シアトル時代の投手・野手

2009年9月29日、ストライク率が60%を切ったヘルナンデスをロブ・ジョンソンがリードしてオークランド24残塁、18勝目、9月は5勝0敗。サイ・ヤング賞をバックアップする今シーズン2度目のア・リーグ月間最優秀投手確定か。
2009年9月27日、コネ捕手城島、先発マスク3連敗。「1球ごとに外、内。左右に投げ分ける」ただそれだけの素晴らしく寒いリードで、トロント戦8回裏、期待どおりの逆転負け(笑)ローランド・スミス、自責点5。
2009年9月24日、先発ゲーム4連勝のロブ・ジョンソン二塁打2四球、ヘルナンデス11三振で17勝目。サイ・ヤング賞レースに生き残る。9月8日の城島のサヨナラ負けがなければ、9月のア・リーグ月間最優秀投手はとっくにヘルナンデスに決まっていた。
2009年9月16日、今日のコネ捕手、リードは「ストレートは基本インコース、変化球はアウトコース」 たった、それだけ(笑)被安打9、8回にはホームラン被弾。ホワイトソックス打線の知恵の無さに助けられただけのゲーム。
2009年9月13日、ダブルヘッダー第二試合、祝・イチロー9年連続200安打達成! ヘルナンデスとロブ・ジョンソンのバッテリー快勝! 7回を4安打1四球でテキサスを零封して15勝目。
2009年9月12日、ロブ・ジョンソンはまったくコントロールの無いモローを四苦八苦してリード、チームの6連敗を阻止して、ついにモローに「2009シーズン先発初勝利」をプレゼントした。
2009年9月10日、ロニー・セデーニョ、10号3ラン含む3安打3打点。軽々とコネ捕手のバッティングを追い越した。
2009年9月2日、初回の盗塁を刺したロブ・ジョンソン好リードで、ヘルナンデスは好投手カズミアとの投げ合いを制し、8回無失点。サイ・ヤング賞をさらに引き寄せる14勝目で、防御率2.65。アーズマは強打者モラレスを空振り三振に切ってとり、33セーブ。
2009年8月30日、ロニー・セデーニョのその後は、予測どおり長打力が開花。「グリフィーよりも高いホームラン率」。
2009年8月28日、ヘルナンデス7回3失点QS達成で、13勝目。ア・リーグの「QS数」「QSパーセンテージ」、2つのランキング」のトップに立つ。
2009年8月25日、ウオッシュバーンは3割打者を6人並べる西地区首位のLAA相手に苦しみながら要所を抑えて6回3失点、QS達成で9勝目。「オクトーバー・ベースボール」がみえてきた。
2009年8月20日、ウオッシュバーン登板のデトロイト戦先発捕手にロブ・ジョンソンを起用しないワカマツに、MLB公式ライターのジム・ストリートは首をひねった。
2009年8月20日、シアトル公式サイトのジム・ストリートはロブ・ジョンソンとウオッシュバーンの「フィールドでの再会」をユーモラスに記事にした。
2009年8月12日、ホワイトソックスの完全試合男バーリーを相手に5人の投手をリードしたロブ・ジョンソンは、ヘルナンデス10三振をはじめ合計16三振を奪い、14イニングを無失点で耐え抜いた。
2009年8月4日、移籍後初戦に負けたウオッシュバーンは素直に失敗を認め、デトロイト地元紙は「いつもの貧打のせい」と嘆いてみせて、彼をかばった。
2009年8月5日、猫がグラウンドを走った日、ロブ・ジョンソンは二塁打、シングル、四球、バッティングと走塁に冴えをみせる一方、カンザスシティに23残塁させ、なんとか投手4人で勝利した。
2009年8月5日、デイビッド・アーズマ流クローザー術の真髄、「4者凡退」を考える。
2009年8月4日、ウオッシュバーン、7月のア・リーグPitcher of Month受賞!ロブ・ジョンソンは6月ヘルナンデスに続き2ヶ月連続で月間最優秀投手を輩出、キャッチャーとしての揺るぎない優秀さを証明した。
2009年8月4日、4回裏のタッチアッププレーでの失点では、城島が「何重ものミス」を犯して失点していたことが判明。最終回を終えたアーズマは苦虫を噛み潰した。
2009年8月3日、とあるアメリカ人の描く「トレードに直面した野球選手の旅」
2009年8月2日、セデーニョ移籍先で2ランHR含む15打数4安打。3人のショートストップを打撃で比較しつつ、「ショートストップ・トレード騒動」と、「クレメント放出の無意味さ」を考える。
2009年8月1日、ロブ・ジョンソン、ロウを好投させて終盤を締め、超苦手の『ビジターTEX戦、2009年初勝利』達成。数々のファインプレーにも助けられたヘルナンデスは、粘りの12勝目、ERA2.78、QSも達成。
2009年7月29日、サイ・ヤング賞投手クリフ・リーのフィリーズ移籍に、ヘルナンデスはじめシアトルのローテ投手の契約更新における「城島問題」の大きさを見る。
2009年7月28日、The Pitchウオッシュバーンの大試合。102球、7回QS達成!悪い流れを食い止めた後は 「持ってる」イチローのメジャー初サヨナラ打、「パラシュート・ヒット」で劇的勝利!
2009年7月27日、魚釣りの好きな男の父が息子に電話してきて「トレードされたのかい?」と尋ねた。息子は言う。it's not over.「チームはまだ終わってないよ。」そして彼は家族のために魚料理を作った。
2009年7月25日、ジャクバスカスは、23日に「チームに残りたい」と語ったウオッシュバーンの言葉を引き継いで、「今シーズンに希望を失っていない」と強く語った。
2009年7月23日、ウオッシュバーンは「移籍したくない」といい、「プレーヤーが売り払われないために、頑張るしかない」と語った。
2009年7月23日、ウオッシュバーン、ついにWHIPア・リーグトップに立つ。7回QS、4連勝の8勝目でERAは2.71に上昇。ゲーム後、彼は初めて自らハッキリと「チームに残りたい」と強く意思表明した。ロブ・ジョンソンは先発ゲーム8連勝。
7月22日、ロブ・ジョンソン先発マスク7連勝、11三振で投手戦を制す。サイ・ヤング賞をめざすヘルナンデスは11勝目、ERA2.45とア・リーグ2位をキープした。(「2つのシアトル」)
2009年7月21日、監督ワカマツはオルソン・城島バッテリーについて、5月24日のアーズマ「サンデー・フェリックス」発言と全く同じく、「窮屈さ」を叱責した。(監督ワカマツの性格分析つき)
2009年7月14日、オールスターが思い出させてくれる「過去への敬意」。
7月9日、城島の呪縛から解き放たれオールスター出場直前のヘルナンデスは8回QS、5連勝で9勝目。グティエレスの逆転3ランで獣のごとく吼えた。(「二度のテストに失敗した城島」長文)
2009年7月6日、ウオッシュバーンの準パーフェクトゲーム、ESPNの2009ア・リーグ ベストゲーム第6位にランクイン。ベスト10ゲームの中で最も少ない3三振での偉業。
2009年7月6日、ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンの鉄壁バッテリー、「準パーフェクトゲーム」達成!ウオッシュバーン初の「無四球試合」。9回1安打完封。
2009年7月3日、ヘルナンデス、6月のア・リーグPitcher of Monthを受賞。6月に彼の球を受けたバーク&ロブ・ジョンソンにとっても名誉の受賞となる。
2009年7月3日、ロブ・ジョンソン決勝タイムリー含む3本の二塁打(球団タイ記録)3打点など、下位打線の活躍でBOSに競り勝った。ヘルナンデス7回QS、ジャクバスカス2イニングを封じる。
2009年6月30日、コネ捕手城島の配球ミスでAロッドに2ランを打たれたジャクバスカスは試合後に「全球ストレートなどありえない」と後悔をクチにした。(城島復帰3ゲームで2本目の併殺打)
2009年6月25日、ロブ・ジョンソンは初回満塁で走者一掃の3点タイムリーを打ち、城島のRISPを大きく引き離した。ウオッシュバーン6回QSで4勝目。
2009年6月19日、ロブ・ジョンソンは決勝3塁打でサンディエゴでのサヨナラ負けの嫌なムードを振り払った。ウオッシュバーン7回QS。
2009年6月10日、ヘルナンデス7回QSで6勝目、バーク2007年の感じをやや取り戻す。
2009年6月6日、キロスの単調なリードを予測する。
2009年6月5日、ロブ・ジョンソン3連続ファインプレー(本塁突入ブロック、CS、スクイズはずし)+グティエレスの超ファインプレー、ヘルナンデスは7つ目のQS。だが・・・。
2009年6月2日、ベダード1失点QSで圧勝、ロブ・ジョンソンはア・リーグ防御率ベスト10になんとシアトルの投手3人を送りこんだ。
2009年5月30日、劇的な同点ホームランから逆転勝ちで3連勝、ヘルナンデスはQS。
2009年5月29日、セットアッパー・ホワイトのケースですら証明された「防御率2点の差」。
2009年5月27日、ベダード6回2/3を1失点QS達成、ロブ・ジョンソン2塁打2本で信頼に応える。
2009年5月26日、ウオッシュバーンはロブ・ジョンソンを捕手に6回無失点、QSを達成した。
2009年5月24日、ヘルナンデスは無敗のパートナー、ロブ・ジョンソンを捕手に8回自責点1でQS達成、10奪三振でひさびさのデーゲームを勝利に導いた。
2009年5月21日、ベダード登板ゲームでロブ・ジョンソンと、フルカウントだらけの城島では、先発投手に対するCERAに「2点の差」があることが完全に証明された。(ベダード版「2点の差」計算つき)
2009年5月19日、コネ捕手またもや14安打5盗塁され連日の大敗。これで5月は3勝9敗。ヘルナンデスを自責点6でERA4点台に沈没させ、月間20敗に突き進んだ。(ヘルナンデスの「2点の差」計算つき)

September 30, 2009

サイ・ヤング賞獲得のためには、今は残りゲームをとにもかくにも勝利する必要があるヘルナンデスだったが、なんとか18勝目をおさめることができた。めでたい。

今日の登板の動画
Baseball Video Highlights & Clips | OAK@SEA: Hernandez hurls 7 2/3 strong frames - Video | Mariners.com: Multimedia


恒例のストライク率だが、前の登板からうってかわって60%を切って、4四球を与えた。ストライク率57.5%は夏以降の登板としては2番目に悪い。
たしかに、この数字が示すようにヘルナンデスはけして調子がよくはなかったが、大量失点にはつながらないのが、このバッテリーのいつもの持ち味。けして球威だけに頼っているわけではない。
投手の調子の良くないときも悪いなりにゲームを作れることが、ヘルナンデスがロブ・ジョンソンとバッテリーを組む理由のひとつになっていることだろう。
今日大量失点せずに済んだ理由はもちろん、長打をまったく許していないことが大きい。それと、2、3、4回と2人以上ランナーを出してたイニングでも、ロブ・ジョンソンが慌てず後続打者のアウトカウントを冷静に増やしてタイムリーヒット連発で傷を大きくしなかったことが大きい。(4回の失点はワイルドピッチがらみ。8回の失点も犠牲フライでタイムリーではない)

オークランドの24残塁(プレーヤーLOBの総計)が、今日のバッテリーのピッチングの答え。これで9月のア・リーグ月間最優秀投手が近づいた。

ロブ・ジョンソンは今日のゲームで5連勝。今月6勝2敗だが、ロブ・ジョンソンにヘルナンデスの登板ゲームだけ先発させているチームは何を考えているのか。コネ捕手城島の先発ゲームを真っ先に減らすべきだ。
だが、結局そういうマトモなことをしないチームは、かえってコネ捕手先発ゲームの負けばかりをファンに見せつけて、晒し者にしている。だから、どうせ結局はコネ捕手の醜態を腹を抱えて笑うだけだが。ざまあみろ、というところだ(笑)


2009 ロブ・ジョンソン出場ゲーム (9月29日まで)
あらゆる月で貯金を達成。
いまや貯金の合計は22


4月 8勝5敗 貯金3
5月 8勝5敗 貯金3
6月 8勝4敗 貯金4
7月 11勝5敗 貯金6
8月 8勝6敗 貯金2
9月 6勝2敗 貯金4

シーズン通算 49勝27敗(貯金22)
シーズン勝率 .645
Rob Johnson Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

ヘルナンデスのストライク率

8月1日  104球58ストライク 55.8% 四球4
8月7日  113球70ストライク 61.9% 四球6
8月12日 105球67ストライク 63.8% 四球4
8月18日 106球69ストライク 65.1% 四球1
8月23日 101球67ストライク 66.3% 四球0
8月28日 104球63ストライク 60.6% 四球1
9月2日  114球67ストライク 58.9% 四球3
9月8日  113球69ストライク 61.1% 四球4
9月13日 109球65ストライク 59.6% 四球1
9月18日 104球65ストライク 62.5% 四球1
9月24日 108球77ストライク 71.3% 四球2 11三振
9月29日 120球69ストライク 57.5% 四球4

Oakland vs. Seattle - September 29, 2009 | MLB.com: Gameday

さて、問題のサイ・ヤング賞だが、とりあえず、今月ヘルナンデスは5勝0敗、防御率1.15だから、月間最優秀投手が獲得できればたいへん大きな後押しになる。
何度も言うようだが、かえすがえすも、9月8日のコネ捕手城島のサヨナラ負けがもったいなさすぎる。チームは疫病神からヘルナンデスから遠ざけておくべき。

ヘルナンデスの全登板
4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS 9三振
5月4日  6回自責点6  城島 負け  9三振
5月9日  4回自責点5  城島 負け
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 負け
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
6月10日 7回自責点1    バーク QS
6月16日 9回自責点0    バーク QS
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS 8三振
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS
7月9日  8回自責点1    ジョンソン QS
7月17日 8回自責点2    ジョンソン QS 8三振
7月22日 7回自責点1    ジョンソン QS 8三振
7月27日 5回2/3自責点7 ジョンソン
8月1日  7回自責点2    ジョンソン QS
8月7日  6回自責点3    ジョンソン QS
8月12日 7回自責点0    ジョンソン QS 10三振
8月18日 7回自責点1    ジョンソン QS 9三振
8月23日 6回自責点3    ジョンソン QS
8月28日 7回自責点3    ジョンソン QS
9月2日  8回自責点0    ジョンソン QS
9月8日  7回自責点1 ジョンソン→城島 QSサヨナラ負け
9月13日 7回自責点0    ジョンソン QS
9月18日 9回自責点1    ジョンソン QS
9月24日 8回自責点3    ジョンソン QS 11三振
9月29日 7回2/3自責点2 ジョンソン QS






damejima at 20:08

September 28, 2009

いや。もうね(笑)
笑い止まんないわ、これ(笑)

2009年9月27日 ミットを構えない城島投手がモーションに入っていて足も降りかかっているのに、ミットを構えようとしないコネ捕手城島(8回バラハス決勝タイムリー)


ブルージェイズは、ついこの間ゲームがあったホワイトソックスとまるで同じで、「ワンパターンなリードに何度でもひっかっかって、気がつくのがとても遅いチーム」だからね。だからこの地区順位なんだよな。それはもう第1戦見て、わかってた。
だから今日の勝負はどうみても先発のローランド・スミスがへばってきて、エンジンのかかりの遅いトロント打線でさえ、城島のクソ・ワンパターンに気がつくゲーム終盤からだと思ってたら、案の定だったからねぇ(笑)笑うしかないでしょ。
もちろんローランド・スミスを8回まで引っ張った継投は、ワカマツの大失態さ。当たり前。だけど、だからこそ、8回のリードが単調になっちゃ、ダメなわけでね。根こそぎ批判されて当然。

2009年9月15日、城島マスク5連敗。4回無死1、2塁、8回二死1、3塁、城島の「2度のパスボール」で3失点。今日の城島の配球パターンは「ストレートでカウントを整え、あとは外にチェンジアップかスライダー連投」のクソワンパターン(笑)

2009年9月16日、今日のコネ捕手、リードは「ストレートは基本インコース、変化球はアウトコース」 たった、それだけ(笑)被安打9、8回にはホームラン被弾。ホワイトソックス打線の知恵の無さに助けられただけのゲーム。

2009年9月23日、打てば三振ばかりのコネ捕手城島のワンパターンリードで四球連発。先発モローのリードもままならず、ブルペン投手を大量消費した挙句に、BJアップトンに同じ外角スライダーで2打席連続レフト前タイムリーを浴び、8回裏の逆転2点タイムリーで逆転負け。

8回裏のアーロン・ヒルの四球といい、代打のアダム・リンドのタイムリーといい、下に画像あげとくからさ。よくみとくといいよ。パターンは2つっきゃないからさ(笑)

パターン(1)
まず、アウトコース高め一杯にストレートを投げる。
そこからは選択肢は2つ。
ほとんどの場合、2球目はインコースにストレート。で、3球目は、またアウトコース。
つまり、外、内、外。「左右に投げ分けるだけ」なわけね。

ほとんどは、これ。

パターン(2)
2つめは(1)ほど多くはないパターン。
アウトコース高めに初球投げたら、2球目には、インコースではなくて、アウトコースの低めいっぱいにストレートを投げるパターン。で、3球目は、アウトコース高めいっぱいにストレート。
要するに、高、低、高。こっちは「高さを投げ分けるだけ」なわけ。単純だ(笑)


分析力のある強いチーム相手ならね、ゲーム前半でつかまってるんだぜ、こんなワンパターン・リード(笑)ローランド・スミスが好投しただなんて思って見てるやつは、野球がわかってないだけ(冷笑)
Seattle vs. Toronto - September 27, 2009 | MLB.com: Gameday

2009年9月27日 4回 バティスタ シングル4回 先頭バティスタ
今日のゲーム終盤を暗示する初ヒット(笑)

初球  内角低め一杯
2球目 外角高め一杯
3球目 外角低め一杯
最初の3球すべてストライクゾーンの隅だけを狙っていることに注目。だけど判定は、全部ボールなんだわな(爆笑)それで、あわててストライク取りにいったら、結局、初ヒット食らった(笑)この窮屈な配球ぶりで今日のゲームの終盤は決まったと思ったね。
ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:「サンデー・フェリックス」byアーズマ

2009年9月27日 8回 アーロン・ヒル 四球8回 無死1塁
アーロン・ヒル 四球

初球  外高 一杯ストレート
2球目 外低 シンカー
3球目 外高 一杯ストレート
4球目 外低 一杯ストレート
5球目 外低 ストレート
誰が見てもわかる「高低の投げ分け」パターン(笑)8回先頭のマクドナルドに二塁打、次のバティスタにタイムリーを打たれた後の打者だからね、ヒルを抑えておけば逆転まではされなかったわけ。だけど結局、四球でこの走者が決勝点になった「傷口を四球で広げる」典型的なコネ捕手パターン。


2009年9月27日 8回 バーノン・ウェルズ 三振8回 1死1、2塁
バーノン・ウェルズ 三振

初球  外 一杯ストレート
2球目 内 低め一杯ストレート
3球目 外 ストレート(ボール)
4球目 内 ストレート(三振)
これも誰がみてもわかる「内外に投げ分けるパターン」(笑)こんな単純パターンが読めずに逆転チャンスで三振するから、バーノン・ウェルズって、たいしたことない成績に終わってしまうんだよな(苦笑)


2009年9月27日 8回 アダム・リンド タイムリー8回 2死1,2塁
アダム・リンド タイムリー


前の打者のウェルズに使って通用したのと同じ「内と外に投げ分けるパターン」初球から6球目までが全部同じパターンで、「インコースをえぐるボール球」の次は「真ん中よりのストライク」、ただその繰り返しを、3度もやった(失笑)で、タイムリー浴びて、死亡(大爆笑)


以下、動画。どのタイムリーも、ピッチャーはコネ捕手の構えたミットそのものの位置に投げてタイムリーされたのがよくわかる(失笑)
ミラーのタイムリー(動画)
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@TOR: Millar grounds an RBI single to left field - Video | MLB.com: Multimedia
バティスタのタイムリー(動画)
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@TOR: Bautista grounds an RBI single to center - Video | MLB.com: Multimedia
アダム・リンドのタイムリー(動画)
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@TOR: Lind lines an RBI single to knot the score - Video | bluejays.com: Multimedia






damejima at 04:45

September 25, 2009

今日のヘルナンデスは8回108球、77ストライク、31ボール。ストライク率71.3%は、この2ヶ月では8月23日の66.3%を抜いて最高値。(調べていないが、シーズンでも、もしかするとストライク率は最高値かもしれない)

8月1日  104球58ストライク 55.8% 四球4
8月7日  113球70ストライク 61.9% 四球6
8月12日 105球67ストライク 63.8% 四球4
8月18日 106球69ストライク 65.1% 四球1
8月23日 101球67ストライク 66.3% 四球0
8月28日 104球63ストライク 60.6% 四球1
9月2日  114球67ストライク 58.9% 四球3
9月8日  113球69ストライク 61.1% 四球4
9月13日 109球65ストライク 59.6% 四球1
9月18日 104球65ストライク 62.5% 四球1
9月24日 108球77ストライク 71.3% 四球2 11三振 

ひさびさに楽にストライクをとれるピッチングにはなったわけだが、「3球に2球ストライクを投げる」、つまり、メジャーの配球術として一般的な67%程度という数値からいうなら、今日のヘルナンデスはかなりストライクが多すぎる。

それだけ、今日のヘルナンデスは三振を意識して取りにいった、といえるだろう。
そのために、一時の不調時によくやっていたシンカーを多用する組み立てではなく、ストライクの多さからわかるように、今日のヘルナンデスはストレートを投げたがった。
その結果、今シーズン最多の11三振をとれたわけだが、その一方ではバーノン・ウェルズに3ランを許した。三振を故意に狙いにいくピッチングというのは、こういう怖さがある。

9月24日のGameDay
Seattle vs. Toronto - September 24, 2009 | MLB.com: Gameday


9月、ヘルナンデスはこれで4勝0敗、防御率0.58。
月間最優秀投手を初受賞した今年6月が「3勝0敗、防御率0.94」だから、遥かに9月のほうが数字がいい。
9月最初の登板のストライク率を見ればわかるように、8月末から9月にかけてのヘルナンデスは、けして調子がいいとは言えないゲームが多かった。もし9月の月間最優秀投手を受賞できれば、それはロブ・ジョンソンの功績でもある。
もし、9月8日のLAA戦でキャッチャーを城島に代えてサヨナラ負けしたりするような馬鹿な真似をしていなければ、2009年9月のア・リーグ月間最優秀投手賞は、間違いなく、今の時点でとっくに、9月5勝のヘルナンデスに決定していた。

コネ捕手城島は、まさに
ヘルナンデスの疫病神である。


2009年9月8日、それまで安定していたローテを壊滅させてまで出場機会増を強行したコネ捕手、再びヘルナンデス登板ゲームに触手。結果、「延長10回裏サヨナラ負け」で、サイ・ヤング賞レースに、ヘルナンデスにとりつきたくてしかたがない厄病神の暗雲が再来。

ヘルナンデスのスタッツ
Felix Hernandez Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

とにもかくにも、8回3失点、17勝目。
防御率はわずかに下がってしまったが、勝ったことでサイ・ヤング賞レースに生き残ることができただろう。

ちなみに、グレインキーとヘルナンデスの比較で面白いデータがある。
2009ア・リーグで200イニング投げている投手のうち、グレインキーは、LAAのウィーバー弟や、DETのバーランダーほど極端ではないにしても、指折りのフライボール・ピッチャーのひとりである。(グレインキーのGround ball/Fly Ballの数値は、ウオッシュバーンと同等程度)
対してヘルナンデスは、ハラデイと並んで、ア・リーグで最も極端なグラウンドボール・ピッチャー。2人はア・リーグで最も極端なグラウンドボール・ピッチャーで、シーズンのダブルプレー獲得数も上位にいる。

Ground Ball/Fly Ball
およびダブルプレー獲得数
(2009年9月24日現在)
ヘルナンデスも、キング・オブ・グラウンドボールピッチャー、ハラデイ同様、ダブルプレー獲得数が多く、また、典型的なフライボールピッチャーのウィーバー弟はダブルプレー獲得数がシーズンで5つしかない。
だが、もちろん、フライボール・ピッチャーのグレインキーの併殺数が16であるように、フライボール・ピッチャー全部がダブルプレーが少ないわけではない。
フライボール・ピッチャーだらけのシアトルの投手だが、下記のデータにあげたように、ダブルプレーに仕留めるのが上手くない。
よくウオッシュバーンをフライボール・ピッチャーだからという理由で、セーフコでしか通用しないだのなんだの、とやかく言いたがる馬鹿がいるが、彼はダブルプレーが必要な場面ではきちんとゴロを打たせているように、単なるフライボール・ピッチャーに留まらない投球術をもつ素晴らしい投手である。
また、グラウンドボール・ピッチャーのヘルナンデスと、ズレンシックが無駄にトレードで獲ってきたスネルやフレンチを比較しれみればわかるように、セーフコは球場が広いからフライボール・ピッチャーを獲ってくれば活躍するなどという迷信ほど、内容の無い馬鹿げた話もない。
そんな単純な話が野球で通用するわけがない。

アーズマ     0.36  2
フレンチ      0.44  4
ケリー       0.49  4
オルソン      0.52  9
モロー       0.58  5
バルガス      0.61  11
ウオッシュバーン 0.64  16(DET含む)
スネル       0.66  4
メッセンジャー   0.67  1
ロウ         0.73  5
ローランド・スミス 0.73  5
フィスター     0.76  6
ベダード      0.80  2
ジャクバスカス   0.85  7
シルバ       0.92  4
バティスタ     0.93  9
ホワイト       0.99  5
ヘルナンデス   1.17  19

グレインキーとのQS数、QS%比較
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN


今日のアンパイアは、もともと際どい球をとらないタイプ。
打たれた6回は、今日ヘルナンデスから2安打しているイヤな先頭打者アーロン・ヒルをサードゴロにうちとって「ヤレヤレ」と思ったら、サードのベルトレのエラーで出塁させてしまった。
さらに追い討ちをかけるように、次打者のアダム・リンドに投げた初球、アウトローのカーブが低め一杯にズバっと決まった見事なストライクを、アンパイアがボール判定された。
さすがに大人になったと評判のヘルナンデスも、これにはさすがに多少イライラしたのだろう、リズムが狂って、バーノン・ウェルズへの初球スライダーが真ん中に入ってしまった。

やはりノーアウトで味方のエラーで出塁されるのは、精神的にこたえる。



ロブ・ジョンソンの打撃はコネ捕手に出場機会を与えすぎている9月のゲーム数が少ないために本来のバッティングの集中力を欠いている心配はあったが、杞憂に終わった。
ツーベースを打ったこともさることながら、なにより2つの四球が素晴らしい。
彼の選球眼の良さのポイントのひとつは、今日のような左投手の投げてくる、きわどい所に来るが最後はボールになり、打っても凡打にしかならないアウトコースのスライダーの見極めができて、しかも、手を出さないこと。だからストレート系をミスショットしてファウルしていても、四球につながる。

ヘルナンデスの全登板

4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS 9三振
5月4日  6回自責点6  城島 負け  9三振
5月9日  4回自責点5  城島 負け
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 負け
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
6月10日 7回自責点1    バーク QS
6月16日 9回自責点0    バーク QS
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS 8三振
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS
7月9日  8回自責点1    ジョンソン QS
7月17日 8回自責点2    ジョンソン QS 8三振
7月22日 7回自責点1    ジョンソン QS 8三振
7月27日 5回2/3自責点7 ジョンソン
8月1日  7回自責点2    ジョンソン QS
8月7日  6回自責点3    ジョンソン QS
8月12日 7回自責点0    ジョンソン QS 10三振
8月18日 7回自責点1    ジョンソン QS 9三振
8月23日 6回自責点3    ジョンソン QS
8月28日 7回自責点3    ジョンソン QS
9月2日  8回自責点0    ジョンソン QS
9月8日  7回自責点1 ジョンソン→城島 QSサヨナラ負け
9月13日 7回自責点0    ジョンソン QS
9月18日 9回自責点1    ジョンソン QS
9月24日 8回自責点3    ジョンソン QS 11三振






damejima at 11:27

September 17, 2009

今日も今日とて、高校野球みたいな単細胞リードのコネ捕手城島。

プレイオフがないというのに、ファンに今のチームの目的を明確に示すこともせず、ただただゲームをこなすチームの、漫然としたゲーム。

観客は昨日の17,153人から、さらに減って
わずか16,596人
このチームはファンが望んでもないスタメンと方針で野球をやり、毎日自分で自分の首を絞め続けている。

昨日の最悪なゲームでワカマツが無駄にロウを使ってしまい、今日のゲームのポイントは、ローランド・スミスが6回で終わるのか、それとも7回までもたせられるか、にあったどちらにしてもロウは今日も使って、明日以降はロウは使えない、と(笑)馬鹿だねぇ。ワカマツ。(注:結局、ロウは使わないかわりに、ローランド・スミスを8回まで投げさせて、ホームランを打たれた(笑)馬鹿だねぇ、ワカマツ)
2009年9月15日、城島マスク5連敗。4回無死1、2塁、8回二死1、3塁、城島の「2度のパスボール」で3失点。今日の城島の配球パターンは「ストレートでカウントを整え、あとは外にチェンジアップかスライダー連投」のクソワンパターン(笑)

昨日のゲームを見てもわかるとおり、ホワイトソックス打線は、LAAのような順応力、即応力は全く無い。ホワイトソックスの打者のポイントは昨日同様、2巡目、3巡目の打順に、「コネ捕手のリードの単調さ」に気がつくかどうかだけ(笑)

クエンティンはやっぱり、昨日のゲームでわかったことだが、相手投手のパターンをまったく考えずにバットを振る打者。ダブルプレー。こういう打者がいるから、みんな城島のヘボいリードに気がつかない(笑)

Chi White Sox vs. Seattle - September 16, 2009 | MLB.com: Gameday

4回表
ピアジンスキーのシングルは、外のスライダー。
次のコネルコが打ちそこなったのは、内高めのストレート。
ラミレスが手を出したクソボールは、外のチェンジアップ。
まったく予測どおりなのに、打線がこれじゃ、な。

5回表
やはり、というか、この2巡目のイニング、本来なら失点しているはずのヒット3本。失点せずに済んだのは、またもクエンティンのミスか(笑)いやはや。
クエンティンのヒットは、インハイのストレート
(セカンドを欲張ってアウト)
リオスのヒットは、インローのスライダー(これは例外だったな)
ニックスのヒットは、インコースのストレート

まったく予測どおり。この時点でホワイトソックス、シアトルより多いヒット7本だからな。なのに、0点(笑)

2009年9月16日 6回 ピアジンスキーへの典型的な攻め6回 ピアジンスキー
ショートゴロ


この日の典型的なコネ捕手城島の配球パターン。こんなのが6回になっても通用するのが、ホワイトソックスのダメなところ(苦笑)
インコースのストレートと、アウトローのスライダーを、ただ交互に投げただけ(笑)


7回表
無死1、2塁でクエンティン、ライトフライ。やれやれ・・(苦笑)
ほんとにしょうがない打者だ。素晴らしい強力打線。

2009年9月16日 8回 ベッカム ソロホームラン8回表 ベッカム
ソロホームラン

すでに100球投げているローランド・スミスを8回にも投げさせたのは、完封狙いというより、投手の節約。偶然無失点に抑えただけの5回、7回を見ても、8回のマウンドにローランド・スミスを送りだす無神経さは、単なる欲張り。昨日ロウを無駄使いしたツケを、こんなところで払うワカマツ。


damejima at 11:54

September 14, 2009

イチローがとうとう世紀を代表する大記録に到達した。9年連続200本安打。
正直、ファンとしても当のイチローと同じで肩の荷が降り、ホッとした。これで、これからやっと楽な気持ちでゲームを見ることができる。有難い。毎年同じことを言っている自分も工夫がなさすぎると思うが、毎年思うことだからしかたない。
Ichiro sets MLB record on infield grounder | MLB.com: News(動画あり)

それにしても、胃潰瘍、ふくらはぎの怪我。壁の多いシーズンだった。
4月の一時欠場を知ったときは、正直「今年とうとう大記録も途切れてしまうのか・・・」と、内心不安にかられたものだ。
しかしイチローは、それが記録達成であれ、WBCであれ、いつも最後には「主役」として立派に仕事を達成してくれる。ファンが心配するようなことは、毎度毎度、結局ほとんど必要ないのである。

もちろん、そういう選手なのだとわかっている。わかっていても、やはりハラハラして一挙手一投足、見ずにはいられない。こんなブログをやっているとよほどの変人に思われていることだろうが、日本中どこにでもいる、ごく平凡なイチローファンである。

