マーク・ロウ

故郷へ旅するスポーツ。 Tribute to Mark Lowe
2010年7月9日、テキサス州ヒューストン出身のマーク・ロウは「シアトルが僕の野球の故郷。テキサスの砂漠をできるだけ早く抜け出したい」と語った。
2009年9月12日、ロブ・ジョンソンはまったくコントロールの無いモローを四苦八苦してリード、チームの6連敗を阻止して、ついにモローに「2009シーズン先発初勝利」をプレゼントした。
2009年8月1日、ロブ・ジョンソン、ロウを好投させて終盤を締め、超苦手の『ビジターTEX戦、2009年初勝利』達成。数々のファインプレーにも助けられたヘルナンデスは、粘りの12勝目、ERA2.78、QSも達成。
2009年5月12日、切れた城島は先発全員安打を食らい、予想通りゲームをぶち壊した。(ロウ登板時のロブ・ジョンソン・城島の32球の配球比較つき)

July 11, 2010

野球の得点は「ホームに帰ること」で記録される。
だから野球はホーム帰るためにわざわざホームを離れるという、なんともへんちくりんなスポーツだ。

打席に立つ打者は、自分が果たしてホームに帰れるかどうかはわからない。誰も保証などしてくれない。
運がよければ帰れる。
運が悪ければ永遠に故郷には帰れない。


打席に立つこと自体をやめてしまえば、どうだろう。
ホームを失うことはなくなるのだろうか。
なぜなら一生ホームにいることができるわけだから。

しかしプレーヤーは打席に立つ。
塁に出ることを目指す。
芭蕉が奥の細道への旅立ちにあたって家財を売り払い、家そのものをも引き払って旅立ったように
プレーヤーはプレーヤーでいるために、
もう二度と故郷の土を踏めないかもしれない旅に出る。


旅の果てには約束の地はない。
ほんの一握りのプレーヤーだけが野球殿堂に入り、
チームの永久欠番となったりすることで、永遠に野球の家の住人になれる。
だがほとんどのプレーヤーは永遠の家に入ることなく
フィールドを去る。

だがそれでも。
打席に立って、一度ホームを離れる勇気をもたないプレーヤーに
喝采はない。

ホームに帰りたいなら、、
ホームを離れる勇気をもつことだ。
If you wanna return to the home,
have courage leave home.



マーク・ロウの言葉を聞いて、
やはり野球はフィールド・オブ・ドリームスなんだ、と思った。

旅立つことから
本当のホームへの旅は始まる。


ーーー

草の戸も住替る代ぞひなの家
芭蕉

芭蕉の旅立ち旅立ち(蕪村)






damejima at 22:50
セットアッパーのマーク・ロウはテキサス州ヒューストン生まれだが、クリフ・リーのトレードに巻き込まれる形でトレード要員になったために、奇しくも生まれ故郷テキサスのチームに移籍することになった。
今回のトレードについてロウはこんな風に言い、トレードされても気持ちがシアトルにあること、シアトルが彼の「野球の故郷」であることを話した。


Ex-Mariner Lowe still coming to terms with moving on

"This is the only team I've ever been with. They drafted me and I've been the setup man for them and helped them win a lot of ballgames last year and wish I could have been out there this year. It wasn't part of the plan, physically."
「ここは僕が唯一いたチームなんだ。僕をドラフトしてくれて、僕はここのセットアップマンとして去年はたくさんのゲームを投げてチームを支えた。今年も、もし叶うなら投げたかった。肉体的な問題で、それは無理だったけどね」


Mark Lowe
Lowe is still going through his rehabilitation following back surgery. He just had a post-op appointment and the doctor told him he's ahead of schedule. Though Lowe was unsure if he will be able to pitch this year.

(中略)

Lowe is a Houston native, so he will be hours away instead of thousands of miles away from family now. But that hasn't changed his emotions about leaving.

