送球ミス

2009年5月3日、延長13回城島のスローイングエラーから3失点を招いた。
2008年9月11日、城島は2失策と一方的なリードでモローの投球リズムを破壊した。
2008年7月30日、城島の送球ミスで同点、キャッチングミスで逆転、あげく投手ローズはキレて退場した。
2008年7月7日、城島の悪送球はウオッシュバーンの好投のすべてを無駄にした。

May 11, 2009

このオークランド戦の延長15回の勝ちゲーム、先発マスクが城島であることから、このゲームを締めたのも城島、と、勘違いしている人もたぶん大勢いることだろう。そんなゆるゆるの見方をしているから、いつまでたっても勘違いしたまま野球を見てしまうのである。
14回、15回のオークランドの攻撃を0点に抑えこみ、3三振を奪ったのはバルガスとロブ・ジョンソンのバッテリーであり、バティスタと城島の最悪コンビではない。この2人はとっくに13回でゲームから退いている。
Oakland vs. Seattle - May 3, 2009 | MLB.com: Gameday
http://mlb.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2009_05_03_oakmlb_seamlb_1&mode=gameday

4-4のタイスコアで迎えた13回表、アウェイのオークランドの先頭デイビスが四球で歩いた。この時点でのシアトルの投手は今シーズン4月に、ほんの一瞬だけセットアッパーとしてのわずかな可能性をみせたバティスタだが、捕手がバティスタとは相性最悪な城島である。本来延長戦で使える組み合わせであるわけがなく、当然のように3失点した。

デイビスは2008年に52本しかヒットを打っていないにもかかわらず、29盗塁をマークしている俊足。オークランドにとっての走塁要員である。だからこそ、延長13回にもなって先頭バッターを歩かせること自体が間違っているし、まして打撃はさほどでもないデイビスは四球は願ったり叶ったりで、走る気満々だった。

案の定1塁ランナーのデイビスが走った。肝が小さく、ピンチでは頭の中がいつも真っ白になることで知られる城島が悪送球。デイビスはサードにまで達し、ノーアウト3塁。延長13回で無死3塁などというとんでもないシチュエーションが、城島の悪送球から生まれた。さらにデッドボールをからめて、2死1,3塁になり、パウウェルに2点タイムリーを打たれた。

パウウェルにどう打たれたのかも問題だ。
このイニングの先頭のデイビスからパウウェルに至るバッターへの配球の単調さを見てみればわかる。「ストレートでカウントを整え、決め球はスライダー」。法則性は、たったこれだけ。こんな高校野球まがいの低脳な法則性しかみられない組み立てで延長戦を乗り切ろうとするのだから、馬鹿もいいところだ。パウウェルにはフルカウントからスライダーを置きにいって、2点タイムリーを打たれた。

ゲームはこの裏、イチローのタイムリーなどでシアトルが奇跡的に同点にし、15回裏に相手のエラー、イチローの四球などから満塁にしてサヨナラ勝ちすることになるのだが、こんな奇跡はただの実力以上のマグレに過ぎない。
人間には確かに「火事場の馬鹿ヂカラ」は備わっている。だが毎日火事が起こるようになれば「火事場の馬鹿ヂカラ」は消失するのが当たり前だからである。


それにしても監督ワカマツとやらは、「城島問題」を認識していなさすぎる。バティスタ、シルバ、ジャクバスカス、ベダード、ウオッシュバーン、これらの投手を使うなら城島を使うべきではないわけだが(というか、メジャーでマトモなベースボールをしたいなら城島を雇うべきではないわけだが(笑))、そのあたりもわからずに選手起用を間違えたまま敗戦し続けるようなら、5月に入ってのチームの急降下の原因など理解できはしない。
「城島問題」を理解しないまま勘違いした采配をし続けるなら、秋か来年には解任の憂き目にあうことだろう。



damejima at 00:59

September 19, 2008

9月5日の先発デビューのNYY戦で、7イニング2/3を1安打1失点、あわやノーノーといえるキレのあるピッチングをみせたモローだったが、この日のLAA戦先発は城島の慢心に足をすくわれる形になって、イライラしつつマウンドを去った。あのノビノビと自由に投げる能力を発揮していた新人を、メジャーの野球にあわないダメ捕手の型にはめて、何が楽しいのだろう?

