地元メディアの「城島批判」

2011年11月22日、MLB時代のダメ捕手城島を「NPBの野手獲得の代表的失敗事例のひとつ」としたSI.comのTom Verducciの記事の訳文を正す。
2009年12月20日、年を越す前に今年4月23日のU.S.S. Marinerのナンセンスな城島擁護記事を笑っておく。
2009年10月3日、シアトルの地元紙News Tribuneのブログ、Mariners Insiderが「10月3日が城島のシアトル最後のゲームか」と真面目に記事を書いた。
2009年7月19日、Pro Ball NWのジョン・シールズは「城島をチームから去らせる方法」を繰り返し模索しつつ、このシーズンオフ、なんとしてでも「城島問題」を完全解消すべき、と強く述べた。
2009年7月27日、ESPNは「LTV 最もトレード価値のなさそうなプレーヤー ベスト15」で、第14位に城島を選んだ。
2009年7月12日、SPIのコラムニスト、アート・ティールは「城島を正捕手に戻すべきではない」「敏腕なワカマツはこれからも自分の方針を貫くべき」と主張するコラムを書いた。
2008年11月29日、二ューヨーク・デイリーニューズは城島を「がつがつ食うクセに働かない選手」9位に選出。
2008年9月28日、ESPNのJason Starkは城島をア・リーグ年間ワーストプレーヤー、「LVP」に選んだ。
2008年8月29日、シアトル公式サイトは「捕手3人制」のジレンマを語った。
2008年8月27日、U.S.S.Marinerは2008ワーストプレーヤー投票5人のトップに城島をあげた。
2008年7月12日、城島はESPNのMLB専門記者Jason Starkの選ぶ上半期ワーストプレーヤーに選ばれた。
2008年7月9日、タコマ地元紙は「城島問題」が将来の禍根となると予言した。
2008年6月20日、チーム公式サイトが「城島問題」の存在を認め、先発投手陣の城島への嫌悪感が確定した。
2008年5月13日、地元記者ベイカーは長い重要な記事を書いた。

November 23, 2011

来シーズンは、動向がまだ不明のダルビッシュはじめ、青木中島川崎チェン福原など、かなりの数のNPB在籍選手が来シーズンのメジャーデビューに向けて準備している(あるいはMLB側が調査している)ようだが、評価の高いダルビッシュを除くと、MLB側がNPBの選手を評価する基準は、もう、かつて松坂井川が大金で移籍した時代ほど高くはない。 (というか、明らかに下がっている)

それはそうだろう。彼らも、「たくさんの失敗」を経て「懲りている」のである。もちろん、ダメ捕手城島も、その失敗例のひとつだ。
そのことをスポーツ・イラストレイテッドのTom Verducciがまとめた記事があちこちで引用されているのだが、その中に城島について書かれた部分が少しだけあるので、以下に記録として残しておく。

この記事については既に翻訳がネット上に存在しているわけだが、いかんせん、残念なことに、城島について触れた部分の翻訳が、極めてよろしくない。きちんとした記録として残しておくためには、原文を貼っておしまいにするか、自分で訳し直すしか方法がないので、しかたなくちょっと作業して記事を作ることにした。やれやれ。


Lack of success by Japanese stars opens debate about next wave - Tom Verducci - SI.com

原文(原文の一部)
Aoki has drawn some comparisons to Suzuki for his style of play, though he has not been that kind of impact player. Other than Suzuki and Matsui, many position players from NPB have been less than advertised as major leaguers despite major financial investments, including infielder Kaz Matsui ($20.1 million for three years), catcher Kenji Johjima ($24 million, three years), outfielder Kosuke Fukudome ($48 million, four years) and Nishioka ($9.25 million, three years).

One talent evaluator said the track record of such players has been so poor that his club devalues NPB players at least one level from their established level in Japan, saying, "If you're looking at everyday position players you probably think of them as fourth outfielders or utility players for the most part. Whatever role they had there, we downgrade and then see if that's a fit for us."


当ブログ訳
アオキは、イチローとプレースタイルにおける類似点をいくつか指摘されてきているが、彼がイチローのようなインパクトのあるプレーヤーだったわけではない。イチローとマツイ以外、内野手のカズ・マツイ(3年20.1M)、キャッチャーのケンジ・ジョージマ(3年24M)、外野手のコウスケ・フクドメ(4年48M)、ニシオカ(3年9.25M)を含め、NPBから来た野手の大半は、多大な投資によって獲得されたにもかかわらず、メジャーリーガーとして額面どおりの活躍を見せることはなかった。(ブログ注:advertised=表示価格と実際の活躍が釣り合わない、つまり「期待はずれに終わった」という意味)
あるスカウトによれば、これまでの日本人野手のこうした期待はずれな成績から、彼の球団では、NPBの野手評価を、彼らが日本で確立していた評価のレベルから、少なくともワンランク下げて考えるようになった、という。「日本ではスタメンだったとしても、おそらく、たいていの場合、外野手の控えか、ユーティリティ程度に考えないといけないと思う。たとえ彼らが日本でどんな地位にあったにせよ、我々はいったんそこから割り引いて考え、それからその選手が我々に必要かどうか、判断している」



同じ文について、別サイトでの訳に、こんなのがある。

「アオキのプレースタイルは、よくスズキと比較される。しかし彼はそれほどインパクトの有る選手ではない。スズキとマツイ以外のNPBからきた多くの野手は、メジャーリーガーとして多額の投資をしたにも拘わらず、その効果はもう一つだ。内野手のカズ・マツイ(3年、20.1百万ドル)、キャッチャーのケンジ・ジョージマ(3年、24百万ドル)、外野手のコウスケ・フクドメ(4年48百万ドル)、そしてニシオカ(3年9.25百万ドル)らだ。
ある評論家は、これらの選手の悲惨な成績が、NPB選手に対するそのチームの評価となり、日本でプレーする選手の評価につながっていると言った。曰く「もし君がレギュラーでプレーする選手を見ても、彼らを第4の外野手か、ユーティリティプレーヤーが良いところだと思うだろう。彼らが、そこでポジションを与えられて、それが私たちにフィットしていると思えても、グレードダウンになる」
ダルビッシュがメジャーで成功する鍵とは? - Can I talk about MLB? - Baseball Journal (ベースボールジャーナル) - livedoor スポーツ


原文、あるいは当ブログの訳文と比べて読んでもらえばわかるが、正直こんないい加減な訳では、ほとんど原文の意図がわからない。

原文には、近年では日本人野手についてdevalue at least one level (最低でもワンランク評価を下げる)のが普通になったと、これ以上ないくらいハッキリ書き、downgradeという単語も使っているのに、こんなわけのわからない機械翻訳みたいな日本語に訳したのでは、原文の単語の意味もわからず、また、文章全体の意図もまるで理解できないまま訳しているとしか思えない。
MLB関係者が、イチロー以降の野手たちの「失敗ぶり」が原因で、日本人野手の評価をNPB在籍時代からワンランク割り引いて考えるようになっている、という話は、この原文の最も重要な論旨のひとつである。
また、メジャーでダメ捕手城島が「日本人野手獲得の失敗の、代表例のひとつ」と考えられていることも、こんな訳では曖昧になってしまう。

当ブログ訳では、talent evaluatorを、「どこかの球団の内部の人間」である、という意味で、「スカウト」と訳した。talent evaluatorというのは、NFLなどでも聞く職業だが、野球の場合、「戦力分析家」とか訳して何のことだがわかりにくくしてしまうくらいなら、単純に「スカウト」と訳したほうが混乱を防げる、と考えた。
これを、別訳のように「評論家」などと訳してしまうと、後半部分のコメントを寄せたMLB関係者は「どこのチームにも直接属さない、外部の人物」ということになってしまって、その後の「his club(彼の所属球団)」という一節および文章全体とまったく意味が通じなくなる。
「評論家」と訳した後者は、明らかに、talent evaluatorがどんな位置にいる人物かわからないまま訳しているために、文章後半の主語weとかyou、あるいはhisやusという言葉が、具体的に何を指すのか、ほとんどわかっていない。


