城島退団とタンパリング疑惑

2010年3月13日、逃げ帰った国内のオープン戦ですら「同じ球種、同じコース連投のリード癖」でホームランを浴びるダメ捕手のあいかわらずぶりを笑う。リードもバッティングも、メジャー帰りどころか、ダイエー時代のまま。
2009年11月3日、「MLBキャッチャー世代論」2:古いキャッチャーイメージを淘汰する「1983年世代」の新しいキャッチャーイメージ。
2009年10月27日、元阪神監督岡田氏の指摘する「城島事前交渉契約疑惑」簡単まとめ(結果:まさにスポニチの「事前」報道と岡田氏の指摘どおり、城島、阪神に入団決定)
2009年10月27日(日本時間)、まさにスポニチ「事前」報道と岡田氏の指摘どおり、城島、阪神入団決定。
2009年10月25日、日本野球は「ぬるい」のか。少なくとも当ブログは自信をもって城島を、MLP(Most Lukewarm Player、「メジャーにトライした日本人選手の中で、最もぬるま湯につかった選手生活を送った選手」)に認定する。
2009年10月19日、シアトル・マリナーズは城島の3年契約破棄・退団を発表した。
2009年10月14日、「城島はマリナーズとの契約を破棄し、日本時間20日にフリーエージェントに」 「日本のプロ野球球団、阪神が、年俸5億以上、複数年契約で城島獲得に本腰」と、日本国内で報道された。

March 15, 2010

バンクーバー五輪にハマり、新しいゲームに思い切りハマりで、ブログのほうはほったらかしにされていたわけだが、ひさびさ書いてみる(笑)(『カウント論』のほうはまとまりをつけている最中だ)
プレーヤーにとってもファンにとっても、しょせん練習試合でしかないオープン戦の最中くらいはほっといてやろうと思っていたが、ダメ捕手の今シーズン以降のなりゆきを予感させるものがあると、下のニュースにピンときた(笑)日本時間14日の阪神と巨人のオープン戦である。


城島「ヘボリード」猛省も体感G倒や!
ソース:デイリースポーツ(太字および色づけはブログ側による)

ただ1点リードの六回2死三塁。2球続けたカーブが甘く入り、坂本に許した左越え逆転2ランには悔いが残った。
「あれは僕のヘボリードでした。失投でもホームランを打たれないようにしてあげないと。『ヘボリードですよ、安藤さん。殴るなら殴ってください』って、(本人に)言いました。危うく殴られそうでした」



カーブ連投でホームランされておいて、ヘボリード?(笑)なにを今さら(失笑)失笑が止まらない。「止まらない失笑」というのも、初めて体験する。(笑)馬鹿馬鹿しいにも程がある。

この男が野球人としてどのくらいダメか、本当によくわかる話。
なにか、ダメ捕手特有のリード癖によるホームラン被弾グセを、あたかも「初めて犯した失敗」のように言われると、本当に、このダメ捕手がシアトルに在籍している間じゅう、我慢に我慢を重ねてきた日々が、なんとも情けない限りである。



ちなみに、こんど巨人のコーチから栄転して横浜の監督になった元ダイエー・コーチの尾花氏は、メジャーから逃げ帰ってきた元・教え子の打者城島について、こんなふうに語っている。
外のスライダーを泳ぎ気味にレフトに犠牲フライを打っていたね。変わっていない」
尾花監督、阪神城島の分析必要ない - 野球ニュース : nikkansports.com

リードが相変わらずなだけでなく、バッティングの面でもコネで留学したメジャーから出戻りしようと、渡米前の状態と何も変わってないことが、尾花氏によって明確に語られている。と、いうか、メジャー帰りだのなんだの言う以前の問題で、城島の打撃グセは渡米前のダイエー時代からまったく変化しておらず、メジャー帰りだからといって、あらためて分析する必要などまったく無い、ということだ。
何年たってもクセが直らないプレーヤー、そしてさらに、そのクセがあからさまで人にバレやすいプレーヤー、それが城島だという、なによりの証である。
どうりで、MLBでもWBCでも、すぐに相手にスカウティングされるわけだ。昔はよく、短期留学のクセにまるで帰国子女のように外国にかぶれるアホウがよくいたものだが、城島のメジャー体験など、夏休みにアメリカの英語学校に通った、そんな程度のものだ。まるで意味はない。


キャッチャー側のリードのせいでホームランを打たれたから殴れだのなんだの、本気で殴られてみる勇気もないクセに聞いたふうなことを。

日本に逃げ帰ってから言うくらいなら、むしろ、190センチを越え、腕が普通の男の太ももくらいある巨漢の投手ぞろいのメジャー在籍中に言ってもらいたい。きっとヘルナンデスといわず、シルバといわず、ジャクバスカス、シルバ、ほかにも歴代のシアトルの投手たちが寄ってたかって、城島の顔面が骨折して凹み、鼻の形がなくなって、顔が扁平になるほど、ボコボコに殴りつぶしてくれただろうに。



わからない人にいちおう解説しておくか。

同じコースに、同じ球種を投げ続けさせるリードは、ダメ捕手城島の「ミス」ではない。
ダメ捕手城島の「クセ」なのだ。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:カテゴリー:リード失敗・ワンパターンリード・投手炎上

わかるだろう。
「ミス」と「クセ」では、天と地くらい意味が違う。

「僕のミスでした」というのと、「僕のわかりやすいクセのせいで、ホームラン打たれてしまいました」とでは、大きな差がある。つまり、30代もなかばのオッサンにもなって、いまだに自分の「クセ」すら把握せず、「ミス」だと思っているのである。


また、これもこのブログで何度も書いたことがあるが、投手というものは、同じコース、同じ球種に投げていると、すぐに精度が甘くなるものなのである。
よく勘違いして投手側をけなす馬鹿がいるが、その投手がノーコンなのではなくて、そういうふうにできているのが「ニンゲン」という生き物の「仕組み」なのである。
例えば、同じ作業をずっと続けている工場では、必ず製品の精度は落ちてくる。だからこそ「ニンゲン」という生物は、動作に「変化」をつけるなり、体操するなりなんなり、なにか工夫をすることでしか、「精度」の低下を防げないのである。



メジャー時代のダメ捕手のクソリードの実例をいくつかあげておく。

ダメ捕手城島には「緩い変化球連投グセ」があることを、日本のプロ野球の各バッターと、日本のプロ野球ファンは、この際だから、今のうちに覚えておくべきだろう。
と、いうか、WBC韓国はじめ、MLBのスカウティングといい、この捕手のクセなど、とっくにバレているわけだが。


シルバの「シンカー」
2009年春、シンカー連投でボロボロ


ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年4月、同じ失敗に懲りずにシルバにアウトコースのシンカー連投を要求する城島の1年前を振り返る。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年4月14日、3イニングをノーヒットのシルバだが、ランナーを出した途端いつもの城島が始まった。


ジャクバスカス
Aロッドにインコースを6連投し、勝ち越しホームラン被弾


2つめに、A・ロッドのインコースに連投させ、ホームランを浴びた、シアトルファンには有名なケース。投手はジャクバスカス。インコースにストレートを6連投だが投げて、勝ち越しの2ランを浴びて負け、試合後にジャクバスカスが配球ミスを批判するコメントを出した。
Rare bullpen hiccup costly for Mariners | Mariners.com: News


フィスターの「チェンジアップ」
城島と組ませられ続けて潰れた哀れな若者のひとり


ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年8月27日、「チェンジアップだらけの」フィスターを6回5失点炎上させ、ケリーは「ストレートオンリー」で2ラン被弾させたコネ捕手城島選手の「鮮やか過ぎるお手並み」(爆笑)

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年9月25日、6月にAロッドにインコースのストレートを5連投して勝ち越し2ランを浴びて負けたシーンをまざまざと思い出させるフィスターのチェンジアップ3連投から、好調アーロン・ヒルに2ランを浴びて完封負け。


杉内の「チェンジアップ」
第2回WBCの壮行試合で浴びた一発。
元・捕手の古田が批判した無駄リード

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年3月1日、杉内にチェンジアップを要求し続けた城島は先制の一発を食らった。


