2009投手ERA「2点の差」

2009年7月26日、コネ捕手城島は「初回からストレート狙い」のクリーブランドの戦略に何の対応もせず、4HR16安打を浴び12失点。再復帰後7連敗という「放火行為」でチームに暗黒をもたらした。(突然崩れるイニング 解説つき)
7月22日、ロブ・ジョンソン先発マスク7連勝、11三振で投手戦を制す。サイ・ヤング賞をめざすヘルナンデスは11勝目、ERA2.45とア・リーグ2位をキープした。(「2つのシアトル」)
2009年5月・6月、城島がいなくなってくれたシアトルは2009ア・リーグ最小失点記録において、第1位(5ゲーム)第2位(10ゲーム)を達成した。
2009年4月・5月、ロブ・ジョンソンはシアトル先発陣のQSのほとんどを稼ぎ出した。
2009年5月27日、ベダード6回2/3を1失点QS達成、ロブ・ジョンソン2塁打2本で信頼に応える。
2009年5月26日、ウオッシュバーンはロブ・ジョンソンを捕手に6回無失点、QSを達成した。
2009年5月24日、ヘルナンデスは無敗のパートナー、ロブ・ジョンソンを捕手に8回自責点1でQS達成、10奪三振でひさびさのデーゲームを勝利に導いた。
2009年5月21日、ベダード登板ゲームでロブ・ジョンソンと、フルカウントだらけの城島では、先発投手に対するCERAに「2点の差」があることが完全に証明された。(ベダード版「2点の差」計算つき)
2009年5月19日、コネ捕手またもや14安打5盗塁され連日の大敗。これで5月は3勝9敗。ヘルナンデスを自責点6でERA4点台に沈没させ、月間20敗に突き進んだ。(ヘルナンデスの「2点の差」計算つき)
2009年5月13日(2)、ロブ・ジョンソンと城島の間にある「2点の差」がゲームプランに与える莫大な影響を考える。(ウオッシュバーン版「2点の差」計算つき)

July 27, 2009

なんだろう、この醜悪な空気は。
このカード、城島先発2ゲームだけで20失点。CERA5.34。


シアトルに今年5月(あるいは2008年)の、あの「正視に堪えない城島正捕手時代」の嫌な空気が戻ってきた。この空気、2008年にはシーズンを通して流れていた、あのイヤな空気だ。
城島というプレーヤーの漂わせる腐臭は疫病神とかいう形容詞をすでに通り越している。登板間隔の調整のためだろうが、大敗ゲームに出してきたロウ、ホワイトといった勝ちゲームのセットアッパーたちを、城島の毒を味わわせるべきではない。


コネ捕手城島が2ゲームのマスクをかぶる形で臨んだクリーブランド3連戦。アウェイで勝ち越しているこのカードだったが、24日の初戦でコネ捕手城島の甘えたゲーム運びでクリーブランド打線に火をつけてしまい、3連続炎上スイープを食らった。

前回の危機、つまり今年5月の「月間20敗」の危機は、城島DL入りによってチームの雰囲気が劇的にガラリと一変し、乗り切ることができた。
だが、城島がコンスタントにゲームに出るようになると途端に、「醜悪な空気」の漂うチーム崩壊が襲ってくる。
何度も城島をベンチに座らせたままにさせ、ローテ5人全員を受けさせるべきではないと書いたが、裏ローテを城島にまかせてしまうような中途半端なことをするものだから、かえって、城島のもつ悪影響の大きさは控え捕手になった現在かえって大きくなっていることが、このクリーブランド3連戦でわかった。

コネ捕手城島の大炎上を招く「放火行為」ともいうべき所業は、過去にも何度も見られた行為で、城島の常套行為。いわば我慢の結界が破れるような感覚とともに、人間なら誰でも本来もっているはずの「粘りの感覚」というものが、徹底的に失なわれていく。

Cleveland vs. Seattle - July 26, 2009 | MLB.com: Gameday

ゲーム序盤「ストレート狙い」のクリーブランドに、
88マイルのストレートで勝負をしかけた馬鹿捕手


ゲームを決定した投手交代後のペラルタの満塁ホームランに至るまでの道のりは、けして偶然ではない。5回までの間のクリーブランドのヒット場面の狙い球を検証してみるとわかる。
投手が先発バルガスからケリーに交代するまでの間、(スライダー好きのチョ・シンスを除いて)打線全員が「ストレート狙い」に徹してきているのがわかることだろう。

特に、わかりやすいのはサイズモア。後述して、詳しく見てみるが、彼は先頭打者ホームランの第1打席以降、一貫して「ストレート狙い」だ。
その「ストレートに狙いを絞った」チームの先頭打者に対して、馬鹿捕手城島が、真っ直ぐのスピードが87から89マイル程度しかなく、ストレート系だけで抑えこめるタイプの投手ではないバルガスに「ストレートのみでの真っ向勝負」を要求するのだから、あえなく玉砕するのは当たり前だ。
先頭打者ホームランという現象は、なにがしか理由があって起きるのだ。

ストレート系で押す投手の多いシアトルに対して「初回からストレート系をチーム全体で叩いていこう」という打撃戦略の展開は、今日のゲームだけに限らず、シアトル投手陣の防御率の良さをよく知るア・リーグの対戦相手に、このところ頻繁にみられるようになってきている。
記憶に新しいところでは、先日7月22日のヘルナンデス登板ゲーム。あのときはロブ・ジョンソンがすぐに変化球(とくにシンカー)主体のピッチングに切り替えることでことなきを得た。
7月22日、ロブ・ジョンソン先発マスク7連勝、11三振で投手戦を制す。サイ・ヤング賞をめざすヘルナンデスは11勝目、ERA2.45とア・リーグ2位をキープした。(「2つのシアトル」)

もちろん、コネ捕手城島の単調な捕手ぶりでは、「相手の狙いに気づくのが遅すぎる」、仮に気づいたとしても「頭の切り替え速度」が致命的に遅いため、気づいたときにはもう手遅れなほど点数を失って、自軍のバッターは誰も彼も細かいバッティングなどしなくなる。
城島の頭の悪さ、柔軟性の無さが、チーム全体から柔軟性を奪っていく大きな原因になることを、このゲームをサンプルには見ておくといい。

このゲームでは要所要所でサイズモアチョ・シンスのバットがクリーブランドの得点のポイントになった。後でこの2人のバッティングの狙いの違いと、それに気づかない城島の失点ぶりをたどってみる。まずは5回までにヒットを打った選手の打った球種を羅列してみる。

1回表
サイズモア 全球ストレート→先頭打者ホームラン
カブレラ  4シーム  シングル
ガーコ   ストレート シングル
ペラルタ  4シーム  シングル

4回表
フランシスコ 4シーム ダブル
キャロル   4シーム タイムリー

5回表
サイズモア 全球ストレート 四球
カブレラ  4シームをセフティバント 1、3塁
秋     スライダー タイムリー
ガーコ   4シーム 死球 満塁
 (投手交代 バルガス→ケリー)
ペラルタ  80マイル付近の変化球3連投→満塁ホームラン
投手交代をきっかけに、ようやく配球の組み立てを変更した。それはいいが、こんどは変化球を連投しまくって、満塁ホームランを浴びた。馬鹿としかいいようがない。


