阪神移籍後のダメ捕手城島(2010〜引退)

2011年9月13日、阪神のヴェテラン下柳投手の「投手を潰すキャッチャー」と出会ってしまった不幸。
2011年8月3日、同じコースに続けて投げる配球なら 「変化球の次に、ストレート」ではなく、やはり「ストレートの次に、変化球」が常道。
2011年6月22日、やはり予想どおりだったロジャー・ハンセンとダメ捕手城島の「普通じゃない関係」。日本における「第二の城島問題」に、またしても「異常なコネ」の影。
2011年5月26日、25日の阪神・ロッテ戦7回表の「ストレートしか投げる球がなくなっていっていく現象」を暇つぶしに考える。
2011年4月21日、阪神ファンから罵声を浴びつつある城島の「パスボール癖」。後逸の責任回避のための「ストレートのみの勝負強要」でタイムリー多発。そして、マリナーズ時代同様の城島スタメン落ちへ。
2011年4月21日、阪神対巨人3回戦から、ダメ捕手城島のいつもの配球パターンを特定する。 「ランナー1塁、左打者で、アウトコースにストレート連投」 「ランナー1塁、右打者、インコース連投」
2011年3月6日、ダメすぎる「1年目」の通知表(2)膨大な「問題児のコスト」を算出してみる。
2010年10月21日、ダメすぎる「1年目」の通知表。(1)巨人の主軸打者4人の打撃比較でわかる阪神のクライマックスシリーズ2ゲームの悲惨さ
2010年10月17日、イニングに入る前から「そのイニングの全打者に対する配球をあらかじめ『ひとつ』に決めきって」、結果、ボコボコに打たれて逆転負け、ポストシーズン敗退というダメ捕手城島の想像をはるかに越えたダメリード。(2)実戦編
2010年10月17日、イニングに入る前から「そのイニングの全打者に対する配球をあらかじめ『ひとつ』に決めきって」、結果、ボコボコに打たれて逆転負け、ポストシーズン敗退というダメ捕手城島の想像をはるかに越えたダメリード。(1)「結論と原則」編
2010年10月3日、格差社会そのもののセ・リーグの球団格差と、まやかしの打力を生み出す、遅れた日本のスカウティング・システム。
2010年9月30日、逆転3ランを打った村田が「なぜ、あれほど勝負のかかった場面で、高めのクソボールを強振できるのか?」についてさえ、何も書かない日本のプロ野球メディア、野球ファンの低レベルぶり。
2010年9月26日、ソフトバンク優勝でハッキリした「城島獲得を渋ったかつての投手王国ソフトバンクと、高額ダメ物件・城島に手を出した阪神」との大差。
2010年9月16日、日本時間15日夜の阪神対横浜戦、外のスライダー3連投でカウント3-0にしてしまい、ストライクをとるために再びスライダーを選択してタイムリーされたキャッチャーの名前。
2010年5月22日、ダメ捕手城島の「帰国後のダメリード」に関するまとめ(ゲームサンプル、関係者の批判など) 日本に逃げ帰ってわずか2ヶ月もたたず、この惨状(笑)
2010年4月15日、「城島が加入したから阪神タイガースのチーム防御率がリーグ1位」とかいう低レベルな印象操作を腹の底から笑ってみる(笑)
2010年3月19日、阪神・安藤を3月14日に続いて炎上させたダメ捕手の定番ダメリード。ダメ捕手城島が投手を炎上させる「仕組み」を世界で初めて解説する(笑)

September 14, 2011

2005年のセ・リーグ最多勝投手、阪神タイガースのヴェテラン下柳剛投手が実質来季の戦力外と考えられているらしい、という記事を読んだ。
MLBでも日本でも、ダメ捕手城島の被害を直接受けるのは、やはり投手自身なのだと、あらためて痛感する。下柳投手の理不尽な処遇に同情を禁じ得ないのはもちろんだし、現場で起きている現象の根にある原因をきちんと見抜く目のない球団に呆れもする。
虎投支えた下柳…戦力外「まだまだ現役で」 (サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース

ダメ捕手城島とバッテリーを組まされる、ということは、投手にしてみれば、マイナス要素でしかない
シーズン成績を落とされる程度で済めば、まだいいほうだ。場合によっては、選手生活そのものを脅かしかねない。城島を嫌って他球団に移籍できる余裕のある投手は1年かそこら我慢すれば済むかもしれないが、そうでない投手にしてみれば死活問題だ。
ホームランを打って助けてくれるどころか、打率はスタメン最低レベル、併殺打だらけで、配球はダメ、キャッチングもダメ、セカンドにスローイングすれば暴投だらけで盗塁阻止もたいしたことはない。

だが、不幸なことに、野球の現場を知らない球団フロントやネクタイ族の人々、あるいはキャッチャーが投手成績に直接与える多大な影響に理解の乏しい監督やジェネラル・マネージャーには、「城島問題」の深刻さがまるで理解されず、ダメ捕手と無理につきあわされる投手だけが、長期間にわたって投手成績やメンタルに甚大な被害をこうむるハメになる。

シアトル・マリナーズで長年我慢させられてきた投手陣のうち2009年当時の主力3投手(ヘルナンデスウオッシュバーンベダード)が「城島とのバッテリーを一斉に拒否する」という思い切った行動に出たのも、「配球からなにから、ダメなのがわかりきっているキャッチャーに、自分のキャリアを台無しにされたくない」というシンプルな発想から、選手が自分から動いた結果だ。もしあのとき生ぬるいシアトル・マリナーズのチームサイドにまかせておいたら、ああいうおかしな事態は永遠に解決しなかっただろう。
その結果、城島がいなくなった翌年、ヘルナンデスがあっさりサイヤング賞に輝くことになった。こうした経緯は、ダメ捕手の阪神移籍後の体たらくを通じて、日本のプロ野球ファンの間でも明白な事実として知られるようになったので、もはや詳しく述べるつもりもない。
今年はともかく、2010年の阪神は、城島さえいなかったら優勝できる戦力が整っていたと断言できる。シーズン終盤からCSにかけての重要すぎるゲームでのヘボ・リードには、もはや憐みすら感じたものだ。
例:ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月30日、逆転3ランを打った村田が「なぜ、あれほど勝負のかかった場面で、高めのクソボールを強振できるのか?」についてさえ、何も書かない日本のプロ野球メディア、野球ファンの低レベルぶり。


下柳投手は、誰にでもやってくる年齢による衰えもあるとはいえ、今シーズンの扱われ方には納得いかない部分が多々あるだろう。
長年なじんできて、今後もバッテリーを組む機会があればと願っていた矢野捕手が城島獲得をきっかけに引退に追い込まれたこと。新参の城島とバッテリーを組まされた不本意な成績。そして、シーズンもまだ終了してないというのに、「戦力外扱い」。
あらゆる点で、チームを支えてきた名選手のキャリア終盤の扱いとは思えない処遇の酷さには、同情を禁じ得ない。



下柳投手の今シーズンの登板は6回。うち4回が城島とのバッテリーで、初回と最後が藤井捕手だ。
開幕スタメンが危ぶまれた城島が、東日本大震災でプロ野球の開幕時期がズレこんだ偶然によって開幕に間に合った(もちろん、実際には「間に合って」など、いない。「間に合ったフリ」をし続けていただけ。故障は完治などしていなかったし、さらには、無理にプレーし続けることで故障をより悪化させたのは間違いない)
ちなみに、4月17日に下柳投手が、当時控え捕手だった藤井捕手とバッテリーを組んだ理由については、おそらく、今シーズンは怪我明けシーズンになる正捕手城島にチームが強制的に休養日を設定していたためだろう。(そうでもなければ、間違いなく城島は毎日マスクをかぶっていたはず)2009年にロブ・ジョンソンを指名捕手にしていたヘルナンデスのように、下柳投手が藤井捕手を指名したわけではないだろうとは思うが、情報を細かく追跡しているわけではないので、その辺はよくわからない。
4月17日 7回無失点 キャッチャー藤井
4月24日 7回自責点2 城島
5月4日  5回自責点2 城島
5月12日 2回2/3自責点2 城島
5月24日 4回自責点2 城島
6月6日 2回1/3自責点3 藤井
参考資料:阪神タイガースの先発投手とキャッチャー 全リスト - プロ野球データFreak

下柳投手とのバッテリー
藤井 9回1/3 自責点3 被安打12 与四球4 ERA 2.89
城島 18回2/3 自責点8 被安打17 与四球8 ERA 3.86



阪神が今年最も月間ERAが悪かった月は、城島が正捕手だった5月の3.41だ。城島は6月5日のオリックス戦までプレーして、リタイヤしている。9月はさすがに猛暑の夏を越した阪神投手陣全体の疲労ぶりが目立つが、藤井捕手に変わってから8月までの阪神のチーム防御率は右肩下がりに改善し続けた。
プロ野球 ヌルデータ置き場 阪神 - 投手成績一覧(月別) -

5月の3.41というチーム防御率が、高いか低いかについては、論じるまでもない。今年から「飛ばない統一球」を採用したセ・リーグで、チーム防御率2点台のチーム、ERA2点台の投手が続出している。3点台なかばなんていう防御率では首位に立てないに決まっているのが、超守備的シーズンといえる2011年のセ・リーグだ。
2011年は、マートンとブラゼルを中心にチーム全体で馬鹿みたいに打てたことで、城島がいくらチーム防御率を崩壊させていても、それを覆い隠して勝てた2010年とでは、野球そのものが違う。(もちろん、そのツケは、シーズン最後に城島のヘボリードで優勝を逃すという形で阪神球団自身が払うことになった)

2011年阪神チーム月別ERA

2011阪神の主な先発投手の月別防御率
(数字は左から、3・4月、5月、6月、7月、8月)
能見 4.05 2.87 2.17 3.24 1.43
岩田 3.79 1.71 2.05 2.36 1.88
久保 2.25 4.10 36.00 6.23 1.65
メッセンジャー 2.53 2.25 3.24 1.50 2.63
スタンリッジ  1.38 5.06 1.24 0.55 3.52
阪神タイガース投手成績 - プロ野球データFreak


防御率だけを見ると、先発投手のうち、正捕手が城島から藤井捕手に変わった恩恵が最も大きかったのは、能見投手岩田投手といえるかもしれない。たしかに、月別防御率だけを見るかぎり、この2人の防御率は、(実数でみても、近似曲線でみても)右下がりに良化し続けている。
月別の浮き沈みがけっこう激しいスタンリッジメッセンジャーの2人の外国人投手は、防御率だけでは、藤井捕手との相性は明確にはならない。だが、近似曲線が水平に近いグラフになることから、少なくとも正捕手が変わったことで「悪化」はしていない。

2011阪神 能見投手 月別防御率能見ERA

2011阪神 岩田投手 月別防御率岩田ERA



だが、今シーズンのダメ捕手城島とバッテリーを組まされるデメリットは、本来は防御率を見ているだけでは絶対にわからない
次のような要素が、防御率の数字にはきちんと反映されてこないからだ。

身体の故障を隠したままプレーを続行した城島の重要な場面でのパスボールの多さ
→チームのワイルドピッチ数の激増
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年4月21日、阪神ファンから罵声を浴びつつある城島の「パスボール癖」。後逸の責任回避のための「ストレートのみの勝負強要」でタイムリー多発。そして、マリナーズ時代同様の城島スタメン落ちへ。

故障から左右へシャープに動けない城島がパスボールを避けるようと、落ちるボールなど、「捕球しにくい球種」を使わないで配球しようとすることで生まれる、配球の制約
→フォークを決め球にする投手が、フォークを投げられない現象
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年5月26日、25日の阪神・ロッテ戦7回表の「ストレートしか投げる球がなくなっていっていく現象」を暇つぶしに考える。

「たとえ追い込まれても、城島がキャッチャーなかぎり、落ちる球は投げて来ない」と、バッターに配球を読まれることで生まれる無駄なヒット、タイムリー、四球


シーズン序盤よく阪神ファンの間から聞こえてきたのは、たとえ、キャッチャーの股間を抜けていくような明らかなトンネルを城島がやらかしたとしても、どういうわけか記録上はピッチャーのワイルドピッチになってしまう、というようなことが何度となくあった、という話だ。
もちろん、そういうプレーによって自責点が発生すれば、結果的に投手の責任にされてしまう。
また、城島が1塁ランナーのセカンドへの盗塁を刺したいがために、打者のアウトコースにピッチアウトするサイン出したがる、という話もシアトル時代からよくあった話だが、これが原因で四球を出してしまったケースも多々あったことだろう。


単に、相変わらずのマズい配球でチームの自責点を無駄に増やすだけにとどまらず、怪我を無理して出場し続けてマトモにキャッチングすらできず、配球にすら支障が出ている半人前のキャッチャーを相手に投げた、ほんのわずかな期間のピッチングで、「もう下柳もダメだ」なんて言われ、結婚したばかりのヴェテラン投手が働く場所を失うんじゃ、あまりにも可哀想というものだ。



damejima at 14:23

August 04, 2011

最初に断っておくと、この話題を取り上げたのは、ダメ捕手城島にも阪神にも巨人にも、まして「城島問題」にもマリナーズにも、まったく関係ない。単に、純粋に「配球論」として面白いから取り上げるだけだ(笑)(そもそも「日本における城島問題」をある意味決着させてくれた藤井捕手を、このブログが罵倒したりするわけがない(笑)ただ、下記の2本のホームランは彼自身の配球ミスで、言い訳できないと思う)


8月3日のナイターのデータで、こんな2本のホームランを見た。僅差のサヨナラゲームの阪神・巨人戦だ。試合を決めた2本のホームランを生んだ配球に、ちょっとした共通点が隠れている。
ちょっと考えてみてもらいたい。

8回裏 高橋由伸 (投手 小林宏)
2011年8月3日 阪神対巨人 高橋由伸ホームラン

9回裏 古城 (投手 藤川)
2011年8月3日 阪神対巨人 古城ホームラン


そう。
タテの変化球の後に、ストレートを投げている


結論を先に書いておくと、こういう1点を争うゲームでの正解は、やはり、こういう常道の配球だっただろうと思う。
ストレートを投げておいて
 同じ軌道に、タテの変化球を落とす


誰ももう覚えてないだろうが(笑)、2年くらい前に、アメリカの非常に優れた野球サイト、Hardball Timesの「カーブを有効に使う方法」についての配球論を紹介したことがある。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:メジャーと日本の配球論の差異から考える「城島問題」 『damejimaノート』(4)「低め」とかいう迷信 研究例:カーブを有効にする「高めのストレート」
元資料:Hardball Times
Pitch sequence: High fastball then curveball

Hardball Timesは「最初にストレート、次にカーブを投げようと思うなら、投げるべきなのは、低めのストレートではなく、高めのストレートだ。そのほうが、カーブの落差が生きる」という主旨のことを書いているわけだが、なんでもかんでも低めのボールがいいと主張してばかりいる日本の野球の退屈な配球論と比べると、「高めか! 異常に説得力がある!」と思わず膝を打ったのをよく覚えている。


議論のポイントは簡単だ。
どうしても打者をかわしたい場面で
1 ストレートの後に、変化球
2 変化球の後に、ストレート
どちらが有効か? ということ。


特にもったいないのは、8回裏の高橋由伸のホームラン。

変化球の後に、ストレート」の流れで勝負して同点ホームランされているが、2球目のフォーク(MLBでいうと、スプリッター)を強振されたというのに、なぜ次がストレートなのだろう。

スイングを見たら確信がもてるのだが、たぶん高橋由の2球目の空振りの「意味」は、「フォークを狙った、当てにいく空振り」ではなく、「あくまでストレート系を狙った、強いスイング」だったのではないか?
定かな記憶ではないが、たしかこのバッター、「いざという打席では、決まってストレートに絞っているバッター」だった気がする。
このブログでも、去年10月にたった一度だけ、この高橋由伸というバッターの傾向について記事を書いたことがあったと思うが、あの記事の打席でも「頑固すぎるほどのストレート狙い」でホームランしているはず。
9回の古城にしても、初球のストレートを空振りされたときのスイングスピードで打者の狙いを感じとっておくべきだったように、データは見える。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年10月17日、イニングに入る前から「そのイニングの全打者に対する配球をあらかじめ『ひとつ』に決めきって」、結果、ボコボコに打たれて逆転負け、ポストシーズン敗退というダメ捕手城島の想像をはるかに越えたダメリード。(2)実戦編


やはり、ここは、「変化球の後に、ストレート」ではなくて、
ストレートの後に、変化球」だったら、結果は違っていたんじゃないか、と考える。

高めのストレートをしつこく投げ続けてファウルさせ、追い込んでおき、最後にフォークを空振りさせる寸法だ。単純なパターンだが、やはり年季が入ったパターンはハズレがない。実はこれ、テキサスに移籍した上原投手のパターンだ(笑)

今日、ダグ・フィスターが勝ったテキサスvsデトロイト戦にも、こういう「ストレートで追い込んで、変化球で三振」パターンがあった。
特に、8回裏に上原が好調ビクター・マルチネスをスッパリ三球三振にうちとった配球は、ちょっと大投手ロイ・ハラデイばりのシンプルさだった。素晴らしいのひとこと。83マイルのスプリッターが89マイルのストレートの軌道にのるとみせかけて落ちていく、それにあわせて、マルチネスのバットが空を切るのが、非常に美しい。

このシンプルな「上原パターン」でも、何度も言ってしつこいようだが、ストレートを低めいっぱいに決めようとばかりすると、今のMLBの球審は低めをぜんぜんとってくれないこともあって、ドツボにはまる。
「高めのストレートを見せておいてから、変化球を低めに投げるからこそ、カーブやスプリッターが利いてくる」のだ。

テキサス対デトロイト 8回表
打者ビクター・マルチネス 投手:上原

2011年8月3日 テキサス対デトロイト 上原の配球

テキサス対デトロイト 4回表
打者ウィルソン・ベテミット 投手マット・ハリソン

2011年8月3日 テキサス対デトロイト マット・ハリソンの配球






damejima at 17:32

June 23, 2011

シアトル時代のMLB最低レベルの成績とはまるで無関係に、高額長期契約が、それも契約満了年の5月に結ばれるという、異常な「コネ」の存在。MLBらしからぬプレーぶりを長年放置したチームの生温さに耐えかねて、最後には先発投手陣みずからが一斉拒否して反乱を起こしたことで、ようやく決着を見たシアトル・マリナーズにおける「城島問題」。
この選手の抱え込んでいる無意味で異常な「コネ」が、チームの長期的低迷や有力選手の流出にどれほど巨大なマイナスファクターとして働いていたことか。
と、まぁ、これくらいの話は、ようやく日本でも、阪神における「第二の城島問題」によって、その意味は知れ渡ったことだろう。

クチでいくら言っても、つまり、ブログの文字を読む程度では、シアトルの先発投手陣にどんな「異常事態」が起こっていたのか、頭が回らなかった人たちも多いだろう。
だが「身近な球団、阪神で似たような事件を味わった」ことで、ようやく「ああ、『城島問題』とかいうやつはそういう意味だったのか・・・」とわかった、ということだろう。やれやれ。

なにはともあれ、このブログで書いてきたことの大半の意味が、MLBやシアトル・マリナーズに関心の無い人にも、十分すぎるほど知れ渡ったはずと、最近は考えている。
どう考えても半月板損傷からプレーヤーとしての能力が100%回復することなどありえないポンコツ捕手さんについては、積極的に書く理由は、もうどこにもない。適度かつ適当にデータを収集しておく程度で十分だ。


そんなところに、突然
ロジャー・ハンセンが日本に現れたという。
これについては、メモを残さないわけにもいかない。

ロジャー・ハンセンという、わけのわからない人物が、いったいどういう人物で、どういう理由があってわざわざ阪神のマイナーを訪問したりするのか。
本人に聞いてみたわけでもないからロジャー・ハンセン来日の正確な理由はブログ主にだってわかるはずもないが、ロジャー・ハンセンなる人間がどこの誰だかわからない日本の野球ファンにしてみれば、このニュース、チンプンカンプンだろう。

少なくとも、ロジャー・ハンセンがどういう人物か、知ることで、この「城島がらみで日本にも知られるようになっただけの、特殊な人物」が、こともあろうに「阪神のマイナー」に、それも「シーズン中にわざわざやってくる」ことが、いかに「ありえないことか」、ニュアンスを理解してもらえたら幸いだ。
記事には「城島と接触はしてない」なんていう記述があるが、これまでの経緯を少しは知ってもらうと、「城島と接触はしてない」なんて与太話が「どのくらい嘘くさい」か、少しは理解してもらえるはずだ。
阪神・城島にマリナーズ時代の恩師エール (サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース

まずは事実から。
6月23日、登録抹消され阪神のマイナーにいるらしいダメ捕手城島のもとに、「あの」シアトルのマイナーのキャッチング・コーディネーターロジャー・ハンセンが、まったく何の前触れもなく、いきなり訪問した、というニュースである。


いっておくと、MLBは、マイナーも含めて、シーズンオフでもなんでもない。なのに、いくらマイナーとはいえ、現場の人間、それも他球団の関係者がわざわざ何時間もかけて飛行機に乗り、アメリカから日本にやってきて、しかも違う国の球団とはいえ、他球団に接触しているのだ。

異常でないわけがない


記事には「城島と対面はならなかった」とある。
そんなゴマカシ、誰が信じるのだ(爆笑)馬鹿な記者だ。

ロジャー・ハンセンと城島が、対面(あるいは連絡)しないわけがない(笑)子供だましにも程がある(笑)


わけがわかっていない人にも、わかるように言うと、例えばMLBのルールとして、「タンパリング」というルールがある。
たとえばフリー・エージェントになっていない選手、つまり、「契約交渉可能状態に至っていない」選手に、具体的に契約を提示して移籍を勧誘したり、人的に接触したりするような「交渉期間を決めた全体ルールにそむいて、人を出し抜くような選手獲得のための交渉行為」を、「タンパリング」といい、厳格に禁止されている。このルールについては一度書いたことがある。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年10月22日、元阪神監督岡田氏の指摘する「城島事前交渉契約疑惑」簡単まとめ(結果:まさにスポニチの「事前」報道と岡田氏の指摘どおり、城島、阪神に入団決定)

上の記事があえて「城島と対面はならなかった」と、わざわざ聞いてもいないのにわざわざ「ただし書き」するのは、タンパリングに抵触するようなことがあるのではないか?と外部の人間に詮索されるのを恐れてのことだろうと想像する。

(笑)

馬鹿だねぇ(笑)

そもそもタンパリングが怖いなら、記事になどしなければいいし、ロジャー・ハンセンも疑われるような行動をしなければいいのだ。
ロジャー・ハンセンが、城島との接触以外に、どんな用件があってわざわざシーズン中に阪神のマイナーに出向くというのか(笑)なにか「選手の契約にまつわる用件」以外に、どんな用件があって日本の球団のマイナーを訪れるというのだ。
だいたい、シーズン中にチームを離れるのが許されるコーチに、そもそもシアトルのマイナーで「するべき仕事」があるとは思えない。まぁ、阪神の先発投手陣の中に「もう城島とのバッテリーは投手陣の総意として拒否しようぜ」という空気があって、シアトル時代のバッテリー拒否と同じようなことが起こりつつあるのを、「仲介」するために、シアトル時代に同じ任にあたったロジャー・ハンセンに依頼があった、とでもいうのなら、話は少しはわかりやすくなるが(笑)


少なくともいえるのは、やはりかねてからこのブログで予測してきたとおり、ロジャー・ハンセンと城島の「関係」が、「普通ではないコネ関係」にあることが明白になった。さすが「コネ島」と言われた男なだけはある(笑) 
一選手とチームのコーチが「特殊なコネ関係」にあるのでは、チームのスタメン選びがマトモに機能するはずがない。


そもそも、ロジャー・ハンセンという人物は、MLBでコーチ経験を積み、シアトルのマイナーに昔からコーチとして在籍していたわけでもなんでもない。
単に「城島とのバッテリーを拒絶反応を起こしている投手陣と、城島の間をとりもつためだけに雇われた」、ただの「人間関係コーディネーター」に過ぎない。以下の記述を参照。

結論的にいえば、ロジャー・ハンセンは、「城島問題」が発覚しつつあった2008年前後に、城島とバッテリーを組むのを嫌う投手陣グループに対して、城島をとりなすためにチームが使った仲介者だったのである。(もちろん、その試みは大失敗し、2009年には主力先発投手の大部分が城島とバッテリーを組むのを拒否することになる)
Mariners | Part I: M's puzzle tougher to reshape with big contracts | Seattle Times Newspaper
Carlos Silva was another pitcher who got signals crossed with Johjima early in the season and was frustrated. The Mariners later brought in catching consultant Roger Hansen to get pitchers and Johjima on the same page.