岩隈の「スライダー」
第2回WBC決勝で韓国に狙い打たれ続けたスライダー

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年3月23日、WBC決勝で捕手城島は下位打線にスライダーを狙い打たれ続けた。







damejima at 14:51

November 04, 2009

2009MLBキャッチャーの年齢別分布

メジャーのキャッチャーの年齢分布図(2009)
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Fielding Bible賞2009でトップ10を占めるキャッチャーたちは、もちろん守備の良さを表彰されているわけだが、Fielding Bibleの考える「守備の良さ」とは、いったい守備のどんな面を評価対象にしているのか、それを考えずに、表彰結果だけを見て自分のご贔屓選手がランキングに入った、入ったと、手を叩いて喜んでいてもしょうがない。


「失点しない能力」の重要性

Fielding Bible賞トップ10には、ラッセル・マーティンロブ・ジョンソンはじめ、メジャーでも達成人数が毎年たいへん限られるCERA3点台の「失点しないキャッチャー」たちが多数選ばれている。
では、Fielding Bibleが、彼らの「失点しない能力」を評価しているのか。また評価しているとすれば、どういう指標を使ってそれを判断しているのか。たいへん知りたい部分だが、残念ながら詳細はいまのところ不明だ。

だが少なくとも、マーティンやジョンソンのような、バッティングはたいしたことがないが防御率のいいキャッチャーがトップ10に選ばれる一方で、ビクター・マルチネスや、ワールドシリーズに出ているポサダのような、打撃はいいが、CERA5点台、つまり失点がむやみと多いキャッチャーについては賞のランキングに入れるどころか、1ポイントすら与えていないことは、バッティング要素を排除してキャッチャーの守備を評価しようとするFielding Bibleの主張としては、整合性がある。

なぜなら、そもそも彼らがゴールドグラブに疑問をもち、Fielding Bible賞を創設した理由のひとつは「ゴールドグラブは守備の賞のはずなのに、多少なりとも打撃成績を加味して評価されてしまっている」ことだから、お世辞にも守備がいいとはいえないビクター・マルチネスやポサダを選んでいては、たいへんおかしなことになるわけで、当然いえば当然だ。
これは言い方を変えれば、
「あまりにも失点を防げないキャッチャーを打撃面とのバーターでうめあわせて守備評価するなど、とんでもない間違い」

という意味になるし、もう一歩すすめて、奥にある意識を探るならば
「キャッチャーは失点を防ぐべきポジション」
「もうこれからは失点を防げないキャッチャーを高評価すべきではない」

という時代感覚なのではないかと思う。
(逆にいえば、打撃のいいジョー・マウアーがFielding Bible賞キャッチャー部門3位にもなっているのは、「1983年世代」のマウアーが、たとえ打撃力がまったく加味されなくても、十分に評価に値する高い守備力を持っている、という意味になる)

だから少なくとも、Fielding Bibleは「失点しないこと」を守備評価の指針のひとつとして、かなり重視して賞を選考しているはずだと考える。そうでなければ、Fielding Bibleがロブ・ジョンソンを9位に選んだ理由もみえてこない。
打撃が優れているというだけで投手を炎上させてばかりいるキャッチャーや、肩がいいという理由だけで5失点以上するキャッチャーを賞に選んでいては、Fielding Bibleもゴールドグラブとかわらなくなる。


古い攻撃型キャッチャーイメージ
というか、ただの都市伝説


30歳以上でメジャー正捕手に踏みとどまっているキャッチャーの代表格といえば、やはり「攻撃型」キャッチャーになる。ビクター・マルチネス、ホルヘ・ポサダ、イヴァン・ロドリゲスといったタイプであり、防御率の悪さ、リードの下手さを、バッティングでなんとか帳消しにしてきた。シアトルを退団した城島も、まさにこのタイプだ。

かつての「古い」メジャーのキャッチャー像は、こうした攻撃型キャッチャーのイメージ(というか勝手な想像)に大半を依存してきた。
実際には色々なタイプがいるにもかかわらず、日本のプロ野球ファンが想像するメジャーのキャッチャー像の原型は、ほんの数人のよく知られた攻撃型キャッチャーが元になっている、ということだ。そして、いまだにそれを鵜呑みにしたまま、あらゆる世代のキャッチャーを「古い」視点から語ってしまってる人も多い。
「メジャーのキャッチャーはバッティングさえよければ、守備はイマイチでもいい。CERAなど関係ない。キャッチャーはパスボールさえしなければ、壁でいい。肩は強いにこしたことはないが、必須条件ではない」
どれもよく聞く話ではあるが、これは実は、ひと時代前の、ほんの数人の攻撃型有名キャッチャーのイメージが原型になっている。擦り切れた昔のイメージだけで、いまのメジャーのキャッチャー像全体を語るのは、いい加減やめにしてもらいたいものだ。

もちろん城島はまさにこの「古いキャッチャーイメージ」にきっちりあてはまる。しかも、打てるならまだしも、「まったく打てないポサダが、ポサダ並みに金をとる」のだから、始末が悪い。日本の野球をメジャーにもちこむどころか、むしろ城島はもともと、古いタイプの攻撃型キャッチャーの、しかも壊れた中古品といったところだった。

30代のキャッチャーには、攻撃型だけが存在しているわけではなく、打撃はイマイチだが守備的、と「いわれる」プレーヤーも少なくない。
だが、実際、彼らの守備はどうだろう。
CERAランキングからみると、CERAで傑出している30代キャッチャーは、ボストンのバリテックくらいで、あとはほとんど4点台。また、Fielding Bible賞2009の上位にも、31歳を超えるキャッチャーはロッド・バラハスくらいしかいない。30代の守備的と「いわれる」キャッチャーには、打撃評価を加味しない守備評価を目指すFielding Bibleが高評価を与えるような、完全守備的キャッチャーはほとんどみあたらないのである。
言い方を変えると、守備的といわれる30代キャッチャーは、ある意味、打撃がネガティブだからしかたなく守備的と分類されているだけなわけで、26歳のナ・リーグを代表するキャッチャー、ラッセル・マーティンや、シアトルのロブ・ジョンソンのように、守備の良さをポジティブに評価されてプレートをまかされているわけではないタイプが大半だと思う。

ロブ・ジョンソンは、日本のファンが思っている以上に、画期的なキャッチャーなのだ。


「1983年世代」の台頭によって形成されつつある
メジャー新世代のキャッチャーイメージ


Fielding Bibleが絶賛する守備力で他のキャッチャーを寄せ付けないハイスコアを叩き出し、ダントツのポイント数でキャッチャー部門1位を獲得したヤディア・モリーナは、CERA3点台で、強肩のキャッチャーとしても知られている。
だが、もし彼が「強肩なだけの、CERA5点台のキャッチャー」だったとしたら、Fielding Bibleは彼をキャッチャー部門のダントツ1位に推しただろうか?
数字大好き、総合的な分析好きの彼らのことだから、それはないと、断言していいと思う。

2009年首位打者にして地区優勝を果たし、ア・リーグMVP候補で、Fielding Bible賞3位と、攻守のバランスのとれたジョー・マウアー。規定イニングに到達したMLB捕手ではメジャー最高CERAを記録し、チームを地区優勝に導いたラッセル・マーティン。Fielding Bible賞キャッチャー部門9位で、ア・リーグ最高CERAを叩き出した我らがロブ・ジョンソン。地区優勝した強豪LAAで、同僚マイク・ナポリに比べ守備的といわれ、CERAのいいジェフ・マシス、あるいはチームの3番打者で、攻守のバランスのとれた守備評価も高いカート・スズキ。ナ・リーグオールスター捕手で、シルバースラッガー賞2回の4番打者、CERAも3点台のブライアン・マッキャン

「1983年世代」の新世代キャッチャーたちに共通する基盤、基礎能力は、「バッティングさえよければ、守備力はイマイチでもいい」という、古いキャッチャー像ではとらえきれない。
Fielding Bibleが彼らをどう評価するか知らないが、彼ら1983年世代がプレーヤーとして位置を固めつつある基礎はむしろ、「守備能力の優秀さ」にある。

