CS% (盗塁阻止率)

2010年9月8日、1イニングに2つのダブルスチールを決められてしまうアダム・ムーアの貧しい捕手力。ロブ・ジョンソン以下の盗塁阻止率、城島・キロス系の単純リード、シアトルにありがちな「四球を選べないロペス、城島タイプの右のフリースインガー」。
2010年8月7日、カウント2−2からピッチアウトしてフルカウントにしてしまい、その後タイムリーやホームランを浴びるダメ捕手城島のスタンドプレーぶり。
2010年8月7日、「ピッチアウト」と「ウエスト」は意味が全く違う野球用語。盗塁阻止やスクイズ阻止などの目的で、わざとアウトコース高めに大きくはずしキャッチャーが立って捕球するのは「ピッチアウト」。
2008年6月30日現在、城島はメジャー最悪のCERA(規定イニング到達)。
2008年6月21日、ブレーブス第2戦は疫病神先発マスクで最悪のサヨナラ負け。
2008年6月15日現在、CERA、CSの2部門メジャーワースト1位を記録。
2008年6月1日、城島以外で15安打、城島だけがカヤの外。

September 09, 2010

今日のオークランド戦、逆転負けの原因は明らかに6回裏にオークランドが決めた「1イニング2つのダブルスチール」
Seattle Mariners at Oakland Athletics - September 8, 2010 | MLB.com Gameday

オークランドの公式サイトでも、「今日の勝因は2つのダブルスチール」と明言している。
なのに、シアトルの地元メディアときたら、ダブルスチールについては何も触れず、今日の負けゲームの記事を「まぁフレンチはよくやった」とか適当に切り上げてお茶を濁しているのだから、なんともぬるい話だ。
They countered with two double steals. In one inning. And won because of it. (Crisp drives A's to series win vs. Mariners | oaklandathletics.com: News)


ひとつのイニングにダブルスチールを2度決められるなんてことはあまりあることではない。試合終了直後から調べていてもいたのだが、どうも検索の仕方がよくないのか、なかなか他のサンプルが出てこなかった。

ついさっきみつけたのはLarry Larueがソースの下の記事だが、それによると「1イニング2ダブルスチール」はオークランドでは1983年以来の記録のようで、そうだとすると「27年ぶりの記録」ということになる。さすがに、かつてリッキー・ヘンダーソンを輩出したチームなだけはある、と、変な感心のしかたをした。
約30年に一度の珍しい記録ではあるが、全く初めての記録なわけではないのだ。やっぱりメジャーの歴史は奥が深い。
M’s bats wilt after hot start - Mariners - The Olympian - Olympia, Washington
Crisp singled home the go-ahead run, then the Athletics pulled their second double-steal of the inning – this time it was Cliff Pennington and Crisp. Oakland hadn’t done that in an inning since 1983.

追記:オークランドが最初に「1イニング2ダブルスチール」をやったのは1983年7月17日のボストン戦で、こんどが2度目らしい。当時は思ったとおりリッキー・ヘンダーソンの現役中で、80年から86年まで7年連続盗塁王になったヘンダーソンの輝かしい盗塁全盛期にあたる。
the two double steals in one inning represented the first time the A's had achieved such a feat since July 17, 1983, in the fifth inning at Boston.
Crisp drives A's to series win vs. Mariners | oaklandathletics.com: News


この「1イニング2ダブルスチール」について当事者のアダム・ムーアがなんといっているかというと、こんな感じ。「一度目のダブルスチールは刺したと思ったんだけどね」とか、質問と答えがチグハグな様子で、ちょっと意味がわからない。
要は、最初のダブルスチールでアンパイアにセーフと言われてしまい、それをグチグチと脳内で愚痴りながらプレーしていて気をとられているうちに、2度目のダブルスチールを決められてしまったのだろう。
そう言えばいいのに。しょうもない。
“I thought I got Davis on the first one,” catcher Adam Moore said, “but the call went the other way. On the second double steal, I didn’t even throw. They both got huge jumps.”


