者中島が三塁に進み、一死3塁。ここで、次打者フェルナンデスを敬遠。二死1、3塁となって、代打・平尾。
ここで、後逸による失点を避ける意味なのだろうが、なんとフォークを一球も投げられない配球に。窮屈すぎるストレートオンリーの配球が打者平尾に読まれ、決勝タイムリーを浴び、敗戦。


5月25日 ロッテ戦
2-3 1点ビハインド 7回表 二死満塁
投手・スタンリッジ 打者・今江
6番・清田がストレートを見送って、2アウト満塁。パスボールを恐れる阪神バッテリーが7番・今江への初球にチョイスしたのは、ストレート。「四球直後の初球を叩け」との鉄則どおり、今江はレフトへ弾き返して、2-4。この1点がダメ押しになって、阪神は敗戦。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年5月26日、25日の阪神・ロッテ戦7回表の「ストレートしか投げる球がなくなっていっていく現象」を暇つぶしに考える。


5月28日 楽天戦
1-0 6回表 二死満塁 投手・能見 打者・内村
4番山崎がインコースのストレートを見送って四球を選んで、二死満塁。
ここで5回から守備についた5番・内村。ここでパスボールを恐れる阪神バッテリーがチョイスしたのは、ストレート。「四球直後の初球を叩け」との鉄則どおり、センターへ弾き返して、楽天が逆転。
7回表に同点に追いついた阪神だが、延長に入って、楽天の9番・横川が、1アウト2塁の3-2からレフトへのサヨナラタイムリーでゲームセット。


5月31日 日本ハム戦
0-0 4回表 一死1塁 投手・メッセンジャー 打者・中田翔
初球のカーブがワンバウンドになり、城島がこれを「トンネル」して後逸。ランナーがセカンドに進み、結局打者・中田翔も四球で歩かせてしまい、1死1、2塁。その後、2死満塁。
ランナーがたまった時点で、もう城島に落ちる球の選択はない。お約束の初球ストレートを、7番今浪に打ち返され、2失点。結局この2点が決勝点に。3失点した8回裏の2死満塁でも、初球はやはりストレート。
阪神、拙守連発…交流戦9試合で10失策 (サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース
「四回一死一塁では、城島が中田への初球を“トンネル”(記録は暴投)。ピンチを広げ、先制を許した。」


6月1日 日本ハム戦
0-0 8回裏 一死1、3塁 投手・小林宏 打者・大野
1死から二岡が内角のストレートを見送って四球にすると、俊足の代走・村田。7回から守備についた7番・金子誠がレフト前ヒットで、1、3塁。
ここでバッターは下位8番のキャッチャー大野だが、阪神バッテリーは4球続けてのストレート勝負をしかけて、4球目に決勝タイムリーを浴びた。
変化球が決め球の小林宏は、城島相手だとまったく自分のピッチングにならないことが判明


6月5日 オリックス戦
0-0 1回表 一死1、3塁 投手・久保 打者・T岡田
1回表にさっそくランナーがたまって後逸の怖いフォークが封じられると、さっそく「ストレート連投」。2球目をT岡田に強振され、いきなりの3ラン。さらに同じ1回の一死満塁、そして3回の二死満塁から打たれた2本のタイムリーも、ストレート。トドメは、4回の先頭打者・鈴木郁に打たれた長打、二死3塁で田口に打たれたタイムリーで、そのどちらも「初球ストレート」。
こうして、4回までストレートばかりを打たれまくって、被安打11、四死球5、毎回の10失点。5回表の守備からたまりかねたベンチがキャッチャーが城島から控え捕手・藤井に交代させ、城島はフィールドから消滅。


5月末現在、城島を獲らなかったソフトバンクは断トツの首位。一方、城島を獲った阪神はリーグ順位も交流戦順位も最下位付近を低迷。6月5日時点、打率.130、本塁打0、打点1、長打率.130、OPS.346で、城島のほとんどの打撃スタッツが、交流戦最下位。



「パスボール・暴投の多発」。ランナーがたまり、ボール後逸の許されない場面での「見え透いたストレート一本勝負」によるタイムリー多発で、阪神は最下位に沈む。
そんなダメ捕手城島のダメぶりにようやく気づいたのか、阪神は城島を2試合連続スタメン落ちさせ、キャッチャーを藤井に。すると、切り札の変化球を使えずにいた阪神投手陣が復活しはじめるという、あまりにも予想どおりの展開に(笑)


6月8日 ロッテ戦
6-3 8回裏 二死走者なし 投手・小林宏 打者・大松
小林宏・藤井のバッテリーで、ロッテのクリーンアップ、井口、キム・テギュン、大松を、三者三振に仕留めた。決め球はフォーク、スライダー。小林宏はこのイニングだけで2度のワンバウンド投球があったが、キャッチャー藤井が難なくさばいた。

6月9日 ロッテ戦
5-1 8回裏 二死1塁 投手・小林宏 打者・井口
この日も前日同様、4点リードの8回は小林宏・藤井のバッテリー。シングルヒットのランナーを許したものの、好調のロッテのクリーンアップ、井口を、フォークで凡退させ、無失点。このイニングで3つのアウトのうち、2つのアウトが、小林宏の決め球フォーク。キャッチャー藤井が難無くさばいて、ロッテに連勝。


「半月板手術からのゲーム復帰ゴリ押し」「パスボール多発」「ストレート勝負」と、開幕以来迷走を続けてきたダメ捕手城島は、6月初旬、ついに登録抹消。









damejima at 19:00

September 16, 2009

まだゲームが終わったわけではないのだが、4回の失点について書きたくなった。今日の配球はまだシアトルがリードしてる2イニング目以降くらいからわかってたから、早めに記事を書き出した(笑)予想どおりの逆転負け(笑)こういうのは今までも、春先のLAA戦とか、何度かやってるわけだが、これからは時間があれば、ゲーム途中でコネ捕手の配球パターン、ばんばんバラしてやろうっと(笑)

先発はスネル。9月恒例、コネ捕手城島マスクの大連敗が始まった。5連敗(笑)そしてこれも9月お約束の、帳尻あわせのヒット(笑)

9月、予想どおり、「今シーズン4度目」の城島の「大失態月間」が着々と進行中(失笑)

Chi White Sox vs. Seattle - September 15, 2009 | MLB.com: Gameday

2009年9月9日、スネルまで欲張った厄病神の哀れな6失点連敗。コネ捕手の「ニセ正捕手」復帰で、止まらない減少が再開したシアトルのわずかな貯金。5月、7月、8月に続き、「今季4度目」の城島の「大失態月間」、始まる。