「1983年世代」の守備力の意味は、ゴールドグラブ的な「単にエラー数が少ないだけ」とか、城島のような「他の能力はダメで、肩が強いだけ」というような、ひとつの指標だけでとらえられる単純なものではなく、「1983年世代」の防御率の良さからわかるように、総合的な失点を抑えられる守備能力にある。
今年からFielding Bibleは、キャッチャーがボールを後逸しない数値を計測しはじめたが、これは「ランナーの進塁を抑える能力として重要だから」カウントしはじめたことを、彼らも明言している。
つまり、これは「失点につながるシチュエーションを増やさない」という守備的意味あいを彼らが重要視している証拠なわけだ。
彼らは、ゴールドグラブ的にエラー数で表彰するプレーヤーを決めるために、パスボールを計測しているわけではない。
このブログがCERAを失点を抑える能力の表現として評価するのも、投手の防御率がそうであるように、守備能力のひとつの断面を数値化した数字でなく、リード面を含めた総合的な失点防止能力としての「トータルな結果」を示す数少ない数字のひとつと考えるだからだ。

「1983年世代」は、「失点しない守備力をベースにした新しいメジャーのキャッチャー像」を担う世代として、優れたキャッチャーを一斉に輩出しつつある。
彼ら「1983年世代」の新世代の守備的キャッチャー群は、いまや攻撃型キャッチャーに率いられた旧世代のキャッチャーたちをおしのけつつて台頭してきつつある。



古いキャッチャーイメージの攻撃型キャッチャーで、しかも中途半端なレベルでしかない城島が、当時25歳だった元・全米大学No.1キャッチャーのクレメントに正捕手を譲り、26歳のロブ・ジョンソンに敗れ、さらに25歳のアダム・ムーアにさえ敗れたのは、こうしてみると当然のことだ。

城島が年齢的な限界にあったのは、最初に挙げたグラフでわかるとおり。コネでもないかぎり、33歳という年齢を越えてメジャーで生き残れるキャッチャーは、攻撃型であれ、守備的であれ、ほんの一握りの有名選手のみだ。
打撃能力はスカウティングを越えていけず、あの程度の打撃能力では攻撃型キャッチャーとして生き残れない。かといって、単にエラーが少ないだけでない新世代の「失点しない総合守備能力」という意味での守備能力はメジャー移籍以来まったく改善されないまま。これではメジャーで台頭しつつある若い守備的キャッチャーに劣る評価しかされないのは当然だ。
城島はメジャー全体のキャッチャーイメージが、1983年世代の若いキャッチャーたちによって古い攻撃型イメージから脱皮して、違うステップを歩みはじめたことにまったく気がつかなかった。これでは、メジャーにいられなくなるもの当然である。






damejima at 16:18

October 28, 2009

よくよくこの九州のイモあんちゃんは「おかしな契約をするのが好き」なのだろう。


チームからいなくなってくれて清々したし、もう無関係な城島の日本での移籍先探しなど無視しようと決めてはいたのだが、元阪神監督の岡田氏から「その前に話しとったんやろ!」「城島がどこへ行きたいか、知っている」発言が飛び出したことで、このブログでも主観的にだが、軽くまとめておくことにした。やれやれ。面倒なことである。
2008年4月の、あの不自然で異常な「3年契約延長問題」は、やはり、この選手特有の「体質」がカラダの奥からにじみでたものだったのである。

岡田監督暴露!城島の阪神行き決まっていた(野球) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
2009年10月23日(日本時間)
オリックスの岡田監督が“爆弾発言”だ。城島の阪神移籍が決定的になっていることを受け、「何日から話し合い(交渉)になるという話じゃない。その前に話しとったんやろ!何年か前に、そんな話を聞いている。(オレも)阪神におったわけやから」と話した。
さらに「城島がどこへ行きたいか、知っている」とも。それだけに、オリックスの指揮官としては「絶対に獲りにいく発想は浮かばんかった」と本音を漏らした。



どうにも長すぎる前置き
どうにもシナリオ臭のする「城島の日本での入団先探し問題」は単に簡単にまとめておくだけのことだ。まとめ、というからには、ニュースや事実が増えたり変わったりすれば、この記載も更新され、または訂正されることになる。あらかじめご承知おき願いたい。また、真偽のほどは他のネット上のソース同様、各自が自分の能力において自主的に判断されたい。
シアトル・マリナーズの細かい話題やMLBには疎い、という人は、2008年4月に突然発表された「城島の3年契約」の異常さについてはよくわからない人が多いだろうとは思う。2008年の「契約延長問題」について、このブログの記事を読むのは歓迎するが、このサイトは、あくまでゲームでのプレイぶりや、チームの勝敗への影響等を含め「城島問題」全体を記述しているサイトであり、「契約延長問題」は「城島問題」にとって最大の話題のひとつではあるにしても、「城島問題」全体の一部でしかないとも考えており、「契約延長問題」に関するまとめやリンクが完全に仕上がっているとはとてもいいがたい。
だからこのブログの記事のみで信じ込むのではなく、ブログ記事からのリンク(=現地シアトルの新聞社のサイトやブログ、アメリカの総合スポーツサイト。あるいは日本流ではないメジャー特有の細かい各種のデータ)をたどるのは必須だと思うし、ネットなどを活用して情報集めすることで、全体像を自分で得る必要があると思う。日本での報道や日本のスポーツライターの記事を鵜呑みにするようなことなら、そもそも最初から「城島問題」は理解できないと思う。
ブログ側ではどんな情報活用をされようと自信はゆるがない。ゆらぐくらいなら、こうも何年も同じテーマを追い続けてこられない。数年をかけてコネと言い切り、城島を拒絶したヘルナンデスはサイ・ヤング賞候補にあがり、そしてメジャーのスカウティングにプレーの全てを見切られた城島は日本に帰ったのである。


2008年4月シアトル・マリナーズにおける
城島のあまりにも不自然すぎる「3年延長契約」

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:契約延長問題
「城島の3年契約延長」が発表されたのは、まだ城島のアメリカでの最初の契約である2006年からの3年契約が、まだあと1年残っていて、最終年度を迎えた2008年の春4月である。そもそも将来の正捕手候補が既に予定されていると考えられていたシアトルでは、その不自然すぎる発表時期や優遇すぎる契約内容に、当初から疑問の声が上がっていた。
4月という季節は、メジャーでは(もちろん日本でも)契約に関係する当事者たち、つまり選手や球団から、契約発表など契約に関する動きのない季節である。そもそもシーズン開始直後は選手をフィックスして戦いが始まる時期であって、選手を変動させる時期ではないのだから、こんな時期に発表する不自然さに、みんな疑問を持ったことは言うまでもない。
契約の最終年が終わってから判断するのが普通の契約を、シーズンが終わるどころか、まだ始まったばかりだというのに大型契約しました、なんていうヨタ話を誰も信じはしない。地元のメインのシアトル紙でさえ「なぜこんな内容の契約を、こんな時期にするのか」と徹底取材を行ったほどだ。

2008年5月になって、彼ら地元紙の取材の結果、この不自然すぎる3年契約が、本来はメジャー球団で選手の獲得や契約関係を取り仕切る役職であるGM(ジェネラル・マネージャー)がほとんど関与せず、球団オーナーサイドが決めた異様な契約であったことが明らかになった。(これが城島が「コネ島」と揶揄された所以)
記事はネット上で発表されたが、取材者自身の手により取材音声がデータとして記事に添付されており、よく日本のスポーツ紙で横行する、根も葉もない噂話や根拠のないゴシップとは、根本的に違っている。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2008年5月13日、地元記者ベイカーは長い重要な記事を書いた。

シアトル地元で「城島の契約延長」を疑問視する意味の取材がなされた背景のひとつは、城島がそもそも、単なる「つなぎの選手」として獲得された30代の伸びしろのない捕手なのに、なぜ3年もの長期契約延長をするのか? という意識がある。
シアトル・マリナーズの球団史上最高のキャッチャーは、ランディ・ジョンソンなどとともに黄金期を築いたダン・ウィルソンであり、彼は城島がシアトルに入団する2005年に引退しているが、チームは次世代の正捕手候補として、わざわざ2005年ドラフトで貴重な全米ドラフト1位指名権を使ってまでジェフ・クレメントを獲得しており、さらにはロブ・ジョンソン、アダム・ムーアなどのルーキーたちが将来のキャッチャー候補として名を連ねてもいて、城島はあくまでも次の時代への「つなぎの選手」として契約したにすぎないことは、GMなども公言し、また、地元紙や地元ファンにとっても完全に常識化していた。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:「ジェフ・クレメントのための短い夏」


