シアトル時代のキャッチャー

2009年7月6日、ウオッシュバーンの準パーフェクトゲーム、ESPNの2009ア・リーグ ベストゲーム第6位にランクイン。ベスト10ゲームの中で最も少ない3三振での偉業。
2009年7月6日、ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンの鉄壁バッテリー、「準パーフェクトゲーム」達成!ウオッシュバーン初の「無四球試合」。9回1安打完封。
2009年7月5日、城島のいない6月を過ごすことができたフェリックス・ヘルナンデスは、6月の3勝ERA0.94で月間最優秀投手を獲得、ようやくオールスター出場を手にいれた。
2009年7月5日、9年連続選出のイチローとともに、フェリックス・ヘルナンデス、オールスターに選出。また、元マリナーズのラウル・イバニェス、アダム・ジョーンズ、オールスターに選出される。
2009年7月3日、ヘルナンデス、6月のア・リーグPitcher of Monthを受賞。6月に彼の球を受けたバーク&ロブ・ジョンソンにとっても名誉の受賞となる。
2009年7月3日、ロブ・ジョンソン決勝タイムリー含む3本の二塁打(球団タイ記録)3打点など、下位打線の活躍でBOSに競り勝った。ヘルナンデス7回QS、ジャクバスカス2イニングを封じる。
2009年6月25日、ロブ・ジョンソンは初回満塁で走者一掃の3点タイムリーを打ち、城島のRISPを大きく引き離した。ウオッシュバーン6回QSで4勝目。
2009年6月24日、低めのストレートのボール判定に悩まされながらも、ロブ・ジョンソンはクロスゲームを逃げ切り、6月の「1点差ゲーム」を7勝2敗とした。
2009年6月20日、7回QSで3勝目のバルガスは、6月14日キロス批判と対照的にロブ・ジョンソンの「ゲームメイクの上手さ」を称え、チームは5割復帰を果たした。(2)
2009年6月20日、7回QSで3勝目のバルガスは、6月14日キロス批判と対照的にロブ・ジョンソンの「ゲームメイクの上手さ」を称え、チームは5割復帰を果たした。(1)
2009年6月19日、ロブ・ジョンソンは決勝3塁打でサンディエゴでのサヨナラ負けの嫌なムードを振り払った。ウオッシュバーン7回QS。
2009年6月16日、バークはヘルナンデス完封ゲームでついに「プチ城島問題」を抱えるキロスに実力で引導を渡した。(「キロス問題」まとめつき)
2009年6月14日、新加入投手バルガスは、「城島コピー捕手」キロスが出したサイン通り投げ、打たれまくったことを心から後悔した。(2)
2009年6月14日、新加入投手バルガスは、「城島コピー捕手」キロスが出したサイン通り投げ、打たれまくったことを心から後悔した。(1)
2009年6月14日、城島・セクソンがゴーストとして復活したシアトルは、コロラドでスイープされた。
2009年6月10日、ヘルナンデス7回QSで6勝目、バーク2007年の感じをやや取り戻す。
2009年6月9日、バークは不可解にも4月29日LAA戦以上の単調なゲームを再現した。
2009年6月6日、キロスの単調なリードを予測する。
2009年6月5日、ロブ・ジョンソン3連続ファインプレー(本塁突入ブロック、CS、スクイズはずし)+グティエレスの超ファインプレー、ヘルナンデスは7つ目のQS。だが・・・。
2009年6月3日、ロブ・ジョンソン強肩披露、6回2死2、3塁、9回無死1塁でランナーを刺し、サヨナラ勝ちに導く。(バルガスの捕手別ERA付き)
2009年5月31日、通算CERA5.51のキロスは6回裏以降「城島そっくり」の大炎上ぶりで、LAAスイープを逃した。
2009年4月・5月、ロブ・ジョンソンはシアトル先発陣のQSのほとんどを稼ぎ出した。
2009年4月23日、ウオッシュバーンはロブ・ジョンソンのリード、コミュニケーション能力、勤勉さを絶賛した。
2008年9月7日、公式サイトがクレメントの膝の手術を伝える。
2008年8月30日、クレメントは今シーズン最高のウオッシュバーンを演出した。
2008年8月26日、クレメントはローランド・スミスに先発初勝利をプレゼント、6番の重責も果たした。
2008年8月22日、クレメントは左投手2人から二塁打2本3打点、チーム7連敗を止め、8月に捕手として白星のない城島の尻拭いをした。
2008年8月16日、クレメントはあらゆる打撃データで城島の3年のキャリア全てに肩を並べた。
2008年8月15日、投手破壊の天才城島はついにシルバを強制DLにした。
2008年8月5日、クレメントは5打席で29球を相手に投げさせ、ディッキーはQS達成した。
2008年8月4日、城島の代打クレメントのタイムリーがライト前に転がり、チームは大逆転に酔った。
2008年8月3日、クレメントはシルバ先発試合をふたたび白星に導いた。
2008年7月9日、クレメントは逆転後の5イニングを1安打に押さえ込んだ。
2008年7月6日、城島はバークに対して2度目の失言をした。
2008年7月5日、クレメントはわずか1週間で城島のホームラン数を追い抜いた。
2008年7月4日、ベダードはバークとのコンビを復活させた。
2008年7月1日、クレメントはローランドスミスに62球中、46のストライクを投げさせた。
2008年6月29日、リグルマンは今後もクレメントが多くマスクをかぶると明言した。
2008年6月29日、クレメント先発で今シーズン初のスイープ達成。
2008年6月28日、クレメント先発のこの日、シルバは7連敗を脱出した。
2008年6月20日、ブレーブス戦、先発捕手クレメントは4併殺で圧勝を演出した。
2008年6月10日、シルバは城島の悪影響から脱し本来の調子を取り戻す。
2008年4月10日、シーズンが始まったばかりというのにウオッシュバーンはバークをほめちぎった。

July 08, 2009

ESPNのMLBベストゲームで、ア・リーグ第6位に、ウオッシュバーンの準完全試合がランクインした。
MLB Best Games - Major League Baseball - ESPN

2009年7月6日MLBア・リーグ ベストゲーム第6位ウオッシュバーン

ランキング上位のゲームの大半が、三振の多さでポイントを稼いでいるのと比べ、ウオッシュバーンのゲームは著しく異なる内容。
それだけに、ある意味、身贔屓が過ぎるかもしれないが、「打たせてとるピッチング内容で準完全試合を達成した」このゲームは、歴史に残るゲームであり、グレインキーやバーランダーとはまた違う方向で、ある意味の今シーズンのベストゲームといってさしつかえないと思う。

もちろん、それだけの工夫を、ウオッシュバーンとロブ・ジョンソンのバッテリーがしていた、という意味でもある。



このESPNのベストゲームの順位を決めているスコアのルールを説明しておこう。ただのアウトより、三振でアウトにしていくほうがポイントがつく。ただのアウトは1ポイントだが、三振なら2ポイントになる。

Game Score: Start with 50 points. Add 1 point for each out recorded, (3 points per inning). Add 2 points for each inning completed after the 4th. Add 1 point for each strikeout. Subtract 2 points for each hit allowed. Subtract 4 points for each earned run allowed. Subtract 2 points for each unearned run allowed. Subtract 1 point for each walk.
ゲーム・スコアのカウントルール
持ち点 :最初は50ポイントから開始。
アウト :1人のアウトにつき、+1ポイント(1イニング3ポイント)
イニング:4回以降、イニングを終わらせるごとに、+2ポイント
三振  :+1ポイント
ヒット :−2ポイント
失点  :自責点1失点につき、−4ポイント。
     非自責点1失点につき、−2ポイント
四球  :−1ポイント


2009年7月7日現在のランキングを見てみると、ランキング上位のゲームの大半が8三振以上を記録したゲームがランクインしている。

だからこそ。

わずか3三振で、88ポイントを挙げたウオッシュバーンの準パーフェクトゲームの内容の凄さがヒシヒシとわかるというものだ。
ヒット1本という、準ノーヒットノーランは何度か記録されているが、四球はいくつか出しており、四球ゼロで準完全試合まで行ったというのは、今シーズン、ウオッシュバーンただひとり。まして、そのゲームの内容は、三振をビシビシとりまくったゲームではなく、「打たせてとる内容」なのなのだから、本当に凄い。

何度も繰り返す。、
ウオッシュバーンは、わずか3三振で、「打たせてとるピッチング」で、準完全試合を達成したのだ。ほんとうに、凄い。

3三振での準完全試合という彼の偉業を称えるために、
このブログから彼のこの登板に

The Pitch

という称号を贈ることにする。

damejima at 03:28

July 07, 2009

正直、書くことがない。
それくらい完璧。
準パーフェクト達成おめでとう、ウオッシュバーン。
本当に美しいゲームだった。



GameDay
Baltimore vs. Seattle - July 6, 2009 | MLB.com: Gameday

いちおう記録の確認だけはしておこう。
ウオッシュバーン自身にとって完封は4度目。セーフコでの準パーフェクトゲームは10回目。110球、ストライク75球。三振3。Groundouts-flyouts:11-13。「打たせてとるピッチング」として、完璧な内容。
ゲーム終了直後、オールスター出場が決まったヘルナンデスが、ウオッシュバーンとハグしてとても喜んでいたのが印象的。ベンチに戻るウオッシュバーンは選手・監督コーチ全員とハグ。
試合終了時の動画(MLB)
Baseball Video Highlights & Clips | BAL@SEA: Washburn tosses a complete-game beauty - Video | MLB.com: Multimedia


ゲーム後のクラブハウスにはウオッシュバーンの敬愛する父、マイクの姿があった。オールスター休みを利用して、ウオッシュがウィスコンシンから呼んでいたのだ。「テキサス相手にまた完封するようなことになったら、僕は父にもう少し旅をしててもらわなきゃいけなくなるかもね」とウオッシュバーン。

もしかするとウオッシュバーンは彼の父にいいところを見せようと頑張ったのかもしれない。
Mariners Blog | What a night for Jarrod Washburn, one-hit wonder | Seattle Times Newspaper
Washburn allows 1 hit as Seattle beats Baltimore

Jarrod Washburn Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

4月9日  8回自責点0 ジョンソン QS 完封勝ち 
4月15日 6回自責点2 城島(4回自責点0 怪我による交代)→ジョンソン(2回自責点2) QS 勝ち
4月21日 7回自責点2 ジョンソン QS 勝ち
4月26日 5回1/3自責点6 バーク
5月2日  7回自責点1 ジョンソン QS
5月7日  7回自責点1 ジョンソン QS
5月13日 6回自責点4 城島
5月18日 5回自責点6 城島
5月26日 6回自責点0 ジョンソン QS
6月1日  7回自責点1 ジョンソン QS
6月6日  6回自責点1 キロス QS
6月12日 6回自責点4 ジョンソン
6月19日 7回自責点2 ジョンソン QS
6月25日 6回自責点2 ジョンソン QS 勝ち
7月1日  7回自責点4 ジョンソン
7月6日  9回自責点0 ジョンソン 準完全試合QS勝ち

ジョンソン 79回自責点19 ERA 2.16
バーク   5回1/3自責点6  ERA 10.13
城島    15回自責点10 ERA 6.00
キロス   6回自責点1 ERA 1.50

damejima at 13:20

July 06, 2009

これでハッキリした。


メジャー関係者の誰もがその潜在的な実力の高さを認めるフェリックス・ヘルナンデスが、今年ようやくオールスターに出られたのは、コネ捕手城島が怪我で2度もいなくなってくれて、ロブ・ジョンソンとバークが、特に6月、フェリックス本来の実力を発揮させ、さらに2人の捕手の落ち着きで彼の成績をプラスアルファの領域にまで押し上げたため。
2009年7月3日、ヘルナンデス、6月のア・リーグPitcher of Monthを受賞。6月に彼の球を受けたバーク&ロブ・ジョンソンにとっても名誉の受賞となる。

逆に言えば、これまで彼がオールスターに出られるような成績を収められなかったのは、若い彼の苛立ちをさらに逆撫でするようなヘボプレーヤーが、チームにコネだけで居座っているせい。
才能ある人間が、無能なコネプレーヤーとパートナーを組まされ、あまつさえ無駄な指示を、しかも上から目線で受け続けては、イライラしないわけがない。


コネでチームに居座っているだけの凡才城島がシアトルから消えてなくなることだけで、ヘルナンデスは今後オールスターの常連になることだろう。



5月のヘルナンデス 登板6回(ロブ・ジョンソン3 城島3)
1勝3敗
ロブ・ジョンソン1勝
城島3敗

防御率4.34
ロブ・ジョンソン 21回2/3 自責点1 ERA 0.44
城島 15回2/3 自責点合計17点 ERA 9.77


6月のヘルナンデス 登板5回(ロブ・ジョンソン2 バーク3)
Pitcher of the Month受賞

3勝0敗

バーク2勝、ロブ・ジョンソン1勝

防御率0.94
ロブ・ジョンソン 15回 自責点1点 ERA 0.60
バーク 23回1/3 自責点1点 ERA 0.39



ヘルナンデスの全登板ゲームログ
4月6日  6回自責点1  城島 QS 勝
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS 勝
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS  勝 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS 勝
5月4日  6回自責点6  城島 
5月9日  4回自責点5  城島 
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 勝 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS 10三振
6月10日 7回自責点1    バーク QS 勝
6月16日 9回自責点0    バーク QS 勝
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 勝 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS


城島復帰後のシアトル
長い遠征を勝ち越せたことを誰もが驚きつつ喜んだが、これはロブ・ジョンソンの2勝が効いているだけ。ロブ・ジョンソンは、LAD、NYY、BOSと続いた連戦を、いつものようにERA3点で乗り切ったが、城島はいつものERA5点。勝率も5割を越えてなどいない。

6月26日 @LAD 2-8 L 城島     9回自責8
6月27日 @LAD 5-1 W ジョンソン 9回自責0
6月28日 @LAD 4-2 W 城島    9回自責2
6月30日 @NYY 5-8 L 城島     9回自責6
7月1日  @NYY 2-4 L ジョンソン  9回自責4
7月2日  @NYY 8-4 W 城島    9回自責4
7月3日  @BOS 7-6 W ジョンソン 11回自責6
7月4日  @BOS 3-2 W 城島    9回自責2
7月5日  @BOS 4-8 L 城島    8回自責8

ジョンソン 2勝1敗 29回自責点10 ERA 3.10
城島    3勝3敗 53回自責点30 ERA 5.09






damejima at 19:27
おめでとう。イバニェス。2009年オールスター、ナ・リーグ外野手ロスターに選出。
イチローとイバニェスがオールスターで談笑するシーンが楽しみだ。


フェリックス・ヘルナンデスは、6月のPitcher of the Month受賞に続いて、2009ASア・リーグのピッチャーのリザーブに選出された。またBALのアダム・ジョーンズがナ・リーグの外野手のリザーブに選ばれた。
2009年7月3日、ヘルナンデス、6月のア・リーグPitcher of Monthを受賞。6月に彼の球を受けたバーク&ロブ・ジョンソンにとっても名誉の受賞となる。


それにしても、ウインブルドンの決勝は凄かった(笑)

2009 All-Star Game: Rosters by League | MLB.com: Events






damejima at 02:34

July 05, 2009

King Felix

シアトルの若きエース、ヘルナンデスがア・リーグ6月のPitcher of Monthを受賞した。

月間3勝、防御率0.94の素晴らしい成績を評価されてのものだが、3勝のキャッチャーは、バーク2回、ロブ・ジョンソン1回。6月の登板は全部で5回で、バーク3回、ロブ・ジョンソン2回となっている。
バーク、ロブ・ジョンソン、2人のキャッチャーにとっても、たいへん名誉ある受賞なのは言うまでもない。

ちなみに彼の5月は1勝3敗(ロブ・ジョンソン1勝城島3敗)、防御率は4.34(登板6回 うちロブ・ジョンソン先発3回自責点合計1点城島3回自責点17点)。城島が先発捕手のときのヘルナンデスの自責点、17。もはやお笑いぐさだ。
5月と6月の大差、ロブ・ジョンソンと城島の巨大な差は、歴然だのなんだの、言葉にするまでもない。間違っても裏口入学のコネ捕手城島には縁のない賞だ。
Felix named Pitcher of Month for June | Mariners.com: News

Players of the Month | MLB.com: News

ヘルナンデスの全登板
Felix Hernandez Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN
4月6日  6回自責点1  城島 QS 勝
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS 勝
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS  勝 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS 勝
5月4日  6回自責点6  城島 
5月9日  4回自責点5  城島 
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島 
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 勝 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS 10三振
6月10日 7回自責点1    バーク QS 勝
6月16日 9回自責点0    バーク QS 勝
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 勝 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS


歴代のPitcher of Month
Pitcher of the Month Award for the American and National League






damejima at 02:13

July 04, 2009

今シーズンすでに10勝しているナックラー、ウェイクフィールドに上位打線が手を焼いたゲームだったが、新加入のランガーハンズ2安打、ロブ・ジョンソンの3本の二塁打(球団タイ記録)3打点、セデーニョ2ラン2安打と、下位打線の奮起で競り勝った。イチローを除いた上位打線がけして安定してない打線のチームの遠征途中なだけに、こういう展開で勝ちを拾えたことは、非常に大きい。
Seattle vs. Boston - Jul
y 3, 2009 | MLB.com: Gameday


ゲーム後、ロブ・ジョンソンはMLB tonightに出演し、今日の活躍、ヘルナンデスやワカマツの采配など、さまざまな質問に上機嫌で答えた。
ロブ・ジョンソンのインタビュー(動画)
ロブ・ジョンソンの2点タイムリー二塁打(動画)

また、今日のMLBのSEAハイライトビデオには、ロブ・ジョンソン以外に、非常にいいピッチングで2イニングを抑えたジャクバスカスが登場した。
セットアッパーは非常に酷使される大変なポジションだが、メジャーではなかなか評価されにくい。それだけに、今はセットアッパーのジャクがハイライトビデオに登場するのはよほどのこと。それだけに、非常に嬉しく思うし、今後の彼がセットアッパーからさらに出世できることを願う。
このゲームでのジャクバスカスの貢献度の高さは、セットアッパーが評価されにくいメジャーでも高く評価されるくらい、意味のある活躍だった。
ジャクバスカスの2イニングの好投(動画)


コネ捕手城島が復帰してわずか7ゲームだが、それでもピッタリ「お約束のCERA2点の差」がついた。今日のゲームで強打のボストン打線に6失点して、それでこれだから、ロブ・ジョンソンと城島の失点率の差は、ボンクラなファンやライターがどんな愚痴を言おうが無駄である。この点についてはなんの驚きもない。
もっとロブ・ジョンソン先発ゲームを増やして、彼が連続してゲームに出場できるようにすれば、当然もっとシアトルの失点は減るだから、なんとももったいないことだ。

6月26日 @LAD 2-8 L 城島     9回自責8
6月27日 @LAD 5-1 W ジョンソン 9回自責0
6月28日 @LAD 4-2 W 城島    9回自責2
6月30日 @NYY 5-8 L 城島     9回自責6
7月1日  @NYY 2-4 L ジョンソン  9回自責4
7月2日  @NYY 8-4 W 城島    9回自責4
7月3日  @BOS 7-6 W ジョンソン 11回自責6

ジョンソン 2勝1敗 29回自責点10 CERA 3.10
城島    2勝2敗 36回自責点20 CERA 5.00


ヘルナンデスの全登板ゲームログ
4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS
5月4日  6回自責点6  城島
5月9日  4回自責点5  城島
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS 10三振
6月10日 7回自責点1    バーク QS
6月16日 9回自責点0    バーク QS
6月21日 7回1/3自責点0 バーク QS
6月27日 8回自責点0    ジョンソン QS 9三振
7月3日  7回自責点3    ジョンソン QS


今日は不思議なことに、ロブ・ジョンソン先発だった。
城島2度目の復帰直前のインタビューでたしか監督ワカマツは、「正捕手は城島だが、ロブ・ジョンソンの出番も増やす」と言っていたわけだが、どういう基準で増やすつもりなのだろうか、気にはなっていた。

LAD、NYYの2シリーズでは「2戦目」でロブ・ジョンソン先発にしていたから、てっきり「3連戦では2戦目がロブ・ジョンソン」なのかと思いきや、今日のボストン戦初戦でロブ・ジョンソンだから、そういう方式ではなかった。この3シリーズを見るかぎり、ワカマツ発言の意図は、2つ可能性がある。
1)毎シリーズ、3試合のうち1試合をロブ・ジョンソンにまかす
2)ローテ5人のうち、2人をロブ・ジョンソンにまかせる(ヘルナンデスとウオッシュバーン)

このうち、可能性が高いのは後者か。
ただ復帰していた城島とのバッテリーを避けるかのようにベダードが登板回避しているから、ベダードが復帰してきたらまた変わるだろう。


今日はほかにも選手起用についてはいくつか不思議な点があった。選手の疲労を考慮したのか、選手起用の方針を一部変更したのか、それはわからないが、いちおう挙げておく。


1つめが、終盤の8回の1死2,3塁で、ロブ・ジョンソンに打席が回ってきたときに、代打を出さなかったこと。

従来のワカマツは、終盤のチャンスでジョンソンに代打を出している。6月21日アリゾナ戦ではバークに代打を出し、6月23日サンディエゴ戦ではジョンソンに代打を出した。(もちろん、ゲームを安定させる仕事をしている彼らに代打を出したからといって、成功などしていないわけだが。そもそも、シアトルに信頼度の高い代打などいない。グリフィーがいつもホームランを打てるわけでもない)
もちろんここは代打を出す必要はない。理由はある。ロブ・ジョンソンの得点圏での長打率の高さだ。それを考慮したのだとしたら、ワカマツのファインプレーだ。
打者としてのロブ・ジョンソンは不思議なバッターで、ランナーがいない場面では.171しか打率がないが、ランナーがいると.208、得点圏に走者がいると.233と打率が5分ほど上がり、特に長打率がグイっと跳ね上がる。チャンスでこそ生きる打者なのだ。
(よく「誰でもランナーズ・オンでは打率が上がる」とか根拠もなしに言う人がいる。データも見ずによくそんなことが言えるものだと、いつも感心している)
2009年6月19日、ロブ・ジョンソンは決勝3塁打でサンディエゴでのサヨナラ負けの嫌なムードを振り払った。ウオッシュバーン7回QS。
2009年6月25日、ロブ・ジョンソンは初回満塁で走者一掃の3点タイムリーを打ち、城島のRISPを大きく引き離した。ウオッシュバーン6回QSで4勝目。


2つ目は、投手の交代。

いろいろある。
もちろんヘルナンデスが8回も投げていてくれれば言うことはないわけだが、もう7回で一杯だったのだろう。だが、その後どうにもバタバタした投手交代になった。(追記 公式サイトによれば「ヘルナンデスは7回で疲労困憊だった」とのこと)

ホワイトだが、このところ信頼度は下がってきた。一時、ホワイト、アーズマの8回9回といえば、鉄壁リレーという感じがあったものだが、このところ、ひところの安定感はなくなってきているのは、ファンですら気づいている。ケリーも復帰したことだし、そろそろひと工夫が必要かもしれないと多くの人は思っただろう。

次にアーズマ。
フランコーナは9回裏にパペルボンを投入して、11回にも岡島をブルペンで投げさせて万全を期したが、ワカマツは結局アーズマを投入しなかった。
ブルペンでトレーナーを脱ぎもしなかったから、その様子を見る限り、最初から投入する予定はなかったのだろう。単に登板過多を理由に休ませたかっただけかもしれない。(追記 公式サイトによれば「アーズマは軽い腰痛と、疲労軽減のため登板回避」とのこと)


それでも、ロウが11回に1点差に迫られた場面でブルペンで誰も投げさせないというのは、どうだろう。ちょっと解せない。
真っ直ぐだけで通用する打線ならともかく、ボストン相手なだけに、あそこがロウでいいのかという意見の人もあるだろうし、ロウでいいとしても、1点差に迫られてもブルペンで誰も投げさせないというのは、ちょっとわからない。それだけ信頼していたのだ、というかもしれないが、そういう問題でもないだろう。


シアトルの投手陣のERAはア・リーグでもトップを争う優秀さなわけだが、それは過去の数字で、未来の話ではない。疲れの見えてきた投手がだいぶ出てきている。
シアトルの失点の少なさは、「被打率が低いため」ではなくて、「被長打率が低い」、つまり、あまり長打を浴びないという点にあったわけで、以前も言ったことだが、このところホームランを打たれやすくなってきている点に注意しないと、これからの疲れの出る暑い季節は乗り切ることはできない。
ジャクバスカスが安定してきてくれたことは心強いが、復帰してきたケリーはまだまだ本調子ではないことがわかった。(追記 公式サイトによれば「ケリーはもっと緊張しない場面で慣らしてから登板のはずが、厳しい場面での登板になった」とのこと)ここしばらくはブルペンに動揺があるかもしれない。ピンチで動揺することの少ないロブ・ジョンソンの必要度はさらに高まることになる。






damejima at 16:33

June 26, 2009

湿ってばかりだった打線が上位から下位までようやく火がついた。気持ちよく勝てた。これでとうとう貯金2。行ったり来たりの5割のラインをとうとう抜け出すときが来た。
San Diego vs. Seattle - June 25, 2009 | MLB.com: Gameday