2009年9月10日、2009年版「ニセ正捕手復帰工作」がチームに与えた大打撃、ぞして今季4度にわたるコネ捕手の大失態。

今日のコネ捕手のスネルに対する配球は実に簡単な仕組みだ。
ストレートでカウント作って、最後はアウトコース低めにチェンジアップかスライダーのどちらかを集めて、変化球の連投。

ただそれだけ(笑)


誰が打席に入ろうとまるで同じパターンなんだから、そりゃあ、2巡目以降にはつかまることになる。
1巡目につかまらなかったのは、ホワイトソックス打線が、馬鹿みたいにブンブン振り回すから。例えばベッカム。ジャーメイン・ダイ。クエンティン。LAAの打者のように前の打者の配球をよく見て頭にいれて打席に入っていない。そりゃ、チームのRISPが4-16とかになるわけだ。


今日のコネ捕手城島の配球の攻略パターンは、たった2つ。
「初球か、2球目に必ず投げてくるカウントをとるための甘いストレートをたたく」
「カウントが追い込まれたら、アウトコース低めの変化球を狙う」



つかまったのはやはり2巡目の4回。まず先頭のピアジンスキーに初球のストレートをたたかれた。
コネルコを歩かせてしまい、無死1、2塁。ここで城島が1回目のパスボール。
無死2、3塁。

2009年9月15日 4回ピアジンスキー シングル4回 ピアジンスキー
初球ストレート シングル


左の画像をよく見ると、左上に、return to liveという文字列が見えるはず。これは、ゲーム途中で採取した場合にだけ出る表示。ゲームが終わった後に採取すると出ない。

コッツェイには、1−1からスライダーを打たれた。2点タイムリー。
ジャーメイン・ダイはワンバウンドが2球続いたあと、2-1からストライクカウントを増やしにきたストレートを、センターへ大飛球(アウト)

配球バレバレ(笑)

2009年9月15日 4回コッツェイ 2点タイムリー4回 コッツェイ
2点タイムリー


得意のワンパターン配球だ(笑)初球のストレートでストライクを取るのはいいとして、次のチェンジアップでボールなら、3球目は本来「ストレートで追い込む」のがパターンのはず。なのにスライダーを投げたのは、明らかに「勝負を急いだ」ため。自ら墓穴を掘った。



そして7回。
コネ捕手さん、ランナー貯められた挙句、お得意の「アウトコース低め連投」で、狙い打ちされて逆転(笑)笑いが止まりませんな。下の画像を見て、球がだんだん、だんだん中に寄っていってるのを確認するといい(笑)投手って、同じ球種を同じコースに続けて投げさすと、だいたいこうなるもんだ。
これ、ピッチャー、このところ絶好調のロウですぜ?(笑)とても同じ投手とは思えん(笑)

2009年9月15日 7回コネルコ タイムリーツーベース7回 コネルコ
タイムリーツーベース



いま絶好調のロウを7回途中で無駄に使って、すぐに交代。

コネ捕手じゃ、投手が何人いても足りるわけがない。たぶん1ゲームあたり、ロブ・ジョンソンのゲームより使う投手が1人か2人多いんじゃないか。

と・・・思ってたら、8回はメッセンジャーにオルソン???
負けてる試合に何人投手をつぎこむつもりだ、ワカマツ。馬鹿か。過保護もほどほどにしろ。

と。そこで、コネ捕手城島、8回二死1、3塁の場面で、「本日2度目のパスボール」、追加点献上(失笑)

とことん使えないな・・。おまえは(爆笑)

で、最終回はバティスタまで投入。
ほんと、ワカマツ、馬鹿。

こんな馬鹿捕手の負けゲームに投手を注ぎ込んでるから、勝てるロブ・ジョンソンの先発マスクのゲームで中継ぎが足りなくなるんだ。






damejima at 12:24

September 11, 2009

城島マスク3連敗、チーム5連敗。
ジョン・ラッキー完封で、首位LAAが形ばかりの3位シアトルを完璧なスイープ。最下位の弱小オークランド4連戦を2勝2敗の貯金ゼロにしてしまうだけではもの足りず、強豪相手にはスイープを献上してくれるコネ捕手様(笑)さすが過ぎる仕事ぶり(笑)

アブレイユの2併殺がなかったら、点差は3点どころか、とっくに開いていた完敗ゲーム。ローランド・スミス好投? 馬鹿を言うなって(笑)10安打を食らい、毎回のように走者を出したが、相手打者が併殺打を繰り返してくれただけの話。
フルカウントは相当数あった。LAA打線は何回もボール球を振ってくれて、またカウントを取りにいった平凡すぎるストライクを何度も凡打してくれた。絶好調時のLAAなら、とても3点じゃ済まなかった。
またコネ捕手のキャッチングも絶好調(笑)アウトコースのきわどい球を捕球するときの「ミット移動」を、アンパイアが気づいて嫌ったために、きわどい球がボール判定くらってたのにも、何度も笑わせてもらった(笑)引っ張りにかかるゲレーロとかLAA中軸打者の打席で、三塁線を締めて守備しないベルトレもたいがいだがな。


これで、ロブ・ジョンソンが1年にわたってコツコツと貯金してきたチームの貯金は、とうとう、たったの「3」だ。

ワイルドカード?
何ですか、それ(爆笑)

9月恒例、チームの自殺とでもいうべき、シーズンの大戦犯コネ捕手城島の「ニセ正捕手復帰」。こんなペテンを毎年やってるチームに
ポストシーズンなんて、永遠にあるわけない(笑)ヘルナンデスのゲームすら、コネ捕手投入で「わざわざ」勝てなくするチームだからな。
おまえら「城島問題」の影響の本当の深刻さ、ほんとはなにーーーーもわかってないだろ?(笑)出れたはずのワイルドカードが無くなっても気がつかないんなら、財布をなくしたことも気がつかないお人好しと同じ。

貯金「3」だぞ?(笑)

Seattle vs. LA Angels - September 10, 2009 | MLB.com: Gameday


馬鹿アナウンサー「今年のマリナーズの投手陣は素晴らしいですね。リーグナンバーワンです。」

まーな。それはそうなんだが
それって、城島のゲームの話でも、城島が受けた投手の話でもないんだが?(笑)今シーズンの投手陣の「数字」を築いたのは、ロブ・ジョンソンで、コネ捕手じゃない。

馬鹿の本西「ヘルナンデスと、ローランド・スミスはいいとして」

ヘルナンデスがシアトルに残るとでも?(笑)