「ストレート狙い」のサイズモア
馬鹿捕手は初回に一度「全球ストレート勝負」して先頭打者サイズモアにホームランされているにもかかわらず、クリーブランド全体の「ストレート狙い」を感じとることができていない。そのために5回表にもサイズモアと「再び全球ストレート勝負」してフォアボール、さらに、「四球直後のストライク」を鉄則通り叩かれ、タイムリーを浴びた。

コネ捕手城島は、大量失点の5回表、打者一巡で2度打席に立ったサイズモアに、「2打席連続の、とんでもない馬鹿勝負」を挑んでいる。

「1回目の馬鹿勝負」は、先頭のサイズモアへの「全球ストレート勝負」だ。初回に馬鹿捕手が、球速のもともとないバルガスに全球ストレート勝負させて先頭打者ホームランされているわけだが、そのサイズモアに、またしても全球ストレート勝負だから、呆れて開いた口がふさがらない。
見切られて四球を出したわけだが、これが大量失点が始まるきっかけを作った。それなのに、投手がバルガスからホワイトに代わるまで、馬鹿捕手はストレート系主体のピッチングをやめなかった。
本当にどうかしている。

「2度目のサイズモアとの馬鹿勝負」は、投手が代わったあと、打者一巡で再びサイズモアに回ってきた二回目の打席だ。

バルガスにさんざんストレート勝負をやらせて失敗しながら、満塁にしてしまったことで、いつものようにビビりまくった城島は、こんどは投手が代わったのをきっかけに「変化球一辺倒」になる。
そしてペラルタに変化球を3連投。そして満塁ホームラン。

馬鹿か。こいつ。

変化球に切り替えたことくらいバレバレなのに、この馬鹿捕手にはもう「ストレート勝負する気力」など、どこにもなくなってしまい、たいした打率も残していないクリフ・リー専用キャッチャーのショパックに対して「6球中、5球スライダー」という、「スライダー馬鹿連投」。
だがここでも、四球。サイズモアを迎えてしまう。


そしてこのイニング2度目の登場となったサイズモアに何を投げるかと思えば、よせばいいのに初球にまたもや「スライダー」でストライクをとりにいった。
「四球直後、投手がストライクをとりにくる初球を狙い打て」という鉄則どおり、本来はストレート狙いのサイズモアに初球スライダーを強振され、タイムリーを打たれたのである。

ちなみに、6回にフランシスコに打たれたソロ・ホームランも、バルガス降板後の「スライダー」である。


どうだろう。
WBCでの城島の馬鹿っぷりを思い出す、この単細胞ぶり。


サイズモアの全打席
1回表 全球ストレート  先頭打者ホームラン
2回表 4シーム     フライアウト
5回表 全球ストレート系 四球
5回表 (打者一巡)四球直後の初球スライダー →タイムリー
7回表 全球変化球   一度もバット振らず、三振
9回表 全球ストレート レフトライナー

ヒットやタイムリーの場面ばかり見ていては、サイズモアの「ストレート狙い」はわかりにくい。打線が爆発した5回より、むしろ本当は、凡退した2回と7回の場面にハッキリした兆候が見てとれる。
フライアウトになった2回表の第2打席の対応ぶりからは、サイズモアがこの日、「変化球をほとんど自分からは振ってこない」という匂いが濃厚に漂っている。
サイズモア自身の「ストレート狙い」の徹底ぶりは、7回の第5打席で変化球をすべて見逃し、4球で三振したことからわかるように、最後までまったくブレてはいない。

2009年7月26日 2回 サイズモア レフトフライ2回2死1塁 レフトフライ

打ったのは2球目の4シーム。2球とも同じようなコースだが、初球のスライダーには目もくれないサイズモアだが、2球目のややコースの厳しい4シームには飛びついてきたのがわかる。ランナーのいたこの場面でタイムリーにならなかったのは、単なる幸運。

2009年7月26日 7回 サイズモア 見逃し三振
7回1死走者なし サイズモア 見逃し三振
4球目の球審の判定が酷いこともあるが、シンカー、チェンジアップ、スライダー、スライダーと、変化球4連投に対して、サイズモアは一度もバットを振らずに、あっさり三振した。この日のサイズモアがいかに「ストレート系狙い」だったかがよくわかる。


ひとりだけ「スライダー狙い」の
チョ・シンス

クリーブランドの「ストレート狙い」の基本戦略がわかったところで、もう一度、初回以降のクリーブランドの攻撃を見直してみる。そうすると、ちょっと不思議なことがわかる。
チョ・シンスただひとりだけが一貫して、スライダーを中心に変化球を狙い打っているのである。

1回表 クリーブランドの攻撃
サイズモア  全球ストレート ホームラン
カブレラ   4シーム    シングル
チョ・シンス 最初の4シーム2つを見送り0−2 2シーム 三振
ガーコ    ストレート   シングル
ペラルタ   4シーム    シングル
ハフナー   4シーム    フライアウト

上は初回の主なバッターの打った球種だが、これだけクリーブランドがチーム全体で「ストレート系」に狙いを絞って当ててきているのにもかかわらず、チョ・シンスひとりだけは、4シームを2球続けて見送ってまで、変化のある2シームを振ってきている。明らかに「ひとりだけ変化球狙い」なのだ。
全打席、あるいはWBCなどの過去の打席も参照してみればわかるが、これは偶然ではない。
「ストレート狙いのサイズモア」には全球ストレート勝負したコネ捕手さんは、その「スライダー好き」のチョ・シンスに対しては、こんどはなぜか「スライダー」を配球し続け、ヒットやタイムリーを量産させた。

チョ・シンスの打席
1回 4シーム2球を見送り0−2 2シームで三振
3回 スライダー(初球) ゴロアウト
5回 スライダー タイムリー
6回 スライダー ダブル
7回 シンカー3連投後 四球
9回 フルカウントから4シームをレフトライナー


チョ・シンスに「スライダー」をホームランされた今年のWBC決勝
を、ぜひ思い出してもらいたい。
チョ・シンスが打撃面で特にスライダーだけを得意にしているかどうかは調べてないのでわからないが、WBCでやたらとスライダーばかり振っていたことはわかっているし、データとして残してもある。
もしかすると、今日のシアトル・クリーブランド戦に限らず、チョ・シンスの好きな球、というか、打てる球、打ちやすい球は「スライダー」なのかもしれない。

だとすれば、だ。
これだけバルガスにストレート主体で組み立てをさせているゲームで、「ミスター・スライダー好き チョ・シンス」に、なぜ「スライダー」から入ったり、要所で「スライダー」を配球する必要があるのか。

まして、コネ捕手城島にとってのチョ・シンスば、元マリナーズの同僚であり、WBCでもさんざん何度も対戦した経験、打たれた経験もあり、シーズンでも何度も対戦もしていて、誰よりもよく知っている打者のひとりなはずだ。
もし「チョ・シンスが勝負どころではスライダーを狙い打ってくる」程度の単純なスカウティングが成り立っているのなら、そんな程度のことはなにもコーチに聞かなくても、城島はキャッチャーとしてその程度の知識は持っていて当たり前だ。



どれだけ無能なキャッチャーなのか。
このダメ捕手のダメぶりは、本当にもう、徹底したところにまで来ていることは、今日のゲームで本当によくわかる。

相手チームの戦略、打者の狙いを読み取れるか、読み取れないか。そして切り替えができるか。対策をたてられる引き出しがあるか。
頭の悪い城島には状況が見えないまま、対策しないまま、漫然とゲームしているから、打線がゲーム序盤は凡退しながらも、だんだんピントが決まっていき、ゲーム中盤以降に突然爆発するのである。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.
カテゴリー:WBC


