アダム・ムーア、ミゲル・オリーボ

2011年6月15日、最近どうも気になる「左バッターへの初球に、アウトコースいっぱいのストレート」のサインを出すミゲル・オリーボの「リード癖」。
2010年9月21日、ダグアウト前の「捕れるフライ」を、ダグアウトにフライが入るわけでもないのに「ビビッて捕らない」アダム・ムーア。ロジャー・ハンセンのアホ練習がつくりだしたのは、「フライ・イップス」で使い物にならない、ただの臆病者。
2010年9月14日、過去に城島擁護者だったベンチコーチ、ロジャー・ハンセンが現在も続けている無意味な捕手トレーニング手法。マイナーコーチ時代から続けてきた「手抜きのスパルタ方式」でプロスペクトを壊し続けてきた責任を徹底批判する。
2010年9月8日、1イニングに2つのダブルスチールを決められてしまうアダム・ムーアの貧しい捕手力。ロブ・ジョンソン以下の盗塁阻止率、城島・キロス系の単純リード、シアトルにありがちな「四球を選べないロペス、城島タイプの右のフリースインガー」。
2010年4月6日、スネル、アダム・ムーアのバッテリーが多用し、延長サヨナラ負けを招いた「同じコースにストレート・変化球を続けるパターンの欠陥」をちょっと研究してみる。
メジャーと日本の配球論の差異から考える「城島問題」 『damejimaノート』(6)実証:アダム・ムーアの場合
2009年9月17日、新人捕手アダム・ムーア、わざわざロブ・ジョンソンにかえてのメジャーデビュー。どこまでもコネ捕手を過保護に守り通すチーム側の陰湿な手口が、2008クレメントと同様、2009ロブ・ジョンソンでも明確になった。

June 16, 2011

デトロイトでのビジター4連戦あたりから、シアトルの投手が失点するシーンで、気になりだしたことが、ひとつある。
まだ「原因はこれだ、間違いない」とまで決め付けられるほど、サンプル数が集まっていないので、あくまで今はまだ、ただの「カン」でしかない。
だが、「こういう現象が増えてきている」と曖昧にしか言えない状態ではあっても、確実にこの現象は増殖しつつあり、その結果失点が増え、シアトルのチーム勝率は確実に下がってきている。


気づいたきっかけは、
ビクター・マルチネスのクレバーな「初球打ち」だ。

2011年6月11日 ビクター・マルチネス 7回裏

キャッチャーとしてのビクターは嫌いだが、彼のバッターとしてのクレバーさには素晴らしいものがあると、6月11日のマイケル・ピネダ登板ゲームでのDH出場で感心させられた。
このゲームで、ピネダはいつものように序盤ストレートで押していくピッチングをしようとしたのだが、いつものキレがなかった。デトロイト打線にカウントをとりにきたストレートを早いカウントで集中的に狙い打たれ、失点し続けた。そこで、しかたなくピネダとミゲル・オリーボのバッテリーは中盤から変化球中心の配球にきりかえようとした。
だが、ビクター・マルチネスは、ミゲル・オリーボの手の内を読みきってみせた。ピネダのストレートを打ち、さらに、変化球中心に切り替わったのを見透かして、こんどは変化球を、いずれも早いカウントで打ちこなしてみせたのである。
やはりビクター・マルチネスはキャッチャーとしての経験を生かして、相手投手の配球傾向を読みながら打席に立っているのだと思う。


最初に言った「気になる現象」というのは、
右投手の場合に、
 左バッターに投げる初球として、
 アウトコースいっぱいのストレートを投げて、
 それが狙い打たれ、失点につながる

というパターンだ。特に得点圏にランナーがいるケースでよく見かける。

実は右バッターについても、「右バッターに、インコースの変化球をやたらと打たれる」という現象が気になっているのだが、このほうは左バッターへの初球インコースよりさらにサンプル数が乏しいので、いまのところは保留しておく。


以下に、最近のゲームで「シアトルの投手が失点したシーン」での「左バッターに、早いカウントのストレートを打たれたケース」を羅列してみた。ビクター・マルチネスの名前が繰り返し出てくることに注目してもらいたい。
注意してほしいのは、ここに挙げたサンプルが全てではないことだ。ここに集めたのはあくまで「ヒットを打たれたケースだけ」であり、他に、打者を打ち取ることのできたケースにも「左バッターの初球にアウトコースいっぱいのストレートを投げた例」は数多くある。

2011年6月9日 デトロイト戦
投手:フィスター
5回裏 二死3塁 ドン・ケリー タイムリー(初球)
Seattle Mariners at Detroit Tigers - June 9, 2011 | MLB.com Classic

2011年6月11日 デトロイト戦
投手:ピネダ
1回裏 無死走者なし ブレナン・ボーシュ シングル(2球目)
1回裏 二死1、2塁 ビクター・マルチネス タイムリー(2球目)
初球もアウトコースいっぱいのストレート
2回裏 一死走者なし アレックス・アビラ シングル(3球目)
投手:ジャーメイ・ライト
6回裏 一死1塁 ラモン・サンチアゴ シングル(初球)
7回裏 一死2塁 ビクター・マルチネス タイムリー二塁打(初球)
投手:ジェフ・グレイ
8回裏 二死3塁 ドン・ケリー タイムリー(初球)
Seattle Mariners at Detroit Tigers - June 11, 2011 | MLB.com Classic

2011年6月12日 デトロイト戦
投手:フェリックス・ヘルナンデス
8回裏 無死1塁 ビクター・マルチネス シングル(初球)
8回裏 二死1、2塁 アレックス・アビラ タイムリー(4球目カーブ)
初球ピッチアウト 2〜4球目は全てアウトコースいっぱい
Seattle Mariners at Detroit Tigers - June 12, 2011 | MLB.com Classic

2011年6月13日 エンゼルス戦
投手:クリス・レイ
9回表 一死走者なし マイセル・イズトゥーリス シングル(初球)
Los Angeles Angels at Seattle Mariners - June 13, 2011 | MLB.com Classic

2011年6月14日 エンゼルス戦
投手:ダグ・フィスター
1回表 二死1、2塁 ピーター・ボージャス タイムリー(3球目)
初球もまったく同じ、アウトコース低めいっぱいのストレート
Los Angeles Angels at Seattle Mariners - June 14, 2011 | MLB.com Classic

もし特定の投手のときにだけ、こういう現象が起きるのなら、原因をその投手の配球の組み立てに求めればいい。
だが、これだけ多数の投手に「同じ現象」が現れるとなると、そうもいかなくなる。やはりピッチャーにサインを出すキャッチャーのほうにも、原因を求めないわけにはいかなくはなる。


ミゲル・オリーボが今シーズン安定したリードをしてきたこと自体は、ブログ主も認めていいと思っている。だが、この6月に入ってから、ちょっと風向きが変わりつつあるのを感じる
右投げのミゲル・オリーボが、かつてのダメ捕手城島と同じように、ランナーが出ると、ランナーをスローイングで刺しやすくするために、左バッターのときには、セカンド(あるいはサード)に送球しやすいアウトコースに配球を集めたがる、とまでは、まだ言いたくはない。
だが、控え捕手のジメネスがあまりに使えないせいもあって、チームはほとんどの先発投手をオリーボにまかせるようになってきている。連日ゲームに出ている疲労のせいだと思いたいが、リードだけでなく、キャッチング、送球、打撃、ミゲル・オリーボのプレー全般に、プレー精度の急激な低下を感じる。このところ、彼の守備面のミスからくる失点が多すぎるのも気になる。