今日3点タイムリーを打ったロブ・ジョンソンだが、打撃スタッツは見た目こそたいしたことないが、得点圏の打席の中身はほとんど全てにおいて城島を上回っている。
ロブ・ジョンソンの強みはチャンスで長打が打てること。得点圏でのスタッツは全てにおいてロブ・ジョンソンが城島を上回り、ロブ・ジョンソンが26打数で12打点を挙げているのに対して、城島はわずか6打点しかあげていない。

ジョンソン得点圏
26打数7安打 12打点
打率.259 2二塁打 2三塁打 5四球
出塁率.364 長打率.481


参考1)城島2009年得点圏
17打数5安打 6打点 1二塁打 1四球
打率.294 OBP.333 SLG.353
打数が少ないために打率で誤魔化されてはいけない。打てても単打で、長打率はロブ・ジョンソンに遠く及ばない。

参考2)城島2007年得点圏(8月18日まで)
105打数23安打 33打点
打率.219 OBP.265 SLG.371 OPS.636
シアトルが2位になった2007年だが、城島のバッティングは完全にチームのお荷物。優勝の行方、ポストシーズンの行方が決まる8月中旬まで、得点圏では打率が.219しかなく、出塁率、超打率とも酷い。


イチロー、先頭打者ホームランを含む4安打、スウィーニーが8回の満塁での2点タイムリーを含む4安打。肩痛を抱えながら頑張るベルトレが19本目の2塁打含む3安打。
今日の大量点の源泉は上位打線の爆発はもちろんだが、打撃の冴えなかった下位打線の頑張りが大きかった。ロブ・ジョンソンは初回の満塁で3点タイムリー。バレンティンがレフトのアッパーデッキに放り込む特大ソロ。セデーニョもスクイズバントで貢献。
今日の9得点のうち5得点を下位打線がたたき出したのだから、たいしたものだ。


9LOBとひとり元気がないのが、この日忌引から復帰したロペス。やはりゲーム勘が失われているのだろう。悲しい出来事からの帰還だが、早く元気を出してもらいたい。
イチロー先頭打者ホームラン
スウィーニーの2点タイムリー
ロブジョンソンの3点タイムリーツーベース
セデーニョのスクイズ
バレンティンのソロホーマー


イチローはあと3塁打が出ればサイクルだったが、3塁打を残したケースではなかなかサイクルヒットは達成できないので、これはいたしかたない。今年サイクルヒットにリーチがかかるのは、これで2度目だったと思うが、今年はまだまだチャンスがあると思う。


なにより今日のゲームでうれしいのは、ひさしぶりにウオッシュバーンに勝ちがついたこと。何度も何度もQSしながらなかなかラン・サポートがなく、ブルペン投手に勝ちがついてしまったりしていたから、ウオッシュバーンもうれしいだろう。ウオッシュバーンはほんとうにロブ・ジョンソンと相性がいい。
パドレスは得点圏ランナーがいる打席が12回もあったが、ロブ・ジョンソンがいつものようにのらりくらいとかわしていき、終わってみれば、ウオッシュバーン、ロブジョンソンのバッテリーはパドレスに12回の得点圏の打席で一度も得点させなかった。

ただ、残念だったのは6回に浴びた2ラン。

なぜかというと、あの時点ですでにウオッシュバーンのERA防御率は3.00台まで下がっており、あと少しでERA2点台突入を達成できそうだったからだ。
規定投球回数に達している投手でも、2点台の投手というのは滅多にいるものじゃない。アメリカンリーグで、シアトルの同僚フェリックス・ヘルナンデスを含め、7人しかいない。
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN

彼自身の勝ち負けそのものは今日の勝ちで4勝5敗だが、防御率3.22は先発として非常に立派な成績。バーランダーや、シールズ、ソーンダースといった投手たちのERAを上まわる数値なのだから、たいしたものだ。
この数字で4勝5敗なのは、まったくもってウオッシュバーンのせいではない。

いいローテ投手獲得がどんどん難しくなるこのご時勢、彼をトレードなどしないで、長くシアトルの先発陣を支えてもらいたいと思う。城島やシルバはじめ、チーム財政を圧迫して成績もどうしようもない選手たちこそ、契約の関係でトレードできなければ、ロスター枠がもったいないのだからDLでもなんでもさせるべきだ。






damejima at 10:29

June 25, 2009

終わってみれば、7安打3失点。7三振を奪い、2つのダブルプレー。見た目の数字の上では、まぁまぁなゲーム内容だ。

だがファウルし続けながら狙い球を待つパドレスのバッターの粘り強いバッティング、下位から上位につながる独特の打順構成、そしてアンパイアの微妙さ、ゲームをタフにするさまざまな条件のもとで、ロブ・ジョンソンと投手たちが珍しくゲームメイクにたいへん苦しんだ。
本当にタフなゲームだった。ひとつ勝つのも、本当に疲れる。

これで今月は1点差ゲーム7勝2敗2点差以上のゲームがほぼ5割しか勝てないから、シアトルの(城島が復帰するまでの)今の好調さを支えているのは、今日のような「1点差ゲームのきわどい勝利」なのである。

どんな苦しい勝ち方であっても、勝ちは勝ちだ。

1点差ゲームは必死になって拾っていかなければ、打力の乏しいシアトルの明日はない。なにはともあれ、虎の子の貯金を取り戻せて良かった。

だんだん日本同様に現地アメリカの気温も上がってきていている。投手陣の疲労が気になりはじめている。


1点差ゲーム(6月)
6月1日 BAL 1-0 ロブ・ジョンソン 勝
6月2日 BAL 3-2 ロブ・ジョンソン 勝
6月5日 MIN 1-2 ロブ・ジョンソン 負
6月6日 MIN 2-1 キロス 勝
6月17日 @SD 4-3 バーク 勝
6月18日 @SD 3-4 バーク 負
6月19日 ARI 4-3 ロブ・ジョンソン 勝
6月21日 ARI 3-2 バーク 勝
6月24日 SD  4-3 ロブ・ジョンソン 勝

ロブ・ジョンソン 4勝1敗
バーク      2勝1敗
キロス      1勝

San Diego vs. Seattle - June 24, 2009 | MLB.com: Gameday



あまりこんなことを言ってはいけないのだろうが、
ちょっとは言っておかないと、どうも気分が晴れない。


このパドレスとの3連戦になってからというもの、どうもアンパイアの判定が微妙だ。
特に、今日は先発モローが速球派なだけに、低めいっぱいの4シームを、特にランナーのいる切羽詰った場面でボール判定されてしまうと、経験の浅いモローのような投手はすぐに苦しくなって、気持ちが追い込まれてしまう。
これは今日、ロブ・ジョンソンがゲームメイクに苦しんだ原因のひとつだったと思うが、どうも昨日の球審といい、今日の球審といい、低め判定はなんだかとても渋いし、また、ランナーが出るとストライクゾーンが突然狭くなる傾向が初戦からあったように思えてならない。

モロー先発だと、どうしても投げる球種が少ない。まっすぐが組み立ての中心になって、単調になりやすい。そこへもってきて低めのきわどいところをボール判定されると、ボール先行のカウントになって、どうしてもストライクを置きにいきたくなる。

Randy Marsh氏。今日の球審であり、昨日の1塁の塁審である。
昨日は昨日で満塁でのイチローの一塁ラインぎわの当たりをファウル判定されてタイムリーが消えてしまい、今日は今日で、イチローのヒットで帰ってきたランナーをホームでアウト判定。
まぁ偶然だろう。そう思うことにしたい。


こういう話はどうしても、MLB公式サイトや新聞社などのサイトでは文字にしにくい話だろうし、気楽になんでも欠けるブログくらいは言いたい放題に言っておかないと、と思う部分がある。

明日はパドレス戦最終戦だが、LAD、BOS、NYYと強豪続きの遠征前に、気持ちのいいゲームを期待したい。
全力を尽くしたなら、勝っても負けても、文句は言わない。
明日のゲームでは公正な判定が続くことを祈りたい。


ちなみにパドレスの先頭バッターのグウィンという打者のことはあまり知らなかったのだが、打席での粘り強さには、ちょっと辟易するくらいの凄さがあった。素晴らしいリードオフマンである。
考えてみれば他チームから見たイチローは、グウィン以上にいやらしい、打ち取りにくいバッターなわけだが、なにせ毎日のようにイチローを見ているせいか、目がイチローには慣れてしまって、それが当たり前だと思いがちになっている。ファンとして反省せねばならない。






damejima at 15:00

June 23, 2009

(1)では、バークを飛び越す形で2Aからメジャーに上がったキロス起用を起点に、キロスと息があわないというバルガスの主張、キロスの起用スタンスについての監督ワカマツの思惑、バークの頑張りとキロスのDFA、バルガスのロブ・ジョンソンへの期待など、6月20日のバルガス登板には複雑な要素がからみあっていたことを書いた。


6月20日のアリゾナ戦で勝ったゲームの後で、ロブ・ジョンソンがバルガスのチェンジアップについて言及しているのだが、これにはいろいろと伏線がある。


6月14日のコロラド戦大敗後、監督ワカマツは「バルガスのベストピッチはチェンジアップだと思うが、(今日のコロラド戦では)外角低めのカーブとシンカーで何度も痛い目にあっていた。彼本来のゲームプランからはずれていた」と厳しい評価をした。
要はワカマツはバルガスに、チェンジアップを混ぜバルガス本来の配球パターンに戻ることを求める意味での「ゲームプラン改善」を求めた。

バルガス側も、チェンジアップがピッチングの上で重要な得意球であることを認めはしたが、一方では
自分本来のゲームプランとは違う流れのサインを出す捕手キロスの要求どおりに投げたことを主張し、「クビを振らなかったのを深く後悔した」という婉曲な言い方で、暗に、というより、事実上はハッキリと、バルガスはキロスとバッテリーを組むのを嫌がった
バルガスにとってのチェンジアップが、ベダードにとってのカーブ同様に、ピッチングの組み立てに重要だという点で、ワカマツとバルガスの間に意見の相違点はない。
だが、バルガスは自分のゲームプランを理解せずにゲームに出てくるキロスを嫌いつつ、自分がワカマツの望む5月29日のLAA戦のような、自分らしいピッチングをするには、ロブ・ジョンソンのようなクレバーなキャッチャーが必要だと、主張したわけだ。
Rainy, fateful fifth costly for Mariners | Mariners.com: News
2009年6月14日、新加入投手バルガスは、「城島コピー捕手」キロスが出したサイン通り投げ、打たれまくったことを心から後悔した。(2)

この城島そっくりの単調なリードをする城島コピー捕手キロスについての問題は、さまざまな経緯を経て、バークがメジャーに残り、キロスがDFAされることで決着をみた。
2009年6月16日、バークはヘルナンデス完封ゲームでついに「プチ城島問題」を抱えるキロスに実力で引導を渡した。(「キロス問題」まとめつき)



さて、そんな背景にそんな複雑な絡みのあった土曜のアリゾナ戦のバルガスだったが、ひさびさにロブ・ジョンソンとバッテリーを組んで無事3勝目をあげた。
ワカマツが絶賛したこのゲーム後のインタビューでバルガスは、ロブ・ジョンソンとバッテリーを組んでゲームプランがとてもうまくいったとたいへんに喜んだ。またロブ・ジョンソンの側も、バルガスのことを以下のように語って褒めた。

Johnson gave high marks to Vargas' sinker and changeup."He made his changeup work and when you can do that," Johnson said, "your fastball is going to be more effective."
ジョンソンはバルガスのシンカーとチェンジアップを高く評価した。「彼はチェンジアップを有効に使ってた。そうすることで速球も、より効果的になるんだよね」とジョンソンは言う。
Vargas steps up in Mariners' victory | Mariners.com: News


バルガスとロブ・ジョンソンのバッテリーが「チェンジアップ」をどう使ったかについては、以下の数字をみてほしい。

イニングごとに投げたチェンジアップ数
(1〜7回 GameDayで球種の記録漏れが数球あり
 必ずしも正確ではない)
2 1 1 0 2 3 2

1回から3回まで
チェンジアップは1イニングで1球程度の少なさ。ただ、わずか1球ながら「得意球のチェンジアップもあるぞ」と打者にイメージづけることに成功した。
ゲーム全体でもいえるのだが、バルガスが打者をチェンジアップで打ち取ったケースは、全7イニングで1人しかいない。このようにバルガスとロブ・ジョンソンのバッテリーはチェンジアップを決め球にはしていない。
それは例えば、比べるなら、シルバと城島のバッテリーのように、アウトコース低めに、シルバの得意なシンカーを連投し続けてホームランを打たれるような、そんな馬鹿な真似はしていない、ということである。
カウントはほぼ全て「2球目」で使っている。
試合後ロブ・ジョンソンは「アリゾナ打線は(初球を必ず振ってくるアップトンのように)打ちたがりが揃っている」と言っていた。おそらく、早いカウントから打ってくるアリゾナの打者に変化球の存在をイメージづけするためには「早いカウントで変化球をみせておかないと効果がない」という意味で、「2球目にチェンジアップ」という選択をしたと考える。

4回
本当はこのイニングこそ、圧巻だったと思う。
このイニングに投げた球種は、なんと4シームのみ。わずかひとつの球種だけで、速球派というわけでもないバルガスが、アリゾナのクリンアップを3者凡退に打ち取っているのである。
まさにロブ・ジョンソンが「チェンジアップを有効に使えば、速球も、より効果的になる」と試合後に言っている、その通りの演出だ。
バルガスのストレートがそれほど剛速球なわけではないにもかかわらず、結局1球も変化球を使わず、「チェンジアップなど変化球がいつか来そうなイメージだけで」3人を切り取ってしまったのだから、さすがである。

5回から7回
1回から4回に比べ、チェンジアップを多用したのが、この5回から7回。4シームしか投げなかった4回と対照的。
1人の打者にチェンジアップを2球使ったケースが2度あり、そのうちの1度は2球続けている。
ただ、アップトンにだけは、ロブ・ジョンソンが「この打席は、前の2打席と違って、初球を見送ってくると思った」と試合後に語っているように、アップトンの打ちに出るカウントが変わってないのを読み間違え、初球をホームランされた。それ以外は、なにも心配のいらない素晴らしいピッチングをみせた。


要は「あるぞあるぞと思わせておいて、できるかぎりチェンジアップは使わず、イニングを食いながら、ゲームをしめくくった」ということだ。

素晴らしいゲームプランである。



"He got a lot of first-pitch outs," catcher Rob Johnson said. "This team likes to swing. They were putting the bat on the ball, but were hitting 'em right at our guys."Johnson gave high marks to Vargas' sinker and changeup."He made his changeup work and when you can do that," Johnson said, "your fastball is going to be more effective."
「彼は初球でアウトをたくさんとれた」とロブ・ジョンソンは言う。「このチームは打ちたがりだからね。彼らは当てに来たけど、打球は野手の正面をついていた」ジョンソンはバルガスのシンカーとチェンジアップを高く評価した。「彼はチェンジアップを有効に使ってた。そうすることで速球もより効果的になるんだよね」とジョンソンは言う。

The battery had praise for each other.
バッテリーはお互いを褒めあった。

"It's nice having Rob back there tonight," Vargas said. "He's caught the majority of my starts and we just really went over the game plan before and got a pretty good idea of what I could do."
「今夜ロブとバッテリーを組めて楽しかったよ」とバルガス。「彼は僕の先発ゲームの大部分でマスクをかぶってくれてるから、僕らは事前に本当にちょっちょっとゲームプランをおさらいしただけで、僕ができることの範囲でかなりいいゲームプランができちゃうんだ。」

The key was changing speeds and keeping the free-swinging D-backs off balance.
キーポイントは、速度の緩急、それと、振り回してくるアリゾナの打者たちの体勢を崩させることだった。






damejima at 16:10
この日のスコアは4-3。ロブ・ジョンソン先発ゲームの常で、僅差でシアトルの勝ちにみえるが、実際には、投手陣の自責点は1点のみであることに注意されたし。1回の失点はロブ・ジョンソンのスローイングエラー、9回の失点はセカンドセデーニョのエラーがらみ。
バルガスはこれで3勝目。ゲーム後のインタビューで彼は6月14日の敗戦後に監督ワカマツが使った「ゲームプラン」という言葉を使いながら、ロブ・ジョンソンとバッテリーを組んだことで「ゲームプラン」どおり非常にうまくやれたことを喜んだ。
最近DL入りしてしまったベダードは規定投球回数が足りなくなり、ERAランキングから消えてしまったが、こんどはバルガスが規定に達すればア・リーグERAランキングに登場する日が来る可能性が出てきた。
Arizona vs. Seattle - June 20, 2009 | MLB.com: Gameday


この日のワカマツとバルガスのインタビューを読むには、5月29日LAA戦のバルガスの好投を頭にいれ、「プチ城島問題」である「キロス問題」の経緯もおさらいしつつ、6月14日のコロラド戦で負けた後のこの2人のインタビューを読んでおくと、なお一層面白い。
ワカマツがなぜいつも「アナハイムでのバルガス好投」を引き合いに出すのか、バルガスがなぜ「ゲームプラン」という言葉を使いロブ・ジョンソンを褒めちぎるのか、ロブ・ジョンソンがなぜ「バルガスの得意のチェンジアップ」について延々と説明するのかがわかるからだ。
2009年5月29日、ロブ・ジョンソン、バルガスを6回1/3QS、ホワイトを2試合連続ホールドに導いてLAA撃破、連勝を果たす。
2009年6月14日、新加入投手バルガスは、「城島コピー捕手」キロスが出したサイン通り投げ、打たれまくったことを心から後悔した。(2)
2009年6月16日、バークはヘルナンデス完封ゲームでついに「プチ城島問題」を抱えるキロスに実力で引導を渡した。(「キロス問題」まとめつき)


必読資料A 6月14日コロラド戦 敗戦後インタビュー
Rainy, fateful fifth costly for Mariners | Mariners.com: News
必読資料B 6月20日アリゾナ戦 勝利後インタビュー
Vargas steps up in Mariners' victory | Mariners.com: News


資料Aで監督ワカマツは、バルガスの6月14日敗戦についてこう言っている。"(一部略)since that game in Anaheim, he hasn't looked as crisp."「(5月29日の)アナハイム戦以来、ピリっとしない」。
他方、1週間後の資料Bで監督ワカマツは、好投したバルガスについて、"I thought Vargas threw a great game, as good, or close to, the game he threw in Anaheim," Wakamatsu said. "He looked sharp, he looked fresh."と、またもや5月29日LAA戦を引き合いに出しながら、「あのアナハイムのゲームと同じか、近いくらい素晴らしい出来」と、またしてもLAA戦にこだわりつつ、妙な褒め方をしている。

ワカマツは、よほど5月29日LAA戦のバルガスと比べて印象づけたいらしい。

資料Aでのワカマツ発言について、このブログではこう書かせてもらった。
「正直言って、かなりガッカリさせられた。たぶん、シアトル投手陣も、このワカマツ発言には相当がっかりしたのではないかと想像する。アナハイムでのLAA戦のキャッチャーは、もちろん我らがロブ・ジョンソンだ。バルガスだって言いたいのは「あのLAA戦とコロラド戦では、キャッチャーが違うじゃないですか?なんでそこがわからないの?」という部分が多々あるはず。『ロブ・ジョンソンなら、サインに首を振らなくても、十分QSさせてくれたぜ?』というわけだ。」



バルガスは6月に入って9日、14日と2連敗してしまったが、捕手はバークとキロスで、5月29日LAA戦のロブ・ジョンソンではない。
特に14日のキロスとバッテリーを組んで大敗したコロラド戦については、当事者ではないジム・ストリートでさえ「この敗戦にはバルガスがキロスとバッテリーを組んだことも要因」と公式サイトで明記するほどバッテリー間の息があわず、バルガス自身も珍しくキロスを名指ししてまで「息があわないこと」を主張した。
2009年6月14日、新加入投手バルガスは、「城島コピー捕手」キロスが出したサイン通り投げ、打たれまくったことを心から後悔した。(1)
2009年6月14日、新加入投手バルガスは、「城島コピー捕手」キロスが出したサイン通り投げ、打たれまくったことを心から後悔した。(2)

ところが6月14日の話(資料A)では、忌引でゲームを休んでいたロブ・ジョンソンの復帰がアリゾナ戦で予定されていたにもかかわらず、6月19日以降のバルガスの登板がロブ・ジョンソンが捕手の「土曜」ではなく、1日余分に休養を入れてキロスが捕手かもしれない「日曜」になるらしいことを、公式サイトのジム・ストリートが書いていた。

だが、それでは意味がない。わざわざバルガスが「息が合わない」と、チームメイトのキロスを名指しするリスクを冒してまで自己主張した意味がなくなる。表向きは「休養もいいかもね」などと言っていても、バルガスの休養についての話ぶりはどこか上の空だったのは、そのせいだ。

ワカマツがこだわる「5月29日LAA戦好投の再現」や、「バルガス流のチェンジアップ主体のゲームプランにのっとった試合運び」をバルガスに要求したければ、ワカマツはバルガスの登板をを日曜にズラすべきではないのである。
バルガス登板がロブ・ジョンソンが捕手の土曜で再度バルガスが投げてみてこそ、バルガスが捕手キロスに不満を漏らした意味も明確になり、5月29日LAA戦の好投の要因がどこにあったのかわかり、ジム・ストリートが公式サイトに「キロスとバッテリーを組んだことも敗因」とリスクを犯してまで書いた意味もある
日曜にバルガスがキロス相手に投げたのでは、バルガスのチームメイト批判を懲罰するペナルティにしかならなくなってしまう。
今回のアリゾナ戦でのバルガス登板には、いろいろな人がやや危ない橋を渡ってまで主張するだけの期待がこもっていた。


しかし、ワカマツはちゃんと動いてくれた。
6月19日にキロスをDFAにし、かつ、バルガスの登板を21日の日曜に延ばすことなく、6月20日のロブ・ジョンソンがマスクのゲームにもってきて、バルガスの好投を引き出したのである。


これで、バルガスが喜ばないわけはない。
バルガスとロブ・ジョンソンは周囲の期待に応えて、初回こそ失点したが、その後の17人を連続で凡退させる偉業をやってのけた。


このブログも、資料Aでのワカマツ発言について「正直ガッカリした」と書いたことは撤回しようと思う。
この記事の後編(2)では、ロブ・ジョンソンがコントロールした「バルガスのチェンジアップ主体のゲームプラン」の一端に触れてみる。






damejima at 00:50

June 22, 2009

ひさびさにホームに帰ってきたシアトルだが、27,319人の観客の前でなかなか波乱に溢れたゲームを見せた。ある意味、シアトルらしいといえば、らしい(苦笑)
0-3、明らかに負けゲームという感じで迎えた8回裏。ブラニヤンのソロ、代打グリフィーJr.の2ラン。そしてロブ・ジョンソンの決勝のレフト線スリーベース。8回裏までエンジンがかからない打線というのも、かかりの悪すぎるエンジンだが、勝たないよりはいい。
グリフィーは代打で出てきて初球を放り込んでしまうのだからさすが役者だが、おいしいところをもっていくばかりでなく、普段の打率はもう少しなんとかしてはもらいたい。
Arizona vs. Seattle - June 19, 2009 | MLB.com: Gameday


それにしてもウオッシュバーンはよくよくツキがない。もともとRS(Run Support)のない投手として有名ではあるが、バティスタなどに勝ち星をさらわれてしまった。
3回表、無死1、2塁からバントされて、ウオッシュバーンの送球が打者走者の背中に当たってしまい、転々とする間に1点。さらに2.3塁で内野ゴロの間に1点。
3球目のカットボールがど真ん中にいってしまい、モンテーロにホームランされた4回表の1点以外は、とられた気がしないことだろう。

実際ゲームを見ていた人はわかると思うが、3回あたりのウオッシュバーンは顔がイライラしていて、目が三角になっていた。打者走者の守備妨害ではないかと球審に詰め寄りそうになって、監督ワカマツが無言でウオッシュバーンのユニフォームをわしづかみにひっつかんで、引きずるように押し戻さなければならないくらい興奮していた。
そして、そのくらい高ぶって興奮している投手をなだめすかすのも、ロブ・ジョンソンのいいところ。
5回から7回は、違う人のようにピッチングが変わり、3イニング続けて三者凡退、3三振を奪うのだから、投手は水物である。

