契約延長問題

2009年10月15日、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦でシェリルとイバニェスの対戦が実現した。
2009年10月1日、シーズン終わってみれば2009城島のセーフコでの打率は最悪。ランナーズ・オン打率、得点圏打率の両方が2割を切ったチャンスにまるで弱い最低のダメ打者城島。三塁打ゼロ、敬遠ゼロ。
2009年4月、PECOTAは城島の2009年の価値をわずか140万ドルと算出した。
2009年3月31日、ベイカーはさっそく城島の上達しない語学力を「ジョー」と呼んで皮肉った。
時系列にそって「城島問題」を読む。2008年版
2008年9月19日、クレメントが戦列を離れた9月は9連敗で100敗目前、城島マスクで3勝6敗。
2008年3月31日、SI.comは2008スカウティングレポートで「城島をトレードすべき」と発表していた。(3)
2008年3月31日、SI.comは2008スカウティングレポートで「城島をトレードすべき」と発表していた。(2)
2008年3月31日、SI.comは2008スカウティングレポートで「城島をトレードすべき」と発表していた。(1)
2008年7月、月間打率1割の城島の打撃は、3年間だらしなく下降し続けている。
2008年7月6日、城島はバークに対して2度目の失言をした。
2008年6月16日、城島契約延長問題、オーナーサイドのトップダウンによる契約と判明。

October 16, 2009

Philadelphia vs. LA Dodgers - October 15, 2009 | MLB.com: Gameday

さすーが、ラウル。
満員のドジャーズ・スタジアムをすっかり静まり返らせてしまった(苦笑)
あれはわかってないと打てない球速だ。ぜひ彼には「投手が元同僚のシェリルだから、初球はスライダーとわかっていたのか?」と聞いてみたいものだ。


いま、まさにシアトルからワールドシリーズチャンピオン、フィリーズに移籍したラウル・イバニェスが、シアトルからボルチモアへ、さらにドジャースへと「栄転」移籍したジョージ・シェリルから、初球のゆるんゆるんのスライダーを、ライトスタンドへ3ランを打った。これでフィリーズのリードは4点。(そのあと、ドジャースが2点返した)
両方とも大好きな選手だけに、複雑な気分だ(苦笑)シェリルが緊迫していたゲームを壊してしまったのは残念だが、次の登板機会では本来の実力を見せてもらいたい。
イチローとのコンビでたくさんの打点を挙げてくれたイバニェスが活躍するのを見るのは、とても嬉しい。四球を出した後に打席に入った打者が初球ストライクをとりにくる球を強振する、まさしくセオリーどおりのプレーなのだが、こういう基本に忠実なプレーがとても大事なのであって、こういうセオリーどおりのプレーがきちんとできるのがラウル・イバニェスの素晴らしさだ。

もしこのゲームがフィリーズの勝ちで終わるなら、フィリーズの勝因は、攻撃ではもちろんイバニェスの決勝3ランだが、守りの面でも、大チャンスで二度打席に立ったマニー・ラミレスを徹底的にインコース攻めしたフィリーズのバッテリーワークが見逃せない。
全体にドジャーズ打線は、高めのボールになる96から97マイルのストレートを空振りしすぎる。貴重なチャンスを何度も潰した。この点は絶対に修正しないと、2戦目以降にも間違いなく同じ目にあう。


イバニェスがワールドシリーズに出られるような強豪チームで活躍できたのはうれしい。彼がシアトルに残らなかった、というより残れなかったのは、彼の複数年契約のための予算がシアトル側になかったため、というようなことらしい。コネ捕手城島に無駄な大金を使うくらいなら、なぜ技術だけでなくマインドも素晴らしいプレーヤーである彼に使わないのか。残って欲しかったプレーヤーのひとりである。まったく3年24M、無駄金を使ったものだ。


ちなみに、このシリーズ、第3戦のフィリーズ先発はサイ・ヤング賞投手クリフ・リー。楽しみである。クリフ・リーの嫌ったビクター・マルチネスを正捕手にしたボストンはほぼ無抵抗に敗退したが、クリフ・リーを獲得したフィリーズはリーグ優勝を争って戦っているのだから、クリフ・リーも移籍したかいがあったというもの。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:クリフ・リー関連(ビクター・マルチネス含む)






damejima at 12:21

October 02, 2009

数字は順に、打率、OBP、SLG、OPS。

2009

.228 .279 .360 .638 セーフコ
.194 .266 .327 .593 ランナーズ・オン
.196 .269 .304 .573 得点圏


なんですか。これ。
これでサラリー8Mとか、聞き間違いですよね?(笑)
あなた、何が目的で野球やってるんですか?
お金ですか?(笑)


セーフコでの打率
(以下すべて2009年10月1日付け。10月3日付け)
もちろん、9月恒例のコネ捕手の帳尻打撃も「お情け」で含めてあるが、そういうことまでしてさえ、コレである。今年の帳尻前のリアルな打撃がどれほど酷いものだったか。それはそのうち、まとめてデータを残す予定。
また、アダム・ムーアの打撃について、やたらと打てる、打てると吹聴したい人がいるようだが、彼のセーフコでの打席数はまだ19やそこらである。アダム・ムーアを持ち上げることでコネ捕手城島の延命を図るのは、最も底の浅い、見え透いた、恥ずかしい行為のひとつだと思い知るのは、来年の話だ。
Seattle Mariners Batting Stats - ESPN

トゥイアソソポ  .111 新人
ビル・ホール   .138
セデーニョ    .154 放出
Jaウイルソン   .157 
アダム・ムーア  .158 新人 出塁率.158 
Joウイルソン   .167 新人
ロブ・ジョンソン .183 新人 出塁率.272
ランガーハンズ  .196
ソーンダース   .203 新人
ミスター8M・城島 .228 出塁率.279
ロペス      .228
バーク      .231 放出
ハナハン     .232
バレンティン   .234 放出


ランナーズ・オン打率
Seattle Mariners Batting Stats - ESPN

バーク      .111 放出
セデーニョ    .149 放出
チャベス     .161 ケガ
トゥイアソソポ  .167 新人
キロス      .167 新人
Joウイルソン   .170 新人
バレンティン   .183 放出
ミスター8M・城島 .194
ビル・ホール   .200
カープ      .200 新人
ロブ・ジョンソン .207 新人
ランガーハンズ  .209
Jaウイルソン   .213
ハナハン     .217
グリフィー    .223


得点圏打率
Seattle Mariners Batting Stats - ESPN

ランガーハンズ  .083
Joウイルソン   .125 新人
セデーニョ    .150 放出
チャベス     .162 ケガ
カープ      .167 新人
ハナハン     .171
ビル・ホール   .179
バレンティン   .189 放出
ミスター8M・城島 .196
グリフィー    .208
ソーンダース   .211 新人
Jaウイルソン   .227 
ロブ・ジョンソン .229 新人
ブラニヤン    .234






damejima at 15:01

April 02, 2009

PECOTA(Player Empirical Comparison and Optimization Test Algorithm)」は、SI.comのスカウンティングリポートの記事で紹介したように、野球シンクタンク「ベースボール・プロスペクタス」が開発した選手の活躍などについての予測システムで、プロでも活用されている。

SI.comのスカウティング同様に、PECOTAにおける2009シーズンの城島の予測が発表になった。詳しくは該当ページを詳しく読み込んでもらうとして、一部だけを紹介しておく。なかなか今年の予測も辛らつで面白い内容になっている。