3年契約に含まれた奇妙な「オプト・アウト条項」
もともと2008年4月に発表された3年延長契約には、「2009年シーズン終了以降、城島側から契約を破棄し、日本に帰ることができる」という特約的なオプション、オプト・アウト条項があった「らしい」。
「らしい」と、推測つきなのは、契約書の条項の現物は当然ながら公表されないためだが、おかしなことに、誰がリークしたのかわからないが、この条項の存在自体は、契約当初からUSメディアが書き、日本のシアトルファンの間でもよく知られ、契約上の秘密でもなんでもなかった。
城島の代理人アラン・ニーロ(Alan Nero)も、条項の存在を認めつつ記者と会話した例(下記の記事など)がいくつかある。他の多数のインタビュー例からも、オプト・アウト条項の存在はアメリカのメディアでは誰もが認めている。今回の城島シアトル退団についてもアメリカのメディアの多数がOpt Outという言葉を使って表現している。
アラン・ニーロの発言を収めた記事例
Mariners Blog | Johjima's agent: Mariners owe nothing | Seattle Times Newspaper
シアトル地元紙Seattle Timesの
アラン・ニーロにまつわる記事
Search Results: alan nero - Local Search

ブログ注:
城島の代理人、Alan Neroとは

ベテランのMLB代理人(Nero,pronounce "neee-row")。アメリカの大手広告代理店であるIPG(Interpublic Group of Companies)傘下のマネジメント会社で、北京国際マラソンなども手がけるOctagon所属。
シアトルとは縁が深く、また、どういうわけかキャッチャーも多く手がける。シアトル関連では、ランディ・ジョンソン、エドガー・マルティネス、元監督ルー・ピネラ、元監督マクラーレン、そしてフェリックス・ヘルナンデス、フランクリン・グティエレス、ウラディミール・バレンティン、ブライアン・ラヘアなど。
日本人では、城島のほか、黒田、福留、岩村、和田毅など多数。ほかにビクター・マルティネス、ジョン・ラッキー、ホセ・アルトゥーベなど。キャッチャーではベンジー・モリーナ、ジョシュ・バード、ジョニー・エストラーダなど。(ジョン・レスター、ダスティン・ペドロイアもかつてはオクタゴンを代理人にしていたが、後にACESに変わった)
Larry Stone | Agent Alan Nero looms large again in Mariners' fate | Seattle Times Newspaper

このオプト・アウト条項はよく誤解されている。
「家族の緊急事態に備えるため」などと、なにか生命保険のように説明されたり、他球団に移籍できる権利が得られるFAの権利と混同されて説明されたりしていることも少なくない。
だが、城島のオプトアウト条項は特殊で、10年契約のアレックス・ロドリゲスのように7年目以降いつでもFA宣言できるごとくの「他のメジャー球団に行きたい場合、自分から契約を破棄してFA宣言できますよ」という意味での「自分からFAする権利」ではない。
城島の場合のオプト・アウト条項というやつには「他のメジャー球団には移籍できない」という制限が含まれていて、まぁ簡単にいえば「イヤなら日本に帰りなさい」という意味にとれる条項であって、こんな条項が入っている選手、ほかに聞いたことがない。いかに城島の3年契約が特殊で、歪(いびつ)な契約かがわかる。
そして来年の出場機会激減をチームに言い渡されていたからか、なんなのか、裏の理由はわからないが、城島は出場機会を求めて、と、理由をつけて、このオプト・アウト条項を行使して退団し、日本に帰った。
帰国にあたっての会見は異例ずくめだった。城島は顔も出さない電話による会見を行い、また英語メディアを一切締め出したことも、まったく考えられない態度であり、穏健な論調で知られるマリナーズ公式サイトですら、「英語メディア排除」を退団記事冒頭にハッキリと明記して書いた。シアトルはこういう城島の帰国を遠慮なく歓迎した。
城島退団を伝えるマリナーズ公式サイトの記事
Playing time prompted Johjima's move | Mariners.com: News
During a conference call with Japanese-speaking media on Wednesday afternoon (English-speaking media were not allowed to be on the call), Johjima let the cat out of the bag when he told reporters the actual reason for his surprising departure. (太字はブログによる)
クリスマスプレゼントだと退団を喜ぶ地元記者
Mariners Blog | Kenji Johjima gives Mariners an early Christmas present | Seattle Times Newspaper

退団の予兆? 
シアトル2009最終戦での
サバサバしたような城島の表情

いまにして思えば、という話なのだが、アメリカ時間2009年10月4日に行われたシアトル最終戦は、見事にヘルナンデスのサイ・ヤング賞レースに残る勝ちという形で終わり、選手全員がハグしあった後でスタジアム一周、という感動っぽい終わり方になった。
イチローがシルバに肩車されたり、なかなか賑やかな最終戦だったが、ゲームを見ていない人はわからないかもしれないが、このシーンで城島の表情はゲッソリと冴えなかった。コアなシアトルファンの間には「もしかして城島は今年で退団するつもりか?」という囁きも一部掲示板にはあったほどだが、真偽は定かではない。
グラウンドでハグしあうプレーヤーたちをみつめる城島の「遠くを見る目」「醒めた目」が印象的だったが、日本のプロ野球ファンにはまったく伝わることはなかった。
シアトル最終戦(動画)
5分37秒あたりに城島の後ろ姿があるが、そもそも城島の姿はほとんど画面に出てこない。このチームのスターは、イチローであり、グリフィーであり、ヘルナンデスだからしょうがない。
Baseball Video Highlights & Clips | The Mariners take a lap and thank the fans - Video | MLB.com: Multimedia

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年10月4日、ロブ・ジョンソン、高めの球を効果的に使った好リードや8回の刺殺などでヘルナンデスに5連勝となる19勝目、ついにア・リーグ最多勝投手達成!!



日本時間10月14日付けスポニチ「スクープ」の
なんともいいようのない「シナリオ感」

正直、スポニチが城島退団をスクープしたとき、他の人と同じで「どうせよくある嘘記事、いわゆる『飛ばし記事』だろう」と思わないでもなかった。ブログでとりあげたものかどうか迷ったわけだが、結局、どうにも中途半端な形のとりあげ方になった。自分でみても「腰の座らない、中途半端なタイトルだな」と思う。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年10月14日、「城島はマリナーズとの契約を破棄し、日本時間20日にフリーエージェントに」 「日本のプロ野球球団、阪神が、年俸5億以上、複数年契約で城島獲得に本腰」と、日本国内で報道された。
とりあげておいた理由は、「20日退団発表」と、特定の日付が示してあったからだ。「飛ばし」にしては、いやに具体的すぎる。むしろ、具体的すぎて、かえって記事に取り上げるのをやめようかと思うほどだ。
この記事が出た当時、城島オタクはじめ、古巣ではなく阪神への移籍を信じられないソフトバンクファンなどは一斉に記事を冷笑したものだが、結果的に城島退団そのものは現実化し、城島帰国騒動が始まった。

スポニチ記事は、いま読んでみても、記事の内容がピタリと現実に沿い「すぎて」いる。むしろ問題はそこだろう。日本国内のホークス・ファンからはチームに戻るものと思われ続けている城島と、阪神が、予想を越えた急接近をみせ、スポニチの日本時間14日のスクープが想像だけで書ける記事内容ではないことは、ますますハッキリしてきている。
だからこそ、スクープの連発は、むしろ出来すぎた「シナリオ」を読んでいる感がしてくる。
理由は想像しかねるが、事前にスポニチだけに対して情報がリークされた可能性があるのではないか、と、当初から某巨大掲示板などでも考えた人は大勢いたようだし、ブログ主もその意見は理解できる。中にはタンパリングを疑う人すらいたほどである。


タンパリングとは?
日米の定義の温度差

「タンパリング」をアメリカのWikiでは
「所属チームの承認なしに、選手獲得のための交渉をすること」と定義している。いわば「無断交渉」はすべて「タンパリング」なのである。
In professional team sports, tapping up (British English) or tampering (American English) is an attempt to persuade a player contracted to one team to transfer to another team, without the knowledge or permission of the player's current team. This kind of approach is often made through the player's agent.
Tapping up - Wikipedia, the free encyclopedia

一方、日本のWikipediaでみると、野球協約第73条を引き合いに出して「事前交渉の禁止である」と説明している。「事前交渉」をタンパリングととらえているわけで、アメリカのWikiの言う「タンパリング」より、ずっと意味が狭い。