スイープされたのは城島。なのに、某巨大掲示板では、城島が叩かれるのを見越してイチロー叩きにコソコソ便乗し、憂さを晴らす城島オタ。そういう馬鹿を見て笑うのも、9月の恒例行事と化しつつあるな。
バレないと思ってるらしいな(笑)






damejima at 13:09

August 05, 2009

最終回にイチローのファウルグラウンド、しかもフェンスぎわでのスライディングキャッチという、大ファインプレーが出て勝ったものの、最終回も満塁までいった。
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@KC: Ichiro seals the win with a sliding catch - Video | MLB.com: Multimedia

ゲームが終わって外野手のハイタッチを迎えに歩き出すアーズマだが、しきりに話しかけようとするコネ捕手の目を見ることは一度もなかった。

4回裏のロイヤルズの逆転のシーンでは、サードランナーのベタンコートが1塁ファウルグラウンドへのフライアウトで、思い切ってタッチアップして生還したが、このシーンでは「城島がミスを何重にも犯して失点していた」ことが判明した。

このコネ捕手、
どこをどうすると、こういう気の抜けたプレイばかり続けてできるのだろう。
Seattle vs. Kansas City - August 4, 2009 | MLB.com: Gameday

2回表 1死2塁
進塁もできないサードゴロ

1回裏に逆転され1点差の2回の攻撃。グティエレスのダブル。
コネ捕手城島、なんの工夫もなく、サードゴロ。同じゴロでも、サードでは進塁すらできない。
もちろん、もしここでランナーがセカンドでなくファーストなら、当然ダブルプレーになっていた。

4回裏 1死3塁
ファウルフライでのタッチアップを声で知らせるのを忘れ
なおかつ、完全にアウトのタイミングの送球を落球
ポジショニングも、いつものブロック放棄


今シーズンカンザスにトレードされたベタンコートに意地のタイムリートリプルを許して同点。打順がトップに帰ってデヘスースの当たりは、1塁線のファウルフライ。セカンドのロペスがホームに背を向けて捕球する。
そこでサードランナーのベタンコートが思い切ったタッチアップ。ホームにボールが転送されてくる。

このシーンで、城島が「何重ものミス」を犯した。

城島の一つ目のミスは、「指示し忘れミス」
ホームに背を向けて捕球したロペスは、近くにいたショートのウィルソンに返球したが、シアトルタイムズのベイカーのインタビューによれば、この時点でサードランナー、ベタンコートのタッチアップが一番よくわかる立場にあり、ウェルソンに「ホーム!」と怒鳴るべきキャッチャーの城島がウィルソンに何ひとつ声をかけなかった、というのだ。これは酷い。

Nobody yelled "home'' to Wilson -- it's Kenji Johjima's job to do so -- because the Mariners did not expect the ball to be cut off.
Mariners Blog | Mariners beat Royals as Russell Branyan comes through and sets career-best RBI mark | Seattle Times Newspaper

2つ目は、「落球」
城島が「ホーム!」とウィルソンに怒鳴るのを忘れたにしても、タッチアップに気づいたウィルソンがホームに送球し、タイミングは完全にアウトだった。
ここで2つ目の城島のミスが起きる。送球を落球たのである。

ベタンコートが生還し、5-4と、再逆転を許した。

さらに指摘すれば、ホームでランナーをブロックすべき城島のポジショニングもおかしい。
つい先日7月24日のクリーブランド戦で、城島は外野フライでバックホームするイチローのレーザービームの捕球のときに、ホームベースの1メートルも手前で捕球し、サードランナーに真後ろに回りこまれて得点を許してせっかくのレーザービームを無駄にしたばかりだ。2009年7月24日、4本のホームランを浴びてやる気の失せた城島はポジショニングをミスしてイチローのレーザービームを無駄にし、6連敗。ゲームをぶち壊して、チームの勢いを台無しにした。

2009年7月24日 イチローのレーザービームを無駄にした城島7月24日 クリーブランド戦でのポジションミス


今日の4回裏でも、見ての通り、ホームベースのだいぶ手前に構えていて、ランナーに自分の後ろに回りこまれて失点している。これではブロック放棄しているのとかわりない。

8月4日、今日のカンザスシティ戦でのポジションミス

2009年8月4日 4回裏タッチアップのボールを落球する城島落球したボールが右足前方に転がっている。左足がホーム上にあるのは、落球したのに焦って左後方に体をひねってタッチにいっただけのこと。最初からこの位置にあったわけではない。


もし怪我がそんなに怖くてブロック放棄したいのなら、もうキャッチャー失格だ。一刻も早く日本に帰らせるべきだ。

6回表 2死満塁
気の抜けたハーフスイングで三振


2009年8月4日 6回2死満塁で三振する城島6-5と逆転して、なおも満塁。城島、インコースのボール球をハーフスイングして、三振。


8回表 2死
1塁をフラフラと飛び出してアウト

ツーアウトから、いつもの帳尻シングルで出塁した城島。このあとだ。
記録では盗塁死、ということになっているが、実際にはフラフラと飛び出してタッチアウトになっただけ。結局、打撃面ではなんの仕事もしていない。

9回裏 2死満塁
まったくアーズマと合ってない城島

満塁のピンチをイチローの大ファインプレーが救ってようやくゲームセット。マウンドの後ろをセンターに向かって歩き出すアーズマだったが、意味ありげに話しかけようとする城島と目をあわせようとしない。よほどイライラしたのだろう。笑顔はまったくなし。苦い顔でゲームを終えた。



今日のゲームにかぎらずコネ捕手のクソワンパターンは右打者へのインコースと、左打者へのアウトコース。つまり、右ききキャッチャーの馬鹿捕手が、左手で捕球しやすく、スローイングで打者が邪魔にならない馬鹿捕手特有の配球。
自分の生活のかかった投手、そしてチームにしてみれば、こんな配球、まったく何の意味もない。

damejima at 16:14

July 17, 2009

ビクター・マルチネスが捕手をやるのを嫌ってショパック相手に投げるクリーブランドのエース、サイ・ヤング賞投手クリフ・リーが完投する一方で、シアトルはエラーをしまくって負けた。どうにもこうにも、バッテリーにテンポが無く、ゲームのリズムが悪すぎる。
4点リードしている側のクリーブランドの観客さえ、あまりのゲームのテンポの無さに退屈してウェーブをやって退屈をまぎらしたくらいだから、相当なものだ。
Seattle vs. Cleveland - July 16, 2009 | MLB.com: Gameday


ある意味、クリーブランドとの対戦は楽しみにしていた。
なぜって、コネ控え捕手城島型キャッチャーともいうべきビクター・マルチネスがいるからだ。同じタイプのキャッチャー同士の対戦というわけだ。もし投手がクリフ・リーでなければ、だが。