とにかくいえるのは、
城島のような投手よりも興奮しがちな捕手など、捕手に向いていないということだ。

4月9日  8回自責点0 ジョンソン QS 完封勝ち 
4月15日 6回自責点2 城島(4回自責点0 怪我による交代)→ジョンソン(2回自責点2) QS 勝ち
4月21日 7回自責点2 ジョンソン QS 勝ち
4月26日 5回1/3自責点6 バーク 負け
5月2日  7回自責点1 ジョンソン QS
5月7日  7回自責点1 ジョンソン QS 負け
5月13日 6回自責点4    城島
5月18日 5回自責点6    城島 負け
5月26日 6回自責点0 ジョンソン QS
6月1日  7回自責点1 ジョンソン QS
6月6日  6回自責点1 キロス QS
6月12日 6回自責点4  ジョンソン
6月19日 7回自責点2 ジョンソン QS
Jarrod Washburn Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

ジョンソン 57回自責点13 ERA 2.05
バーク   5回1/3自責点6  ERA 10.13
城島    15回自責点10 ERA 6.00
キロス   6回自責点1 ERA 1.50


ポップフライを深追いしたベタンコートと激突したチャベスだが、その後の検査で十字靱帯断裂など重傷が判明。今シーズン絶望となってしまった。レフトをグリフィーにまかせられるわけではないし、岩村同様、たいへん心配である。来期以降の選手生命にもかかわるだけに、なんとか彼本来のプレーができる走力が戻るといいのだが。

ただ不幸中の幸いというか、ロペスの代役で出てきたウッドワードがなかなかいい攻守をみせた。
シアトルは一度ロスターを決めてしまうとなかなか変えないという悪癖があるために城島やセクソンといったチームの不良債権をいつまでも先発させて、最下位になってもそれをやめない。
怪我だらけのスタメンを喜ぶわけではないが、怪我もひとつのチーム改造の機会とポジティブに考えるのは悪いことではないはず。
若い選手にもチャンスを与え輝きを放つように育てるのが、再建チーム本来の仕事でもあるし、ダメな選手はどんどん落としていくべきだ。






damejima at 20:26
「裏口入学のコネ捕手城島のコピー捕手」キロスがDFAになって、「プチ城島問題」である「キロス問題」が解決を見た。
バークは、とうとうキロスとの競争に打ち勝って、第三の捕手としての位置を確保したようだ。この37歳のプレーヤーの感動ストーリーについてはアメリカの地元などでは結構触れられているが、日本ではほとんど触れられていない。煮ても焼いても食えないダメ捕手に関わっているばかりでは、せっかくの好素材も活かせない。もったいないことだ。
A journeyman catcher in twilight of his career, Burke has a day to remember - Sports - The Olympian - Olympia, Washington
6月7日記事でも言ったように、再コールアップしてホームランを打ったときのバークのバットスイングのシャープさ、走塁の切れのよさは、とてもかつての鈍足ぶりではないし、マイナーでくすぶってやる気をなくした選手のものではなかった。
心から彼におめでとうといいたい。よほどマイナーで心してトレーニングに励んでいたことだろう。
Seattle vs. San Diego - June 16, 2009 | MLB.com: Gameday

この間のキロスとバーク起用の逆転劇にまつわる複雑な展開を軽くまとめておく。


「キロス問題」決着までの経緯

第1期 城島骨折直後
(正)ロブ・ジョンソン (控)キロス
 
5月25日 城島骨折。ロブ・ジョンソンが正捕手に
5月26日 キロス、2Aからコールアップ
5月31日 キロスがアウェイLAA第3戦に初先発、負け。
       アウェイでのLAAスイープを逃す


第2期 ロブ・ジョンソン不在でバーク、キロスの混在
(実際にはほぼ(正)バーク (控)キロス)
6月7日 ロブ・ジョンソン左足の軽い怪我で休養
      バーク、3Aから再コールアップ(スターク投手DFA)
6月7日 バーク、通算3本目のHR ベダード5勝目
6月9日 バーク先発
6月10日 バーク先発 ヘルナンデス6勝目
6月11日 地元紙シアトル・タイムズ
      「コロラド遠征でバーク、マイナー落ち」と推定記事
6月12日 ロブ・ジョンソン怪我から1日だけ復帰。
      すぐに忌引休養
6月13日 バーク先発
6月14日 デーゲーム、キロス先発。
      バルガス、キロスとのバッテリーに不満漏らす
6月16日・17日・18日 パドレス3連戦で、バーク3連続先発

第3期 ロブ・ジョンソン復帰とキロスDFA
(正)ロブ・ジョンソン (控)バーク

6月19日 ロブ・ジョンソン忌引から復帰。キロスDFA(戦力外)
6月20日 ロブ・ジョンソン先発。
      バルガス「勝利はロブ・ジョンソンのおかげ」 
6月21日 デーゲーム、バーク先発。ひさびさの貯金1



今になって振り返ると、バークとキロス、どちらがロスターに残れるか、についての分かれ目はたいへんにシーソーゲーム的展開だったと思うし、また同時に、ロブ・ジョンソンと城島のどちらをとるか、シアトルはどうやって勝つチームに脱皮していくのか、という問題に直接つながっている重要な問題だった。


第1の分岐点は、5月25日城島骨折の直後、正捕手についたロブ・ジョンソンのバックアップに、4月に4ゲームに先発(2勝2敗)した3Aのバークでなく、2Aのキロスを抜擢したことだ。
バークを呼ばなかった理由は定かではない。だが少なくとも、5月末の時点では、首脳陣はバークよりキロスを優先していたわけだ。
このブログとしては、キロス優先の理由は「打撃」だろうとしか考えられない。
4月の出場4ゲームで13打数1安打だったバークの打撃より、キロスのバッティング面に期待したのではなかろうか。実際、キロスはメジャー先発4ゲームで14打数4安打、出場全ゲームでヒットを打った。
だがこのブログで再三指摘しように、キロスの投手を引っ張っていく能力については全くクビを傾げざるを得ないもので、まるで「城島のコピー捕手」のような単調さだった。後になってキロスのリード面の問題をバルガスが明確に指摘したのは、その表れである。
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2009年5月31日、通算CERA5.51のキロスは6回裏以降「城島そっくり」の大炎上ぶりで、LAAスイープを逃した。
2009年6月6日、キロスの単調なリードを予測する。


第2の分岐点は、ロブ・ジョンソンの怪我と忌引。
ロブ・ジョンソンが怪我で休んだ数ゲームも、忌引で休んだ数ゲームも、どちらもナイターはバーク、デーゲームはキロスがマスクをかぶっている。
だから、後になって見れば、最初からバークが第3の捕手扱いで、バークとキロスの間には競争はなかったという見る人もいるかもしれない。
だが、チームの首脳陣にはじめはキロス優先の空気があったことは、城島骨折後にバークを呼んでないことからも、事実だ。
6月22日現在、シアトルタイムズの6月11日記事の「インターリーグのコロラド遠征では、バークをマイナーに落とすのではないか」という部分は綺麗に削除されてしまい、いまは残っていない。まぁ、おそらく、記事の誤りを認めて削除したのだろうが、コロラド遠征直前まで、首脳陣の中にバークは第4の捕手でいいじゃないか、という空気があったからこそ、この記事は書かれたのだと考える。
削除前 こちら
削除後 Mariners | Russell Branyan's mammoth homer lifts Mariners back to .500 mark | Seattle Times Newspaper
もし、このコロラド遠征に際してロブ・ジョンソンの身内のご不幸がなければ、この3戦の先発捕手はロブ・ジョンソンが最初の2試合マスクで、3戦目がキロスかバークだったわけだが、そうなったときに、バークが選ばれていたかどうか。
6月9日のゲームの内容などは、バークのリード面の内容もけして良くはなかった。コロラド遠征の第2戦でバークが先発からといって、キロスより優先されたという記事を書くわけにはいかなかったし、この時点はキロスに第3の捕手を奪われる可能性は消えてはなかった。
2009年6月7日、苦労人バークはホームランでベダードに5勝目をプレゼントした。(2007年ポストシーズン行きが懸かった夏の、城島のあまりに悲惨な打撃成績つき)
2009年6月10日、ヘルナンデス7回QSで6勝目、バーク2007年の感じをやや取り戻す。
2009年6月9日、バークは不可解にも4月29日LAA戦以上の単調なゲームを再現した。
2009年6月11日、オルソンの神経質なピッチングを通じて、城島の「コーナーをつきたがる配球の欠陥」を考える。
2009年6月11日、城島DLからわずか2週間、4カード連続勝ち越しでついに勝率5割、2位に浮上した。(城島DL後の全成績・捕手別データつき)
2009年6月14日、城島・セクソンがゴーストとして復活したシアトルは、コロラドでスイープされた。

第3の分岐点は、パドレス3連戦。
この3連戦ではロブ・ジョンソンがいないこともさることながら、ただでさえ得点力が低いシアトルにとって、インターリーグで投手が打席に入らなければならなくなることで、さらに得点力がなくなることが大問題だった。
多少の失点には目をつむって打撃のまぁまぁなキロスに捕手をまかせるのか、それとも投手との関係のいいバークをとるか。首脳陣は最終決断を迫られた。
ここでシアトルが選択したのが、バークだった。
多少捕手のバッティングが良かろうが、ゲームに負けては何もならない。まさにリーズナブルな選択である。
この時点で、ロブ・ジョンソンが復帰して以降はキロスが落とされることが確実になった。実際サンディエゴの3連戦ではバークは11打数ノーヒットに終わったが、チームは2勝1敗とカードを勝ち越して、ホームに帰ることができた。
チームは打てる人が打てば、それでいいのである。



こうして「プチ城島問題」である「キロス問題」には約1ヶ月で解答が出された。「捕手に何を求めるのか」。それが明確になったのが「プチ城島問題」の成果である。

シアトルというチームが何を選手に求めるべきなのか。どういう勝ち方を目指すべきなのか。それが、この「プチ城島問題」に明確に表れている。

シアトルは当初バークでなくキロスを最初選んでしまい、せっかくの記念すべきアウェイでのLAAスイープという偉業を逃してしまうことになった。
だが、今後はグダグダとした迷いはいらない。
マウアーのようなスーパーキャッチャーでもない限り、マグレのバッティングに目を奪われる必要など全くないことが、これで首脳陣もわかったことだろう。

バークに逆転ホームランを食らう形でキロスはDFAになるわけだが、それは「ダメ捕手に打撃でのわずかな貢献を求めて失点に目をつむる選択」がチームにとって大きな誤りだったことを首脳陣が認めたことでもある。
もちろんその判断は今後のダメ捕手城島にも間違いなく及ぶはずだ。

ただ、もし仮にこの「キロス問題」が、「城島問題」を考える上で首脳陣が故意に作った「実験」だったとすれば、結果は「城島不要」と出たわけで、この「実験」そのものはなかなか優れた出来栄えではあった。
だが、それを試合で実行することはない。頭の中で考え、ゲームを見ていればわかるはずの、まったく不要な「実験」である。キロスを2Aから抜擢することで失った数ゲームがもったいなさすぎた。

damejima at 19:25

June 16, 2009

さて、(2)では、「バルガスのキロスのサイン通りで打たれました発言」を荒っぽいが訳してみようと思うのだが、このインタビュー、どういうわけか、いろいろとややこしい。
できるだけ複雑にはしたくないのだが、どうしても疑問点、矛盾点、背景を指摘しつつ読んでもらわないと、面白くないし、バルガスの真意や、こんな記事をわざわざ書いたジム・ストリートの真意、さらには一番問題な「今、投手陣たちが捕手に抱いている感情」が理解できなくなる部分が多い。「城島問題」によるチーム崩壊の場合に、この手の感情を首脳陣が理解できなかったことが崩壊の基礎になっただけに、軽率な対応はできないと思わないと、後で痛い目をみると思う。
ブログ側からの指摘部分、付け加えた部分が多いが、色分けして、できるだけ読みやすくはしてみた。ご容赦願いたい。

とにかく、バルガスは1投手として、言い訳じみた、ちょっと情けない部分もないではない自己主張ではあるが、はからずも監督ワカマツに重い宿題をハッキリとつきつけることになってしまった。
Rainy, fateful fifth costly for Mariners | Mariners.com: News


Manager Don Wakamatsu said Vargas "from the start wasn't in a groove, and I think he went away from his game plan quite a bit. What I mean by that is that I thought his changeup was his best pitch, and he got hurt a couple of times on breaking balls and sinkers down and away. Giving up 14 hits and three walks to this club is not going to lead to winning."
監督ワカマツはバルガスについてこう語った。「最初からあまり好調ではなかったし、彼(本来)のゲームプランからどんどんそれていってしまったと思う。というのはね、僕は彼のベストピッチはチェンジアップだと思ってたんだが、(コロラド第3戦での)彼は外角低めのカーブとシンカーで何度も痛い目にあっていた(=同じコースの似た球筋の球種を、連打されていた)。ヒット14本とフォアボールを3つもコロラドに与えてちゃ、勝ちにはつながらないよ。」

ブログ注
あまり人前で話すような言い方ではない。監督ワカマツのバルガスに対するイライラぶりがかなりダイレクトに伝わってくる。彼はバルガスの何にイライラしているのか、まずそこが問題だ。
ワカマツの話の流れではあたかも「バルガスが14本ヒットを打たれた」ようになっている。だが実際には、2本少ない12本である。
なぜこんな間違いをしたのかわからないが、次のセンテンスでライターのジム・ストリートがわざわざ「12本」と本数を書き換えてまで訂正しているところを見るかぎり、意図はわからないが、ワカマツが「14本」と発言したのはどうも間違いないようだ。監督ワカマツが頭に血が上って敗戦をバルガスに押し付ける発言をした、と受け取られてもいたしかたないとしか思えない。
またワカマツは「バルガスが外角低めの変化球ばかり打たれた」ことを批判しているが、後の文章でバルガスは「キロスのリードどおりに投げた」と、弁解というか、反論というか、主張している。(笑)
だが、これもシアトルでよく初回などのピンチではロブ・ジョンソンがベンチを見ている。これが守備位置についてのサイン出しならともかく、配球のサインもあるとしたら、バルガスのコロラド戦でどのくらいベンチからサインが出たのか、それによって話も違ってくる。キロスが新人なだけにベンチがかなりサインを出したということがないともいえない。
また監督の発言の中でヒットの本数を間違えたことをジム・ストリートが故意に直さずに書いたのは、明らかに「バルガスが指摘したかった捕手キロスの問題」を故意にクローズアップするためである。



Vargas (2-2) surrendered 12 of the hits and admitted after the game that he should have thrown more changeups.
バルガス(2勝2敗)はヒットのうち12本を喫し、試合後には「もっとチェンジアップを投げるべきだった」と認めた。

ブログ注
このブログでは既に「チェンジアップ押し付け」問題というカテゴリーを用意し、既に数本の記事を書いている。どうも今シーズンは「チェンジアップ」が、長打の被弾や、投手と捕手の配球面の揉め事など、なにかとトラブルの原因になっているような気がしてならない。ただ、残念なことに、それが根本的にはどこから指示が出ているかなど、今はまだ詳しいことは何もわかっていない。



"The changeup has been a good pitch for me, and I should have been smarter than that and shake to it," Vargas said. "I probably could have gotten out of that [fifth] inning."
「チェンジアップは僕の得意球だ。僕はもっと強い気持ちで臨むべきだったし、サインに首を振るべきだった。」とバルガスは言う。「(もしチェンジアップを混ぜた自分の得意パターンの配球をしてたら大量失点の5回の)あのイニングはもしかするとうまく切り抜けられたのかもしれない。」

ブログ注
昔ディッキーがトリー・ハンターに長打を打たれて、まったく同じ発言をしている。「ハンターは僕の得意球のナックルに手を焼いてた。ストレート投げて打たれたけど、やっぱり得意球なげときゃよかった」
よくロブ・ジョンソンの記事で書くことだが、ロブ・ジョンソンは打者のインコースを勇気をもって使いつつ、組み立てるのが上手い。つまり「逃げばかりではない」。また、ベダードのカーブなど、投手の得意球も把握し、計算に入れて組み立てるから、投手はサインどおり投げてもQSできる安心感があるだろう。

対して裏口入学のコネ捕手城島は、ランナーが出ると、投手が誰であろうと、得意にしている球種が何であろうと、アウトコース低めにスライダー系を投げさせようとしたり、アウトコースのギリギリにストレートを投げさせようとする。つまり「ひたすら逃げる。でも打たれる。四球の山を築く。投手の自尊心が傷つく」。この差が大きい。キロスも同じだ。
どうなのだろう。バルガスが本当に言いたいのは、捕手に従うかどうかという単細胞な瑣末な問題ではないような気がしてならない。結局は捕手とベンチがどう投手のアイデンティティを大事にするか、という問題でもあるのだが、これがワカマツ監督に伝わっているかどうかは、よくわからない。残念なことだ。
得意球のチェンジアップさえ投げさせておけばバルガスのプライドは満たされる、とかいう単純なものでもない。
ちなみに細かいことだがsmartという単語の訳に迷って、打球が強いことをsmartというのにならった。正直これでいいかどうかはわからないが、大意に影響はない。ただ「頭がいい」と訳しただけでは通じにくいと思っただけのこと。



The fact he was pitching to rookie catcher Guillermo Quiroz also was a factor.
彼が新人キャッチャーのキロス相手に登板したことも、(今日のバルガス登板失敗の)要因となった。

ブログ注
日本のスポーツ新聞などでもそうだが、記事の中で、「記者の主観」と「選手の実際の発言」を織り交ぜて、全体をひとつのストーリーにまとめることは多々ある。この文なども、「打たれたのは、捕手キロス相手に投げたことに要因がある」と「バルガスが言っている」と、わざと書きそえることもできたはずだ。だが、ライターのストリートは、そうは書いていない。当然のことながら、ライター側にある種の「バルガス発言への同意」のようなものがあると考えなければならない。



"We haven't worked all that much together," Vargas said. "When you get into a pattern of shaking, shaking, shaking, it slows the game down. I tried to execute the pitches I was throwing."
「僕らはまだ一緒にたくさんバッテリーを組んできたわけじゃない。」とバルガスは言う。「サインを拒否しまくるパターンになっちゃうと、ゲームはダラけてしまう。僕は投げるとき、(キャッチャーのキロスから指示されたコース・球種を)指示どおりにしようとしてたんだ。」

ブログ注
さて問題の箇所だ。バルガスはどうやら「サインを拒否しまくりたくなるほど、サインがあわなかったようだが、我慢した」らしい。我慢など意味がないのだから、しなければいいのだが、バルガスは我慢した。
次回登板に向けてバルガスの意図はどこにあるのか。さまざまにとれる。「次回誰が捕手であっても、サインには首を振らせてもらうよ」という意思表明ともとれるし、もっと突っ込んで言えば、「もうキロスを捕手には投げたくない」という強い拒絶感ともとれる。
もちろん2008年のウオッシュバーンがそうだったように、投手が「特定の捕手のサインどおり投げて打たれて後悔した」と発言したところで、その後、捕手を指定してまで登板させてもらえるかどうかは未知数である。意思の強いベダードは城島相手にはほぼ登板しなくていいことになったが、人のいいウオッシュバーンはそうはいかず敗戦を繰り返した。
こういうチームメイトについての批判めいた発言はあまりアメリカのプロスポーツでは公然とされないことが多いものだ。だが、今回、こうして公然と発言したからには、例えば「テンポよくキャッチャーのサインどおりに投げたつもりが、ボコボコに打たれまくって、監督にあれこれ批判されるくらいなら、自分の思った通りに投げさせてくれ」、または「なにも納得いかないサインしか出せないヘボなキャッチャーに指図されてまで登板など、したくない」などという強い意思が多少なりともバルガス側にあるのは確かだろう。
それにしてもわからないのは、シアトルがメジャー球団なのに、どうしてこうも「投手に気持ちよく投げさせようとできないのか」、ということだ。まぁ、城島なんかを3年契約してしまう球団だから、しょうがないか。



The way the rotation is currently set up going forward, Vargas' next start will come next Sunday, giving him an extra day's rest.
ローテーションは今は先延ばしされつつある。バルガスの次の登板は、彼に1日休養を与え、(予定されていた土曜ではなく)次の日曜になる模様。

ブログ注
ここも問題の箇所だ。バルガスの次回登板が6月21日の日曜ということになれば、球を受ける捕手はデーゲームなので「控え捕手」になる。今週末にロブ・ジョンソンが正捕手に復帰してくる予定だから、控え捕手として日曜にバルガスの球を受けるのは、「バーク」なのか、「キロス」か。
もしキロスがまたバルガスの捕手を勤めることになれば、当然、バルガスはふてくされる。
監督ワカマツがそれでもバルガスに「城島のコピー捕手」であるキロスを押し付けるのか。それともバークで実験して「様子を見る」のか。たぶんバークになるとは思うが、それだと、そもそもコロラド戦を前に「バークをマイナーに落として捕手は3人体制にしない」と思っていた首脳陣の思惑をバルガスが壊す結果になる。問題はそこにもある。監督ワカマツのイライラである。
この監督、どうも「実戦で実験ばかりしている」ような気がするのは、気のせいなのか?ゲームで試さないで、ゲームの前に頭を使うわけにはいかないのだろうか。



"Vargas is a guy who didn't throw at all last year [because of injury] and it might be a good idea to back him up," Wakamatsu said. "We'll see. But really, since that game in Anaheim, he hasn't looked as crisp."
Wakamatsu was referring to his outing against the Angels on May 29, when Vargas allowed two runs over 6 1/3 innings. "Our job is to figure out what's different about that game in Anaheim, where he was as good as you can get," the manager said.