気になっていることは他にもまだある。

エンゼルス戦で、不振のバーノン・ウェルズに2本もホームランを打たれたが、彼は非常に典型的なローボールヒッターだ。その彼に低めいっぱいを連投したのは、ちょっといただけない。ちょっとは相手主軸打者のスカウティングも頭に入れておいてリードしてくれないと困る。
今シーズン成績不振といわれている他チームの主軸バッターに、シアトル戦にかぎって長打を打たれるシーンを、非常によく見かけるわけだが、この現象の原因は、「スカウティングがピッチャーのリードに十分に生かされていない」という点があるのではないか、と、少し思い出している。

2011バーノン・ウェルズのホットゾーン右打者バーノン・ウェルズの
ホットゾーン

赤くなっている部分が得意なコース。
あきらかにローボールヒッター。
Vernon Wells Hot Zone | Los Angeles Angels | Player Hot Zone | MLB Baseball | FOX Sports on MSN


シーズンも6月ともなると、打者についても投手についても、お互いにさまざまな情報が集約され、対策が施されてくる。

たとえばシアトルの打者への対策。
いつも低めのチェンジアップを狙っているカルロス・ペゲーロが、ワンバウンドするほど低いボールでも振ってくることと、アウトコースのスライドして逃げていく球には全くついていけないこと。ミゲル・オリーボが、アウトコースの縦に変化する球を全く打てないこと。高めのストレート系を強振してくるジャック・カストが、低めのチェンジアップなどにはどうしても手を焼くこと。インコースを引っ張るのが大好きなフランクリン・グティエレスはアウトコースの変化球で三振させるのは簡単なこと。
それくらいのことは、気がつくチームは、誰もが気がついている。

もちろんシアトルの投手の配球だって、スカウティングの早いチームにはだいたいの見当がつきはじめているだろう。


まだまだサンプルを集めていかないとハッキリしたことは言えない。
たくさんの好投手を先発に抱えたシアトルの投手陣だが、他のチームのスカウティングの進むここからは苦労する場面ももっと増えてくると思う。
そういうシーンを見たときに、ここで書いたことがどのくらいあてはまっているか、確かめながら、ここからのゲームを見ていく必要があると思っている。






damejima at 09:25

September 22, 2010

今日からトロントでの3連戦だが、4回表に今シーズンで1,2に入る「記録に残らない最悪のエラー」があった。



トロントの打者のキャッチャーフライがトロント側のダグアウト前に上がった。そのボールは結局ベンチに入ることはなかった。

なのに、だ。
アダム・ムーアは、「故意にフライを捕るのをやめた」のだ。
ボールは、トロントのダグアウト前でワンバウンドして、ファウルになった。


おまえ、さ。よく、それで「プロ」だとかいえるね。

ボーンヘッドとかなんとか、そういうレベルではない。これは、いわゆるトラウマからくる病気である「イップス」だ。
たぶんアダム・ムーアはこれからも、ダグアウト前のキャッチャー・フライに腰がひけて同じことを繰り返すだろう。「フライ・イップス」のあるキャッチャーなど、キャッチャーとして使い物になどならない。



先日、ベンチコーチ、ロジャー・ハンセンが今でもやっている「まったく無意味な手抜きのキャッチャーフライ練習」について書いた。

ロジャー・ハンセンは、元はマイナーの「捕手コーディネイター」とか称するコーチだが、実は「城島問題」が起こったときに、「城島をいやがる投手陣に、城島を押し付けるための仲介者」をしていた男だ。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月14日、過去に城島擁護者だったベンチコーチ、ロジャー・ハンセンが現在も続けている無意味な捕手トレーニング手法。マイナーコーチ時代から続けてきた「手抜きのスパルタ方式」でプロスペクトを壊し続けてきた責任を徹底批判する。

そういうわけのわからない仕事でシアトルに入り込んでいた男は、ワカマツと彼のコーチ陣が今シーズンの低迷の責任でクビになった後、ちゃっかりベンチコーチに昇格したわけだが、そのドサクサに、使えもしないアダム・ムーアをゴリ押しして、無理矢理正捕手にした。
だがドサクサ紛れに正捕手にしたはいいが、アダム・ムーアはプレーの全てがダメだった。例えばメジャーでのゲームというのに、「バックネット側に向きを変えて追うのが基本と、高校生でも知っている」キャッチャーフライでさえ、「バックネットに背を向けたまま、じりじり後ずさりしながら追って、最後には後ろ向きに転倒して、落球する」始末。

操り人形アダム・ムーアのダメっぷりに慌てたロジャー・ハンセンは、思いつきで「アダム・ムーアのための守備特訓」と称するアホ練習をやりだす。これが例の「バッティングマシンで、ダグアウトにキャッチャーフライを放り込んで、無理矢理捕らせる」とかいう、アホすぎるフライ練習だ。
ハンセンは、「ダグアウトに入るように、わざとフライをあげた」。アダム・ムーアはどうしたかというと、「師匠のやることに素直に従って、ダグアウトにフライを捕りに飛び込んでいった」。
それを見ていた地元プレスが「こんな練習して何になる?ケガしたらどうするつもりだ?」という疑念に満ちた記事を書いたのだが、書いた記者の所属するメディアは地元紙としてはマイナーだったために、ロジャー・ハンセンとアダム・ムーアがこのクソみたいな練習をやっていることを知っているファンはあまり多くなかった。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月14日、過去に城島擁護者だったベンチコーチ、ロジャー・ハンセンが現在も続けている無意味な捕手トレーニング手法。マイナーコーチ時代から続けてきた「手抜きのスパルタ方式」でプロスペクトを壊し続けてきた責任を徹底批判する。


このロジャー・ハンセンの無意味な「ダグアウトに入るキャッチャーフライ練習」で、アダム・ムーアは捕りにくい位置に落下してくるキャッチャーフライを捕球できるようになったのか?

もちろん、「NO」だ。

ダグアウト前に落ちてくるキャッチャーフライですら、ダグアウトに入りそうな気配もないのに、フライを追うこと自体を止めてしまうのだから、どれだけロジャー・ハンセンとかいう偽コーチのアホ練習が無意味か、わかるというものだ。
実際には、アダム・ムーアはロジャー・ハンセンの命令に盲目的に従って正捕手をやっているだけの操り人形で、「フライがダグアウト前に上がっただけでビビって、フライ自体を追わない、捕れるフライすら捕らないイップス・キャッチャー」になった。こんなイップス・キャッチャー、使い物になるわけがないどころか、キャッチャー失格だ。



アダム・ムーアが来シーズンの開幕ロスターにいて、また、偽コーチとしかいいようがないロジャー・ハンセンが来シーズンもシアトルのコーチ陣にいたら、ブログ主はこのチームを徹底して笑いものにさせてもらうつもりだ。






damejima at 09:40

September 15, 2010

調べてみて驚いた。
オレとしたことが、迂闊だった。


前からおかしいなとは思っていたのだ。
かつて全米大学ナンバーワンキャッチャーだったジェフ・クレメントは肩の弱いキャッチャーではあったが、では、そもそも肩が弱くて「全米ナンバーワン」になれたりするものかどうか。また、マイナーから上がってくる若いキャッチャーたちが、どういうわけで誰も彼も全身ケガだらけなのか。

今回調べてなんとなくわかった。
どうりで、(キャッチャーに限らないが)いくらシアトルが有望な若者をドラフトやトレードで手に入れても、どういうわけか、彼らがマイナーで育成されてメジャーに上がってくる頃には、カラダに深刻な故障を抱えていたり、(素質だけは間違いなくあるが、それを発揮する能力のないホセ・ロペスなども含めて)クレバーさが微塵も感じられない「不器用なデクの棒タイプ」の選手ばかりに出来上がってくるわけだ。
このチームに有力な若手が育たない原因は、GMの手腕の無さ以外に、「現役時代に日本でプレーしていた」とか、「日本でのコーチ経験がある」とか、そういうコネ採用が当たり前の田舎じみた理由で寄せ集めてきたマイナーの指導者の無能さにも原因があったのだと思う。