ちょっと右打者アダム・ムーアと左打者ロブ・ジョンソンの2人を比較してみる。

結論から先にいうと、アダム・ムーアはたとえで言うと、スローイングでは「肩が弱いというか、注意力の散漫なキャッチャー」、打撃面では「四球を選べず、三振の多いロペスタイプの右の扇風機」であり、リード面では「キロス、城島レベル」。トータルに言えば「注意力が散漫なせいもあって盗塁を刺せず、リードが単調で、打撃では打率が異常に低い、まるで城島風味のキャッチャー」とでもいうか、まぁ、そういうレベルの選手である。
以下に挙げる打撃データもあわせてみてもらうと、アダム・ムーアが、いかに「かつてシアトルによくいたフリースインガーの右打者の再来」であることがよくわかることだろう。

リード面は、今日のGamedayをみてもらってもわかることだが、今日ムーアがルーク・フレンチに出したサインは「初球はいつもストレートばかり」、それがオークランド打線にバレて、ランナーが出ると、とたんにこんどは「初球はチェンジアップばかり」
これでは、打たれるとコロリとリードを180度かえて、かえって打たれてばかりいた城島・キロスばりの単純リードである。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:「城島コピー捕手」キロスと「キロス問題」


盗塁阻止率
アダム・ムーア .286 (44ゲーム先発 20盗塁 8阻止)
Adam Moore Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN
ロブ・ジョンソン .353 (57ゲーム先発 22盗塁 12阻止)
Rob Johnson Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

ついでに打撃データもあげてみる。
(打率、OBP、SLG、OPSの順)

アダム・ムーア   .187 .220 .290 .510
二塁打 4 ホームラン 4 12打点
ロブ・ジョンソン    .191 .293 .281 .574
二塁打 10 ホームラン 2 13打点

この2人のプレーヤー、打撃成績が非常に似かよっている。だが、最も大きな違いは「出塁率の大差」で、もっと正確にいえば、「四球数の違い」だ。
2010年 四球数
アダム・ムーア  5
ロブ・ジョンソン 25


9月6日の記事で、同じ「1983年生まれ世代」に属しているホセ・ロペスとジョー・マウアーの打撃成績の最も大きな差異は、「長打の数」ではなくて「四球数」であることを書いたが、このアダム・ムーアも、実は、ロペス(あるいはベタンコート、城島など)と、そっくり同じ特徴をもっている。
シアトルウオッチャーなら誰でもわかっているとおり、この「四球数も、四球率も、異常なくらい少ないこと」、そして「出塁率が異様に低いこと」、加えて「打率が低い右打者」は、シアトルのマイナーが育ててきた選手のかなりの部分と、シアトルがバベジGM時代に熱心に獲得してきたフリースインガーたち共通の特徴である。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月6日、世代交代の主役「1983年世代」のジョー・マウアーとホセ・ロペス、打撃成績の一番の違いは「四球数」。

BB/PA 打席あたり四球率
アダム・ムーア  .030
ロブ・ジョンソン  .120

参考:城島のシアトル在籍時の四球率
2006年 .037
2007年 .029
2008年 .047
2009年 .047
メジャー通算 .038(4年間もこの数字を続けたのだから酷いものだ)

参考:2010シアトル チーム内BB/PAランキング
ランガーハンズ    .189
バーンズ        .158
ブラニヤン       .128
ロブ・ジョンソン   .120
(中略)
ホセ・ロペス     .035
ジャック・ウィルソン  .033
アダム・ムーア    .030
ジャスティン・スモーク .015
Seattle Mariners 2010 Batting / Hitting Statistics - ESPN

BB/SO 四球と三振の比率
アダム・ムーア  0.09
ロブ・ジョンソン  0.46


ベタンコート、城島、ロペス、ほかにも2005年以降にシアトルのロスターには、たくさんの選手たちがこの「四球を異常に選ばない。かつ、凡打の山を築き、併殺を大量生産する右打者」に属していて、やがて大半の選手がクビになった。(セクソンは、例えば2007年夏までの打撃成績を城島と比べるとわかるが、シアトルにしては四球率の高いバッターではあった)

では、その後、「扇風機コレクション」の好きなシアトルの悪しき伝統は無くなったのか?

