移籍後のロニー・セデーニョ

2011年5月23日、600号目前のトーミに2本食らって、どうみても負けそうなミネソタ戦を、全員野球で延長10回逆転。 6連勝! ひゃっほうううう!!
2011年4月11日、ひゃっほー My Oh My! 逆転サヨナラ勝ち! 最高!!! ミラクル!!!!!!!!
2010年4月16日、開幕8試合で31打数10安打と、予想通りバッティングが開花しつつある、移籍後のロニー・セデーニョ。
2010年4月5日、移籍先でついにレギュラーポジションを掴んで開幕を迎えることのできたジェフ・クレメントを祝福する。
2009年9月10日、ロニー・セデーニョ、10号3ラン含む3安打3打点。軽々とコネ捕手のバッティングを追い越した。
2009年8月30日、ロニー・セデーニョのその後は、予測どおり長打力が開花。「グリフィーよりも高いホームラン率」。
2009年8月2日、セデーニョ移籍先で2ランHR含む15打数4安打。3人のショートストップを打撃で比較しつつ、「ショートストップ・トレード騒動」と、「クレメント放出の無意味さ」を考える。

May 24, 2011

拍手拍手拍手

打点を挙げた、ジメネスの代打アダム・ケネディイチローペゲーロ、スモークの代走ルイス・ロドリゲス、終盤を締めたクリス・レイライトリーグオリーボ、みんなグッジョブ!!
勝ったケロ(笑) 6連勝!!!
ひゃっほぉうううう!!!!!

シアトルの5連勝以上のストリーク
2004 1回
2005 なし
2006 3回(最大6連勝)
2007 3回(最大8連勝)
2008 なし
2009 1回
2010 1回
2011 2回(最大6連勝)

Seattle Mariners at Minnesota Twins - May 23, 2011 | MLB.com Classic


諦めないってことは、美しいってこと。
(以下、働いた人のみ。仕事しなかった選手はカット 笑)

8回表 SEA 4−7 MIN
ブレンダン・ライアン シングル 1死1塁
ジャック・ウィルソン エラー出塁 1死1、3塁
代打アダム・ケネディ タイムリー 1死1、3塁
イチロー ジョー・ネイサンのインコース一杯に決まるスライダーでバットを折られながらも、きっちりセカンドベース付近に落とし、サードランナーを帰した。イチローさすがの一振りでシアトルが最少得点差に詰め寄る。打点1 2死1塁 

8回裏 SEA 6−7 MIN
投手 クリス・レイ
このイニングから、ダメ捕手ジメネスに代打ケネディが出た関係で、キャッチャーがオリーボに交代したことで、目に見えてピッチャーが安定した。このキャッチャー交代は、このクロスゲームに勝てた大きな要因のひとつ。
クリス・レイは、最初の2人をあっさり三振に切ったことで安定できた。2死後、この日絶好調のスパンにだけはヒットを許したが、これはかなり低い明らかなボール球を打たれただけのもので、こればっかりはバッターが上手すぎた。


9回表 SEA 6−7 MIN
ジャスティン・スモーク シングル 無死1塁
ジャック・カストは三振に倒れるが、その間にスモークの代走ソーンダースが2塁盗塁成功。結果的に送りバントの形に。
カルロス・ペゲーロ 同点タイムリー 2死1塁
ペゲーロの同点タイムリーは、初球のストライクとコールされてもおかしくないボールを見送って、2球目のど真ん中のストレートを打ったもの。低めの大好きなバッターだけに、よく初球のローボールに手を出さなかったものだ。
追記:ソーンダースの盗塁成功は「イチローとベンチで相手投手マット・キャップスのクセについて話し合ったこと」から
この日は控えだったソーンダース。ベンチで出番を待つ間に、イチローと、ミネソタのクローザー、マット・キャップスの投球フォームの癖についてしっかり話し合った。そのため、ソーンダースは代走で出場することになったらどうすべきかをよく心得て、起用を待っていた。という趣旨の話題を含む記事。
Mariners Blog | M's manager Eric Wedge nearly emptied his bench tonight, then watched as moves came up aces | Seattle Times Newspaper
Saunders was probably the difference-maker tonight. He'd looked on from the dugout in the eighth after Ichiro had made it to first base and noticed that closer Matt Capps was using a high leg kick rather than a slide-step in his delivery to the plate.
When the inning was over, Saunders and Ichiro talked it over and agreed there had been no slide-step.
So, when Saunders was asked to pinch-run, he knew what he had to do.