出典:ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月14日、過去に城島擁護者だったベンチコーチ、ロジャー・ハンセンが現在も続けている無意味な捕手トレーニング手法。マイナーコーチ時代から続けてきた「手抜きのスパルタ方式」でプロスペクトを壊し続けてきた責任を徹底批判する。



そういう、ただの「とりなし役」似すぎなかった人物が、どうしてシアトルのマイナーに居座っているかというと、1軍にあたるマリナーズでは成績不振から監督の解任劇が何度か起きているが、マイナーのスタッフのほうはその間も一新されていない、という問題点がある。
特に、2010年の秋に、一時的にマリナーズが指揮を自軍のマイナーの監督・コーチに任せたときに、ロジャー・ハンセンは、かつての城島のライバルで、2010年にようやく正捕手におさまったロブ・ジョンソンを正捕手の座から引きずり下ろして、自分の推すアダム・ムーアを正捕手に無理矢理押し込んでいる。
いかに「城島とロジャー・ハンセンの関係」が異常かがわかる。

ただの人間関係コーディネーターにすぎないロジャー・ハンセンがこれまで、いかにシアトルのマイナーのキャッチャー候補選手たちに無意味な練習を強いて、「壊し続けてきたか」を示す記事は、以下を参照。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月21日、ダグアウト前の「捕れるフライ」を、ダグアウトにフライが入るわけでもないのに「ビビッて捕らない」アダム・ムーア。ロジャー・ハンセンのアホ練習がつくりだしたのは、「フライ・イップス」で使い物にならない、ただの臆病者。


こうした経緯などは、日本のメディアの流す情報ではほとんどわからない。
ロジャー・ハンセンがどういう人物で、ダメ捕手城島といかに「特殊なコネ関係」にあるか。タンパリングとはどういう制度か。もし、今後、ダメ捕手城島自身の移籍も含めて阪神とMLBの間で選手の移動があるとか、阪神の投手陣にバッテリー拒否の動きがあるとかしたら、この記事を思い出してもらいたいものだ。






damejima at 22:05

May 27, 2011

5月25日の阪神・ロッテ戦7回表の、阪神バッテリーの失点パターンがなかなか面白いので、いちおうメモを残しておくことにした(笑)

要点は、6人目の打者・今江が「なぜ初球ストレートを、まるでストレートが来るのがあらかじめわかっていたかのように、打てるのか」ということだ。
(と、いうか、本質的なことを言えば、このイニングの打者全員がストレート狙いができていないといけない)

シチュエーションは、3-2で先攻ロッテが1点リード。7回表の阪神バッテリーは、投手が久保田、キャッチャー城島

1)高濱  初球ストレートを二塁打 無死2塁
2)井口  速球で追い込み 外角フォークで凡退  1死2塁
3)福浦  敬遠  1死1,2塁
4)里崎  初球のみスライダー ストレートで追い込み
       外角フォークで三振 2死1、2塁
5)清田  フルカウントから外角ストレートを見送り 四球
       2死満塁
6)今江  初球ストレートをタイムリー 神2-4ロ 2死満塁
7)伊志嶺 フルカウントから押し出し 神2-5ロ 2死満塁
8)伊藤  カウント1-2から外角ストレート三振 3アウト


まず誰でも気がつくのは、
セカンドにランナーがいる状態で、井口里崎、2人の打者に対して、例によって、阪神バッテリーがまったく同じ攻めをしていることだ。
ひとりが上手くうちとれると、2人目以降の打者にも同じ攻めを続けるのは、言うまでもなく、キャッチャーの誰かさんのクセで、去年のポストシーズンでも数多くサンプルを見ることができた(笑)たぶん、初球ストレートを痛打された先頭打者高濱にも、実は井口、里崎と全く同じ攻めをするつもりだったに違いない(笑)
「ストレートだけで打者を追い込んで、最後にアウトコース低めにフォークを落とす」という、なんつーか、もう(笑)あまりにもお馴染み過ぎる攻め(笑)まさに「力ずく」そのもの。プロとしてなんの創意工夫も感じられない。
それでもまぁ、どういうわけか、井口、里崎は凡退してくれて結果オーライ。

普段の久保田投手の組み立てがどういうものかが全くわからないのが困るのだが、これだけストレートだけで打者を抑えようとした、ということは、逆に言えば、この試合でストレートによほどのキレと自信があった、ということなのかもしれないが、どうなのだろう。


さて、外角フォークであっさり凡退した井口・里崎とは方向性のまったく違うバッティングをした打者が、2人いる。先頭打者の高濱と、タイムリーを打った今江だ。
2人とも初球ストレートを、センター方向に打ち返している。(だからこそ、久保田投手がこのイニング、ストレートだけで押すことは、もともとできるはずがない、といえるわけだが)

この「初球ストレートを打てたクレバーな2人の打者」のうち、清田が四球を選んだ直後に打席に立った今江に限っていうと、「初球は、どこをどうみてもストレートで、しかも、間違いなくストライクを取りに来る」と「誰でも予測できる状態」にあった。いくらファンとはいえ、この場面で、この程度の予測もできないなら、野球を見るのはもう止めたほうがいい

理由はいくつかある。

1)久保田投手の持ち球は限られている
2)ランナーがたまった後では、フォークは投げにくい
3)「四球直後の初球ストライクを狙え」という単純なセオリー
4)キャッチャー城島は、イザとなったときに限ってフォークを後逸する可能性があるため、要所でフォークをチョイスしてくる可能性はきわめて低い

チャンスに強い今江と対戦するというのに、ここまで「初球ストレート」が予測できる状態にしてしまっていては、もう、どうにもならない。



打者の側から見たこのイニングのポイントは、「狙いをストレートだけに絞って、コースが甘く入ったら、早いカウントから強振する」という、たった1点しかないことに、「打者がいつ気づくか?」ということにあった。
このイニングに打席に立った8人のうち、データでみると、ストレートに絞ることができないでフルカウントにまで追い込まれてしまうような野手が2人ほどいるわけだが、これは単に、いま調子が最悪に悪いか、または、場面を考えて打席に立つだけの野球脳がそもそも無いまま、いつも漫然とバットを振り回しているか、どちらかだ。

普段の久保田投手がストレートだけで打者を次々と三振させることが可能な投手なのかどうか、それはわからないが、ここで満塁にしてしまっては、打者をストレートで追い込んだ後でフォークで仕留めるというワンパターンな攻めすらできなくなる。
そのことを考えると、このイニングで最もやってはいけないのは、今江に初球のストレートを狙われてタイムリーを打たれたことより、5人目の打者・清田を歩かせて満塁にしてしまい、配球面でニッチもサッチもいかなくなったことだろう。(もちろん、清田の次打者が、あまりアタマの良さそうには感じられない伊志嶺君なら、話は別だが。あと、初球にスライダーを投げておく手もあるにはあった)

そして清田との対戦での阪神バッテリーの配球には意味がよくわからない点がいくつかある。
まず、伝家の宝刀フォークを、2球目に使ってしまっていること、この意図がわからない。そしてフルカウントになった後には、勝負球のはずのお約束の外角フォークを投げない。これも意味がわからない。
なぜ追い込んでからフォークを投げるお約束のパターンを使わず、2球目に、彼らの組み立てからすれば貴重な持ち球のはずのフォークを安易に使ってしまったのか? そしてフルカウントから大胆に外角フォークを投げる勇気はなかったのか。
まぁ、何がしたかったのやら、よくわからない。


こうして、阪神バッテリーは自らの勇気の無さで自滅して満塁にしてしまい、次打者・今江の初球にストレートでストライクをとりにいくわけだ。フォークを投げる可能性が消えた久保田投手は、まさに素っ裸で戦場に飛び出していくようなものだ。
もうこういう状況になってしまえばストレートが「痛打されないわけがない」ことが、ここまでの簡単な説明で少しはわかってもらえたらありがたい。


余談だが、ロッテ7人目の打者は伊志嶺君という新人だそうだが、このわかりきった場面で、ボールが真っ二つに割れるほどストレートをしばきたおすくらいの、意図のハッキリしたバッティングができないようでは、これから先が思いやられると思う。グジグジ迷っていてはダメ。
むしろ有望なのは、このイニングの先頭打者で、阪神バッテリーの攻めパターンが明白になる前に、初球ストレートを強振できた高濱選手だろう。この野球センスの良さ、思い切りの良さを生かして、今後もクレバーな打者目指して頑張ってもらいたいものだ。








damejima at 15:27

April 22, 2011

プロ野球の2011シーズン開幕が東日本大震災の影響でズレこんだために、半月板損傷の手術をしたダメ捕手城島が(うわべでは)開幕に間に合って、これまで9試合を消化しているらしいが、たったこれだけのゲーム数で、すでにあまりにも多いパスボールについてのサンプルが揃いすぎるほどたまってきた。いちおうメモに残しておく。


とあるサイトの記述によると、4月14日(日本時間)のゲームで解説をしていた2人の捕手出身の解説者、元阪神の矢野氏、元広島の達川氏が、両膝を同時ついて捕球しようとしない城島のキャッチングの欠陥を指摘したらしい。
資料:和泉式日記: 唐実桜〜矢野っちデビュー〜
矢野「前から気になってたんですけど、もともと城島のくせだと思うんですが両膝が同時に降りないんですね。一緒に降りないとワンバンってのはなかなか捕れないんです。」

阪神入団後の城島のプレーについて解説者などが発言するのは、なにもこの2人が最初ではなく、例えば4月2日のプレシーズンマッチではかつて阪神の投手だった湯舟氏も、パスボールを危惧していろいろと指摘したらしい。


阪神入団1年目の2010シーズン後に城島が、明らかに分不相応なゴールデングラブ賞を受賞したために、あたかも「城島はキャッチングを含めて、守備がいい」などと誤解した人もいるかもしれない。
だが、そもそも経済紙の記者すら賞の選考にかかわる日本のゴールデングラブ賞は、MLBのゴールドグラブ賞、あるいはFielding Bible賞などとは、そもそも賞の性格も権威も、まったく異なっていることくらいは頭に入れておいてもらいたいものだ。
また、それ以上に知っておくべきことは、2010シーズンの城島のパスボールは4で、これが両リーグ最少タイの数字だったにしても、実はその一方で、城島のエラー数9は最多であり、また、阪神投手陣のワイルドピッチ数が、なんと「12球団ワースト」の52だったことだ。

こういう基本的なことを知らないで、盲目的な擁護発言を繰り返しているだけでは恥をかくだけだ。あのゴールデンなんたらいう賞の受賞には、ほとんど何の価値もない。
チームの投手陣が12球団最多のワイルドピッチを犯しているというのに、その球団のキャッチャーのパスボール数がリーグ最少、なんていう意味のわからない笑い話は、ひとつのプレーをワイルドピッチとみなすか、それともパスボールとみなすかという、単なる数字上のギミックに過ぎない。

投手が12球団最多のワイルドピッチを犯すチームのキャッチャーが、上手いわけがない。


実際調べてみると、今年の城島についても、既に「あきらかにキャッチャーのパスボールなのに、投手のワイルドピッチとして記録されてしまっているケース」が多々発生している

たとえば、2011年4月16日の中日対阪神戦。
この日に記録された4つの暴投はセ・リーグ新記録になったが、このうち、ボールがキャッチャー城島の股間を抜けて後逸したケースなどは明らかにキャッチャー城島のパスボールであることは、多くのプロ野球ファンがブログなどで指摘している。
矢野氏が指摘するように、キャッチャーが素早く膝をつくことによって後逸を防止し、ランナーの進塁を阻止すべきだったプレーだろう。


以下に今シーズンのパスボール及びワイルドピッチに関するいくつかのメモを残しておく。もちろん以下が全てではない。もっと数多くの「ポロリ」がある。多すぎて資料を集めきれない。


4月12日 広島戦
7回表 ワイルドピッチ 打者・廣瀬 投手・能見


4月13日 広島戦
4回表 パスボール、ワイルドピッチ2 投手・スタンリッジ
ファウルチップを追わず、球審にパスボールと判定された城島は「バットに当たった」と抗議。前年に引退し、この日解説者としてデビューした元阪神の矢野氏、キャッチャー出身の元・広島の達川氏が、城島のキャッチングを批判。
【阪神】開幕連勝も目立つバッテリー失策 - 再チャレンジ日記〜道一筋
達川と、昨日「解説者公式戦デビュー」を果たした矢野の共通した意見。
城島が低い球、ワンバウンドを捕りに行く時の膝の動き。両膝揃って腰を下ろすべきところを、左→右、右→左と片足ずつ少しずれて下りると言う事です。
阪神が開幕2連勝!スタン7回1失点の快投 (2/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM
城島(バッテリーミスが相次ぎ)
「低めに投げるのは当たり前のこと。それを止めるのがキャッチャーの仕事。スタン(スタンリッジ)に申し訳ないことをした」
阪神2-1広島@現地観戦|阪神ファンの独り言
4回のパスボールの連続。あれ何だったんでしょう。スタンがめちゃくちゃな球を投げていたのか、城島が逸らしすぎなのか。これも勿体無い失点でした
でんでん雑記II(2011-04-13)
「今日のスタンリッジは失点した4回以外は素晴らしい出来だったな。
4回も城島のパスボール(城島は廣瀬のファウルとアピール)の判定のごたごたがなければ失点はしてないわけだし。」


4月16日 中日戦
4回裏 打者・森野、ブランコ 投手・メッセンジャー
8回裏 打者・ブランコ 投手・久保田
9回裏 打者・荒木 投手・小林宏
11回裏 打者・谷繁 投手・福原 
時事ドットコム:阪神、セ最多タイの4暴投=プロ野球
阪神は16日の中日2回戦(ナゴヤドーム)で九回までにセ・リーグのチームゲーム最多の4暴投を記録した。過去4度はいずれもヤクルトで、パの最多は日本ハムとソフトバンクの5。 

73 :名無しさん@恐縮です:2011/04/17(日) 09:55:31.56 ID:ZTLLRgLN0
その4つのうち、どうみてもパスボールってのがあったな。
城島の股間を抜けて後逸するやつ。
股を閉めて腹に当たってまで制しようって気はなかったのかな?

95 :名無しさん@恐縮です:2011/04/17(日) 14:12:42.33 ID:VJJx5gX80
城島はもう限界だろ
ワンバン全然止められない
てか全部股間を抜けちゃうんだよね プロの捕手として相当恥ずかしい事
腰を浮かせてしまうのは癖なんだろうな
逆に腰沈めて体全体で止めないといけないのに
打撃も糞だし、もう早いとこ藤井に代えた方が断然いい

100 :名無しさん@恐縮です:2011/04/17(日) 22:43:44.38 ID:NXFlO6It0
城島、ワンバンの捕球が腰高というか膝を落とさないから股間ががら空き。

ふーむ、、、|はんしんにっき@宮城猛虎魂
「終盤についてはさっき書いたから良いとして(内容については福原以外全く良くないが)、、、やっぱりパスボールが多い。あれでは投手が安心して投げられない。城島使い続けるのもどうなの?って思う。特別扱いはやめて守備力重視で行くなら藤井と併用って選択肢は十分あると思いますしそうしないといけないんじゃ無いのかな?」

ボードルーム|エンタメ|阪神タイガース公式サイト
「昨日のパスボール見てたら動けてないような感じがしましたね」

ホタログ ―紅白
「城島パスボール多すぎだと思う。っていうかパスボールなのに
ワイルドピッチ扱いになってるのが納得いかん!ピッチャーは悪くないのに!
ワンバンボールは体で抑えるんやで!」

ZOZOPEOPLE | ○△□ - 城島どんだけ!!
「城島のかわりに代走だしてほしかったー
アウトなるしー
楽天からきたらキャッチャーを使ってほしかったー」

今年の阪神はやらかす!!11-84 | スポーツ最新情報まとめ
85 名前: 代打名無し@実況は野球ch板で:2011/04/19(火) 22:32:57.36 ID:yZNy34Dg0
「城島のパスボール(コバが投げてた時)が無ければ9回で勝てた試合。
あれは獲れるボール。一番大事なとこで出るから。」

長い試合: 野球人の徒然日記
「中日はまだまだ本調子には程遠くて、阪神勝てる試合やのになあ〜ダッシュ(走り出すさま)
気になるのが城島。
膝の手術で開幕危ぶまれてて間に合ったのはいいけど、
キャッチングも足腰がフットワークもついていけてないんで、
パスボールは目立つし、バッティングは下半身まるで使えてないし、
肩は開いて上体だけで打ってるし…このままだと危険信号やなぁあせあせ(飛び散る汗)」


4月17日 中日戦
パスボール 投手・スタンリッジ
Eさま日記
「城島のパスボールで同点にされるが、俊介の3塁打とマートンのヒットで再びリード。」


4月19日 巨人戦
8回表 ワイルドピッチ 投手・小林宏
【阪神】城島について #231に返答 - 阪神タイガース掲示板|爆サイ.com北陸版

しかし、これで歩が男と確定してしまった… :: すめしの酩酊日記
「今日の試合は先発の能見の調子が良く三振をバッタバッタ取っていたものの7回1失点で代打を出されて降板してその後のコバロリが失点し能見の勝ち星が消えたり、その失点の原因に今年多発の城島のパスボールが絡んでいたりと…もやもやの連発で正直今日も引き分けになるのかな…と半ば諦めていました。」


5月5日 巨人戦
4回表 二死1塁 パスボール 投手・岩田

5月7日 横浜戦
阪神2点リードの8回裏 一死満塁
投手・小林宏のフォークを後逸 打者・内藤
初球から3球目まで、120km/h台の落ちるフォーク3連投。2球目を例によって後逸。まず1失点。
直後に、こんどはインコースのストレートを2連投。毎度おなじみの「同じコースに投げ続けると、ボールは必ず甘くなる法則」発動で、シュート回転の2球目を打たれ、2点タイムリー・ツーベースを浴び、逆転負け


5月14日 中日戦
阪神1点ビハインドの7回表 一死満塁
投手・榎田のスライダーを後逸 打者・森野
堂上剛裕に、アウトコース低めにフォークとストレートばかり連投して失点。さらに森野の打席で、ミットの真下を抜けていく後逸により、さらに1失点。グスマンには、インコースにストレートをミット通りに投げさせて、試合を決めるホームラン被弾。カード連敗。

セ・リーグ暴投数ランキング
(2011年5月11日(日本時間)現在)

1位 小林宏(阪神) 3
1位 今村(広島) 3
2位 スタンリッジ(阪神) 2(与四球ランキング3位タイ 9個)
2位 メッセンジャー(阪神) 2
2位 岩田(阪神) 2(与四球ランキング1位 11個)
2位 能見(阪神) 2


半月板手術から異常に早すぎるゲーム復帰。だがその結果、目もあてられないほど多くの「パスボール多発」という最悪の結果を招いた。特にフォークボール。大きく変化するボールの後逸が多発した。
ダメ捕手が責任逃れに思いついたのは、なんと、パスボールを減らすためにはピッチャーに変化球のサインを出さない「打者とのストレート勝負」。
だが、交流戦に入って以降「ランナーがたまった場面」「得点圏にランナーがいる場面」でのワンパターンすぎる「ストレート勝負」が打者にバレないわけはなかった。


5月22日 西武戦
1-1同点 11回表 一死1塁 投手・小林宏 打者・中村剛
まず小林宏の決め球フォークを後逸。さらにキャッチャー城島のセカンド暴投で 走者中島が三塁に進み、一死3塁。ここで、次打者フェルナンデスを敬遠。二死1、3塁となって、代打・平尾。
ここで、後逸による失点を避ける意味なのだろうが、なんとフォークを一球も投げられない配球に。窮屈すぎるストレートオンリーの配球が打者平尾に読まれ、決勝タイムリーを浴び、敗戦。


5月25日 ロッテ戦
2-3 1点ビハインド 7回表 二死満塁
投手・スタンリッジ 打者・今江
6番・清田がストレートを見送って、2アウト満塁。パスボールを恐れる阪神バッテリーが7番・今江への初球にチョイスしたのは、ストレート。「四球直後の初球を叩け」との鉄則どおり、今江はレフトへ弾き返して、2-4。この1点がダメ押しになって、阪神は敗戦。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2011年5月26日、25日の阪神・ロッテ戦7回表の「ストレートしか投げる球がなくなっていっていく現象」を暇つぶしに考える。