ただ、日本のWikipediaの「タンパリング」の項目は、2009年の新しい野球協約を知らない人が書いているせいで、間違いがあることは頭にいれておかなければならない。
日本のWikipediaでは、例えば、第73条違反を犯した球団と選手は「永久に」契約が禁止されると説明しているが、たしかに2008年版の野球協約では「永久に禁止」と強い文言で記載されているが、2009年版の新協約では、「永久に」という部分は削除され、「禁止」とだけ記されている。(下記に新旧の第73条を引用した。赤い色部分が2008年版と2009年版とが相違する点。ブログ側で添付した)
野球協約は、コミッショナー権限の強化などを掲げて2009年に大きく改正され、第73条も、2008年までの版と2009年版とでは、記述が違っている。1998年の改正から2008年まで1つの文章で書かれていたようだが、現在では2分割され、また文面が一部削除されているのである。
日本プロ野球選手会公式ホームページ/野球規約・統一契約書ほか

2008年版野球協約
第73条 (保留を侵す球団)

http://jpbpa.net/convention/15.pdf
全保留選手が、他の球団から契約にかんする交渉を受け、または契約を締結し、そのために保留球団との公式交渉を拒否する疑いのある場合、保留球団は他の球団およびその選手を相手とし、所属連盟会長に事実の調査を文書により請求を行った上で、コミッショナーへ提訴することができる。
連盟会長は事実を調査し、これにたいする意見をコミッショナーに送付しなければならない。違反の事実が確認されたとき、コミッショナーは違反球団ならびに違反選手にたいして制裁金を科し、かつ、その球団とその選手との契約を永久に禁止し、その交渉に関係した球団の役職員にたいして、その善意を挙証しない限り適当な期間その職務を停止させる。


2009年版野球協約
第73条 (保留を侵す球団)

http://jpbpa.net/convention/16.pdf
1 全保留選手が、他の球団から契約に関する交渉を受け、又は契約を締結し、そのために保留球団との公式交渉を拒否する疑いのある場合、保留球団は他の球団及びその選手を相手とし、コミッショナーへ提訴することができる。
2 違反の事実が確認されたとき、コミッショナーは違反球団及び違反選手に対して制裁金を科し、かつ、その球団とその選手との契約を禁止し、その交渉に関係した球団の役職員に対して、その善意を挙証しない限り適当な期間その職務を停止させる


それにしても、野球協約第73条は、文言の内容からして、主として「FA移籍を予定している選手と所属球団の、契約期間内における独占的交渉の保障」について規定した項目のように思うが、どうだろう。つまり「FA選手を今後も維持したい現在の所属球団は、誰にも邪魔されず、独占的に交渉できる権利をもつ。だから、他球団は絶対にFA前には交渉をもちかけたりするな」という規定の気がする。
だから、むしろ「所属球団の承諾なく支配下選手に契約をもちかけるな」という、アメリカのWiki的な意味で、広くタンパリング規定しているのは、日本の野球協約でいえば、第73条ではなく、むしろ第68条第2項などのような気がするわけで、第68条をつかってタンパリングを説明すれば日米合致するようなものだが、野球協約に詳しくないので明言は避けておく。いずれにしても日本のWikiはアテにはならない。
(なお「保留」という言葉は、野球協約では、この第68条だけでなく、頻繁に使用される。「保留選手」とは、その年度の支配下選手のうち、「次年度の選手契約締結の権利を保留する選手」のことをさす特別な用語で、「保有」選手という言葉の誤記ではもちろんないし、チームに所属する選手全員とかという意味でもない)

第68条 (保留の効力)の第2項
全保留選手は、外国のいかなるプロフェッショナル野球組織の球団をも含め、他の球団と選手契約に関する交渉を行い、又は他の球団のために試合あるいは合同練習等、全ての野球活動をすることは禁止される。なお、保留球団の同意のある場合、その選手の費用負担によりその球団の合同練習に参加することができる。

「球団に断りなく、無断交渉するな」と、「契約切れ前に、事前交渉するな」、どちらが正確なタンパリング定義なのかは別にして、いずれにしても他球団の契約支配下にある選手に対し、その球団側になんの断りもなく契約をもちかける行為は許さるはずがない。当然のことだ。まして、退団もしてないうちに、入団交渉がほぼ契約をとりつけるところにまで話が進んでいたとしたら、それは野球どころか、プロスポーツでは絶対に許されない重大な違反、タンパリング行為になる。
もし仮にだが、今回の城島と阪神の契約の交渉開始の時期が、マリナーズ退団以前であって、かつ、マリナーズ側の承諾なく無断で交渉が行われた、としたら、それはあきらかに「所属球団に断りなく退団前に『無断』かつ『事前』の交渉」をした、という意味において、「タンパリング」である。


城島の移籍報道スクープとタンパリング疑惑
日本時間20日の球団の退団発表より6日も早い日本時間14日のスポニチの独占スクープぶりは、今でも誰もが半信半疑のままだろう。
「城島退団、阪神確実」とか突然言われ、何度記事を読んでも、どうみても城島サイドと阪神との入団交渉がタンパリングだという匂いがしてならないのだが、実際には、さまざまな理由から、タンパリングだと言い切るのは難しいように思えた。


実際にはむつかしいと思われる
「タンパリング」適用

例えば「無断交渉」が「タンパリング」だという考え方をしてみるとする、としよう。上で書いたように、この場合城島を支配下におく球団は、アメリカのマリナーズなわけだから、マリナーズに交渉を知らせないで城島が交渉していれば、「無断交渉」なわけだ。
だが、仮にだが、マリナーズ側が、城島が日本球団と交渉するのを事前承諾していたとしたら、どうか。それは「タンパリング」にならない。
さらに、もし無断交渉だったとしても、城島に出ていってもらいたいマリナーズ側としては、責めはしないだろう。むしろ、「残念だ」という大人のコメントを出しまくって送り出すはずだ。実際、マリナーズ側の城島退団後のコメントは大半がそれだ。退団するな、戻って来い、とは誰も言わない。

では、たとえ球団が承認していようと、「事前交渉」は「球界全体にとってタンパリングであり、禁止すべき」という考えをとるなら、どうだろう。
日本の球団への入団交渉がマリナーズ退団より前にあったとしたら、たとえ所属チームが事前承認していたとしても「それはタンパリング」である、と考えることも、できなくはないかもしれない。
ただ、日本のプロ野球協定は、新協約あたりでようやく外国の球団との関係を組み込んできているとはいえ、出発点は日本国内チーム同士の揉め事の規定が出発点である。
こういう、日米をまたいだ球団間の選手の移動の場合、タンパリング規定がどちらの国の考え方を元にするか、きちんと定義しきれるようには、到底思えない。今でもこれだけ日米間の選手の移籍でいろいろ問題になったり、抜け道があったりするわけだから、いま日本の野球協約で処理できるとは、とてもとても思えない。ほおっておくのが無難な気がした。


城島退団と岡田氏発言を両方スクープしてみせる
スポニチの動きの不可解さ

と、まぁ、ここまで書いたあたりだけのことなら、書かずにすまそうと思った理由の羅列ばかりだ。結局、なるようになるから項目を立てずにほっておけ、という判断である。

そこへきて、元阪神監督で、次のオリックス監督に内定している岡田氏が「前から決まっていたことやろ」「城島がどこへ行きたいか、知っている」、なんてことを言い出した。
彼はタンパリングという言葉こそ使ってないが「事前に交渉があった」という話をしているわけで、その意味では「タンパリング批判」に読める内容だ。しかも岡田氏は、ついこの間まで、城島獲得交渉に臨むと明言している、その阪神の監督だった人だ。

なぜ、スポニチ、そして岡田氏と、こうも城島の移籍について「事前に何かを知らされているとしか考えられない人々」が存在するのか?(某掲示板では、退団発表前に城島から手紙を受け取ったなどと自称している、阪神ではない某チーム応援団らしき姿もみかけたが、それはそれでなにか「事前交渉」があった裏づけになる)
こうした発言を先行報道し続けているのが、最初は誰もが眉唾ではないか疑うほどのスクープをモノにした、あのスポニチなのだから、よけい意図がわからない。
いったいスポニチの描く「シナリオ」というか、落としどころはどこにあるのだろう。いぶかしく思うが、今のところ、まったく想像が追いつかない。
どこよりも先に「城島退団、日本帰国」と書き、どこよりも先に「阪神入団決定的」と書いたメディアがこんどは「城島の阪神行き決まっていた」と批判めいた記事を書くのだから、わけがわからない。