"It's a place I'm familiar with but this is home for me, my baseball home," Lowe said. "I looked forward to getting out of the desert as quick as possible to get up here every year and get the season started.
「(テキサスは生まれ故郷だから)たしかに慣れ親しんだ土地さ。だけど、ここシアトルが僕にとってのホーム、野球する上でのホームタウンなんだ。シアトルで毎年プレーできるように、できるかぎり早く砂漠(=テキサス)を抜け出せたらと願っているよ」



2009年7月にデトロイトに移籍させられる前のウオッシュバーンも「トレードされたくないんだ。だけど、いま自分のできることといったら頑張ることしかない。このチームでプレーしたいから頑張るんだ」と言っていた。カンザスシティに移籍させられたユニスキー・ベタンコートは、いまだに親友のロペスのネーム入りのバットを使っている。また、今シーズン途中にチームに出戻ってきたラッセル・ブラニヤンも復帰を心から喜んでいたようだし、あちらこちらのチームで問題を起こしてばかりいたブラッドリーもこのチームへ移籍できたことを心から喜んでいるとコメントしている。
マネジメントはいつもいつもどうしようもないチームではあるが、どういうものか、このチームの選手たち同士には愛着のわく人間関係が育つらしい。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年7月23日、ウオッシュバーンは「移籍したくない」といい、「プレーヤーが売り払われないために、頑張るしかない」と語った。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年7月27日、魚釣りの好きな男の父が息子に電話してきて「トレードされたのかい?」と尋ねた。息子は言う。it's not over.「チームはまだ終わってないよ。」そして彼は家族のために魚料理を作った。



もちろん、糖尿病という持病も抱えたマーク・ロウのシアトル復帰への願いがやすやすと叶うのが、野球という厳しいビジネス社会、人生という砂漠ではないとは思う。そんなこと、言われなくともわかっている。

そんなくだらない人生の手垢まみれの教訓よりなにより、トレードが決まってシアトルを離れる間際のマーク・ロウが、つらい気持ちのなかで
「ここが僕の故郷なんだ。戻ってきたい。」
とポジティブに語ってくれたことが、無性に嬉しい。

彼は別に「世間知らずの甘ちゃん」でもなんでもない。もしマーク・ロウが、グリフィーブランドン・モローのように、心のどこかでチームに対するネガティブな感情を持ったなら、こんなコメントは言わない。
むしろマーク・ロウは、「自分は今回のトレードについては、今は受け入れるしかないんだ」とわかっている、わかっているからこそ、「いつか復帰したい」と、素直な感情をポジティブに表現できたのである。
(勘違いしてもらいたくないのは、ブランドン・モローの場合、チームを去るにあたって多少チームに対するうらみつらみをクチにしたのには、そういう悪い扱いを受けてきた彼なりの理由があるのであって、それが悪いことだとはブログ主はまったく思わない)


マーク・ロウはメジャーリーガーとしてシアトルに戻ってくるラック、幸運に恵まれないかもしれない。だが、いま僕は、後ろ髪引かれながらテキサスに去っていく彼の活躍を祈らずにはいられない。

damejima at 00:45

September 13, 2009

やれやれ。城島マスクでの3連敗の後、ロブ・ジョンソンが連敗を止めた。
9回裏に無死1、2塁で大雨。テキサスが明日のダブルヘッダーと5点差を考えて、無死1,2塁を諦めてくれて、9回裏コールド。

これでモローは2009シーズン先発初勝利。やはり捕手はロブ・ジョンソンだ。


ただでさえ勝率の悪いアウェーのテキサス戦。
モローのノーコン。
酷い雨。
最後は打たれまくるメッセンジャー。
9回裏ジャック・ウィルソンのダブル・プレーにできるゴロのエラー。
無死1、2塁。
大雨で長々と試合中断。

