ジェイミー・バーク

2009年7月28日、「世界最高の控え捕手」、ジェイミー・バークが教えてくれたこと。
2009年6月16日、バークはヘルナンデス完封ゲームでついに「プチ城島問題」を抱えるキロスに実力で引導を渡した。(「キロス問題」まとめつき)
2009年6月10日、ヘルナンデス7回QSで6勝目、バーク2007年の感じをやや取り戻す。
2009年6月9日、バークは不可解にも4月29日LAA戦以上の単調なゲームを再現した。
2008年7月6日、城島はバークに対して2度目の失言をした。
2008年7月4日、ベダードはバークとのコンビを復活させた。
2008年6月10日、シルバは城島の悪影響から脱し本来の調子を取り戻す。
2008年4月10日、シーズンが始まったばかりというのにウオッシュバーンはバークをほめちぎった。

July 29, 2009

トロント第2戦は、大試合である。
いろいろなプレーヤーの、「これから」が、かかっている。
負けたくはない。だが大炎上の可能性もある。
信じるしかない。

ひとりで緊張していてもしょうがない。ちょっと、このブログのことを書いてみる。



このブログをやるきっかけをふりかえってみると、やはりそれはジェイミー・バークなのだと思う。

バークは2007年シーズン、正捕手城島の控え捕手をつとめた。チームはこのシーズン、2位にはなったが、バークの勝率、CERAともに城島より良かった。チームのいわゆる貯金というやつを稼いだのはむしろバークのほうだった。
だが、この頃まだそういうことに耳を貸す人もあまりなく、人々はアメリカで日本で、ひさびさの地区2位という結果に酔った。

2008年になってバークは、どういうわけか、あまりいい成績を残せなかった。ただ、2007年にバークがした仕事の残りは、かわりにジェフ・クレメントが引き継いだ形になり、2007年のバーク同様、マクラーレン辞任の時期以降の一時期には正捕手として城島よりはるかに良い勝率を残した。だが、そのクレメントも膝の故障のため戦列を離れ、チームはシーズン100敗をし、クレメントは2009年開幕時にはマイナーで気持ちを腐らせた。

だが2009年クレメントの仕事を引き継ぐ男が現れた。ロブ・ジョンソン。城島をしのぐ仕事ぶりで、彼は城島を控え捕手に追いやった。

だからある意味、ロブ・ジョンソンのいまの仕事は、バーク、そしてクレメントの仕事を引き継いだ、ということになる。



よく、控え捕手になった城島を、ロブ・ジョンソンと比較する人がいる。本当に失礼な人間がいるものだと思っている。
ロブ・ジョンソンを持ち上げたいから、ではない。理由はほかにある。

ジェイミー・バークは2007年には最初の1ヶ月はOPSが1.000を越えていたり、2009年でいえば、ヘルナンデスと組んだバッテリーの防御率がロブ・ジョンソンを超えていたりする、ちょっと不思議な中年おじさんである。だが、そんなデータなどより、もっと、ずっとずっと大事なことを、ジェイミー・バークは達成してみせた。

それはこういうことだ。
バークは、正捕手城島が休んだゲームをまかされていたわけだが、たとえそれが豪腕ヘルナンデスでれ、当時まだローテ投手だったバティスタや、ホラシオ・ラミレス、若いフィアベント、ベク、誰であれ、「裏ローテだから勝てるはずがない」とか、「今日はたまたまヘルナンデスがまわってきたから勝てて運がいい」とか、そういう意味のわからない気持ちの浮き沈みを、ゲームでまったく感じさせたことがない。


そう。
控え捕手として、城島と比べるべきなのは、最高の控え捕手ジェイミー・バークだ。バークを越えてから文句を言え、と、言いたいのである。

バークは2007年はじめに炎上王ウィーバーをまかされたときも、「こんな先発投手、負けてあたりまえ」などと、そんな気分をまきちらしながらゲームに臨んだりはしなかった。ロブ・ジョンソンも今年まだ控え捕手だった時代、炎上王シルバのボールを受けていたことがあったが、シルバにさえ1年ぶりの勝ち星を演出したりしたものだ。

バークは控え捕手であることで腐ったりすることはなかったし、マイナーで練習を怠ったりもしていない。

いつぞや、城島が今年最初のDL入りをしたときに、バークがマイナーから上がってきた日のゲームのある光景をいまも忘れない。
打席に立った彼が、ファーストに向かって走ったときの、あの、早さ。(もちろん彼なりの、という意味の早さであって、イチローのホンモノの速さとは違う)2007年に鈍足で知られていた彼が、長い時を経てフィールドに帰ってこれるまでの長い時をどう過ごしていたか、それがわかる走塁だった。
問題なのは、凡打だったかヒットか、そんなことではなくて、彼がグラウンドだかジムだかでやったダッシュの本数だった。