別に他人の訳文をけなしたいわけではないのだが、曖昧にされたくないことなので、いたしかたない。



damejima at 12:52

December 21, 2009

ちょうどFielding Bibleメジャー1位に挙げたロブ・ジョンソンのDefensive Runs Savedデータについての記事(ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年12月20日、セイバーメトリクスで始まった「捕手の守備評価の新基準」。ロブ・ジョンソン、Defensive Run Saved キャッチャー部門でメジャー1位の評価を受ける。)を書いたところなので、ついでにちょっと、2009年シーズン中のメディアにおける「ロブ・ジョンソンの過小評価」について書いてみようと思う。

サンプルは、U.S.S. Marinerの4月の記事だ。

U.S.S. Marinerは、もちろん、日本のマリナーズファンにも知られたシアトルの地元ウェブ・サイトである。たいていのマリナーズ関連サイトがリンク先に挙げている。そんなことは重々承知だ。
このサイトでもシアトル・マリナーズに関する情報を得たい人のために、ブログのデフォルトのリンク集以外に、Twitterによるリンク集であるのdamejima's MLB Twitter Linkhttp://twitter.com/damejima/mlb)もストーブリーグの時期用に新たに備えて、さまざまなリンク先を挙げてあるが、U.S.S. Marinerについては、あえてデフォルトのリンク集ではレギュラーのリンク先に挙げてない。
理由はある。意味もなく城島を持ち上げては、無意味にロブ・ジョンソンを叩くような姿勢がどうにも歪んでいて、公正さに欠けると何度も感じたからである。データとして、または論調として、感銘を得られるものがあまりないなら、読む必要がない。


このサイトがかつて4月に書いていた記事を例に挙げておく。最初から結論ありきで、無理のあるデータを元に無理のある結論を導こうとする視野の狭さによって、彼らはのちのち恥をかくことになった。
Rob Johnson’s Catching | U.S.S. Mariner

この記事でのU.S.S. Marinerの狙いと手法は、こうだ。
ロブ・ジョンソンと城島で、「投手別の被OPS」を挙げて両者を比較し、「城島がキャッチャーをやったほうがいい投手もたくさんいるじゃないか。どうだ。」と、言いたいわけである。

呆れてモノがいえない。

捕手のリード能力を「被OPS」だけを使ってどうこう言うこと自体、本当にどうかしている。どうかしていると思うが、そこはまあ100万歩譲って、たとえそれを良しとしたところで、4月23日なんていう日付でこんな程度の低い記事を書くあたりが、まったくもってメディアとしてダメすぎる。
4月23日といえば、シーズンが始まってわずか一ヶ月である。打者でいえば、まだシーズン打率4割とか3割後半を超えるような打者がゴロゴロいたりする。それはそうだ。シーズンがたった一ヶ月しかたっていないのでは、サンプル数が少なすぎる。
そんなあまりに短すぎる期間のデータを元に、投手をリードするキャッチャーの能力を、しかも、被OPSだけをネタにしてとやかく言う記事を書いているようでは、センセーショナルなだけのイギリスあたりのタブロイド紙や、イチローの悪口を書くことに血道をあげているこのところの日本の悪質な夕刊紙と変わらない。


2009年4月、といえば、コネ捕手城島が肉離れで戦列を離れた後のロブ・ジョンソンが、先発ゲームで、ローランド・スミスの代役としてローテ投手に急遽起用されたジャクバスカス先発3ゲームの3敗を除くと、7勝2敗、勝率.778、先発投手のQS率77.8%、CERA2.14と、ちょっとビックリするような好成績を挙げた月である。
U.S.S. Marinerにとやかく言われる数字ではない。
(ジャクバスカス先発ゲームを除いたのは、本来セットアッパーのジャクバスカスがローテーション投手を務めたからだが、もし、その3敗を含めたとしても、なお勝率は.588、QS率66.7%と、十分に評価できる)
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年4月、ロブ・ジョンソンは先発投手の防御率2.85で4月を乗り切った。

にもかかわらず、どうしても城島を持ち上げたいU.S.S. Marinerが「ロブ・ジョンソンより城島がいいのだ」とか無理に言いたいがために挙げたデータはこうだ。(太字はロブ・ジョンソン先発のほうがいい被OPSを残っている投手)

ロブ・ジョンソン(4月23日時点)

Felix: 27 PA, .638 OPS
Bedard: 56 PA, .448 OPS

Washburn: 68 PA, .608 OPS
Silva: 0 PA, NA(登板なし)
Jakubauskas: 43 PA, .931
Rowland-Smith: 0 PA, NA(登板なし)
Morrow: 11 PA, .282 OPS
Aardsma: 11 PA, .273 OPS

Corcoran: 18 PA, .914 OPS
Batista: 12 PA, .817 OPS
Kelley: 12 PA, .727 OPS
Lowe: 15 PA, .533 OPS
White: 17 PA, .301 OPS


城島(4月23日時点)

Felix: 56 PA, .702 OPS
Bedard: 22 PA, .747 OPS
Washburn: 12 PA, .000 OPS
Silva: 51 PA, .836 OPS
Jakubauskas: 17 PA, .639 OPS
Rowland-Smith: 20 PA, .733 OPS
Morrow: 15 PA, .500 OPS
Aardsma: 15 PA, .298 OPS
Corcoran: 16 PA, .648 OPS
Batista: 13 PA, .615 OPS
Kelley: 4 PA, .500 OPS
Lowe: 7 PA, .452 OPS
White: 0 PA, NA(登板なし)


これが2009年のシーズン終了時にはどうなったか。
投手のイニング数が増え、主力投手、勝ちゲームのセットアッパー、クローザー、その全てにおいて、ロブ・ジョンソンのマスク時の被OPSが勝っていったのである。

Rob Johnson(シーズン終了時点)
Seattle Mariners Player Splits: Rob Johnson - Baseball-Reference.com
Felix: 723 PA, .571 OPS
Bedard: 285 PA, .610 OPS
Washburn: 417 PA, .552 OPS
Silva: 22 PA, .914 OPS

Jakubauskas: 178 PA, .856 OPS
Rowland-Smith: 26 PA, .359 OPS
Morrow: 82 PA, .878 OPS
Aardsma: 151 PA, .456 OPS
Corcoran: 34 PA, 1.035 OPS
Batista: 106 PA, .686 OPS
Kelley: 62 PA, .825 OPS
Lowe: 154 PA, .675 OPS
White: 126 PA, .513 OPS


城島(シーズン終了時点)
Seattle Mariners Player Splits: Kenji Johjima - Baseball-Reference.com
Felix: 134 PA, .904 OPS
Bedard: 40 PA, .734 OPS
Washburn: 63 PA, .774 OPS
Silva: 99 PA, 1.029 OPS
Jakubauskas: 182 PA, .726 OPS
Rowland-Smith: 375 PA, .690 OPS
Morrow: 136 PA, .789 OPS
Aardsma: 106 PA, .642 OPS
Corcoran: 37 PA, .758 OPS
Batista: 176 PA, .865 OPS
Kelley: 110 PA, .729 OPS
Lowe: 130 PA, .605 OPS
White: 100 PA, .664 OPS


もちろん、ロブ・ジョンソンが世界最高の捕手だ、などと言うつもりはない。だが2009シーズン中も含め、彼の献身的なプレーぶりに対する行き過ぎた過小評価は、今見ると、あまりの狭量さに失笑する。
ロブ・ジョンソンの2009年中のチーム貢献度の高さについては、シーズンが終わり、コネ捕手が日本に逃げ帰った今、正当な評価を受けるべきだ、と考えるし、日米を問わず、誤った過小評価ばかり下し、無理やりにコネ捕手を持ち上げる画策ばかりしてきたメディアや評論家などは猛省すべきだと考える。
こうした失笑もののバベシ時代の古ぼけた買い物に過ぎないコネ捕手城島擁護を目的にした歪曲記事はU.S.S. Marinerだけでなく、日本のダメ・ライターや日本の解説者にも散見されたわけだが、それらの記事のほとんど全てが今シーズンに恥をかいた。

自業自得である、と言っておきたい。






damejima at 21:16

October 03, 2009

いままで「城島問題」の重要さに気づいて何か批判を加えたり、あまりにも酷い成績に不釣合いなサラリーを嘲笑したアメリカのメディアは数多い。というか、シアトル・マリナーズに関わるメディアは、全米メディアであれ、地元メディアであれ、ほとんどのところがやっている。
全米メディアの、ESPN、FOX、スポーツ・イラストレイテッド。ローカル紙では、Seattle Times、U.S.S.Mariner、SPI、そしてMariners Insider、Pro Ball NW(旧 Bleeding Blue and Teal)など。また無駄にサラリーをもらうプレーヤーに敏感な二ューヨークの二大紙であるニューヨーク・デイリーニューズのようなメディア。