ある場所で、「今シーズンの欠場で、イチローは休みながらシーズンを過ごしたほうが、結果的に記録達成も早いし、成績も良いことがわかった。年齢のこともある。これからは休みながらシーズンを過ごしてほしい」という意味のことを書いている人がいた。まったく同感である。
だが、野球をするために生まれてきた永遠の野球小僧イチローを、誰がそんな屁理屈で休ませることができるだろうか?到底無理に決まっている。
イチローに「休め」、などと正面きって従わせられる人は、かの仰木さんしか思いつかない。

仰木さん。イチロー、今年もやりましたよ。
だから、これからは少しは休みもとりながら野球するように、どうか仰木さんからきつく言ってやってください。
仰木彬 - Wikipedia



今日のよき日を祝うように、ヘルナンデス15勝目。サイ・ヤング賞レースに首の皮一枚残っている。これからも負けることはできない。
9月8日の登板ではロブ・ジョンソンに代打を出してしまい、最後には城島マスクでサヨナラ負けした。あのゲームが、ヘルナンデスのサイ・ヤング賞レースにどれだけ悪い影響があることか。ヘルナンデスの邪魔をしたくないなら、「城島問題」がよくわかってない監督ワカマツもちょっとは頭を使うべきだ。

Seattle vs. Texas - July 30, 2009 | MLB.com: Gameday

ヘルナンデスがグレインキーとア・リーグ首位を争っている指標に、QS数QS%がある。この日の勝利で、ヘルナンデスのQS数は25になって、グレインキーを1つ上回ったが、QS%はグレインキーと同じだ。ひとつQS数が多いのに、QS%は同じというのでは、正直印象はもちろんグレインキーのほうがいい。もちろんグレインキーの一番の強みは防御率の良さだ。
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN



今日のフェリックスのストライク率は59.6%。(109球。65ストライク、44ボール)けして絶好調という感じではない。
前の登板よりも四球がだいぶ減ったのはいい。四球で崩れる脆弱な投手ではないが、無駄な四球は出さないにこしたことはない。


8月1日  104球58ストライク 55.8% 四球4
8月7日  113球70ストライク 61.9% 四球6
8月12日 105球67ストライク 63.8% 四球4
8月18日 106球69ストライク 65.1% 四球1
8月23日 101球67ストライク 66.3% 四球0
8月28日 104球63ストライク 60.6% 四球1
9月2日  114球67ストライク 58.9% 四球3
9月8日  113球69ストライク 61.1% 四球4
9月13日 109球65ストライク 59.6% 四球1

テキサス先発のホランドは7勝10敗とさえない成績にみえるが、シアトルは相性がよくない。
デレク・ホランド投手の全ゲームログ
Derek Holland Stats, News, Photos - Texas Rangers - ESPN
覚えている人も多いだろう。忘れもしない7月30日だ。9回2アウトまで1安打に抑え込まれて、あわや完封+準完全試合というところまで追い込まれた。最終回に1点だけはどうにか取って、1-7でボロ敗けしたわけだが、1ヶ月半ぶりに借りを返すことができた。



ヘルナンデス2009全登板ゲーム
Felix Hernandez Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS 9三振
5月4日  6回自責点6  城島 負け  9三振
5月9日  4回自責点5  城島 負け
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 負け
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
6月10日 7回自責点1    バーク QS
6月16日 9回自責点0    バーク QS
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS 8三振
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS
7月9日  8回自責点1    ジョンソン QS
7月17日 8回自責点2    ジョンソン QS 8三振
7月22日 7回自責点1    ジョンソン QS 8三振
7月27日 5回2/3自責点7 ジョンソン
8月1日  7回自責点2    ジョンソン QS
8月7日  6回自責点3    ジョンソン QS
8月12日 7回自責点0    ジョンソン QS 10三振
8月18日 7回自責点1    ジョンソン QS 9三振
8月23日 6回自責点3    ジョンソン QS
8月28日 7回自責点3    ジョンソン QS
9月2日  8回自責点0    ジョンソン QS
9月8日  7回自責点1 ジョンソン→城島 QSサヨナラ負け
9月13日 7回自責点0    ジョンソン QS






damejima at 14:13

September 13, 2009

やれやれ。城島マスクでの3連敗の後、ロブ・ジョンソンが連敗を止めた。
9回裏に無死1、2塁で大雨。テキサスが明日のダブルヘッダーと5点差を考えて、無死1,2塁を諦めてくれて、9回裏コールド。

これでモローは2009シーズン先発初勝利。やはり捕手はロブ・ジョンソンだ。


ただでさえ勝率の悪いアウェーのテキサス戦。
モローのノーコン。
酷い雨。
最後は打たれまくるメッセンジャー。
9回裏ジャック・ウィルソンのダブル・プレーにできるゴロのエラー。
無死1、2塁。
大雨で長々と試合中断。

これだけ悪い条件が重なっていて、よく強打のテキサスを3点に抑えて勝てたものだ。

とてもとても2ヶ月もマイナーで調整してきたとは思えないモローのコントロールの酷さ。
だが、それでもロブ・ジョンソンはなんとか2シームなどの変化球を交えて誤魔化し誤魔化し5イニングを投げさせて、モローに今シーズンの初勝利をつけた。

今シーズンのモローの全登板
Brandon Morrow Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN


育成下手のクセにシアトルがいまだに使い続けようと画策するモローをどう安定させられるか。もう何度調整させていることか。簡単な話ではない。

持ち前の速球に、スピードを大きく変化させる意味で、チェンジアップやカーブを混ぜ、緩急を大きくつける速球投手もいるわけだが、モローにしてみれば、普段力をこめまくった腕の振りで速球ばかり投げていて、急に腕の振りを遅くするのは、器用さの無いモローにしてみれば、それは最も苦手なことかもしれない。

もしそうだとすれば、今後のモローに活路があるとすれば、2シームやカットボール、つまりストレートに近い腕の振りで投げられる変化球で、わずかに球道をずらして打者に打ち損じさせることに専念したほうが、彼のためになるかもしれない。
そういう意味では4回5回の2シームだけは通用した今日のゲームはモローの今後の活路に多少なりとも光が見えた部分もないわけではない。


ひとつだけ不思議に思ったこともある。
中盤のホームランのビデオ判定(結果は二塁打に変更)で一時ゲームが中断したときに、判定を待つ間、モローは肩が冷えないようにピッチング練習をしていたわけだが、その後のモローのピッチングは、ほんの少し安定していたように見えたことだ。
モローは、今日のように味方の攻撃時間が長いとカラダが冷えてしまうような代謝の悪さでも体質的にあるのか、すぐに弱気になるメンタル面の問題があるか、もしくはブルペンでの投球数が少なすぎるか。
ブルペンでもう少し投げさせてウオームアップに工夫したほうがいいのかもしれない。なにか解決策は無くもないような感じに見えた。


一方で、2イニング投げたロウが、8月1日を思わせるロブ・ジョンソンとの相性の良さをみせ、非常に良い出来だった。

ビジターのテキサス戦というのは、マリナーズにとって鬼門のカードで、ほとんど勝てていないシチュエーションなわけだが、8月1日にも、ロウが非常にいいピッチングをして、ビジターのテキサス戦の今シーズン初勝利を手にしている。
ロウにとって、たいへんにゲンのいい球場、ということになった。

また、ロウとロブ・ジョンソンの呼吸がいい。
マイナー時代からお互いによく知っている仲だから、当然ではあるが、三振をとりにいく球のチョイスがピタリとはまる、その「スポンとはまる感じ」が、バッテリーにはとても重要だ。
だから三振をとった瞬間にロブ・ジョンソンが立ち上がってサードに送球するまでのリズムが、なんともすんなりとはまって見える。

2009年8月1日、ロブ・ジョンソン、ロウを好投させて終盤を締め、超苦手の『ビジターTEX戦、2009年初勝利』達成。数々のファインプレーにも助けられたヘルナンデスは、粘りの12勝目、ERA2.78、QSも達成。






damejima at 13:49

September 11, 2009

10日のカブス戦で、ピッツバーグのロニー・セデーニョが移籍後5本目(シーズン通算では10号)となる3ランを放ち、3安打3打点。
Ronny Cedeno Stats, News, Photos - Pittsburgh Pirates - ESPN


これで移籍後の成績はこうなった。

移籍後のセデーニョ
34ゲーム出場 109打数31安打 ホームラン5本 18打点
打率.284 OBP.339 SLG.459 OPS.798
シアトル時代含む得点圏
60打数15安打 三塁打2 ホームラン4 26打点(シアトル時代含む)
打率.250 OBP.318 SLG.517 OPS.835

ちなみに、こちらは「スラッガーと噂」の(失笑)コネ捕手城島
ほぼ倍の打数で、この程度(笑)ランナーがいると、2007年同様、まったく役立たずな800万ドルのみすぼらしい粗大ゴミ(笑)

2009城島
59ゲーム出場 201打数50安打 ホームラン8本 21打点
打率.249 OBP.296 SLG.398 OPS.694
ランナーズ・オン
打率.205 OBP.260 SLG.352 OPS.612
得点圏
43打数9安打 二塁打2 ホームラン1 12打点
打率.209 OBP.286 SLG.326 OPS.612


他の数字の比較

ホームラン率 AB/HR
移籍後のセデーニョ 21.8
コネ捕手        33.4
移籍前のジャック・ウィルソン 66.5
移籍後のジャック・ウィルソン 92.0

IsoP
セデーニョ ,174
コネ捕手  .149
移籍前のジャック・ウィルソン .120
移籍後のジャック・ウィルソン .087

SecA
セデーニョ .248
コネ捕手  .204
移籍前のジャック・ウィルソン .180
移籍後のジャック・ウィルソン .163


比較するまでなかったな(笑)哀れなもんだ。
球場の大きさ?(笑)そんなもん、関係ねぇわ。
打てるセデーニョを十分使いもせずに放出して、クレメントを安売りして、代わりに打てもしないジャック・ウィルソンを獲った、そんだけ(失笑)
ズレンシックが神様?(笑)単なるトレードべた(笑)

そして、ビクター・マルチネスやポサダみたいなバッティングができるわけもない、シーズンの半分しか出られないコネ捕手に800万ドル払うんだからな(爆笑)実質シーズンあたりのサラリーに直すなら、倍の1600万ドルの捕手。ぎゃははは。笑える。

半分しかシーズン出なくても800万ドル、1シーズンに直せば1600万ドルもらってるのと同じ「史上最高サラリーのキャッチャー」(爆笑)イチローですら越える高額サラリーのヘボキャッチャー(笑)

なのに、無能な評論家は「もっと城島を出せ」(笑)
あのな。出さないんじゃあないの、オッサン。
「出られない」の。わかった?(笑)

スラッガー気取りの9月のコネ捕手(笑)は、ランナーがいない場面での三遊間まぐれシングルと、消化試合での帳尻ソロ・ホームランのみ(失笑)






damejima at 21:22

September 03, 2009

初回にヒットを打ったLAAの先頭打者フィギンズは二盗を試みたが、ロブ・ジョンソンが素晴らしいコンロトールで盗塁を刺し、ビル・ホールのファインプレーなどもあってバックがヘルナンデスの立ち上がりを支え、ヘルナンデス8回無失点、14勝目。サイ・ヤング賞に一歩近づく大きな勝利と防御率アップとなった。

He and catcher Rob Johnson were on the same page the entire game.
Jim Street ,MLB.
Felix baffles Angels, outduels Kazmir | Mariners.com: News

LA Angels vs. Seattle - September 2, 2009 | MLB.com: Gameday

それにしてもわからないのは、あいもかわらずの「ロートル優先の選手起用」だ。
今シーズン残り一ヶ月しかないのに、サードのポジションを怪我明けのベルトレの打撃復調のために消費してしまい、DH枠は、チャンスを潰してばかりで打てもしないスウィニーに与え続けて終わってしまうつもりなのか。(コネ捕手城島やグリフィーは論外)
移籍後の打率が2割しかないジャック・ウェルソン起用もまったく意味がない。もし2人のウェルソンの守備力が同程度なら、打撃が良くサラリーも安いジョシュ・ウィルソンのほうをなぜ使わないのか。
打てないビル・ホールもそうだ。たしかに今日は活躍した。だが、それはたまたまそういう日もある、という程度の話。基本的にビル・ホールのスイングは酷い。いちいち大きく反動をとってからでないと振れない。あんな酷いリズムの取り方で、手元で変化するメジャーの球を、カラダに近いポイントで人並みにバッティングできるわけがない。

こういう若手軽視で「不良債権を貯め続ける」選手起用は、ここ何年もシアトルでやり続けている。セプテンバー・コールアップも、毎年毎年チーム順位がたいしたことがないクセに、懲りもせずに、老人たちの帳尻打撃ために無駄にし続けている。
例えば打撃が同じ程度なら、サラリーが安く、今後の伸びしろが期待できる若い選手を使うほうが予算が節約できるし、また、もし守備が同程度なら打てる選手のほうを使ったほうがチームは勝てる。それなのにサラリーが高いのに成績は若手とかわりばえしない老人ばかりをスタメンに使い続けてきた。ロブ・ジョンソンと城島のチョイスにも同じようなシアトル独特の若手軽視は表れている。

なぜそんな単純な選択すらできないのか。
こういう起用の間違いで、何人有望選手を外にほうりだしてきたか。

2009のセプテンバー・コールアップでも、ウオッシュバーンを安売りしてしまったせいでワイルドカード絶望のクセに、チームの方針転換もたいしてしていない。若手を上げて経験を積ませることもせず、9月というのに、老人たちばかりスタメンに留まっている。

これで来年のチームが良くなるわけがない。
コアな観客層は既に8月以降、とっくに今年のチームマネジメントの無理なローテ投手陣改造失敗によるワイルドカード争い脱落に呆れてスタジアムを離れている。



今日のフェリックスは114球で、ストライク67、ボール47で、ストライク率は58.9%で、彼の数字としてはよくない。8月上旬に一時改善されてきていたストライク率だが、8月下旬以降、また下がってきたのが、なんとも気になる。
四球3個は、このところのヘルナンデスにしては多い(ヘルナンデスは自分の出した四球にイライラして崩れる部分もあるから注意が必要だ)打者に対して初球がボールになると、ボール先行してカウントを悪くしやすい。
ただ、強打者ぞろいのLAAに、「初球は絶対にストライクを投げる」と決めてかかると、狙い打ちされて自滅する、ということもある。兼ね合いが難しいが、今日はそこはうまくいっていた。
8回無失点に抑えられたのは、ボール3カウントから投げるストレートにバットをへし折る球威があったことや、ゲーム終盤アウトコースに使ったシンカーでストライクがとれるようになって、球数が一気に節約できたことが大きい。
悪いなりにロブ・ジョンソンがまとめた、というところ。

8月1日  104球58ストライク 55.8% 四球4
8月7日  113球70ストライク 61.9% 四球6
8月12日 105球67ストライク 63.8% 四球4
8月18日 106球69ストライク 65.1% 四球1
8月23日 101球67ストライク 66.3% 四球0
8月28日 104球63ストライク 60.6% 四球1
9月2日  114球67ストライク 58.9% 四球3



今日最も圧巻だったのは、ヘルナンデスがトリー・ハンターから奪った2三振も素晴らしいが、むしろ、9回にアーズマが対戦した2人目の打者モラレスからとった空振り三振が素晴らしい。素晴らしいコントロールと配球だった。
今シーズン急成長したモラレスは長打率なんと6割に迫るLAA期待の若手だが、1−0からlアウトコース一杯に速球で2ストライクをとって、1−2と追い込んだ後に、3球目のストレートとまったく同じ軌道、まったく同じ腕の振りから、スッと落ちる4球目の2シームを投げ、見事に空振り三振させた。
振っても三振、振らなくても三振。完璧な1球だった。

2009年9月2日 9回モラレス三振9回 モラレス 三振


アーズマは誰がキャッチャーでも同じ、と、思い込んでいる人もいるかもしれないが、そんなことはない。アーズマは、かつてのビッグスリー同様、ロブ・ジョンソンが受けたほうがずっと成績がいい。
アーズマがロブ・ジョンソンに投げるときは、
「城島より被打率が1割も優れている」
「城島が受けるより三振が多く、四球が少ない」
「その結果、SO/BBが城島の2倍優れている」

これが事実だ。

      BB SO SO/BB 被打率
ジョンソン 14 43 3.07 .154 (35ゲーム117打席)
城島    13 21 1.62 .250 (22ゲーム84打席)

アーズマの1ゲームあたりの三振と四球
ジョンソン 1.23三振 0.40四球
城島    0.95三振 0.59四球
(2009年9月1日現在)


ヘルナンデス2009全登板ゲームログ

4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS 9三振
5月4日  6回自責点6  城島 負け  9三振
5月9日  4回自責点5  城島 負け
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 負け
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
6月10日 7回自責点1    バーク QS
6月16日 9回自責点0    バーク QS
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS 8三振
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS
7月9日  8回自責点1    ジョンソン QS
7月17日 8回自責点2    ジョンソン QS 8三振
7月22日 7回自責点1    ジョンソン QS 8三振
7月27日 5回2/3自責点7 ジョンソン
8月1日  7回自責点2    ジョンソン QS
8月7日  6回自責点3    ジョンソン QS
8月12日 7回自責点0    ジョンソン QS 10三振
8月18日 7回自責点1    ジョンソン QS 9三振
8月23日 6回自責点3    ジョンソン QS
8月28日 7回自責点3    ジョンソン QS
9月2日  8回自責点0    ジョンソン QS






damejima at 11:21

August 31, 2009

7月末に突然、ウオッシュバーン同様にクレメントセデーニョがピッツバーグにトレードされて1ヶ月が経った。
放出したセデーニョもショートなら、獲得したジャック・ウィルソンもショート。同じポジション同士の選手のトレードに、どんな意味がある。ジャック・ウィルソンの年棒の高さ、打力の無さを考えれば、普通に考えてこんなトレード、ありえない。まったく、くだらない。

結果的には打撃のいいジョシュ・ウィルソンがいたのだし、ジャック・ウィルソンなどあわてて獲得しなければならない必要など、どこにもなかった。

同じポジションのプレーヤーの交換なだけに、打撃も含めて比較はたやすい。あとに挙げた数字をみれば一目瞭然だが、リーグの違いに関係なく、移籍前後のジャック・ウィルソンのバッティングは、「移籍前」のセデーニョ以下だ。シアトルはロニー・セデーニョのバッティングも、クレメントのバッティングも、ロクに試しもしないまま、やすやすと手放した。

これは何度も言うように、今年のチームマネジメントの、多々あった失敗のひとつだ。
2008年の最重要戦犯だった城島をまたもや正捕手に起用したことに始まり、プレーオフを積極的に狙うのか、狙わず再建にあたるのか、明確な方針をファンに提示することすらせず、トレードでは必要のない選手を獲り、必要な選手を放出し、若手の活用に出遅れた。
ウオッシュバーンやクレメントを意味不明に放出し、ローテ投手の混乱から勝率の低下を招いた。一方でDH枠活用によるプレーヤーの休養に大きく失敗して選手の故障を多発させた。
そうしたマネジメント側の数々の失敗で、結果的に自らプレーオフ進出を手放した。

Ronny Cedeno Stats, News, Photos - Pittsburgh Pirates - ESPN

セデーニョは、移籍後の一ヶ月でセデーニョは20本のヒットを打って、月間で打率.299、長打率.506、OPS.846と、堂々たる成績で、ショートの座を争っている。20本のヒットのうち、二塁打が2本、三塁打1本、ホームラン4本と、長打が並んでおり、いまや移籍後のセデーニョは、「グリフィーよりもホームラン率が高い」バッターである。
8月17日からの対ミルウォーキー3連戦では、2本のホームランを打って、チーム5連勝のきっかけを作っている。
8月22日に小指の怪我で3日間休んだが、26日から代打で復帰。代打として4試合出て、4打数3安打(二塁打2本)と集中力をみせた。
その後8月30日にはしっかりとスタメンに復帰。復帰後も、さっそく8打数3安打で、三塁打1、四球3、打点1と、貧打のピッツバーグでひとり気を吐いている。

ピッツバーグでのセデーニョの動画集(公式サイト)
Multimedia Search | MLB.com: Multimedia

8月2日 2つのファインプレー
Baseball Video Highlights & Clips | WSH@PIT: Cedeno makes two great plays in the third - Video | MLB.com: Multimedia
8月3日 ファインキャッチからのダブルプレー
Baseball Video Highlights & Clips | WSH@PIT: Cedeno makes two great plays in the third - Video | MLB.com: Multimedia
8月6日 2点タイムリー
Baseball Video Highlights & Clips | ARI@PIT: Bucs reclaim lead on Cedeno's two-run single - Video | MLB.com: Multimedia
8月8日 2ランホームラン
Baseball Video Highlights & Clips | STL@PIT: Cedeno hits a two-run home run to left field - Video | MLB.com: Multimedia
8月19日 2ランホームラン
Baseball Video Highlights & Clips | MIL@PIT: Cedeno socks a two-run homer to left field - Video | MLB.com: Multimedia
8月31日 ダイビングキャッチ&ストロングスロー
Baseball Video Highlights & Clips | STL@PIT: Cedeno's stellar diving play robs a hit - Video | MLB.com: Multimedia

8月2日のAB/HR
この日書いた記事では、セデーニョが打席数の割にはホームランを打っていることや、IsoPなどの数字から、シアトルファンから非力と言われ、1割バッターと揶揄され続けたこの守備の名手の「隠された長打力」に注目してみた。
2009年8月2日、セデーニョ移籍先で2ランHR含む15打数4安打。3人のショートストップを打撃で比較しつつ、「ショートストップ・トレード騒動」と、「クレメント放出の無意味さ」を考える。

14.0 ブラニアン
24.8 グリフィー
25.2 ロペス
27.8 グティエレス
28.0 ハナハン
34.6 城島2007
37.2 移籍前のセデーニョ
38.8 移籍前のバレンティン
46.0 スウィニー
46.7 城島2009
54.1 城島2008
59.4 ベルトレ

それが、移籍して1ヶ月たった8月30日にはこうだ。
ロニー・セデーニョはいまや、監督ジョン・ラッセルが怪我からの復帰を心待ちにするほどのチームの主力。必死に帳尻ホームランを狙い続けて、かえってメジャー初の三振の山を築きだして、月間打率が.182しかないコネ捕手より、よほどチームバッティングを心がける真摯なロイヤリティとマトモな長打力がある。

8月30日のAB/HR
13.9 ブラニアン
18.3 移籍後のセデーニョ
22.9 グリフィー
24.3 ロペス
30.7 城島2009
31.4 グティエレス
34.6 城島2007
37.2 移籍前のセデーニョ
38.8 移籍前のバレンティン
39.0 ハナハン
46.0 スウィニー
54.1 城島2008
55.0 移籍後のバレンティン
59.4 ベルトレ


打率
移籍前セデーニョ .167
移籍後ウィルソン .215
城島        .239
移籍前ウィルソン .267
移籍後セデーニョ .288

SLG 長打率
移籍前セデーニョ .290
移籍後ウィルソン .338
城島        .370
移籍前ウィルソン .387
移籍後セデーニョ .479

BB/PA 打席あたりの四球数
移籍後セデーニョ .026
城島        .036
移籍後ウィルソン .043
移籍前セデーニョ .051
移籍前ウィルソン .053

IsoP Isolated Power
移籍前ウィルソン .120
移籍後ウィルソン .123
移籍前セデーニョ .124
城島        .130
移籍後セデーニョ .192

SecA Secondary Average
城島        .168
移籍前ウィルソン .180
移籍前セデーニョ .183
移籍後ウィルソン .185
移籍後セデーニョ .233






damejima at 12:45

August 30, 2009

5回までの投球数が多く、たとえQSを達成したとしても6回までで一杯だろうと思われたヘルナンデスだったが、7回にわずか8球で終える快投をみせた。結局、104球で7回まで投げてくれて、無事13勝目。サイ・ヤング賞になんとか望みをつないだ。
Kansas City vs. Seattle - August 28, 2009 | MLB.com: Gameday

ストライク63に対して、ボールが41、ひさしぶりに全投球におけるストライク率の低いゲームだった。以前、今シーズン途中でトルネード風にフォームをいじりだしてから、どうもコントロールが悪くなっているような気がする、と以前指摘したことがある。

とはいえ、8月はゲームごとにストライク率が上がってきている。8月最初の3ゲームで14ものフォアボールを出していた最悪の状態は、この数ゲームで脱しつつある。

8月1日  104球58ストライク 55.8% 四球4
8月7日  113球70ストライク 61.9% 四球6
8月12日 105球67ストライク 63.8% 四球4
8月18日 106球69ストライク 65.1% 四球1
8月23日 101球67ストライク 66.3% 四球0
8月28日 104球63ストライク 60.6% 四球1

ヘルナンデスの全登板ゲームのストライク数

Felix Hernandez Game Log | Mariners.com: Stats

ヘルナンデスは、これでQS数22、QS%0.81。QS数21のグレインキーをひとつ引き離して、ア・リーグのQS数、QSパーセンテージ、2つのランキングでトップに立った。
30日のカンザスシティ第4戦で、グレインキーの登板があるが、そのゲームでグレインキーがQSするかどうかが重要になった。
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN

2009年8月28日 ア・リーグQS数QS%ランキング


ヘルナンデスの2009全登板ゲームログ

4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS 9三振
5月4日  6回自責点6  城島 負け  9三振
5月9日  4回自責点5  城島 負け
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 負け
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
6月10日 7回自責点1    バーク QS
6月16日 9回自責点0    バーク QS
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS 8三振
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS
7月9日  8回自責点1    ジョンソン QS
7月17日 8回自責点2    ジョンソン QS 8三振
7月22日 7回自責点1    ジョンソン QS 8三振
7月27日 5回2/3自責点7 ジョンソン
8月1日  7回自責点2    ジョンソン QS
8月7日  6回自責点3    ジョンソン QS
8月12日 7回自責点0    ジョンソン QS 10三振
8月18日 7回自責点1    ジョンソン QS 9三振
8月23日 6回自責点3    ジョンソン QS
8月28日 7回自責点3    ジョンソン QS






damejima at 14:49

August 26, 2009

アウェイのアナハイム戦に先発したウオッシュバーンだが、1番から6番まで、6人もの「3割打者」が並ぶLAA相手だけに苦しんだが、なんとか6回を3失点に抑えきって、同点のままマウンドを降りることができた。キャッチャーは、先日のシアトル戦のウオッシュ登板ゲームで、終盤代打で出てきて2ランタイムリーを打った、ゲンのいいルーキーキャッチャー、アビラ。
7回満塁でのワイルドピッチ
アブレイユのホーム突入を阻止するアビラの好プレー

(投手はウオッシュバーンではない)
Baseball Video Highlights & Clips | DET@LAA: Avila corrals a wild pitch and throws home - Video | MLB.com: Multimedia

グランダーソンのファインキャッチ
イリノイ大学のエンブレムカーティス・グランダーソンはイリノイ州ブルーアイランド生まれで、シカゴ郊外イリノイ州リンウッド育ち。高校もイリノイ州内なら、大学もイリノイ大学シカゴ校。まさにデトロイト・タイガースで野球をやるために生まれてきたセンタープレーヤー。
Baseball Video Highlights & Clips | DET@LAA: Granderson chases down a fly at the track - Video | MLB.com: Multimedia

デトロイトはまだ優勝が決まったわけではないが、対LAAというカードは、今シーズンのプレーオフに予想されるカードのひとつなわけで、ポストシーズンのプレマッチとしても、今日のゲームで勝った意義は大きい。

107球を投げてストライク59、ボール48。特にストレートのコントロールがよくなく、ストライクボールがはっきりした投球ぶりで、ほぼ毎回のように走者を出したが、シンカーなどで要所を抑えきった。
ここまでボールだらけの投球内容だと、普通はもっと四球を乱発するものだ。だがウオッシュバーンの四球は結局2というのだから、いかにもウオッシュバーンらしい。

唯一の失点イニングの2回、ストレート系に強いケンドリックに打たれた3ランは、インコース低めのストレート。けしてコースが甘くなったわけではない。2-0からのバッティングカウントだったことが大きい。
そこでウオッシュバーンはケンドリックの次の打席で、最初の2球、珍しく続けてスプリッターを投げた。そのあと、ホームランを打たれた「インコース低め」に、こんどはストレートではなくシンカーを投げてゴロアウトにしとめたあたり、二度同じ失敗をしなかったのは、ウオッシュバーンのベテランらしい味。(第3打席では、またもやストレートを投げてシングルを打たれたが、それも勝てばご愛嬌)

最終回は1,3塁のピンチだったが、100マイルストレートを投げるロドニーが、LAAの主軸ハンター、ゲレーロ、リベラを、100マイルストレートとチェンジアップでかわし、ウオッシュバーンに移籍後2つめの勝利となる9勝目がついた。

Detroit vs. LA Angels - August 25, 2009 | MLB.com: Gameday

今日、フライPのウオッシュバーンがなんとかホームラン1発ですましてチームを勝利に導くことができた理由は、このゲームで3度もあった1死1、2塁で、ランナーを一度も進塁させなかった粘り強さ。この粘り強さこそ、ウオッシュバーンのウオッシュバーンらしさ。シンカーが要所で効いた。

2009年8月25日 DETvsLAA 1回1死1、2塁ゲレーロ ダブルプレー初回1死1、2塁
ゲレーロ ダブルプレー


見逃した初球と打った3球目はウオッシュバーンの決め球のひとつ、シンカー。初球は低すぎて見逃されたが、いわゆるストライクゾーンからボールになった3球目のシンカーは、注文どおり引っ掛けてくれて、ダブルプレー。

2009年8月25日 DETvsLAA 3回1死1、2塁リベラ ファウルフライ.jpg3回1死1、2塁
リベラ ファウルフライ


2球目にインコースに落とした71マイルの超スローカーブが「ドルフィン」。最後の4球目はちょうどケンドリックに打たれたホームランと同じコースのストレートだったが、「ドルフィン」がイメージに残ったリベラは、4球目のインサイドのストレートを下からすくい上げた。組み立ての妙。

2009年8月25日 DETvsLAA 5回1死1、2塁ゲレーロ 三振.jpg5回1死1、2塁
ゲレーロ 三振


初回ダブルプレーのゲレーロ同様、2球目と5球目にシンカーを投げて、これが再び効いた。ホームラン後の打席のケンドリックを4回に仕留めたのもシンカー。

もともとストレートに球威があるタイプではないが、それでもここまでストレートにコントロールのない今日のようなウオッシュバーンが、3割バッターを6人並べるチームと対戦するのはつらいが、それでも、シンカーをメインに、スプリッター、「ドルフィン」などで打者ごとに味付けをかえながら、変化球で打者を切り取っていく味があるために、なんとか乗り切れる。

今自動車産業の崩壊に瀕しているアメリカ社会にとって、デトロイトという街がどういう意味をもつかは、誰よりもデトロイト・タイガースの選手たちがよくわかっていることだろう。
デトロイトとウオッシュバーンに「オクトーバー・ベースボール」の灯りが見えてきた。
Tigers a big source of pride in Motown | MLB.com: News
"It would be extra special to have October baseball here," Laird said.








damejima at 14:29

August 21, 2009

当然、ウオッシュバーンが先発するデトロイト戦に、シアトル側のキャッチャーはロブ・ジョンソンだと思って、ハートウオーミングな記事を書いたMLBのシアトル公式サイトのライター、ジム・ストリートは、こんな記事を彼のブログに書いて、ワカマツ監督の行為にクビを傾げた。


Street's Corner: Hall in Motown, Kenji behind the plate

While it wasn't a big surprise that Hall isn't in today's lineup against former Mariners left-hander Jarrod Washburn, catcher Rob Johnson was not in the lineup as expected. Manager Don Wakamatsu said he liked the matchup "both offensively and defensively" with Joh behind the plate. That puts a major crimp on his plans to face his former batterymate, Jarrod Washburn, for the first time and get a different perspective of the "dolphin" pitch Washburn throws.