まさか(笑)
そんなこと、あるわけない(笑)
このチーム、よせばいいのに、ひそかに扇風機を着々と集めつつある。

でなければ、打率が2割すらないアダム・ムーアをクリンアップの5番にすえたりしない(笑)

打率2割以下のクリンアップ? ありえない(笑)


アダム・ムーアとロブ・ジョンソンのロスター入れ替えを進言したのは、かつてシアトルのマイナーで捕手コーディネイトを担当してきたコーチで、彼は、ワカマツがクビになった後にメジャーのコーチに収まったわけだが、彼の推すアダム・ムーアは明らかに「城島、ロペス、ベタンコートタイプ」のフリースインガーの右打者である。
シアトルのマイナーがこれまで育ててきた打者には、こういう「高めのストレートにはめっぽう強いが、低めの変化球にからきし弱い。三振が多く、四球を選べない。なんでも振りまわして、併殺が多い。進塁打も苦手」、そういう「不器用な壊れた扇風機タイプ」が実に多い。
この打撃不振にあえぎ続けるチームが、なぜあれほど打てないダメ捕手城島を気に入って大金を払ったかについては、こういう「チームの間違った好み」の問題があっただろう。

さらには、現在の無能なGMズレンシックのお気に入りのひとり、ジャック・ウィルソンも、スペランカーでほとんどゲームに出ない高給取りなだけではなくて、実は、ただでさえ出塁率や打率の低いこのチームで、ベスト3に入るほど「四球を選べない、器用さの全く無い打ちたがりの右打者」であり、また、クリフ・リーを放出してまで獲得したジャスティン・スモークも、テキサスでのBB/PAは.138だったにもかかわらず、シアトルに来てからはいわゆる「扇風機」、フリースインガーである。(スモークがシアトルのマイナーでいくら四球を選ぼうと、そんなのはまるで関係ない。マイナーは所詮マイナー。下での打撃内容がメジャーでそのまま実行できるほど、メジャーの投手は甘くない)


右打者不利のこの球場をホームにもつこのチームが、なんの見通しもなく集めてきた数多くの「無駄な右の壊れた扇風機コレクション」を、大変な時間をかけ、苦労して、ようやく整理できつつあったにもかかわらず、またもや右打者ジャック・ウィルソンに大金を払い、四球を選べる左のロブ・ジョンソンをマイナーに落としてまでして、打てない右の扇風機アダム・ムーアをロスターに上げ、さらには貴重な先発投手クリフ・リーを放出してまで若い扇風機スモークを獲得したこのチームの2011年、つまり来年の野球が、「シアトルの打者共通の欠陥である出塁率の低さを大きく改善する野球に変わる」わけがない(笑)

あと、ついでながら、出戻りのブラニヤンも、スタッツをみればわかることだが、「左のセクソン」なだけ。チームの救世主でもなんでもない。たまに打つホームラン以外には、四球をちょろちょろと選び、あとは三振というあたりが、実にセクソンそっくり。
セクソンをクビにするのにあれほど手間がかかったのに、シアトルは自らの手で、また主軸に「左のセクソン」を迎え入れたのである。






damejima at 22:01

August 08, 2010

日本のプロ野球の8月3日の巨人戦で、ダメ捕手城島が「カウント2−2から、1試合に2度ピッチアウトする」という、なんとも身の丈をわきまえないプレーをしてタイムリーやホームランを打たれてチームを負けさせるという不始末プレーがあったらしい。
当然のことながら「カウント2−2からのピッチアウト」は特殊である。フルカウントになることを投手に強要する行為だからだ。その行為を我慢した上で打者にタイムリーだのホームランだの打たれた日には、投手としたら目もあてられない。