よくまぁ、ロブ・ジョンソンがああいうタイプの、「頭を使うタイプのキャッチャー」になれたものだと、逆に感心する。たぶん「本人がもともとメモ魔」かなんかで、独学でもしたのだろう。
メジャーでの指導者としてのトレーニングもロクに経験してないくせに、身体能力がまだ不足している若い選手に大ケガしかねない「しごき」を強要することしかできないような無能なコーチに、ジェフ・クレメントも、ロブ・ジョンソンも、アダム・ムーアも指導されてきたのだと思うと、メジャー最高峰の成績を積み重ねつつ「チームがプレイオフに進出する日」を心待ちにしてきたイチローのこれまでの精進の日々が本当に情けなくなる。
ことに酷いアダム・ムーアの粗雑すぎるプレーぶりをみていると、これまでのマイナーのコーチたちの育成手法の「雑さ」「ダメっぷり」がよく伝わってくる。


コーチって、誰のことかって?
かつては、投手陣に嫌われた城島を投手たちにとりなすために雇われてもいた元シアトルのマイナーの捕手コーディネーターで、ロブ・ジョンソンをこきおろしてメジャーからひきずり降ろし、かわりに自分の愛弟子アダム・ムーアを正捕手に据えて、自分はちゃっかりメジャーのベンチコーチにおさまった
ロジャー・ハンセンのことだ。



このところのアダム・ムーアのプレーの酷さは、ちょっと数が多すぎて書ききれないし、記事にしきれない。
Adam Moore Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN
キャッチャーフライはこぼす。走者には走られまくる。
度重なるパスボール。投手のワイルドピッチを後ろに逸らす。
打者には打たれまくり、チームは負けまくり。
打っては、最低の打率、最低の出塁率。
もうアダム・ムーアの打撃データの細部を批判するまでもない。調べるだけ、時間がもったいない。四球を選ぶとか選ばないとか、得点圏打率がどうとか、出塁率どうのこうのとか、そういうことを調べる必要もまったくないし、他のキャッチャーと比較したりする必要も全く感じない。

アダム・ムーアはいうなれば「走者を刺せない城島」のようなキャッチャーであり、「刺せない、打てない、守れない」の3拍子が揃っている。
そんな選手をメジャーの正捕手に推したのは、かつてのシアトルのマイナーの指導者で、いまはワカマツ以下が首になって以降に、ちゃっかり「自分には何も責任がないような顔をして」メジャーのベンチにおさまっている人間たちだが、彼らはかつてアダム・ムーアのことをどう言っていたか。


かつてのマイナー指導者たちによる
アダム・ムーアを持ち上げる発言例

例えば、2009年11月10日のSPIの記事で、捕手出身のマイナーのディレクターPedro Grifolと、当時彼の右腕といわれ、いまはベンチコーチのロジャー・ハンセンのインタビューがこれ。(以下はペドロ・グリフォルの発言だ。)
Mariners youngsters ready to help? | Seattle Mariners - The News Tribune
“He’s matured, he understands the priority of a catcher. He knows he has to understand the 12 to 13 pitchers he has to have a daily relationship with,” Grifol said. “Offense comes after catching.
“Adam can be a team leader, he can hit and I think he can compete for the starting job next spring – no matter who we might bring in ahead of him.”
「彼は成長した。捕手にとって何が優先事項かを理解している。彼は、キャッチャーが12〜13人の投手を理解し、日々関係を保たなければならないことがわかっているんだ。オフェンスの優先順位というのは、キャッチングよりも後に来るものさ」
「チームリーダーになれる可能性があるし、打撃がいい。チームが他に捕手を獲得しようとも、来春の開幕捕手を争えると思う。」


もし「キャッチャーが12〜13人の投手を理解し、日々関係を保たなければならない」とわかっているのなら、それの適任者は、アダム・ムーアではなく、ロブ・ジョンソンなのは明らかだ。それに、これほど酷い能力しかない選手が、チームリーダー?。どこを見てそういうわけのわからないことを言っているのか、意味不明すぎる。


ロジャー・ハンセンと城島の「繋がり」
いままでロジャー・ハンセンの名前に何の興味もなかった。だから、まして「ロジャー・ハンセンと城島との繋がり」を今まで意識したこともないし、また、調べたことも一度もない。

だから調べていて、いろいろ驚いた、驚いた。
正直、迂闊だったな、と反省すらした。
ネット上にロジャー・ハンセンと城島、この2人の「繋がり」を示す資料はそれほど数は多くはなかったが、それでも、明白な証拠記事はいくつかみつかった。
結論的にいえば、ロジャー・ハンセンは、「城島問題」が発覚しつつあった2008年前後に城島とバッテリーを組むのを嫌う投手陣グループに対して、城島をとりなすためにチームが使った仲介者だったのである。(もちろん、その試みは大失敗し、2009年には主力先発投手の大部分が城島とバッテリーを組むのを拒否することになる)
Mariners | Part I: M's puzzle tougher to reshape with big contracts | Seattle Times Newspaper
Carlos Silva was another pitcher who got signals crossed with Johjima early in the season and was frustrated. The Mariners later brought in catching consultant Roger Hansen to get pitchers and Johjima on the same page.

チームが、投手陣と城島の「しこり」を減らすために連れてきた「城島のための仲介者」であるロジャー・ハンセンは、また、シアトルのマイナーにおいて「ロジャー・ハンセンが勝手に考える『日本式トレーニング手法』で若手を鍛える指導者」でもある。
その手法は、2010年9月にアダム・ムーアにやらせた「キャッチャーフライの練習」とやらいう意味のわからないトレーニングでもわかるように、スポーツ科学もデータもへったくれもない大昔の高校野球的な根性主義そのものであり、なんの合理性もない「手抜きのスパルタ指導」にしか見えないし、薬物汚染を捨てデータを重んじる現代のメジャーの野球に、まるで似つかわしくない。
ダメ捕手城島の「日本式リード」とやらもそうだったが、こんな意味のわからないものを自分だけで勝手に「日本式」とか名づけて、メジャーで得意気に振舞ってもらっては困る。


ロジャー・ハンセンと城島の「繋がり」を示す資料を、以下に示す。まぁ、よくこんな、なんの合理性もない指導法で金をもらっていたものだ。こんなこおでシアトルの若手選手が、メジャーで使い物になるレベルに育つわけがない。もし育ったら、それこそ奇跡というものだ。ありえない。
どうりでシアトルのマイナーが育てる選手が「アホで、守備の下手なフリースインガー」ばかりになるわけだ。

ロジャー・ハンセンと城島の「繋がり」を示す資料(1)
日高を育てた男 - 青く紅い日々 - Yahoo!ブログ
(上記サイトより転載)「3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に、日本代表として参加する予定の城島健司捕手(シアトル・マリナーズ)。大会参加のため、正捕手の座が確約されていないマリナーズの春季キャンプの多くを欠席することになるが、コーチはあまり心配はしていないようだ。チームの地元ワシントン州の地方紙『エベレット・ヘラルド』(電子版)が11日付けで伝えた。
現在、マリナーズの捕手陣を指導するのは、かつてオリックスブルーウェーブ(現バファローズ)でコーチを務めた経験があるロジャー・ハンセン氏。日本時代から城島をよく知るというハンセン氏は、城島がWBCでプレーすることは問題なく、逆にシーズンへ向けた準備となるとコメント。城島自身も何をすべきかは分かっているだろうと信頼を示し、チームを離れることも問題視していないという。」