ジェイミー・バークは、たしかに年齢のせいもあり、おそらく正捕手としてシーズンいっぱいプレーし続けていくのは無理なのだろう。
だが「控え捕手として」という条件なら、誰がなんといおうと、彼バークは「世界最高クラスの控え捕手」だ。今シーズンだって、CERA3.00前後という素晴らしい数字を残して、ひっそりマイナーに落ちていった。
CERAだの、勝率だの、そんな木っ端のようなデータだけで言うのではない。そんなものは彼の結果を表した、ただの数字の羅列に過ぎない。
そうではなく、彼の、ゲームに対する静かな湖の水面のような抑えた情熱の価値、控え捕手としてのプライドあるゲームぶりが、なぜわからないのか、と言うのである。



控え捕手城島が成すべき仕事がいまあるとすれば、それはロブ・ジョンソンと対比した何か、であるはずがない。
世界最高の控え捕手、ジェイミー・バークの、あの、2007年に見せたひたむきさ。2009年にコールアップされるまで耐え抜いたバークの、腐らないで気持ちを維持して努力し続けたひたむきさ。2009年にコールアップされてから、黙々と城島の復帰までチームを支え、マイナーに去っていったバークのひたむきさ。
そういったものを越えないまま何年もプレーしておいて、いまさら控え捕手のどこか不満か。

シアトルの控え捕手とは、バークにしてみれば、彼の築いた「名誉あるポジション」であって、城島のような不名誉なプレーヤーにはふさわしくない。


野球の勝ちに、表ローテの1勝も、裏ローテの1勝も、関係ない。1勝は1勝。控え捕手の最初の仕事、最初の目標は、「最高の控え捕手になること」だと、バークが教えてくれた。

世界最高の控え捕手、バーク。
たとえ彼に可能な究極の目標が、正捕手の座でなく「最高の控え捕手になること」であったとしても、僕は彼を応援することをやめようとは思わない。






damejima at 03:27

June 22, 2009

「裏口入学のコネ捕手城島のコピー捕手」キロスがDFAになって、「プチ城島問題」である「キロス問題」が解決を見た。
バークは、とうとうキロスとの競争に打ち勝って、第三の捕手としての位置を確保したようだ。この37歳のプレーヤーの感動ストーリーについてはアメリカの地元などでは結構触れられているが、日本ではほとんど触れられていない。煮ても焼いても食えないダメ捕手に関わっているばかりでは、せっかくの好素材も活かせない。もったいないことだ。
A journeyman catcher in twilight of his career, Burke has a day to remember - Sports - The Olympian - Olympia, Washington
6月7日記事でも言ったように、再コールアップしてホームランを打ったときのバークのバットスイングのシャープさ、走塁の切れのよさは、とてもかつての鈍足ぶりではないし、マイナーでくすぶってやる気をなくした選手のものではなかった。
心から彼におめでとうといいたい。よほどマイナーで心してトレーニングに励んでいたことだろう。
Seattle vs. San Diego - June 16, 2009 | MLB.com: Gameday

この間のキロスとバーク起用の逆転劇にまつわる複雑な展開を軽くまとめておく。


「キロス問題」決着までの経緯

第1期 城島骨折直後
(正)ロブ・ジョンソン (控)キロス
 
5月25日 城島骨折。ロブ・ジョンソンが正捕手に
5月26日 キロス、2Aからコールアップ
5月31日 キロスがアウェイLAA第3戦に初先発、負け。
       アウェイでのLAAスイープを逃す


第2期 ロブ・ジョンソン不在でバーク、キロスの混在
(実際にはほぼ(正)バーク (控)キロス)
6月7日 ロブ・ジョンソン左足の軽い怪我で休養
      バーク、3Aから再コールアップ(スターク投手DFA)
6月7日 バーク、通算3本目のHR ベダード5勝目
6月9日 バーク先発
6月10日 バーク先発 ヘルナンデス6勝目
6月11日 地元紙シアトル・タイムズ
      「コロラド遠征でバーク、マイナー落ち」と推定記事
6月12日 ロブ・ジョンソン怪我から1日だけ復帰。
      すぐに忌引休養
6月13日 バーク先発
6月14日 デーゲーム、キロス先発。
      バルガス、キロスとのバッテリーに不満漏らす
6月16日・17日・18日 パドレス3連戦で、バーク3連続先発