城島の価値は、もらう年俸のおよそ6分の1
140万ドルの価値の選手に800万ドル支払うシアトル

Valuationという項目は、要はその選手のバリュー、すなわち、金銭的な価値のことだが、2009年の城島の価値はわずか140万ドルと明記されている。140万ドルとは笑える。
城島のValuation
http://www.baseballprospectus.com/pecota/johjike01.php
去年の4月に突如として城島の異常な3年契約が発表になったが、いくらの契約だったか覚えているだろうか?3年2400万ドル(約24億9600万円)。1年単位でいうなら、1年800万ドルである。

ところが、だ。メジャー球団もこぞって利用しているシンクタンクのはじき出した城島の価値はわずかに140万ドル。実際にもらう金額のおおよそ6分の1程度しかない。140万ドルの価値の選手に800万ドル払うのである。

加えて、2013年のところの数値も注目だ。
out of baseball。つまり、野球をやっている価値なし、という判定で、これ以降、数値すら載っていない。


城島の価値140万ドルは、
MLB新人の給料に毛がはえた程度
チームの平均年俸の約3分の1

140万ドルの価値、といえばどんな数字か。
メジャー最低年俸は2006年の32万7,000ドルから2007年は38万ドルに変更され、以降1年ごとに1万ドルずつ増える。だから2009シーズンの最低年俸は40万ドル、ということになる。これが最低ラインだ。
次にメジャー全体の平均年俸だが、年々増加しているが、2001年に初めて200万ドルを超え、2008年の平均年俸は315万4,845ドルとなっている。140万ドルというと、98年ごろのメジャー平均年俸にあたる。10年でおよそ2倍になったわけだ。
MLB Salaries - CBSSports.com
http://www.cbssports.com/mlb/salaries/avgsalaries
140万ドルというと、この最低年俸40万ドルと、2008年平均年俸の315万ドルのちょうど中間よりずっと低い。もう新人の給料並み

ただでさえ高いチーム平均年俸435万ドルの
城島の年俸は、そのさらに2倍

シアトルの平均年俸は453万8,230ドルで、メジャー全体の9位にあたる。この高額ペイロールの球団の勝率がいったいメジャー全体の何位あたりなのか、言わなくてもわかるだろう。城島のサラリーは、ただでさえバカ高いシアトルの平均年俸の、さらに2倍という馬鹿馬鹿しさ。
MLB Salaries - CBSSports.com http://www.cbssports.com/mlb/salaries/teams

城島の価値は新人クレメントのわずか3分の1
ちなみに城島のチーム内のライバル、クレメントのValuationはいくらだろう。
クレメントのValuation
クレメントの2009年のValuationは437万5000ドル。城島の価値のおよそ3倍で、しかも、今後ともさほど変化しない。クレメントの437万5000ドルというValuationは、ほぼシアトルの実際の平均年俸にあたる。サラリーは高額年俸のプレーヤーに偏っているから、価値だけ見れば、クレメントはシアトルではすでに平均をかなり超えた価値のある選手ということができる。
http://www.baseballprospectus.com/pecota/clemeje01.php


Pecota 2009 for Johjima




damejima at 15:59
シアトルタイムズのベイカーは、以前にマリナーズの社長リンカーンへのインタビューを通じて、城島の契約延長が野球の実力からではなく日本からの異例のトップダウンで決まったことをスッパ抜いた男だが、WBCからキャンプに合流した城島を「ジョー」と呼んで皮肉る記事をさっそく書いた。地元メディアは城島の正捕手復帰など、まったく望んでいないのである。
Just an average "Joh''
http://blog.seattletimes.nwsource.com/mariners/2009/03/31/just_an_average_joh.html

(資料)城島契約延長問題の発端記事を読むには
2008年5月13日、地元記者ベイカーは長い重要な記事を書いた。
(資料)城島契約問題全体の流れを掴むには
時系列にそって「城島問題」を読む。

日本の英語も読まない城島オタなどが、城島のことを「ジョー」などと呼んでメジャー気分だか、外国気分だかに浸って悦にいっているようだが、とんでもない。きちんとこの記事あたり読めばわかる。シアトルの地元の番記者たちは、FoxESPNといった全米メディアの記者も含め、メジャー最低プレーヤーなのにクビにならず、むしろ高給をとりはじめたコネ捕手のことをハッキリ見下して嫌っている。親しみをこめてJohなどと呼びかけた記事など書いたりはしない。

ただ、この記事、ベイカーが多少2重に読めるように細工している。なので、中学生英語でサラッと読んでしまうと意味はわからない。巧妙な細工の種明かしは後日にでもするとして、ちょっとヒントだけ並べておこう。

(ヒント1)
記事タイトルの、Just an average "Joh"
きちんと全文のはしばしに隠された意味の「つながり」に気がついた上でないと、このタイトルの意味からしてわからないだろう。
例えば、中学生英語で「平均的に英語をこなせるジョー(と、ベイカーが親しみを込めて呼び、城島の努力を誉めたたえた)」などと訳したのでは、ベイカーに陰で腹を抱えて笑われる。anという、数を示す冠詞がついていることで、johという単語を「城島」と直訳してはいけないことくらいの程度のことくらい、いくら中学生英語でも、わからないのでは話にならない。ベイカーがJohという単語に、別のものをかけて書き、読む人間の英語力を、城島の英語同様に、思い切りコケにしているのである。

このブログでは、とりあえずこのタイトルを「まさに、どこにでもいる新参モノ。」とでも訳しておくことにする。理由は以下にあげるヒントにもある。まずは自分の頭を使って原文を読んでもらいたい。

(ヒント2)
下記の部分、読んでいて、ちょっとひっかかる箇所がある。そう。grunted for effectという部分だ。なにも、わざわざ使わなくてもよさそうなgruntという単語を使っている。これが記事タイトルを読み解く最も大きなカギだろう。gruntとは、通常は「豚などの動物がブーブーうなる」というような意味だが、ここではおそらく違う。

This morning was a landmark event of sorts in that I had my first conversation, in English, with catcher Kenji Johjima. He was walking by where Jim Street of MLB.com and I were standing and I said "How are you?''
"I'm very good, thank you,'' he said.
At which point, my brain went "Huh?''
Normally, Johjima would respond to such a greeting with a smile and a well-meaning nodding of his head, usually with a word like "good'' grunted for effect.
"That's the first conversation I've ever had with you in English,'' I told him.