9回裏 SEA 7−7 MIN
投手 ジャーメイ・ライト
疲労がかなりたまってきているせいで、ライトは簡単に2アウトをとった後、四球、ワイルドピッチと、不安定な面も見せたが、既に2本のホームランを浴びているジム・トーミを敬遠したことで、なんとか切り抜けた。このイニングにあわててリーグを投入せず、延長をみすえたエリック・ウェッジもグッジョブ。


10回表 SEA 7−7 MIN
ジャック・ウィルソン シングル 無死1塁
ミゲル・オリーボ 送りバントを2度失敗した後、シングル 無死1、2塁
イチロー 高めのバントしにくい球を、あっさり送りバント成功 1死2、3塁
フィギンズ 敬遠 1死満塁
9回に代走の出たスモークに代わる1塁手ルイス・ロドリゲス 勝ち越し犠牲フライ 打点1
オリーボが2度も失敗した送りバントを、イチローがあっさりと成功させたことで、ダグアウトは大盛り上がり。
ルイス・ロドリゲスは、ペゲーロもそうだが、どういうわけか、こういう決定的な場面に打席が回ってくる運勢をもっている。低めにボールになる球が3球目と5球目にあったが、その2球を振らずに我慢できたことが、犠牲フライにつながった。

10回裏 SEA 8−7 MIN
投手 ブランドン・リーグ
リーグは、ようやく腕が振れてきた。そのことで、やっとアウトコースへのコントロールと球威が戻ってきている。
最後の打者スパンの当たりは、強いショートゴロで、ヒットでもおかしくなかったが、これをブレンダン・ライアンが好ポジショニングで、ショート正面のなんでもないゴロに変え、無事にゲームセット。記録には現れないが、ライアンのビッグなファイン・プレー








damejima at 13:15

April 12, 2011

うっはーーーー!!

勝った!!!!

7点差をひっくりかえしたのは1999年以来らしい。
最高ぉ! ひゃっほぉぉっ!!!

 My Oh My
拍手拍手拍手

1点差の9回裏
マイケル・ソーンダース 二塁打 無死2塁
ブレンダン・ライアン バント 1死3塁
代打アダム・ケネディ ショートゴロ 2死3塁
イチロー 敬遠 2死1,3塁 →盗塁 2死2、3塁
ロドリゲス 逆転サヨナラ2点タイムリー

動画
Featured | TOR@SEA: Rodriguez wins it with a walk-off single - Video | Mariners.com: Multimedia

2011年4月11日ルイス・ロドリゲス サヨナラヒット


逆転サヨナラに沸く観客 2011年4月11日


逆転サヨナラにはしゃぐカップル 2011年4月11日

Gameday
Toronto Blue Jays at Seattle Mariners - April 11, 2011 | MLB.com Gameday

Fangraph
Mariners » Win Probability » Monday, April 11, 2011 | FanGraphs Baseball

ルイス・ロドリゲスの活躍の瞬間
Luis Rodriguez
Luis Rodriguez » Statistics » Batting | FanGraphs Baseball


試合後のインタビュー

ルイス・ロドリゲス
チェンジアップをずっと狙っていた
He said he was looking for changeups and sliders from Shawn Camp, and finally got a changeup he was able to square up.
Mariners Blog | Mariners win!! Mariners win!! | Seattle Times Newspaper

フェリックス・ヘルナンデス
「何を投げても打たれた」
"Every pitch I threw, they were hitting," Hernandez said.
Toronto Blue Jays at Seattle Mariners - April 11, 2011 | MLB.com SEA Recap

相手チームトロントのベンチには、ベンチコーチとしてシアトルの元・監督ドン・ワカマツがいるわけだが、どうやら彼はかなりヘルナンデスのスカウティングを済ませてゲームに臨んでいるようだ。








damejima at 15:02

April 17, 2010

4月5日のドジャース戦で2010シーズンが始まったピッツバーグのロニー・セデーニョのバッティングが、北の町の桜のように、ゆっくりと、ひっそりとその花を開きつつある。
開幕から8試合で、31打数10安打、打率.323、4打点
9番バッターとしたら、8ゲームで4打点は素晴らしい結果といえる。今年はまだホームランはないが、2塁打は既に4本打っている。
Ronny Cedeno Stats, Bio, Photos, Highlights | pirates.com: Team