(トレードで獲得したばかりの内野手)ホールが元マリナーズの左投手ウオッシュバーンと対戦する今日の先発メンバーにいないことは、さして大きな驚きではないものの、キャッチャーのロブ・ジョンソンは期待どおり先発しなかったことには驚いた。ワカマツ監督は、城島マスクにすることについて、(ウオッシュバーンとの)「攻守両面での」マッチアップが気にいっているらしい。それは初めてかつてのバッテリーメイトのウオッシュバーンと対戦し、ウオッシュバーンの投げる『ドルフィン』の違った視点を得ようとするロブ・ジョンソンの計画をひどく妨げることになる、ということだ。






damejima at 16:59
7月末のトレード期限ギリギリになってデトロイトにトレードされたウオッシュバーンが、8月20日のデトロイト対シアトルの対戦で登板することになって、シアトルの公式サイトのジム・ストリートが心温まる記事を書いてくれたので、紹介しておく。


:このゲームの実際の顛末は失笑もののエンディングを迎えることになる。実際のゲームについての記事は既に書いたが、あまりにも記事が長いのと、いい話あまりにも馬鹿らしい話を共存させておくのも気分が悪いので、記事をできるだけ分割してみることにした。
8月20日のデトロイト戦の失笑ものの幕切れについて読みたい人は、こちらの記事を読んでほしい。
2009年8月20日、MLB公式のジム・ストリートはロブ・ジョンソンとウオッシュバーンの対決をユーモラスに記事にした。 →だが無粋なチームの監督さんがスタメンマスクに選んだのは、なぜか城島 →最悪の「サヨナラ負け」(失笑)



イルカ

Johnson to face former batterymate | Mariners.com: News
written by Jim Street

Mariners catcher Rob Johnson said Wednesday that he was looking forward to seeing the "dolphin" from a different angle.
マリナーズのキャッチャー、ロブ・ジョンソンは「ドルフィン」を違った角度から見られる水曜を楽しみにしているという。(中略 ウオッシュバーンがフリッパーと呼んだ球を、ロブ・ジョンソンが「ドルフィン」と呼び変えたことの説明)
Washburn and Johnson meet again on the field on Thursday afternoon in the final game of the three-game series between the Mariners and Tigers.
ウオッシュバーンとジョンソンは、マリナーズとタイガースの3連戦の最終戦のある木曜の午後にフィールドで再会する。

"It will be really fun," Johnson said. "I know what he throws, and he knows I know what he throws, so it's definitely going to be a battle. We're both very competitive.
「すごい楽しみ」とジョンソンは言う。「僕は彼が投げる球を知っているし、彼も僕が彼の球を知っていることはわかってるわけだから、もちろんバトルになるろうね。僕らは2人とも負けず嫌いなんだ。」

"It is going to be awfully weird pitching against them," Washburn said. "It is strange. Just two weeks ago I was a member of that team, and now I have to go out and try to beat them."
「マリナーズ相手に投げるのは恐ろしく変な感じだよ」とウオッシュバーン。「奇妙な感じだよ。たった2週間前には、チームの一員だったのに、今は僕は外部にいて、彼らを負かそうとしているんだからね」(この後の一部略 トレードの経緯など)

"I spent the whole season rooting for every one of those guys to get a hit and do well every time they stepped into the box," Washburn said. "Now, I'm going to have to go out there, knowing every guy's weakness better than any other team. But at the same time, everyone who steps into that batter's box knows exactly what I have to offer on the mound."
「シーズン全体を費やして僕は、彼らが打席に入るときは、ヒットを打って、いい結果を得られるようにいつも応援してきた。」とウオッシュバーンは言う。「でも、今はデトロイトに行かなければならなくなって、シアトルの打者がどんな弱点をもってるか、ほかのどのチームよりもよく知っている。でも同時に、打席に入るシアトルの誰もが、マウンドの僕がどんな球を投げるのか、正確にわかってるわけだね」

Washburn said the transition from being a Mariner to a Tiger has been a challenge.
ウオッシュバーンはタイガースからマリナーズへの移籍はひとつのチャレンジになっている、という。
"I guess I probably am not totally adjusted," Washburn said. "It will help when the Mariners leave town, I suppose."
「思うに、僕はたぶんまだ十分適応できたとはいえないと思う」とウオッシュバーンは言う。「マリナーズがデトロイトを去るにあたってヘルプになるとしたら、そこだと思うね」
ブログ注:ここでウオッシュバーンが「まだ自分がデトロイトに適応しきってない」と言っているのは、明らかにデトロイトのキャッチャー、レアードとのバッテリーの呼吸のことだろう。つまり、だからこそ、シアトル時代のロブ・ジョンソンとのバッテリーのように、十二分に力を出せるかどうかまだ確信はない、と言っているわけだ。

Asked who he is looking forward the most to face, he paused for a few seconds and said: "Rob Johnson. I just love that kid. Having had a better view of any of my pitches than anyone on that team, there will be absolutely no surprises for him."
彼に誰と対戦したい?と尋ねると、ウオッシュバーンは数秒おいて、こう答えた「ロブ・ジョンソンだね。僕はとにかくあの小僧っ子が気にいってたからさ。チームの誰よりも、僕の投球をしっかり見守り続けてくれた。彼がそういうことをすることには、なんの驚きもないけどね、そういう子だし。」

On that day in Arlington when Washburn bid his former teammates adieu, Johnson had one request.
アーリントン・パークでウオッシュバーンが前のチームメイトとお別れをした日に、ジョンソンはひとつのリクエストをした。
"He told me I had to throw him a dolphin at least once because he wants to see what it looks like from the batter's box," Washburn said.
「ロブは僕に、打席からどんな風に見えるかどうしても知りたいから、最低1球は『ドルフィン』を投げてくれって言うんだ」

Will he?
投げるつもり?
"We'll see," Washburn quipped.
「試合になればわかるさ(笑)」と、ウオッシュバーンはすかさず言った。

"But if I do and he hits it out, I told him that I would get another ball from the umpire immediately and drill him as he's rounding the bases."
「でも、もし僕がドルフィンを投げて彼がヒットなんか打ちやがったら、僕は彼がベースを一周してるとき、すぐに、アンパイアから別のボールを手に入れて、奴にぶつけてやるけどね(笑)」

ルアー






damejima at 14:27

August 18, 2009

この8月12日のゲームは映像で見ていないのだが、疲労回復を理由にロブ・ジョンソンを1ゲーム休ませたくらいだから、大変なゲームだったことは容易に想像できる。
それはそうだ。ついこの間、完全試合をやったばかりのホワイトソックスのエースと、シアトルのエースの激突で、9イニング+5イニング、1試合半もやったのだ。疲れないほうがおかしい。
Griffey gives Mariners win in 14 innings | Mariners.com: News

サードランナーを刺したロブ・ジョンソンの強肩
Baseball Video Highlights & Clips | CWS@SEA: Johnson's pickoff gets Podsednik - Video | MLB.com: Multimedia

ヘルナンデスはこのゲームで10三振を奪っている。2ケタの三振を奪うのは、5月24日のサンフランシスコ戦以来。つまり、ひさびさにヘルナンデスが、世間の人の言う「ヘルナンデスらしい」ピッチングをした、ということになる。(実際のヘルナンデスはストレートで三振をとるピッチングばかりしているわけではない)
2009年5月24日、ヘルナンデスは無敗のパートナー、ロブ・ジョンソンを捕手に8回自責点1でQS達成、10奪三振でひさびさのデーゲームを勝利に導いた。

この8月12日、ヘルナンデスがひさびさの2ケタ三振で自責点ゼロと、ヘルナンデスらしいピッチングをできたについては、7月27日にブルージェイズに打ちこまれた次の登板でヘルナンデスがわずか2三振で勝利投手になった8月1日のゲームでの勝利がたいへん大きい。

2009年8月1日、ロブ・ジョンソン、ロウを好投させて終盤を締め、超苦手の『ビジターTEX戦、2009年初勝利』達成。数々のファインプレーにも助けられたヘルナンデスは、粘りの12勝目、ERA2.78、QSも達成。



8月1日のゲームはよく覚えている。象徴的なのが三振数で、わずか2つしかない。奪三振数のランキングでも上位のヘルナンデスが、わずか2三振で勝ち投手になったのである。いかに彼の調子がホンモノでなかったかがわかる。
この前の登板の7月27日、疲労のたまったヘルナンデスはブルージェイズ相手に11安打2ホームランを打たれ、7失点していた。続く8月1日のゲームでも、どの球種もキレがなく、ヘルナンデスは前回の登板の大敗から完全には復調していなかった。

だが、その大敗で自信が揺らぎかけたヘルナンデスを、野手とブルペン、そしてロブ・ジョンソンがよく助けた。守備のファインプレーとセットアッパーのロウの好投などに助けられた。あんなに良いロウは今まで見たことがない出来だった。



投手というものは、シーズンずっと好調をキープできたら、そんな旨い話はないわけだが、世の中、そう甘くはない。たとえ多少調子を落としているときでもマウンドに上がらなければならないことがある。それがローテの中心を背負うエースというものだ。


だからキャッチャーは本来、投手の調子によって多少はリード内容を変えなければならない。

そんなこと、誰でもやっている、と思うかもしれない。

しかし、例えば、9三振を奪いながらヘルナンデスが6失点して負けた5月4日のゲームを見ればわかる。キャッチャーは城島だ。
この5月のゲームは、自軍の先発投手の調子も、相手打線の調子もおかまいなしに、馬鹿のひとつ覚えで三振をとりにいく城島マスクの典型的ゲームのひとつで、この5月の3連敗以来、ヘルナンデスは城島相手に投げるのを一切止めた。


ローテからはずして休ませることのできない主力投手の調子がたまたま良くないことは、往々にしてある。8月12日のヘルナンデスも、ストレートにいつもの勢いがなく、また変化球のコントロールもイマイチだった。
そういう場合に、投手に「三振を無理にでも奪いにいくような投球」「無理にコーナーを狙い続けるような配球」、あるいは「盗塁を刺しやすくするためだけの配球」を要求し続けていたら、そんな馬鹿なキャッチャー相手に、誰も投げようとは思わなくなるのは当然だ。

それなのに、投手の球が真ん中にそれてホームランを打たれでもしようものなら、「城島が構えたミットにボールがこないで、逆球が来た。悪いのは投手で、城島は悪くない。」などと、馬鹿丸出しの話を得意満面でしゃべる馬鹿が、ファンにも、解説者にもいる。どこまで馬鹿なのだろう。おそらく、自分が無知と恥を晒しているのがわからないのだろう。



もし8月1日のゲームで、城島の馬鹿リードのようなことをしていたら、確実にヘルナンデスは2連敗して調子を崩し、精神的にも崩れていたことだろう。それが、5月4日のゲームと、8月1日のゲームの違い、コネ捕手城島と、ロブ・ジョンソンの違いである。
ロブ・ジョンソンはこの8月1日のゲームでは、このところ初回からストレートを狙い打たれがちだったヘルナンデスに、変化球主体で投げさせたりしつつ、無理に三振を奪いにいくような配球をしないことによって、けして調子のよくはないヘルナンデスに結果的に12勝目をプレゼントしている。

そんな8月1日のゲームから用意されていた「ヘルナンデスの再生」が果たされたのが、この8月12日の完全試合男バーリーと投げ合ったゲームである。ロブ・ジョンソンもほっとして、その夜は疲れて爆睡したことだろう。


ヘルナンデスの2009全登板ゲームログ

4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS 9三振
5月4日  6回自責点6  城島 負け  9三振
5月9日  4回自責点5  城島 負け
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 負け
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
6月10日 7回自責点1    バーク QS
6月16日 9回自責点0    バーク QS
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS 8三振
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS
7月9日  8回自責点1    ジョンソン QS
7月17日 8回自責点2    ジョンソン QS 8三振
7月22日 7回自責点1    ジョンソン QS 8三振
7月27日 5回2/3自責点7 ジョンソン
8月1日  7回自責点2    ジョンソン QS 2三振 勝ち
8月7日  6回自責点3    ジョンソン QS
8月12日 7回自責点0    ジョンソン QS 10三振







damejima at 14:55

August 06, 2009

新しい街に暖かく迎えてもらったようで、よかった。
次の登板で頑張れウオッシュ。

イルカ



デトロイトに移籍したウオッシュバーンは、2009年8月4日の火曜日に、さっそくボルチモアとの第2戦に登板したのだが、5回1/3を投げて自責点6で、7敗目を喫してしまった(8勝7敗)。
試合後ウオッシュバーンは、アメリカのスポーツ選手としてはこれ以上ないくらいに素直にふがいないスタートを認めて、移籍後にこれからも続くスターターとしての自分の責任を改めて確認するかのように、自分の言葉でファンとチームにこんなふうに話した。
"There's no excuse. I didn't do my job. I didn't have command," Washburn said. "I wanted to start out on the right foot and give everyone a good first impression. But what happened was the exact opposite of that."
「言い訳のしようがない・・。自分の仕事ができなかった。コントロールがなかった。」とウオッシュバーン。「好スタートを切って、みんなにいい第一印象を与えたかった。でも起こったのは、その正反対のことだった。」
Game Wrapup | tigers.com: News

Washburn struggles in Tigers debut | tigers.com: News
イディオム
get off on the right foot
start out on the right foot
好スタートを切る。幸先良いスタートを切る。


デトロイトには日刊紙として、Detroit Free Pressと、Detroit Newsがあり、それぞれにデトロイト・タイガースのページを持っている。

Detroit Free Press タイガースページ
Freep.com | Detroit Tigers | Detroit Free Press

Detroit News タイガースページ
detnews.com | The Detroit News | Tigers-MLB | The Detroit News Online -- Your source for Detroit Tigers news, analysis and commentary.


今回のウオッシュバーンのデビュー戦について両紙は共通して、「毎度のことだが、投手へのRS(ラン・サポート)つまり、打線の援護がないタイガース」というトーンでチームの基本的問題点を嘆いてみせる記事を書いて、やってきたばかりの投手をかばい、慰めてくれた。

各紙が書いているように、ウオッシュバーンの調子がまだ本来のものでなかったのはたしかだが、一方で監督リーランドが厳しい口調で指摘しているように、打線の援護がないゲームが多いのもまた事実。
僅差で優勝争いが続いているア・リーグ中地区だが、デトロイトは7月に1点差で負けたゲームが8試合もあった。
その1点差巻けの8試合うち、4試合のスコアは1-2だったが、その4試合のうちの2試合はシアトルとのゲームで、ウオッシュバーン自身がトレード相手のフレンチと投げ合ってデトロイト打線を翻弄した7月23日のゲームも含まれる。

記事中にあるエドウィン・ジャクソンは、防御率はよくなかったものの14勝したタンパベイから2008年の暮れ放出されて、、12月10日に移籍してきたデトロイト1年目の投手。要は、ウオッシュバーンと同様に移籍してきた、似たような境遇の選手で、彼もまたRSが少ないという悩みを抱えている。


New pitcher, same old lack of support for Tigers | Freep.com | Detroit Free Press

Drew Sharp / FREE PRESS COLUMNIST
Welcome to Detroit, Mr. Washburn.(中略)
ようこそデトロイトへ、ウオッシュバーン。(中略)

Washburn was accustomed to rampant run-scoring droughts before he arrived. According to STATS LLC, Washburn was third in the American League in poorest run support entering Tuesday, getting only 3.65 runs per nine innings.
デトロイトに来る前もウォッシュバーンはひどい援護不足には慣れっこだった。STATS LLCによると、ウォッシュバーンは火曜のゲームの前、ア・リーグで最もラン・サポートの少ない投手の第3位で、9イニングあたり3.65点の援護しかもらっていなかった。

Guess who's first on that list? It's Washburn's new teammate, Edwin Jackson (3.42 runs per nine innings).
このリストの最初にある名前は、誰か?ウオッシュバーンの新しいチームメイトになったエドウィン・ジャクソンだ(9イニングで3.42点のRS)

It took one game, but Washburn feels like a Tiger already.
1試合終えただけだが、(ブログ補足:デトロイト名物の援護射撃のないゲームを経験した)ウオッシュバーンはもうタイガースの一員らしくなった。


Jarrod Washburn buried in Tigers debut | detnews.com | The Detroit News

タイガース監督 ジム・リーランド
"I'm not talking about anybody in particular, but guys are taking a ton of bad swings. I'm an optimist.
「特定の誰かのことを言っているわけじゃないけど、みんな酷いスイングばかりしてる。」

Tom Gage / The Detroit News
Washburn also wasn't right. That was obvious. But he's been right for most of the season, so one can only think he'll quickly get right. It was clear,
ウオッシュバーンの調子もよくはなかった。それは明らか。しかし彼はシーズン中ずっと調子よかったわけだし、すぐに調子が戻るだろうだけは言える。それは間違いない。

ルアー






damejima at 15:40
猫がグラウンドを走りぬけた日、
ロイヤルズ、23残塁。
MLB公式サイトの猫の走る動画
Cat frolicks on field in fifth inning in KC | MLB.com: News


たった1試合見ただけでどうこう言うのも、どうか。とは思う。
だが、フレンチは正直、こんなレベルの低い投手がア・リーグ屈指の投手のひとり、ウオッシュバーンと交換というのだから、悲しくなる。安売りにも程がある。スネルがフレンチよりかなりマシなのがわかった感じ。
と、いうのも、オルソンについて、シアトルに来てから何度も「基本的に球の高い投手」と指摘してきたが、このフレンチは球の高さはオルソン以上かもしれないのがどうも気になるのだ。
おまけに球種が少なく遅い球がないので、緩急がつけづらい。
打線の援護のないゲームなら間違いなく負けそうだし、次回以降のゲームでは落ち着いて性根をすえて頑張ってもらいたい。

次回以降の登板をよりよいものにするために、フレンチはコミュニケーション能力やリード能力の高いロブ・ジョンソンとよく話し合って、ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンが一緒に時間を共有しつつ、ピッチング改善や、新しい持ち球の開発に取り組んだように、今後のピッチングをどう改善するか、言葉にして話しあうべきだ。

2009年7月6日、ロブ・ジョンソンが準完全試合を達成したウオッシュバーンの新しい魔球「ドルフィン」と、その開発にいたるコラボレーションについて大いに語った。

Lucas French Career Statistics | Mariners.com: Stats

終わってみれば今日のゲームは、フレンチ、バティスタ、ホワイト、オルソン、4人の投手で終ったが、よく4人で追われたもんだと思う。実際ブルペンではジャクバスカス、ケリー、ロウ、次々に肩をつくった。
こんな無駄なことに早めに対策を打つためにも、誰かがよほど投手を指導しないとダメだろう。フレンチでいえば、オルソンがそうだったように、移籍したばかりで調子がよくないとか、そういう問題ではなさそうに思う。きちんと指導して、フォームなり、リリースポイントなり、かえないことにはどうにもならない部分のある投手だと思う。
Seattle vs. Kansas City - August 5, 2009 | MLB.com: Gameday


今日のロブ・ジョンソンは、四苦八苦しながらカンザスシティに23残塁させ、投手をなんとか4人ですませたわけだが、攻撃面もとてもよかった。2安打1四球3出塁で、打率.224。長打も出た。

第1打席 先頭でダブル。大量点のきっかけを作る。得点
第2打席 1死1、3塁 内野フライ
第3打席 先頭。四球
第4打席 1死2塁 シングル
第5打席 ヒット性の当たりだが、ファインプレーに阻まれる

面白かったのは、ランナーのウィルソンとのコンビで、カンザスシティをかき回した7回の第4打席の走塁。なかなか見られない面白プレーだし、ぜひ動画で見ておいてほしいものだ(笑)
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@KC: Wilson scores on Johnson's base hit - Video | MLB.com: Multimedia

(1)1死から、ウィルソン二塁打
(2)ロブ・ジョンソンがセンターに抜けるシングル
(3)センターがバックホーム。ノーバウンド
(4)サードを回りかけていたウィルソンが急ブレーキで停止
(5)ロブ・ジョンソンがセカンドへ
(6)キャッチャー、セカンド送球。だが、セカンドセーフ
(7)ウィルソンが本塁突入。ホーム送球も、セーフ
(8)捕手が両膝をつくのを見てロブ・ジョンソンがサードへ
(9)キャッチャー、あわててサード送球。セーフ

カンザスシティ側からみると、ボールを
センター → キャッチャー → セカンド → キャッチャー → サード と転送している間に、「ひとつもエラーしてない」のに、1点とられたことになる。
シアトル側からみると、本来なら1死1、3塁のところを、走塁だけで、1点とり、1死3塁にかえたわけだ。文字だけでわかるか、どうか(笑)→ 動画があった。やっぱりメジャーの人もこれは珍しいと思ったようだ(笑)






damejima at 13:19
ネット上の日本のシアトルファンは、シアトルのクローザー、デイビッド・アーズマの9回のピッチングを称して「4者凡退」という言葉をよく使う。3者凡退ではなく、必ず1人ランナーを出して凡退になる、という意味だ。
この「4者凡退」という言葉は、毎日のようにシアトルのゲームを見ているネット住人が「アーズマはクローザーとしてなかなか優秀だ。なのに、なぜか3者凡退にはならないことが多い」こと、アーズマのピッチングに感じるこの不思議さを、自分たちなりの言葉で直感的に表現したものだ。

そして、この「4者凡退」という言葉、実はクローザーとしてのアーズマのピッチングの真髄、中心を射抜いている。

ネットの住人をよく小馬鹿にしたりする人がいまだにいなくならないが、人の「直感力」を侮ってはいけない。アーズマに関しては、コネ捕手城島より、よほどネット住人のほうが、臨時クローザーとして出発したアーズマの苦心して編み出した「アーズマ流クローザー術」をわかっている。

とにかく、デイビッド・アーズマはユニークな投手である。
そしてそのユニークさは、「4者凡退」という言葉で、ある意味、言い尽くされている。



彼が2009年に「4者凡退」という「アーズマ流クローザー術」を編み出す必要があった理由については、彼の「経歴」「データ」、この2つを見ておく必要があると思う。

まずは経歴。
アーズマはメジャーでのクローザー歴が無いために、よくクローザー経験が全くないように思っている人がいる。たしかにシアトルでのクローザー就任も、「ほかにいなかったから」という、どうにも消極的な理由だった。
だが、彼は大学時代にはカレッジ屈指のクローザーで、テキサス州ヒューストンにありノーベル賞学者を3人も出した名門ライス大学で、クローザーとして同校のセーブ数シーズン記録と通算記録の両方を塗り替え、カレッジ・ワールド・シリーズで優勝もしている。

アーズマが1巡目指名のジャイアンツからメジャーデビューしたのは2004年4月6日のミニッツ・メイド・パーク。3Aを経由しもしないでいきなりメジャーデビューしている。しかも、大学時代を過ごしたテキサスでのデビューだ。
リリーフとはいえ、ルーキーがいきなり開幕ロスター入り、9月とかではなく4月の登板、大学時代の地元でのデビュー、しかも2イニングをまかせてもらったのだから、当時のアーズマに対するチームの期待の異常な高さがよくわかる。(最近シアトルとマイナー契約したチャド・コルデロなども、カレッジ・ワールドシリーズを経て1巡目指名後、いきなりメジャーデビューしているが、彼でも8月末デビューで、アーズマのような4月デビューではない)

だが、その登板の結果と、その後の経歴はパッとしなかった。デビュー戦の2イニングは、3安打1四球無失点、無難にこなしたんだか、なんなんだか、よくわからないデビューぶり。その後のメジャーでの評価がさえないまま、彼はチームを転々とする「ジャーニー・マン」になった。


だがブログ主としては、結局この「2イニングを3安打1四球ながら無失点」というデビュー戦の苦さの意味を、アーズマ自身が年月をかけて考えぬいたことが、2009年の成果につながっていると思う。
ちょっとこんどはデータから見てみたい。

MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN

THT Individual Pitching - Major League Baseball Statistics

(以下のデータは8月4日現在)

アーズマのデータ的なユニークさはたくさんある。
三振がとれる能力は十二分にある。だが、それ以上に四球も出す。だが、ここが肝心な点だが「それでも失点はしない」
そういう不思議なクローザー、それがアーズマ。

彼はとにかくホームランを浴びない。50イニング程度の投手では、ア・リーグトップクラスのHR/9(被ホームラン率)0.19だ。WHIPも、1.15で、リーグの20位くらいにつけていて、ここも肝心な点だが、ランナーは出るには出るが、ホームには帰さない。(だから「4者凡退」なのだ)またチーム内でも三振が最もとれる投手のひとりで、K/9(三振率)はヘルナンデスを越え、チームトップの10.55。

LOB% 残塁率
アーズマ  82.1
岡島    82.6
シェリル  84.8
ネイサン  86.1
リベラ   86.2
パペルボン 90.4

三振のとれるアーズマだが、欠点もある。ひさびさのクローザー業を始めたとき、彼がその欠点をどう乗り越えようとしたか。それが、アーズマ独特の「4者凡退ピッチング」という彼のスタイルにつながっている。

彼はWHIPはいいが、クローザーにしては四球が多い。四球連発のあとの長打で大量失点する印象の強いバティスタやモローと、四球率がたいして違わないくらいなのだ。
(ちなみにシアトルで四球率が最もいいのは一時クローザーもやっていたケリーと、移籍してしまったウオッシュバーン。打たせてとるウオッシュバーンらしい話。ケリーはK/BBも3.00とシアトルではヘルナンデスに次いで2番目。本来クローザー向きなのはケリーかもしれないが、DL後はどうもパッとしない)

K/BB(三振÷四球)で、今シーズンのア・リーグのブルペン投手を思いつきで並べてみた。
リベラ    8.33 NYY
ネイサン   5.78 MIN
オデイ    4.38 TEX
フランシスコ 4.25 TEX
ジェンクス  3.70 CWS
ダウンズ   3.60 TOR
シェリル   3.00 BAL
フエンテス  2.85 LAA
岡島     2.56 BOS
パペルボン  2.40 BOS
マーク・ロウ 2.15 SEA
アーズマ   2.11 SEA
松坂     1.89 BOS

アーズマは三振もとれるが四球も出やすい。リベラは三振がとれて、四球も出さない。いわゆる絶対的クローザーというやつだ。スタイルが違う。
松坂はブルペン投手ではないが、比較のために入れてみた(笑)。当然ながら先発にしては、K/BBが酷い。シアトルのマーク・ロウにも同じ傾向がある。と、いうか、シアトルのブルペン全体に「三振をとりたがるクセに、四球だらけで、K/BBがよくない」という傾向がある。この点についての城島の責任は重い。


さて、こうした特徴をもつデイビッド・アーズマだが、なぜ彼は「4者凡退ピッチングというクローザー術」に辿りついたのか。ブログ主は次のように考えてみた。


アーズマは、メジャーデビューであまりにも大きな期待をかけられながらジャーニーマンになってしまい、眠れぬ夜を何度も過ごした。シアトルに流れ着いた彼は、成り行きから大学時代以来久々のクローザーにトライする。いくら経験があっても、それは大学の話だし、アーズマもに自分の限られた投手能力の生かし方についていろいろ考えたことだろう。

その結果、ある対処法を考えたのではないか。

それは、ひとことでいうなら
「無理しない」ということなのだと思う。
自分はリベラやネイサンのような絶対的なタイプではない。だが「慎重に」「自分らしく」、そして「無理しない」なら、なんとかなる。それが、2009年にアーズマができた「気持ちの切り替え」なのではないか。

今の彼のクローザーという仕事に対する考え方の基本はおそらく、「とにかく失点をしないこと」そして「その方法にはこだわらないこと」にあると思う。そのために彼はかつての見栄や意地を捨てた。

ホームランについてアーズマは、常に大変な警戒をしている。警戒心によって四球を出すこともある。
だが、それについて彼はたぶん「コーナーだけに投げ続けるような窮屈な攻めをして、長打されたくはない。むしろ、長打が防げるなら四球はしかたがない、という割り切りも必要。だが、そのあとは完全に抑えなければ。いざとなれば自分は三振をとれる自信もあるから、大丈夫。」
そんなふうに考えているのではないだろうか。

三振についてだが、アーズマの基本的な考えは「いくら能力があっても、無理に三振をとりにいく必要などない。」と考えているのではないかと思う。必要なら三振をとる能力は、彼には十二分に備わっている。
だが、ここが肝心な点だが、「無理しない」「窮屈なシチュエーション、投球術に自分を追い込まない」。それが彼の発見した「4者凡退」スタイルだと思う。


同じ四球でも、「ホームランを警戒しつつ、十分に自分をコントロールしながら、自分の気持ちと能力の『ゆとり』の範囲内で出す四球」と、「コーナーだけを攻めようとして、コントロールを気にしすぎて窮屈になり、連発してしまう四球」とでは、たいへんな違いがある。
前者がアーズマのたどりついた「4者凡退スタイル」なら、後者は、かつてアーズマが指摘した「城島の窮屈すぎるリード」のスタイルである。

8月4日のカンザスシティ戦で、最終回に四球を連発したアーズマが苦虫を噛み潰した顔をしてみせたのも、キャッチャー城島との、あまりのスタイルの違い、自分が苦労して辿りついたスタイルについての、城島のあまりの無理解、そこに原因がある。






damejima at 09:05

August 05, 2009

本当におめでとう、ウオッシュバーン
2009年7月のア・リーグ月間最優秀投手受賞
心から祝福したい。準パーフェクトゲームが評価されないわけはないと思っていた。7月 4勝1敗 ERA1.44 43回2/3。
素晴らしい成績だ。
相棒のロブ・ジョンソンは、これで6月のヘルナンデス受賞に続いて、2ヶ月連続で月間最優秀投手を輩出させた。素晴らしい仕事だ。
Players of the Month | MLB.com: News

Washburn July's Pitcher of the Month for AL | Mariners.com: News

イルカ


ウオッシュバーン全登板ゲーム
Jarrod Washburn Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

2009年7月23日 ア・リーグWHIPランキング by ESPN2009年7月23日 ア・リーグWHIPランキング by ESPN
1位 ウオッシュバーン

ア・リーグWHIPランキング
グレインキーの調子が落ちてきて、予測どおりWHIPランキング争いはハラデーとの一騎打ちになりそうだ。ほんとうに頑張ってほしい。
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN

ESPNのシーズンベストゲーム6位に選ばれた7月6日の準パーフェクトゲーム、ロブ・ジョンソンの決勝2ランで勝った7月11日のゲーム、WHIPランキングでリーグトップに立った7月23日のゲーム、移籍直前のあの不安の中でチームの連敗を食い止めた7月29日のベテランらしい熱投。
どれもこれも本当に素晴らしいゲームばかりだ。

9回完封準パーフェクトゲームに続いて、7回QS、6回2/3QS、7回QS、7回QS。合計5登板連続QS。本当に素晴らしい7月を、ウオッシュバーンは過ごした。

2009年7月6日、ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンの鉄壁バッテリー、「準パーフェクトゲーム」達成!ウオッシュバーン初の「無四球試合」。9回1安打完封。

2009年7月6日、ウオッシュバーンの準パーフェクトゲーム、ESPNの2009ア・リーグ ベストゲーム第6位にランクイン。ベスト10ゲームの中で最も少ない3三振での偉業。

2009年7月6日、ロブ・ジョンソンが準完全試合を達成したウオッシュバーンの新しい魔球「ドルフィン」と、その開発にいたるコラボレーションについて大いに語った。

2009年7月11日、ロブ・ジョンソン値千金の決勝2ラン、The Pitchウオッシュバーンは7回QSで6勝目、ついにERA2点台に突入した。(マイケル・ヤングをうちとった「ドルフィン」解説つき)

2009年7月23日、ウオッシュバーン、ついにWHIPア・リーグトップに立つ。7回QS、4連勝の8勝目でERAは2.71に上昇。ゲーム後、彼は初めて自らハッキリと「チームに残りたい」と強く意思表明した。

ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:2009年7月23日、ウオッシュバーンは「移籍したくない」といい、「プレーヤーが売り払われないために、頑張るしかない」と語った。

2009年7月27日、魚釣りの好きな男の父が息子に電話してきて「トレードされたのかい?」と尋ねた。息子は言う。it's not over.「チームはまだ終わってないよ。」そして彼は家族のために魚料理を作った。

2009年7月29日、The Pitchウオッシュバーンの大試合。102球、7回QS達成!悪い流れを食い止めた後は 「持ってる」イチローのメジャー初サヨナラ打、「パラシュート・ヒット」で劇的勝利!