5月28日 楽天戦
1-0 6回表 二死満塁 投手・能見 打者・内村
4番山崎がインコースのストレートを見送って四球を選んで、二死満塁。
ここで5回から守備についた5番・内村。ここでパスボールを恐れる阪神バッテリーがチョイスしたのは、ストレート。「四球直後の初球を叩け」との鉄則どおり、センターへ弾き返して、楽天が逆転。
7回表に同点に追いついた阪神だが、延長に入って、楽天の9番・横川が、1アウト2塁の3-2からレフトへのサヨナラタイムリーでゲームセット。


5月31日 日本ハム戦
0-0 4回表 一死1塁 投手・メッセンジャー 打者・中田翔
初球のカーブがワンバウンドになり、城島がこれを「トンネル」して後逸。ランナーがセカンドに進み、結局打者・中田翔も四球で歩かせてしまい、1死1、2塁。その後、2死満塁。
ランナーがたまった時点で、もう城島に落ちる球の選択はない。お約束の初球ストレートを、7番今浪に打ち返され、2失点。結局この2点が決勝点に。3失点した8回裏の2死満塁でも、初球はやはりストレート。
阪神、拙守連発…交流戦9試合で10失策 (サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース
「四回一死一塁では、城島が中田への初球を“トンネル”(記録は暴投)。ピンチを広げ、先制を許した。」


6月1日 日本ハム戦
0-0 8回裏 一死1、3塁 投手・小林宏 打者・大野
1死から二岡が内角のストレートを見送って四球にすると、俊足の代走・村田。7回から守備についた7番・金子誠がレフト前ヒットで、1、3塁。
ここでバッターは下位8番のキャッチャー大野だが、阪神バッテリーは4球続けてのストレート勝負をしかけて、4球目に決勝タイムリーを浴びた。
変化球が決め球の小林宏は、城島相手だとまったく自分のピッチングにならないことが判明


6月5日 オリックス戦
0-0 1回表 一死1、3塁 投手・久保 打者・T岡田
1回表にさっそくランナーがたまって後逸の怖いフォークが封じられると、さっそく「ストレート連投」。2球目をT岡田に強振され、いきなりの3ラン。さらに同じ1回の一死満塁、そして3回の二死満塁から打たれた2本のタイムリーも、ストレート。トドメは、4回の先頭打者・鈴木郁に打たれた長打、二死3塁で田口に打たれたタイムリーで、そのどちらも「初球ストレート」。
こうして、4回までストレートばかりを打たれまくって、被安打11、四死球5、毎回の10失点。5回表の守備からたまりかねたベンチがキャッチャーが城島から控え捕手・藤井に交代させ、城島はフィールドから消滅。


5月末現在、城島を獲らなかったソフトバンクは断トツの首位。一方、城島を獲った阪神はリーグ順位も交流戦順位も最下位付近を低迷。6月5日時点、打率.130、本塁打0、打点1、長打率.130、OPS.346で、城島のほとんどの打撃スタッツが、交流戦最下位。



「パスボール・暴投の多発」。ランナーがたまり、ボール後逸の許されない場面での「見え透いたストレート一本勝負」によるタイムリー多発で、阪神は最下位に沈む。
そんなダメ捕手城島のダメぶりにようやく気づいたのか、阪神は城島を2試合連続スタメン落ちさせ、キャッチャーを藤井に。すると、切り札の変化球を使えずにいた阪神投手陣が復活しはじめるという、あまりにも予想どおりの展開に(笑)


6月8日 ロッテ戦
6-3 8回裏 二死走者なし 投手・小林宏 打者・大松
小林宏・藤井のバッテリーで、ロッテのクリーンアップ、井口、キム・テギュン、大松を、三者三振に仕留めた。決め球はフォーク、スライダー。小林宏はこのイニングだけで2度のワンバウンド投球があったが、キャッチャー藤井が難なくさばいた。

6月9日 ロッテ戦
5-1 8回裏 二死1塁 投手・小林宏 打者・井口
この日も前日同様、4点リードの8回は小林宏・藤井のバッテリー。シングルヒットのランナーを許したものの、好調のロッテのクリーンアップ、井口を、フォークで凡退させ、無失点。このイニングで3つのアウトのうち、2つのアウトが、小林宏の決め球フォーク。キャッチャー藤井が難無くさばいて、ロッテに連勝。


「半月板手術からのゲーム復帰ゴリ押し」「パスボール多発」「ストレート勝負」と、開幕以来迷走を続けてきたダメ捕手城島は、6月初旬、ついに登録抹消。









damejima at 19:00
ひさびさにダメ捕手のダメ捕手たる真髄のみれたゲーム(笑)をネット観戦できたので、ちょっとメモに残しておこう。
このカードの各ゲームをふりかえってみて、ゲームを失う決定的な失点のいくつの原因がダメ捕手城島にあることがわからないようなら、野球を見るのはやめたほうがいいと思う。それくらいハッキリしている。


まず2011年4月21日の阪神対巨人3回戦。
6回表、8回表、2つの失点シチュエーションのデータを見てもらいたい。

上は、6回表1死1塁、バッターは2番脇谷、ランナーは坂本。
阪神の投手は、左投手・岩田。(アウトコースに連続3球ストレート系。3球目のカットボールをヒット)
下は、8回表1死1塁、バッターは5番代打高橋由伸、ランナーは代走鈴木。
阪神の投手は、右投手・渡辺亮。(アウトコースに4球連続ストレート。すべてボール判定で、ストレートの四球)

2つのシーンには「ある共通点がある」のだが、
これがわからないようでは、野球を見ている価値がない。なにか別の趣味でも探したほうがいい。

2011年4月21日 阪神vs.巨人6回表脇谷レフト前ヒット

2011年4月21日 阪神vs.巨人8回表高橋由伸フォアボール

そう。
両方とも、1塁に足の速いランナーがいて、打者が左バッターなのである。

日本のプロ野球しか見ない人は知らないだろうが、シアトル時代にさんざんこのキャッチャーの配球を見させられ続けた立場からいうと、ここで「キャッチャー城島は、左打者のアウトコースに、馬鹿みたいにストレート系連投のワンパターン配球をしてくる」可能性が高いことは、容易に想像がつく。


なぜって?

ひとつには、城島が「右利きのキャッチャー」だからだ。


1)ランナー1塁で、左打者
  → アウトコース攻め
もしランナーが盗塁を試みた場合、左打者のインコースに配球していたのでは、右利きの城島のスローイングにとっては、左バッターボックスにいる打者が邪魔になり、セカンドに送球するためにボールを捕球してからサード側にステップアウトしなければならない。
最初に挙げた脇谷と高橋由伸の2つのシチュエーションは、まさにこの「ランナー1塁で、左打者」のケースにあたる。

2)ランナー1塁で、右打者
  → 往々にしてインコース攻め
打者が左の場合と違って、右バッターボックスにいる打者は、右利きの城島のスローイングの邪魔にはならない。
そこで、ランナー1塁で打者が右ならば、インコース攻めをする確率が高くなる(ランナー1塁で打者が左のときにアウトコース攻めをする確率よりは多少ながら低いかもしれない)
いつぞや、城島がシアトル在籍時に、右打者であるアレックス・ロドリゲスに6球連続でインコースにストレートを要求して3ランだかを打たれて負けたことがあったが、あのケースも基本的には「右打者ならインコース」という、このパターンに準じている。

3)走者パターンの変化からくる配球パターン終了
ランナー1塁というシチュエーションが、1・2塁、2・3塁、満塁などに変わると、1)2)の配球パターンは消滅する。なぜなら、スチールを刺したくてしかたがないキャッチャー城島が、1塁走者のスチールを警戒する必要度が下がるからだ。

言っておくが、こうしたスチール阻止のためにあるような、意味不明の単調な配球パターンを無理矢理とったからといって、チームの失点を下げることができるわけでもなんでもない。このことは、ダメ捕手城島のシアトル時代の酷いCERAや、酷いチーム防御率を見れば十分すぎるくらい証明されている。
メジャーの先発投手たちからことごとく総スカンを食らったのに、日本に帰ってまた同じことをやっているのだから、本当にどうしようもないキャッチャーだ。



さて、上に挙げた6回表の脇谷、8回表の高橋由伸、2つの例は「走者1塁、左バッターのケース」にあたるのだが、「走者1塁、右バッターのケース」にあたるのが、下の2つのシチュエーションだ。
6回表・1死満塁 右バッター、ラミレス(2点タイムリー
8回表・1死1,2塁 右バッター、長野(タイムリー

2011年4月21日 阪神vs.巨人6回表ラミレス2点タイムリー

2011年4月21日 阪神vs.巨人8回表長野タイムリー

8回のタイムリーヒットについて、ラミレスは
「高めの球を待っていた」と、待ち球が的中したと発言
している。(ラミレス「沢村のために」V打! (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

この発言には、背景に2つの要因がある。

ひとつ目は、この日の球審が、ゲーム後半になって、びっくりするほど、低めいっぱいのストライクや、内外角いっぱいのボールをストライクとコールしなくなったこと。これは、阪神の投手だけが被害にあったわけではなく、巨人の投手も同じように被害にあった。
だが、ゲームを見ていた人はわかると思うが、ダメ捕手城島はそれでも「低めのスライダー系をしつこく投手に要求して、カウントを悪くして、ランナーがたまる原因を作っていた。(例:6回表1死1、2塁フルカウントでの小笠原への6球目、6回表1死満塁でのラミレスへの2球目、3球目。いずれも低めスライダー)
まったく能の無いことをするものだ。

ふたつ目の理由は、5回まで素晴らしいピッチングを続けていた阪神先発の岩田投手の「カーブ」が、6回になって突然高めに浮くようになってしまい、まったくストライクが入らなくなって、使い物にならなくなったこと。(城島はそれでも岩田にしつこく変化球を要求してコマンドの修正を図ったが、修正不能であることに気づく前に失点して、ゲームを失った)

これら2つの要因と、このブログが常に指摘してきた「城島の単調なリード癖」、つまり「ランナーを刺すための配球をする」「同じ球種を続けたがる」ことからすれば、6回の満塁の場面で、ラミレスが「低め」と「カーブ」を徹底的に捨てる、「高め」「インコース」「ストレート系」を待つ、という絞りこみをすることは、いともたやすかった


この「絞りこみ」は、実は、阪神と対戦する、どこのチームの、どの打者にも可能だ。
だが、ダメ捕手城島のバッティングのように、来た球をただブンブン、ブンブン振り回して凡打の山を築くような、「頭を使わない打者」にはできない。以前にも一度触れたことがあるが、巨人というチームは対戦相手を結構しっかりスカウティングしている。

セ・リーグの他チームも、こんな「オツムの単細胞なキャッチャー」を、なぜ研究しないのかと思うし、また、こういうキャッチャーとしての決定的な欠陥に気づきもしないで、阪神ファンはよく城島を応援できるものだと思う。








damejima at 17:23

March 07, 2011

この記事はいちおう「ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年10月21日、ダメすぎる「1年目」の通知表。(1)巨人の主軸打者4人の打撃比較でわかる阪神のクライマックスシリーズ2ゲームの悲惨さ」という記事の続編だ。要するに、阪神移籍後のダメ捕手城島の「通知表」のようなもの。

このシーズンオフ、ダメ捕手城島の身辺にいろいろと賑やかな騒動が続いているのはわかっていた。だが、あえて書かなかった。
理由は、怪我をしたアスリートをあげつらうような真似をするわけにはいかない、と、単純に思ったからだ。怪我はアスリートにとって、どんな出来事よりも辛いことなわけだし、いくらダメな選手であっても、怪我をネタにしようとは思わない。

だが、ダメ捕手城島が膝の半月板を手術してからのトンデモ発言や傍若無人な行動ぶりを眺めるにつけ、きっちり書いて引導を渡す必要が生じているのがわかった。
アスリートの怪我をせせら笑う意味ではなく、ダメ捕手の「これまで」がわかっている立場の人間として、事の良し悪しをハッキリさせる必要があると考える。あんなおかしな発言がトンデモ発言だとわからないようなら、野球など見ないことだ。

以下、「問題児であるダメ捕手城島を獲得すること」につきまとう「多大なデメリット」を、「チームの負担するコスト」や「チームの抱え込むリスク」という意味において書く。コストやリスクは、なにも金銭面に限らない。



GMギリックが辞めてからというもの、シアトル・マリナーズにかかわる人間には、どういうわけか「問題児」といわれる人物が多かった。
かつてのGMバベシも酷いものだったし、バベシが獲得してきた打率2割の4番打者セクソン、防御率6点を越える先発投手ウィーバーシルバなども酷いものだが、彼らはまだ「才能の無いGM」とか「高給取りのクセに成績の酷いダメ選手」ですむところもある。
だが、ブラッドリーバーンズなどになってくると、もういけない。彼らはある意味、「モラルとか法律スレスレの、危ないスーパー問題児」だからである。
近年でいうと、ブログ主は、ベンチの中で監督とつかみあいまでしたフィギンズなども、トラブルメーカーという意味で十分「チームをゴタゴタさせる問題児」だと思っている。さらには、超守備的野球とか言い出してチームを破綻させておきながら、大失態を認めようとせず、それどころか「セカンドをまがりなりにこなしていたロペスを放り出し」、「ショートに自分のお気に入りのジャック・ウィルソンがいる」にもかかわらず、「別のショートの選手を獲ってきた」だけで飽き足らず、「ショートしかやったことのないジャック・ウィルソンをセカンドコンバート」とか、一度の失敗をさらに失策で上塗りするような愚策ばかり労する意味のわからないGMズレンシックも、本質的には野球音痴の、ある種の「問題児」だと思っている。音痴はプロのオペラに出るべきではない。

そして、かつてはシアトルファンにその厳然たる事実が気づかれることはなかったが、ダメ捕手城島が日本のプロ野球阪神に移籍して1年目の冬の動向を見てわかってきたことは、実は城島も、ただの「ダメ選手」ではなく、彼らと同じ、まさに「問題児」というジャンルの選手だった、ということだ。


プレー上での話に限って、この選手がいかに「多大なデメリット」を抱えた選手であるかは、例えば思いつきで挙げる例のいくつかを見てもわかると思う。

・リードの単調さによる投手の失点増
・成績を落とされる投手たちとの決定的な亀裂
・リーグ最低レベル打率、リーグ最多併殺打などの雑なバッティング

こうしたプレー上のデメリットは、ひとつひとつが巨大なマイナス要素だが、これらについてはシアトルでの4シーズンで十分すぎるほど証明が終わっている。
だから、もうこれから改めて議論することはない。
今後これらは、「事実」としてだけ扱われる。

MLB在籍中のあらゆるデータ。それだけではなく、MLBで前例のない「主要先発投手3人からのバッテリー拒否」という事実。野球の現場の首脳陣すら知らないところで、野球の成績と全く無関係に高額3年契約を与えてもらった事実。城島がチームにいられなくなって日本に逃げ帰っていなくなったことで、城島を拒絶していたフェリックス・ヘルナンデスが長期契約に応じてチームに残り、さらに最多勝投手、サイ・ヤング賞投手になった事実。あるいは、ESPN、FOX、Fieldimg Bible、PETACOなど、アメリカのスポーツ関連メディア、野球関連シンクタンクの大半から城島に与えられ続けたMLB最低の評価。
城島のシアトル時代の評価ついては、もはや議論の必要はない。



「出たがり」のコストとリスク

さて、ここから本題の「城島獲得のコストとリスクのはかりしれない大きさ」について書く。以下に挙げるのは、主として、存在するのがわかりきっているプレーの上のデメリットではなく、チームをマネジメントしていく上でのデメリットや、チームワークの問題が中心だ。
まず、シアトル時代の4シーズンの出場ゲーム数を見てもらおう。

2006年 144(131) 出場ゲーム数1位 先発数2位(CERA 4.81)
2007年 133(128) 出場ゲーム数3位 先発数2位(CERA 5.01)
2008年 100(95) 出場ゲーム数20位 先発数19位(CERA 4.57)
2009年 70(67)  出場ゲーム数37位 先発数35位(CERA 4.84)

最初にことわっておくのだが、城島の膝の半月板損傷が、どれほど、この「出たがり病」と相関関係があるのかは、正確にはわからない。(たぶん本人だってわからないだろう。1シーズンに何ゲーム出たら膝が壊れるとか、そんなこと誰にだってわからない)
ある程度の情報はネット誰でも入手できる、そういう時代だ。判断は、記事なりデータなりから、読む人自身が決めればいい。それがネットの時代のルールというものだ。


ダメ捕手城島は、シアトル在籍時から「MLBの常識では、控え捕手にまかせることの多いカード最終戦のデーゲームにまで出場を強行すること」が多々あった。これはある意味「病的なまでの出たがり」である。
勘違いされては困るのだが、この「出たがり病」は、出場ゲーム数が激減する前の、2006年、2007年だけにあった現象ではない。出場機会の激減した2008年、2009年にも、同じように見られた。つまり、怪我で休養する期間のあったシーズンでさえも、控え捕手が出場して正捕手は休養をとるのが普通のデーゲームにすら出場したがった、という意味である。

特徴的なのは、MLB移籍直後の2006年シーズンだろう。
このシーズンの城島はメジャーデビューしたての新人であり、「まだまだMLBの投手たちから信頼されるかどうかもわからず、MLBのシステム、MLBの配球論も知らず、英語もままならない外国人キャッチャー」でありながら、いきなり144ものゲームに出場している。そしてまた翌2007年も、133ゲームに出ている。

この初年度の出場ゲーム数の異様な多さは、明らかに実績にそぐわない。
と、いうのも、MLBデビューの2006年は、これまでこのブログでも触れてなかったデータだが、パスボール10個で、これはMLBの捕手ワースト5位であり、エラー数も8個で、これまたMLBワースト5位なのである。
明らかに、城島のもともとのキャッチングの下手さだけが原因ではなく、MLBのバッテリーシステムに対する不慣れさ、日本にはないMLBの投手の球筋や日本とは異なる配球術、外国語でのコミュニケーションに慣れていないこと、そしてそれらの新しい環境全てに自分から順応しようとしない融通の利かない頑迷な性格が、数字面から伝わってくる。「不慣れで、コミュニケーションがとれないだけでなく、自分にしかわからない個人的スタイルを他人にまで押し付けようとしてくる押し付けがましい外国人キャッチャー」のクセに、契約に守られて144ゲームも出場したことが、異様なパスボール数とエラー数で、まるわかりだ。
Kenji Johjima Fielding Statistics and History - Baseball-Reference.com
こんな不慣れな選手が144ものゲームに出場するのだから、出場させるチームの側もどうかしているが、だからこそ軟投派のベテラン投手ジェイミー・モイヤーなどは呆れて、長年在籍したチームを去った。
やがて、「城島問題」の本質的な解決どころか、むしろ成績と無関係な高額3年契約まで与えたオーナーサイドのやり方に業を煮やしたシアトルの先発投手たちが「一斉に城島とバッテリーを汲むのを拒否する」という前代未聞の反乱を起こし、チーム内の城島の居場所は実質消滅した。形として城島は、チームメイトたち自身の手でチームから追い出されたのである。


MLBをよく知らないひとのためにいちおう書いておくと、この10年ほど、年間130ゲーム以上も先発できる有力捕手というのは、1シーズンあたり5人以下程度しかいない。
イチローがデビューした2001年前後なら、ベニート・サンチアゴホルヘ・ポサダジェイソン・ケンドールラモン・ヘルナンデスあたりが出場ゲーム数の多いキャッチャーだし、近年ならヤディア・モリーナラッセル・マーティンブライアン・マッキャン、あとはカート・スズキ、丈夫さが売りの(笑)ジェイソン・ケンドールくらいだ。つまり、所属チームで「押しも押されぬ大黒柱」と認定されるような有力キャッチャーだけが、130試合以上もマスクをかぶらせてもらえるのだ。
2010 Regular Season MLB Baseball C Fielding Statistics - Major League Baseball - ESPN
もうMLBで20シーズン以上キャッチャーをやって、キャッチャーでの出場が歴代1位の2390ゲームになるイヴァン・ロドリゲス(日本では野村克也氏の3017試合)でも、130ゲーム以上出れたシーズンはこれまで、わずか6シーズンくらいしかない。
また、近年ではア・リーグを代表するキャッチャーのひとりになったジョー・マウアーも、キャッチャーとして130ゲーム以上出場したのは正捕手になった6シーズンでたった1度しかない。

ちなみに城島の2006年の「144試合出場」という数字は、MLBのキャッチャーの単年出場ゲーム数の記録として、なんと「歴代77位」にあたる。
「MLBのバッテリーワークの原理も知らず、英語もままならなず、MLBのやり方に従おうとする素直さ謙虚さもない、MLBド素人の新米キャッチャー」が、いきなり「MLB歴代77位」? よほど出場の保証された有利な契約をしていたのだろうが、この暴挙には呆れるほかない。
19シーズンプレーしたかつてのヤンキースの殿堂入り捕手ヨギ・ベラですら、140試合以上ゲームに出たシーズンは通算6回しか記録していないのである。

MLB歴代キャッチャー出場記録(歴代)
Single-Season Leaders & Records for Def. Games as C - Baseball-Reference.com
MLB歴代キャッチャー出場記録(シーズン別)
Yearly League Leaders & Records for Def. Games as C - Baseball-Reference.com
ヨギ・ベラのスタッツ
Yogi Berra Statistics and History - Baseball-Reference.com


阪神移籍後の全試合出場強行の「故障コスト」

さて、この「出たがり病」、阪神移籍後はどうだろう。
2010年に、セ・リーグで144ゲームにフル出場したプレーヤーは13人いるが、キャッチャーで全試合出場などという、わけのわからないことを実行したのは、城島ただひとりだ。
城島以外で最も出場ゲーム数の多いセ・リーグの捕手は、巨人の31歳、阿部慎之助の137試合だが、30代になったばかりの阿部でさえ、137試合はキャッチャーとしてプレーしたが、残り5試合は一塁手としてプレーして守備負担を減らしている。
2010年セリーグ在籍の捕手達
ちなみにパ・リーグでは、シーズンフル出場を、5人しか記録していない。キャッチャーのフル出場はもちろん無い。(パ・リーグ捕手の最多出場は、楽天の26歳と若い捕手が127試合でトップ)
パ・リーグには、先発キャッチャーはこの1人だけと決めてシーズンに臨むチームはほとんどなく、2人を併用するイメージが強い。
2010年パリーグ在籍の捕手達