4月7日のドジャース第2戦で彼は、延長10回裏にサヨナラヒットを打って、強豪LADをまさかの開幕2連敗に沈めるヒーローになった。
サヨナラ打の後なのだから、チームメイトがセデーニョに走り寄ってきて頭をポコポコひっぱたいて手荒く祝福するのはよくある光景なわけだが、そうされた後のセデーニョがけして笑顔ひとつ浮かべることもなく、むしろ、「むすっ」とした表情なのがかえって表情をあまり変えないセデーニョらしい(笑)
Baseball Video Highlights & Clips | LAD@PIT: Cedeno wins it with a walk-off single - Video | MLB.com: Multimedia

ベネズエラのプレーヤーというと、シアトルの現役にもフランクリン・グティエレスホセ・ロペスフェリックス・ヘルナンデスといるが、そういえばグティエレスもロペスも「あまり笑わない男」というイメージがある。
ポーカーフェイスがベネズエラの国民性なのかどうかは、いつもなんだか意味不明に愛想のいいカルロス・シルバさんか、ベンチでチームメイトと殴りあったことのあるカルロス・ザンブラーノさん、2人の元シアトルの投手にでも聞いてみてください(笑)


なにか、シアトルのGMズレンシックというと、トレードの天才ででもあるかのように考える人も多いわけだが、何度も言っているように、ブログ主は彼がマネージャーとして天才だなんて思ったことはない。ウオッシュバーンのシーズン中のトレードは大失敗だし、セデーニョの放出も失敗だと何度も発言してきている。
セデーニョ、クレメントなどと交換に獲得したジャック・ウィルソンは、サラリーの高さを考えると、別に彼でなければならない理由はないと思う。ショートストップとしてあまりにも打力が無さすぎる。
監督ワカマツにしても、もっとマット・トゥイアソソーポなどに定常的に出場できるチャンスを与えるべきだ。セデーニョがシアトル時代に芽が出にくかったのも、放出先のボルチモアでセンターとして成功を収めたアダム・ジョーンズにしても、シアトルというチームは若手に与える出場機会があまりにも不安定すぎる。あれでは経験が蓄積されていかない。
このままだとトゥイアソソーポも、ルーク・フレンチのようなわけのわからない投手と交換に放出してしまって、アダム・ジョーンズのように「他チームの有望レギュラー」になってしまいかねない。






damejima at 02:25

April 06, 2010

2010シーズンがとうとう開幕を迎えたが、ジェフ・クレメントが移籍先のパイレーツで一塁手として先発出場した。
心からおめでとう、クレメント。これからの長いシーズンが君にとって満足のいく素晴らしいシーズンでありますように。
Los Angeles Dodgers at Pittsburgh Pirates - April 5, 2010 | MLB.com Gameday


今年のピッツバーグ・パイレーツは、なんだか面白い。いろいろなところから素質を秘めたプレーヤーを、移籍市場のマネーゲームとはまた別のルートで着々と集め、開幕を迎えた。開幕戦ではいきなり強豪ドジャースをバッティングで打ち負かしてしまうのだから、今年はちょっと違う。
1番に、あの大怪我のあとタンパベイから移籍した岩村
3番ライトは、ミネソタからやってきた2009年にわずか82ゲームで21本もホームランを打った強打の若手ギャレット・ジョーンズ
そしてショートはシアトルが放り出したロニー・セデーニョ、そしてとうとうメジャーのレギュラーポジションを掴んだジェフ・クレメントが一塁手。

特に注目なのはドジャース戦でもう2本のホームランを打ったギャレット・ジョーンズ。昨シーズン途中にテキサスからロサンゼルスに移籍したLAD先発のヴィンセント・パディーヤをさっそくぶちのめした(笑)パディーヤはテキサス在籍時にシアトルと対戦した、イチローファンにはお馴染みの投手。防御率こそよくないが、イニングを食える好投手だと思うし、悪くない。そのパディーヤをいきなりぶちのめしまくるギャレット・ジョーンズ、最高である(笑)
2010オールスターゲームはエンゼルスのホーム、アナハイムだが、そこでギャレット・ジョーンズの姿を見ることができそうな気がする。ぜひホームランダービーに(テキサスのジョシュ・ハミルトンのオールスターデビューのように)、もうひとりナ・リーグの若手で活躍を期待しているナショナルズのライアン・ジマーマンとともにリーグ代表として出場し、バットを思う存分ぶん回してもらいたいと思う。