2008年4月の異例ずくめの3年契約延長と同じ、
退団・日本帰国発表の妙なタイミング、後味の悪さ

すべてにおいて今回の城島の帰国発表のタイミングは、2008年4月の3年契約延長のときと似ている。唐突さ、奇妙さばかり感じる。
なぜ発表タイミングを、日本の野球を邪魔しない日本シリーズ終了以降とかにできないのか。また、これまで戻る戻ると言ってきた古巣ファンや関係者をはじめ、世の中を掻き回すくらいなら、事情をハッキリ言うなり、タイミングを選ぶなりするほうがよほどスッキリ帰国できるだろうに。あとから「あれはメディアが先走りまして」なんていう言い訳は、これでは通用しない。
誰がこの男をここまで甘やかしたのか。利用されやすいヤサ男ローランド・スミスには悪いのだが、誤解かどうかなど、この際、どうでもいい。この男はそもそも誤解されないように生きることなど、最初から選んでいない。最初から最後まで、スッキリした印象のカケラもない。
世間に対しても、こすっからいアウトコースのスライダーしか投げられない、そういう男だ。
ソフトB王会長は城島との交渉に出馬せず - 野球ニュース : nikkansports.com

コネ捕手城島の契約は、いつも悪い意味の「謎」ばかり。「2008年の3年契約の謎」の「謎解き」は「コネ」だったわけだが、今回の2009年の契約の「謎」はどういう「オチ」だろうか。



Bs岡田監督“ジョー舌”城島の阪神入りに太鼓判!? ― スポニチ Sponichi Annex 大阪
冒頭に挙げた記事と内容は似ているが、別記事。おそらく後から書き直したものだろう。

ノムさんは城島をボロカス「人間失格」/野球/デイリースポーツonline

鷹にイライラ!?王会長、役目「終わった」 (2/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM

出遅れ響き 城島に思い届かず ― スポニチ Sponichi Annex ニュース


日本時間10月27日、城島、阪神入団決定
無礼きわまりない「福岡での」入団会見

結局、城島はソフトバンク側に入団条件の提示機会を一度たりとも与えることすらないまま、阪神入団会見を、それも、こともあろうにソフトバンクの本拠地・福岡で行った。会見には、イチローの「WBCは五輪のリベンジの場所ではない」発言が決定打となって、読売の渡辺氏との間で監督内定の密約をかわしていたにもかかわらず、第2回WBC監督の座から滑り落ちた阪神の星野SDも同席した。
「王さんに会って、心が決まった以上は、交渉の場で(ソフトバンク側から)金額を聞くつもりはなかった。」(カッコ内の補足と太字はブログによる)
(出展:【城島トーク】成績残すことしか頭にない (3/3ページ) - 野球 - SANSPO.COM

ソフトバンクの誠意が伝わったというコメントが、もし社交辞令でないなら、金額くらい聞くべき。それが交渉における礼儀というもの。
そして「金額を聞きたくない」くらい阪神入団を決意できているなら、もったいぶらず、もっと早く会見できただろうし、そもそも、なにもソフトバンクの本拠地・福岡で会見をやる必要はない。いや、福岡で会見など、やるべきではない。交渉相手に対する無礼にも程がある。
どんなスケジュール上の都合だの制約だのがあったにせよ、ソフトバンク側の提示を聞く必要がないと判断できるほど阪神入団の決意が固いのなら、鈍足の城島でも慌てることもないのだ、その足で新幹線に乗って阪神の本拠地・大阪へ急いで行って、緊急会見でもなんでも、何時間でも好きなだけやればいいのだ。
いくらスポーツ選手とはいえ、ネクタイをしめた大人のやることではない。Tシャツとサンダルでヒトに謝りにいく態度と、まったく変わりない。

asahi.com(朝日新聞社):城島、阪神入り決定 日本球界復帰は5季ぶり - スポーツ
【プロ野球】城島の阪神入りが決定 - MSN産経ニュース

Johjima signs for $21M in Japan; what next for M's?

追記
城島阪神入団後の関連ニュース

下柳投手
下柳 矢野とバッテリー組みたい!!(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
「気心が知れてる矢野と組んで投げたいという気持ちはある。もちろん城島とも組むんだろうけどね」
藤川投手
阪神・球児も越年!?現状維持かダウンも… - サンケイスポーツ - Yahoo!スポーツ
「(契約交渉の席で言いたいことは)選手を入れ替えるのも手段ですが、(球団)全体としての意見を聞きたい。赤星さんも今岡さんもいなくなったし、やめていった選手も多い。選手の立場もありますから。大事にしてもらいたいです」
鳥谷選手会長
阪神“ヤンキース化”?!選手会長・鳥谷が「待った」  - livedoor スポーツ
阪神の新選手会長、鳥谷敬内野手(28)が今オフの契約更改について、自身初の「越年」となることを明かした。「サインは来年です。もうちょっと話したい部分もあって…こっち側もいいたいことはあるし、向こう(球団側)もあるでしょうから。お金の話だけじゃなくて、選手と球団との関係をもっといい形にするために、話をもう少ししたいと思います」






damejima at 11:34

October 27, 2009

このブログを始めた前後から現在に至るまで、まっとうな城島批判に対して、まるで蚊取り線香の煙にチカラ尽きて地に落ちる前のヤブ蚊の羽音のように、遠くから絶えず弱々しい罵声を浴びせ続けていた城島オタクのみなさんの得意ゼリフといえば、「九州」「王さんのため」「戻る場所は決まっている」「金じゃない」「背番号2を用意して」などなどだったりしたわけだが、コネ捕手城島マリナーズ退団以降の1週間の騒動のあまりにもみっともなさすぎる結果、もう、そういうたぐいの愚にもつかない寝言、薄っぺらなカッコつけの虚勢を耳にする機会も、もうなくなることになった。すべてがゴミ箱行き。

これで城島本人のみならず、いくら世間知らずのアホウな城島オタクといえど、今後、理由なく王さんの名を自分勝手に引き合いに出して思い上がりに満ちた虚言を操ることは、二度と許されない。ついでに、今後イチローを引き合いに偉そうに何か語るのも止めにしてもらえるとありがたい。

イチローのチームに土足で上がりこんで数年、滅茶苦茶に掻き回した挙句にコネ契約すら捨てて逃げ帰り、王さんの顔に泥を塗って他所に転がり込む。

美学の無さにも程がある。


コネ捕手城島、阪神入団発表。こんどはどこの誰が、「事前に」どんな「コネ」を使ったのか。

甲子園の大声援?
ぬるいねぇ・・・。どこまでぬるいの、あんた。シアトルのおとなしいファンと気性の荒い甲子園を一緒くたにしてるのかね。アホか。


10月15日(日本時間)スポニチによる「予告」報道
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年10月14日、「城島はマリナーズとの契約を破棄し、日本時間20日にフリーエージェントに」 「日本のプロ野球球団、阪神が、年俸5億以上、複数年契約で城島獲得に本腰」と、日本国内で報道された。

10月20日(日本時間)城島マリナーズ退団
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年10月19日、シアトル・マリナーズは城島の3年契約破棄・退団を発表した。

オリックス監督岡田氏
「城島がどこへ行きたいか、知っている」発言
「城島事前交渉契約疑惑」簡単まとめ

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年10月22日、元阪神監督岡田氏の指摘する「城島事前交渉契約疑惑」簡単まとめ(結果:まさにスポニチの「事前」報道と岡田氏の指摘どおり、城島、阪神に入団決定)

ブログからMLP、Most Lukewarm Player認定
「メジャーにトライした日本人選手の中で、最もぬるま湯につかった選手生活を送った選手」

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年10月25日、日本野球は「ぬるい」のか。少なくとも当ブログは自信をもって城島を、MLP(Most Lukewarm Player、「メジャーにトライした日本人選手の中で、最もぬるま湯につかった選手生活を送った選手」)に認定する。

王さんは撤退
鷹にイライラ!?王会長、役目「終わった」 (2/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM

野村氏は苦言
ノムさんは城島をボロカス「人間失格」/野球/デイリースポーツonline

阪神入団決定
asahi.com(朝日新聞社):城島、阪神入り決定 日本球界復帰は5季ぶり - スポーツ

【プロ野球】城島の阪神入りが決定 - MSN産経ニュース

城島「阪神にお世話になると決めた」/主要ニュース速報/デイリースポーツonline



メジャーから逃げた城島は予想どおりの展開だからいいとして、それにしても、わが敬愛する昭和日本の至宝、王さんの顔に泥を塗ってくれるとは、な。よくもまぁ。いい度胸だ。