肩の故障から外野からの返球が満足にできない阪神の金本外野手のフルイニング出場がいろいろと阪神ファンの話題にのぼった2010シーズンだが、金本、城島、両選手のファンでも支持者でもないブログ主から言わせてもらうなら、金本選手のフルイニング出場を手厳しく批判するのであれば、全試合出場を強行しておいて、挙句の果てに野球選手として致命傷になりかねない半月板損傷を患い、さらにチームがやむをえず捕手を補強すると、いちいち子供のように「心が折れたの、どうのこうの」と文句を垂れる選手も、同じように徹底的に批判されるのが普通だし、当然だと考える。(城島への批判をかわしたいのか何か知らないが、やたらとネット上で金本批判を煽って批判の鉾先が城島に向かないようにするのが城島オタクの常套手段だとしたら、それは卑劣な行為だ。こうした「ネット上でのすりかえ批判」は、シアトル時代にもたびたび見られた)


近未来の藤川球児のメジャー移籍を決定的にした
「人的コスト」


問題児城島を獲得する代表的コストのひとつに、「投手からの信頼の欠如」というのがある。シアトル時代については既に散々書いたが、阪神移籍後の代表的な「城島嫌いの投手」というと、たぶんクローザー藤川球児になるだろう。

2010シーズンのセ・リーグ最終順位は、終わってみれば「ほんの紙一重、ごくごく僅かの差」でしかなかった。
その厳しい競り合いの中で、阪神は、飛ぶボールを使い、近年では最強打線を揃えることに成功していたにもかかわらず、シーズン終盤の「ここが大勝負」といえる数試合の大事なゲームをことごとく負けることで、自ら優勝を逃した。
中でも、「お得意様」のはずの横浜戦で村田に打たれた痛恨の逆転3ラン、あるいは巨人戦の劇的な負けっぷりについては、このブログで詳細に書いたとおりだ。阪神の2010シーズン敗退のキーポイントはもちろん「ダメ捕手の、ダメリード」だった。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月30日、逆転3ランを打った村田が「なぜ、あれほど勝負のかかった場面で、高めのクソボールを強振できるのか?」についてさえ、何も書かない日本のプロ野球メディア、野球ファンの低レベルぶり。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年10月17日、イニングに入る前から「そのイニングの全打者に対する配球をあらかじめ『ひとつ』に決めきって」、結果、ボコボコに打たれて逆転負け、ポストシーズン敗退というダメ捕手城島の想像をはるかに越えたダメリード。(1)「結論と原則」編

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年10月17日、イニングに入る前から「そのイニングの全打者に対する配球をあらかじめ『ひとつ』に決めきって」、結果、ボコボコに打たれて逆転負け、ポストシーズン敗退というダメ捕手城島の想像をはるかに越えたダメリード。(2)実戦編

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年10月21日、ダメすぎる「1年目」の通知表。(1)巨人の主軸打者4人の打撃比較でわかる阪神のクライマックスシリーズ2ゲームの悲惨さ

こうした経緯の中で、優勝を逃した直後の藤川投手の「冷めた態度」が誰の目にも奇異に映らないわけがない。

では、彼がなぜああいう「冷めた態度」をとったのか?
そして、藤川投手が長年信頼を寄せてきた矢野捕手引退試合の、あの、あまりにも奇妙な展開。その後の藤川投手の発言の数々。藤川投手が優勝を自ら逃した2010シーズン終盤の痛々しいいくつかの負けゲームの「責任」について、「決定的な責任が自分にある」とは感じていないことは明らかだろう。

同じチームメイトとして言いたくても言えないこともあるだろう。ブログ主が、藤川投手が言いたくても言えないことを代弁するとするなら、こうだ。
シーズン優勝がかかっていた数試合の大事な場面、俺は、言われた通りに投げたまで、です
これらの大事な場面で藤川投手に、サインを出し、従わせたのは、「誰」か。言うまでもない。メジャー移籍の権利がとれ次第、藤川投手は城島の居座る阪神に別れを告げることだろう。

キャッチャーのリードというものに深く関心を持たず、優勝できたはずの2010年シーズンの責任の所在もわからないほど目の曇った阪神ファンが、キャッチャーの単調なリードによる自滅も理解せず、責任を疲労のたまった藤川投手にかぶせて狂ったように批判しまくっていたのが、ブログ主は哀れでならない。


故障によるキャッチャー補充の「金銭コスト」と
補強の追加による「選手枠の無駄づかいコスト」。
そしてシアトル時代そっくりの「捕手3人制」


本来は、ひとりの選手が全試合に出場しようと、しまいと、そんなことはどうでもいいのである。たとえ何試合出ようが、故障せず活躍さえしていれば、何も問題はない。
最初に書いたとおり、アスリートにとっての怪我は、本人にとっては選手生命にも関わることであり、そのこと自体をとやかく言うことはできない。

だが、しかし、である。

高額な長期契約の選手、それも、「キャッチャーが半月板損傷」というハプニングは、当然ながら、チームにとっては「重いコスト負担増」を意味する。

・かわりのキャッチャーの獲得
・かわりのキャッチャーに払う給料
・かわりのキャッチャーに提示せざるをえない複数年契約
・かわりのキャッチャーに保証する1軍枠
・かわりのキャッチャーが占める支配下選手枠
・かわりのキャッチャーが占めるプロテクト枠
・将来、故障が再発するリスク

実際、阪神は、城島の故障のフォローのために楽天イーグルスから藤井彰人捕手を獲得してきた。緊急事態に対応するためのキャッチャー確保が絶対条件になっていた阪神側としては、悪く言えば「城島復帰後もずっと使うかどうかわからない控えキャッチャー」に対して(もちろん、同時に、膝に爆弾を抱えた城島自身にしても、半月板損傷から復帰しても、4年後の契約満了までパーフェクトなプレーが続けられるかどうか、もうわからなくなっている)、単年ではなく、「2年契約」を提示せざるをえなかったことも、「無駄に増えた、要らざる補強コスト」である。

また、あらゆるプロのチームスポーツは、1軍の人数、支配化選手の人数、あるいはプロテクト枠の人数に「制約」がある。
阪神がロッテから獲得したセットアッパー小林宏投手の人的補償として、阪神のスプリングトレーニングで頭角を現してきていた高濱選手がロッテにピックアップされて、阪神は貴重なドラフト1位選手を失ったことが、ここ最近ずっと阪神ファンの話題にのぼっているが、このとき、仮に「城島が故障せず、あわてて獲得してきた藤井捕手の分のプロテクト枠が空いていた」のなら、もしかすると阪神は高濱選手を失わずに済んだのかもしれない。これだって「高い人的コスト」である。

いずれにせよ、いかなるやむをえない理由があろうと、高額長期契約の主力選手は「長期間にわたってプレーレベルを低下、あるいは喪失するような大怪我」を、(他人に怪我をさせらてしまったのならともかく)みずから招くことのないよう、身体をケアするのは、「義務」、なのだ。いうまでもない。
将来にわたってプレーの質と量を低下(あるいは喪失)させる可能性がある半月板損傷という怪我は、本来、そのプレーヤーの商品価値を大きく低下させる。当然「トレード価値の低下というコスト」も生じてくる。


公然と球団批判のトンデモ発言

では、こうした予想外の補強コストを球団側が負担してスッタモンダしている時期に、このダメ捕手さん、どういうダメ発言をしたか。

「18日に球団首脳が示した「復帰は6月でもOK」という見解。新聞報道で知った城島が、真っ向から反論した。室内でのフリー打撃を終えると、吉田バッテリーコーチに「ボクは朝から気分を害しています。ボクの心は折れましたよ」と強烈な“ジャブ”。あらためて開幕戦への意欲を語るその声は、明らかに怒気をはらんでいた。」
6月復帰プランにNO!開幕目指す城島「気分を害しています」 ― スポニチ Sponichi Annex 野球


折れた?(笑)って、何がよ?(笑)
いや、もう、開いたクチがふさがらないとは、このこと(笑)もちろん、この発言を聞いたときに、この記事を書く決意が固まったのだ。
すぐに記事を書かなかったのは、もちろん、その後の経緯を見守っていたからにすぎない。その後の経緯も経緯で、案の定すぎた(笑)


阪神球団側からすれば、日本人選手として最高年俸に近い金額を数年間払い続けなければならない30代なかばのオッサンキャッチャーを獲得し、その高い買い物のキャッチャーが無謀ともいえるシーズン全試合フル出場を強行した挙句に、「半月板をやっちゃいました」と重大な怪我を報告され、手術するだのテンヤワンヤな状態で、他球団の、それも控え捕手を「アタマを下げる形(=複数年契約)」で獲得せざるをえなくなった状況で、当の怪我をした本人、本当にパーフェクトに治療ができて、これから数年きちんと働けるのかどうかもまだわからない高額長期契約の選手本人に、こんなおかしな発言をされたのだ。
よく球団側が厳重処罰しないものだ。(ブログ主がオーナーなら安易な球団批判を許さない意味で即時解雇する)言いたい放題のショーン・フィギンズを野放しにしているシアトル・マリナーズとそっくりである。

城島が怪我から無事復帰すれば、藤井捕手が控えに回って、問題は全て解決? 甘い。甘い。(笑)
藤井捕手に単年でなく2年契約を与えたからには、阪神が大なり小なり「出場機会保証」を約束している可能性がある。また、半月板損傷は捕手生命にかかわる大怪我なだけに、阪神側とすれば、大金を払っている正捕手の守備負担軽減という意味から、控え捕手藤井に多少なりとも出場機会を与えようとするだろう。それが常識的な行動だ。
だがその常識が、「出たがり、出しゃばり」には、たぶん理解できない。自分の怪我が原因で無駄な出費を払って獲らざるをえなかった控え捕手なのに、天に向かって唾を吐くかのように「自分の出場機会の減少について」不平不満を言わずにはいないだろう。(シアトル時代も監督室に怒鳴りこんだ)
だから、たとえこのダメ捕手が無事にスタメン復帰したとしても、今後、現場の混乱は必須
だと言うのだ。まさにシアトル時代とそっくり。

また、ブログ主は別に真弓監督のファンでも支持者でもなんでもないが、現在のチームの指揮をとっている真弓氏が、ダメ捕手城島に「監督として、いい感情をもっている」ことは、到底ありえない、と思う。
チームと選手本人のために、むしろ春先だけは自重してキッチリ怪我を治してから実戦に戻ってくれという親心がわからないのか何か知らないが、周囲から「しばらく自重してくれ」と言われれば、いちいち逆ギレして、やれ「ココロがどうたらこうたら」などと、言いたい放題。
もし無理して復帰して、半月板損傷が再発でもすれば、もはや誰も同情しないだろう。怪我が怪我だけに、再発の不安は何年も続く。周囲の不安も配慮せずに、「ココロ」もなにもないもんだ。


シアトル末期同様、比較対象キャッチャー出現で明らかになる「ダメ捕手」の「ダメぶり」

こうした経緯で明らかになった事実は、ひとことで言い表すことができる。
ダメ捕手城島は、野球界にも世間にもよくいる「問題児」そのもの
ということだ。


ダメ捕手が阪神移籍後のわずか1年で既に引き起こした騒動は、シアトル在籍時代末期をよくわかっている身にしてみれば、「ああ、またやってるのか(笑)」という内容ばかりである。
投手との不和。控え捕手との軋轢。控え捕手より酷いが、ポジションを失わない契約で守られた正捕手。シアトル時代に引き起こしていた数々の騒動はどれもこれも、偶然でもなんでもなかったのである。

シアトルに移籍したばかりの2006年には、ロクにメジャーの投手たちの配球術の基礎も理解せず、投手主導のリード手法も知らず、ロクにチームが捕手を休養させる選手起用システムも知らず、そして問題なのは、それらに従う素直さも無く、かといって、ロクに英語も話せないクセに出しゃばり続けて、144試合も出場した。
だが、そのうち自軍の投手たちとさえ問題を起こし続けている事実が、いつしか外部とメディアに漏れ、世間にバレていき、やがて主力投手のほとんどが表立って「わけのわかってないキャッチャーへの反乱」を起こすようなMLBに前例のない事態まで起こして、城島に振り回されて野球をする馬鹿馬鹿しさを、チームの多くが拒絶した。
その経緯の中で、「城島が先発マスクのときと、そうでないときの、投手の成績の差」は、キャッチャーとして城島が持っている「実力の無さ」「問題児ぶり」「チームにもたらした混乱」を、最も顕著に白日のもとに晒したわけだ。


これから本当の意味の「問題児コスト」を払わされる阪神

城島のシアトル時代末期と同じように、「比較対象するキャッチャー」である藤井捕手が意図せず出てきてしまった阪神の2011年シーズンは、シアトル時代末期と同じ混乱の末路を辿ること必至である。

シアトルにもMLBの野球スタイルにも本当は何の関心ももたなかったのと同じく、本当は阪神というチームになど何の関心も愛情もない城島オタクは、たとえどんな小さい失敗でも、藤井捕手(あるいは藤川投手)がなにか失敗するたび、目の色をかえて自軍選手を公然と批判し、そして藤井捕手がなにか成功する、あるいは城島不在のときに投手陣が大活躍するたびに目の曇った阪神ファンの目が覚まされていき、結局、ファンとチームは「問題児」とそのファンに振り回されながら、混乱に巻き込まれて分裂していく。
そして、ふと気がついた頃にはマートンも藤川もメジャーに移籍していなくなり、チームは、半月板に爆弾を抱える高額長期契約捕手を抱えたまま、生え抜きの主力選手のいない「寄せ集めチーム」と化すのである。

damejima at 17:29

October 22, 2010

まぁ、こんなに早く答えが出るプレーヤーというのも、モノ哀しい。あまりにも予想どおりすぎて、かえってつまらない。
いちおう資料として残すために、ダメ捕手城島の帰国1年目の通知表をいくつか記事にしておくつもりだが、手間ばかりかかるし、結論も、もう誰でもわかっているしで、書いていて、ただただ疲れるのみだ。

以下、巨人の主軸打者4人(小笠原、ラミレス、阿部、高橋由)のクライマックスシリーズ4ゲーム分の打撃成績である。

城島マスクの2ゲーム
10月16日 阪神vs.巨人 14打数5安打2打点 打率.357
10月17日 阪神vs.巨人 19打数9安打6打点 打率.474
          合計 33打数14安打 8打点 打率.424


比較対象の2ゲーム 非・城島(つまり谷繁)
10月20日 中日vs.巨人 16打数2安打 打率.125
10月21日 中日vs.巨人 16打数1安打 打率.063
       合計 32打数 3安打 打点なし .打率.094


なぜこの4人を選んだかは、以下の2つの記事を参照してもらえばわかる。
中日戦では、巨人の1番打者・坂本は腰痛で欠場したために、比較できない。また日本の2番打者は頻繁にバントしたりしなければならないために、打席ごと、シチュエーションごとに、果たすべき役割が大きく変わる。だから2番打者の打撃内容を追跡比較しても、意味がない。
さらに、下記の記事でも書いたように、巨人のリードオフマン坂本と、3番から6番の主軸4人では「打席での狙い球」が異なり、出塁に対する方法論が異なる。主軸4人は、以下の4ゲームに共通して出場していて、打順も変わらず、彼らの打席にチームが期待する役割もほぼ変わらない。

10月17日の8回表、9回表に関する記事 1
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年10月17日、イニングに入る前から「そのイニングの全打者に対する配球をあらかじめ『ひとつ』に決めきって」、結果、ボコボコに打たれて逆転負け、ポストシーズン敗退というダメ捕手城島の想像をはるかに越えたダメリード。(1)「結論と原則」編
10月17日の8回表、9回表に関する記事 2
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年10月17日、イニングに入る前から「そのイニングの全打者に対する配球をあらかじめ『ひとつ』に決めきって」、結果、ボコボコに打たれて逆転負け、ポストシーズン敗退というダメ捕手城島の想像をはるかに越えたダメリード。(2)実戦編


14安打8打点 打率.424
草野球?(笑)


すべてビジター
巨人のバッターにとっては、これらのゲームが行われた甲子園、ナゴヤドームは、いずれも「ビジター」の球場であり、これらのゲームにホームゲームとしての有利不利はまったく関係していない。
移動の影響なし
2つのカードの間には、レギュラーシーズンより長い「丸2日間」という長い移動時間が確保されており、レギュラーシーズンでの移動のせわしなさを考えれば、十分すぎる移動と休養の時間がある。そのため、移動による疲労は、数値には関係ない。
試合勘はむしろ巨人有利の中日戦
むしろ、巨人の4人のバッターは、実戦を2ゲーム消化して、打撃好調の状態で次の中日戦に臨んでいるのであって、ウオーミングアップは十分すぎるほどであり、その間の「調子落ち」などありえない。
その他
細かいことを言えば、4人の打順も、まったく変わってない。

本来なら上の数字に、阪神と中日のチーム防御率の差(この差自体、ダメ捕手城島の自業自得であって、本来補正に加えるべきではない)、投手の違い、パークファクターなどで、多少なりとも脳内補正をしそうなところだが、ここで下される結論にとっては、全く必要ない。
なぜなら、阪神戦2試合と中日戦2試合の数値があまりにも大差がつきすぎていて、その程度の細かい補正などなんの意味ももたないからだ。そんな細かいことをしなくても、結果も、結論も、まったく変わらない。

結論。
ダメなものは、やはりダメ。
メジャーでダメ。日本でもダメ。
それだけ。


以上。


なお、10月21日の、この4人への配球球種を以下にあげておく。
打席同士を比較してみるとわかるが、まったく同じ、なんていう打席を発見することはできない。すべての打席は、お互いに少しずつ異なっている
もし、ひとつのイニングで、この4人全員に同じ配球をする、なんていう馬鹿なキャッチャーがどこかのチームにいたら、ぜひお目にかかりたいものだ(笑)

(以下、ストレート=スト、スライダー=スラ、フォーク=F 例えば、シュートと表記されている球が実際にはシンカーや2シームだったり、ストレートと表記されている球が実際には4シームや2シームが入り混じっている可能性はあるので、あくまで目安として考えてもらいたい。資料はYahoo Japan)

小笠原
スト スラ F
スト
F スト スラ F
スト F スト F

ラミレス
シュート、シュート
F F スラ
スト F スト F
F スト F F

阿部
F スト スト
F F 
スト スラ スラ F
F スト スト

高橋由
スト シュート スト F
スラ
F スト F シュート 二塁打

この4人に対する10月17日8回表の配球の話は、下記の記事参照。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年10月17日、イニングに入る前から「そのイニングの全打者に対する配球をあらかじめ『ひとつ』に決めきって」、結果、ボコボコに打たれて逆転負け、ポストシーズン敗退というダメ捕手城島の想像をはるかに越えたダメリード。(2)実戦編






damejima at 10:28

October 18, 2010

阪神対巨人のクライマックスシリーズ第2戦、キャッチャー城島は、8回表の打者6人全員に「ストレート、フォーク、フォーク、フォークという配球」、9回表の打者6人全員に「フォークで入って、ストレートで決める配球」をして、結果的に大逆転負けして、チームをポストシーズン敗退に導いた

前記事の(1)で結論は書いたから、この(2)では、もうちょっと詳細な部分を書いてみる。

資料:Yahoo!プロ野球 - 2010年10月17日 阪神vs.巨人 一球速報


8回表、9回表のデータを見る上で、最初に知っておかなければならない「ゲーム全体の流れ」がある。ゲーム当初からの巨人の打者の狙い、阪神バッテリーの狙い、である。このくらいのことは頭に入れてから見ないと、まるで面白くもなんともない。

巨人側・打者の狙い球
1)1番坂本、7番長野の2人は、基本的に「変化球狙い
2)小笠原ラミレス高橋由阿部の主軸4人は
  基本的に「ストレート狙い(特に高橋由)」
  ただ「フォークも振ってくるが、空振りが多い。
  ストレートしかバットに当たらいない(ラミレス)」
  ことも多少ある

阪神バッテリー側・配球上の狙い
1)先発・久保の段階から「フォーク」は決め球に使っていた
2)2番亀井は、阪神バッテリーが
  「ここで打線のつながりを断ち切る」と決めているバッター
  他のバッターとは攻め方を変えている
3)3番・小笠原には「インコース攻め」を徹底
4)6番・阿部に対する決め球は「フォーク」


攻守両チームの狙いを突きあわせるとわかると思うが、両チームの「狙い」は、いくつかの部分で「最初から勝ち負けが決してしまって」いて、さらに戦略勝負では基本的に最初から巨人側が勝っている。
なぜなら巨人打線においては、主軸バッターは「ストレート狙い」、下位の長野から1番・坂本までの打者は「変化球狙い」と、メリハリをつけていることについて、阪神バッテリーはゲームが終わってしまうまで、ほとんど気づいていないか、十分な対策をしていないからだ。
たとえば、ストレートの狙いの高橋由の2ランだが、打った球はデータ上は「スライダー」と記録されているが、コースからみて、たぶん実際には投手・久保田のスライダーが高めに抜けた球だろう。だから、打った高橋由にしてみれば「棒球のストレートを打った」という感覚だろうと思う。つまり、スライダーを狙い打ったというより、「ストレート狙いのタイミングが効を奏した」というほうが正しい。
また、試合序盤にインコースをファウルか空振りばかりして、簡単にストライクをとらせてくれた小笠原に対する「インコース攻め配球」を、ピッチャーが久保田、藤川に変わったとたん、城島は「アウトコース低めの変化球で決める配球」に変えてしまって、アウトコースを痛打されまくっている。
この2つの例などはダメ捕手城島が、打者の狙いを感じとって配球をその場で発想、変更するのではなくて、「あらかじめ考えてあった安易な配球パターンを、相手の出方も見ずに、ただただ実行しているだけ」という動かぬ証拠である。

両軍の「狙い」の細かい勝ち負け勘定
1)坂本の「変化球狙い」は、坂本の勝ち
2)亀井を徹底して抑えて打線を分断する狙いは、
  阪神側の狙い通り。
  ところが8回の四球だけは、亀井の勝ち
  出塁への執念が、2点タイムリーを呼び込んだ。
3)小笠原へのインコース攻めは序盤だけは効を奏した。
  だが投手交代後に
  変化球でアウトローをつく配球に変えてしまい、
  そのアウトローを打ちまくられた