これだけ悪い条件が重なっていて、よく強打のテキサスを3点に抑えて勝てたものだ。

とてもとても2ヶ月もマイナーで調整してきたとは思えないモローのコントロールの酷さ。
だが、それでもロブ・ジョンソンはなんとか2シームなどの変化球を交えて誤魔化し誤魔化し5イニングを投げさせて、モローに今シーズンの初勝利をつけた。

今シーズンのモローの全登板
Brandon Morrow Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN


育成下手のクセにシアトルがいまだに使い続けようと画策するモローをどう安定させられるか。もう何度調整させていることか。簡単な話ではない。

持ち前の速球に、スピードを大きく変化させる意味で、チェンジアップやカーブを混ぜ、緩急を大きくつける速球投手もいるわけだが、モローにしてみれば、普段力をこめまくった腕の振りで速球ばかり投げていて、急に腕の振りを遅くするのは、器用さの無いモローにしてみれば、それは最も苦手なことかもしれない。

もしそうだとすれば、今後のモローに活路があるとすれば、2シームやカットボール、つまりストレートに近い腕の振りで投げられる変化球で、わずかに球道をずらして打者に打ち損じさせることに専念したほうが、彼のためになるかもしれない。
そういう意味では4回5回の2シームだけは通用した今日のゲームはモローの今後の活路に多少なりとも光が見えた部分もないわけではない。


ひとつだけ不思議に思ったこともある。
中盤のホームランのビデオ判定(結果は二塁打に変更)で一時ゲームが中断したときに、判定を待つ間、モローは肩が冷えないようにピッチング練習をしていたわけだが、その後のモローのピッチングは、ほんの少し安定していたように見えたことだ。
モローは、今日のように味方の攻撃時間が長いとカラダが冷えてしまうような代謝の悪さでも体質的にあるのか、すぐに弱気になるメンタル面の問題があるか、もしくはブルペンでの投球数が少なすぎるか。
ブルペンでもう少し投げさせてウオームアップに工夫したほうがいいのかもしれない。なにか解決策は無くもないような感じに見えた。


一方で、2イニング投げたロウが、8月1日を思わせるロブ・ジョンソンとの相性の良さをみせ、非常に良い出来だった。

ビジターのテキサス戦というのは、マリナーズにとって鬼門のカードで、ほとんど勝てていないシチュエーションなわけだが、8月1日にも、ロウが非常にいいピッチングをして、ビジターのテキサス戦の今シーズン初勝利を手にしている。
ロウにとって、たいへんにゲンのいい球場、ということになった。

また、ロウとロブ・ジョンソンの呼吸がいい。
マイナー時代からお互いによく知っている仲だから、当然ではあるが、三振をとりにいく球のチョイスがピタリとはまる、その「スポンとはまる感じ」が、バッテリーにはとても重要だ。
だから三振をとった瞬間にロブ・ジョンソンが立ち上がってサードに送球するまでのリズムが、なんともすんなりとはまって見える。

2009年8月1日、ロブ・ジョンソン、ロウを好投させて終盤を締め、超苦手の『ビジターTEX戦、2009年初勝利』達成。数々のファインプレーにも助けられたヘルナンデスは、粘りの12勝目、ERA2.78、QSも達成。






damejima at 13:49

August 02, 2009

このゲーム、最も大きい収穫は、ロウの好投
今年一度も勝てていなかったビジターのテキサス戦に、とうとう勝利することができた。

それにしてもこの数試合、ヘルナンデスのコントロールがバランバランになってきた。あの「トルネード風のフォームへの改造」はストレートの走りやコントロールに影響はないのだろうか。
カラダ全体に捻りを加えてモーションを起こすにしても、一度ねじった体をひねりながら戻すタイミングと、腕を振るタイミングが微妙に重なってしまい、結果として、かえって腕の「しなり」が相殺されてしまい、結果的に「ボールに体重をのせるタイミング」がまったくあわなくなっているように見えてしかたない。
心配である。