アメリカメディアでは、メインの担当記者がひとりいて、たいていブログをやっているものだ。ブログでの批判記事はあっという間にファンに浸透して広がっていく。


ちなみに、100敗した2008年に数多くの批判があることはともかく、2009年にもメディアによる城島批判が7月に集中している。理由はなんとなくわかる。7月末にトレード期限があることもあって、7月はメディアにとって、選手のトレードなど移籍話で紙面を賑わす季節だからだろう。
要は、根底にあるのは「城島をシアトルから出せ」という、全米各メディアに共通の基本的意見だ。


2008年5月13日、地元記者ベイカーは長い重要な記事を書いた。

2008年6月17日、FOXローゼンタールは城島をオーナーだけのご贔屓捕手と皮肉った。

2008年7月9日、タコマ地元紙は「城島問題」が将来の禍根となると予言した。

2008年8月27日、U.S.S.Marinerは2008ワーストプレーヤー投票5人のトップに城島をあげた。

2008年9月28日、ESPNは城島をア・リーグ年間ワーストプレーヤーに選んだ。

2008年11月29日、二ューヨーク・デイリーニューズは城島を「がつがつ食うクセに働かない選手」9位に選出。

2009年4月6日付、SI.comは2009スカウティングレポートで「負け続ければトレード期限に城島はじめ不良債権全員クビにすべき」と発表した。

2009年7月12日、SPIのコラムニスト、アート・ティールは「城島を正捕手に戻すべきではない」「敏腕なワカマツはこれからも自分の方針を貫くべき」と主張するコラムを書いた。

2009年7月19日、Pro Ball NWのジョン・シールズは「城島をチームから去らせる方法」を繰り返し模索しつつ、このシーズンオフ、なんとしてでも「城島問題」を完全解消すべき、と強く述べた。

2009年7月27日、ESPNは「LTV 最もトレード価値のなさそうなプレーヤー ベスト15」で、第14位に城島を選んだ。


Game 161: Kenji Johjima's last start?
Mariners Insider - » Game 161: Kenji Johjima’s last start? The News Tribune Blogs, Tacoma, WA

Every season there are farewells to be said to the players we've watched, whether they ride off into their own sunset or are traded away.
どんなシーズンでも、見守り続けてきた選手に対する別れが来る。それが彼の日没(=引退)であるにせよ、トレードであるにせよ。

This season is no different and the focus has been on veterans like Ken Griffey Jr. and Mike Sweeney - but three good catchers is one too many for most teams.
今シーズンもなんら変わりない。(ブログ補足:チームを去ると予想される選手として)焦点があてられてきたのは、グリフィー・ジュニアや、スウィニーといったベテランだったが、キャッチャー3人はどんなチームでも多すぎる。

The Mariners have rookie Adam Moore, Rob Johnson and Kenji Johjima, and Johjima has two more years left on his contract. Still, there is some thought that the Mariners might try to buy him out gracefully and send him home to Japan.
マリナーズには新人アダム・ムーアと、ロブ・ジョンソン、城島健司がいる。城島の契約はあと2年残っているが、それでもなお「マリナーズは潔く彼の契約を買い取って(=バイアウト、契約を買い取ること)、彼を日本に返したほうがいい」と考える人たちがいる。

That's a long shot, but anything is possible, so tonight could be Joh's last game as a Mariner. If so, he's going out on a roll - batting .309 over his last 16 games with five doubles and three home runs.
それは大胆な試みになるが、何事にも不可能ということはない。だから今夜はもしかすると、ジョーのマリナーズの選手として最後の夜かもしれない。もしそうであるなら、過去16ゲーム、打率.309、二塁打5、ホームラン3と打っている彼は、勢いをつけて終わってくれることだろう。(=最後にバットでひと花咲かしてくれるだろう)

damejima at 21:47

July 28, 2009

以下の文章は、シアトルのご意見番のひとつとして名高いPro Ball NW(旧名:Bleeding Blue and Teal)ジョン・シールズが数日前に書いたものだ。
この文章が書かれたときはまだレッドソックスのフリオ・ルーゴの移籍は決まっていなかったように思うが、今はもうルーゴは、外野手のクリス・ダンカンと交換されて、カージナルスに移籍してしまい、もう赤い靴下ははいていない。

opt-out この場合は退団に関するオプションの取り決め
swap   交換。交換トレード。
buy out 契約の買取り。金を払ってやめてもらうこと。



Joh-K’s Outlook(ジョー・Kの前途)
by Jon Shields
http://www.proballnw.com/07-2009/joh-ks-outlook/

What to do with Kenji Johjima?
He’s not the starting catcher anymore. Rob Johnson has won over the pitching staff and more importantly manager Don Wakamatsu, catching whenever Felix Hernandez, Jarrod Washburn or Erik Bedard take the hill. He’s even been hitting since the calendar turned to July, batting .300 with a .900+ OPS.
城島健司を、どうしたらいいだろう・・・。
彼はもう、正捕手ではない。ロブ・ジョンソンは投手陣を味方にし、より重要なことに、監督ワカマツも味方にして、ヘルナンデス、ウオッシュバーン、ベダードが登板するときはいつも球を受けている。カレンダーが7月にかわってからは、打率.300とよく打ち、OPSも.900を超えている。

Johjima is under contract through 2011 and set to be one of the highest paid catchers in baseball over the next two seasons, but getting playing time is only going to get harder for him. Adam Moore, the organization’s top catching prospect, has continued hitting since landing in AAA and is just a few months of defensive work away from being MLB ready.
城島は、2011年まで契約があり、あと2シーズンはメジャー最高額のキャッチャーの1人だが、プレー時間は彼にとって厳しくなるばかりだ。アダム・ムーアは、捕手としてチームのトッププロスペクトだが、3Aに来て以来打ち続けていており、メジャーを遠く離れた場所でのほんの数ヶ月の守備的なトレーニングで既に準備はできている。

Will Johjima give up and go back to Japan? He has an opt-out clause in his contract that can be exercised after the 2009 season. It’s supposed to be reserved for family emergencies or other similar developments, but if he goes into 2010 Spring Training as the third string catcher behind Johnson and Moore (and not to mention Jeff Clement), might he find a way to exercise that clause and head back to Japan where he can find a starting job and play closer to his family?
城島はあきらめて、日本に帰るだろうか?
彼の契約には、2009シーズン終了後に履行できるオプト・アウト条項がある。本来は家族の緊急事態やそれに類する展開があったときのために用意された条項だが、もし彼が2010年のスプリング・トレーニングに、ジョンソン、ムーア(そしてもちろんジェフ・クレメント)に遅れをとる第三のキャッチャーとして参加したとすると、オプト・アウト条項を実行する道をとって、先発捕手の仕事を探せる日本に帰り、家族に近い場所でプレーするのを選ぶだろうか?

Or maybe he simply approaches the team asking to work out some kind of buyout? The Mariners could pay him something like $10M in exchange for his retirement. Just a thought.
もしくは、彼がシンプルに一種のバイアウト(=契約の買取りによる清算:ブログ補足)をチームに要求するというアプローチを選択するだろうか?マリナーズは彼のリタイアに対する代償として10Mかそこらは払うことになるかもしれない。ちょっとしたアイデアではある。

I mention those options first because I’m having a hard time thinking of a team that would want him in trade. The offense has slipped and there are surely rumors around the league about his inability to work effectively with a pitching staff. The Red Sox have been a popular target of speculation, but with Theo Epstein leading one of the most intelligent front offices in baseball and the Julio Lugo bad contract swap possibility a few days from going out the window, they don’t seem like much of a destination for Johjima.
私が最初にいろいろな選択肢に言及したのは、彼をトレードで獲得しようというチームについて考えていて悪戦苦闘したからだ。彼の攻撃力の低下、投手陣と仕事をする能力の無さについては、確かにリーグ周辺に噂が飛んでいる。
レッドソックスはトレード先候補として引っ張りだこのターゲットだ。しかし、メジャーで最も知性あるフロント・オフィスのひとつを率いるテオ・エプスタイン(=レッドソックスのGM:ブログ補足)にしてみれば、無用の長物になる期限まで数日しかないフリオ・ルーゴの貸し倒れスワップ契約相手の可能性としては、城島はたいした着地点にはならないようだ。(ブログ補足:その後ルーゴはカージナルスに移籍)