今シーズンはここまで45ゲームにキャッチャーとして出ているビクター・マルチネスのCERAは5.99。酷いものだ。出場ゲーム数はロブ・ジョンソンとほとんど同じだが、CERAはロブ・ジョンソンの2倍にもなっている。
毎試合6点もの失点をするキャッチャー、それが捕手としてのビクター・マルチネスだ。彼がいくら多少ヒットが打てても、毎試合7点以上とってチームをポストシーズンに導いてくれるわけはない。
今シーズン最下位のクリーブランドのピッチング・スタッツはリーグ最下位。これも酷いものだ。先発ブルペン問わず、ERAは5点を越え、あらゆる面で投手スタッツはリーグ最下位に低迷している。

ビクター・マルチネスは、コネ控え捕手城島や、LAAのナポリ、NYYのポサダに似た立ち位置のキャッチャーだ。マルチネス、ポサダ、控え捕手城島、彼ら以上にCERAの悪いキャッチャーは、メジャーにはほとんどいない。若い捕手がこんな数字ならクビになるから、いないのだ。わかりやすい。
彼らのような捕手は、チームの主力投手にとってはバッテリーを組むメリットは何もない。打撃への期待からゲームに出してもらえている。そういう話。ヘルナンデスが城島を嫌ったのと同じ。
MLB Baseball Fielding Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN


だが今日のゲームでは、ビクター・マルチネスはポジションは1塁手で、キャッチャーはショパックだ。ビクター・マルチネスをクリフ・リーのためにはずしたクリーブランドと、ローテーションの穴を埋める控え捕手城島を使ったシアトルの対戦になった。
と、いうのも、2008年のサイ・ヤング賞投手クリフ・リーは今シーズンはショパック相手にしか投げないからだ。
Cliff Lee Pitching Statistics and History - Baseball-Reference.com


クリフ・リーとバッテリーを組むキャッチャーを2年ほど遡ってみる。

2007シーズン


(数字は被打率、被OBP、被SLG、被OPS)
ビクター・マルチネス(15ゲーム)
.307 .376 .530 .906

ショパック(5ゲーム)
.195 .258 .329 .588

Cliff Lee 2007 Pitching Splits - Baseball-Reference.com
ゲーム数を見てわかるように、クリフ・リーは最初からショパックを指名していたわけではない。だがこのシーズン、マルチネスとのバッテリーでは被打率.307で、26本もの二塁打を打たれているのに対して、ショパックとのバッテリーでは.195、二塁打わずかに2本。
クリフ・リーはこのシーズンで「捕手としてのビクター・マルチネスに見切りをつけた」ことだろう。

2008年シーズン

ショパック(27ゲーム)
.246 .279 .327 .605

ビクター・マルチネス(4ゲーム)
.301 .327 .505 .832

Cliff Lee 2008 Pitching Splits - Baseball-Reference.com
ショパックがビクター・マルチネスと立場を逆転、より優先してクリフ・リーとバッテリーを組み始めた。ショパックの27ゲームの被打率.246 OPS.605に対して、ビクター・マルチネスの4ゲームは被打率.301(2年続けて3割以上)、OPS.832というのだから、比べるまでもない。
それはそうだ。マルチネスに期待していいのはバッティングであって、投手のリードではない。この年、クリフ・リーはショパックを選ぶことでサイ・ヤング賞をとり、最多勝22勝、最優秀防御率2.539を記録した。


ショパックだって今シーズンCERAは5.00であって、控え捕手城島並みの数字で、けして良くはない。だが、クリフ・リーにしてみれば、ビクター・マルチネスよりはよっぽどマシだ。だからショパックを選んだ。
今日は「打てないビクター・マルチネス」コネ捕手城島をキャッチャーにしたシアトル相手に完投できたことだし、さぞかしクリフ・リーは「ああ、ショパックにしといてよかった」と思えるゲームのひとつになったことだろう。



それにしても、今日のゲーム序盤の城島はどういうつもりなのかは知らないが、投手オルソンがモーションに入っていてもミットを構えなかった。
ミットを構えるのはモーションが終わりかけて、投手がキャッチャーを見る、その瞬間という、おかしなキャッチング。ゲーム後半には、ブルペンコーチにでも指摘されたのかなにか知らないが、多少はマシにはなったが、あれはおかしい。
こうした現象は今にはじまったわけではなく、2008年5月には投手がボールをリリースするまで構えなかった時期すらある。
2008年5月、突如、城島は投手に対してミットを構えるのをやめた。

以下は今日の先発投手の、全投球数・ストライク・ボールである。(普通は投球数とストライクの数しか表示されていないが、ボールの数をわかりやすくするため、あえてつけてみた。)

Olson 69-34-35, Jakubauskas 46-23-23,
Kelley 19-12-7, Corcoran 9-7-2, Lowe 10-8-2

メジャーでのストライク・ボールの比率というのは、たいてい2:1になるように配球することが多いわけだが、ストライクとボールが同数に近いなどというのはよほどのことだ。
それが先発オルソンだけでなく、ジャクバスカスと続くのだから、何が原因かわかろうと言うものだ。オルソンのように神経質な性格で、もともと球の高い投手が、投げるための「的(まと)」になるミットがない状態で投げ続けていれば、ゲームの要所要所で四球を出してゲームのリズムを壊すのは当然だ。
エラーはブラニヤン2、ジャクバスカス、ウッドウォードと4つもあり、また、記録にはワイルドピッチとなっているが、城島が変化球のワンバウンドを後ろに逸らしたのが2度あった。酷いゲームだった。

まったくテンションのないゲームだ。
見ていて疲れる。






damejima at 11:52

July 06, 2009

復帰後の城島のCERAはこれでピッタリ5.09。(失笑)長期だろうが短期だろうが、サンプルの長さなどまったく関係ない。結果は同じだ(笑)いつでもお約束の5点に戻るのが、裏口入学のお調子者の魔法のような馬鹿野球である。馬鹿なファンと提灯持ちライターさん、ご愁傷様。

キロスがかつて、4月末にアウェイのLAA戦で記念すべきスウィープを逃す敗戦をやってのけてくれたように、こんどは球団初となるフェンウェイでのボストンスウィープを、「お調子者」城島が逃してくれた。


原因?
簡単だ。前日のオルソン好投で勝ったゲームでメディア(というより、日本国内のスポーツ新聞的な提灯持ち記事しか書けないクセに、アメリカでジャーナリスト気分満喫中の、自称スポーツライター気取りの4流記者)にさんざん持ち上げてもらって舞い上がったことと、戦犯確定の4回のダブルプレー打をたまたまペドロイアのエラーのおかげでもみ消してもらえて、もともとゆるゆるのコネ捕手の頭のネジがすっかり緩みきったことだ。

1試合くらい投手をQSさせたくらいで、それがどうした?(笑)