打線も、もちろん点がとれないよりは十分に打ったが、なにせ個人LOB総計35もの残塁、これはちょっといただけない。
もしイチローのレーザービーム、ランガーハンズのファインキャッチはじめ、ヘルナンデスを助けたいくつかのファインプレーがなかったら、本来は乱打戦になる可能性もあったわけで、もしそうなっていたら、得点が7点では足りず、ゲーム終盤に逆転負けしていたかもしれない。

ランガーハンズのファインプレー
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@TEX: Langerhans makes the grab and hits the wall - Video | Mariners.com: Multimedia

イチローのレーザービーム・ダブルプレー
Seattle vs. Texas - August 1, 2009 | MLB.com: Gameday

Mariners' offense breaks out for Felix | Mariners.com: News

2007年以来、セットアッパーとしてのロウについては、正直、まったくいいイメージがない。先発投手が6回か7回を好投してリードしているゲームでさえ、ロウの単調なストレート主体の組み立てとノーコンで、何ゲームひっくりかえされたことか。
今日は9回に5点差があってクローザーにセーブがつかないため、アーズマを投入せず2イニングをまかされた。「またロウか」とイヤな感じがしたわけだが、むしろ余裕の危なげないピッチング。正直驚かされた。

ストレートのキレもよかったが、それよりなにより今日のロウで特筆なのは、変化球の使い方の良さ。コントロール、キレもよかったし、なにより、対戦する打者によって変化球を使い分けて、組み立て(変化球を使う、使わない。カウントのどこで投げるか。変化球を続けるか、1球だけ使うか)を大きく変化させたことが素晴らしい。
特に多投したスライダーがとても効果的に使われ、テキサスの打線に的を絞らせなかった。

ブログ主も今日はさすがにロウに謝るべきだ、と感じた(苦笑)
Boxscore: Seattle vs. Texas - August 1, 2009 | MLB.com: News

こういうゲームを見て、「いつもは貧しいオフェンスがブレイクしたゲーム」と見るか、「いつもの堅いディフェンスが失点を抑えたゲーム」と見るか、もちろん2つの見方がある。
公式サイトや地元紙は前者のようだが、当ブログは後者をとる。

7得点したとはいえ、35残塁と、攻撃面ではもっと点がとれたゲームで、得点数はこれでは最小限としかいえない。
むしろ、大量失点を避けにくい球場と打線相手のゲームを、野手のファインプレーや、調子のよくない先発投手の粘り、セットアッパーの出来などで、失点を最小限に押さえ込んだことが、「超苦手なテキサスのビジター戦 初勝利」につながったと思うからだ。


ロウの好投の要因は何だろう。
いくつか考えられる。「バッテリーの投球テンポ」「打者ごとの変化球と速球の配球バランス」「変化球を使うボールカウント」「変化球のコントロールとキレのよさ」「キャッチャーロブ・ジョンソンのミットを構えるタイミングの早さ」

参考動画)某ダメ捕手さんのミットを構えるタイミング
(リンク拝借失礼)

DET戦の城島、オルソンが満塁ホームランを打たれる場面。7秒目後半、投手オルソンがモーション開始どころか、足をおろしかけているのに、まだ捕手城島がミットを構えていない。その後ボールはスタンドに。fromニコニコ動画(ββ)



8回のロウとロブ・ジョンソン
マーフィー   ストレートのみで1-2と追い込んで
        決め球のみスライダー。
        直球狙いなのか、見逃し三振
バード     全球ストレート。レフトフライ
ブレイロック  初球ストレートから、2球変化球で
        3-1から高めストレートに手を出し、フライアウト

9回のロウとロブ・ジョンソン
クルーズ    ストレートのみの1-1からスライダー空振り
        1-2と追い込む
        最後は意表をついた「ド真ん中にスライダー」
        スライダー連投で空振り三振
ハミルトン   ほとんど変化球。ファウルで粘られた
        最後はインコースのスライダー。フライアウト
サルタラマキア ストレート連投で2-2
        5球目スライダーで決めに行くがボールで
        フルカウント。
        5球目と同じコースに、
        こんどはストレートを投げ込み見逃し三振