2009年3月23日、WBC決勝で捕手城島は下位打線にスライダーを狙い打たれ続けた。






damejima at 08:53

July 24, 2009

グティエレスを怪我で欠いて、打撃面では非常に苦しいゲームだったが、そんなゲームに限って相手投手の出来がよく、ランガーハンズの初ヒットがようやく出たときには、正直、ため息がでた。「ノーヒットノーランをやられなくてよかった…。これで負けてもしかたない…」。
そんな貧打戦が、2本目のヒット、つまり8回のブラニヤンの2ランで勝ってヘルナンデスにも勝ちがついてしまうのだから、やはり守りは大事だ。
相手が先発投手を変えてくれて得た2ランである。DETの監督リーランドにしてみれば、イチローを警戒せざるをえなかったわけで、首位打者イチローならではの無言のプレッシャーが先発投手を降ろしたことになる。
ブルペンの貢献も大きい。ロウ、アーズマと、鬼気迫るピッチング。ロブ・ジョンソン相手のときのロウは思い切りがよくて気持ちいいし、多少休養できたせいか、アーズマの球に本来のキレが戻ってきた。頼もしい。
Seattle vs. Detroit - July 22, 2009 | MLB.com: Gameday
ヘルナンデスの8三振(動画)
ブラニヤンの2ラン(動画)

今日のゲームで一番のテーマは、チームの勝利を除けば、もちろんサイ・ヤング賞レースをひたはしるキング・フェリックスの「自責点数」と、「勝利」だった。3回に1点を失ったときはヒヤヒヤしたが、その後は何事もなかったかのように変化球、特にタイガース打者が驚いた「90マイル台のスライダー」で、タイガース打線を寄せ付けなかった。
このゲームでは、LAAのソーシア監督同様、DETのベテラン監督リーランドの恐さを思い知らされた。最初のイニングから徹底した「ストレート狙い」を打者に指示していたようで、グランダーソン、ポランコと、狙い打ちでシングルを連打された。
"They jumped on the fastball a little bit." (ヘルナンデス)
Felix, Branyan carry Mariners in victory | Mariners.com: News
ロブ・ジョンソンが優れたキャッチャーなのは、DET側が狙い球を絞ってきていることがわかった時点で、剛腕ヘルナンデスの投球の組み立てを「変化球中心」にスパッと切り替えられる「場を読む力」と、それを投手とのやりとりで理解しあえる日頃から育てた「コミュニケーション力」である。
試合を見ていた人はわかると思うが、ヘルナンデスは変化球主体に切り替えた後も、何度かサインに首を振ってストレートを投げたがった。
ロブ・ジョンソンは、ヘルナンデスがどうしてもストレートを投げたいときは投げさせつつ、トータルには変化球に配球の中心をもっていって、今日のゲームをモノにしていた。
あまりにもヘルナンデスと対立して無理に言うことを聞かそうとせず、あわせるところはあわせ、全体としては変化球主体にしていく。いかにも、日本語でいう「女房」的な仕事ぶりである。
ブルペンはロウ、アーズマと、直球系の投手をつないだが、ここでは逆に、ド真ん中のストレートをわざと要求するほど大胆なリード。これも素晴らしかった。

サイ・ヤング賞レースについてはこれまで、ERAトップを走るグレインキーとヘルナンデスを比較してきたが、ここにきて、本当のライバルはやはり、ア・リーグを代表する大投手ハラデーだろうと思い出している。
ブラニヤンのホームランでヘルナンデスに勝ちがつき、ハラデーと同じ11勝3敗になったことは、たいへん大きい。

ア・リーグ ERAランキング
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN



ロブ・ジョンソンとコネ捕手城島のCERAの差については、長く「2点」と表現していたが、アウェイ9連戦以降をみると、「2.5点」に拡大している。7月7日の大敗したゲームを除くと、その差はさらに広がって「3.5点」に近くなる。
正捕手交代は、確実に効果を挙げている。
Rob Johnson Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

だが、大きな連勝をできない今の2勝1敗、3勝2敗ペースでは、首位を走る好調LAAにはけして追いつけはしないし、ポスト・シーズンに進出するのは無理だ。
問題は、いわゆる「ビッグスリー」以外の先発投手候補たち、バルガス、ジャクバスカス、ローランド・スミス、オルソンなどで、どれだけ勝ちが拾えるかにかかってきた。彼らだって、コネ捕手城島などではなく、もっとマトモなキャッチャー相手に投げたいだろう。

シアトルは城島からミットを取り上げてベンチに座らせ、マイナーからバークかクレメントを上げてくるべき時期だ。城島はどうしてもゲームに出たければDHでもやればいい。そうしないと、数試合に1ゲーム、必ず負けるコネ捕手城島のローテ4番手、5番手投手のゲームの負けを消すことは簡単にはできない。
バルガス、ジャクバスカス、ローランド・スミス、オルソン、彼らにとっては、コネ捕手城島がプレートの後ろにいるということは、ゲームが0−2から始まるということであり、彼らのERAは登板するたびに悪くなり、チームからの評価もされないという意味になっている。
いってみれば、いまのシアトルは、ロブ・ジョンソンが先発マスクの日だけが2009年版のシアトルになったが、それ以外の、疫病神城島先発の日には2008年の、あの100敗シアトルをあいかわらず再現している。「2つの分裂したシアトル・マリナーズ」がそこにある。

これでは「城島問題」の根本的な解決になどなっていない。
いまのシアトルは5日間のうち、2日間だけ時計が1年巻き戻ってしまっている。「城島の先発する日のシアトルは1年、時間が巻き戻ったタイムマシン」のようなものだ。


ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.カテゴリー:2009投手ERA「2点の差」

6月26日 @LAD 2-8 L 城島    8回自責8
6月27日 @LAD 5-1 W ジョンソン 9回自責0 QS
6月28日 @LAD 4-2 W 城島    9回自責2
6月30日 @NYY 5-8 L 城島    9回自責6
7月1日  @NYY 2-4 L ジョンソン 8回自責4 QS
7月2日  @NYY 8-4 W 城島    9回自責4
7月3日  @BOS 7-6 W ジョンソン 11回自責6 QS
7月4日  @BOS 3-2 W 城島    9回自責2
7月5日  @BOS 4-8 L 城島    8回自責8
(遠征からホームに戻り、正捕手実質交代)
7月6日  BAL 5-0 W ジョンソン 9回自責0 QS
7月7日  BAL 4-12 L ジョンソン 9回自責12
7月8日  BAL 3-5 L 城島    9回自責3
7月9日  TEX 3-1 W ジョンソン 9回自責1 QS
7月10日  TEX 4-6 L 城島    9回自責6
7月11日  TEX 4-1 W ジョンソン 9回自責1 QS
7月12日  TEX 5-3 W ジョンソン 9回自責3
7月16日  @CLE 1-4 L 城島    8回自責2
7月17日  @CLE 6-2 W ジョンソン 9回自責2 QS
7月18日  @CLE 3-1 W ジョンソン 9回自責1 QS
7月19日  @CLE 5-3 W ジョンソン 9回自責3
7月21日  @DET 7-9 L 城島    8回自責9
7月22日  @DET 2-1 W ジョンソン 9回自責1 QS