The Yankees could use a catcher, have money to burn and could market Joh alongside Hideki Matsui to their large Japanese demographic, but would they want Johjima? Not likely, but they’re the first real possibility that springs to mind.
火をつけて燃やすくらい金のあるヤンキースは、キャッチャーを必要としている。松井秀喜と並んで、城島を日本の巨大な購買層に売り込む可能性はある。だが、ヤンキースが城島を欲しがるだろうか?可能性は低いが、最初にパッと思いつく現実的な可能性ではある。

As funny as it is, the Royals match up on a couple of levels. They love hackers like Johjima and have Trey Hillman managing, but money would be an issue and Miguel Olivo is outperforming Joh at the plate this year.
冗談半分ではあるが、ロイヤルズとは相性がいいかもしれない。彼らは城島のようなおせっかい屋(hacker=侵入者 つまり、投手のシステムに侵入してくる人、という意味で使っているのだろう:ブログ注)が好きだし、(日本野球の経験のある)トレイ・ヒルマンが監督をしている。だが、予算的な問題があるだろうし、ミゲル・オリーボは今年キャッチャーとして城島をしのいでしまっている。

The Giants seem like a possibility, but Buster Posey isn’t long for the minor leagues so I don’t think they’d be eager to add an expensive catcher for the next two seasons. Who else could be a possibility? The Phillies?
ジャイアンツは可能性がありそうだが、バスター・ポジー(=1987年生まれの捕手で、MLBトッププロスペクト50に選ばれている捕手:ブログ補足)は、マイナーにそう長くいるわけではないだろうから、あと2シーズン先までのために、高額なキャッチャーを付け加えたいと切望するとは思えない。
プロスペクト・トップ50 Buster Posey
Buster Posey Top 50 Prospects Profile | MLB.com: Minors

The last options would be to either release Johjima outright and eat the $16M owed to him after this season, or allow him to stick around as the league’s most expensive backup for the next couple of seasons.
最後の選択肢は、シーズン後に城島を完全に放出してしまって彼に払うべき16Mを前倒ししてしまうか、数シーズンの間、「メジャーで最も高額な控え捕手」としてチームにしがみつくのを許すか、だ。

I’m getting of tired of rehashing these ideas every few months. I really hope the situation is resolved this offseason. What would you like to happen with Johjima? What do you think will actually happen?
私は、何ヶ月も何ヶ月もこういうアイデアを蒸し返して考えるのに飽き飽きしてきている。本当に、このシーズンオフには、解決に至ってもらいたいものだ。あなたなら、城島にどんなことが起きてほしい?どんなことが現実に起きると思う?






damejima at 17:42
ESPNのDavid Schoenfieldとかいうライターが、players no team would want to trade forと題したどこのチームもトレードで獲得しようとは思わないプレーヤー・ランキングとかいうのを発表した。Least Trade Value、すなわち、LTVプレーヤーである。
このランキングで城島は14位。勘違いしていはいけないのだが、下記で説明するように、このライターは第15位のベタンコートと、第14位の城島を「このリストの最初の2人」と呼んでいる。つまり、第14位とは、悪いほうから2番目、という意味だ。
城島はこれで去年のESPNのThe Least Value Player、LVP獲得に続いて、ふたたびメジャーを代表するワーストランキングプレーヤーとなった(笑)
Major leaguers with the least trade value - ESPN

城島、獲得希望なさそうなランク14位、松坂の名も…(野球) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

1. Barry Zito, Giants
2. Vernon Wells, Blue Jays
3. Alex Rodriguez, Yankees
4. Carlos Silva, Mariners
5. CC Sabathia, Yankees
6. Alfonso Soriano, Cubs
7. Travis Hafner, Indians
8. Gary Matthews Jr., Angels
9. Aaron Rowand, Giants
10. Dontrelle Willis, Nate Robertson, Jeremy Bonderman and Carlos Guillen, Tigers
11. Todd Helton, Rockies
12. Carlos Lee, Astros
13. Juan Pierre, Dodgers
14. Kenji Johjima, Mariners
15. Yuniesky Betancourt, Royals

当然のように第14位にランキング入りした城島については、こういうキャプションがついている。
Anybody want a 33-year-old catcher with a .299 on-base percentage and little power? Didn't think so. Congratulations, former Mariners general manager Bill Bavasi, you signed the first two guys on our list!
「33歳、出塁率.299、パワーのないキャッチャーを誰が欲しがる?ありえない。元マリナーズGMのビル・バベジさん、おめでとう。あなたはこのリストの最初の2人と契約したんですね!」


キャプションで「最初の2人」といっている(原文参照)のは、ベタンコートと城島のことである。城島の契約についてバベジがそれほど関与していないことは、「城島問題」の事情に通じたこのブログの読者なら、よくわかっていることと思う。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:時系列にそって「城島問題」を読む。

このライターが普段何をしている人なのか、よく知らないのだが、去年城島をシーズンLVP(最も貢献しなかったプレーヤー)に選んだESPNの看板ライターのひとり、Jayson Starkのような、ESPN電子版のトップページに顔写真が載るレベルのライターではないのは確か。
2008年9月28日、ESPNは城島をア・リーグ年間ワーストプレーヤーに選んだ。

まぁ、ご当人が、fangraphs.com. のDave Cameron氏が作った「最もトレードバリューのある選手50人」を見て作ったと認めて書いている二番煎じ企画なだけに、特に信憑性があるわけではないので、面白半分に見ておく程度でいいだろう。

城島がアメリカ国内でも「もうどうしようもない選手」と位置づけられたことくらいは、人に言われなくても、わかっている。

そんなことより、気になるのは、第15位に入った元マリナーズのユニスキー・ベタンコートのキャプションの書き出し。
He can't hit, can't field, can't run.(打てない、守れない、走れない)というのは、明らかにこのブログのタイトルキャプションのもじりのような気がしてならないのだが、気のせいだろうか。(苦笑)

困ったライターさんだ(笑)







damejima at 17:31

July 14, 2009

SPI(Seattle Post-Intelligencer)は、アメリカの大不況のあおりを受けて新聞が次々と廃刊に追い込まれる中、現在は電子版だけが残っているわけだが、「城島問題」2008年版まとめ2009年版まとめ)を扱うこのブログの立場からいうと、なぜか、廃刊後のほうが断然役に立っている。ある種、腹をくくった感じが、廃刊前よりかえってジャーナリズムっぽくなった。
2008年における「城島問題」についてだけ言うなら、2008年5月13日のシアトル・タイムズのベイカーの記事がなんといっても嚆矢かつ必読であり、インタビューの音声をリンクしたほど熱の入ったスクープぶりによって、シアトルタイムズはSPIを断然引き離していた。

だが、このところSPI電子版は目が離せなくなっている
この間のウオッシュバーンの「ドルフィン」についてのロブ・ジョンソンインタビューは、珍しくあのシアトルタイムズベイカー後追い記事をついつい書いてしまうほど(笑)、ネタが良く、2009年の「城島問題」を読み解く上で必読記事のひとつになった。
あれは長い文章だったが、記者のおかしな注釈や主観をほとんど交えず、勇気をもってインタビューそのものを長文で掲載することは意味がある。プレーヤーの主張を十分に伝える意味で重要だ。好感が持てる。
下に訳したのは、SPIのコラムニスト、アート・ティール氏による「ワカマツの手腕の高さ」を書いた記事の「ワカマツの最大の悩みの種は城島の処遇」という部分を抜き出して粗く訳したものだが、ただ「城島問題」を秀才を気取って要領よくまとめるのではなく、むしろ、かなり踏み込んで
「たとえ上層部と食い違っていようと、ワカマツ監督の方針のほうが正しい。絶対に貫くべし」
と、ハッキリ立ち位置を決めて書いているのが、とても清清しい。やはりスポーツジャーナリズムを名乗るくらいなら、こうではなくては。
当ブログでは、意図的にではないが、なにかとシアトルタイムズの記事にお世話になるケースばかりだったが、これからはSPI電子版もできるだけ応援していく。
SPIにはあまり目を通していなかったシアトルファンもそういないとは思うが、もしそういう方がいたら、一度サイトを訪問されてみることを薦めたい。
Seattle news, sports, entertainment | seattlepi.com - Seattle Post-Intelligencer
2009年7月6日、ロブ・ジョンソンが準完全試合を達成したウオッシュバーンの新しい魔球「ドルフィン」と、その開発にいたるコラボレーションについて大いに語った。