(訳)今朝ちょっと画期的な出来事があった。キャッチャー城島健司と初めて「英語で」会話したのだ。僕がMLB.comのジム・ストリートと立ってたら、脇を彼が通りかかった。「調子どう?」と言ってみた。彼は「まぁまぁだよ。ありがとう」と言った。
そのとき僕の脳は「はぁぁぁぁ???」となった。だって通常、彼はそういう(欧米流の)挨拶には、(あまり反応しないことが多いが、反応したとしても)笑みを浮かべつつ善意の意味でクビをタテに振って(日本式に無言の会釈で)返すのが通例だし、good程度の単語をわざとボソっと言うのも普通にある。「これって、君と僕が話した今までで最初の英語の会話だよね」と、僕は彼に言った。


(おまけ1)
この部分に出てくる「オライリー・ファクター」はアメリカのFOXでトップといわれる人気番組のことで、ビリー・オライリーはその番組のたいへん早口のキャスター。外国人の就労ビザをわざわざたとえ話に持ち出してきたのにも、もちろん意味はある。
この部分、城島を誉めていると読める人はよほどのお人好し。後半の文章など、メジャー4年目だか5年目だかにして挨拶程度しかできない城島の英語をひどく馬鹿にしていて笑える。

Now, I don't want to pretend Johjima is fluent enough to go on The O'Reilly Factor and get in a heated debate with ole' Billy about foreign work visas. But it was clear he understood the questioning and was able to phrase his answer so that we understood.
(訳)Johjimaがオライリー・ファクターに出て、ビリー・オライリーと外国人の就労ビザについて激論するほど(英語が)流暢だと言うつもりはない。しかし彼が質問を理解し、私たちにわかる答えを(初めて)言葉にできたのは明らかだった。


(ヒント3)
この部分にも、(ヒント1)のgrunt for effect同様に、使い方のわざとらしい単語がある。fire backである。べつにfireという単語でなくてもよさそうな部分だ。
Joh、grunt、fire、こうしてつながりのある単語を並べていけば、そろそろ意味もわかることだろう。ちなみに、英語にはfire for effectという言葉もある。
なお、後半部分で「城島は基礎英語は学んだ」と言いながら、すぐに大きくけなしているのはもちろん、「ようやく挨拶程度の英語くらいはできるようになったか」と皮肉った上で、「中南米系のスペイン語圏の野手も投手もたくさんいてスペイン語も飛び交うシアトルで、英語の挨拶程度すらやっとこさ4年も5年もかけて学んでいるようでは、捕手としてはどうしようもないわな?」という意味。

Don't get me wrong. I'm not one of those "Speak English!'' types who demands instant translation from everyone who comes over here. Johjima is a resident of Japan. Try putting yourself in his place and attempting to speak Japanese in a year or two if you went over there to play baseball six months a year. Yes, he has to understand the basics. And he does. He did last year. But as someone who speaks rudimentary Spanish, I can tell you there's a difference between me understanding one word of every three that Jose Lopez says to Yuniesky Betancourt and being able to fire back a thought or two of my own without having to think about it and write it down first.
(訳)誤解しないでもらいたい。僕は、ここに来るプレーヤー全員に簡易通訳を要求するような、「英語の国なんだから英語を話せ!」的なタイプの人間じゃあない。Johjimaは日本の住人である。彼の立場に立ってみたらいいし、そして1年か2年、1年につき6カ月野球をしに日本に行って日本語会話を試してみたらいい。ただ彼は基礎は理解しなければならない。そして彼はそうした。去年彼は基礎は学んだ。
だがしかし、(アメリカ人であってスペイン語ネイティブではない私ベイカーだが、取材に必要なため勉強して)初歩のスペイン語を話す者のひとりとしていわせてもらいたい。
(ベネズエラ出身でスペイン語を話す)ホセ・ロペスが(キューバ出身で、やはりスペイン語を話す)ユニスキー・ベタンコートに話す(スペイン語の会話の)言葉の3分の1しかわからない(=もう何年もアメリカにいて、仕事にどうしても必要なクセに、社交辞令で言ってもその程度の英語力しかない日本語ネイティブの城島の英語会話の能力や努力)と、考えをまとめてから話すだの、まず書きとめてからだのではなく、自分の考えのひとつやふたつ即座に言い返せる能力(=スペイン語ネイティブでなくても、仕事にどうしてもスペイン語が必要なので勉強して実用レベル程度には達している自分ベイカーやメジャーの取材記者たちの外国語会話能力や、スペイン語を話すプレーヤーがたいへんに多いメジャー各球団で、スペイン語が話せるように努力しなければならず、そして会話もかなり当たり前にできるようになっている他チームの英語圏キャッチャーたちの外国語会話能力。つまり、メジャーでごく普通に求められる外国語会話能力の実用レベル)とでは、まるで意味が違う。
(ブログ注:一部誤訳があったため訂正。大意には変更ありません。ご指摘に感謝します。2009年6月6日日本時間)



では、種明かしは、また明日。




damejima at 03:08

March 06, 2009

(以下、日付は現地時間)
シーズン前
スカウティングレポートは「城島に未来なし」と断定

SI.comはスカウンティングレポートでマリナーズ城島の能力は今後、低下するばかりと明確に予測していた。
2008年3月31日、SI.comは2008スカウティングレポートで「城島をトレードすべき」と発表していた。(1)
2008年3月31日、SI.comは2008スカウティングレポートで「城島をトレードすべき」と発表していた。(2)
2008年3月31日、SI.comは2008スカウティングレポートで「城島をトレードすべき」と発表していた。(3)

シーズン開始
2008年4月4日以降、チーム4連敗
2008年4月10日、シーズンが始まったばかりというのにウオッシュバーンはバークをほめちぎった。
2008年4月15日、ウオッシュバーンは「城島のサイン通り投げた後悔」をクチにした。
2008年4月19日、新人投手ディッキーすら後悔をクチにした。
2008年某日、ウオッシュバーンは一度出した公式コメントの修正を強要された。
2008年4月23日以降、チーム3連敗
2008年4月25日、あまりにも唐突な城島3年契約の発表。3年24M。城島契約延長問題の勃発。
2008年4月30日、クレメントメジャー昇格(=捕手3人体制のはじまり)
2008年4月30日以降、チーム5連敗
2008年5月1日、クレメント初の先発マスクで惜敗
2008年5月6日以降、チーム5連敗
2008年5月8日、ベダードはバークを選んだ。
2008年5月10日、クレメント2度目の先発マスクでまたも惜敗
2008年5月13日、地元記者ベイカーは長い重要な記事を書いた。地元紙では実質初の「城島問題」の発見
2008年5月14日、クレメント3度目の先発マスク、2本の長打、チームの連敗を止める
2008年5月17日、バークが先発ベダード、プッツと2人のみの継投で勝利を収める
2008年5月17日、地元記者はすでに城島とベダードの相性の悪さを指摘していた。
2008年5月18日、連敗止める活躍したクレメント、不可解な3A降格
2008年5月20日、城島マスクのタイガース戦初戦。不振を極めていたDET打線を眠りから起こして、スイープをくらう
2008年5月20日以降、チームは完全に攻守崩壊。大差負けの連敗を喫しはじめた。
2008年5月21日、ベダードとウオッシュバーンは専属捕手にバーク指名と報道された。
2008年5月21日、マクラーレンは地元記者に「城島問題」について話をした。
2008年5月23日、城島マスクのヤンキース戦初戦。タイガース同様、不振を極めていたヤンキース打線を眠りから起こし、スイープをくらう
2008年5月24日、城島はシルバについての認識不足を露呈した。
2008年5月25日、専属捕手制移行と報じられたウオッシュバーン、なぜか城島とバッテリー
2008年5月25日、城島はウオッシュバーン復活を支えきれずに終わる。6連敗
2008年5月26日、「城島が次に何を投げさせるか、相手の打者は常に知っている」7連敗
2008年5月28日、城島・セクソンをようやくはずしたシアトルはレッドソックス相手に記念すべき完封勝利。
城島・セクソンはずしの動き、ようやく活発化
2008年5月29日、城島の「球団創設以来、最もダメな正捕手の記録」。
2008年5月30日、城島はあっさりと「球団史上ワースト正捕手」になった。
2008年6月12日、FOXのローゼンタールはシアトル先発投手陣の不満を記事にした。
2008年6月15日現在、CERA、CSの2部門メジャーワースト1位を記録。
2008年6月15日現在、城島の打撃は180打席を越えるメジャー捕手でワースト1位。
2008年6月16日、GMバベジ解任。
2008年6月16日、城島契約延長問題、オーナーサイドのトップダウンによる契約と判明。地元紙リンクに球団社長の明言したヴォイスあり
2008年6月17日、マクラーレンはクレメントへの正捕手変更を公言した。
2008年6月19日、監督マクラーレン、突然の解任。
城島契約延長問題、監督解任問題へと拡大。
2008年6月19日、「マクラーレン解任の本当の理由はなにか?」ベイカーは誰もが抱く疑問を胸中に隠しフロントを取材した。
2008年6月19日、地元メディアは一斉に「監督解任の不自然さ」に異議を突きつける。
2008年6月20日、チーム公式サイトが「城島問題」の存在を認め、先発投手陣の城島への嫌悪感が確定した。「城島問題」が実在することをチームが公式に認定
2008年6月20日、ブレーブス戦、先発捕手クレメントは4併殺で圧勝を演出した。
2008年6月22日、新監督リグルマンは城島にクレメント先発起用を直接通達、チーム方針が確定した。
2008年6月28日、クレメント先発のこの日、シルバは7連敗を脱出した。
2008年6月29日、クレメント先発で今シーズン初のスイープ達成。
2008年6月29日、リグルマンは今後もクレメントが多くマスクをかぶると明言した。
2008年6月30日現在、城島はメジャー最悪のCERA(規定イニング到達)。
2008年7月4日、ベダードはバークとのコンビを復活させた。
2008年7月5日、クレメントはわずか1週間で城島のホームラン数を追い抜いた。
2008年7月10日、マリナーズはセクソンを解雇
2008年7月10日、リグルマンは今後のクレメント育成続行をあらためて明言した。
2008年7月12日、城島はESPNのMLB専門記者の選ぶ上半期ワーストプレーヤーに選ばれた。
7月下旬、クレメント、膝の故障のために一時戦列を離れる。復帰以降もDH起用が多くなる。
2008年8月16日、クレメントはあらゆる打撃データで城島の3年のキャリア全てに肩を並べた。
2008年8月22日、クレメントは左投手2人から二塁打2本3打点、チーム7連敗を止め、8月に捕手として白星のない城島の尻拭いをした。
2008年8月26日、クレメントはローランド・スミスに先発初勝利をプレゼント、6番の重責も果たした。
2008年8月27日、U.S.S.Marinerは2008ワーストプレーヤー投票5人のトップに城島をあげた。
2008年8月30日、クレメントは今シーズン最高のウオッシュバーンを演出した。
2008年8月末、マクラーレン解任後の勝率改善に城島は全く貢献していないことが判明した。
クレメント、膝の手術のため戦列を離れる
2008年9月4日現在、2007シーズン夏にCERA最下位争いをしていたキャッチャーたちの行方は、城島の「一人負け」。
2008年9月19日、クレメントが戦列を離れた9月は9連敗で100敗目前、城島マスクで3勝6敗。