平成日本の至宝イチローの周囲からいなくなってくれて、ほんとうによかった。心の底から思う。

清々した。






damejima at 15:15

October 26, 2009

城島帰国に好意的なコメントをしてくれそうな現シアトルあるいは元シアトルのプレーヤーくらい、ブログ主が考えたってわかるし、数名の名前を挙げるのも簡単だ。そういうところに行って社交辞令をもらってきたからといって、社交辞令以上の話や、城島がメジャーから逃げ帰った野球の上での厳しい経緯など、聞けるわけがない。厳しい意見の持ち主たちの本音を聞いてみろと言いたいところだ。他人の記事をまとめただけの記事でハッピーだのなんだの、ぬるい記事を書かれたんじゃ迷惑きわまりない。
それくらい、日本のメディア、スポーツライターというものは
「ぬるい」。

また、それと同じくらい「ぬるい」ことがわかったのが、城島の帰国が19日(日本時間20日)に発表になったあとの、日本の球界とファンの「メジャー最低ランクの選手の帰国」の「受け止め方」、である。



日米野球が存在したかつての時代は、あまりにも大きいメジャーとの差を毎年痛感させられ続けた時代だったが、実際にどうなのかはともかく、「日本とメジャーは、昔ほどは差はなくなった」と思っている、あるいは思い込んでいる人は多い。
メジャーは現実には、世界中から常に最も優秀な選手たちが凌ぎを削っている場所だから、日本とメジャーの差はけしてゼロにはならないのだが、それでも日本と世界最高レベルの差はそれほどなくなった、と考える人も増えた。どう考えようが、他人の考えだから、否定はできない。


だが城島は、コネを使ったにもかかわらず、メジャー下位球団ですらスタメンが維持できず、ルーキーにすら追い越されても居座り続けた、実績的にも道義的にも、ほぼ最低のランクづけのプレーヤーである。

城島は、2007年までは長期欠場がなかっただけのために見えない形でチームの足を引っ張り続け、シーズン100敗した2008年には目に見える形でメジャー最低成績を残し、2009年にはルーキーに完璧に追い越された挙句に、メジャーをすっかり自分で諦めた、そういう「低レベルのプレーヤー」である。

ごくたまに盗塁を刺せる程度の能力では、コネを使ってですら、メジャー下位チームのスタメンに居座ることさえできない。メジャーがそういう、ダメなものはダメという実力社会であることを、いい加減思い知ったらどうか。

そんなダメプレーヤーに、キャッチャーとしてのメジャー最高レベルの年俸を払っていたシアトルは、冷静に言えばメジャーの下位停滞球団のひとつであり、単に日本人オーナーサイドの「ぬるい」判断で、「ぬるい」高額年俸と「ぬるい」スタメンを「保障」してやっていたに過ぎない。城島がメジャーで実力で勝ち取った名声など何もない。
2007年にはチームの貯金の多くを控え捕手に挙げてもらっておきながら、2008年には、いけしゃあしゃあと正捕手の座に座ったくせに、2008年6月には正捕手をルーキーに明け渡してしまい、にもかかわらず、2009年シーズン開始時には再び正捕手に座りなおしたにもかかわらず、またしても2年連続してシーズン途中に正捕手の座をルーキーに明け渡してしまう。


新人王をとり、両リーグでノーヒット・ノーランを達成した野茂さんを挙げるまでもなく、生活と選手生命を賭しつつ苦労に苦労を重ねてメジャー生活を継続した選手たちもいることをふまえつつ、当ブログは、城島を「メジャーに移籍した日本人選手の中で最もぬるま湯につかった選手生活をした選手」である、といってはばからない。
悔し涙くらいプロなら流して当たり前。そんなことで誤魔化せる話ではない。


言うかどうか憚られたが、言わせてもらうことにした。そんな最低ランクの選手が、日本に帰ったら、どうだ。

3年だの4年だのの、シアトルがあやうく大失敗しかかった長期契約を、日本では改めて提示して、契約金がいくらだか知りたくもないが、またもや高額の年棒を手にするといい、マスメディアは連日報道し、2チームのファンが行き先をやきもきして毎日語り合っているという、この状態。と、いうか、この体たらく。


ぬるい。


ぬるいとしか言いようがない。


誤解されては困るのだが、「帰郷」という感情の暖かさを否定しようというのではない。楽天・野村氏ではないが、引退に拍手したり、引退間際になって古巣に戻るプレーヤーを暖かく迎える人を否定したりしない。(ただグリフィーが来シーズンも現役を続けるのは賛成しない)
だが、城島は現役プレーヤーである。

日本野球全体がいまどういう国際レベルにあるかを判断することは、もちろん軽々にはできない。よくWBCや五輪、W杯などの結果をもとにあれこれ言う人がいるが、そういう短期決戦の結果だけで判断など、できるわけがない。
だが、少なくとも、ブログ主にはプライドがある。城島を大金で出迎えるようなことで、上がりつつあると言われていた日本の、再びのレベル低下を自ら認めるような真似をするわけにはいかない。
メジャーでは最低の選手が日本に逃げ帰っただけのことを、あたかも凱旋帰国のように扱っているのは馬鹿らしいとしか言いようがない。情けないにも程がある。
大喜びし、大金を払って三顧の礼と最高待遇で出迎える、などということは、メジャーと日本との差、世界と日本の差が、ふたたび大きな差になったということを自ら認めるようなものである。くだらない騒動で、目を曇らせたくはない。



メジャーも11月後半になって、ワールドシリーズが終われば、今シーズンのいろいろなランキングが出てくるだろう。城島もかつて様々な不名誉きわまりない数々の賞に輝いたが、今シーズンも、ニューヨーク・デイリーニューズは「がつがつ食うクセに働かない選手、ベスト10」に城島を選ぶかもしれないし、不名誉さに新たな勲章が加わるかもしれない。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2008城島「シーズンLVP」・2009「LTV, Least Trade Value」
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2008年11月29日、二ューヨーク・デイリーニューズは城島を「がつがつ食うクセに働かない選手」9位に選出。
アメリカのメディアであれこれ言われる、その前に、少なくとも当ブログは、日本野球が「ぬるい」と思われないためにも、「ぬるい」スポーツメディアにかわって、自分の手で、自信をもって
城島を「メジャーにトライした日本人選手の中で、最もぬるま湯につかった選手生活を送った選手」、MLP(Most Lukewarm Player)に認定する。






damejima at 16:18

October 20, 2009

誰の身にも長い歳月が流れた。

バークがその存在に気づかせてくれた「城島問題」であり、クレメントがハッキリさせてくれた「城島問題」であり、そして、ロブ・ジョンソンが体を張って最終証明してくれた「城島問題」であった。(記事下部に関連記事リンク集)

シアトル・マリナーズ公式サイト
Johjima opts out of contract | Mariners.com: News
Kenji Johjima, the only Japan-born catcher to test his skills at the Major League level, has decided to finish his career where it started -- in Japan.

His four-year career with the Mariners ended on Monday when it was announced that he was opting out of the final two years of his three-year, $24 million contract.