やはり8回を見ていると、7月以降のシアトルと対戦するチームのバッターの狙い球の基本戦略は、当然ながら、「早いカウントでのストレート系狙い打ち」なのだろうと思う。特に、ヘルナンデス、ロウ、アーズマといった、ストレートを連投したがる投手の直球が狙われていると感じるゲームが増え続けている。
彼らは勝ちゲームの投手たちなだけに、やっかいだ。ストレートを投げることを躊躇しだすと、途端にピッチングの構成が崩れてきて、投手に自信がなくなってくる。
8回9回の6人のバッターのうち、4人に対し「初球がボール」になっている。これは単なるコントロールミスかもしれないが、一方で、このところの相手チームの「初球にストレートでストライクをとりにくるのをフルスイングせよ」という基本戦略を警戒した結果かもしれない。
先頭マーフィーのストレート狙いを、スライダーでかわして「見逃し」三振させたのが、8回の象徴的な打席だ。

かたや9回は、8回に「うまくいくはずの『ストレート狙い』をかわされた」感じになったテキサス打線が変化球にも手を出すようになっている。実際、クルーズはスライダーを2球とも振ってきた(三振)。
ここらへんのテキサスの打者の、相手投手の配球パターンの変化への対応の早さ、柔軟性は、ほんとうに素晴らしい。昔弱かった頃のテキサスとの大きな違い、差を感じる。
彼らはたしかにホームラン数ア・リーグNo.1の強打のチームだが、なにも、2008年までのシアトルのように、闇雲にバットを振り回しているわけではないことを強く感じさせる。

だが、ロウとロブ・ジョンソンのバッテリーも負けてはいなかった。変化球を意識しはじめた9回のテキサスの打者たちに、即座に対応し、9回に組み立てを変えてきた。
最後のバッターサルタラマキアには、8回には狙われていたはずの4シームで「見逃し」三振。これが象徴的。


8回に「スライダーを見逃しさせての三振」ではじまり、9回、クルーズの「スライダー連投による空振り三振」を経て、最後をこんどは「ストレートを見逃させての三振」で切って落としたあたりが、この日の終盤のバッテリーの冴え、対応の早さを象徴しているように思う。






damejima at 13:00

May 13, 2009

予想通り、城島先発マスクで7失点。もはや捕手防御率を計算する必要すらなくなった。

ゲームはまだ終わっていないが、この日8LOBと大ブレーキになっていたはずのハミルトンに、ゲーム終盤に2ランを打たれたのが決定的。テキサスは6回の満塁のように、2巡目以降はチャンスを作りだしていたが、追加点をとられずに済んでいたのは、ひとえに、たまたまハミルトンにタイムリーが出なかったことが幸いしていただけのことだった。

あとで詳しく書く。夜にでもまた読んでもらおう。
ぶっちゃけ、城島がダメ捕手かどうか説明する必要など、もうない。わからないやつは、もともと野球を見る目などなく、馬鹿なだけなのだ。


さて。データが出揃ったので一部書く。

某掲示板で「ロウが調子が悪いのがいけない。城島のせいではない」などと馬鹿げたヨタ話をほざいている城島オタを見かけたが、よく恥ずかしくないものだ。何もわかってない。

5月10日に連敗を6で止めミネソタに勝ったゲーム(先発:ベダード)で5回途中から投げたロウと、5月12日のテキサス戦(先発:バルガス)で捕手城島で大炎上したロウは、どちらのゲームでも32球ずつ投げている。比較にちょうどいい。
自分の頭と目で確かめてもらおう。余計な解説など、いらないはずだ。
凡例:スラ=スライダー、チェ=チェンジアップ