城島再復帰後(=6月26日以降)
ジョンソン 10勝2敗 109回自責点34 CERA 2.80
城島    3勝7敗 86回自責点50 CERA 5.23

正捕手交代後(=7月6日以降)
ジョンソン 8勝1敗 81回自責点24 CERA 2.66
(7月7日を除くと、72回自責点12 CERA 1.50)
城島    0勝4敗 34回自責点20 CERA 5.29






damejima at 01:53

June 09, 2009

城島が骨折してスタメンにいないおかげで、5月26日以降7勝4敗と好調のシアトルはこんな記録を達成することができた。2009年ア・リーグの最小失点記録(現地6月7日現在)である。5ゲームでの最小失点8は、かつてのセイバーの総本山オークランドと並んで、第1位10ゲームで25失点も、リーグ第2位の記録。
さすがロブ・ジョンソンである。キロスとバークも頑張った。

まぁそれはいいとして、その8失点の5ゲームが3勝2敗なのはいただけない。総得点14はあまりにも少なすぎる。第1位タイで、あまり得点力がないオークランドの、そのまた半分しかない。
ロブ・ジョンソンの全出場ゲームログ
Rob Johnson Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN
城島の全出場ゲームログ
Kenji Johjima Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN


2009 ア・リーグ 最小失点記録 ベスト5
5ゲーム

(チーム名 開始日・終了日 勝敗 総得点 総失点の順)
OAK 2009-06-03  2009-06-07 5-0 33 8
SEA 2009-06-01  2009-06-06 3-2 14 8
OAK 2009-06-02  2009-06-06 5-0 35 8
TBR 2009-05-30  2009-06-04 4-1 25 9
DET 2009-05-05  2009-05-10 4-1 19 9
SEA 2009-06-02  2009-06-07 4-1 18 9
LAA 2009-05-07  2009-05-12 4-1 18 9
CHW 2009-05-22  2009-05-26 4-1 30 9

10ゲーム
CHW 2009-05-22  2009-06-01 8-2 60 23
SEA 2009-05-27  2009-06-07 7-3 41 25
DET 2009-05-15  2009-05-25 8-2 68 26
TOR 2009-05-09  2009-05-19 7-3 42 26
SEA 2009-05-26  2009-06-06 6-4 40 27



まぁ、参考までに、最多失点を記録した時期もあげておく。いわずとしれたコネ捕手さんの復帰後ゲームばかりがズラリと並んでいる。
それはそうだろう。5月1日に復帰してきてからの失点はこうなのだから。
7 7 6 9 11 9 7 6 4 5 2 10 6
最初の2ゲームなどは勝ちゲームだが、それでも7失点して8−7のクロスゲームになってしまっている。

2009 シアトル 最多失点記録 ベスト5
5ゲーム

SEA 2009-05-05 2009-05-09 0-5 10 39
SEA 2009-05-08 2009-05-13 1-4 17 36
SEA 2009-05-04 2009-05-08 0-5  9 36
SEA 2009-05-06 2009-05-10 1-4 13 35
SEA 2009-05-07 2009-05-12 1-4 13 33

10ゲーム
SEA 2009-05-03 2009-05-13 2-8 34 68
SEA 2009-04-29 2009-05-09 2-8 36 68
SEA 2009-05-02 2009-05-12 2-8 31 65
SEA 2009-05-01 2009-05-10 3-7 38 65
SEA 2009-05-04 2009-05-14 1-9 28 64



damejima at 03:40

May 29, 2009

今日はゲームがなく、シアトルファンも退屈していることだろう。
2009シーズンここまでのロブ・ジョンソンと城島の全出場ゲームについて、スコア、勝敗、先発投手と投球回数をまとめてみた。あまりにも差があるので笑ってしまう。
この2人のサラリーの差を知っているだろうか?約20倍の違いである。裏口入学のコネ捕手城島ひとりクビにすると、ロブ・ジョンソンを19人雇うことができる。
城島ひとりのサラリーで、城島よりマシな若手選手20人を集めると、野球チームが2チームできるのである。

7. Kenji Johjima    7,666,666
26. Rob Johnson      400,000

Seattle Mariners Salaries - MLB Baseball - ESPN


なお、QS回数はそれぞれのプレーヤーの単独出場ゲームに限定した。(つまり、捕手2人がリレーした4月15日のウオッシュバーンのようなケースは除いてあるということ)

シアトルの先発QS 23回(5月27日現在リーグ4位)
ロブ・ジョンソン15回(約70%)
バーク      2回(約8%)
城島       6回
(注:全体のQS数がどうしてもあわないので困った。どう計算してもチーム合計24回のような気がするのだが、ESPNのデータでは23回ということになっている。どこかの1ゲームがQS扱いになっていないのだと思われるのだが、それがどのゲームか、いまのところ不明なのだ)

ロブ・ジョンソン先発マスクゲームのQS 合計15回
ベダード     5回
ヘルナンデス   4回
ウオッシュバーン 5回(4/15のQSを除いてある)
ジャクバスカス  1回

城島先発マスクゲームのQS 合計6回      
ジャクバスカス   2回
ヘルナンデス、シルバ、バルガス、オルソン 各1回
(4/15のウオッシュバーンを除いてある)


以下、W=Win勝ち L=Lose負け @=アウェイ
ロブ・ジョンソンの4・5月出場全ゲーム
4月 QS8回
Apr 9 @MIN W 2-0 8回   ウオッシュバーンQS
Apr 12 @OAK W 1-0 8回1/3 ベダードQS
Apr 15 LAA W 11-3 途中出場(5回からマスク ウオッシュバーン6回QS
Apr 16 LAA L 5-1 5回1/3 ジャクバスカス
Apr 17 DET W 6-3 6回  ヘルナンデスQS
Apr 18 DET L 2-0 6回  ベダードQS
Apr 21 TB W 4-2 7回  ウオッシュバーンQS
Apr 22 TB L 9-3 3回1/3 ジャクバスカス
Apr 23 TB W 1-0 7回  ヘルナンデスQS
Apr 24 @LAA W 8-3 6回2/3 ベダードQS
Apr 25 @LAA W 9-8 5回  シルバ
Apr 28 @CWS L 2-1 8回  ジャクバスカスQS
Apr 29 @CWS L 6-3 5回  ベダード

5月 QS7回
May 2 OAK L 3-2  7回  ウオッシュバーンQS
May 3 OAK W 8-7  途中出場(延長14回〜15回)バルガス勝ち投手
May 5 TEX L 7-2  7回  ベダードQS
May 7 @KC L 3-1  7回  ウオッシュバーンQS
May 10 @MIN W 5-3  4回2/3 ベダード
May 14 @TEX L 3-2  7回  ヘルナンデスQS
May 17 BOS W 3-2  5回1/3 バルガス(〜6回までで途中交代)
May 22 SF W 2-1  途中出場(延長10回〜12回)ホワイト勝ち投手
May 24 SF W 5-4  8回  ヘルナンデスQS
May 25 @OAK L 6-1  途中出場(城島4失点・骨折→3回からマスク)
May 26 @OAK L 4-3  6回  ウオッシュバーンQS
May 27 @OAK W 6-1  6回2/3 ベダードQS



城島の4・5月出場ゲーム
4月 QS2回
Apr 6 @MIN W 6-1 8回 ヘルナンデスQS
Apr 7 @MIN L 6-5 5回 ベダード
Apr 8 @MIN L 6-5 5回 シルバ
Apr 10 @OAK W 5-4 3回1/3 ローランド・スミス
Apr 11 @OAK W 8-5 5回 ヘルナンデス
Apr 14 LAA W 3-2 7回 シルバQS
Apr 15 LAA W 11-3 途中交代(4回まで ウオッシュバーン6回QS)