1試合勝ったくらいで提灯持ちライターにペラペラとご大層に好きなことをしゃべっていい気になるのは、年棒と、これまでチームにかけてきた迷惑を考えれば、2年間くらい成績をマトモにしてからだ。
そうでもしないことには、一人前と思われないことくらい、わからないのか、この馬鹿。

MLB tonightなどの有力メディアが二塁打を3本打った日のロブ・ジョンソンにインタビューしに来たのを、1試合くらいマトモだった程度の3年契約のコネ選手が、「ジェラシー丸出し」で赤恥とは、な。

低脳にも程がある。

ロブ・ジョンソンが取り上げられるのは、彼が、5月にダメ捕手が作ったチームの大きなマイナスな雰囲気を一気にプラスにかえ、しかも、その好調さを1ヶ月以上キープ続けるくらいの貢献を果たしているからだ。
そんなこともわからないで、ジェラシー丸出し。
どこまで馬鹿なんだ、おまえは。


6月26日 @LAD 2-8 L 城島     9回自責8
6月27日 @LAD 5-1 W ジョンソン 9回自責0
6月28日 @LAD 4-2 W 城島    9回自責2
6月30日 @NYY 5-8 L 城島     9回自責6
7月1日  @NYY 2-4 L ジョンソン  9回自責4
7月2日  @NYY 8-4 W 城島    9回自責4
7月3日  @BOS 7-6 W ジョンソン 11回自責6
7月4日  @BOS 3-2 W 城島    9回自責2
7月5日  @BOS 4-8 L 城島    8回自責8

ジョンソン 2勝1敗 29回自責点10 CERA 3.10
城島    3勝3敗 53回自責点30 CERA 5.09

Seattle vs. Boston - July 5, 2009 | MLB.com: Gameday


はじめに誤解がないように言っておかないとならないのだが、今日のボストン戦、内容はまったくクロスゲームではなかった。地上波でやっていたゲームではあるが、月曜早朝だし見ていた人は多くないかもしれないし、ゆるいシアトルファンのことだから、シアトルが押せ押せでゲームしていたように勘違いして興奮して見ていたかもしれないが、それはただの勘違い。
ボストンの劣勢の原因は、拙攻と守備の乱れ。
攻撃面では、モローの高めストレートに釣られて手を出し続ける打者がところどころにいて(ドリューなど)、打線がキレギレになっていたこと。
そして、なんといっても4回表のペドロイアのエラーと、その後のセデーニョの打球処理をライトのドリューがミスして3塁打にしてくれたこと。これだけだ。
4回表に城島のサードゴロでダブルプレーなら、あのイニング、シアトルは無得点だった。


1回裏 2ホームラン食らう

2009年7月5日 1回裏 ペドロイア ソロホームラン初回 ペドロイアのホームラン

初回のペドロイアのソロホームランには伏線がある。
先頭打者ドリューは、とにかく高めのストレートが見えていない(今日2三振)。高めのボールになるストレートの釣り球を何度も何度も空振りしてくれた。そこで、2番ペドロイアにも、初球に低めに投げておいて、2球目にドリューと同じ「高めの釣り球」を投げた、というわけだ。
ペドロイアのスイングは(たぶんMLBのビデオで見れるとは思うし、地上波で見ていた人はわかると思う)、あのモローの95マイルものストレートを「呼び込んで」打っていた。普通、95マイルもの速さの高めのストレートともなるとなかなか「ひきつける」余裕など、普通はない。異論があるなら、ビデオでのペドロイアのスイング直前の「ひきつけかた」、「来たか。待ってました」とばかりにボールを見据える視線を、何百回でもリピートして見ればいい。
高めの釣り球をホームランされてすっかり動揺したコネ捕手城島は、オルティーズの打席では違う手に出た。低めにボールを集めることにしたわけだ。
これはいつもの城島の「打たれて失点したら、即、変更」というパターン。低め大好きなオルティーズに、ものの見事にスコンとスタンドに放り込まれた。
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@BOS: Pedroia hits first-inning homer for the Sox - Video | MLB.com: Multimedia
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@BOS: Ortiz knocks one into the seats in right - Video | MLB.com: Multimedia


4回表。1死1、2塁
相手エラーに助けられただけのダブルプレー打

グリフィーと、このところ打撃好調のグティエレスの連打で作った1,2塁。このチャンスがモノにできたのは、城島のひっかけたサードゴロがダブルプレーにならずに、ふだん守備のいいセカンド・ベドロイアが珍しくダブルプレーを焦ってキャッチングエラーしてくれたおかげ。そして、セデーニョのライト線の当たりにスライディングしたライトのドリューの守備のまずさ。


5回表。2死1、3塁
スタンドプレーのセフティーバントでアウト

2アウトから鈍足城島がやったことといえば、セフティーバント。当然のことながらアウト。「いい狙いでしたね」とでも、人に誉められるとでも思っているのだとしたら、こいつは誉められ好きのガキのような馬鹿。ただのスタンドプレー。


6回裏 ホームラン被弾
このエルズベリーに打たれたホームランは、明らかに「気のゆるみ」。見ていた人はわかると思う。ランナーを出しながらなんとなく抑えてきて、早いボールとスライダーの組み合わせでQSが見えたこのイニング、欲が出てきた城島は、とたんに「打者を舐めてかかった」
1-1からエルズベリーに投げた球はデータ上はチェンジアップということになっている。だが、88マイルもスピードがある。テレビで見ていた人はわかると思うが、ほとんどこのボールは曲がってもいないし、落ちてもいない。モローのコントロールミスということもいえるが、元はといえば「今日は調子いい。6回終わりだ。ここで緩いボールでも投げてカウントを稼ごう」と、気が緩んだのが、失投につながった。
このホームランもたぶんMLBのビデオで見られるのではないか。ストレートに手を焼いていたエルズベリーが「待ってました」とスイングしているのがわかるはず。
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@BOS: Ellsbury's homer trims Boston's deficit - Video | redsox.com: Multimedia


7回裏 2死1、3塁
気が抜けてパスボールでゲームを壊す

ロウのいつものノーコンからくる乱調で4失点までは、ロウの失点だが、その後が最悪。
満塁からコッツェイにタイムリーを浴びた直後の2死1、3塁、バリテックの打席で、コネ捕手城島がパスボール。


コネ捕手が、ゲームに負けはじめると、すぐに自分だけ気が抜けて、ゲームを投げてしまい、暴投やパスボールをするのは、いつものこと。「ひとりで勝手にゲームが終わった気になる悪いクセ」は、永遠に直らない。どうせ、ゲーム後は投手の出来にタラタラ不満を言うくらいが関の山。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:パスボール、捕球ミス