去年さんざん言ったことだが、ロニー・セデーニョのバットにはけっこう期待できると思う。レギュラーで使ってやれば結果を出すはず。2009年のようなキレギレの起用では、誰だって結果など出せない。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:移籍後のロニー・セデーニョ


さて近年シアトルから移籍していったプレーヤーたちの開幕にも多少触れておこう。

ボルチモアを経てドジャースに移籍したジョージ・シェリルの開幕戦は、ちょっと散々だった。5番手として登板して、ピッツバーグの4番でキャッチャーのドゥーミットにホームランを打たれるなどして、3失点。チームの負けを決定づけてしまった。
そしてシェリルの後に投げたLADの6番手が、どういうわけか、あの「ウィーバー兄」こと、ジェフ・ウィーバー(笑)敗戦処理投手として開幕を迎えた。まだ野球をやっていたのか、という感じ。しぶとい男だ(笑)

ラウル・イバニェスは、フィリーズ移籍2シーズン目を6番レフトで迎えた。
Philadelphia Phillies at Washington Nationals - April 5, 2010 | MLB.com Gameday
フィリーズの開幕投手は、シアトルに来たクリフ・リーとの三角トレードで今年からフィリーズの大投手ロイ・ハラデイ
何度も語ってきたことだが、「少ない球数で長いイニングを投げ切る技術」にかけて、メジャーの現役投手で、ロイ・ハラデイを超える投手など存在しない。投球術においては、現役最高。芸術といえる領域に入っている。このゲームでも、88球で7イニングを投げている。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:メジャーと日本の配球論の差異から考える「城島問題」 『damejimaノート』 序論:2009年9月30日、大投手ハラデイの「配球芸術」

その大投手ハラデイが早くもフィリーズに1勝目をもたらす一方、対戦相手ナショナルズの3番手として登板したのが、ミゲル・バティスタ(笑)。わずか1回2/3の間に、3安打4四球で、5失点。まさに期待を裏切らない男である(苦笑)野球の神様が愛しているのはやはり大投手ロイ・ハラデイであって、詩人ミゲル・バティスタではない。
ナショナルズには、かねてから期待しているライアン・ジマーマンがいて、さらに今シーズンからは一度記事を書いたことのあるアダム・ケネディがオークランドから移籍して、楽しみにしているので、バティスタには、どうか大人しくマイナーにでも行っておとなしくしているか、引退するかしてもらいたいものだ。

最後にカンザスシティに放り出されたユニスキー・ベタンコートは7番ショートで先発。なんと、デトロイトの好投手ジャスティン・バーランダー相手にフルカウントまで粘って、9球目をセンターへ放り込む2ランホームラン。天才なのか凡人なのか、いつまでたってもよくわからないままの男である(笑)
Detroit Tigers at Kansas City Royals - April 5, 2010 | MLB.com Gameday






damejima at 09:34

September 11, 2009

10日のカブス戦で、ピッツバーグのロニー・セデーニョが移籍後5本目(シーズン通算では10号)となる3ランを放ち、3安打3打点。
Ronny Cedeno Stats, News, Photos - Pittsburgh Pirates - ESPN


これで移籍後の成績はこうなった。

移籍後のセデーニョ
34ゲーム出場 109打数31安打 ホームラン5本 18打点
打率.284 OBP.339 SLG.459 OPS.798
シアトル時代含む得点圏
60打数15安打 三塁打2 ホームラン4 26打点(シアトル時代含む)
打率.250 OBP.318 SLG.517 OPS.835

ちなみに、こちらは「スラッガーと噂」の(失笑)コネ捕手城島
ほぼ倍の打数で、この程度(笑)ランナーがいると、2007年同様、まったく役立たずな800万ドルのみすぼらしい粗大ゴミ(笑)