バルガスは(怪我のために)去年全く投げてないからね、(バルガスの体力面に配慮して休養を与えるのは)彼をバックアップするにはいいアイデアかもしれないね。」とワカマツ。「様子は見てみるよ。でも、ほんと、彼はアナハイムでのゲーム以来、しゃきっとしてないな。」
ワカマツが引き合いにだしたのは、5月29日の(ロブ・ジョンソンがキャッチャーを務めた)対エンジェルス戦の登板。バルガスは6回1/3を投げ、2失点だった。
「我々(監督やコーチ)の仕事は、彼が(ロブ・ジョンソンとバッテリーを組んで)かなりいい感じだったアナハイムのゲームが(今日キロスとのコンビで失敗したゲームと)どう違うのかを明らかにすることだ。」

ブログ注
この部分でのワカマツ発言には、正直言って、かなりガッカリさせられた。たぶん、シアトル投手陣も、このワカマツ発言には相当がっかりしたのではないかと想像する。
アナハイムでのLAA戦のキャッチャーは、もちろん我らがロブ・ジョンソンだ。バルガスだって言いたいのは「あのLAA戦とコロラド戦では、キャッチャーが違うじゃないですか?なんでそこがわからないの?」という部分が多々あるはず。
「ロブ・ジョンソンなら、サインに首を振らなくても、十分QSさせてくれたぜ?」というわけだ。

どうも
もしかすると監督ワカマツは、アナハイムで、あの強豪LAA相手にQSしたバルガスと、コロラドでボコボコにされたバルガスの違いが、どこにあるか気がついていない(もしくは半信半疑な)ような気がする。
それは、チームがなぜ勝っているか、また、負けているか、要因factorを把握していない、という意味になる。ジム・ストリートが文中でfactorという単語を使ったのは、そういう意図が隠れていると見た。

だから、以前の記事で書いたように、キロスをコロラドに連れていこうとしたりするのだろうか。せっかくの捕手出身監督だというのに、こんなものなのだろうか。
Mariners | Russell Branyan's mammoth homer lifts Mariners back to .500 mark | Seattle Times Newspaper

バルガスは「テンポ重視で、自分の投げたい球でない球ばかり要求してくるキャッチャーのキロスのサインを、我慢我慢で、キロスの言う通り投げてみたら、ボッコボコに打たれました」と、ちょっと肩を怒らせ気味に話した以上、「監督、キャッチャーの違いなんですよ、キャッチャーの!」と言いたい部分があるわけだ。
もちろん、ライターのジム・ストリートだって、この記事を書くにあたって、バルガスに多少はシンパシーを持って書いているからこそ、「バルガスの登板失敗の要因には、キャッチャーのキロスもある」と書いているわけだ。

「監督・・。なんでわからないの?おれたち投手陣は、やっぱ捕手によって全然代わってしまうことはわかってるんですよ?陰では、みんな言ってるんですぜ?」監督ワカマツがこんなふうに言われてないといいが、さて、どうだろう。


damejima at 14:11
昨日のゲーム終了後、キロスが「城島コピーのような単調すぎるキャッチャー」であることを指摘しつつ、シアトルの首脳陣が「コロラドに連れていく控え捕手をどうやらバークではなくキロスにしようとしていた」ことなどについて記事を書いて、後は所要でブログを放置していた。

翌日になって公式サイトのある記事を見て、いつもの通り「やはり自分の思った通りだったな」と、ほくそ笑んだ。
公式サイトによれば、コロラド第3戦のバッテリーについて監督ワカマツは「アウトコース低めの変化球ばかりを痛打されていること」を批判し、また、投げて負け投手になったバルガスは「捕手キロスのサインどおりに投げて後悔している」と自分を責める形で、捕手のリード内容を批判した主旨の記事が掲載されているのを、今日になって知ったのである。
Rainy, fateful fifth costly for Mariners | Mariners.com: News
注:粗訳は、2009年6月14日、新加入投手バルガスは、「城島コピー捕手」キロスが出したサイン通り投げ、打たれまくったことを心から後悔した。(2)に掲載

このブログの「時系列にそって読む『城島問題』」というタイムライン記事を理解してもらっている人は、シアトルというチームでこの種の記事がでてくる意味は、もう説明しなくてもわかるはずなので、ここから先、読み飛ばしてもらってかまわない。

シアトル投手陣から「捕手のサイン通り投げたことを後悔した」というたぐいの発言が出るのは今回が初めてではない。
むしろ、「またか」という感じだ。
2008年以前から実は存在していた「城島問題」がようやく表沙汰になったのは2008シーズンだが、この年の「城島問題」のブレイク直前に、しかも、ウオッシュバーンディッキー、2人の投手から連続して今回のバルガスとソックリの発言が、発言が飛び出して、その後の「城島問題」の騒ぎにつながっている。

2008年4月15日、ウオッシュバーンは「城島のサイン通り投げた後悔」をクチにした。
2008年4月19日、新人投手ディッキーすら後悔をクチにした。

今回バルガスがキロスのリードについて語った記事で、すでにこのブログで何度も「キロスは城島と同じタイプ、城島のコピー捕手」と語ってきたことが事実として裏付けられた。
2009年5月31日、通算CERA5.51のキロスは6回裏以降「城島そっくり」の大炎上ぶりで、LAAスイープを逃した。
2009年6月6日、キロスの単調なリードを予測する。
2009年6月14日、城島・セクソンがゴーストとして復活したシアトルは、コロラドでスイープされた。


さて、問題のバルガス発言だが、
この記事は実際、かなりややこしいので、何度かに分けて記事にする。


まず、バルガス発言をきちんと読むためには、地元紙シアトルポストによる、下記の記事を必ず読んでおいてもらいたい。
Mariners manager Don Wakamatsu indicated before Thursday's game that one of his three catchers ― likely Jamie Burke ― would be sent back to the minors, while a pitcher would be called up.
Mariners | Russell Branyan's mammoth homer lifts Mariners back to .500 mark | Seattle Times Newspaper
次カードのコロラド遠征にあたってシアトルは捕手3人の帯同はせず、ジェイミー・バークがマイナーに落ち、ピッチャーを1人上げてくる模様だ、と、記事は推定している。つまり、バークをマイナーに戻し、しばらくはロブ・ジョンソンとキロス、2人捕手体制で行く、という意味だ。
この「キロスとバークの選択では、首脳陣はキロスを優先していたらしい」というポイントはたいへん重要なので、必ず頭に入れておいてもらいたい。
(もちろん、記者ベーカーの推測記事なのだから、「キロス優先」という話自体が間違っている可能性もないわけではない。だが書いたのが、シアトルマリナーズに深いコネクションを持つので有名で、ジャーナリストタイプの記者ベーカーであり、彼が具体的な取材ソースもなしに書くはずはない。必ずチーム内の誰かは、ベーカーに「キロスを連れて行く」旨の発言をしたのは間違いない)

しかし、ロブ・ジョンソンの配偶者の家族に不幸があった関係で、ロブ・ジョンソンはコロラド遠征を途中で欠場することがわかり、連れていくのは、結局バークも含めて3人の捕手になった。

ちなみに、城島骨折DL後、コロラド遠征直前の捕手3人のCERAは、ロブ・ジョンソンとバークが約2点前後で、キロスひとりが4.33と大きく離されている。
ロブ・ジョンソン
5勝3敗 73回自責点15 CERA 1.85 QS7回
バーク
2勝1敗 26回自責点6 CERA 2.08 QS1回
キロス
2勝1敗 27回自責点13 CERA 4.33 QS1回


2009年6月14日、新加入投手バルガスは、「城島コピー捕手」キロスが出したサイン通り投げ、打たれまくったことを心から後悔した。(2)
に続く。






damejima at 11:42

June 15, 2009

よくよくシアトルはついてない。
まさか城島とセクソンがゴーストとしてチームに復活するとは思わなかった。


ようやく多少アウトラインができつつあったかにみえたモロい「シアトルの守り勝つ野球の形」は、海岸に作った砂の塔が高波にスイープされるかのように、自分からあっさり手放してしまった。
第3戦の9回表最終バッターになったベタンコートが初球をあっさりダブルプレーになったように、このチームのプレーヤーは「すぐに気が抜けてしまう安物のコーラ」のような「炭酸プレーヤー」が多すぎる。
Seattle vs. Colorado - June 14, 2009 | MLB.com: Gameday


謎解きを先に言えば、キロスは、平凡な打撃だけが売り物の大味な「城島型のコピー捕手」であり、またグリフィーは「四球と、たまに打つマグレのヒットしか期待できないセクソンのコピーのような、クリンアップのバッター」である。城島とキロス、セクソンとグリフィーのデータを比べてみるとわかる。
大量に失点しつつ、打線としては沈黙する、かつての最下位マリナーズの典型的ゲーム運びが、残念ながら、ロブ・ジョンソンのいないところで密かに復活ののろしをあげているのである。
イチロー、ブラニヤン、先発の3本柱とロブ・ジョンソン、このあたりを中心にいくらか上昇の気配をみせた中で、「城島・セクソンのゴースト」が先発ラインアップにこっそりと種をまかれ、葉を出し、復活しようとしている。インターリーグの見通しは暗い。



頼みのロブ・ジョンソンは、ようやく復帰で当然期待したが、配偶者のご家族の交通事故死とかで1ゲームだけで残念ながら再度メンバーからはずれてしまった。(このあたりもやや因縁めいている)コロラド第2戦では、ロペスの2ランで3-3に追いついた流れをロウのエラーとフィルダーズチョイスで潰してしまった。なにせ気分屋が多いシアトルはこれですっかりやる気を無くしてしまい、第3戦を待たずにほぼスイープが決定してしまった。これでも第2戦でミスしまくったロウはデータ上だけは自責点0なのだから、本当に始末が悪い。
第3戦は、ある意味、現状では「城島のコピー捕手」である単調な組み立ての捕手キロスが、これも単調なピッチングの投手バルガスと組んだ最悪のバッテリー。コロラドのデーゲーム・ラインアップにいいように打たれて7失点し、またもや借金を3つにしてしまった。
2009年6月6日、キロスの単調なリードを予測する。
2009年6月9日、バークは不可解にも4月29日LAA戦以上の単調なゲームを再現した。



シアトルは、3連勝できないチームだ。
だから借金をひとつ減らすのに、1カード3ゲームかかる。3つ減らすには、3カード9ゲームもかかり、時間にして約2週間が必要だ。もちろん、借金を減らした後で負けてもいけない。
そのことを考えれば、コロラドで1勝だけでもしておけばまったく違うわけだから、第3戦の先発捕手はキロスではなく、なぜバークを続けて捕手に使わないのか。
前のカードの終了時に地元紙シアトルタイムズのベーカーの推定記事として、「コロラド遠征ではバークを帯同しない(つまり意味としては、ロブ・ジョンソン、キロスだけを帯同させる)」という指摘があったが、なぜそんなことをするのか、まったく意味がわからないと思っていた。
デーゲームは控え捕手で、とか悠長な言っている場合ではない。キャリアCERA5点台のキロスと、城島DL後CERA2点台のバークとの対比なら、まったくバークのほうがマシだろうに。(実際にはロブ・ジョンソンの義理の母の事故の件がチーム側にわかっていたせいなのか、バークはコロラドに行ったわけだが)
ジャーナリストタイプのスポーツ記者ベーカーだから、推定するからには何か取材ソースがあってのことだろう。チーム首脳陣に「バークよりキロスのほうがマシ」などという判断があるとしたら、その判断には首を傾げざるを得ない。
2009年6月11日、城島DLからわずか2週間、4カード連続勝ち越しでついに勝率5割、2位に浮上した。(城島DL後の全成績・捕手別データつき)


キロス、というキャッチャーについてはこれまでも何度か触れている。
キャリアCERAが5点台中盤とディフェンス面ではとっくに失格プレーヤーで、だからこそ、あちこちの球団を転々としているプレーヤーであり、、よほどオフェンス面がよくないことには使えないのが特徴であることがだんだんわかってきた。
キロスは「出たら、人並み以上に打ってくれるのでなければ使う意味がない捕手」、別の言い方をすれば、、「打撃は他の捕手に比べて少しだけマシな程度であって、大量失点は覚悟しないといけない欠陥のある捕手」であって、NYYのポサダやコネ捕手城島と同じ、雑で大味なタイプなのである。
Guillermo Quiroz Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN
2009年5月31日、通算CERA5.51のキロスは6回裏以降「城島そっくり」の大炎上ぶりで、LAAスイープを逃した。
2009年6月6日、キロスの単調なリードを予測する。



最近よく、メジャー最低貧打のシアトル打線の改善策として、「打撃の多少マシな城島に早く復帰してもらいたい」などと、馬鹿馬鹿しい意見を見るが、とんでもない話だ。
現状キロスは、数字上明らかに、既に「城島のコピー捕手」なわけで、ただでさえ得点力のないシアトルはこんな捕手がチームに2人もいたら大量失点の連続で、いとも簡単に崩壊してしまう。
もしかして、そのへんのキャッチャーの能力の良し悪しの判断についてそもそもチームの首脳陣がわかってないとしたら、それはヤバすぎる。裏口入学のコネ捕手城島は、「投手のリード、ゲームの組み立てに強引に介入して混乱を招きやすクセに、コミュニケーション能力のないために対立とイライラを投手に与え続ける異常なキャッチャー」であって、メジャー他球団の普通の意味のキャッチャーではない。
今日のゲームでもわかるように、大きくリードを許したゲームで、城島本人、または、「城島コピー捕手」が1ゲームに1本や2本のシングルを打とうが、打たまいが、チームは負ける。
そんな.280や.250で7点も8点も失う捕手など使うより、失点そのものを減らさないと意味がない。
城島も、「城島のコピー捕手」キロスも、シアトルでは起用する意味がない。


城島・キロス比較(2009年シーズンデータ)
城島とキロスなら、打率のいいキロスを使うほうがずっとマシ。
キロス
打率.286 CERA 5.00
城島
打率.259 CERA 4.89


どうもワカマツは監督としての経験不足のせいなのかどうか、選手起用はまだまだゆるいように感じるし、インターリーグへの対処もどうかと思う。

例えばイチローの前の8、9番打者が走者として出れば、イチロー、ブラニヤンが走者を帰す「裏クリンアップ」になるという特殊事情にあるのは、今年に限らずシアトルの打線では毎年起きる現象で、シアトルの常識だ。9番に昔ならベタンコートを入れていたのは、そういう意味だ。
だが、ワカマツは、9番は一番打てない選手とかいう常識にとらわれているのか、インターリーグの打順9番に投手を置き続けている。

またライト側はスコアボードがあってホームランにはなりにくいクアーズ・フィールドで、ワカマツはレフトをグリフィーに守らせ、また捕手キロスに左バッターのアウトコースを攻め、右バッターのインコースを攻めさせたりするのは、まったくもって見当違いだと思う。
ここは明らかに、ライトのイチローの堅守を信頼して、ライトに打たせるような配球にすべきなのに、それをしないのはなぜなのか。

もちろん、四球を選ぶ能力しかないグリフィーが明らかに「打率は低いが四球だけ選ぶセクソンのコピーになっている」ことは明らかなのに、5番で起用しつづけていることも意味不明。6番か7番で十分だろう。


チーム首脳やプレーヤーがゲームをどう見て、選手をどう評価するのかという「モノを見る目」のあやふやさ、間違い、目指すものの不一致が、城島、キロス、グリフィー以下のプレーヤーのダメな成績を容認し、チームをぬるま湯にして、築きかけていた「守り勝つ野球」をあっさり手放す一因になっている。
キロスというプレーヤー自体は、どうでもいい。
問題なのは、今後、ロブ・ジョンソンの偉業ともいえる2点台のERAを否定するような意味の行動(例えば、あまりに打てないからといって、正捕手城島、控え捕手をキロスにするようなこと)があれば、このチームは間違いなく最下位行きだ。

まったくこのチーム、どれだけ野球や合理的なモノの見方をわからない人がやっているチームだろうと思うことは多い。「ダメなものをスッパリ切る」、そのくらいの簡単な合理性が、メジャーの球団にしてはあまりにもできない。マリナーズという球団はあまりにも合理性が無さ過ぎて、まるでメジャーっぽくない。


城島DL以降の捕手成績比較(1)
(コロラド遠征前)
ロブ・ジョンソン
5勝3敗 73回自責点15 CERA 1.85 QS7回
バーク
2勝1敗 26回自責点6 CERA 2.08 QS1回
キロス
2勝1敗 27回自責点13 CERA 4.39 QS1回

城島DL以降の捕手成績比較(2)
(コロラド遠征後)
ロブ・ジョンソン
5勝4敗 79回自責点19 CERA 2.16 QS7回
バーク
2勝2敗 35回自責点9 CERA 2.31 QS1回
キロス
2勝2敗 36回自責点20 CERA 5.00 QS1回



バルガスの登板 捕手別比較
ロブ・ジョンソン
5/29 LAA 5-2 WIN
2009年5月29日、ロブ・ジョンソン、バルガスを6回1/3QS、ホワイトを2試合連続ホールドに導いてLAA撃破、連勝を果たす。
6/3 BAL 3-2 WIN
2009年6月3日、ロブ・ジョンソン強肩披露、6回2死2、3塁、9回無死1塁でランナーを刺し、サヨナラ勝ちに導く。(バルガスの捕手別ERA付き)

バーク
6/9 BAL 3-1 LOSE
2009年6月9日、バークは不可解にも4月29日LAA戦以上の単調なゲームを再現した。

キロス
6/14 COL 7-1 LOSE
2009年6月14日、城島・セクソンがゴーストとして復活したシアトルは、コロラドでスイープされた。






damejima at 10:39

June 11, 2009

さぁ、明日ふたたび勝率5割にトライである。
勝てば、4カード続けての勝ち越しにもなる。大事なゲームがやってきた。シアトルのファンは必ず見るべきだろう。


今日は両チームのセカンドベースマン、ホセ・ロペスとブライアン・ロバーツのバット対決となった。ロペスの2ホーマーで、このところラン・サポート(RS , run support)に恵まれなかったヘルナンデスにやっと勝ちがついた。
ゲームのターニングポイントになったのは、2-0とリードしていたシアトルが1点返された5回裏。今日3安打のロバーツのタイムリーで1点を返された後、さらに2死1塁からマーケイキスに2塁打を打たれた。
1塁ランナーロバーツが生還し同点かと思われたが、しかし、ここでイチローがライトの奥の奥からホームへ、ノーバウンドの大返球。3塁を回りかけるランナーのブライアン・ロバーツをサードベースに釘付けにした。
このイニングでの失点がイチローの「肩」で1点で済んだことが、ロペスのホームランと並んで、このゲームの勝利を決定づけた。


バークは昨日の反省でもしたのか、うってかわって打者にインコースのボールもしっかりと見せつつ、低めの変化球を振らせていた。ことに、6番のルーク・スコットを2三振と仕事をさせなかったのが効いている。明日もゲームがあるが、明日のゲームで、ボルチモアのもうひとりの打線のキーマンであるブライアン・ロバーツをしっかりと抑えることができたら言うことはない。
昨日の記事で「単調すぎる」と評したバークだったが、今日はしっかりと投手を支えるテンションがあり、ホワイト、アーズマも安定そのもので、まったく危なげないゲーム終盤だった。
Seattle vs. Baltimore - June 10, 2009 | MLB.com: Gameday


ヘルナンデスは7回自責点1で、QS達成。ERAがとうとう3.06と、3点を切る直前にまできた。素晴らしい出来である。ヘルナンデスはこれで6勝3敗。3敗のゲームの捕手は全て城島である。
ヘルナンデスの全登板ゲームログ
Felix Hernandez Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN


今日のゲームでヘルナンデスはERAを3.06として、ア・リーグERAランキング7位。ERA3.07で8位の同僚のウオッシュバーンをわずかに抜いた。なおベダードは2.47で4位。
3人ともア・リーグERAランキング ベスト10をキープ。マーベラスな素晴らしい先発投手陣である。
ア・リーグ 投手ERAランキング
(左側下にもリンクあり)
MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders - Major League Baseball - ESPN


ア・リーグ投手ERAランキング
2009年6月10日ゲーム終了時

2009年6月10日ゲーム終了時 ア・リーグ投手ERAランキング


ヘルナンデスの捕手別勝ち負け・防御率
ロブ・ジョンソン 3勝0敗
         41回2/3 自責点 ERA 1.09

バーク     2勝0敗 ERA 0.64
城島       1勝3敗 ERA 7.76


4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS
5月4日  6回自責点6  城島
5月9日  4回自責点5  城島
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS 10三振
6月10日 7回自責点1    バーク QS



damejima at 10:54

June 10, 2009

いったいどうしたと言うんだろう。
このゲームに勝てば5割、という重要な遠征初戦なはずだが。なぜこんなにプレーヤーのテンションが低いのか。エラーとダブルプレーだらけの弱いシアトルに戻りたいのだろうか。
もちろん、勝って5割に復帰してもらいたかった。それは当然だが、負けてもいいから、こういうダラダラしたゲームでなく、きちんと戦う姿勢をみせてほしい。どんなゲームでも粘り強く戦うLAAはこんな消極的なゲーム運びでは追い越せない。
Seattle vs. Baltimore - June 9, 2009 | MLB.com: Gameday

正直、すごく退屈なゲームだった。
負けたから?それもなくはないが、むしろ「単調すぎる」からだ。

攻撃も単調。バッテリーも単調。
なぜこのチームのプレーヤーたちはこんなに簡単にテンションが落ちてしまうのだろう。一昨日のようにホームラン攻勢で勝ったりすると、ついつい元の偏差値の低すぎる野球に戻ってしまうのだろうか。バントしなくてもいいとわかると、とたんに気が緩んでしまうのか。とてもとてもクロスゲームの戦い方じゃない。

ロブ・ジョンソンのゲームにみられる独特のテンションの高さ、小気味いいテンポ、打者と戦う姿勢が、今日のバッテリーには感じられなかった。バークは2007年に応援していただけに残念だ。
こうは言っても、失点3だからもちろん、7点や8点平気で失う城島マスクのゲームよりは全然マシで、投手陣はよくやっているとは思う。だが、それでも6回までの「さんざん逃げ回って、結局、打たれる」内容がけしてよくないことは指摘せざるを得ない。
6回バルガスが変えられてしまう直前のスコットに対する攻めが象徴している。外の球ばかり使っているが、これでなんとかなるものではない。


それでも3失点で踏ん張った投手陣に比べたら、打線は酷いの一言。イチローはさすがの2安打だが、中軸打者はいつものようにポップフライ、ダブルプレー、三振の山、山、山。結局ほとんど仕事ができていない。DHグリフィーの打撃の酷さはもうたいがいにしてくれ、と、言いたくなる。もちろん実現はしないだろうが、こんな打線の現状だからこそクレメントにDHのチャンスを与えてやればいいのに、と思う。せめてグリフィーの打順を、不調のオルティスのように5番(できれば6番)にしないとゲームにならない。


今日のバッテリーはバルガス+バーク。失点は3だから結果はそこそこなわけだが、中身がひどく単調だった。ピッチングがいわゆる「アウトコースへの球の出し入れ」のみに終始してしまっている。この内容では、どうしても打者は目が慣れてしまう。球種には多少変化をつけるにしても、コースは打者にバレているわけだから、長くはもたない。バルガスは5回2/3自責点3で、QSできなかった。
4シーム、チェンジアップ、スライダー。バルガスの球種は限られている。この投球内容ならボルチモアのバッターはある程度、打席で来る球種とコースの両方が予想がついていたはず。
あとは、いつ芯でとらえるか、勝負はそれだけでしかなかったと思う。

何か4月26日にウオッシュバーンの登板ゲームに先発したときのバークのリプレイを見ているかのようだ。バークはおとといのベダードとのバッテリーも、2007シーズンほどしっくりいっている感じではなかった。
2009年4月26日、ウオッシュバーンが潰されたLAA戦、謎の馬鹿リードを解き明かす。



このバルガス、5月29日、ロブ・ジョンソンをキャッチャーに、あのLAAを相手に6回1/3を投げQSして勝っている。あのときは、10日たって投げた今日とは別人のように、冴えもキレもあった。

比べてみてもらおう。

まずは5月29日のバルガスとロブ・ジョンソンのバッテリーの「インコース攻めから生まれた2つのダブルプレー」だ。
2009年5月29日、ロブ・ジョンソン、バルガスを6回1/3QS、ホワイトを2試合連続ホールドに導いてLAA撃破、連勝を果たす。

2009年5月29日 3回裏LAAフィギンズ ダブルプレー3回裏LAAフィギンズの
ダブルプレー


初球インハイのストレート
2球目インローのチェンジアップ

インコース上下に攻めた後、
3球目外のストレートをひっかけさせた

2009年5月29日 6回裏LAAアブレイユ ダブルプレー6回裏 LAAアブレイユの
ダブルプレー


初球、2球目と
インコースをえぐっておいて
3球目の外のストレートで
ダブルプレー

7回裏1、3塁でナポリをうちとった攻めとよく似ている。



そしてこちらが、今日のバルガス。


なにか一見、ボルチモアの打者に「ボール球ばかりを巧打されているのであって、バッテリーのせいではない」ように見えるかもしれないが、そうではなく、配球の大半がアウトコース中心の出し入れなため、打者が常に外寄りの球を待ち構えていたから、ストライクからボールになる変化球でも打たれてしまっているのである。


2009年6月9日 1回ロバーツ ダブル1回ロバーツ ダブル

外低め、ボール気味のスライダー

2009年6月9日 5回ウイータース シングル5回ウイータース シングル

ワンバウンドになりそうなチェンジアップ

2009年6月9日 5回アンディーノ シングル5回アンディーノ シングル

外のチェンジアップ

2009年6月9日 6回ハフ シングル6回ハフ シングル

外のボールになるスライダー
ゾーンからは外れているのだが、外の球を待ち受けていた感じ

2009年6月9日 6回スコット シングル6回スコット シングル

外のボール気味の4シーム
打たれたボール1球だけをとりだして見るなら、アウトローいっぱいをついた「いい球」に見えるが、打者への攻め全体がこれだけアウトコースに偏っていると、たとえどんなにいい球でも待ち構えられて、こうしてヒットされてしまう。
それがプロというものだ。




damejima at 11:54

June 07, 2009

土曜というのにデーゲームでロブ・ジョンソンでなくキロスというので、すっかり気が抜けている。記事も気が抜けたまま書く。今日はかなり適当。まぁ、ゲームを見ながらタラタラ書く。

このキロスという捕手は初めてゲームを見たとき以来、どうも単調さばかりが目についてしかたがない。マウンドのウオッシュバーンとサインがあわずに、もう3度くらいマウンドに行っている。今日はウオッシュバーンはQSできそうにない。

2009年5月31日、通算CERA5.51のキロスは6回裏以降「城島そっくり」の大炎上ぶりで、LAAスイープを逃した。

このあいだ大炎上したゲームで書いたことは、「ランナーを出した直後の初球にストレートでストライクをとりにいったところを連続的に狙われ続けているのに、何を狙われてヒットされ続けているのか気がつかない」という点。

今日はその点は入り(はいり)の球種をバラつかせるようになって多少はマシにはなったが、それでもストライクで入りたがる部分は強い。
2回のハリスのシングル
3回のカシーヤのシングル
4回のクリーディのシングル
どれも、イニング初球や、ランナーが出た直後の初球、四球後の初球、そういうキリのいい場面に、必ずといっていいほどストライクを投げ込んでくることはバッター側がわかっている。そこを狙い打たれている。

要は、もしバッター側に立って言うなら、キロスがキャッチャーのときには「とにも、かくにも、早いカウントで打て。で、ランナーが出たらアウトコースのストレート系1本」と、もし自分が監督なら、そう言う。、