第3期 ロブ・ジョンソン復帰とキロスDFA
(正)ロブ・ジョンソン (控)バーク

6月19日 ロブ・ジョンソン忌引から復帰。キロスDFA(戦力外)
6月20日 ロブ・ジョンソン先発。
      バルガス「勝利はロブ・ジョンソンのおかげ」 
6月21日 デーゲーム、バーク先発。ひさびさの貯金1



今になって振り返ると、バークとキロス、どちらがロスターに残れるか、についての分かれ目はたいへんにシーソーゲーム的展開だったと思うし、また同時に、ロブ・ジョンソンと城島のどちらをとるか、シアトルはどうやって勝つチームに脱皮していくのか、という問題に直接つながっている重要な問題だった。


第1の分岐点は、5月25日城島骨折の直後、正捕手についたロブ・ジョンソンのバックアップに、4月に4ゲームに先発(2勝2敗)した3Aのバークでなく、2Aのキロスを抜擢したことだ。
バークを呼ばなかった理由は定かではない。だが少なくとも、5月末の時点では、首脳陣はバークよりキロスを優先していたわけだ。
このブログとしては、キロス優先の理由は「打撃」だろうとしか考えられない。
4月の出場4ゲームで13打数1安打だったバークの打撃より、キロスのバッティング面に期待したのではなかろうか。実際、キロスはメジャー先発4ゲームで14打数4安打、出場全ゲームでヒットを打った。
だがこのブログで再三指摘しように、キロスの投手を引っ張っていく能力については全くクビを傾げざるを得ないもので、まるで「城島のコピー捕手」のような単調さだった。後になってキロスのリード面の問題をバルガスが明確に指摘したのは、その表れである。
関連記事
2009年5月31日、通算CERA5.51のキロスは6回裏以降「城島そっくり」の大炎上ぶりで、LAAスイープを逃した。
2009年6月6日、キロスの単調なリードを予測する。


第2の分岐点は、ロブ・ジョンソンの怪我と忌引。
ロブ・ジョンソンが怪我で休んだ数ゲームも、忌引で休んだ数ゲームも、どちらもナイターはバーク、デーゲームはキロスがマスクをかぶっている。
だから、後になって見れば、最初からバークが第3の捕手扱いで、バークとキロスの間には競争はなかったという見る人もいるかもしれない。
だが、チームの首脳陣にはじめはキロス優先の空気があったことは、城島骨折後にバークを呼んでないことからも、事実だ。
6月22日現在、シアトルタイムズの6月11日記事の「インターリーグのコロラド遠征では、バークをマイナーに落とすのではないか」という部分は綺麗に削除されてしまい、いまは残っていない。まぁ、おそらく、記事の誤りを認めて削除したのだろうが、コロラド遠征直前まで、首脳陣の中にバークは第4の捕手でいいじゃないか、という空気があったからこそ、この記事は書かれたのだと考える。
削除前 こちら
削除後 Mariners | Russell Branyan's mammoth homer lifts Mariners back to .500 mark | Seattle Times Newspaper
もし、このコロラド遠征に際してロブ・ジョンソンの身内のご不幸がなければ、この3戦の先発捕手はロブ・ジョンソンが最初の2試合マスクで、3戦目がキロスかバークだったわけだが、そうなったときに、バークが選ばれていたかどうか。
6月9日のゲームの内容などは、バークのリード面の内容もけして良くはなかった。コロラド遠征の第2戦でバークが先発からといって、キロスより優先されたという記事を書くわけにはいかなかったし、この時点はキロスに第3の捕手を奪われる可能性は消えてはなかった。
2009年6月7日、苦労人バークはホームランでベダードに5勝目をプレゼントした。(2007年ポストシーズン行きが懸かった夏の、城島のあまりに悲惨な打撃成績つき)
2009年6月10日、ヘルナンデス7回QSで6勝目、バーク2007年の感じをやや取り戻す。
2009年6月9日、バークは不可解にも4月29日LAA戦以上の単調なゲームを再現した。
2009年6月11日、オルソンの神経質なピッチングを通じて、城島の「コーナーをつきたがる配球の欠陥」を考える。
2009年6月11日、城島DLからわずか2週間、4カード連続勝ち越しでついに勝率5割、2位に浮上した。(城島DL後の全成績・捕手別データつき)
2009年6月14日、城島・セクソンがゴーストとして復活したシアトルは、コロラドでスイープされた。