該当するゲームを見ていないし、過去のプロ野球のゲームは、MLBのGameDayのように、詳細に遡る手ごろな手段が見当たらないので、「らしい」としかいえないのだが、この「2アウトで、カウントも2−2、どうしてもランナーの盗塁を刺さなくてはならない場面でもなく、むしろ絶対に四球にすべきでない場面」なのに、わざわざ「カウント2−2からピッチアウトしてフルカウントにする」とかいうスタンドプレーは、実は8月の2回だけではない。
少なくとも今年5月の日本ハム戦でも一度やっていて、シーズンで最低3度やっていることは、ネットのブログ記事などからわかった。


この3度の「カウント2−2からのピッチアウト」には、ある共通点があるのだが、その点は誰も指摘してないようだ。
可笑しいのは、この5月1回、8月2回、計3回のシチュエーションが、3度が3度ともソックリなのだ。
 クロスゲーム
 2死1塁
 代走
 カウント2−2

まるで、特定の色を見せてからエサを与え続けていると、色を見せただけでヨダレを垂れながす犬のような、「脊髄反射キャッチャー」である。いかに普段から頭を使ってないか、よくわかる。
他に自慢できるものが無いプレーヤーだから、たいした数字でもない盗塁阻止率を見せかけだけ上げておきたいのかなにか知らないが、いかにこれまで投手に無駄な負担をかけてまでスタンドプレーして、盗塁阻止してきたかを立証するデータがまたひとつ出てきた、というわけだ。ランナーが出たら左打者にはセカンドに送球しづらいインコースには投げない、なんていう行為だけではなかったのである。
この「カウント2−2からフルカウントにしてまでピッチアウトする」という例は、メジャーでもやっていたのかどうか記憶に無いのだが、また暇なときにでもメジャー時代での例を検索して、みつかったらブログ記事にするつもりだ。


MLBには公式サイトのGameDayという素晴らしいサービスがあるために、過去のゲームの試合展開を詳細に遡ることができる。「どの試合で」「どの投手が」「何球に」「どんな球種を投げ」「どんな結果になったか」を、簡単に見ることができるのである。
だが、日本のプロ野球の場合は、そういったデータサイトが充実していない。ヤフーの試合結果なども、当日のゲームについては「1球速報」という形で詳しい経過が見られるが、そのデータを後々になって参照することができない。

だから以下に残すシチュエーションの記録作成にあたっては、ヤフーの粗い試合経過記事、いくつかのファンブログ等を参考に、手作りで再構成してみるほかなかった。多少間違いがあったとしてもご容赦願いたい。


ケース1
2010年5月30日 札幌ドーム 日本ハム対阪神戦


8回裏 スコア:0-2 阪神投手:久保
田中賢 ヒット 無死1塁
森本  ヒット 無死1、2塁
糸井  併殺打 2死3塁
二岡  タイムリー 2死1塁(日本ハム代走:紺田 スコア:1−2)
阪神投手交代 久保→藤川球児
小谷野 カウント2−2からピッチアウト 紺田2塁で憤死

9回裏(スコア:1−2 阪神投手:藤川球児)
小谷野 カウント1−0 同点ホームラン(スコア:2−2)