イルカ


マリナーズを危険な落とし穴から回避させる敏腕監督
Manager's deft touch steers M's around rocky shoals

(前半部:グリフィーとベタンコートについての記述。割愛。以下、イコールのついたカッコ書き部分は、ブログ側の補足した注釈)
But Wakamatsu's biggest personnel headache looms: What to do with Kenji Johjima.
しかし、ワカマツ監督に立ちはだかる最大の頭痛の種は、「城島の処遇問題」だ。

The veteran has been supplanted as starting catcher by rookie Rob Johnson, who has won over Felix Hernandez, Jarrod Washburn and Eric Bedard. They are the starters primarily responsible for the Mariners leading the American League in earned run average, and all insist on throwing to Johnson.
ベテラン城島は、正捕手の座を新人ロブ・ジョンソンに取って代わられた。ジョンソンは、ヘルナンデス、ウォッシュバーン、ベダードを味方につけている。彼らはア・リーグERAトップのマリナーズにとって重要な主戦投手たちだが、彼ら全員がジョンソン相手に投げたいと主張している。

Johjima, whose two stints on the disabled list opened the door for Johnson, is upset, going as far as having a closed-door meeting with Wakamatsu.
城島の2度の故障者リスト入り期間がジョンソンにチャンスを与え、立場が逆転し、城島がワカマツと非公開の会議をもつところにまで事態は進んでいる。

"I think I won't look back (on the first half of the season)," Johjima told Japanese reporters Sunday. "If I hit .300, had recorded more caught-stealings, and the team had won more, I would catch more games.As a player, I have to think so."
「過去(シーズン前半)を振り返らないようにしようと思う」と城島は日曜に日本のレポーターに語った。「もし3割打って、もっと多くの刺殺を記録し続けて、チームがもっと勝っていたら、もっとたくさんのゲームに出れていただろう。プレーヤーとしてはそう考えるしかない。」
ブログ注:
この部分は、日本では違うニュアンスで報道がされている。
「けがをせず(打率)3割打って、もっと盗塁も刺して、もっと勝ち試合にしておけば、もっとマスクをかぶる機会も増えるでしょう。プレーヤーとしてはそう考えるしかないし、そうしていきます」(共同)
だが、上記の文章の、いわゆる仮定法過去が使われた英語の文章では、意味あいがかなり違う。つまり「もし〜していたら、こうなっただろう。でも、そうはならなかった」というニュアンスである。


The baseball numbers speak loudly in Johnson's favor: With him as starter, the M's are 24-16 with a collective ERA of 2.93. Johjima is 13-19 and 4.91.
野球のデータは、ジョンソン有利を高らかに告げている。ジョンソン先発でマリナーズは24勝16敗、CERAは2.93。城島は13勝19敗、CERA4.91。

But the financial numbers speak on behalf of Johjima: He is in the first year of a three-year, $24 million extension signed last year in a deal that former GM Bill Bavasi indicated was forced on him by ownership.
しかし金銭的な話となると、城島の側に有利さがある。彼は前のGMのバベジが昨年「オーナーサイドに押し付けられた」と示唆した3年24Mの延長契約の初年度にいる。

Wakamatsu is nearing an awkward crossroad in which his baseball agenda could clash with his bosses' agenda. But Wakamatsu's agenda must prevail, because he's helping end a half-decade of mishap and misery by standing tall with the facts.
ワカマツは、彼の野球の方針が、上司の方針と衝突する厄介な分岐点に接近しつつある。しかし、ワカマツの方針を優先すべきだ。なぜなら彼は事実を元に断固たる態度をとることによって、災いと苦痛の5年間を終焉させようとしているのだから。(太字:ブログ側添付)

To reinsert Johjima would be a clubhouse disaster. Already prevailing against assorted injuries to win five of nine recent road games against the best in baseball, then recovering from two bad games against Baltimore to handle Texas, the Mariners border on giddiness.
城島を元に戻す(=正捕手に戻す)ことになれば、クラブハウスに災厄をもたらすことになる。既にマリナーズはさまざまな故障(=故障者の続出)に打ち勝って、最近の強豪相手のロードで9ゲームのうち5ゲームに勝ち、次にボルチモア戦での2つの良くないゲームからも回復してテキサスを翻弄して、ほぼ有頂天な状態といっていい。
ブログ注:2008年のいわゆる「クラブハウス問題」について、その原因が「城島問題」にあったという認識を示唆している。

"We're really close to doing what Tampa Bay did last year," said closer David Aardsma (save No. 20 Sunday), referring to the unexpected American League championship by the Rays. "We're pitching well, we score when we need to and we're making good defensive plays."
日曜に20個目のセーブを記録したクローザー、デイビット・アーズマは、レイズによる予想外のア・リーグ制覇に言及して、こう言う。「投手陣はよく投げているし、打線は必要なときに得点もしている。素晴らしいディフェンシブ・プレーぶりだよ。」

We're not quite ready to witness to the Ray way, but Sunday was a testament to Aardsma's point. The Mariners yesterday featured a re-jiggered lineup of five guys hitting below .250 -- catcher, shortstop, third base, left field, DH. Somehow, it worked.
マリナーズがレイズの通った道を進んでいると断言できるまでにはまだ至ってはいないにしても、日曜のゲームはアーズマの指摘の証になった。昨日のマリナーズは打率.250未満の5人(キャッチャー、ショート、サード、レフト、DH)が仕事をしたのである。
(後略)






damejima at 05:40

November 29, 2008

「4月に09年から3年総額2400万ドル(約22億4000万円)で延長契約したものの打率.227、出塁率.277の不振に終わったと指摘した。」などと、サンスポは手ぬるい翻訳をしたようだが、原文を普通に読めば意味はわかる。
チームが101敗もしたのを個人のせいにするのは、普通は忍びないが、こと城島に関してはそうではない。つまり、シーズン101敗という惨憺たるシーズンをおくったメインの理由は城島にある、と指摘した上で、2009年からはoverpaid player、つまり、給料をもらい過ぎのシーズンが始まる、やれやれ、と、言っているのである。
ちなみに、タイトルになっているGobbleとは、「がつがつ食う」という意味と、それ以外に「オスの七面鳥」という意味もあり、この文章の最初の部分で、baseball once again had a plentiful supply of turkeys this seasonと、わざわざturkeysという単語を使ったのは、アメリカ・カナダで、七面鳥の日(Turkey Day)とも呼ばれる感謝祭Thanksgiving Dayにちなんで使っている。アメリカでの感謝祭は11月の第4木曜日で、この記事が書かれたのは2008年11月29日だから、当然、感謝祭で食べる七面鳥にひっかけたタイトルである。
だから、この記事は、サンスポがいうように単に「今シーズン精彩を欠いた選手10傑」、というだけの意味ではない。
そうではなく「がつがつ食うクセに働かない選手」、つまり「サラリーが馬鹿高いのに、まるで働かないと選手ベスト10」というような、成績の酷さとサラリーを比較した意味のランキングであって、サンスポは元記事の意味もわからないままタイトルをつけている。
それはそうだ。ESPNのLVPではないが、サラリーとの対比でないワーストランキングなら、もちろん城島はアンドリュー・ジョーンズなど目ではなく、ワーストワンだろうから。

Gobble Gang: Major League Baseball's top 10 turkeys

http://www.nydailynews.com/sports/baseball/2008/11/29/2008-11-29_gobble_gang_major_league_baseballs_top_1.html
http://www.sanspo.com/mlb/news/081203/mla0812030504000-n1.htm
Leftovers anyone? Fortunately, baseball once again had a plentiful supply of turkeys this season. Here's our annual Daily News top 10, completely basted
9. KENJI JOHJIMA
It's probably a tad unfair to blame one person for how bad the dysfunctional 101-loss Seattle Mariners were this year, but Johjima, if nothing else, was a primary reason GM Bill Bavasi got fired. The M's catcher will soon become their most overpaid player after, incomprehensibly, he was given a three-year, $24 million extension that begins in '09 - despite the fact their best prospect, Jeff Clement, is also a catcher. In '08, Johjima was a complete disaster. He hit .223 with a .272 on-base pct. and a .322 slugging pct. - all of which was compounded by the fact that the Mariners' pitchers hated pitching to him. (For the record, one of them, Carlos Silva, held the distinction of most overpaid Mariner in '08, earning $8.2 million to go 4-15.)