5月 QS4回 城島単独出場試合2勝11敗
May 1 OAK W 8-7 3回2/3 シルバ
May 3 OAK W 8-7 4回1/3 ジャクバスカス(延長13回途中交代)
May 4 TEX L 6-5 6回   ヘルナンデス
May 6 @KC L 9-1 3回   シルバ
May 8 @MIN L 11-0 4回1/3 ジャクバスカス
May 9 @MIN L 9-6 4回   ヘルナンデス
May 12 @TEX L 7-1 5回   バルガス
May 13 @TEX L 6-5 6回   ウオッシュバーン
May 15 BOS W 5-4 6回   ジャクバスカスQS
May 16 BOS L 5-3 6回   オルソン
May 17 BOS W 3-2 途中出場(7回から)アーズマ勝ち投手
May 18 LAA L 10-6 5回  ウオッシュバーン
May 19 LAA L 6-5 5回2/3 ヘルナンデス
May 20 LAA W 1-0 6回   ジャクバスカスQS
May 21 LAA L 3-0 5回   ベダード
May 22 SF W 2-1 7回   バルガスQS (城島途中交代9回まで)
May 23 SF L 5-1 6回   オルソンQS
May 25 @OAK L 6-1 途中交代
(2回までに4失点のジャクバスカス負け投手)



damejima at 19:44

May 28, 2009

素晴らしいゲームだった。快勝。
シアトルの長打を一手に引き受ける長打率の高いブラニヤンの2ラン。9回表も素晴らしい攻撃だった。ロブ・ジョンソンがこの日2本目の2塁打を放つと、チャベスがセフティバントを決め、1、3塁。グティエレスが2点タイムリーツーベースを放つと、1塁から長躯ホームインしたチャベスの俊足&スライディング。さらにチャンスを広げビッグイニングに導くイチローのこの日3本目のヒット(ただし後続がことごとく凡打)

この9回が本当に今のシアトル打線を象徴している。
機能しているのはブラニヤンと、下位打線からイチローまでの打順のみ。イチロー以外の上位打線が全く機能していない。ワカマツはLAA戦で打線を大きく組み替えるべきだし、組み替えた後はしばらく我慢するべきだ。
Seattle vs. Oakland - May 27, 2009 | MLB.com: Gameday


ベダードの捕手別登板イニング数
ジョンソン 約6.3
城島    5.0
エリック・ベダードの全登板ゲーム - ESPN


前回のベダード登板日の記事でも書いたことだが、もう一度確認しておく。
2009年5月21日、ベダード登板ゲームでロブ・ジョンソンと、フルカウントだらけの城島では、先発投手に対するCERAに「2点の差」があることが完全に証明された。(ベダード版「2点の差」計算つき)
知ったかぶりでデータもロクに調べもしないクセに「ベダードはイニングを稼げない」などと根拠のないことを掲示板に書く馬鹿がいるが、裏口入学のコネ捕手城島では球数も増え、失点も覚悟しなければならない。そのためどの投手もイニングは稼げない。ベダードがイニングを稼げないわけではない。
ロブ・ジョンソンと城島では、ベダードの場合ゲームあたりの登板イニング数に1.3もの開きがある。コンマ3の部分も、見逃せない大事な数字だ。なぜなら登板イニングが6を越え、6.3あるからには、ロブ・ジョンソンが捕手のときには勝ちに近いスコアで7回途中まで登板している、という意味になるからだ。だから捕手ロブ・ジョンソンならリリーフは最小で2人ですむ。今日のゲームでも実際2人ですんだ。
今日のゲームでは、6回終了時点で投球数は95球程度まできていた。だがベダードはそこでは降板せず、7回108球まで投げた。ヒットを打たれた時点でマウンドを譲ったものの、もしランナーが出なければ7回終了時まで投げ切ってから降板しただろう。

ところが球数が増える城島のケースではそうはいかない。
ベダードは5回終了時点で降りてしまうことになる。スコアは負けているかタイだろうから、捕手城島なら負けゲームで、しかもリリーフは最悪4人必要になる
。(もしくは防御率最悪のバティスタがロングリリーフして負ける)4人もの質のいいブルペン投手など投入できるはずがない。

ゲームのメカニズムが全く崩壊する城島マスクのゲームでは勝てるわけがない。この2つのケースの差が、チームの勝敗、勝率に影響しないわけがない。この点をよく考えれば、城島をメジャーの一員として雇うことなど、ありえないのである。
2009年5月13日(2)、ロブ・ジョンソンと城島の間にある「2点の差」がゲームプランに与える莫大な影響を考える。(ウオッシュバーン版「2点の差」計算つき)


ベダードの捕手別ERA
ジョンソン 44回1/3 自責点10 ERA2.03
城島     10回   自責点5 ERA4.50

登板日  登板回数・自責点 先発捕手
4月7日  5回自責点3    城島
4月12日 8回1/3自責点0 ジョンソン QS 完封リレー
4月18日 6回自責点1    ジョンソン QS
4月24日 6回2/3 自責点2 ジョンソン QS
4月29日 5回自責点3    ジョンソン
5月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
5月10日 4回2/3自責点2  ジョンソン
5月21日 5回自責点2    城島
5月27日 6回2/3自責点1  ジョンソン  QS



配球の詳細はのちほど。
ベダードのカーブを実にうまく使ったロブ・ジョンソンのリードを紹介する予定。



damejima at 07:28

May 27, 2009

5月18日のLAA戦で、ベダードの登板回避でローテが変更になって城島の先発ゲームにあたってしまい、5回で6失点と実力を発揮できなかったウオッシュバーンだったが、この日のゲームではロブ・ジョンソンを捕手に6回を無失点と好投を見せた。
ロブ・ジョンソンは膠着したゲームの中、7回にスタンディング・ダブル、イチローのタイムリーで生還した。イチローのヒットストリークは、これで20。キャリア・ハイが見えてきた。
Seattle vs. Oakland - May 26, 2009 | MLB.com: Gameday

4月9日  8回自責点0 QS  ジョンソン 完封勝ち
4月15日 6回自責点2 QS  城島(4回自責点0 怪我による交代)→ジョンソン(2回自責点2)勝ち
4月21日 7回自責点2 QS  ジョンソン 勝ち
4月26日 5回1/3自責点6   バーク   負け
5月2日  7回自責点1 QS  ジョンソン
5月7日  7回自責点1 QS  ジョンソン 負け
5月13日 6回自責点4    城島
5月18日 5回自責点6    城島 負け
5月27日 6回自責点0 QS  ジョンソン
Jarrod Washburn Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

ジョンソン 37回自責点6  ERA 1.46
城島    15回自責点10 ERA 6.00
バーク   5回1/3自責点6  ERA 10.13



damejima at 14:32

May 25, 2009

これでヘルナンデスはロブ・ジョンソンがキャッチャーのケースでは3勝0敗と負け無し

5月に入って城島がフェリックスの捕手を続けてやるようになってしまい、4度続けて城島相手に登板して0勝3敗と、全敗していたが、疫病神コネ捕手城島から離れられるデーゲームがようやく回ってきたことで、ついにフェリックスに5月初の白星がついた。