自分が調子がいいときだけ鼻の下を伸ばして、気が抜ければすぐにミス。最悪のプレーヤーである。






damejima at 06:14

May 14, 2009

今日のゲーム、結局、スコアだけ見れば6失点だが、とてもとても6失点で終われるような、そんなゲームではなかった。中盤以降、何度、無死や1死で得点圏にランナーが出たことか。
テキサスが個人LOB総計28もの残塁をしてくれたおかげで延長に突入できただけのことだ。そのなかには8回裏に城島のパスボールから招いた2死2、3塁のピンチなども含まれる。
11回裏のサヨナラ負けの発端は無死でシングルを打ったマイケル・ヤングの2盗。ジョシュ・ハミルトンが歩いて、無死1、2塁。あとはもうどうしようもない。

城島のスタメンゲームはホームランが出れば手を叩いて喜ぶだけの2008年までの草野球にどんどん逆戻りしていく。そのことを、ちょっとまわりくどく説明してみる。

Seattle vs. Texas - May 13, 2009 | MLB.com: Gameday

(2)に続く。
2009年5月13日(2)、ロブ・ジョンソンと城島の間にある「2点の差」がゲームプランに与える莫大な影響を考える。




damejima at 12:43

September 19, 2008

9月5日の先発デビューのNYY戦で、7イニング2/3を1安打1失点、あわやノーノーといえるキレのあるピッチングをみせたモローだったが、この日のLAA戦先発は城島の慢心に足をすくわれる形になって、イライラしつつマウンドを去った。あのノビノビと自由に投げる能力を発揮していた新人を、メジャーの野球にあわないダメ捕手の型にはめて、何が楽しいのだろう?

4月にディッキーが、城島と初めてバッテリーを組んだ時期のコメントを思い出す。

あれも、くしくも同じLAA戦だ。ディッキーは城島のサインに疑問を持ったまま投げて、試合を決める2塁打を打たれて後悔の念にかられ、こう言ったものだ。
「ハンターに速球を投げたことは、ちょっとどころじゃなく、後悔の念にかられてるよ。ハンターにはいくつか良いナックルを投げてて、彼はナックルに手を焼いてたのにね。そのあと、彼に出し抜けの速球をくらわそうとしたんだけど、それは間違った決断だったね。(サインに)クビを振ればよかった」

きっと9月は、今年の5月と同じような負け続けの月になるだろう。理由ははっきりしている。城島が湿ったバットと正捕手のマスクで自作自演のひとりよがりのゲームを続けて、投手たちを自滅させていくからだ。

BOX SCORE
GAMEDAY
モローのスタッツ

まずは3回裏。
1塁ランナーのマシューズが二盗を試みた。城島は何を思ったのか、サイドスローのような形で投げ、送球エラーとなって、マシューズはサードへ。1死2、3塁になって、アンダーソンにタイムリーを打たれる形で、エンゼルスに先取点を献上してしまう。
この、サイドスローで投げた、という点については、日頃はあまりプレーヤーのエラーについては触れない公式サイトの記事も、明確に「サイドスローで投げた」と書いており、誰もがクビを傾げる投げ方だった。

次は5回の裏。
ノーアウト1塁で打席。単純なキャッチャーフライを足がもつれて転び、落球。このあと2死1、2塁のピンチとなるが、モローが踏ん張ってことなきを得た。

だが、モローのズレはじめたリズムはもう戻ることはなかった。これで次の登板にさしつかえないわけもない。公式サイトですら、こう伝えている。

http://seattle.mariners.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20080912&content_id=3460491&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=sea
Morrow started out fine, throwing 21 strikes in his first 30 pitches, and retiring the first five batters he faced. But he began losing command of his fastball in the third inning, and struggled a little more with command of his fastball and curveball in the fourth and fifth innings.
モローのスタートはよかった。最初の30球で21のストライクを投げ、最初に対戦した5人のバッターを退けていた。だが、3回になって速球が乱れ始め、4回、5回と、速球とカーブ、両方のコントロールに苦しむようになった。


この馬鹿捕手、もう何シーズンも、何ヶ月も繰り返してきた同じ過ちを、またもや繰り返そうとしているのだ。何度繰り返えすと気がすむのだろう。
モローやディッキーに限らず、初対面の投手にはいつもこれだ。投手に気持ちよく投げさせる、ということを知らない。そのクセ、自分の流儀だけはなんとしてでも押し付けようとする。まるでド田舎の教師のように。
そして、チーム先発デビューであれほどのキレをみせたカタナは、全てなまくらに変えてしまう。刃物の研ぎ方を知らないクセに、いきがって砥石を手にする馬鹿である。そして若い才能も、ベテランの経験も、すべての才能は子供の彫刻刀のように朽ちてしまう。


試合中、モローが城島のサインにクビを振る場面が何度も見られた。モローはクビを振った後、マウンドから城島を睨みつけるシーンもあった。だが、頑固で馬鹿なこの捕手は、同じサインを出し続け、ついには、試合中なのにマウンドでモローと城島が口論さえ始める始末。ピッチングコーチが、気持ちのキレたモローに、気持ちを切れさすなと諭すが、後の祭り。

投手に嫌われ続ける捕手は、こうして投手の気持ちを把握しないまま、チームに居座り続ける。城島は2009シーズンの芽も摘み取りたいらしい。

damejima at 16:01

August 18, 2008

城島を捕手に20人の打者に9本のヒットを打たれたシルバ(8月15日)だが、そのシルバを強制DLして代わりにマイナーから上げてきたフィアベントは、城島を捕手に18人の打者に10本ものヒットを打たれた。まったくそっくりの失点パターンが失笑を誘う。
BOX SCORE

シルバ強制DLはいいが、かわりに上がってきたフィアベントを、なぜまたこのヘボ捕手にまかせるのだろう?この試合でミネソタに与えた四球は10。いいだろうか。10四球である。こんな馬鹿捕手が、メジャーのどこにいるというのだ。

今、このダメ捕手の頭にあることは、自分のシーズン打撃成績を帳尻あわせすること、そして、なんとかクレメントを追い越すこと、この2つしかない。この試合では城島はパスボールも記録し、盗塁もされているが、帳尻打撃に頭がいっぱいでは、守備に頭が回るわけもない。城島が長打を打った試合というのが、えてして負けていることは、城島ウオッチャーなら誰しもわかっていることだ。