第3の分岐点は、パドレス3連戦。
この3連戦ではロブ・ジョンソンがいないこともさることながら、ただでさえ得点力が低いシアトルにとって、インターリーグで投手が打席に入らなければならなくなることで、さらに得点力がなくなることが大問題だった。
多少の失点には目をつむって打撃のまぁまぁなキロスに捕手をまかせるのか、それとも投手との関係のいいバークをとるか。首脳陣は最終決断を迫られた。
ここでシアトルが選択したのが、バークだった。
多少捕手のバッティングが良かろうが、ゲームに負けては何もならない。まさにリーズナブルな選択である。
この時点で、ロブ・ジョンソンが復帰して以降はキロスが落とされることが確実になった。実際サンディエゴの3連戦ではバークは11打数ノーヒットに終わったが、チームは2勝1敗とカードを勝ち越して、ホームに帰ることができた。
チームは打てる人が打てば、それでいいのである。



こうして「プチ城島問題」である「キロス問題」には約1ヶ月で解答が出された。「捕手に何を求めるのか」。それが明確になったのが「プチ城島問題」の成果である。

シアトルというチームが何を選手に求めるべきなのか。どういう勝ち方を目指すべきなのか。それが、この「プチ城島問題」に明確に表れている。

シアトルは当初バークでなくキロスを最初選んでしまい、せっかくの記念すべきアウェイでのLAAスイープという偉業を逃してしまうことになった。
だが、今後はグダグダとした迷いはいらない。
マウアーのようなスーパーキャッチャーでもない限り、マグレのバッティングに目を奪われる必要など全くないことが、これで首脳陣もわかったことだろう。

バークに逆転ホームランを食らう形でキロスはDFAになるわけだが、それは「ダメ捕手に打撃でのわずかな貢献を求めて失点に目をつむる選択」がチームにとって大きな誤りだったことを首脳陣が認めたことでもある。
もちろんその判断は今後のダメ捕手城島にも間違いなく及ぶはずだ。

ただ、もし仮にこの「キロス問題」が、「城島問題」を考える上で首脳陣が故意に作った「実験」だったとすれば、結果は「城島不要」と出たわけで、この「実験」そのものはなかなか優れた出来栄えではあった。
だが、それを試合で実行することはない。頭の中で考え、ゲームを見ていればわかるはずの、まったく不要な「実験」である。キロスを2Aから抜擢することで失った数ゲームがもったいなさすぎた。

damejima at 19:25

June 11, 2009

さぁ、明日ふたたび勝率5割にトライである。
勝てば、4カード続けての勝ち越しにもなる。大事なゲームがやってきた。シアトルのファンは必ず見るべきだろう。


今日は両チームのセカンドベースマン、ホセ・ロペスとブライアン・ロバーツのバット対決となった。ロペスの2ホーマーで、このところラン・サポート(RS , run support)に恵まれなかったヘルナンデスにやっと勝ちがついた。
ゲームのターニングポイントになったのは、2-0とリードしていたシアトルが1点返された5回裏。今日3安打のロバーツのタイムリーで1点を返された後、さらに2死1塁からマーケイキスに2塁打を打たれた。
1塁ランナーロバーツが生還し同点かと思われたが、しかし、ここでイチローがライトの奥の奥からホームへ、ノーバウンドの大返球。3塁を回りかけるランナーのブライアン・ロバーツをサードベースに釘付けにした。
このイニングでの失点がイチローの「肩」で1点で済んだことが、ロペスのホームランと並んで、このゲームの勝利を決定づけた。


バークは昨日の反省でもしたのか、うってかわって打者にインコースのボールもしっかりと見せつつ、低めの変化球を振らせていた。ことに、6番のルーク・スコットを2三振と仕事をさせなかったのが効いている。明日もゲームがあるが、明日のゲームで、ボルチモアのもうひとりの打線のキーマンであるブライアン・ロバーツをしっかりと抑えることができたら言うことはない。
昨日の記事で「単調すぎる」と評したバークだったが、今日はしっかりと投手を支えるテンションがあり、ホワイト、アーズマも安定そのもので、まったく危なげないゲーム終盤だった。
Seattle vs. Baltimore - June 10, 2009 | MLB.com: Gameday


ヘルナンデスは7回自責点1で、QS達成。ERAがとうとう3.06と、3点を切る直前にまできた。素晴らしい出来である。ヘルナンデスはこれで6勝3敗。3敗のゲームの捕手は全て城島である。
ヘルナンデスの全登板ゲームログ
Felix Hernandez Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN


今日のゲームでヘルナンデスはERAを3.06として、ア・リーグERAランキング7位。ERA3.07で8位の同僚のウオッシュバーンをわずかに抜いた。なおベダードは2.47で4位。
3人ともア・リーグERAランキング ベスト10をキープ。マーベラスな素晴らしい先発投手陣である。
ア・リーグ 投手ERAランキング
(左側下にもリンクあり)
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN


ア・リーグ投手ERAランキング
2009年6月10日ゲーム終了時

2009年6月10日ゲーム終了時 ア・リーグ投手ERAランキング


ヘルナンデスの捕手別勝ち負け・防御率
ロブ・ジョンソン 3勝0敗
         41回2/3 自責点 ERA 1.09

バーク     2勝0敗 ERA 0.64
城島       1勝3敗 ERA 7.76


4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS
5月4日  6回自責点6  城島
5月9日  4回自責点5  城島
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS 10三振
6月10日 7回自責点1    バーク QS



damejima at 10:54

June 10, 2009

いったいどうしたと言うんだろう。
このゲームに勝てば5割、という重要な遠征初戦なはずだが。なぜこんなにプレーヤーのテンションが低いのか。エラーとダブルプレーだらけの弱いシアトルに戻りたいのだろうか。
もちろん、勝って5割に復帰してもらいたかった。それは当然だが、負けてもいいから、こういうダラダラしたゲームでなく、きちんと戦う姿勢をみせてほしい。どんなゲームでも粘り強く戦うLAAはこんな消極的なゲーム運びでは追い越せない。
Seattle vs. Baltimore - June 9, 2009 | MLB.com: Gameday

正直、すごく退屈なゲームだった。
負けたから?それもなくはないが、むしろ「単調すぎる」からだ。

攻撃も単調。バッテリーも単調。
なぜこのチームのプレーヤーたちはこんなに簡単にテンションが落ちてしまうのだろう。一昨日のようにホームラン攻勢で勝ったりすると、ついつい元の偏差値の低すぎる野球に戻ってしまうのだろうか。バントしなくてもいいとわかると、とたんに気が緩んでしまうのか。とてもとてもクロスゲームの戦い方じゃない。

ロブ・ジョンソンのゲームにみられる独特のテンションの高さ、小気味いいテンポ、打者と戦う姿勢が、今日のバッテリーには感じられなかった。バークは2007年に応援していただけに残念だ。
こうは言っても、失点3だからもちろん、7点や8点平気で失う城島マスクのゲームよりは全然マシで、投手陣はよくやっているとは思う。だが、それでも6回までの「さんざん逃げ回って、結局、打たれる」内容がけしてよくないことは指摘せざるを得ない。
6回バルガスが変えられてしまう直前のスコットに対する攻めが象徴している。外の球ばかり使っているが、これでなんとかなるものではない。


それでも3失点で踏ん張った投手陣に比べたら、打線は酷いの一言。イチローはさすがの2安打だが、中軸打者はいつものようにポップフライ、ダブルプレー、三振の山、山、山。結局ほとんど仕事ができていない。DHグリフィーの打撃の酷さはもうたいがいにしてくれ、と、言いたくなる。もちろん実現はしないだろうが、こんな打線の現状だからこそクレメントにDHのチャンスを与えてやればいいのに、と思う。せめてグリフィーの打順を、不調のオルティスのように5番(できれば6番)にしないとゲームにならない。


今日のバッテリーはバルガス+バーク。失点は3だから結果はそこそこなわけだが、中身がひどく単調だった。ピッチングがいわゆる「アウトコースへの球の出し入れ」のみに終始してしまっている。この内容では、どうしても打者は目が慣れてしまう。球種には多少変化をつけるにしても、コースは打者にバレているわけだから、長くはもたない。バルガスは5回2/3自責点3で、QSできなかった。
4シーム、チェンジアップ、スライダー。バルガスの球種は限られている。この投球内容ならボルチモアのバッターはある程度、打席で来る球種とコースの両方が予想がついていたはず。
あとは、いつ芯でとらえるか、勝負はそれだけでしかなかったと思う。

何か4月26日にウオッシュバーンの登板ゲームに先発したときのバークのリプレイを見ているかのようだ。バークはおとといのベダードとのバッテリーも、2007シーズンほどしっくりいっている感じではなかった。
2009年4月26日、ウオッシュバーンが潰されたLAA戦、謎の馬鹿リードを解き明かす。



このバルガス、5月29日、ロブ・ジョンソンをキャッチャーに、あのLAAを相手に6回1/3を投げQSして勝っている。あのときは、10日たって投げた今日とは別人のように、冴えもキレもあった。