1. MANNY RAMIREZ
2. JOHN MOORES
3. ANDRUW JONES
4. ED WADE
5. IAN SNELL
6. NATE ROBERTSON
7. DRAYTON McLANE
8. MARK REYNOLDS
9. KENJI JOHJIMA
10. ROGER CLEMENS

1位がマニー・ラミレスなのは、東海岸で、ヤンキースのお膝元のニューヨークのメディアとしてはご愛嬌といったところ。他意はない。



damejima at 04:42

September 29, 2008

一度取り上げたことのあるJayson Starkは、スポーツ専門メディアESPNのシニアライター。1951年フィラデルフィア出身で、出身地のチームであるフィーリーズの番記者の出である。いまは役職がシニアとつくだけあって、スポーツセンターはじめ、ESPNニュース、ベースボール・トゥナイトと、ESPNのもつ有力人気番組に軒並みかかわってきたキャリアを持つ。

彼もレポーターをつとめる「ベースボール・トゥナイト」は、アメリカの有名なスポーツ番組で、既にスポーツエミー賞を受賞している。これはクリス・バーマンなど、アメリカのスポーツ界の有名ホストを迎えた人気番組で、夜10時から12時に流れている。また「ESPN スポーツセンター」はスポーツ総合番組で、日本でいう深夜の総合スポーツ番組にあたる。
例えば仕事でアメリカに赴任している日本人にしてみると、「スポーツセンター」や「ベースボール・トゥナイト」は寝る前のほっとするひとときに必ず見る定番番組のひとつという。彼らは日本を離れてアメリカに滞在している間、ベースボール・トゥナイトでアメリカ生活の疲れを癒し、帰国後は、それらの番組で自分のアメリカ生活時代を懐かしむという。現地のアメリカ人の間でも人気番組なのはもちろんである。

そのJayson StarkがMLB2008シーズンのMVPと、その逆の、LVP、つまりLeast Valuable Player、最も貢献しなかったプレーヤーを選び、マリナーズの城島がそのワーストワン・プレーヤーに選ばれた。

Year-end awards: MVPs and LVPs, Cy Youngs and Yuks ...
http://sports.espn.go.com/mlb/columns/story?columnist=stark_jayson&id=3611226

AL LVP: Kenji Johjima, Mariners

What do Andruw Jones and Kenji Johjima have in common? If there was a way to spend the same money on building a time machine, both their teams would rather build it, head back about 10 months and take a mulligan on these contracts than try to figure out what to do with these two poster boys for expensive disappointment.

Johjima's three-year, $24 million extension didn't make much baseball sense at the time, anyway, considering the Mariners' best prospect (Jeff Clement) was a catcher. But now it looks like a worse investment than Enron stock.

There were 124 AL hitters who got 350 at-bats this season. Johjima ranked 119th in on-base percentage (.272), 119th in OPS (.594), 118th in slugging (.322) and 114th in batting average (.223). Now add in all the issues he had with assorted members of his pitching staff, and this was a vintage LVP kind of year. Oh, by the way, did I mention that his three-year extension doesn't even kick in until next season?

出塁率(.272)第119位
OPS(.594)第119位
長打率(.322)第118位
打率(.223)第114位

彼がすでに、2008年7月に城島を上半期のワーストプレーヤーに選んだことはすでに一度、記事にしている。城島は下半期も立派に酷い成績を残し続け、ここに年間ワーストプレーヤーを獲得した、というわけだ。たいしたものだ。
2008年7月12日、城島はESPNのMLB専門記者の選ぶ上半期ワーストプレーヤーに選ばれた。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/432081.html



damejima at 23:49

August 31, 2008

「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」 および、3人捕手制について、公式サイトさえ記事を書かなくてはしょうがない時期にいたったようだ。公式サイトは、現地の生っぽいファンの声を直接代弁しているというより、あれやこれや、たくさんある声の「中庸あたり」をいくのが普通ではある。
だが、以前「城島問題」についても記事にした公式サイトに、相手チームの投手が左か右かで捕手を選ぶようなおかしなシステムについて記事にせざるをえなくなるほど、ファンからの圧力が高まっているのは間違いないだろう。

下記の文章の和訳はあとで掲載するつもりだが、要所要所で、たいへんに遠まわしな表現がちりばめられて、95%文意がわかるのに、残り5%がわからなくて困っている。

たとえば、冒頭で、「ペイロールが高いのに最下位であるシアトル」を皮肉っている割には、そのことを受けて3人の捕手にからめていく文章が、その後の文章にない。もちろん、それは書き忘れではなさそうだ。城島をさして、わざわざ「32歳の日本人捕手」と書いていることが、その「受け」のひとつにあたる。つまり「城島のように、年齢もかなり行っていて、チカラが発揮できていないのにサラリーの高すぎる選手がいる。なのにチームが最下位。これじゃ、意味がなかろうに。」という意味の皮肉なのである。

だが、公式サイトとして自軍の選手に直接皮肉を書くわけにもいかないのだろう。そのために普段よりもずっと表現が遠まわしになっていて、わかりにくい。
例えば、「皮肉のごまかし」はespecially if he has previous success against the starting pitcher. という部分にも影響している。この文章の受けは、どうみてもMLB関連の文章ではよくある仮定法過去にすべきなのだが、どうも故意に現在形にしてあるために、文意が妙にゆるゆるになっていて訳しにくい。あまりにも文意があからさまになるのを避けたいのだろうと思う。

用語もなにか、すごく文語っぽい。nodというのは直接には「あごで示す」ことで、ここでは「決定する」という意味で使われているのだが、野球のための文章としてはあまりにも回りくどい。この文章、どうもスポーツライターの文章らしさが全体に欠けすぎているように思えるが、のちのちの証拠とするためもあって、全文を掲載する。

http://seattle.mariners.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20080829&content_id=3386224&vkey=news_sea&fext=.jsp&c_id=sea
Not many teams in the Major Leagues carry three catchers on their active roster before September

Not many teams in the Major Leagues carry three catchers on their active roster before September callups.
Then again, not many teams with a $116 million payroll get mathematically eliminated from playoff contention with more than a month left in the season. Just consider the Mariners unique in a number of areas this season.

With Kenji Johjima, Jeff Clement and Jamie Burke all splitting time behind the plate, manager Jim Riggleman has been forced to implement a three-pronged strategy in determining who will catch, who will be the designated hitter and who will sit.

None of the players have particularly made a case to stay in the lineup with their ability to consistently hit, so Riggleman has been forced to take into account other factors before he makes his decision.

"There's a lot of variables in there," Riggleman said.

When a left-hander is on the mound -- which has been the case more often than not against the Mariners over the past few weeks -- the nod will likely go to Johjima, especially if he has previous success against the starting pitcher. Though Johjima was 0-for-3 lifetime against the Indians' Jeremy Sowers heading into Friday night's game at Progressive Field, the 32-year-old Japanese catcher was penciled in behind the plate while Clement was at designated hitter.

Clement's hot bat of late has made it tough for Riggleman to leave the 25-year-old rookie on the bench. Since Clement finally cracked the Mendoza line (a .200 batting average) Aug. 8, he is batting .341 with six doubles and nine RBIs, which has helped lift his average to .229. Expect Clement to be in the lineup more as a DH in the next few days, as "his knees have been barking a little bit," Riggleman said.

When the Mariners face a right-hander, it's almost guaranteed that Clement, the only left-handed batter of the trio, will be in the lineup in some fashion, leaving the other spot up for grabs.