ロジャー・ハンセンと城島の「繋がり」を示す資料(2)
2009年4月8日に、シアトル・タイムズのスティーブ・ケリーが2009シーズンの城島について「非常に好意的な記事」を書いたのだが、この記事にも一部に、ロジャー・ハンセンと城島の「繋がり」を思わせる記述がある。
スティーブ・ケリーは穏健なタイプのライターで、「城島問題」においても常に「来年は活躍してくれるだろう的な楽観記事」を書き続けて問題の中心を指摘しようとしない城島寄りの毒にも薬にもならない存在だった。
Steve Kelley | Mariners Kenji Johjima steps up behind the plate | Seattle Times Newspaper
Johjima, in his fourth season, has talked with catching coordinator Roger Hansen, general manager Jack Zduriencik and Wakamatsu and understands the importance of this year.
「4シーズン目を迎える城島は、捕手コーディネーターのロジャー・ハンセン、GMジャック・ズレンシック、ワカマツと話し合い、今シーズンの重要性について理解を深めた。」


ロジャー・ハンセンと城島の「繋がり」を示す資料(3)
これは、2008年3月4日に、SPIのアート・ティールが書いた記事。
アート・ティールは、「城島問題」についてはシアトルタイムズのスティーブ・ケリーとは全く立場が違い、2009年7月に「城島を正捕手に戻すべきではない」という主旨で、城島のスタメンに反対するコラムを書いていて、「城島批判派」のひとりだった。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年7月12日、SPIのコラムニスト、アート・ティールは「城島を正捕手に戻すべきではない」「敏腕なワカマツはこれからも自分の方針を貫くべき」と主張するコラムを書いた。
ブログ注:2008年3月に書かれたこのコラムで彼が言う「lumps しこり」とは、当然のことながら、マリナーズの投手陣と城島との間にあった「しこり」「わだかまり」を指す。
Steep learning curve nearly cost Joh, M's
"In Japan, catchers are conditioned to play every day," said Hansen, who coached in Japan for three seasons. "You don't leave the ballpark without a workout and film study. That's the Japanese style -- you don't go home until everything is ready for the next day. So Joh is going to play here a lot.(中略)
Much has been made of the Mariners' talent upgrade in the rotation. But some of the success of the investment will be dependent on smoothing the lumps behind the plate.
「日本ではキャッチャーは毎日トレーニングする」と、日本で3シーズンコーチ経験のあるロジャー・ハンセンは言う。「ワークアウトと、映像を使った勉強を欠かすことはないんだ。それが日本流さ。次の日の準備が済むまで帰らない。だからジョー(城島)はメジャーでもたくさんプレーできるのさ。」(中略)
ローテーションにたくさんの有望選手が育ちつつあるわけだが、これまでの(若手投手に対する)投資が成功に至るかどうかは、ホームプレートの後ろにある『しこり』をスムーズにできるかどうかにかかってきた。」


ロジャー・ハンセンの「手抜きの根性主義」
ロジャー・ハンセンが「走者を刺せない城島」であり、「刺せない、打てない、守れない」アダム・ムーアを強引にメジャーのキャッチャーに仕立て上げたはいいが、ムーアがあまりにもエラーばかりするものだから、ロジャー・ハンセンがムーアにやらせている「スキルアップ練習」とかいうのがある。地元紙「エベレット・ヘラルド」電子版に触れられている。
これがもう想像を絶する酷いアホ練習だ。よくこんなのを「練習」と言えるものだと思うし、よくもまぁ、こんな「練習」で「選手が向上する」と人前で公言できるものだ。
それと、「こんなアホ練習に慣れ切っていて、これが『当たり前』だと思っているアダム・ムーア」も、ちょっとどうかしている。

事の顛末はこうだ。
2010年9月1日にロジャー・ハンセンがアダム・ムーアのポップフライのキャッチングの改善とか称して、ある練習をやらせた。それは、ハンセンがマシンでそこらじゅうにフライを上げて、アダム・ムーアに捕らせるというもの。
その練習中、ロジャー・ハンセンがダグアウトにマシンをわざと向けてフライをあげた。当然フライを捕りにいったアダム・ムーアはダグアウトに飛び込んでしまい、あわや大怪我をしそうになったと、そういう話。
HeraldNet: The fine line between developing a young catcher and destroying him
Hansen had a machine at home plate shooting baseballs high into the air -- at all angles -- with Moore springing out of his crouch to locate the popups, (中略)
A few minutes ago, Hansen shot one popup toward the Mariners' dugout and Moore put his eyes on the ball and sprinted toward where he though it would land. One problem. The ball drifted, and kept drifting, and so did Moore. At nearly full speed, he disappeard down the dugout stairs just as the baseball did.


機械的と言う以外、どう言えばいいのか、こういうアホ練習。しかも、こういう練習に慣れきってしまっているアダム・ムーア。

こういうロジャー・ハンセンのアホ練習について、当事者2人がどう言っているか。同じ「エベレット・ヘラルド」で読むことができる。
非常に興味深いことのひとつは、メジャーの教育リーグが行われるアリゾナでロジャー・ハンセンのやってきた指導内容のレベルの低さを知ることができる、ということだ。当の指導を受けた「アホ練習に慣れきった弟子のアダム・ムーア」が語っているのだから、間違いない。
簡単にいえば、クソ暑い中を、レガースからマスクから、プロテクターから、なにからなにまで装着させたまま、若い選手を長時間走らせ続けたりするのが「ロジャー・ハンセン流の指導」だった、ということ。
あまりに馬鹿馬鹿しくて、訳を書く気にもならない。
HeraldNet: Hansen has Mariners' catchers sweating
Moore said worst occurred in September of 2006 at instructional league workouts in Peoria, Ariz.
Hansen, well known for putting catchers through grueling workouts, said he was more worried about his sunglasses, which Moore had borrowed on a sunny day.
"You have to practice hard to play hard," Hansen said. "You don't teach them to get hurt running over to the stairs. He can handle it -- head-butt the wall, catch the ball and come back out."
"We were doing blocking drills and it had to be 120 degrees," Moore said. "We'd been out there three hours and I took one in the throat. I kind of stood up and moped, and when Roger saw that he made the whole crew start running. Full gear, facemasks and everything.
"Every time we ran by him, he would say, 'Keep going.' There's no telling how many laps we ran. It was miserable. That was the last time I moped.



この「マシンを使った意味のわからないポップフライ練習」のあった9月1日以降、アダム・ムーアがどれだけの数エラーしたことか。

覚えている人も多いだろう。
ちょうどつい先日のゲームでアダム・ムーアは、イージーなキャッチャーフライを落球している。ロジャー・ハンセンが練習させている(つもりになっている)キャッチャーフライを捕りにいったのはいいが、アダム・ムーアはボールがバックネット側に切れていって、自分の位置から後方に逸れていく特性すらまったく判断できず、ミットで触れることもないまま落球してしまい、エラーがついて、ゲームにも負けた。

そりゃ、そうだ。
馬鹿かと言いたい。

マシンで上げた球はそれほどスピンがかかっていない。
だが、実際のバットでカットするように打たれたキャッチャーフライは、当然のことながら、強烈にバックスピンがかかる。
だからこそキャッチャーフライの練習においては、バットで打って「スピンの入った、生きたキャッチャーフライ」で練習させることにこだわる指導者も多いわけだし、また、キャッチャーフライを上手にノックするには、ノッカーとして高い技術が必要とされる。
マシンなどでフライを上げて、しかも「わざと」ダブアウトに飛び込むフライを捕りに行かせるような「手抜きの根性主義の練習」で頭のいいキャッチャーなど、育つわけがない。(というか、そもそも根性主義などというのは「手抜き」を前提としていることは、いまやスポーツでも常識)

もし大怪我でもしたら、どうするというのだ。チームの多大な損失を、ロジャー・ハンセンが払えるとでもいうのか。

地元紙エベレット・ヘラルドは、こういう「ロジャー・ハンセンの指導ぶりの意味不明ぶり」について書かれた記事に、こういうタイトルをつけた。
The fine line between developing a young catcher and destroying him、「若いキャッチャーの「育成」か「破壊」か、その微妙な一線」
ロジャー・ハンセンの指導手法の合理性に非常に強い疑念を感じて書いているのがわかる。