比べてみてもらおう。

まずは5月29日のバルガスとロブ・ジョンソンのバッテリーの「インコース攻めから生まれた2つのダブルプレー」だ。
2009年5月29日、ロブ・ジョンソン、バルガスを6回1/3QS、ホワイトを2試合連続ホールドに導いてLAA撃破、連勝を果たす。

2009年5月29日 3回裏LAAフィギンズ ダブルプレー3回裏LAAフィギンズの
ダブルプレー


初球インハイのストレート
2球目インローのチェンジアップ

インコース上下に攻めた後、
3球目外のストレートをひっかけさせた

2009年5月29日 6回裏LAAアブレイユ ダブルプレー6回裏 LAAアブレイユの
ダブルプレー


初球、2球目と
インコースをえぐっておいて
3球目の外のストレートで
ダブルプレー

7回裏1、3塁でナポリをうちとった攻めとよく似ている。



そしてこちらが、今日のバルガス。


なにか一見、ボルチモアの打者に「ボール球ばかりを巧打されているのであって、バッテリーのせいではない」ように見えるかもしれないが、そうではなく、配球の大半がアウトコース中心の出し入れなため、打者が常に外寄りの球を待ち構えていたから、ストライクからボールになる変化球でも打たれてしまっているのである。


2009年6月9日 1回ロバーツ ダブル1回ロバーツ ダブル

外低め、ボール気味のスライダー

2009年6月9日 5回ウイータース シングル5回ウイータース シングル

ワンバウンドになりそうなチェンジアップ

2009年6月9日 5回アンディーノ シングル5回アンディーノ シングル

外のチェンジアップ

2009年6月9日 6回ハフ シングル6回ハフ シングル

外のボールになるスライダー
ゾーンからは外れているのだが、外の球を待ち受けていた感じ

2009年6月9日 6回スコット シングル6回スコット シングル

外のボール気味の4シーム
打たれたボール1球だけをとりだして見るなら、アウトローいっぱいをついた「いい球」に見えるが、打者への攻め全体がこれだけアウトコースに偏っていると、たとえどんなにいい球でも待ち構えられて、こうしてヒットされてしまう。
それがプロというものだ。




damejima at 11:54

July 07, 2008

2008シーズン開幕直後の4月1日レンジャーズ戦で、城島はこんな往生際の悪いコメントをしている。
「僕の足が速くて、代えられなければ、J.J.と違う…(配球ができた)」(中略)僕なら、こうリードしていた、とまでは言わなかったが、「それまでの4打席を見ているので、(マスクを)かぶりたかった」。城島は、そう正直に言って、唇をかむ。
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=11348

状況がわからないと、このコメントの馬鹿さ加減はわからないだろう。
8回裏を迎え、シアトルは1-3で負けていた。だがマイケル・ヤングのエラー、城島のヒットで逆転のチャンスが棚ボタ式に生まれて、足の遅い城島に代走がでた。その後、イチローの俊足に処理を焦ったセカンド・キンスラーの送球ミス、ワイルドピッチでシアトルが勝ち越し。9回表、当然ながらクローザーJJプッツが登場するが、ここで誤算。逆転2ランを浴びてしまい、そのままチームは敗れた。
城島が言っているのは、「あそこで俺に代走を出したりしなければ」そして「バークでなく、俺が最終回にプッツをリードしていれば勝てた」と、タラレバを言って、同僚バークのリードを試合直後にけなしたのである。やんわり、かつ、あからさまにけなすあたり、本当に男らしくない、いやらしいネチネチとしたやり方である。
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008040207

この男、本当に選手同士のマナーをわかっていない。
というか、いわぬが花という言葉があるが、この男、なんでも言わずにはいられないのだ。言葉も存在も、心底から軽い男よ、としかいいようがない。

代走を送らなければ逆転がない、そう判断される場面で、チームが城島に代走を送るのは当然の戦術だ。まして開幕したばかりというのに、試合直後にチームメートのプレーについて、アレコレ批判がましいことを言うのは、アメリカのプロスポーツではあまりにも非常識。
城島を引っ込めたのはたまたまどうしようもない流れなのに、マスクを突然かぶったバークの結果がどうであれ、「次の試合では抑えたい」程度に、9回の出来事には触れずにおくのがチームメイトの礼儀というものだ。9回にはグラウンドに立っていない選手がとやかくいえる立場にはない。悔しければ、9回もまかせてもらえる捕手になっていればいいだけのことだ。