9月、チーム12連敗
2008年9月24日、12連敗を経て城島はシーズン100敗捕手となった。
マリナーズ、年間101敗を喫する
2008年9月28日、ESPNは城島をア・リーグ年間ワーストプレーヤーに選んだ。
2008年11月29日、二ューヨーク・デイリーニューズは城島を「がつがつ食うクセに働かない選手」9位に選出。
シーズン前半だけでなく、
MLBにおけるシーズン・ワーストプレーヤー確定


2009年4・5月、Streakデータは「城島がいないほうが勝てる」「城島がいると負ける」ことをハッキリと示した。
シーズンのStreakデータ(Winning, Losing)で、城島が正捕手の時期に最も負け、クレメントが正捕手の時期に最も勝っていることが判明。

シアトルの月別ERA
2008月別ERA



damejima at 03:22

September 21, 2008

クレメントが膝の手術に踏み切って戦列を離れた9月のシアトルはすでに9連敗を含む、4勝13敗。城島が先発マスクだったゲームは3勝6敗、勝率.333。何度チャンスを与えようが、目の前のライバルがいようがいまいが、勝率4割の壁すら越えられない。まして5割を越えたことなどない、そういう捕手なのだ。
城島は、クレメント不在の9月になってやたら先発マスクをかぶるようになったが、案の定、投打のバランスはあっさりと壊れ、打てれば守れない、守れれば打てない。9月は今シーズン2度目の月間20敗にむけて前進中である。たぶん、創設以来100敗をくらう回数の多すぎるマリナーズの捕手といえど、ひとシーズンで2度も「月間20敗」をくらう捕手は、城島以外にいないのではないか。

今年シアトルが達成しそうなシーズン100敗という不名誉な記録については、シアトルポストのデータ担当ライターがかなり前に既に記事を書いている。彼のセレクトした100敗チームを挙げておこう。
2007シーズンの城島の記録したCERA5.03という酷い成績の意味がいまだにわからない人もいるようだが、こうした数字を見てもまだわからないのなら、その人は頭が悪いとしかいいようがない。防御率5点台などというのはシーズン120敗するチームの数値で、2008年の100敗は、2007年の城島の酷さについての破滅的な勘違いが表層に現れてきただけのことだ。
http://blog.seattlepi.nwsource.com/take2/archives/141474.asp

(数字は順に、年度、チーム、防御率、打率、勝敗)
1962 NYM 5.04 .240 40-120
2003 DET 5.03 .240 43-119
2004 ARI 4.98 .253 51-111
1988 BAL 4.54 .238 54-107

1978 SEA 4.67 .248 56-104
1983 SEA 4.12 .240 60-102
2004 SEA 4.76 .270 63-99
1977 SEA 4.83 .256 64-98
1992 SEA 4.55 .263 64-98

この記事はあくまで100敗したチームから再建に成功しえた特定のケースを選び出して書かれた記事で、この記事に出てくる100敗シーズンの正捕手たちが、その後どういう運命を辿ったかについて触れていないのが不満だ。なので、このブログで紹介してみることにする。

結論から先にいうと、100敗などするチームの正捕手は普通クビにされて再建が始まる。あの元ドラ1の名捕手Dan Wilsonでさえ、キャリアの終わりぎわとはいうものの、正捕手の座を他人に譲っている。
城島のように、下降が予測されていたシーズンの、それも開始直後の4月、酷い成績が明らかになる前に時期はずれのコネで結んだ契約を交わしてチームに居座った選手など、メジャーには見当たらない。考えられない搾取行為である。



1962 NYM
62年はメッツ創設年で、120敗もいたしかたないだろう。この62年含めた6年間、毎年のように100敗くらいしたメッツは監督も4回交代。69年に4人目の監督Gil Hodgesがいきなり100勝してワールドシリーズにも優勝するが、それまで7シーズン100敗チームとして低迷した。

2003 DET
捕手は3年目のBrandon Inge。彼は、前年の2002年にも106敗している。この2年続けての100敗以上という酷い成績のあと、Ingeは3塁手にコンバートされ、正捕手の座を失った。
デトロイトはすぐにマーリンズからイヴァン・ロドリゲスを獲得、監督もリーランドに替わってから、90年代からの長い低迷期を抜けた。2006年アリーグ制覇してワールドシリーズ進出。3年程度で100敗チームを再建した。

2004 ARI
捕手はJuan Brito。この年で引退した。
翌年からは2004年夏にデビューしていたChris Snyderが、控えから正捕手になった。Snyderは現在も正捕手。翌2005年には監督がシアトルをクビになったボブ・メルビンに変わり、2007年地区優勝。3年で100敗チームから脱出した。