4)ラミレスに、3球続けてフォークを投げたことで、
  適応力の高い打者であるラミレスの目が慣れて
  逆転の2点タイムリーを浴びた

5)一貫してストレート狙いの高橋由の2ランは、
  おそらく阪神・久保田のスライダーが抜けた失投
6)阿部へのフォーク攻めは、一貫して阪神側の勝ち


さて、前提が出揃ったところで、各イニングを詳しく見てみる。
(以下、画像はクリックすると別窓で拡大)

まずは、8回表


先頭打者 脇谷
4球目フォークをピッチャーゴロ

2010年10月17日 阪神vs.巨人 8回表 先頭打者脇谷ストレート2球のあと、フォーク、フォークで凡退。初球・高めのストレートはファウルしたが、3球目・真ん中の甘いフォークは見逃している。おそらく、8回から打席に入った交代選手なだけに、打撃の照準をピタリと合わせるまでに至らなかったのだろう。


2人目の打者 坂本
狙いのはずのフォークで三振

2010年10月17日 阪神vs.巨人 8回表 2人目打者 坂本脇谷と違って、最初の打席から一貫して変化球に対応している。第1打席、第2打席の連続ヒットは、いずれもフォーク。
それだけに、8回に阪神の投手が、持ち球の種類が少なくフォークのある藤川に代わったことで、坂本の「フォーク狙い」がピタリとハマるはずだった。
だが、フォーク狙いがはまったことが、かえって災いして、外のボールになるフォークを我慢できずに、三振した。やはり野球は簡単ではない。


3人目の打者 亀井
粘り勝ちの四球

2010年10月17日 阪神vs.巨人 8回表 3人目打者 亀井阿部と並んで、このゲーム、最大の安全牌のはずの打者。
だが、よく調べるとわかるのだが、この日の亀井がここまでことごとく凡退しているのは、どの打席でも「他の打者には使わない配球ばかり」されているからだ。
例えばこのイニングでも、「初球からフォークという配球をされたのは、亀井だけ」。1番・好調の坂本と中軸打者の繋がりを切断することで大量失点を防ぎたい阪神バッテリーにしてみると、この2番亀井だけは「どうしても打たせるわけにいかなかった」はず。
実際、もしこのゲームの序盤で亀井が打線を繋いでさえいれば、間違いなく14安打5四球の巨人のワンサイドゲームになっていた。
その「阪神側が絶対に凡退させなければならない、安全牌のはずの亀井」が「2アウトから選んだ四球」だからこそ、この四球には非常に大きな価値があった


4人目の打者 小笠原
初球ストレートを二塁打

2010年10月17日 阪神vs.巨人 8回表 4人目打者 小笠原「甲子園球場では打てない」と言われ続けてきた打者だけに、小笠原のバット復活は、巨人がクライマックス・シリーズ最初の関門を突破できた大きな要因に挙げていいだろう。
それでも、このゲームの序盤、小笠原は阪神バッテリーの執拗なインコース攻めに苦しんでいた
バットを長く使い、長い竿を力まかせに振り回して唸らせるように「ブンッ!」と振り回す特殊なスイングのプルヒッターなだけに、バッテリーがインコースを執拗に攻めたくなること自体は、よくわかる。(小笠原がインコースを打つのが下手だ、という意味ではない)
インコースを打つ場合、ベース際に立って、腕を小さく折りたたんでバットヘッドを自分の腹の内側に抜くように打つ打者も多いが、小笠原はベースから離れて立って、踏み込んで、なりふり構わずフルスイングしてくる。
逆にいうと、バットヘッドが遠回りしてくるような感じのスイングなだけに、フルスイングでスイングスピードを上げないと、インコースの速球には振り遅れが発生しやすくなりそうだ。
だからこそ、個性的なスイングスタイルをもつ小笠原は、インコースを窮屈なフルスイングで振り抜くよりも、腕を長く使って大きく振り回せるアウトコースのほうが、かえって打球をライトに引っ張りやすい気がする。
ゲーム序盤に「しつこいインコース攻め」で小笠原を凡退させ続けていた阪神バッテリーだったが、ゲーム中盤以降はその「インコース攻め」をパタリとやめてしまった。これは、投手が藤川に代わった8回に配球を変え、「ストレートを1球だけ見せておき、その後は、ひたすらアウトコース低めにフォークを連投し続ける」という、アウトコース主体の配球に固定されたためだろうと確信する。(もちろん「ランナーが出ると城島は必ずアウトローを突いてくる」という典型的パターンでもある)
安易に配球戦略を変えたために、小笠原にアウトコース低めをライトに引っ張られてしまい、阪神バッテリーは二塁打を許した。


5人目の打者 ラミレス
合っていなかったフォークを、逆転の2点タイムリー

2010年10月17日 阪神vs.巨人 8回表 5人目打者 ラミレス2点タイムリーはアウトコース低めのボールっぽいフォークだが、2打席目を見ると、そのフォークで三振してもいる。
だから、明らかにストレート狙いに徹していたように見える高橋由などと違って、ラミレスはストレートだけを狙っているというより、単に、試合序盤、久保のフォークに合わせきれてなかっただけだろう、と考える。
試合後のラミレスは8回の打席について「ホームランはいらない。なんとかヒットを打とうと思った」と発言している。これなど聞いても、彼はシチュエーションに対応できる柔軟性の高いバッターであり、ストレートだけを狙うとは思えない。
他のインタビューでは「もし(打った藤川のフォークが)ワンバウンドだったら空振りしていただろう。だけど、そうではなかったから、ついていけた」なんてことを、正直に言っている。だからどうみてもラミレスには「フォークが来るのはわかっているのだが、ついていけてない」という感覚があったことになる。
もし、阪神バッテリーが3球も続けてフォークを投げたことで、ラミレスの目が「アウトコース低めのフォークの軌道に慣れて」いなければ、この逆転タイムリーは生まれていない、ということだ。


6人目の打者 阿部
2球目フォークをセカンドゴロ

2010年10月17日 阪神vs.巨人 8回表 6人目打者 阿部ブログ主が「ダメ捕手城島がこのイニングの配球をイニング開始前から決めていた」と確信する大きな根拠のひとつは、この日は合っていなかったフォークを執念で打ち崩したラミレスの2点タイムリーより、むしろ、このゴロアウトになった阿部の打席だ。
負ければ終わりのこの大事なゲーム、たとえ逆転の2点タイムリーを浴びた直後とはいえ、いくらなんでも、まだ1点差だ。普通、ラミレスと阿部、まるっきり同じ配球はしないだろう、と、誰しも考える
ところが、だ。
阿部に対して、初球ストレート、2球目フォークで、セカンドゴロ。藤川球児はストレートが早いだけに、球速で「投げようとした球種」がわかる。ストレートなのか、それとも、フォークのすっぽ抜けなのか、間違えようがない。明らかに阿部への配球は、ラミレスへの配球をそのまま踏襲している。
だからこそ。2人さかのぼって、小笠原が二塁打をかました「初球のストレート」も、明らかに「2球目以降(あるは決め球として)アウトコース低めにフォークを連投していく配球をするための伏線」と、言い切ることができるのである。




9回表

だいぶ書いていて疲れてきた。画像を処理するのがめんどくさくなってきたので、記号だけで済まさせていただく。下記は、9回の打者と、それぞれに使われた球種。Fがフォーク、Sがストレート
ダメ捕手城島の9回表の配球が、8回表同様に、いかに単純で馬鹿馬鹿しいものだったかを知るには、これを見るだけで十分だ。
このイニングでは初球、2球目にフォーク、3球目以降がストレートと、8回と全く逆の配球を使っている

高橋由  フライアウト FFS
長野   四球 SFSSSSS
(送りバント)
脇谷   四球 FFSS
坂本   四球 FFSSS
亀井   フライアウト SSS

前回の記事の記述で、「もし亀井が打線を繋いでいたら、このゲームは巨人のワンサイドゲームになっていた。阪神バッテリーは、亀井に、先頭の坂本と主軸打者を繋ぐ役割をさせないために、亀井に対してだけ特別な配球をして、それを防いだ」と書いた。

8回表の阪神バッテリーは「初球にストレートをみせておいて、その後はアウトコース低めのフォークを連投する」という配球をみせていたが、亀井に対してだけは「初球にフォーク」を投げた
9回表の阪神バッテリーは「フォークを2球みせておいて、その後はストレート連投」と、8回の配球とまったく逆の配球を見せて巨人打線をかわそうとしたが、この9回も、亀井に対してだけ「初球からストレートで押して」うちとって、2死満塁という大量失点のピンチを防いだ。


上のほうで書いたように、
8回表に、阪神バッテリーが主として対戦したのは「ストレート狙いをしてくる主軸打者」だったわけだが、ダメ捕手城島が「初球にストレートをみせておいて、その後はアウトコース低めのフォークをひたすら連投する」という配球を「8回のすべての打者に続ける」という馬鹿すぎるリードをしたせいで、ゲーム序盤のインコース攻めに手こずっていた小笠原の2塁打を生み、必ずしもフォークにあっていなかったラミレスの目をフォークに慣れさせる結果になって、逆転の2点タイムリーに繋がった。

次に、9回表、阪神バッテリーが対戦したのは、「変化球狙い」の長野、坂本など、下位から先頭にかけての打者たちだったわけだが、このイニングの阪神バッテリーは「フォークを2球ほどみせておいて、その後はストレート連投」と、8回とはまったく逆の配球をみせた
この回の藤川球児は既に投げ過ぎの状態にあるだけでなく、8回のフォークの投げ過ぎで、おそらく握力もなくなってきていたことだろう。巨人打線の徹底した待球によって満塁のピンチを招いた。






damejima at 12:05
長い文章を読む根気の無い人のために、「結論」を先に書いておく。

こんな、誰でもわかって当たり前、起きて当たり前の「人災」など、時間をかけて書いても疲れるだけだが、こんなブログを始めた行きがかり上、しょうがない。
こんなわかりきった話より、ロイ・ハラデイリンスカムの投げ合いとか、ロン・ワシントンがGame 1の逆転負けから自分らしさを取り戻してヤンキースを叩いたGame 2の話、フィラデルフィアのGame 2、9回のラウル・イバニェスの見事なダイビング・キャッチの話でもしていたいものだ。
城島のような捕手がメジャーでまったく通用しなかった理由くらい、こういう逆転負けでCS敗退が決まった最悪のゲーム(またはレギュラーシーズンの優勝の可能性が無くなった横浜・村田の逆転3ランとか)を見れば、誰でも理解できるのが当たり前であって、議論などまったく必要ない。
横浜・村田の逆転3ランについてのブログ記事
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月30日、逆転3ランを打った村田が「なぜ、あれほど勝負のかかった場面で、高めのクソボールを強振できるのか?」についてさえ、何も書かない日本のプロ野球メディア、野球ファンの低レベルぶり。

セ・リーグのポストシーズンの最初の行方を決したゲームだが、次の(2)実戦編で詳しく書くが、イニングに入る前からダメ捕手城島の配球パターンは決まっていた
昔なら腹を抱えて笑うところだが、今は、ただ冷ややかに笑うだけだ。まるでオセロの駒か座布団でも裏返すように、8回と9回で、単にパターンを裏返しただけの「お好み焼き配球」(笑)。キャッチャーがこんなボーンヘッドをしでかしているのに、「打たれるのは投手のせい」とか言い続けている人がいたら、それはただの印象操作か、ただの馬鹿だ。


まず8回の配球はこうだ。
まず、ストレートを1球だけ見せておく。で、2球目以降、ひたすら、アウトコース低めのフォーク、フォーク、フォーク(笑)」たったこれだけ(笑)

ラミレスに対する配球「だけ」がコレだと思っている人だらけだが、巷の野球ファンは見る目がないねぇ(笑)
甘い、甘い(笑)この配球は、このイニングの先頭打者脇谷、2人目の坂本から始まって、挙句の果てに、ラミレスに逆転タイムリーを浴びたにもかかわらず、すぐ次の打者阿部に至るまで、「このイニングの6人の打者全員にまるで同じ配球」をしてる(爆笑)
この話、信じられない人は、一度この合計6人分の配球を「自分の目」でデータを確かめてくるといい。5分もかからずに、このブログの言ってることがわかるし、また、いかに「自分がいかにゲームを見てないか」もわかる。

9回は、8回と逆。
まずフォークを2球ほどみせておく。それからストレート、ストレート、ストレート」(笑)
いや、もうね(笑)何も言う言葉がみつからない。


チリの落盤事故から生還した人たちの歓喜の歌は、「チ!チ!チ! レ!レ!レ!」だったが、城島のは「フォーク!フォーク!フォーク!(8回)、ストレート!ストレート!ストレート!(9回)」だ(失笑)

ゲームログ
Yahoo!プロ野球 - 2010年10月17日 阪神vs.巨人 一球速報


仮に、あなたが野球で金を稼ぐプロの打者だとする。

もし、大事なゲームの、あるイニングで、相手チームのキャッチャーが「そのイニングの打者全員に、まったく同じ配球をしてくる」とわかっているとしたら、あなたなら、どうする。
まして、それが、ポストシーズンのあるステージの勝ち負けを決定するゲームの、それもゲーム終盤の8回、9回だとしたら?

ブログ主なら、絶対にスタンドにホームランを放り込んで、ヒーローになる。野球がメシの種なのだ。当然である。わかっている球が打てないくらいなら、野球など辞めたほうがいい。



このゲームの細かい点は(2)実戦編にゆずるとして、その前に、2つ、頭にいれておくべきことがある。
1)阪神のポストシーズンのチーム打率が、レギュラーシーズンより大きく降下したこと。一方で、巨人のチーム打率が上がったこと
2)阪神・藤川球児の持ち球は、ストレートとフォークしかないこと

1)の事態が予想された理由は、関連する現、関連する現象(セ・リーグの上位球団と下位球団の格差)なども含め、このブログで既に何度も書いている。
阪神のレギュラーシーズンの異常に高すぎるチーム打率が「ロクにスカウティングしない下位球団」を打ちこんだだけのものなので(打者によって得意とする下位球団は多少違う。城島、ブラゼルなら横浜、マートンならヤクルトだ)、強豪同士の対戦になるポストシーズンになれば阪神の打撃は急激に低迷することは簡単に予測できる。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年10月3日、格差社会そのもののセ・リーグの球団格差と、まやかしの打力を生み出す、遅れた日本のスカウティング・システム。

また、巨人というチームは、プロ野球セ・リーグで阪神・ブラゼルの弱点の洗い出しに最初に成功したチームであり、ポストシーズンでの対阪神戦でも、巨人のスカウティング能力の高さ(と、いっても「日本のチームにしては高い」という程度のレベルだが)をいかんなく発揮して、阪神打線を沈黙させる、という予測もできた。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月30日、逆転3ランを打った村田が「なぜ、あれほど勝負のかかった場面で、高めのクソボールを強振できるのか?」についてさえ、何も書かない日本のプロ野球メディア、野球ファンの低レベルぶり。


また、2)の藤川球児の持ち球についてだが、ボストン・レッドソックスの優秀なクローザー、ジョナサン・パペルボンの最近の権威の失墜ぶりと非常によく似た現象が、藤川球児にもあると考えている。

メジャーのゲームを見ない人にはわからないかもしれないが、ジョナサン・パペルボンは最近ストレートを狙い打ちされ、長打されるようになってきて、スプリット(日本でいうフォーク)を多投するようになりはじめた。
パペルボンは、いわゆる「打者、特に弱いチームの打者を見下ろす(みおろす)ような雰囲気で自慢の速球を投げこんでくるタイプ」の強気なクローザーだったが、よくよく見ると、今までも速球のコントロールは別にそれほど良いわけでもなかった。
だが、ボストンの強力打線にバカスカ打たれまくって、守備ばかりさせられて心の折れかかった負けチームの最終回の打者は、どうしても投げやりなフリースインガーだらけになりがちだ。彼らは、パペルボンの速球にまるで目が追いついていってないクセに、ボール球でもなんでも、やたらと強振してくれる。
だから、ちょっと前のパペルボンは、面白いように三振をとれた。

それが、どういうものか最近、事情が違ってきた。各チームの打者がパペルボンのボールになる速球を見切れるようになりはじめ、また、ストレートを打ち返せる打者が増えてきた

きっかけを作ったのがどのゲームか、ハッキリ思い出せないのだが、ボストンを大の苦手にしてきたボルチモアがバック・ショーウォルターを新しい監督にしたばかりの頃、9回にパペルボンを打ち崩して逆転勝ちしたゲームがきかっけだったように思う。あのゲームを境に、「パペルボン神話」というか、彼のクローザーとしてのカリスマ感は失墜していった

こうなると、変化球の持ち球の種類が少ないパペルボンは追い込まれていく。
最近のパペルボンは「打者にストレートを狙われている。投げる球がない」と感じると、スプリットを投げてくるようになった。ああなっては、やはり「クローザーとしての権威」は何ランクも落ちる。

最近のパペルボンの弱気さは、ヤンキースのマリアーノ・リベラと比べると、よくわかる。
リベラは、たとえイチローにサヨナラ2ランを浴びようが何をしようが、結局は、平然と自分の得意球カットボールをインコースに投げこんでくる。(ただ、もっと詳しいことをつけ加えておくと、最近のリベラは「ここは絶対カットボールだろう」という場面で、わざと4シームを投げたりするようにはなっている。けして昔と同じように自信満々たっぷりで投げているわけではない)
クローザーは「打者に舐められだしたらオシマイ」。そのことをパペルボン以上によくわかっているのが、リベラだ。


もし、パペルボンが、キャッチャーから、「あっさりポストシーズン敗退する阪神の正捕手さん」のような「全部の打者に、まったく同じ配球をするように要求」されたら、どうなるだろうか。


まず打者は、いくらピッチャーがパペルボンでも、バカスカ打つ。それがいくら弱小球団の下位打線の打率2割しかないような打者であっても、打つ。それがメジャーという場所の、日本のプロ野球にない怖さ、レベルの高さだからだ。
また、パペルボンはパペルボンで、「おまえ、クローザーの俺を舐めてるのか?」と怒りまくるだろう。クローザーはセットアッパーとは違う。
クローザーは抑えて大金をとっている。「どう考えてもプロのバッターを抑えられっこない、酷い配球」をしつこく要求してくるキャッチャーなど、あきらかにクローザーにとっては営業妨害だ。「全部の打者に同じ配球をするような手抜きキャッチャー」は、「クローザーの邪魔なだけ」だ。
もしそんなキャッチャーと組まされ続ければ、パペルボンも、フェリックス・ヘルナンデスや、エリック・ベダードや、ジャロッド・ウオッシュバーンのように、「自分の営業を邪魔しないキャッチャー。手助けてくれるキャッチャー」を指名するようになるかもしれない。


と。いうか、だ。

ひとつのイニングで、
6人も7人もの打者にまったく同じ配球?

そういう馬鹿馬鹿しすぎる話題について
「ありえる」とか、「ありえない」とか、
そういう議論自体、ありえない。



「ありえなさすぎる」レベルの馬鹿。
まさに地球サイズ
まさにプライスレス人災だ。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年10月17日、イニングに入る前から「そのイニングの全打者に対する配球をあらかじめ『ひとつ』に決めきって」、結果、ボコボコに打たれて逆転負け、ポストシーズン敗退というダメ捕手城島の想像をはるかに越えたダメリード。(2)実戦編 に続く。






damejima at 07:04

October 04, 2010

9月26日の記事で、
「日本のプロ野球セ・リーグではいま、ちょっとやそっとの補強では埋められないほど、チーム別スタッツに大差がついている。」と書いた。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月26日、ソフトバンク優勝でハッキリした「城島獲得を渋ったかつての投手王国ソフトバンクと、高額ダメ物件・城島に手を出した阪神」との大差。

城島が3割バッターをズラリと並べながら横浜・村田に9回逆転3ランを浴びて無様に優勝を逃した頃、ほぼ同時に「横浜が身売り」「阪神マートン・シーズン安打記録更新」「有力な選手多数のメジャー移籍」などのニュースが日本の野球界を賑わせているが、それらのニュースにはすべて同じ底流が流れていると思う。
それは「拡大と固定の一途を辿るチーム間格差」だ。

ちょっとセ・リーグ某球団の3人のバッターの対戦球団別スタッツを眺めてみる。(日本時間2010年10月4日現在(たぶん(笑))。A〜Eは対戦相手で、全てセ・リーグ)
誰でもわかる際立った特徴があるから、3人のプレーヤーの名前と所属球団を特定するのは、数字に慣れている人ならまったく難しくない

打者A
  打率 打数 安打 HR 打点 三振 四球 死球
A .236  89  21  4  11  5  3  4
B .276  87  24  3   9   8  5  4
C .295  88  26  7  21  8  5  2
D .278  97  27  8  20  9  1  5
E .382  89  34  3  15  10  5  0
チームEを除いて再計算すると、リーグ内シーズン打率は.271
交流戦パ・リーグ上位2チームに対する打率は.250、.267

打者B
  打率 打数 安打 HR 打点 三振 四球 死球
A .239  92  22  6   8  27  4  1
B .228  92  21  5  19  35  3  0
C .315  89  28  5  21  19  5  2
D .327  101  33  7  19  25  4  1
E .402  87  35 14  31  19  5  0
チームEを除いて再計算すると、リーグ内シーズン打率は.278
交流戦パ・リーグ上位2チームに対する打率は.067、.273

打者C
  打率  打数 安打 HR 打点 三振 四球 死球
A .292   96  28  2  10   8   9  0
B .302  106  32  6  18  11  4  1
C .455  101  46  4  22  13  5  0
D .356  101  36  4  24  11  11  2
E .370   92  34  0   6   7   9  0
チームA、Bのみ対象に再計算すると、シーズン打率は.297
交流戦パ・リーグ上位2チームに対する打率は.412、.250
「無安打が27試合ある一方、猛打賞23試合と固め打ちが目立つ」(某国内メディア)のも当然。特定チーム相手に安打数を稼いだ

ついでに、打者Aが打ったホームランのうち、7月中旬以降にホームランを打った相手球団をアルファベットで並べてみる。C、D、Eばかりなのがわかる。

E C C A D D D D C C E B D D


もちろん、わかる人は既におわかりのように、上に挙げた3人の打者の所属球団は「阪神」であり、また打者Aは「ダメ捕手城島」である。
彼らは下位球団との対戦でのみ「4割前後もの超高打率」を残し、打者Bなどは「単一チーム相手に14本ものホームラン」を記録し、打者Cは「単一チーム相手に46本ものヒット」を記録している。
セ・リーグ下位球団が、上位球団の一部バッターに、どれほど異常な高打率 (あるいは多数のホームラン) を供給し続けているか」、説明しなくてもわかると思う。