5月10日ミネソタ戦無失点のロウ(捕手 ロブ・ジョンソン)
まずは5月10日に連敗を6で止めたロブ・ジョンソンとロウのバッテリーからだ。どうだろう、このシンプルさ。5回途中にベダードをリリーフし、2イニングを無失点に抑えた。
5月10日ミネソタ戦 GameLog | Mariners.com: News
5月10日ミネソタ戦 GameDay | MLB.com: Gameday

全32球 ストライク16球 ボール16球
球種4シーム20 スライダー6 チェンジアップ6 
左打者への第1球 4シーム4 チェンジアップ1
右打者への第1球 4シーム1 スライダー1

右ハリス    スラ スラ 4 スラ 4 スラ(四球)
右レッドモンド 4 4 (インコースに2球続けて)
右ゴメス    4 スラ 4(インコース)
左プント    4 4 チェ
左スパン    4
左トルバート  4 チェ 4 4 スラ 4 チェ 4 4 (四球)
左マウアー   4 チェ 4 チェ
左モーノー   チェ 4 4 4
*プント、トルバートはスイッチヒッター


次に、5月12日テキサス戦で城島を捕手に3失点してノックアウトされたロウの32球を見てもらう。
5月10日のロウと5月12日のロウに、あまりにも多くの違いが見つかることだろう。5つやそこらは即座にみつけてもらいたいものだ。
そして、さらに4月8日のシルバの登板でのチェンジアップについてのワカマツのインタビューなどを重ねあわせて読むとさらに何かわかるかもしれない。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年5月9日、シルバDL送りの背景を1ヶ月前の「城島の小手先の投球術いじり」に関するミネソタ戦記事に見る。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/906015.html


5月12日テキサス戦3失点のロウ(捕手 城島)
こちらは5月12日にノックアウトされたロウ。コンピューターのプログラムやスクリプトでたとえるなら、まさに「汚いプログラミング」という表現がぴったりの右往左往ぶり。
ロウという投手の「アイデンティティ」をどう生かしたいのか、さっぱり伝わってこない。ただただ臆病に逃げ回りながら、投手を自分のいいように振り回しているだけである。
5月12日テキサス戦 GameLog | Mariners.com: News
5月12日テキサス戦 GameDay | MLB.com: Gameday

全32球 ストライク23球 ボール9球
左打者への第1球 全球チェンジアップ
右打者への第1球 スライダー3 チェンジアップ1 4シーム1

右キンスラー  スラ カーブ スラ スラ 4 スラ 4 チェ
右ヤング    スラ   4(シングル)
左ハミルトン  チェ 4(2ラン)
右ジョーンズ チェ カーブ カーブ カーブ 4(シングル)
右バード    4(ダブル)
右クルーズ   スラ スラ  スラ(犠牲フライ) 
左デイビス   チェ(1塁手エラー) 前打席 カーブ ホームラン
左サルタラマキア チェ チェ 4  チェ 4 チェ(ダブル・タイムリー)
*サルタラマキアはスイッチヒッター

なお、ロブ・ジョンソンと城島の違いを際立たせるため、初球から4球目程度の間で、Called Strike(=見逃しのストライク)またはSwing Strike(=空振りのストライク)を、あえて太字に、ボール判定の見逃し球を青色にしてみた。
テキサス戦でのロウが、1ボール2ストライク、ないしは、2ボール2ストライクというシチュエーションに毎度立たされていることがわかる。
城島がロウに対して要求しているカウント・シチュエーション、中心になる球種、遊び球とか称する球の使い方など、あらゆる部分がロブ・ジョンソンと違うことに気がつくことだろう。
ワカマツが4月8日のゲームで苦言を呈したチェンジアップも非常に多投されている。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年5月9日、シルバDL送りの背景を1ヶ月前の「城島の小手先の投球術いじり」に関するミネソタ戦記事に見る。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/906015.html



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