なんでも、ロジャー・ハンセンの過去の実績として、日本のオリックスで1999年頃に1年契約をして、日高剛という有能なキャッチャーを育てた、というのがあるらしい。
だが、この日高剛という捕手、スタッツを調べてみると、2000年のパスボールが6、2001年が7、1999年のエラーが6、2001年のエラーが9。これのどこが「ロジャー・ハンセンの過去の業績」なんだか。
失笑するしかない。


まぁ、ともかく、
ロジャー・ハンセンの責任は、2009年にあれだけ功績のあったロブ・ジョンソンをこきおろして、まったくメジャーのキャッチャーとして力量がないアダム・ムーアを推した、その程度の小さい責任だけでない。
使えない城島をチームに残す側に加担した責任、さらに、合理性のまったく感じられない「手抜きの根性主義」の「しごき」を若い選手たちに押し付け続けてきて、有望キャッチャーを「ただのデクの棒」に仕立て上げてきたことに、非常に重い責任がある。

これらの推測がもし本当なら、当ブログはロジャー・ハンセンに即刻チームを去らせるべきだと、強く主張しておく。






damejima at 18:15

September 09, 2010

今日のオークランド戦、逆転負けの原因は明らかに6回裏にオークランドが決めた「1イニング2つのダブルスチール」
Seattle Mariners at Oakland Athletics - September 8, 2010 | MLB.com Gameday

オークランドの公式サイトでも、「今日の勝因は2つのダブルスチール」と明言している。
なのに、シアトルの地元メディアときたら、ダブルスチールについては何も触れず、今日の負けゲームの記事を「まぁフレンチはよくやった」とか適当に切り上げてお茶を濁しているのだから、なんともぬるい話だ。
They countered with two double steals. In one inning. And won because of it. (Crisp drives A's to series win vs. Mariners | oaklandathletics.com: News)


ひとつのイニングにダブルスチールを2度決められるなんてことはあまりあることではない。試合終了直後から調べていてもいたのだが、どうも検索の仕方がよくないのか、なかなか他のサンプルが出てこなかった。

ついさっきみつけたのはLarry Larueがソースの下の記事だが、それによると「1イニング2ダブルスチール」はオークランドでは1983年以来の記録のようで、そうだとすると「27年ぶりの記録」ということになる。さすがに、かつてリッキー・ヘンダーソンを輩出したチームなだけはある、と、変な感心のしかたをした。
約30年に一度の珍しい記録ではあるが、全く初めての記録なわけではないのだ。やっぱりメジャーの歴史は奥が深い。
M’s bats wilt after hot start - Mariners - The Olympian - Olympia, Washington
Crisp singled home the go-ahead run, then the Athletics pulled their second double-steal of the inning – this time it was Cliff Pennington and Crisp. Oakland hadn’t done that in an inning since 1983.

追記:オークランドが最初に「1イニング2ダブルスチール」をやったのは1983年7月17日のボストン戦で、こんどが2度目らしい。当時は思ったとおりリッキー・ヘンダーソンの現役中で、80年から86年まで7年連続盗塁王になったヘンダーソンの輝かしい盗塁全盛期にあたる。
the two double steals in one inning represented the first time the A's had achieved such a feat since July 17, 1983, in the fifth inning at Boston.
Crisp drives A's to series win vs. Mariners | oaklandathletics.com: News


この「1イニング2ダブルスチール」について当事者のアダム・ムーアがなんといっているかというと、こんな感じ。「一度目のダブルスチールは刺したと思ったんだけどね」とか、質問と答えがチグハグな様子で、ちょっと意味がわからない。
要は、最初のダブルスチールでアンパイアにセーフと言われてしまい、それをグチグチと脳内で愚痴りながらプレーしていて気をとられているうちに、2度目のダブルスチールを決められてしまったのだろう。
そう言えばいいのに。しょうもない。
“I thought I got Davis on the first one,” catcher Adam Moore said, “but the call went the other way. On the second double steal, I didn’t even throw. They both got huge jumps.”


ちょっと右打者アダム・ムーアと左打者ロブ・ジョンソンの2人を比較してみる。

結論から先にいうと、アダム・ムーアはたとえで言うと、スローイングでは「肩が弱いというか、注意力の散漫なキャッチャー」、打撃面では「四球を選べず、三振の多いロペスタイプの右の扇風機」であり、リード面では「キロス、城島レベル」。トータルに言えば「注意力が散漫なせいもあって盗塁を刺せず、リードが単調で、打撃では打率が異常に低い、まるで城島風味のキャッチャー」とでもいうか、まぁ、そういうレベルの選手である。
以下に挙げる打撃データもあわせてみてもらうと、アダム・ムーアが、いかに「かつてシアトルによくいたフリースインガーの右打者の再来」であることがよくわかることだろう。

リード面は、今日のGamedayをみてもらってもわかることだが、今日ムーアがルーク・フレンチに出したサインは「初球はいつもストレートばかり」、それがオークランド打線にバレて、ランナーが出ると、とたんにこんどは「初球はチェンジアップばかり」
これでは、打たれるとコロリとリードを180度かえて、かえって打たれてばかりいた城島・キロスばりの単純リードである。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:「城島コピー捕手」キロスと「キロス問題」


盗塁阻止率
アダム・ムーア .286 (44ゲーム先発 20盗塁 8阻止)
Adam Moore Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN
ロブ・ジョンソン .353 (57ゲーム先発 22盗塁 12阻止)
Rob Johnson Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

ついでに打撃データもあげてみる。
(打率、OBP、SLG、OPSの順)

アダム・ムーア   .187 .220 .290 .510
二塁打 4 ホームラン 4 12打点
ロブ・ジョンソン    .191 .293 .281 .574
二塁打 10 ホームラン 2 13打点

この2人のプレーヤー、打撃成績が非常に似かよっている。だが、最も大きな違いは「出塁率の大差」で、もっと正確にいえば、「四球数の違い」だ。
2010年 四球数
アダム・ムーア  5
ロブ・ジョンソン 25


9月6日の記事で、同じ「1983年生まれ世代」に属しているホセ・ロペスとジョー・マウアーの打撃成績の最も大きな差異は、「長打の数」ではなくて「四球数」であることを書いたが、このアダム・ムーアも、実は、ロペス(あるいはベタンコート、城島など)と、そっくり同じ特徴をもっている。
シアトルウオッチャーなら誰でもわかっているとおり、この「四球数も、四球率も、異常なくらい少ないこと」、そして「出塁率が異様に低いこと」、加えて「打率が低い右打者」は、シアトルのマイナーが育ててきた選手のかなりの部分と、シアトルがバベジGM時代に熱心に獲得してきたフリースインガーたち共通の特徴である。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月6日、世代交代の主役「1983年世代」のジョー・マウアーとホセ・ロペス、打撃成績の一番の違いは「四球数」。

BB/PA 打席あたり四球率
アダム・ムーア  .030
ロブ・ジョンソン  .120

参考:城島のシアトル在籍時の四球率
2006年 .037
2007年 .029
2008年 .047
2009年 .047
メジャー通算 .038(4年間もこの数字を続けたのだから酷いものだ)

参考:2010シアトル チーム内BB/PAランキング
ランガーハンズ    .189
バーンズ        .158
ブラニヤン       .128
ロブ・ジョンソン   .120
(中略)
ホセ・ロペス     .035
ジャック・ウィルソン  .033
アダム・ムーア    .030
ジャスティン・スモーク .015
Seattle Mariners 2010 Batting / Hitting Statistics - ESPN

BB/SO 四球と三振の比率
アダム・ムーア  0.09
ロブ・ジョンソン  0.46


ベタンコート、城島、ロペス、ほかにも2005年以降にシアトルのロスターには、たくさんの選手たちがこの「四球を異常に選ばない。かつ、凡打の山を築き、併殺を大量生産する右打者」に属していて、やがて大半の選手がクビになった。(セクソンは、例えば2007年夏までの打撃成績を城島と比べるとわかるが、シアトルにしては四球率の高いバッターではあった)

では、その後、「扇風機コレクション」の好きなシアトルの悪しき伝統は無くなったのか?