このとき再逆転のホームランを打った選手の名前をあまり誰も覚えていないだろう。ジョシュ・ハミルトン。そう。今年のオールスターにイチローを上回る得票で選出された、あのハミルトンである。クレメントは2005年のドラフト1位だが、ハミルトンは1999年のドラフト1位。
その後のハルミトンの絶好調ぶりは開幕時点では予測されていなかったし、今年のプッツの不調ぶりも同様だから、開幕わずか3戦目で、先を読めもしない城島が「俺がリードしていれば抑えられた」などと発言するのは、後になってみれば、縁の下からチームを支え続けているバークに対する暴言としかいいようがない。

このバーク、城島の3年契約のときに、こう発言している。「ジョーはリーグでも有数のエリート捕手。この契約はジョーと家族、そしてチームのために大きい」。自分が控えとしてどれだけ貢献しているかとか、試合に出たいとか、そういう願望丸出しでコメントなどしたりはしない。これがプロという見本のようなコメントである。
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=12209

こうしたバークの堅実さを知っているからこそ、投手陣が「バークに投げたい」と思うわけで、ウオッシュバーンもかつてこんな風にバークの仕事ぶりを誉めた。
Winning pitcher Jarrod Washburn said Burke, a much-traveled, little-used catcher until landing in Seattle last year, is one of his favorites.

"I love Burkie," Washburn said. "He busted his butt for a long time to get here. Now that he's here, he works hard. And when he gets a chance, he usually makes something happen."

http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/203802.html

「投手」バーク

そして、今日。
バークは投手が足りなくなった延長戦で、リグルマンのコメントから察するに志願したのだろう、なんと投手として最終回を投げ、敗戦投手になった。ベンチにはモローとローズ残っていたが、彼らを投げさせられない事情があったための緊急措置だが、この件についてリグルマンは「ブルームクイストやベルトレら何人かの選手が自分のところに来て、『俺も投げられる』と言ってくれた。その申し出こそが、チームに対する本当の献身。けがの危険もあるのにそう言ってくれるのは、彼らがチームメートのことを考えている証だ」と語った。
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=14591

リグルマンのいう「何人かの選手」には、もちろん投手出身のイチローも含まれる。
Catcher Burke pitches; Mariners lose anyway
http://seattlepi.nwsource.com/baseball/369829_mari07.html
One by one, they came up to Mariners manager Jim Riggleman in the dugout.
"Skip, I can pitch if you need me to."
Willie Bloomquist. Adrian Beltre. Ichiro Suzuki. Even R.A. Dickey, who had thrown 105 pitches less than 24 hours earlier.


Tigers clip M's after Seattle sends backup catcher Burke to mound in 15th
http://sports.espn.go.com/mlb/recap?gameId=280706112
Once Ichiro Suzuki heard that backup catcher Jamie Burke was about to take the mound, he hustled over to manager Jim Riggleman and volunteered his services.


当然のことながら、マウンドに立ち、滅多にないこの非常事態に耐えたバークに、リグルマンが感謝していないわけがない。

打たれるのはわかっている場面である。いわば、負けに行くようなものだ。だからこそ、逆に、打たれた結果ではなく、志願してきた選手の献身の精神の高さを誉める。よくも悪くも、まさにアメリカ的な場面である。

このことについて城島がなんとコメントしているか。
「『これが大リーグ。思い出になる試合だった』と感心する一方で、『けがが怖いという理由でイチローさんに投げさせないのに、なんでバークなの?』と笑顔で突っ込みを入れていた。」
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=14589

バークはたしかに城島同様に、足は遅い。だが、かつての投手経験を生かして、この日の汚れ役を引き受けたバークがある意味の大きな仕事をしたことは、監督だけでなく、投手陣も含め、チームメイトがけなすはずもない。今後、おそらくベダードとバークのコンビ再結成について、クレームをつける者はいなくなるだろう。

周囲とのこういう信頼感がバークにとっての大きな財産になっていることは、そして城島がなぜ周囲から信頼がないのか、城島などには永遠にわからない。
この九州の馬鹿の、空気の読めなさ。なぜバークよくやった、くらいのことを言ってすませておけないのか。これで、このクチだけは軽い男、バークに対して今シーズン2度目の失態なのだが、たぶん、その意味はわかってないだろう。

damejima at 19:11
結局のところ、ベダードはシーズン当初から望んでいたバークとのコンビを復活させたようだ。復活させたからには勝たないと周囲からとやかく言われて困るのはベダード本人なわけだが、ちゃんと勝ってみせるあたりが、この人のプロとしてのしたたかさである。