ロブ・ジョンソンにとっては、これで6月のヘルナンデスに続いて、2ヶ月連続のア・リーグ月間最優秀投手の輩出、ということになる。受けたキャッチャーにとっても、最高の栄誉となった。まさしく快挙である。

Felix named Pitcher of Month for June | Mariners.com: News

2009年7月3日、ヘルナンデス、6月のア・リーグPitcher of Monthを受賞。6月に彼の球を受けたバーク&ロブ・ジョンソンにとっても名誉の受賞となる。

2009年7月5日、城島のいない6月を過ごすことができたフェリックス・ヘルナンデスは、6月の3勝ERA0.94で月間最優秀投手を獲得、ようやくオールスター出場を手にいれた。



今日はデトロイトでのウオッシュバーン初の登板ゲームでもある。不思議な縁だ。
Baltimore vs. Detroit - August 4, 2009 | MLB.com: Gameday


4月9日  8回自責点0 ジョンソン QS 完封勝ち 
4月15日 6回自責点2 城島(4回自責点0 怪我による交代)→ジョンソン(2回自責点2) QS 勝ち
4月21日 7回自責点2 ジョンソン QS 勝ち
4月26日 5回1/3自責点6 バーク
5月2日  7回自責点1 ジョンソン QS
5月7日  7回自責点1 ジョンソン QS
5月13日 6回自責点4 城島
5月18日 5回自責点6 城島
5月26日 6回自責点0 ジョンソン QS
6月1日  7回自責点1 ジョンソン QS
6月6日  6回自責点1 キロス QS
6月12日 6回自責点4 ジョンソン
6月19日 7回自責点2 ジョンソン QS
6月25日 6回自責点2 ジョンソン QS 勝ち
7月1日  7回自責点4 ジョンソン
7月6日  9回自責点0 ジョンソン 準完全試合QS勝ち
7月11日 7回自責点1 ジョンソン QS 勝ち
7月18日 6回2/3自責点1 ジョンソン QS 勝ち
7月23日 7回自責点0 ジョンソン QS 勝ち
7月28日 7回自責点1 ジョンソン QS

CERA
ジョンソン 108回2/3 自責点25 ERA 2.07
バーク   5回1/3自責点6  ERA 10.13
城島    15回自責点10 ERA 6.00
キロス   6回自責点1   ERA 1.50

被打率
ジョンソン .208
バーク   .333
城島    .246
キロス   .304

ルアー






damejima at 18:35
最終回にイチローのファウルグラウンド、しかもフェンスぎわでのスライディングキャッチという、大ファインプレーが出て勝ったものの、最終回も満塁までいった。
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@KC: Ichiro seals the win with a sliding catch - Video | MLB.com: Multimedia

ゲームが終わって外野手のハイタッチを迎えに歩き出すアーズマだが、しきりに話しかけようとするコネ捕手の目を見ることは一度もなかった。

4回裏のロイヤルズの逆転のシーンでは、サードランナーのベタンコートが1塁ファウルグラウンドへのフライアウトで、思い切ってタッチアップして生還したが、このシーンでは「城島がミスを何重にも犯して失点していた」ことが判明した。

このコネ捕手、
どこをどうすると、こういう気の抜けたプレイばかり続けてできるのだろう。
Seattle vs. Kansas City - August 4, 2009 | MLB.com: Gameday

2回表 1死2塁
進塁もできないサードゴロ

1回裏に逆転され1点差の2回の攻撃。グティエレスのダブル。
コネ捕手城島、なんの工夫もなく、サードゴロ。同じゴロでも、サードでは進塁すらできない。
もちろん、もしここでランナーがセカンドでなくファーストなら、当然ダブルプレーになっていた。

4回裏 1死3塁
ファウルフライでのタッチアップを声で知らせるのを忘れ
なおかつ、完全にアウトのタイミングの送球を落球
ポジショニングも、いつものブロック放棄


今シーズンカンザスにトレードされたベタンコートに意地のタイムリートリプルを許して同点。打順がトップに帰ってデヘスースの当たりは、1塁線のファウルフライ。セカンドのロペスがホームに背を向けて捕球する。
そこでサードランナーのベタンコートが思い切ったタッチアップ。ホームにボールが転送されてくる。

このシーンで、城島が「何重ものミス」を犯した。

城島の一つ目のミスは、「指示し忘れミス」
ホームに背を向けて捕球したロペスは、近くにいたショートのウィルソンに返球したが、シアトルタイムズのベイカーのインタビューによれば、この時点でサードランナー、ベタンコートのタッチアップが一番よくわかる立場にあり、ウェルソンに「ホーム!」と怒鳴るべきキャッチャーの城島がウィルソンに何ひとつ声をかけなかった、というのだ。これは酷い。

Nobody yelled "home'' to Wilson -- it's Kenji Johjima's job to do so -- because the Mariners did not expect the ball to be cut off.
Mariners Blog | Mariners beat Royals as Russell Branyan comes through and sets career-best RBI mark | Seattle Times Newspaper

2つ目は、「落球」
城島が「ホーム!」とウィルソンに怒鳴るのを忘れたにしても、タッチアップに気づいたウィルソンがホームに送球し、タイミングは完全にアウトだった。
ここで2つ目の城島のミスが起きる。送球を落球たのである。

ベタンコートが生還し、5-4と、再逆転を許した。

さらに指摘すれば、ホームでランナーをブロックすべき城島のポジショニングもおかしい。
つい先日7月24日のクリーブランド戦で、城島は外野フライでバックホームするイチローのレーザービームの捕球のときに、ホームベースの1メートルも手前で捕球し、サードランナーに真後ろに回りこまれて得点を許してせっかくのレーザービームを無駄にしたばかりだ。2009年7月24日、4本のホームランを浴びてやる気の失せた城島はポジショニングをミスしてイチローのレーザービームを無駄にし、6連敗。ゲームをぶち壊して、チームの勢いを台無しにした。

2009年7月24日 イチローのレーザービームを無駄にした城島7月24日 クリーブランド戦でのポジションミス


今日の4回裏でも、見ての通り、ホームベースのだいぶ手前に構えていて、ランナーに自分の後ろに回りこまれて失点している。これではブロック放棄しているのとかわりない。

8月4日、今日のカンザスシティ戦でのポジションミス

2009年8月4日 4回裏タッチアップのボールを落球する城島落球したボールが右足前方に転がっている。左足がホーム上にあるのは、落球したのに焦って左後方に体をひねってタッチにいっただけのこと。最初からこの位置にあったわけではない。


もし怪我がそんなに怖くてブロック放棄したいのなら、もうキャッチャー失格だ。一刻も早く日本に帰らせるべきだ。

6回表 2死満塁
気の抜けたハーフスイングで三振


2009年8月4日 6回2死満塁で三振する城島6-5と逆転して、なおも満塁。城島、インコースのボール球をハーフスイングして、三振。


8回表 2死
1塁をフラフラと飛び出してアウト

ツーアウトから、いつもの帳尻シングルで出塁した城島。このあとだ。
記録では盗塁死、ということになっているが、実際にはフラフラと飛び出してタッチアウトになっただけ。結局、打撃面ではなんの仕事もしていない。

9回裏 2死満塁
まったくアーズマと合ってない城島

満塁のピンチをイチローの大ファインプレーが救ってようやくゲームセット。マウンドの後ろをセンターに向かって歩き出すアーズマだったが、意味ありげに話しかけようとする城島と目をあわせようとしない。よほどイライラしたのだろう。笑顔はまったくなし。苦い顔でゲームを終えた。



今日のゲームにかぎらずコネ捕手のクソワンパターンは右打者へのインコースと、左打者へのアウトコース。つまり、右ききキャッチャーの馬鹿捕手が、左手で捕球しやすく、スローイングで打者が邪魔にならない馬鹿捕手特有の配球。
自分の生活のかかった投手、そしてチームにしてみれば、こんな配球、まったく何の意味もない。

damejima at 16:14
ある日本人作家の言葉をもじって言うなら
人生も野球と同じように、上手な人と下手な人がいる。
だが問題は人生の下手な人にも明日はやってくるが、
野球の下手な選手には明日がない、ということだ。



下の文章はBaseball Referenceという、有名なMLBのデータベースサイトでみかけた記事にリンクとしてあったもの。引用した人は、日頃データとばかり向き合っているせいか「考えさせられるものがあった」と話した。
アメリカは広くいろいろな人が住んでいる。投手のスライダーにもいろいろあるように、あながちドライな人ばかりでもない。いろんな考えの人がいる。

struggle、という言葉は野球記事に頻繁にでてくる単語で、「不調の」という意味で使われ、訳されることが多い。
だがstruggleは「もがき苦しみながらも、努力する」という意味でもあり、けして悪い意味ばかりでもなく、struggleという単語にもいろいろ意味がある。

僕は野球記事にでてくるstruggleという単語を見かけるたび、いつも「不調の」という意味で読むより、むしろついつい「もがいているが、なかなか調子が上がってこない」とか、「不調だが、なんとかしようと頑張っている」という意味で読んでしまう。辻褄が合わなくなると、もう一度読み直す。

どんな状況におかれたとしても、結局ベースボールプレーヤーも我々も、不調さを悩む暇があればstruggleすることで道を開くわけだが、野球選手のstruggleする姿はあまり目にすることがない。目にすることがないから、人が気にかけなくなる、という面もある。

下の記事は、そんな忘れられがちな他人のstruggleに気づいて、光をあてた人の書いた話だ。訳してみたくなった最初の頃はウオッシュバーンやクレメントのトレードでセンチメンタルな気分があったことは認めるが、いまはこう思ってもいる。

どこにいてもウオッシュバーンはウオッシュバーン。クレメントはクレメント。
さよならのない人生だけが人生なら、旅をする意味はない。
旅しない人生だけが良い人生ならば、そんな人生はつまらない。


Life is like a baseball game. When you think a fastball is coming, You gotta be ready to hit the curve. - The Path of Thorns
人の一生は野球の試合に似ている。
速球が来ると思うなら、
カーブを打つ準備もしていなくてはならない。


To the vast majority of the fans, players are simply components that affect the representation and winning capabilities of their hometown teams. If they under-produce, most don’t care if they’re dumped just like that. If they’re expendable, who cares if they’re gone, so long as they fill in a hole in the roster? Few of us stop to think what that means to the player. How it determines the rest of his season, his career, and the life of his family is rarely fathomed.
大半のファンにとって「野球のプレーヤー」は、地元球団の見栄えの良さや勝つ可能性に影響してくる「パーツ」にすぎない。大部分のファンは、もし結果に満足がいかなければ、プレーヤーがなんの前触れもなく放り出されようと気にかけない。使い捨てプレーヤーならば、たとえいなくなっても、だれかがスタメンの穴をふさいでくれる限り気にとめることもない。それ(=トレード:ブログ注)がプレーヤーにとってどんなことを意味するか、私たちはほとんど立ち止まって考えたりはしない。選手の残りシーズンやキャリア、彼の家族の人生にどんな風にケリがつけられてしまうか、滅多に考慮されることはない。

I got a chance to talk about this topic with a former Major League Baseball player. I did not get a chance to ask his permission to use his name, but I will say he was once a member I valued on my beloved Cubs, and someone who has gone through this very thing.
私はこの話について、ある元メジャーリーガーと話す機会を得た。私は彼の名を明かす許しを得ることはできなかったが、彼がかつていとしいシカゴ・カブスに在籍し、まさにこういう目にあった人物だということくらいは言っておきたい。

He mentioned a few things I did not think of – the idea that if you’re performing well and get dealt, you feel secure because there’s a better chance you’ll stay with that team, and find yourself a new home and a new exciting fan-base. But if you get traded for under-producing, as I mentioned above, you stress more because of the new equation you’re brought into; that is to say, your new role with the team. You may have been a beloved member of team A, but to team B, you sit on their bench and watch a team you may hardly know play without needing you as much. I can’t imagine the loneliness, or the uneasiness. Yes, ballplayers are millionaires these days, who will be financially stable anywhere once they hit this level, but they’re also human beings who may find job relocation following a business lunch or a thirty-second phone conversation. And all a player can do is wait.
彼は私は思いがけないことを言った。
もし、好調時のトレードなら、トレード先で腰を落ち着けてプレーが続けられるチャンスがより大きくなること、、新しいホームチーム、新しい熱心なファン層が得られる期待で、選手は心強い気持ちになれる。
しかし、すでに話したように、結果が伴わない状態でのトレードだと、自分が新しく組み込まれるチームの戦略、つまり、新チームでの新しい役割の中で、プレーヤーは強いストレスを感じる。Aというチームではチームの一員として愛されたかもしれない。だが移籍先のBというチームでは、そうならないかもしれない。あまり自分を必要としてないチームでプレーをベンチに座って眺めることになるかもしれない。

私はそういう孤独や、居心地の悪さを想像できない。なにせ最近の野球選手はみんな金持ちだ。どこのチームであれ、そこそこのレベルで一度活躍できたら、経済的には安定するだろう。
しかし彼らは、ビジネスランチの後や30秒かそこらの電話で自分のトレードを知らされる、そういうたぐいの人種でもある。プレーヤーにできることは、待つこだけだ。

The player I interviewed made another mention – how their children have to say goodbye to their friends, how their wives are left behind to figure out their mandatory new living situation. Some players who are traded still have several years left under their current contract, and may not see many warm days at their current home again. New schools, new estate, new ways of life – including a new dreary apartment or shared house to those players still unproven. Many wives have to say goodbye to the house they made their own with the player they wedded, to the friends they’ve grown attached to, to the happy life they had where they were. As much as a player is a mere soldier in a battalion, trudging through a million-mile season, they have to be nomadic and well-prepared if they’re to make it through a long and hard career.
私がインタビューした元選手はこんな話もしてくれた。
友達に別れを告げなければならない子供たち。強制的に新しくなってしまう生活環境に馴染めずに取り残される奥さん。トレードされる選手の中には、数年の契約を残している選手もいる。だが、彼らは今住んでいる家ではもう暖かい暮らし味わえないかもしれない。新しい学校、新しい家、新しい生活スタイル・・・。まだ行く末の定まらない選手たちに貸し出される物寂しいアパートや借家での生活を強いられる、というケースもある。多くの妻たちは、結婚して自分たちで建てた家、親密さを育くんできた友人、彼らがいた場所での幸福な人生に、別れを告げなくてはならない。
野球選手は、100万マイルもの果てしないシーズンを、重い足取りで歩き通す単なる軍隊の一兵卒ではあるだけに、長くて困難なキャリアをなんとか切り抜けていくつもりなら、遊牧民的かつ用意周到でなければならないのだ。

For every game that has to be won, a birthday is missed. For every RBI scored, and anniversary is missed. For every loss taken, a player’s lover says goodnight to an empty pillow. These players, these soldiers, these pawns, have a job to do, a talent to use, a unilateral skill to answer to, and each of the thirty teams has a vast game of chess to play without getting a checkmate. For each piece lost, one step forward needs to be taken. Each piece on the board needs to be in a certain place in order to win. Only the chess you and I play have tangible and unfeeling pieces…to thirty front offices right now, they change lifelines. And business in this old game never feels colder, or more surreal, in the heated Summer than it does today.
勝たなければならないゲームのために誕生日は忘れられ、挙げなくてはならない打点のためには記念日も忘れられてしまう。負けが刻まれるたび、そのプレーヤーの恋人は、からっぽの枕に向かって「おやすみ」を言う羽目になる。
兵士であり、チェスの「歩」であるプレーヤーたちには、やらなければならない仕事があり、使うべき才能と、期待に応えるための一方的な技能をもっていて、そして、30チームすべては、チェックメイトのない巨大なチェスゲームである。部品がひとつが失われるごとに、必ずひとつの前進が要求される。 ゲームボード上の各部品は、勝利のために一定の場所にいることを要求される。われわれがプレーするこのチェスゲームは唯一、触れることはできるが感情をもたない部品で行われている。
30ものフロントオフィスがたった今、彼らの生命線に変更を加えようとしている。 夏真っ盛りの今日(=トレード・デッドライン:ブログ注)ほど、この伝統のゲームにおけるビジネスが、よりクールに、そしてよりシュールに感じられる日はない。

New friends are made, old friends hug or shake hands, promises to keep in touch are made briefly, and a bus, or plane, awaits their fate. The fate of the player, their wives and lovers, their children, their family, their friends. Bags are hurriedly packed, goodbye kisses are known to be salty with the tears breaking between lips, retrospect is administered, and a fresh new start shows itself as a sharp right turn. Whether a player is meant to stay with the team for three months or three years, depending on their contract, a new significant chapter must begin. Even if they wanted to go, they leave a whole life behind them – and maybe a teammate, wife or lover that just doesn’t want to see them go.
新しくできる友人。旧友と交わすハグや握手。これからも連絡を取り続けようと、そそくさと交わされる約束。バスや飛行機が運命を待ちうけている。プレーヤーの運命、そして妻や恋人、子供、家族、彼らの友人の運命も。大急ぎで梱包される鞄。別れのキスの塩辛さ。頬の涙が唇と唇の間で流れを変えるように、新鮮なはずの再スタートは、急なカーブとして本性を露わにしていく。プレーヤーが3カ月、あるいは3年、チームと一緒に帯同できることになっていようと、いまいと、契約にそってプレーヤーは新しい重いページをめくらなければならない。たとえ誰かが一緒に行くのを望んでいようと、プレーヤーたちは去っていく。人生のすべて、チームメートや、彼の旅立ちをとても見ていられない妻や恋人などをあとにして。






damejima at 01:38

August 04, 2009

城島の打撃の酷さを調べるためにチーム全体の打撃成績を調べていて、ふと、あることに気がついた。
Ronny Cedeno Stats, News, Photos - Pittsburgh Pirates - ESPN

結論を先に言っておく。

シアトルは若い可能性をみつけるのが本当に下手だ。

(いや。グティエレスやブラニヤンが当たりだったな。失礼した。でもアダム・ジョーンズ、シェリル、イバニェスを獲得したチームに比べて成功したトレードといえるかどうか)

シアトルのショートは、打撃改善の余地が残され、サラリーも安いセデーニョのままで十分だった可能性がある。若いセデーニョのトレードに慌てて走らなければならない理由はどこにもなく、もし今後ウィルソンが打撃面でセデーニョ以下の城島並みにあまりにも酷いバッターなら、ウィルソン獲得は大失敗に終わる。そもそもベタンコートより攻守でウィルソンは落ちるなら、ベタンコート以降、ショートの守備をいじりまわしたトレード全体が無意味になる。
投手のスネルが欲しかっただけなら、なにもクレメントとの交換でなくても実現はできた。
このシアトルの焦った「ショートストップ獲得騒動」に巻き込まれたクレメントのトレードは安売りだったし、クレメントの打撃にはまだまだ打撃面で期待ができた、という意味でもナンセンス。
来年にはいなくなるDHグリフィーの後釜や控え、一時急速に打撃の衰えた1塁ブラニアンの控えなど、来年以降にシアトルで仕事を作れた可能性はあった。

シアトルのトレード、というかチーム方針は、なんというか、迷走している部分、ブレている部分ばかり感じる。
そもそも買い手なのか、売り手なのか、判然としない。投手陣のまとめ役のウオッシュバーンが安売りされ、「ショートの獲得騒動」にクレメントが巻き込まれて安売りされ、狙いがますます不明瞭になってきた。
迷走しているうちに、打撃力も投手力も、さらにチームのまとまりも失いつつある感じが、日に日に強くなってきているのが困る。
ブログ主だけなのかもしれないが、ズレンシックが何を目指しているのかわからない、と感じるときがある。


野村氏ではないが、ボヤキばかりでもつまらない(笑)
ちょっと難しいクイズを出してみよう。
シアトルのAB/HR、つまり「ホームラン1本打つのに何打席かかったか」というデータのランキングだ。(8月2日現在)

14.0 ブラニアン(1位)
24.8 グリフィー
25.2 ロペス
27.8 グティエレス
28.0
37.2 
38.8 バレンティン
46.0 
46.7 城島
59.4 ベルトレ

上位4人はわかる人が多いと思う。あらかじめ書いておいた。
また、いかにもホームランを打つように思われている城島、ベルトレの名前も、あらかじめ入れておいた。今シーズンの彼らはまるっきりホームランなど期待できないことがよくわかるだろう。
また、たまにバレンティンが意外な場面でホームランを打っていたのを覚えているシアトルファンも多い。彼の名前もあらかじめ書いておく。

そこで、問題。
空いている残り3つのスペースに入るシアトルの野手の名前を当てられるだろうか?(DL中の選手、トレードされた選手はアリ。マイナーにいる選手はのぞく)




これが正解だ。
6位セデーニョが意外ではないだろうか。

14.0 ブラニアン
24.8 グリフィー
25.2 ロペス
27.8 グティエレス
28.0 ハナハン
37.2 セデーニョ

38.8 バレンティン
46.0 スウィニー
46.7 城島
59.4 ベルトレ


たまに意外な場面でホームランを打つバレンティンが長打のあるグティエレスの次にくるのでは?と思った人も多いのではないだろうか。ブログ主はそう思った。
しかし、セデーニョはAB/HR、つまり、ホームランを打つのに必要な打席数において、バレンティンより上、さらに、スウィニー、城島、ベルトレより上なのだ。意外である。
話にならないと思いこんでいたセデーニョはIsoP(Isolated Power)の数値が意外に高い。これは、IsoPが(長打率ー打率)で計算されるため、セデーニョの打率が低すぎるため、見た目だけIsoPが「高くみえる」、それだけだろうと思った。

そこで確認のために、と思って見たのがAB/HRだったわけだが、結果は意外なもので、「セデーニョのホームランを打つ割合は、シアトルでは、第6位で、バレンティンと同程度」ということがわかったわけだ。

さらに気になって移籍直後のセデーニョのピッツバーグでの打撃をたしかめてみると、15打数4安打で、なにやら2ランホームランまで打っているではないか。困ったものだ。
Washington Nationals vs. Pittsburgh Pirates - Box Score - August 02, 2009 - ESPN



ショートのベタンコートのトレード以来、セデーニョ、ウィルソンと、シアトルの「ショートストップ」がコロコロかわっている。

けして打撃も守備も悪くはないベタンコートの放出理由については、「攻守の波の大きさ」とでもまとめられるだろうが、セデーニョは「守れるが打てない」くらいのことはわかっていただろうと思う。そのセデーニョをネタに獲得するウイルソンが「守れるだけで打てない」のでは、サラリーが高くなったばかりで、何の意味もない。
まして、セデーニョのスタッツを見るかぎり、「本当に打てないのかどうか」はまだわからなかったはずだ。移籍してきたばかりのウィルソンの打撃をどうこう言うのも失礼といえば失礼だが、キャリアをずいぶん重ねてきてしまって伸びしろがないことがわかっているウィルソンの打撃と、まだ若いセデーニョでは、可能性に差がありすぎる。

そもそも、いま、7月末のシアトルは、再建モードの「売り手」か「買い手」なのか、「若手を育成して守備固め」なのか「多少はワイルドカードに未練があるのか」、そこらへんがまるで見えなくなってきている。



そんな意味のわからないショートストップ騒動に巻き込まれるように、ウィルソン獲得に際してクレメントが放出されてしまったのは、かえすがえすも残念。


この3人のショートストップたちの打撃、簡単にいまのシアトルのチーム方針風に比べてみよう。
城島の打撃について調べた5つの指標だけいうと、3人の成績はいまのところこんな風になっている。(各プレーヤーとも、2009シアトルでの成績)

OBP 出塁率
セデーニョ   .213
ウィルソン   .250
ベタンコート  .278
城島      .288

BB/PA 打席あたりの四球数
ウィルソン   .000
城島      .027
ベルトレ    .035
セデーニョ   .049

P/PA 打席あたりの投球数
城島      3.25
ベタンコート  3.27
ウィルソン   3.38
セデーニョ   3.67

IsoP Isolated Power
ベタンコート  .080
城島      .100
セデーニョ   .124
ウィルソン .125

SecA Secondary Average
ウィルソン   .125
ベタンコート  .134
城島      .136
セデーニョ   .183

セデーニョが思ったより悪くない、ということと、3人の中で最もウィルソンが期待できない感じくらいがわかってもらえば幸いだ。

ウイルソンは、まだチームに来てわずかしかたっていないから、今あれこれ言うのが酷なのはわかっている。もちろん、トレード前から「守れるが打てないショート」なのは、もう年数たっている選手だし、そう今後変わるとも思えない。
そもそも同じ「守れるが打てないショート」というだけなら、サラリーと年齢で比較して、なにもトレードで値段の高いものをわざわざ獲ってこなくても、セデーニョで十分だったはずだ。。

このチームは、いったい、セデーニョのどこを見て放出したのだろう。
ウィルソンが「守れるだけで打てない」なら、セデーニョを我慢して使えばいい。それに、ウィルソンなら、まだ「守備はポロリが多いが打てる」ベタンコートのほうがマシに思えてもくる。

「打てないように見えた」セデーニョを、サラリーの安さでキープして、9番ではなく、もっと気楽に打てる7番くらいを打たせて、打撃の開花を待つ手もあった。
そもそも監督ワカマツは、シアトルにおける9番の役割、次打者に天才イチローを控えた9番の役割が、他のチームと多少違うことを重視しなさすぎる。シアトルで9番にいては気楽には打てない。IsoP、AB/HRではないが、ほかの打順、6番7番あたりで気楽にバットを振り回すとどうなるか、試してもよかった。


それにしても、こんなトレードに巻き込まれて、クレメントもついてない。
チームの世話役のDHなど、チームに2人もいらない。このチームで最後のシーズンを迎えるグリフィーにどうしてもシーズン最後までプレーさせたいなら、せめてスウィニーのかわりにクレメントをメジャーに上げてきて、DHで試しすべきだった。






damejima at 18:53

August 02, 2009

このゲーム、最も大きい収穫は、ロウの好投
今年一度も勝てていなかったビジターのテキサス戦に、とうとう勝利することができた。

それにしてもこの数試合、ヘルナンデスのコントロールがバランバランになってきた。あの「トルネード風のフォームへの改造」はストレートの走りやコントロールに影響はないのだろうか。
カラダ全体に捻りを加えてモーションを起こすにしても、一度ねじった体をひねりながら戻すタイミングと、腕を振るタイミングが微妙に重なってしまい、結果として、かえって腕の「しなり」が相殺されてしまい、結果的に「ボールに体重をのせるタイミング」がまったくあわなくなっているように見えてしかたない。
心配である。

打線も、もちろん点がとれないよりは十分に打ったが、なにせ個人LOB総計35もの残塁、これはちょっといただけない。
もしイチローのレーザービーム、ランガーハンズのファインキャッチはじめ、ヘルナンデスを助けたいくつかのファインプレーがなかったら、本来は乱打戦になる可能性もあったわけで、もしそうなっていたら、得点が7点では足りず、ゲーム終盤に逆転負けしていたかもしれない。

ランガーハンズのファインプレー
Baseball Video Highlights & Clips | SEA@TEX: Langerhans makes the grab and hits the wall - Video | Mariners.com: Multimedia

イチローのレーザービーム・ダブルプレー
Seattle vs. Texas - August 1, 2009 | MLB.com: Gameday

Mariners' offense breaks out for Felix | Mariners.com: News

2007年以来、セットアッパーとしてのロウについては、正直、まったくいいイメージがない。先発投手が6回か7回を好投してリードしているゲームでさえ、ロウの単調なストレート主体の組み立てとノーコンで、何ゲームひっくりかえされたことか。
今日は9回に5点差があってクローザーにセーブがつかないため、アーズマを投入せず2イニングをまかされた。「またロウか」とイヤな感じがしたわけだが、むしろ余裕の危なげないピッチング。正直驚かされた。

ストレートのキレもよかったが、それよりなにより今日のロウで特筆なのは、変化球の使い方の良さ。コントロール、キレもよかったし、なにより、対戦する打者によって変化球を使い分けて、組み立て(変化球を使う、使わない。カウントのどこで投げるか。変化球を続けるか、1球だけ使うか)を大きく変化させたことが素晴らしい。
特に多投したスライダーがとても効果的に使われ、テキサスの打線に的を絞らせなかった。

ブログ主も今日はさすがにロウに謝るべきだ、と感じた(苦笑)
Boxscore: Seattle vs. Texas - August 1, 2009 | MLB.com: News

こういうゲームを見て、「いつもは貧しいオフェンスがブレイクしたゲーム」と見るか、「いつもの堅いディフェンスが失点を抑えたゲーム」と見るか、もちろん2つの見方がある。
公式サイトや地元紙は前者のようだが、当ブログは後者をとる。

7得点したとはいえ、35残塁と、攻撃面ではもっと点がとれたゲームで、得点数はこれでは最小限としかいえない。
むしろ、大量失点を避けにくい球場と打線相手のゲームを、野手のファインプレーや、調子のよくない先発投手の粘り、セットアッパーの出来などで、失点を最小限に押さえ込んだことが、「超苦手なテキサスのビジター戦 初勝利」につながったと思うからだ。


ロウの好投の要因は何だろう。
いくつか考えられる。「バッテリーの投球テンポ」「打者ごとの変化球と速球の配球バランス」「変化球を使うボールカウント」「変化球のコントロールとキレのよさ」「キャッチャーロブ・ジョンソンのミットを構えるタイミングの早さ」

参考動画)某ダメ捕手さんのミットを構えるタイミング
(リンク拝借失礼)

DET戦の城島、オルソンが満塁ホームランを打たれる場面。7秒目後半、投手オルソンがモーション開始どころか、足をおろしかけているのに、まだ捕手城島がミットを構えていない。その後ボールはスタンドに。fromニコニコ動画(ββ)



8回のロウとロブ・ジョンソン
マーフィー   ストレートのみで1-2と追い込んで
        決め球のみスライダー。
        直球狙いなのか、見逃し三振
バード     全球ストレート。レフトフライ
ブレイロック  初球ストレートから、2球変化球で
        3-1から高めストレートに手を出し、フライアウト

9回のロウとロブ・ジョンソン
クルーズ    ストレートのみの1-1からスライダー空振り
        1-2と追い込む
        最後は意表をついた「ド真ん中にスライダー」
        スライダー連投で空振り三振
ハミルトン   ほとんど変化球。ファウルで粘られた
        最後はインコースのスライダー。フライアウト
サルタラマキア ストレート連投で2-2
        5球目スライダーで決めに行くがボールで
        フルカウント。
        5球目と同じコースに、
        こんどはストレートを投げ込み見逃し三振



やはり8回を見ていると、7月以降のシアトルと対戦するチームのバッターの狙い球の基本戦略は、当然ながら、「早いカウントでのストレート系狙い打ち」なのだろうと思う。特に、ヘルナンデス、ロウ、アーズマといった、ストレートを連投したがる投手の直球が狙われていると感じるゲームが増え続けている。
彼らは勝ちゲームの投手たちなだけに、やっかいだ。ストレートを投げることを躊躇しだすと、途端にピッチングの構成が崩れてきて、投手に自信がなくなってくる。
8回9回の6人のバッターのうち、4人に対し「初球がボール」になっている。これは単なるコントロールミスかもしれないが、一方で、このところの相手チームの「初球にストレートでストライクをとりにくるのをフルスイングせよ」という基本戦略を警戒した結果かもしれない。
先頭マーフィーのストレート狙いを、スライダーでかわして「見逃し」三振させたのが、8回の象徴的な打席だ。

かたや9回は、8回に「うまくいくはずの『ストレート狙い』をかわされた」感じになったテキサス打線が変化球にも手を出すようになっている。実際、クルーズはスライダーを2球とも振ってきた(三振)。
ここらへんのテキサスの打者の、相手投手の配球パターンの変化への対応の早さ、柔軟性は、ほんとうに素晴らしい。昔弱かった頃のテキサスとの大きな違い、差を感じる。
彼らはたしかにホームラン数ア・リーグNo.1の強打のチームだが、なにも、2008年までのシアトルのように、闇雲にバットを振り回しているわけではないことを強く感じさせる。

だが、ロウとロブ・ジョンソンのバッテリーも負けてはいなかった。変化球を意識しはじめた9回のテキサスの打者たちに、即座に対応し、9回に組み立てを変えてきた。
最後のバッターサルタラマキアには、8回には狙われていたはずの4シームで「見逃し」三振。これが象徴的。


8回に「スライダーを見逃しさせての三振」ではじまり、9回、クルーズの「スライダー連投による空振り三振」を経て、最後をこんどは「ストレートを見逃させての三振」で切って落としたあたりが、この日の終盤のバッテリーの冴え、対応の早さを象徴しているように思う。






damejima at 13:00

July 30, 2009

サイ・ヤング賞投手クリフ・リーがクリーブランドからフィラデルフィアに移籍する直前に、「クリフ・リーが、ビクター・マルチネスとセットで移籍するのでは」なんていう、あまりにも馬鹿げた噂を平然と書いている人を目にした。
シアトルとはなんの関係もない話だが、「城島問題」という「捕手と投手の関係の問題」には大いに関係のある話題ではあるので、ちょっと書いておく。
Phillies land Lee from Tribe | MLB.com: News
クリフ・リーのキャリアスタッツ
Cliff Lee Pitching Statistics and History - Baseball-Reference.com

投手クリフ・リーと捕手ビクター・マルチネスの関係については一度、下の記事に書いたので、多少のデータとリンクはそちらを見ておいてもらいたい。要するに、クリフ・リーは捕手としてはダメ捕手のビクター・マルチネスとのバッテリーを拒否することでサイ・ヤング賞に輝いたのだ。
2009年7月16日、城島は試合序盤、投手オルソン、ジャクバスカスがモーションに入ってもミットを構えず、ゲームのリズムを壊した。(サイ・ヤング投手クリフ・リーがなぜショパックを指名捕手にしたか 解説つき)


そのクリフ・リーが優勝の見込みのないCLEを抜け出すにあたって、ダメ捕手と一緒に移籍?
とんでもない。ありえるわけがない。(笑)
そんなトレード、クリフ・リーが受け入れるはずがない。