スコアは5-4でのクロスゲームだが、ヘルナンデスの自責点は8回に打たれたホームランによる1失点のみ。8回を自責点1、10三振の好投である。残り3失点は味方のエラーによるもの。
フェリックスは球数が7回には98球程度に達していた。7イニングで降板することもできたが、彼は8回も投げた。ロブ・ジョンソンをキャッチャーに気分よく投げられたのがありあり。クローザー役をつとめたアーズマが2三振を奪い、シアトルの投手2人でジャイアンツから合計12もの三振を奪った。
San Francisco vs. Seattle - May 24, 2009 | MLB.com: Gameday


フェリックスはこれで奪三振66で、ア・リーグ3位。
いまア・リーグ奪三振上位は、バーランダー(DET)、グレインキー(KC)、ハラデイ(TOR)、レスター(BOS)などで、各チームの有力投手たちが並ぶ。
これにフェリックスを入れた5人のうち、ERAの素晴らしいグレインキーとハラデイの2人は勝ち自体が多いのだが、ERAのよくないバーダンダー、ヘルナンデス、レスターはそうでもなく、勝ち負けが同数程度だ。
当たり前のことだが、ただ三振が多くとれるだけで失点だらけでは無意味なのである
コネ捕手城島の先発マスクゲームには、そういう意味のないスタンドプレイ・ゲームがあまりに多い。お客さんは三振をとることに熱中しているクセに四球乱発・ホームラン連発で失点ばかりするコネ捕手の自分に酔った無様な醜い姿を見るためにスタジアムに足を運んでいるわけではないのである。

フェリックスも、もし裏口入学のコネ捕手城島などがキャッチャーでなかったら、下にあげたように、もっと失点そのものが減り、ERAが改善されることで、とっくにもっと勝ち星に恵まれていたはず。
チームとして、これほどの投手を無駄に負け続けさせるのは本当に許されない。城島にヘルナンデスのキャッチャーをまかせるべきではないのは当然のことで、企業でいえば「背任行為」にあたる。
これからのキャリアも、しばらくはメジャーからいなくなる運命しかもたない裏口入学のコネ捕手に悩まされ続けるフェリックスに、心から同情する。

ヘルナンデスの捕手別勝ち負け
ロブ・ジョンソン 3勝0敗 ERA1.29
城島       1勝3敗 ERA7.43
バーク      1勝0敗 ERA0.00


4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS
5月4日  6回自責点6  城島
5月9日  4回自責点5  城島
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振

捕手ごとのERAの内容はこちら。ERAの評価は勝敗に直結している。
ジョンソン 28回自責点4     1.29
城島    26回2/3自責点22  7.43
バーク   8回自責点0      0.00
防御率=(自責点×9×3)÷(投球回×3)で、計算


追記
それにしてもLAAは強い。
今日のゲームではドジャースタジアムのアウェイで勝っているのだが、ホームランは1本もないのに、10得点。得点圏の打席を12回つくりだし、そのうち7回もタイムリーを記録している。強い。シュアなバッティングを誇る打線にアブレイユ、ハンターの補強がピッタリはまっている。
今日のゲームのシアトルがたった5安打で、2本のホームランで5点獲って勝ったのと違って、チームの地力に大差がある。



damejima at 07:33

May 22, 2009

裏口入学のコネ捕手城島の5月は、これで4勝10敗、勝率.286。打者の打率のような酷い数字だ。月間20敗まで、あと6

最初に言っておくと、城島が先発捕手だと先発投手がイニングイーターになれないのは、城島のピッチングの組み立てが悪いためであって、先発投手の調子の問題ではない。現にロブ・ジョンソンですでに4度もQSしている。
そんなこともわからないやつはたぶん、やたらと打者がフルカウントになる理由もわからずに年間100も200もゲームを見ているのだろうから、ただの馬鹿だ。時間のムダだから野球見るのをやめたほうがいい。

たとえば、こういう馬鹿だ。晒しておく。

140 名前:名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2009/05/22(金) 14:11:35 ID:A1UT4BCZ
イニングを稼げないのはデビュー以来全く変わってないベダードの属性。



登板日  登板回数・自責点 先発捕手
4月7日  5回自責点3    城島
4月12日 8回1/3自責点0 ジョンソン QS 完封リレー
4月18日 6回自責点1    ジョンソン QS
4月24日 6回2/3 自責点2 ジョンソン QS
4月29日 5回自責点3    ジョンソン
5月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
5月10日 4回2/3自責点2  ジョンソン
5月21日 5回自責点2    城島


ベダードの捕手別ERA
ジョンソン 31回2/3 自責点9 ERA2.56
計算間違いがあったため訂正
ジョンソン 37回2/3 自責点9 ERA2.17
城島     10回   自責点5 ERA4.50

ロブ・ジョンソンと城島のベダード登板ゲームでのERAは、ウオッシュバーン、ヘルナンデスで捕手別にERAを計算したのと、まったく同じ、ピッタリ同じの「2点の差」である。

ウオッシュバーンで計算した「2点の差」
2009年5月13日(2)、ロブ・ジョンソンと城島の間にある「2点の差」がゲームプランに与える莫大な影響を考える。
ヘルナンデスで計算した「2点の差」
2009年5月19日、ロブ・ジョンソンの貯金で野球をやっているコネ捕手またもや14安打5盗塁され敗戦。5月3勝9敗。ヘルナンデスを自責点6でERA4点台に沈没させ、月間20敗に突き進んだ。

ロブ・ジョンソンと城島で、先発投手のERAに「2点の差」が出ることは、もう説明するまでもない。

これまでベダードは、ロブ・ジョンソンを捕手にした場合、4回のQS(クオリティスタート)を達成している。一方、5回しか投げられなかった今日のLAA戦のように、城島を捕手にした場合、ベダードはまだ一度もQSを達成していない。こういう現象は控え捕手がロブ・ジョンソンになってから始まったわけではなく、2007年バーク、2008年クレメントでも全く同じ現象がみられた。

「2点の差」現象が偶然などでないのはいうまでもない。

ゲームログをじっくり見ていけばわかるが、今日のゲームの投手はベダードだけではなく、リリーフしたモローにしても、LAAを抑えてはいるが、2-2になる確率が高すぎる。すぐにフルカウントにもなる。
つまり、球数がかかりすぎている。
いつもの城島の「チェンジアップなども多用しながら球数をかけて、最初から決めておいた組み立てのままに投手に投げさせ、打者を追い込んで三振を狙う」というアホなリードを繰り返しているのがその理由である。
組み立てがゲーム開始から終わるまで大して変わらないから、読んだ打者が2球目あたり、または初球をホームランしてくる。このことも何度も説明してきた。

これでは先発投手が5回までしかもたずにQSはできないし、また、リリーフ投手が1人よぶんに投げなければならなくなる。
2009年5月13日(2)、ロブ・ジョンソンと城島の間にある「2点の差」がゲームプランに与える莫大な影響を考える。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/913919.html
三振狙いといっても、城島のゲームの組み立て自体があまりにも単調なために、ホームランを打たれやすい。配球についてよくいわれることだが三振を狙うと、ホームラン、四球は一緒にセットになって増える、というやつだ。


くわしいホームランごとの話は、あとで書く。
LA Angels vs. Seattle - May 21, 2009 | MLB.com: Gameday
特に8回ケンドリックのホームランなどは典型的に、城島の責任のホームランであると断言できる。