今日のような試合が典型的な城島のゲームだ。投手のことも、チームのこともおかまいなしにバットを振りたいなら、日本のバッティングセンターでやってもらいたいものだ。

2008シーズン城島マルチヒットの試合
20試合 8勝12敗 勝率.400
NYY、TEX、KC、TORとだいたい決まっている。
4月1日 4-5TEX●
4月14日 1-5KC●
4月15日 11-6KC○
4月16日 4-2OAK○
5月3日 1-6NYY●
5月5日 7-3TEX○
5月10日 4-8CWS●
5月11日 6-3CWS○
5月12日 12-13TEX●
5月16日 4-6SD●
5月25日 5-6NYY●
5月26日 3-5NYY●
5月31日 5-0DET○
6月9日 3-2TOR○
6月13日 6-7WAS●
6月24日 11-0NYM○
6月27日 5-2SD○
7月25日 4-5TOR●
8月9日 7-8TB●
8月17日 8-11MIN●

damejima at 12:18

July 23, 2008

城島オタの知ったかぶりに、今日は大いに笑わせてもらった。目の前で自説と違うことばかりが起きて、間違ったデマを流そうとしては失敗ばかりしているのに、いつも目を血走らせてありもしない作り話ばかりしているのだから笑うしかない。

まずは試合を見ていない人に、ちょっとした説明をしておこう。
先発はナックラーのディッキーで、捕手はクレメントだったが、2回の守備でバックネット際のフライを猛然と捕りにいったクレメントがネットで親指の爪を割ってしまい、3回から捕手が城島に変わった。だから、今日のボストン戦の失点は、クレメントが1、城島が3、なのである。(もちろん、城島はいつものようにノーヒット。打率がなかなか面白いことになってきた。そのうち打率2割を割ることだろう。)

そんな試合中盤の場面、狂える城島オタが披露してくれた笑える知ったかぶりは、こんな作り話だ。「ディッキーのリードは、城島がクレメントに優っている。なぜなら、クレメントはナックラーにストレートばかり投げさせたりする」。

この、何も見る気のない人々ときたら。目の前の事実すら追えないようだ。5回の表、城島が捕手の場面で試合を決定づける3点を失ったが、そのとき打たれた球種を記録しておく。

エルズベリー  チェンジアップ バントヒット 無死1塁
ペドロイア    ストレート   ヒット    無死1、3塁
ドリュー RBI ストレート   犠牲フライ  1死1塁
マニー  RBI ナックル    ヒット    1死1、2塁
ローウェル    チェンジアップ 2塁打    1死2、3塁
ユーキリス    敬遠  1死満塁  城島がパスボール
ラウリー RBI ストレート   犠牲フライ  2死1、2塁

このイニングの全球種を上げるのは控えるが、このイニング、城島がストレートを投げさせては簡単に犠牲フライを打たれてダラダラと失点し続けた現実は見ればわかるだろう。城島オタの妄想する「クレメントはディッキーにストレートを投げさせすぎる」という話など、単なるデマ、単なるデマカセであることなど、いうまでもない。ディッキーのコメントくらいは読めばいいのだ。
城島はいつもこうだ。四球などで相手のチャンスをダラダラと継続させ。失点しはじめると止まらない。相手のチャンスの連続性を断ち切る、ということをしない。だからビッグイニングを作られやすく、試合が壊れやすい。2007年から2008年春に何10回となく見てきた、典型的な城島の大量失点イニングのパターンだ。


また、「ナックルボールは城島のほうが捕るのがうまい」という馬鹿がいるが、これも笑い話、単なるデマカセだ。3点を失った5回表、記録には現れないが、城島がナックルをパスボールして相手のチャンスを広げている。クレメントはこんな馬鹿なパスボールはしていない。

詳細はこうだ。5回、すでに2失点した後の1死2、3塁で、シアトルベンチはユーキリスを敬遠したが、実は、最初から敬遠してはいない。普通に勝負していてボール先行、そこでナックルを城島が後逸したのだ。パスボールとして記録に残らなかったのは、サードランナーのマニー・ラミレスがホームに突入しなかったこととと、2、3塁だったことでボストンのセカンドランナーも進塁できなかった、それだけのことだ。ここでカウントは3-0、シアトルベンチはやむなくユーキリスを歩かせた。
そして、すっかりナックル捕球に自信を失った城島は、若いラウリーにストレートをやすやすと犠牲フライを打たれてしまう。

こういう細かい経緯は試合を見ていないとわからない部分だが、本来なら、サードランナーのマニーが生還して3点目を失い、さらに1死3塁のピンチが続いて、3点どころの失点ではすまなかったはずだ。パスボールから敬遠というのだから、チームの士気が下がらないわけがない。まったく気の抜けたプレーしかできない厄病神、城島である。


勝負どころでディッキーがナックルを投げたがらない理由の一端については、ディッキー自身が試合後のインタビューで語っているので、興味のある向きは、そちらのほうを原文で読むことをお勧めする。

M's finally score, still lose
http://blog.seattletimes.nwsource.com/mariners/2008/07/ms_finally_score_still_lose.html
R.A. Dickey told us after the game that he challenged J.D. Drew with that first inning sinker, with the count full, because he did not want to risk walking him with a knuckleball and putting him on base for Manny Ramirez so early in the game.

追記
おっと、クレメントと城島についての、おかしなデマ話をもうひとつ、忘れていた。「打撃はクレメントより城島のほうが上」とかいうやつだ。詳しい数字を挙げるまでもない。6月中旬以降、捕手が競いあうようになって以来、ヒット、ホームランなど、クレメントのほうがずっと数字を残している。馬鹿なことを言うな、と言っておく。

damejima at 18:44

June 10, 2008

またしても城島のパスボールである。

これで今シーズンは3つ。いずれも同点などの試合の緊迫したイニングで記録されている。デトロイト、ボストン、そして、このロジャーズセンターでのトロント戦では、なんと同点で迎えた9回裏のパスボールだ。当然、このミスで試合が決まっていても、おかしくはなかった。単に相手の雑な攻めに助けられた、それだけのことで、負けていてもいなくても、戦犯扱いで当然だ。

この数試合の城島の守備の、この酷い気の抜けようはなんだ。チームがポストシーズンの可能性がほとんどなくなった今、自分のあまりにも酷すぎる成績をなんとか人並みにすることで頭が一杯なのだろう。

勘違いしてはいけないのは、メジャーでよくいうチームの「再建モード」というやつに入るためには、ポストシーズンの可能性がほとんどなくなった今となっては、シーズンの一番重要だった時期に2割を切っていた程度の低すぎる打者に帳尻あわせでヒットなど打たれては、かえってチームの行き末が決まらず、チームは右往左往するのである。
まぁ、帳尻といっても、1点を争う僅差のこの試合で、ランナー2、3塁であっさりと凡退するような程度のダメ捕手の帳尻打撃ではある。