だからこそ、クリフ・リーが移籍するとしたら、単独か、誰かと組み合わせになるにしても、ビクター・マルチネスとのセットには絶対にならないと最初から思っていた。案の定、外野手のベン・フランシスコとの組み合わせになった。
まったく、いつになったら「城島問題」はじめ、「捕手と投手の関係の問題」が、ゴリゴリに硬化した旧式の脳の人たちのアタマの奥に浸透するのか、と思う。
やれやれ。


さて、クリフ・リーが移籍する先のキャッチャーは誰なのか。
Carlos Ruiz CERA 4.31
Carlos Ruiz Stats, News, Photos - Philadelphia Phillies - ESPN
WBCのパナマ代表キャッチャーで、打率.230でPHIの正捕手であることからわかるとおり、リード重視の守備型キャッチャーで、ビクター・マルチネスとは対極のタイプの捕手である。クリフ・リーも、カルロス・ルイスならさぞかし安心だろう(笑)
移籍後のクリフ・リーのERAなどのスタッツには、今後も注目していくつもりだ。
ちなみに、カルロス・ルイスのWikiには、「肩にも定評があり2007年は30%を超える盗塁阻止率を記録した。」などと書いてある。彼の今の盗塁阻止率は31.9%、かたやロブ・ジョンソンは30.8%である。
そんな、盗塁阻止率なんていうたいしたことのないスタッツより、2008年のCERA3.84のほうが、よほどカルロス・ルイスを見る上でに重要。だいたいバリテックあたりと同じくらいの数字、なかなか優秀である。

カルロス・ルイスと、クリーブランドの2人のキャッチャーを並べてみると、こうなる。
Carlos Ruiz 4.31
Kelly Shoppach 4.83
Victor Martinez 5.84
もちろんア・リーグとナ・リーグの違いがどう関与するのかわからないし、投手陣の実力も違うわけだから、単純に比較するわけにはいかない。
だが、クリーブランドが真っ先にやるべきトレードは、クリフ・リーを手放すことではなく、ダメ捕手ビクター・マルチネスが売れるうちに一刻も早く見切りをつけて放り出し、どこかのマトモな投手か野手を獲得してくることだったのではないかと思えてならない(笑)

逆に言えば、インディアンスというチームが、「捕手と投手成績の関係の問題」について、関心を十分に払ってこなかった、十分な配慮を怠ってきたことが、サイ・ヤング賞投手が「このチームには先の見込みがない、移籍して、リングを手にしよう」と考えた理由であることは確かだと思う。



ビクター・マルチネスの処遇の誤りで、インディアンスは、ひとりのサイ・ヤング賞投手を失ったわけだが、シアトルにとっても他人事ではない。
ベダードやウオッシュバーンが今期になって「シアトルに残りたい」と言い出した背景には、当然のことながらチーム側から「もう城島とはバッテリーを組まなくてよろしい」とようやくお墨付きが出たということがあるわけで、それはヘルナンデスとの契約についても、当然のことながら、「城島問題」は大きく影響する、という意味になる。

シアトルが、クリフ・リーを失ったクリーブランドと同じ目にあって、ヘルナンデスを失いたくなければ、「城島問題」の処理をさらに強くすすめるべきだ。






damejima at 11:52

July 29, 2009

イルカイルカよ、
ウオッシュバーンを守りたまえ。

今日のビッグゲームを、どう説明しろというのだ。無理だ(笑)今日の勝利はウオッシュバーン、チームにとって、不安の暗闇を抜け出す大きな意味があるのはもちろんだが(このゲームをきっかけにしたように、トレードの話が流れている)、このブログにとっても大きな意味があった。

これまで、このブログでいろんなことを言ってきた。常に確信をもってはいる。
だが、それでも、ウオッシュバーンとジャクバスカスの言うcontrollという言葉を借りるなら、「目の前で行われているゲームは、自分ではコントロールできない」。つまり、ゲームとプレーヤーの出す結果が、ブログでの発言に沿ったものになるかどうかは、けしてわからないのだ。
もし、今日のウオッシュバーンが滅多打ちになるようなことがあれば、考えたのは、「自分の発言に確信はある。それは、これからも変わらない。だが、今日惨敗することがあれば、数%の真実味は『意味』として『死ぬ』ことになるかもしれない。それは、今日負ければ、シーズン前半の努力のかなりの部分が無になってしまうのと同じだ。」と、そういう気持ちがあった。
しかし、それでも、数%程度が死ぬことになったとしても、ウオッシュバーンにbet、賭けてみようと思った。人生は賭けでもあるのだ。不安がっていては前にすすめない。

2009年7月23日、ウオッシュバーンは「移籍したくない」といい、「プレーヤーが売り払われないために、頑張るしかない」と語った。

2009年7月25日、ジャクバスカスは、23日に「チームに残りたい」と語ったウオッシュバーンの言葉を引き継いで、「今シーズンに希望を失っていない」と強く語った。

2009年7月27日、魚釣りの好きな男の父が息子に電話してきて「トレードされたのかい?」と尋ねた。息子は言う。it's not over.「チームはまだ終わってないよ。」そして彼は家族のために魚料理を作った。


おめでとう。魚釣りの好きなウオッシュバーン。
おめでとう。ウオッシュバーンの父さん。奥さん。お子さん。
あなたたちの息子、夫、父さんは、
やはり、たいした男でしたよ。
Toronto vs. Seattle - July 28, 2009 | MLB.com: Gameday

1回表
レフトのソーンダースがホームラン性の当たりをフェンス際で神キャッチ!
Saunders makes a leaping grab to rob Wells - Video | Mariners.com: Multimedia
1回裏
イチロー 貫禄の先頭打者ヒット → 生還!
1−0とリード

2回表
先頭打者にヒットを許すも、オーバーベイをダブルプレーに。
さすがベテラン、ウオッシュバーン。
as for right now シアトルのエース
2回裏
1死1、2塁 → ワイルドピッチ 2、3塁
無得点。だが、がっかりしている暇はない。

3回表 2死1塁 スクータロの2球目はドルフィンか
    1塁ランナー走り、ロブ・ジョンソンがCS!チェンジ!
3回裏 トップからだが、三者凡退。

4回表 わずか5球で三者凡退! ウオッシュバーン!
4回裏 三者凡退。変化球にやられてる。

5回表 少し球数がかかったが、無得点におさえた。
     さすがウオッシュ。オーバーベイの三振が大きい
5回裏 下位打線。いわゆる三者凡退。

6回表 球審きわどいコースをまったくとらない。
    1死1、2塁をそれでもおさえきった。
    ウオッシュバーンQS成立!
6回裏 1死1、3塁からシェルトン タイムリー2ベース!
     2−0で2、3塁 → ハナハン タイムリー!
     3−0で1、3塁 → ロブ・ジョンソンDP・・・

7回表 1死満塁から犠牲フライ → 3−1
     2死1、3塁 → レフトライナーをソーンダースが好捕
     それにしても球審が低目をまったくとらない。イライラ。
Saunders snares the liner to end the inning - Video | MLB.com: Multimedia
7回裏 下位打線。三者凡退

8回表 ロウが二塁打を3本打たれ、3−3
8回裏 先頭イチロー、ヒット!
     それにしてもイチローへの初球は
     いくらなんでもボールだ。その後、三者凡退。

9回表 アーズマ登場
     2死2塁から、いやなスクータロ
     シェルトンがファウルフライを神キャッチ!
Shelton reaches into the stands to make grab - Video | MLB.com: Multimedia

9回裏 ハナハン ヒット! ロブ・ジョンソン四球!
     ウッドウォード バントヒット!
     ノーアウト満塁!!!!
     2死から イチロー登場!
     サヨナラタイムリーヒット!!!!!!
     ぐおおおおお。連敗断ち切ったぜ、
     ウオッシュバーン、最高!!

     (ロウは30分正座してなさい)
Ichiro drops a walk-off single into center - Video | MLB.com: Multimedia

トロントのガストン監督の談話
"You throw that pitch to just about anybody else in this league and they'll strike out on it. They won't hit it."
「リーグの誰だって三振するとこにビシッと投げてるんだぜ?ヒットを打てるわけがないんだ・・。」
"You're trying to get a guy out there that averages 200 hits a year," Gaston said, "and is probably a Hall of Famer, as far as I'm concerned. Downs made two good pitches on him, and he hit a little flare over the shortstop's head. There's not much you can do about that."
「年に200本もヒットを打つ選手を討ち取ろうっていうんだからねぇ・・・」とガストン。「彼は僕の知るかぎりの範囲で、たぶん野球の殿堂入りする選手なわけさ。ダウンズ(=トロントのクローザー)もさ、2つ、いい球を投げてんだけど、彼はショート頭上にテキサスヒットを打っちまう。これ以上、何をしろって?どうしようもないよ・・」
相手先発ゼプチンスキー投手の談話
"That's what makes him a good hitter. That's why he's going to hit .350 to .380 every year. Plus, the speed helps. He's a battler. You've got to make really good pitches, and he hits really good pitches."
「あれが、彼をいいバッターにしてる部分であり、毎年3割5分から3割8分もの高打率をマークできる理由だよ。加えてスピードもあるしね。彼はいつもバトルしてくる。投手側はさ、『本当にいい球』を投げてるんだ。だけど彼は、その『本当にいい球』こそ、ヒットしてきちゃうんだよな
Blue Jays' loss hits Gaston hard | bluejays.com: News

イチロー メジャー初サヨナラタイムリー

2009年7月28日 イチローサヨナラヒット 別アングル

2009年7月28日 イチローメジャー初サヨナラヒット「パラシュート・ヒット」は
こんなクソボール(笑)

まさに、「生きている岩鬼」(笑)
よくこんな、とんでもないボール球をヒットにするものだ。だが、これを打つ理由はある。球審がアウトコースにはずれるボールをストライクコールしまくっているから、手を出さざるをえないのである。
その逆境の中で、ボール球をサヨナラにしてしまうのだ。天才としか、いいようがない。

10万ヒット ありがとうございましたなんか10万ヒットをこえてました。見てくださる方、全員に感謝を。ありがとうございました。






damejima at 11:14

July 28, 2009

いま、チームの誰もが不安を抱えている。
不安になる、とは、不安を持たないことではない。自分の抱えた不安の大きさに気づいてしまうこと、そして、不安に支配されてしまうことだ。

生きていく、ということは、もともと不安との永遠の戦いだ。不安がなくなる、などということは、おそらくない。

だからこそ、マウンドに上がらなくては。

僕は明日、父の子として生まれ、ひとりの女の伴侶となり、子の親となり、そして、それら全部をひっくるめて抱えこんだひとりの男としてマウンドに上がる、釣り好きの男を応援しようと思っている。
 
ルアー


Mariners Blog | Washburn: "I wouldn't be disappointed to stay a Seattle Mariner" | Seattle Times Newspaper

この記事によれば、ウオッシュバーンの田舎に住む父が息子に電話してきたようだ。父は息子に、Did you get traded to the Brewers? ブリューワーズにトレードされたのかい? と、尋ねた。

息子はこう答えた。
"Dad, don't you think I would have called you if something had happened,' and followed up with, 'Don't you remember what happened last year? All the times I supposedly got traded and nothing happened.' You get a lot of calls and text messages from people wondering what's going on and what do I hear. I tell them all the same tthing...you hear as much as I do and I will let you know if something happens."
「父さん・・。もし何かあったら僕から父さんに電話しただろうって、思わなかったのかい。去年あったことを覚えてる?ずっと僕はトレードされるのかなと思ってたけど、何も起きなかった。父さんはたくさん電話をくれたし、たくさんの人から何が起こってるのか、そして、僕が何か聞いていないか、メールで聞かれたりした。僕が言うことはいつも同じさ・・。父さんが聞いていることと同じことしか、僕は知らないんだ。もし何かあったら、僕が父さんに知らせるから。」


父との会話を披露したあと、男はこんな話をした。
"It was different last year because we were definitely out of contention. This year, I don't think the season is over with here. We had a tough weekend but it's not over. I wouldn't be disappointed to stay a Seattle Mariner. I would be happy to be a part of this group of guys, forget about last weekend and return to playing to good baseball like we did before those three games."
「チームが首位争いから完全に脱落してしまっていた去年とは違うんだ。今年、僕はチームにいて、シーズンが終わってしまったとは思ってない。僕らにはつらい週末だったけどね。僕はチームに残ることになったとしても、それでガッカリするようなことはないんだ。僕はほかのやつらと一緒にこのチームの一員として幸せにやってける。先週のことは忘れよう。そして、この3ゲームの前に僕らがしていたような、いいベースボールに戻るんだ。」


このインタビューで彼は、シーズン中の野球選手としてはとても珍しく、家族のことをかなり喋っている。(本当は元記事にはこの部分が先に記述されているが、順番など、どうでもいい)
"I don't think the kids really understand what's going on, but my wife does. She is taking it pretty good. She made me cook fish today. She said I might not be around to cook it later, and fish is my specialty. But other than that, she has been around a long time, too, so she knows the ups and downs and all the rumors and that stuff.
「子供たちは、何が起こっているのか、本当にはわかってないと思う。でも、妻はわかってくれてる。彼女はほんとうによくやってくれている。彼女は僕に今日、魚料理を作らせた。彼女が言うには、『魚を後で料理することになって、あなたがいないと困るから』なんて言うんだ。魚料理は僕の専門だからね。でも魚を料理しなくちゃってことだけじゃなく、彼女は長いこと一緒にいるからということもあって、気持ちの浮き沈みや、トレードの噂とかなんとか、全てをわかって接してくれてるんだ。」




魚を料理しながら、魚釣りの好きな男は彼の奥さんにトレードについて何か気持ちを打ち明けたかもしれないし、何も言わず料理したのかもしれない。それはわからない。
でも、たぶん、男は、彼のことだからおいしい魚料理を作ったことだろうし、彼と奥さんは「おいしいね、これ」とか、いつもどおりの言葉を発したのではないか、と思う。夫婦って、そういうものだ。



今日、自分の肩にかかった責任の重さが、わかっていながら負けた自分の若さを、ヘルナンデスは誰よりも早く大人になりたい子供のように悔しがって眠れないかもしれない。
今日打ったいくつかのヒットの数より、パスボールしてしまったことの重さを噛み締めながら、ロブ・ジョンソンはボールの軌道を何度も思い出しては、ミットを動かすように左手を動かしているかもしれない。

今日、グティエレスは、壁が気になって捕球できなかったトリプルのことを、「もしかしたら、自分は壁を怖くなっているんじゃないか」と不安に思っているかもしれない。
今日ゲームからはずれていたラッセル・ブラニアンは、「もしかしたら、これでまた、このまま、ゲームにときどきしか出られない『昔の自分』に逆戻りしてしまうのではないか」と、不安にかられているかもしれない。

最近チームに加入した選手たちは、そのブラニアンを見て、「自分たちがゲームに出られるのがあと何試合あるのだろう」と、不安に思っているかもしれない。
投手たちは、一番頼りになるはずのヘルナンデスが打ちこまれてしまったのを見て、「自分もああなるかもしれない」と、不安に思ったかもしれない。


でも、そんな中で、
できるだけ何事もないような、知らん顔をわざとして明日のマウンドに立とうとしているウオッシュバーンを、
僕は応援しないわけにはいかない。

なぜなら、最近のウオッシュバーンの発言を読んでいると、彼が自分のプライバシーにまで踏み込んでいろいろと発言をしているのは「頑張ろう」「まだ終わってない」と、周囲を励まそうとしていることが、よくわかるからだ。

スウィニー。グリフィー。チームにベテランは何人もいる。

だが、ウオッシュバーンの言葉を借りれば、as for right now、いまのいま、ベテランとしてチームを背に支えようとしているのは、父の息子であり、いまは子供の父でもある、ベテラン投手、ウオッシュバーンだと真剣に思っている。

周囲とは、自分の仕事場である、チームの同僚。
経験の浅い若い選手たち。投手陣。
父。妻。そして子供。
自分。
すべて。

頑張れ。そして勝て。
ウオッシュバーン。
父として、子として、夫として。あらゆるものに勝て。

イルカ






damejima at 18:45

July 27, 2009

いま投手陣はどうやら、強い絆でひとつにまとまっている。
やれることは限られていても、やれることがあるうちは、諦める必要なんか、まったくない。頑張ろう。ということだ。

素晴らしい。
プロのアスリートとして、当たり前のこと、といえば、そうだ。
だが、ファンとしてこれを意気に感じないわけにはいくものか。
気持ちがまとまるということがチームスポーツである野球にとって、どれほど達成が意外に難しく、また、チーム躍進の原動力になることか。

ウオッシュバーンが「チームに残りたい」と気持ちを語ったのは今月23日だが、あれから2日たって25日にベダード先発で大敗したゲーム後、ジャクバスカスがウオッシュバーンの言葉を明らかに引き継ぐコメントをしてくれた。
下記に2人の投手の言葉をあげておくので、比べて読んでほしい。2人がcontrollという同じ単語をつかいつつ、ほぼ同じ内容を、それも、似た話の文脈で話しているのがわかってもらえると思う。

2人の投手は言う。
「ぼくら投手だけでできることは本当に限られている。マウンドでボールを投げ続けて頑張ることだけだ。他人のすることを阻止するなんてことは、できはしない。だが、唯一、勝ち続ければ事態は変わる。だからこそ、勝たなければならない。諦めたくはない。」と。
「勝ちたい。勝つことで、自分たちが散り散りバラバラに切り売りされるような事態を防ぎたい」というウオッシュバーン。そして「シーズンをあきらめたくない。チャンスがあるじゃないか。1試合くらいで判断されたくない。」というジャクバスカス

彼らの切実な思いを、つないでいかなければ。
彼らは、コネ捕手城島の出すサインに首を振るだけではなく、城島そのものを拒絶してみせた。それは、彼らの「充実したシーズンを送りたい。プレーヤー全員で美酒を味わいたい」という切実な願いから出た行為である。

このブログとしても彼らの決断と努力を支えていきたい。



Pitching inefficient in Mariners loss | Mariners.com: News

"We can't control what Anaheim does," Jakubauskas said. "We can't control what Texas does. All we can control is what we do. There's still plenty of season left, and we kind of hit the brakes a little bit right now. We did it earlier in the year and we battled back from that, and I'm pretty sure we're going to do that again."
「アナハイムがすることをコントロールするなんてことは、僕らにはできない」とジャクバスカスは言う。「テキサスがすることも、同じ。僕らにコントロールできることのすべては、自分たちに可能なことだけなんだ。まだシーズンはたっぷりあるし、いまの僕らはちょっとブレーキがかかっただけみたいなもんだよ。シーズンはじめにもそういう事態があったをけど、僕らはそこから立ち直った。もう一度立ち直っていけると、僕は信じている。」


Mariners Blog | Washburn wants to stay, says he's open to contract extension | Seattle Times Newspaper

2009年7月23日、ウオッシュバーンは「移籍したくない」といい、「プレーヤーが売り払われないために、頑張るしかない」と語った。

"We know the only way we can control what's going to happen is at least try to make the decisions hard for Jack. Hopefully, we won't be in a position we're going to be selling the whole team off. I think we're making it hard on him. Let's see what he ends up doing, but we're happy with the way we're playing. We definitely need to come out and start the second half strong to continue the momentum we had at the end of the first half."
「起きる可能性のある事態を防ぐのに僕らがたったひとつできること、といえば、とにかくジャック(=ズレンシックGM)の決断を難しいものにすること(=選手がいいプレーをし続け、チームをそれなりの順位にいさせること:ブログ補足)くらいしかないのはわかっている。うまくいけば、チーム全体を売り飛ばす羽目になる順位にはならないと思うんだ。だって僕らのプレーぶりはズレンシックがそういうこと(=チーム全体のバーゲンセール:ブログ補足)をしにくくさせていると思うからね。どういう成り行きになるかは見てみようと思うけど、僕らはいま、プレーしていてハッピーだ。僕らはとにかく結果を出し力強いスタートを切って、前半戦の最後にあった勢いを後半戦でもキープしなくては。」






damejima at 01:16

July 25, 2009

このインタビューについては、まだまだ語りたいことがある。
後で続きを書くが
とりあえず、訳の部分をあげておく。

この時期の勝ちは、チームのポスト・シーズンにとってだけでなく、選手の移籍問題にとっても意味があることを、彼ウオッシュバーンのインタビューからくみとってほしい。



Washburn wants to stay, says he's open to contract extension
移籍したくないウオッシュバーン、契約更新に前向き

Posted by Larry Stone
Mariners Blog | Washburn wants to stay, says he's open to contract extension | Seattle Times Newspaper


Washburn can be a free agent after the season when his four-year, $37.5 million contract expires. I asked him if he'd be open to working on a contract extension right now, which would obviously take him off the trade market. Washburn's seven shutout innings on Thursday lowered his earned-run-average to 2.71..
ウオッシュバーンは4年37.5Mの契約が満了になった後、FAになることができる。私は彼に、現在の契約延長への取り組みについて何か公開するつもりがあるかどうか尋ねてみた。彼のトレードバリューは明らかにトレード市場で上がってきている。ウオッシュバーンは木曜のゲームで7回をシャットアウトし、ERAを2,71に押し上げた。

"I'd definitely be interested in talking about that," he said.
「当然、それについて話すことに興味があるよ」と彼は言った。

When I talked to GM Jack Zduriencik last week, he had alluded to the possibility that a potential free agent could re-sign with the team. Many players choose to table contract talks until after the season, but Washburn said he didn't believe it would be a distraction.
私(=ラリー・ストーン)が先週話した時には、ズレンシックもFA予定の選手との再契約の可能性があることをそれとなく示唆していた。たいていの選手は契約のテーブルにつくのはシーズン終了後にしたいと思うものだが、ウォッシュバーンはもしそうならなくても別に気にならない、と言った。

"I'm not easily distracted,'' he said. "I don't think it would be something that would be a detriment and distract me to where I couldn't do my job like I'm doing it now. Off the field stuff is just that, off the field stuff. When you get between the lines, your job is making pitches. I'm real good about being able to separate the two."
「僕は簡単に気が散ったりはしない。」と彼はいう。「今やっているように仕事ができなくなるほど、何かさしつかえるとか、気が散るというようなことにはならないと思う。グランド外のことは、単に、グランド外のことでしかない。グランドに出たら、投げるのが仕事。この二つの切りかえが、僕はすごく上手だから。」

I noted that his agent, Scott Boras, has a reputation for advising his clients who are headed into free agency to go into the free-agent market.
彼の代理人スコット・ボラスは、FAを控えた彼の依頼人に(ブログ補足:契約更新をシーズン中ではなくシーズン後)FA市場が開くまで待つようアドバイスすることで有名なことを指摘してみた。

"My agent works for me,'' he said with a smile.
「代理人は僕のために働くんだよ」と彼は笑顔で言う。

So far, however, no serious extension talks are underway, Washburn said. "Jack and I have talked a little bit. Nothing has gotten any further than talking.
しかし、今のところ「本格的な契約延長交渉は全くない」とウォッシュバーンはいう。「ジャックと僕は少し話はしたけど、話以上の段階には全く進んでない。」

Here's what else Washburn said after the game about the trade deadline hanging over the team:
ゲーム後、チームに迫ってきているトレード期限についてウオッシュバーンが語った別のコメントを挙げておく。

"We know the only way we can control what's going to happen is at least try to make the decisions hard for Jack. Hopefully, we won't be in a position we're going to be selling the whole team off. I think we're making it hard on him. Let's see what he ends up doing, but we're happy with the way we're playing. We definitely need to come out and start the second half strong to continue the momentum we had at the end of the first half."
起きる可能性のある事態を防ぐのに僕らがたったひとつできること、といえば、とにかくジャックの決断を難しいものにすること(=選手がいいプレーをし続け、チームをそれなりの順位にいさせること:ブログ補足)くらいしかないのはわかっている。うまくいけば、チーム全体を売り飛ばす羽目になる順位にはならないと思うんだ。だって僕らのプレーぶりはズレンシックがそういうこと(=チーム全体のバーゲンセール:ブログ補足)をしにくくさせていると思うからね。どういう成り行きになるかは見てみようと思うけど、僕らはいま、プレーしていてハッピーだ。僕らはとにかく結果を出し力強いスタートを切って、前半戦の最後にあった勢いを後半戦でもキープしなくては。」

He admitted that it's a "day to day feeling,'' with emotions ebbing and flowing with each day's result.
彼は、毎日のゲーム結果によって興奮が引いたり満ちたり、1日ごとに気分が違うことを認めた。

"A lot can happen in a day. Guti (Franklin Gutierrez) hitting the wall -- luckily, he didn't hurt anything serious,and he'll only be out a couple of days. But if he was going to be out a long time, that might make some decisions easier for Jack. That would be a tough guy to replace. But we've had a few tough guys to replace go down this year, but it seems like someone steps up and fills that role. I don't doubt anything we can accomplish here."
「一日にはいろんなことが起こるものだ。グティ(フランクリン・グティエレス)が壁に激突したりね。運がいいことに、彼は大怪我に至らず、数日休むだけで済むらしい。でも、もし彼が長期に戦線離脱してたら、ジャックの決断のいくつかは、たぶんもっと簡単になっていたと思う。もし代役をみつけなければいけなくなったら、グティはそれが無理な選手だから。でもね、今年僕らはいままで何人もの代えのきかない選手を離脱で失ってきたよ。だけど、誰かがステップアップしてきて、欠けた役割を埋めてきたんだ。僕はこのチームで、どんなことが成し遂げられてもおかしくない、そう思っている。」


When it was noted to him that most players don't even acknowledge that they pay attention to the trade deadline, he said, "Everybody lies. I've always said what's on my mind and don't sugar-coat anything. I think the guys that say they don't are lying. It's just natural, I think, to pay attention."
たいていの選手はトレード期限が気になるのを認めることさえしないものだということを、彼に指摘すると、彼はこんなことを言った。「みんな嘘をつくのさ。僕はいつも思ってることを発言してきたし、遠まわしなことを言ったりしない。自分は嘘なんかついてない、なんていう奴こそ、嘘をついていると思うよ。気になるのがとにかく自然ってもんだよ。」

Here's how Washburn compared last year at the trade deadline to this year: "In hindsight, it looks like it was a good thing for me not to get traded. I'm real happy here where I'm at. And I'm pitching well, and we've got a shot. We've got a good team. I'm happy I wasn't traded so I could stick around and help turn it around."
去年のトレード期限の状況と、今年の違いをウォッシュバーンはどう比較しているのだろう。
「後付けの話で言えば、僕は去年トレードされなかったことは良い事だったようだ。僕のいるこの場所、ここにいることが本当にハッピーなんだ。自分のピッチングは調子いいし、チームは勝つ見込みがある。今のチームはいいチームだよ。トレードされなかったおかげで、ここにいられて、悪い状態を抜け出すのを手伝えるのはハッピーだよ。」

I asked him, bottom line, if he wants to stay in Seattle.
最後に、シアトルにとどまりたいかどうか、聞いてみた。

"If I'm traded, it means something bad happened in the next 10 days. That's the last thing I want to happen. I love winning, and we're winning here. We have maybe the best group of guys I've ever been a part of, and that's saying a lot. That '02 team in Anaheim (that won the World Series), we were a great team. Everybody loved each other. We had fun. We did whatever it took to win. That's the exact same feel I have with this ballclub. I'm very happy to be a part of it, and yeah, I want to continue to be a part of it."
「もし僕がトレードされるなら、それはこれからの10日間に何か悪いことが起こった、という意味になる。それは、僕が最も望まないことだ。僕は勝ちたいし、チームは勝ちを続けている。僕がいままで所属した中ではおそらくベストプレーヤーが集まっていると思うし、それは大きな意味あいがある。02年のアナハイム(ワールドシリーズ優勝)も素晴らしいチームだった。お互いみんな大好きだった。楽しかったし、勝つためにできることはなんでもした。僕がいまのチームに感じるのは、まったく同じ感覚なんだ。このチームの一員でいられて僕はとても嬉しいし、ずっとこのチームの一員でいたいと思う。






damejima at 13:09

July 24, 2009

ロブ・ジョンソンはこれで7月、先発マスク8連勝。


今日は書かなければならないことがたくさんある日だ。
ついにウオッシュバーンがア・リーグのWHIPランキングで、ハラデーを抑えてトップに立ったこと。そしてさらにERAランキングでも、ハラデーをかわして第4位に上昇したこと。
また、彼が今日カブレラなどに投げた「ドルフィン」について。打ち取られたカブレラの感想。バーリーが完全試合を達成し11勝したことによる、サイ・ヤング賞レースの新たな展開。ヘルナンデス、ハラデー、バーリー、グレインキーの比較。

2009年7月23日 ア・リーグWHIPランキング by ESPN
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN
2009年7月23日 ア・リーグWHIPランキング by ESPN

2009年7月23日 ア・リーグERAランキング by ESPN
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN
2009年7月24日 ア・リーグERAランキング by ESPN


しかし、だ。
今日の最大のニュースは、そこではない。
バーリーの完全試合ですら、最大のニュースではない。

今日最大のニュースは、
われらがウオッシュバーンが、人前で始めて
「このチームにいたい」と話したこと、だ。


これが、このブログにとって
完全試合よりも嬉しいビッグニュースだ。


細かいことはとにかく、まず、The Pitch ウオッシュバーンの、今日の素晴らしいピッチングに拍手を送りたい。7回93球投げてデトロイト打線に得点をゆるさなかったが、「わずか2安打に抑えながらも、三振はわずかに3つ」というあたりが素晴らしい。シアトルの右のエース、ヘルナンデスと好対照のベテラン左腕ウオッシュバーンの、「打たせてとるピッチング」の真骨頂がまたしても発揮された。
彼がLAA在籍時にキャリアハイの18勝をマークしたのは2002年だが、ERA、WHIPだけでなく、あらゆるデータで彼はキャリアハイのシーズンを迎えている。
今日のゲームで4連勝だが、この4ゲームの29イニング2/3で、自責点はわずか2点。出した四球わずか4つで、ホームランを一度も打たれていない。この4ゲームに限れば、ERAはなんと、0.61を記録した。
またシーズンBB/9は2,1でキャリアハイ、シーズンHR/9も0.8でキャリアハイ・タイと、細かいデータでも2002年をしのぐ内容になってきている。
Jarrod Washburn Statistics and History - Baseball-Reference.com
Seattle vs. Detroit - July 23, 2009 | MLB.com: Gameday
ウオッシュバーン全登板ゲーム
Jarrod Washburn Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN
ア・リーグWHIPランキング
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN

もうすぐトレード期限がやってくるわけだが、ウオッシュバーンも、一緒に釣りにでかけたりしてとても仲がよく、既に「チームに残りたい」と発言している同僚ベダードのように、「トレードされたくない」ことを、メディアのインタビューでハッキリと表明した。
詳しくは公式サイトや現地メディアをいますぐに原文で読んでもらいたい。(訳は今用意している最中。後でのせてみる)
2009年6月、城島がいなくなったことで生まれつつあるシアトル先発投手陣のアットホームな雰囲気の中、ベダードは「シアトル残留希望発言」をした。


ウオッシュバーンは契約にまつわる難しい言葉や、お金にまつわる言葉などを一切使わず、シンプルに、「ここに残りたいんだ」ということを言っている。

当ブログとしても、何度も言ってきたことだが、今回のウオッシュバーンの言葉に応える形で、改めてハッキリ書いておこう。

尊敬すべきベテラン投手ジャロッド・ウオッシュバーン、
貴方は安心してシアトル・マリナーズにいられるよう
もっと大事に扱われるべきだ。


(↓シアトルタイムズのリンクのほうが、よりわかりやすい。公式サイトの記事は紙幅の制約からラリー・ストーン氏にしてはちょっと切れ切れの中身で意味をつかむのは難しい。)
Mariners Blog | Washburn wants to stay, says he's open to contract extension | Seattle Times Newspaper

Washburn lifts Mariners to series win | Mariners.com: News


なお、こちらは、今日ホワイトソックスのバーリーをメジャー18試合目の完全試合に導いたキャッチャー、ラモン・カストロのプロフィール
CERAだけでみれば5点台をほとんど記録したことがなく、キャリア4.10。3点台のシーズンもたくさんある。
Ramon Castro Stats, News, Photos - Chicago White Sox - ESPN






damejima at 10:50
グティエレスを怪我で欠いて、打撃面では非常に苦しいゲームだったが、そんなゲームに限って相手投手の出来がよく、ランガーハンズの初ヒットがようやく出たときには、正直、ため息がでた。「ノーヒットノーランをやられなくてよかった…。これで負けてもしかたない…」。
そんな貧打戦が、2本目のヒット、つまり8回のブラニヤンの2ランで勝ってヘルナンデスにも勝ちがついてしまうのだから、やはり守りは大事だ。
相手が先発投手を変えてくれて得た2ランである。DETの監督リーランドにしてみれば、イチローを警戒せざるをえなかったわけで、首位打者イチローならではの無言のプレッシャーが先発投手を降ろしたことになる。
ブルペンの貢献も大きい。ロウ、アーズマと、鬼気迫るピッチング。ロブ・ジョンソン相手のときのロウは思い切りがよくて気持ちいいし、多少休養できたせいか、アーズマの球に本来のキレが戻ってきた。頼もしい。
Seattle vs. Detroit - July 22, 2009 | MLB.com: Gameday
ヘルナンデスの8三振(動画)
ブラニヤンの2ラン(動画)