1988 BAL
捕手はMickey Tettleton。
100敗チームの正捕手は普通にクビになると言ったが、このTettletonは例外だ。というのも彼はキャリア長打率.449、1989、91、92年にシルバースラッガー賞をとるほどの打者だったためで、そのため100敗したにもかかわらず、ボルチモアは彼をクビにしなかった。91年にはデトロイトに移籍、92年までは正捕手を務めたが、やがてDHにまわされ、最後はテキサス時代のイヴァン・ロドリゲスの陰でひっそりとキャリアを終えた。
彼は打力こそ多少あったが、彼が正捕手として所属したチームはポストシーズンに一度も進出できていない。93年以降はDHとしての起用が主で、97年引退しているが、もし打力がなければ彼の選手生命はもっと前に終わっていたはず。
半端に打力があった彼に期待したボルチモアとデトロイトは、結果として貧乏くじを引いたわけで、テキサス、フロリダ、デトロイトと、所属チームでそれぞれポストシーズンに進出したパッジとは、比較すると明らかに大差がある。
もちろん、シルバースラッガー賞など永遠に縁のない城島は、Tettletonにすら及びもしない。マウアークラスならともかく、半端な打力の捕手に期待などするものではない。

1977 SEA、1978 SEA
捕手はKCから移籍してきたBob Stinson。80年に引退。
77年にシアトルが創設された年。戦力がまだ揃っていないという意味で、まぁ100敗もいたしかたない。だが、それよりもいけないのは、創設後のシアトルの勝率が5割を越えるのが、15年後もたった1991年であること。監督は9人も交代。あまりにも低迷期が長すぎる。このチームの再建の下手さを物語る。

1983 SEA
捕手は2年目のRick Sweet。この年に引退。

2004 SEA
捕手はDan Wilson。翌2005年にはMiguel Olivoに正捕手の座を譲り、このシーズンで引退。
Dan Wilsonはいうまでもなくシアトルにとっての名捕手。ドラフト1巡目指名で入団したシンシナチから94年にシアトルに移籍して以来、ずっと正捕手としてマスクをかぶり続けた、93年から指揮をとった名将ルー・ピネラ監督(現在は地区優勝目前のシカゴの監督)とともに地区優勝3回、ポストシーズン進出4回、96年にはオールスターにも出場。
彼が正捕手だった94年から2004年までの11年間は、チームの勝率が5割を割ったことは、彼が初めて正捕手になった94年と、正捕手として最後のシーズンになった2004年の、わずか2度しかない。当然ながら、計算などするまでもなく、彼が創立以来チーム最高勝率の捕手。また通算犠打数85、2002年の捕手としてのシーズン打率.295は、シアトルの球団記録。
ピネラがチームを去ってメルビンに監督が変わった2004年の99敗で、Dan Wilsonの正捕手としての選手生活にはピリオドを打たれたわけだが、今となってはかえってそれが気の毒になるほどのいさぎよい幕引きは、名選手ならでは、といえる。
ダン・ウィルソンのキャリアスタッツ



damejima at 04:21

September 12, 2008

セイバーメトリクス(数理統計的野球解析学)の発達にともなって、客観的データに基づくコンピュータ・モデルで選手の活躍を予想することが当たり前となってきている。予想モデルは数々あるようだが、中でも評判が高いといわれるのが、野球シンクタンク「ベースボール・プロスペクタス」が開発した「PECOTA(Player Empirical Comparison and Optimization Test Algorithm)」である。

PECOTAは、城島とクレメントに関して、すでに次のような予測を出している。

城島の今後についての予測部分に注目してもらいたい。この予測は2008年の打率を織り込んだものではなく、あくまで2008年春の予測だ。それでも、城島の今後についてPECOTAは、「全く右下がりになるだけの、超悲観的な予測」を出していたのである。

つまり、PECOTA的にいうなら、城島はデータ予測上、「2008年春の時点ですでに、今後の上がり目がまったく期待できないプレーヤー」だったのである。

そして2008シーズン、城島はPECOTAの予測どおり、攻守ともに大きく成績を下げた。こんな選手との3年契約が「コネ以外」で結べるとしたら、ほかに何があるだろう。教えてもらいたいものだ。


城島に関するPECOTAの予測
http://www.baseballprospectus.com/pecota/johjike01.php
http://www.baseballprospectus.com/pecota/johjike01.php#forecast
PECOTA/城島

クレメントに関するPECOTAの予測
http://www.baseballprospectus.com/pecota/clemeje01.php
http://www.baseballprospectus.com/pecota/clemeje01.php#forecast
PECOTA/クレメント



damejima at 14:52
続いて2008年版のSI.comのスカウティングレポートに触れてみる。

2008年の春のレポートで、要改善点のトップに指摘されているのは、またしても2007年同様、先発投手などの投手力ではない。「打撃」である。
2008年版で指摘されたのは、直接にはDHビドロの得点力の無さ」であり、そして帰結的に指摘されているのが「パワーヒッター不足」である。そして対策として挙げられた案が、グリフィーと城島のトレード、PECOTAでの予測に基づくクレメントの正捕手昇格、である。


この2007年にビドロはたしかに打率は.314打った。だが、DHとして、打撃の中身は満足できるものではないと、SI.comは断定する。グリフィーとはまた、懐古趣味が過ぎると思うが、要は、ビドロや城島のようなタイプの、見かけ倒しのパワーではなく、ちゃんとした打者を補充して、得点力を向上すべき、と言っているのである。

恥ずかしげもなくDHには適応しなくていいと公言する城島とそのオタなどは、.314も打率があれば十分だろうといいかねないが、.314の打率があってさえ、ダメなものはダメなのだ。
城島のDH起用など、そもそも意味がないことくらい、チームもファンも、そろそろわからないとダメだろう。そもそも.210しか打率がない城島のどこに「DHとしてどうのこうの」と発言する権利があるのか。最初からそんなものはないのである。

CONSIDER THIS 2008
(2008シーズンの要改善点。訳はおおざっぱなもの)
http://sportsillustrated.cnn.com/baseball/mlb/specials/spring_training/2008/previews/mariners.html
問題はDH。ビドロは昨シーズン.314打ったが、6HR、59打点に終わった。解決法のひとつは、レッズのトレードの目玉、グリフィー・ジュニアをもってくること。レッズは外野手が余っていて、捕手が欲しい。シアトルの正捕手なら、24歳のクレメントで務まる。PECOTAは彼のOPSを、城島の.704より高い.733とはじき出している。より重要なことは、グリフィーがクラブで最も優秀なパワーヒッターになれることだ。

The big issue is designated hitter, where Vidro is expected to bat; though he hit .314 last year, Vidro contributed only six home runs and 59 RBIs in 548 at bats. One solution? Bring back the Kid. Make catcher Kenji Johjima, who is 31 and in the last year of his contract, the centerpiece of a trade for Reds rightfielder Ken Griffey Jr. Cincinnati would get a much needed catcher while loosening its outfield logjam (and clearing room for Jay Bruce). Seattle's starting catcher could then be 24-year-old Jeff Clement, for whom PECOTA projects a .733 OPS -- better than Johjima's .704. More important, Griffey would become the best power hitter on the club.