まさか(笑)
そんなこと、あるわけない(笑)
このチーム、よせばいいのに、ひそかに扇風機を着々と集めつつある。

でなければ、打率が2割すらないアダム・ムーアをクリンアップの5番にすえたりしない(笑)

打率2割以下のクリンアップ? ありえない(笑)


アダム・ムーアとロブ・ジョンソンのロスター入れ替えを進言したのは、かつてシアトルのマイナーで捕手コーディネイトを担当してきたコーチで、彼は、ワカマツがクビになった後にメジャーのコーチに収まったわけだが、彼の推すアダム・ムーアは明らかに「城島、ロペス、ベタンコートタイプ」のフリースインガーの右打者である。
シアトルのマイナーがこれまで育ててきた打者には、こういう「高めのストレートにはめっぽう強いが、低めの変化球にからきし弱い。三振が多く、四球を選べない。なんでも振りまわして、併殺が多い。進塁打も苦手」、そういう「不器用な壊れた扇風機タイプ」が実に多い。
この打撃不振にあえぎ続けるチームが、なぜあれほど打てないダメ捕手城島を気に入って大金を払ったかについては、こういう「チームの間違った好み」の問題があっただろう。

さらには、現在の無能なGMズレンシックのお気に入りのひとり、ジャック・ウィルソンも、スペランカーでほとんどゲームに出ない高給取りなだけではなくて、実は、ただでさえ出塁率や打率の低いこのチームで、ベスト3に入るほど「四球を選べない、器用さの全く無い打ちたがりの右打者」であり、また、クリフ・リーを放出してまで獲得したジャスティン・スモークも、テキサスでのBB/PAは.138だったにもかかわらず、シアトルに来てからはいわゆる「扇風機」、フリースインガーである。(スモークがシアトルのマイナーでいくら四球を選ぼうと、そんなのはまるで関係ない。マイナーは所詮マイナー。下での打撃内容がメジャーでそのまま実行できるほど、メジャーの投手は甘くない)


右打者不利のこの球場をホームにもつこのチームが、なんの見通しもなく集めてきた数多くの「無駄な右の壊れた扇風機コレクション」を、大変な時間をかけ、苦労して、ようやく整理できつつあったにもかかわらず、またもや右打者ジャック・ウィルソンに大金を払い、四球を選べる左のロブ・ジョンソンをマイナーに落としてまでして、打てない右の扇風機アダム・ムーアをロスターに上げ、さらには貴重な先発投手クリフ・リーを放出してまで若い扇風機スモークを獲得したこのチームの2011年、つまり来年の野球が、「シアトルの打者共通の欠陥である出塁率の低さを大きく改善する野球に変わる」わけがない(笑)

あと、ついでながら、出戻りのブラニヤンも、スタッツをみればわかることだが、「左のセクソン」なだけ。チームの救世主でもなんでもない。たまに打つホームラン以外には、四球をちょろちょろと選び、あとは三振というあたりが、実にセクソンそっくり。
セクソンをクビにするのにあれほど手間がかかったのに、シアトルは自らの手で、また主軸に「左のセクソン」を迎え入れたのである。






damejima at 22:01

April 07, 2010

昨日のヘルナンデス、ロブ・ジョンソンのバッテリーから、2戦目はスネルアダム・ムーアのバッテリーになった。

このバッテリーの場合に配球の主導権がピッチャーとキャッチャー、どちらにあるのかはわからない(ゲーム終盤に投手が変わっても配球パターンが変わらなかったから、たぶんアダム・ムーアだと思う)のだが、去年アダム・ムーアについて一度指摘した「ワンパターン化しやすい」という特徴が非常に強く出ているゲームのように思うので、ちょっと書き留めておきたい。
Seattle Mariners at Oakland Athletics - April 6, 2010 | MLB.com Gameday

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.: メジャーと日本の配球論の差異から考える「城島問題」 『damejimaノート』(6)実証:アダム・ムーアの場合



下に挙げたのは、4回裏に5番のカート・スズキにホームランされたシーンである。ストレートと変化球を、同じ位置に集めていることに注目してもらいたい
2球目に真ん中低めに89マイルのストレートを投げ、3球目に、2球目とまったく同じコースに77マイルのスローカーブを投げて、スタンドに放りこまれた。

2010年4月6日 4回裏カート・スズキ ホームラン4回裏 カート・スズキ
ホームラン

ストレート(2球目)
2球目と同じコースのスローカーブ

次の打者は6番のチャベス。ホームランを打たれた直後だったが、さっそくシングルヒットを打たれ、この後、2死満塁のピンチになった。
チャベスへの初球は、真ん中に危ないストレートを投げ、1球おいて、3球目にチェンジアップを初球ストレートと同じコースに投げ、シングルヒットを打たれている。

2010年4月6日 4回裏チャベス シングル4回裏 チャベス
シングル

初球ストレート
初球と同じコースのチェンジアップ

この「まったく位置に、ストレートと変化球を続けて投げる」という配球パターンは、なにも4回だけではなく、このゲーム当初から何度も何度も繰り返し使っている。9回裏1死満塁でデイビスへの最初の2球でも使ったし、10回裏2死1、2塁で、マーク・エリスへの最初の2球でも使った。

4回裏以外の例をあげてみよう。

3回裏。9番ペニントンの打席。インハイに、チェンジアップ、ストレート、ストレートと、3球続けている。ペニントンに通用したパターンを次のイニングでも使って、カート・スズキにホームランを打たれているだが、やはりカートはキャッチャーだから、やはり相手のパターンの単調さを見逃さなかったのかもしれない。

2010年4月6日 3回裏ペニントン サードフライ3回裏 ペニントン
ピッチャーゴロ

チェンジアップ
初球と同じコースのストレート
3球続けて同じコースのストレート


そして、サヨナラヒットを打たれた10回裏のマーク・エリス
このサヨナラヒットが最悪なのは、初球のストレートの後に投げた2球目のカーブが初球のストレートと同じコースで、さらに、3球目に、2球目とまったく同じ球を3球目にも投げていること。2重にミスを犯しているわけだ。
同点でヒットが出ればサヨナラ負けのこの緊迫した場面でこれは、明らかに配球ミスとしか言えない。

2010年4月6日 10回裏2死1,2塁 マーク・エリス サヨナラヒット10回裏 マーク・エリス
サヨナラヒット

ストレート
初球と同じコースのカーブ
2球目と全く同じカーブ


カーブを有効に使うために、わざとストレートを高めに投げておく、という配球パターンについて、Hardball Timesの論文を紹介したことがある。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:メジャーと日本の配球論の差異から考える「城島問題」 『damejimaノート』(4)「低め」とかいう迷信 研究例:カーブを有効にする「高めのストレート」
元資料:Hardball Times
Pitch sequence: High fastball then curveball

上のHardball Timesの記事を詳細に読んでもらうとわかるが、要点は、同じコース上にストレート、カーブと連投する場合に、「カーブの縦方向の落差」を有効に活用するために、つまり、カーブがストンと落ちて見えるように、最初に投げるストレートをあらかじめ故意に高く投げておく、という点であることは明白である。

結論を先に言ってしまえば、
今日アダム・ムーアの使った配球パターンと、Hardball Timesの紹介している配球とは、まったくの別物である。原因もハッキリしていて、ストレートと変化球の高さを変えずに投げていることがいけない。