今日のゲームで一番のテーマは、チームの勝利を除けば、もちろんサイ・ヤング賞レースをひたはしるキング・フェリックスの「自責点数」と、「勝利」だった。3回に1点を失ったときはヒヤヒヤしたが、その後は何事もなかったかのように変化球、特にタイガース打者が驚いた「90マイル台のスライダー」で、タイガース打線を寄せ付けなかった。
このゲームでは、LAAのソーシア監督同様、DETのベテラン監督リーランドの恐さを思い知らされた。最初のイニングから徹底した「ストレート狙い」を打者に指示していたようで、グランダーソン、ポランコと、狙い打ちでシングルを連打された。
"They jumped on the fastball a little bit." (ヘルナンデス)
Felix, Branyan carry Mariners in victory | Mariners.com: News
ロブ・ジョンソンが優れたキャッチャーなのは、DET側が狙い球を絞ってきていることがわかった時点で、剛腕ヘルナンデスの投球の組み立てを「変化球中心」にスパッと切り替えられる「場を読む力」と、それを投手とのやりとりで理解しあえる日頃から育てた「コミュニケーション力」である。
試合を見ていた人はわかると思うが、ヘルナンデスは変化球主体に切り替えた後も、何度かサインに首を振ってストレートを投げたがった。
ロブ・ジョンソンは、ヘルナンデスがどうしてもストレートを投げたいときは投げさせつつ、トータルには変化球に配球の中心をもっていって、今日のゲームをモノにしていた。
あまりにもヘルナンデスと対立して無理に言うことを聞かそうとせず、あわせるところはあわせ、全体としては変化球主体にしていく。いかにも、日本語でいう「女房」的な仕事ぶりである。
ブルペンはロウ、アーズマと、直球系の投手をつないだが、ここでは逆に、ド真ん中のストレートをわざと要求するほど大胆なリード。これも素晴らしかった。

サイ・ヤング賞レースについてはこれまで、ERAトップを走るグレインキーとヘルナンデスを比較してきたが、ここにきて、本当のライバルはやはり、ア・リーグを代表する大投手ハラデーだろうと思い出している。
ブラニヤンのホームランでヘルナンデスに勝ちがつき、ハラデーと同じ11勝3敗になったことは、たいへん大きい。

ア・リーグ ERAランキング
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN



ロブ・ジョンソンとコネ捕手城島のCERAの差については、長く「2点」と表現していたが、アウェイ9連戦以降をみると、「2.5点」に拡大している。7月7日の大敗したゲームを除くと、その差はさらに広がって「3.5点」に近くなる。
正捕手交代は、確実に効果を挙げている。
Rob Johnson Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

だが、大きな連勝をできない今の2勝1敗、3勝2敗ペースでは、首位を走る好調LAAにはけして追いつけはしないし、ポスト・シーズンに進出するのは無理だ。
問題は、いわゆる「ビッグスリー」以外の先発投手候補たち、バルガス、ジャクバスカス、ローランド・スミス、オルソンなどで、どれだけ勝ちが拾えるかにかかってきた。彼らだって、コネ捕手城島などではなく、もっとマトモなキャッチャー相手に投げたいだろう。

シアトルは城島からミットを取り上げてベンチに座らせ、マイナーからバークかクレメントを上げてくるべき時期だ。城島はどうしてもゲームに出たければDHでもやればいい。そうしないと、数試合に1ゲーム、必ず負けるコネ捕手城島のローテ4番手、5番手投手のゲームの負けを消すことは簡単にはできない。
バルガス、ジャクバスカス、ローランド・スミス、オルソン、彼らにとっては、コネ捕手城島がプレートの後ろにいるということは、ゲームが0−2から始まるということであり、彼らのERAは登板するたびに悪くなり、チームからの評価もされないという意味になっている。
いってみれば、いまのシアトルは、ロブ・ジョンソンが先発マスクの日だけが2009年版のシアトルになったが、それ以外の、疫病神城島先発の日には2008年の、あの100敗シアトルをあいかわらず再現している。「2つの分裂したシアトル・マリナーズ」がそこにある。

これでは「城島問題」の根本的な解決になどなっていない。
いまのシアトルは5日間のうち、2日間だけ時計が1年巻き戻ってしまっている。「城島の先発する日のシアトルは1年、時間が巻き戻ったタイムマシン」のようなものだ。


ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.カテゴリー:2009投手ERA「2点の差」

6月26日 @LAD 2-8 L 城島    8回自責8
6月27日 @LAD 5-1 W ジョンソン 9回自責0 QS
6月28日 @LAD 4-2 W 城島    9回自責2
6月30日 @NYY 5-8 L 城島    9回自責6
7月1日  @NYY 2-4 L ジョンソン 8回自責4 QS
7月2日  @NYY 8-4 W 城島    9回自責4
7月3日  @BOS 7-6 W ジョンソン 11回自責6 QS
7月4日  @BOS 3-2 W 城島    9回自責2
7月5日  @BOS 4-8 L 城島    8回自責8
(遠征からホームに戻り、正捕手実質交代)
7月6日  BAL 5-0 W ジョンソン 9回自責0 QS
7月7日  BAL 4-12 L ジョンソン 9回自責12
7月8日  BAL 3-5 L 城島    9回自責3
7月9日  TEX 3-1 W ジョンソン 9回自責1 QS
7月10日  TEX 4-6 L 城島    9回自責6
7月11日  TEX 4-1 W ジョンソン 9回自責1 QS
7月12日  TEX 5-3 W ジョンソン 9回自責3
7月16日  @CLE 1-4 L 城島    8回自責2
7月17日  @CLE 6-2 W ジョンソン 9回自責2 QS
7月18日  @CLE 3-1 W ジョンソン 9回自責1 QS
7月19日  @CLE 5-3 W ジョンソン 9回自責3
7月21日  @DET 7-9 L 城島    8回自責9
7月22日  @DET 2-1 W ジョンソン 9回自責1 QS

城島再復帰後(=6月26日以降)
ジョンソン 10勝2敗 109回自責点34 CERA 2.80
城島    3勝7敗 86回自責点50 CERA 5.23

正捕手交代後(=7月6日以降)
ジョンソン 8勝1敗 81回自責点24 CERA 2.66
(7月7日を除くと、72回自責点12 CERA 1.50)
城島    0勝4敗 34回自責点20 CERA 5.29






damejima at 01:53
バークのけなげな努力と、バルガスのプライドのかかった「キロス問題」などもそうだったのだが、だいぶ過去に遡って話を追いかけてきてもらわないと、話についてこれない。
ここでは城島やオルソンのピッチングの姿勢の「窮屈さ」の顛末をひとまずまとめておくので、たいへん恐縮な話だが、興味があれば順番に読んでいって頭に入れて理解してもらえるとありがたい。
アーズマの指摘する「5月初旬に連敗したヘルナンデスの『窮屈さ』」、ワカマツの叱責する「オルソンの窮屈さ」について、理解がさらに深まるのではないかと思うし、なにより、メジャーの投手たちが城島をキャッチャーにマウンドに上がって窮屈な思いをしたくないという精神的な部分を理解できる資料にもなるのではないかと思う。


第1の資料
アーズマの「サンデー・フェリックス」発言

これは城島の1回目のDLのおかげで4月末には地区首位に立ったシアトルが、5月に城島が先発に戻って逆V字の下降線を辿った頃の話。あやうく月間20敗しかかり、今でこそロブ・ジョンソンとのバッテリーでサイ・ヤング賞に向かってひた走る好調のフェリックス・ヘルナンデスでさえ、当時は城島とバッテリーを組まされ3連敗した(5月4日、9日、19日)。
その城島とのバッテリーに見切りをつける寸前のヘルナンデスが、ロブ・ジョンソンとバッテリーを組んだのは5月24日。すると、8回自責点1と、QSを達成しつつ、のびのびと投げて、あっさり勝利を手にした。
その同じゲームで最終回を締め、セーブを稼いだクローザーのデイビッド・アーズマが「5月中旬までの悪いときのヘルナンデス(つまり城島と組んだヘルナンデス)と、とても良くなったヘルナンデスの『違い』」についてインタビューに答えたのを、シアトル・タイムズのスティーブ・ケリーがまとめたのである。
原文の要点は「悪いときのヘルナンデスは『コーナーをつこう』『コーナーに球を集めよう』とばかりしていて、彼本来の良さをなくしていた」という感じの話だ。全文は元記事に訳をのせ、リンクも張ってある。全文をここで挙げるわけにもいかないので、詳細は原文をあたられたい。

"I think in his last couple of outings he was trying to pitch around guys a little bit more. Trying to throw stuff on the corners.(後略)
「僕が思うに、最近数試合の登板で彼はね、もっとストライクゾーンギリギリに投げよう、投げようとしていた。球種をコーナーに集めようとも試みていた。」
Steve Kelley | Mariners need more of Sunday's Felix Hernandez | Seattle Times Newspaper

2009年5月24日、デイビッド・アーズマが「ヘルナンデスがロブ・ジョンソンと組むゲームと、城島と組むゲームの大きな違い」を初めて証言した。



第2の資料
オルソンの神経質さについて指摘した当ブログの記事

2009年6月11日、オルソンの神経質なピッチングを通じて、城島の「コーナーをつきたがる配球の欠陥」を考える。

細部は上の元記事を読んでもらいたい。この記事で指摘した要点は「オルソンという投手は『ものすごくコーナーをつきたがる投手』なのだ」ということ。
そして、よく知られているように、オルソンの神経質さに輪をかけたような城島のリードは、特にランナーを出した直後はそうだが、コーナーにボールを集めたがるわけで、この似たもの同士のバッテリーが組まれる無意味さも、指摘したかったことのひとつだ。出来損ないのバッテリーのダメさ加減を考える上で、「神経質さ」は重要なポイントのひとつなのだ。

オルソンは6月11日のゲームで打率2割しかない8番打者にフォアボールを与えて自滅したわけだが、この打席の配球はまるで稀代のホームランバッターにするような、コーナーいっぱいのみを狙う配球だった。つまり、打率2割の8番打者への配球にしては狙いが窮屈すぎ、こういう窮屈さなが、かえって四球を増やしてしまうことを、この第2の資料では指摘した。
アーズマが「資料1」で指摘している「窮屈なピッチング」の典型的パターンと全く同じであり、まさに城島が先発マスクをかぶるゲームの大きな欠陥のひとつでもある。

資料2の元記事でも指摘したことを、あえてあらためて同じ指摘をしておくと、「コーナーをついているから間違ってない」というのは、プロでは必ずしも正しくない。ピッチャーの仕事は「アウトをとること」であり、「コーナーをつくかどうか」は方法論であって、それ自身は目的ではない。「ド真ん中をいきなり突いて三振」だって、別になんの問題もない。「コーナーをつかないとアウトがとれない」と、あまりにも窮屈に思い込んでいて、かえって四球を連発したり、相手打者に狙い球を絞られたりするのでは、先発バッテリーとしては長いイニングをこなせない。


第3の資料
7月16日のオルソンのピッチングについてのワカマツの指摘


ワカマツ、という人は、見た目、たいへん柔和に見える。だが、バルガスの「キロス問題」でもそうだったのだが、投手の失敗については「これこれがよくなかった」と容赦ない明快な指摘と叱責をする。そして、過去に自分が指摘したポイントについては、けして忘れないで、何度でも指摘する。だが、きつい叱責をするものの、チャンスをすぐに奪うような浅はかな真似はしない。かといって、何度か同じ失敗を繰り返して改善がみられないとわかると、容赦なくポジションをはずされる。

オールスター直後の7月16日のゲームでのオルソンのピッチングの失敗について、監督ワカマツは2つの指摘をしている。

1つ目の指摘は、まず「テンポの無さ」。
7月16日の試合終了直後にアップしたこのブログの記事で「テンポの無さ」について触れておいたが、数時間して出てきた監督ワカマツのインタビューでも全く同じ感想が述べられていて、「やはりな。そりゃそうだ」と思ったのを覚えている。この「テンポの無さを指摘するワカマツ」については、公式サイト、Mariners Insiderで、ほぼ同じ内容のインタビュー記事がある。
2009年7月16日、城島は試合序盤、投手オルソン、ジャクバスカスがモーションに入ってもミットを構えず、ゲームのリズムを壊した。(サイ・ヤング投手クリフ・リーがなぜショパックを指名捕手にしたか 解説つき)
Mariners Insider | The News Tribune | Tacoma, WA

2つ目の指摘は、「コーナーをつこうとしすぎることの無意味さ」だ。
この点が資料1と資料2で言う、「ピッチングの窮屈さ」に通じるわけだ。これついてのワカマツ発言は、どういうものか公式サイトの記事は、紙幅の制約のためか、触れておらず、Mariners Insiderだけが掲載している。奇しくもアーズマの「サンデー・フェリックス発言」と同じような内容を、ワカマツがオルソンのピッチングについて非常に強く指摘しているのが面白い。

もちろん「投球テンポ」、「コーナーをつくピッチング」、そのいずれも投手だけの所業ではなく、投手と捕手との共同作業であるのは言うまでもない。監督ワカマツのオルソンに対する2つの苛立ちは、暗に(というか、結果的に正捕手をはずされたことからも、明らかに)捕手城島にも向けられていた、と当ブログでは考える。

"I think we've talked all year long the importance of the starting pitcher establishing a tempo," Wakamatsu said. "I think it was two-fold. No.1, I didn't think Olson came out and had much of a feel. I thought he pitched a little defensively and his tempo was poor."
「先発投手が試合のテンポを確立することの大事さは、このシーズン中、ずっと話してきたことだ。」とワカマツ。「二つあると思う。まず第一には、オルソンは序盤からして、思い切りのいい雰囲気があるようには見えなかった。ピッチングが守りに入ってしまっていて、テンポが酷かった。」
ブログ注:come out and do 思い切って〜する

Wakamatsu said Olson was being defensive and trying to be too perfect.
"That's where we talk about sometimes guys want to be too perfect," Wakamatsu said. "We talked about it after the first inning. I said you don't have to be too perfect out there. It's not for lack of care or anything else. It's probably caring too much. I think he put a lot of emphasis on him being outstanding today, instead of going out and doing like he does out of the bullpen. At least he's done such a tremendous job. I saw a little different body language and maybe trying to carry a club out there the first two innings."

オルソンは守りに入って、パーフェクトに投げようとしすぎていたとワカマツは言う。
「時としてあまりにパーフェクトにピッチングしようとしすぎる、そんな会話をしたんだ。」とワカマツ。「話をしたのは、初回が終ったあと。あまりにもパーフェクトに投げようとしなくていいよ、とね。注意が足りないとか、そういうんじゃなく、たぶん色々なことを気にしすぎなんだ。ブルペン投手当時のようにマウンドに上がって投げるかわりに、自分が傑出した結果を残すことに重きを置きすぎたと思う。少なくともこれまでは素晴らしい仕事をしてきてくれた。最初の2イニングなんか、仕草からしてちょっと少し違って見えた。一人でチームを支えるつもりになっていたのかもしれない。」

(中略)

"It seems to be like I was trying to make good pitches out there instead of letting it just go through the zone like I have been doing most of the season," Olson said.
「シーズンの大半そうしてきたように、ゾーンにガンガン行って切り抜けていけばいいだけなのに、そうするかわりに、いい球を投げよう投げようと思ってしまっていたかもしれない」とオルソンは言った。


第4の資料
7月21日のオルソンについてのワカマツの指摘と
オルソンのマイナー落ち


7月21日の登板の失敗で、オルソンの先発投手としての仕事を失うことになった。
下記の記事で、ワカマツは「前にも言ったことだが」と話しているが、この「前にも話したことだが」「シーズン中何度も話したことだが」というフレーズを彼ワカマツが使うときには、バルガスの場合がそうだったように、ある意味で、往々にして「堪忍袋」は完全にブチ切れているのである。
彼は常に「話し合って改善が必要だとなったら、改善すべき義務が生じる」「何度かチャンスを与えられて改善できないプレーヤーには、チャンスを剥奪されてもしかたない」、そんな行動原則がある。
Mariners Blog | Looks like the Mariners need a fifth AND fourth starter | Seattle Times Newspaper

"It's what we talked about before, similar to his last start, a lot of it is not so much the stuff, but not being aggressive and attacking the hitters, and trying to be too perfect. I thought the walks, falling behind and having to give in, cost him.
「前にも話したことだし、この前の登板とそっくりだ。球数が多すぎる。積極性がなく、打者を攻めきれてない。パーフェクトに投げようとしすぎている。四球はね、遅れをとり、相手に屈服せざるをえなくなる。彼にとっては高くつくんだよ。」

まさにチャンスを貰っていながら気がつかないことは、高くつく。
思えばキロスにも名を上げてメジャーに残れるチャンスがあった。ベタンコートにもシアトルに残れるチャンスがあった。城島にも、オルソンにも、あった。
だが、キロスはDFA。ベタンコートはトレード。城島は正捕手ではなくなり、オルソンはマイナーに送られる。チャンスを与えられているが、永遠には与えられないということを忘れたプレーヤーたちの顛末である。






damejima at 01:52

July 15, 2009

日本には「お盆」という盛夏の習慣があり、それにあわせて祭りが行われ、人は故郷に帰る。

「お盆」には、人は故郷で、昔なつかしい友に会って旧交を温め、墓地にもう亡くなってしまった人を訪ねて、自分がどこから来たのかを確かめ、そして、どこへ向かっているのか確かめる。
過去と再会することは、悲しいことではない。むしろ、畏敬と謙虚さをもった心に年に一度戻る大切な時間である。


Nick Adenhart, 1986-2009 | MLB.com: History

Nick_Adenhart_ForeverAdenhart honored in pregame ceremony | angelsbaseball.com: News

Game_of_Nick_Adenhart

関連記事まとめ:The Johjima Problem.:ニック・エイデンハート Nick Adenhart

メジャーのオールスターの季節にいつも思うことは、ベースボールは誰かひとりの手で築きあげられるわけではなく、たくさんのプレーヤーとファンが長い歴史を共有することで高められる、ということだ。オールスターにはいつも過去の名プレーヤーが招待され、現役プレーヤーとの間で短い時間だが暖かい交流が図られるのを、ファンが微笑みとともに見守る。
いや。歴史を共有、というと、むつかしくなってしまう。むしろ、「長い夢」を一緒にみる、といったほうがいいかもしれない。

オールスターとは各シーズンの最も大きな夢をファンとプレーヤーが共有しあう行為であり、そこに出場することはベースボールという「長い長い夢」の一部、いい意味で「かけら」になる、ということだ。


イチローがシスラーの墓参りに行ったことで、そんなことを考えた。イチローは既にベースボールという歴史の一部、長い夢の一部としてフィールドに立っている。シスラーの墓参りはベースボールに対する畏敬と謙虚の表れである。
The Hot Stone League | UPDATED: Ichiro visits grave of George Sisler (with new Ichiro and Wakamatsu quotes) | Seattle Times Newspaper

A buried treasure - MLB - ESPN
セントルイス・ブラウンズのプレーヤーだったジョージ・H・シスラーのストーリー。


だからオールスターはベースボールにとっての「お盆」なのである。
いま最もホットなプレーヤーの演じる夢のゲームを見ながら、ファンは昔なつかしいプレーヤーを思い出し、プレーヤーはいつもは離れて戦っている他チームの友人に会って旧交を温める。


日頃、雑事にかまけてばかりいる自分のような人間が今年亡くなったエンゼルスのニック・エイデンハートのことも思い出すとしたら、オールスターの今日が最もふさわしい。
日本の「お盆」には「送り」という習慣があるが、このオールスターで、彼がベースボールにかけた夢をセントルイスのフィールドに「送って」やりたいと思う。


オールスターのフェリックスAbove us.


フェリックスは、エイデンハート投手と同じ、1986年生まれ。

汽笛の鳴る線路脇のボールパークマリナーズの故郷は海沿いのボールパーク。貨物の鉄道のすぐ裏。南側に走る道路は「エドガー・マルチネス通り」
http://maps.google.co.jp/maps?ll=47.593115,-122.33335&z=15&t=h&hl=ja






damejima at 08:59

July 12, 2009

イッツ・ショウタイム。


打線は2番ブラニヤンのバットが湿ってきたことでかなり微妙なものになりつつあるが、かわりに好調な伊達男グティエレスの一発で、首位テキサスとの4連戦の初戦をモノにできた。7月8日の逆転負けで傷心のクローザー、アーズマも9回に3人で抑え、今年一度も勝てなかったテキサスに、ようやく初勝利である。

7月6日に強豪とのきつい9連戦ロード(これは後で書くが、城島にとっては「ラスト・チャンス」だったようだが)からセーフコに帰ってきて以降、捕手としての立場を確立しはじめたロブ・ジョンソンのゲームは、6日のウオッシュバーンの準完全試合といい、ドラマチックな出来事が沢山起きるので見ていて飽きない。
この日のゲームも、語らなければならないことが多すぎるので、なかなか書けないでいた。たぶん暇なときにまた書き加えることになると思う。ご容赦願いたい。
Texas vs. Seattle - July 9, 2009 | MLB.com: Gameday

マイケル・ヤングの盗塁を阻止するロブ・ジョンソン
Baseball Video Highlights & Clips | TEX@SEA: Johnson makes heads-up play to get the out - Video | MLB.com: Multimedia


この日の主役はもちろん、6月のア・リーグ最優秀投手に選ばれオールスター初出場を目前に控えたフェリックス・ヘルナンデスだ。

打線がなかなか点がとれない一方、フェリックスは8回表まで1失点で投げきった。直後、先頭イチローが2ベースを打ちチャンスが巡ってきたが、ここでもブラニヤン、ロペスと倒れてランナーを進塁させることすらできない。「とても見てられないよ」とばかりにタオルを顔にかけ、ベンチで顔を覆って天を向くフェリックス。
その彼が突然跳ね起きたのは、2死でボックスに入ったグティエレスのバットの快音。右打者殺しのセーフコの左中間だが、一番深いところに放り込んだ。
吼えまくるフェリックスは動画にしっかりと残っている。何度でも好きなだけ見るといいと思う。ブログ主も20回以上見ているし、今も書きながら見ている(笑)何度見ても、この日のフェリックスの咆哮は最高だ。
これこそベースボール。これこそ野球というものの楽しみだ。

Baseball Video Highlights & Clips | TEX@SEA: Gutierrez's three-run shot puts Seattle up - Video | MLB.com: Multimedia


この日のフェリックスは、ロブ・ジョンソンのサインにクビを振って変化球を投げるシーンが印象的だった。打者にしてみれば、先発投手が強気な速球派とくれば、「クビを振る=ストレート」と想像するものだ。
だが、この日フェリックスは首を振り、(ロブ・ジョンソンのサインがストレートだったかどうかは定かではない)変化球、キレキレのシンカーを投げた。
かつてはよく城島と気が合わないフェリックスが、ストレートを投げたい場面で、例のワンパターンなリードで無理にでも外角低めに変化球を投げさせようとする城島のサインとぶつかって、下手をするとマウンドで喧嘩になるほど気持ちがキレる、などというケースがよくあったものだ。
もうあんなシーン、見たくもない。



ブログ主はこうやって頻繁にブログを書いている関係上、当然のことながら、5月の中旬以降、シアトルの主戦投手3本柱が城島とバッテリーを組まなくなっていることは、とっくにわかっていた。
フェリックスは5月19日以降、ウオッシュバーンだって、フェリックスとほぼ同じ5月18日以降は、城島と一度も組んでいない。もちろんベダードは2008年から既に「城島とは組みたくない」ことを表沙汰にしていたことはよく知られている。


なんだかよくわからないのだが、シアトルの主戦投手3人が3人とも、そろって城島とは組んでいないという今の事態に、過剰に驚く人、あるいは、城島が主戦投手と組ませてもらえないと、子供じみた憤慨する阿呆など、さまざまな人が世間にはいるようだが、ブログ主としては、いまさら何でそんなことを騒いでいるのか、可笑しくてしょうがない。

そんなことは、振り返れば、というか、ちゃんとデータを追っていれば、5月中旬にはすでに時間の問題だったことはわかりそうなものだ。

5月末にはなんとなく判明していた「主戦投手3人が誰も城島と組みたがっていない事実」が表沙汰にならなかったのは、ベダードが何度も登板回避していたために、主戦投手3人がズラリ全員ロブ・ジョンソンと組むという事態がなかなか起きなかっただけのことだ。


いいかえると、ここが大事な点だが、
5月にはすでに「城島に与えられた一度目のチャンス」は終わっていたのである。それに気がつきもしないで漫然としてチャンスを逃がしたのは城島自身である。


「第一の」、というのは、もちろん、「第二のテスト」があったからだ。
それはおそらく、6月末城島が骨折から復帰してからのLAD、NYY、BOSの9連戦だったと思う。ここでは、既にシアトルの先発3本柱がもう長いこと城島とはバッテリーを組んでいないにもかかわらず、「3連戦カードのうち、2ゲームを城島にまかせて『みる』」という不思議なテストが行われた。

この「第二のテスト期間」を「不思議」というのには、理由がある。
普通ならこういう場合、「3連戦のうち、3ゲーム目のデーゲームを、2人目の捕手にまかせる」という方式になることは、メジャーファンなら誰でも知っている。
だがこの9連戦では、非常に不規則なローテーションの組みかえが行われる中で、3連戦の初戦や2試合目がロブ・ジョンソンという、非常にイレギュラーな起用が試みられた。
その結果、「3連戦のうち2ゲームを城島にまかせる」というわりには、結果的に、(この9連戦でまだ復帰していないベダードを除いて)ただの1度もヘルナンデス、ウオッシュバーンは城島と組まなかった。




この「第二のテスト」である遠征9連戦の不可思議な捕手起用が意図的なものだったかどうかは、報道すらない以上たしかなことは言えないが、5月1日の城島1回目の復帰以降の「第一のテスト」に城島が失敗してチームが2008年同様の崩壊の危機に陥ったこと、そしてなにより、5月中旬から6月下旬の城島の骨折中、まったく城島と組まないですむ機会を得た主戦投手3人の「これが同じ投手か? と、見違えるような、めざましい働き」
この2つによって、「城島問題の影響の大きさ」がチームに認められたのは間違いないと、このブログでは考える。



だから、LAD遠征以降の9連戦以降、このブログの更新内容には常に気をつかった。ゲームごとの勝ち負けより、「第二のテスト」の目指す方向性がどういうものか、毎日気になった
もしヘルナンデス、ベダード、ウオッシュバーンのキャッチャーをロブ・ジョンソンから城島にあっさり変更してしまうようなことがあれば、あるいは、デーゲームにはロブ・ジョンソンとかいう斬新さの無い変更になってしまえば、チームがプレーヤーに向ける評価の目線の厳しさが「緩い」と判断せざるを得なくなる。

しかし、喜ばしいことに、シアトルはそうしなかった。

9連戦のとき、すでに復帰した城島に主戦投手3人と組む機会は既にほぼ失われていたと見るのが正しいことは明らかであるとは判断していたが、真っ先にトレードされたのが、一部で興味本位に噂されるベダードやウオッシュバーンではなく、ベタンコートであったことで、「このシーズンが始まって以来、シアトルのチームマネジメントが、2008年シーズンを大惨敗に導いたプレーヤーに、シーズン当初から厳しいテスト目線を向けていた」ことは、ようやく確信になった。

だからこそ、ようやく、この記事を書けるのである。
どういう起用法の変更になるか、形が見えてこないことには書けなかったことはたくさんあった。


「第二のテスト」は行われ、コネ捕手城島はそれにも失敗した。
だからこそ、ホームに帰ってきた7月6日のゲームでは、堂々と「主戦投手3本柱のゲームではロブ・ジョンソン」という新しい原則が公(おおやけ)にできたのだと思う。
なにも、いきなり城島が、主戦投手3人と組む機会を奪われたわけでも、いきなり正捕手の座を剥奪されたわけでもなんでもないことは、以上の記述でわかるはずだ。



メジャーの限られたプレーヤーが特別な待遇を約束されるのは「ゲームにおいてプロである」からだ。低いテンションで漫然とプレーしていても、ほっておいてもゲームに出られるなどと、緩い気持ちでサバイバルできる世界ではないことは誰もが知っていなければならない。

コネでスタメンなど買うから、こうなる。

ヘルナンデスにしても、2006年以降、どれだけ城島が関係を修復する時間とチャンスがあったことか。しかし、それができなかった以上、人のせいにすることは許されない。何度も何度も与えられてきたチャンスを逃がしたのは城島自身だ。


6月の月間最優秀投手受賞の大きさがこれでわかる。メジャー屈指の好投手フェリックス・ヘルナンデス、彼の本当の実力をロブ・ジョンソンが引き出したことで、フェリックスはようやく城島の呪縛から解き放たれる時が来た。


イッツ・ショウタイム。
これからが本当の勝負だ。




ヘルナンデス 自責点5点以上の全登板
2006年 12勝14敗
4月13日 自責点5 城島
5月16日 自責点5 城島
5月21日 自責点7 城島
5月31日 自責点5 城島
8月13日 自責点6 城島
8月23日 自責点7 リベラ→城島
9月3日  自責点7 リベラ

2007年 14勝7敗
5月30日 自責点7 城島
6月26日 自責点5 城島
7月22日 自責点6 城島
8月29日 自責点6 城島
9月9日  自責点9 城島

2008年 9勝11敗
5月3日  自責点6 城島
5月26日 自責点5 城島
8月19日 自責点5 バーク
9月9日  自責点6 ロブ・ジョンソン

2009年
4月11日 自責点5 城島
5月4日  自責点6 城島
5月9日  自責点5 城島
5月19日 自責点6 城島


ヘルナンデスの2009全登板ゲームログ

4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS
5月4日  6回自責点6  城島 負け
5月9日  4回自責点5  城島 負け
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 負け
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS 10三振
6月10日 7回自責点1    バーク QS
6月16日 9回自責点0    バーク QS
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS
7月9日  8回自責点1    ジョンソン QS






damejima at 08:07

July 08, 2009

ESPNのMLBベストゲームで、ア・リーグ第6位に、ウオッシュバーンの準完全試合がランクインした。
MLB Best Games - Major League Baseball - ESPN

2009年7月6日MLBア・リーグ ベストゲーム第6位ウオッシュバーン

ランキング上位のゲームの大半が、三振の多さでポイントを稼いでいるのと比べ、ウオッシュバーンのゲームは著しく異なる内容。
それだけに、ある意味、身贔屓が過ぎるかもしれないが、「打たせてとるピッチング内容で準完全試合を達成した」このゲームは、歴史に残るゲームであり、グレインキーやバーランダーとはまた違う方向で、ある意味の今シーズンのベストゲームといってさしつかえないと思う。

もちろん、それだけの工夫を、ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンのバッテリーがしていた、という意味でもある。



このESPNのベストゲームの順位を決めているスコアのルールを説明しておこう。ただのアウトより、三振でアウトにしていくほうがポイントがつく。ただのアウトは1ポイントだが、三振なら2ポイントになる。

Game Score: Start with 50 points. Add 1 point for each out recorded, (3 points per inning). Add 2 points for each inning completed after the 4th. Add 1 point for each strikeout. Subtract 2 points for each hit allowed. Subtract 4 points for each earned run allowed. Subtract 2 points for each unearned run allowed. Subtract 1 point for each walk.
ゲーム・スコアのカウントルール
持ち点 :最初は50ポイントから開始。
アウト :1人のアウトにつき、+1ポイント(1イニング3ポイント)
イニング:4回以降、イニングを終わらせるごとに、+2ポイント
三振  :+1ポイント
ヒット :−2ポイント
失点  :自責点1失点につき、−4ポイント。
     非自責点1失点につき、−2ポイント
四球  :−1ポイント


2009年7月7日現在のランキングを見てみると、ランキング上位のゲームの大半が8三振以上を記録したゲームがランクインしている。

だからこそ。

わずか3三振で、88ポイントを挙げたウオッシュバーンの準パーフェクトゲームの内容の凄さがヒシヒシとわかるというものだ。
ヒット1本という、準ノーヒットノーランは何度か記録されているが、四球はいくつか出しており、四球ゼロで準完全試合まで行ったというのは、今シーズン、ウオッシュバーンただひとり。まして、そのゲームの内容は、三振をビシビシとりまくったゲームではなく、「打たせてとる内容」なのなのだから、本当に凄い。