2009城島
59ゲーム出場 201打数50安打 ホームラン8本 21打点
打率.249 OBP.296 SLG.398 OPS.694
ランナーズ・オン
打率.205 OBP.260 SLG.352 OPS.612
得点圏
43打数9安打 二塁打2 ホームラン1 12打点
打率.209 OBP.286 SLG.326 OPS.612


他の数字の比較

ホームラン率 AB/HR
移籍後のセデーニョ 21.8
コネ捕手        33.4
移籍前のジャック・ウィルソン 66.5
移籍後のジャック・ウィルソン 92.0

IsoP
セデーニョ ,174
コネ捕手  .149
移籍前のジャック・ウィルソン .120
移籍後のジャック・ウィルソン .087

SecA
セデーニョ .248
コネ捕手  .204
移籍前のジャック・ウィルソン .180
移籍後のジャック・ウィルソン .163


比較するまでなかったな(笑)哀れなもんだ。
球場の大きさ?(笑)そんなもん、関係ねぇわ。
打てるセデーニョを十分使いもせずに放出して、クレメントを安売りして、代わりに打てもしないジャック・ウィルソンを獲った、そんだけ(失笑)
ズレンシックが神様?(笑)単なるトレードべた(笑)

そして、ビクター・マルチネスやポサダみたいなバッティングができるわけもない、シーズンの半分しか出られないコネ捕手に800万ドル払うんだからな(爆笑)実質シーズンあたりのサラリーに直すなら、倍の1600万ドルの捕手。ぎゃははは。笑える。

半分しかシーズン出なくても800万ドル、1シーズンに直せば1600万ドルもらってるのと同じ「史上最高サラリーのキャッチャー」(爆笑)イチローですら越える高額サラリーのヘボキャッチャー(笑)

なのに、無能な評論家は「もっと城島を出せ」(笑)
あのな。出さないんじゃあないの、オッサン。
「出られない」の。わかった?(笑)

スラッガー気取りの9月のコネ捕手(笑)は、ランナーがいない場面での三遊間まぐれシングルと、消化試合での帳尻ソロ・ホームランのみ(失笑)






damejima at 21:22

August 31, 2009

7月末に突然、ウオッシュバーン同様にクレメントセデーニョがピッツバーグにトレードされて1ヶ月が経った。
放出したセデーニョもショートなら、獲得したジャック・ウィルソンもショート。同じポジション同士の選手のトレードに、どんな意味がある。ジャック・ウィルソンの年棒の高さ、打力の無さを考えれば、普通に考えてこんなトレード、ありえない。まったく、くだらない。

結果的には打撃のいいジョシュ・ウィルソンがいたのだし、ジャック・ウィルソンなどあわてて獲得しなければならない必要など、どこにもなかった。

同じポジションのプレーヤーの交換なだけに、打撃も含めて比較はたやすい。あとに挙げた数字をみれば一目瞭然だが、リーグの違いに関係なく、移籍前後のジャック・ウィルソンのバッティングは、「移籍前」のセデーニョ以下だ。シアトルはロニー・セデーニョのバッティングも、クレメントのバッティングも、ロクに試しもしないまま、やすやすと手放した。

これは何度も言うように、今年のチームマネジメントの、多々あった失敗のひとつだ。
2008年の最重要戦犯だった城島をまたもや正捕手に起用したことに始まり、プレーオフを積極的に狙うのか、狙わず再建にあたるのか、明確な方針をファンに提示することすらせず、トレードでは必要のない選手を獲り、必要な選手を放出し、若手の活用に出遅れた。
ウオッシュバーンやクレメントを意味不明に放出し、ローテ投手の混乱から勝率の低下を招いた。一方でDH枠活用によるプレーヤーの休養に大きく失敗して選手の故障を多発させた。
そうしたマネジメント側の数々の失敗で、結果的に自らプレーオフ進出を手放した。

Ronny Cedeno Stats, News, Photos - Pittsburgh Pirates - ESPN

セデーニョは、移籍後の一ヶ月でセデーニョは20本のヒットを打って、月間で打率.299、長打率.506、OPS.846と、堂々たる成績で、ショートの座を争っている。20本のヒットのうち、二塁打が2本、三塁打1本、ホームラン4本と、長打が並んでおり、いまや移籍後のセデーニョは、「グリフィーよりもホームラン率が高い」バッターである。
8月17日からの対ミルウォーキー3連戦では、2本のホームランを打って、チーム5連勝のきっかけを作っている。
8月22日に小指の怪我で3日間休んだが、26日から代打で復帰。代打として4試合出て、4打数3安打(二塁打2本)と集中力をみせた。
その後8月30日にはしっかりとスタメンに復帰。復帰後も、さっそく8打数3安打で、三塁打1、四球3、打点1と、貧打のピッツバーグでひとり気を吐いている。