このゲームで面白いのは、城島がカウント2−2で盗塁を刺すのに成功したことなどではなく、そのときの投手が「回またぎ登板」の阪神のクローザー藤川球児で、バッターが日本ハム小谷野だったことだ。
クローザーとして名高い藤川が、打者をせっかく2−2にまで追い込んでいるにもかかわらず、わざわざピッチアウトしたのである。梨田監督の無理な強攻策が次々とはずれまくって走者がたまたまアウトになってくれたからいいようなものの、そうでなければ阪神はこの無駄なプレーでゲームに負けていたかもしれない。
この試合で藤川は2試合連続の「回またぎ登板」をしているのだが、藤川は8回裏に2−2まで追い込んでいた小谷野の打席で「ピッチアウト セカンド盗塁死」があったために、9回裏になって、ふたたび登場した小谷野と対戦した。そして、その1点差の9回裏に再登場した小谷野は、起死回生の同点ホームラン。
たぶんけして偶然ではないだろう。「一度打席で普段目にしてない別のリーグの投手である藤川球児の球筋を見ていて、目が慣れていた」好打者に、似たような球、似たような組み立てしかできなければ、そりゃ結果は知れている。
日本ハム監督梨田さんが、1点差負けの8回裏の無死1、2塁にもかかわらず、バントさせずに強攻を選択してダブルプレーにしてしまったにもかかわらず、こんどは2アウトからスチールまでも強攻させて、さらにそのスチールすら失敗、という、相手チームの判断ミスの連続にも助けられただけのことでもある。
結果的に、「盗塁阻止」を優先して、小谷野と2度勝負することで、勝負に負けたのは、日本ハムではなくて阪神のダメ捕手である


ケース2
2010年8月3日 東京ドーム 巨人対阪神


5回裏(スコア:1−0 阪神投手:スタンリッジ)
2アウトから
代打工藤  死球 2死1塁
坂本  カウント2−2からピッチアウト
     その後坂本に粘られ四球 2死1、2塁
松本  投手強襲タイムリー(スコア:2−0)


ケース3
2010年8月3日 東京ドーム 巨人対阪神


8回裏(スコア:3−1 阪神投手:安藤)
2アウトから
エドガー ヒット 2死1塁(巨人代走:鈴木)
脇谷  カウント2−2からピッチアウト
     フルカウント後ヒット 2死1、2塁
阿部  カウント2−2から3ラン(スコア:6ー1)


この8月の巨人戦の2度のケースは、5月の日本ハム戦のケースとあまりにもソックリ、というか、まるで同じシチュエーションなのが、つい笑ってしまう。
2アウトまで持ち込んでおきながら、ランナーを不注意に出す。そこに代走が出される。もちろん足の速い選手だ。カウントは2−2。ダメ捕手からのサインでピッチアウトする。だが、無駄にフルカウントにしてしまい、ランナーを貯めてしまう。
そして、タイムリー。ホームラン。

5月にたまたまセオリーにないことをして、相手チームの不用意なスチールを刺しただけなのに、「してやったり。このパターンは使える」といい気にでもなっていたのだろうが、そのときですら直後のバッター小谷野にさんざん球筋を見られて、9回裏に同点ホームランを打たれて延長戦に持ち込まれていることは綺麗さっぱり忘れているのが、いかにもダメ捕手らしい。






damejima at 04:45
以下に話をしようとしているのは、日本に逃げ帰ったダメ捕手城島がどうやら今シーズン何度も披露(笑)しているらしい「カウント2-2からのピッチアウト」の話なのだが、
まず「ピッチアウト Pitchout」という野球用語のよくある間違い、という話からしなければならない。


「ピッチアウト」「ウエスト」は意味が全く違う用語だが、非常にたくさんの野球ファンがこの2つを混同して使っている。
特に多いのは、「ピッチアウト」と表現すべきケースなのに「ウエスト」という言葉を使って表現するたぐいの間違い。
例えば「盗塁を阻止するために、投手にウエストさせた」というのは間違った用法であって、「盗塁を阻止するために、キャッチャーが立ち上がってわざとアウトコース高めにボールをはずす行為」は、「ピッチアウト」で、「ウエスト」ではない。

ピッチアウト Pitchout
ランナーズ・オン、つまり塁上にランナーのいる状況で、投手がバッターのバットの届かないアウトハイなどに意図的に投球し、キャッチャーが捕球後にすぐに送球できる態勢にするプレー。目的は、攻撃側の「走者の足を使って進めるプレー」、例えば盗塁、エンドラン、スクイズなどを阻止することだ。
ちなみに、表記上のささいなことだが、ピッチアウトは、Pitchoutと1語で表現するのが基本の言葉であり、pitch outと2語に分けたり、pitched outと過去分詞の形にするのは、表記バリエーションに過ぎない。