何度も繰り返す。、
ウオッシュバーンは、わずか3三振で、「打たせてとるピッチング」で、準完全試合を達成したのだ。ほんとうに、凄い。

3三振での準完全試合という彼の偉業を称えるために、
このブログから彼のこの登板に

The Pitch

という称号を贈ることにする。

damejima at 03:28

July 07, 2009

正直、書くことがない。
それくらい完璧。
準パーフェクト達成おめでとう、ウオッシュバーン。
本当に美しいゲームだった。



GameDay
Baltimore vs. Seattle - July 6, 2009 | MLB.com: Gameday

いちおう記録の確認だけはしておこう。
ウオッシュバーン自身にとって完封は4度目。セーフコでの準パーフェクトゲームは10回目。110球、ストライク75球。三振3。Groundouts-flyouts:11-13。「打たせてとるピッチング」として、完璧な内容。
ゲーム終了直後、オールスター出場が決まったヘルナンデスが、ウオッシュバーンとハグしてとても喜んでいたのが印象的。ベンチに戻るウオッシュバーンは選手・監督コーチ全員とハグ。
試合終了時の動画(MLB)
Baseball Video Highlights & Clips | BAL@SEA: Washburn tosses a complete-game beauty - Video | MLB.com: Multimedia


ゲーム後のクラブハウスにはウオッシュバーンの敬愛する父、マイクの姿があった。オールスター休みを利用して、ウオッシュがウィスコンシンから呼んでいたのだ。「テキサス相手にまた完封するようなことになったら、僕は父にもう少し旅をしててもらわなきゃいけなくなるかもね」とウオッシュバーン。

もしかするとウオッシュバーンは彼の父にいいところを見せようと頑張ったのかもしれない。
Mariners Blog | What a night for Jarrod Washburn, one-hit wonder | Seattle Times Newspaper
Washburn allows 1 hit as Seattle beats Baltimore

Jarrod Washburn Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

4月9日  8回自責点0 ジョンソン QS 完封勝ち 
4月15日 6回自責点2 城島(4回自責点0 怪我による交代)→ジョンソン(2回自責点2) QS 勝ち
4月21日 7回自責点2 ジョンソン QS 勝ち
4月26日 5回1/3自責点6 バーク
5月2日  7回自責点1 ジョンソン QS
5月7日  7回自責点1 ジョンソン QS
5月13日 6回自責点4 城島
5月18日 5回自責点6 城島
5月26日 6回自責点0 ジョンソン QS
6月1日  7回自責点1 ジョンソン QS
6月6日  6回自責点1 キロス QS
6月12日 6回自責点4 ジョンソン
6月19日 7回自責点2 ジョンソン QS
6月25日 6回自責点2 ジョンソン QS 勝ち
7月1日  7回自責点4 ジョンソン
7月6日  9回自責点0 ジョンソン 準完全試合QS勝ち

ジョンソン 79回自責点19 ERA 2.16
バーク   5回1/3自責点6  ERA 10.13
城島    15回自責点10 ERA 6.00
キロス   6回自責点1 ERA 1.50

damejima at 13:20

July 05, 2009

King Felix

シアトルの若きエース、ヘルナンデスがア・リーグ6月のPitcher of Monthを受賞した。

月間3勝、防御率0.94の素晴らしい成績を評価されてのものだが、3勝のキャッチャーは、バーク2回、ロブ・ジョンソン1回。6月の登板は全部で5回で、バーク3回、ロブ・ジョンソン2回となっている。
バーク、ロブ・ジョンソン、2人のキャッチャーにとっても、たいへん名誉ある受賞なのは言うまでもない。

ちなみに彼の5月は1勝3敗(ロブ・ジョンソン1勝城島3敗)、防御率は4.34(登板6回 うちロブ・ジョンソン先発3回自責点合計1点城島3回自責点17点)。城島が先発捕手のときのヘルナンデスの自責点、17。もはやお笑いぐさだ。
5月と6月の大差、ロブ・ジョンソンと城島の巨大な差は、歴然だのなんだの、言葉にするまでもない。間違っても裏口入学のコネ捕手城島には縁のない賞だ。
Felix named Pitcher of Month for June | Mariners.com: News

Players of the Month | MLB.com: News

ヘルナンデスの全登板
Felix Hernandez Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN
4月6日  6回自責点1  城島 QS 勝
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS 勝
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS  勝 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS 勝
5月4日  6回自責点6  城島 
5月9日  4回自責点5  城島 
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 勝 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS 10三振
6月10日 7回自責点1    バーク QS 勝
6月16日 9回自責点0    バーク QS 勝
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 勝 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS


歴代のPitcher of Month
Pitcher of the Month Award for the American and National League






damejima at 02:13

July 04, 2009

今シーズンすでに10勝しているナックラー、ウェイクフィールドに上位打線が手を焼いたゲームだったが、新加入のランガーハンズ2安打、ロブ・ジョンソンの3本の二塁打(球団タイ記録)3打点、セデーニョ2ラン2安打と、下位打線の奮起で競り勝った。イチローを除いた上位打線がけして安定してない打線のチームの遠征途中なだけに、こういう展開で勝ちを拾えたことは、非常に大きい。
Seattle vs. Boston - Jul
y 3, 2009 | MLB.com: Gameday


ゲーム後、ロブ・ジョンソンはMLB tonightに出演し、今日の活躍、ヘルナンデスやワカマツの采配など、さまざまな質問に上機嫌で答えた。
ロブ・ジョンソンのインタビュー(動画)
ロブ・ジョンソンの2点タイムリー二塁打(動画)

また、今日のMLBのSEAハイライトビデオには、ロブ・ジョンソン以外に、非常にいいピッチングで2イニングを抑えたジャクバスカスが登場した。
セットアッパーは非常に酷使される大変なポジションだが、メジャーではなかなか評価されにくい。それだけに、今はセットアッパーのジャクがハイライトビデオに登場するのはよほどのこと。それだけに、非常に嬉しく思うし、今後の彼がセットアッパーからさらに出世できることを願う。
このゲームでのジャクバスカスの貢献度の高さは、セットアッパーが評価されにくいメジャーでも高く評価されるくらい、意味のある活躍だった。
ジャクバスカスの2イニングの好投(動画)


コネ捕手城島が復帰してわずか7ゲームだが、それでもピッタリ「お約束のCERA2点の差」がついた。今日のゲームで強打のボストン打線に6失点して、それでこれだから、ロブ・ジョンソンと城島の失点率の差は、ボンクラなファンやライターがどんな愚痴を言おうが無駄である。この点についてはなんの驚きもない。
もっとロブ・ジョンソン先発ゲームを増やして、彼が連続してゲームに出場できるようにすれば、当然もっとシアトルの失点は減るだから、なんとももったいないことだ。

6月26日 @LAD 2-8 L 城島     9回自責8
6月27日 @LAD 5-1 W ジョンソン 9回自責0
6月28日 @LAD 4-2 W 城島    9回自責2
6月30日 @NYY 5-8 L 城島     9回自責6
7月1日  @NYY 2-4 L ジョンソン  9回自責4
7月2日  @NYY 8-4 W 城島    9回自責4
7月3日  @BOS 7-6 W ジョンソン 11回自責6

ジョンソン 2勝1敗 29回自責点10 CERA 3.10
城島    2勝2敗 36回自責点20 CERA 5.00


ヘルナンデスの全登板ゲームログ
4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS
5月4日  6回自責点6  城島
5月9日  4回自責点5  城島
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS 10三振
6月10日 7回自責点1    バーク QS
6月16日 9回自責点0    バーク QS
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS


今日は不思議なことに、ロブ・ジョンソン先発だった。
城島2度目の復帰直前のインタビューでたしか監督ワカマツは、「正捕手は城島だが、ロブ・ジョンソンの出番も増やす」と言っていたわけだが、どういう基準で増やすつもりなのだろうか、気にはなっていた。

LAD、NYYの2シリーズでは「2戦目」でロブ・ジョンソン先発にしていたから、てっきり「3連戦では2戦目がロブ・ジョンソン」なのかと思いきや、今日のボストン戦初戦でロブ・ジョンソンだから、そういう方式ではなかった。この3シリーズを見るかぎり、ワカマツ発言の意図は、2つ可能性がある。
1)毎シリーズ、3試合のうち1試合をロブ・ジョンソンにまかす
2)ローテ5人のうち、2人をロブ・ジョンソンにまかせる(ヘルナンデスとウオッシュバーン)

このうち、可能性が高いのは後者か。
ただ復帰していた城島とのバッテリーを避けるかのようにベダードが登板回避しているから、ベダードが復帰してきたらまた変わるだろう。


今日はほかにも選手起用についてはいくつか不思議な点があった。選手の疲労を考慮したのか、選手起用の方針を一部変更したのか、それはわからないが、いちおう挙げておく。


1つめが、終盤の8回の1死2,3塁で、ロブ・ジョンソンに打席が回ってきたときに、代打を出さなかったこと。

従来のワカマツは、終盤のチャンスでジョンソンに代打を出している。6月21日アリゾナ戦ではバークに代打を出し、6月23日サンディエゴ戦ではジョンソンに代打を出した。(もちろん、ゲームを安定させる仕事をしている彼らに代打を出したからといって、成功などしていないわけだが。そもそも、シアトルに信頼度の高い代打などいない。グリフィーがいつもホームランを打てるわけでもない)
もちろんここは代打を出す必要はない。理由はある。ロブ・ジョンソンの得点圏での長打率の高さだ。それを考慮したのだとしたら、ワカマツのファインプレーだ。
打者としてのロブ・ジョンソンは不思議なバッターで、ランナーがいない場面では.171しか打率がないが、ランナーがいると.208、得点圏に走者がいると.233と打率が5分ほど上がり、特に長打率がグイっと跳ね上がる。チャンスでこそ生きる打者なのだ。
(よく「誰でもランナーズ・オンでは打率が上がる」とか根拠もなしに言う人がいる。データも見ずによくそんなことが言えるものだと、いつも感心している)
2009年6月19日、ロブ・ジョンソンは決勝3塁打でサンディエゴでのサヨナラ負けの嫌なムードを振り払った。ウオッシュバーン7回QS。
2009年6月25日、ロブ・ジョンソンは初回満塁で走者一掃の3点タイムリーを打ち、城島のRISPを大きく引き離した。ウオッシュバーン6回QSで4勝目。


2つ目は、投手の交代。

いろいろある。
もちろんヘルナンデスが8回も投げていてくれれば言うことはないわけだが、もう7回で一杯だったのだろう。だが、その後どうにもバタバタした投手交代になった。(追記 公式サイトによれば「ヘルナンデスは7回で疲労困憊だった」とのこと)

ホワイトだが、このところ信頼度は下がってきた。一時、ホワイト、アーズマの8回9回といえば、鉄壁リレーという感じがあったものだが、このところ、ひところの安定感はなくなってきているのは、ファンですら気づいている。ケリーも復帰したことだし、そろそろひと工夫が必要かもしれないと多くの人は思っただろう。

次にアーズマ。
フランコーナは9回裏にパペルボンを投入して、11回にも岡島をブルペンで投げさせて万全を期したが、ワカマツは結局アーズマを投入しなかった。
ブルペンでトレーナーを脱ぎもしなかったから、その様子を見る限り、最初から投入する予定はなかったのだろう。単に登板過多を理由に休ませたかっただけかもしれない。(追記 公式サイトによれば「アーズマは軽い腰痛と、疲労軽減のため登板回避」とのこと)


それでも、ロウが11回に1点差に迫られた場面でブルペンで誰も投げさせないというのは、どうだろう。ちょっと解せない。
真っ直ぐだけで通用する打線ならともかく、ボストン相手なだけに、あそこがロウでいいのかという意見の人もあるだろうし、ロウでいいとしても、1点差に迫られてもブルペンで誰も投げさせないというのは、ちょっとわからない。それだけ信頼していたのだ、というかもしれないが、そういう問題でもないだろう。


シアトルの投手陣のERAはア・リーグでもトップを争う優秀さなわけだが、それは過去の数字で、未来の話ではない。疲れの見えてきた投手がだいぶ出てきている。
シアトルの失点の少なさは、「被打率が低いため」ではなくて、「被長打率が低い」、つまり、あまり長打を浴びないという点にあったわけで、以前も言ったことだが、このところホームランを打たれやすくなってきている点に注意しないと、これからの疲れの出る暑い季節は乗り切ることはできない。
ジャクバスカスが安定してきてくれたことは心強いが、復帰してきたケリーはまだまだ本調子ではないことがわかった。(追記 公式サイトによれば「ケリーはもっと緊張しない場面で慣らしてから登板のはずが、厳しい場面での登板になった」とのこと)ここしばらくはブルペンに動揺があるかもしれない。ピンチで動揺することの少ないロブ・ジョンソンの必要度はさらに高まることになる。






damejima at 16:33

July 01, 2009

この馬鹿捕手は。

7回裏のAロッドの同点2ランについて、ジャクバスカスの後悔と批判の発言が入ったので、急遽タイトルを書き換えた。当然、彼はこのブログと同じ見方をしている。

このインタビューのジャクバスカスの発言ぶりがひどく他人事なのは当たり前だ。彼が投げる球を決めたわけじゃないからだ。彼ジャクバスカスは「要求通りの球を、要求通りの場所に投げた」。あの場面ではランナーセカンドで、1塁は空いてもいた。無理する場面ではないのに、インコースに無理無理配球したのは、単にキャッチャーが馬鹿で無鉄砲だからだ。

Jakubauskas said if he had it to do over, he probably would not have thrown Rodriguez all fastballs.
"It was a good pitch, up and in," Jakubauskas said, "but you can't throw a hitter of that caliber the same pitch in basically the same location. I think we went one [fastball] too many. In hindsight, we probably should have gone with something offspeed right there."

ジャクバスカスは、もしやりなおせるものなら、Aロッドに全球ストレートを投げたりはしない、と言った。
「(ホームランを打たれた球そのものは)いい球だったんだ。内角高めのね」とジャクバスカス。「でもね。あれほど能力のあるヒッターに、同じ場所に同じ球を投げちゃあいけない。速球をあまりにも投げすぎだよ。結果論になるけど、あそこはたぶん、スピードを抑えた球で打ち取りにいくべきだったんだ」
Rare bullpen hiccup costly for Mariners | Mariners.com: News

復帰して3ゲームで、もう18失点しやがって、ダメ捕手。3試合で、1試合平均6点もの失点。DL復帰後、1勝2敗で、LAAとTEXが直接対決で星を潰しあってくれているこの大事な時期に、ダメ捕手が貴重な貯金をひとつ食いつぶしてくれた。

キャッチャーのミット通り投げて勝ち越し2ランだから、裏口入学のコネ捕手は言い訳のしようがない。せっかくいいムードの流れだったゲームを、コネ捕手のおかしなリードが全てぶち壊した。
こういった経験は、もちろん初めてではないどころか、いくらでも例はある。めぼしいところをあげてみる。
WBC壮行試合での杉内(チェンジアップ連投)WBC韓国戦での岩隈(シュート連投)WBC決勝のスライダー。今シーズン序盤のシルバ(チェンジアップ連投)、同じくシルバ(シンカー連投)
特に、岩隈先発のWBC韓国戦で、2球続けてインコースにシュートを投げさせ、4番打者に3塁線決勝タイムリーを打たれたのは覚えている人も多いことだろう。またシアトルファンなら、4月8日のシルバ先発ミネソタ戦で4番モーノーに6球連続シンカーを投げさせてホームランを打たれて負けたことを思い出すかもしれない。

参考記事
2009年4月8日、城島はシルバに4番モーノーの外角低めにシンカーを6連投させ、逆転負けした。
2009年5月9日、シルバDL送りの背景を1ヶ月前の「城島の小手先の投球術いじり」に関するミネソタ戦記事に見る。


この前の6月26日のドジャース戦で、この馬鹿捕手は、長打を打たれた打者の初球はほとんどストライクだったのにもかかわらず、こんな嘘をついて、かつ、言い訳もした。
「初球、ボールが多かったので、内角が使えなかった」

2009年6月26日、バルガスのゲームプランを全く理解してないSBO=城島は、満塁でダブルプレー打、恒例の大量失点で惨敗した。

で、こんどは、どうだ。


内角球が使えたら抑えられたのか?
内角一辺倒でホームランとタイムリーで4点とられてんじゃねぇよ。哀れな知恵の無い馬鹿(笑)


2009年6月30日 8回Aロッド 2ラン.jpg7回裏 Aロッドの2ラン

全球ストレート
特に4球目と5級目は
ジャクバスカスの言う通りの
まったく同じ球


Seattle vs. NY Yankees - June 30, 2009 | MLB.com: Gameday


ジャクバスカスにはいい薬になったことだろう。

ジャクバスカスも、あれだけ1球1球あれこれ言われ続けて、マウンドにしつこくしつこく来られて投げていたら、首を振るゆとりすら与えられないのだろうが、次の登板からは、才能などないクセに俺の言うことを聞け的な、こんな馬鹿の俺様キャッチャーの言うことを聞いてはいけないのだ、首を振らなければならないのだ、ということが、これでわかっただろう。

高校野球のように、投球が高いといっては座ったまま手を地面に向けて動かして「低め、低め」。投球のたびに興奮して、ちょっとボールがはずれるたびにマウンドへ直行。あれでメジャーのキャッチャーのつもりなのだから、高校生並みのキャッチャーは片腹痛い。


8回裏
このコネ捕手は、前のイニングでインコースばかり単調に攻めて2ランされているにもかかわらず、凝りもせず、無死2、3塁からジーターに、Aロッド同様インコースばかり投げさせて、2点タイムリー。


Aロッドの2ランで大きく流れが変わり、それでも凝りずに「内角攻め」。
このジーターの2点タイムリーで、負け決定。


馬鹿か、おまえ。

2009年6月30日 8回裏 ジーター2点タイムリー8回裏
ジーターの2点タイムリー




それにしても、ワカマツという監督、ああみえて、よほど批判されるのが嫌いなのか。
これは最初にあげたジャクバスカスのコメントの直前に書かれている部分だ。上に画像であげたこの日のGameDayで見ればわかるとおり、Aロッドに投げたホームラン球は、実際ジャクバスカスの言う通り、「インハイの球」だったし、ゲームを見ていたからわかるが、「キャッチャー城島の構えたミット通り」だった。つまり、「ジャクバスカスは完全に指示どおり、インハイにストレートを投げた」のである。
それなのにワカマツが「あの失投さえなければ」というニュアンスで投手側を批判したりするものだから、不本意と感じたジャクバスカスはあえて強くコメントしたのである。
「球そのものは間違いなくいい球だった」と。そして、「いい球だったにしても、あんないいバッターに同じ球を同じ場所に投げた配球の選択のほうが間違っていたと。
そうでなければ、この文章、意味がつながるわけがない。

ジャクバスカスは単にコメントしたのではない。
「抗弁した」のだ。

バルガスとキロスの悶着の一件もあまり気がつかれてないようだが、このバルガスの件といい、どうもこの監督は安易な投手批判をやりすぎるとしか思えない。
"Jakubauskas came in with the bases loaded [in the fifth inning] and did a great job of getting out of that," Wakamatsu said, "but it really came down to one pitch against Alex. We had a base open and tried to throw a pitch up-and-in and left it out over the plate."

ちなみに、この文の最後の部分だが、「ボールが(誤って)ド真ん中に来てしまった」という意味ではないし、「ボールがプレートの真上を通過するようにした」という意味でもない。むしろ逆だ。






damejima at 11:48

June 26, 2009

湿ってばかりだった打線が上位から下位までようやく火がついた。気持ちよく勝てた。これでとうとう貯金2。行ったり来たりの5割のラインをとうとう抜け出すときが来た。
San Diego vs. Seattle - June 25, 2009 | MLB.com: Gameday

今日3点タイムリーを打ったロブ・ジョンソンだが、打撃スタッツは見た目こそたいしたことないが、得点圏の打席の中身はほとんど全てにおいて城島を上回っている。
ロブ・ジョンソンの強みはチャンスで長打が打てること。得点圏でのスタッツは全てにおいてロブ・ジョンソンが城島を上回り、ロブ・ジョンソンが26打数で12打点を挙げているのに対して、城島はわずか6打点しかあげていない。

ジョンソン得点圏
26打数7安打 12打点
打率.259 2二塁打 2三塁打 5四球
出塁率.364 長打率.481


参考1)城島2009年得点圏
17打数5安打 6打点 1二塁打 1四球
打率.294 OBP.333 SLG.353
打数が少ないために打率で誤魔化されてはいけない。打てても単打で、長打率はロブ・ジョンソンに遠く及ばない。

参考2)城島2007年得点圏(8月18日まで)
105打数23安打 33打点
打率.219 OBP.265 SLG.371 OPS.636
シアトルが2位になった2007年だが、城島のバッティングは完全にチームのお荷物。優勝の行方、ポストシーズンの行方が決まる8月中旬まで、得点圏では打率が.219しかなく、出塁率、超打率とも酷い。


イチロー、先頭打者ホームランを含む4安打、スウィーニーが8回の満塁での2点タイムリーを含む4安打。肩痛を抱えながら頑張るベルトレが19本目の2塁打含む3安打。
今日の大量点の源泉は上位打線の爆発はもちろんだが、打撃の冴えなかった下位打線の頑張りが大きかった。ロブ・ジョンソンは初回の満塁で3点タイムリー。バレンティンがレフトのアッパーデッキに放り込む特大ソロ。セデーニョもスクイズバントで貢献。
今日の9得点のうち5得点を下位打線がたたき出したのだから、たいしたものだ。


9LOBとひとり元気がないのが、この日忌引から復帰したロペス。やはりゲーム勘が失われているのだろう。悲しい出来事からの帰還だが、早く元気を出してもらいたい。
イチロー先頭打者ホームラン
スウィーニーの2点タイムリー
ロブジョンソンの3点タイムリーツーベース
セデーニョのスクイズ
バレンティンのソロホーマー


イチローはあと3塁打が出ればサイクルだったが、3塁打を残したケースではなかなかサイクルヒットは達成できないので、これはいたしかたない。今年サイクルヒットにリーチがかかるのは、これで2度目だったと思うが、今年はまだまだチャンスがあると思う。


なにより今日のゲームでうれしいのは、ひさしぶりにウオッシュバーンに勝ちがついたこと。何度も何度もQSしながらなかなかラン・サポートがなく、ブルペン投手に勝ちがついてしまったりしていたから、ウオッシュバーンもうれしいだろう。ウオッシュバーンはほんとうにロブ・ジョンソンと相性がいい。
パドレスは得点圏ランナーがいる打席が12回もあったが、ロブ・ジョンソンがいつものようにのらりくらいとかわしていき、終わってみれば、ウオッシュバーン、ロブジョンソンのバッテリーはパドレスに12回の得点圏の打席で一度も得点させなかった。

ただ、残念だったのは6回に浴びた2ラン。

なぜかというと、あの時点ですでにウオッシュバーンのERA防御率は3.00台まで下がっており、あと少しでERA2点台突入を達成できそうだったからだ。
規定投球回数に達している投手でも、2点台の投手というのは滅多にいるものじゃない。アメリカンリーグで、シアトルの同僚フェリックス・ヘルナンデスを含め、7人しかいない。
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN

彼自身の勝ち負けそのものは今日の勝ちで4勝5敗だが、防御率3.22は先発として非常に立派な成績。バーランダーや、シールズ、ソーンダースといった投手たちのERAを上まわる数値なのだから、たいしたものだ。
この数字で4勝5敗なのは、まったくもってウオッシュバーンのせいではない。

いいローテ投手獲得がどんどん難しくなるこのご時勢、彼をトレードなどしないで、長くシアトルの先発陣を支えてもらいたいと思う。城島やシルバはじめ、チーム財政を圧迫して成績もどうしようもない選手たちこそ、契約の関係でトレードできなければ、ロスター枠がもったいないのだからDLでもなんでもさせるべきだ。






damejima at 10:29

June 22, 2009

ひさびさにホームに帰ってきたシアトルだが、27,319人の観客の前でなかなか波乱に溢れたゲームを見せた。ある意味、シアトルらしいといえば、らしい(苦笑)
0-3、明らかに負けゲームという感じで迎えた8回裏。ブラニヤンのソロ、代打グリフィーJr.の2ラン。そしてロブ・ジョンソンの決勝のレフト線スリーベース。8回裏までエンジンがかからない打線というのも、かかりの悪すぎるエンジンだが、勝たないよりはいい。
グリフィーは代打で出てきて初球を放り込んでしまうのだからさすが役者だが、おいしいところをもっていくばかりでなく、普段の打率はもう少しなんとかしてはもらいたい。
Arizona vs. Seattle - June 19, 2009 | MLB.com: Gameday


それにしてもウオッシュバーンはよくよくツキがない。もともとRS(Run Support)のない投手として有名ではあるが、バティスタなどに勝ち星をさらわれてしまった。
3回表、無死1、2塁からバントされて、ウオッシュバーンの送球が打者走者の背中に当たってしまい、転々とする間に1点。さらに2.3塁で内野ゴロの間に1点。
3球目のカットボールがど真ん中にいってしまい、モンテーロにホームランされた4回表の1点以外は、とられた気がしないことだろう。

実際ゲームを見ていた人はわかると思うが、3回あたりのウオッシュバーンは顔がイライラしていて、目が三角になっていた。打者走者の守備妨害ではないかと球審に詰め寄りそうになって、監督ワカマツが無言でウオッシュバーンのユニフォームをわしづかみにひっつかんで、引きずるように押し戻さなければならないくらい興奮していた。
そして、そのくらい高ぶって興奮している投手をなだめすかすのも、ロブ・ジョンソンのいいところ。
5回から7回は、違う人のようにピッチングが変わり、3イニング続けて三者凡退、3三振を奪うのだから、投手は水物である。

とにかくいえるのは、
城島のような投手よりも興奮しがちな捕手など、捕手に向いていないということだ。

4月9日  8回自責点0 ジョンソン QS 完封勝ち 
4月15日 6回自責点2 城島(4回自責点0 怪我による交代)→ジョンソン(2回自責点2) QS 勝ち
4月21日 7回自責点2 ジョンソン QS 勝ち
4月26日 5回1/3自責点6 バーク 負け
5月2日  7回自責点1 ジョンソン QS
5月7日  7回自責点1 ジョンソン QS 負け
5月13日 6回自責点4    城島
5月18日 5回自責点6    城島 負け
5月26日 6回自責点0 ジョンソン QS
6月1日  7回自責点1 ジョンソン QS
6月6日  6回自責点1 キロス QS
6月12日 6回自責点4  ジョンソン
6月19日 7回自責点2 ジョンソン QS
Jarrod Washburn Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

ジョンソン 57回自責点13 ERA 2.05
バーク   5回1/3自責点6  ERA 10.13
城島    15回自責点10 ERA 6.00
キロス   6回自責点1 ERA 1.50


ポップフライを深追いしたベタンコートと激突したチャベスだが、その後の検査で十字靱帯断裂など重傷が判明。今シーズン絶望となってしまった。レフトをグリフィーにまかせられるわけではないし、岩村同様、たいへん心配である。来期以降の選手生命にもかかわるだけに、なんとか彼本来のプレーができる走力が戻るといいのだが。

ただ不幸中の幸いというか、ロペスの代役で出てきたウッドワードがなかなかいい攻守をみせた。
シアトルは一度ロスターを決めてしまうとなかなか変えないという悪癖があるために城島やセクソンといったチームの不良債権をいつまでも先発させて、最下位になってもそれをやめない。
怪我だらけのスタメンを喜ぶわけではないが、怪我もひとつのチーム改造の機会とポジティブに考えるのは悪いことではないはず。
若い選手にもチャンスを与え輝きを放つように育てるのが、再建チーム本来の仕事でもあるし、ダメな選手はどんどん落としていくべきだ。






damejima at 20:26

June 11, 2009

さぁ、明日ふたたび勝率5割にトライである。
勝てば、4カード続けての勝ち越しにもなる。大事なゲームがやってきた。シアトルのファンは必ず見るべきだろう。


今日は両チームのセカンドベースマン、ホセ・ロペスとブライアン・ロバーツのバット対決となった。ロペスの2ホーマーで、このところラン・サポート(RS , run support)に恵まれなかったヘルナンデスにやっと勝ちがついた。
ゲームのターニングポイントになったのは、2-0とリードしていたシアトルが1点返された5回裏。今日3安打のロバーツのタイムリーで1点を返された後、さらに2死1塁からマーケイキスに2塁打を打たれた。
1塁ランナーロバーツが生還し同点かと思われたが、しかし、ここでイチローがライトの奥の奥からホームへ、ノーバウンドの大返球。3塁を回りかけるランナーのブライアン・ロバーツをサードベースに釘付けにした。
このイニングでの失点がイチローの「肩」で1点で済んだことが、ロペスのホームランと並んで、このゲームの勝利を決定づけた。


バークは昨日の反省でもしたのか、うってかわって打者にインコースのボールもしっかりと見せつつ、低めの変化球を振らせていた。ことに、6番のルーク・スコットを2三振と仕事をさせなかったのが効いている。明日もゲームがあるが、明日のゲームで、ボルチモアのもうひとりの打線のキーマンであるブライアン・ロバーツをしっかりと抑えることができたら言うことはない。
昨日の記事で「単調すぎる」と評したバークだったが、今日はしっかりと投手を支えるテンションがあり、ホワイト、アーズマも安定そのもので、まったく危なげないゲーム終盤だった。
Seattle vs. Baltimore - June 10, 2009 | MLB.com: Gameday


ヘルナンデスは7回自責点1で、QS達成。ERAがとうとう3.06と、3点を切る直前にまできた。素晴らしい出来である。ヘルナンデスはこれで6勝3敗。3敗のゲームの捕手は全て城島である。
ヘルナンデスの全登板ゲームログ
Felix Hernandez Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN


今日のゲームでヘルナンデスはERAを3.06として、ア・リーグERAランキング7位。ERA3.07で8位の同僚のウオッシュバーンをわずかに抜いた。なおベダードは2.47で4位。
3人ともア・リーグERAランキング ベスト10をキープ。マーベラスな素晴らしい先発投手陣である。
ア・リーグ 投手ERAランキング
(左側下にもリンクあり)
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN


ア・リーグ投手ERAランキング
2009年6月10日ゲーム終了時

2009年6月10日ゲーム終了時 ア・リーグ投手ERAランキング


ヘルナンデスの捕手別勝ち負け・防御率
ロブ・ジョンソン 3勝0敗
         41回2/3 自責点 ERA 1.09

バーク     2勝0敗 ERA 0.64
城島       1勝3敗 ERA 7.76


4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS
5月4日  6回自責点6  城島
5月9日  4回自責点5  城島
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS 10三振
6月10日 7回自責点1    バーク QS



damejima at 10:54

June 07, 2009

土曜というのにデーゲームでロブ・ジョンソンでなくキロスというので、すっかり気が抜けている。記事も気が抜けたまま書く。今日はかなり適当。まぁ、ゲームを見ながらタラタラ書く。

このキロスという捕手は初めてゲームを見たとき以来、どうも単調さばかりが目についてしかたがない。マウンドのウオッシュバーンとサインがあわずに、もう3度くらいマウンドに行っている。今日はウオッシュバーンはQSできそうにない。

2009年5月31日、通算CERA5.51のキロスは6回裏以降「城島そっくり」の大炎上ぶりで、LAAスイープを逃した。

このあいだ大炎上したゲームで書いたことは、「ランナーを出した直後の初球にストレートでストライクをとりにいったところを連続的に狙われ続けているのに、何を狙われてヒットされ続けているのか気がつかない」という点。

今日はその点は入り(はいり)の球種をバラつかせるようになって多少はマシにはなったが、それでもストライクで入りたがる部分は強い。
2回のハリスのシングル
3回のカシーヤのシングル
4回のクリーディのシングル
どれも、イニング初球や、ランナーが出た直後の初球、四球後の初球、そういうキリのいい場面に、必ずといっていいほどストライクを投げ込んでくることはバッター側がわかっている。そこを狙い打たれている。

要は、もしバッター側に立って言うなら、キロスがキャッチャーのときには「とにも、かくにも、早いカウントで打て。で、ランナーが出たらアウトコースのストレート系1本」と、もし自分が監督なら、そう言う。、

例えば、3回の満塁でのモーノーの初球だが、彼はボールになるスライダーを空振りしてくれたのだが、明らかに初球を狙っていた。スイングのタイミングも、スライダーというよりカッターでも振るようなタイミングでスイングしてくる。やはり、こういう部分はメジャーのスカウティングは早いね。明らかなクセは見逃してくれない。
たまたまモーノーは打ち取られてくれたが、モーノーの狙いはかなり初球、しかもストレート系に集中していた。ボールになるスライダーではなく、もし高めか、内側のストレートだったら大きいのを打たれていたと思う。

とか、書いている間に、レドモンドにタイムリーを打たれた。これだからな。

いくつか特徴をあげれば
・カウントが悪くなると、ストレート系を真ん中に投げさせる
・イニングの初球、ランナーが出た後の初球はストライク
・ランナーが出たらアウトロー一辺倒
こんなところか。前回も書いたが、城島そっくりな部分が多い。