城島退団への最後の決定打になったのは、ヘルナンデスが城島とのバッテリーを拒絶し、ロブ・ジョンソンとの絶対的なバッテリーによって「サイ・ヤング イヤー」といっていい、シーズン通じた好投をみせ、「城島問題」を完全証明してみせたことだったと思うが、それはあくまで最後のダメ出しであって、むしろ「城島問題」に引導を渡したのは、2009シーズン通して、ヘルナンデス、ウオッシュバーン、ベダードの主力投手3人が揃って、勇気を持って城島とのバッテリーを拒絶し、ヘルナンデスの決断を投手陣全体で強力に後押ししたことだと思う。とてもヘルナンデスひとりの判断でできたことではないと思うからだ。アーズマも、シーズン途中で「サンデー・フェリックス発言」をしてくれて、先発投手陣を後押ししてくれた。「城島拒否」は、地元メディアの報道にもあった通り、シアトル投手陣全員の総意だっただろうと確信している。

彼ら捕手陣、投手陣の決断は、文字どおり、自分たちのキャリアと家族との生活を賭したものである。その勇気ある決断に心から敬意を表すとともに、彼らのキャリアが栄光あるものになることを祈りたい。

バーク、クレメント、ウオッシュバーンは放出あるいは移籍し、今はシアトルにいない。だが彼らのことを忘れない。これからも折にふれて書くつもりだ。もちろんついでながらセデーニョやクリフ・リーの今後も(笑)


ウオッシュバーンには、ぜひシアトルに戻ってきてもらいたい。ドルフィンの命名者でもあるロブ・ジョンソンとのバッテリーを復活させ、笑顔を取り戻してもらいたい。
気のいい男である。父の子であり、子の父である。いまでもときどき7月末の、まだポストシーズン争いの行方が定まらないとき、ウオッシュバーンが父親のことを語ったインタビューを読むが、何度読んでも目頭が熱くなる。


かつては「城島問題」の存在を証明する手がかりがなく、よくオカルトなどと言われ理由なきそしりを受けた時代もあった。そういう言いがかりが気になったことなど、一度たりともなかったが(笑)。今シーズンは城島の怪我によって、城島がいないア・リーグ防御率第1位のシアトルと、そうでないシアトルを明瞭に、誰の目にもわかるように比較できた。これで来シーズン以降ようやく、城島のいないシアトル、城島のいないイチローがみられるわけである。

「城島問題」が解消したらLAAが弱くなってくれるわけではないのであって、プレイオフに簡単に出られるわけではない。だが、これでプレイオフ進出へ向かって、ようやく明るい第一歩が築かれた。

スポニチ
この「城島シアトル退団」においては、日米を含め、どのメディアよりも先に嗅ぎつけ、2009年10月15日(日本時間)見事にスクープした。
城島、日本球界復帰へ!阪神入り、ソフトB復帰?(野球) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
マリナーズの城島健司捕手(33)の5年ぶり日本球界復帰が決定した。同球団は19日、城島が球団との残り2年の契約を破棄したことを発表した。城島は球団広報を通じ「難しい決断だったが、日本球界に復帰することを決意した」とコメントした。

時事通信
城島、日本球界復帰へ=マリナーズとの契約破棄−米大リーグ(時事通信) - Yahoo!ニュース
城島への対応「これから話し合う」=ソフトバンク球団代表 - 時事通信 - Yahoo!スポーツ

日刊スポーツ
城島「今が帰国する潮時と感じている」 - MLBニュース : nikkansports.com

Sports Illustrated電子版 (ソースはAP通信)
Seattle Mariners' Kenji Johjima opts out of lucrative contract - MLB - SI.com
"Veteran starters complained about how Johjima handled games."

Sports Illustrated電子版 マリナーズ・ニュースページ
Seattle Mariners News, Schedule, Photos, Stats, Players, MLB Baseball - SI.com

Seattle Times
シアトルで最も有力な地元紙。「城島問題」の存在を地元紙として最も先に記事化した。
Mariners Blog | Johjima's agent: Mariners owe nothing | Seattle Times Newspaper
Seattle Times
Mariners Blog | Don Wakamatsu on Johjima, Hines | Seattle Times Newspaper

Seattle Post Intelligencer (ソースはAP通信)
Johjima opts out of last 2 years of contract

The News Tribune
Kenji Johjima opts out of final two years | Mariners Insider
More damaging was the philosophical difference between a Japanese catcher and big-league pitchers he handled. Johjima’s 11 seasons playing in Japan had locked him into pitch-calling that often flew in the face of the way his staff wanted him to work in Seattle.

Johjima liked to stay away from the fastball early in the count and rely upon it heavily when a pitcher fell behind. A number of Mariners veteran pitchers – from Jarrod Washburn and Felix Hernandez – went to their manager and asked to work with another catcher.

Pro Ball NW (旧 Bleeding Blue and Teal)
So Long, Joh-K | Pro Ball NW
When he was extended– a move reportedly made above then-GM Bill Bavasi’s head– everyone was shocked as Jeff Clement was just about MLB ready and Johjima was in the midst of a terrible slump that he never fully pulled out of.

My Northwest (ソースはAP通信)
Johjima opts out of last 2 years of contract - MyNorthwest.com

Mariners Blog by Shannon Drayer
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Seattle Mariners » Kenji Johjima opts out of the final two years of his contract with the Seattle Mariners






damejima at 13:10

October 15, 2009

ニュースが飛び込んできた。


いくつか記事があるが、ソースはどれも日本の代表的なスポーツ新聞のひとつ、スポニチ。記事の初出は日本時間2009年10月15日12:00付けとなっている。
いわゆる「飛ばし記事」だと見るむきも多かったが、翌16日になって、阪神球団側が獲得希望を認める記事が追加された。(追加:10月16日付けの追加記事

なにぶん、このブログは現地時間を基準に日時を表記しているので、1日分、タイトルがズレる。理解しておいてほしい。
別にまだコネ捕手城島のマリナーズ退団と移籍報道が広くなされたわけでもなんでもない。だが、このブログに対する英語ブラウザからのアクセスは、割合を明らかにすることはできないが、けして少なくない。この日本国内で最初に流される「城島、マリナーズ退団」と「NPB阪神の城島獲得表明」記事を英語で読む人、あるいは英語ブラウザで読む人たちのために記事にしておかなければならないと考えて記事にしている。


article 1

城島、マ軍との契約は…イベント、PR撮影キャンセル(野球) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
2009年10月15日 12:00
(一部略)
城島は今オフのマ軍のイベントや来季のPR撮影などもすべてキャンセルし、既に日本に帰国。20日にも、マ軍との契約を破棄し、フリーエージェント(FA)となるとみられる。
阪神では電鉄本社を含めた球団内部で「マリナーズを退団してフリーとなれば獲得に向かう」との意見統一を終え、年俸5億円以上に加え、出来高払い、複数年契約など付帯条件にも応じるなど最大限の誠意を示していく。


以下は、英語圏のブログ読者のために報道内容の一部だけを機械英訳したもの。

Essence of the above-mentioned article

城島はシーズンオフに予定されていたマリナーズのイベントと来季のための写真撮影もすべてキャンセルし、既に日本に帰国している。20日にも、マリナーズとの契約を破棄し、フリーエージェント(FA)となるとみられる。
Johjima cancels all events of Mariners and shooting images for the next season scheduled at the offseason, and has already returned home to Japan. It is expected that the contract with Mariners is annulled, and he will become free agent on October 20 in Japan standard time.



article 2

阪神 城島獲得へ!特約条項あった!(野球) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
2009年10月15日 12:00
阪神が、大リーグのマリナーズ・城島健司捕手(33)の獲得に動く方針を固めたことが14日までに分かった。2009〜11年の3年契約をマ軍と結んでいる同捕手だが、同契約には日本球界復帰を認める特記事項があり、日本球界復帰に支障はない。5年ぶりにBクラスに沈んだ阪神は再建への目玉として、メジャー現役捕手で主砲としての働きも期待できる城島獲りを決断。年俸5億円以上、複数年契約を用意して、不退転の決意で臨む。(中略)
城島はマ軍と2009年から11年までの3年総額2400万ドル(約21億3600万円)の契約を結んでいるが、09年から各シーズン終了後に日本の球団でプレーする意思を示した場合、残りの契約を破棄できる特記条項を含んでいる。移籍先は日本の球団限定で、マ軍以外のメジャー球団への移籍は認められていない。このため、城島の5年ぶりの日本球界復帰に契約上の支障はない。


Essence of the above-mentioned article

日本のプロ野球球団、阪神が、マリナーズ城島の獲得を表明した。
The Japanese professional baseball team, Hanshin declared the acquisition of Mariners Johjima.

阪神は城島に対して年俸5億円以上の複数年契約を用意しており、獲得の決意は堅いようだ。
Hanshin prepares the multiyear contract for Johjima for the annual salary 500 million yen or more, and the decision of acquisition seems to be firm.

阪神には矢野というベテランキャッチャーがいるが肘の怪我に悩まされ、若いキャッチャー狩野はリード面に不安があるといわれている。
Hanshin has a veteran catcher Yano. However, he is annoyed by the injury of the elbow. Moreover, a younger catcher Kano is said that there is still deficiency of ability to propose sequence of pitches to pitcher.


article 3

城島 どうなる「復帰するならホークス」の約束(野球) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース


article 4  追加記事 

阪神オーナー 城島獲りへお金は「惜しみなく使う」(野球) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース






damejima at 13:38
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