ウェイスト waste a pitch または waste pitches
和製野球英語でいう「ウエスト」は、「ピッチアウト」と意味がまったく違う。
0−2、つまり、ノーボール2ストライクなどの投手有利カウントで「敢えてボール球を投げて、故意にカウントを浪費すること」こと。つまり日本の野球用語でいう「見せ球」とか「捨て球」といわれる投球が、「ウエスト」である。
wasteは「浪費する、無駄にする」という意味の言葉であり、また発音も本当は「ウエスト」ではなく、「ウェイスト」と二重母音であり、例えば「西」を意味するwestと、wasteは発音が異なる。(単語の最後にeがついているからには二重母音になる。日本の高校生でも知っている。)また、waste pitch(ウェイスト ピッチ)と表現されるよりも、waste a pitch または waste pitches と表現されることが多い。






damejima at 03:45

July 01, 2008

よく、クリーブランドの若い正捕手のカート・スズキなどと比べると城島がマシだとか、勘違いした発言をする人間がいるようだが、攻守ともにカート・スズキのほうがはるかに上だ。シアトルが3人登録している捕手の中でさえ、城島のデータがトップになっている数値はほとんどない。

城島のCERAは、メジャーすべての規定イニング到達捕手であいかわらず最悪の数字。西地区上位常連チームの正捕手たちと比べても、CERA捕手防御率が1.30程度も悪い。
こんな守れない、打てない捕手がいつまでも正捕手にしがみついていたのだから、ポストシーズンなど、夢のまた夢。クレメントに正捕手を譲るのが当然。
http://sports.espn.go.com/mlb/stats/fielding?groupId=7&season=2008&seasonType=2&split=78&sortColumn=catcherERA
また城島の盗塁阻止率もあいかわらず最悪。
シアトルですら最低だ。
クレメント CERA 3.77 CS%.200 盗塁阻止数 1
バーク   CERA 4.31 CS%.500 盗塁阻止数 7 
城島    CERA 4.68 CS%.195 盗塁阻止数 8

●西地区のライバルチームの正捕手
Suzuki, OAK CERA 3.36 CS%.357 盗塁阻止数 20
Mathis, LAA CERA 3.26 CS%.311 盗塁阻止数 14



また打撃面でも城島はあいかわらず最悪。200打席を越えた捕手では、アメリカンリーグで最悪のOPS。シアトルの捕手の中ですら出塁率は最低。

城島と同程度か、打率の低い捕手も、ボストンのバリテックなど、いるように見える。だが彼らは城島と比べて、出塁率、長打率、OPSなど、詳しくみていけば誰もが城島を大きく上回る。
これは城島が、四球が選べない早撃ち一辺倒の打者である一方で、ホームランなど長打が打てない出塁率の低さ、長打力の無さ、からくる。打率しか見ない日本のプロ野球ファンあがりの城島オタは、わずかに1ヶ月に1本しか打たないホームランで興奮しているのだからお笑いだ。

http://sports.espn.go.com/mlb/stats/fielding?groupId=7&season=2008&seasonType=2&split=78&sortColumn=catcherCaughtStealingPct
クレメント  打率.176 OBP.287 SLG.324 OPS.612
城島     打率.233 OBP.274 SLG.321 OPS.595
バーク    打率.204 OBP.278 SLG.286 OPS.563

●西地区のライバルチームの正捕手
Suzuki, OAK 打率.284 OBP.344 SLG.369 OPS.713
Mathis, LAA 打率.214 OBP.300 SLG.359 OPS.659

damejima at 09:47

June 22, 2008

4打数ノーヒットで打率.218。チームは、チッパー・ジョーンズの先発しないブレーブス相手に11安打を浴び、最悪のサヨナラ負け。
相手捕手マキャンには盗塁まで許した。彼は2007シーズンに一度も盗塁してない選手である。

城島の月別打撃スタッツ

これで言い訳できる馬鹿な捕手はいないだろう。なにかと打撃で叩かれるセクソンは今日現在.214。城島が、そのセクソンすら打率で下回るのも、もはや時間の問題になった。