Hardball Timesの記事が言いたいことの要所は、何度も言うが最初にストレートを高めに投げておくこと、である。そうすることで、ストレートの次に投げるカーブの「タテ方向の落差」が、打者から見ると際立って見える。つまり、カーブが、投手から打者に届く間に、最初はストレートと同じような軌道で来て、そこからストンと縦に落ちるように錯覚させることができる、と、言っているのである。だから、打者はカーブへの対応が遅れ、ミスショットさせることができる。

もし、ホームプレート上で同じ高さになるように、ストレートとカーブを続けて投げるとどうなるか。
キャッチャーにボールが届いたときにストレートとカーブが同じ高さ、ということは、逆算すると、投手の手を離れた瞬間には、明らかにカーブのほうが高い軌道を描く。
これでは、打者が投手の手をボールを離れていく瞬間に、ああ、ストレートと違うボールが来るなとバレてしまう。
それではまったく意味がないのである。


このゲームでの下記の4回裏の成功例と比べて見てもらうと、
Hardball Timesの主張したい部分がよくわかると思う。
4回裏に、カート・スズキにホームランされた後、2死満塁まで進んで、1番デイビスをピッチャーゴロに抑えたシーンである。

2010年4月6日 4回裏2死満塁 デイビス ピッチャーゴロ4回裏 デイビス
ピッチャーゴロ

初球93マイルのストレート
2球目が、87マイルのチェンジアップ

この2球は、GameDayの画像でみたりすると、かなり高さに差があって、まったく違う高さのように思われがちだと思うが、実際の球の軌道の見え方としては、右投手であるスネルが、右打者に、高めのストレートと、アウトローのチェンジアップを投げているわけだから、いわゆる「投手の球の出所(でどころ)」は、GameDayで見るほど差がないはずなのである。



投手の手からボールが離れ、打者にボールが来るまでのプロセスで、ストレートとカーブで大きな軌道の差を打者に見せない、そのために、最初のストレートをわざと高めに投げておく、というテクニックが、Hardball Timesの言わんとする、「カーブを有効にする高めのストレート」という論文の要点なのだ。






damejima at 13:45

October 02, 2009

消化試合なのであまり気合が入らない。
フィスターとアダム・ムーアのバッテリーなので、暇つぶしにアダム・ムーアについても書いてみる。
Oakland vs. Seattle - October 1, 2009 | MLB.com: Gameday

結論から先に言うと、ムーアは「どこか教科書っぽい欠点があるが、上手いし、手際がいい」「カウントを追い込むのに長けていて、フィニッシュはワンパターン化しやすい」

しかし、まぁ、なんにしても、来年になって、全てのチームにやる気がある春から夏の季節に、パターンを読む力に優れた強豪チームと当たってみないと実力はわからない
消化試合のオークランドは、まったくだらしがない(苦笑)



ともあれ。
まずは次の3つの画像。

このシリーズをしつこく読んできた人なら、アダム・ムーアは典型的なというか、むしろ「教科書どおり」といったほうがいいようなメジャーらしいキャッチャーだとわかるはず。

逆転されかねなかった4回の大ピンチを1点で切り抜ける上で、たいへんに役に立ったのが、ピーターソンとカストを三振にとれたことだが、この2人の左打者をカウント的に追い込んでから使ったのが、このパターン。
「アウトコース高めに、カーブをボールになるように投げこんておいて、次のストレートをイン寄りに投げて、空振りさせる」

要するに、いままでいくつもの例で説明してきたが、メジャーのキャッチャーがよくやる「メジャーバージョンの対角パターン」、つまり「アウトローではなく、アウトハイの変化球とインローのストレートで、対角線上に攻める」という基本パターンなわけだ。
この「対角」パターンを、左打者のカウントを追い込んだ場面で、同じイニングで何度も繰り返し使った、という話だ。(ムーアはどうも、効果がなくなるまで同じパターンを繰り返し使うリード癖はあるようには思う。好きな数パターンを使いたがることも垣間見える)

「教科書的」と言ったのはもちろん、今日は成功したとはいえ、正直ものすごく「ベタ」なパターンだからだ。「追い込んだカウントだから通用する」「右投手が左打者に使うから通用する」と、いろいろ限定条件がつくこともある。だから、シーズンの行方が決まってしまった消化試合での成功に、手放しに喜ぶような話でもない。

むしろ、多少苦笑してしまうのは、左バッターの2−2の平行カウントでアウトコースのボールにするカーブを投げることで、「ああ、次はインコースに、たぶんストレートが来るな」と、予想がついてしまう、ということだ。
けして若いムーアをけなす意味でなく言うと、LAAのアブレイユやハンターあたりのような野球をよく知っている打者に、こういう小細工が通用するとは思わない。
トロントやホワイトソックス同様、今年のオークランドは、かつてセイバーメトリクス、分析的野球の総本山だったことなど、微塵も感じられない。それほど、何の分析力も、粘り強さも感じられない。ただただ来た球を振り、自分の前の打席や、自分の前の打者への配球など、きちんと見て考えてもないように見える。
だから、バーノン・ウェルズやオーバーベイの打席をみるかのように、オークランドは何度でも「同じパターン」にひっかかってくれる。

2009年10月1日 1回 ケネディ 四球2009年10月1日
1回表 先頭
ケネディ 四球

4球目に外高めのカーブで、次が外高めのストレートなので、ここは典型的な「アウトハイを使った対角」ではないのだが、外高めカーブの直後にストレートを使うパターンは初回からあったことを示すために収録。


2009年10月1日 4回 カスト 三振2009年10月1日
4回表 無死3塁
カスト 三振
球が全体にはストライクゾーンに集中しているわりに、「5球目のカーブ」だけは大きくはずれたように「見せて」いるのは上手い。直後ストレートのコースは結構甘いのだが、それでも三振してくれるのは、やはり打者が、外のカーブが大きくボールになるのを見て多少気が抜けたこともあるかもしれない。


2009年10月1日 4回 ピーターソン 三振2009年10月1日
4回表 2死2塁
ピーターソン 三振

この三振も、カストの三振と非常に似ている。カウントを追い込んだストライクはどれもけっこう真ん中よりに決まっていて、コースは甘い。それでも、アウトコースのボールになるカーブの後に、ズバっとストレートを真ん中に放り込む。度胸だけで乗り切ったという感じもある。



さて、「教科書的」と思った理由を、もうひとパターン挙げてみる。5回のケネディのシングルヒットの場面。

2009年10月1日 5回 ケネディ シングルヒット2009年10月1日
5回 ケネディ
シングルヒット

初球  アウターハーフ 2シーム ストライク
2球目 アウトコース高め ストレート ボール
3球目 インナーハーフ ストレート ストライク
4球目 アウターハーフ チェンジアップ ヒット

ここまでとりあげてきたメジャーの基本パターンの「アウトハイ・インローの対角パターン」や、コネ捕手の小汚い「3拍子幕の内弁当」(「3拍子幕の内弁当配球」とは何か?についてはこちらを参照:ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:メジャーと日本の配球論の差異から考える「城島問題」 『damejimaノート』(5)実証:ロブ・ジョンソンと城島との違い 「1死1塁のケース」)のどちらとも違って、ブログ主好みのいわゆる「ハーフハイトのボールを使った配球パターン」で、無駄が少なく、それだけに美しい。

ただし、3球目までは、だ(笑)

いけないのは4球目。
メジャーの打者の誰もがここは、「ああ、4球目はアウトコースにチェンジアップが来るな。そう教科書に書いてあるよな?(笑)」とか(笑)、予測できてしまう、そういう典型的配球になっていると思う。
打者ケネディは、第一打席でも四球を選んでいるとおり、カストやピーターソンのように、捕手ムーアの得意とする教科書的な典型的配球パターンにハマってはくれない。この打席でも、ムーアの流れるような配球にはまりこむことなく、予想どおりのチェンジアップをレフト方向へ綺麗にシングルヒットを見舞った。
ケネディ、いい打者である。ジャック・ウイルソンやビル・ホールなどではなくて、こういう「賢い打者」こそ、本当はトレードで獲得すべきだ。