ピッツバーグでのセデーニョの動画集(公式サイト)
Multimedia Search | MLB.com: Multimedia

8月2日 2つのファインプレー
Baseball Video Highlights & Clips | WSH@PIT: Cedeno makes two great plays in the third - Video | MLB.com: Multimedia
8月3日 ファインキャッチからのダブルプレー
Baseball Video Highlights & Clips | WSH@PIT: Cedeno makes two great plays in the third - Video | MLB.com: Multimedia
8月6日 2点タイムリー
Baseball Video Highlights & Clips | ARI@PIT: Bucs reclaim lead on Cedeno's two-run single - Video | MLB.com: Multimedia
8月8日 2ランホームラン
Baseball Video Highlights & Clips | STL@PIT: Cedeno hits a two-run home run to left field - Video | MLB.com: Multimedia
8月19日 2ランホームラン
Baseball Video Highlights & Clips | MIL@PIT: Cedeno socks a two-run homer to left field - Video | MLB.com: Multimedia
8月31日 ダイビングキャッチ&ストロングスロー
Baseball Video Highlights & Clips | STL@PIT: Cedeno's stellar diving play robs a hit - Video | MLB.com: Multimedia

8月2日のAB/HR
この日書いた記事では、セデーニョが打席数の割にはホームランを打っていることや、IsoPなどの数字から、シアトルファンから非力と言われ、1割バッターと揶揄され続けたこの守備の名手の「隠された長打力」に注目してみた。
2009年8月2日、セデーニョ移籍先で2ランHR含む15打数4安打。3人のショートストップを打撃で比較しつつ、「ショートストップ・トレード騒動」と、「クレメント放出の無意味さ」を考える。

14.0 ブラニアン
24.8 グリフィー
25.2 ロペス
27.8 グティエレス
28.0 ハナハン
34.6 城島2007
37.2 移籍前のセデーニョ
38.8 移籍前のバレンティン
46.0 スウィニー
46.7 城島2009
54.1 城島2008
59.4 ベルトレ

それが、移籍して1ヶ月たった8月30日にはこうだ。
ロニー・セデーニョはいまや、監督ジョン・ラッセルが怪我からの復帰を心待ちにするほどのチームの主力。必死に帳尻ホームランを狙い続けて、かえってメジャー初の三振の山を築きだして、月間打率が.182しかないコネ捕手より、よほどチームバッティングを心がける真摯なロイヤリティとマトモな長打力がある。

8月30日のAB/HR
13.9 ブラニアン
18.3 移籍後のセデーニョ
22.9 グリフィー
24.3 ロペス
30.7 城島2009
31.4 グティエレス
34.6 城島2007
37.2 移籍前のセデーニョ
38.8 移籍前のバレンティン
39.0 ハナハン
46.0 スウィニー
54.1 城島2008
55.0 移籍後のバレンティン
59.4 ベルトレ


打率
移籍前セデーニョ .167
移籍後ウィルソン .215
城島        .239
移籍前ウィルソン .267
移籍後セデーニョ .288

SLG 長打率
移籍前セデーニョ .290
移籍後ウィルソン .338
城島        .370
移籍前ウィルソン .387
移籍後セデーニョ .479

BB/PA 打席あたりの四球数
移籍後セデーニョ .026
城島        .036
移籍後ウィルソン .043
移籍前セデーニョ .051
移籍前ウィルソン .053

IsoP Isolated Power
移籍前ウィルソン .120
移籍後ウィルソン .123
移籍前セデーニョ .124
城島        .130
移籍後セデーニョ .192

SecA Secondary Average
城島        .168
移籍前ウィルソン .180
移籍前セデーニョ .183
移籍後ウィルソン .185
移籍後セデーニョ .233






damejima at 12:45

August 04, 2009

城島の打撃の酷さを調べるためにチーム全体の打撃成績を調べていて、ふと、あることに気がついた。
Ronny Cedeno Stats, News, Photos - Pittsburgh Pirates - ESPN