"It's about taking those three things into consideration and making a choice," Riggleman said.


damejima at 06:58

August 28, 2008

U.S.S.Marinerは、新聞社の電子版ではなく、ファンサイトという性格のものだが、27日から今年のワースト・パフォーマンス・プレーヤー5人をあげて、投票を始めた。

リストに上がっているのは5人。トップが城島で、ビドロ、バティスタ、シルバ、オフラハティと続く。この記事を書いている時点ではシルバ32%、ビドロ31%で、それに続くのが城島の19%。トータルの投票数は1594.
もちろんこうしたリンクが張られた時点でこういう投票の中身は歪んでいくものだから、たいして投票の中身は問題にならないといえば、そうだが、5人の候補者に城島が選ばれていることは、アメリカでの城島の「不人気度」を表すものといえる。
http://ussmariner.com/2008/08/27/out-of-curiosity/

damejima at 15:46

July 16, 2008

アメリカのスポーツメディアで有名なESPNのJayson Starkが、2008シーズン上半期で最も活躍した選手、最もダメだった選手を発表した。前者にはMost Valuable Players、つまり最も価値あるベストプレーヤー、MVPという称号を与え、そして後者には、Least Valuable Players、つまり、最も価値がないワーストプレーヤー、LVPという称号を与えている。
LVP、ワーストプレーヤーに5人のプレーヤーを選んでいるのだが、3人ものシアトルの選手がノミネートされており、当然のことながら、コネで3年契約を獲得した城島もその5人の中に含まれている。
http://sports.espn.go.com/mlb/columns/story?columnist=stark_jayson&id=3483646
Sighs of relief for: Edgar Renteria, Jose Vidro, Kenji Johjima, Robinson Cano.

以前ESPNと同じくアメリカの有名スポーツメディアであるFOXのローゼンタールが、何度も城島について酷評する記事を書いていることは紹介したが、FOXに続いてESPNが城島を酷評したことで、アメリカでの城島の評価は「最低ランク」と確定した。
参考●ローゼンタールの記事→  

契約最終年が終わってもいないこんな選手に、どこをどうすると、メジャーの捕手では最高レベルの報酬に近い3年24Mなどという馬鹿げた契約をできるというのか。
ひさしぶりのワイルドカードによるポストシーズン進出がかかっていた2007年の、あの要所要所での酷い打撃、あの酷い守り。3年目のキャリアすら終わってもないという、ルーキーに毛のはえたような城島のメジャーのキャリア。
この程度の経歴しかない選手に、シーズン途中で突然、契約延長を発表するというシアトルのフロントの奇怪な行動。当時の現場の監督どころか、GMすら深くかかわらない場所で、城島サイドとフロントの人間が、コネだけで決めるという、密室での契約。

城島のメジャーキャリアは、こうして全米の笑い話と化した。


ワーストプレーヤー5人のうち3人をシアトルから選んだESPNが、城島に対する酷評を通じて暗にあざ笑っているのは、城島の契約延長を決めた人物たちであることなど言うまでもない。

damejima at 02:32

July 13, 2008

シアトルのマイナーがあるタコマの地元紙が、「城島問題」を語った。worst-kept secretというのは慣用句で、「公然の秘密」という意味だ。

この記事で最も重要なベースは、3人の捕手のうち、城島だけが「位置づけ」のよくわからない選手と名指しして、将来の禍根となるだろうと予言していることだ。

この文章は最初読むと、ところどころ意味が途切れたまま次のパラグラフに行っているように感じるだろう。それはそうだ。日本語でいう「行間の意味」というやつを多用して構成しているからだ。
たとえばHe also is clearly unhappy with his role today.という部分だが、「彼の側はいまの役割に不満かもしれないが、チームの側も役割の中途半端な城島の存在は不幸でしかたがないのだよ」という言外のニュアンスが、alsoという単語に故意に込められて使われている。

クレメントを正捕手にする(つまり城島を正捕手からはずす)と宣言したのが監督末期のマクラーレンで、必ずしもリグルマンになってからではないという認識との些細な時期的相違を除けば、基本認識はほぼこのブログとかわりない。

投手陣が前々から城島に投げたくないと感じていたこと、城島の3年契約は野球の現場で決まったのではなく、日本からダイレクトに決定がきたと明確に指摘していることなど、シアトルの野球関係者において「城島問題」の認識がほとんど統一的な意味で浸透していることが確定した。

What Do You Do With A Catcher Like Johjima?
http://blogs.thenewstribune.com/mariners/2008/07/09/what_do_you_do_with_a_catcher_like_johji

Burke is a solid backup who's out of options. He can't be sent to the minor leagues. Clement is the catcher of the future, according to the Mariners. And Johjima?

The worst-kept secret in baseball is that pitchers don?t like throwing to Joh, and this dates back years. When John McLaren managed, he tried to protect Johjima from criticism, but Jim Riggleman is in charge now.

And Johjima's time behind the plate has been cut severely.

Instead, Johjima , who signed a three-year extension in April , has done a little DHing and a little watching from the bench. Offering him the lucrative extension was not a baseball decision, but one that came directly from Japan.

Now Seattle has to figure out what to do about it. Joh is untradeable with three years on his deal. He also is clearly unhappy with his role today.

It?s an issue that's going to be troublesome the remainder of the season and probably beyond.


(一部略)バークはまぎれもなく堅実な控え選手で、マイナーに送ったりはできない。クレメントは、マリナーズにとって将来の捕手である。では、城島はどうだ?

チームにおける公然の秘密は、投手陣たちが城島に投げたがらないことだが、こうした事態はずっと前からあった。マクラーレンの監督時に彼は城島を批判から保護しようとしていたが、今は監督はリグルマンに変わった。

そして、城島が捕手を務める時間は厳しく制約されている。

4月に3年の契約延長にサインしたというのに、城島はDHをやったり、ベンチから試合を眺めたりしている。有利な契約延長を彼に提供したのは、野球の現場においての決定ではなく、直接日本からもたらされたものだった。

今シアトルはこのことについて何をしたらよいか、考えなければならない。 城島は日本サイド主導の3年契約でトレード不能だ。彼は明らかにいまの役割に不満ももっている。

この問題は、残りのシーズン、そしておそらくそれ以降も、厄介な問題になるだろう。

damejima at 09:39

June 21, 2008

いいだろうか。下記の記事はチームのMLB公式サイトである。その公式サイトでさえ、「城島問題」の存在を認めたのである。
シアトルの先発投手たちがそもそも城島に投げたがっていなかったことが、これで事実として確定した。
この記事では、城島が捕手として先発投手から嫌われている状態がいつ始まったかについて、触れられていない。
だが、去年もシアトルに所属していた投手も多いのだから、「城島問題」が去年からすでにあったと考えるのが妥当だろう。マクラーレンが正捕手を城島からクレメントに変えようとしたのは、「城島問題」の解決のためだとするなら、「城島問題」の解決を望まない者によって彼は解任された可能性がいよいよ高まってきた。

McLaren reflects on Mariners' troubles
http://seattle.mariners.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20080620&content_id=2968341&vkey=news_sea&fext=.jsp&c_id=sea
By Jim Street / MLB.com

It might be a coincidence, but catcher Kenji Johjima signed a three-year, $24 million contract extension on April 25, a deal that was not well-received in the clubhouse. Most starting pitchers preferred throwing to backup receiver Jamie Burke, although left-hander Erik Bedard was the only one to get his wish.
The Mariners were 11-12 and three games out of first place on the day the deal was announced. They are 14-35 since, 17 1/2 games behind the division-leading Angels, and Johjima has been replaced behind the plate by Jeff Clement.


これは単なる偶然かもしれないが、キャッチャーの城島健司が4月25日に3年2400万ドルの契約延長にサインして、その取引(deal)はクラブハウスで好感をもたれなかった。先発投手の大半は控え捕手バークに投げることを好んだが、その願いを叶えられたのは左投手エリック・ベダードだけだった。
城島の契約発表時点のマリナーズは11勝12敗、首位から3ゲーム差だったが、それ以降14勝35敗で、首位エンゼルスから17.5ゲームも引き離されてしまい、城島もクレメントにすげ替えられてしまった。

damejima at 11:45

May 23, 2008

以下は、シアトルの地元メディアSeattle Timesの記者の書いた記事である。これについては、某所に日本語訳があることはもちろん承知している。
だが、やはり翻訳というのは細かいニュアンスが個人個人異なるのが普通だ。さらに、始末の悪いことに、たぶん故意にか、欧米人特有の慇懃さからだろうが、この記事は実に微妙なニュアンスの書き方をされている。
ゆえに、この記事を読むには、書かれる前提を理解することを前提に、「原文だけ」を読むことにトライすることを勧める。まちがっても、翻訳を全てだと思い込まないことだ。
例えば、記事タイトルのcoming undoneだが、これは機械翻訳でいうと「ほどける、ゆるむ」というような意味になる。これを「バラバラになりつつあるチーム」と訳すのか、それともソフトに「チームのゆるみ」程度に納めて記者の警鐘とするのか、または「進みつつあるチーム解体」などとと強い意味で訳して記者の強い批判とするのか、それは、この記事を読んだ人の受け止め方によって異なってくる。