4月にディッキーが、城島と初めてバッテリーを組んだ時期のコメントを思い出す。

あれも、くしくも同じLAA戦だ。ディッキーは城島のサインに疑問を持ったまま投げて、試合を決める2塁打を打たれて後悔の念にかられ、こう言ったものだ。
「ハンターに速球を投げたことは、ちょっとどころじゃなく、後悔の念にかられてるよ。ハンターにはいくつか良いナックルを投げてて、彼はナックルに手を焼いてたのにね。そのあと、彼に出し抜けの速球をくらわそうとしたんだけど、それは間違った決断だったね。(サインに)クビを振ればよかった」

きっと9月は、今年の5月と同じような負け続けの月になるだろう。理由ははっきりしている。城島が湿ったバットと正捕手のマスクで自作自演のひとりよがりのゲームを続けて、投手たちを自滅させていくからだ。

BOX SCORE
GAMEDAY
モローのスタッツ

まずは3回裏。
1塁ランナーのマシューズが二盗を試みた。城島は何を思ったのか、サイドスローのような形で投げ、送球エラーとなって、マシューズはサードへ。1死2、3塁になって、アンダーソンにタイムリーを打たれる形で、エンゼルスに先取点を献上してしまう。
この、サイドスローで投げた、という点については、日頃はあまりプレーヤーのエラーについては触れない公式サイトの記事も、明確に「サイドスローで投げた」と書いており、誰もがクビを傾げる投げ方だった。

次は5回の裏。
ノーアウト1塁で打席。単純なキャッチャーフライを足がもつれて転び、落球。このあと2死1、2塁のピンチとなるが、モローが踏ん張ってことなきを得た。

だが、モローのズレはじめたリズムはもう戻ることはなかった。これで次の登板にさしつかえないわけもない。公式サイトですら、こう伝えている。

http://seattle.mariners.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20080912&content_id=3460491&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=sea
Morrow started out fine, throwing 21 strikes in his first 30 pitches, and retiring the first five batters he faced. But he began losing command of his fastball in the third inning, and struggled a little more with command of his fastball and curveball in the fourth and fifth innings.
モローのスタートはよかった。最初の30球で21のストライクを投げ、最初に対戦した5人のバッターを退けていた。だが、3回になって速球が乱れ始め、4回、5回と、速球とカーブ、両方のコントロールに苦しむようになった。


この馬鹿捕手、もう何シーズンも、何ヶ月も繰り返してきた同じ過ちを、またもや繰り返そうとしているのだ。何度繰り返えすと気がすむのだろう。
モローやディッキーに限らず、初対面の投手にはいつもこれだ。投手に気持ちよく投げさせる、ということを知らない。そのクセ、自分の流儀だけはなんとしてでも押し付けようとする。まるでド田舎の教師のように。
そして、チーム先発デビューであれほどのキレをみせたカタナは、全てなまくらに変えてしまう。刃物の研ぎ方を知らないクセに、いきがって砥石を手にする馬鹿である。そして若い才能も、ベテランの経験も、すべての才能は子供の彫刻刀のように朽ちてしまう。


試合中、モローが城島のサインにクビを振る場面が何度も見られた。モローはクビを振った後、マウンドから城島を睨みつけるシーンもあった。だが、頑固で馬鹿なこの捕手は、同じサインを出し続け、ついには、試合中なのにマウンドでモローと城島が口論さえ始める始末。ピッチングコーチが、気持ちのキレたモローに、気持ちを切れさすなと諭すが、後の祭り。

投手に嫌われ続ける捕手は、こうして投手の気持ちを把握しないまま、チームに居座り続ける。城島は2009シーズンの芽も摘み取りたいらしい。

damejima at 16:01

July 31, 2008

昨日の記事でこんなことを書いた。まさに今日の試合が、こういう試合の城島だ。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/474039.html
このダメ捕手を攻守で無理づかいすることで、攻守の選手起用、ロスター枠の活用、出場時間の確保や調子維持など、チームの選手マネジメントがどれほどおかしなことになっているか。DH、捕手、投手、打線、代打、代走、バント、打撃、守備、あらゆる部分に城島起用の悪影響が及び続ける。

レンジャーズ4連戦はまだ3試合目だが、拙攻が続くグダグダなこの3試合、終盤になって、フルカウントから四球で歩かせる場面を何度見たことか。併殺、タイムリー悪送球、四球連発、キャッチングミスと、城島にまつわるミス連発と、ひとり相撲の野球で、なんの意義もない負けるにも値しないゲームとなって、チームは昨日に続いて敗れた。
BOX SCORE