結論を先に言っておく。

シアトルは若い可能性をみつけるのが本当に下手だ。

(いや。グティエレスやブラニヤンが当たりだったな。失礼した。でもアダム・ジョーンズ、シェリル、イバニェスを獲得したチームに比べて成功したトレードといえるかどうか)

シアトルのショートは、打撃改善の余地が残され、サラリーも安いセデーニョのままで十分だった可能性がある。若いセデーニョのトレードに慌てて走らなければならない理由はどこにもなく、もし今後ウィルソンが打撃面でセデーニョ以下の城島並みにあまりにも酷いバッターなら、ウィルソン獲得は大失敗に終わる。そもそもベタンコートより攻守でウィルソンは落ちるなら、ベタンコート以降、ショートの守備をいじりまわしたトレード全体が無意味になる。
投手のスネルが欲しかっただけなら、なにもクレメントとの交換でなくても実現はできた。
このシアトルの焦った「ショートストップ獲得騒動」に巻き込まれたクレメントのトレードは安売りだったし、クレメントの打撃にはまだまだ打撃面で期待ができた、という意味でもナンセンス。
来年にはいなくなるDHグリフィーの後釜や控え、一時急速に打撃の衰えた1塁ブラニアンの控えなど、来年以降にシアトルで仕事を作れた可能性はあった。

シアトルのトレード、というかチーム方針は、なんというか、迷走している部分、ブレている部分ばかり感じる。
そもそも買い手なのか、売り手なのか、判然としない。投手陣のまとめ役のウオッシュバーンが安売りされ、「ショートの獲得騒動」にクレメントが巻き込まれて安売りされ、狙いがますます不明瞭になってきた。
迷走しているうちに、打撃力も投手力も、さらにチームのまとまりも失いつつある感じが、日に日に強くなってきているのが困る。
ブログ主だけなのかもしれないが、ズレンシックが何を目指しているのかわからない、と感じるときがある。


野村氏ではないが、ボヤキばかりでもつまらない(笑)
ちょっと難しいクイズを出してみよう。
シアトルのAB/HR、つまり「ホームラン1本打つのに何打席かかったか」というデータのランキングだ。(8月2日現在)

14.0 ブラニアン(1位)
24.8 グリフィー
25.2 ロペス
27.8 グティエレス
28.0
37.2 
38.8 バレンティン
46.0 
46.7 城島
59.4 ベルトレ

上位4人はわかる人が多いと思う。あらかじめ書いておいた。
また、いかにもホームランを打つように思われている城島、ベルトレの名前も、あらかじめ入れておいた。今シーズンの彼らはまるっきりホームランなど期待できないことがよくわかるだろう。
また、たまにバレンティンが意外な場面でホームランを打っていたのを覚えているシアトルファンも多い。彼の名前もあらかじめ書いておく。

そこで、問題。
空いている残り3つのスペースに入るシアトルの野手の名前を当てられるだろうか?(DL中の選手、トレードされた選手はアリ。マイナーにいる選手はのぞく)




これが正解だ。
6位セデーニョが意外ではないだろうか。

14.0 ブラニアン
24.8 グリフィー
25.2 ロペス
27.8 グティエレス
28.0 ハナハン
37.2 セデーニョ

38.8 バレンティン
46.0 スウィニー
46.7 城島
59.4 ベルトレ


たまに意外な場面でホームランを打つバレンティンが長打のあるグティエレスの次にくるのでは?と思った人も多いのではないだろうか。ブログ主はそう思った。
しかし、セデーニョはAB/HR、つまり、ホームランを打つのに必要な打席数において、バレンティンより上、さらに、スウィニー、城島、ベルトレより上なのだ。意外である。
話にならないと思いこんでいたセデーニョはIsoP(Isolated Power)の数値が意外に高い。これは、IsoPが(長打率ー打率)で計算されるため、セデーニョの打率が低すぎるため、見た目だけIsoPが「高くみえる」、それだけだろうと思った。

そこで確認のために、と思って見たのがAB/HRだったわけだが、結果は意外なもので、「セデーニョのホームランを打つ割合は、シアトルでは、第6位で、バレンティンと同程度」ということがわかったわけだ。