こうした異常事態は、既に何人かのプロ野球ファンが気づいてブログ等で記事にしている。
こんな単純なデータが頭に入っているだけで、ダメ捕手城島が「お客さん」であるはずの横浜に逆転3ランを供給したことの惨めさや、その後の「お得意さま」広島戦で無駄に城島が「想定内ホームラン」を打つことの無意味さは、子供でもわかるのである。(メジャー時代にも城島は同地区の弱小チーム、オークランド戦などでばかり打っていた)

だから、メジャーから逃げ帰ったヘボ打者が下位球団だけを相手に達成するかもしれない「まやかしの3割30本」などより、いま日本のプロ野球にとって大きな問題だと思うのは、9月30日の記事でも書いた「なぜ日本のスカウティングがこれほどまでに遅いのか。十分に機能していないのか」という点のような気がする。
どうも、データを見るかぎり、下位球団に限って、苦手な打者にいいように打たれまくっているのを「放置」しているのではないか、という気がしてしょうがないからだ。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月30日、逆転3ランを打った村田が「なぜ、あれほど勝負のかかった場面で、高めのクソボールを強振できるのか?」についてさえ、何も書かない日本のプロ野球メディア、野球ファンの低レベルぶり。


プロ野球ファンの人たちは現状をどう感じているのだろう。

例えば「有力選手多数のメジャー流出」という話だが、もしブログ主が「リーグ下位球団に所属する数少ない主戦投手」だとしたら、チームにさっさと見切りをつけて「メジャー移籍」に走る。
理由は、「リーグの上位球団に有力プレーヤーがますます集まる現状があって、どう戦っても勝てそうにないから」というのではなくて、むしろ「自分の所属する下位チームが、きちんと対戦相手を研究せず、また研究結果をできるだけ早くゲームに生かそう、苦手な対戦相手をなんとか負かそうという姿勢にあまりにも欠けていて、無為無策に負け続ける」からだ。

野球選手には「優勝できる球団でなければやりたくない」という選手ばかりがいるわけではない。「自分の置かれた限定された境遇に負けずになんとか頑張って、好成績を残したい。チームに貢献して上位にしたい。優勝したい」と考える男気のある選手も少なくない。
しかし、それにしたって、2010シーズン終盤に快進撃したボルチモアのように、ボストンのクローザー、パペルボンすら打ち崩して自信を取り戻し「有名選手が集まっていなくたって勝てるんだ!」と気概に燃えていればともかく、現役時代の秋山が入団する前のソフトバンクのように練習はロクにしないわ、シアトルの無能なベンチコーチロジャー・ハンセンのように練習の狙いそのものがあまりにも的外れだわ、セ・リーグ下位球団のように、打たれまくっている打者がわかっているのに何度でも打たれ続け、負け続ける、なんて事態が長く続けば、誰だって嫌になる。
嫌にならないわけがない。


どうもブログ主には「日本、特に下位球団では、相手チームのスカウティングをあまりに怠っているか、たとえしていても、対策速度があまりにも遅すぎる」という問題が、結果的に「下位球団(特にセ・リーグ)の異常な弱体化」を招いているような気がしてならない。(以下にオリックスの例を挙げた。対戦チームが同じリーグだけみても5チームあるのに、どうすると4人でデータが満足に収集できるというのか)

例:上位チームと下位チーム スコアラーの人数格差
セ・リーグ優勝の中日 10人
オリックス        4人
4人じゃ勝てない オリックス データ収集から見直す(野球) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

原因は何だろう。下位球団に金がなくて、分析スタッフを雇ったりデータを買う予算がないのか。データ自体を軽視して、昔ながらの勘だけで古臭い野球をやっているのか。データに金をかけるくらいなら選手に金をかけたほうがいいとでも思っているのか。それとも、いい捕手を育てるための素材や育成スタッフに恵まれないのか。それとも、野球はいくら打たれても、自分も打てばなんとかなる、とでも思っているのか。
詳しいことはよくわからないが、まぁ、何億もかけて見かけ倒しのキャッチャーを買ってくるより、数千万円程度でデータを買って既存の給料の安いキャッチャーに覚えてもらうほうが、よほど大金を使わずに済ませられると思うのだが、どういうものか、「同じ打者に、何度でも、何十回でも、果てしなく打たれ続ける球団」は無くなりそうにない。

よく、いい選手には打たれてもしょうがない、と言うが、この場合どうだろう。
上の3人の打者のデータで、Eというチーム(横浜だが)の死球数を見てもらうとわかるが、チームEは3人の打者にただのひとつも死球を与えていない。もちろん打者にぶつけろなどと言っているのではない。そうではなくて、要は、「きわどいところにズバンと決めにいくような厳しい攻めをしてないのではないか」と言いたいのである。

もちろんメジャーには来たい選手はどんどん来ればいい。誰だっていつか世界最高峰の舞台でプレーしたいと願うのが当然だ。
だが、もし、こういう下位球団の抱える問題が放置されて招いたデメリットとして、「せっかく下位球団で頑張ってきた主力選手の『我慢の糸が切れた』ためのメジャー流出」や、「勝てない下位球団の赤字による身売り」が発生しているのだとしたら、そういうネガティブな方向で達成されるメジャー移籍やフランチャイズ分散はちょっといただけない事態だと思う。
メジャー移籍やフランチャイズ分散はもっとポジティブな意味で実現されるべきだし、これでは日本野球の体質改善が進みっこない。


だからこそ、飛ばない国際球(あるいはメジャーのボール)への対応を進めるどころか、かえって「飛ぶボール」を採用し、打てる打者をズラリと揃えて、スカウティングが弱体で投手力も弱い下位球団だけを打ちまくった挙句に、やがてスカウティングの遅い下位球団にすら研究されはじめると途端に打てなくなって得点力が急降下していき、最後の最後に、お得意さんのはずの球団から劇的な9回逆転3ランを食らって優勝を逃す球団の正捕手が「どれだけ恥ずかしい」か。

この恥は野球史に残るレベル、と言うのは、そういうことだ。






damejima at 19:46

September 30, 2010

昨夜、甲子園球場で、とてつもなく面白い「見世物」が行われた。阪神対横浜戦で、横浜・村田が3ランを打ち、阪神が優勝を逃したことが決定したのである。
Yahoo!プロ野球 - 2010年9月30日 阪神vs.横浜


ソフトバンクは、ダメ物件城島に手を出さず、リーグ優勝を果たしたが、その一方で、阪神はわけもわからずダメ物件城島に手を出し、「できたはずの優勝」を「わざわざ自分の手で遠ざけた」のである。そればかりか、阪神の城島獲得は、矢野、下柳の退団を招き寄せ、チームと、阪神OBや現役のベテラン選手、古くからチームを支え続けてきた阪神の固定ファンとの間に、深い亀裂まで生んだ。
参考記事:ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2010年9月26日、ソフトバンク優勝でハッキリした「城島獲得を渋ったかつての投手王国ソフトバンクと、高額ダメ物件・城島に手を出した阪神」との大差。


ブログ主の中では、今後どこのチームがセ・リーグで優勝しようと、昨夜の濃いゲームは「球史に残る迷試合」だったと思っている。もちろん押しも押されぬ主役はダメ捕手城島だ。
昨日の「迷試合」のおかげで、2007年にMLBア・リーグ西地区でシアトルが地区2位になったことの「意味」も、あらためて明らかになった。あれは「2位に健闘した」のではなく、「十分優勝できたにもかかわらず、今シーズンの阪神の正捕手さんがたびたび見せたキャッチングミスのように、ポロリと優勝のチャンスを自分からこぼしただけのことだった」という確信が、あたらめて得られた。
もちろん、この確信が揺らいだことは今まで一度たりともないが、今年の阪神を見て、十分すぎる確証が得られた。

まぁたぶん、今シーズンの阪神関連メディアも、阪神ファンも、「2007年の地区2位の意味」を大きく勘違いしたシアトルのフロントやファンと同じように、「今年は大健闘だ。いいシーズンだった」とかなんとか言って、阪神が3割打者を6人も並べながら優勝できなくて大恥かいた大失敗のシーズンを、むしろ高評価して、一生勘違いしたまま、これからも生きていくに違いない(笑)


それにしても。

昨夜の試合で、9回表無死1、2塁で逆転3ランを打てた横浜・村田が「なぜ、あれほど勝負がかりの場面で、阪神のクローザー・藤川の高めのクソボールのストレートを思い切り強振できたのか?」という、野球的に大変興味深いテーマについて、ウェブでほとんど誰も触れてないのは、なぜなのか。


例えば、去年2009年の9月18日、イチローがヤンキースのクローザー、リベラの初球、インコースのカットボールをサヨナラ2ランしたが、あれは「2009MLBの名シーン・ベスト10」みたいなランキングに選ばれている。
いまでも、映像など見なくても、ホームランの弾道まで鮮やかに思い出せる。後にフィリーズに行ってしまったマイク・スウィニーの素晴らしいツーベース。初球にリベラが投げたカットボールを予測し、まるで吸い込むようにスイートスポットに呼び込んで、ライトスタンドへ叩き込むイチロー。なにもかもが、忘れられない名シーンだ。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年9月18日、イチローの超劇的サヨナラ2ランで、シアトルの「キング・オブ・グラウンドボールピッチャー」ヘルナンデスが16勝目を挙げたNYY戦を「カウント論」で振り返る。

Ichiro's walk-off shot stuns Mariano, Yanks | Mariners.com: News

そりゃそうだ。「殿堂入り確実のクローザーから、それも、彼の球史に残る決め球を逆転サヨナラホームランする」なんて鮮やかすぎる場面が「名場面」でなければ、どの時代の、どれが名場面だというのだ。


それと同じで、阪神の名クローザー・藤川の決め球である「速球」をスタンドに放り込んで、阪神の優勝を阻止した村田の逆転3ランホームランは、間違いなく「野球史に残る名場面」のひとつだが、誰もその「名場面」を誰もきちんと書きとめておこうとしない。本当に馬鹿げている。
江夏の21球」ではないが、こういう「ディテールの深さと熱さ」こそが、野球というスポーツを見る上で最も面白い部分のひとつなのに、誰も積極的に触れようとしていない。

メディアもファンも、やっているのは、「負けたのは誰のせいなのか」という責任追求や、的外れな「シーズンの反省」、「引退が予定されている矢野捕手をどこで出場させるべきだったか」という結果論、「来年獲得したい選手」の夢物語、そんなものばかり。
そしてネットでは、いつものように城島オタが必死になってIPアドレスを変えながら必死に掲示板に書き込み続けている。彼らがやっているのは、「城島がかわいそう」だのという、いつもの印象操作(笑)と、シアトル時代同様の「投手への責任転嫁」(笑)
どれもこれも、ただただ無意味で、的外れ。なおかつ、悪いことに、見苦しい。ブログ主はシアトル時代の城島で見飽きている。


まぁ、城島オタのつまらない言い訳と逃げ口上はいつものことだとしても、阪神ファンにしても、「よくまぁ、そんなつまらない野球の見方で野球を見てるね。退屈しないの?」と、いつも思う。

最低でも以下に挙げるポイントくらいは触れて話をしてくれないと、どこをどうすると、この阪神・横浜戦の村田の2本のホームランの面白さ、そして「城島問題」とのかかわりを語れるというのだ。


横浜・内川は、最初の打席では、能見・城島の阪神バッテリーに併殺打を打たされたが、最後の打席では、クローザー藤川から四球を選んでいる。内川の2つの打席の「結果」こそ異なるが、実は、「配球」は、まったく同じ「アウトロー・インハイ」というワンパターンな配球だったのだ。

ダメ捕手城島は、「高めのボールになる釣り球」を今シーズンずっと使ってきた。
球種としてフォーク(=MLBでいうスプリット)を使う投手の多い日本の野球では「高めのストレート系の釣り球とフォークを組み合わせる配球」は非常に多く使われるが、城島もその「高めの釣り球の直後に、フォークを落とすという配球」を多用したがる。さらにいえば城島は「釣り球の後のフォークで討ち取れなければ、2球続けてフォークのサインを出す確率が、けして低くないキャッチャー」だ。

そして、昨日の阪神対横浜戦では、試合前半の横浜のヒットの大半が、「フォーク」を打ったヒットだった。

また、城島がこの日使った配球パターンは、「高低」、「アウトロー・インハイ」、「左右」のほぼ3パターンに絞れていたのだが、内川と村田という、横浜打線に並んでいる2人の右打者に関してだけいうなら、城島は「内川と村田に続けて同じ配球パターンを使わない」という傾向が見てとれた。
だから、村田がもし気づいていれば、「内川の打席での配球を観察してさえいれば、その配球パターンが自分の打席では使われない」ことが打席に入る前からわかっていたはずだ。


配球といえば、いままでシアトルと関係ない話なので書かなかったが、今シーズンの阪神・ブラゼルシーズン終盤に打てなくなることはわかっていた。
きっかけは、(いつのゲームだったかは忘れたが)巨人・阪神戦の試合映像をどこかのサイトで見たときだ。巨人のキャッチャー阿部が、「ブラゼルのインコース」を執拗に突いてみせたときに、ブラゼルが異様なほどアタフタしているのを見て、すぐにピンときた。「なんだ、このバッター。いままでよほど自分の弱点を突かれまってこなかったのか。今までは、好きなように振らせてもらえてきた、ただ、それだけなんだな。」と。
実際その後、データなどで見るかぎり、ブラゼルの弱点は「各チームによって一ヶ月にひとつ程度のベースで次々と発見されて、それぞれのチームが実際のゲームで攻略パターンとして使って」きていて、今ではブラゼルの弱点は広く知れ渡っている。
例えば、「連続的なインコース攻め」、「ホームベースの真上に落ちてボールになる変化球」、「高めのボールになるスピードボール」などが、各チームがそれぞれに発見したブラゼルの弱点だが、いまやブラゼルは「どこにどう投げると凡退してくれるかが、かなりスカウンティングされたバッター」になってしまっていて、もう怖いバッターでもなんでもない。


だが、肝心の阪神ファンはというと、あいかわらずスタジアムで大声を上げ、メガホンを打ち鳴らし、応援歌を怒鳴っているわけだ。
こういう姿に「なぜ日本のスカウティングがこれほどまでに遅いのか。十分に機能していないのか」という理由が、多少かいま見える。


要は、
「誰も彼も、ゲームをきちんと見ていない」のだ。

だから日本の野球チームも、日本のメディアも、日本のファンも、見ていてつまらない部分が多すぎる。「相手バッターの最も得意な球を、わざわざ投げて打たれまくる野球」を見て、どこをどうすると「楽しい」と思えるのか、ブログ主にはわからない。
(もちろん、MLBにも「つまらないチーム、つまらない野球」はある。シアトルのアダム・ムーアの悪送球で2失点するゲームだの、2Aレベルの無能キャッチャー、キロスが再コールアップされて逆転負けするゲームなんか見ても、死ぬほどつまらないのは当然だ。あんなの、語る価値すらない。ただ、これは、シアトルのマイナーのコーチ陣が、ロジャー・ハンセンはじめ日本のプロ野球にかかわった経験のある人間ばかりだというせいもある。だから、シアトルのマイナーから上がってくる選手たちの「野球」が、どこか「日本的」で、単調で、ミスだらけなのは、当然といえば当然なのだ)



そりゃときには日本のゲームでも、面白いところを探してみることも、できないわけでもない。

例えば、いいキャッチャーかどうかは別にして、巨人の阿部というキャッチャーはなかなか面白い。それは「ただでさえ分析速度の遅い日本のプロ野球で、今シーズン、最も早く阪神・ブラゼルの弱点を発見し、対処したキャッチャー」からだ。
この阿部によるブラゼル攻略の成功は、やがて「ブラゼルの強打を怖がってばかりいた他チーム」に非常に強い影響を与えた。どこのチームも、それまでは逃げ回りながらこわごわストライクをとりにいって失敗してばかりいたのだが、今ではそれをやめて、むしろブラゼルの弱点のひとつであるインコースをズバズバ突くようになってきた。そのターニングポイントを作ったのが、たぶん阿部の発明した「ブラゼルのインコース攻め」だったのだろうと思っている。(なにせ日本プロ野球全体までは把握しきれないので、正確なことはわからない)
ブラゼルの対戦チーム別打率
中日   .239
巨人   .228
ヤクルト .315
広島   .327
横浜   .402

巨人・阿部とは逆のキャッチャーも挙げておくと、データ上で見るかぎり、例えばヤクルトの相川というキャッチャーなどは、「引き出し」が少なく、探究心のあまり無いキャッチャーのひとりで、「何回打たれても、同じチーム、同じバッターに、同じような攻めを繰り返したがるキャッチャー」に、どうしてもみえる。
というのは、彼は「どこが対戦相手だろうと、ワンパターンな自分の引き出しにある攻めだけしか実行しないからだ。

だからこそ阪神がヤクルトのホームグラウンド神宮でゲームをすると、相川がリードする投手たちが「まるで神宮球場が『阪神の第二のホームグラウンド』ででもあるかのように」、ボコボコ打たれる。
例えば相川は現実に、ヤクルト対阪神戦のランナー無しの場面で、城島に、「早いカウント」で、「インコース」に、「ストレート」のサインを出すような馬鹿なサインを出して、ソロホームランを浴びたりしている。
城島にとって「ランナー無しの場面での、早いカウントのインコース」は、「追い込まれたらアウトローの変化球で三振してしまう自分が、バットを迷うことなく強振できる、数少ない典型的な『場面』と『コース』」なのであり、「ストレート」は「変化球が苦手な城島が、唯一、長打を打てる球種」だ。
相川は他にも、ボール球を振らせて三振か内野ゴロにしとめるだけですむブラゼルに、「ストライクで正面から勝負しにいって、長打を打たれたり」している。それも一度や二度ではない。



こういう「キャッチャーの差や、配球から、野球を見る面白さ」というのは、別の言い方をすれば、「推理する楽しみ」でもある。
もちろん、この楽しみを別に人に押し付けようとは思わないが、たとえ負け試合でも、なぜ打たれたのか考える楽しみも生まれるし、「たとえ自分の大嫌いな選手でも、その選手のクセを面白がる楽しみ」も生まれるから、野球を人の数倍楽しめる。


例えば、横浜の村田というバッターは、彼の人柄の良し悪しはどうであれ、個人的には「打者のタイプとして、かなり嫌いなタイプの打者」なのだが、昨日の2本のホームランで、最初が「フォーク」、そして2本目が「高めの釣り球」だったことは、本当に素晴らしい才能の持ち主だと思う。相手キャッチャーの戦略を完全完璧に叩きのめした村田という打者に、非常に高いクレバーさを感じる。


村田が素晴らしいのは、この2本のホームランを、「腕っぷし」ではなく、「頭」で打ったことだ。
フォークは、この日、この日のゲーム開始からずっと、城島が「決め球」に決めていた球種である。阪神先発・能見も、クローザー藤川も、フォークで決めるパターンを使っている。
それは、単に藤川がフォークを使いたがるから、だけではない。キャッチャー城島がそういう配球パターンばかり要求するから、能見も、藤川も、同じ配球パターンを使うのである。そして、その「ワンパターンさ」は、横浜の主軸打者にはすべてバレている。

では、具体的に見ていこう。

9回表、横浜の攻撃。先頭打者・松本への配球
明らかに「高低を利用した配球」。2ストライクと追い込んだ阪神バッテリーは、「高め」に1球遊んでおいて、4球目に勝負球「フォーク」を投げ、空振り三振させようとした。
しかし追い込まれた松本は、この「勝負球のフォーク」を振らなかった。そのため藤川は松本を凡退させる手段がなくなってしまい、もともと球種の少ないピッチャーである藤川のほうがかえって追い詰められていく結果になった。「ファンの矢野コールの影響」など無関係だ。(ファンの矢野コールの意味についてはどこか別のサイトをあたられたい)
2010年9月30日 阪神対横浜 9回表 打者:松本 投手:藤川


9回の2人目の打者、横浜・内川への配球
能見・城島の阪神バッテリーに併殺打を打たされた第1打席と、9回に藤川から四球を選んだ打席が、まったく同じ「アウトロー・インハイ」の配球パターンだったことは、既に上に書いた。
内川は、最初の打席でこそ併殺打を打たされたが、9回の重要な打席ではこの「アウトロー・インハイ」パターンに引っかからず、見事に四球を選んでみせて、主砲・村田にバトンをしっかりと渡した。素晴らしいチームプレイだ。
2010年9月30日 阪神対横浜 9回表 打者:内川 投手:藤川


このシーズンの城島が多用している「高めの釣り球」は、この日も「ストレートを投げた直後のフォークの効き目を増すための、撒き餌」として使われている。
9回表の先頭打者、横浜・松本には追い込んでからの3球目に撒き餌として「高めの釣り球」を投げておき、直後にフォークを投げているが、他のイニングの打者のデータも調べるとわかるが、このゲームで城島は何度も何度も、この「釣り球の高めストレートの後に、フォークを落とす配球」を使っている。(ちなみに、シアトル時代の城島はこうした「高めの釣り球多用」はやってない。というのは、MLBの投手でスプリットの使い手が少ないからだ)
9回表の先頭打者・松本への「フォーク」を見て、たぶん村田はウェイティング・サークルから見ていて「また、そのパターンか(笑)」と思い、さらに内川の打席で「アウトロー・インハイ配球」が使われたのを見て、自分の打席で使われる配球パターンを「消去法」から、「高めストレートで釣った後、フォーク」と確信したはずだ。

村田は、このゲームの序盤で既に「決め球のフォーク」をホームランにしてみせている。それだけでもたいしたものだが、その1本だけで終わることはなく、なんと彼は9回表の土壇場でも落ち着きはらって、藤川が決め球のフォークを投じる前の、ウエスト(=故意にボールにするという意味。「ピッチアウト」ではない)する「撒き餌の釣り球ストレート」をスタンドに放り込んでみせたのである。

そりゃ、本人が試合後に「2本とも完璧でした」とコメントするわけだ。まさに完璧な「頭で打ったホームラン」である。


ブログ主は、阪神のキャッチャー城島が、横浜・村田への配球として、高めの釣り球のストレート、その次に「フォーク」のサインを出すつもりでいたことは「絶対に間違いない」と確信している。