わざわざSI.comに言われなくとも、試合を数多く見ている日本のファンなら、経験的にビドロはじめ、シアトルの打者の得点力に欠陥があることはわかっている。
そのひとつが「いくらチャンスを作っても、点に結びつかない」という長年の欠陥で、この得点力の低さは、出塁率と同様、いまだに解決などされていない。というか、出塁率さえ改善できないのに、得点力もへったくれもないのだが。

例えば「ビドロは、イチローと相性が悪い」などという言い方が2007年にはよくあった。これは「イチローがヒットを打つと2番ビドロが打たない、イチローが凡退するとビドロはヒットを打つ」というちぐはぐさを指す。打順でいえば、2番に置けばランナーズ・オンで打てない、5,6番に置けば得点圏で打てないといった、走者を進め点に変える効率的な攻撃ができないという問題である。
この話はビドロだけでなく、2007城島にもぴったり当てはまる。ペナントの行方を争っていた2007年7月までの城島のランナーズオン打率、得点圏打率は.210から.220程度と破滅的な数字だったし、ホームランも試合を左右するようなものはほとんどない。(2008年は打率そのものが.210なわけで、これはもう、話にならない)

加えて、ビドロは併殺打が多すぎる。この点も、城島にぴったり重なる。アリーグ3位となった城島の併殺打の多さには呆れかえるが、城島に次ぐ併殺打の多いバッターがこのビドロであった。

またビドロにはバントという選択肢がない。そのため、1塁にイチローがいる場合、エンドランという選択肢が数多くとられたが、このことはイチローの盗塁機会を数多く無駄にし、連続盗塁記録を途切れさせる遠因にもなったと、イチローファンの不評を買った。
このバント技術の無さという点も、城島にぴったり重なる。ビドロも城島も、打てないから何か他のことをさせるということができない、融通の効かないバッターなのである。


2007年春のスカウティングで指摘されていた出塁率の低さは、城島はじめシアトルのダメ打者たちの基本的な特徴だったが、同じように、2008年春に指摘されたビドロのバッティングの中身の薄さも、ビドロだけの特徴ではない。城島の打撃も全く同じ傾向を示す。

ビドロの打撃に問題がある以上、打者としての傾向がそっくりの城島にも全く同じ問題があてはまる。2007年の城島の打率も、ビドロ同様、中身はまったく薄っぺらだから、当然のことだ。

(この記事、(3)に続く)



damejima at 14:32
SI.comは、米国で最も有名なスポーツ雑誌で、今はタイム・ワーナー傘下にあるSports illustratedのオンライン版。CNNSI.comという名称だったが、2003年に名称を変更した。

SI.comは毎年MLBのスプリング・トレーニングの後、各チームのスカウティング・レポートを発表している。
スカウティングもいろいろなレベルのものがあり、これは公表できるものだけに、実戦のためのスカウティングというより、スポーツファン向けのチーム概況というべきレベルだが、このサイトの予想の確かさには定評があるようだ。
(ただ前年データに影響されやすいという難点はある。例えばシアトルの予想順位でいうなら、最下位だった2006年の翌2007年の順位を最下位と予測(→実際には2位)。そして2位だった2007年の翌2008年の順位を2位と予測(実際には最下位)など。ただ、前年までのデータからの予測というサイトの性格上、ありがちな話で、予測誤差としてアタマに入れて読みこなせばすむ。)

2008シーズンの始まる前、このSI.comはシアトルというチームをどう見ていたのか。

レポートのCONSIDER THISという項目に、そのシーズンに改善すべき点が具体的かつ端的に要約されて挙げられているので、2007年、2008年の部分を見てみる。まず、まわりくどくデータをいじるより、結論を先に言っておこう。

シアトルというと、いつも先発投手の力不足がプライオリティが高いように思われがちだ。だが、SI.comのレポートで2年続けて指摘されていたのは、先発投手の力量の無さなどではなく、「打撃」である。
SI.comが2年続けて指摘した問題点は、専門家でなくとも、誰もが理解できる的確でシンプルなものだったが、この指摘に関するかぎり、シアトルの側はというと、この2シーズン、懸案となり続けていたチームの問題点を何も解消しないまま先送りし続けてシーズンに突入し、誤った選手起用、城島契約延長問題を含めた誤った大きな投資を繰り返し、チームはチームとして崩壊した。


まず2007年版からみていく。
要改善点として指摘されているのは「四球の少なさに起因するチーム全体の出塁率の低さ」。そして出塁率を改善すべき選手として、ベタンコート、ロペス、ベルトレ、ブルサード、城島、5人の個人名が上がっている。

この5人、実際の2007シーズン後に四球と出塁率がどう変化を遂げたか。つまりSI.comの考える最重要課題は解決されたのだろうか。まずは見てもらおう。

四球数と出塁率  2006年  →  2007年 
ベタンコート(17四球 .310)→(15四球 .308)
ロペス   (26四球 .319)→(20四球 .284)
ベルトレ  (47四球 .328)→(38四球 .319)
ブルサード (26四球 .331)→(17四球 .330)
城島    (20四球 .331)→(15四球 .322)
注:ブルサードは2006年432打席、2007年240打席

立派なものだ。なんと、バックアッパーになって打席数の激減したブルサードは容赦するとして、誰ひとりとして数値が改善されていない。SI.comに指摘された問題点は全く改善されなかったのだ。

このことから、2007シーズンが、シアトルのフリースインガーたちにとってどういうシーズンだったかがわかる。
簡単にいえば、城島をはじめ、彼らはマグレの2位というチーム順位をいいことに、というか、それを自分たちが努力しないで済ます格好の隠れ蓑にして、自分の野球技術を必死で改善する努力を怠ったままスタメンに居座った。言い方を変えれば、彼らはイチローやイバニェスの数値にオンブし、チームに安住したのである。
そしてチームの側も、2007年春のSI.comのスカウティングレポートが指摘し、ファンの誰もがとっくに気づいていた、こうしたフリースインガーたちの怠慢な出塁率を放置したまま、2008シーズンに突入する。

シアトルの出塁率の悪さはかねてから一般のファンですらわかっていることだけに、なんだそんなことかと、思うかもしれない。だが、問題は改善点としてのプライオリティ、優先順位だ。
SI.comは、2007シーズンに向けた要改善点のトップに出塁率改善を挙げたが、シアトルの内部はおそらく違う意見だっただろう。
オーナーからGM、フリースインガーご贔屓のライターから馬鹿な城島オタにいたるまで、「なに、ホームランさえかっとばしとけば、点はとれるさ。バットを馬鹿みたいに振り回したって勝ててるじゃないか。それでいい」とでも考えて、この問題の重みを甘く見てきた。
それがチームの「打てもしない大砲主義」に表れていた。城島オタは「今シーズンこそは30ホーマー」だのと、馬鹿げたことを毎日のように掲示板に書いていたものだ。

実際には、2006年の最下位というチーム順位と、2007のスプリングトレーニングの結果を受けて、2007年には十分にチームを改善しておくべきだっただろう。
だが、2007年の2位という出会い頭の事故、マグレ当たりのホームランのような順位が全てを誤魔化して、出塁率改善はないまま2007年は終わり、セクソンも、城島も、誰も彼もが大砲のフリをした旧式な火縄銃のまま、2008年シーズンは始まった。

その結果、深い致命傷を負ってチームはチームとして死亡したことを、シアトルマリナーズの歴史にしっかりと書きこんでおくべきである。

(この記事、(2)に続く)