さらに気になって移籍直後のセデーニョのピッツバーグでの打撃をたしかめてみると、15打数4安打で、なにやら2ランホームランまで打っているではないか。困ったものだ。
Washington Nationals vs. Pittsburgh Pirates - Box Score - August 02, 2009 - ESPN



ショートのベタンコートのトレード以来、セデーニョ、ウィルソンと、シアトルの「ショートストップ」がコロコロかわっている。

けして打撃も守備も悪くはないベタンコートの放出理由については、「攻守の波の大きさ」とでもまとめられるだろうが、セデーニョは「守れるが打てない」くらいのことはわかっていただろうと思う。そのセデーニョをネタに獲得するウイルソンが「守れるだけで打てない」のでは、サラリーが高くなったばかりで、何の意味もない。
まして、セデーニョのスタッツを見るかぎり、「本当に打てないのかどうか」はまだわからなかったはずだ。移籍してきたばかりのウィルソンの打撃をどうこう言うのも失礼といえば失礼だが、キャリアをずいぶん重ねてきてしまって伸びしろがないことがわかっているウィルソンの打撃と、まだ若いセデーニョでは、可能性に差がありすぎる。

そもそも、いま、7月末のシアトルは、再建モードの「売り手」か「買い手」なのか、「若手を育成して守備固め」なのか「多少はワイルドカードに未練があるのか」、そこらへんがまるで見えなくなってきている。



そんな意味のわからないショートストップ騒動に巻き込まれるように、ウィルソン獲得に際してクレメントが放出されてしまったのは、かえすがえすも残念。


この3人のショートストップたちの打撃、簡単にいまのシアトルのチーム方針風に比べてみよう。
城島の打撃について調べた5つの指標だけいうと、3人の成績はいまのところこんな風になっている。(各プレーヤーとも、2009シアトルでの成績)

OBP 出塁率
セデーニョ   .213
ウィルソン   .250
ベタンコート  .278
城島      .288

BB/PA 打席あたりの四球数
ウィルソン   .000
城島      .027
ベルトレ    .035
セデーニョ   .049

P/PA 打席あたりの投球数
城島      3.25
ベタンコート  3.27
ウィルソン   3.38
セデーニョ   3.67

IsoP Isolated Power
ベタンコート  .080
城島      .100
セデーニョ   .124
ウィルソン .125

SecA Secondary Average
ウィルソン   .125
ベタンコート  .134
城島      .136
セデーニョ   .183

セデーニョが思ったより悪くない、ということと、3人の中で最もウィルソンが期待できない感じくらいがわかってもらえば幸いだ。

ウイルソンは、まだチームに来てわずかしかたっていないから、今あれこれ言うのが酷なのはわかっている。もちろん、トレード前から「守れるが打てないショート」なのは、もう年数たっている選手だし、そう今後変わるとも思えない。
そもそも同じ「守れるが打てないショート」というだけなら、サラリーと年齢で比較して、なにもトレードで値段の高いものをわざわざ獲ってこなくても、セデーニョで十分だったはずだ。。

このチームは、いったい、セデーニョのどこを見て放出したのだろう。
ウィルソンが「守れるだけで打てない」なら、セデーニョを我慢して使えばいい。それに、ウィルソンなら、まだ「守備はポロリが多いが打てる」ベタンコートのほうがマシに思えてもくる。

「打てないように見えた」セデーニョを、サラリーの安さでキープして、9番ではなく、もっと気楽に打てる7番くらいを打たせて、打撃の開花を待つ手もあった。
そもそも監督ワカマツは、シアトルにおける9番の役割、次打者に天才イチローを控えた9番の役割が、他のチームと多少違うことを重視しなさすぎる。シアトルで9番にいては気楽には打てない。IsoP、AB/HRではないが、ほかの打順、6番7番あたりで気楽にバットを振り回すとどうなるか、試してもよかった。


それにしても、こんなトレードに巻き込まれて、クレメントもついてない。
チームの世話役のDHなど、チームに2人もいらない。このチームで最後のシーズンを迎えるグリフィーにどうしてもシーズン最後までプレーさせたいなら、せめてスウィニーのかわりにクレメントをメジャーに上げてきて、DHで試しすべきだった。






damejima at 18:53
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