5回先頭には珍しくスプリッターから入った。さすがにイニングに入る球を変えてきたのである。だが、まぁ、ストライクから入るクセはあるようだ。
強打者マウアーは結局インコースのスライダーで仕留めた。城島のゲームを見ているとわかるが、左対左の対戦で、インコースにえぐるスライダーを投げ込むようなことはまず少ない。投げるならアウトローだ。この点では、キロスはまだ城島よりはマシなようだ。
だが、インコースにえぐるスライダーなんていうマネも、ランナーがいないからできるだけのことで、キロスに、ランナーズ・オンで、この芸当ができるとは到底思えない。

おお。イチロー、さすがのタイムリー。同点である。
クロスゲームでの2アウトからのRBIだから、非常に価値がある。

7回表は前の打席でストレート系を狙っているのが明らかなモーノーからの打順。案の定、2球目真ん中高めをセンターの一番深いところまでもってきた。アウトにはなったが、コースといい、調子落ちしてきていないモーノーならスタンドインだったろう。あぶない球だった。いまの得点力のないシアトルでは1点でも失点はきつい。
モーノーにストレート系を大飛球打たれて、ヒヤリとしたのだろう、さすがに次のカダイヤーには変化球ばかり投げている。で、スプリッターをすくいあげられてシングル。世話がない。

なんとか96球で6回が終わった。なんとかQSというわけだ。やれやれ。

シアトルの投手陣というのは、概してストレート系を投げたい投手が揃っている。だからこそ、真っ直ぐ系の球をどう使うか、打者に狙われないですますか、は、シアトルの捕手に求められる重要な課題のひとつだ。
城島を見ていると何年たっても、そこらへんの課題がきちんと整理されたり、相手チームのスカウティングを乗り越えられたりしてない。いつまでたっても同じミスをしては打たれ、投手とギクシャクし、同じことの繰り返しを見せられて、うんざりする。

おやおや・・GameDayこわれやがった。

またもやロペスのエラーからピンチだが、マウアーが討ち取られてくれた。彼をうちとれているひとつの理由は、ストライクから入らないことのような気がする。
イチローなどを攻めるときのオークランドなども、たまにこの「わざと2つボール投げておいてから勝負する」なんてことをやる。打率のいい打者は打つことを優先してくるから、けっこう効くわけだ。

モーノーからの8回。全球スライダー。これは素晴らしい。彼は変化球にいまタイミングあってないからね。ストレートを捨てて勝負したね。ベンチで誰かメモでもとってんな。

9回2アウトからパスボール。内野安打で1,3塁。いかんですな。こういうの。

やれやれ。何とか勝ったが、あの緊迫した時点でサインミスっぽいパスボールとはね。どうもサインが投手ときちんと確認できてないんじゃないか。そんな感じ。疲れるゲームだった。

ただまぁ、ゲーム後半に配球の単調さは多少改善されてたのが収穫。
Minnesota vs. Seattle - June 6, 2009 | MLB.com: Gameday



damejima at 06:17

June 06, 2009

非常に緊迫した締まったゲームだった。クロスゲームを台無しにしたのはもちろんレフトバレンティンのまずい守備だが、延長に突入した時点でレフトを守備のいいチャベスにかえる工夫をしないこと、そして9回裏に8番セデーニョへの代打ではなく9番グティエレスへ代打を出したこと、しかも打てるとも思えないグリフィー、とか、監督ワカマツのこの日の采配には首をかしげるという話はわかる。
"It's a play that I have to make," Balentien said. "I have no excuse to not make that play."
http://seattletimes.nwsource.com/html/mariners/2009307428_mari06.html
グティエレスのスーパーキャッチはもちろん、8回、9回、10回と、ロブ・ジョンソンと内外野の好プレー連続グッジョブで、なんとかもちこんだ延長戦である。もったないことをした。

ロブ・ジョンソンの今日のプレーは公式サイトのリプレイに2つ上がっている。ロブ・ジョンソンの好プレーがMLB公式のサイトに上がるのは、6月3日のボルチモア戦の2つに続くもの。このところ、リード以外の面での好プレーが際立っている。
ロブ・ジョンソンのMLB公式サイトビデオ集
http://seattle.mariners.mlb.com/search/media.jsp?player_id=453531

先発ヘルナンデスは、ロブ・ジョンソンを捕手に7回自責点1でQS。これで今シーズンのQSは7個目。ロブ・ジョンソンをキャッチャーにしたケースのERAはとうとう1.09まできた。そのうち1点台を切るのも目前である。
Felix Hernandez Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

2009年6月5日 ア・リーグERAランキング2009年6月5日
ア・リーグERAランキング
ヘルナンデスは10位

ロブ・ジョンソンは6月、すでに4ゲームで3つ目のQS。

QSは達成できたヘルナンデスだが、しかしこのところのピッチングには「攻め」の姿勢があまり感じられないときが多い。
初球や2球目に投げるシュート回転で外に逃げる球がことごとくボールになってしまうのがよくない。GameDayで見るといちおう4シームという表示にはなっているが、実際には、外にかなりシュート回転して逃げるカットボールのような球が多い。そのため、どうしてもカウントをとりにいってシングルを打たれたり、カウントを悪くして四球を出したりして、ランナーを貯めたりもした。
だが、ピンチに強いのがロブ・ジョンソンのいいところ。後続にタイムリーを許さずに、延長戦にまでもつれる粘り強いゲーム運びをした。
かえすがえすも、もったいないゲームだった。
Minnesota vs. Seattle - June 5, 2009 | MLB.com: Gameday

8回表、本塁突入阻止。
http://seattle.mariners.mlb.com/media/video.jsp?content_id=4896295
ランナーセカンドから、いつも強いスイングをするブライアン・ブッシャーの強烈な当たりはセカンド強襲内野安打。セカンド・ロペスが横にはじくのを見て、セカンドランナーのトルバートがホームをつくが、キャッチャーのロブ・ジョンソンがランナーを思い切り弾き飛ばすほどのホームブロッキングをみせてアウト。

9回表、二塁スチールを刺す。
2アウトからスパンが歩いて、バッターはただいま絶好調のマウアー。カウント1−1になって、ここで痺れを切らしたミネソタベンチが動いて、ランナーがセカンドに走る。ロブ・ジョンソンからのセカンド送球でアウト。マウアーにタイムリーを許さずチェンジ。

10回表、スクイズをウエスト。
http://seattle.mariners.mlb.com/media/video.jsp?content_id=4896937
この回の先頭は前の打席でランナーが盗塁死したマウアーの再度の打席。レフトへの大きな当たりだったが、レフト・バレンティンが完全に目測を誤って2塁打になってしまう。この時点で9回表の盗塁死のプレーはある意味、無になってしまった。モーノー敬遠で、1,2塁。
5番クベルの当たりはセンターへの大飛球。グティエレスが背走しつつ、フェンスを越えるか越えないかの大飛球を超ファインプレーでキャッチ。
http://seattle.mariners.mlb.com/media/video.jsp?content_id=4896903
素晴らしすぎるグティの守備。セカンドランナーはタッチアップで、1、3塁。5番トルバートのところで、またもやミネソタベンチが動いた。スクイズだ。
ここで、なんとシアトルバッテリーがウエスト、ランナーを三本間でタッチアウトにした。素晴らしいプレーの連続だった。

だが・・・。
ここでレフトへの飛球をバレンティンが最初前進して、後退するようなまずい守備でタイムリーエラー。彼は打球判断を今日2つ間違えた。


ヘルナンデスの捕手別勝ち負け
ロブ・ジョンソン 3勝0敗
41回2/3 自責点 ERA1.09

城島       1勝3敗 ERA7.43
バーク      1勝0敗 ERA0.00


4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS
5月4日  6回自責点6  城島
5月9日  4回自責点5  城島
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS 10三振



damejima at 15:04

June 03, 2009

ロブ・ジョンソンに微笑むベダード

イチローがHit Streak、連続試合安打記録で26試合の新記録を達成し、ゲームも圧勝。攻守ともに素晴らしいゲームだった。
Baltimore vs. Seattle - June 2, 2009 | MLB.com: Gameday
2番に好調ブラニヤンを入れてようやく打線変更したことが、カンフル剤として大きく効いた。長打が打てて選球眼もいいブラニヤンだが、貴重な戦力の彼がイチローのすぐ後ろに来たことで打線が妙に活性化し、ブラニヤンのホームランは彼の最近の実力からして当然だとしても、ベルトレが3安打するわ、グリフィーまでホームランを打つわで、今まで沈黙していた打線に予想を遥かに上回る刺激があったようだ。ビックリする。
捕手が城島からロブ・ジョンソンに変わったことで、シアトルが劇的に変わることは言うまでもないし、ゲームプランに大きな影響があることは既に何度か解説しているが、まったくチーム・ケミストリーというやつは、いい方向で化学変化を起こさせると、とんでもない爆発力を劇的に引き出すものだ。


このゲーム、ベダードとロブ・ジョンソンのバッテリーは自責点1で6回1/3を抑えた。
ロブ・ジョンソンとバッテリーを組んだときのベダードのERAは、なんと、とうとう2点台を切り、1点台に突入した。


ベダードの捕手別ERA
ジョンソン 50回2/3 自責点11 ERA 1.95
城島     10回   自責点5  ERA 4.50


登板日  登板回数・自責点 先発捕手
4月7日  5回自責点3    城島
4月12日 8回1/3自責点0 ジョンソン QS 完封リレー
4月18日 6回自責点1    ジョンソン QS
4月24日 6回2/3 自責点2 ジョンソン QS
4月29日 5回自責点3    ジョンソン
5月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
5月10日 4回2/3自責点2  ジョンソン
5月21日 5回自責点2    城島
5月27日 6回2/3自責点1  ジョンソン  QS
6月2日  6回1/3自責点1  ジョンソン  QS

これでベダードは防御率2.31となり、ア・リーグ3位という、素晴らしい成績である。もし1失点がなく、かつ、7回終わりまで抑えていれば、あのERA1.10の鬼才グレインキーを越えるのは無理としても、2位が可能だった。
クリンアップがあまりにも打てないことを理由に、こんな素晴らしい投手をトレード?馬鹿馬鹿しいにも程がある。
最も先にクビにすべきなのはコネ捕手城島だ。
Erik Bedard Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN


ちなみに今、現在のア・リーグ防御率ベスト10に、シアトルの先発陣が3人も入っている。これが捕手の功績でなくて、何が功績だというのだ。
今日のロブ・ジョンソンは2塁打、四球と、2出塁して、打撃面でもチームの流れに乗っていた。
チームの不調の原因がこれで誰の目にもハッキリした。ゲームを作る能力が無く無能な裏口入学のコネ捕手城島が投手陣全体の能力を異常に引き下げていたこと、それと、城島を含め状況を考えもせず振り回すしか能のない無能な右打者中心のフリースインガー打線である。
1-0で負けた6月1日ボルチモア第1戦にしてもウオッシュバーンとロブ・ジョンソンのバッテリーはちゃんとQSを達成している。悪いのは工夫のない打線であるのは明らかだった。

ア・リーグ投手 防御率ベスト10
3位 ベダード     2.31
8位 ウオッシュバーン 3.22
10位 ヘルナンデス   3.41

MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN

2009年6月2日現在 ア・リーグ防御率ベスト10



今日のリード面で圧巻だったのは、ベダードの効果的なカーブと、ズバリと投げ込むストレートの明瞭な使い分け。打者によって大きく使い方を変え、ボルチモアの打者に的を絞らせなかった。
特に圧巻の内容だった6回の3者凡退のシーンを挙げておく。

2009年6月2日 6回アダム・ジョーンズ 三振6回アダム・ジョーンズ

全球ストレート
 →三振


2009年6月2日 6回マーケイキス ショートゴロ6回マーケイキス

全球カーブ
 →ショートゴロ


2009年6月2日 6回ハフ 三振6回ハフ

高めのボールになるストレートのみでフルカウント
 →最後の1球だけが
  ベダード得意のカーブ
 →三振




damejima at 14:06

May 31, 2009

0−3で負けていた9回表、ロペスの劇的な同点3ランで追いついて、10回表にバレンティンの2ベースから素晴らしい逆転勝利。ロペスは2日連続ホームラン。
このチームがあの粘り強いLAA相手にこんな芸当ができるのは、疫病神城島の不在で投手のリズムがたいへんに改善されてゲームマネジメントにリズムが戻りつつあり、チームの状態が上向いてきた証拠。
これで3連勝。3連勝は裏口入学のコネ捕手さんは今シーズン一度も達成してないはず。(もっとも、毎年のように城島は捕手としてほとんど3連勝などしていないのだが)
Seattle vs. LA Angels - May 30, 2009 | MLB.com: Gameday

ヘルナンデスがQS。これで5月のロブ・ジョンソン先発ゲームは9つめのQSになり、とうとう4月の8個を越えた。ヘルナンデスとロブのバッテリーでのQSはこれで5個目。ヘルナンデスは調子はよくないながら、6回2/3、113球と、7回裏までなんとか投げてくれた。
城島のDLいりのおかげで、ほとんど達成寸前だったいわゆる「2年連続5月20敗」というまったく不名誉な記録は達成されないことになった。チームとして、たいへんにありがたいDLである。


それにしても今日は細部ではなんとも納得のいかない内容だった。4月26日のウオッシュバーンのゲームとたいへん感覚的によく似ている。
と、いうのも、GameDayで調べてもらうとわかるが、どの投手も初球をアウトコース低めのボールから入ることが多く、その「逃げ」の姿勢が、ノーアウトのランナーを許して苦しいイニングが続いたからだ。
LAAに得点を許した8回裏も、どこか、いつもの「インコースの攻めをキーポイントに攻める」ロブ・ジョンソンのリードとは全く違う空気が流れていた。昨日のゲームとよく比べてもらいたいものだ。
もしベンチからのリード指示であれば、バッテリーにまかせ、あまり余計なことはしないほうがいいと考える。
2009年4月26日、ウオッシュバーンが潰されたLAA戦、謎の馬鹿リードを解き明かす。

この日のピンチを何度も救ったのはLAAの4つのダブルプレーと、アブレイユを抑えたこと。さらに8回裏にイチローのレーザービームをファーストブラニヤンがカットして打者走者をアウトにするファインプレイ。あれがなければ、傷口はもっと開いてロペスの3ランですら追いつけなかった。
10回裏の1死2塁、あのトリー・ハンターが珍しく中途半端なハーフスイングでダブルプレーに仕留められてくれたのはたいへんに大きかった。好打者ハンターがああいう中途半端にスライダーをひっかける場面はあまり見ない。
このシリーズがはじまってからアブレイユにマトモにバッティングをさせてないことも大きい。選球眼のいいアブレイユがこの日も2つのダブルプレーで、4LOB。



damejima at 13:26
捕手がロブ・ジョンソンと裏口入学のコネ捕手城島では、先発投手のERAに常に「2点の差」があることは、もう何度も立証してきた。
べダートのケース
ヘルナンデスのケース
ウオッシュバーンのケース

この事実は、ホワイトについて計算しても全く同じ結果になった。ERAという登板の結果面だけでなく、城島がホワイトのマスクをかぶった場合の四球数のあまりの多さなど、登板の内容面にも大きな違いがあることもわかり、コネ捕手城島のダメさ加減をあらためて立証している。

ホワイトの捕手別全成績
ロブ・ジョンソン
9ゲーム 12回1/3 自責点1  ERA 0.73
2安打3四球 ホームランなし

城島 ほぼ全ゲーム四球あり
9ゲーム 12回 自責点4   ERA 3.00
4安打9四球 ホームラン2本

全登板データ
日付・対戦相手・勝敗・スコア・イニング・防御率 捕手
H:ホールド W:Win勝利 @:アウェイ

5月
May 29 @LAA W 5-2 0.2 1.85 ロブ・ジョンソン H
May 27 @OAK W 6-1 1.1 1.90 ロブ・ジョンソン H
May 25 @OAK L 6-1 1.0 2.02 ロブ・ジョンソン 
May 22 SF W 2-1 2.0 2.11 ロブ・ジョンソン W
May 19 LAA L 6-5 1.1 2.33 城島
May 17 BOS W 3-2 1.2 2.50 ロブ・ジョンソン 1四球
May 15 BOS W 5-4 1.0 2.76 城島 1四球 H
May 13 @TEX L 6-5 1.2 2.94 城島 1四球
May 12 @TEX L 7-1 0.1 3.29 城島 1四球
May 9 @MIN L 9-6 1.0 3.38 城島
    2安打1四球1ホームラン 自責点3

May 7 @KC L 3-1 1.0 1.46 ロブ・ジョンソン
    1安打1四球 自責点1
May 4 TEX L 6-5 2.0 0.79 城島 2四球
May 3 OAK W 8-7 1.2 0.96 城島 1四球
May 1 OAK W 8-7 1.1 1.17 城島
    2安打1四球1ホームラン 自責点1


4月
Apr 26 @LAA L 8-0 1.2 0.00 城島 2安打1四球
Apr 22 TB L 9-3 1.2 0.00 ロブ・ジョンソン 1安打1四球
Apr 18 DET L 2-0 1.0 0.00 ロブ・ジョンソン
Apr 16 LAA L 5-1 2.0 0.00 ロブ・ジョンソン

Sean White Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN



damejima at 05:21

May 28, 2009

素晴らしいゲームだった。快勝。
シアトルの長打を一手に引き受ける長打率の高いブラニヤンの2ラン。9回表も素晴らしい攻撃だった。ロブ・ジョンソンがこの日2本目の2塁打を放つと、チャベスがセフティバントを決め、1、3塁。グティエレスが2点タイムリーツーベースを放つと、1塁から長躯ホームインしたチャベスの俊足&スライディング。さらにチャンスを広げビッグイニングに導くイチローのこの日3本目のヒット(ただし後続がことごとく凡打)

この9回が本当に今のシアトル打線を象徴している。
機能しているのはブラニヤンと、下位打線からイチローまでの打順のみ。イチロー以外の上位打線が全く機能していない。ワカマツはLAA戦で打線を大きく組み替えるべきだし、組み替えた後はしばらく我慢するべきだ。
Seattle vs. Oakland - May 27, 2009 | MLB.com: Gameday


ベダードの捕手別登板イニング数
ジョンソン 約6.3
城島    5.0
エリック・ベダードの全登板ゲーム - ESPN


前回のベダード登板日の記事でも書いたことだが、もう一度確認しておく。
2009年5月21日、ベダード登板ゲームでロブ・ジョンソンと、フルカウントだらけの城島では、先発投手に対するCERAに「2点の差」があることが完全に証明された。(ベダード版「2点の差」計算つき)
知ったかぶりでデータもロクに調べもしないクセに「ベダードはイニングを稼げない」などと根拠のないことを掲示板に書く馬鹿がいるが、裏口入学のコネ捕手城島では球数も増え、失点も覚悟しなければならない。そのためどの投手もイニングは稼げない。ベダードがイニングを稼げないわけではない。
ロブ・ジョンソンと城島では、ベダードの場合ゲームあたりの登板イニング数に1.3もの開きがある。コンマ3の部分も、見逃せない大事な数字だ。なぜなら登板イニングが6を越え、6.3あるからには、ロブ・ジョンソンが捕手のときには勝ちに近いスコアで7回途中まで登板している、という意味になるからだ。だから捕手ロブ・ジョンソンならリリーフは最小で2人ですむ。今日のゲームでも実際2人ですんだ。
今日のゲームでは、6回終了時点で投球数は95球程度まできていた。だがベダードはそこでは降板せず、7回108球まで投げた。ヒットを打たれた時点でマウンドを譲ったものの、もしランナーが出なければ7回終了時まで投げ切ってから降板しただろう。

ところが球数が増える城島のケースではそうはいかない。
ベダードは5回終了時点で降りてしまうことになる。スコアは負けているかタイだろうから、捕手城島なら負けゲームで、しかもリリーフは最悪4人必要になる
。(もしくは防御率最悪のバティスタがロングリリーフして負ける)4人もの質のいいブルペン投手など投入できるはずがない。

ゲームのメカニズムが全く崩壊する城島マスクのゲームでは勝てるわけがない。この2つのケースの差が、チームの勝敗、勝率に影響しないわけがない。この点をよく考えれば、城島をメジャーの一員として雇うことなど、ありえないのである。
2009年5月13日(2)、ロブ・ジョンソンと城島の間にある「2点の差」がゲームプランに与える莫大な影響を考える。(ウオッシュバーン版「2点の差」計算つき)


ベダードの捕手別ERA
ジョンソン 44回1/3 自責点10 ERA2.03
城島     10回   自責点5 ERA4.50

登板日  登板回数・自責点 先発捕手
4月7日  5回自責点3    城島
4月12日 8回1/3自責点0 ジョンソン QS 完封リレー
4月18日 6回自責点1    ジョンソン QS
4月24日 6回2/3 自責点2 ジョンソン QS
4月29日 5回自責点3    ジョンソン
5月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
5月10日 4回2/3自責点2  ジョンソン
5月21日 5回自責点2    城島
5月27日 6回2/3自責点1  ジョンソン  QS



配球の詳細はのちほど。
ベダードのカーブを実にうまく使ったロブ・ジョンソンのリードを紹介する予定。



damejima at 07:28

May 27, 2009

5月18日のLAA戦で、ベダードの登板回避でローテが変更になって城島の先発ゲームにあたってしまい、5回で6失点と実力を発揮できなかったウオッシュバーンだったが、この日のゲームではロブ・ジョンソンを捕手に6回を無失点と好投を見せた。
ロブ・ジョンソンは膠着したゲームの中、7回にスタンディング・ダブル、イチローのタイムリーで生還した。イチローのヒットストリークは、これで20。キャリア・ハイが見えてきた。
Seattle vs. Oakland - May 26, 2009 | MLB.com: Gameday

4月9日  8回自責点0 QS  ジョンソン 完封勝ち
4月15日 6回自責点2 QS  城島(4回自責点0 怪我による交代)→ジョンソン(2回自責点2)勝ち
4月21日 7回自責点2 QS  ジョンソン 勝ち
4月26日 5回1/3自責点6   バーク   負け
5月2日  7回自責点1 QS  ジョンソン
5月7日  7回自責点1 QS  ジョンソン 負け
5月13日 6回自責点4    城島
5月18日 5回自責点6    城島 負け
5月27日 6回自責点0 QS  ジョンソン
Jarrod Washburn Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

ジョンソン 37回自責点6  ERA 1.46
城島    15回自責点10 ERA 6.00
バーク   5回1/3自責点6  ERA 10.13



damejima at 14:32

May 25, 2009

これでヘルナンデスはロブ・ジョンソンがキャッチャーのケースでは3勝0敗と負け無し

5月に入って城島がフェリックスの捕手を続けてやるようになってしまい、4度続けて城島相手に登板して0勝3敗と、全敗していたが、疫病神コネ捕手城島から離れられるデーゲームがようやく回ってきたことで、ついにフェリックスに5月初の白星がついた。

スコアは5-4でのクロスゲームだが、ヘルナンデスの自責点は8回に打たれたホームランによる1失点のみ。8回を自責点1、10三振の好投である。残り3失点は味方のエラーによるもの。
フェリックスは球数が7回には98球程度に達していた。7イニングで降板することもできたが、彼は8回も投げた。ロブ・ジョンソンをキャッチャーに気分よく投げられたのがありあり。クローザー役をつとめたアーズマが2三振を奪い、シアトルの投手2人でジャイアンツから合計12もの三振を奪った。
San Francisco vs. Seattle - May 24, 2009 | MLB.com: Gameday


フェリックスはこれで奪三振66で、ア・リーグ3位。
いまア・リーグ奪三振上位は、バーランダー(DET)、グレインキー(KC)、ハラデイ(TOR)、レスター(BOS)などで、各チームの有力投手たちが並ぶ。
これにフェリックスを入れた5人のうち、ERAの素晴らしいグレインキーとハラデイの2人は勝ち自体が多いのだが、ERAのよくないバーダンダー、ヘルナンデス、レスターはそうでもなく、勝ち負けが同数程度だ。
当たり前のことだが、ただ三振が多くとれるだけで失点だらけでは無意味なのである
コネ捕手城島の先発マスクゲームには、そういう意味のないスタンドプレイ・ゲームがあまりに多い。お客さんは三振をとることに熱中しているクセに四球乱発・ホームラン連発で失点ばかりするコネ捕手の自分に酔った無様な醜い姿を見るためにスタジアムに足を運んでいるわけではないのである。

フェリックスも、もし裏口入学のコネ捕手城島などがキャッチャーでなかったら、下にあげたように、もっと失点そのものが減り、ERAが改善されることで、とっくにもっと勝ち星に恵まれていたはず。
チームとして、これほどの投手を無駄に負け続けさせるのは本当に許されない。城島にヘルナンデスのキャッチャーをまかせるべきではないのは当然のことで、企業でいえば「背任行為」にあたる。
これからのキャリアも、しばらくはメジャーからいなくなる運命しかもたない裏口入学のコネ捕手に悩まされ続けるフェリックスに、心から同情する。

ヘルナンデスの捕手別勝ち負け
ロブ・ジョンソン 3勝0敗 ERA1.29
城島       1勝3敗 ERA7.43
バーク      1勝0敗 ERA0.00


4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS
5月4日  6回自責点6  城島
5月9日  4回自責点5  城島
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振

捕手ごとのERAの内容はこちら。ERAの評価は勝敗に直結している。
ジョンソン 28回自責点4     1.29
城島    26回2/3自責点22  7.43
バーク   8回自責点0      0.00
防御率=(自責点×9×3)÷(投球回×3)で、計算


追記
それにしてもLAAは強い。
今日のゲームではドジャースタジアムのアウェイで勝っているのだが、ホームランは1本もないのに、10得点。得点圏の打席を12回つくりだし、そのうち7回もタイムリーを記録している。強い。シュアなバッティングを誇る打線にアブレイユ、ハンターの補強がピッタリはまっている。
今日のゲームのシアトルがたった5安打で、2本のホームランで5点獲って勝ったのと違って、チームの地力に大差がある。



damejima at 07:33

May 22, 2009

裏口入学のコネ捕手城島の5月は、これで4勝10敗、勝率.286。打者の打率のような酷い数字だ。月間20敗まで、あと6

最初に言っておくと、城島が先発捕手だと先発投手がイニングイーターになれないのは、城島のピッチングの組み立てが悪いためであって、先発投手の調子の問題ではない。現にロブ・ジョンソンですでに4度もQSしている。
そんなこともわからないやつはたぶん、やたらと打者がフルカウントになる理由もわからずに年間100も200もゲームを見ているのだろうから、ただの馬鹿だ。時間のムダだから野球見るのをやめたほうがいい。

たとえば、こういう馬鹿だ。晒しておく。

140 名前:名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2009/05/22(金) 14:11:35 ID:A1UT4BCZ
イニングを稼げないのはデビュー以来全く変わってないベダードの属性。



登板日  登板回数・自責点 先発捕手
4月7日  5回自責点3    城島
4月12日 8回1/3自責点0 ジョンソン QS 完封リレー
4月18日 6回自責点1    ジョンソン QS
4月24日 6回2/3 自責点2 ジョンソン QS
4月29日 5回自責点3    ジョンソン
5月5日  7回自責点1    ジョンソン QS
5月10日 4回2/3自責点2  ジョンソン
5月21日 5回自責点2    城島


ベダードの捕手別ERA
ジョンソン 31回2/3 自責点9 ERA2.56
計算間違いがあったため訂正
ジョンソン 37回2/3 自責点9 ERA2.17
城島     10回   自責点5 ERA4.50

ロブ・ジョンソンと城島のベダード登板ゲームでのERAは、ウオッシュバーン、ヘルナンデスで捕手別にERAを計算したのと、まったく同じ、ピッタリ同じの「2点の差」である。

ウオッシュバーンで計算した「2点の差」
2009年5月13日(2)、ロブ・ジョンソンと城島の間にある「2点の差」がゲームプランに与える莫大な影響を考える。
ヘルナンデスで計算した「2点の差」
2009年5月19日、ロブ・ジョンソンの貯金で野球をやっているコネ捕手またもや14安打5盗塁され敗戦。5月3勝9敗。ヘルナンデスを自責点6でERA4点台に沈没させ、月間20敗に突き進んだ。

ロブ・ジョンソンと城島で、先発投手のERAに「2点の差」が出ることは、もう説明するまでもない。

これまでベダードは、ロブ・ジョンソンを捕手にした場合、4回のQS(クオリティスタート)を達成している。一方、5回しか投げられなかった今日のLAA戦のように、城島を捕手にした場合、ベダードはまだ一度もQSを達成していない。こういう現象は控え捕手がロブ・ジョンソンになってから始まったわけではなく、2007年バーク、2008年クレメントでも全く同じ現象がみられた。

「2点の差」現象が偶然などでないのはいうまでもない。

ゲームログをじっくり見ていけばわかるが、今日のゲームの投手はベダードだけではなく、リリーフしたモローにしても、LAAを抑えてはいるが、2-2になる確率が高すぎる。すぐにフルカウントにもなる。
つまり、球数がかかりすぎている。
いつもの城島の「チェンジアップなども多用しながら球数をかけて、最初から決めておいた組み立てのままに投手に投げさせ、打者を追い込んで三振を狙う」というアホなリードを繰り返しているのがその理由である。
組み立てがゲーム開始から終わるまで大して変わらないから、読んだ打者が2球目あたり、または初球をホームランしてくる。このことも何度も説明してきた。

これでは先発投手が5回までしかもたずにQSはできないし、また、リリーフ投手が1人よぶんに投げなければならなくなる。
2009年5月13日(2)、ロブ・ジョンソンと城島の間にある「2点の差」がゲームプランに与える莫大な影響を考える。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/913919.html
三振狙いといっても、城島のゲームの組み立て自体があまりにも単調なために、ホームランを打たれやすい。配球についてよくいわれることだが三振を狙うと、ホームラン、四球は一緒にセットになって増える、というやつだ。


くわしいホームランごとの話は、あとで書く。
LA Angels vs. Seattle - May 21, 2009 | MLB.com: Gameday
特に8回ケンドリックのホームランなどは典型的に、城島の責任のホームランであると断言できる。

2009年5月21日 LAA8回 ケンドリック ソロホームラン8回ケンドリックのソロ
この、初球にチェンジアップを外に投げておいて、次にインコースにストレートというパターンで、今シーズン、どれだけの数ホームランされているか。
馬鹿馬鹿しいので数えてもいないんだが、このブログにあげた画像だけでも10はあるんじゃないか。最近の例なら2009年5月18日、ロブ・ジョンソンの貯金で野球をやっているコネ捕手またもや敗戦で月間3勝8敗、他人の貯金を食い潰す。この記事の、5回リベラのホームランだ。



damejima at 13:46

May 20, 2009

だから言ったろう。
城島先発ゲームは0−0から始まるんじゃない。最初から0−2なのだ。5月この裏口入学が復帰してからの失点をまた並べとく。燦然と輝く金字塔だ。

7 7 6 9 11 9 7 6 5 5 10 6

5月12ゲームで、88失点(笑)さすが裏口入学してるだけのことはある。
今日はLAA第2戦だが、昨日3盗塁したLAAは、今日はなんと5盗塁(ハンター2、フィギンズ、アブレイユ、イズトゥーリス)。なにが強肩城島だ(笑)笑っちまう。この2日間で、コネジマ、8盗塁されてやがる。
たぶん明日も走られまくるだろう。

LA Angels vs. Seattle - May 19, 2009 | MLB.com: Gameday



ダメ捕手、城島健司。The Johjima Problem.:
2009年5月13日(2)、ロブ・ジョンソンと城島の間にある「2点の差」がゲームプランに与える莫大な影響を考える。


上のリンクは昨日ウオッシュバーン登板試合をサンプルに、城島の存在がシアトルのゲームプランにどれだけ莫大な悪影響を及ぼし続けているかを適当に書いた記事だ。適当に、というのは、こんなことはもう何年も前から自分の中ではわかっていることなので、という意味。中身が適当なわけではない。後半部分に、
例2)城島先発マスクで、ゲーム失点が5を越えるケースのグダグダゲーム
というパターンを挙げてある。
今日のLAA第二戦が、この城島パターンにピッタリあてはまっているのは誰にでもわかることだろう。

今日はヘルナンデス登板試合について書いてみる。

4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS
5月4日  6回自責点6  城島
5月9日  4回自責点5  城島
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島


捕手ごとのERAを計算してみる。
(防御率=(自責点×9×3)÷(投球回×3)で、計算)

ジョンソン 20回自責点3   1.35
城島    26回2/3自責点22  7.43
バーク   8回自責点0   0.00


どうだ。
ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンのバッテリーの話が、この組みあわせだけで成り立っているのではないことは、どんな馬鹿にでもわかるだろう?



damejima at 14:06

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