例えば、3回の満塁でのモーノーの初球だが、彼はボールになるスライダーを空振りしてくれたのだが、明らかに初球を狙っていた。スイングのタイミングも、スライダーというよりカッターでも振るようなタイミングでスイングしてくる。やはり、こういう部分はメジャーのスカウティングは早いね。明らかなクセは見逃してくれない。
たまたまモーノーは打ち取られてくれたが、モーノーの狙いはかなり初球、しかもストレート系に集中していた。ボールになるスライダーではなく、もし高めか、内側のストレートだったら大きいのを打たれていたと思う。

とか、書いている間に、レドモンドにタイムリーを打たれた。これだからな。

いくつか特徴をあげれば
・カウントが悪くなると、ストレート系を真ん中に投げさせる
・イニングの初球、ランナーが出た後の初球はストライク
・ランナーが出たらアウトロー一辺倒
こんなところか。前回も書いたが、城島そっくりな部分が多い。

5回先頭には珍しくスプリッターから入った。さすがにイニングに入る球を変えてきたのである。だが、まぁ、ストライクから入るクセはあるようだ。
強打者マウアーは結局インコースのスライダーで仕留めた。城島のゲームを見ているとわかるが、左対左の対戦で、インコースにえぐるスライダーを投げ込むようなことはまず少ない。投げるならアウトローだ。この点では、キロスはまだ城島よりはマシなようだ。
だが、インコースにえぐるスライダーなんていうマネも、ランナーがいないからできるだけのことで、キロスに、ランナーズ・オンで、この芸当ができるとは到底思えない。

おお。イチロー、さすがのタイムリー。同点である。
クロスゲームでの2アウトからのRBIだから、非常に価値がある。

7回表は前の打席でストレート系を狙っているのが明らかなモーノーからの打順。案の定、2球目真ん中高めをセンターの一番深いところまでもってきた。アウトにはなったが、コースといい、調子落ちしてきていないモーノーならスタンドインだったろう。あぶない球だった。いまの得点力のないシアトルでは1点でも失点はきつい。
モーノーにストレート系を大飛球打たれて、ヒヤリとしたのだろう、さすがに次のカダイヤーには変化球ばかり投げている。で、スプリッターをすくいあげられてシングル。世話がない。

なんとか96球で6回が終わった。なんとかQSというわけだ。やれやれ。

シアトルの投手陣というのは、概してストレート系を投げたい投手が揃っている。だからこそ、真っ直ぐ系の球をどう使うか、打者に狙われないですますか、は、シアトルの捕手に求められる重要な課題のひとつだ。
城島を見ていると何年たっても、そこらへんの課題がきちんと整理されたり、相手チームのスカウティングを乗り越えられたりしてない。いつまでたっても同じミスをしては打たれ、投手とギクシャクし、同じことの繰り返しを見せられて、うんざりする。

おやおや・・GameDayこわれやがった。

またもやロペスのエラーからピンチだが、マウアーが討ち取られてくれた。彼をうちとれているひとつの理由は、ストライクから入らないことのような気がする。
イチローなどを攻めるときのオークランドなども、たまにこの「わざと2つボール投げておいてから勝負する」なんてことをやる。打率のいい打者は打つことを優先してくるから、けっこう効くわけだ。

モーノーからの8回。全球スライダー。これは素晴らしい。彼は変化球にいまタイミングあってないからね。ストレートを捨てて勝負したね。ベンチで誰かメモでもとってんな。

9回2アウトからパスボール。内野安打で1,3塁。いかんですな。こういうの。

やれやれ。何とか勝ったが、あの緊迫した時点でサインミスっぽいパスボールとはね。どうもサインが投手ときちんと確認できてないんじゃないか。そんな感じ。疲れるゲームだった。

ただまぁ、ゲーム後半に配球の単調さは多少改善されてたのが収穫。
Minnesota vs. Seattle - June 6, 2009 | MLB.com: Gameday



damejima at 06:17

June 06, 2009

非常に緊迫した締まったゲームだった。クロスゲームを台無しにしたのはもちろんレフトバレンティンのまずい守備だが、延長に突入した時点でレフトを守備のいいチャベスにかえる工夫をしないこと、そして9回裏に8番セデーニョへの代打ではなく9番グティエレスへ代打を出したこと、しかも打てるとも思えないグリフィー、とか、監督ワカマツのこの日の采配には首をかしげるという話はわかる。
"It's a play that I have to make," Balentien said. "I have no excuse to not make that play."
http://seattletimes.nwsource.com/html/mariners/2009307428_mari06.html
グティエレスのスーパーキャッチはもちろん、8回、9回、10回と、ロブ・ジョンソンと内外野の好プレー連続グッジョブで、なんとかもちこんだ延長戦である。もったないことをした。

ロブ・ジョンソンの今日のプレーは公式サイトのリプレイに2つ上がっている。ロブ・ジョンソンの好プレーがMLB公式のサイトに上がるのは、6月3日のボルチモア戦の2つに続くもの。このところ、リード以外の面での好プレーが際立っている。
ロブ・ジョンソンのMLB公式サイトビデオ集
http://seattle.mariners.mlb.com/search/media.jsp?player_id=453531

先発ヘルナンデスは、ロブ・ジョンソンを捕手に7回自責点1でQS。これで今シーズンのQSは7個目。ロブ・ジョンソンをキャッチャーにしたケースのERAはとうとう1.09まできた。そのうち1点台を切るのも目前である。
Felix Hernandez Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

2009年6月5日 ア・リーグERAランキング2009年6月5日
ア・リーグERAランキング
ヘルナンデスは10位

ロブ・ジョンソンは6月、すでに4ゲームで3つ目のQS。

QSは達成できたヘルナンデスだが、しかしこのところのピッチングには「攻め」の姿勢があまり感じられないときが多い。
初球や2球目に投げるシュート回転で外に逃げる球がことごとくボールになってしまうのがよくない。GameDayで見るといちおう4シームという表示にはなっているが、実際には、外にかなりシュート回転して逃げるカットボールのような球が多い。そのため、どうしてもカウントをとりにいってシングルを打たれたり、カウントを悪くして四球を出したりして、ランナーを貯めたりもした。
だが、ピンチに強いのがロブ・ジョンソンのいいところ。後続にタイムリーを許さずに、延長戦にまでもつれる粘り強いゲーム運びをした。
かえすがえすも、もったいないゲームだった。
Minnesota vs. Seattle - June 5, 2009 | MLB.com: Gameday

8回表、本塁突入阻止。
http://seattle.mariners.mlb.com/media/video.jsp?content_id=4896295
ランナーセカンドから、いつも強いスイングをするブライアン・ブッシャーの強烈な当たりはセカンド強襲内野安打。セカンド・ロペスが横にはじくのを見て、セカンドランナーのトルバートがホームをつくが、キャッチャーのロブ・ジョンソンがランナーを思い切り弾き飛ばすほどのホームブロッキングをみせてアウト。

9回表、二塁スチールを刺す。
2アウトからスパンが歩いて、バッターはただいま絶好調のマウアー。カウント1−1になって、ここで痺れを切らしたミネソタベンチが動いて、ランナーがセカンドに走る。ロブ・ジョンソンからのセカンド送球でアウト。マウアーにタイムリーを許さずチェンジ。

10回表、スクイズをウエスト。
http://seattle.mariners.mlb.com/media/video.jsp?content_id=4896937
この回の先頭は前の打席でランナーが盗塁死したマウアーの再度の打席。レフトへの大きな当たりだったが、レフト・バレンティンが完全に目測を誤って2塁打になってしまう。この時点で9回表の盗塁死のプレーはある意味、無になってしまった。モーノー敬遠で、1,2塁。
5番クベルの当たりはセンターへの大飛球。グティエレスが背走しつつ、フェンスを越えるか越えないかの大飛球を超ファインプレーでキャッチ。
http://seattle.mariners.mlb.com/media/video.jsp?content_id=4896903
素晴らしすぎるグティの守備。セカンドランナーはタッチアップで、1、3塁。5番トルバートのところで、またもやミネソタベンチが動いた。スクイズだ。
ここで、なんとシアトルバッテリーがウエスト、ランナーを三本間でタッチアウトにした。素晴らしいプレーの連続だった。

だが・・・。
ここでレフトへの飛球をバレンティンが最初前進して、後退するようなまずい守備でタイムリーエラー。彼は打球判断を今日2つ間違えた。


ヘルナンデスの捕手別勝ち負け
ロブ・ジョンソン 3勝0敗
41回2/3 自責点 ERA1.09

城島       1勝3敗 ERA7.43
バーク      1勝0敗 ERA0.00


4月6日  6回自責点1  城島 QS
4月11日 5回自責点5  城島
4月17日 6回自責点3  ジョンソン QS
4月23日 7回自責点0  ジョンソン QS 完封リレー
4月28日 8回自責点0  バーク QS
5月4日  6回自責点6  城島
5月9日  4回自責点5  城島
5月14日 7回自責点0  ジョンソン QS
5月19日 5回2/3自責点6 城島
5月24日 8回自責点1  ジョンソン QS 10三振
5月30日 6回2/3自責点0  ジョンソン QS
6月5日  7回自責点1    ジョンソン QS 10三振



damejima at 15:04

June 04, 2009

ロブ・ジョンソンが素晴らしい強肩を2度にわたってみせてピンチを2度しのぎ、サヨナラ勝ちに結びつけた。
イチローが27試合連続安打達成し、チームは2連勝。めでたい。イチローの愛犬「一弓」がご主人様の記録達成を見るためにスタジアムにやってくる日はまだまだ先のことになるが、来週から始まる遠征も楽しみだ。

http://seattle.mariners.mlb.com/media/video.jsp?content_id=4862585
http://seattle.mariners.mlb.com/media/video.jsp?content_id=4861881

勝ち投手は、LAA第3戦でサヨナラを喫したアーズマ。疲労から2日の休養をもらったようだが、これで自信を取り戻してくれることだろう。
それにしても、逆転2ランを打っていながら、9回裏1死3塁でイチロー、ブラニヤンと、2人も続けて敬遠の後でベルトレ勝負とは、この打順はなかなか面白い。ベルトレも試合後のインタビューで苦笑いしていたようだ。
Baltimore vs. Seattle - June 3, 2009 | MLB.com: Gameday

最初の場面は6回。

ベルトレの逆転2ランで1点リードをもらいつつ、それなりに好投していたバルガスだったが、週間MVPをとったばかりの好調スコットにタイムリー・ツーベースを打たれて同点にされ、なおも2死2,3塁。
ここで投手が変わり、バルガスはあとアウト2つというところで惜しくもQSを逃したが、ERAは1.93。あのグレインキー並みの数字をキープしているが、この素晴らしい数字を作った捕手はやはりロブ・ジョンソンである。
この一打同点のピンチで、ロブ・ジョンソンがサードランナーのハフをピックオフで刺した。いわゆる矢のような送球というやつ。ロブ・ジョンソンの強肩が再逆転のピンチを救った。
http://seattle.mariners.mlb.com/media/video.jsp?content_id=4862585

May 3 OAK W 8-7 2回1/3自責点0 ジョンソン(延長15回)
May 8 @MIN  L 11-0 1回1/3自責点0 城島
May 12 @TEX L 7-1 5回自責点1   ジョンソン
May 17 BOS  W 3-2 5回1/3自責点1  ジョンソン
May 22 SF   W 2-1 7回自責点1   ジョンソン QS
May 29 @LAA W 5-2 6回1/3自責点2 ジョンソン QS
Jun 3  BAL   W 3-2 5回自責点2   ジョンソン

ジョンソン 33回自責点7  ERA 1.91
城島    1回1/3自責点0 ERA 0.00
Jason Vargas Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN


二度目の場面は同点で迎えた9回表。

クローザーのアーズマが先頭ハフにシングルを打たれ、無死1塁。ここで打席は巧打者モーラ。3−1の厳しいカウントになって、ランナーのハフがスタートを切る。エンドランだ。打者モーラはファウルで、フルカウント。
ここから1塁ランナーのハフは全球スタートを切る。このきつい展開の中で、6球目でバッターのモーラが三振、ロブ・ジョンソンがセカンドに送球し、走者ハフをゆとりをもって刺し、三振ゲッツーでピンチを切り抜けた。
http://seattle.mariners.mlb.com/media/video.jsp?content_id=4861881


今日投げた投手たちは、ベダードやウオッシュバーンのようなERA3点台の安定感のある投手ではなく、9回のアーズマも、LAA戦サヨナラ負けの影響が残っているのか、多少球は上ずっていた。
それだけに、この2つのピンチをロブ・ジョンソンの肩で余計な失点無しに抑えたことは非常に大きく、9回裏のサヨナラ劇の裏の主役はロブ・ジョンソンだったといえる。



ただ、勘違いしてはならないことが、ひとつある。

それは「牽制死、盗塁阻止は、よくも悪くもやはり、たかがひとつのアウトにすぎない」ということだ。

今日のようなクロスゲームなら、ロブ・ジョンソンの2つのアウトは価値がある。たしかに、キャッチャーの肩がメンタル面の弱いシアトルのブルペン投手の気分を楽にして、ゲームを締まったものにしていく効果はある。だが、もしそのアウトがなくとも、投手は打者を抑えることができたかもしれないし、野手のファインプレーでチェンジにできたかもしれない。

そもそもシーズンで捕手の肩でとれるアウトなど、数はしれている。
そんなことのために先発投手に慣れないクイックモーションを強要して調子を狂わせるくらいなら、毎試合5失点しているダメ捕手の失点そのものを減らすために、クビにしたほうがずっと早い。




もしどのゲームでも5失点してしまうダメ捕手城島が、今日のゲームの先発捕手だったとしたら?

コネ捕手城島はロブ・ジョンソンと比べ、常に失点が2点以上多いダメ捕手である。今日のゲームの最終回は、同点ではなく、いつものランナーが出た後の単調リードで、2点以上負けていたはずだ。
2点以上リードされた終盤ともなれば、打撃面では、いくらワカマツがバントが好きでも、細かいバッティングやバントを打者に要求できっこない。これが城島が捕手に復帰した5月に突然シアトルの打撃が2008シーズンのような粗い馬鹿バッティングに戻ったメインの理由だ。
また投手起用でも、アーズマやケリーなど登板させられるわけがない。それどころか、登板するのは並以下のブルペンか敗戦処理投手になるから、2点リードされるどころか、終盤さらに失点し、もっと酷い惨敗スコアだった可能性は高い。
仮に1つや2つ牽制や盗塁阻止でアウトにした程度では、城島が先発するゲームの場合は惨敗ゲームにしかならない。勝てるわけがない。

肩の強さが本当の意味で活かせるのは、ロブ・ジョンソンがやっているようなクロスゲームだ。締まった展開でないと意味がない。グダグダな大量失点ゲームしかできいない城島の場合、肩などなんの意味もなさない。


また、この期に及んで打者としての城島に期待する野球音痴の馬鹿がいまだに存在するようだが、このダメ打者にして、どんなゲームでもヒトより2点失点するダメ捕手でもある城島を、打撃面での理由で先発で使うなど、とんでもない。ありえない。
ダメ打者城島の打撃がメジャーで長打を量産できる代物ではないことなど、この3年でとっくに証明された。
また、四球を選んだりシングルヒットを重ねることで、高いOBP(出塁率)でチームに貢献できるタイプでもないことくらい、とうの昔に、NPB時代に既に証明は済んでいる。
城島が盗塁を数多く刺したといわれる2007年、このダメ打者がシーズンにいくつ併殺打を打ったか?ア・リーグ最多クラスの20を越える大量の併殺打を打って、40以上のアウトを量産したのだ。30や40、盗塁を阻止したところで、帳尻すらあわない。それに他の捕手との差など、数える程度の差しかない。


控え捕手の出るゲームを除いた100ゲームで、「城島が毎試合絶対に2点ずつ打点を挙げられる。100本ホームランを打てる」とでもいうのならともかく、毎試合ヒトより2点ずつ多く失点するようなコネ捕手をゲームに出す必然性など、最初からどこにもない。
それどころか、このダメプレーヤーをゲームに出さないことでチームが「あらかじめ約束された失点」を大きく減らすことが、シーズンを「普通に」戦える第一歩だ。

この先、こんな捕手を正捕手に復帰させるようでは、万年最下位、永久Bクラスは確定してしまうのである。



damejima at 13:56

June 01, 2009

まだ試合は終わっていない(8回)のだが、現在臨時に控え捕手になったキロスという捕手の過去の成績を初めて眺めてみた。いろいろなチームを渡り歩きながら、結局、通算CERAでは5.51と、ちょっと酷い数字が残っている。
大きなピンチの場面を見るまでは、ソツなくこなしているようにみえるので「なぜ5.51なんだ?」と疑問がわくのだが、6回を見たとたんに「あぁ、だから5.51なんだな」と、過去のひどいCERAに納得がいく、そういうキャッチャーである。城島ソックリの大炎上ぶりだからだ。
キロスなどではなく、クレメントをなぜ捕手として上げてやらないのか。

まとめた結論を先にいうと、ピンチになると頭の中が真っ白になる城島のようなタイプの捕手であり、別人のようにリードがひどく単調になってしまう。だから正直、今後のキロスにはあまり期待していない。結局この捕手については第一印象だけを書いておく。
Guillermo Quiroz Stats, News, Photos - Seattle Mariners - ESPN

5回までの「高低」の個性的な攻め
オルソンはなかなか好投していた。
オルソンはストレート・スピードがたった90マイルくらいしかなく、球が概して高い。球威があるタイプではない。
にもかかわらず、オルソン=キロスのバッテリーはその「高い球」をかえって武器にして、立ち上がりから「高低」に投げ分けることで打者をかわしていった。変化球も、曲がりの大きい球を使いたがる。「高低の落差」を見せたいからだ。
この「高低」をピッチングの組み立てのベースにする捕手というのは、ここ数年のシアトルの捕手にないタイプだけに、なかなか面白くゲームを見ていることができた。
ただ、課題は、分析力の異常に高いLAAの打線に、球筋を2巡目以降に見切られてどうなるか、という点だった。
それに調子のいいときのボールを受けるくらいは、どんな捕手にだってできる。問題はランナーを出した後の対処だ。

6回裏の単調さ
まぁ、理屈より、画像を見てもらったほうが早い。

初球にストレートでストライクをとりにいったところを、完全に狙い打ちされていることがわかるだろう。以前、LAAの打撃の特徴を「ゲーム中に投手の投球パターンを分析して対応してくるところ」と言ったはずだ。今日もゲーム中にソーシアがしきりにメモをとっていた。
だから打順が進んでも投手が同じ投球パターンの攻めを単調に繰り返すことは、LAA戦に限っては許されないのである。
裏口入学捕手城島が、LAA戦で常に失敗を繰り返すのも、この点であることは何度も言ってきたことだが、キロスの場合も城島と似ている面がある。

初球のストレートが狙い打ちされていることに、いつまでたっても気がつかない」ようではダメである。

投手がオルソンからバティスタに変わった直後の、長打力のあるリベラへの第1球を見てほしい。変わったバティスタにも、初球にストレートでストライクを投げさせている。
たまたまリベラが手を出さなかったからいいものの、これではいけないのである。

まだ1試合しかゲームを見ていないが、キロスの今後は必ずしも安心なものとはいえない。


2009年5月31日 6回 フィギンズ シングルフィギンズ シングル
初球打ち ストレート

2009年5月31日 6回 アブレイユ シングルアブレイユ シングル
初球打ち ストレート

2009年5月31日 6回 ゲレーロ 犠牲フライゲレーロ 犠牲フライ
初球打ち ストレート

2009年5月31日 6回 ハンター 2ランハンター 2ラン
初球打ち ストレート

ここで投手バティスタに交代

2009年5月31日 6回 リベラ 2ベースリベラ 2塁打
初球ストレート



damejima at 07:09

May 29, 2009

今日はゲームがなく、シアトルファンも退屈していることだろう。
2009シーズンここまでのロブ・ジョンソンと城島の全出場ゲームについて、スコア、勝敗、先発投手と投球回数をまとめてみた。あまりにも差があるので笑ってしまう。
この2人のサラリーの差を知っているだろうか?約20倍の違いである。裏口入学のコネ捕手城島ひとりクビにすると、ロブ・ジョンソンを19人雇うことができる。
城島ひとりのサラリーで、城島よりマシな若手選手20人を集めると、野球チームが2チームできるのである。

7. Kenji Johjima    7,666,666
26. Rob Johnson      400,000

Seattle Mariners Salaries - MLB Baseball - ESPN


なお、QS回数はそれぞれのプレーヤーの単独出場ゲームに限定した。(つまり、捕手2人がリレーした4月15日のウオッシュバーンのようなケースは除いてあるということ)

シアトルの先発QS 23回(5月27日現在リーグ4位)
ロブ・ジョンソン15回(約70%)
バーク      2回(約8%)
城島       6回
(注:全体のQS数がどうしてもあわないので困った。どう計算してもチーム合計24回のような気がするのだが、ESPNのデータでは23回ということになっている。どこかの1ゲームがQS扱いになっていないのだと思われるのだが、それがどのゲームか、いまのところ不明なのだ)

ロブ・ジョンソン先発マスクゲームのQS 合計15回
ベダード     5回
ヘルナンデス   4回
ウオッシュバーン 5回(4/15のQSを除いてある)
ジャクバスカス  1回

城島先発マスクゲームのQS 合計6回      
ジャクバスカス   2回
ヘルナンデス、シルバ、バルガス、オルソン 各1回
(4/15のウオッシュバーンを除いてある)


以下、W=Win勝ち L=Lose負け @=アウェイ
ロブ・ジョンソンの4・5月出場全ゲーム
4月 QS8回
Apr 9 @MIN W 2-0 8回   ウオッシュバーンQS
Apr 12 @OAK W 1-0 8回1/3 ベダードQS
Apr 15 LAA W 11-3 途中出場(5回からマスク ウオッシュバーン6回QS
Apr 16 LAA L 5-1 5回1/3 ジャクバスカス
Apr 17 DET W 6-3 6回  ヘルナンデスQS
Apr 18 DET L 2-0 6回  ベダードQS
Apr 21 TB W 4-2 7回  ウオッシュバーンQS
Apr 22 TB L 9-3 3回1/3 ジャクバスカス
Apr 23 TB W 1-0 7回  ヘルナンデスQS
Apr 24 @LAA W 8-3 6回2/3 ベダードQS
Apr 25 @LAA W 9-8 5回  シルバ
Apr 28 @CWS L 2-1 8回  ジャクバスカスQS
Apr 29 @CWS L 6-3 5回  ベダード

5月 QS7回
May 2 OAK L 3-2  7回  ウオッシュバーンQS
May 3 OAK W 8-7  途中出場(延長14回〜15回)バルガス勝ち投手
May 5 TEX L 7-2  7回  ベダードQS
May 7 @KC L 3-1  7回  ウオッシュバーンQS
May 10 @MIN W 5-3  4回2/3 ベダード
May 14 @TEX L 3-2  7回  ヘルナンデスQS
May 17 BOS W 3-2  5回1/3 バルガス(〜6回までで途中交代)
May 22 SF W 2-1  途中出場(延長10回〜12回)ホワイト勝ち投手
May 24 SF W 5-4  8回  ヘルナンデスQS
May 25 @OAK L 6-1  途中出場(城島4失点・骨折→3回からマスク)
May 26 @OAK L 4-3  6回  ウオッシュバーンQS
May 27 @OAK W 6-1  6回2/3 ベダードQS



城島の4・5月出場ゲーム
4月 QS2回
Apr 6 @MIN W 6-1 8回 ヘルナンデスQS
Apr 7 @MIN L 6-5 5回 ベダード
Apr 8 @MIN L 6-5 5回 シルバ
Apr 10 @OAK W 5-4 3回1/3 ローランド・スミス
Apr 11 @OAK W 8-5 5回 ヘルナンデス
Apr 14 LAA W 3-2 7回 シルバQS
Apr 15 LAA W 11-3 途中交代(4回まで ウオッシュバーン6回QS)

5月 QS4回 城島単独出場試合2勝11敗
May 1 OAK W 8-7 3回2/3 シルバ
May 3 OAK W 8-7 4回1/3 ジャクバスカス(延長13回途中交代)
May 4 TEX L 6-5 6回   ヘルナンデス
May 6 @KC L 9-1 3回   シルバ
May 8 @MIN L 11-0 4回1/3 ジャクバスカス
May 9 @MIN L 9-6 4回   ヘルナンデス
May 12 @TEX L 7-1 5回   バルガス
May 13 @TEX L 6-5 6回   ウオッシュバーン
May 15 BOS W 5-4 6回   ジャクバスカスQS
May 16 BOS L 5-3 6回   オルソン
May 17 BOS W 3-2 途中出場(7回から)アーズマ勝ち投手
May 18 LAA L 10-6 5回  ウオッシュバーン
May 19 LAA L 6-5 5回2/3 ヘルナンデス
May 20 LAA W 1-0 6回   ジャクバスカスQS
May 21 LAA L 3-0 5回   ベダード
May 22 SF W 2-1 7回   バルガスQS (城島途中交代9回まで)
May 23 SF L 5-1 6回   オルソンQS
May 25 @OAK L 6-1 途中交代
(2回までに4失点のジャクバスカス負け投手)



damejima at 19:44

April 24, 2009

2008シーズン春にバークを誉め、一時は専属捕手制移行かとも言われたウオッシュバーンだが、2009シーズンにバッテリーを組んだロブ・ジョンソンの若さについて絶賛するコメントを出した。彼が強調しているのは、若者らしい常識にとらわれない大胆なリード、スムーズなコミュニケーション能力、そして勤勉な下調べの努力などである。


以下の訳文を読む上では、いくつかのイディオムを知っていなければならないだろう。
second straight
2つの連続した」という意味で、「2球目の直球」という意味ではない。だからsecond straight changeupとは「直球に続けてチェンジアップを投げた」という意味でもなければ、「第二のストレートといえるほどの威力あるチェンジアップ」という意味でもない。
works your tail off
work your socks off | work your tail off
これは、上のサイトの説明にある通り。work hard=懸命に働くという意味。「靴下が脱げるほど激しく働く」とか、「子犬が千切れるほど尻尾を振るように、尻尾が千切れるほど、せかせかと働く」と表現したほうが、その一生懸命さが伝わってくる、というような感じの英語的表現だ。


Johnson a boon to Mariners' pitching
マリナーズのピッチングの恵みとなっているジョンソン

By Doug Miller / MLB.com
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20090423&content_id=4400686&vkey=news_sea&fext=.jsp&c_id=sea&partnerId=rss_sea

Starter Jarrod Washburn, who has started the season 3-0 with a 1.71 ERA, however, said Johnson has something to do with it, too.
Washburn pointed out a specific instance from Tuesday night's win in which Johnson called for a second straight changeup with one out and a runner on third base.
"I would never have even thought to throw that pitch, but once he called for it, I was thinking, 'Yeah, why not?' I threw it, got a soft groundout that held the runner at third, and struck out the next guy to get out of the inning," Washburn said.