2009年5月21日 LAA8回 ケンドリック ソロホームラン8回ケンドリックのソロ
この、初球にチェンジアップを外に投げておいて、次にインコースにストレートというパターンで、今シーズン、どれだけの数ホームランされているか。
馬鹿馬鹿しいので数えてもいないんだが、このブログにあげた画像だけでも10はあるんじゃないか。最近の例なら2009年5月18日、ロブ・ジョンソンの貯金で野球をやっているコネ捕手またもや敗戦で月間3勝8敗、他人の貯金を食い潰す。この記事の、5回リベラのホームランだ。



damejima at 13:46

May 20, 2009

だから言ったろう。
城島先発ゲームは0−0から始まるんじゃない。最初から0−2なのだ。5月この裏口入学が復帰してからの失点をまた並べとく。燦然と輝く金字塔だ。

7 7 6 9 11 9 7 6 5 5 10 6

5月12ゲームで、88失点(笑)さすが裏口入学してるだけのことはある。
今日はLAA第2戦だが、昨日3盗塁したLAAは、今日はなんと5盗塁(ハンター2、フィギンズ、アブレイユ、イズトゥーリス)。なにが強肩城島だ(笑)笑っちまう。この2日間で、コネジマ、8盗塁されてやがる。
たぶん明日も走られまくるだろう。

LA Angels vs. Seattle - May 19, 2009 | MLB.com: Gameday



ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:
2009年5月13日(2)、ロブ・ジョンソンと城島の間にある「2点の差」がゲームプランに与える莫大な影響を考える。


上のリンクは昨日ウオッシュバーン登板試合をサンプルに、城島の存在がシアトルのゲームプランにどれだけ莫大な悪影響を及ぼし続けているかを適当に書いた記事だ。適当に、というのは、こんなことはもう何年も前から自分の中ではわかっていることなので、という意味。中身が適当なわけではない。後半部分に、
例2)城島先発マスクで、ゲーム失点が5を越えるケースのグダグダゲーム
というパターンを挙げてある。
今日のLAA第二戦が、この城島パターンにピッタリあてはまっているのは誰にでもわかることだろう。

今日はヘルナンデス登板試合について書いてみる。

4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS
5月4日  6回自責点6  城島
5月9日  4回自責点5  城島
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島


捕手ごとのERAを計算してみる。
(防御率=(自責点×9×3)÷(投球回×3)で、計算)

ジョンソン 20回自責点3   1.35
城島    26回2/3自責点22  7.43
バーク   8回自責点0   0.00


どうだ。
ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンのバッテリーの話が、この組みあわせだけで成り立っているのではないことは、どんな馬鹿にでもわかるだろう?



damejima at 14:06

May 14, 2009

この何年もの間、「城島のゲームでばかり大量失点が起きるのだが、理由がわからない」という話をよく掲示板で目にする。ふーん、馬鹿なんだ。と、しか思わない。これほどわかりやすい話などない。


シアトルのゲームで城島先発ゲームを見るときは、常にロブ・ジョンソンの先発ゲームより2点多く失点するのがあたりまえだ、ということをまずアタマに入れて観戦すべきである。

もし、覚えておくのがめんどくさければ、本来は間違った意味になってしまうが、「あぁ城島マスクか。普通に0対0のスコアでゲームが始まるのではなくて、0対2、いつもより2点負けた状態からゲームが始まるのだな」くらいにでも、覚えておくといい。


今日はこの話を、ウオッシュバーン登板ゲームを例に、少しおっかけてみる。
下記のウオッシュバーン登板ゲームにみられるように、ロブ・ジョンソンと城島とでは、1試合の失点のすべての面に、常に「2点の差」がある。このことは城島がメジャーに来てからというもの、シアトルのゲームマネジメント、さらには選手起用からトレードにいたるまで、あらゆる面ではかりしれない悪影響を与えてきている。


5月13日までのウオッシュバーンの登板試合と捕手の関係はこうなっていた。
ロブ・ジョンソンとウオッシュバーンのバッテリーのゲームは、全ゲームでQS(クオリティ・スタート)を達成。相性の良さなど、説明するまでもない。

4月9日  8回無失点 QS  ジョンソン 完封
4月15日 6回自責点2 QS   城島(4回自責点0 怪我による交代)→ジョンソン(2回自責点2)
4月21日 7回自責点2 QS   ジョンソン
4月26日 5回1/3自責点6   バーク 負け
5月2日  7回自責点1 QS   ジョンソン 勝ち負けなし
5月7日  7回自責点1 QS   ジョンソン
5月13日 6回自責点4    城島


ウオッシュバーン登板時の捕手別の防御率を計算してみる。当然、ロブ・ジョンソンの数字が際立つわけだが、ロブ・ジョンソンと城島との間に、「2点の差」がある。このことをよく覚えておくといい。
この差はウオッシュバーンに限らず、大半の先発投手で成り立つ。
(この計算は5月13日のもので、5月18日には捕手城島で5回6失点でノックアウトだから、実際には5月18日には城島の数値は6.00にまで悪化いる)

ジョンソン 31回自責点6   1.74
城島    10回自責点4   3.60
(5月18日時点では、城島は 15回自責点10 6.00)
防御率=(自責点×9×3)÷(投球回×3)で、計算

ジョンソンの場合、5月13日までのCERAが3.20程度で、RAve(平均失点)も3.53程度と優秀だ。
ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンのバッテリーなら、7回を投げたウオッシュバーンが自責点1から2でマウンドを降り、その後、ブルペン投手が0点から1点の失点。トータルでは、最良で1点、最悪でも3点までの失点でゲームが終わる計算になる。
これはだいたい実際のゲームにもそっている。たとえばロブ・ジョンソンの不運な負けパターンというのは、たいていの場合、先発が2失点以内で6回以上投げて好投したにもかかわらず打線の援護がなく、試合終盤に1点とられ、3−2、あるいは3−1とかいうロースコアの負けがついているだけのことだ。

城島の場合、CERAが5.31(5月18日)、RAveが5.87(5月18日)と5点台だから、まったく話が違ってくる。
ウオッシュバーンと城島のバッテリーの場合、ウオッシュバーンは5回しかもたない計算になる。自責点は計算上では2点(だが実際にはもっと多くなる)。その後、4人ものブルペン投手を使う(またはバティスタがロングリリーフする)ことになり、ブルペンの失点をどう少なく見積もっても、3点から4点程度覚悟しなければならない。トータルの失点は確実に5点から6点の失点になる。
実際のゲームでいうと、5回までハラハラの展開、6回以降、ガタガタと投手が崩れて、終わってみれば相手に5点以上の点をとられて負ける、という感覚のゲームになる。これも、実際のゲームにそこそこ沿っている話だ。



もう一度言うが、「2点の差」は、ウオッシュバーン先発のゲームだけではなく、どの先発投手のケースでも、差の大小はあれども、成立していることは誰にでもわかるだろう。
この「2点の差」は、チームがゲームをどうマネジメントして、どう勝ちに結びつけるか、というディレクションの深部に、大きすぎる影響を与え続けている。あたりまえのことだ。捕手で「2点の差」が出れば、ゲームプランがぜんぜん違ってくる。

この事実はわかっている人には何年も昔からわかっていることだが、実際にはこんなこともアタマに入れないで発言している馬鹿が、ファンにも、BSのようなメディアにも、いまだに多いのはあきれかえる。