7月3日〜9日の打率
2割を切っているロスター
リード.182、城島.182、ビドロ.125、ベルトレ.059
註:城島の打率はシーズン開始から5月中旬までも2割を切っていた。

damejima at 14:22
2008/06/07 パスボール
2-2の同点で迎えた4回、城島のパスボールのシーンである。パスボールは5月22日のタイガース戦の4回でも記録している。このパスボールでの痛すぎる失点のあと、城島はボストンにずるずると点を与え、終わってみれば11失点。いつものように城島先発マスクの大敗試合である。
最初の2失点にしても、元はといえば最初の2失点も、1回の2アウト三塁、つまりいわゆる2アウト得点圏で、マニーにグリーンモンスターを越える特大の左越えアーチを浴びた失点であって、捕手として責任がないわけもない。
それが、試合後のコメントといえば、1回のホームランについて「ラミレスは本当に我慢強く待っている」なのだから、本人も取り巻きの記者も、脳天気にもほどがある。

馬鹿のひとつ覚えで、早いカウントから振り回すだけの打撃しかできない田舎捕手が、相手の粘り強い打撃をほめてどうするというのだ。打席でほぼ3球目までにほとんど打撃を終えてしまうオマエのような早漏打者こそ、その「我慢強く待つ」という打撃のできない典型的な雑な馬鹿打者だろう?と言いたい。

アメリカの打者というと雑な野球をして、日本の野球は緻密、などと、ワンパターンな思考をもとにしゃべる現実の見えない自称野球ファンがいまだに減らないが、この試合の城島とラミレスを見ればわかる。

何人であろうと、国籍など関係ない。
メジャーでも、日本でも、雑な選手は雑なのだ。
そして、その雑な選手の代表格の一人が城島であって、メジャーに来たからといって、その雑さが直るわけもない。

試合後、イチローがお調子モノの多い自分のチームを評して「雰囲気の差が激しい。結果に(気持ちが)左右されることが多いということ。すぐ調子に乗るし、すぐ自信も失う。その中間が欲しい」と苦言を呈しているが、シアトルの雑な野球を代表する城島は、その気分屋、お調子モノという意味でも代表選手のひとりでもある。
5試合もノーヒットでチームに迷惑をかけているかと思うと、その間は沈黙で、たまに2安打しようものなら、本人もファンも馬鹿騒ぎ。しかし、平たくならせば、結局のところ打率.220の底辺をウロウロしたまま、シーズンの一番重要な時期は終わっている。それが、このお調子モノ捕手の実態である。
http://www.sanspo.com/mlb/score/08/20080607bos_sea.html

damejima at 13:40

June 05, 2008

ポロリ
試合後の大荒れの監督会見など見るまでもなく、チームの雰囲気は最悪だ。シーズン前、この釣りしかできない九州の田舎者が「俺がチームのリーダーだ」とかなんとか大見得を切った提灯記事があった。この男とその取り巻きは、どこまで勘違いしているのだろうと思ったものだが、大きな勘違いはやはり予想どおり、チーム崩壊を招いた。
この日は接戦の続くエンゼルスとの3連戦の最終戦だが、城島がいわゆる「イチローのレーザービーム」を「ポロリ」 と落として失点を許し、チームは地区首位のエンゼルスに、スイープ、つまり3連戦の全敗を喫した。

この8年チームを主力として支えているイチローの「レーザービームで本塁タッチアウト」は、本来なら「ヒット」や「盗塁」同様、チームにある種のポジティブなムード、インパクトを与え、ゲーム、ひいては例年下り坂を転げ落ちるのが通例のシーズンをファンに楽しませていく唯一の原動力になる要素のひとつである。それは、わざわざスタジアムに来てくれるファンにとっては、ベースボールのゲームがひとつの「劇空間」としての魅力を「正常に」発揮するための非常に重要な仕掛けであって、またそれを見にスタジアムに足を運ぼうとファンが思う原動力になるのであって、集客の意味でも大事なファクターだ。

そうした局面ごと、ゲームごとの、ポイントになるポジティブな要素、要素を、城島は毎試合ことごとく潰している。「イチロー」という非常にポジティブ・ファクターに対して常に反作用をもたらして、ネガティブなものにかえ、ねじくれたマイナス、陰性のオーラを常に吐き出し続けているが、この作用は「イチロー」だけにとどまらない。
試合を見るものにとって、投手が打たれ、みすぼらしい負けを喫する無様な姿を演出してみせても、責任を共有するバッテリーとして責任感やチームメイトとのつながりを感じさせる態度や発言を見せたことは一度もなく、むしろ「俺だけは悪くないんだ」という尊大な態度を表情に無骨に露わにしたまま、自身は打席では無気力にバットを空転させ、併殺打で落胆させ、四球で地道な努力する姿をファンに見せるわけでもなく、バントでチームに貢献するわけでもない。チームのあらゆるマイナスの場面には必ず城島の姿がある。

城島はチームのポジティブな要素をことごとく無力化する、
真性の陰性プレーヤーである。

この選手がニュースになるのなど、全く打てないことで逆にマグレで2安打したことがニュースになるか、こんな「ミス」のニュース程度。

この選手は、もともとマリナーズ、そしてメジャーに来るべきではなかった。

http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=13558
4回1死三塁の守備で、中飛を捕球したイチローは“レーザービーム”で城島に返球。三走ハンターの体当たりスライディングで城島がボールをつかみ損ねて得点を許した。

http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=13541
記者らが集まるまで、マクラーレン監督は険しい表情。やがて、みんなが集まると、監督は一方的に言った。
「もう、負けるのに疲れた。誰一人として、仕事をしていない。ファンも、むかついている。選手もむかついている。我々もむかついている…」

2008/6/4(現地)
四球数 メジャーワースト3 (規定打席到達者)

 ー位  7個 城島健司   (現マリナーズ) ※規定打席に3足りず
 3位  7個 ギーエン   (前マリナーズ) 
 2位  6個 ロペス    (現マリナーズ)
 1位  4個 ベタンコート (現マリナーズ)

damejima at 18:24

May 29, 2008

単調なリードから配球を読まれメッタ打ちにあったタイガース戦、ヤンキース戦の苦い経験からか、このところ城島は投手がセットしてからもミットを構えない。構えるのは、投手がモーションに入った直後のことだ。
つまり、シアトルの投手は今、城島がマスクをかぶった場合、走者がいようが、いまいが、「どこをめがけて投げるのか、その目標となるミットがないまま、投球動作に入っている」のである。しかも、最初はど真ん中に座っていて、投球動作が始まると同時に、インコースなり、アウトコースなりに、身体全体の移動までしている

配球を読まれないようにする対策かなにか知らないが、こんなこと、ほかのどんなチームを見ても、ありえない。こんなバカバカしいことをする正捕手など、投手たちから信頼されなくなるのが当然というものだ。

damejima at 14:07

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