防御率1.71、3勝0敗でシーズンをスタートしたスターターのウオッシュバーンは、ジョンソンの存在もそのこと(=今年のシアトルの投手たちの好調ぶり)に関連していると言う。
ウオッシュバーンは的確な例として、火曜の夜の勝利から、1死3塁でジョンソンが2球連続のチェンジアップを要求したケースを挙げた。
「僕ならその球を投げるとは一度も思いさえしないだろうけど、ロブがそれを要求してきてね。考えたんだ。『うん。投げてもいいじゃないか』って。で、投げて、ゆるいゴロのアウトがとれて、ランナーはサードに釘付けさ。次のバッターを三振させてイニングを終われたんだよね。」

Washburn added that Johnson is a quick learner, so the pregame meetings in which pitcher and catcher go over the tendencies of hitters on each opponent have gone smoothly and Johnson is doing his homework well.
"He's so good at communicating during a game," Washburn says. "I'm 100 percent confident in anything he calls. He likes to talk, he likes to ask questions, and he isn't afraid to ask questions. He knows there's lots to learn. It's good to see from a kid like him."

ウオッシュバーンは、ジョンソンは覚えが早いので、試合前に投手と捕手が対戦相手の打者の傾向を調べるゲーム前ミーティングもスムーズにいくし、事前の下調べもよくやってくる、ということも付け加えた。
「彼はゲーム中、コミュニケーションがとてもいいんだ。僕は彼がどんな球をコールしてきても100%信頼してるよ。彼は話好きだし、質問好きだし、質問することを恐れないんだ。彼は学ぶべきことがたくさんあることを知ってる。彼のような若者にとってはいいことだね。」

Mariners manager Don Wakamatsu, a former big league catcher himself, agrees.
"He works his tail off, and that's why he made the club," Wakamatsu says. "He puts a lot into his relationships with the guys on and off the field. He's done a good job."

彼自身メジャーの捕手経験のあるマリナーズ・ワカマツ監督もそれに同意する。「彼はハードワークしてる、それが彼がクラブの仲間になれた理由。彼はフィールドの内でも外でも選手たちと関係をたくさん作ってる。よく働いてくれてるよ」



damejima at 14:52

September 08, 2008

やれやれという感じ。それしかない。来シーズンの彼の活躍に期待する。関連記事がいろいろと出ているようだ。あとでまとめる。
今年の楽しみは、あとはイチローの200安打だけになりつつあり、すでに興味は来シーズンに移っている。

Knee surgery to end Clement's season
http://seattle.mariners.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20080906&content_id=3427766&vkey=news_sea&fext=.jsp&c_id=sea

The regular season has come to a screeching halt for catcher Jeff Clement, who will have surgery on his left knee on Tuesday, the Mariners announced on Saturday night.

Mariners medical director Dr. Edward Khalfayan will perform the arthroscopic procedure to repair lateral meniscus and medial meniscus tears. Normal rehabilitation from this type of surgery is three to four weeks, which is all that remains in the regular season.

Clement, the Mariners' first-round Draft selection in 2005, batted .325 in August, scored seven runs and drove in 12 runs. Overall, he batted .227 with 10 doubles, five home runs and 23 RBIs in 66 Major League games.




damejima at 08:21

September 01, 2008

この日、ウオッシュバーンはもしかすると、クレメントを捕手に今シーズン一番の出来だったかもしれない。シアトルの苦手のクリーブランド、しかもアウェイで8三振を奪い、3安打に抑え込んだのだから。公式サイトも、このところのクレメントの成長ぶりに目を細める記事を出している。
Mariners' Clement learning on the job

ところが、だ。
9回裏にリグルマンが例によって「リードした9回裏にバッテリーごと選手交代」というわけのわからないシステムを発動したために同点に追いつかれて、ウオッシュバーンの勝ちはまたしても消えうせてしまった。
ゲームには最終的に勝つには勝ったが、最後の打席で四球のイチローを1塁に置いて、前の打席でバントさせているリードにヒッティングさせてランナーが入れ替わってしまい、イチローの得点にならなかったことなど、終盤の采配は明らかにちょっと混乱していた。
SCORE

試合後のウオッシュバーンは「ちょっとフラストレーションがあるね」と切り出して、次のようなことを言っている。もちろん彼は、先発投手が好投してリードしたままマウンドを降りたのに、その後の失点で勝ちが消えてしまうというゲームの多さについて嘆いているのだ。
Mariners need extras to outlast Tribe
http://mlb.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20080830&content_id=3391300&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=sea
"If it's just once or twice it happens throughout the year, you can deal with it because it's a part of the game, but I think that's seven now where I've left the game with the lead."
「年に一度か二度なら、それもゲームというものの一部だと理由をつけてすませられるだろ。でもね、僕は、リードしたままマウンドを降りたゲームで、これで7度目なんだよ?」


今年のゲームから先発投手の勝ちが消えたゲームをできるだけピックアップしてみた。意外にたくさんあることに気づくだろう。
これらのゲームにはびっくりするほど、ほんとうに共通点が多い。
「アウェイ・ゲーム」
「ローの失点」
「城島がマスクをかぶっていた」
「捕手を途中で交代した」


ウオッシュバーンのイライラもわかる気がする。
今日の試合もリードした9回裏にクレメントからバークに捕手を変える必要など、なかっただろう。


4月6日 BAL オリオール・パーク
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008040705
捕手バーク。先発ヘルナンデス、8回自責点0
2点リードの9回裏オフラハティ、ローが3失点、サヨナラ負け。

5月2日 CLE プログレッシブ・フィールド
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008050207
捕手クレメント→城島。先発バティスタ、7回自責点1
1点差で負けていた9回表に同点に追いついて延長。この時点では捕手城島
10回表に1点先行したが10回裏に追いつかれ、11回裏にローがサヨナラ負け。

5月25日 NYY ヤンキース・スタジアム
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008052602捕手城島。先発ウオッシュバーン、6回自責点2
3点リードの8回裏、グリーン、ローズ、プッツの継投で4失点。
そのまま逆転負け。

6月15日 WAS セーフコ
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008061613
捕手城島。先発ウオッシュバーン、6回0/3自責点2
1点リードの7回表、ウオッシュバーンの出したランナーを
ローが帰してしまい同点。8回にはローが追加点をとられ、逆転負け。

7月10日 OAK マカフィー・コロシアム
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008071106捕手城島→バーク。先発ディッキー、7回0/3自責点0
2点リードの9回裏モローが同点に追いつかれ、11回裏ヒメネスがサヨナラ負け

7月13日 KC カウフマン・スタジアム
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008071311
捕手城島。先発ウオッシュバーン、6回自責点1
1点リードの9回裏、モローがサヨナラ負け。

7月25日 TOR ロジャース・センター
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008072608
捕手城島。先発バティスタ、5回1/3自責点2
3対3の同点で延長、10回表に1点入れリードするが、10回裏にローがサヨナラ負け

8月31日 CLE プログレッシブ・フィールド
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008083102
捕手クレメント→9回裏バーク。
先発ウオッシュバーン、6回2/3自責点0
2点リードの9回裏、プッツ、バークのバッテリーが同点HR打たれ、延長。
10回表2点入れ、10回裏に反撃を1点に抑えて、勝ったが、
ウオッシュバーンの勝ちは消える。



damejima at 02:43

August 27, 2008

クレメントが捕手先発。2点タイムリーを放って、公式サイトも祝っているように、QSを達成したローランドスミスに先発初勝利をプレゼントした。投球内容も良く、107球5安打2失点にミネソタ打線を押さえ込んだ。メジャーのサイトでよくいう、solidなゲームで、チームに3連勝をもたらした。
チームの3連勝は6月末に1度、8月に2度だが、もちろん3度ともクレメントが達成時の捕手だ。相手投手の左右で捕手やスタメンの方向をガラリと変えるおかしな「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」など、早くやめてしまえばいいのだ。
BOX SCORE

ローランドスミスの今期の先発試合の勝敗を挙げておく。
7月1日 捕手クレメント TOR 7-6 ○モロー
7月6日 捕手城島 DET 1-2 ●投手バーク
8月9日 捕手城島 TB 8-7 ●バティスタ
    城島に代打クレメント→ヒット→代走→捕手バーク
8月16日 捕手クレメント MIN 6-7 ●ヒメネス
    クレメント2-2→代打カイロ→捕手バーク

8月21日 捕手城島 OAK 0-2 ●ローランドスミス
     DHクレメント3-0

わかるとおり、ここまでローランドスミスの先発試合は終盤もつれる僅差のゲームばかりで、今日のように投手2人でスッパリ終わったためしなどなかったが、モヤモヤとした流れをクレメントが攻守でスッパリ断ち切る、いつもどおりの展開。
今日の先発初勝利で、ローランドスミスはクレメントマスクで2勝1敗、城島マスク3敗で、城島がからむとロクなことはないが、これも、いつものことだ。

7月1日の試合についての記事で、ローランドスミスにクレメントが非常にたくさんのストライクを投げさせて成功した、という意味の記事を書いたことがあった。投球内容を見ると、やはりストライクをどんどん投げ込むほうがいいようだ。メリハリのないリードをする城島にローランドスミスをまかせるべきではない。もっと勝負していい投手だ。
ローランドスミスの先発時投球数とストライク率
ローランドスミスのゲーム別スタッツ
7月1日 62-46(74.2クレメント 
7月6日 87-56(64.4) 城島
8月9日 105-65(61.9) 城島
8月16日 89-53(53.6) クレメント メトロドーム
8月21日 114-74(64.9) 城島
8月26日 107-72(67.3) クレメント


それにしても、今日のスタメンはフレッシュマンだらけのオーダーだった。
イチロー
リード
ベルトレ
イバニェス
ロペス
クレメント
ベタンコート
ラヘア
ヒューレット

4人のフレッシュマンの中でクレメントが抜け出しつつあることはいうまでもない。
先制の2点タイムリーを打ったクレメントの打順を見てほしい。8番あたりでヒットをコツコツ稼いでいた6月などからワンステップ上がり、クリーンアップのうしろで、たまったランナーを帰す位置に上がってきた。堂々たる活躍ぶりになってきたのが頼もしい。
シアトルの6番7番という打順は、長いことセクソンや城島で、死に体状態が続いてきた。クレメントの6番での活躍はチームにとって、ずいぶんな有益なのはいうまでもない。1,2番がヒットのない日でも勝てるパターンもないと、長いシーズン、勝率は上がってこない。
今日のタコマの新人君たちは4人あわせて11打数2安打と、クレメント以外はまだ打撃に難があるが、ヒューレットは最終回に好守備をみせたし、もっとゲームに使ってやるべきだろう。
もう一度言うが、「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」など、早くやめてしまえばいいのだ。

damejima at 15:13

August 25, 2008

先日、打率でも城島を軽々と追い抜き、打撃データのすべてにおいて城島を上回ったクレメントだが、この日はオークランドの左投手2人から2本の二塁打を放って、3打点を稼ぎ出し、チームの連敗を7で止めた。8月の打率は22日までに、60打数21安打、.351を記録している。
4回の2打点は、表に先取点を取られた直後に同点としてさらに続く無死1、3塁の絶好機からのもので、勝ち越し点で、これはこれで価値がある。だが7回の打点は、2死1塁というあまり期待しづらいシチュエーションからリードを2点に広げて試合を決めたもので、こちらのほうがむしろ価値があるかもしれない。
SCORE


この22日のオークランド戦までに8月は、2連敗で始まり、クレメントの活躍でひさびさの3連勝を果たしたかと思えば、4連敗、1勝を挟んで、また7連敗で、月間6勝14敗と、酷い成績に逆戻りしつつある。8月4日の試合は実質クレメントで勝った試合だから、8月は22日までに城島は先発捕手として1試合も勝っていない。

8月に既に3度あった連敗を止めた勝ち試合の先発捕手は、全てクレメント。対戦相手は、いずれも苦手の相手や強豪相手で、バッターとしても活躍して大きな貢献をみせている。
8月3日はシアトルの苦手のボルチモア戦で、先発はなかなか調子の上がらないシルバだったが、クレメントが捕手としてなんとかシルバをもたせて白星をもぎとって2連敗を止めた。8月13日の強豪の地区首位エンゼルス戦ではヘルナンデス先発、2安打して4連敗を止め、そして22日のオークランド戦でも城島が壊しかけたフィアベントを5イニング1失点と好投させ、左投手から2本の二塁打3打点で、7連敗を食い止めてみせた。

監督リグルマンも、22日オークランド戦のクレメントについて「いい仕事。最近は左投手との対戦も多くなってるけど、困難をおしのけて進みつつあるね。いくつかステップアップし、たまに後退もあるが、今夜は大きな前進だった」と高く評価している。
野球の監督が活躍した選手を褒めるのはよくある話なわけだが、この日のクレメントにはわざわざ引用するだけの、ちゃんとわけがある。読んでも何の役にも立たないMajor.jpはじめ、日本のメディアはそのあたり、きちんと書きもしないので、あらましを書き残しておく。
http://mlb.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20080822&content_id=3350841&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=sea
"Clement is doing a good job," Riggleman said. "He's been facing a lot of left-handed pitchers here lately and he's battling. He's taking some steps forward and an occasional step back. He took a big step forward tonight."


このところのシアトルの捕手は、対戦チームの先発投手が、右の場合クレメントが、左の場合は城島が、先発マスクをかぶるという、わけのわからない「相手チーム先発の左右で捕手を決めるシステム」になっている。

マクラーレンがクビになった6月中旬直後の1ヶ月あたりと比較してみれば、この激変ぶりはすぐにわかる。あたりまえといえば当たり前だがあの頃は、自軍の先発投手にあわせて捕手を選んでいた。だからベダードにはバークとか、シルバにはクレメントとか、そういう相性のベターなバッテリーの組み合わせがキープされ、相性の最悪な組み合わせを回避することができた。
と、いうか、もっとぶっちゃけて言ったほうがわかりやすい。柱になる先発投手が最悪捕手である城島と組むのをチームとして回避させることができ、結果、チームの勝率は5割を超えてすらいたのである。

それが、である。

真夏にかけて、どこから圧力があったのだろう、いつのまにか、こんなわけのわからないシステムにされてしまっている。
シアトルはいま、自分のチームの先発投手との相性にあわせて捕手を選んでいるわけではないのである。だから、投手捕手の組み合わせは、相性も感性も、言葉の壁も、データも、なにもかもまったく関係なく、ドンドンずれまくって、無造作に決まっていく。

例えば8月のシルバでいうなら、たまたま相手先発が右だった3日は捕手クレメントで、チームの連敗が止まったが、相手先発が左だった15日には、シルバとの相性が最悪であることがわかっている城島とバッテリーを組まされ、当然のことながら大敗している。
この試合後シルバはマイナー送りになったが、その理由は成績からでなく、ブチ切れてチームメイトについて暴言を吐いた懲罰といわれ、暴言の対象が誰なのかが論議されたりもしていたようだが、こうした流れを考えるならいわずもがな、明白だ。考えるまでもない。イチローがターゲットなわけがない。

シルバのあとにメジャー上げてきて17日にひさびさ先発したのは若いフィアベントだが、たまたまこの日の相手先発が左だったために城島と組まされてボコボコに打たれ、可哀想に敗戦投手になっている。


こうして8月は、21日までに6勝14敗。あの酷かった5月の状態にまで戻ってしまっている。再建モードとはいえ、勝率も酷ければ、内容も悪い。「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」が明らかに大失敗しているのである。


さて、22日オークランド戦だが、オークランドの先発ゴンザレスは左投手だから、「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」でいうと、2007年から既にフィアベントとの相性がよくない城島が先発マスクのはずだ。
それがなぜかクレメントが先発して、オークランドの左投手を打ち、長打2本でチームに3打点をもたらして、フィアベントも5回1失点の好投、チームは7連敗を止めた。
そういう、この8月の流れを変える試合が、22日オークランド戦だったのである。


話が長くなってしまった。
このくだらない「相手チーム先発依存の捕手決めシステム」の大失敗をシアトルはいつ修正して、城島をいつクビにするのだろう?
ダメ捕手の先発試合を増やすためのような、このダメシステム、そして9回に捕手を変えるわけのわからないシステム、こういう奇妙なシステム群がいつから、どういう経緯で、誰の発案で始まったのか、日付すら調べてはないが、こんどソースがみつかれば、みっちり記事を書いてみるつもりでいる。


8月のシアトルの勝敗(22日まで)
1日 城島 BAL 5-10 ●ウオッシュバーン ビドロに代打クレメント→ヒット
2日 クレ BAL 1-3 ●ヘルナンデス
3日 クレ BAL 8-4 シルバ(○プッツ)
4日 城島 MIN 11-6 バティスタ(○コーコラン)城島に代打クレメント→ヒット
5日 クレ MIN 8-7 ディッキー(○プッツ)6日 クレ MIN 3-7 ●ウオッシュバーン クレメント4-2
7日 クレ TB 1-2 ヘルナンデス(○プッツ)
8日 クレ TB 5-3 ●シルバ クレメント4-2
9日 城島 TB 8-7 ローランドスミス(●バティスタ)
          城島に代打クレメント→ヒット→代走→捕手バーク
10日 クレ TB 3-11 ●ディッキー
12日 クレ LAA 3-7 ●ウオッシュバーン
13日 クレ LAA 10-7 ヘルナンデス(○コーコラン)
          クレメント4-2→捕手バーク→代打→捕手城島
15日 城島 MIN 3-9 ●シルバ DHクレメント3-0
16日 クレ MIN 6-7 ローランドスミス(●ヒメネス)
          クレメント2-2→代打カイロ→捕手バーク

17日 城島 MIN 8-11 ●フィアベント
           ベタンコートに代打クレメント→ヒット

18日 クレ CWS 5-15 ●ウオッシュバーン DH城島4-1
19日 バー CWS 0-5 ●ヘルナンデス DH城島4-0
20日 クレ CWS 3-15 ●ディッキー 
21日 城島 OAK 0-2 ●ローランドスミス DHクレメント3-0
           城島に代打ヒューレット→ヒット
22日 クレ OAK 7-5 フィアベント(○コーコラン)クレメント4-2 3打点→捕手バーク

代打クレメントの成功率がかなり高い反面で、マルチヒットを打っているクレメントになぜか代打をだして、捕手を交代するなど、最近のこのチームの采配は謎である。どこから圧力がかかっているのだろう、およそ野球らしくない発想の謎のシステムが目立つ。

damejima at 15:16

August 18, 2008

ミネソタ戦の2安打によってクレメントの打率が城島を上回ったことで、打撃成績の主要データ全てが城島を上回った。近いうちにこうなること自体、とっくに誰もがわかっていたことで、別に驚くようなことでもないが、いちおう記事にしておく。
       AVE OBP SLG OPS
クレメント  .215 .283 .356 .639
2008城島 .213 .253 .297 .550

もちろんクレメントの打率がようやく上がってきたについては、コンスタントに使われるようになってきてメジャーの球に慣れてきたことがあるだろう。クレメントの8月の打率は.357。これは2007年城島が最も良かった8月の月間打撃成績に比べても、内容的に肩を並べつつある。
              AVE OBP SLG OPS
2008年8月クレメント .357 .386 .429 .815
2007年8月城島    .375 .402 .568 .970

しかし、そんな想定内のことより、今年のクレメントの、捕手出場時に限定した打撃スタッツをみてもらいたい。
http://www.baseball-reference.com/pi/bsplit.cgi?n1=clemeje01&year=2008
クレメントの打撃成績は、DHとしての成績がよくないために、いまだ2割ちょっとの打率のようにみられがちだが、捕手時のバッティングはすでに、2006年、2007年の城島のシーズン打撃と肩を並べているのである。
すでに城島のバットは、このチームに必要ない。

          AVE OBP SLG OPS
2008クレメント.269 .330 .471 .802(捕手時のみ
2007城島   .287 .322 .433 .755
2006城島   .291 .332 .451 .783


クレメントの月別打撃成績
城島の月別打撃成績

クレメントのゲーム別打撃成績
城島のゲーム別打撃成績

このクレメントはじめとする若手の活躍について、リグルマンはこんなことをいっている。
Youngsters shine in Seattle loss
http://mlb.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20080808&content_id=3277489&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=sea
"Pretty good at-bats," Riggleman said. "Balentien, Clement and LaHair each saw a number of pitches, went deep into counts and got on base. "

damejima at 02:03
Mariners waste big rally in loss to Twins
http://mlb.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20080816&content_id=3318804&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=sea
MLB公式サイトの記事ではこのミネソタ戦の記事に、waste、つまり浪費という単語を使っている。
シルバに城島を組ませるなど、ただの時間の浪費、チャンスの無駄遣いであることは、とっくにわかりきっている。この試合の後でシルバは15日間の強制DLになったわけだが、仮に強制DLにする口実を作るために、相性が最悪な城島をシルバと組ませたのだとしたとしても、そんなの無駄なことをする必要がどこにあるのだ。そんな暇があるなら、もっと若手にチャンスを開放すべきだ。
城島シルバのバッテリーの試合結果などわかりきっている。ブログを更新する作業すら、面倒になってくる。こんな無駄な試合でエネルギーを浪費したくないのである。

マリナーズ、リーグ最多敗戦右腕が戦線離脱
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=15944
シルバがマイナー送りになったのはもちろん、いわゆる強制DLというやつだが、この程度のことはメジャーファンなら誰でもわかっている。日本のゆるーいライセンス記事程度では「戦線離脱」などとネジのゆるい記事でお茶を濁しているが、MLBについてはそろそろ、もうちょっと切れ味のある、きつい記事を書けるサイトが必要だろう。Major.jpはいつも大甘な、かったるい記事ばかりで、ほとんどソースとしては根本の参考にはならない。
シアトルの公式サイトですら「浪費」という単語で辛辣に書いているのと比べてみるといい。公式サイトだからあまりハッキリとモノを書けないとか、そういうのは、なんの言い訳にもならない。



それにしてもこの日のシルバはひどかった。
対戦した打者は20人だが、そのうち9人にヒットを打たれた。20人のうちの9人である。この日の対戦相手のミネソタはトータル12安打だが、そのうちの9本を集中されたわけで、これはもう調子がいいとか悪いとか、そういうレベルではない。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/507975.html
このブログ記事ですでにデータをあげてあるが、城島とシルバの相性が最悪なのはとっくにわかっている。今シーズンの負け越し数のかなりのパーセンテージの責任がこのバッテリーの組み合わせにある。
と、いうか、城島は投手との相性を改善する能力に欠けている。そんなことも、とっくにわかっている。わかっていることだらけだ、といっていい。出て行った投手が城島と縁が切れて活躍するのを見ても、いまさら誰も驚かない。