6回表 併殺打
ノーアウトから、このところのラッキーボーイDHラヘアが振り逃げで出塁。1死1塁となって城島だが、サードゴロ併殺。ラヘアのラッキーぶりを潰した疫病神は、ここから悪い流れを呼び込み続ける。
6回裏 タイムリー悪送球
2死1、3塁から1塁走者ボッグズがスチール、焦ったダメ捕手がセカンドにタイムリーエラーとなる悪送球。サードランナーが帰って同点、1塁走者もサードに。
8回裏 キャッチングのミスローズ退場
ピッチャーはローズ。フルカウントの連発で、3連続四球で、1死満塁。
特に、3人目の打者バードのフルカウントからの最後の球は、たいへんに際どいインコースの球だったが、城島のミットが流れて、球審の判定はボール。BS1で解説していた元西武の捕手・伊東氏も「城島のミットが流れましたね」と、捕球の巧拙によってストライクボールが分かれたことを明言した。
このあと代打に出てきたマイケル・ヤングにあっさり犠牲フライを打たれて、ヒットなしで4点目を奪われ、これが決勝点になってしまう。城島のキャッチングの下手さでボールに判定されたシアトルの投手ローズは、犠牲フライの間に球審に何事か暴言を吐いて、一発退場となって、ロウが緊急登板する事態。
9回表 無気力打撃
先頭打者はレンジャーズに3点目、4点目を献上した城島だったが、責任感はどこにも見られない。2つの空振りのあと2−2から、ボール球に手を出し、あっさり三振。とても1点を追っているチームの9回の先頭打者とは思えない打席での無気力ぶり。このイニング、イチローが内野安打で出塁し、ひとり気を吐くが、結局、代打ビドロが凡退して試合終了。



これで城島の併殺打は9。いよいよ城島の併殺打が四球の数を越える日のカウントダウンが始まった。前にも書いたが、打席数の少ない今年の城島の併殺打の率は、併殺打数が異様に多かった2007年シーズンより、はるかに高い。
それと、あまり触れられることのないデータだが、例年、城島というのは三振率の低い打者ではあるが、今年の三振率は異常。
無気力になっているのなら、即刻日本に返すべきだろう。

damejima at 13:25

July 08, 2008

5回裏の城島の悪送球がゲームを壊し、チームは城島マスクで連敗した。どうしようもない男である。
BOX SCORE

3-0でリードしていて、先発のウオッシュバーンも好投、チャンスのつくれないオークランドがなんとかしようと初球にセフティバントしてきた。映像を見ればわかるが、これは投げても間に合わないバントだった。
なのに、城島が無理矢理にファーストに悪送球、それも打者走者がセカンドどころか、サードにまで達するような大暴投だ。ノーアウト3塁。そしていつものように、ピンチや自分のミスの後は脳内が真っ白になっている城島が次の打者に初球からストライクをとりにいって、あっさり2ラン。さらに脳内蒼白のまま、2ベース、タイムリーとたたみかけられて逆転され、試合はあっさり壊れてしまった。

この馬鹿馬鹿しい悪送球には、実は、その前のイニングに伏線がある。

初回セクソンのマグレの3ランの後、なかなかシアトルは追加点がとれなかった。5回表も1死ランナー1,2塁のチャンスがあって、城島に打席が回ってきた。

このシーン、夜のMLBハイライトやスポーツニュースなどで細切れのハイライト映像しか見ない人には、城島が単にポップフライを打ち上げて凡退しただけに見えるだろうが、そうではない。エンドランがかかっていたのだ。

エンドランのかかった場面で、あっさりレフトにポップフライを打つ城島のダメ打者ぶりもたいがい酷い。そして既にサードより先まで飛び出していたセカンドランナーのベルトレが、サードを踏み忘れて帰塁し、アピールアウト。だから記録上「ダブルプレー」になっているのである。ただのポップフライならダブルプレーにはならない。エンドランでライト方向に転がす技術すらない城島の打撃のダメっぷりは、試合のハイライトだけ見てるようではわからないのだ。

このダメ選手、気分の切り替えが絶望的に下手なのは旧知の事実。次のイニングに守備について、初球をセフティバントされたものだから、慌てまくった。前のイニングの自分のあまりに下手クソなバッティングのことでもボンヤリ考えてでもいたのだろう。
こんな伏線があって、ファーストに大暴投したのである。

城島なんぞに連続でマスクをかぶらせたりするものだから、結局連敗。ローテの組み方がこれからも5人の先発のうち2人を続けて城島に捕手をまかせたりしようものなら、こういう連敗シーン、逆転シーンがオールスター明けの後半戦も2試合ずつ続くことになる。

この試合、BSで解説していたのは城島の元の同僚の武田だが、5回裏の失点を、城島のミスを棚に上げ、しきりにウオッシュバーンのせいにしていたが、いくら身内の贔屓だけでもっている捕手とはいえ、贔屓の引き倒しも、本当にたいがいにしないと鼻で笑われるだけだ。

damejima at 14:06

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