CONSIDER THIS 2007
(=2007シーズンの要改善点。訳はおおざっぱなもの)
http://sportsillustrated.cnn.com/baseball/mlb/specials/spring_training/2007/previews/mariners.html
アリーグ西地区のダークホースになりたければ、チーム全体で出塁率アップに取り組むべき。昨シーズンのOBP.325はリーグ13位で、これはアリーグワーストの404四球(うち49は敬遠)による。イチローのように打率.320も打てるなら文句はいわない(=四球数の少なさも度外視できるという意味)だが、そんな打率が残せるのはイチローだけだ。ベタンコート(17四球 OBP.310)やロペス(26四球 .319)のようなシアトルの若手はもっとボールを選ぶべきだし、ベルトレ(47四球 .328)、ブルサード(26四球 .331)、城島(20四球 .331)のようなベテランも出塁率を改善すべき。

For the Mariners to have any hope of being an AL West dark horse, they have to make a teamwide commitment to reaching base. Their .325 on-base percentage last season ranked 13th in the league, thanks mostly to drawing an AL-worst 404 walks (49 of which were intentional). You can get away with fewer bases on balls if you're Ichiro Suzuki and hit .320, but there's only one Ichiro. Young Seattle players such as Yuniesky Betancourt , 17 walks in 558 at bats, .310 OBP) and Jose Lopez (26 walks in 603, .319 OBP) have to be more selective, while even veterans such as Adrian Beltre (47 walks in 620 at bats, .328 OBP), Ben Broussard (26 in 506, .331 OBP) and Kenji Johjima (20 in 423, .331 OBP) can improve. (後略)



damejima at 10:43

July 28, 2008

城島オタクたちのわかるデータといえば、シーズン終了時の打率くらいだろうが、メジャーにはさまざまなスタッツがあり、また年々改良されたり、新たに開発されたりしている。
POの可能性もなく、オールスター明けのダルいこの時期、2年と半分過ぎた城島のスタッツをちょっと挙げてみる。ここのサイトのデータは、ただ年間データを挙げるのでなく、詳細なデイリースタッツもドットにして同じグラフに表示されていて、変化の中身がわかりやすいのがいい。

BB% 四球率
http://www.fangraphs.com/graphs.aspx?playerid=5811&position=C&page=3&type=full
結論は簡単だ。城島はまさにシアトルに来るべきではないタイプの野球選手だった。
こんな馬鹿プレーヤーが、なぜメジャーでもスタジアムのバカ広いセーフコに来る気になったのか。本当に不思議でならない。セーフコに全く向いていないこんなダメ打者との3年契約が、どれだけ非現実的なものかが四球率ですらわかる。

リードがダメで投手陣からの信頼は全くないだけでなく、広いセーフコでホームランが量産できるはずもないことが既に証明されているダメ捕手だが、せめてバットで人並みに出塁率を上げて、チームへの貢献度をいくらかでも上げていくには、盗塁するなり、バントするなり、四球を選ぶなり、ランナーを進める打撃を意識するなり、なにか自分なりの方法でチームに貢献するのがスジというものだ。
だが、それぞれ、足が遅くて盗塁は無理、バントできない・バントしたがらない、四球が選べない、ひっかけた内野ゴロが多く併殺打だらけと、この工夫も努力もしない選手を、3年も飼っておくチームメリットなど、どこにもみつからない。
「あまりにもセーフコに向いていない自称ホームランバッター」の嘘八百が、この四球率の3年連続のpoor確定にすら現れている。


OBP 出塁率
http://www.fangraphs.com/graphs.aspx?playerid=5811&position=C&page=8&type=full
SLG 長打率
http://www.fangraphs.com/graphs.aspx?playerid=5811&position=C&page=2&type=full
2年半のシーズンで、他のあらゆるデータにもみられる共通の特徴がここにある。
 城島の打撃スタッツは3年続けて下降の一途

 2008シーズンの打撃はpoorそのもの。クビになっておかしくない
 2007シーズン打撃データは見た目にはメジャーでは平均程度に収まって見えるが、実際にはシーズンの約3分の2にあたる部分で、長期にわたってダラダラと下降線をたどったままだった
 2006シーズンはメジャーの選手ではごく平均したもので、突出した部分はほとんどなく、しかも、短い好調期の数値がスランプと、長い停滞期を支えているだけ

RC27
http://www.fangraphs.com/graphs.aspx?playerid=5811&position=C&page=8&type=full
RC27がどんなデータかは、説明されているサイトも多いので、ここでは説明しない。城島の打撃の下降傾向がハッキリと示されている。2007年の打撃にしたところで、7月の7連敗、8月の9連敗を挟んで、ワイルドカードが絶望的になったあたりで帳尻をあわせているだけのことだ。
こうした長期低落傾向は、既に2007シーズンに気配があった。それでもなお、3年もの長期高額契約を、しかもあまりに不自然な時期に結んだのだから、大分県の教員採用試験並みのコネ契約は、これからの3年間、アメリカのサブプライム問題並みにチームに重くのしかかるだろう。

damejima at 18:20

July 07, 2008

2008シーズン開幕直後の4月1日レンジャーズ戦で、城島はこんな往生際の悪いコメントをしている。
「僕の足が速くて、代えられなければ、J.J.と違う…(配球ができた)」(中略)僕なら、こうリードしていた、とまでは言わなかったが、「それまでの4打席を見ているので、(マスクを)かぶりたかった」。城島は、そう正直に言って、唇をかむ。
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=11348

状況がわからないと、このコメントの馬鹿さ加減はわからないだろう。
8回裏を迎え、シアトルは1-3で負けていた。だがマイケル・ヤングのエラー、城島のヒットで逆転のチャンスが棚ボタ式に生まれて、足の遅い城島に代走がでた。その後、イチローの俊足に処理を焦ったセカンド・キンスラーの送球ミス、ワイルドピッチでシアトルが勝ち越し。9回表、当然ながらクローザーJJプッツが登場するが、ここで誤算。逆転2ランを浴びてしまい、そのままチームは敗れた。
城島が言っているのは、「あそこで俺に代走を出したりしなければ」そして「バークでなく、俺が最終回にプッツをリードしていれば勝てた」と、タラレバを言って、同僚バークのリードを試合直後にけなしたのである。やんわり、かつ、あからさまにけなすあたり、本当に男らしくない、いやらしいネチネチとしたやり方である。
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008040207

この男、本当に選手同士のマナーをわかっていない。
というか、いわぬが花という言葉があるが、この男、なんでも言わずにはいられないのだ。言葉も存在も、心底から軽い男よ、としかいいようがない。

代走を送らなければ逆転がない、そう判断される場面で、チームが城島に代走を送るのは当然の戦術だ。まして開幕したばかりというのに、試合直後にチームメートのプレーについて、アレコレ批判がましいことを言うのは、アメリカのプロスポーツではあまりにも非常識。
城島を引っ込めたのはたまたまどうしようもない流れなのに、マスクを突然かぶったバークの結果がどうであれ、「次の試合では抑えたい」程度に、9回の出来事には触れずにおくのがチームメイトの礼儀というものだ。9回にはグラウンドに立っていない選手がとやかくいえる立場にはない。悔しければ、9回もまかせてもらえる捕手になっていればいいだけのことだ。

このとき再逆転のホームランを打った選手の名前をあまり誰も覚えていないだろう。ジョシュ・ハミルトン。そう。今年のオールスターにイチローを上回る得票で選出された、あのハミルトンである。クレメントは2005年のドラフト1位だが、ハミルトンは1999年のドラフト1位。
その後のハルミトンの絶好調ぶりは開幕時点では予測されていなかったし、今年のプッツの不調ぶりも同様だから、開幕わずか3戦目で、先を読めもしない城島が「俺がリードしていれば抑えられた」などと発言するのは、後になってみれば、縁の下からチームを支え続けているバークに対する暴言としかいいようがない。

このバーク、城島の3年契約のときに、こう発言している。「ジョーはリーグでも有数のエリート捕手。この契約はジョーと家族、そしてチームのために大きい」。自分が控えとしてどれだけ貢献しているかとか、試合に出たいとか、そういう願望丸出しでコメントなどしたりはしない。これがプロという見本のようなコメントである。
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=12209

こうしたバークの堅実さを知っているからこそ、投手陣が「バークに投げたい」と思うわけで、ウオッシュバーンもかつてこんな風にバークの仕事ぶりを誉めた。
Winning pitcher Jarrod Washburn said Burke, a much-traveled, little-used catcher until landing in Seattle last year, is one of his favorites.