第一打席 2死1、2塁 セカンドゴロ
第二打席 走者なし レフトフライ
第三打席 走者なし ショートライナー
第四打席 走者なし ファーストファウルフライ

初回のシアトルはタイムリーが続き、3点先制。チームは昨日の雰囲気を今日の試合にもちこしていた。

だがしかし、昨日同様、チームの良い流れをまたしても止めたのは、城島だ。1,2塁でセカンドゴロに倒れ、チェンジ。問題はその裏からだ。さっそく満塁のピンチを招いてしまい、野手は長い守備を強いられた。
こういう長い守備が何度チームの勢いを削いだことだろう。このあとシアトル打線の勢いはパタリと止んだ。1回裏、3回裏にも満塁のピンチを招くなど、いつ逆転されてもおかしくない展開だった。

そして9回裏、この日の数多い満塁のピンチをまたもや招いてサヨナラ負け。打率.390を越えるCジョーンズが休養し、戦力を落としたブレーブス打線に11安打5四球を許した。

アトランタ第1戦と第2戦は、投入されたシアトル側の投手の顔ぶれはたいして違わない。それだけに、Cジョーンズがいるブレーブス相手に5併殺でピンチをしのいだクレメントと、Cジョーンズがいないのに11安打を許して逆転負けをくらう城島の違いが際立つ、この2試合。今日は城島の疫病神ぶりだけが目立つ試合だった。

damejima at 12:02

June 16, 2008

2008年6月15日現在、メジャー全体で17人の捕手が規定ゲーム数出場して守備についている。この17人の中で、最もダメなキャッチャーが城島であることを示すデータが、今年も出そろっている。

まずCERA捕手防御率だが、ワースト1位が城島の4.84。去年もこの程度の酷い数字だった。2008年は、ついこの間まで5を越えてさえいたのだから、呆れるばかりだ。
またCS盗塁阻止数でも、ワースト1位。わずか7つしか刺していない。一方で30個の盗塁を許して、CS%盗塁阻止率はワースト2位の.189、去年のCS%は完全にマグレだった

同じ西地区のカート・スズキが、CERAでダントツ1位の3.19、CS%で2位の.404と非常に優れた数字を残しつつあり、しかも年齢が若いことを考えると、捕手を変えない限り、マリナーズの地区優勝など、まったくありえない。

http://sports.espn.go.com/mlb/stats/fielding?groupId=9&season=2008&seasonType=2&split=78&sortColumn=catcherERA
http://sports.espn.go.com/mlb/stats/fielding?groupId=9&season=2008&seasonType=2&split=78&sortColumn=catcherCaughtStealingPct

damejima at 03:43

June 02, 2008

1回の表からすでに盗塁を許し、今シーズンのCS%は.233。
CSは7だから、今シーズンはすでに
23個の盗塁を許したことになる。
2007シーズンの盗塁阻止率など、単なるマグレだっただけだ。

加えて、この日は打撃のよくないカイロ含めて先発全員が15安打を放つ中で、城島ひとりがノーヒット。
打率.224、OBP.267、OPS.571という、とんでもない数値。チームナンバーワンのダメ打者である。

基本的に日本の野球しか見ないまま、メジャーではシアトルの野球だけを見ている方も、いまだに多いのかもしれないが
メジャーでは、打率、打点、ホームランの3点セットの数字だけでバッティングを評価したりはしない。
バッティングの評価のうち、このOBPやOPSという数値はメジャーの野球を見る上での基本数値であり、城島の数値がこの数字というのは「あまりにも打てない、お話にならない、ヘボ打者」という意味になる、くらいのことは覚えておくといいと思う。

またシーズン終了時の数値だけ見ている人には、たぶん城島の打撃の酷さはわからない。城島の打撃データは去年のまだポストシーズンの行方が決まらない春から夏にかけての長い間、この程度の酷いものだったのだ。

damejima at 09:52
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  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
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