9回表、村田への配球。3ランホームラン

2010年9月30日 阪神対横浜 9回表 打者:村田 投手:藤川


村田は、「カウント2ナッシングから、高めにまず釣り球のストレートを投げておき、次に、低めのフォークでゴロを打たせる(あるいは空振り三振させる)」という、「城島の単純な配球パターン」を、自分なりにスカウティングしておいてから打席に立っていたはずだ。
(もし村田がやったような城島の配球に対するスカウンティングを、シーズンのもっと早い段階で他チームがやっていたら、城島のワンパターンな配球がもっと早くバレて、もっと早くから阪神の投手を打ちこむことができていただろう)

もっと短く書けば、ブログ主は村田が「城島の配球を読んでいた」からこそ、たとえ「高めに外れたボール球」でも強振できたと考えるのである。


こういう「読み」がピタリとはまる快感。
これが、野球というゲームの極上の面白さのひとつだ。


もう一度言わせてもらうが
こんな程度の誰でもわかることすら想像せず、野球を騒々しく応援してばかりいる日本のスポーツメディアも、ファンも、何が面白くて野球を見ているのか。

こんなことだから、実はもう、とっくに存在している「阪神タイガースにおける城島問題」、つまり、城島と、阪神の投手陣、ベテラン野手、阪神を支えてきたOB、阪神の古くからの固定ファンたちとの関係の亀裂の深さが、世間にバレることもないまま、問題が今後しばらく継続し続けるのはほぼ確実だろう。
このブログが何年もかけて指摘してきた「城島のクセ」が、これほど毎日毎日、目の前でエンドレスに繰り返されているというのに、日本のスポーツメディアも、ファンも、よく飽きないものだ。
こんなことだからメジャーで打率2割に落ちるところまで研究し尽くされた城島が、20本前後もホームランが打ててしまうような、「敵のパターンを研究し尽くしもせずに放置しておく、なまぬるい野球」が続いてしまうのだ。

よく「あれほどあからさまな、城島の配球と打撃のクセ」に気がつかないものだ。感心する。


ああ。そうそう。言い忘れた。
9回裏の先頭打者・城島の無様(ぶざま)すぎる三振は、ある意味逆転ホームラン打たれたことよりもずっとチームへの影響が大きかったと思う。なぜなら彼は「打撃で大金をもらっているキャッチャー」なのだから。

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damejima at 18:05

September 27, 2010

ソフトバンク2010シーズン優勝。
あの高額ダメ物件、城島に手を出さなかったソフトバンク側の選択の正しさが、これで証明された


今シーズンのソフトバンクの優勝を特徴づけるのは、「2ケタ以上勝てる計算のできる先発投手が2人しかいなかったにもかかわらず、優勝できたこと」だ。
これは、現代野球のチームマネジメントを考える上では、非常に画期的な出来事だと考える。

有力投手を同じチームに3人以上揃えることは、けして簡単ではなくなってきているにもかかわらず、アトランタの投手王国時代を作ったグラビンマダックススモルツではないが、優勝チームをつくるとしたら主軸投手はやはり3人欲しい、と、誰しも考える。理由は簡単だ。それが「楽に優勝できる道」だからだ。
そういう楽なことは、プロ、素人に関係なく、誰でも考えつく。その一方で、楽でない状況のもとで優勝するのは、誰にでもできることではない。

今シーズンのソフトバンクは、10勝以上をあらかじめ計算できる先発投手が和田杉内の2人しかいないにもかかわらず、ブルペン投手(ファルケンボーグ、摂津、馬原など)の優秀さで、先発投手の枚数が十分とはいえないチーム状況を補って、チーム防御率をなんとか3点台に収めることに成功し、優勝を勝ち取った。(斉藤和己新垣が2桁勝利を記録したのは2006年まで)
なにも10勝以上できる投手が4人いなくても優勝できる方法はある、という実例を示したわけだ。(もちろん、こうした形の優勝を実現するためにキャッチャーの果たす役割は、日本では大きい)

もちろん、「キャッチャーのせいで10勝以上の投手が2人しかいない状況ができてしまっているどこかのチーム(笑)」とは根本的に意味が違う。
もし今年のソフトバンクに城島がいたら、2線級の先発が打たれまくるシーンや、ゲーム中盤・終盤にブルペンが打たれて逆転される場面が多数見られたに違いないのに。たいへんに残念なことだ(笑)
「SBM」が支えた!合計防御率1・71 - 野球ニュース : nikkansports.com


シーズン終盤ギリギリの優勝決定という事実でもわかるとおり、もし、ほんの数試合クロスゲームを落としているだけで、この優勝はなかっただろうし、また、ソフトバンクが最下位に終わった2008年のようにチーム防御率が4点台に落ちていたら、優勝どころか、クライマックスシリーズ進出も危ういものになっていたかもしれない。
もちろん、逆に言えば、阪神はこの高額ダメ物件に手を出さなければ、3割バッターを5人も6人も抱えていながらシーズンを楽勝できない、などという大恥をかくようなハメにならずに済んだ、ともいえる。
参考)阪神のシーズン打率.289の意味
創設以来チーム打率.268の高率を誇るヤンキースだが、第二次大戦後にチーム打率.289以上だったのは、2007年の1回のみしかない。また非常に打者有利な球場をホームにしてバッティングスタッツが異常に高いことで知られるコロラド・ロッキーズは、創設以来の打率が.277と異常に高いが、チーム打率.290以上を記録したのは98年、2000年、2001年の3回のみ。つまり、チーム打率.289なんていう数字は、ちょっとした天文学的数値。



その意味で、防御率のほんのちょっとした違いは、実に重要だ。もしソフトバンクが血迷ってダメ捕手城島を獲得でもしていたら、この優勝はありえなかった。

優勝決定時点での防御率
ソフトバンク 3.89
西武     4.21


日本のプロ野球セ・リーグではいま、ちょっとやそっとの補強では埋められないほど、チーム別スタッツに大差がついている。
例えば、下位2チームの防御率は4点台後半で、どう打線が頑張ろうと、Aクラス入りはもともと無理だし、それらのチームがたとえ無理して大金を払って10勝できる投手を1人補強できたとしても、優勝などありえない。打撃も、打率やホームラン数をみるだけでわかる通り、チームごとの偏りはひどい。
というか、下位球団が有力投手や強打者をトレードで獲得すること自体が無理になっているわけで、つまりセ・リーグでは、有力先発投手、主軸打者の両方が、ごく一部のチームにのみ非常に偏って存在し、上位チームと下位チームの逆転自体がありえないものになりつつある。

だから、セ・リーグではシーズン順位が上位に来るチームは毎年あらかじめ決まってきている。もちろん日本に逃げ帰るにあたって城島が選択した「阪神」もそのひとつだ。
いまの阪神は、「かつてのような、生え抜きが多く在籍していて、防御率のいい阪神」とはまったく違い、いまや国内の他チームとアメリカの選手を寄せ集めてできた「かつてのヤンキース的な寄せ集めチーム」のひとつであり、城島が阪神を選択したのは「自分が頑張らなくても勝てるチームに行きたかった、というだけの生ぬるい選択」で、寄らば大樹の陰、というだけの話だ。

だが、パ・リーグのチーム別スタッツは、セ・リーグほどの「あからさまな大差」はない。
それだけに、2000年代中期のように先発投手がズラリと揃っているわけではないソフトバンクにしてみれば、どこかの関西球団のような「打撃だけで大勝ちする大雑把な野球」より、「いかにクロスゲームを勝ち越すか」のほうが重要なシーズンだったはずで、ロスターの誰が手を抜いても優勝できなかった厳しいシーズンだっただろう。


ソフトバンクというチームの歴史にとって、2010年の3.89という防御率はけしていい数字ではない。最近の防御率でいうと、城島がシアトルに移籍した翌年の2006年などは3.13と、前年の防御率を大きく上回る驚異的な防御率を残し、その翌年2007年も(斉藤、新垣と先発投手の故障が続いたにもかかわらず)3.18と非常に優れた数字を残している。
ソフトバンクは、計算できる主戦投手がいつもそれなりに揃っていて、抜群の防御率を残すのが当たり前の投手王国だったわけで、当然ながら、城島がいなくなったことは防御率向上にプラスに働いたことはいうまでもないし、城島在籍時の投手王国時代のソフトバンクの防御率がよかったのは、「単に投手陣が優秀だっただけ。城島がいなければもっと防御率は良かった」ことは、なによりチームの歴史が証明している


ソフトバンクの防御率が、かつて先発投手に和田、斉藤、杉内、新垣と看板投手がズラリと揃っていた黄金期に比べれば、少しばかり冴えないのは、いたしかたない。優勝したとはいえ、先発投手の軸といえる投手は結局のところ、和田、杉内の2人しかいないのだから、防御率が4点に近いのも当然だ。

では、先発投手が足りないからといって、トレードで10勝以上できる投手が簡単に獲得できる時代だろうか?
例えば黒田や岩隈(もしかするとダルビッシュも)のように、たとえ優勝の望みの薄いチームの有力先発投手でさえ、国内での強豪チームへの移籍ではなく、メジャー挑戦を選択して流出する時代である。2桁を計算できる先発投手を国内の他チームから獲得してくることは、たとえ予算の豊かなチームであっても簡単には実現しにくい時代になってきている。

それだけに「先発の軸になる投手が2枚しかない状態が今後も続きかねない」ソフトバンクにとって、明らかにチームの防御率を悪くするキャッチャーであるダメ捕手城島に手を出さなかったことの意義は、今後も非常に大きい。

10勝以上を計算できる先発投手を簡単に獲得するのが難しいこの時代に、CERAが悪く、打撃もアテにならない攻撃型キャッチャーには安易に手を出すな」
まさに、若い選手を育成して台頭したタンパベイに煽られているヤンキース(ポサダ)やボストン・レッドソックス(ビクター・マルチネス)などにも言ってやりたい格言である。






damejima at 16:07

September 17, 2010

2010年9月15日阪神vs横浜2回裏カスティーヨ タイムリー2010年9月15日
阪神vs横浜
2回裏カスティーヨ タイムリー

Yahoo!プロ野球 - 2010年9月15日 横浜vs.阪神
日本のプロ野球・横浜ベイスターズに所属するホセ・カスティーヨ(José Castillo)というプレーヤーはベネズエラのカラカス出身。シアトルのフランクリン・グティエレスとは同郷ということになる。
2004年から数シーズン、ピッツバーグでセカンドとしてプレーしたようだが、本来ショートだった彼がセカンドにコンバートされた理由というのが、「ショートにジャック・ウィルソンがいたから」というのだから、ちょっとビックリした。
この選手がもっと打てて、ジャック・ウィルソンをスタメンから追い落としてくれていたら、いまごろシアトルのショートは別の選手だったかもしれない。どこで縁があるか、わからないものだ。
Jose Castillo » Statistics » Batting | FanGraphs Baseball


まぁ、そんなタラレバより、上の画像を見てもらおう。
スコアは、ホームの横浜が6-1で大きくリード。2死1、2塁、カウント3-0(MLB表記)。また、初球から3球目まで、投手は全て「特徴的なアウトコース低めの変化球」を投げている

カウント3-0(MLB表記)というと、阪神・ブラゼルの「メジャーでは3-0、2-0では、投手は必ずストレートを投げる。だが、日本では変化球を投げてくることに最初とまどった」という何度も引用しているコメントがあるように、もしメジャーなら、まちがいなくここは「ストレートを投げるカウント」
だが、実際には、日本のゲームだから投手はこの打者に対して4連投となる「アウトコースのスライダー」を投げ、タイムリーを浴びている。
このタイムリーは、この2回の時点では7-1と、ただ点差を広げただけの点としか思われていなかったが、結果をみると、7-5。この1点がゲームの行方を決めたダメ押し点になった。


投手目線から考えると、なぜ「3-0」という苦しいカウントになったのだろう、いろいろと考えられる。マジなものから、おふざけまで、適当に並べてみる。日本での話だから、サインはキャッチャーから出ているものと考える。

1)もともとコントロールの悪い投手
2)たまたまこの日のコントロールが悪いだけ
3)セットポジションが苦手な投手
4)インコースが得意な打者なので、外に逃げた
5)強打者なので歩かせてもいいと、ベンチからサイン
6)ランナーがいると、アウトコースに逃げたがるキャッチャー
7)同じ球種を、同じコースに連投させるクセがあるキャッチャー
8)アウトコース低めのコーナーを狙いすぎて甘くなった
9)投手がストレートに自信がない
10)投手に持ち球の種類が少ない
11)インコースを突く度胸がない
12)点をとられるのが怖い
13)この打者に内角をホームランされたことがある

適当に思いつきを並べてみた。
アウトコース低めにちょっとだけはずれる同じ場所にスライダーを3球も続けられる投手ではあるらしい。だから「コントロールがまるで無い」とは考えられない。
むしろ「こういうピンチの場面で、外のスライダーのサインを出されて、それを投げさせられることに慣れている(慣れさせられている)投手」としか考えられない。


こんどは打者の立場から、「カウント3-0から、これで4連投になるスライダーに、バットをスコンと出せた理由」はなんだろうと考えた。これも適当に思いつきを並べてみる。

1)「スライダー連投を読んだ」横浜ベンチが
  バッターに3-0から「打て」のサインを出した
2)3-0はバッティングカウントと考えるチームカラー
3)打者が「3-0で変化球を投げる日本野球」に慣れていて
  「3-0からは絶対に変化球」と完全に読みきっていた
4)このキャッチャーが同じ球種の連投が好きなことを
  打者が経験か、試合の流れで知っていた
5)3-0まで打者がスライダーに手を出してこなかったので
  キャッチャーが「スライダーは安全」と思いこみ、
  それを打者に読まれた
6)元メジャーリーガーだから、3-0からでもフルスイング
7)ただの偶然
8)打ちたがりだから、3-0からもスイングしただけ
9)アウトコースの好きな打者
10)スライダーの好きな打者
11)点差があったので、自由に打てただけ
12)ここらで働いておかないと、来年がない

もちろん、横浜ベンチに座っているのは、春先に「かつて城島を指導してたんだから、彼のことはよーく把握してますよ」と不気味に笑っていた、尾花さんである。
尾花監督、阪神城島の分析必要ない - 野球ニュース : nikkansports.com

カスティーヨの打撃スタッツは、たしかにもともと「初球を打ちたがる」「初球の打点が多い」「併殺が非常に多い」「出塁率が低い」「得点圏打率がそれほど良くない」など、どれもこれも「フリースインガー特有の特徴」が、しっかり、たっぷり、メガ大盛りだ。
しかしながら、どういうわけか、この場面の彼は、3-0までバットを振らずに我慢できている。これがどうにも不可思議だ

ちなみに今シーズンの彼の打数は400ちょっとだが、うちカウント3-0になったのは、この打席を含め11打席程度しかないのに、3安打7四球。他のカウントと比べて、カウント3-0での、出塁率、四球率が異常に高い
理由は全く想像できないが、少なくとも「元メジャーのフリースインガーだから3-0からでも、バットを振り回してくる」という推測は、この場合にはまったく的外れなのは間違いない。彼は36打数のフルカウントからも、8安打7四球をマークしている。初球は打ってくるタイプだが、ボールが3つになると、とたんに四球を選んでくる。よくわからない打者だ。


このカスティーヨというバッター、少なくとも下記の記事の彼のコメントを読むかぎりでは、多少は「ゲーム中に手を抜かず、相手投手に対する観察を怠らないマジメさを持つ選手」ではあるようだ。打席に入る前から、あらかじめ狙い球を絞っているのかもしれない。

カスティーヨ
「(プロ野球・ヤクルトの由規投手は)直球のいい投手だが、前を打つ打者たちへの配球を見て今日はスライダーが多いと感じた。甘いところに来たので初球から積極的にバットを振った」
横浜:カスティーヨが攻守に活躍、連敗ストップに貢献/ヤクルト戦から:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社

また最初の3球ともスライダーなのだから、「単なるスライダー好き」「最初からスライダーを狙っていた」では説明にならない。

と、なると、なんだ。
カスティーヨが「次はスライダーだ(もしくは変化球)」と確信できたのは、実は「カウント3−0になってから考えた」と推測するのが、実は最も合理的かもしれない。
「カウント3−0。次はストレートか?変化球か?
メジャーなら確実にストレートだ。だが、ここは日本だ。キャッチャーの配球グセからしても、ここはまちがいなく、変化球!」というのが、なんとなく正解のような気がする。


一方、キャッチャーはどう打者を読んだのだろう。
「同じコースに同じ球種を3連投させたが、カウントは最悪。満塁にはしたくない。絶対にストライクが欲しい。絶対ストライクをとれる球種は何だろう? バッターはガイジンだから、3−0からのストレート狙いはあるのは確実だ。それに、3球スライダーを投げて手を出してこなかったからには、スライダーだけは絶対に安全!」とでも考えたかもしれない。


もちろん、他人の心理だから、こういう予測が当たっているとばかりも思わない。
ただ、同じ球種を同じコースに投げた結果の3−0から、何を投げるか、何を打つか、という選択の幅の少ないシチュエーションは、打者とキャッチャーの「お互いを読む能力」や、その選手の「ポリシー」「欠点」が、非常に出やすい場面のような気がする。
一方的に打者有利なシチュエーションなだけに、打者はどうモノにするか、捕手はどうかわすか、ギリギリの選択を、たった1球で迫られる。


この「スライダーを4球続けてタイムリーされたキャッチャー」の名前?
そりゃもちろん、城島健司、その人だ(笑)

2アウトでの1、2塁だ、犠牲フライで失点する心配はない。レフトのだれかさんの守備に不安があるから、リードが制約されて打たれているだけだ、なんていう、惨めったらしい言い訳は通用しない。






damejima at 14:21

May 23, 2010

2010シーズン開幕から2ヶ月足らずだが、日本版インターリーグであるプロ野球交流戦が始まって阪神が連敗しだしたことで、ダメ捕手城島のダメっぷり、(もちろん打撃の内容なども相変わらず酷いものだし、盗塁阻止もお粗末な話だが)特にリードに関する発言が、関係者の間でもファンの間でも目立ってきているらしく、いちおう簡単にまとめておく。
どうせ、こんなめんどくさい作業、誰もやらないだろうし、ブログ主だってだいぶめんどくさくなってきたが、なりゆき的にしかたがない(笑)
城島株急降下、期待はずれのバッティング課題克服なるか? - 夕刊フジ - Yahoo!スポーツ
城島“天敵”に4盗塁許し痛恨失策で連敗…阪神:プロ野球:野球:スポーツ報知大阪版

ダメ捕手に関する情報集めは、ブログ主も、もうよほど暇なときでないとやらないし、やるにしても、まとめて一度にやるようにしている。理由は簡単。それが解説者であれ、ファンであれ、あらためて誰かの意見など見なくても、とっくに結論はわかりきっているからで、また、大半のポイントはとっくの昔にこのブログで書き切っているからだ。
阪神でこれから何が起きようと、あらためて驚くことはまったく無い。下にまとめた事例なども、どれもこれも起こるべくして起きていることばかりで、つまらないにも程がある。

「城島問題」の存在を初めてネット上で指摘したのは2007年ごろだったと思うが、当初はシアトルファンですら大多数が「城島問題」の存在自体認めようとしなかった。そういう頑迷な野球ファンは、「城島問題」の存在を認めようとしないクセに、その一方では、よく「なぜ投手陣が一斉に調子を崩すのか?」なーんてことを意味なく議論したものだ(笑)なにもかもが遠い昔の笑い話だ。
阪神における城島問題は、それを分析する必要も、誰かに説明して自分の意見を説得する必要も、まったく感じない。もうそんなわかりきったことにアタマも時間も使う必要性をまるで感じないのである。事実をまとめる程度で十分だ。

城島がメジャーにいた間、日本の野球関係者とファンが、ダメ捕手城島のダメさ加減がわからなかった理由のひとつは、「日本での生活時間帯とズレるメジャーの野球をあまり見ない」という、なんとも単純なところに、理由のひとつがあった。まぁ、よほど関心のあるヒトでなければ、年間100試合以上もシアトルのゲームを映像として追いかけない。

だが今は違う。
メジャー在籍時のように遠いアメリカの出来事を、自分の目で見てもいない人間が語ったり、盲目的に擁護する時代にピリオドが打たれて、いまは毎週毎日、阪神の「いま、まさに目の前にある現実」として、ダメ捕手のダメぶりが毎日のように映像として晒され続け、突きつけられ、100万人単位のヒトがそれを嫌というほど目に焼きつけさせられ続けるのである。
これがあと数年続くらしい(笑)ご愁傷様。
シアトル在籍時にはダメ捕手の失敗のサンプルは、自分でまとめない限り誰も集めなかったものだが、今年などは、集めるもなにも、毎日のように掃いて捨てるほどネット上に蓄積され続けている。こう多くては集めきれるわけがない(笑)

もし、これほど数多くの失敗例を見ても城島というプレーヤーがいかにダメか気がつかないとすれば、その人はもともと物事すべてを見る目がない、それだけのことだ。そういう見る目の無い人を相手にする必要など、微塵も無い。


発端:「初球ストライク宣言」
日本に逃げ帰ったダメ捕手のダメっぶり本格発揮の予兆が、これ。「ダメ捕手 初球ストライク宣言」。もちろん、この宣言以降、阪神がどういう目にあうかくらい、2010年3月当時からとっくに予想できた。だから、あえてブログ記事になどしなかった。
本当にそんなことをやるのか?と疑心暗鬼になった日本のスポーツ紙の記者から開幕前に質問され、城島はなりゆきで「あれは撒き餌ですよ」発言などして誤魔化してみせたが、本番のシーズンでは、「初球ストライクとみせかけて、実際には違うリードをして、打者を煙に巻く」どころか、本当に「初球ストライク」を実行して打たれ続けてくれるのだから、対戦相手にしてみれば、「まさか本当にやるとは」と、さぞかしびっくりしたことだろう(笑)
城島、OP戦初球ストライク義務化/タイガース/デイリースポーツonline
「僕が受けるときはまずストライクを投げさせる。それは監督に話をして了承をもらった」と明かした城島。