勝てばいいんだろう?なら勝てる捕手にしてくれ。と、ベダード。
そう。勝てばよろしい。今後とも苦労人のバークを相手に投げることだろう。
BOX SCORE

なによりも捕手がマウンドに来てぐちゃぐちゃと言うのを嫌うベダードは、シーズン早くから城島を拒否してきた。このことは「城島問題」という、チーム低迷の根を、最も早く、最も刺激的に指摘してみせた。ベダードはある意味で「城島問題」の発見者であり、チームが上向きになるきっかけを作ったともいえる。
よくも悪くもお騒がせ者のベダード問題についての時系列はこんな感じなので、あらためてまとめておく。
ベダード関連の記事を時系列でまとめて読む

2008年5月8日、ベダードはバークを選んだ。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/203782.html
2008年5月21日、ベダードとウオッシュバーンは専属捕手にバーク指名と報道された
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/203847.html
Bedard-Burke combo over
ベダードとバークのコンビは終了とマクラーレン

http://blog.seattletimes.nwsource.com/mariners/2008/06/bedardburke_combo_over.html
Oh yeah, of course, the headline of this blog post. Anyway, as a follow-up, someone asked whether the Erik Bedard-Jamie Burke battery is still intact.

"We don't have any combinations any more, OK?'' McLaren said. "Combinations are done.''
2008年7月4日、ベダードはバークとのコンビを復活させた。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/414751.html

damejima at 15:04

June 12, 2008

「城島はずし」の効果がこのところ、大きくでてきた。
投手陣に悪影響を与えている城島を先発マスクから少しづつはずしていく試みが功を奏し始めて、このところシアトルの失点が一気に減ってきたのである。

このブルージェイズ戦も、このところの酷い貧打で試合には敗れたが、シルバは7回3失点。よく投げた。この試合が始まる前のシルバのERA(防御率)は6点を越えていたが、この日の粘りのピッチング、捕手を変えた効果で、5点台を取り戻した。

5月以降、シルバの捕手別の失点はこうなっている。

城島       8,7,7,7,5
それ以外     4,2、3

毎試合のように大量失点していたシルバだったが、捕手を城島からバークにかえることで、城島の悪影響から脱して本来の安定感をみせたのである。これは捕手を専属捕手制にして、シアトルでは唯一勝ち負けが均衡しているベダード同様の成果である。

今後シルバの捕手がバークでいくのかどうか。
これについては、決定的な現地記事がないのと、かつて専属捕手制にすると報道されながら結局そうしなかったウオッシュバーンの例もあるのでので、先のことはわからないが、その可能性はあるだろう。
正捕手がデーゲームを休んで、控え捕手がマスクをかぶるのはよくあることだ。MLBでの通例でもあり、シアトルも昨シーズンはそういう感じだった。
だが、この日の試合はデーゲームではない。だから、今後ともシルバの先発の試合は城島がマスクをかぶらない可能性がある。いいことだ。

ようやく城島をゴリ押ししてきたシアトルの関係者のだれかさんも、城島が投手に与え続けてきた悪影響への対策に本気で取り組む気になったのだろうか。城島のような投手に悪影響ばかりの捕手は、ほっておいても好投してくれるヘルナンデスと、シアトルの投手で唯一相性がまぁまぁのバティスタの専用で十分だろう。

damejima at 19:18

May 23, 2008

以下の記事は、4月10日という日付けで、ベダードの5月8日の記事よりも1ヶ月も前のことになる。シーズン始まったばかりというのに、ウオッシュバーンが明らかに熱の入った口調でバークの優秀さを褒めちぎっているのだが、いかんせん、この記事についても、なにごとにも鈍感な城島オタおよびマリナーズの穏健なファン層はあまり問題にしなかった。
5月も終わりになると、彼らもようやく城島がマリナーズの大半の投手からの信頼を失っているらしいことに気づいたようだが、この記事を見るとわかるが、ことウオッシュバーンについては、シーズン当初から城島には信頼を置いてなかったことがわかる。

http://seattlepi.nwsource.com/baseball/358478_mbok10.html?source=rss
By JOHN HICKEY

Burke normally catches only day games after night games. But with starter Kenji Johjima in a 2-for-25 slump to start the season, manager John McLaren made a change. Johjima will catch Thursday's series finale.

Burke didn't find out he was catching until Wednesday morning.

"I try to keep myself prepared all the time," Burke said. "I try not to think of myself as a guy who just catches Sundays and then isn't in there for (six) days."

Winning pitcher Jarrod Washburn said Burke, a much-traveled, little-used catcher until landing in Seattle last year, is one of his favorites.

"I love Burkie," Washburn said. "He busted his butt for a long time to get here. Now that he's here, he works hard. And when he gets a chance, he usually makes something happen."


damejima at 09:50

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