たとえば「リーグランキングでERAの非常に良いシアトルがこれほど勝てない原因は、すべて打線にある」などという、たわいない意見を意気揚々と書く馬鹿なファンがいる。城島の投打両面の責任をベルトレやグリフィーの打撃不振にでもすり替えたいのか知らないが、これほど大雑把すぎる意見をよく恥ずかしげもなく披露できるものだ。当人は得意げに喋っているつもりかもしれないが、シアトルの現状について、なんの説明にもなってない。
「アリーグでシアトルのERAが非常に良い」のは、ひとえに4月に城島が怪我をしてくれたおかげでロブ・ジョンソン先発試合が続き、そこで驚異的なCERAを残したジョンソンの大仕事の余波が、これほど負け続ける5月になっても統計に好影響を残し続けている、それだけのことだ。

もちろん城島の功績など、何もない。何もないどころか、城島の存在は日に日に4月には3点台以下だったチームのERAを悪化させ続け、もはや5点台に近づけようとしている。

この日に日に悪化していくERAが、チームのゲームプランにどう悪影響を及ぼすか。考えないやつは馬鹿だ。

たとえばボストン戦でBS1のアナウンサーなどは、自分でモノを考える能力が根本的に欠けているのだろうが、馬鹿のひとつ覚えのように
「4月当初のマリナーズは細かい野球ができていて、今年はひと味違うぞ、と思わせたものですが、5月に入って、どうもそういう部分が見られなくなってきた」
などと出来の悪い解説者以下のアタマの悪い自説を、何度もクチにして、暗にチームのマネジメントを批判していた。

おまえたちは馬鹿か。と、思う。
ウオッシュバーンの登板ゲームに限らず、ロブ・ジョンソンと城島の先発ゲームの大きな違いである、「2点の失点の差」がどれだけ大きい意味があるか、わからないか。

以下に、多少理由を概説するために、ウオッシュバーンの今シーズンの例をあげてみる。

例1)ロブ・ジョンソン先発マスクで、失点が2から3に抑えられるケースのゲーム構成

5月2日オークランド戦でウオッシュバーンは7回を自責点1に抑え、勝ち投手の権利をもったままマウンドを降りた。また5月7日ロイヤルズ戦でも、彼は7回を自責点1と、十分な働きをみせた。
もともと得点力の低いのはわかりきっているシアトルだが、この2例のように先発の失点が2点程度、また、ゲーム全体の失点が3から4程度でおさまるロブ・ジョンソン先発試合なら、シアトル側は1回から6回の間のどこかで得点をなんとか3点程度とっておけば、リードしたまま、あるいは同点に近い僅差の展開でゲーム終盤を迎えることができる。
リードして終盤を迎えるのだから、当然、投入するセットアッパーも、アーズマ、ケリーといった、勝ちゲームに登板する、信頼に足る質のいいブルペンを投入することもできる。
また、こういったゲームでは打線へのディレクションが違ってくる。
僅差ゲームだけに、細かい戦術を駆使しても意味はあるわけで、バント、盗塁、進塁打、エンドラン、四球、監督の試みるさまざまな戦術に意味がでてくる。観戦者もゲームを楽しむことができる。

「4月には細かい野球ができた」という背景には、このロブ・ジョンソン先発ゲームの存在は欠かせなかった。
2009年4月、ロブ・ジョンソンは先発投手の防御率2.85で4月を乗り切った。

5月2日にウオッシュバーンの勝ちが消えたのは、頼りになったセットアッパー・ケリーがDLで不在で、リリーフしたロウとアーズマが揃って1失点ずつ失点したための逆転負け。5月7日に負けがついたのは、打線の援護がなかっただけのことだ。先発としてのウオッシュバーンのピッチングにはなんの問題もなく、ゲームは作れている。
また4月末のロブ・ジョンソン先発ゲームでも、5月2日のウオッシュバーン同様、先発がQSしたのに負けたゲームはいくつかある。

例2)城島先発マスクで、ゲーム失点が5を越えるケースのグダグダゲーム
例1であげたようなロブ・ジョンソン先発ゲームのようなゲームディレクションは、試合前半でたいてい4点程度失点する城島先発マスクのゲームでは、まったく違ってくる。ゲーム自体がかなり大雑把で、大味なものになってくる。

失点もさることながら、城島の先発ゲームでは、失点の有る無しにかかわらず、四球が多い。そのため先発投手は、大量失点で降板が早まるだけでなく、四球乱発でタマ数が増え、100球制限に達するイニングがロブ・ジョンソンのゲームより1イニング、2イニング、早くやってくる。

このため城島先発ゲームでは、先発投手が7回までマウンドにいることなど、ほとんど無い。よくあるパターンは、1回から3回の間の失点でノックアウトか、5回までのイニングで4失点以上してマウンドを降りるケース。当然ながら、QS(クオリティ・スタート)する投手は滅多にいない。

また、どの投手交代のケースでも、投手をかえる理由は相手チームにリードを許したためだから、当然、良いピッチャーはあまり登板させられない。リリーフが打ち込まれる確率は当然高くなり、さらにリードを広げられ、最終回を待たずに大量点差でゲームが決まって、ゲームがしらける、ということになる。

打撃面の影響も大きい。ある意味では投手よりもずっと大きいかもしれない。

失点が多く、失点しなくても四球が多いため、シアトルの野手の守備時間が長くなりすぎる。ただでさえ集中力がないシアトルのプレーヤーたちは、モチベーションが大きく損なわれる。

攻撃面でのディレクションにも、多大な影響がでてくる。

1点差なら「細かい野球」をしていても意味はある。だが、城島先発ゲームでは点差が開く。だから1塁にランナーが出たからといってバントするような細かい指示をするわけにはいかない。監督は打者にヒッティングさせざるを得ない。
もともと進塁打を打ったり、四球でランナーをためたり、バントをしたり、何人かで1点を獲りに行く野球が苦手な大雑把なチームカラーだが、その雑なカラーが相手チームの大量リードでさらに助長され、ランナーがいるのに、だらけた大雑把なバッティングばかりが増えていく。ダブルプレーが増え、打撃の効率がガクンと下がる一方、何も考えずにバットを振り回すだけのフリースインガープレーヤーがゲームで単発の長打をマグレで打って、ハバをきかすようになる。

5月の城島先発ゲームは、終盤に点差があるゲームばかりで、細かい野球ができにくくなる一方、ヒッティング指示が多くなることでマグレのホームランを狙いたいタイプの打者が、ここぞとばかりにバットを振り回しはじめて、ほんのたまにマグレでホームランを打つかと思うと、三振やダブルプレー、ポップフライの山を築きながら、チーム打率とチーム出塁率が異常に低下していく、という、そんな図式だ。

なにか言葉で言うと、むつかしく聞こえるが、こんなこと、城島が入団以来ずっと続いてきたシアトルの構造的欠陥であって、わかる人はとっくにわかっている。わかっていないのはBS1のアナウンサーや解説者、役にもたたないブログや記事を書く程度の能力しかない丹羽のような提灯持ちのライター、城島オタくらいのものだ。


途中いくつか大雑把な計算に終始した部分もあるが、トータルにみれば、シーズンの大半のゲーム展開が説明できるはずだ。

城島を抱え込んだことでシアトルが負債として背負ったのは、なにも金銭的な負担ばかりではない。
守備面でもっとも重要な負債のひとつは、この「2点」という負債だ。



damejima at 13:39
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