だからこそ、4球目がもったいない。この4球目だけは、教科書的な配球ではなく、ベテランクローザー、ネイサンの配球でも見習って、何かひとひねりがあればパーフェクトだったと思うのだ。
打者によって技量は違うわけで、ケネディはカストよりパワーはないが、アタマがいい。打者ごとの技量の差を読むことまでは、まだムーアにはできていない。つまり「若い」と感じるわけである。

暇な人は、この配球パターンと、このシリーズの序論ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:メジャーと日本の配球論の差異から考える「城島問題」 『damejimaノート』 序論:2009年9月30日、大投手ハラデイの「配球芸術」)でとりあげた大投手ハラデイのシンプルさの極致をいく「ハーフハイトのボールを使った芸術的3球三振」を、ぜひ比べてみて欲しい。

寿司を握る職人は、経験を積めば積むほど、「手数が減っていく」というけれども、たった3手でオルティーズを3球三振させるハラデイと、ボールを挟みながら、4球目で相手に読まれてしまうムーアでは、まだまだ大差があるのである。


とはいえ、ムーア独特の感じ、というものもある。
6回のバートンの打席。非常にカウントの追い込みかたが美しい。

2009年10月1日 6回 バートン 1塁ゴロ

初球  インナーハーフ ストレート ストライク
2球目 インロー カーブ 空振りストライク
3球目 インナーハーフ チェンジアップ ボール
4球目 真ん中低め チェンジアップ ボール
5球目 真ん中低め 2シーム 1塁ゴロ

結局ムーアが良さを見せる最も得意パターンは、「カウントを追い込むプロセスの手際の良さ」だと思う。(まぁ、理論的でもあるだろうし、悪く言えば、教科書的でもあるだろうし。評価は来シーズン以降だ)
最後のフィニッシュは、ここまで書いたとおり、けっこうワンパターンだったりもする。

この打席も4球目までは完璧な気がする。
初球にまっすぐをハーフハイトに放り込んでおいて、2球目に同じ場所にカーブを落として振らせる。3球目はインコースにチェンジアップで腰を引かせておいて、4球目に真ん中低めのチェンジアップを振らせにかかった。
もし、4球目のチェンジアップがもう少し高くて、きわどいコースに来ていれば、バッターはここで凡退させられただろう。
そういう自分のプロセスに自信があるからこそ、4球目で決まらなかった同じコースに、5球目の2シームを自信をもってコールできるわけである。
非常にわかりやすい。

最後の決め球に、日本のように「アウトコース低め」ではなくて、メジャーでは「真ん中低め」を使うことも多いともいわれている。そのことについては、なにか機会と実例があるときに、また。

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damejima at 13:55

September 18, 2009

アダム・ムーアをデビューさせるにあたって、シーズンに10を越える借金をしたままの戦犯城島の先発マスクを減らすのではなく、チームに20もの貯金を作ったロブ・ジョンソンが先日受けて先発初勝利をプレゼントしたばかりのモローの登板をわざわざ選ぶのだから、このチームが城島保護のためにやることの陰湿さは念が入りすぎだ。
2008シーズンとGMも監督も代わっている。だが、2008年にクレメントが受けた扱いと、2009年のロブ・ジョンソンの酷い扱われようは、全く同じ。これは、チーム側の経営サイドからまったく同じ指示が出ていることを暗示するものだ。

そんなわけで、今後はなんのためらいもなく言わせてもらうことができる。

「2008年のクレメントのときと同様に、2009年シーズンも大戦犯の城島を理由なく保護する目的だけのために、ロブ・ジョンソンから理由なく故意に大量の出場機会を奪い去り、一方でクレメントを目的もなく放出し、城島を拒否したウオッシュバーンは懲罰トレードした」と。

こんなことまでして、よく人権にうるさいアメリカで、メジャー選手会の調査が入らないものだ。

このチームは本気で若手を育てるつもりなど、一切ない。
ただの「ポーズ」だ。

減り続けるホワイトソックス戦の観客動員
17,153人
16,596人
16,336人

時系列にそって読む。裏口入学のコネ捕手城島による「2009年チーム再崩壊」(9月改訂版)

Chi White Sox vs. Seattle - September 17, 2009 | MLB.com: Gameday



モローは、まちがいなくノーコン投手だが、先日のロブ・ジョンソンのゲームでは、2四球。
9月13日の記事で書いたことだが、四球とホームランをいつも多発させているわけではなく、キャッチャーによることが今日のアダム・ムーアとモローを無理矢理組ませたバッテリーでも、かえって証明された。
ロブ・ジョンソンの先発ゲームでは、四球はそれほど多くはない。「四球とホームランと三振」の3点セットは、城島の先発したゲームの話だ。

2009年9月13日、モロー先発で四球とホームランが多発するのは、「城島マスク」の場合と判明。ノーコンの速球投手の「三振、四球、ホームラン」の3点セットで惨敗パターンは、まるで「悪いときの松阪」そっくり。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年9月12日、ロブ・ジョンソンはまったくコントロールの無いモローを四苦八苦してリード、チームの6連敗を阻止して、ついにモローに「2009シーズン先発初勝利」をプレゼントした。


また、今日のモローはなんと5回2/3を、6安打6四球のボロボロのピッチング。
しかし、この毎回2人ずつランナーを出す混乱した内容でも、失点2ですんでしまうのだから、9月16日のゲームについて、「ホワイトソックス打線の知恵の無さに助けられただけのゲーム」と書いたことは、まったくもって、このブログが正しい。

というか、当然のことだ。見てわからない馬鹿は目が腐っている。


怒りのおさまらないホワイトソックスの監督
オジー・ギーエン
"Go and ask [the players]. I don't have any more quotes, seriously. What am I going to say? They [are bad]? Yes, they are."
「(クラブハウスでうなだれている選手のところにでも行って)ほかで聞いてくれ。俺からは話すことなど、何もないね、マジ。オレがなに言いたいかって?選手(のせい)かって? そうさ。やつらさ。」
Ichiro's walk-off hit ends 14-inning thriller | MLB.com: News

まぁ、たしかに、工夫のない打者ばかりのホワイトソックスではある。あれでは投手が報われない。
だが、ピアジンスキー、ポドセドニック、コネルコあたりは素晴らしい打者だし、ベッカム、ジャーメイン・ダイ、クエンティンの打撃の酷さを早めに見抜けないでスタメンにおいてLOBを大量に生産しているのは、ほかならぬ、監督のオジー・ギーエンでもある。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年9月16日、今日のコネ捕手、リードは「ストレートは基本インコース、変化球はアウトコース」 たった、それだけ(笑)被安打9、8回にはホームラン被弾。ホワイトソックス打線の知恵の無さに助けられただけのゲーム。

damejima at 09:58
ハワイ移民150周年
No Ichiro, No watch.

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  • 2014年10月31日、PARADE !
  • 2013年11月28日、『父親とベースボール』 (9)1920年代における古参の白人移民と新参の白人移民との間の軋轢 ヘンリー・フォード所有のThe Dearborn Independent紙によるレッドソックスオーナーHarry Frazeeへの攻撃の新解釈
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年6月1日、あまりにも不活性で地味な旧ヤンキースタジアム跡地利用。「スタジアム周辺の駐車場の採算悪化」は、駐車場の供給過剰と料金の高さの問題であり、観客動員の問題ではない。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年6月29日、『父親とベースボール』 (1)星一徹とケン・バーンズに学ぶ 『ベースボールにおける父親の重み』。



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