他の例だが、文中にJohjima can't school Bedard on how to hold a 5-0 lead. という文章がある。これも「5-0のリードの守り方をベダードに教えることは城島の仕事ではない」と訳すのと、「5-0のリードの保ちかたを、ベダードに教え込むことは城島にはできるはずもない」と訳すのでは、意味が全く違ってくる。少なくとも、日本語訳にあたっては、記事を書いた人間の意図から判断しなければならない部分が必ず出てくるが、それは他人の翻訳に頼っているようではダメだ。
この記事をさらっと読むと、あたかも一面的な城島批判にならないように書かれている、と思う人もいるかもしれない。だが、これまでの城島批判記事の出方、つまり、シーズン始まったばかりの頃というのに批判めいた記事が公式にさえ出るとか、新人投手までもがコメントを出す、といったような強い流れを頭にいれるなら、この記事が非常に強い調子で、シアトルマリナーズ内の、それも番記者にしかわからないような「根が深く、強いチーム内の城島批判の空気」を伝えようとしていることに気づくはずだ。

蛇足ながら記事中で、2007年の城島の打撃について、及第点を記者がつけているようにも書かれているが、城島本人が2007年の打撃はダメというニュアンスでコメントしているように、この点も記者のリップサービスでしかない。この点については近く、このブログに主要な打撃データを掲載して、2007年の城島の打撃があらゆる面で酷いものだったことを示す。

Coming undone
http://blog.seattletimes.nwsource.com/mariners/2008/05/coming_undone.html
Posted by Geoff Baker
May 13, 2008 9:59 AM

For those of you who missed it last night, here's our latest Mariners road trip video, chronicling the journey from Seattle to Arlington, Texas:On to some thoughts about the baseball team...

Forget about catching the Angels, who came back to win last night and snap a four-game losing streak. Don't worry too much about the Oakland A's, now 8 1/2 games up on Seattle after this latest Mariners loss, a 13-12 stinker to the Texas Rangers last night. Yeah, it would have been a feel-good win had Brandon Morrow managed to keep striking out everybody in sight. But the reality is, the M's were outscored 12-3 between the bottom of the first until the top of the ninth. A win in this game would have been a gift from the Baseball Gods.

But forget the Rangers, A's and Angels. The biggest foe this Mariners team is fighting right now comes from within its own clubhouse. And for all the calls I've seen for the ouster of manager John McLaren in recent weeks, some well-reasoned, others bordering on the ridiculous, these coming days will be a true test of his leadership abilities. McLaren alluded to it slightly in yesterday's pre-game session with reporters, about how "little things'' in the clubhouse had to be dealt with before becoming bigger. The manager suggested at the time that his staff had moved to quell any small brush fires and that the team was more together now. I'm not so sure that's the case.

Yes, there have been some team meetings. This team, if nothing else, is excellent at holding meetings. But that alone won't do it. You get the sense walking through that clubhouse that it is more of a collection of individual groups than one team streaking towards a common goal. Every clubhouse has its cliques, but for the M's, this is always going to be a particular challenge strictly because of the natural language barriers that exist. You glance around the clubhouse on any given day, you'll see the young relief pitchers off in one corner, the two middle infielders in another, sometimes holding court with Carlos Silva and Felix Hernandez, other times with Miguel Cairo. Miguel Batista will be off by himself. Jarrod Washburn and Erik Bedard, sometimes, in another corner. Ichiro off doing his own thing, which will usually involve intense pre-game stretching. Kenji Johjima off by himself. Cha Seung Baek off by himself. Adrian Beltre doing his own thing, though he'll also socialize with the middle infielders. Richie Sexson holding court with Willie Bloomquist and sometimes Jamie Burke.

There will be interminglers between the groups. J.J. Putz spends plenty of time with the young relievers, trying to help them feel as comfortable as he can. Putz is one guy who can roam freely around the clubhouse interacting with all the groups I just mentioned. Silva is another, who, despite Spanish being his first language, seems comfortable interracting with everyone. Raul Ibanez can do it as well. But this clubhouse will always have its challenges. And now, with 12 losses in the last 15 games, those challenges look more serious than ever.

It's not about everybody getting together and baking cookies on Sunday. All teams have their internal divisions. But the Mariners, as uniquely as they've been constructed, with more interpreters hanging around the clubhouse than players immediately after some losses, have some natural divisions already built-in. The addition of others during the course of a season can therefore become more problematic than usual.

This whole thing brewing with catcher Johjima is just the latest test. The Mariners are moving quickly to downplay any suggestions of a rift between the catcher and the starting staff. Jarrod Washburn said last night that he's had trouble getting on the same page with catchers before -- Bengie Molina in Anaheim being one -- that it's nothing new and that adjustments constantly have to be made.

That may be so in his particular case. If it's only a matter of week-to-week adjustments between Johjima and Washburn, then it can be remedied and is not that big a deal. But then the Mariners have to move swiftly to address the situation and get everyone on the same page before a deeper rift forms. Erik Bedard and Johjima looked hopelessly out of sync last night. It was the first time the pair had teamed up in a while after three successive outings with a Bedard-Burke battery.

McLaren said yesterday that the decision to bring in catching coordinator Roger Hansen, starting today, to get his pitchers and catchers in sync, was made before anyone even asked Washburn about his relations with the catcher.

Johjima can't school Bedard on how to hold a 5-0 lead. He can't stand on the mound for six or seven innings in Washburn's place. Or fill in on nights when good Felix Hernandez becomes bad Felix Hernandez. But there have been numerous critiques about Johjima's catching style since he arrived here. The Mariners have worked extensively with him to alter that style. His ability to throw runners out improved last year, with some help from pitchers who began slide stepping more and getting him the ball quicker.

Johjima's framing of pitches has also been an issue on a team where walks have been dispensed like candy the past few years. The M's walked 13 batters last night to only one for the Rangers. While the wind did indeed wreak havoc with some pitches, it works the same way -- as some of you mentioned -- for both teams.

There have been murmurs of discontent in the clubhouse, since I arrived here in Sept. 2006 anyway, about how Johjima sets up behind the plate and the target he offers pitchers. The M's have taken steps to correct that issue as well.

How much should this impact pitchers on the mound? It will, to a degree. Not to the point where they should be blowing 5-0 leads like vintage Horacio Ramirez. But it obviously will have some type of impact if pitchers are less than comfortable with the guy they are throwing to.

How serious an issue is this? I think very. The way this clubhouse is structured, with several guys more or less an island unto themselves, the possibility of brush fires erupting into a full-out chemical blaze is omnipresent. Johjima isn't surrounded by a half-dozen pals at the card table in the pre-game hours. He and Ichiro don't even intermingle all that much.

He is an easy target for discontent. An easy scapegoat for a season heading down the tubes. And while a lot of the disenchantment towards his catching style may be valid, it's not even the truth of it that matters. It's the perception. The image created going forward. His ability to instill confidence in the pitchers he catches. According to the M's, he's going to be here a long time. Seattle just signed a three-year, $24 million contract extension with a catcher in his early 30s who owns an on-base-plus slugging percentage of .562. There continue to be whispers in the organization that the extension decision was made by the Japanese ownsership and was not the idea of a front office that had used a No. 1 draft pick on catcher Jeff Clement a few years ago. The M's, as always, don't like to talk much in public about the reasoning behind such personnel decisions. They keep their explanations at surface level in press conferences and hope everyone moves along. Whatever. Again, it won't be the truth of it that matters in the clubhouse. It's the perception.

When Johjima was hitting in 2006 and 2007 -- like he did with last night's game-tying bomb in the ninth -- a lot of his defensive style could be grudgingly overlooked by a team winning more and more games. But with his offensive numbers now among the worst in the major leagues, on a team headed nowhere fast, eveything else he does behind the plate will fall under intense scrutiny. That's human nature. Frankly, at his age and with the money he just received, he should expect nothing less.

But McLaren and his staff have their work cut out for them with this and other situations. This clubhouse, already not among the most together in the majors, is primed and ready for one of these brush fires to blow up into something huge. At this stage, the firehoses should be pointed in Johjima's direction. Next week, it could be something new.

Winning cures a lot of these problems. But the Mariners aren't winning. And if McLaren wants to continue having a shot at winning with these players down the road, he'd better make sure the flames of the Johjima situation don't start licking their way towards him.


damejima at 11:42
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