非常識な初球ストライク宣言の結果(笑):
「4月、初球被弾の毎日」

4月6〜8日の巨人戦で計30安打のうち11安打が初球
4月8日 巨人戦 新人長野 初球3ラン
原監督も絶賛!長野特大2号3ランに城島から盗塁も決めた:野球特集:スポーツ報知
4月9日 ヤクルト戦 ガイエルに逆転3ラン(4球目)
城島、痛恨の被弾に「キャッチャーのせい」(スポーツナビ) - Yahoo!ニュース
4月15日 巨人戦 坂本 初球満塁HR
スポーツナビ|野球|プロ野球| 巨人 vs. 阪神 [2010年4月15日]
4月17日 横浜戦 スレッジ カスティーヨ 2者連続初球被弾
城島、魔の東京遠征…4戦9被弾/主要ニュース速報/デイリースポーツonline
5月4日 中日戦 ブランコ、和田 連続初球被弾
城島「久保の失投ではない」
初球連続被弾…城島悔しナゴヤD5連敗 - 野球ニュース : nikkansports.com


交流戦でチーム成績は急降下:
「5月、対戦相手に手の内読まれまくりの毎日」

この月に増えたのが、ボール先行から苦し紛れにストライクを置きにいってホームラン被弾(笑)そういうありがちなミスを避けるために「初球ストライク宣言」をしたんじゃないのか?(笑)
5月12日・13日 日本ハム戦 2日続けて稲葉に打たれ、カード連敗
Yahoo!プロ野球 - 2010年5月12日 阪神vs.日本ハム
Yahoo!プロ野球 - 2010年5月13日 阪神vs.日本ハム
5月16日 楽天戦 2ボールから草野に3ラン 完封負け
Yahoo!プロ野球 - 2010年5月16日 阪神vs.楽天
5月19日 ソフトバンク戦 オーティズ、芝原、多村 連続初球被弾
オーティズ談「前日の対戦で内角を攻めてくるのも分かっていた」
城島リード粉砕 3発 オズ!柴原!!多村!!! / 福岡ソフトバンクホークス / 西スポ・西日本新聞スポーツ
大阪ダービーを前に、オリックス岡田監督
今季加わった城島についてもリサーチ済みだ。「(リードが)はっきりしてるからな。初球を3発打たれてるやん。」
オリックス・岡田監督、城島バッサリ! (2/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM
5月22日 オリックス戦 阪神が放出したバルディリスに3ボールから勝ち越しホームラン被弾 カード連敗
真弓監督赤っ恥!阪神、オリックスに連敗 (2/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM


そんなダメ捕手のダメリードに
関係者・ファンの批判コメント集

当事者の真弓監督、4月中日戦の初球連続被弾で
「よくやられている。ちょっと考え方、攻め方を考えないといけない」と珍しく配球面に苦言を呈した。「
久保2発被弾…真弓監督「攻め方を考えないと」(野球) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

チームメイトの金本(某掲示板書き込みより)
830 名前:代打名無し@実況は野球ch板で[sage] 投稿日:2010/05/22(土) 01:56:58 ID:vpUZKsLv0
福岡RKBラジオで解説やってる浜名(金本と東北福祉大の同期)がヤフドの阪神-ソフバン戦の前夜に金本と飯を食ったときの話を紹介していた。
(金本の話をラジオで紹介する)浜名「ベンチから城島の配球を予想してるけど8割5分は当たる。ちょっと単調だね。」(と、金本が言っていた:ブログ注)
アナウンサー「本当?」
浜名「マジマジ」
(オリジナルの書き込みを5月23日一部修正。修正ソースは以下。896 名前:代打名無し@実況は野球ch板で[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 22:56:35 ID:wNUxd/1I0
>>830
それ聞いてたが「本当」って聞いたのはアナ、「マジマジ」が浜名)

昨シーズン引退した赤星がラジオ解説で
「彼(=城島:ブログ注)には悪いけど、セカンド送球時にサード側に送球がそれるキャッチャーって、いくら肩が強くても余裕でセーフになるから、怖くもなんともないんですよね
阪神OBの評論家・福間納氏
「城島と投手との呼吸が合っていないと感じる場面がある。内角を過剰に意識しているからか、たとえば2ストライクから内角球を要求する場面が目立つ。これは死球のリスクも大きい。去る11日のヤクルト戦では、二回に下柳が飯原に死球を与え、満塁のピンチを招いた。」
元阪神監督・現オリックス監督の岡田氏
今季加わった城島についてもリサーチ済みだ。「(リードが)はっきりしてるからな。初球を3発打たれてるやん」。
オリックス・岡田監督、城島バッサリ! (2/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM
元ヤクルト広澤克実氏のブログ
「特に気になったのは、キャチャー城島の初球の入り方だよ。今季タイガースの被本塁打は合計36本、その内初球の本塁打が、13本と断トツに多い。」
ソフトバンクに大敗、前夜の強さは何処へ???|広澤克実オフィシャルブログ「トラさんのちょっと虎話」Powered by Ameba
阪神ネタで飯を食うタレント・ダンカンの新聞コラム
アーチ許す城島のリード…
【ダンカン】アーチ許す城島のリード… - 野球 - SANSPO.COM


次々と責任をとらされるベテラン投手たち
安藤 4月25日記事 2軍落ち
時事ドットコム:不振の安藤、2軍落ち=プロ野球・阪神
久保田 5月20日 2軍落ち
時事ドットコム:不調の久保田、2軍落ち=プロ野球・阪神
下柳 5月15日登録抹消、調整
阪神・下柳、登録抹消…24日背水登板へ (2/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM
→その「背水登板」の結果は「敗戦」
Yahoo!プロ野球 - 2010年5月26日 阪神vs.西武


2軍落ちだらけのベテランにかわって先発投手に昇格し
「さっそくダメ捕手のダメリードの犠牲になった」2線級投手たち

上園
5月19日 ソフトバンク戦 オーティズ、柴原、多村 連続初球被弾
オーティズ「前日の対戦で内角を攻めてくるのも分かっていた」
城島リード粉砕 3発 オズ!柴原!!多村!!! / 福岡ソフトバンクホークス / 西スポ・西日本新聞スポーツ

【プロ野球】交流戦でパが好調 好投手を積極打法で強力援護  - MSN産経ニュース
上園、城島の阪神バッテリーはオーティズに先制弾、柴原にも一発を浴びたが、いずれも打たれたのは初球。ストライクから入ることが多い城島のリードがパの積極打法の餌食になったかたちだ。


元阪神監督のオリックス岡田監督
今季加わった城島についてもリサーチ済みだ。「(リードが)はっきりしてるからな。初球を3発打たれてるやん」
オリックス・岡田監督、城島バッサリ! (2/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM
5月22日 オリックス戦 放出したバルディリスに3ボールから勝ち越しホームラン被弾
真弓監督赤っ恥!阪神、オリックスに連敗 (2/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM
元阪神監督の吉田義男氏(メディア解説時のコメント)
城島君じゃ鶴投手の良さを引き出せないですね・・」「矢野君と言う素晴らしいキャッチャーが居るんですから、彼から学ぶべきトコ・・」


6月1日 楽天戦9回裏
鉄平2アウト1,3塁の1-1からセンターへサヨナラタイムリー
Yahoo!プロ野球 - 2010年6月1日 楽天vs.阪神
6月9日 西武戦9回裏
片岡片岡 2アウト2塁の2-3からレフトへのサヨナラタイムリー
Yahoo!プロ野球 - 2010年6月9日 西武vs.阪神
6月13日 ロッテ戦延長10回裏
藤川球児が初球ストレートをサヨナラホームラン被弾
Yahoo!プロ野球 - 2010年6月13日 ロッテvs.阪神 一球速報






damejima at 07:59

April 16, 2010

結論は簡単だ。
この10年、阪神タイガースというチームのチーム防御率は毎年1位か2位で、城島が加入したこととは、まったく何の関係もない。むしろ、チーム防御率が4点台に近づくような現状があれば、それこそ阪神タイガースにおける「城島問題」である。


ひさしぶりにあちこちの掲示板を覗いてみて、笑ってしまった(笑)
このところ日本のプロ野球を扱う掲示板等や、ネットのスポーツ記事で、なにかというと「阪神タイガースの防御率がリーグトップ。これは城島が加入して安定したため」とか、なんとか(笑)関西の小学生でもそのレベルの低さがわかる意味不明なキャンペーンが盛んなようだ。
たぶん野球も、野球のデータも知りもせず、また移籍先の阪神タイガースというチームの過去の来歴も知りもしないで間の抜けた発言を繰り返す城島オタクたちの妄言もここまで来たか、としかいいようがない(笑)

まぁ、掲示板の素人ファンが自分の思い込みを掲示板などに晒して世間で恥をかくだけならまだしも、ネットメディアにもこんなアホウな文章を書いて恥を晒している記者もいる。
「現在のチーム防御率はリーグトップで、今季から加わった捕手・城島健司を中心に安定している。」
記事例:圧倒的攻撃力の巨人と防御率1位の阪神が激突=見どころ(スポーツナビ) - Yahoo!ニュース


はっはっは。なんだ、これ(失笑)

日本に逃げ帰っても打率が.250にしかならないと、こんな嘘を書くことしか逃げ道が見つからない、というのも哀れな話だが(笑)、それにしたって、10年も続けて防御率が1位か2位というチームの特性を世間が知らないとでも思って書いているのだろうか。
下手をすると、野球をほとんど知らない人間が書いているのかもしれない。もちろんデータを調べる習慣もないのだろう、可哀想に。どこかのスポーツマネジメント事務所の無能なライターでも雇って書かせているのかもしれない。


もう一度いうと、この10年の阪神タイガースというチームは、そもそもチーム防御率がリーグ1位か2位から落ちたことがない。そして、チーム防御率が4点に近い3点台になったことも、ほとんどない。
そのチームの防御率が4月15日現在で3.75。これの、どこを称して「城島が加入したから安定した」とか意味のわからないことがいえるのか(笑)子供じみた嘘を書いていると人に笑われるだけなのがわからないのだろうか。


ちょっと阪神タイガースの歴史を、チーム防御率から振り返ってみる。
データブック|チームデータ|阪神タイガース公式サイト

(1)2リーグ制以降の「投手王国時代
日本のプロ野球が2リーグに分立した1950年以降、1970年代にかけてのおよそ25年間の阪神タイガースのチーム防御率は、なんと、ほとんどのシーズンのチーム防御率が2点台で、3点台になったすら、ほとんどない。素晴らしい数字である。
これは小山正明(キャリア防御率2.45)、村山実(キャリア防御率2.09)という2人の大投手を擁したことによるものらしい。

(2)1970年代後半以降の「投手暗黒時代
小山・村山の両投手が相次いで移籍あるいは引退した後、1977年から1991年までの10数シーズン、阪神のチーム防御率はほとんどのシーズンで4点台の惨状が続く。1978年には球団創設以来初の最下位に沈んでいる。長い目で見て、投手陣の非常に長い低迷期といえる。
阪神ファンの人たちの中には、1985年には21年ぶりの優勝、そして日本一に輝いたじゃないか!と思う人もいるかもしれない。だが、その1985年すらチーム防御率は4.16である。防御率のいいチームが優勝しやすい近年の野球では、4点台での優勝はとてもとてもありえない。

(3)2000年代以降の「防御率リーグトップ時代
野村克也氏が監督に就任した1999年以降、チームカラーは1980年代とはガラリと変わる。2000年代の10年間でみると、阪神のチーム防御率が4点台になったことはわずか1度しかなく、毎年あたりまえのようにチーム防御率はリーグ1位か2位を記録し続けている。
ただ、もちろん投手陣の全てが良かったわけではない。例えばチーム防御率が3.56でリーグ1位だった2007年でみると、ブルペンの防御率が2.45でリーグ1位なのに対して、先発投手の防御率は4.45でリーグ最下位であったように、チーム内の投手力に大きな偏りがあったことは有名である。

この10年の阪神タイガースのチーム防御率
2010年 3.75 (2010年4月15日時点)
2009年 3.28(防御率1位・リーグ4位)
2008年 3.29(防御率1位・リーグ2位)
2007年 3.56(防御率1位・リーグ3位)
2006年 3.13(防御率2位・リーグ2位)
2005年 3.24(防御率1位・リーグ優勝)
2004年 4.08(防御率2位・リーグ4位)
2003年 3.53(防御率1位・リーグ優勝)
2002年 3.41(防御率4位・リーグ4位)
2001年 3.749(防御率4位・リーグ最下位)
資料:日本プロ野球機構公式HP 年度別成績ほか

もちろんシーズンごとに見れば、防御率3点台前半を記録したチームですら優勝できない投手力優位のシーズンもあれば、1985年のように防御率4点台なのに優勝できてしまう、そういう打力優位なシーズンもある。
そこで2009シーズンの阪神タイガースで「最もイニング数を投げた投手たち10人」の防御率を、今年の数字と比べてみる。

    2009  2010
能見 2.62  5.51
安藤 3.90  6.91
久保 3.75  3.79
下柳 3.62  2.65
岩田 2.68
アッチソン 1.70
福原 4.84
江草 2.71  9.00
藤川 1.25  0.00
筒井 3.71  5.40
(メッセンジャー  6.48
資料:Yahoo!スポーツ - プロ野球 - 阪神タイガース - 投手一覧ほか

説明するまでもない。
大半の投手の防御率が悪化していて、特に昨シーズンに最もイニングを食ってくれた能見安藤両投手が揃って大幅に悪化しているのが、このチームの近い将来の致命傷になるだろう。
先発投手に難があると言われ続けているチーム特性があるとはいえ、2009シーズンに最もイニング数を投げた阪神の投手たちの防御率は、先発・ブルペン問わず、ほとんど全員が3点台以下である。「先発投手の防御率が良くないのが阪神タイガースというチームのもつ大きな欠陥」という言い訳は通用しない。
また、今シーズンになって大幅に悪化した投手もいる一方で、昨年と同じレベルの投手もいることから、防御率の悪化を「飛ぶボール」のせいにしても何の説明にもならない。そういうくだらない言い訳を思いつく暇があったら、仕事しろといいたい。






damejima at 11:05

March 21, 2010

いやはや、
笑いが止まらないとは、このことだ(笑)


日本時間の20日に行われた阪神と広島のオープン戦、またしても日本のプロ野球・阪神の先発・安藤が炎上。つい1週間前に巨人とのオープン戦で炎上した安藤について書いたばかりだというのに、もうこれだ(爆笑)
試合自体を見ていないが、先週はカーブを2球続けて坂本にホームランを浴びたらしいが、こんどは一転してストレートばかり投げさせて狙い打ちを食らったようだ。
阪神・城島、自身のリードを反省 - サンケイスポーツ - Yahoo!スポーツ
変化球連投で失敗して打たれると、こんどは一転して、ストレートばかり、とか(笑)ダメ捕手は何がダメなのか、まるでさっぱりつかめてないままゲームに出ているから、傍観していても、その無策ぶりは本当に笑える(笑)


勝負ごと、というものは、だ。相手に読み負けては、おしまい。ビジネス、株や相場などの資産運用。将棋や碁などのゲーム。賭けごと。そしてスポーツ。ジャンルなど、関係ない。

勝負ごとというものにも種類があるだろうが、市場や相場の中で競争相手と競うタイプであれ、レースなどの結果に個人が投票するタイプであれ、相手の手のうちを読むなり、ツキの流れを読むなり、「読み」の部分を欠かすことができない。データ分析だけで勝てるほど、勝負は甘くない。
ビジネスでもマーケティングデータだけで市場競争に勝てるわけではなく、マーケットの先行きの読みには数値だけでなく、先天的なカンも必要だ。

そして、その勝負師同士の読み合いにおいて、チカラの無い選手、勘の冴えない人間は、すぐに相手にバレる。足元をみられる。「ああ、こいつはカモだ」と、バレるわけである。

ダメ捕手城島が、まさに、それである。

変化球がダメなら、一転してこんどはストレートばかり連投?(笑)馬鹿なことを。バレないわけがない。
メジャーでも、ゲーム中に打ちまくられると、急にリード内容を180度変え、さらに打ちまくられるシーンを何度見たことか。
インコースが悪いのではない。変化球が悪いのではない。インコース一辺倒なのを読まれてアウトコース一辺倒に変え、変化球ばかりなのを読まれてストレートばかりに変えるような単調さでは、結果は見えている。ということ。
打つバットは1本、ボールはひとつだ。

このダメ捕手は、理知的な意味でのデータ分析ができないばかりでなく、ちょっとオカルト的な意味での読みヂカラも、まるで持ちあわせていない。
こういうアホウは、甘い菓子を売って大失敗したからといって、次には辛い塩辛を大量に仕入れる。ルーレットの赤に賭け続けて大損したからといって、こんどは黒にばかり賭ける。
同じことだ。競争相手には手にとるように、カモの動揺と、次に打ってくる失敗の一手が伝わる。なぜって、それがプロ同士の競争、しのぎあいだ。理屈ではない。


こんど書く「カウント論」で触れるつもりの話だが、メジャーの好打者はとにかく早いカウントでの勝負に強い。
特に、初球、2球目。
カウントでいうと、0-0、0-1、1-0での打率が、好打者ほど異常にいいし、ホームラン率も高い。(実は、この、「好打者ほど」という部分がなかなか肝心な点である)
早打ちと勘違いされることの多いイチロー、イチローのライバルのマウアー、待球タイプの代表格アブレイユ、攻守に長けたマーク・テシェイラ、ホームラン打者プーホールズ、メジャーにもさまざまなタイプの打者がいるが、タイプは違えど「早いカウントの勝負に馬鹿みたく強い」という特徴はまったく共通している。
例をあげれば、2009シーズンのイチローがリベラから打ったサヨナラホームランだ。あれは初球のカットボールだった。投手リベラは初球に一番自分の得意な球をインコースにもってきたわけだが、イチローは完璧という言葉ではとても追いつかないくらいに、あまりにも完璧にあの場面でのメジャーNp.1クローザーの心理を読み切っていた。


こう書くと、すぐに気の早いお馬鹿さんは、「メジャーの打者(そしてイチロー)はみんな早打ちだから、早いカウントで打てるのさ」などと思うだろうが、そんなわけがあるはずもない(笑)そんな単純なオツムだから、だからアンタたちはダメなのだといいたい(失笑)だいたい初球を振る打席数など、そう多いはずがない。
またイチローの話なら、この3年間くらいのフルカウントでの打率をみればいい。打数の十分に多いレギュラー打者で、フルカウントから3割打てる打者など、いくらメジャーといえどもほとんど存在していない。イチローは特別な打者だ。ひとつの例外を除いてカウントなど関係ない。早打ちなだけの平凡な打者と一緒にしてちゃ、笑われるだけだ。


何度も言うとしつこいのだが(笑)
「早打ちグセがある打者のすべてが、早いカウントの打率が良く、ホームランもボカスカ打てる」わけではないのである。
そうではなく、「好打者は、早いカウントでの勝負に恐ろしく強い」と言っているのである。間違えてはいけない。まぎらわしい言い方だが、まったく違う話だ。


別の例をあげてみよう。

メジャーにはP/PAといって、「1打席あたり、相手投手に投げさせた球数」というデータが記録されている。この数字、4に近い数字になると好打者といわれる数値だが、打てないダメ打者に限って、数値が小さい、つまり、早打ちなもことも多いのだ。
つまり、言い換えると、早いカウントから打ちたがる、バットが出てしまう。そのくせ打てないダメ打者というのは大量にいるということ。それが平凡なバッターのありがちなバッティングのクセ、なのだ。
もちろんダメ捕手城島はこのダメ・タイプである。


「早いカウントでの勝負に恐ろしく強い好打者」と、「早いカウントから打ちたがるのに、打撃成績があらゆる面でダメダメな打者」とでは、まったく意味が違うことがおわかりだろうか。
「早いカウントでの勝負に恐ろしく強い好打者」のP/PAが人並みはずれて小さいわけではない。つまり、彼らは早打ちなわけでもなんでもない。もちろんイチローの場合だってP/PAはごく普通の数字である。

イチローはあらゆるカウント(例外はひとつあるが)で3割打てる天才打者。イチローを基準にモノを見てはいけない。彼はあらゆる面で野球常識を超えている。



で、阪神・広島のオープン戦の話だが、
メジャーにおけるダメ捕手城島のゲームで、打者が早いカウントからこれでもか、これでもかと打ってきて連打を食らい、大量失点するケースは非常に頻繁にみかけたものだ。投手はこれで精神的に壊れることが多い。

これ、ひとつには「相手に手の内を読まれる」こともあるだろうが、さらに悪いことは「ダメ捕手が、相手に手の内を読まれたことに気がつかないまま、同じパターンを続ける」ことに原因がある。

勝負の読みとは、相手の戦略を察知することが全てだと勘違いしている人は多い。
そうではない。むしろ、自分の手の内をカモフラージュするチカラ、自分の手の内がどのくらい相手にバレているかを想像する「想像力」相手にバレはじめた自分のタクティクス(戦術)をすばやく変更する「勇気」や「柔軟性」、自分の方向性を信じる「忍耐力」や「信頼」など、さまざまな要素が勝負には必要だ。
相手の手の内が読めることだけで勝てるわけではない。相手より先に相手側の手の内が読める速度。自分の手の内をバレさせない策略、たとえバレかけてもすぐに変更できる柔軟性。そういうことをひっくるめて達成してはじめて勝てる。そういうものだ。

ダメ捕手城島には、そのどれもが欠けているから始末におえない。

「単調でワンパターンなために、相手にリードの手の内がバレやすい」、そして「単調さを見抜いた相手打者が、早いカウントで勝負をしかけてきやすい」、さらには「ダメ捕手側は相手に読まれいてることに気がつかない」。そして「打たれると急激に自信を失って、やってきたことをすぐに放棄して方向性を180度変え、さらに打たれる悪循環」。
そんな泥沼状態のまま、ストレートでも、変化球でも、なんでもいいのだが、早いカウントに同じ球種を揃えれば、そりゃ炎上するのは当たり前。
既に言ったように、好打者は早いカウントでの勝負に強いことはもちろんだし、ヘボ打者といえどもプロの1軍選手だから、相手の手の内がわかっていれば、そこはプロだ、打ててしまう。
だから炎上する。

どうだ。
わかりやすい仕組みである。






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  • 2014年10月31日、PARADE !
  • 2013年11月28日、『父親とベースボール』 (9)1920年代における古参の白人移民と新参の白人移民との間の軋轢 ヘンリー・フォード所有のThe Dearborn Independent紙によるレッドソックスオーナーHarry Frazeeへの攻撃の新解釈
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年6月1日、あまりにも不活性で地味な旧ヤンキースタジアム跡地利用。「スタジアム周辺の駐車場の採算悪化」は、駐車場の供給過剰と料金の高さの問題であり、観客動員の問題ではない。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年6月29日、『父親とベースボール』 (1)星一徹とケン・バーンズに学ぶ 『ベースボールにおける父親の重み』。



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