シルバにとって、城島と組ませられるのは、もはや強烈な「罰ゲーム」である。

マクラーレンが辞任して以降のシルバの勝ち負けと捕手の関係と、スコアの全リンクをあげておく。
シルバの今シーズンの全登板成績
http://mlb.mlb.com/stats/individual_player_gamebygamelog.jsp?c_id=sea&playerID=400067&statType=2
シルバは5月から7月にかけ9連敗した。もちろんメイン捕手は城島である。
そのシルバが2ヶ月ぶりに勝利したのは、マクラーレンがクビになって以降の6月28日だが、捕手はクレメントだ。マクラーレン辞任以降、シルバが5イニング以上もった試合は、すべて、先発マスクはクレメントであり、勝利した3試合も、すべてクレメントである。
そこからシルバのERAが最もよくなったのが、7月13日の5.46(リンク)。だが、そこから相性最悪の城島との2試合13失点などを経てERAはついに6点を越え、あげくには強制DLとなった。

全試合にデータのリンク張る手間をかけるのも、ほんとうに面倒な作業だ。なぜって、シルバが城島に潰された過程など、データを見るまでもなくはっきりしているからだ。城島とシルバがバッテリーを組むことなど、公式サイトがいうように、まったくwasteそのもの。
以下、全試合wrap scoreへのリンクあり。またそれぞれの試合について、このブログの記事があるが、リンクは右サイドのリンクの日付を頼りにたどってもらいたい)

6月16日 ●城島 FLO 1-6
6月22日 ●城島 ATL 3-8 9連敗
6月28日 ○クレメント SD 4-2 2ヶ月ぶりに勝ち QS
7月3日 ●クレメント DET 4-8
7月8日 ●クレメント OAK 0-2 QS
7月13日 ○クレメント KC 4-3(○グリーン)
7月20日 ●城島 CLE 2-6
7月29日 ●バーク TEX 10-11(●プッツ)
8月3日 ○クレメント BAL 8-4
8月8日 ●クレメント TB 3-5
8月15日 ●城島 MIN 3-9

ベダードが捕手をバークに指名したが、来シーズン以降、捕手を城島以外に指名しないことにはどうにもならないのは、ベダードではなく、むしろ、シルバだ。チームはシルバを強制DLしたはいいが、来シーズン以降のことを考えると、なぜシアトルはシルバと城島をきっぱりと縁を切らせないのか、理解に苦しむ。

damejima at 00:19

August 06, 2008

クレメントがメジャーに上がってきたばかりの頃を思い出すと、豪快に三振ばかりしていた記憶があるが、だいぶメジャーの球に慣れてきた。この日は5打席で29球、1打席あたり6球をほうらせた。ファウルで逃げることができる心のゆとりが出てきているのだろう。結果も、ヒットと四球、2出塁。悪くない。
リード面も、このごろナックルでストライクのとれないディッキーをもちこたえさせて7回3失点、QS(クオリティ・スタート)を達成した。7月初めの頃に投手にストライクを投げさせすぎてかえって狙い打ちされる失点がいくつかあったが、その点についても多少神経を配るようにしているようだ。ディッキーのナックルを受けるキャッチングにも、なんの問題もない。
バレンティンも、ビドロがDFAになって上がってきたばかりで、メジャーの感覚に戻す時間も必要だろうが、犠牲フライ、進塁打、ヒット。正直荒削りなタイプだが、自分なりにロールroleをこなそうという必死さが形になってみえる。
これでひさびさ3連勝。若手のこれからのローリングぶりがますます楽しみだ。


だが。今日の試合は本来楽勝していい試合だと思うし、なにより好投ディッキーに白星がつくべきだ。8回裏に1イニング早く出てきたミネソタのクローザー、ネイサンが崩れてくれたからいいようなものの、全体としてゲームメイキングには失敗したと考える。向上のため、反省を求めたい。チーム再建といっても、なにもかもがすぐにうまくいくわけがない。王者エンゼルスを越える日もまだまだ遠い。

さっぱりローリングしない2回
ロペス    ヒット
クレメント  四球(無死1、2塁)←7球ねばる
バレンティン ライトフライ(1死1、3塁)進塁打
ラヘア    三振(2死1、3塁)
ベタンコート レフトフライ

4回は、イバニェスの3ランの後、昨日ほどではないが、少しローリングできた。というのも、いままでなら、誰かがホームランを打とうものなら、誰も彼も気がゆるんでしまい、意味もなくバットを振り回して凡退するだけだったからだ。こういう、ホームランの後でも追加点がとれるイニングが作れるようになってきたことを、まずは喜んでおくべきかもしれない。

少しローリングした3回
イチロー   ヒット
リード    ヒット(1、2塁)
イバニェス  ホームラン(3RBI) 2試合で驚異の13打点
ベルトレ   ショートゴロ
ロペス    内野安打
クレメント  ヒット(1、3塁)
バレンティン 犠牲フライ(RBI)
ラヘア    三振

なお、上にあげた2回、3回の攻撃でラヘアが2度三振して、攻撃の流れを止めている。ほかのイニングでもベタンコート、ベルトレあたりが打線のローリングを止めている。接戦を呼び込んでしまった原因は、うまくローリングできなかったイニングの拙攻と、クローザーに復帰したプッツのゆるみだ。特に今日のディッキーに勝ちがつかなかった原因は、プッツの漫然とした投球ぶり。モローが先発修行のためにマイナーに落ちた現在、クローザーとしては信頼度が低すぎると考える。

8回表にミネソタに逆転されたことをとがめたのかどうか、理由はわからないが、リグルマンは最終回の捕手をクレメントからバークにかえてきた。だが、これは無駄な交代。それは、捕手が交代した9回にもプッツが乱調だったことで、すぐに判明する。
9回表のプッツは、あまりにもチカラが入りすぎ。2死1塁の場面で、この日2ホーマーのクベルに二塁打を打たれたが、もしこのとき1塁にいたモーノーが生還するか、そのあと敬遠で2死満塁となって、代打レドモンドに打たれた強いライナーがライトを抜けていれば、この日のシアトルの勝利はなく、試合後のベンチはお通夜になっていただろう。8回表のプッツの2失点も、2ボールが先行してしまい、98マイル出せるストレートをわざと90マイルに抑えてストライクを置きにいって痛打された。
クローザーがこういう漫然とした投球をしていたのでは、好打者の多いミネソタは抑えられない。試合終了直後のプッツは、勝ったというのに俯いて地面を見ながらベンチに戻ってきた。内容を考えたら当然だ。まだ確かめてはないが、現地記事も、ディッキーよくやった、プッツ反省しろ、という方向で出ていることと思う。

なお、今日の記事タイトルは、某掲示板にあったリクエストによるもの(笑)

あと、言い忘れたが、Seattle Timesのベイカーがいうように、投手を含めた今日のスターター10人のうち、半分の5人は2008シーズンのスタートのときにはマイナーにいた。野手4人がポジションを失ったわけだが、セクソンが解雇され、ビドロは戦力外通告。この処分対象には、正捕手を剥奪された(本来はクビになっているはずの)城島も当然入っているのである。選手の処分とセールはまだ終わってはいない。

damejima at 20:50

August 05, 2008

クレメントが自分のチカラで城島を越えた。
重要すぎる場面の代打で、見事に勝ち越しタイムリー。大役を果たしただけでなく、その後マスクをかぶって、チームのドラマを危なげなく守り抜いたことも大きい。まさにワンチャンスをモノにした、若者の面目躍如である。
バティスター城島のバッテリーのいつもの大量失点で、いつもなら諦めた試合である。事実、7回、先頭打者として打席に立ったのは城島で、なんの工夫もなく、サードゴロ。このとき日本のファンは「今日もいつものマリナーズか」と、その後に待っているドラマなど予想できない展開だった。


自信をもって言うが、この日の連続得点のパターンは、既にこのブログでは予測していた。7月31日の4回に「来シーズン以降のシアトルの形が見えた」と書き、そして7月31日の4回に再現された、あの「選んで貯める、繋いで返す」という、クレメント先発のここ数試合にみられるシアトルの新しいローリングする野球スタイルだ

選んで貯める」とは、もちろん、ランナーが出たらヒットだけ狙ってファーストストライクをむやみに早打ちして併殺に終わるような淡白な攻撃ではなく(この8月4日も、そういう馬鹿な攻撃は何度もあった。何人もの走者がいつものように見殺しになった)、無策のままアウトカウントを無駄に増やさないで、四球もきちんと評価しつつ、ランナーを丁寧に貯め、進め、試合相手の守備に大きなプレッシャーを与えていくスタイルだ。
繋いで返す」とは、もちろん、出したランナー、貯めたランナーを無駄にしない攻撃のこと。クラッチヒッターの前にランナーを貯めタイムリーやホームランを期待するのはそれは理想だが、そんなケースが試合で何度も訪れるわけはない。たとえ繋がりづらい下位打線の出塁でも無駄にせず、塁を埋めたランナーを返すためにできることはなんでもする。進塁打、バント、代打、代走、相手のエラーや野選。なんでも利用しつつ、フィニッシュの形はたとえ犠牲フライでもいいから、小さいチャンスも無駄にせず、得点として丁寧に収穫していく。
いいかえれば、海でむやみに魚を獲って資源を枯渇させるのではなく、チャンスという卵を、育ててはかえし、育てては返し、何度も収穫する栽培型漁業のような野球、とでもいうような野球だ。

ロールroleとは「役割」のことだが、今日の7回は選手がきちんとロールをこなしつつ、チャンスを先へ先へと転がしていく、つまり、ローリングさせていく、そういうチームの姿勢の変化がもたらした野球が、おもしろいように連鎖的につながって結果的に大量点を産んだ。

ランナーを貯める作業を繰り返す経過でミネソタの守備に大きなプレシャーがかかって、何度もエラーを誘発したが、こうしたエラー誘発も偶然ではない。7月31日の4回、7月31日の4回、いずれの得点シーンも相手のエラーがらみだ。
やはりランナーを貯めていくプレッシャーが相手守備をかなりビビらせ、ミスを誘発させるのである。
BOX SCORE

7回裏
城島       サードゴロ(2球目)
ベタンコート   ヒット
イチロー     四球(1、2塁)
ブルームクイスト ヒット(満塁)
イバニェス    グランドスラム(4RBI)
ベルトレ     2塁打
ロペス      ヒット(RBI 2塁)
ビドロ      サードフライ
代打カイロ    四球
代打クレメント  ヒット+エラー(RBI 2、3塁)←勝ち越し
ベタンコート   ヒット+エラー(RBI 2塁)
イチロー     敬遠四球(1、2塁)
ブルームクイスト 四球(満塁)
イバニェス    ヒット+1塁走者ブルクイ本塁アウト(2RBI)

注 イバニェスの1イニング6RBIは、球団レコードとのこと。これまでの記録は、グリフィーJr.の5打点(1999年4月29日 at old Kingdome)

10得点のイニングの動画(MLB)
http://mlb.mlb.com/media/video.jsp?mid=200808053255236&c_id=sea



ところでこれは、日本のメディアのシアトル番記者として有名なN氏の記事だが、「(存在感を示す)機会さえ奪われて」とはまた、おかしなことを書くものだ。

城島に屈辱の代打 一打勝ち越しのチャンスに
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=15622
「打率が2割1分を前後する。そうした選手が名誉回復するとしたら、今日のような場面で存在感を示すしかないが、その機会さえ奪われては、気持ちの整理がつかなかったのかもしれない。」

7回の先頭打者は誰だったか?
そして、その打席を、気持ちがたるんでいるとしかいいようがない阿呆なバッティングで無駄にした「油断」は誰の責任か。チームか。

すべて、城島自身である。

忘れてはいけない。7回、城島はすでに一度、チャンスをもらっているのだ。無策にサードゴロを打った時点で誰もが「ああ、いつものマリナーズか」と暗澹たる気持ちにさせられた。同じイニングの2度目の打席で代打を出されたことが「チームが機会を奪った」ことになるわけがない。

チャンスの打席だけよこせ、とでもいうのか?
何を甘えたことを言っている。馬鹿を言うのも、ほどほどにしたらどうか。
この7回の大量得点は、チャンスを、それぞれの打者が自分のロールを自覚して、チャンスを作り、育てながら繋いで、収穫して、またチャンスをローリングさせて作りだしたものだ。
だらしなくクチをあけて「チャンスになったら、エサちょうだい」とピーピーと泣き喚いてばかりいる小鳥ではあるまいし、チャンスがもらえるのを待っているだけの選手などに、用はない。代打を出されて当然だ。

そもそも、この2008年シーズンという途方もなく大きなチャンスを与えられてもらっておいて、ぶざまな大失態でそれを逃したのは、ほかならぬ城島自身だろう。

いつまで甘やかしておけば気がすむのだ。
もう一度書こう。7回の先頭打者として打席に立ったのは城島で、打者として、なんの工夫もなくサードゴロ。このヘボ打者がこの後起きたチームのドラマへの参加を許されなかったのは、しごく当然のことだ。

damejima at 19:35

August 04, 2008

やはりシルバには、クレメントだ。
クレメントが指の怪我からようやく捕手に復帰した2試合目、シルバ先発。城島マスクの試合で今年8連敗しているシルバにとって、そしてチームにとっても、待ち遠しかった復帰だろう。シルバとの契約の長さを考えるとシルバにはぜひ多少復権してもらわないと、チームとしても非常に困る。
この試合、防御率6点のシルバがなんとか4失点に抑えてリレーし、打線がそれ以上に点をもぎとってやることで、7月31日の勝利パターンを取り戻した。
なんといっても投手3人で、四球がわずかひとつ、これが大きい。8月1日の城島先発のボルチモア戦では、四球でランナーを貯めては打たれる展開で、5四球を与え、チームは5月の悪夢を思い出す敗戦をしていた。
またクレメントの試合は、ダブルプレーでピンチを切り抜けるケースが多いということは以前も指摘しておいたが、この試合でも、満塁のピンチにダブルプレーをとっている。

試合が決まったのは、7回表の満塁からの攻撃。7月31日の4回について指摘しておいた通りの攻撃展開で、誰かひとりが作ったのではなく、チーム全体で作ったチャンスだ。
2つのイニングを比較してみれば、城島のような「出塁率があまりにも悪く、バントできず、走れず、進塁打が打てず、それでいて併殺だらけの打者」がチームにしがみついていることが、セーフコのような右打者不利の広い球場で野球をするシアトルにとって、いかに有害か、わかる。

こんなチームに全く向いていないダメ選手を、よくもまぁ、日本からわざわざ獲ったものだが、セクソンと城島、2人の右の馬鹿打者を並べれてみれば、かつてのチームマネジメントが方針を失敗して選手獲得したことは明らかだ。
この2人の不良債権のうちセクソンがチームを去った以上、城島もチームから早急に去らせて、新しいチーム方針に軌道修正するのが当然なのだが、チーム改革の流れを阻止しているのが、城島がコネのみで獲得した3年契約。不良債権なのが確定したこのダメ捕手だが、意固地になってチームにしがみついてベンチから冷えた視線をグラウンドに送る毎日を送ってでも、これからの若いチームの成長を阻害してでも、コネ契約を守りぬくつもりなのだろうか。

けして打率のよくない下位打線でも、よく見極めてランナーを貯め、そこからバント、犠牲フライ、進塁打、相手のエラーや野選、盗塁と、タイムリー以外のあらゆる方法と相手の守備に与えるプレッシャー、そして運で、なんとか得点できる可能性は広がる。チーム打率がたいしたことがないこのチームの下位打線でも、城島がいないことでどれほどスムーズに機能するか、ファンにはすでにわかっている。

BOX SCORE

1回
イチロー ヒット→盗塁
リード  バント失敗→フルカウントから三塁打(イチロー生還)

3回
ベタンコート 二塁打
イチロー   セカンドゴロ(ベタンコート進塁)
リード    犠牲フライ(ベタンコート生還)

7回 3得点
ラヘア    四球
クレメント  セカンド内野安打
ベタンコート 四球
イチロー   ショートゴロエラー(ラヘア生還)
リード    三振
イバニェス  ライト前タイムリー(クレメント、ベタンコート生還)


参考:7月31日のゲーム
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/478670.html
城島が打線にいる、ということは、どういうことか。
それは打線に「バントできない。四球を選べない。走れない。かといって、長打が打てるわけでもない。だから、ただただ打席でバットを振り回しさせて、運がよければ単打、だが8割以上の確率でアウト、かつ、ダブルプレーになる確率も高い、そういう孤立打者を放置しておく」そういう意味だ。(中略)
シアトルのようなチーム、セーフコのような球場には、下位打線に、ただ馬鹿みたいにバットを振り回すだけで出塁率の稼げない、バントもできない、犠牲フライも打てない、そんな頭の悪い右打者は、全く必要ない。

7月31日の4回 チーム2得点
カイロ  四球
ラヘア  四球(無死1、2塁)
バーク  バント(1死2、3塁)
リード  野選(カイロ生還)
イチロー 犠牲フライ(ラヘア生還)




damejima at 20:58

July 12, 2008

この数週間のシアトルはローテーションが安定してない。ベダードがいつ投げられるのかがハッキリしないことが一番の要因で、ヘルナンデスが怪我で一時戦列を離れたことなどもあってのことだが、そのローテの不安定さのおかげで、シアトルはディッキーを発掘することができた。
再建モードになる前のシアトルの球団体質を考えると、どんなに負けていても契約の長い選手を優先する傾向があって、その結果、新しい選手、有望な控え選手に出場機会が少なく、ズルズルと負けを繰り返してもスタメンをなかなかテコ入れしなかった。
そのことを思えば、クレメント、ディッキー、ブルームクイストなどの選手が出場機会を増やしたのは、城島、バティスタ、セクソンのおかげではある。皮肉なものだ。

今は再建モードの選手の見極めの時期。だから様子を見て、ダメとなれば容赦なく切られていくことだろう。城島はじめ、4月から6月に不調だった選手は、今後も不調なら首を洗って待っていたほうがいい。

先発は、前日がシルバで、この日はバティスタ。どうみても連敗しそうな並びではある。だが前日シルバが負けはしたが、クレメント相手に8イニングを2失点で投げきってみせて、少し安定感が出てきた。8イニング投げるなど、たぶんシアトルに来て初めてのことだろう。

この日のバティスタが2イニングで降板したのは故障のせいで、打たれたからではないのだが、緊急登板というものはだいたい次の投手の準備が間に合わずに、打たれやすい。だからこのところローテの谷間を埋めてくれていたローランドスミスが緊急に登板して、多少打たれたが、文句の言える筋合いではない。

むしろ、ローランドスミスが降板して、打線が逆転したあと、セットアッパーから新クローザーになりかかっているモローにかけて、オークランドをわずか1安打に抑えきって勝てたことは、チームにとってとても大きい意味がある。いくらヘルナンデスが勝ち続けても、チーム全体が浮上するには負けを減らさなければ話にならない。

このところ、ローテの谷間の日の先発捕手をつとめるクレメントだが、ブルペンからの信頼感は日に日に増してきているのは間違いない。
BOX SCORE

damejima at 06:48

July 07, 2008

2008シーズン開幕直後の4月1日レンジャーズ戦で、城島はこんな往生際の悪いコメントをしている。
「僕の足が速くて、代えられなければ、J.J.と違う…(配球ができた)」(中略)僕なら、こうリードしていた、とまでは言わなかったが、「それまでの4打席を見ているので、(マスクを)かぶりたかった」。城島は、そう正直に言って、唇をかむ。
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=11348

状況がわからないと、このコメントの馬鹿さ加減はわからないだろう。
8回裏を迎え、シアトルは1-3で負けていた。だがマイケル・ヤングのエラー、城島のヒットで逆転のチャンスが棚ボタ式に生まれて、足の遅い城島に代走がでた。その後、イチローの俊足に処理を焦ったセカンド・キンスラーの送球ミス、ワイルドピッチでシアトルが勝ち越し。9回表、当然ながらクローザーJJプッツが登場するが、ここで誤算。逆転2ランを浴びてしまい、そのままチームは敗れた。
城島が言っているのは、「あそこで俺に代走を出したりしなければ」そして「バークでなく、俺が最終回にプッツをリードしていれば勝てた」と、タラレバを言って、同僚バークのリードを試合直後にけなしたのである。やんわり、かつ、あからさまにけなすあたり、本当に男らしくない、いやらしいネチネチとしたやり方である。
http://mlb.yahoo.co.jp/score/?gid=2008040207

この男、本当に選手同士のマナーをわかっていない。
というか、いわぬが花という言葉があるが、この男、なんでも言わずにはいられないのだ。言葉も存在も、心底から軽い男よ、としかいいようがない。

代走を送らなければ逆転がない、そう判断される場面で、チームが城島に代走を送るのは当然の戦術だ。まして開幕したばかりというのに、試合直後にチームメートのプレーについて、アレコレ批判がましいことを言うのは、アメリカのプロスポーツではあまりにも非常識。
城島を引っ込めたのはたまたまどうしようもない流れなのに、マスクを突然かぶったバークの結果がどうであれ、「次の試合では抑えたい」程度に、9回の出来事には触れずにおくのがチームメイトの礼儀というものだ。9回にはグラウンドに立っていない選手がとやかくいえる立場にはない。悔しければ、9回もまかせてもらえる捕手になっていればいいだけのことだ。

このとき再逆転のホームランを打った選手の名前をあまり誰も覚えていないだろう。ジョシュ・ハミルトン。そう。今年のオールスターにイチローを上回る得票で選出された、あのハミルトンである。クレメントは2005年のドラフト1位だが、ハミルトンは1999年のドラフト1位。
その後のハルミトンの絶好調ぶりは開幕時点では予測されていなかったし、今年のプッツの不調ぶりも同様だから、開幕わずか3戦目で、先を読めもしない城島が「俺がリードしていれば抑えられた」などと発言するのは、後になってみれば、縁の下からチームを支え続けているバークに対する暴言としかいいようがない。

このバーク、城島の3年契約のときに、こう発言している。「ジョーはリーグでも有数のエリート捕手。この契約はジョーと家族、そしてチームのために大きい」。自分が控えとしてどれだけ貢献しているかとか、試合に出たいとか、そういう願望丸出しでコメントなどしたりはしない。これがプロという見本のようなコメントである。
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=12209

こうしたバークの堅実さを知っているからこそ、投手陣が「バークに投げたい」と思うわけで、ウオッシュバーンもかつてこんな風にバークの仕事ぶりを誉めた。
Winning pitcher Jarrod Washburn said Burke, a much-traveled, little-used catcher until landing in Seattle last year, is one of his favorites.

"I love Burkie," Washburn said. "He busted his butt for a long time to get here. Now that he's here, he works hard. And when he gets a chance, he usually makes something happen."

http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/203802.html

「投手」バーク

そして、今日。
バークは投手が足りなくなった延長戦で、リグルマンのコメントから察するに志願したのだろう、なんと投手として最終回を投げ、敗戦投手になった。ベンチにはモローとローズ残っていたが、彼らを投げさせられない事情があったための緊急措置だが、この件についてリグルマンは「ブルームクイストやベルトレら何人かの選手が自分のところに来て、『俺も投げられる』と言ってくれた。その申し出こそが、チームに対する本当の献身。けがの危険もあるのにそう言ってくれるのは、彼らがチームメートのことを考えている証だ」と語った。
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=14591

リグルマンのいう「何人かの選手」には、もちろん投手出身のイチローも含まれる。
Catcher Burke pitches; Mariners lose anyway
http://seattlepi.nwsource.com/baseball/369829_mari07.html
One by one, they came up to Mariners manager Jim Riggleman in the dugout.
"Skip, I can pitch if you need me to."
Willie Bloomquist. Adrian Beltre. Ichiro Suzuki. Even R.A. Dickey, who had thrown 105 pitches less than 24 hours earlier.


Tigers clip M's after Seattle sends backup catcher Burke to mound in 15th
http://sports.espn.go.com/mlb/recap?gameId=280706112
Once Ichiro Suzuki heard that backup catcher Jamie Burke was about to take the mound, he hustled over to manager Jim Riggleman and volunteered his services.