"I love Burkie," Washburn said. "He busted his butt for a long time to get here. Now that he's here, he works hard. And when he gets a chance, he usually makes something happen."

http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/203802.html

「投手」バーク

そして、今日。
バークは投手が足りなくなった延長戦で、リグルマンのコメントから察するに志願したのだろう、なんと投手として最終回を投げ、敗戦投手になった。ベンチにはモローとローズ残っていたが、彼らを投げさせられない事情があったための緊急措置だが、この件についてリグルマンは「ブルームクイストやベルトレら何人かの選手が自分のところに来て、『俺も投げられる』と言ってくれた。その申し出こそが、チームに対する本当の献身。けがの危険もあるのにそう言ってくれるのは、彼らがチームメートのことを考えている証だ」と語った。
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=14591

リグルマンのいう「何人かの選手」には、もちろん投手出身のイチローも含まれる。
Catcher Burke pitches; Mariners lose anyway
http://seattlepi.nwsource.com/baseball/369829_mari07.html
One by one, they came up to Mariners manager Jim Riggleman in the dugout.
"Skip, I can pitch if you need me to."
Willie Bloomquist. Adrian Beltre. Ichiro Suzuki. Even R.A. Dickey, who had thrown 105 pitches less than 24 hours earlier.


Tigers clip M's after Seattle sends backup catcher Burke to mound in 15th
http://sports.espn.go.com/mlb/recap?gameId=280706112
Once Ichiro Suzuki heard that backup catcher Jamie Burke was about to take the mound, he hustled over to manager Jim Riggleman and volunteered his services.


当然のことながら、マウンドに立ち、滅多にないこの非常事態に耐えたバークに、リグルマンが感謝していないわけがない。

打たれるのはわかっている場面である。いわば、負けに行くようなものだ。だからこそ、逆に、打たれた結果ではなく、志願してきた選手の献身の精神の高さを誉める。よくも悪くも、まさにアメリカ的な場面である。

このことについて城島がなんとコメントしているか。
「『これが大リーグ。思い出になる試合だった』と感心する一方で、『けがが怖いという理由でイチローさんに投げさせないのに、なんでバークなの?』と笑顔で突っ込みを入れていた。」
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=14589

バークはたしかに城島同様に、足は遅い。だが、かつての投手経験を生かして、この日の汚れ役を引き受けたバークがある意味の大きな仕事をしたことは、監督だけでなく、投手陣も含め、チームメイトがけなすはずもない。今後、おそらくベダードとバークのコンビ再結成について、クレームをつける者はいなくなるだろう。

周囲とのこういう信頼感がバークにとっての大きな財産になっていることは、そして城島がなぜ周囲から信頼がないのか、城島などには永遠にわからない。
この九州の馬鹿の、空気の読めなさ。なぜバークよくやった、くらいのことを言ってすませておけないのか。これで、このクチだけは軽い男、バークに対して今シーズン2度目の失態なのだが、たぶん、その意味はわかってないだろう。

damejima at 19:11

June 18, 2008

今シーズンのシアトルマリナーズ低迷の元となったゴタゴタの最も大きな要因のひとつ、「城島問題」だが、破滅的にダメな成績のもとで、3年24Mもの契約延長があまりにもいきなり発表になったことの理由が、予想どおりの結果となって判明した。

やはり城島の契約延長を決めたのは、任天堂サイド。
筆頭オーナーで元任天堂社長の山内氏、任天堂アメリカの元会長で現在はマリナーズ最高経営責任者(CEO)ハワード・リンカーン、そして現マリナーズ社長アームストロングの3人だ。
下記の記事で、CEOのハワード・リンカーン本人が地元メディアに語ったヴォイスが公表されているので間違いない。

まったく予想どおりの顔ぶれだ。城島の契約延長には野球の現場のプロの人間は誰ひとりとして関わっていない。解雇されたGMのバベジすら、この件にはほとんど関わってない、というのだから驚きだ。
ハワード・リンカーンの経歴

このコラムの最後の部分に一部の翻訳を挙げてあるが、原文をあたられることを強く勧めたい。このインタビューでは、一部の投手が控え捕手のバークをパートナーに登板したがっている、との重要な記述もある。
その部分では、「投手」という部分が単数ではなく、複数表現をとられており、現在ベダードだけがバークを専属捕手に指名している動きが、ベダードだけに留まらないことを明記していることにも注目すべき
だろう。

また、城島の3年契約については、まだまだ首をかしげる部分がある。城島自身が、なにを勘違いしたのか「トレード拒否条項のようなもの」と語る、日本の球団にいつでも帰る権利という、まことに怪しげなオプションなど、わけのわからない契約がなされている。

下記の記事では城島の契約について、dealという単語が要所要所に使用されているが、この言葉は通常の商取引という意味でも使われるほか、密議謀議密約といった、表ざたにできない約束事に使われる単語でもあることに注意して読まれるといいと思う。


Florida Marlins at Mariners: 06/16 game thread
(抜粋 記事中に音声ファイルのリンクあり
http://blog.seattletimes.nwsource.com/mariners/2008/06/florida_marlins_at_mariners_06.html

Posted by Geoff Baker
The first was on who engineered the Kenji Johjima contract extension. Lincoln told me that it was Allan Nero, Johjima's agent, who first approached the M's with the extension idea. After that, it was primarily the team's owner, Hiroshi Yamauchi, Lincoln and Chuck Armstrong who did the deal. Bavasi had limited involvement in it.
Which begged the question of why Lincoln would sign off on the deal, given Johjima's poor hitting at the time and the fact some pitchers would rather throw to backup catcher Jamie Burke. I asked him about it towards the tail end of the clip you'll hear.


((上記の太字部分の翻訳))
最初の質問は、誰が城島の契約延長をもちかけたのか、ということだ。リンカーンは、契約延長をマリナーズに最初に持ちかけたのは、城島の代理人アラン・ニーロだと話した。その後の取引はおおむね、チームオーナー山内氏、リンカーン、チャック・アームストロングで行われたという。バベジGMはこの件で限定的にしか関与しなかった。

訳註:sign off on ((米俗)) 〜を承認する

不自然すぎる城島3年契約の詳細に関するシアトルタイムズ記事

damejima at 11:50
ハワイ移民150周年
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  • 2013年11月28日、『父親とベースボール』 (9)1920年代における古参の白人移民と新参の白人移民との間の軋轢 ヘンリー・フォード所有のThe Dearborn Independent紙によるレッドソックスオーナーHarry Frazeeへの攻撃の新解釈
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
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  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
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