当然のことながら、マウンドに立ち、滅多にないこの非常事態に耐えたバークに、リグルマンが感謝していないわけがない。

打たれるのはわかっている場面である。いわば、負けに行くようなものだ。だからこそ、逆に、打たれた結果ではなく、志願してきた選手の献身の精神の高さを誉める。よくも悪くも、まさにアメリカ的な場面である。

このことについて城島がなんとコメントしているか。
「『これが大リーグ。思い出になる試合だった』と感心する一方で、『けがが怖いという理由でイチローさんに投げさせないのに、なんでバークなの?』と笑顔で突っ込みを入れていた。」
http://mlb.yahoo.co.jp/headlines/?a=14589

バークはたしかに城島同様に、足は遅い。だが、かつての投手経験を生かして、この日の汚れ役を引き受けたバークがある意味の大きな仕事をしたことは、監督だけでなく、投手陣も含め、チームメイトがけなすはずもない。今後、おそらくベダードとバークのコンビ再結成について、クレームをつける者はいなくなるだろう。

周囲とのこういう信頼感がバークにとっての大きな財産になっていることは、そして城島がなぜ周囲から信頼がないのか、城島などには永遠にわからない。
この九州の馬鹿の、空気の読めなさ。なぜバークよくやった、くらいのことを言ってすませておけないのか。これで、このクチだけは軽い男、バークに対して今シーズン2度目の失態なのだが、たぶん、その意味はわかってないだろう。

damejima at 19:11
クレメント、2ホーマーの活躍

クレメントにとっては大きい意味のある試合だった。
2本のホームランは、今期この試合の前まで7勝1敗のLHPガララーガからのもの。この試合を終えたあともガララーガのERAは3.27。この好投手から2本打てたことは大きい。
BOX SCORE
ガララーガのスタッツ

城島のホームラン数を追い抜くのは時間の問題だろう」と予言しておいたのは、「2008年6月29日、クレメント先発で今シーズン初のスイープ達成。」という記事だが、たったの1週間で、クレメントは城島のホームラン数を追い抜いた。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/386510.html

この試合、クレメントは捕手としてディッキーとのコンビにメドがついたのも大きい。59ストライク46ボールと、相手先発のガララーガ同様にボールの多すぎる内容で、けしていい調子というわけではないが、この日勝ち星はつかなかったものの粘りをみせ、6イニング2失点とQS(=クオリティ・スタート)を果たした。これで、クレメントとディッキーのバッテリーでも問題なくゲームが作れることが証明された。
クレメントが打撃と守備ともに、試合に慣れてきた証拠だろう。

リグルマンとディッキーのコメント
Clement's two homers lift Mariners
http://seattle.mariners.mlb.com/news/gameday_recap.jsp?ymd=20080705&content_id=3071558&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=sea
リグルマン
"His history tells you that he's hit the ball out of the ballpark everywhere he's has played," interim manager Jim Riggleman said. "And you figure eventually he's going to hit some out of the ballpark here."
「彼はプレーした球場すべてでホームランを打ってきた、そういう経歴の持ち主だろ」とリグルマンは言う。「だから、セーフコでもやがてはスタンドに放り込むようになるからアテにしていいよ」
ディッキー
He also got some defensive help in the fifth inning that would prove crucial later on. With runners on first and second with one out and Detroit ahead 2-0, Placido Polanco dumped a single into left field. With lead runner Dane Sardinha trying to score from second, Raul Ibanez unleashed an accurate throw to Clement, who blocked Sardinha off home plate with his left leg while holding onto the ball and applying the tag.

"It was a big out at a big time, and against that kind of lineup, you really can't give in and so every pitch is a pitch that you want to try to make fine, especially when you're behind," Dickey said. "Ibanez made a wonderful throw and Jeff blocked the plate textbook ... and it was the play of the game for me."

「(5回にレフトからの返球で走者をホームでアウトにしたことについて)イバニエスのスローイングは素晴らしかったし、ジェフは模範的なブロックをしてくれたね。僕にとっては、あれがこの試合のベストプレーだったよ。」


ちなみに、マクラーレンが監督を解任された6月19日以降の、先発投手と先発捕手の関係は以下の通り。これを見る限り、ヘルナンデスが戦列を離れたこともあり、デトロイト戦からは、リグルマンがやや投手と捕手の組み合わせを変えたかもしれない。
当初はクレメント(ベダード、ヘルナンデス、シルバ、バティスタ)城島(ウオッシュバーン、ディッキー)という感じにみられたが、ヘルナンデスが怪我をして、バティスタをローテからはずして、クレメント(ヘルナンデス、シルバ、ディッキー)城島(ウオッシュバーン、ローランドスミス)バーク(ベダード)という感じかもしれないが、こればっかりは5試合以上の経過を見てみないとわからない。


マクラーレン解任以降、デトロイト戦までの捕手別の勝ち負けは、クレメント6勝2敗、城島3勝4敗、バーク1勝
チームの貯金に貢献しているのは城島以外の、2人のキャッチャーである。こんな内容なのは去年からわかっていたことだが、この内容でキッチャー3人制が嫌なら、城島はさっさと荷物をまとめて日本に帰れ。

マクラーレン解任以降の捕手別勝ち負け
クレメント

左から、日付、先発捕手、相手チーム、スコア、先発投手
=クレメント =城島 =バーク
19日 マクラーレン解任
20日  ATL 10-2 ベダード(○ローランドスミス)
21日  ATL 4-5 ●ウオッシュバーン
22日  ATL 3-8 ●シルバ
       リグルマン、城島にクレメント起用を通達
23日  NYM 5-2 ○ヘルナンデス
24日  NYM 11-0 ○ディッキー
25日  NYM 2-8 ●バティスタ
26日 
27日  SD 5-2 ○ウオッシュバーン
28日  SD 4-2 ○シルバ
      シルバ先発試合のマスク、クレメントに
29日  SD 9-2 ○ベダード 
30日  TOR 0-2 ●ディッキー 
1日  TOR 7-6 ローランドスミス(○モロー)
      バティスタ、ローテからはずされる背中の痛み
2日  TOR 4-2 ○ウオッシュバーン  
3日  DET 4-8 ●シルバ
4日  DET 4-1 ○ベダード
     ベダード先発試合のマスク、バークに(?)
5日  DET 3-2 ○ディッキー
      ディッキー先発試合のマスク、クレメントに(?)
6日  DET 1-2 ローランドスミス(●バーク)
      ローランドスミス先発試合のマスク、城島に(?)

damejima at 15:05
結局のところ、ベダードはシーズン当初から望んでいたバークとのコンビを復活させたようだ。復活させたからには勝たないと周囲からとやかく言われて困るのはベダード本人なわけだが、ちゃんと勝ってみせるあたりが、この人のプロとしてのしたたかさである。

勝てばいいんだろう?なら勝てる捕手にしてくれ。と、ベダード。
そう。勝てばよろしい。今後とも苦労人のバークを相手に投げることだろう。
BOX SCORE

なによりも捕手がマウンドに来てぐちゃぐちゃと言うのを嫌うベダードは、シーズン早くから城島を拒否してきた。このことは「城島問題」という、チーム低迷の根を、最も早く、最も刺激的に指摘してみせた。ベダードはある意味で「城島問題」の発見者であり、チームが上向きになるきっかけを作ったともいえる。
よくも悪くもお騒がせ者のベダード問題についての時系列はこんな感じなので、あらためてまとめておく。
ベダード関連の記事を時系列でまとめて読む

2008年5月8日、ベダードはバークを選んだ。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/203782.html
2008年5月21日、ベダードとウオッシュバーンは専属捕手にバーク指名と報道された
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/203847.html
Bedard-Burke combo over
ベダードとバークのコンビは終了とマクラーレン

http://blog.seattletimes.nwsource.com/mariners/2008/06/bedardburke_combo_over.html
Oh yeah, of course, the headline of this blog post. Anyway, as a follow-up, someone asked whether the Erik Bedard-Jamie Burke battery is still intact.

"We don't have any combinations any more, OK?'' McLaren said. "Combinations are done.''
2008年7月4日、ベダードはバークとのコンビを復活させた。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/414751.html

damejima at 15:04

July 02, 2008

サヨナラヒットを打ったブルームクイストは試合後、とても上機嫌に「このところ2塁打を打ってなかったからね。欲しかったんだ」と彼なりのジョークを飛ばしたが、この日は下位打線があきらなかったことが、結果的にゲームを面白くした。
クレメント2安打。ベタンコートの2アウトからのタイムリーを呼び込む。だいぶメジャーに慣れてきた。城島の打率を追い抜くのは時間の問題だろう。

例によってベダードが登板を回避してしまったローテの谷間、シアトルは途中まで2-6と負けていた。城島が正捕手の時代ならチーム全体の雰囲気がとても悪く、いつもこのままあっさりと負けていた。
ベルトレのありえないようなボール打ちのホームラン、盗塁すら決めたセクソンのソロ、ホームランはいつもにぎにぎしいが、これで大砲主義に戻るわけにはいかない。これまで控えに甘んじてきた選手たちの活躍がなければ、今日のサヨナラもない。チーム一丸の勝利で、勝った選手がグラウンドに飛び出してくるなど、いつぶりの光景だろう。
今日のボックススコア

と、こんな、メディアが書くようなことをいつまでもタラタラと書いてもしかたない。

ローテの谷間になってしまった日だが、4回と6回の失点はもちろんロペスのエラーが大きいが、バッテリーの組み立てが急に単調になったせいもある。特に6回はピンチを迎えて、ストレートばかり連投したことは今後のクレメントの改善点だが、そんなことより、クレメントはローランドスミスに対して、シルバ同様、46ストライク16ボールと、非常に多くのストライクを多投させたことは注目だ。どうせメディアは結果だけしか報じないだろうから、あらためて注目しておく。

ローランドスミスは元々ストライクの多い系統の投手ではあるが、ここまでの比率で投げたことは一度もない。
最初の3回をあぶなげなく乗りきれたのも、打者を常に追いこんで勝負をかけ続ける姿勢が効いた。各打者とも、打たれる打たれないは別にして、最初の3球までに2ストライクに追い込み続け、それから勝負をかけた。
ローランドスミスのゲーム別スタッツ

これはシルバのケースと同じだ。シルバについては下記の記事で6月28日に指摘している。シルバのケースでも、87球のうちストライクが62と、4分の3を占めた。これほど積極的にストライクをとりに行った試合は、ここまでのシルバの18試合の登板でも初だった。
2008年6月28日、クレメント先発のこの日、シルバは7連敗を脱出した。
http://blog.livedoor.jp/damejima/archives/385715.html

このことは結果的にクレメントのマスクの試合で、ピンチでの四球数の少なさにやがてつながっていくはずで、シーズン後の与四球スタッツが楽しみだ。


この先発投手のストライクの多さは、同じクレメント先発で、ローテの谷間っぽい6月18日フロリダ戦と比較してみると、クレメントの進歩がもっとよくわかる。
マーリンズ戦では、どの投手についてもストライクとボールが半々くらいの数になって、弱腰になって打たれ続けた。まるで、ピンチのときにアウトローを要求し続けて四球を連発して大敗する、典型的な城島マスクの試合のようなゲームだった。
この点をクレメントがすぐに修正してきたことが、7連敗をしていたシルバを勝たせ、ローテの谷間のこの日の最初の3イニングの好投につながった。
http://mlb.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2008_06_18_flomlb_seamlb_1&mode=wrap

城島とクレメントの大きな違い。そのひとつがこの柔軟性だ。
城島はいたずらに頭が固く、態度もかたくなで、いかに自分のスタイルが間違っていようとも、修正せず、また修正しようとしても修正できないまま、何ヶ月も過ぎてシーズンを壊してしまう。



damejima at 19:52

June 30, 2008

インターリーグが終わってからも、クレメントが城島よりマスクを多くかぶることになる、と、新監督リグルマンが公言した。当然だ。このわずか10ゲームほど見ただけでも、7連敗中のシルバに勝ちをもたらしたことや、スイープの原動力となったこと、打線のつながりを含め、城島をはずしたことがチームに大きな活気をもたらしたのは明らかだ。

リグルマンはクレメントの今後についても「3日に一度かそこら捕手としてボールを受けるためにここにいるのではない」
Clement is not here to catch every third day or something. と、catchという単語をわざわざ使って語った。つまり、きっぱりと 「今後もクレメントは捕手としての起用が中心」と明言したことになる。
この文章を読んで、リグルマンが曖昧に言っているかのように思う人がいるようだが、よほど読解力がない人としか思えない。リグルマンは語り口はソフトだが、クレメントはキャッチャーをやるためにこのチームにいる、と明言しているのがどうしてわからないのだろう。

クレメントはやがてシアトルの正捕手となるべく育てられていること、そして、城島はクレメントへのつなぎのキャッチャーとして獲得したにすぎないという経緯は、シアトルでは常識だ。もちろん、だからこそ、現地関係者、メディア、ファン、首脳陣、あらゆる人たちが、成績のあまりにも酷い城島と3年もの長期契約をかわすなどというのがまったくチーム方針に沿わない、馬鹿げた愚行だと口をそろえる理由もここにある。
そのことを、リグルマンはあらためて確認しつつ、この発言をしているのである。

ときおり日本のファンで、この程度の現地の常識もわからないまま、やれ「クレメントを一塁にコンバート」か、「トレードに出せ」、などと、まったくはきちがえた主観的願望をネットに曝け出している間抜けな城島オタがいるが、そんなことはマクラーレンも、リグルマンも、最初から微塵も考えてはいない。

城島が一塁の守備練習をやらされたからといって、それは3年目の「つなぎ捕手」城島が、捕手としても打者としても、橋渡し役としてすら力がないのを見切られただけで、自業自得というもの。野球の現場を無視したオーナーサイドが、そんな「つなぎ捕手」と3年もの長期契約を結ぶとは、現場首脳陣もさぞかしビックリしたことだろう。

それはそうだろう。
チームは城島をずっと使う予定など最初からないのに、結果も出せない「つなぎ捕手」が、野球の現場は誰も知らない密約のような3年契約をこっそり密室で獲得して、本人だけがずっとシアトルの正捕手で居座るつもりになっていたというのだから、開いた口がふさがらないのも当然だ。



クレメント 4勝2敗
18日 ●ディッキー
20日 ○ベダード
23日 ○ヘルナンデス
25日 ●バティスタ
28日 ○シルバ
29日 ○ベダード

城島 2勝3敗
21日 ●ウオッシュバーン
22日 ●シルバ
24日 ○ディッキー
27日 ○ウオッシュバーン
30日 ●ディッキー

Mariners notebook: With starters hurt, M's turn to bullpen
http://seattlepi.nwsource.com/baseball/368894_mbok30.html
SHARING A PLATE:
"(Clement is) probably going to get more time behind the plate in the immediate future than Joh does," Riggleman said. "When we get back in the American League, hopefully we can keep them both getting their at-bats. Clement is not here to catch every third day or something. He's going to get some significant time to see what we have there."

damejima at 19:53
クレメントに正捕手を変えローテーションがようやく一周してきたところだが、その効果はハッキリ現れてきた。

試合前にだいたい予想がついていたので、このひとつ前の記事に、この2ヶ月、シアトルでは城島先発マスクのゲームで一度も連勝がない、というデータを挙げておいた。もちろん、2戦続けてのレメント先発マスクで連勝を予想していたからだ。

今日のサンディエゴは、WBCでアメリカ代表チームの先発を勤めたあのピービの登板日だったが、クレメント先発マスクのシアトルは、そのピービ・サンディエゴにあっさり連勝。2ヶ月ぶりのひとりの捕手による連勝である。

先発ベダードはQSまであと1アウトの、5回2/3を1失点、打線がつながって終わってみれば18安打で、9−2の圧勝。クレメントは2号ソロ。今シーズン、クレメントがこのまま試合に出続けるなら城島のホームラン数くらい、追い抜くのは時間の問題だろう。

これでチームは今シーズン初のスイープ、同一カード3連勝だ。同一カードでないものも含めても、3連勝自体がほぼ2ヶ月半ぶりで、2度目だと思う。あれほど試合に出ていた城島は今シーズン1度しか3連勝を達成していないのだから笑う。

スイープを達成できた理由は簡単だ。
先発投手陣全体から嫌われ、いまやヘルナンデスの天性とチームオーナーのコネだけが頼りの城島をスタメンからはずしたことで、打線が城島、セクソンに代表される打てもしない形骸化した「大砲主義」を止め、連打で勝ちにもっていくシアトル本来の勝ちパターンを見いだしつつあること。そして、ヘルナンデスに寄生しているだけの正捕手城島を捨てて、シルバでも勝ちを拾うことができたことだ。
BOX SCORE

シアトルはインターリーグが終わってもクレメントを正捕手として使うべきだろう。まぁ、城島を正捕手に戻すような愚行をすれば、結果はだいたい予想がつくのだが。

13日 ●ディッキー 城島
14日 ●バティスタ バーク
15日 ●ウオッシュバーン 城島
16日 ●シルバ 城島
17日 ○ヘルナンデス 城島 マクラーレン、クレメント正捕手起用公言
18日 ●ディッキー クレメント
19日               マクラーレン解任
20日 ○ベダード クレメント
21日 ●ウオッシュバーン 城島
22日 ●シルバ 城島 リグルマン、城島にクレメント起用通達
23日 ○ヘルナンデス クレメント
24日 ○ディッキー 城島
25日 ●バティスタ クレメント
26日 
27日 ○ウオッシュバーン 城島
28日 ○シルバ クレメント
29日 ○ベダード クレメント

damejima at 08:20
城島マスクで7連敗を喫していたシルバだが、クレメントが先発マスクのこの日、自責点2と、ひさびさの快投をみせ、ついに先発投手としての連敗を抜け出した。
BOX SCORE

この日の投球内容は87球のうちストライクが62。これほど積極的にストライクをとりに行った試合は、ここまでの18試合の登板でも初。これまでのシルバは、3分の2がストライクという、ごく平凡な内容だった。
今年のシルバのゲーム別スタッツ

球が集まりやすい投球内容だけに、終盤、ノーアウトからヒットを打たれるイニングもあったが、以前にも指摘したとおり、クレメントとのコンビでは併殺がとれる。この日も、終盤のピンチを2度ほど併殺できりぬけた。

6月も今日のサンディエゴとのデーゲームで終わりだが、この6月も、城島の捕手としての成績は酷いものだった。おそらくヘルナンデスの調子が悪かったなら、城島先発マスクの日の勝ち星は片手で数えられただろう。

加えて、この2ヶ月というもの、城島先発マスクで、チームは一度も連勝したことはない。
2ヶ月も連勝したことのない正捕手など、メジャーにいるのだろうか。下のデータを見てもらえばわかるが、シルバの7連敗はシアトルのチームしての低迷の大きな要因のひとつである。

(この項目、あとで書き加える予定)


2008年、ここまでの先発投手の
捕手別の勝敗(ーは先発に勝ち負けつかず)

城島
 ビダード     ー○ー
 ヘルナンデス   ー○○ー●●●●ー●○○○○
 シルバ      ○ー○○ーー●●●●●●●
 ウオッシュバーン ●●●●○●ーー●ーーー○
 バティスタ    ●●○○●ーー●
 ディッキー    ●●○

バーク・クレメント
 ビダード     ○●●○●○●ーー
 ヘルナンデス   ーー
 シルバ      ●ー●○
 ウオッシュバーン ○ー●
 バティスタ    ●ー●
 ディッキー    ●
 ベク       ● 

damejima at 03:50

June 21, 2008

長く書いている時間がないので、あとで書き直すが、この日のシアトルは別のチームのようにイキイキとしたゲームをみせた。

先発ベダードは、インターリーグで慣れない打席に立ってヒットを打ったものの、故障が出て、わずか3回でマウンドを降りてしまった。
このアクシデントにも先発マスクのクレメントは動揺することなく、4併殺でアトランタを封じ込めてチームを快勝に導いたことは特筆していいだろう。
1試合4併殺など、この2年以上城島のマスクの試合には記憶にない。ピンチになるとすぐにランナーを溜めて大量失点がお約束なのが城島だ。ピンチになってから打たせてとる試合を演出できるバークやクレメントと、大きな差があることを実感できる試合だった。

守りの時間が短いことは打線にも好影響を与える。
打線に火をつけたのは代打で登場してタイムリーを打ったリード。あとは、この3ヶ月あれほど出なかったタイムリーが面白いように連続して、終わってみれば10-2の圧勝。
それなのに、打撃低迷の続く城島はこうしたチームの流れに取り残された。この日、ロペス、イバニェス、ベルトレが3連続タイムリーを続ける中、得点圏にランナーを置いてセクソンの代打で登場したが、いつものように凡退。城島がいかに「孤立」した存在かをみせつける結果だけが残った。

今後はクレメントのマスクの試合の割合が増えるかどうか、今日の試合は今までもバークがマスクをかぶってきたベダードの先発試合だから、城島のご贔屓マスクが終わりを告げるかどうかは、ローテーションが一通り終わってみないとわからないが、クレメントのマスクが基本になることほとんど間違いないのではないかと期待する。
今日の試合結果についての、地元メディアの反応も楽しみだ。

damejima at 11:42

June 12, 2008

「城島はずし」の効果がこのところ、大きくでてきた。
投手陣に悪影響を与えている城島を先発マスクから少しづつはずしていく試みが功を奏し始めて、このところシアトルの失点が一気に減ってきたのである。

このブルージェイズ戦も、このところの酷い貧打で試合には敗れたが、シルバは7回3失点。よく投げた。この試合が始まる前のシルバのERA(防御率)は6点を越えていたが、この日の粘りのピッチング、捕手を変えた効果で、5点台を取り戻した。

5月以降、シルバの捕手別の失点はこうなっている。

城島       8,7,7,7,5
それ以外     4,2、3

毎試合のように大量失点していたシルバだったが、捕手を城島からバークにかえることで、城島の悪影響から脱して本来の安定感をみせたのである。これは捕手を専属捕手制にして、シアトルでは唯一勝ち負けが均衡しているベダード同様の成果である。

今後シルバの捕手がバークでいくのかどうか。
これについては、決定的な現地記事がないのと、かつて専属捕手制にすると報道されながら結局そうしなかったウオッシュバーンの例もあるのでので、先のことはわからないが、その可能性はあるだろう。
正捕手がデーゲームを休んで、控え捕手がマスクをかぶるのはよくあることだ。MLBでの通例でもあり、シアトルも昨シーズンはそういう感じだった。
だが、この日の試合はデーゲームではない。だから、今後ともシルバの先発の試合は城島がマスクをかぶらない可能性がある。いいことだ。

ようやく城島をゴリ押ししてきたシアトルの関係者のだれかさんも、城島が投手に与え続けてきた悪影響への対策に本気で取り組む気になったのだろうか。城島のような投手に悪影響ばかりの捕手は、ほっておいても好投してくれるヘルナンデスと、シアトルの投手で唯一相性がまぁまぁのバティスタの専用で十分だろう。

damejima at 19:18

May 23, 2008

以下の記事は、4月10日という日付けで、ベダードの5月8日の記事よりも1ヶ月も前のことになる。シーズン始まったばかりというのに、ウオッシュバーンが明らかに熱の入った口調でバークの優秀さを褒めちぎっているのだが、いかんせん、この記事についても、なにごとにも鈍感な城島オタおよびマリナーズの穏健なファン層はあまり問題にしなかった。
5月も終わりになると、彼らもようやく城島がマリナーズの大半の投手からの信頼を失っているらしいことに気づいたようだが、この記事を見るとわかるが、ことウオッシュバーンについては、シーズン当初から城島には信頼を置いてなかったことがわかる。

http://seattlepi.nwsource.com/baseball/358478_mbok10.html?source=rss
By JOHN HICKEY

Burke normally catches only day games after night games. But with starter Kenji Johjima in a 2-for-25 slump to start the season, manager John McLaren made a change. Johjima will catch Thursday's series finale.

Burke didn't find out he was catching until Wednesday morning.

"I try to keep myself prepared all the time," Burke said. "I try not to think of myself as a guy who just catches Sundays and then isn't in there for (six) days."

Winning pitcher Jarrod Washburn said Burke, a much-traveled, little-used catcher until landing in Seattle last year, is one of his favorites.

"I love Burkie," Washburn said. "He busted his butt for a long time to get here. Now that he's here, he works hard. And when he gets a chance, he usually makes something happen."


damejima at 09:50

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  • 2014年10月31日、PARADE !
  • 2013年11月28日、『父親とベースボール』 (9)1920年代における古参の白人移民と新参の白人移民との間の軋轢 ヘンリー・フォード所有のThe Dearborn Independent紙によるレッドソックスオーナーHarry Frazeeへの攻撃の新解釈
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年11月8日、『父親とベースボール』 (8)20世紀初頭にアメリカ社会とMLBが経験した「最初の大衆化」を主導した「外野席の白人移民」の影響力 (付録:ユダヤ系移民史)
  • 2013年6月1日、あまりにも不活性で地味な旧ヤンキースタジアム跡地利用。「スタジアム周辺の駐車場の採算悪化」は、駐車場の供給過剰と料金の高さの問題であり、観客動員の問題ではない。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年7月3日、『父親とベースボール』 (2)南北戦争100年後のアフリカ系アメリカ人の「南部回帰」と「父親不在」、そしてベースボールとの距離感。
  • 2012年6月29日、『父親とベースボール』 (1)星一徹とケン・バーンズに学ぶ 『ベースボールにおける父親の重み』。
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